産科医絶滅史第19巻〜うかつに産科医にならぬ方が〜
続見解の相違2
蛇足的な雑情報をまとめておきます。本題とはあまり関係ないかも知れませんが。
1.当日大学当直医の証言。(医局員で後期研修医2〜3年目)
地獄のような熱い熱い夜の当直でした。(熱帯夜ということもありましたが)
緊急帝王切開の最中に大淀病院から連絡が入りました。ただでさえ少ない
スタッフのうち、何人かが夏休みの最中で、夜間呼び出し電話をかけたが
なかなかつかまらない。搬送先を探すのと同時にスタッフの呼び出しも
行いました。あの日の前後の1週間はほとんど大学やバイト 先の当直と
他のスタッフの夏休みが重なり、ほとんど寝ていませんでした。
特にあの夜はくたくたに疲れました。
2.奈良県立奈良病院
あの日の夜は妊娠24週前後の早産が進行中で、NICUのベッドに空きがなかった。
3.カルテの看護記録に、わざわざ、すでに退職した元総婦長が来院したと記載あり。
(死亡した患者さんの大叔母か祖母にあたる人のようだが離婚しており、関係は不明)
勤続50年だったそうで、病院長とも長い付き合いで、ツーカーの仲だったという
(元看護婦の証言)。産婦人科部長とも旧知の仲だったが、産婦人科部長は、
退職後も口をはさみに着たりするこの人物(70歳前後か?)を快く思っていなかったようだ。
実際最初の書き込みにも書いたように、彼女自身が消防署員などから病院のリストを
手に入れ、搬送受け入れについて多くの病院に連絡している。この人物から
多くの病院側情報などがマスコミに漏えいし、今回の騒動を仕組んだ可能性がある。
大淀病院のスタッフの間では有名人。
4.病院長は出身医局は脳神経外科であるが、途中で方向転換しており、専門は
消化器外科である。従って産科はもちろん、脳神経外科の知識も一般の外科医並み。
5.大淀病院は総合病院ではない。医師のみならず看護師も不足しており、
病棟を一部閉鎖中。
6.大淀病院産婦人科が閉鎖ということになれば、奈良県南和地区で分娩を扱う施設は
なくなる。ちなみに南和地区は面積的には奈良県の60%以上をしめる。