48 :
41:2006/12/02(土) 01:44:10 0
連投でスマン、485系「-3000」が抜けてた。
485系自体は「しらさぎ」がいたんだよね。
49 :
ぬるぽ ◆Qii/KpYmWU :2006/12/02(土) 16:17:50 O
( ^ω^)「別に構わないお。むしろハンデだお。」
ブーンがシートに座ったまま背伸びをしながらそんなコトを言う。
ξ#゚听)ξ「なんで!?万一ブーンが負けちゃったら私とクーさんはあのエラばった男の嫁に強制的にされちゃうのよ!?」
( ^ω^)「わかってるお。だから負けるつもりはないし、勝つための走りをするお。」
ξ#゚听)ξ「だったら……!」
さらに怒鳴ろうとした時、ブーンが鍵のようなものを差し出す。
( ^ω^)「運転席に入る鍵だお。ツン、先に行ってて欲しいお。」
ξ;゚听)ξ「え、あ……うん。」
見事に怒気を抜かれてしまった。
ξ゚听)ξ「じゃあ、先行ってるね。」
( ^ω^)「すぐに行くお。」
私は運転台のスライド式ドアを開け、タラップをゆっくりと降りていく。
ξ゚听)ξ「わぁ……。」
ホームに降りた途端、思わずそんな感嘆の声を上げていた。
街の方ではあまり色づいてなかった紅葉が、車両(クルマ)のライトに照らされ、赤や黄色のコントラストを映し出していた。
ξ゚听)ξ「……綺麗。」
その光景に、しばし目を奪われる。
競技運転士って、こんな光景をいつでも見てるんだと思ったら、すごくうらやましいなって思う。
もう少し寒くなったら、きっとこのあたりは雪化粧をして、また違う雰囲気をつくりだすんだろうな。
( ^ω^)「お?まだいたのかお、ツン。」
ξ゚听)ξ「あっ、ごめんね。すぐ向こうに行くね。」
( ^ω^)「じゃあブーンは一応損傷のチェックしてから行くお。」
そう言ってブーンはホームから線路に飛び降りる。
さて、私も行かなきゃ。
小走りで反対側の運転台に向かい、運転台に登るためのタラップに手を掛けたとき、あるコトに気付く。
ξ;゚听)ξ「あ……私、今日スカートだ……。」
……もしかしてブーン、そのコト気にかけて私を先に行かせてくれたんじゃ……。
ξ゚ー゚)ξ(事故、ってコトにしてスカートの中見るコトだってできたのに、意外と真面目なんだ。)
そんな風に思うと、ついつい笑みがこぼれた。
50 :
ほんわか名無しさん:2006/12/02(土) 17:04:38 O
運転台に入り、しばらくするとブーンもスライドドアを開いて入ってくる。
( ^ω^)「待たせたお。」
ξ゚听)ξ「それほど待ってないわよ。ほら、早く準備しなさい。」
( ^ω^)「わかったお。」
シートに腰を下ろし、ブレーキハンドルを定位置にはめ、ライトを尾灯から前照灯に切り替えると足下のペダルを踏む。
ボーッ、という電子音っぽい警笛を慣らすと同時にマスコンノッチをいきなり全開にする。
ガタン!という軽い衝撃がしたかと思うと、車両(クルマ)は一気にスピードを上げる。
速度計の針は、あっという間に真ん中付近を差し、デジタル表示計もパッパッと数字の値を上げていく。
1分もしないうちに、速度は150kmをマークしていた。
景色は飛ぶように流れていき、テクニカル区間だというのにそれを感じさせない運転でコーナーを次々とクリアーしていく。
( ^ω^)「ツン、ホントに怖くないのかお?」
ξ゚ー゚)ξ「スリルがあって面白いわよ。ジェットコースターなんて目じゃないわね。」
逆に、もうジェットコースターなんかじゃ物足りなさを覚えちゃうかも。
( ^ω^)「……そっか。きっとツンは競技運転士としての資質があるんだお。」
成合、帆乃望野、三魚をあっという間に通過し、今北に到着する寸前で、ついにニダーの駆る車両(クルマ)のテールランプが視界に飛び込んでくる。
『(……ザッ)も……もう追いつかれたニダか!?有り得ないニダ!!』
無線からニダーの驚愕した声が発せられる。
ξ゚ー゚)ξ「この勝負、ブーンの勝ちね!」
だって、いくら今北〜北是間のデッドセクション区間があるとはいっても、上り車線だけ。
そして、今北トンネルの下り車線で、その差はほぼなくなった。
完全にブーンがニダーの駆る車両(クルマ)を射程距離に置いたのだ。
51 :
ぬるぽ ◆Qii/KpYmWU :2006/12/02(土) 17:37:32 O
けど、当然ブーンの腕がいくら優れていようとも、一車線しかないトンネルの中で追い抜きはできない。
だけどトンネルを抜けた後は、いくらでもパッシングポイントが存在するはず。
それぐらいブーンは速かった。
……だけど……!
