検察・警察は割り箸ごときで石を殺すか!

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683卵の名無しさん
謝罪は今もないまま

99年7月に起きた、東京都杉並区の保育園児、杉野隼三ちゃん(当時4歳)が、綿菓子の割り箸が喉に刺さって
死亡した事故。3年後の今年8月2日、東京地検は業務上過失致死罪で杏林大付属病院の根本英樹医師(34)を
在宅起訴した。
 調では、当直だった根本医師は、嘔吐を繰り返し、意識が低下していた隼三ちゃんに対して、CTスキャンで撮影
するなど適切な治療をせず、十数分の診察で帰宅させた。翌朝、隼三ちゃんは 頭蓋内損傷で死亡した。
 今回、東京地検は、根本医師が専門医に引き継げば、隼三ちゃんの死亡を回避できたと判断。これで、ひとつに
区切りはついたものの、民事訴訟は継続中で、病院・医師との係争は終わっていない。
隼三ちゃんの母親、文栄さんに話を聞いた。

 今回の東京地検の起訴の後も、病院側からは、何の謝罪もなければ、過失を認める発言もありませんでした。それ
どころか、隼三が亡くなったのは「母親の責任だ」と言う言葉をこれまで何度聞いたことか・・・・。
民事訴訟の答弁書や、本人尋問の中で担当医の代理人が声高に主張してきたのです。
 あの日、なぜ、隼三に綿菓子を食べさせたのか?なぜ、その場を一瞬、離れたのかーーーー私の後悔は一生消えま
せんが、病院側からはそこを攻撃されることになりました。「医療被害者は、司法の場でもう一度被害者になる」
という言葉を実感させられました。
 被害者は訴訟のため、一般の労働者の1年分の所得にも当たるお金を用意しなくてはなりません。公判の度に。
職場を休まなければなりません。さらに、繰返し、家族を失った場面に立ち返らなくてはならない。
 一方、病院は顧問弁護士がいて、医師が訴えられても裁判の心配は必要ありませんし、組織が守ってくれます。
そして、民事訴訟で敗訴しても、保険会社からお金が出ます。医師は困らないシステムになっているのです。また、
刑事事件で、業務上過失致死罪で有罪の判決が出ても、免許停止はたかだか1,2ヶ月だといいます。
 この様な過酷で報われない裁判ですが、真実を明らかにするために、私たちは闘うしかありません。このような
生き方を選んだ事は後悔してません。医療事故で家族を亡くした者の願いは同じだと思います。