北日本における「日照時間と各種死亡率等との相関」

このエントリーをはてなブックマークに追加
321副作用疫学・医療事故の確信犯的行政悪用を考える
【食肉からのヒトp53遺伝子増幅と読経】

今回の一連の解析を行なう過程で、秋田では出来る限り外食は控える主義にした
はずだったが、先日、外出中に空腹に耐えられなくなり、秋田駅周辺(徒歩5分以内)の
飲食店にて、ついついサーロインステーキ定食を食べた。特にうまくはなかったが、
どうみても牛肉には思えない味をしていた。かといって豚肉でも鶏肉でもない。味が明らかに違う。
しかし、外見は明らかにステーキであり、店が掲げているステーキ定食という名前は
確かに間違っていなかった。確かにステーキだ。

しかし味がどうしても牛肉には思えない。やむをえずもう一品、今度は鳥唐揚げを単品で
注文したところ、確かにそれは鳥唐揚げの味がしたので、残りの空腹感はそれで満たした。
不可解な味がした食べ残しのステーキは、隣席のアベックが不可解な目で見ているのを気にせず、
ビニール袋に入れて、そのまま持ち帰り、研究室の−80度のフリーザーで保存した。

この件があったためもあり、秋田県にて流通している食肉一般に疑問を感じ、
(一流の文化人類学者が食人風習を強く示唆していた)秋田県北部の複数の街に出向き、
「外見が牛肉にも豚肉にも見えなかった何やら不可解な食肉」を各々の街の小売店で購入し、
研究室に持ち帰って、同様に−80度で保存した。

それらを、各々、液体窒素で凍らせ乳鉢で破砕し、セパジーンDNA抽出キットで
DNAを迅速抽出後、ヒト遺伝子しか増幅できないよう設計されたはずの
ヒトp53エクソン8,9プライマー(和光純薬工業、ニッポンジーン、313−03541)
を用いてPCR増幅を試みた。陰性対照区として今回は食肉DNAの代わりに
水を用いた(本来は鶏肉をDNA抽出過程から使うべきだったが、予備的にはこれでも可だろう)。
322副作用疫学・医療事故の確信犯的行政悪用を考える :2006/07/12(水) 00:13:39 ID:lH9jx6/X0
つい先程、PCR増幅反応後、アガロースゲル電気泳動に供したところ、陰性対照区以外の
ほぼ全ての食肉サンプルから目的の445bpの増幅DNA断片が明確に検出できた。
ヒトp53エキソン8,9プライマーは二つのエキソンを挟むイントロン部分から各々プライマーが
デザインされており、製造元のニッポンジーンへの電話質問によるとヒトDNAへの特異性はあるはずという。
イントロンは分子進化の中立説(木村資生)によりエキソンより、ずっと分子進化速度が速く、
DNA変異が大きい事がよく知られているので、こういった目的(種特異的DNA検出)のためには適している。
恐らく相応の確率でヒトDNA由来の増幅がなされたのであろう。しかし、やはりDNA配列解析及び定量分析
まで行なわないと完全には確定できない。ヒト以外の動物の肉から、たまたま同じ長さの
非特異的DNA増幅が見られる可能性も全くのゼロとは言えないだけでなく、食肉加工過程で
混入した食肉加工業者の唾液や汗などがたまたま検出できた可能性も全くのゼロとは言えないからだ。
(なお余談であるが、こういった点の問題を並記しないまま横田恵さんの「遺骨」鑑定を正式発表した
帝京大学法医学教室の対応は誤りと申上げざるを得ない)。

しかし可能性としては、やはりこれらが「人肉」であった確率が最も高いだろう。上記DNA情報だけでなく、
何より「味」が違ったし、見た目も牛肉や豚肉には見えなかったからだ。PCR増幅の結果確認後、
実験を手伝ってくれた学生の前で思わず大声で呟いた。「僕は人肉を食べてしまったみたいだよ」。
何とも複雑な思いを鎮めるため、大学構内をひたすら散歩し、浄土真宗のHPで
読経を久しぶりに聞いた上で、PCに向かった。今後、ミトコンドリアD−ループの配列解析に進み、
分子進化学的解析を通した個体識別にまで進める所存であるが、秋田県内では人肉がかなりの割合で
流通している可能性が間違いなくある。それが事実の場合、一般に飲食店は、経済採算性を上げるため
より安価な肉を使う傾向があるので、中小含めかなりの外食業者が人肉利用している可能性を
考えないといけないだろう。というかそう考えないとむしろ不自然である。