##抗生剤の皮内テストは不要だろ##

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20卵の名無しさん:03/03/29 00:12 ID:iv8CuK1a
>>16 正確には、5月から廃止の方針です。


さる3月18日の医療標準化検討委員会において抗菌剤投与に際しての
皮内反応テストの廃止を提案しました。とくに御異議はございませんでした
が、ここに院内から広く御意見をいただくために以下の文章を掲示します。
長文で恐縮ですが、重要な案件ですので御海容をお願いする次第です。

御意見がおありでしたら、このメールに御返事をお願いします。
4月14日までを公示期間として、皆さんの御意見をによる修正の上で、
4月から5月の関係委員会で御了承をいただき病院の正式な方針としたい
と考えております。

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抗菌療法薬剤の使用に際する皮内反応テストの廃止に関するコメント(案)

日本化学療法学会臨床試験委員会・皮内反応検討特別部会(委員長:斎藤厚
(琉球大学第一内科))が、抗菌療法薬剤の投与時に発現しうるアナフィラ
キシーショックの対策として提言をまとめたこと契機に、当院においても提
言に従って抗菌療法薬剤の使用に際する皮内反応テストを廃止することとし
たい。

(以下略)
21卵の名無しさん:03/03/29 01:03 ID:0luUGtwL
>>16
提案するというだけで決定はしていないようですが。
22卵の名無しさん:03/03/29 15:44 ID:Lj1chFTZ
 学会がEvidenceに基づいて勧告しているのですから、私はそっちに従います。
23卵の名無しさん:03/03/29 16:05 ID:2SYnzyAk
メーカー側も何かコメントして欲しいもんだね、皮内テスト液の製造を中止するとかなんとか
24卵の名無しさん:03/03/29 16:33 ID:oRAUgc//
私は、医学的な立場で、皮内反応に意味があると主張してるわけではない
事をはじめに言っておきます。

が! 学会はエビデンスなんてまったく示してないよ。

結論にみちびくほどの説得力があるデータはない。

添付文書で、皮内反応やったほうが”のぞましい”っていってるわけ
医学的に正しかろうが間違っていようが、事故があったら裁判で負ける。
必ず負けます。
その時、学会が守ってくれるのか?
厚生労働省は、学会の勧告にしたがって、添付文書を改定する
ようにメーカーを指導すると思うの?

メーカーが医師を守ってくれるか? やばいことになったら
メーカーの立場としては、”皮内反応を勧めてましたのに...”
ってことになるよ。

以下は”謝辞”より

”特に各薬剤のアナフィラキシー報告の調査にご協力い
ただきましたアストラ・ゼネカ株式会社、グラクソ・スミス
クライン株式会社,住友製薬株式会社,武田薬品工業株式会社,
田辺製薬株式会社,日本ロッシュ株式会社,萬有製薬株式会社,
ブリストル製薬株式会社,塩野義製薬株式会社の関係各位に
深謝申し上げます。”

独自に科学的な調査をして、うむを言わさぬ結論だして欲しいもんです。
25卵の名無しさん:03/03/29 16:41 ID:DG7GdcwU
開始20〜30分間における患者状態の充分な観察
よりも15分後の皮内テスト判定の方が楽だったりする。
26卵の名無しさん:03/03/29 16:51 ID:MHZ2BVFr
>>25
それは言える。
皮内反応がマイナスでもアナフィラキシーが起きることはある。
皮内反応がプラスでもアナフィラキシーが起きないこともある。(←これは多そう)
投与したらアナフィラキシーを起こす抗菌薬は、皮内テストでも危険な可能性がある。
皮内反応より十分な問診が大切であり、
万が一アナフィラキシーが起ったときの体制を整えることが必要。

皮内反応のせいで使いたい抗生剤が使えない。

『レジデントのための感染症診療マニュアル』(青木眞)にはこうある。
「筆者は米国で5年間、感染症治療を中心に過ごしたが、
この5年間のうちただの一度も皮内テストを見たことがない」
28卵の名無しさん:03/03/29 18:46 ID:DG7GdcwU
日本でも小児科はやらないと思う。
29卵の名無しさん:03/03/29 18:52 ID:+gGrtLHF
クロスマッチもやったことないな〜、、、
30卵の名無しさん:03/03/29 21:04 ID:JDlbksWQ
>>11
 何年の判例か分からないが、医師が皮内反応をやっていて事故が起きても、
裁判所は「皮内反応だけでは、アナフィラキシーショックが起こるかどうか
分からない。医師は投与中の患者の状態を観察する必要がある。」というだ
け。皮内反応をしても、経過観察せずショック死したら、たぶん負ける。
31卵の名無しさん:03/03/29 21:20 ID:/RJCf32L
>>30
そして皮内反応してなかったら、”必ず”負ける。

