決してわたしは
現代の医学で理解不可能だから「漢方はインチキ」といっているわけではない。
以前にも書いたことであるが、現代の医学で説明できないことは、
その存在自体が否定できるのかといえばもちろんそんなことはない。
現代の医学でわからない未知の現象はいまだたくさんあるから、
世界中の医学者はそれを解き明かす研究に日夜とりくんでいるのだ。
現代の医学知識では説明のつかない未知の現象という意味では、
漢方もそのひとつであり、
だからこそ実際の証拠(エビデンス)をみて考えるしかないのだが、
漢方には「臨床データや実験、分析結果」というものがほとんどない。
証拠のほとんどすべては経験か伝聞でしかないのである。
本当に効く薬ならば必ず医学的証明は可能である。
漢方が患者の身体にある化学的侵襲(薬剤の投与)を加え
それによって患者の状態になんらかの変化をおこす医療技術である限り
それが有効といえるか否かは現代医学と同じ方法で科学的に検証することができる
たとえ漢方の生体での作用機序がまったく不明であっても、
治療の有効性がある確率以上で存在するかどうかは統計学的に表現することは可能なはずである。
漢方薬の臨床試験に科学的なRCTを求めると、
よく持ち出される議論に
「証が異なれば効きめも異なるから、西洋医学流の比較試験は不可能である」というものがある。
しかしもしそれが本当なのであれば、
同一「証」を公平に2群に分けて薬効検定をすればよい。
すなわちはじめから「証」が同じ患者だけを選んで、
そのグループの中で比較試験を行えば薬効の有無の答はすぐにでてくる。
「証」を区分していくほど患者の数は減るだろうが、
仮に漢方薬の効果が本当に存在するのならば、
5%有意などというものは簡単に乗りこえることができるだろう。
それができないのは、結局のところ「証」のみたてがみる人によって全然異なるから、
ことばをかえると、漢方において診断治療の再現性というものがほとんど存在しないから、
もっとはっきりいってしまえば
漢方医学の理論も臨床も単なる口先からのでたらめに過ぎないからという謗りはまぬがれないだろう。
比較試験を漢方家がしようとも思わないのはおそるべき怠慢ではあるが、
あるいは自分でインチキだという自覚がどこかにあるからなのかも知れない。
そういった根拠もなく,他人に偽って「治療」行為を重ね
それで金銭を得ている道義的責任には無視できないものがある。
漢方家の行為は,良くいえば臨床家失格,悪くいえば犯罪といっていい。
漢方2000年の歴史など、この場合何の関係もないだろう。
不断に宣伝を続けることによって、インチキ薬は世の中にいくらでも長生きできる。
手をかざすだけで万病が治る、といった宗教だって、
世の中には多くの信者が存在しているのだ。
ageru
59 :
あっくん:02/02/26 07:44 ID:wdnhqgMM
そーだな。漢方医は自らの立てた「証」の何パーセントが有効だったかを公表すべきだな。
漢方の「理論」に従いながらRCTを行うためには、
同一「証」を公平に2群に分けて統計学的に薬効検定をすればよい。
たとえば「証」が同じ患者100人を選んで、
くじ引きにより半分に漢方を、残りの半分にプラシーボを与えて比較試験を行えば
漢方の効果の有無は統計学的にすぐわかる。
このような考え方は実はそれほど新しいものではなく、
「随証治療」をRCTで評価するためにはどうしたらよいかというテーマで、
30年以上前から繰り返し議論された末に出てきたものである。
この場合一般に、対照薬として十分の一量の方剤を含むものを使ったり、
わざと証の異なる方剤を投与(逆治)して対照とする。
上の考えに基づいた漢方に対する二重マスクでのランダム化比較試験の試みも
実はすでにいくつか発表されているが、
漢方の効果を実証した報告はいまだ存在しないのである。
こういった「随証治療」にしたがったRCTの報告例のひとつを紹介する。
旧科学技術庁は1979年から5年間にわたり「漢方療法に関する研究班」を設置し、
東洋医学の科学的根拠を明らかにするプロジェクトを行っている。
総額3億3千万円もの研究費をかけながら、
結局のところそこでは漢方の医学的証明についてはほとんど何の成果も上がらず、
20年後の今にいたるまで「漢方には医学的有効性があるか」という同じ議論が続いているわけである。
科学技術庁研究開発局「東洋医学の科学的実証」(1986)の中の
「漢方々剤の不定愁訴症候群に対する二重盲検比較試験に関する研究」という報告である。
ここでは更年期障害の患者264人を、漢方「理論」に基づいて
陽実群、陽虚群、陰虚群の3群に分けて、各群の半数に
それぞれ桂枝伏苓丸+黄連解毒湯、当帰芍薬散+人参湯、加味逍遥散を投与した。
プラシーボとしては十分の一量の同方剤を使った。
62 :
卵の名無しさん:02/02/28 20:16 ID:hoveTqU9
>>漢方一日一話
>漢方の「理論」に従いながらRCTを行うためには、
>同一「証」を公平に2群に分けて統計学的に薬効検定をすればよい。
同一証に必ず同じ処方を出すとお思いか?
