☆☆★★小児科勤務医、小児科開業医の実態★★☆☆

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264卵の名無しさん
小児科医が「過労死」 残業月に100時間超 遺族、労災申請 医師では道内初  
2004/11/05 08:12 北海道新聞
富良野市内の民間病院に勤務していた小児科の男性医師=当時(31)=が二
○○三年十月に突然死したのは、直前まで勤務していた道北の公立病院で月百
時間を超す時間外労働が続いた結果の「過労死」だとして、男性医師の家族ら
が労災申請することになり、四日、旭川労働基準監督署に申請書類を郵送した。
厚生労働省道労働局によると、道内で医師の過労死をめぐる労災申請は初めて。
265卵の名無しさん:04/11/05 16:09:21 ID:j2mTBCmH
家族によると、男性医師は○三年十月六日早朝、自宅の寝室で意識不明となり、
勤務先の富良野市内の病院で間もなく死亡した。医師はその五日前に着任した
ばかりだった。
前任の公立病院(二百七十床)の小児科医は三人。死亡した男性医師が最年少
で、三十床あった小児科・産婦人科病棟を主に受け持っていた。
男性医師はこの間、午前八時四十五分から午後五時十五分までの通常勤務に加
え、病棟回診や書類作成も担当。帰宅は連日深夜に及び、当直も月三回あった。
さらに毎月二十−二十五日間は、二十四時間態勢で救急外来からの呼び出しに
備える「オンコール」当番に就いていた。公立病院の当時の上司によると、小
児科は他の診療科からの応援要請が多く、当番中は一晩に数回呼び出され、そ
のまま翌日の勤務を続けることもあったという。
厚労省は、業務と疾患の因果関係を認める基準に「発症前二−六カ月間、月八
十時間を超える時間外労働が認められる場合」を挙げているが、この男性医師
の休日は月二、三日しかなく、勤務ダイヤ表などによると、時間外労働は死亡
前の一年間で少なくとも月百時間を超えていた。
医師の長時間労働は医療ミスを誘発しかねないとの指摘が広がり、過労死申請
は、一九九八年に関西医大の研修医が急死した事件を契機に、東京や千葉、沖
縄など全国各地で起きている。ただ、医師の人事権を大学医学部の医局が握っ
てきたことなど医療界は閉鎖性が強く、過労問題は表面化しにくい事情があった。
北海道過労死問題研究会の代表世話人で、今回の申請手続きにあたった高崎暢
弁護士(札幌)は「人の健康と命を守るはずの医療界にも過労死ははびこって
いる。問題の深刻さをあらためて認識させられた」と話している。