【早とちり】日本の医療は世界一ではない by WHO

このエントリーをはてなブックマークに追加
471
ANNEX10をテキトーに直訳

ANNEX10
 保険レベルの機能の指標は、いかに効率的に保険システムが費用を
保険に返還するかを報告している。その方法は健康寿命を測定するこ
とによる。保険レベルについての機能とは次のように定義される。す
なわちそれは「達成された保険レベルと、最も効果的な保険システム
によって達成されうるであろう保険レベルとの比」である。より明確
に言えば、その比の分子は「その国で観察される健康寿命と、機能し
ている現代的な保険システムがないとしたときに観察されるであろう
健康寿命との比」であり、分母は、「それぞれの国で一人当たりの保
険費用を使って観察されるレベルで達成されうる最大の健康寿命と、
機能している保険システムがない場合の健康寿命との差」である。計
量経済学の方法は、「与えられた保険費用のレベルでの最大健康寿命」
と、「他の保険システムによらない因子」をfrontier production analysis
を使って見積もってきた。平均余命と「一世紀周期の人類の資本との
関係」は、それぞれの国で(現在の教育達成レベルにおいて)効果的
な保険機構がないとした場合の期待される最小の健康寿命を見積もる
ために用いられた。データの詳細と方法、結果は他稿にゆずる。
ANNEX10は機能の絶対評価とそれぞれの国のランクについての不確定区
間を示している。

 保険システムの全体の機能は、全体の保険システムの業績と保険シ
ステムの費用を関連付ける同じプロセスを用いて測定されている。
達しうる最大の業績は、frontier production modelを用いて、全体の
保険システムの業績と、保険費用、教育の達成度に代表されるような
他の非保険システムの要素とを関連付けることによって見積もられた。
この分析の結果は、modelの詳細によってほとんど変わることはない。
さらなる詳細は、技術的な論文に書かれている。
481:02/11/21 18:13 ID:iFVsMFbq
今のところの私の結論は
「訳してもよくわからない。」
491:02/11/21 18:23 ID:iFVsMFbq
訳文の中に、「詳細は他の論文に書かれてある」という文がありますが、
「他の論文」とは以下のもののようです。



著者
Evans D, Tandon A, Murray CJL, Lauer J.

論文の題名
The comparative efficiency of national health systems in producing health: an analysis of 191 countries.

雑誌名
Geneva, World Health Organization, 2000 (GPE Discussion Paper No.29).





著者
Tandon A, Murray CJL, Lauer J, Evans D.

論文の題名
Measuring overall health system performance for 191 countries.

雑誌名
Geneva, World Health Organization, 2000 (GPE Discussion Paper No. 30).
501:02/11/21 18:35 ID:iFVsMFbq
上記をPubmedで検索していると、以下の論文にたどり着きました。
一応著者が同じだし、これ読むとまた何かわかるかも。

BMJ 2001;323:307-310 ( 11 August )

”Comparative efficiency of national health systems: cross national econometric analysis ”

David B Evans, director ad interim a, Ajay Tandon, fellow a, Christopher J L Murray, executive director ad interim b, Jeremy A Lauer, economist a.

http://bmj.com/cgi/content/full/323/7308/307
511:02/11/22 00:30 ID:yqMouu0k
話が前後しますが、>>47に書いたANNEX10の解説の直訳を、さらにわかりやすく書いてみると、
以下のようになると思います。(最大画面推奨)

           達成された保健レベル
 保健システムの機能=_________________________________________________________________
            
            最も効果的な保健システムによって達成されうるであろう保健レベル
            
             
             実際の健康寿命 − 健康寿命の最低値
          =_____________________________________________   
             
             健康寿命の最大値 − 健康寿命の最低値
             
               実際の健康寿命 − 保健システムがない場合の健康寿命予測値
          =  _________________________________________________________________

           達成されうる最大の健康寿命予測値 − 保健システムがない場合の健康寿命予測値



521:02/11/22 00:33 ID:yqMouu0k
つづき。

>>51の式は一応、分数のつもりです。激しくずれてますが。

この式には次の2つの予測値があり、
(1)「達成されうる最大の健康寿命予測値」  
(2)「保健システムがない場合の健康寿命予測値」

問題はこの2つの予測値をどうやって計算したかですが、

(1)「達成されうる最大の健康寿命予測値」は「計量経済学の
方法であるfrontier production analysis」によって、全体の
保健システムの業績と、保健費用、教育の達成度に代表されるような
他の非保健システムの要素とを関連付けることによって見積もられた。

(2)また「保険システムがない場合の健康寿命予測値」は
「平均余命と一世紀周期の人類の資本との関係」を用いてはじき出した
ということらしいです。つまり、平均寿命と各年代の資本との関係グラフか
何かがあって、それに当てはめて予測値を出したということでしょうか。

そしてより詳しいことは他の論文に書いてあるからそれを読めと締めくくられています。