(; ゚ω゚);゚听)ξ「!!」
なんと、トンネルを出た直後、ニダーは直線区間にも関わらずドリフト運転をしていた!!
『(……ザッ)ウェ━━━━━ッハッハ……!!これでは抜きたくても抜けないはずニダ!!ウリの勝利だニダ!!』
ξ#゚听)ξ「あ ん の 野 郎!!」
悔しさと怒りで私は地団太を踏む。
( ^ω^)「見事に墓穴を掘ったようだお。」
ξ;゚听)ξ「へっ……?」
ブーンの言葉に思わず間抜けな声が出る。
( ^ω^)「この先、しばらくはドリフトしても支障ない線形が続くお。だけどそれは美府まで。ツン、美府の駅構造覚えてるかお?」
ξ゚听)ξ「えッ?あ、えっと……丹生即線の島型ホームと、新居則線の島型ホームの2面構成……あっ!!」
そうだ、島型ホームだから途中で上下線がホームによって全くの逆方向に別れる上に、4車線になるからそこでパッシング可能……。
つまり、追いついた時点でブーンの勝利は約束されてるも同然なんだ!
私達の乗る車両(クルマ)はドリフトしてるニダーの車両(クルマ)の先頭車両付近まで近付く。
相手の運転席で、ニダーがこちらを指さしながら笑ったり、おちゃらけで挑発しているようだったけど、絶対勝てるという安心感があるためか、不思議と腹が立たなかった。
52 :
ぬるぽ ◆Qii/KpYmWU :2006/12/02(土) 17:59:51 O
やがて美府大橋のシルエットが見えてきて、横に似居則線の線路も、こちらに合流しようと迫ってくる。
ニダーはやはりドリフトをやめない。
バカすぎる……。
私がため息をつくのと、ブーンが少しスピードを落とし、ニダーとの距離をとったのは同時だった。
『(……ザッ)どうしたニダ?ついて来ないニカ?勝負をあきらめるなんて男らしくないニダよ?』
( ^ω^)「あきらめてなんかいないお。」
『(……ザッ)ああ、そうか。ウリがドリフトしてて追い抜けないのをようやくその弱い頭で理解したニダね?申し訳なかったニダね。ウェ━━━━ッハッハ……。』
ξ;゚听)ξ(おめでたい頭してるわね……。)
あきれて物が言えないというのは、このことなのだろうか。
『(……ザッ)花嫁衣装は、ウリが用意するから、あとはウリの胸に飛び込むだけで……。』
ガタンッ!
ニダーの車両(クルマ)があり得ない角度で傾いた!
ちょうどホームの左右に伸びるレールとレールの幅が、車体の台車がある部分の幅を超えてしまったことにより、脱線してしまったらしい。
(; ^ω^)「ああなったら、一度電車用ジャッキで持ち上げてレールに戻すしかないお。間抜けな姿だお。」
ブーンはそう呟きながら、似居則線のレールを使って美府駅を通過する。
この瞬間、ブーンの勝利が確定した。
53 :
ぬるぽ ◆Qii/KpYmWU :2006/12/02(土) 18:01:34 O
とりあえず今日は終了。
第5話はまだもうちょっと続くお( ^ω^)
54 :
ほんわか名無しさん:2006/12/02(土) 22:05:10 0
( ^ω^)乙だお
55 :
ほんわか名無しさん:2006/12/04(月) 02:00:05 0
( ^ω^)乙
ってかワンハンドルの電車はどうやってドリフトするんだぜ?
56 :
ほんわか名無しさん:2006/12/04(月) 08:30:44 O
(^ω^)おは
あげ
57 :
ぬるぽ ◆Qii/KpYmWU :2006/12/04(月) 21:31:32 O
スマソ……昨日今日と仕事が忙しくて疲労困憊orz
更新は明日以降になりそうです。
うう……オラに元気を分けてくれ
______________________
<○√ 俺が支えてるうちに早く行け!!
||
くく
58 :
ほんわか名無しさん:2006/12/04(月) 21:44:14 0
wktk
59 :
ほんわか名無しさん:2006/12/04(月) 22:11:45 0
______________________
<○√ 早く行け!! ってあーたが早く行けよ!!
||
くく
60 :
ほんわか名無しさん:2006/12/05(火) 11:52:28 0
______________________
<○√ う・・・お・・・
くく
61 :
ほんわか名無しさん:2006/12/05(火) 11:57:22 O
何でほの板に・・・?
