1 :
卵 :
03/11/21 17:40 ID:z5YEKUM0 頻繁に生死に接してると、生死に対する価値観とか感覚とか、 変わってくるものですか? 医者になる前と後で、変わりましたか? 例えば、人をコロしても何にも感じないんじゃないか、と思ったり。 (実際ヤルというのはもちろん別) 私は動物は好きだけど、人間以下(畜生)と思っているので、 人間と「同等に」生命を尊重しなければ、 という感覚がわからない。 それと同じように、医者になると、 人間の生命も神聖なものではなくなって、 動物の命と同じようなものになっていくのではないかと、 将来がちょっと不安になってきてるもので。 先輩方、教えて下さい。
2 :
卵の名無しさん :03/11/21 17:43 ID:dtB4yv3u
FAQ中のFAQと言うか、定期的にたっては沈むクソスレ。
3 :
卵の名無しさん :03/11/21 17:46 ID:dtB4yv3u
人それぞれの哲学や宗教的基盤によるものが大きく、医師というグループで まとめられるものではないと思う。私自身は医学教育や卒後の経験で死生観 は変わったとは思わない。
倫理的に賛否あるかもしれないが。正味の話。 患者さんの命を粗末にすると、医師生命が危うくなる。
5 :
卵 :03/11/21 17:51 ID:z5YEKUM0
>>2-3 厳しいようでいて、親切にご意見ありがとうございます。
死を沢山見ても、変わらないでしょうか?
自分の中に、元々残酷な部分があるのではないかと思っていて
(目的がある場合、ある程度なら相手の痛みに平気でいられるとか)
それが、肥大していくのではないかと不安なもので。
6 :
卵 :03/11/21 17:58 ID:z5YEKUM0
>>4 医師になってから、特別に変わったことはないですか?
ごめん、軽はずみな発言で。 医師になってからより、身内が死んだ時の方がインパクト有ったよ。 それ以来すこし、何かが変わったかもね。
8 :
卵 :03/11/21 18:11 ID:z5YEKUM0
>>7 インパクトというとどんな風にですか?
私の場合、今まで身近な人の死というと、
祖父なのですが、子供だったせいかあまりインパクトがありませんでした。
なんというか、生死に対しての感覚が
今一つぬるい感じが自分でもするんですが、、、
9 :
卵の名無しさん :03/11/21 18:52 ID:mDRz6Dp3
とにかく今この瞬間死んでも良いと思って生きている。
>9 カコイイw
ところで、死生観と生死観ってどう違うのかな
12 :
卵の名無しさん :03/11/21 19:47 ID:oazx27h5
>>1 私も
>>3 さんと同意見です。
「生死に対しての感覚がぬるいために、将来が不安になる何か」がありますか?
「自分の中に、元々残酷な部分がある」とのことですが、
他者に対しての憎しみや怒りを抑制する自信がない(生命にかかわる危害を加えて
しまうかも知れない)ということなのでしょうか。誤読だったらごめん。
もしどうしてもそれが不安なのなら、メンタルクリニックのドクターに相談して
みるのも一つの手だし、心理学を勉強したり、哲学を学んだりするのも
いいのではないかと思います。もちろん医学を目指すのでも、怪しくない宗教とかでも(w
ただし、求める「答え」は君自身で体得しなければならないと思う。掲示板ではなくてね。
生命を尊重する、というのは、「自明」な社会的倫理として教育はされますが
基本的には、個の体験として経験の中で自然に身に付くものだと思うから。
13 :
卵の名無しさん :03/11/21 20:13 ID:rlRXw6Uf
医者とか弁護士ってつくづく他人の不幸で飯食ってんだな 前向きな気持ち持ったヤシななろうとおもわんな
14 :
卵の名無しさん :03/11/21 20:17 ID:DRFoaiw9
臨床をやる人は誠実で人のいい人が多い、13みたいな人は決してなろうとしない仕事だね。
15 :
卵の名無しさん :03/11/21 20:20 ID:/d4+IwQA
死生観というより今患者にできるベストの治療をできるだけミス・事故や又患者 ・スタッフとのトラブルなしに行いたい、と言うことで頭が一杯。 いかに患者にベストのケアを行えるか、こういう考え方ができないと、力が 落ちると思う、死生観とは二の次の問題。 以上はあくまでも私見であろうと思うが
16 :
1 :03/11/21 23:03 ID:XK77kAxe
>>12 レスありがとうございます。
>他者に対しての憎しみや怒りを抑制する自信がない
こういうのはありません。まったく健全だと思いますが、
他人(や動物)の死について、他の人ほど感情的ではないという自覚があります。
というか、死にあまり出会ってないからかもしれませんが。
例えば、医師になって、人が目の前で死んでいくことが続くと、
死に対しての感情が、本来よりも
どんどん平板になっていくのか?、ということを知りたい。
17 :
1 :03/11/21 23:06 ID:XK77kAxe
>>15 なるほど。
医師になっても、専門によってはそれほど頻繁に生死に直面するわけではないですよね。
18 :
残り時間はどれほどか? :03/11/21 23:14 ID:0yEHB95q
医師になって 患者さんから教えてもらった事で最も大事なのは「いつか死ぬ」という実感だ. 確実に死ぬ疾患であると知っていて日々できることが少なくなっていく過程で 確実に死に近づいているのが自覚できてそれでいて立派な人が沢山いたのだが 61才で亡くなった男は素晴らしかった.ああいう風に生きたいとずっと思っている.
19 :
卵の名無しさん :03/11/21 23:20 ID:kuUK0+t0
石や茄子って、一生で何人位みとるもの?一年でもいいけど。でも、皮膚科クリニックとかなら0だよね。
>>1 そういうことについて考えるのは良いことだね。
もちろん医者になる前後で生死に関する考え方は変わったと思う。
しかし医者になってからでも日々生死について考える機会がある。
医者になったらそれで終わりというわけではないよ。
ちなみに私は人も動物も命に軽重はないと思っているよ。
少なくとも生きて動いている脊椎動物を殺すことはできないね。
もっとも蚊は平気で殺すし肉や魚も他人が殺したものなら平気で食べるけどね。
21 :
卵の名無しさん :03/11/22 14:06 ID:5b27Q+iJ
9だけどあげるわ
22 :
○△□ :03/11/22 14:22 ID:4b9aPDCJ
大学院時代に犬やネズミやウサギたちを数百匹あの世に送り込んだ 臨床医時代に何十人もの患者をあの世に送り込んだ 今は自分のペットと嫁さんと子供をたいせつにしてまーっす
23 :
1 :03/11/24 00:09 ID:IGMT6Gyx
>>18 同じ病でも、周りにすがすがしい思いを残して死んで行く人と、
周りにやり切れない思いを残して死んで行く人がいると聞きました。
仕事として、目の前で人が死んで行くことに多く接するというのは
人生に対する実感を、変えて行くのでしょうか?いい意味で?
悪い変化はないのでしょうか?
肉親とか身近な人以外の苦しみには、鈍感になってしまうとか。
24 :
1 :03/11/24 00:17 ID:IGMT6Gyx
>>20 ありがとうございます。
今まで身近にほとんど、死が存在しなかったのに、
医師になると、多くの死に立ち会わなくてはいけないですよね。
それが、自分の価値観や、もしかしたら人格にまで影響を与えるのではないか、
と思っているのです。
それが、深みのある方向ならばいいけれど、
鈍感な方向に行くのならば怖いなと。。。。
父親が危篤状態になったと連絡があって 病院に駆けつけたけど間に合わなかった。 先生が心臓マッサージをしていて、でももう駄目で、 到着した私を見た瞬間、 先生は時計を見て、 時刻と共に「ご臨終です」と私に告げた。 このとき、医師とは人の死に慣れていて、 だからこそ冷静に、遺族を思いやることの できるプロなんだな、と思った。
26 :
1 :03/11/24 01:01 ID:IkOAFeHl
>>21 あげてもらってありがとうございます。
>>9 はホントですか??
>>25 聞いたことあります。
家族が駆けつけるまで、心臓マッサージを続けると…
でもその話を聞いたとき、
医師にとって死は、自分の手でコントロール可能なものになって
神聖なものじゃなくなるのではないか?
と思いました。
しかし…そうですよね、本人の死だけでなく
家族の悲嘆とも直面しなくてはならない仕事なんですよね。
悲嘆にも、慣れるものなのだろうか…
27 :
卵の名無しさん :03/11/24 01:13 ID:tKukeMMo
私は自分の父が臨終の時にもベッドサイドにいた 担当医は親類だった。 担当医が駆けつけて心停止を確認したとき 彼も混乱していた。彼は父が小さなころから親戚付き合いをしているいとこだった・・・ 混乱の中で私はこみ上げてくる感情とは別に時計を見ていた。 「午前三時十五分です」 本来なら担当医のすべきことを私はやった。 そのあと泣きながら父のなきがらを拭いた。 医者だって人間です。 医者というのは、悲しい仕事ですよ・・・。 葬式までの間、 父のなきがらのそばで私は泣いていました。悲嘆に慣れるということは、 ありません。
>>27 親の死は、想像すら出来ない。
怖すぎる。
家族の死への悲嘆には慣れないのは当然として、
患者さんの家族の悲嘆の場合はどうなんでしょう?
関係ないかもしれないけど、「ベロニカは死ぬことにした」というブラジル?の小説読んで、 人って、死ぬことを自覚しないと、きちんと生きていけないものなのかなと思った。 そういう意味で、医療関係者は、常に死を意識して生きていける職業なのかなと。 しかし、キレイ事じゃない部分で、死や悲嘆に、何にも感じなくなってしまったような医者も 一杯いるんじゃないだろうかしらん? 政治家が、段々と悪事に手を染めて行く様に(イメージ)
30 :
25 :03/11/24 12:06 ID:2sQ2xmpW
「医師にとって死は、自分の手でコントロール可能なものになって 神聖なものじゃなくなるのではないか?」というのは、 死に至る前の闘病の段階で、すでに感じていました。 父の場合、今ほど医療が発達する前だったら、 もっと早く亡くなっていたはずなのに、 そこを医師の手によって、遅らせることができたのだから。 だから、父の危篤を知らされたときも、心のどこかで 「今度もなんとかなるかも」と思っていました。 父が亡くなったのは、あれが父の寿命だったのではなく、 あれが現在の医療の限界だったんだと思っています。 一般人の私でさえそう思うのだから、医療の限界を知っている医師は、 もっと冷静にならざるを得ないと思うし、 またそれが今後の研究などに繋がるのだと思います。 その上で、医師の裁量によって「私の到着時刻=父の死亡時刻」になったことに、 日頃人の死に接している医師だからこそできる配慮を感じたのです。
31 :
卵の名無しさん :03/11/24 16:09 ID:sS0yz2KK
医者は死の演出者である。
自分の死についても、一般人よりリアルになるのだろうか?
33 :
卵の名無しさん :03/11/25 06:32 ID:LEzeyZH1
基本的には亡くなる患者さんはだいぶ年上だから 若いうちは、自分の死についてはあまり考えないかな 亡くなる患者さんが同年代になってきたら考えるかも ・・・ってこれじゃ普通の生活も同じ?