書籍に記載されている「証」名が同じなら、同じ処方を出すのか??
先天や素体って言葉を知っているのか???
「証」名なぞ、便宜的につけた最大公約数的な記号に過ぎない。
カルテ上は同じ証であっても、実態は異なるってことが本当に理解できてないのか?
一休さんの逸話じゃないが、同じ証の人間を揃えられるものなら揃えてみろ。
63 :
卵の名無しさん:02/02/28 20:37 ID:hoveTqU9
>>漢方忘れた頃に一話
要するに、おまえは「因時・因地・因人」もわかってないってこった。
何か言いたいんだったら、もうちょっと修行してから語れ!!!!!!
64 :
卵の名無しさん:02/02/28 21:05 ID:5J6lipzh
よくわからんが プルゼニド はきいてるよ
65 :
卵の名無しさん:02/03/01 09:28 ID:AG6ZhNlG
>>62-63 は
自分の書いていることの意味もわからないらしいな(´ー`)y-~~
4週間後に症状の改善度を調べたところ
漢方を服用したグループとプラシーボのグループでは
証で分けた3群ともすべて有意差を示さなかったのである。
「陽実の証」でも「陽虚の証」でも「陰虚の証」でも
プラシーボに対する漢方の効果に有意差は存在せず、
「証」にしたがって方剤を選択すると有効であるという考えは否定された。
さらに興味深いことに、有意差がないとはいえ
数字だけではプラシーボの方が改善率が高い傾向すら認められた。
結局、この研究に基づく限りでは
漢方の「効果」にみえるものは、ほとんどが単なる自然経過であるか、
心理効果に過ぎないと結論づけることができる。
随証治療にもとづいたRCTの報告はそう多くはないが、
漢方薬の有効性を示したものはいまだ存在しないのである。
プラシーボの使用(マスク化)を無条件に非倫理的だといったり、
ランダム化比較試験(RCT)を人体実験と批判するような明らかな誤解があるようなので、
回り道になるようだがここで少し考察をしておこう。
もちろんプラシーボや無治療が被験者の生命を脅かす危険性がある場合、
それらを使用することは倫理的に認められない。
しかし、結論をまず最初に述べると、
治療なしでも重大な危険性が何ら生じないという条件の場合には、
患者が完全に情報を与えられ同意している限りにおいて、
プラシーボ・コントロール試験への患者の参加はまったく適切で倫理的である。
特に日本では、効きもしないし、副作用もないものがよい薬として多用される傾向があるかも知れない。
(「効果はマイルドながら副作用の少ない漢方薬」!!とかね)
だからこそ医療費がむなしく消費され、消費者としての患者に害を及ぼしてきた疑いは強い。
消費者保護の観点からも、
厳密な手続きをふむ臨床試験によってその有効性が評価されるべきなのである。
ランダム割付の場合、患者が受ける治療の種類は偶然に任されている。
医師は最善と考えるものを患者に施すべきであり、
そうではないものを行うことは非倫理的と一般では思われているのかもしれない。
特に対照群にプラセボが投与される場合には特に抵抗が強いのだろう。
(効果がありそうもない漢方薬を投与される実薬群の患者の方が治療の空白となり
よっぽど倫理的に問題があるとわたしなどは思うのだが・・・
しかしRCTを行わないと、漢方の健保適用という誤りを正すこともできないし。
まあ、それはともかく)
