おいおいおい伝説の>53神が
>>2ゲットしちまったぞ、マジで!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_________
/ ̄∧_∧ ̄ ̄ ̄ ∧ ̄\.―┐ヽ
_ C/__(´∀` )__ /_っつ_λ\|__|
,  ̄/
>>53  ̄/__ / ̄ ヽ ヽ_ ヽ \
/O〇〕――――――∠〇Oo)__∧・ | ∧ |
| ̄ ̄ ┌─┐  ̄ ̄_ /⌒ヽ ) | | ヽ|
|同 匸└─┘ ̄ ̄]  ̄同丿 |⌒| | _|)| )
|_____________ 二| ノ丿_――┘ 丿
人人 ノ ̄ ̄ ̄ ̄三三三三人人 ノ 三三三三
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
>>3 アクセルを踏むと走り出す、マジで。ちょっと感動
>>4 NAは力が無いと言われてるけど個人的には速いと思う
>>5 嘘かと思われるかも知れないけど東関東自動車道で140キロ位でマジで34GTRを抜いた
>>6 おいおい、なんだよこの反応。マジムカツク
>>7 ぶざけんじゃねーよ
>>8 もしかしてGTOファン?
>>9 4年後はまたGTOを買いたい。GTRも捨てがたいけど速いのが良いし
>>10-1000 本当の本当に34GTRを抜いたんだって。これは神と仏と悪魔に誓ってネタじゃない。
つまりは2ゲッターですらGTOのNAには勝てないと言うわけで、それだけでも個人的には大満足です。
新ではないだろ
流行り廃れが激しいジャンルスレでは古参レベル
6 :
ほんわか名無しさん:2009/07/27(月) 17:28:04 0
>>1 r──────────┐
| l王三王三王三王三l o==ニヽ
| |王三王 28 ℃ 王三| .| //
ゝ 乂━━━━━━━乂_| `-=
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ___
/ / / // / / /
/心からご冥福をお祈りします
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ <
/ /・\ /・\\ \____
|  ̄ ̄  ̄ ̄ | ___________
| (_人_) | | | |
| \ | | _ | | |
\ \_| / j゙~~| | | |
__/ \ |__| | | |
| | / , \ n|| | | |
| | / / r. ( こ) | | |
| | | ⌒ ーnnn |\ (⊆ソ .|_|___________|
 ̄ \__、("二) ̄ ̄ ̄ ̄  ̄l二二l二二 _|_|__|_
結局このスレタイになったのかwww
俺はもうヒートスレでSSは書かないと思う
だが
>>1が「新ジャンル」と入れたから良いも悪いも人が釣れそうだ
じゃあな
そうか、お疲れ、あばよ
12 :
ほんわか名無しさん:2009/07/30(木) 01:29:02 0
漏れら極悪非道のageブラザーズ!
今日もネタもないのにageてやるからな!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ ∧_∧ age
(・∀・∩)(∩・∀・) age
(つ 丿 ( ⊂) age
( ヽノ ヽ/ ) age
し(_) (_)J
そもそもこれだけ低速だと、
>>1000行くのかすら疑問に思えてくる
女「ィイヤッホォォォォォォォォォォォォォォォォ!! SS投下一番乗りぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
ずざざーっ
男「スライディングやめい」
女「だって過疎だからヒマなんだもんっ!!」
男「服が汚れるだろうが。ちったぁ考えて行動しろ」
女「男に着替えさせてもらうから平気だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
男「だが断る。一人でやってろ」
女「ふふん。これを見ても平気でいられるかなっ!?」
ぬぎぬぎ
男「なっ……馬鹿! 人前で脱ぐ奴があるか!!」
女「やっぱり気になるんじゃないか!! 私は男にならどこを見られても構わんぞ!!」
男「だからお前はそれ以前の良識というものをだな……」
女「男ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!! 好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
男「下着一丁で叫ぶな馬鹿!」
それじゃ2番手と行きますかな
怪盗天使ヒートエンジェル
女「エンジェルうううううううううう!!!!!」ハァァァァ
女「とるネィドゥウウウウウウウウウウウウウウウウ!!」
チュドーン
女「この私を誰だと思っているうううううううう!!!!」
男「NG」
女「ええええええ」
男「破壊力有りすぎでグロイ」
女「んじゃんじゃ」
涼宮ヒートの憂鬱
女「この中でえええええええええええええええ」
女「宇宙人!未来人!超能力者がいるなら出てこおおおおおおおい!!!!」
キョン「…暑苦しい…」
男「NG」
女「えーこれもかあああ」
男「閉鎖空間すらぶち壊すだろお前なら」
やっぱりヒートはロボアニメが似合うよ、うん
勇者シリーズとか
ボクっ子ヒート
女「先輩!夏休みですよ!夏休みー!!」
男「クーラー漬けの毎日が始まる……」
女「駄ー目ーでーす!!海行きましょ!折角先輩がボクの水着選んでくれたんですから!!」
男「えー磯の香りー?」
女「はい!マズいラーメン!溶けたかき氷!粉っぽいカレー!あぁ、楽しみだなあ!!」
男「……本当に海好きなの?」
女「はい!!」
ヒートといえば夏、夏といえば海!!
GH!!
引きこもりヒートとかどう?
ヒート「今年は男と夏に海行って!花火して花火見て〜!山行ってキャンプして!」
ヒート「星空の下でキスするんだぁ!!!!」
ヒート「でも友達とかいないしー外行きの服もないし面倒臭いし〜」
最後微妙にヒートじゃないwwwwwwwwww
しかし個人的にはアリだwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
GH!!
引きこもりヒートですから
ヒートより冷めたヒートの妹が好きです。
前スレの人きてください。
夏なのに話が一つもないとか
タイトルに『新ジャンル』と書いてるのに新ジャンル厨も来ないとか
マジでヒートのブームは終了したな
女「男ぉぉぉ!愛してるぅぅぅ!」
男「冷房病をくらえー」
女「ぐわぁぁぁぁぁ!?」
女「うーん…」
男「どうした」
女「お腹が気になって」
男「どれどれ」
むにむに…
女「!!」
男「お腹と思ったら胸だった」
女「…ば、馬鹿あ!!男の変態!!でも大好き!!」
女「男ぉぉぉ!潮干狩りしようぜぇぇぇ!」
男「いいな」
女「ちょっと待て男!?その熊手は何だ?!」
男「するんだろ?ダーク潮干狩り?」
女「それは違ぇぇぇ!!」
28 :
便乗投下:2009/08/06(木) 09:11:27 O
女「なぁつぅやすみはああああああやっぱりいぃぃぃぃみじかいいぃぃぃぃ!!」
男「初っぱなから止めろ鬱になる」
女「やりたいことおぉぉぉぉがあぁぁぁぁめのまえにありいぃぃぃぃすぅぎてえぇぇぇぇ!!」
男「お前のやりたいことってなんだ」
女「男と遊んだり、男とイチャイチャしたり、男とキャッキャウフフしたり!!」
男「夏休みに限らないなそれは」
女「だから男ぉぉぉぉぉぉぉぉ遊ぼうぜえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
男「嫌だよ、俺そんなに暇じゃないし」
女「今なら特典で私の水着や私の浴衣や私の裸が見れるんだぞ!?」
男「去年も見た」
男友「見たのかよ、裸も……」
女「男ぉぉぉ!好きだぁぁぁ!」
男「そんなことより野球しようぜ」
女「おっしゃぁぁぁ!負けないぞぉぉぉ!」
男友「おーい」
ババ抜き中…
女「むむむむっ……これだぁっ!!」
男友「残念、それはジョーカーです」
女「うああああああああチクショ―――――――ッッッ!!」
男「次は俺の番か」
女「ちょっと待て! 念入りにシャッフルして……さぁ選べ!!」
男「………」
(男がジョーカーに手を伸ばす→あからさまににこやかになる)
(男がそれ以外に手を伸ばす→あからさまにガッカリする)
男「……これかな」
女「ふはははっ、引っ掛かったな男! それはジョーカーだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
男「分かりやす過ぎると逆にやりにくいっつうの……」
男友「お前、優しいな」
男「ニヤニヤすんなキショい」
男「怖い話をします」
男友「わーい」
女友「友達の友達から聞いた話なんだけど、いつも好きだ好きだと言って付いてくる人がいたんですって…」
男友「それでそれで?」
女「友達の友達担当の男君、誰のことを言ってるんだ?」
男「さて」
女「男ぉぉぉ!遊ぼうぜぇぇぇ!」
男「今ムダ毛処理してるから待ってろ」
女「ガムテープでいっぱぁぁぁぁつ!!」
男「ぬぅあぁぁぁぁぁ!!」
女「男ぉぉぉ!私の気持ちはまさしく天上天下唯我独尊だぁぁぁ!!」
男「TENGA?」
女「そこに反応するなぁぁぁ!?」
男「怖い話をします」
男友「はい」
男「ある日俺が外出先から帰宅すると、玄関の鍵が開いていたんです」
男友「なるほど」
男「恐る恐る家の中に入ると、なんと家の中に包丁を持った強盗が!」
男友「なんと」
男「慌てた俺が逃げようとすると、俺の部屋からヒートが現れて強盗をフルボッコにして帰っていきました」
男友「ほう!」
男「まぁ、ヒートはどこから入って来たんだよってオチなんですがね」
男友「ですよねー」
男「いやー久々のプールはいいなー!」
女「…下着忘れた」
男「絆創膏で大丈夫だろ」
女「男以外の人もいるのに!?」
男「はい誤解されるようなこと言わなーい」
男「痛っ……」
女「どおした男ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」
男「足つったみたいだ。イテテテ……」
女「待ってろ、今私が筋を伸ばしてやる!!」
男「おぉ、頼む……」
女「ふんっ!!」
男「ぐあぁぁぁぁぁっ!?」
バキャバキャボキャ
----男、大腿骨骨折で一週間入院。
男「夏休みは」
女「読書だな!」
男「言ってろ焚書官」
女「そんなに熱でないから!?」
女「男ぉぉぉぉぉぉぉぉ遊ぼうぜえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
男「課題終わらせるから無理」
女「課題なんか溜めとけ溜めとけえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
男「お前そう言って、去年もラスト三日間で俺にすがって来たよな」
女「去年は去年!! 今年は今年!! 対策はバッチリ講じてあるっ!!!」
男「じゃあ今年は俺を頼らないんだな?」
女「あたぼうよ!! どうやってバックレるかは既に考えてあるぜ!!」
男「バックレる前にちゃんと提出しろよ」
男「……」
女「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
男「……」
女「男ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
男「……」
女「好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
男「お前、にらめっこの趣旨理解してないだろ」
ヒート妹の年齢設定ってどうなってたっけ
中学生くらい?
人によってマチマチと思う。
ヒートより学年下なら高校生でも大丈夫だと思うし。
さよか
ヒート妹でなんか書いてみるか
GH!!!!!!!!