私の精子管はまだ異常はないかな・・・・・
35 :
卵の名無しさん :03/11/25 07:17 ID:HJdUL/7F
自分の身内が死んだらどんな気持ちになるか、父、母、子供、それぞれ 違うだろうと思うし、いつかは現実になることだし、自分の方が先かも。 職業柄、今まで何十人か送り出したが、まだ意識があるウチから、徐々に 体が冷たくなる過程、最後に何を訴えたかったのか、万感の思いもあるわな。 まあ、これからひとつひとつ体験して下さい。
36 :
卵の名無しさん :03/11/25 11:32 ID:bXbvImn8
人間そのものは化学反応で成り立つ精密機械だと思っている。 身内だからとか死別の際の気持ちとかは、あくまで個人の頭の中に存在する問題。 だから臨終の時の医師の対応は食事のマナーと同じで、形式的なものです。 医師の頭の中は末期患者から解放された安堵感と、次の受け持ち患者の事でいっぱい。 赤の他人に対してでも、身内と同じように切羽詰って考えられる人間こそが偉大なのかもしれない。
37 :
卵の名無しさん :03/11/25 11:50 ID:2B7HHUQO
輸液の過剰だけは止めてくれ。医師に望むのはそれだけだ。
>患者さんから教えてもらった事で最も大事なのは「いつか死ぬ」という実感だ.
ですね。「あぁ、俺もいつか死ぬんだなぁ」と。
人生って短いなぁと。そう感じるようになったのは30代に足を踏み入れる前あたりかな。
たまに、一人でいる時に「俺も死んじゃうんだなぁ…」って考える事有ります。
crazy_trainで突っ走るしかないと言い聞かせてそれ以上考える事から逃げてますが。
そういう点では信仰持っている人は強いなぁと。
言い換えると信仰というのは絶対的恐怖からの開放という点で洗脳的なのかもしれません。
>>3 先生は変わりないと仰ってましたが、自分の場合はQQ回った時に結構変わったと思います。
39 :
卵の名無しさん :03/11/25 12:59 ID:RqswRGKk
>>33 自分もそんな感じだが、たまに自分と同年代の患者さんが亡くなるとやっぱり
はっとするね。
研修開始直後に、交通事故で受傷し間もなく亡くなった若い男性は、
自分と同い年でその前月に第一子が生まれたばかりだった。残された奥さんは心神
喪失状態、両親も孫がいたからこそなんとか持ちこたえられた、という感じで、
突然の死の残酷さを知った。
去年亡くなった担当患者も自分と同い年だった。こちらは数ヶ月の闘病の末だったが、
最期まで二人の幼い子供のことを気にかけていて、大きくなった時に読めるようにと
文章をしたためたり、旦那さんにビデオを撮って貰ったりしていた。こういうケースは
何度担当しても自分は慣れる事が出来ないようだ。良くも悪くも。
40 :
Intercasino is no 1 :03/11/25 13:00 ID:uNgerAVo
★大儲けのチャンスがココに!!インターカジノジャパンからのご挨拶!
>
>
>
> 本文
> みなさん、おなじみインターカジノジャパンからのBig
> Newsです♪
>
>
おかげさまでインターカジノには新規会員様がぞくぞく入会中!
>
今日も自宅のパソコンで大金をGETしたプレーヤーがでてますよ(^o^)/
>
>
☆インターネットで一攫千金のチャンスが!1日で億万長者も夢じゃない!☆
>
> もうアクセスしましたか?まだの人は急いでアクセス!
> ▼ ▼ ▼
>
http://www.japan.intercasino.com/index.html?4816
41 :
卵の名無しさん :03/11/25 13:03 ID:dUArKhkg
なかなかおもしろいスレだね。参考になるよ。
42 :
卵の名無しさん :03/11/25 16:53 ID:VNkreRhB
>>39 年寄りが死ぬのは(まあいいか、、)くらい気持ちで見れるけど
自分より若い患者に死なれると辛いものがあるね。
何となく自分の寿命も削られたような感じがする。
未だに若い患者の死に様は自分にとってトラウマとなって残っている。
若者は「死」が充分に理解できてないだけに、よけい可愛そうな気がする。
43 :
卵の名無しさん :03/11/25 16:57 ID:8ucgwvbm
>>42 自分は分かっているのか? 交通事故で即死する、がんで1年間闘病して
死ぬ、脳梗塞で片麻痺・失語症で20年生きて死ぬ、各々が違うと思うが
ね。イラクで死んでいる兵士の葬儀を見ていると、周りの参列者は他人事
のように淡々と進めているのが恐ろしく見えるな。
44 :
卵の名無しさん :03/11/25 17:11 ID:VNkreRhB
>>43 イスラム教やキリスト教は死生観が明確だからな。
逝く者に対しても残された者に対しても、充分納得させるだけのあらゆるパターンが用意されている。
医者が人の死についてアドバイスしたり批判したりするのは、そもそも越権行為だろ。
医療側で体制を整えるなら周産期医学と同様に“周死期医学”の講座を設けるべきだろう。
>39さん、42さん あなた方のように 患者の生死に真剣に向き合ってくださる先生なら こちらは幸せでしょう。 死を意識して、初めて本当に生きる意味を見出せるってこともありますから。 確実に生の濃度は濃くなります。 若くても、年寄りでも 年齢は関係ないですよ。 私は、突然死んでしまう人のほうが かわいそうだと思います。
46 :
卵の名無しさん :03/11/25 17:29 ID:G0yGjvCH
25さんのカキコを読んで,年甲斐も無く涙が出ました.(今病棟に呼ばれたらどうしよう) なんなんだろうこの気持ち...黙々と続けてきたやりきれない仕事が,やっと報われた感じかな. ほとんどの医者は普通の人間ですよ. 神様じゃあるまいし,人の生死の分け目を自分の手に委ねられるのは,はっきりいって重い. 駆け出しの若い頃,あまりに多くの死に直面するうちに,「いったいいつ人は死ぬのか?」 わからなくなった事があります.(青かったなあ〜) つまりドラマみたいに,言いたいことを言い残して,ぱたっ?とした後も,たいがい心臓は動いてるわけで. 今は,死にはいろんな段階の死がある,ということで自分は納得しています. ただご家族にとっては,医師が死亡宣告した瞬間が事実上の死である場合が殆どなので, その瞬間をご家族が受け入れやすく,のちのち心安らかに思い出せるよう,できるだけ納得できるように, 演出(言葉は悪いけど)するのも医師の仕事のうちと心得ています. 死とは患者さんご本人のものだけではなく,ご家族のものでもあるので... なるべくご家族が立ち会えるように,遠方から到着するまで,交代に何時間も心マしたり. お年よりはともかく,子供の場合はまず親が死を受け入れがたいのは当然なので,それはもう本当に大変です. でも,延々心マを続けてる医師の姿を見ているうちに,「もういいです.もうひきのばしても子供が可哀想」と必ず言い出しますよ.
47 :
卵の名無しさん :03/11/25 17:48 ID:92cAScXN
>>46 今朝つらいと書き込みをされていたので、他人事ながら気になっていました。
少しは気力が出てきたようで、良かったですね。
僕はドナーカードを常時携帯しています。家族と対面するまでの延命で結構、
後はベジまたは脳死と判断された場合は措置は無用、ただちに臓器提供の
手続きを取って貰うよう、一筆書き添えたメモといっしょに。
僕に費やす分の輸液は、蘇生の可能性がある患者さんに使うべきだと思うからね。
48 :
卵の名無しさん :03/11/25 18:40 ID:jrvucJ8X
坊主にして小説家。超人的な記憶力と博識を備えた稀代の怪物、今東光。 彼の死に接して、旧友の柴田連三郎はひとこと。 「もったいない。あの脳ミソが灰になるのか、、、」 こういう死に方をしたい。もっと勉強しなくちゃ。
49 :
卵の名無しさん :03/11/25 20:29 ID:G0yGjvCH
>>47 ドキッ! ありがとうございます.今朝ですか?「つらい」は本当でした. 私もドナーカードを携帯していますが,ただそれだけでした. 臓器に自信も無いので(アレルギー性疾患がありrejectionさせると悪いので), 角膜だけですし.恥. 47さんのような方が,医療従事者に増えると,随分「死」も減らせるのでしょうね. 組織(臓器)の「死」も,私には「死」のひとつです. それにしても47さんには「哲学」があるようですね.
50 :
卵の名無しさん :03/11/25 23:20 ID:62sXhA4R
戦場カメラマンや新聞記者とか、壮絶な死に遭遇する人々はたくさんいると思う。 そういう人たちもそれなりの死生観を持っているとは思う。 私も何人か「見送って」来た人間だが、 なんてことをじっくりと考えながら一つ思った・・・。 死ぬって事に関して感覚が麻痺するってことはあるかもしれない。 でも、慣れるってこと、もしあるとしたら怖いな。 自分自身は、平時に人が死ぬ時って、その人の人生の縮図がある程度反映されるものだなって そんな感じを抱いています。私が死ぬとき、私はどんな縮図を目にするのだろう・・。
そんなことない!!!
52 :
卵の名無しさん :03/11/25 23:48 ID:JhJxI6uU
俺、トルコで生きてる羊の解体を見たことあるけど 案外、あっけないもんだった。 人間もあんなもんだろうな。
53 :
卵の名無しさん :03/11/25 23:55 ID:62sXhA4R
いつも死ぬことを考えて生きるようになったよ。
医者になって、何人かを見送ってからね。
自分の死をある程度コーディネイトできる国に住んでいるからのかもしれんが・・
それも、これからはわからんな・・・・。
>>52 そうだろうな。
そんなもんだろうな。
54 :
1 :03/11/26 23:20 ID:MNO6A4OC
思いの他、書き込みが。
ありがとうございます。
諸先輩方、やはり死には真摯に向き合っておられるのですね。
>>36 やはり、死んでくれてホッっていうのはあるのでしょうか。
身内にでさえ、似た感情を抱くといいますからね、長患いだったりすると。
そういうとき、医師にとって、死ってなんだろう。。と思います。
>>38 QQ回って、どんなふうに変わられましたか?
55 :
1 :03/11/26 23:27 ID:MNO6A4OC
>>50 死に多く接すると、死への感覚が麻痺しそうな気がします。
でも、死が身近に無さすぎて、死への感覚がなくなるってことも
あるような気がする。
平和な状態から、いきなり目の前で人が死んで行く世界(あるいみ戦場)
みたいな変化が、医師になる生活のなかにはあるのでしょうか?
56 :
1 :03/11/26 23:42 ID:MNO6A4OC
>>46 なんか、すばらしい先生なんではないかと思います。
黙々と患者さんのために働いておられる姿が目に浮かびます。
やっぱり、長年?働いてきても、死に慣れたり
無感覚になったりは、しないものなのですね?
57 :
1 :03/11/26 23:50 ID:MNO6A4OC
>>35 >まあ、これからひとつひとつ体験して下さい。
正直言うと、怖いですね。体が徐々に冷えていくってこと・・・
頭では理解できても、自分がそれをどう感じるかが
まだ想像できない。
>>53 >いつも死ぬことを考えて生きるようになったよ。
これは・・納得する死を迎えたいとか、
今精一杯生きるようになるとか、
そういうプラスの意味で捉えていいのでしょうか?