しかし次の2つの理由からRCTは正当化されるだろう。
ひとつは医師が選択する治療法が最善かどうか分からないことがある。
現代医学は治療の結果を確実に予見することはできないという立場をとる。
患者の経過はさまざまで自然に治ることもあるので,どのような疾患でも
積極的な治療と積極的な介入はせずケアのみで経過を観察するという両方の選択があり得る。
2つめとしてプラシーボが効く場合があることがある。
たとえば自律神経失調症では半数以上がプラシーボに反応する。
実際の薬物の効果を知るためには実薬群の改善度からプラシーボ群の改善度を差し引く必要がある。
介入研究で行うような試行的治療の場合
治療の結果を予見できないので医師が治療法を決めることはできないし、
患者が治療法を選ぶこともできない。
患者が選ぶのは試験に参加するかどうかである。
RCTは患者と医師の共同作業なのである。
69 :
卵の名無しさん:02/03/04 14:28 ID:9DmwMcTD
きらいなら つかわなきゃ いいじゃん
ばあさんと はなしして きもちをらくにして
やるのも いりょうの いっかんとおもうひとは
かんぽう きらはないよ
70 :
製薬会社嫌い:02/03/04 14:38 ID:8gyEcMST
漢方が一番効くのは、二日酔いと風邪だよ。
証きちんととれればだが。
で、いい点は、すぐ治る、薬代安い。家族用には漢方だよ。
悪い点、エキスでも場所とること、引き出しに収まらない。
場所とるから薬局に嫌われる。
71 :
卵の名無しさん:02/03/04 22:34 ID:AAfpmkfS
何でも治さなきゃいけないという強迫観念は怖いよ
なんでも薬で治そうとするのはもっと怖いよ
放っておいても自然経過で治癒する症状に「商」があわないと
効かない・副作用が未知な薬を出されるのは最高に怖いよ
72 :
卵の名無しさん:02/03/04 22:51 ID:A/vjpaF+
>71
え〜っと、ごめんネ
あなたの言ってる「薬」って、いわいる新薬だよね?
→副作用が未知
で、抗生物質以外に、自然治癒以外で、病気の治る薬って何?
ぜひおせーて下さい
73 :
卵の名無しさん:02/03/04 23:29 ID:oq09xaRC
>72
ビタミン欠乏症のビタミン剤…
(野菜食え、野菜!)
74 :
卵の名無しさん:02/03/05 00:16 ID:JQGuPYvd
>73
そうでしたね。「足りなくなったものを補う」薬を忘れてました(アフォやね)
でも、「野菜摂取不足のビタミン欠乏症」をビタミン剤で治そうと思ったら
(野菜を食べずに)、一生ビタミン剤のむことになりませんか?
これって、治ったって言うの??
75 :
卵の名無しさん:02/03/05 00:18 ID:2BIBYSPZ
76 :
卵の名無しさん:02/03/05 00:22 ID:2BIBYSPZ
>>74 ビタミン欠乏症はビタミンを補充して症状が消失した時点で「治った」と言っていいでしょう
野菜嫌いという偏食傾向は「治ってはいない」でしょう
複雑な事例は幾つかの単純な事例に分割して考えるとテストでいい点が取れるようになります
中学入試頑張ってね
77 :
卵の名無しさん:02/03/05 00:30 ID:VzYh7VtV
漢方ってのは、別に根拠のない怪しい薬じゃないよ。
基本的に薬ってのは、ある植物をせんじて飲むと効くらしい、どんな成分が効いてんだろ?