がんばったなぁ
そろそろヒート妹話(微エロ)でも書こうか……
いやまだだな
44 :
ほんわか名無しさん:2009/08/06(木) 13:29:28 0
男「ほれ、カキ氷」
女「カキ氷いいいいい!!男ありがとおおおおおおおお!!」
男「うるさいだまって食え」
女「いただきまあああああああああああああすうぅ!!!」
男「鼓膜が破れる」
女「頭にキーーーーーーーーンときたああああああああ!!1!!」
男「耳にキーンときた」
俺の中では
ヒート高3
ヒート妹高1
同じ高校でクラスが近い
どうでもいいけど
ヒートはDカップ
妹はAカップ
ヒートは平均30〜50点
ヒート妹は平均90点
ヒートは運動部(陸上とか剣道とか)
ヒート妹は吹奏楽部(天体学部でも良)
俺の設定だ
47 :
ほんわか名無しさん:2009/08/09(日) 23:09:19 0
保守☆米
ボクっ子ヒート
女「先輩!大大大大だぁぁぁぁい好き!!」
男「俺も、大大大大大好きだ」
女「はい…えへへ♪」
男「いつもよりご機嫌だな?」
女「うん!だって先輩がボクのこと『大好き』って言ったの久しぶりなんだもん!」
男「そうか?態度では、いつも示してるつもりなんだけどな」
女「女の子は、態度だけじゃ満足できないんですよ?」
男「男もそれは同じだな」
女「はい!先輩!大好き、大好き、大好き!だぁいすき♪」
女友「暑苦しい…」
男友「更に5℃下げます」
ボクっ子ヒート
女「せ〜んぱい!」
男「むぎゅ!」
女「ご本ばっかり読んでないで!」
男「むぎゅ!」
女「ボクと!」
男「むぎゅ!」
女「遊びましょ!」
男「むぎゅ!むぎゅ!」
女「ね?」
男「『ね?』じゃない!!あんまり人の上で跳ねると押し倒すぞ!!」
女「ど、どうぞ!」
男「………今日はこの位しておいてやる」
女「えぇぇぇぇ!?」
男「残念そうな顔しない!!」
GH!男ヘタレww
GH!!
やっぱりボクっ子ヒートいいな
うちの母が喧しくて困る。
いつもご近所に響き渡る声で俺を叩き起こし、そのまま父のいる部屋へ向かっていく。
母は父に朝っぱらから甘えたいようだが、そうは問屋が卸さない。
父はいつも母が起こしにいくより早く起きて、抱きつこうとする母を冷たくあしらう。
それでも母は満足そうに、俺と父の朝食を作るために台所へ立っている。
今日も目玉焼きは半分焦げている。
父はそれに文句も言わず、焦げている部分を器用によけて食べている。
母はいつまで経っても料理が上手くならないと愚痴をこぼす。
父はそれを聞いて、よけていた焦げている部分を黙って食べ始める。
母はニッコリ笑っている。
俺には真似できそうもない。
・
・
・
母ヒートのようです
うちの母が喧しくて困る。
体重が2キロ増えたといっては大騒ぎ。
ダイエット、ダイエットとお題目のように唱えている。
高校生の息子がいるにしては、プロポーションも崩れていないとは思うのだが、
母はそんな俺の言葉には耳を貸さない。
父が仕事から帰宅すると、母は父にも太ったかもしれないと嘆く。
父はいつも通りの無言で母の腹をつまみ、確かに太ったかもな、とのたまう。
あからさまにガッカリする母を尻目に、父は
年齢の割にはまだマシだろうがと、慰めなのか投げやりなのかよく分からない言葉をかけた。
とたん母は、悲劇のヒロインのように芝居がかった声で
こんな私でもあなたは愛してくれますか!?、とか言い始めた。
父はやや白けた顔で、はいはい愛してる愛してると母の頭をクシャクシャかき混ぜる。
母は父のその言葉が欲しかったらしく、以降母の口からダイエットという言葉は聞かれなくなった。
うちの母が喧しくて困る。
結婚記念日の一週間前には盛大なパーティーの準備を始め、父と俺を毎回呆れさせている。
母に言わせると、父と結婚した日は人生で最良の日だったらしいが、
もう一人の主役のはずの父は、俺の物心がついた時から変わらず冷めきっている。
俺は子供の時分、父に、結婚記念日は嬉しくないのかと尋ねたことがある。
父は、嬉しくないことはない、しかし毎回度を越してるから慣れてしまっただけだ、と答えた。
食べきれない食事やどこから持ってくるのか分からないような特大クラッカーに俺が慣れるのは、
多分まだまだ先だと思う。
翌日、昼食作りを手伝おうと思い台所へ行くと、
母の指に昨日まではなかった指輪が光っていた。
敢えて問わなかったが、父からもらったのだろう。
その日一日母が上機嫌だったのは言うまでもない。
うちの母が喧しくて困る。
休日に、遅く起きた俺がリビングへ向かうと、母と父がソファを占領していた。
珍しく母が父の肩にもたれ、日曜の朝に特有の、あまり内容のない旅番組なんかを見ている。
父が母を甘えさせる姿はほとんどないので、パンダでも見るような心持ちでドアの影から見ていると、
母が机に置いてあったホットケーキ(これも珍しく焦げていないので、父が焼いたと推測)を
フォークで切り取り、父の口へ向けてあーんしていた。
驚いたのは父がそれを受け入れたことである。
ビックリした俺がそこを離れようとしたのと、父が新聞を取ろうと振り返ったのが同時だった。
父がホットケーキを咀嚼しながら気まずそうにしている。
俺も気まずくて顎をポリポリ掻いている。
母だけが余裕綽々で、元気よくおはよう! と挨拶する。
その間にも母は父の腕に自分の腕を絡めて離そうとしない。
朝からごちそうさまでした。
親父ww2828ww
うちの母が喧しくて困る。
季節の変わり目、健康優良児な母が思いがけず風邪を患った。
しかし、風邪をひこうと母の喧しさは変わらない。
マスクをし、額に冷えピタを貼って、なんとか家事をこなそうとする。
こんな時ばかりは父も母には優しく、ゆっくり寝ていろと言って母を布団に押し込めようとする。
母は、旦那や子供のために母親が頑張るのは当然だと息巻いていたが、父はもちろん了承しない。
実際のところ、母より父の方が家事全般得意なので、子供の俺からすれば若干助かったりするのだが、それはさておき。
父は母のためにお粥を炊き、氷のうを用意して手厚く看病していた。
他に何かして欲しいことはないか父が尋ねると、母は父に潤んだ瞳で、じゃあキスしてと無茶な要求をせがむ。
父は子供の前で何を言ってるんだと怒りを顕わにしたが、母も病人のワガママを引っ込めようとしない。
仕方なく俺は、気をきかせて部屋から出ていった。
その後のことは二人しか知らない。多分、いや十中八九、父が折れてキスしてあげたのだろう。
我ながら良い判断だったと、今になっても思う。
うちの母が喧しくて困る。
ある日、三人で食卓を囲んでいる時に、もしも家族の誰かが死んだらどうするかという話題になった。
途端、母はそんなの嫌だと子供のように泣き始める。
父と俺に先立たれるのも絶対嫌だし、その逆もまた嫌だという。
そんなことを言ってもいずれはそのどちらかになるのだし、だだっ子してもしょうがない。
しかしそれを言うとまた母が泣くので、俺は対処のしようなく黙る他なかった。
父はその辺りも心得たもので、俺は絶対にお前を置いて死なないから、と母の頭を抱きしめる。
母もそれにうなずいて、父の胸に深く顔を埋めて涙を隠す。
そんな夫婦の姿を見ているのは恥ずかしいので、俺は早々に食事を済ませて席を立つことにした。
去り際、背中越しに母が、あなたの姓を私にくれてありがとうと言っているのが聞こえた。
父はいつものように何も言わない。
俺が母にありがとうなんて言うのはまだまだ先のことだろう。
今は多分、それでいいのだと思う。
GH!
読んでてにやけてしまった
ほう……これはめちゃくちゃ面白いではないか
うちの母が喧しくて困る。
常日頃から声は大きく、また挙動も大袈裟な母だが、今日は特に酷かった。
きっかけは、ほんの些細な俺の一言である。
そういえば、母さんと父さんのなれそめってなんだったの?
俺は母と二人きりになった折り、そう尋ねただけだったのに。
母は目を輝かせ、待ってましたと言わんばかりに父との出会いを話し始めた。
猛烈な勢いで話し始めた母は、それから約一時間も止まらない。
結局俺が解放されたのは、父が仕事から帰宅して、母の標的が俺から父に変わってからだった。
母は父の腕にぶら下がり、大好きだと叫びながらお帰りのキスをせがむ。
父は俺のうんざりした表情から何かを悟ってくれたのか、早く部屋へ戻れと身振りで示す。
俺はそれに素直に従うことにする。
父は母のどこを好きになったのか、ちょっと聞きたいような気もしたが、それも明日以降にしておこう。
今それを尋ねたら、一度火のついた母のエンジンに油を注ぐことになりかねない。
母は父の背中にべったりだ。
父は慣れた様子でネクタイを緩めている。
どうやら母は、父の前だとまだ十代の娘のつもりでいるらしい。困ったものだ。
うちの母が喧しくて困る。
母はいつまで経っても行動に落ち着きがなく、言動がストレートで嘘がつけない。
父はそんな母とは逆に、何が起こっても沈着冷静で言葉少なである。
なぜ父は、そんな母を好きになったのだろうか。俺にはそんな二人の接点が、あまり見出だせないのだが。
悩んでも埒があかないので、父に直接疑問をぶつけてみることにした。
母が買い物に行っている間、俺はリビングで新聞を眺める父に件の質問を尋ねてみた。
父はちらりと俺の方を向くと、無表情のまましばらく黙りこくる。
俺はそのままはぐらかされるのでは、と危惧したが、父は一瞬遠い目をした後に、思いもかけない答えを返してくれた。
一目惚れだったんだよ、と。
俺は驚いて父の顔を凝視してしまった。父が俺を騙そうとしていると思ったからだ。
それほど、父に一目惚れという言葉はそぐわないような気がした。
しかし父はそれ以上何も言わず、自分で豆から淹れたコーヒーを啜っている。
意外な家族の歴史を知った瞬間だった。
うちの母が喧しくて困る。
リビングの掃除を命じられ、仕方なくちんたら片付けていると、両親の若いころのアルバムを見つけてしまった。
恐らくは今の俺くらいの年齢だろう父と母が、あまり仲良くとは言えない風に写っている。
一緒に写ってる女の人は母の友人だろう。となると写真を撮っているのは、父の友人の男友さんだろうか。
しばらくそのアルバムをめくっていると、一つの事実に気がついた。
初めは母に対して素っ気なく、渋々写真に写っているようだった父が、写真の枚数を重ねる毎ににこやかな顔になっているのだ。
そのアルバムの最後のページには、教室の中で泣きじゃくる母と、その母と手を繋ぐ父の写真があった。
繋いでいない方の手には、卒業証書らしい筒が握られている。
父と母の青春を俺は知らない。けれどそれはきっと、そんなに悪いものではなかったのだろう。
俺もこんな青春送りてぇなぁ、とか思いながら床でゴロゴロしてたら、早く掃除しろと母に怒られた。
GH!!これはすごくいい
うちの母が喧しくて困る。
俺が部屋で本を読んでいると、母がちょっとした用事で部屋へ来た。
用事自体はどうということのないものだったが、母は用事が済んでも部屋から出ていこうとしない。
どうしたのかと思い母に理由を聞くと、本を読む俺の横顔が父の若いころと瓜二つだったらしい。
父は昔から熱心な読書家だったそうで、そう言われれば今でも難しい経済書や取っつきにくい純文学を、たまに読んでいる姿を見る。
母は本を読む父の姿が好きだったらしいが、読書の邪魔になるのでそういう時は滅多に一緒にいれなかったのだという。
母は喧しいから、当たり前といえば当たり前である。
だからといって本を読む俺を後ろから見つめるのは止めて欲しい。
俺が読んでるのは父のように高尚な本ではなく、ただのジャケ買いしたラノベなのだから。
幸いカバーは外していたが、挿し絵なんか見られた日には俺の人生が一回終わるので、
母には悪いが部屋から追い出させてもらった。
俺と父は似ているようで似ていないと思う。
母ヒートGHッ!!!