58 :
53 :03/11/27 00:10 ID:PfvSgdl3
もちろん。 時には誰かの死を乗り越えても続けなければならない仕事だからね。 朝の五時に誰かを看取って、ほとんど眠らないまま午前の外来に行くなんて 特に珍しいことではないよ。 しかし、自分が誰かの死によって感じたことは、目の前に次々にやってくるほかの患者には 直接関係ないことだからね・・。 自分も含めて一つ一つの命を大切にしていく、そういう日常の積み重ねが大切、そういうくらいの意味。
59 :
卵の名無しさん :03/11/27 02:51 ID:DiZ49ceN
でも、みなそんなフウに命を大切に。ってポジティブになれるだろうか? もーどーでもいーとか思ったり、患者が実験台に見えたりとかするDrも 多いんじゃないのかなー実際のところでは。違う? でも、 獣医>動物好き っていうイメージあるのに 医師>人間好き っていうイメージが世間にあまりないのは なぜなんだろうな。
60 :
卵の名無しさん :03/11/27 06:52 ID:m25woSFO
>>59 それはあなたがそう考えているだけ
人間キライ、命大切とおもわないネガティブな人間は臨床医をやらない。
61 :
卵の名無しさん :03/11/27 11:38 ID:g4rEASys
>60 >人間キライ、命大切とおもわないネガティブな人間は臨床医をやらない それこそ、あなたがそう考えているだけでは? 世間には、いろんな人(石も含めて)がいますよ。
62 :
卵の名無しさん :03/11/27 11:40 ID:/BQeXgEP
その通り、いろんな人がいる。 だからわざわざ書いたの。
63 :
卵の名無しさん :03/11/27 16:18 ID:FZHOjhuT
>61 昔、小児科のペーパーで、「患者に同情心をどうしても持てない医師 が、いかに患者サイドに不信感を与えず診療するか。」というような、 恐ろしいものを見たことがあるが・・・
64 :
卵の名無しさん :03/11/27 17:45 ID:47cA/5BN
リアルだね。実のある論文の一つじゃない?
患者に同情できない石・茄子は腐るほどいそう。 小児科だから気になるのかもしれないけど。
66 :
卵の名無しさん :03/11/28 22:43 ID:4QII3zks
お医者さん頑張ってるんだなーと思えるからこのスレ好き あげ♪
はじめてこのスレ読んだ。 ちょっと泣けた。 お医者さんありがとう。 今、高齢の父親が入院しているので なんだか心にしみました。
68 :
sage :03/11/29 21:56 ID:o5QxFWHb
人が死ぬのは、やりきれなくて辛いことだが、ごく当たり前で 本来日常の一部であるべきものなのだと思うようになった。 親が死んだらどう思うのかな、自分。
69 :
卵の名無しさん :03/11/29 22:17 ID:Gi2wTIC5
>>68 ネアンデルタール人の埋葬跡の土に花粉が混じっていた、と何かの本にあった。
花を供える風習があったようだね。
どんなに時代が変遷しても、死を悼む心に変りはないんだと思うよ。
亀レスです >63 あー。それは面白そげな論文ですのう。 多分そゆことで悩んでる人はひそかにいると思うし、役に立ちそうじゃ。
71 :
卵の名無しさん :03/11/29 22:32 ID:BC5IaAZz
>>1 >私は動物は好きだけど、人間以下(畜生)と思っているので、
>人間と「同等に」生命を尊重しなければ、
>という感覚がわからない。
おまえ、危ない奴だな
お前のそういうところは生まれつきだ
他人に尋ねてもしょうがないべ
72 :
卵の名無しさん :03/11/29 22:41 ID:ETMBvHZe
なぜかわからないが、長いこと重病の患者が亡くなるとほっとする。
無理やり生かしていること自体が無意味に感じているのかもしれないし,
自分が開放されるからかもしれないし,
患者がこれ以上苦しまないでよいからかもしれない。
ともかく、本当にほっとする。
>>68 自分の親でも長いこと癌に苦しんでいたりしたら,やっぱりほっとするかも。
「医者は頻繁に死と接しているから、死生観がゆがんでいるに違いない」と考える方が いらっしゃいます。しかし本来は、人は生老病死から逃れることは出来ない、と言う ことを身内や近隣の方々が、老い病み死んでいくところを身近に見る事によって実感 しながら育ち、生きていくのが自然な事であったはずなのに、そういう過程を社会から 切り離したところに隠してしまい日常的に死と接し、何かを考えることなく暮らして いる、現代の一般社会とそこにいる人の方がゆがんでいるのではないだろうか。
74 :
卵の名無しさん :03/11/29 23:08 ID:pwf94rhb
We die containing a richness of lovers and tribes, tastes we have swallowed, bodies we have plunged into and swum up as if rivers of wisdom, characters we have climbed into as if trees, fears we have hidden in as if caves.
75 :
卵の名無しさん :03/11/29 23:09 ID:twmkvxEp
>>73 死から切り離された社会に住んでいる一般人の方が死生観がゆがんでいる
かもしれないな。
>>71 石は実験で多数の動物の命奪ってるわけだしねぇ
石じゃなくても同等とするのはあまりにもnaiveというか
77 :
卵の名無しさん :03/11/29 23:26 ID:8di+jYiV
>>73 いえる。死が切り離された社会のほうが異常。だから
>>1 みたいに死が
観念的なものになって、捉え切れなくなるんだよ。
身近にあれば、もっと感覚的にわかるようになるよ。
>73 には同感ですね。
79 :
卵の名無しさん :03/11/29 23:34 ID:Gi2wTIC5
Mement-mori
80 :
卵の名無しさん :03/11/30 00:10 ID:EBYXlXSR
メメントモリなつかしい響きだの
>>71 なんかピントがズレとるな
>>72 ほっとするね。そういう場合は。
見送りの仕事を全うしたというか。寂しくもあるが、ほっとする。
じゃ、なんで笑うの? 部屋から笑ってでてきたよ ホッとしたから?
82 :
卵の名無しさん :03/11/30 02:05 ID:8Hd3y3Dt
>72 ほっとするという気持ち、何かわかります。 私も数ヶ月前に看取った患者さんの時はほんとにそう思いました。 ずっと意識レベルが3桁で苦しそうにしてた…。 ナースになって、自信もなく落ち込んでいた時に「あんたはいい看護婦になれるよ」と言われた。すごくうれしかった。今もその時のことを覚えてる。 意識がなくなり、いつ亡くなってもおかしくない状態になって、「何でちゃんと気持ちを伝えておかなかったんだろう?」とものすごく後悔した。伝えるチャンスはあったんだけど、彼女が死ぬということを受け入れたくなかったのかもしれない。 ナースになって初めて、エンゼルケアをしながら泣いた。 死に慣れるってことはないし、受け止め方は人それぞれでいいと思う。 亡くなってゆく患者さんを何人も見ながら、自分もいつか死ぬんだなって思うし、自分が死ぬときはこうしたいとか考える。 やっぱり亡くなる方を多く見ると、無力感に襲われることがある。 ナースができることは沢山あるはずなのに、現実は業務に追われて十分にできない。 十分にケアをしたと思える時は、きっと無力感なんて感じない。 そう思ってから、私はどの患者さんに接する時でも「これが最後」と思って精一杯ケアをするように心がけるようになった。
84 :
9 :03/12/03 23:00 ID:3oUBSqp8
死生観とは自分が、どう生き、どう死ぬかを考えることであって 他人の生死についてあれこれと考えることではないんだけど? 生命倫理とごちゃ混ぜでないか?
>>84 あほか。
あんたがどう生きどう死ぬかを考えるようになったのはなぜだ?
今まで何も見ず何も感じずに生きてきたのか?
他人の生き様、死に様から何かを感じたことはないのか?
他人とのかかわりがあってこその自分だろう。
他人を見ずに自分自分なんて言っちゃあいけませんなぁ。
おそらくお若いのでしょう。 それか融通きかない爺化した脳者。
87 :
卵の名無しさん :03/12/04 00:34 ID:LWB6CL3J
>>1 医者になるといかに自分たちが無力かを思い知らされる。人間はだれしも
老化し、死んでいかなければならない運命にある。医者がやれることは
限られていて治癒する力のあるものを助けることはできるが、治癒する
力を失ったものになにを治療しても無駄なことが多い。助けたい命を
助けられない現実にどれだけ多くの医者が葛藤し、地団駄をふんでいる
ことだろう。人体のことなどわかっていることよりわかっていないこと
の方がおおく、医学のできることの限界を医者は思い知らされることに
なる。命を操れるなどという考えは妄想や傲慢であることがわかる。
「実るほど頭を下げる稲穂かな」多くの患者の生き様、死に様、闘病
に関ることで医者とは自分の無力さを知り、謙虚となっていくものだと
自分は感じている。医者の死生観は
>>1 が思うよりまともなものだと思う。
私に関していえば、多くの死を迎えていく患者を看取って感じた
ことは死の場面というのはその人の人生の集大成であるということだ。
家族、親戚に愛想をつかされ誰一人死の場面に来ようともしないで独り
でなくなっていく方。死の場面まで遺産をめぐって家族がいさかいを
おこし、本人そっちのけで争うなかで亡くなっていく方。「お父さん
もういいから子供たちも立派にやってるしなにも心配いらないから。
もう楽になっていいのよ」と涙ながらの多くの家族に見送られる方。
いろいろな亡くなりかたかあるがその人が周りの人に何をしてあげて
きたのかが覗える。医者になって自分が判ったことは大切なのは地位や
名誉なんかではなくいかにその人が周りの人々、特に家族にしてあげら
れたかということだ。
社長や首相でさえも代わりはいくらでもいる。だがある人の子供で
あること。ある人の親であることの代わりとなれるものはいない。
自分は周りの人に惜しまれながら亡くなる事ができるか、そのように
いきているかを亡くなっていく患者さんたちから問われ続けていうように
感じ仕事を続けている。
88 :
卵の名無しさん :03/12/04 00:38 ID:q3kRJnQx
>>87 この方みたいなお医者さんがいらっしゃることに
安堵する一般人なのでした。(泣)
89 :
卵の名無しさん :03/12/04 00:41 ID:OYf58ud9
>>87 こうべを垂れて拝読した。
あなたの周囲の方々は幸福だと思う。
尊敬します。
良スレですね。ここ。
>88 禿同です。 読みながら泣いてしまいました。 87先生に診ていただいてる患者さんは幸せですね。。 通りすがりの一般人でした。
93 :
卵の名無しさん :03/12/05 00:25 ID:c49K0IKa
>>59 私もちょっとそう思ったのです。
生き死にが、いかにも日常茶飯事で、なんの感情も与えないものになるのではと。
94 :
1 :03/12/05 00:32 ID:c49K0IKa
1です。入れ忘れました。
>>71 うむむ・・・親の教育のせいかもしれませんが、
ペットなどを、人間と同等に扱うことを戒められてました。
人間とは違うと。
もちろん、普通に可愛がったり愛情を抱いてはいるのですけどね〜
95 :
1 :03/12/05 00:51 ID:c49K0IKa
>>73 なるほど。。。。
死が今の生活から全く切り離されてるから、
自分が、それにどう対処できるのかが、全然想像できないんですよね。
でも実は死のある環境が自然と言われると、納得。というかちと安心。
>>82 そういう取り組みかたができるって素晴らしいです。
死に慣れるってことはないのですね?