>>27
ところで、
「筆者は米国で5年間、感染症治療を中心に過ごしたが、
この5年間のうちただの一度も皮内テストを見たことがない」
とあるが、アメリカにはそもそもペニシリン以外の抗生物質
では、皮内反応のキットが存在しないのです。
だから、見たことないんだと思います。

報告書内でのアメリカの専門医を対象にしたアンケート調査の
結果も、こういうバイアスがある事には触れないで、いきなり
日米の比較をしてしまってます。

日本ではメーカーが皮内反応用の製剤を作っている、というか
作らされている。
これがメーカにとってはビジネス的にいうとコストがあがって
歓迎すべきものではないわけ。
ペニシリンとセファロスポリンとの間でcross reactionが
ある事は誰も否定しないと思うが、素朴な疑問として、例えば
セファロスポリンの皮内反応では、ほんとうにアナフィラキシーを
予測できないのか??
それを直接答えてくれるエビデンスもない。
32卵の名無しさん:03/03/29 21:36 ID:S+vwKKAQ
>>31
なぜアメリカでは行われていない皮内テストが日本では必須とされているのか?
皮内テストの感度特異度は発表されているのか?

大いに疑問なのです。
33卵の名無しさん:03/03/29 22:07 ID:pNfKv3W6
>>32
日本の添付文書では、必須とまでは言ってませんが、
やるほうがのぞましいって感じで書いてると思います。
どのメーカーも同じ言い回しですから、メーカーも規制当局も
皮内テストについては右へならえ、なんだと思います。

とくにセファロスポリンの皮内反応の感度特異度については、
よく分かってないんだと思います。
なぜデータがないか?
アナフィラキシー事体の頻度がすくないので、前向きの
調査が難しいこと。かつ、皮内テストで陽性に出てるひとに、まさか
当該薬物を投与することはしないだろうから、なかなか真の感度も
わからないって図式なんだと思います。

34卵の名無しさん:03/03/29 22:56 ID:ZeusJcA1
>なぜアメリカでは行われていない皮内テストが日本では必須とされているのか?
>皮内テストの感度特異度は発表されているのか?

一行目の「アメリカでは」思考法は止した方が良いとは思いますが、
二行目の感度、特異度についてのデータが欲しい点には同意します。

それにしてもこのスレなかなか良いスレですね。
>>19
>>25
には苦笑しました。
35卵の名無しさん:03/03/30 00:40 ID:iFGmeO++
>>34
なんでもかんでもアメリカやヨーロッパのマネをするのがいいとは思えないけど、
日本の医療の奇妙な伝統ってのがあるのも事実だよね。

苦笑したという19や25だって、
極日常的な病院の風景なんじゃないの?
36卵の名無しさん:03/03/31 00:43 ID:b+JexTI1
>>35
 病院の文化っていうのは、どこかの病院のコピーなんだよ。マニュアルが
必要なら、MRに頼んで、他院のコピーを入手してもらったり、医師や看護
師が慣習や経験を持ち込んで、コピーを広げていく。
 前例主義の官僚のことを批判や中傷できる立場にはない。
37卵の名無しさん:03/03/31 01:11 ID:f7QK9saJ
>>36
病院とか医局ほど閉鎖的で前例主義のとこもないんじゃないかと思うけど。
問)なぜそうするのか? 答え)今までそうしてきたから。

ところで、官僚を批判中傷って、どっから湧いてきたのか?
38卵の名無しさん:03/03/31 02:36 ID:KO/E8AT5
>>37
添付文書を最終的に許可するのは規制当局(=厚生労働省=官僚)だから
じゃないでしょうか?
それにしても、学会が皮内テストを実施する意味がないというのであれば、
皮内テスト陽性者にたいして、当該薬物を投与してみて、本当にアナフィ
ラシーの危険因子として意味がない検査であるという事を、感度の面から
検討してみたらいいのではないかと思うよ。
相当なNがいるので、莫大な予算の研究になるかもしれんけど意味はある
研究だと思う。

いままでは、倫理的にも陽性者に投与するのは出来なかったわけだけど、
この報告書の勧告どおりの流れになってしまい、皮内テストをしないとう
事なると、本当は皮内テストで陽性にでるはずの人も、問診で問題ないな
ら投与してよし、ということを勧告してるわけですからねえ。検証は可能
とみています。

真の危険度(=感度)を計算して、陰性者と比較して、どの程度、皮内テ
ストが陽性ということでアナフィラキシーの絶対危険度、また相対危険度
が上がるのかを出してみないことには、納得できるエビとは言えんと思う
んですがねえ。

