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堅物で面白みがない
山岸は富山県の出身。父親も開業医だった。あらゆる人を差別
することなく、地域医療に取り組んでいた父親を尊敬して、自ら
も医師になることを決意したのだという。山岸を知る共産党関係
者も、医師として非常に真面目だったと話す。「東京医科歯科大
を卒業し医療生活協同組合の内科医になりました。呼吸器専門だ
ったことから、東京や川崎の大気汚染裁判の原告医師団のリーダ
ーとしても活躍しています。東京民医連という共産党系医療組織
の副会長もしていました」こうした実績を買われて、山岸に“衆
院選出馬”という白羽の矢が立った。しかし、結果は落選。00
年は自民党の八代英太候補に、03年は公明党の太田昭宏候補に
敗れ、比例復活もならなかった。別の共産党関係者が解説する。
「元々共産党は、東京12区が中選挙区だった時代に中島武敏と
いう候補者が長く当選していました。評判の良い男で、酒もよく
飲み、気さくな性格。この後継者として、山岸が埼玉から“逆”
落下傘候補のように、東京12区に来ることになりました。
けれども、真面目といえば聞こえは良いが、実際は堅物で面白み
がない。選挙区の豊島区、北区、板橋区は城北地区と言われ、昔
から民医連や生活と健康を守る会という共産党系組織が強いとこ
ろだった。しかも、彼の勤務していた病院は、城北地区の拠点と
なっていたのです。にもかかわらず、落選してしまった」選挙に
勝つには厳しい人材ということだったのだろう。
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が、落選したとはいえ、00年の選挙では約4万5000人、03
年には約3万人もの有権者が彼に投票している。ましてや“弱者の味
方”を標榜する共産党から国政に打って出ようとしたのだ。自分より
も立場の弱い女子高生に対し、痴漢行為をした自らの過ちについても、
説明責任はあるはずだが、本人は逃げ回るのみ。選挙時には「いのち
と人間らしさを大切にしたい」と訴えてきたのは、ご自身であると自
覚しておられるのか。
こうした人物を公認した共産党は、「山岸の問題については、どう
いう行為があったのか、社会的に確定している状況ではない」とコメ
ントできない段階だと話している。言うまでもなく代議士は、国民を
代表して国政を担う。公認した候補者に対してさえ責任を持てない党
に、いわんや、国民の生活など任せられるなはずもない。
みなさん、これを見てどう思われますか?