案外狭かった世界。

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1ほんわか名無しさん
SSよりも短い小説だよーー
2ほんわか名無しさん:2014/05/30(金) 16:10:24.57 0
「恋人って何なんだろ。」

今までろくに彼女ができなかった俺は、自分の部屋でつぶやいてみた。
その声は平凡で、殺風景だった俺の部屋に大きく響いた。

辺りには自分で描いた絵や昔家族と撮った写真。それと使い込まれたパソコン。あったのはそれくらいだった。
彼女なんて高校入れば一人か二人くらいはできるだろなんて考えが甘かったのかもしれない。

そんなことを考えてると自分が嫌になって、衝動的にパソコンを開き、俺は好きなゲームを始めた。
”ここなら嫌なことを忘れられる”俺にとってそのゲームはオアシスみたいなもんだった。
3ほんわか名無しさん:2014/05/30(金) 16:47:25.00 0
これを始めたきっかけは、ある動画からだった。中学2年生の頃なんと無しに閲覧したゲーム実況。
その実況には、個性という個性が溢れたような作品ばかりが置いてあった。

好きなキャラクター、センスのいい家など様々。ものづくりが好きだった俺はそのゲームに一気に心を奪われた。
実際にやってみると、やはり面白い。

単純だが、奥が深い。その深い穴に、俺は魅力にはまっていった。そしていつの間にか、自分を表現できる場所として
そのゲームを確立していた。恋愛シミュレーションとか、オンラインゲームみたいに、同じ言語で会話ができる生き物なんていない。

だからこそそのゲームで精一杯の自分が出せた。
だが月日が過ぎて腕が上がった俺は、ふと周り人に自分の作品を共有したいと思った。
4ほんわか名無しさん:2014/05/30(金) 16:55:36.68 0
俺はさっそく指を走らせ、オンライン機能について調べだした………。
―ーー検索すると案外たくさん情報があって驚いた。住民募集からサーバーの開き方まで様々。

だけど、流石にサーバーを開いても募集をかけなければ人が来るはずもなかった。
急ぎ足ならぬ急ぎ指で募集掲示板へ入った。

そこには何人ものサーバー主さんがいて、中には実況をしているという人もいたり。
その賑わいっぷりに、思わず笑ってしまった。

書き込みを済ませ、サーバーを開く。
…が、何時間経っても人は来ない。とりあえず明日まで待とうと、俺はパソコンを閉じた。
5ほんわか名無しさん:2014/05/30(金) 20:02:40.55 0
後は雑談やな(笑)
6ほんわか名無しさん:2014/05/30(金) 21:07:48.80 0
7ほんわか名無しさん
句読点多くね