頻度はすくないが、アナフィラキシーはいったんおこると、きわめて重篤
な有害反応だと思うから、すこし慎重に検討すべき問題なのに報告書で、
メーカーの市販後調査の数字とかだされても、煙にまかれた気分になるだ
けです。だいたい、日米で市販後調査の目的や方法にズレがあるのはよく
知られていることですよね。

この問題にかぎらず、過去に学会(専門家)の方針を鵜のみにして痛い目
にあった事も忘れてはいかんと思うんです。
39卵の名無しさん:03/04/01 20:56 ID:UrJlwQeF
こんな良スレみたことないよ。
age
40卵の名無しさん:03/04/01 22:15 ID:PMdQgghk
皮内反応の無意味性が明らかになったとして・・多分そうなるだろうが・・
「皮内反応してなかった」から敗訴した医師の名誉は回復されるのか?
「皮内反応してなかったから」的判決書いた裁判所は謝罪するのか?
41卵の名無しさん:03/04/02 21:51 ID:a7xib7EM
>40
裁判なんて所詮はゲーム。試合に負けた後にルールが変わっても、一度決まった
判定は覆らない。
42卵の名無しさん:03/04/02 22:57 ID:RxtdAmXH
>題名に余分な記号を付けるのはDQN
その理由を知りたいでつ・・・・
43卵の名無しさん:03/04/03 11:39 ID:NMu1oxO+
もっと早くにこんな良スレがあったらよかったと思っています。
このスレを読んでいると勉強になります。

私が以前勤めていた病院(1年前)では訴訟対策として抗生剤を投与する前に必ず、
皮内テストを実施していました。
泣いて嫌がる小児に対しても皮内テストを実施していました。
小児の覚醒時に皮内テストが出来ないときはオペ中にテストを実施していました。
ずいぶん昔から、皮内テストを疑問視する論文が出ていたことから私は
皮内テストの中止を求めるのと同時に、緊急時の対応と機材の充実を図ることを病院側に
提案してきましたが訴訟問題がネックとなり、意見は受け入れて頂けずに終わりました。

皮内テストを実施しなくても良いとされているホスミシン(一般には事故が少ないと考えられている)
によるアナフィラキシ−ショックも体験しています。
その患者は術直後で抜管した後でしたので発見するのがもう少し遅かったら死亡していました。
これが外来で発生していたらと思うと更にぞっとします。

その経験からアレルギーについてのいっそうの勉強が必要だということ、ショック時に対応できる設備を充実させる必要を
強く感じています。
アレルギーについて勉強しなおしてみるといつ何で反応を起こすのかわからないということを痛感させられます。

44卵の名無しさん:03/04/03 11:44 ID:gJ2MfAgH
>42
題名に記号を付けてはなぜいけないかと問う前になぜ題名に
記号を付けたいのかを言って見るべき。
結局自分のたてたスレッドが目立てば良いという理由が残る
だろう。そうすれば最初はスペース一個または■一個のマーク
で良かったものが、より目立つためにとエスカレートして行く。
みんなが勝手にマークを付ければ誰もマークを付けていないのと
見やすさは変わらないのに表示スペースへの圧迫や無駄なデータ
転送量増加のデメリットだけが結果として残ることになる。
45卵の名無しさん:03/04/03 20:24 ID:Q4UcE2xu
↑で、何?
 気が済んだ?
46卵の名無しさん:03/04/08 20:36 ID:gli0uVeb
結論:必要ありません。
47>46:03/04/12 22:24 ID:f0QjaThR
必要ありませんって題名の記号のことですか?
48卵の名無しさん:03/04/15 20:56 ID:iKB61lOV
皮内テストは必要なしよーん
49山崎渉:03/04/17 13:43 ID:7t8yux6Q
(^^)
50卵の名無しさん:03/04/18 15:57 ID:gYIoLENI
http://www.asahi.com/national/update/0418/019.html
アレルギー検査怠り患者死亡、病院長を書類送検
--
 レントゲン撮影の際、患者にアレルギー検査をせずに造影剤を点滴して死なせ
たとして、警視庁が東京都足立区内の個人病院長の男性医師(45)を業務上過
失致死容疑で書類送検していたことが、18日わかった。