ってとこからスタートして、成分がわかったらそれを改良してさらに効いて、安価で、副作用ないようなのを作るわけさ。
マラリアに効くチンハオスウだって、中国の研究者がやたらめったら漢方を試して見つかったものらしい。
それを分析してちゃんとした人工薬が得られている。
78 :
卵の名無しさん:02/03/05 00:33 ID:2BIBYSPZ
>>77 「どんな成分が効いてんだろ?
ってとこからスタートして、成分がわかったらそれを改良してさらに効いて、安価で、副作用ないようなのを作るわけ
さ。 」
その思想そのものがすでに漢方でなく西洋医学
79 :
卵の名無しさん:02/03/05 00:34 ID:JQGuPYvd
>>76 高血圧症は降圧剤を投与して症状が消失した時点で「治った」と言っていいでしょう
塩分過剰などという偏食傾向は「治ってはいない」かもしれないでしょう
複雑な事例は幾つかの単純な事例に分割して考えるとテストでいい点が取れるようになります
お受験頑張ってね
80 :
76:02/03/05 00:43 ID:2BIBYSPZ
「治った」と「再発した」の区別くらいつけられるようになろうね
ビタミン欠乏症が一時的に治ったとして、ビタミン摂取を中止すれば「再発する」のは当然のこと
高血圧症に降圧剤を投与して症状が消失したのは「対症療法で症状が軽快した」と表現する
褐色細胞腫による高血圧が褐色細胞腫摘出術によって消失したなら「治った」という
原因治療(根治療法)と対症療法の違いを正しく把握してね
語彙が少ないといい中学には受からないよ
ガンバレ!
81 :
76:02/03/05 00:49 ID:2BIBYSPZ
>>79 「1+1=2」なんですよ、と言われてその理由や根拠が分からずに
「1+1=3」と書いても式は成立すると言ってるのと同じですよ
確かに式は(外見上)成立はするが「正しい式であるかどうか」は別の問題なんだから
82 :
76:02/03/05 01:00 ID:2BIBYSPZ
>>79 そろそろ返事してくれよ
それとも「噂通り」漢方擁護論者は揃いも揃って「無知」なのか?
83 :
76:02/03/05 01:02 ID:2BIBYSPZ
80は正確には「治ってない」と「再発した」の区別だね
84 :
卵の名無しさん:02/03/05 01:05 ID:iiPQCRjL
漢方は
漢字が難しいほど
効くような気がする・・らしい
>72
例えば白血病なんかどうかな。
以前は全員死んでた。今は子供ならば7割は治るよ。
プラシーボを用いたRCTが一般臨床医に抵抗があるのは,
われわれが選んだ治療法が患者にとって最良の選択だと患者が素朴に信じていると考え,
それをインフォームド・コンセントの説明によって崩してしまうのが怖いからだろう。
きちんと薬を飲まないと病気がひどくなると患者に強く服用を勧めた医師が,
別の患者にはプラシーボでもよくなる例があることを臨床治験のために患者に説明しなければならない。
RCTにはここまで手間をかけて行うだけの価値があるだろうか?