「」なしなのにすげぇ…
うちの母が喧しくて困る。
ある日、台所から凄まじい叫びが響いてきたかと思うと、母が俺の名前をけたたましく呼び始めた。
怪我でもしたかと思って急いで台所へ向かうと、母が壁の一面を指差してガタガタ震えている。
見ると、そこには一匹のゴキブリが鎮座していた。
母は大抵の物事を気合いで乗り越えるが、ゴキブリだけはどうしても苦手らしい。
殺虫剤と蝿叩きで完全に撃退するまで、母は俺の腰にすがりついて離れなかった。
父が帰宅すると、母はさっそく俺のゴキブリ退治を武勇伝のように語る。
そして最後に、俺もかっこよかったけど父もかっこいいからと言って、いつものように父に甘えようとしていた。
恐らくは父が俺に嫉妬するのでは、という母なりの思いあってのことだったのだろうが、
嫉妬どころか父はいつもに増して淡白で、ゴキブリくらい一人で退治しろよとべたべたしたがる母を突っぱねた。
今度は父が居る時にゴキブリが出ればいい。そうしたら母も、堂々と父を頼ることが出来る。
そう思いながら俺は、素っ気ないようでいて実は相思相愛の夫婦の姿を眺めた。
うちの母が喧しくて困る。
今日で夏休みが終わる。これといって思い出もない夏である。
面倒な課題はある程度済ませたし、後はゴロゴロして過ごすだけだと思っていた矢先、母から海へ行こうという誘いを受けた。
何でも家事ばかりしていると、たまにすごく海が恋しくなるのだそうだ。
涼しくなる夕方を待ち、半ば強引に母に連れられ近くの海岸まで歩く。
海へ着くと母は、まるで生き返ったようなイキイキした顔で、深呼吸を始めた。
言うまでもなく、母は夏女なのだ。だから一年に一度だけでも、海の香りを胸いっぱいに吸い込んでおきたかったのだろう。
夕日は母の髪色と同じ鮮やかな朱をしている。
海辺へ向かって走る母が、少しの間少女のころの面影を取り戻したように見えた。
あまりいい思い出ではないけれど、まぁこんな夏もアリではあるだろう。
できれば来年は、母とでなく別の女性とここに来たいと切に思う。
母ヒートいいなぁ・・・
投下が楽しみになってるわ
女「男ぉぉぉぉぉ!!!プール行くぞぉぉぉぉぉ!!!!」
男「おい、さすがに新学期始まって早々にそれはないだろ…」
女「ほえ?今日は8/17だぞ?」
男「なん…だと…」
なんというエンドレスエイト
女「蝉取るどー!!!!」
男「はいはい行ってらっしゃ…」
男「…?」
男「蝉の声が…もう聞こえなくなった?」
男「両津かあいつは…」
女「いっぱい取ってきたぞ!!!」
男「セミの箱詰めキモいです」
女「金魚すくうぞぉぉぉぉぉ!!!」
男「おい待て早まるn」
女「どりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
男「遅かったか…」
女「全部掬ったぞ!!!!」
男「救えてねぇ」
スタンダードなヒートGH!!
なんという青春……
GH!
エンドレスヒートか
書いたらよかったな
今からでも遅くはないんだぜ?
去年かな、夏をかけ上がるヒートを書いたのは
あー書いたら良かった
夏終わって書き溜めるほど暇がない
女「今日は8月18日…男!花火にするぞ!!!」
男「はいはい」
女「さぁ男!!点火だ!!!」
男「あ、ライター忘れた…」
女「ライターなぞ軟弱なものには頼らん!!おりゃぁぁぁぁぁぁ!!!」シュボッ
男「勝手に火がついた…だと…?」
女「燃えろぉぉぉぉぉ!!!!」ゴゴゴ
男「線香花火が激しい!!」
GHGH
女「な、なんだこれ!!??」
男「ハムスターの車輪のでかいやつだ。」
女「どうして私が入ってるんだっ???!!!?」
男「女…好きだ」
女「お、男ぉぉぉぉぉ!!!!」ドドドド
男「早くこっちへ…」
女「男に届かないぃぃぃ!!!」ドドドドド
ヤシマ作戦時の電力の3割は女が発電したという
うちの母が喧しくて困る。
空が秋めいて来た最近、母が物寂しげにしていることが多くなった。
たまに空を見上げては、あぁ、とか、ふぅ、とか、色の着きそうな濃い溜め息ばかりついている。
夏女である母としては、過ぎた季節に思いを馳せているだけなのかもしれないが
こちらからすればいつも元気な母が落ち込んでいるように見えるので座りが悪い。
どうすれば母が元気を取り戻すか考えていたら、父が仕事帰りに焼き芋を買ってきた。
それだけで母は飛び上がって喜び、メランコリーもセンチメンタルもどこかへ吹き飛んだようだ。
父は母の御し方を一番知っていると思う。
うちの母が喧しくて困る。
母がリビングでソファーに座り、うとうとしていた。
父がその後ろに立つ形で、母の頭を見ている。
どうしたの、と俺が聞くと父は、こいつつむじが左回りなんだな、と妙なことを言い出した。
だからどうした、と言いたくなる話しである。しかし父に言わせれば、
これだけ長く付き合っていても、まだまだ分からないことはあるもんだな
という結論に達するらしい。
父が親指でつむじを押すと、母が少しだけうなされはじめた。
父はなんだか楽しそうである。
昔はこうやって、母に嫌がらせ紛いのちょっかいをよく出したのだそうだ。
さすがの俺にも、これは理解出来ない領域だった。
>>87-88 GH!!
うちの母がシリーズはなんか無性にキュンキュンさせられる
ええなぁw
うちの母が喧しくて困る。
母が包丁で指を切った。俺も父もいない時にである。
学校から帰ると母が家におらず、台所に血が点々と滴っていたので何事かと思った。
警察に連絡しようかと思ったところ、母が帰宅してきて病院へ行ってきた帰りだと言う。
指を五針ほど縫う、結構な傷だったらしい。
痛々しい傷痕とは逆に、母はどことなく嬉しそうに見える。
きっと父に甘える口実が出来たことを喜んでいるんだろう。
どうでもいいけど、台所の掃除はした方がいいと思う。でないと父に大目玉を食らうからだ。
そうだね、お父さんに怒られちゃ怪我が台無しだもんね、と母は今にも空を舞いそうな雰囲気で
脱衣場へ雑巾を取りに向かう。
それは何か違う、と思いつつも、俺は片手が使えず不便だろう母を手伝うことに決めた。
母はもしかしたら、父に構って欲しいだけなのかも知れない。
>>90 > うちの母が喧しくて困る。
>
> 母が包丁で指を切った。俺も父もいない時にである。
>
> 学校から帰ると母が家におらず、台所に血が点々と滴っていたので何事かと思った。
>
> 警察に連絡しようかと思ったところ、母が帰宅してきて病院へ行ってきた帰りだと言う。
>
> 指を五針ほど縫う、結構な傷だったらしい。
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> 痛々しい傷痕とは逆に、母はどことなく嬉しそうに見える。
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> きっと父に甘える口実が出来たことを喜んでいるんだろう。
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> どうでもいいけど、台所の掃除はした方がいいと思う。でないと父に大目玉を食らうからだ。
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> そうだね、お父さんに怒られちゃ怪我が台無しだもんね、と母は今にも空を舞いそうな雰囲気で
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> 脱衣場へ雑巾を取りに向かう。
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> それは何か違う、と思いつつも、俺は片手が使えず不便だろう母を手伝うことに決めた。
>
> 母はもしかしたら、父に構って欲しいだけなのかも知れない。
>
>>90きてたぁああああああ!!!!!
>>91は失敗したぁあああああ1レス無駄にしたすまん
GHだ!
気にするな!!
1000近くなると(980から?)リミット付くんじゃなかったか、この板
知らんかった……新参丸出し過ぎてワロタ
次スレはもう立たないのか?
誰かが建てれば立つ
建てなきゃ…それまでさ
建てようとしたけど規制だった
姉ヒート
姉「最近弟が冷たいんだぁぁぁ!!!」
?「いや、ずっとだし」
姉「夏の怪談大会でも盛り上がらないし、お化け屋敷に行っても静かなんだぁぁぁ!!」
?「弟君何気に怖がりだしねぇ」
姉「最近は一緒に風呂にも入ってくれないんだぁぁ!!」
?「最近じゃないと思う」
姉「そうかぁ!!やはりねーちゃんの愛の表現がたりないのかぁぁぁ!!!わかったぞぉぉ!!ようしっっ、待ってろよぉぉぉ!!!明日のねーちゃんの誕生日こそ真の愛を思い知らせてやるからなぁぁぁ!!」
姪「・・・6歳の小学生相手に勝手にしゃべって帰るってどうよ?・・・・RRR・・・あっ!弟おにいちゃん?明日姪のの誕生日パーティ来てね!!まってるから・・・うん、プレゼント楽しみにしてるから。」
あれ?前に姉ヒート書いてた人?
GH!!
落ちるぞ
落とさせはしない!!
