つぶれかけのクリニック　５５巻１号（Ｎｏ６１）

JapanMedicineニュース　2003年９月19日
地銀協・日医、11月からカード決済試行
ＯＲＣＡプロジェクトと連携、患者負担の徴収で
http://www.japan-medicine.com/
地方銀行64行で組織する全国地方銀行協会は18日、日本医師会が推進するＯＲＣＡ
（進化型オンライン・レセプト・コンピュータシステム）プロジェクトと連携し、
日医が提供する標準レセプトソフトを導入する病院、診療所20施設で、11月から患者
窓口負担をデビットカードで徴収できるサービスを試験的に開始すると発表した。
日医総研によると、来年４月には全国展開する考えで、導入機関を100施設にまで
拡大させる意向。

　現在、日本では一部の病院でクレジットカード決済が利用されているものの、システム
の利用手数料がかかるため、あまり普及していない。そのことを踏まえ、日医総研では
費用負担を最小限に抑えるように配慮し、システム利用手数料を患者窓口負担金の1.8％に
設定し、日医総研が調査した平均クレジットカード手数料2.4％よりも低く抑えた。ただ
医療費が高い場合を考慮して、１回当たりの手数料上限を400円とする一方、通信費がかかる
ため最低でも25円は負担してもらう。
　医療機関に設置するカードリーダーは、試行運用時に日医が無償貸与するが、来年４月の
本格運用時には、約10万円で販売する。