次のような例を考えてみよう。
Aという漢方薬があるとする。
それぞれ10人の患者を担当する10人の医師がRCTを嫌い,
100人の患者にそれぞれの考えで処方した。
結果的にAは50人に処方された。
医師1はAを2人に出し,2人とも寛解した。
特定の患者には漢方薬Aはとてもよく効くと考えた。
医師2はAを3人に出したがだれも寛解せず、漢方薬Aは全く効かないと考えた。
医師3はAを10人に出したところ3人が寛解し、今までの薬よりも効果が低いと考えた。
87 :
卵の名無しさん:02/03/05 09:47 ID:tJ6ZqgeW
>>79 >高血圧症は降圧剤を投与して症状が消失した時点で「治った」と言っていいでしょう
薬をやめても、血圧が正常・症状消失が治った、って言うんじゃないの。
薬を飲んで、症状が消失しているだけでは、治療中と言うことでしょ。
88 :
卵の名無しさん:02/03/05 12:09 ID:5u5ijGSL
漢方ぶぁかの石がいて 血糖値400の人を漢方の力で300までさげたと
じまんしよった 処方薬はすべて漢方 煎じてのませてるみたいだけど。
僕にはその石がキチガイに見える
確かに 悪寒のあるカゼの患者に舌と水みてコタローちゃんの
麻黄ブシ細辛湯をのませたら
よくきいたし 赤ちゃんの鼻閉に麻黄湯もきくし 僕もあるていどはおもし
ろいし認めているが
すべて漢方をつかうのは・・・。
89 :
内科医:02/03/05 15:24 ID:hVEW1S22
ど〜も漢方を推す先生は「漢方で何でも治せる・・・」って感じでだんだんエスカレート
してしまうのでちょっと引いてしまう。逆に漢方信じない先生は「EBMがどーたら
こーたら」を金科玉条のようにおっしゃるのでこれまた引いてしまう。
要するに漢方というのはマターリと使うものであんまり目くじら立てなさんな
つー感じが程良いのじゃないの。東洋医学の極意じゃね。
90 :
90:02/03/05 17:34 ID:g6Vn26cM
あのさぁ、ここは漢方について語るスレだからしかたないけど、
本当の中医ってのは、もっと総合的なものだよ。
体をいじって、まず異常をみつける。
で、針だのお灸だので治せるなら治す。
でも薬が必要な場合は薬を飲んでもらう。そんな感じで治療は進んでいくわけ。
だから、漢方が効く効かないってのは、
まったくのところ、その人のその状態によるとしか言いようがないの。
同じ人が同じものを飲んでも、体を治療家によって調節してもらわないと
効かない場合もあるよ。
だから、そういった技術がないのに
やれ西洋的な装置で数値を測定だとか言っても、相手にされないのは
明白。そういうのに乗ってくるのはインチキなヤツが多いです。いじょ。
91 :
卵の名無しさん:02/03/05 19:40 ID:DZ0KZRnG
>80
摂取不足によるビタミン欠乏症の根治療法は「ビタミン剤服用」ですか?
ンデ、褐色細胞腫や腎性でない高血圧は、薬で「治る」んですか?
92 :
卵の名無しさん:02/03/05 23:58 ID:pbWK6XRK
先日風邪ひいてえらくしどかったんで病院行ったら検査(レントゲンと採血)されたうえで
「たいしたことないから家で寝とけ」と怒られたよ。薬くれって言ったんだけど
「若者が薬薬いうな」みたいな感じでもっと怒られた。
その時はむかついたけんど、まあ実際3日寝てたら良くなった。
ほとんど同時期にほとんどおんなじ症状だった友達は別の病院で漢方薬たんまりもらって
飲んでたら、体中にプツプツができて今も皮膚科通いになってる。
何がいいのかわからんもんだわ。
93 :
76:02/03/06 01:02 ID:LDvPjSHg
>>91 >摂取不足によるビタミン欠乏症の根治療法は「ビタミン剤服用」ですか?
はあ?
「ビタミン欠乏症の根治療法」は「ビタミン補充」でしょうが?それがビタミン剤だろうが野菜だろうが
>ンデ、褐色細胞腫や腎性でない高血圧は、薬で「治る」んですか?
言ってる意味がよくわからん
「治る」のも「治らない」のもあるに決まってる
このような結果が重ねられてもみなの意見が食い違うばかりで,
漢方薬Aという薬剤の評価はまったく定まらない。
よくならなかった患者の犠牲は何にもならない。
もし10人の医師が協力しRCTを行えば
患者100人でAという薬剤の評価を定めることができる。
それぞれの医師は自分の担当した10人の患者の結果と全体の結果が異なることにとまどい,
患者の特性によって薬の効果が異なるのではないかと考えるだろうが,
全体としての結果には納得するだろう。
階層分析を行ってさらに次のRCTを計画することもできる。
どちらが倫理的だろうか?
前者は患者個人の福祉に貢献したといえるのだろうか?