ほしゅ
女「素直ォォオ ヒィトォォオ」
男「自己紹介乙」
雲一つ無い程に秋晴れの、ある土曜日。絶好の体育祭日和である。
女達の学校の体育祭は、以前は平日開催だった。
しかし平日開催だと、たかが一日でも授業に支障をきたす、という事で今年度より土曜日開催になった。
「ったく、何で今年に限って土曜日開催なんだ」
赤いハチマキをした男が、校長の話を聞き流しつつ愚痴をこぼした。
その横で同じく赤組の女は、この日を待ってましたと言わんばかりに張り切っている。
「男っ!!! 今日は絶対私たちが優勝する!!!」
「なぜ断言できる」
「男の今日のラッキーカラーは赤だからな!!!」
「ほう」
「そして私の今日のラッキーカラーは白だ!!!」
「お前も赤組だろ」
体育祭は赤組と白組の対抗戦である。
女がしまった、という表情を見せた。校長の挨拶は、まだ長々と続いている。
「あ、えーとほら、そう、体操服!!! 体操服が白じゃないか!!!」
「それは全員だろう」
女の苦し紛れの返答に、冷静にツッコミを入れる男。
兎にも角にも、体育祭の火蓋が切って落とされた。
最初の種目は男子選抜による大綱引き。
パワー系種目はパスだと散々言っていた男だったが、知らないうちにメンバーに組み込まれてしまっていた。
スタートのピストルが高らかに鳴る。
赤組も白組も実力は拮抗している。
いや、掛け声が揃っているぶん赤組がリードしている。
綱引きに参加していない生徒も声を大にして応援している。
だが、「オーエス、オーエス」とも「頑張れー!」とも違う声がそれらよりも数倍大きく聞こえてきた。
「男おおおおおお!!!」
白組の「オーエス」の掛け声の後に、赤組の掛け声と重なるように「男おおお!!!」とピッタリ返ってくる。
女の、一人のみを対象にしたエールは、男率いる赤組の調子を見事に狂わせた。
そして結局、白組に勝ちを奪われてしまった。
自分の席へ戻ってきた男に女は話しかける。
「いやぁ、残念だったな!!!!」
「お前なぁ……自分がした事解ってるか?」
「ほぇ?」
「俺だけじゃなくて赤組全体を応援しろよ」
「あっ!! あ〜そうか〜」
「今わかったのかよ」
『続いては障害物競走です。選手は入場ゲートに……』
「あ、私の番だ!! 男、私の勇姿を見ててくれよ!!」
障害物競走はトラック1周をまるまる使う。
内容はハードル、麻袋でジャンプ、平均台、網くぐり、三輪車こぎの順。
この内容は女子には少々大変かもしれない。
ついに自信満々の女の出番が来た。
号砲とともに女はハードルに向かって走り出した。が、
「……これは期待しないほうがいいな」
スタートダッシュに出遅れ、瞬く間に最下位になった女を見て、男はつぶやく。
しかし女には様々な秘策があった。
「いっくぞおおおおおお!!!! うおおおおおおおお!!!」
秘策その一、ハードルはなぎ倒す。ジャンプするのが時間の無駄、という考え。
秘策その二、麻袋を突き破ってダッシュ。
普通破れるはずが無いのだが、たまたま愛の力とやらで出来たらしい。
勢いは止まらない。網くぐりは軍隊並の早さの匍匐前進。
気が付けば女の前には一人しかいない。だがその差は普通の三輪車こぎでは埋まらないくらいだった。
そう、普通なら。常識が通用すればよかったのだが、如何せん相手は女。
それはそれは器用に、ものすごい速さで漕ぐ。
普段三輪車を乗りこなしてるかのごとく、漕ぐ。漕ぎまくる。
ついにトップを追い抜き、そのままゴール。総得点でも赤組が白組を抜いた。
「どうだ!! これが私の実力だ!!!」
「すごいな。すごいんだけど……」
「どうした、男!?」
「平均台だけ普通だったから、なんかつまらんな」
「な!?」
なんだかんだ色々あって、とうとう午前の部の最後の種目となった。
「今どき玉入れとか……。普通は小学生までだろ……」
「私は楽しみだけどな!!」
『他の学校と違うことをしよう』という校長のくだらない思い付きから実施される事になった全員参加競技。
更にオリジナリティのためだけに籠の高さを二倍近くにするというなんとも迷惑な細工もしてある。
そのせいもあってか、籠に玉を上手く入れられる女子は少ない。女もまた然りであった。
「男、カゴまで玉がとどかない!!」
「そうか、がんばれ」
「そ、そんなぁ〜!! ぐぅ、こうなったら!!」
女は玉に力を込め、大きく振りかぶる。
「うおおおおおおお!!! 食らええええええええ!!!!」
女が放った渾身の一球は、籠めがけて一直線で進んでいく――、そう思い描いていた。
だが実際に超魔球が飛んでいった先は、男の後頭部。
目標は違えど宣言どおりの直撃を食らい、両手で頭を抑えてうずくまる男。しまった、と言う表情で駆け寄る女。
「だ、大丈夫か、男!!? ……って、あれ?」
痛みを抑えながら、男は笑顔で女の方を向く。
だが女には、男から修羅の如きどす黒いオーラが出てるのがすぐにわかった。
「ちょ、ちょっと待った!! あれはわざとじゃ……」
「待ちません」
男は玉入れから女への的当てに切り替えた。
女の断末魔が、爽やかな秋の空にそれはそれは良く響いたとさ。
昼休みになった。この時間だけは対抗戦ということを忘れて、紅白混交でわいわい昼食を取っている。
破滅的な弁当を持った女が、てけてけと男の傍に行く。
「お〜と〜こ〜、ご飯にしよう!!」
「……それ、お前が食うのか?」
「違う!! 私は母さんが作ってくれたぶんがある!! これは男のために私が作ったのだ!!」
「……残念だけど、いらん」
男は弁当箱を取り出した。
「ど、どうしたんだそれは!!! まさか他の女子が!!?」
「アホか。自分で作ってきたんだよ。売店が休みだから仕方なく、な」
「売店が休みだって知ってたから、私が作ってきたのにどうして!!?」
「お前の手に持っているものが理由だ」
男のお手製弁当は卵焼きにウインナー等々、種類は少ないもののおいしそうに綺麗に敷き詰められている。
「お、おおおおお!!! うまそうじゃないか!!! ちょっとつまんでもいいか!!?」
「あ、おい待っ……」
「ぱくっ、もぐもぐ……んまああああああい!!!! じゃあ、これはどうかな?」
この調子で女がつまんでは味に感動を繰り返しているうちに、男のお弁当は白飯だけを残して消えてしまった。
「……ごめんなさい」
「はぁ。もういい、ご飯が残っただけマシだ」
「そうだ!! ここで私が作った弁当の出番じゃ――」
「それだけは全力で断る」
結局男は女の(母親が作った)弁当のおかずを数品奪って食べた。
料理の腕は遺伝しないのか、と思いながら。
午後の部最初の種目は、応援合戦である。
選抜生徒が応援団の服装で、赤勝て白勝てと大声を張り上げている。
さて、あの二人はと言うと、自分の席でのんべんだらりと応援を眺めていた。
「こういう種目はいいな。何もしないから楽でいい」
「私は男と居られるなら何でもいいけどな!!」
「もう少し俺から離れてくれるともっといいんだけどな」
「まぁまぁ、固い事は言いっこなしだ!!」
ため息を一つついた男に、ふと一つの疑問が浮かんだ。
「そういえばお前は応援合戦には参加してないんだな。すげー適任そうなのに」
「いや、私も興味あったから練習に行ったんだぞ?」
「んじゃなんでここにいる?」
「そ、それはだな……」
「さては綱引きの時みたいに、全員を応援しないから外されたんだろ」
「ち、違う!! まぁそれもあるんだけど……」
「まだあるのかよ」
「道具をぶっ壊して、応援どころじゃなくなるからやめてくれって泣きながら言われた」
「ああ、あの壊れた太鼓はお前の仕業だったのか」
女の被害を受けた赤組の太鼓は、何とか叩けるように応急処置だけしてあった。
しかしそのせいか、ポコペンポコペンと肝心の音に迫力が無い。
真剣な応援とふざけた太鼓の音のギャップに、生徒の大多数は笑いをこらえるのに必死だった。
だが太鼓を壊した張本人は、
「あはははは!! 太鼓の音が!! 何て情けない音だ!!!」
隣の人物に、恥ずかしさと申し訳なさからゲンコツを落とされたのは言うまでも無い。
その後も一進一退の白熱した戦いは続き、残す競技はあと二つとなった。
女が出場する最後の競技は、借り物競争。
不運にも競争相手は女より足の速い生徒ばかりだったので、女には不利であった。
スタートの合図が鳴った。やはり走るスピードでは負けてしまう。
他の選手より遅く女が借りてくる内容を確認しようとした時、男の方へ向かうライバルが目に入った。
「待てええええええええ!!!!」
あっけに取られるライバルをよそに、女は男の手を強奪して走り出す。
「あ、おい!」
「行くぞ、男おおおおおお!!!」
『男パワー』とは恐ろしいもので、それはもう瞬く間にゴールテープを駆け抜けた。
「やったぞ、男!! 私たちが一番だ!!!」
「いや、あのな」
「やっぱり愛の力には誰も勝てないのだあああああああ!!!」
「お前、本当に借りるのは俺だったのか?」
「ほえ?」
「ちょっとそれ貸せ。見せてみろ」
男が女から奪い取った封筒の中に書いてあったのは、
【やかん】
女、失格。
いよいよ最後の競技になった。得点は僅差で白組がリードしている。
最後のリレーに勝てば逆転優勝できるとあって、赤組の応援にも熱が入る。
その期待のリレーチーム、赤組のアンカーは男である。
「こういう期待される種目ってのは苦手なんだがなぁ」
「おや、自信が無いのかい、『やかん』クン」
ニヤニヤしながら挑発してきたのは白組アンカー。
「まぁ俺は面白いものを見せてもらったから別に構わないんだけどね。ハハハ」
「……言ってろ」
怒りが徐々にこみ上げる。
抜きつ抜かれつのデッドヒートは白組優位でいよいよアンカーへ。
馬鹿にしたような目で男を見ながら白組アンカーはバトンを受け取った。
「お先に、『やかん』クン」
「……ふざけやがって、バカが」
少し遅れて男の手にバトンが渡る。
怒りに任せてがむしゃらに走る。
走るスピードは男のほうが多少速い。
だが、思ったよりも差が大きく、すぐには縮まらない。
次第に男は焦り、苛立ってきた。
そんな男の耳に、一人の声援が届いた。
「男おおおおおおお!!! がんばれえええええええ!!!」
女だ。どこで叫んでいるのかは分からないが、声で分かる。
(ああ、あいつの声はよく響くなぁ)
そう思ったと同時になぜか冷静になれた。
すると不思議なことに、もっとスピードが出るような気がした。
トラックのカーブを回り、残りは直線。目と鼻の先に白組のバカがいる。
――いける。追い抜ける。
「男おおおおおお!!!! いっけええええええええ!!!」
女の声に後を押されながら、最後の力を振り絞り、ゴール。
結果は最後の最後で白組アンカーを差して、赤組の逆転優勝。
男は歓喜に沸く赤組の輪の中心でチームメイトと共に喜びを分かち合う。
その姿に、女はただただ見とれていた。
体育祭は、校長の無駄に長い談話で幕を閉じた。
「あー、やっと終わった」
夕焼け色に染まりながら、男はひとつ伸びをして呟いた。
その後ろを、静かに女が歩く。
「ん、どうした、女?」
「いや、何ていうか……。すごいな、男は」
「何が?」
「私は散々迷惑ばっかりかけたのに、男は挽回するぐらい活躍してさ」
「ほう、迷惑かけたのは自覚してるのか。だがな、一つ間違ってるところがある」
「へ?」
「最後勝てたのは、半分お前のおかげだ。お前の声援で頑張れたようなもんだ」
思いがけない男の言葉に一瞬固まった。
が、頭の中で反芻する毎に女の中で喜びがこみ上げてきた。
「――そうか、やっぱり男は私がいないとダメなんだな!!!」
「いや、そこまでは言って無――」
「そうかああああああ!!! よし、これからも私が力になってやるぞ、男!!!」
「……半分じゃなくて、一厘くらいに訂正する」
男の言葉も聞かず、女はさっきまでとはうってかわって意気揚々と男の前を歩き出す。
やれやれ、といった表情を見せ、男も女の後に続いて歩き出した。
「あ、そうだ!! さっき言い忘れたことがあった!!!」
「ん、なんだ?」
くるりと男のほうへ向きなおし、にんまり笑った。
「男、カッコよかったぞおおおおお!! 今まで以上に男が大好きだああああああ!!!」
という訳で久々に長いのを投下してみました。
2、3年位前から作っては放置して、ようやく完成です。
タイトル・総レス数書くの忘れちゃってすみませんでした。
気にすんな!家に帰ったらゆっくり読ませてもらうぜ!!