看護師さんの話ももっと聞きたいです。
96 :
1 :03/12/05 01:01 ID:c49K0IKa
>>87 多くの死に接して、無力を知り謙虚になる・・・・
感動しました。
>>89 さんの言うように、87先生の周りの人が羨ましいです。
いろいろ教えを請いたい。
ああ、死に多く接することで、いい方向に変わる可能性も、
もちろんあるんですよね。
なぜか私は、悪い変化しか考えていなかったような気がします。
そうだよ。悪い変化ばかりじゃないよ。 つか、どんな仕事だろうと、それにちゃんと取り組んでれば、 人生観は悪くは変化しない。
98 :
卵の名無しさん :03/12/05 22:50 ID:wC6tusV9
多くの医者は死に行く患者を前にして無力感と脱力感に苛まれる。 それは治すことしか価値としていないから。 医学部では治し方しか習わない。 でも、治せなくても癒す事はできる。 癒す事は死の間際までできる。 そう信じてこれからも歩んでいきたい
>>98 さんのを読んで、新宿ビル火災時の消防士さんを
思い出しました。救助しても救助してもすべて手遅れで
無力感と脱力感でふらふらと座り込んでしまわれた若い
消防士さんの姿を。
生きたい、生きていて欲しい、と思う患者と家族にとって
お医者さまは やはり救いであり、ある種の神なのですよ。
でも神を超えてくださる必要はないです。
先生方も人の子であり人の親であり、そう、人であることを
私はこのスレで思い出しました。ぎりぎりのところで出逢う
人。故人にとってはもしかしたら最後に出逢う人なのかも・・
いろんなことを考えさせる良スレですね、ここ。
100 :
卵の名無しさん :03/12/06 00:08 ID:Lc2B3qBo
ひと=肉体+心 症状=心の異常→映写機(こころ)でスクリーン(肉体)に映った画面→体での異常 肉体の症状は心の投影。 病気をいくら治療しても完璧にはならない。 本当に病気を根絶したいのならこころを勉強するべき、 と思うが。 研修医は目先の内科的知識をひけらかすだけで 病気とは何か、が全く理解できていない。 一流病院で所詮この程度。
>>99 >故人にとってはもしかしたら最後に出逢う人なのかも・・
そう、そういう面もありますね。医療関係者というのは。
私も
>>98 さんの癒しという言葉でマザーテレサのことを思い出しました。
死の瞬間の人の魂を救うために、一生を捧げた人ですよね。
もちろん質は違うけれど、皆さん真摯な思いで死に向き合っておられる
と感じました。
地雷を踏みそうだが敢えて
>>81 に答えてみる。
他の医師は知らないが、自分の場合。
基本的に患者さんが亡くなったら悲しい。
でも泣きながら部屋から出たりはしない。それは自分の役目で無いと考える。
もし笑ったとしたら(本当はそんな事をしてはいけないとは思うが)
@ホッとした A一緒に治療に当たっていた看護士などをねぎらった
Bやりきれないのを誤魔化した のどれか、或いは全部だろう。
103 :
卵の名無しさん :03/12/06 09:33 ID:G6bQCruY
ニーチェの死生観を持ってる余命幾ばくもない患者さんがいたらどうしますか?
死にゆく患者を癒す、とてもおいらにはできないなり。 できるのは精々痛みをとるとか、そゆことくらい。 悲しいけどね。 >103 あなたの人生が全きものであったかどうかお話を伺い じゃあさようなら、またいつの日か、と見送るのかなぁ
105 :
卵の名無しさん :03/12/06 18:23 ID:ltc9ngkZ
>>104 何もしなくてもいい。
そこに苦しんでいる人がいることを知るだけでいいのです。
by マザー・テレサ
>>81 さすがに亡くなった時に笑う人は見たことないな。
でも手術の時に、術者がしゃべったり笑ったりして、
患者が嫌な思いをするというのはある。
>>106 子供の頃ですが、ちょっとした手術の時、先生が、ナースとずっとお昼の話で談笑してたのが
すっごい嫌だった記憶があります!!!
子供だと思って馬鹿にしてるのか!?とか、アンタにはちょっとした手術かもしれんけど
こっちは痛いの我慢してるんじゃい!!!とか頭に来たよ〜〜
死が日常茶飯事ってどんな生活なんだろう。 普通の人なら、一生のうちに、死の間際にいる人なんて 5人未満だよね。 多くの死に接して、人生を考えるようになれば 人格的に成熟した中年以上のdrがイッパイいてもいいと思うけど 全然いない。他の仕事の人よりガキンチョ。 精神が大人になると、もしかしたらすごーく辛い仕事なのかも。 だからコドモのまま、何も考えないように逃避してるのかも。
人の死に出会えば人格的に成熟するとか、そういう錯覚があること自体、 死というものが日常から切り離されているということだと思うよ。 例えば失恋して色々考えて少し成長したからって、皆が皆人格者になるわけじゃない。 他の仕事よりガキなのは、まあ仕事一辺倒に生きてきた副作用とでもしておこうよ。
110 :
卵の名無しさん :03/12/10 09:27 ID:OuWvVB2M
>108 ガキっていうのがイマイチわからないいんだけど? 俺個人の見解だけど、世間知に長けてることが大人で賢いというのは 違うんじゃないかと・・・また人格的に成熟するって何をもってそう 言えるのかな?所詮は他人の評価。
111 :
82 :03/12/10 10:31 ID:vCnncZ9F
>87 感動しました。私も実るほど頭を垂れるような人間でいたいものです。 看護師をしていると、本当に様々なことを患者さんに教わります。親孝行とか、目上の人を敬うとか、笑顔とか。ありがたいと思います。これでお給料がいただけるなんて、贅沢だとさえ思います。 死は誰もが未経験のことだから、他人の死から「死」を教わるのではないでしょうか。私はそう思っています。 「死」というものをネガティブにとらえたら、そこに学ぶべきことはありません。死ぬことで終わるのではなく、「死」があるから「生」が輝くのです。
112 :
卵の名無しさん :03/12/10 11:03 ID:LGeOYDhx
「死」なんて無いよ 「『生』の終わり」があるだけさ
113 :
卵の名無しさん :03/12/10 14:29 ID:ZWTsNDoN
言葉遊び終了!
114 :
卵の名無しさん :03/12/11 09:28 ID:Hqkj85H5
>113 まあね。ソクラテスも「『死』は経験したことないからわからん。 ゆえに恐れる対象かどうかもわからん。」と言ってるしな。
115 :
卵の名無しさん :03/12/11 12:42 ID:viIIvG+a
ふと思ったんだが、 自分は医者になってはじめの頃は、 受け持ち患者の死に際して涙が出たけど、 いつの間にか泣かなくなってた。 患者が亡くなって家族に死亡宣告したその足で、 別の患者に笑顔で「退院おめでとうございます」って言ってたりする。 やっぱり一般人からすれば「感覚が麻痺してる」とか見えるのかな? でも、「死生観が云々」なんて、 たぶん一生かかっても自分の中に結論は出ないんだろうな。 ただ、死とか命とかについて真剣に向き合える機会を与えられたって点では、 この仕事に就いて良かったと思うよ。
116 :
卵の名無しさん :03/12/11 17:27 ID:o/diKiL6
街行く人を見ていて「なんで平気なんだろう。みんな死ぬんだよ」 と10代の頃、よく考えてた。すべての娯楽は退屈を紛らすためと 死への恐怖と向き合わずに過ごす為にある、ってなこともどこかで 読んだ。 自分の身の周り以外の「死」は、生を実感させ生きることへの認識 を変えさせるけど。身内、愛する人の死、親の死はまた、ちょっと 別のものをもたらすような気がする。 医師は例えば身内の死を(感情うんぬんは別にして)やはり客観的に 体験するんだろうか。
117 :
卵の名無しさん :03/12/11 17:55 ID:VIjRzdsm
115 貴重なご意見をありがとう。
信仰心とかはどうなんですかね? 宗教の本を良く読むようになったとか・・・ ・・・そりゃないか・・・・
119 :
卵の名無しさん :03/12/12 09:39 ID:h9Tdtm3d
>116 別に・・・自然体でいいんだよ。わざとらしく取り繕うな。 疲れるだけだ。
120 :
:03/12/12 10:58 ID:+3TeQCXt
救命センターに勤務していた時代、数百の急死を見た。心肺停止した患者に蘇生 を試み、ECGが戻るたびに神を欺くようで罪悪感をもった。脳死患者の生命を 人工呼吸器と点滴で維持することに自己嫌悪に陥った。社会復帰の可能性も少な く、奇跡しか期待できない医療に大金をかけるこの国の生命至上主義医療に疎外 感を持った。 先輩お先に、後から私も行きます。
121 :
卵の名無しさん :03/12/12 11:06 ID:HikzuEHR
一般人と違う所は、 「人は死ぬのがあたりまえ」 と思うようになった事かな なんか世の中人間は死なない者だと勘違いしているヤツが多すぎる
122 :
卵の名無しさん :03/12/12 17:16 ID:hLXNXnM8
性の快楽は死の不安を忘れさせるためのものである
123 :
↑ :03/12/12 17:39 ID:AeJHWGLI
随分と短絡的な意見だな
124 :
卵の名無しさん :03/12/12 19:20 ID:d+1UrNed
シンプルが良いんだな、きっと。考えるのが面倒なんじゃないか?
125 :
悪魔 :03/12/12 20:07 ID:7ILxEcSj
>>120 残念ながら、君の蘇生できなかった患者の一部は、本来生き残るべき患者だった。
医療制度の不備を追求する前に、君の腕を上げなさい。多くの死者が君を恨んで
いる。
126 :
卵の名無しさん :03/12/13 02:26 ID:lQzHO6Hf
死者に恨まれる?? そんなことも思わなくてはいけないのでしょうか?? こーわーいー
精神患者のごとく妄想は限りない。 個人的には宗教は現時点では全く信仰するつもりはない。 「死んだら無(機質)に帰る、霊魂的存在はなく、我々の存在は単に物理法則下にあるだけ」 「物理法則の働く世界を作った存在があったとしても我々には全く無関心で干渉することはない。 干渉するなら今すぐ俺の存在を消して見せろ(殺すという意味ではない)」 死後のことを考えるのは無駄だから、生きていることを大事にする。 無機質に帰るのは寂しいからあがけるだけあがく。 ただ医師としては患者一人一人考え方がある(ようするに宗教的希望も存在する)ので、 法にさえ合致すれば、できるだけその考え方に合わせた治療をする。 せめての救いは日本が宗教的束縛がない法律でよかった。 わからない場合は自分が行われたくないことだけはしない。 金と家族と環境が大きく一人一人の生死もさることながら死生観まで左右している。
128 :
卵の名無しさん :03/12/13 09:23 ID:leFtAu+7
まあ、とりあえず生きてることの意味を考えよう。 ないか・・・?
逝こう。このスレもじき、腐海に沈む・・
130 :
卵の名無しさん :03/12/14 19:59 ID:rdzQIWoo
医者板の良心age
私は都内の内科医師9年目です。 これまで多くの方の最後を看取らせていただいてきました。 そのお一人お一人の顔をはっきりと思い出すことが出来ます。 死は辛い別れですが、私はその方とともに歩んだ日々を決して忘れません。
132 :
医者ども :03/12/14 23:48 ID:bXLUGRFd
もっと、もっと、たましい を練り上げろ!! すがるしかない!あんた方に!