前者の場合,結果として何の治療法の進歩ももたらさないのみならず,
もし漢方薬Aが有害なものであったならば,
いつまでもより多くの患者に害を及ぼしつづけるというマイナスの継続を引き起こすことになる。
後者であれば,薬害から患者を守ることもできる。
何の医学的根拠を求めず、漢方薬を日常的に投与している漢方家の行為こそが人体実験なのである。
そういった自覚がなく,むしろ患者個人に貢献していると誤解し,
結果的に害をなしている臨床行為こそが非倫理的と非難されるべきである。
95 :
76:02/03/06 16:43 ID:xmmzTuqP
>>91 念のために言っておくが
すべての「ビタミン欠乏症」がビタミン補充で治るわけじゃねえぞ
B2欠乏によるウエルニッケ脳症など、固定してしまったものは
漢方に関する症例報告はいくらでもあるが、
RCTを含む臨床試験をやろうとする姿勢がこと国内ではほとんどない。
自分たちがいくら信じていようと
第三者を納得させるためにはどうしてもエビデンスが必要であることが
まったく理解できていないのだ。
欧米の代替医療家はいつも問題意識をもち、
自らの代替医療を評価証明するためにはどうしたよいのか、
臨床試験をどのようにデザインしたらいいかを必死に考えている。
自ら組んだRCTのデザインがすべてベストだとは思っていないだろうが、
とにかく臨床試験をやって効果の真偽をみよう、
証明して他人を説得しようとする姿勢はそれなりに評価に値する。
代替医療を批判をする前に自ら修行して出直してこいなどと、
傲岸不遜な言辞をはく者などひとりもいないのである。
漢方はすでにグローバルな存在だといいながら、
同じ口で「RCTを導入した時点で、それは漢方ではない」などとうそぶいているのは
世界の非常識というものだろう。
お仲間の欧米人とやらも、もし同じような論理を用いているとすれば
それはとてもとてもわたしの想像を絶するところである。
97 :
Tako ◆49RXTako :02/03/07 20:44 ID:ezgi+2pi
>96
体の状態を数値で測り、それで健康の度合いを測れるという考えが
片方の立場のそれでしかないということが理解できないと、
漢方の人とかみ合う議論は出来ないと思われ。
98 :
げらげら:02/03/07 22:56 ID:NejAtTi7
>>97 漢方の絶対的評価を避けるためには相対的評価を持ち出すしかないという結論ですか?
99 :
Tako ◆49RXTako :02/03/08 00:21 ID:Lt/rEYuM
絶対的評価、相対的評価、
そんな言葉を吐きたいのだったら別に何回でも言ってもらってかまわんが(藁
自分を省みないで煽りか、おめでてーな
100 :
↑:02/03/08 13:11 ID:6EeNRItu
おめでたい人発見
101 :
↑Tako ◆49RXTako :02/03/08 13:27 ID:1+FGT9Dp
そんなようなレスが来ると思ったワラ
102 :
Tako ◆49RXTako :02/03/08 13:46 ID:nOGD2Dko
ってゆーか、俺、おととい医学部に合格したばかりだから
ホントにおめでたいんだよね。
漢方の評価をすることはいいことだと思うが、
根本的に考えなければならないことは
欧米と東洋との思想の違いがあるのではないかな
具体的に言おう
長年漢方をやってきた者だが
1つの疾患に1対1で処方を示すことの難しいのが漢方ですね
1つの疾患に対して30でも40でも処方がありますね
どうやって目の前にいる患者に一番合う薬を処方するかですね
もっと具体的に言えば
私は10数年来新薬を服用しておりません。
体調を壊したときは全て漢方で処理してきました。
別に特別丈夫でもありませんが、
お陰で漢方医学に専念してきて大病を患わなくなりました
ただ体調をくずした場合どの漢方薬を自分が服用したらいいかはその
選択にはとても難しいと毎回思います
従って漢方医学は普及しない特殊な医学であるとよく思います
104 :
Noir:
まったく、「何にでも効く」「漢方に副作用はありません」などと嘘と分かってることを
信用するもんではないな。某○湧○という漢方薬局で出してもらったそーゆー触れ込みの
整腸剤飲んでたら不整脈出て死にそうになった。止めたら治った。