GHは読み終わるまで我慢してくれよな!
書き手さん帰ってきてたぁあああGH!!
…書いたことないけど、書いてみようかなぁ
投下の基本は恐れず・驕らず・自虐らずだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
書き手が増えるのは大歓迎なんだぜ?
ボクっ子ヒート
男「寒っ!毛布が欲しいな…」
小さく震えながら男は自室のドアを開ける。
男「…何やってんだ人の布団で?」
女「毛布がなかったので!」
男「だからってそんな蓑虫、いや抱き枕みたいな」
女「体裁なんていいんです!さあ!ボクとあったかな夜を!!」
男「むしろ暑い気が…まあいいか」
女「んぇぇぇぇ!?」
男「なんだ?一週間は付き合ってもらうつもりだったのに」
女「一週間もしたらフットーしちゃいますぅぅぅぅ!!」
女はそう言って身悶えしたかと思うと、ベッドから転げ落ち壁との隙間にすっぽりとハマってしまった。
女「せ、先輩!で、出られませぇぇぇん!!」
男「ここに新たな寝具を作ろう」
女「えぇぇぇぇぇぇ!?」
ボクっ子ヒート
男友「今日の体育はバスケです」
男「いよっし、頑張るぞ」
男友「やる気だね、珍しく」
男「こう見えて、小中とバスケ少年でしたから」
男友「特技は?」
男「庶民シュート!女、負けないぞ!!」
女「ボクだって負けませんよ!!マキシマムパワァァァァァ!!」
男「えー( ´・ω・)」
女友「バスカらないだけマシでしょ」
男友「デストローイ」
ボクっ子ヒート可愛いなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
体育祭の話もようやく読み終わったぜ、GHでした!!
三年フルバースト組、ヒート先生
ヒート「授業始めるぞおおおお!!!!」
ヒート「おおおおお男!!この字をそれなりに訳して読めえええ!!!」
我愛ス森羅万象熱血教師
男「・・・・・読めません」
ヒート「よーめーるーだーろ!!!!」
友「私はヒート先生を森羅万象よりも愛してる」
ヒート「お前にゃ聞いてねええええ!!!」
>>115 GH!
絶賛にする? 感想にする? それとも批・評・?
書き手にぎわってるし、久しぶりに母ヒートネタでも練るかね
うちの母が喧しくて困る。
俺の住む町に台風がやって来た。規模は大きく、外に出るのも躊躇われるほどである。
学校は臨時休校になり、父も仕事には出られず自宅待機している。
母は嵐や大雨が好きなせいか、どことなくウキウキしている様に見える。
あるいはそれは、台風に恐れおののくふりをして、父に飛びつく算段を考えているせいかもしれない。
案の定、我が家が停電に陥ると、母はさも暗いところが駄目な様に見せかけ、父ににじり寄っていった。
父は何も言わず、あからさまに怖がる母をなだめたりしている。
結婚して長いのだから芝居かどうかなんて分かりきっているはずなのに、それでも父は無言で母に膝を貸している。
父も、母が本当に怖がっていたらと思うと、あまり邪険には出来ないのかもしれない。
父の優しさに苦笑しながら、非常食に買ってきていたパンを一口かじる。
パンはパサパサでまずかったけれど、二人の間に漂う空気は妙に甘ったるくて胸焼けしそうだった。
うちの母が喧しくて困る。
今年もまた、憂鬱な体育祭がやってくる。何が憂鬱かというと、母が応援にやってくるのが憂鬱なのである。
俺はあまり運動が得意でなく、走るのも遅い。そしてそういう人間は、ほとんどの場合手を抜いて競技に臨むのが常だと思う。
実際に俺の周囲でも、部活動に真面目に取り組むほんの一握りの生徒だけが毎年点を荒稼ぎし、
他はほとんどオマケのような走りしかしないのが実情である。
しかし俺の母は、体育系のイベントで手を抜くと、烈火のごとく怒りを顕にするのだ。
去年は午前中手を抜いて100m走を走ってしまったため、昼食抜きという鬼の所業を味わわなければならなくなった。
だから俺は走らなくてはいけない。他の選手が流し気味に走る中、圧倒的に、ぶっちぎりで。
あるいは本格派の短距離ランナーに混じって、どん尻にひっつき喘ぎながら。
その恥ずかしさが分かってもらえるだろうか。しかも観客席では、母が大手を振って応援しているのである。
今年は雨で中止にならないだろうかと、けっこう切実に願っている俺であった。
18禁はほの板ではお門違いです
お引き取れぇぇぇぇこのスケベぇぇぇぇ!!!
女「男ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
男「いっつもいっつもうるさいよお前。そんなに俺が好きなら黙ることも覚えやがれ」
女「何でだ!? 好きは毎日言わないと、いざって時に出てこないんだぞ!!」
男「だからって毎日聞かされたら有り難みも薄れるわ」
女「男が泣いてる時、男が落ち込んでる時、私が好きだと言わずに誰が言うんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
男「知るか。お前のそれは慰めになってないんだよ」
女「だって好きなんだもんっ!!」
プイッ
男「可愛くないからそっぽ向くな」
132 :
ほんわか名無しさん:2009/10/17(土) 21:58:11 0
∧_∧ ∧_∧ age
(・∀・∩)(∩・∀・) age
(つ 丿 ( ⊂) age
( ヽノ ヽ/ ) age
し(_) (_)J
うちの母が喧しくて困る。
という書き出しでブログを初めてからはや数ヶ月。ついにこのサイトの存在が、父母にバレる日が来てしまった。
運が悪かったというより他にない。俺がたまたまトイレに立っている間に
買い物に行っていた母が帰ってきて、パソコンをつけっ放しの俺の部屋を覗いたのだ。
そこには、俺から見た両親のバカップルっぷりが、赤裸々に綴られたページ群があった。
いつものように仕事から帰ってきた父は、このことを知り当然のように怒ったが、なぜか母は満更でもなさそうである。
どうやら母は、俺のブログに対するコメントにまで目を通したらしい。
そこには、「両親の仲が良くて羨ましい」、「愛情溢れる母に萌えた」という好意的なコメントばかり書かれていたはずだった。
そもそも俺がこのブログを立ち上げたのも、決して両親を笑い者にするためではなく
馬鹿馬鹿しくなるくらいに家族を愛し、家族に愛されている母をみんなに見て欲しかったからだ。
その事を知ってか知らずか、母は怒る父を宥める役に回ってくれたようだ。
結局、サイトの運営は今後も続けてよいことにはなったが、定期的に父がサイトを検閲することで
プライバシーを守る、という形で互いに合意が成された。
父としてはこの事件を機に母に大人しくなって欲しかったのだろうが、母の父への愛情は前にも増して燃え上がっているようだ。
あまり想像したくはないが、母は見られると興奮するタイプかもしれn(以下、父の検閲により削除)
うちの母が喧しくて困る。
月の綺麗な明るい夜のこと、俺がトイレに起きると、母がキッチンの窓から外を眺めて佇んでいた。
どうしたのか尋ねてみると、母は月の大きな晩はなかなか寝付けなくなってしまうらしい。
よく分からない理由だったが、眠れない時の話し相手くらいには俺だってなれる。
俺は自分が眠くなるまで、キッチンで母の相手をすることにした。
つらつらと雑談をした後、話は俺の恋愛から両親の出会いについてのことになっていった。
俺が二人の馴れ初めについて尋ねると、いつものような勢いもなく母は一言だけ、最初は私の一目惚れだったと呟く。
俺は父からも同じことを聞いたのを思い出し、父も一目惚れだと言っていたと母に教えてやった。
母は意外そうな顔をした後、だったらあの人も、ずっと同じ気持ちでいてくれたんだねとニコニコし始めた。
母は教えてくれてありがとうといい、眠くなったからそろそろお開きという。
月のざわめきも、父の愛情を知って少しは静まったようだ。
部屋へ帰る母の後ろ姿を見ながら、俺はこの人たちの息子で良かったと、
少しだけ、けれど素直に思った。
女「男おぉぉぉぉぉぉ、遊びに来たぞぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
男「あ? 前もって連絡くらいしてから来いよ。まぁ入れ」
女「あっ! お前、その手に持ったものはなんだ!?」
男「何って煙草だよ。悪いか」
女「駄目じゃないか未成年者が煙草なんか吸っちゃ!!」
男「うるせぇな、お前は親か。いいだろ別に、常習犯じゃないんだから」
女「ご両親が悲しむだろうがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
男「親にバレるような間抜けはしないよ」
女「駄目だ駄目だ!! なんだこんなものっ……」
男「あ、コラ……」
----すぱー
女「ぶへっ!? ごほっ、ごほごほっ……」
男「慣れんのに一気に吸い込むからだ」
女「男!!」
男「なんだよ……っっ!?」
----チュッ
男「なっ……何してんだ馬鹿!」
女「どうだっ、ヤニ臭い口でキスしたら嫌だろうがっ!!」
男「はぁ?」
女「分かったら今後一切煙草なんか吸うんじゃないぞっ、私のためにもな!!」
男「だ、だれがお前にキスなんかしてやるかバーカ!」
女「何をおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
みんなGHだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
熱過ぎる
うちの母が喧しくて困る。
ついに俺にも彼女ができた。念願叶って喜びもひとしおである。
それ自体は完全な私事なのだが、厄介なのが母の存在である。
どこから聞いてきたのか、母は俺に彼女ができたことを知ってしまったようで
家に帰った途端、俺の彼女についての質問を山のようにぶつけてきた。
例のごとく父が帰宅するまでそれは続き、それを止めに入った父も必然的に彼女ができたことを知ることとなった。
まだ何か聞きたそうな母の口をがっちり手でふさぎ、父は真面目な顔をして良かったなと呟く。
そして、彼女を幸せにしてやれよ、と俺の目を見つめて言った。
てっきり茶化されると思っていた俺は、父の真っ当な意見に驚き、ならば父のようになればいいのかと逆に冗談めかして言ってみた。
父はそうじゃないと返し、俺は若いころ母を泣かしてばかりだったからと苦笑する。
母はそんな父を見て、でも今の私は幸せ一杯だよと、父の手を振りほどき力強く抱きついた。
父が母を泣かしていたということには驚いたが、母の様子を見ていると
さもありなんという気もする今日この頃である。
うちの母が喧しくて困る。
父が昔、母を泣かしていたということを知ってから数日、俺の両親の若いころへの興味は臨界点に達していた。
なぜあんなにも母を愛している父が、母を泣かしてばかりだったのか、
母は父に愛想が尽きることはなかったのか、どうしても知りたくて仕方がなくなったのだ。
むずむずしつつ我慢すること幾日か、ようやくそのことを尋ねるチャンスが訪れる。
その日、父が珍しく同僚の酒に付き合い、酷く泥酔して帰ってきた。
部屋でゲームをしていた俺は、これ幸いと母がいない隙を見計らい、前記の質問を父にぶつけてみることにした。
父は酔ったせいか遠くに目をやり、酒臭い息を吐きながらも言葉を選び、俺の質問に答えてくれた。
いわく、会ったばかりのころの二人の間には、問題が山積みだったという。
誤解、行き違い、八つ当たりなど日常茶飯事。相手に冷たく接してしまうのが父の愛情表現だということと、
それに母が気づいていないと父が知らなかった時期もあったらしい。
にも関わらず母は、そんな父へ向けて、常に愛していると叫んではばからなかったそうだ。
思えばその一途さに俺は負けたのかもしれないと、父は昔の所業を恥じるように小さく付け加えた。
母が来たせいで話はそこまでしか聞けなかったが、それだけ聞ければ充分だ。
今の俺に確信できるのは、これから先どんなことがあっても、父が母を泣かすことはないだろうということだけである。
うちの母が喧しくて困る。
我が家では月に一度、家族で買い物に行く習慣がある。
これといった意味はないそうだが、恐らく家族間のスキンシップ程度の意味合いなのだろう。
その日も家族三人そろって、朝からデパートへ出かける予定だったのだが、間抜けにも
俺が財布を部屋に置き忘れたせいで、両親を玄関で待たすことになってしまった。
父はどうか分からないが、少なくとも母は家族で出かけるのを楽しみにしている。
あまり待たせてはいけないと思い、早急に財布を取ってダッシュで玄関の戸を開けると
なんと両親が玄関先でキスなんかぶちかましていた。
開いた口がふさがらないとはこのことである。いくら二人きりとはいえ
たかだか財布を取りにいくだけの短い間に、しかも隣近所の目もある玄関の真ん前で、誰がキスなどしようものか。
息子にバレて慌てて体を離す父と、照れくさそうな、満足そうな顔をした母に
俺は苦い顔で、歳を考えろとだけ釘を刺しておくことにした。
バカップルは幾つになっても健在なようである。
うおおおおおおおおおおおおGH!
