「医療崩壊」小松秀樹著 読んだ?

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450卵の名無しさん
なかなか面白かったので紹介しとく。医療経済学者なんて日本にはほぼいなかったからな。

「改革」のための医療経済学 , 兪 炳匡 , \1995

http://d.hatena.ne.jp/Nylon/20060824
http://www.medica.co.jp/shoseki/2006/cre_html/0605000498.html
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4840417598/

>意外に思われる読者も多いかと思いますが、国際的な医療経済学者の間では、
>少なくとも、総医療支出と急性期医療支出(現時点で総医療支出の大部を占め
>る)については、「医療費高騰の犯人探し」はすでに終了しています。
>(中略)
>「犯人」として疑われた5つの要因は、いずれも「小物」であったということです。
>この5つの要因とは、
> @ 人口の高齢化
> A 医療保険の普及
> B 国民所得の影響
> C 医師供給数増加(ないし医師誘発需要)
> D 医療分野と他の産業分野の生産性上昇率の格差
>医療費高騰の主犯格については、「医療技術の進歩」ということでほぼコンセンサスが得られています。

筆者の経歴もなんかすごいな。
1993(H5) 北大医学部卒。2年の市中病院研修の後、1997年 ハーバード大学にて修士号(医療政策・管理学)取得
2002年 ジョンズ・ホプキンス大学にて博士号(PhD, 医療経済学)取得、2002〜04年 スタンフォード大学医療政策センター研究員
2004〜06年 米国厚生省疾病・管理予防センター(CDC)エコノミスト
現在(2006年〜) ニューヨーク州ロチェスター大学医学部 地域・予防医学科助教授(医療経済学)