内科の医者が小児を診るには?

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481卵の名無しさん
小児のインフルエンザ脳症によるの死亡が年間100例以上
うーんとっても珍しいってことですよね
482川崎病専門医A ◆N3i.Qu1SoY :03/01/22 23:27 ID:rQLEVh8V
>>481
ですね。年齢を無視して全体として脳症による死亡率をみた場合は、
1000万人/年がインフルエンザに罹患するとしたら(データは知りません)
えっと計算機ではじき出したら「1e-05」って出てきて
目が点になりました(w
んんと、0.001%の死亡率ってことですかね。
死亡まで行かなくても後遺症を残した脳症の児がその3倍いたとしても、
インフルエンザのintact survival率は 99.997%くらいですか。
483卵の名無しさん:03/01/23 00:07 ID:VCgNqU+C
>>482
死亡率については、現在もっと低いと思う。平成10年の時点で1-4歳について
人口10万人に対してインフルエンザが死因とされるのが0.9人。
インフルエンザそのもののインタクトサバイバルは同意。
少ない様に見えるが単一疾病としては、無視できない数字だと思う。

母集団を見当識障害を伴うインフルエンザに絞れば
脳症発症率はぐんと上がると思う。
それでも見当識障害で全て入院経過観察していたら、
熱性せん妄が含まれるので医療資源はパンクだし、
インフルエンザ脳症のインタクトサバイバル約50%が
どれだけ改善するかは有効な治療法が無い現在、大いに疑問となる。

インフルエンザ脳症の早期発見は現在の医療リソースでは無理。
発症したら運を天に任せるしかない。予防が一番。

ほんと小児救急って地雷原だと思うよ。生半可なムンテラは怪我のもと。
484卵の名無しさん:03/01/23 00:19 ID:DdYmulCO
ヘリ事故死の予防=ヘリコプターに乗らないこと
485卵の名無しさん:03/01/23 00:37 ID:f5nTOOXf
>484
地雷事故死の予防=小児に関わらないこと



釣られてやったよ、フン!
486あれま:03/01/23 00:47 ID:tQ9WGgfz
インフルエンザ脳症って、報告されただけで200例/年じゃなかったっけ?
   (メフェナム酸を使ってた頃だけど)
何処か(誰か)の推計で
「200例が表に出るのだから報告されてないのを含めると1000-2000例」
とか言ってた気がするけど、どうだろうか。
487川崎病専門医A ◆N3i.Qu1SoY :03/01/23 00:55 ID:HnGPsDq5
>>483
クエバンとかやったこともないので(w) 疫学系の言葉の定義は
よく理解してないので見当識違いなことだったらご容赦を。

その人口10万人当たりのインフルエンザによる死亡者は0.9人
というのはよくわかりましたが、わたしが死亡率(のつもり?)
として計算してみたのはインフルエンザに罹患した人の中での
脳症による死亡率、という意味だったんですが。

新しいデータが出てきたので試しにそのデータを元にして
「インフルエンザにかかった場合の(脳症を含めた)死亡率」
を試算してみましょう。1-4歳までの小児で、
10万人中1万人程度が毎年インフルエンザに罹患するとして
そのうち0.9人が亡くなるわけですから、
0.9/10000 = 約 0.01% ぐらいですか。。。
毎年、各都道府県当たり(おなじ人口と仮定して)
1人くらい亡くなられるという計算になりますね。
少なくとも麻疹よりはそんなに怖がる病気ではないのでは?
怖さは
麻疹>>>>水疱瘡>インフルエンザ、という感じでしょうか。
麻疹が毎年1000万人も流行ったら、、、がくがくぶるぶるですね。
488川崎病専門医A ◆N3i.Qu1SoY :03/01/23 01:05 ID:HnGPsDq5
>>486
わたしのつたない記憶でも、
インフルエンザ脳症による死亡例だけで(流行の度合にもよるが)
50-100-200人/年くらいだったような。