ある夕暮れ時の2人だけの時間
女「おっとこ♪好きだよ、ほんとに(ニッコリ)」
男「……」(女の額に手を当てる)
女「熱はないって」
男「……何か拾い食いでもしたか?」
女「拾い食いしてないし寝ぼけてもないってば」
男「…………」
女「私だってさ、ほんわかした気分になることだってあるんだよ……」
男「…………」
女「男のこと想うとね、胸の奥が暖かくなってくるんだよ。
それが嬉しくて…いつも暴走しちゃうけど、今日は素直に想いが出せる気分なんだ」
男「………………病院いk」
女「だーかーらっ、何ともないんだってっ」
男「しかし」
女「だってもかかしもないっ私がおとなしいとそんなにヘンかっっ!?」
男「うん」
女友「うん」
男友「うん」
女「っっだああああああああああ!貴様ら私をどーゆー目で見てやがりますかコンチキショウ!!!!」
男「うるさい」
女友「賑やか」
男友「激しい」
女「うがああああ!私にだって乙女チック(死語)な部分もあるんでええええいっっ!!!!」
男「……お前らいつからいた?」
女友「撤収♪」男友「了解!」
女「おとなしい私はそんなにもヘンかっ!!おかしいかあああああ!!!?
男のバッキャローーーー!!!!でも愛してるうううううう!!!!!!!!!」
男(ヤバかった!おとなしい女はかわい……って俺は何を考えている!)
ギャップ萌えですね分かります
GH!!!
素直ヒートは……良い……
そう思えるSSでした
俺も久しぶりに書きたい
誰かお題くれさい
新型インフルエンザ
あの人は今
席替え
・構って貰えないのでツンデレ
・豚インフルエンザで離ればなれ
・ファミレス
新型インフルエンザ
男「ゴホッゴホッ……はぁ」
女「どぉした男、風邪ひいたのか!?」
男「かもな。どうにも体がダルくてしょうがない」
女「そんな悪い風邪は私がもらってやるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
ひしり
男「へっぐち」
女「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ唾がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
男「無防備に近づくからだよ……グスッ」
女「バッチィよぅ男ぉ……」
男「ハンカチ貸すから拭いとけ」
女「ん……」
あの人は今
美容師「どうもwwwwwお久しぶりッスお二人さんwwwwwww」
女「あ、お前はっ!!」
男「誰かと思えば美容師じゃないか。今までどこ行ってたんだ」
美容師「ご新規さんが多いからwwwすっかり存在を忘れられてたッスwwwwwwうはww悲しいwwwwwww」
男「一時はあんたも準レギュラーだったのにな」
美容師「仕方ないからwww出番のない間ずっと全国を旅してwww散髪の腕を上げてたんスよwwwwwwww」
女「マジでか! エライなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
美容師「お二人とも変わりないようで何よりッスwwwwww関係はどこまで進展したんスか?wwwwwwww」
女「私と男はそんなふしだらな関係じゃない!! それが証拠にまだキスまでしか……」
男「黙れ蹴っ飛ばすぞ」げしっ
女「あぁん! でもそんなとこも好きだぞぉぉぉぉぉぉぉ!!」
美容師「相変わらず仲良しッスねぇwwwwwwww」
男「笑うな!」
ピンポーン
男「だれだろこんな夜中に」
ピンポーンピンポピンポポーンピンポーン
男「うるせぇ!これはヒートしかいねえな」
ガチャ
ヒート「お菓子はやるからイタズラさせろおおおおおお!!」
男「いらねぇからとっとと帰れ」
ポーン ←人の顔に見える
>>152 だが断る
席替え
男「女ちょっと来い」ゆらぁ
女「ど、どうしたというんだ男? なんか全身から怖いオーラが吹き出てるぞ!?」
男「それは何故かというとな……お前が俺の机をガッチリ固定したせいだ!」
女「ギクーッ」
男「なんでこんな大掛かりなことをしたんだ? 返答次第ではただでは済まさんぞ……」
女「そっ、それが私の仕業だという証拠は!?」
男「泳ぎに泳いでるその眼が証拠だろうが!」
女「……だって……そろそろ席替えの時期だし………せっかく男の隣になったのに、男と席離れ離れになったらヤだし…」
女「……ごめんなさい………男ぉ……私のこと嫌いにならないでくれぇ………」
男「あのな、席替えは毎年新学期だろうが。鬼が笑うってレベルじゃねーぞ」
女「……じゃあ、怒ってない?」
男「いや怒ってるが。もう謝ったからいいわ」
女「いやったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁこれで合法的に男の隣は私のものだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
男「席はもとに戻しとけよ?」
構ってもらえないのでツンデレ
女「男っ、弁当作ってきてやったぞ!!」
男「……ん? おぉ(こいつ、なんかいつもと態度が違うな)」
女「口に合わないなんて言ったらぶっ殺すからなっ!! まぁ余り物を寄せ集めただけだけどっ!!!」
男「んな弁当いらん」
女「うるさいぞっ、さぁ食え食うんだ!!」
男「ムグッ……だぁぁっ! 馬鹿かお前無理やり食わそうとすんな!!」
女「どうだ、美味いか!?」
男「味なんか分かるか」
女「べ、別に男のためになんか作ってないんだからな!! 作ってないんだからな!!!」
男「さっき自分で寄せ集めって言ってたじゃないか」
女「それでもいいって言うなら、ま……毎日作ってきてやっても、私は構わないぞ…?」
男「お前俺が食わなくても毎日作ってくるだろ。その台詞は何に影響されたんだ?」
女「ぐっ……な、なんでもないようぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
男「あ……なんだあいつ」
女友「ツンデレ作戦は失敗か…」
男「何やってるんすか女友さん」
ファミレス
男友「たまにはファミレスもいいもんだな」
女「私はハンバーグ食べるぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
女友「夕飯入らなくなるから止めなさい」
男「俺はもう決めたぞ」
男友「俺も」
女友「私はどうしようかなぁ……」
女「男っ、ご飯注文したらあーんしてやるからな!!」
男「いらない」
女「じゃあお冷やを口移ししてやるぅぅぅぅ!!」
男「それもいい」
女「じゃあじゃあ食後に膝枕でお昼寝させてやるからぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!」
男「全っ部いらん」
女友「……なんかアレ見てたら、何も頼まなくてもお腹いっぱいねぇ」
男友「同感」
お題消化終了
もっとくれ
・別れ
・卒業
・二番手の女
・×××
・美術
ボクっ子ヒート
男「女、これ」
女「…お金…ですか?」
男「その…いつも三食世話になってるからさ、少しでも足しになればいいなと…」
女「先輩!!」
男「は、はい!?」
女「デートしましょ?」
男「…はい?」
女「デートですデート!!このお金使って!!」
男「いや、でも、これは…」
女「ボクはこういうのはいいんです!ただ『美味しい』とか『不味い』とか素直な感想を先輩が言ってくれるだけでボクはいいんです!!」
男「そうなのか?」
女「そうなんです!でも、先輩はそれで納得しませんよね?」
男「ああ」
女「なら、デートしましょ!それで、いっぱいいっぱい楽しみましょう!!」
男「……よし、1日遊び倒すぞ!」
女「はい!」
ボクっ子ヒート
女「せんぱぁぁぁい!お風呂はいりましょう!」
男「ごめん、先入った」
女「えぇぇぇ!?」
男「あーやかましい」
女「だってぇぇぇ…!」
男「背中なら流してやるから、先行ってろ」
女「わぁぁぁい!先輩、ボク待ってますからね!」
男「はいはい………って、なんで日常化してんだよ」
ボクっ子ヒート
女「せんぱぁぁぁい!これ、これ見て下さい!」
男「なになに…『男ファンクラブ』?」
女「ボクの、ボクによる、ボクのためのファンクラブです!!勿論会員はボク一人!!」
男「ふーん…凝ってるな」
女「はい!ラミネート加工しました!」
男「…でも、女はファン止まりでいいの?」
女「え…?」
男「ね?」
女「……嫌…です…」
男「俺もだよ」
女「せんぱぁぁぁい……!」
男友「リア充め」
女友「爆発しろ」
ボクっ子ヒート
男「猫だ」
女「子猫さんですね!」
男「触ってみるか?」
女「は、はい!!」
男「可愛いな」
女「はい!」
にゃー
ニャー
にゃー…
ニャー…
男友「あれ、男と女ちゃんじゃないか?おーい!!」
二人『にゃー?』
男友「…マニアックだわぁ」
ボクっ子ヒート
女友「ここで問題です」
女「はい!」
女友「男君が女ちゃんのパンツを持っていました」
女「えぇ?!ボ、ボクの!?」
女友「どうしますか?」
女「そ、その…!先輩にならなにされても平気だけど…!でも、パンツなんかより…!」
男「はいゴールデンハンマー」
金色に塗られた玩具のハンマーが二人の頭に炸裂した。
早朝から熱いなあああああああああああああっ……!!
