釣り場で出会ったオッサンの話

ちょっと語らせて

もう数ヶ月前のことなんだけど、俺は釣りを始めようと思ったわけ。
んで、近くに運河みたいなのがあったからそこに行った訳よ。

もともとそこには常連らしきオッサンがいっぱいいて、なんとは無しに
知り合いになったんだよ。別におかしいのはいなかったしそれはいいの。

そこは家にも近いし、処理水の吹き出しがあって、セイゴやらがいっぱいいたわけで、
初心者の俺でも、結構釣れちゃったのよ。

で、ある日一人のおっさんと出会ったんだよ。

ん？誰もいないか・・・まあ良いや

その人は・・仮名でsさんというらしい。顔は巨人の桑田って感じでとても気さくで明るい人だった。
年は50位で、仕事の無い日曜日などは良く合って一緒に釣りをしたんだ。
俺が釣る分の餌を用意してくれたり、飲み物を買ってくれたり、とてもいい人だった。

俺もさすがに一人で釣りは寂しいから、後輩と一緒にやる事にした。
そいつは・・仮名でｍとでもしておく。
そのｍはちょっと気が短くて別にキレ症というわけじゃないけど、ちょっと釣りには不向きだった。

まあ、そしたら自然にそのｓさんとｍも仲良くなるわけ。
sさんは釣り暦も長く、こんな運河でやる釣りは暇つぶし程度にしか考えてなっかたらしい。
だから、俺たち初心者に色々教えてくれたんだよ。
鈎は大き目が良いとか（セイゴとかは）、アワセ方とか。

とさ

めでたし、めでたし

んでんで

そんなこんなで、俺はだんだん餌つりに慣れてきたのよ。
こんな簡単に釣れちゃつまんないからってルアーに手を出し始めた。
もともと親戚がルアーをやっていたこともあって、家にはルアーなどはあった。
一回のめりこむと、すっかりはまってしまって、俺は朝のほうが釣れる事を知った。
そうなると朝早起きしては、釣り場に通いつめた。
sさんからも色々レクチャーを受けた。

うん

>>6
もうちょっと付き合って

そしたら後輩のｍもルアーをやりだしたのよ。
でもあいつは家で釣りをやっていた人がいなかったらしくて、タック○ベリーなどで色々揃えてた。

俺はまあまあの物を使っていたけど、ｍは所詮中学生の小遣いで買えるものしかなかった。
それで、日曜日になってまたｓさんと会ったのよ。
そしたらｓさんはｍのタックルを見て「それじゃだめだろ、もっといいのをあげるよ」
と言っていた。

まあ所詮知り合った厨房にあげるなんていったら使い古しのだろうと思ったんだ。

ところが、どっこい。そんなｓさんも今は帰らぬ人となった。
あの世でお元気にされているだろうか。

翌週、俺は約束どうりｍと釣り場に向かった。
しばらくするとｓさんも到着。

なにやらでかいタックルボックスを持っているので、今日はｓさんもルアーなのかと思ったんだ。
しかし、そうじゃなかった。

ｓさんはなんと全裸で登場したのだ！

>>11
死んでねえよw

sさんはそれをｍに手渡すと、「これなら少しはマシだろう」と言った。
そこには値札の付いた明らかに新品のルアー十数個と、ロッド、リールがあった。

お前それ…あとで請求されんじゃね？

さらにｓさんの竿は立派なモノであった。

ルアーは初心者の俺でもわかるくらい、いいものだった。
シ○ノのシーバス用やら、ラパ○のカウントダウン（解んない人はググってちょ）など
とても中学生がポンポン買える物じゃなっかた。

他にリール、ロッドもあったがどれも有名メーカーのもので、こちらは少々使ってあったけど美品レベルだった。
考えてみればおかしいだろう？
普通ならここまで親切にすることは無い・・・俺はうらやましさと怪しさで複雑な気持ちだった。

ｓさんは俺に「お前は先輩なんだから、いいよな？」と言った。
まあ別にそこまで深入りする気は無かったし、それはよかった。

しかし、しばらくすると俺にも色々くれるようになった。
最初はお古のルアーなどだったけど、時々新品もくれた。

そしてある日、また釣りに向かった。するとｓさんは「来週は楽しみにしてろ、プレゼントがある」
ここまでくるとだんだん怪しくなってくる。
なんで赤の他人がここまでしてくれるんだ？と。でもここは一週間待つことにした。

s『結婚しよう』

に一票

そして、一週間後。
また釣り場に行くと、なにやらｓさんが上州屋の大きな袋を持っている。
本当にくれるんだ、という驚きとともに、疑いも隠せなかった。

しかし、用意してくれたのに断るのもアレなので一応もらうことにした。

中身を見ると、ウエストバッグとライフジャケットだった。

>>19
まあ待て

不公平だからか、ｓさんはｍは呼ぶなと言った。
まあｓさんと知り合いなのは俺たちだけじゃなかったので、そこは承諾。

少し戸惑いながら「ありがとうございます」と言うと、ｓは、
「俺にはお礼しなくていい。ただし、これだけは守ってくれ。
おまえが大人になったら、子供に同じことをして欲しい。と言うよりお前はとても素直でいいやつだ。
だから尚更そうして欲しい」と。

言葉は少ないし、わかりづらかった。しかし言いたいことはわかったような気がした。

で？で？

それから、俺は受験生と言うこともあり釣りには行けなくなった。
ｓさんとはもう連絡を取っていないけど、自分で稼げるようになったら、なにかお礼ををしたいと思っています。

今考えると、結構きわどいことしてたな、と反省しています。もしかしたら暴力団だったかもしれないし、何があるか分らんし。
親にも言ったけど親は「もう関わらない方がいい」と言っていた。確かにそうだろう。

あれから数ヶ月たったけど特にトラブルも無いので、多分、ちょっと変わったいい人・・とでも思っていたほうが良さそうです。

以上です。見てくれた人ありがとうございます。たいした内容じゃないけど、何か質問があれば受け付けます（＾＾

なんだ…せっかく待機してたのに…

>>24
そんな変な方向には行かないよ
ちょっとオカマっぽいしゃべり方だったけど

何がきわどかったのか、この文章では、
さっぱりわからん。

>>27
二人で夜海辺で色々語り合ってた

なんだよsさんの竿でてこねーのかよ

>>27
それのどこがきわどいんだよ。
釣りキチなら普通の事だろ。
浜ちゃんと、スーさんを見習え。

まだまだ未熟なんだよ
ｓさんの竿折ってやりゃよかった

後輩のｍくんは無事なの？

>>31
特に何事も無かった
相変わらず下手だけどね

確かにほのぼのした

いい話だ

ｲｲﾅﾊｼﾀﾞﾅｰ

途中、ｲﾐﾌな茶々が入らなければ読みやすかったのにな。