133 :
卵の名無しさん :03/12/15 00:16 ID:ziJbB8X8
患者側としては、こういうスレ読むと、ちょっと安心するね。 ほんとに、すがるしかないからね。
自分が病気すると、患者さんの気持ちが少し理解できた気がする。 辛いけどちょっと嬉しい。
>>116 そうだね。
正直なところ身内の死を体験してから変化したかもしれない。
医師として患者さんの死に立ち会うとき。それ以外にも。
136 :
卵の名無しさん :03/12/16 16:56 ID:nXJPAITd
それより、 医療従事者でない人々の死生観は、どうなってんだ? 「そんなこと考えたことすらない」ってのが本音なんとちゃうか?
このスレ見て安心したって意見を見ると、 こっちも安心する反面、何だか悲しくなる。 別にこのスレに書き込んでるのは特殊な医者じゃないはず。 多分どの医者だって色々考えてるのに、 ここを見なきゃそれを実感してもらえないなんて、 その辺り全然信用されてないんだなあ。
138 :
卵の名無しさん :03/12/17 05:16 ID:vfKI/682
東大の心外手術のビデオで、笑い声がすごく心証悪くしてるみたいね。ここにも似た書き込みあったたけど。 医者の常識、患者の非常識。逆もまた真なれど。
自分は20歳くらいまで無敵で完璧な男だと自負してたが、 軽い病気をして考えが多少変わった。 受験、受験、勉強、勉強、できた自分に 空しささえ覚えたが、今はまた自信を取り戻してずうずうしく生きてます。 しかし、年齢がもう若いとはいえないから自分がいつ病気になるかという 漠然とした不安はあります。 こればかりは人間だからしかたないかなぁっと思う
140 :
卵の名無しさん :03/12/17 10:05 ID:J0DO02kl
141 :
生命はひとつ?! :03/12/19 10:21 ID:sxLWfQ2k
私の場合は、生命はひとつだと考えてます。 生命誕生以来、この地球上で、延々と生き続けています。 私という生命は、私の親という生命の生まれ変わりです。 わたしの親は、その親の生まれ変わりです。人格は違いますが、 そして、さかのぼるとたぶん生命はひとつなのだろうと考えてます。 ただ他の生命とは、 意思の疎通が出来にくいだけだと考えてます。 いつか全生命が必要になれば 共通の一個の人格になるかもしれないとも考えてます。 そう考えると時間も、 自分と他人の区別も、動物とか植物とかの区別もなくなってきます。 ただ、意思の疎通が出来にくいので何とか自分の体 以外の自分の生命にも、意思の疎通をしたくなりますし、 どんな生命にも愛着と愛情が生まれます。 比較的に意思疎通が出来るのは、動物ではサルより犬、馬、猫です。 かなり近いのでしょう。 爬虫類、昆虫とはかなり遠い関係のように感じます。 ほとんど何を考えているのか、気持ちが分からないです。 まだ自分が未熟なのでしょう。
142 :
生命はひとつ?! :03/12/19 10:39 ID:sxLWfQ2k
古代とか、今でも一族という考え方には、 自分を一族の生命体のひとつとして、また一部として考えるようです。 だから、一族のためには簡単に犠牲になって死ねるようです。 なぜならば、自分が生命体の一部だから、自分の生命が終っても 生命の一部が死ぬだけで、その他の生命が行き続ければそれで、 善いのです。 この考えj方は、最近は個人無視になり、日本人のように 国家のために簡単に、個人の生命を軽んじる傾向になり この傾向が戒められていますが、 非常に便利な考え方です。 だって、死ななくなるのですから、 延々と生命発生以来生き続けている事になるのです。 130億の人間のうち、今でもこの考え方の一族は多いです。 たぶん、先進国を除いて、 50%ぐらいの今 地球上に生存している 人類がこのように考えていると思います。 古代ではもっと多くの人類がこのように考えていたと思います。
143 :
生命はひとつ?! :03/12/19 10:54 ID:sxLWfQ2k
この考え方は、日本の歴史とか世界の歴史ではなくて 自分自身の歴史を知るとそのようになります。 個人は、おじいさん〜孫までで簡単に自分の生命80年+80+80=240年間 の歴史を知る事が出来ます。そして、ほんの少し勉強すると、 また、お墓でおじいさんのおじいさんとかそのまたおじいさんの 歴史を知ると簡単に、 その2−5倍の間の自分の歴史「480年間〜1200年間」を 見ることが出来ます。
144 :
生命はひとつ?! :03/12/19 11:15 ID:sxLWfQ2k
個人は家族と共に、幸福と健康、自分のもとめるライフスタイルを もとめて未知なる土地、 未知なる時間、 未知なる未来 未知なる将来を 旅する 旅人である。 とうい賢人の言葉があります。
145 :
貴方の1000年間の歴史は? :03/12/19 11:25 ID:sxLWfQ2k
自分自身の1000年間の歴史を紐解くと今日の自分自身と 明日の自分自身が 見えてくる。 という哲人の言葉があります。
146 :
卵の名無しさん :03/12/19 12:57 ID:IYfIyp4Z
ここは「医師の」死生観と言うスレです
147 :
卵の名無しさん :03/12/19 20:47 ID:myRPnl1j
そういうことばあそびをするところです
148 :
卵の名無しさん :03/12/19 20:52 ID:gTq+gaBX
>>141 位から書かれていることは、「生命」の定義が全然異なるな。
そういう形而上的なことは哲学板で扱うことであって、
ここでは板違いと言わざるをえんだろうな。
149 :
卵の名無しさん :03/12/19 23:04 ID:G3mYg6MF
生きる死ぬを含めて最近しみじみ思うこと 引き際は大切だ・・・・。 人生の第一線から退いたあとも時として自分の命は否応なく続く。 そういう意味で、常に「死」を意識しながら生きていくことは必要ではなかろうかと思う。 生き恥はさらしたくない。「死して屍拾うものなし」。理想どおりは行かないにしても、 身近な人になつかしく思い出してもらえるような、人生の引き際と、終わり方を迎えたい。 たくさんの人の死と、何人かの同業者のさまざまな引き際に遭遇して思うこと・・。でありました。
150 :
貴方の1000年間の歴史は? :03/12/20 02:11 ID:UmD6lCrc
148に 大体、2000人の死亡診断書を書いてしみじみと感じた 生死観です。 ゼロ歳から100歳の人の生死を 見て自分なりに考えた生死観です。 ぜひ自分の歴史、1000年間を眺めてください。 このことは、古代人のほうが良く考えています。 私は、幸いにして我が家のお墓があるので 簡単に自分の生まれる前の自分以前の1000年間の 歴史が見れたのです。 そして、今日の自分が生まれて来て これからの自分があるのです。 そして死して後も、延々と生命は続いて 行くのです。 未知なる草原を旅する旅人のようです。
LSDやると太古が見えるらしいね。
152 :
卵の名無しさん :03/12/20 09:50 ID:UmD6lCrc
151に 冗談はやめてくれ!
153 :
卵の名無しさん :03/12/20 10:11 ID:Y9XYjVPM
だんだんスレがきな臭くなってきますた -─===─ヽ/へ iiii彡≡≡≡|≡ヾ ヽ ______ 〜カルトなムショ仲間〜 ___ ,-─── 彡≡≡≡≡|≡ミミヾ / \ / `  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ミiiiiiヽ \ /ヾ ヾ .,! !,,!_´,,//_// \iiiiiiiゞ ─ | ,-― ー 、 /=/`''~~ /彡- \iiヽ ── | /ヽ ヾヽ |=.| 二 | 三 ━━━'/ ヽ━━━ ヽミヽ _,-=- _,-=-ヽ| / 人( ヽ\、ヽゝヽ| ── \三 __,.:: :: __ ヽiiiii ノ_ ヽ | .| ノ ⌒,, ⌒,,`l || ヽ ,, 、ー ̄ \ ::: |iiiii ヽ | | / (o) (o) | | / \ |= |iii| ( о ) |. /ヽ | ー ー | | / |/ ( ● ● ) .|iiii| /_,,,,;;iiiiiiii;;;,,_ヽ | | 6`l ` , 、 | | ( 。つ\ 》━━━━《 |iiiii|///;;;;───、ヾ. | ヽ_ヽ 、_(、 _,)_/ | / 丶ー 》 / ̄ ̄\ 《 |iiiiiiii|:::///\__/ヾヽ| \ ヽJJJJJ | /____」 《《 \ ̄ ̄/ 》》 |iiiiiiiiiii|::// ;; ; ;; 》::::::| )\_ `―'/ | |/ / 》》  ̄ ̄ 《《 》》》》》iiiii|::《 ;; ;; ;》 ;;》:( /\  ̄| ̄ | | |__/ // 《《《《《《《《《》》》》》》》》》》》》》》iii|/ 》 ;;》 》 ;;ミ ( ヽ \ー'\ \ -─ / 巛巛巛巛》》》》》》》》》》》》》》IIII ヽヽ《 ;;; 》( \_____/_ノ
155 :
卵の名無しさん :03/12/20 11:53 ID:XylbQhP9
156 :
卵の名無しさん :03/12/21 14:25 ID:cyl50jHQ
age
157 :
卵の名無しさん :03/12/22 00:09 ID:lpqA51pS
age
158 :
卵の名無しさん :03/12/22 06:37 ID:ljGnP7NC
>>155 同意。
こういう人って少数派なのかなあ?
もう日常になってるから、とりたてて言うほどじゃない?
・・・しかしまた1年が終わりますなぁ。
なんか人生って、ほんと、実はあっという間に終わるのかな。
159 :
卵の名無しさん :03/12/22 23:53 ID:lpqA51pS
age
年末年始は自殺が増えるといいますが、どうなんでしょうか?