GH!!
みんなGHッスよwwwwwこれで今日の冷え込みも大丈夫ッスwwwwwwwwwwwwwwwww
女「暖かくして寝ろよーーーーーーーー!!!!!!!!!」
男「お前は暑すぎるから自重してくれ」
お題消化がはかどんねえぇぇぇぇ……
ヒート抱いてふて寝したいよぅ……
では
・G
・秋(食欲、読書)
・紅葉
・女心と秋の空
よし!これ出したら初投稿するか グッρ(・ω・´)
っと思ってたのに巻き込まれた…荒らしののバカァ
みんなGHだあああああああああああ!!!お題消火感謝
>>149 狙い通り美容師が出てきてよかったw
>>166 ・秋(食欲、読書) …もちろん芋ですね、わかります
>>167 お前の思惑通り……だと……?
くそぅ、悔しいから長編書き溜めてやる
上手くいけば今日中には投下出来るかも
そう、俺の思惑通り!
教頭が出てきたらどうしようかと思ったw
長編wktk。
それにしてもこの寒さ、ヒート分を補給するにはもってこいだな
みんなGH
またヒート妹の話書きたいぜ
長編難航中
書く書く詐欺にはしたくないから投下遅くなるとだけ言っておく
女「意地があんだよっ!!女の子にもなぁああ!!」
男「長編小説はまだかっ!」
男「落ち着け……落ち着くんだ俺、そうだこんな時には素ヒーを数えるんだ」
男「ヒート、妹、娘、幼稚園、先輩、M、母、ゲーム化、西、シスコン………」
格闘神とかどこいったんだろうな
・G
女「うぉれのこの拳(の殺虫剤)が真っ赤に燃えるぅぅぅぅぅぅ!!!!!」
女「お前(G)を倒せと輝き叫ぶぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!」
女「ばぁぁぁぁぁぁぁくねつっ!!!ゴッ○ジェットぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
シュー
女「ヒィィィィィィト!エンド!!!!」
男「…G一匹になぜにココまでアツくなれるんだか…」
GHいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!
俺も長編書き終わったから投下させていただきます
・
・
・
男「………」
美容師「男さんwwww起きるッスよwww男さんwwwwwww」
男「……ん……あれ? 美容師じゃないか。何してるんだ……?」
美容師「ちょwwww酷いッスよwwwwww暇だから一緒に酒飲もうって男さん誘ったの忘れたんスか?wwwwwwww」
男「そうだっけ……?」
美容師「そうッスよwwwww男さん酔ってすぐ寝ちゃうから興ざめだったんスからwwwwwwwww」
男「そうか……そりゃ悪かったな」
美容師「酒、弱いんスねwwwwwwwwwwwお目覚ましにもう一杯いかがッスか?wwwwwwww」
男「お前……それウィスキーじゃないか。そんな強い酒飲ましたら眠くもなるだろう」
美容師「宴に心配は無用ッスよwwwwwww気にせずぐっといきましょwwwwww」
男「……不愉快だ。帰る」
美容師「ちょwwwwwノリ悪いッスね男さんwwwww冗談じゃないッスかwwww」
男「お前の冗談は質が悪いんだよ」
美容師「フヒヒwwwwwサーセンwwwwww」
男「しかし、寝てたか……何時もなら人と会ってる時に寝こけるような真似はしないんだが」
美容師「酒が入ったせいじゃないスか?wwww油断してるとどんなに強い人でも呑まれるのが酒の怖いところッスからねwww」
男「そうだな。悪かったよ」
美容師「いいッスよwww自分細かいことは気にしない質なんでwww」
男「それもそうだな」
美容師「ささwwwww済んだことは忘れて気分直しにご一献wwwwww」
男「ん…旨いなこの酒…」
美容師「ところで最近wwww女さんとの仲は進展したんスか?wwwww」
男「急に話が変わったな。あんたに教えることでもないだろ」
美容師「酔った席での興味本意ッスよwwwwwで、どうなんスか?wwwww」
男「まぁ、ぼちぼちだ」
美容師「そのwwww反応wwwwなんか倦怠期到来って感じッスねwwwwww」
男「うるさい。あの女相手に倦怠期なんか来るはずないだろ」
美容師「分かんないッスよwwww案外つれなくしてる男さんの方がwww女さんに見捨てられたりしてwwwww」
男「んな馬鹿な」
美容師「男女のことは誰にも予測出来ないもんじゃないスかwwwwwもちろん女さんも例外でなくwwww」
男「……あんたが言っても説得力ないんだよ」
美容師「あれれ?wwwwwもしかして今、ちょっと不安になったんじゃないッスか?wwwww」
男「うるせえ、ニヤニヤすんな」
美容師「なんならwwwww二人の今後を占ってみるッスか?wwwwwwwww」
男「占うって、あんたそんなこと出来たのか?」
美容師「軽く手相が見れるくらいッスけどねwwwwこれで意外に当たるってお客さんにも評判なんスよwwww」
男「ふーん…ま、遊び半分で見てもらうかな…」
美容師「おkwwwwそれじゃ利き手と反対の手を出してもらえるッスか?wwww」
男「こうか」
美容師「おkッスwwwwwそれじゃ拝見させていただくッスwwwww……」
男「あんまり手ぇベタベタ触るなよ気持ち悪い」
美容師「……ふーむwwwwwこれはこれはwwwwww」
男「なんだよ。思わせ振りな態度取ってないで早く教えろよ」
美容師「スゴいッスねwwwww男さんwwwwwww」
男「何がだよ」
美容師「男さんの手相wwwww今まで見てきた中でも一、二を争うくらい良い手相ッスwwwww」
男「本当かよ? なんか胡散臭さ限りなしって感じだが」
美容師「マジッスよwwwww特に金運と仕事運がパねぇッスwww末は博士か大臣かっていうwwwwこれはそういう手相ッスねwwww」
男「ほぅ……まぁ、悪い気はしないな」
美容師「ただwwww女運は最低の最低のこれまた底辺ッスwwww」
男「はは、それもそうかもな。なんせ今まで好かれたのがあのヒートだし」
美容師「しかも女運がこじれてwwwww仕事運や金運にまで支障をきたす相が出てるッスwwwwww」
男「そんなのまで分かるのか」
美容師「はいッスwwwwww正直wwwwここまで女運に恵まれてない手相は初めて見たッスねwwwwww」
男「そこまで言うか……」
美容師「当たり前ッスよwwwwwだってwwww女運さえなければ男さんの成功は約束されたようなもんッスよ?wwwwww」
男「たかが占いだろうが。そこまで言われるとさすがに腹が立つぞ」
美容師「そうッスかねぇwwww自分は案外、的外れでもないと思うッスよwwwww」
美容師「だって男さんwwwwいつ見てもわざわざ自分から女さんに足並み揃えてあげてるじゃないッスかwwwww」
美容師「それって、将来的に考えたらプラスになるんスかねぇ?wwwwww」
男「……お前、何が言いたいんだ?」
美容師「もし仮にwwww男さんがなりたい職業を見つけたとしてwwwwwwそれで大成するためには
女さんがかなりの確率で足枷になると思うんスよwwwww」
男「まさか。いくら女がドジでも俺の足を引っ張るような真似は……」
美容師「本人に意識はなくてもwwwwwそうなってしまうことは多いもんスよwwwww」
美容師「例えば男さんはwwwwww女さんと行きたい大学が違えばwwww女さんのレベルに合わせて一緒の大学を
受ける可能性が高いでしょ?wwwww」
男「それは、まぁ……」
美容師「男さんは恋と学業を両立できるほど器用じゃないwwwwそして恋と学業を計りに
掛ければ必ず恋の方を取るwwwwwそうッスよね?www」
男「……あぁ」
美容師「その優しさが命取りだと思うんスよねwwwwww何者かになりたいなら捨てるべきものは捨てなきゃ駄目ッスよwwwwww」
美容師「どうでしょ?wwwwwいっそのこと女さんのことは切り捨ててwwww自分の未来へ投資してみるってのは?wwwwww」
男「………」
美容師「男さんは優しいッスからwwww女さんを諦めるなんて想像もしないでしょwwwwww」
美容師「けどよくよく考えればwwwww恋なんて永久に続くものでもなしwwwいつかは忘れ廃れていく関係なんスよwww」
美容師「ねwwwwだから女さんのことは忘れてwww未来の自分を奮起させましょうよwwwwww」
男「……そうだな、それもアリかな」
美容師「でしょ?wwwwでしょ?wwwwwww」
男「でもな、美容師。お前、一番大切なことを忘れてるぞ」
美容師「はい?wwwww一番大切なこと?wwwwwww」
男「そうだ。それは、あいつ無しでは今の俺はあり得ないってことだ」
美容師「そりゃまたなんでwwwww女さんがいなくても男さんは変わらず男さんでしょうにwwww」
男「そうじゃない、そうじゃないんだ」
男「あいつは確かにドジで間抜けで、大馬鹿で暑苦しい」
男「だけどな、俺はそんなあいつが、わりと嫌いじゃあないんだ」
美容師「わりとwwwwwwッスかwwwwwwww」
男「だな。たまに度が過ぎて腹立たしいこともあるけど、それでもあいつを本気で嫌ったりはしない。それは絶対だ」
美容師「ふーんwwwwwwwwww……」
男「もしも俺が将来、自分の望む何者かになれたとしたら、その側には必ず女がいると思う」
男「それに、あいつ抜きで成功したとしても、それは俺にとって本当の成功ではないと思うんだ」
美容師「そうッスか?wwwwwwwww」
男「そうだよ。だって俺はあいつのことを、愛しているからな」
美容師「言うッスねぇwwwwwwカッコいいッスよ男さんwwwwww」
男「それよりも、俺が気になってるのはあんたのことだ」
美容師「自分wwwwwなんか問題あるッスか?wwwwww」
男「大アリだよ。いつものあんたなら、いくら顔では小馬鹿にしてても知り合いを腐すようなことは言わない」
男「それに、なんで俺は学ランなんだ? あんたに会うならせめて着替えて出てくるはずだ。 酒に誘われたなら特に、な」
男「あんた、本当に美容師なのかよ。そして、ここはどこなんだ?」
美容師「……さすが、勘がいいッスねぇwwwwwwwww」
美容師「自分が何かはそのうち分かるッスけどwwww秘して語らぬ方が良いこともあるッスよwwwww」
男「その言い方は気になるが……とにかくあんたは美容師じゃないんだな?」
美容師「はいッスwwwww寝てる男さんの頭の中にwwww美容師さんの姿を借りてちょっとだけお邪魔させていただきましたwwwww」
男「……何のためにだ」
美容師「いえねwwww自分、女さんの魂が欲しかったんスけどwwwなにぶんあの娘さんの魂は美しい反面やたら強靭でね?www」
美容師「それで男さんに突っぱねられたら多少は弱まるかなーと思ってwwwwwうはwwww俺策士wwwww」
男「ずいぶん下衆な考えだな、そんな輩に用はない。消え失せやがれ」
美容師「言われなくてもwwwwそろそろあんたも起きる頃だから退散するッスよwwwww」
男「正体がバレたとたんにあんた呼ばわりか。いいからさっさと消えろ」
美容師「へいへいwwwwwwあっとそれからwwww最後に一言wwwwww」
男「まだ何かあるのか」
美容師「良かったッスねwwwwwもしもあんたが女さんとの関係を一度でも否定したらwwww今頃二人仲良く地獄逝きだったッスよ
ひょっとしたらのサル阻止支援
……男おぉぉぉぉぉぉ起きろぉぉぉぉぉぉぉぉ……
男「……ん? この声は……」