 西新井署の調べでは、死亡したのは、同区内の無職男性(68)。男性は昨年
5月31日午前9時ごろ、前立腺肥大症の検査でレントゲン撮影を受ける際、院
長が男性に造影剤を点滴したところ、脈や呼吸が弱くなるなど容体が急変し、2
日後に臓器不全で死亡した。院長がアレルギー検査を怠ったため、男性が造影剤
に拒絶反応を起こしたという。
51卵の名無しさん:03/04/18 16:17 ID:mrcnHicR
##題名に余分な記号は不要だろ##
と書いてみる。
52卵の名無しさん:03/04/19 12:19 ID:bIr6MjvO
スクラッチテストと皮内テストはどう違うの?
53卵の名無しさん:03/04/19 12:48 ID:ZONepov2
>>50
日医放をはじめとする関連学会で断固として抗議すべし。
造影剤に対するアレルギー検査は意味がない・危険で
あることはすでに決着済みであり、現在行っている
施設はない。アレルギー検査を行わなかったことは
決して過失ではなく、むしろ当然のあり方だ。
54卵の名無しさん:03/04/19 12:55 ID:oUMTP8LY
ただの免罪符でしょ。>>1は抗生剤使ったら24時間患者に張り付いてろ。
55山崎渉:03/04/20 01:43 ID:MyHbF95h
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
56卵の名無しさん:03/04/20 07:08 ID:hMlM4gKc
下手すると、アナフィラキシー・SJSなどが出る可能性のある薬剤については、
医師は四六時中患者を観察しろという方向になりかねない。

どの医者もそれらを処方できなくなる〜。
57卵の名無しさん:03/04/21 00:04 ID:5TjEcUQt
>>56
可能性ならすべての薬剤にあるわけだが……。
58卵の名無しさん:03/04/22 19:31 ID:Ors47dUu
もっと語れ
59卵の名無しさん:03/04/24 12:38 ID:iEkOE5aE
良スレあげ
60卵の名無しさん:03/04/29 11:55 ID:SZx+J5AZ
皮内テストが必要って考えてる藪医者いる?
61卵の名無しさん:03/04/29 12:56 ID:K/jdnyxw
>>60
医学的に不要であることは、結論が出ているんだろ?
問題なのは、薬剤貼付文書に施行するよう書かれている事。
これはある意味公文書だからね。
まだこれを根拠に、裁判になれば敗訴する。
悪法でも法は法・・・というわけだよ。
問題はそこだろう?
62卵の名無しさん:03/04/29 13:43 ID:WPxNvG6x
↑で、あなたはどうすればよいと?
63卵の名無しさん:03/04/29 13:47 ID:K/jdnyxw
>>61
嫌々でもやらざるを得ないかと
できる限りの撤回運動と同時にね。
64卵の名無しさん:03/04/29 13:55 ID:/xX+X0gO
皮肉テスト
65尻青い医師:03/04/29 14:48 ID:zNC5PC/m
年増の慣れた看護婦が皮内テストの注射をやってくれるというので、
後で判定に見にいったら、ちいと、薬の方が赤いような・・・・
もう一度しようと言ったら、その看護婦はアル綿でゴシゴシそこら中を拭いて、
わからなくしまった。
彼女、気分を害したようですた。
そんで、そのまま抗生剤を静注したけど、何もなかった。
わたしは傍で救急カートを用意して15分間観察していますた。
66卵の名無しさん:03/04/29 15:42 ID:6OL8Uymt
↑危険なのは初回投与時とは限りません。
 毎回ベット傍で15分観察してなさい。
67卵の名無しさん:03/05/01 16:16 ID:Ia10b4uB
>>50
 告発されたら、どんな事件でも送検しなければいけないのは、刑事訴訟
法の定め。
> 第242条〔告訴・告発を受けた司法警察員の手続〕
>  司法警察員は、告訴又は告発を受けたときは、速やかにこれに
> 関する書類及び証拠物を検察官に送付しなければならない。
 単純に事前のテストを怠っただけでは、起訴しないでしょ。ただ
し、事後の処置に問題があれば起訴される。朝日の記事はピンボケ
でしょうが。
68カッポレカッポレ:03/05/01 17:40 ID:ZXe9WHBa
皮内反応の是非なんて,学者先生の飯の種.皮内反応は町医者にとって
免罪符みたいなもの.やってもやらなくても事故は起こるんだから
禁止されない限り一応やっとくのが「一応,気を遣ってますよ〜」てな
言い訳用の儀式.
 今の世の中,医者にとって医療はロシアンルーレット.運が悪けりゃ
一発でドタマが吹っ飛ぶ.結局「死んでも命がありますよーに」って
お守りみたいなものさ,皮内反応なんて.
 受験の時に合格祈願のお守りを持っていくか,いかないか程度の差しか
ないよ.・・・・こんな医療に誰がした!!アアコリャコリャ・・・
69卵の名無しさん
つまんねえ。死ねよ。