161 :
卵の名無しさん :03/12/23 18:20 ID:KqAEmell
絶対に治らないで命にかかわるような病気にでもならない限り 自殺の選択肢はないかな ましてや経済的悩みや家族、職場の悩みレベルなんて悩みのうちには入らん
163 :
卵の名無しさん :03/12/23 21:19 ID:p1VfYkEW
>>162 メメント・モリ
死は救済なり、選ぶものを罵るなかれ
164 :
卵の名無しさん :03/12/24 22:00 ID:/8wafooq
age
165 :
82 :03/12/24 22:20 ID:sX1ai/9P
>162 今もターミナルの患者さんがいらっしゃいますが、人は簡単に死ねないということを思い知ります。どんなに受け入れていると思える方でも、実際に死を前にすると苦しみます。そんな時に何が一番助けになるかというと、一言一言の言葉なんですよね。 自殺してしまう方は、きっとその「救いの言葉」が得られなかったのではないでしょうか。 私は、人間の生死は神様が決めるものだと思います。だから自殺は良くないことだと思ってしまう。でも、簡単に死ねないはずが自殺を遂げてしまうのを見聞きすると、それはその人の運命だったんじゃないかと思う。 そして、日常的にターミナルの患者さんに接していると色々なことがとっても有り難く、幸せなことに思えてきます。 価値のない人間は絶対にいない。どんな人にも、生きている意味が必ずある。私はそう思います。
166 :
卵の名無しさん :03/12/25 23:52 ID:MqovdJqp
age
167 :
90歳の女性 :03/12/30 08:34 ID:TlUBdE6U
90歳の女性が入院していた。 全身動脈硬化で、虚血性腸炎になった。 だめだと思った。 救命をするのを消極的にしようと考えた。 でも胆石がつまった。 そこで緊急手術をした。 でもどうした事か元気になった。 孫、ひ孫、息子、娘が良く見舞いに来ていた。 ベットの横にはいつもひ孫が一緒に入って寝ていた。 自分で歩けるようになった。 ひ孫が、おばあちゃん元気になってね! といった。元気になってネといって、 手を握ったりしていた。 「元気になる筈はないだろうと医者の経験から感じていた。」 しかい、しかし 元気になってしまいました。 そして退院でした。 ひ孫の力に脱帽しています。 生きる目的、希望があれば、生きてくれという可愛いひ孫の 願いが通じたようです。 自分で歩く訓練もして 20歳は若返りました。 不思議なおばあさんでした。 忘れないです。 医者の事をやさしく笑っているようでした。
168 :
卵の名無しさん :03/12/30 09:06 ID:MnQg3rwq
高齢者でハイリスクの患者にどこまでやるかって、難しいですよね。 老人病院で救急から回ってくる多くのベジを診ていると、 余計なことしなくていいんじゃないかとも思うし・・・・ でも167さんのような例もあるし・・・。
169 :
卵の名無しさん :03/12/30 18:39 ID:D7wfwEUd
淡々と汁淡々と
170 :
卵の名無しさん :04/01/02 19:48 ID:yY2PnWJT
どんな状態であれ、身内には生きていて欲しいと 思うのです・・・。
171 :
◆pMH349lgQA :04/01/03 09:48 ID:Hn2jV35l
医学というのは基本的に自然の摂理に反したことをしているの だと思います。昔は多産多死で幼少時に子供が病気でなくなるな んて日常茶飯事でしたし「あそこのおばあちゃん食事が食べられなく なったからそろそろかね」なんて話が近所で話され、死というも のが実生活のなかで自然に認識され、自宅での老後者の介護の 大変さもみんなが実感していました。昔は食事が取れなくなること →死というのが自然の流れでした。 今、日本人のほとんど100%近くが病院でなくなります。 死や老後の介護の問題は病院に丸投げとなっていると いっていいでしょう。寝たきりで拘縮して、自分で痰も だせず気管切開されて定期的に痰を吸引されたり 自分で食事を食べられず胃ろうや腸ろうから栄養を 流し込まれる状態で本人は本当に幸せなんだろうか 考えてしまいます。「家族は自宅では見れないでしょこんなの」 というくせに、「こんな状態でも生きていて欲しいんです」と いう。きっと本人はもうこんな状態ではいやだ。もう死にたい と訴えているように思えるのに…。周りの人の自己満足にしか 思えません。昔は食べられなくなれば脱水になり干からびて 衰弱して自宅で家族に看取られながら人は旅立っていった はずなのに。(もちろん看護する当時のお嫁さんの苦労や犠牲が あったからこそなのですが)
172 :
◆pMH349lgQA :04/01/03 09:49 ID:Hn2jV35l
病院に来てしまうから、家族たちも自分たちで肉親の死を みる覚悟もないから、本人は静かにしてほしいかもしれないのに 点滴を入れられ、胃や腸に穴をあけられ栄養を流しこまれ 自分で寝返りを打つ力もないので巨大な床ずれ(じょく創) をつくってまで生かされてしまう。「今の老人の惨めさ、つらさ は死なせてもらえないことにあるんだよね….。」と考えて しまいます。 痴呆で病院内を徘徊してしまい職員の目のとどかないところで 転倒し骨折したり、嚥下機能の落ちている人が食事をつまらせて 窒息したり誤嚥性肺炎を起こしたりしたのが新聞で医療ミスと 報道され、家族がさわいでいるのをみるとこの国の人々は老化 や死というこがを全く理解できなくなっているのだろうかと 考えてしまいます。徘徊している患者さんには24時間だれかが 付いてみていないと何が起こるかわからないけどそんなことは 不可能だということ..。嚥下機能がおちて誰がどんなうまく食事 を食べさせても誤嚥してしまう可能性がある状態であるのだということ..。 身近で見ていて苦労している家族はその困難な状況を理解してくれても 食事の介助も一回もしたことがない人が声だかにミスだとわめき散らす。
173 :
◆pMH349lgQA :04/01/03 09:49 ID:Hn2jV35l
あなたが食事介助の10回でもしてみれば良いでしょうと言いたくなる。 そしてそんな人に限ってどんな形であれ生きていて欲しいと主張する。 一般の人に聞きたい。あなた方は自分が将来こんな生かされ方をして本当に 幸せだと思いますかと。老化や死はどんな人でも免れえぬものだということ を本当に分かっていますかと。病院に本当はあなた方が自分たちで抱える べき老人の介護や人の死の問題を丸投げしているのだということを。 あなたが自分の親や肉親を愛しているというのなら、本当に彼らの老後の 幸せということを真剣に悩み、考え、真正面から捉えようとしたことが 一度でもありますかと….。 多くの医師は苦しみ、悶えています。 1さん。医者は一般の人が考えているよりずっと人生や死というものを 真剣になやんでいます。なぜならば毎日さまざまな人の死にいやおうなく 立ち会わされるからです。一般の人々はあまりにも自分のことで精一杯で 肉親の老化や死でさえも実感としてとらえることが出来ない人が多いと いう印象をうけます。仕方ないことだと思います。今の世の中で死や 老化ということを日常的に考えなくてはいけない場面なんてほとんどないし その必要もないのですから..。
174 :
卵の名無しさん :04/01/03 10:02 ID:U0iUuS1x
ウチのお母さまは98歳のおばあさまの介護を死ぬ前日までしたぞ。 病院にも泊り込みしたし、死ぬ前、おばあちゃんがお水が欲しい と言ったのを大丈夫だろうと寝ててねと言ってしまい 今でも後悔してるぞ。何日も何日も寂しくてしょうがなかったそうだぞ。 おばあちゃんが、ショートステイを嫌がったので 限界ギリギリまで介護したぞ。 子供の私にはお前は親の面倒見なくていいのと言うぞ。 立派なお母さまだじょ。 私の面倒も見たじょ。明るく励ましてくれて助かったじょ。
175 :
◆pMH349lgQA :04/01/03 10:08 ID:Hn2jV35l
>>174 誤解なく、本当にあなたのお母様のように一生懸命なご家族も
なかにはいらっしゃいます。そのようなご家族に頭が下がる思い
をさせていただいたこともあります。174のおばあさまのご冥福
をお祈りいたします。
176 :
卵の名無しさん :04/01/03 12:50 ID:K3QFeWsZ
医療は、そうゆう複雑な現場です。 174とか171、172、173のいう複雑な事態が現実に起こっている そして 待ったなしの場面です。 もう少し考えてから、という時間的な余裕はありません。 いまも起こっている事です。 毎日、毎日、延々と 医者も家族も患者さん本人も 対応に苦しんでいます。
177 :
82 :04/01/03 12:51 ID:VRznmQK2
>173 私はドクターに同じことを思うことがあります。 ドクターが食事介助をすることはまずないですよね。ターミナルで、感情失禁で泣いてしまう患者さんに付き合ったこともないのではないでしょうか?それらは全て看護師です。 私たちがいくら楽にして差し上げたいと思っても、限界があります。精神面はほとんどを看護師が請け負っているといっても過言ではない気がします。ドクターは点滴や鎮痛剤の増量の指示を出すだけというのが私のイメージです。気を悪くされたらごめんなさい。
178 :
卵の名無しさん :04/01/03 16:55 ID:Hn2jV35l
>>177 さん
ドクターの苦悩はその患者さんの方針を自分が決めなくてはならない
というところにあります。胃ろうを造設するのも、蘇生措置をとるか
どうか家族と話したうえで決定をくださなくてはならないことが非常に
重たいことなのです。その決定がその患者さんのその後の人生を決めて
しまうということ、自分の下した決定でその患者さんが客観的にみて
幸せと思えない状況になってもそこから逃げ出すことはできない。
その責任を負わなくてはならないということがとても医師を苦しめ
ているのです。亡くなったときは夜中の2時でも3時でもかけつけねば
ならない...。結局その治療の全責任は看護師でもだれでもなく医師
が負うというところの重さに苦悩しているのだと思います。
ドクターは点滴や鎮痛剤の増量の指示をだすだけという認識を同僚
のあなたが持っていたのでは一緒に働いている医師が報われません。
看護師と少し違った苦悩があることを理解してあげてください。
179 :
◆pMH349lgQA :04/01/03 17:02 ID:Hn2jV35l
しかしながら177さんが直面しているこれらの問題に関して 言及するならば(板違いになりそうですが) 本来は精神的なケアは看護師でなく専門のカウンセラーが必要です また多くの介護の部分は社会福祉士やヘルパーが行うべき仕事のはず です。看護師の仕事は本来は医療看護に限られるはずであるものが これらの部分まで看護師が負っていることに問題があると思われます。 日本の病院が絶対的にスタッフが足りません。本当はこれらの専門 職のコメディカルを雇える診療報酬でなくてはならないのですが これらは認められていないので雇うことが出来ないのです。それらを 全部看護師が負わなければならない今の完全看護制度は無理があると いわざろうえないと私は考えています。かつては付添婦という制度が あり、患者の買い物や洗濯は彼女たちの仕事でした。感情失禁の患者 にかまっていたら今の看護師はほかの重症な患者の看護までとても手 が回らないというのが現状でしょう。
180 :
◆pMH349lgQA :04/01/03 17:03 ID:Hn2jV35l
医師も同様に追い詰められて仕事をしています。10数名の入院患者 の治療方針を決めるだけでなく家族との方針の確認、外来患者1単位 3時間の間に20〜30人の患者を診察する。内視鏡などの検査単位を こなし、時間内での時間保障などなく時間外にこなすのが当たり前 とされた膨大な量の診断書、病歴作成、レセプト詳記に追われ 深夜までかかっても残業手当もでない。当直の日は当日の朝から 通常勤務で当直明けも通常勤務で連続40時間労働しなければならない。 当直明けのふらふらの状態で手術に入る外科医。これが現状です。 177さんが看護士として医師に感じていることは患者にあまりかかわれ ていないのではないかという考えと理解しましたが、実際に医師が 患者の傍で十分に時間を費やすことは現状では許されていないといっても 過言ではないでしょう。かかわってあげたくてもかかわってあげられない 不十分な状態で決断を下さなくてはならない現状に対する苦悩も医師は 抱えています。(それらの問題の根源は極端に抑制された医療費にあります 。最近の医療事故の問題も本当は医療費抑制による低コスト、人材不足が 根本原因なのですが、これらの議論は他の板でするのがマナーというとこ ろでしょうか)
職業病といいましょうかクランケが生きているうちは駄目だと思っていても 最善の治療を施します。 ですが亡くなったら書類書いて次のクランケの治療に向かう 今まで必死になって治療していたクランケはもう頭になし こんな感じ
183 :
南無 :04/01/04 21:00 ID:nqnk/a1M
一期一会、振り返る事に意味なし。ただ一途に進むべし、我に死の迎え来るまで。
184 :
卵の名無しさん :04/01/06 16:16 ID:4EMjN5e2
>>183 さんの言うことも実によくわかります。
今日、QQで運ばれてきた患者さんが亡くなり・・・
私は医師ではないのですが、身内の死を思い出してしまい、涙してしまいました。
もちろん、誰にも気付かれないようにですけれども・・・
病院で働く者だからこそ、一期一会・・・私もそう思えるようになりたいです。
最近、患者さんに感情移入し過ぎてしまっているところもあるので・・・
いま少しめげています。
185 :
卵の名無しさん :04/01/06 20:49 ID:ITOJx2j/
感情失禁なスレだな。 かわいそうだという椰子にかぎってかわいそうにしやがる。 やりすぎなんだよ。反省しろ。 死生観以前の椰子が多いような気もするが。 医療現場を理解しない椰子が、見舞いもこんと、不手際があると それを医療ミスであるとつきあげ、医療そのものを破壊するなどと たわけたことをゆうておるが。。。あきれたもんだ。 じぶんが責任者であるということ、責任ということを理解していないね。 反省はしないのかね。なんでもひとがわるいのかね。 茄子や患者と一緒になってわあわあゆうてるだけじゃすまされんぞ。 そんなことよりもひとりひとりの患者がよりよい最期をむかえられるように、 十分な精神的サポートと除痛がえられるよう、努力せんかい。 老いさらばえてまで夜中2時3時に走らされるのは、それはそれを黙って 受け入れ、おまけに後進にまでそれを暗黙のうちに強要している自分自身に 問題があるんじゃないかね。美学だかなんだか知らんが、最善を尽くすなどとは きいてあきれるわ。単なるルーチンワークをごり押ししとるだけやろが。
そもそも人間が生き物の生き死にを左右しようなんぞ、おこがましいと事とは思わんかね
丈太郎先生キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
>>178有難うございます。
189 :
卵の名無しさん :04/01/08 17:49 ID:Hv+3AQMq
財前はアウシュビッツで何を思うのか…今夜9時。
190 :
卵の名無しさん :04/01/12 09:52 ID:LT7YjWwh
191 :
卵の名無しさん :04/01/12 10:34 ID:Gs7revYn
>>189 "Arbeit Macht Frei."