女「男!? 目を覚ましたのかっ!!」
男「女……あれ、ここは? それに美容師は……」
女「良かったあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
男「おい、何だよ女。状況を説明しろよ」
男友「ようやくお目覚めか」
男「友。お前、どうしてこんなところに? つーか、ここどこだ?」
女友「ここは病院。あんた、自転車に跳ねられて脳震盪起こしたのよ」
男「本当かよ。そういえばなんか頭がふらふらするような……」
女「後遺症はないか? ものすごく心配したんだからなっ!?」
男「耳元でがなるな、うるさい」
男友「そう邪険にするなよ。救急車呼んでここまで付き添ったのは女ちゃんなんだぜ?」
男「なんだって?」
女友「『男が死んだらどうしよう』って泣いて、大変だったんだから」
男「……そうか、ありがとな」
男(今まで気絶してたとすると……美容師のあれも全部夢か?……いや、違う)
女「男に大事がなくて良かった! 本当に良かったぁぁぁぁぁ!」
男「うるさいよ……女、手ぇ出せ」
女「ふぇ?」
男「おら、早くしろ」
女「こ、こうか?」
男「そうだ、それでいい……ゆーびきりげーんまん、嘘つーいたらはーり千本のーます」
女「うえぇぇ!? どうしたんだ、まだどっか痛いのか!?」
男「女」
女「はひ!?」
男「俺はお前が好きだ、きっと俺はお前を裏切らないから」
女「ッッッ!!?」
男友「ど、どうしたんだお前……」
女友「脳障害でも起こしたのかしら」
女「わっ、わっ、私も大好きだぞ男おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっ!!」
男「知らん」
---------------------------------------------------
こうして俺は、入院してわずか数時間で退院することになった。
結局あの美容師は、悪魔だったのか死神だったのか、
はたまた素直でない俺の脳が見せた幻だったのか。
それは未だに謎のままだ。
けれど俺は、夢の中の美容師に告げた誓いを、破ることはしないと思う。
ケチな約束だけれど、それでヒートが喜ぶのなら、たまには偽善も悪くない。
帰り際、どこか遠くの方で美容師の笑い声がした気がする。
思い通りにならなくて残念だったなと、心の中で舌を出し
俺はやや緊張しながら、はしゃぐヒートの手を握って帰った。
男の誓い・終わり
以上で終わりです
改行規制のこと考えてなくて微修正しながら投下したり
投下途中で停電になったりしたせいで時間かかりましたごめんなさい
素ヒー長編というより男長編だけどそこはまぁ勘弁
そんじゃ ノシ
乙ッスよwwwwwwwwww
サルじゃなかったのね、途中割り込みすまん
乙でしたぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
長編はやっぱいいね
久しぶりの出演で、ちょっと緊張したッスよwwww
GH!
下校時間、下駄箱にて―――
女「男ぉぉぉぉぉ!!!!今日もラブラブ帰宅デェェェェトだぁぁぁぁぁ!!!!!!!
ってうわああああhtmak@nwuw!!!!!!!!!」
男「ハイハイ、普通に帰宅するだけだが……どうした?」
女「ななななななななな何でも無いっっっっっっ!!!!!!!!!」
男「顔が真っ赤になっとる。後ろに隠したのは……ラブレターか」
女「しかし!私には!男という!生涯!絶対!無敵!最強!伴侶!!がいるワケで!!!!」
男「イヤそれはない。というのは置いといて。
女。俺が言うのもおかしいが、もしいい男ならそっちに行ってもいいんだぜ?」
女「いぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
男「まあ聞け。俺はその、いまだ自分の気持ちがわからない。
そんな奴よりお前を大事にしてくれる奴の方が、相応しいんじゃないかと思う事がある」
女「それは……でも私の気持ちが……納得しない」
男「ああ。だからお前が決める問題だ。俺がお前に応えられる保証はできないが。
お前が思うとおりやればいいさ」
女「わかった。ならばする事はただ一つ!!!!!!!!!!!!!!!
これからも変わらず男に愛を囁き続けてやるんだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!
例えこの想いが伝わらなくともぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!
私は!私らしく!思うとおり!するんっっだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
男「それは囁くってレベルじゃねえよ……」
女「にへへ。男、今からこの手紙をくれた人にお断りしてくる」
男「いやだから」
女「この人も私と同じように気持ちをぶつけてくれたんだ。ちゃんと返事しないでどうする!
お断りするのは申し訳ないけど、ね。ノーだとしても応えてもらえないのは辛いから」
男「!」
女「ではまた明日だぁぁぁぁぁぁぁ!!」
男「……やれやれ、情けねぇな俺。女、ありがとな」
GH!!
たまには真面目に恋愛するヒートもいいね
なんとヒートっぽくない甘酸っぱい恋愛シチュ・・・
何か俺の中で弾けそうだ!!
>>193 GHだぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!
196 :
1/2:2009/11/15(日) 08:35:43 O
長くなってしまいましたので2レス拝借
男友「寒くなってきたぜ!第6回鍋大会in男宅〜」
女&女友「わ〜〜パチパチ」
男友「前回までの失敗を反省し、今回は俺様が仕切ります。反論は認めない」
女「なにぃぃぃぃぃ!!モガッ」
女友「まあまあ女ちゃん、ここは男友に任せなさい。実はね、ゴニョゴニョ」
男「つーかいつの間に。まあ構わんが……何を企んでいる?」
男友「いや何も」
女友「全然何もないわよ」
女「そうだーーーーーーー!」
男「全く信用できんが、まあ何か企んでいても粉砕してくれる」
男友「いい酒が手に入ったし、寒いときにゃ一杯ひっかけながらの鍋が一番、それだけだよ」
男友(クックック、筆者の知り合いの会津の酒豪をも撃沈せしめたこの『神農』……)
女友(酒豪の男君がどれだけ耐えれるかしら……)
女(おっ男の本音ぇぇぇ!!酔った男の介抱ぅぅぅ!!)
女&男友&女友(ニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤ)
197 :
2/2:2009/11/15(日) 08:37:23 O
男「この面子で普通の鍋ができるとは……意外だ」
男友「鍋はシンプルな方が失敗しないからな、そら男もう一杯」
男「サンキュ。しかしこの酒口当たりいいが、ひょっとして度数高くないか?回ってきたぞ?」
女&男友&女友(キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!)
女「おお男!!だだだ大丈夫かっっっ!!酔ったならかかかか介抱してやるぞっっっっ!!」
女友「大丈夫よ女ちゃん、男君は強いし、『冷静』だからこれくらいじゃ酔ったりしないわよ」
男「!……つーか俺ばっかりじゃあなくお前らも呑め」
男友「飲んでるぞ?(瓶は同じだが度数低いのに入れ替えた奴をなwww)」
女「飲んでるぞーーーー!!」男「女!!うるさい!!少しトーン落とせ!!!!」
女「ひゃひゃい!」
男「だいたいなぁぁぁ!お前はがさつすぎる!せっかく可愛いのに勿体無い!!!」
女友「お……男君?(キタ?キタ?ドキドキ)」
女「!!!!今かわい 男「やかましいっっ!!
お前がいつも暴走するからこっちはフォローに回らなきゃならんっちゅーねん!!!!」
女「サー!申し訳ありません!サー!」
男友(やはり男もヒート!ニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤ)
男「こっちだってもっと普通の恋愛っぽくしたいんだよ!!でも心配で気を配ってなきゃならん!!
だが一途で俺の為に頑張ってくれて感謝してる!!てかお前も呑め!!注いでやる!!」
女「あっあっあっあいあいさー!!グビッグビッ………………パタン」
男友&女友「あ!」
男「女ぁぁ!ここで寝るな!!風邪引くだろ!!ベッドで寝ろ!!毛布はどこだ!!」
男友「今日の記憶は……ニヤリ」
女友「封印ね……ニヤリ」
蛇足
この話に登場する人物は『男子学生』『女子学生』で未成年ではありません
お酒は一応二十歳からね
話に出した『神農』は中国のお酒で度数50%台だったはずなのにべらぼうに酔いが回るの
早いみたいで会津の酒豪さんが一升瓶半分空けないくらいでホントに撃沈してました
ちなみに酒に弱い私はショットグラス一杯で轟沈w
昨日鍋して飲んでる時に思い出して書いてみました
神農って名前から凄まじくシュール臭がするんだがwwwww
GH!!
女「おっとこおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ一緒に帰ろ……うわぁっ!!」つるーん
男「おっと危ねぇ(俺の身が)」がっちり
女「ふぁっ……な、ナイスキャッチだあぁぁぁぁぁ」
男「いいから早く離れろ。恥ずかしいだろ」
女「……」
男「おい、離れろって言ったのが聞こえなかったか」
女「……男の心臓の音が聞こえる」
男「は?」
女「今まで男は私のことを抱きしめてくれたことなかったから、なんか新鮮だ……」
男「だからどうした」
女「こーして心臓の音を聞いてると、なんだか落ち着く気がする」
男「だが断る」
ゲシッ
女「あぁんっ!!」
男「ガキじゃないんだから、簡単にベタベタひっつくな」
女「待って、行くな男おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
男(……女の体、ああ見えてあんがい華奢なんだな)
201 :
雑談:2009/11/17(火) 19:32:27 O
女友「ねーねー女」
女「なんだ? どうした女友ぉぉぉぉぉ」
女友「あんたってたいそう男の奴が好きみたいだけどさ、男がもし死んじゃったらどーすんの?」
女「!?」
女友「あぁ、別に深い意味はないから。ただ端から見てるとちょっと入れ込み過ぎだなーと思っただけで……」
女「……ヒック…」
女友「へ?」
女「ヒッ……ヒック……うぇっ……うぇえぇぇぇぇぇん…」
女友「ちょっ、何も泣かなくたっていいじゃない!」
女「だって、男のいない世界をそーぞーしたら涙が……うぇぇぇぇ……」
女友「あぁあぁごめんごめん。死なないから、永久永遠に男とあんたは一緒だから」
女「本当か!?」
女友「本当よ」
女「よっしゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁそうと決まれば男に求愛だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ケロッ
女友「立ち直り早っ」
暖房
男「ふぁぁぁ・・・もう朝かって寒ぅ!?」
男「室温10度以下とかどんだk」
女「男ぉぉぉぉおおお朝だぁぁぁぁああああ!!!」
男「うわっ!?熱っ!!って気温が23度に!?」