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ある院長:
中規模都市の法人立総合病院の院長です。
福島の事件は本当に不幸なことで加藤先生の無罪を一刻も早く勝ち取りたいと思います。
都市部でも産婦人科崩壊との事ですが、私は決して崩壊などしていないと思います。
ほんとうに必要な産婦人科医の数は十分いると思います。
現に私の病院は産婦人科医師6人を雇っております。どの医師も若く優秀で本当によく働いてくれます。
売り上げは確かに内科、外科に劣りますが、産婦人科の収益率は当院ナンバーワンです。
優秀な産婦人科医師に働いてもらうために当院は彼らの給与として年間合計1億4000万円を支払い、
他の科の医師よりもかなり高い給与としております。確かに大きな負担ですが、
彼らの収益は年間ほぼ7億円ありますのでそのうち1億4000万円は特に高いものとも思いません。
当直は月3回に制限しております。足らない部分は一晩9万円程度の当直料を払ってアルバイトに来てもらっております。
最近、近隣の大学産婦人科医局に属する若い医師から医局を辞めて当院に就職を希望されておられるかたが数人おられます。
産婦人科を閉鎖して病院経営を傾かせるような院長は御自身の無能さを
従業員、地域住民に謝るべきで、人のせいにするべきではありません。
現に私の病院では産婦人科医師に不足はしておりません。
価値ある医師を大切にするという方針を守ってさえおればよい事で、そんな簡単な事ができずに
産婦人科を閉鎖に追い込み病院全体の経営を悪化させる病院経営者は、
院長としての資質にやや問題あることと思います。
舞鶴や福島の事件の医師の管理をする立場の人の行動を見ると
医師を大切にする全ての基本になにか思い違いがあるように思います。
患者さんの命を守る医師を大切にするということは、
患者さんを大切にするということだと思わないのでしょうか?
もしも私の考えが間違っておりましたらどうかご指摘ください。