ツブクリ必死だな(藁 by財前
命のことは 神様に 病気のことは 先生に。 じゃ。
193 :
卵の名無しさん :04/01/16 03:05 ID:Kc2KCGyi
普段はあまり考えてないけど、 考えるときのためにあげておこう。
194 :
卵の名無しさん :04/01/16 03:14 ID:5uSy47Hm
182先生に同意 死生観と言ってはみても、結局目の前の重症患者に最善の治療を施し、それでも だめならば最後を看取って見送って、次の重症患者の治療にベストを尽くす もちろん患者の心理状態、性格や要望なども加味しないわけではないのだが 患者や家族の側で昇圧剤や人工呼吸器など使わないでくれと言う要望があるわけでは なく、ベストを尽くしてくれ、任せるといわれればやはりできるだけの治療をせざるを 得ない
195 :
卵の名無しさん :04/01/20 11:25 ID:etMidh9J
なるほど。
196 :
prion ◆2P6zxky1H. :04/01/20 12:01 ID:APdPcHaf
「ベストを尽くしてくれ」「任せる」 ってのが日本人には多いな。 もう回復の見込みが限りなく低く、延命処置をするかどうかという場面でも 普通に説明したのでは、「延命処置はしなくても良いです」という家族は あまりいない。 俺はDNRをとるのが下手だったが、同期のヤツには巧いヤツが いた。「誘導」と言えば誤謬がある。 しかし、日本人では、そういう決断を迫られるというのは 「自分自身が患者の死に手を下す」感じで、気が引けるらしい。 そういう決断しても罪悪感が軽くなるようにムンテラしてるようだった。 もっとも、医者だってその「決断」をするのは辛いのは家族と変らないのだが・・・
197 :
卵の名無しさん :04/01/20 12:55 ID:fpLfFXRB
はあ? たらんな。。。
198 :
卵の名無しさん :04/01/20 15:01 ID:YDzxwhd9
ますたべーしょんは家でやれよ。
199 :
卵の名無しさん :04/01/28 06:11 ID:HzqkoJKC
俺もイタ電は今でもよくやっている。 さすがに電話代6マソはやりすぎだけどな。 たとえば近所のコードレスホン傍受。 通販の注文だとご丁寧に住所氏名から電話番号・携帯番号まで セキュリティ意識ゼロのまま垂れ流してくれる。 標的が注文の電話を切ったらそこへかけて 「只今○○が受けた注文ですが、○○がその記入用紙でケツ拭いてしまったんで もう一度注文内容を言っていただけますか」。 標的は渋々繰り返す。 30分後にまたかけて 「うちの社員が間違って紙飛行機にして飛ばしてしまったんでもう一度だけ教えてください」。 標的はさすがに怒るものの、カルシウムが足りているのか律儀に繰り返す。 1時間後にもう一度かけて 「注文用紙がヤギに食べられてしまったんでもう一度・・」 これでさすがの標的のオッサンもブチ切れて「もういい!!!」とキャンセル。 ・・・・オッサンよ、いい加減気づけって
他科が作っちゃった多臓器不全の敗戦処理=持続透析で呼ばれる事が多い腎内です。 ホントによくぞここまでin-out考えず輸液しちゃったね〜っていう、 浮腫んでパンッパンな患者さんが横たわっている。(外科系・マイナー系特に多し!) もともとはむしろ痩せ型だったはずの成人男性が、薄いゴム風船でできたお相撲さん状態に。 いや、そんなもんじゃないね、ミシュランのタイヤマンだね。 腕や足の甲の注射痕からは、タラタラと透明な滲出液がいつまでも止まらない。 まさに穴のあいた水風船そのもの。陰嚢なんかパンパンの水枕だ。 こうなっちゃうと、MOFでまず助からないって経験則で判ってるけど、 血圧がショックレベルで除水不可能になるまでは、腎内は黙々と水を引くよ。 敗戦しちゃった他科のためじゃないよ、Familyのためさ。 そのままでは、患者さんが棺に入りきらないから。。 別人に変わり果てちゃった患者さんを、少しでももとの面影(サイズ)に近づけてあげたいから。
202 :
卵の名無しさん :04/02/02 02:55 ID:2Ya564pH
患者さんの死を一番多く見る科ってどこですか? 逆に、一番少ない科は?
>>200 下界だが、術後管理できなくてそこまでなるのって恥ずかしいと漏れの
周囲ではにんしきしてる。
ただ、手術後に合併症→MOF→ハードむんてらしたが、諸事情でCHDF
お願いしてしまうことが稀にあるのです。すみませんが。
>>202 多い科っていうか、ホスピスなんか多そう。
少ないのは眼科?
205 :
卵の名無しさん :04/02/04 03:35 ID:vHZTSEea
>>205 長くて読めなかったんですが、ありがとう村
って気になりますた・・
206 :
卵の名無しさん :04/02/04 06:29 ID:XjjELPUx
何百・・・(千を超えたかも)の死に立ち会ったが その死への過程、死に際はどうであれ、 死と生の違いは厳然としている。 死は生が無となる状態である。 火が消えた蝋燭。 川のこちら側。 どんな生き様であろうと、 生きていることは素晴らしいことだ。 と思う。 そして、自身の往生際は見苦しくないようにあったらいいなあ。
1000でつか・・・・・・・・・・・・・ 正直まいりますた・・・・・・・・・・・・・・・・
>>206 説得力ありました。
ところで、動物植物の「いのち」というものについてはどう思いますか?
それ系のボランティアを仕事の合間にやっているものですが・・
209 :
200 :04/02/06 18:34 ID:oG3S4E/v
>>203 「すみませんが」なんて、腎内に言う必要は無いんですよ。お仕事ですから。「諸事情」もそれなりにあることでしょう。
パンパンのPtを前にして、MOFだからとあきらめず除水を思いつくだけ、ある意味203サンの場合は
PtやFamilyに思いやりがあるのかも知れません。
私が「やりきれない」と感じるのは、敗戦処理として腎内に押し付けて、ステるまで顔も出さない他科Drに対してです。
「オペは成功したが、腎不全で助からない」などと勝手にムンテラした挙句、腎内転科を要求したりすることも。
昼間はオペで忙しいのは判るけど、Familyの手前、顔が出しづらいからと腎内に任せきり。
MOFでいよいよ危ない、と呼ばれてつきっきりのFamilyの不満は、傍にいるDrの私たちに向けられるのです。
別人のように様変わりしたPtを見て、「これはうちのお父さんじゃない。」「どうなってるんだ!」と胸倉を掴まれた事も。
他科でもFamilyから見れば同じDr、また同業者として庇わざるおえず、
「お話は直接主治医から聞いてくださいね。私たちもPtの為にできる限り頑張っています。」と、慰める事しかできません。
だから術後がうまくいかなくても、どうかFamilyがPtの死を納得して心安らかに受け止められるように、最善をつくしてあげて欲しいのです。
。。。もっとも、私がそう願わざるおえないようなそういうDr達は、2ちゃんねるする事はあっても、この「医師の死生観」スレなど気にも留めないタイプなのかもしれませんが。
210 :
203 :04/02/06 20:26 ID:h0ZQ1MJI
腎内さんレスサンクスです。 漏れの科は、ステルまで顔を出さないなんて言語同断だし、 最低でも朝一と帰るまえに行ってた(O弁も)んで、209 のカキコ見てビクーリ。(良心的な石にかこまれてたんだな) 内科がDQCの病院だと、ターミナルを外科におしつける所 があるけど、患者の文句って押し付けられる方に来ちゃって 困りますよね。 CHDFまで逝ったケースって一旦データが改善してもまた悪化して 結局ステルのが殆どなので、空しいです。CHDFは高額だし、最終 手段だと、家族に説明はするので、胸ぐらは掴まれずにすんでますが。 (あとで恨まれてないだろうか) 自分が手術受ける時はなんかあった時のために遺書ぐらいは用意 しておこう。 ところで、輸液負荷し過ぎだけが原因で体中パンパンにはれてCHDF ってこと本当にあるのですか??(利尿剤もきかないほどの)
211 :
200 :04/02/09 00:37 ID:bPhB4SFf
>>210 >ところで、輸液負荷し過ぎだけが原因で体中パンパンにはれてCHDF
ってこと本当にあるのですか??(利尿剤もきかないほどの)
ショックで腎血流量がかなり減少すれば急性腎不全に陥りますが、進行すれば不可逆性になりますし、それに伴ない利尿剤も効かなくなっていきますよね。
一番多いパターンが、パンペリ→オペ→感染の改善なしor術後感染→→sepsis(→→DIC)→→ショックand/orMOF→→腎不全
ここまでは「諸事情」のうち、と心得ています。
問題はここからどう補液していくかですが、残念ながら経時的にin-outをcheckする余裕の無い?Drは少なくないようです。
私も4つ総合病院勤務を経験してきましたが、「こりゃひどい!」っていうHpは2院ですね。
203さんの所では、「ミシュランのタイヤマン」「水風船」にまでしてしまう事は無いのでは?
