頭の先から足の先まで、どこでも専門分野にすることができる懐の深さ。
診断業務を中心とした比較的汚れ仕事の少ない分野。
臨床で患者を実際に診る分野でありながら ”疾患・臓器”では無く”手技”の面で選択された患者群を扱うインタベ。
きわめて専門性の高い放射線治療。
画像診断でありながら、機能診断である核医学。
懐が深すぎて、いわゆる”問題児”や”DQN医者”であっても居場所がある。・・・これが、”放射線科医=DQNばかり”とか言われる原因の一翼だと思う。
頑張る人は、どんどん頑張れる。
頑張らない人でも、それなりに居場所がある。
読影のみを専門にすれば、丸ごとデスクワークで、出産・育児をしながらでも 在宅で仕事を継続可能。
研究を始めて ある程度年限が経ってからでも、専門分野の移行が可能。
手技や技術で分野が分かれる為、同じ技術を多臓器に応用して・・・肝臓から呼吸器に鞍替え・・・とか。
欠点は、分野があまりに広大である為、全ての分野でスペシャリストになる事は不可能。
カンファレンスの際に、若い内から、他科の10年選手と勝負しなければいけない・・・不勉強な人間は、すぐにDQN呼ばわりされる。
仕事相手が「素人の患者」では無くて「他科の医者」なので、ゴマカシが効かない。
あとは・・・
一部の放射線治療医やインタベ医を除くと、
患者と直接接して 患者を治療して 患者に感謝される・・・と、言った 医者としての根源的なやりがいのパターンとは、違った所でやり甲斐を見つけなければいけない。