【裁判】熊本市民病院で「帝王切開遅れ」脳障害 長男の両親、市を提訴…熊本地裁
★損賠訴訟:熊本市民病院で「帝王切開遅れ」脳障害 長男の両親、市を提訴 /熊本
熊本市民病院で生まれた長男(3)が脳に重い障害を負ったのは帝王切開の遅れが
原因として、両親が熊本市に約1億4600万円の損害賠償を求めて熊本地裁に
提訴したことが分かった。
提訴は1月11日付。訴状によると、母親(38)は03年1月、同病院に入院して
妊娠中毒症と診断され、入院2日後に出血。その後胎児の心拍数が急激に下がったため
帝王切開で出産した。しかし、長男は低酸素性脳症のため脳に障害を負い、現在は
介護なしでは暮らせない状態という。
両親は、母親の出血や胎児の脈拍数上昇などの異変が帝王切開の約2時間半前から
見られたのに、医師は帝王切開により胎児仮死を避ける措置を怠ったと主張している。
熊本市民病院の松田正和院長は「訴訟対象となった医療行為の是非については
これから裁判で明らかにしていく」とコメントを出した。
毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060208-00000297-mailo-l43