奈瀬明日美とほのぼのしない?

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898風俗通い
入ってきたのは明日美が抱かれた男の一人、緒方だった。
「ふふ、話は椿君から聞きましたよ」
緒方はいかにも下劣な笑いを浮かべた。
「……何の、ことよ」
明日美の言葉は、精一杯の強がりだった。
緒方には、明日美の態度が気に入らなかったようだ。
容赦なく、堅い革靴の先で明日美の顔を蹴飛ばした。
明日美の切れた唇から、赤い血が流れ落ちる。
「お、おい。それはひどいんじゃ……」
自分のしたことを棚に上げて止めようとする椿を無視して、
緒方は明日美の顔をにじるように踏み付けた。
「構うものか、この女はケダモノだ、調教してやらなきゃいけないんだよ」
明日美は、抵抗をやめた。
「そうだ、それでいい……」

「あん、いやぁ、あぁぁ……、うくぅっ、うぅん、ん……」
もう、見ちゃいられない。
明日美は、二人の男に犯されていた。
足首の戒めこそ解かれたが、両腕は背中側で縛られたままだ。
制服は引き裂かれ、身にまとっているのは紺の靴下だけ。
後ろの穴を椿に犯される明日美を、緒方が嫌な笑顔で見下している。
限界だ。だけど、僕にはどうにもできない。
「ふぅ、こっちの穴は格別だな……。あんたはもういいのか?」
満足しきった椿が緒方に訊ねた。
緒方は椿が明日実を犯している間にスーツを着込んでいた。
「君も服を着た方が良い。もうそろそろ、特別なお客様が来る」
「あん!? 聞いてねぇな。誰だ?」
緒方は明日美に一瞥をくれて、とんでもない言葉を口にした。
「彼女が、本当に抱かれたかった男さ……」
明日美の表情が、凍りついた。

――つづく