だから実際にそこまでヒドイ症例を見たことが無いので、信じ難いのも仕方ないのかも。(ある意味幸いか)
逆に心外Drなどは、体外循環のプロなので、自分で回路を組み替えたりと、こっちが教わる位な時もありましたが。
(スレタイから離れてきたので、この辺で。)
212 :
卵の名無しさん :04/02/10 04:56 ID:MuFqaINq
>>200 >>209 お疲れ様です。。。
家族としては、そういう先生がいらっしゃることは
ありがたいことです。ほんと。
213 :
203 :04/02/10 06:07 ID:YbPVLZP7
腎内さんレス読みました。あほな質問なのにマジレス有り難うございます。 輸液のインアウトバランス以外になんかあるのかと思いつい質問してしまいました。 ミシュランのタイヤマンはネーベン先でなら見た事あります。 ターミナルで尿が殆ど出てないのにアミノトリパ2号1800cc/dayとか いってる所でした。予後にはあまり関係ないとしても、何だかなーと 思いました。(ソリタ1号1000cc/dayとの差額はいくら?なんて計算 してしまいました、スレ違いすみません)
215 :
卵の名無しさん :04/02/20 01:01 ID:GkZuUIsA
東先生プルプル記念上げ
216 :
卵の名無しさん :04/02/20 22:04 ID:U1axk9wA
夫の医師射殺を暴力団に依頼した妻、懲役18年確定へ 岐阜市の産婦人科医院長、棚橋順一さん(当時64)が01年1月に射殺された事件で、最高裁第一小法廷 (甲斐中辰夫裁判長)は殺人、詐欺などの罪に問われた妻の棚橋美恵子被告(67)の上告を棄却する決定をした。 一、二審の懲役18年が確定する。決定は18日付。 一、二審判決によると、被告は長年ないがしろにされた恨みなどから、親類の男性=殺人罪で懲役14年が確定=を 通じて暴力団組員=同16年=らに2100万円で殺害を依頼。 01年1月27日夜、別居中の夫の自宅前路上で、別の組員=同16年=が拳銃で頭を撃って殺害した。 被告は事件への関与を怪しまれないよう、保険会社に4000万円を請求してだまし取ったほか、 別の保険会社にも計1億2000万円を請求したとされる。 (02/20 21:51)
217 :
卵の名無しさん :04/02/26 04:29 ID:xzDzrof6
死ぬときは 腹上死がいいな!
218 :
卵の名無しさん :04/02/26 05:22 ID:LA8Wnk8u
させてみたい。
させてみたい・・しばらく考えて意味分かった
家族の最期を看取るとき、立ち会っていた20代後半くらいの看護婦の しらーっとした雰囲気が許せなかった。 何回も思い出しては激しい憤りを感じる。 ほんと部屋から出ていってほしかった。
222 :
卵の名無しさん :04/03/06 21:58 ID:O26QT9FB
>>221 しらーっ
は最悪だ!!
せめて神妙な顔をしてほしい。
保守
225 :
卵の名無しさん :04/03/29 02:16 ID:qNe7F28N
(^(^^) 、(,,, ( )、 ミ ( )ヽ ミ ● ノ●ヽ ミ (´`ヽ ミ トリ。 ミヽ | ヽノ ミ 最近まで健康だった。 彡ミミヽ,,,,.|∪| 彡\ マジかよ 何すんねん / _ ヽノ /´> ) 人間なんか信用できねー ミミ(___) ( )/ (_/ 《巛ミ彡^| / (巛ソ^ ソ| /\ \ 《 | / ) ) ∪ ( \ \つつつ
226 :
卵の名無しさん :04/04/07 01:35 ID:n42DMDMt
age
227 :
研 :04/04/17 18:49 ID:aj9UyK8J
薬の副作用で患者が死にそうです たぶん、僕はヂゴクにおちるだろう
228 :
卵の名無しさん :04/04/21 08:46 ID:JEBpDt2I
まだまだたくさん書き込めますよ
229 :
卵の名無しさん :04/05/03 02:38 ID:+EBg+rJU
保守っとこ
230 :
卵の名無しさん :04/05/03 05:02 ID:0SeKe6Oi
医療に携わる人達は、人間の死をどのように考えているのだろうか? 医師は本人や患者の死の宣告をしなくてはいけないし、 その時にの気持ちってどんな気持ちなんだろう? 亡くなってしまった患者をみて、残されて泣き崩れる家族を 見てどう思うのだろうか? 蠅や蚊やゴキブリが死ぬレベルと同じ感情しかないのだろうか? 一応は悲しいという演技もするのだろうか?本心じゃなくて。
231 :
卵の名無しさん :04/05/03 09:09 ID:Io8yyxv9
厳かに取り扱うが、悲しむ演技は不要だと思う。
232 :
卵の名無しさん :04/05/04 21:31 ID:h911CLIq
>>230 正直なところ、ERで突然来院した方が一言も話すこともなく亡くなる場合悲しみは少ない。 が、長い間おつきあいした患者さんが亡くなるときは正直涙が出る。 医者も人間ですから。 人間としてのおつきあいの長い方とのお別れは悲しいものですよ。 かしこまった演技はしません。 それは残された患者さんの家族にも失礼な事です。 しかし人の死という厳かな場面では最低限の礼儀を護る義務はあると思います。 その最低限の義務を果たすことは人間として大切な事であり実行する必要があると思っています。
233 :
卵の名無しさん :04/05/06 19:14 ID:yjxaustk
そんなに厳かに見送りたかったら家で看取れということだ 看取るときの演技料は保険点数にはない (スマイル0円ののりだな)
泣き女を雇いなさい。
393 名前:病院利用者[sage] 投稿日:04/05/11 15:14 ID:Nhk1lwCR 昨日の朝日の声欄。 「携帯電話」についての特集だったようだが、 女子大学生が叔父の臨終に際して、 医師が胸元のポケットから、携帯電話を出し、 ○時○分、ご臨終ですと、告げたことを、 あまりにも、死を軽々しく考えていると、 非難する記事を載せていたが、なんだか、 訳のわからない文章であった。叔父が亡くなった ことは、お気の毒だが、だからといって、 携帯電話の時計機能で、臨終時刻を診るのを非難する のは、お門違いであると。 そういう文章を検閲しないで、載せてしまうところが、 不思議である。 こんな事載せる糞新聞もある品。 どのように時間を知ったかということと死をどう考えているかは 全く別の話だと思うが。 特にこの場合は、急いで来た為に他の道具が無かったんだろうし。
>>235 漏れ、院内用のPHSで死亡時刻確認した事が何回かある。
茄子からコソーリ腕時計回してもらった事もあるし。
夜中だと、時計付け忘れるし、腕時計無くした時期もあったし。
そんな漏れもアカヒに叩かれるのだろうかw
石叩きネタがなくて間に合わせに出したとしか思えない文章w
237 :
卵の名無しさん :04/05/19 15:28 ID:XE+T3EN9
保守
238 :
卵の名無しさん :04/05/19 15:39 ID:vDFH5u2Q
友人(異業種)「死に遭遇しすぎて麻痺してるでしょ。人の死への感覚って俺達と全然違ってない?」 俺「うん、違うね。君は赤の他人の病死に何も感じないでしょ?俺らは違うよ。赤の他人の生死のために夜中に叩き起こされて病院へ行く。 普通の感覚でそんな生活何年もやってられない。慣れは確かにあるけど、同時に麻痺とは正反対のものを維持してなきゃならないんだ。」
239 :
のーげ :04/05/19 19:44 ID:N3InsAEP
うちらはべげちゃん(植物状態)を扱う事が多いからあまり積極的には延命的な ことはしない。やれば命だけは助かるオペとか、挿管・気管切開とか、べげっちゃ ったらいかに家族が大変かというのを平易な、ややもすれば俗な言い方でこんこ んと説明し、「やりません、希望しません」と言わせる事も多々ある。まあ、の ーげ全部がこうではないだろうけどね。 こういう態度は医療者の中でも異論が多いと思う。事実、他科のドクターと話して てぎょっとされることがある(例えばべげっちゃってる患者さんが肺炎で、と振ら れて、良いチャンスじゃないのと答えちゃったり)。一方のーげは急性期は熱心に 病院にかよいつめ、べげると足が遠のき、こっちが話がしたいと呼んでもこない、 そんな家族を嫌と言うほど見る。患者本人にしたって、それまでまあまあなレベル だったのがある日突然あぽってほげほげの失語になっちゃうのも、よく見る。健 康寿命を延ばさない治療をいくら一生懸命やったって仕方ない、であれば自然に 任せ輸液程度に治療を縮小し、死を待つのも一つの考え方ではなかろうか。 遅レスで恐縮だが、このスレの頭の方で、「医者が他人の死を語るのは越権行為 だ」的な書き込みがあったが、宗教でもなんでも、今の日本で医者以外にきちんと 人の生き死にを考えている職種、集団がいるだろうか?一般の人は人が如何にして 死んでいくかを知らない。だから人の死と直面したとき慌て、怯え、こちらに訴え てくる。そういった人に教え、なだめるのもまた医者の仕事だ。わしらが死につい て考え、時に演出しなくて誰がそれをする?死に時を考えるのも医者の仕事じゃ。
240 :
卵の名無しさん :04/05/19 21:06 ID:aAoTIJXz
>>239 ときに演出するとはどのようなことをするのですか?
「最後の瞬間」の時間の操作などは、ごく普通に行われることなのですか?
>>240 マスコミのような、すでに持ってる答えが透けてみえる質問には誰もまともに答えませんよ。
242 :
のーげ :04/05/21 19:52 ID:pCKGwl3O
>>240 一応答えると、わしらは時間の操作は殆どしない。
事前にしんまは意味がないからしない、間に合わなくても
文句を言うなと説き伏せて、余計な労力は極力使わないよ
うに心がけている。
どういう意図で聞きたいのかさっぱりわかんねーけどなあ。
243 :
卵の名無しさん :04/05/23 17:43 ID:JXkV+dvy
>>238 >君は赤の他人の病死に何も感じないでしょ?俺らは違うよ。赤の他人の生死のために夜中に叩き起こされて病院へ行く。
>>240 >今の日本で医者以外にきちんと
人の生き死にを考えている職種、集団がいるだろうか?
禿しく同意。
家族が人工呼吸器付けて3年ですが、さすがに疲れマスタ・・・・ まあ植物状態のようなもんです とりあえず意志の疎通はできてますが 毎日毎日付き添いで、不謹慎ですがいつまでこれが続くのかと暗い気持ちになります罠 お金はなんとかなってますが、家庭としてはまともに機能してまへん スレ違いなのに愚痴っちゃってごめりんこ〜
245 :
卵の名無しさん :04/05/26 08:55 ID:2kNA7Jyg
良スレage. 仕事に疲れた時に癒されに来てます。
246 :
しょーにか :04/05/26 16:02 ID:jHq/r3mF
私は小児科医師だが、血液・腫瘍と新生児をそれぞれしばらくやってた。 助からない患者は何をやってもだめなときはだめである。 ぎりぎりまでやってだいたい気づく。 大事なことは家族にとっても医療従事者にとっても 上手な死のセッティングをすることである。 いたずらに死を延ばしても家族にとって惨めな死になることもある。 また、助からないのに人工呼吸器をつけたりCHDFをしたりして トラブルになって訴訟になったのを何回も見てきた。 また、思ったより早く亡くなったなぁと思っても 上手にセッティングして家族に見守られて亡くなれば、 あとでねぎらいの言葉をかけてくれる家族もたまにはいる。 医師の裁量というのは本当に難しいと思う今日この頃です。
良スレ保守
保守