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卵の名無しさん:
現在ではSARSの原因はコロナウイルス科のSARSコロナウイルスと考えられています。一方、この記事の研究者は、SARSウイルスを麻疹と流行性耳下腺炎=ムンプス=お
たふくかぜのウイルスとのキメラウイルスだとしています。麻疹もムンプスもパラミキソウイルス科でコロナウイルス科とはいくつかの点で異なります。
SARSウイルスのゲノム解読は中国を含む複数の国ですでに何度も行われ、すべてコロナウイルス科の良く似たウイルスが検出されていますし、解読されたゲノムも、わず
かな変異を示す他はほぼ同じ結果です。SARSの原因が麻疹とムンプスと言うパラミキソウイルス科のウイルスのキメラである可能性は、今ではかなり低いと考えて良いの
ではないかと思います。
SARSコロナウイルスのゲノム解読では4種類の既知のコロナウイルス(トリの気管支炎、ブタの胃腸炎、ラットの耳下腺炎、ヒトのカゼ)のゲノムの一部分のパッチワー
クでほぼ40%が構成され、ごく一部に、HIV=エイズ、SIV=サルのエイズのゲノムが見つかっていますが、残りの約60%については、既知のウイルスのどの部分とも一致
しない、全く未知のゲノムから構成されていると言われています。
このような多数のウイルスのパッチワークのようなウイルス、しかも既知のウイルスの物ではない未知のゲノムが過半を占めるウイルスが自然に発生する可能性は低く、
それだけで【人工のウイルス】である可能性は極めて高いと考えている専門家は多いに違いありませんが、それを公開の場で明言出来る人は少ないと思います。