我が県のような閉鎖的な県においては
インフルエンザ脳症が県外に流出することはないはずで、
(そんな余裕はないはず)
亡くなりそうなひどい例は、県庁所在地にあるPICUもどきのある
二つくらいの施設に全部集ってきますので
だいたい情報は伝わってくるのですが
やはり平均化すると死亡例は毎年1例いるかいないか程度です。
全国では私の県の100倍の人口があるので、
やはり全国で年間100例程度という死亡数は妥当性があるように見えます。
489卵の名無しさん:03/01/23 01:07 ID:ZhyCdmPe
たぶん、インフルエンザ脳症が怖がられるのは、
麻疹よりもっと進行が急激だからじゃないかなあ。
あと、麻疹は子供がよくかかる病気、って認識があって
恐い病気だと認知されていない節がある。
その辺りの違いかと。
490卵の名無しさん:03/01/24 09:30 ID:b5/l7PBf

小児科医がいくら麻疹の怖さを説いても伝わらずインフルエンザ
ばかり心配されているのはやはりマスメディアの宣伝のおかげ
ですね。
麻疹は恐ろしい病気であるが予防接種の有効性に疑問はない。
しかるに日本では接種率が先進国中最低?である。と
491卵の名無しさん:03/01/24 09:32 ID:b5/l7PBf
>>487 の隠れている部分から
毎年、各都道府県当たり(おなじ人口と仮定して)
1人くらい亡くなられるという計算になりますね。
少なくとも麻疹よりはそんなに怖がる病気ではないのでは?
怖さは
麻疹>>>>水疱瘡>インフルエンザ、という感じでしょうか。
麻疹が毎年1000万人も流行ったら、、、がくがくぶるぶるですね。
492卵の名無しさん:03/01/24 10:08 ID:U27g2TTA
未だに麻疹の致死率って512分の1ぐらいあるんですか?
493川崎病専門医A ◆N3i.Qu1SoY :03/01/24 12:34 ID:UXSCCw9/
>>492
アメリカで1989-1991年の麻疹の流行で
130人/55000症例中が死亡した(全年齢と思われる)
http://www.sapmed.ac.jp/~isogaih/infect/shikkan/3101mash_4.html
これによると、423人中1人死亡ということに。

沖縄県における麻疹の多発 −県内3病院からの入院麻疹例の報告−
3病院小児科の麻疹入院患者数は総計675人であり、
そのうち1歳未満227人(34%)、1歳244人(36%)であり、
幼若乳幼児の年齢層に多いことが特徴的であった。
その他、15歳まで年齢とともに患者数は漸減した。
6カ月未満は30人(4.4%)であり、1カ月未満は6人で、
母親からの垂直感染が確認されたケースもみられた。
合併症は、肺炎(65%)、胃腸炎(18%)、クループ(11%)が多く、
脳炎5人(0.7%)、VAHS(virusassociated hemophagocytic syndrome)3人
( 0.4%)もみられた。死亡患者は8人(1.2%)で、重症肺炎6人、脳炎1人、
重症肺炎+脳炎1人であり、年齢は1歳未満3人、1歳3人、2歳1人、
3歳(脳性麻痺児)1人であった。
http://idsc.nih.go.jp/iasr/20/237/dj237b.html
これによると、仮に麻疹の3分の1が入院になるとして、
8人/2025症例中が死亡したということになるので
(これは主に小児の統計とみてよい)
253人に1人が死亡したということに。

麻疹は怖いです。
494卵の名無しさん:03/01/24 14:02 ID:+RRaPOhD
見当識障害をともなうインフルエンザだと、どのくらいの死亡率になるのか興味ある。
多分、麻疹に迫る致死率だと思うんだけど。
495あれま:03/01/23 21:25 ID:mNnyExNj
日本人は喉もと過ぎれば...の忘れっぽい民族なので
マスコミが取り上げた時だけ心配します。
インフルエンザが流行ってると聞いた時だけ心配、、、で
「クラスの10人が休んでて心配なのでワクチン打ってください」
「11月に1回目打って気が付いたら2ヶ月経っちゃったんですけど」
とか問い合わせ電話で診療に差し障り。。

マスコミが麻疹の恐さを喧伝してくれたら。
MMRの利害を公平に報道してたら毎年沢山助かってたのに。
老健の寝たきりのインフル予注はキャンペーン張るのに。

と愚痴り大王