★☆★ 横浜市の病院について ★☆★

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343卵の名無しさん
横浜市内で救急医療に携わっている者だが。
現状、2次救急輪番制度によって毎日輪番病院が小児科を担当しているが、
ほとんどの病院は輪番日のみで、それ以外の日は小児科当直が無い。
まぁ、1病院あたりの小児科医数が少ないから無理も無いだろう。
輪番に関係なく毎日やっているのは、市民病院・横浜労災病院ぐらいだ。
それに続くのが、みなと赤十字・昭和大北部・南共済ぐらい。
ごくまれに輪番日ではないけど、診療応需情報を見ると、あれ、やってるんだ?
というような病院が市内全域に大体3箇所ぐらい。
これを見ると、市内の西部エリア・南西部エリアは小児科のやってない病院ばかりで
一番近くて市民病院などになってしまう。
だから毎日小児科がいる市民や労災が輪番病院になると、その分、件数自体は
減るわけで、日曜日の夜なんかは本当に悲惨。
市民・労災・みなと赤十字の3件だけ。なんてこともしばしばある。
済生会はダメ。とくに神奈川のほうは輪番日でも端末情報の小児科受入を×印にしてる。
済生会南部も夜間は、あまりやる気ナシ。断り多し。
栄共済は基本的に輪番日以外小児科はやらない。
大学病院で救命センター併設のところ、市大や聖マリ西部なんかは、もちろん小児科医
いるけど重症者しか扱わないので一般の患者は行けないも同然。
今ですらこんな状況なのに、桜木町の夜間急病センターの深夜帯診療を廃止してしまったら
深夜の緊急時はどうなるのだろうか。
市民病院は内科でも外科でも重症が来ると全科(小児も含めて)受付を
停止してしまうことが結構あるし、昭和大北部は受けてもらえないケースも結構ある。
そのとばっちりの如く横浜労災は、様々な患者で溢れ返って戦場になってる。
あまりにも救急外来の状況が酷い時はやはり対応不能になる。
輪番制度を維持しつつ、小児科毎日当直の病院が増えるならまだいいでしょうが、
輪番制度が犠牲になると、必ずタライ回しが出てくる。(今でもあるので・・・)
横浜市や横浜市医師会、横浜市病院協会、横浜市消防局、地域の中核病院などが
よく話し合って慎重に推し進めて貰いたいものです。長文スマソ。