http://www.med.kindai.ac.jp/ortho/sekkotu/#16 接骨院に初診した患者さんは知らないで行ったのではない。先ずは整形外科医が診てから行っているというのが分かりました。
何が不満で接骨院に行ったのかといいますと結局レントゲンでは異常ないです。湿布だけ出しておきましょうと言われた。
或いはレントゲンで何か所見はあるけれども結局治療としては湿布だけ。私自身が外来しておりましても、とりあえず湿布をあげて
おこうという患者さんが実に多い。
ちゃんと診てくれない。顔も見ないし、触ってくれない、会話がない、薬・湿布だけ、水ばっかりぬくからイヤというもの。
すぐに切られると言われた、切られるくらいなら接骨院に来たほうがいいという意見もあるようです。
レントゲン撮って湿布くれるが治してくれないという意見もありました。機械に頼りすぎるとかレントゲンでは筋は分からないとか。
多いのは自分は軽い、軽症だから、何も病院に行ってわざわざ難しい手続きして長いこと待たされて湿布だけ貰うだけだったら最初
から接骨院に行くというニーズも非常に多いということも分かりました。
何故直接来たか、整形外科では直ぐ固定されてしまう、注射や薬が嫌い、手術以外は接骨院でしょう、やはり軽症は接骨院が適当、
検査は整形外科、治療は接骨院とこういう割り切った患者さんが随分おられる。病状説明が有り難い、気軽に受診できる。
どうしていったん整形に行って後、続かなかったのか。飲み薬と関節穿刺の繰り返しだった、手術しかないと言われた、子どもを連れ
て来る親もいます、大怪我でなければ接骨院です、整形外科は手術と注射、接骨院は手当てを受けられる、検査しても異常がなけ
れば治療は接骨院、自分の経験から子どもにも接骨院がいいと思うというように考えている国民が随分いるのだなということが分か
りました。