62 :
ほんわか名無しさん:2006/12/06(水) 14:20:16 0
ho
63 :
ぬるぽ ◆Qii/KpYmWU :2006/12/06(水) 20:59:36 O
__________
\_Ω_√
ヽ )
) |
/ |
.Ι L
風呂入って来る間、こいつがスレを支えますw
64 :
ほんわか名無しさん:2006/12/06(水) 21:03:33 0
ktkr
65 :
ぬるぽ ◆Qii/KpYmWU :2006/12/06(水) 21:23:07 O
戻ったお( ^ω^)
保守してくれた人thx!
>>55 ワンハンドルは一旦非常まで押し上げて、すぐにノッチを全開にするんだと思われ。
電Dの方にも、いつもバンダナ巻いてて髪型のわからない、人形使いの巧みの技を持つアンちゃんが、それっぽいコトしてるし。
でわ続きを書きまする。
66 :
ぬるぽ ◆Qii/KpYmWU :2006/12/06(水) 21:47:59 O
丹生即駅のホームの最端に、十数人単位のギャラリーの山ができていた。
中にはこちらに向けて手を振ってる人もいる。
皆、ブーンの勝利を祝っているようだ。
ブーンはホームに入線する際に、おなじみのミュージックホーンを奏でながらゆっくりと停止位置まで車両(クルマ)を持っていく。
停止位置近くには、クーさんを始めとした顔見知りの人達が集まっていた。
川 ゚ -゚)「野郎どもは全員、回れ右をしろ。ツンさんが降りられないからな。」
クーさんの命令で周囲にいた男性陣全員が私に背を向けた格好になった。
それを見届けると私は運転台のドアをスライドさせて、タラップを一段一段ゆっくりと降りる。
川 ゚ -゚)「もうこちらを向いてもいいぞ。」
そして、まず先にジョルジュ先生が私のところに来る。
( ゚∀゚)「よっ、お疲れさん。津出がいなかったら、今頃どうなってたかわからなかったな。」
ξ゚听)ξ「別に大したコトしてないわよ。ただ私はあんな形でブーンが負けるのが納得いかなかっただけだし。」
('A`)「けど、ツンさんのおかげで俺は自分が為すべきコトに気付かされた。それは間違いなく事実だぜ。」
ドクオくんが手を差し伸べる。
ξ゚ー゚)ξ「ううん、ドクオくんこそ、ブーンの車両(クルマ)を押してくれてありがとう。」
(´・ω・`)「それなら、ボクも評価されていいよね。こうなるんじゃないかって予想して、ドッくんを着いて行かせたのはボクだし。」
ξ゚ー゚)ξ「うん、ショボンくんもありがとう。」
川 ゚ ー゚)「なら私は君をブーンと密室に二人きりにさせた立役者だな。」
ξ^ー^)ξ「うん、感謝してます!」
ξ///)ξ「……って、何を言わせるんですかッ!私とブーンは、そんなんじゃないんです( ><)」
67 :
ぬるぽ ◆Qii/KpYmWU :2006/12/06(水) 22:18:54 O
川 ゚ ー゚)「ふむ、私はただ密室で二人きりにさせたと言っただけなんだが、どんな風に誤解をしたら二人の関係を訊いているようになるのだ?」
ξ///)ξ「そっ……それは……。」
('A`)「こらこらクー。あんまりツンさんいじめるとブーンに怒られるぞ。」
ξ///)ξ「だから、そんなんじゃないんだったら〜〜!!!!!!111」
(; ^ω^)(……出るに出られない雰囲気だお……。)
散々皆にからかわれていると、なにやらギャラリーがざわついてるのに気付く。
ギャラリー1「おっ、ニダーも戻ってきたようだぜ。」
ギャラリー2「……けど、なんかスピード出してないか?」
ギャラリー3「……おい、なんかブレーキをかける気配しないぜ!?まさかこのまま丹生即の駅を通過するつもりか!?」
ギャラリー4「バカな!?バトルの決着がついたら大人しくスタート地点に戻るのが競技運転士内の暗黙の了解だぜ!?競技運転士としての誇りはないのか!?」
けたたましく警笛を鳴らしながら、ニダーの駆る485系3000番台が丹生即の駅を超高速で通過していく!!
『(……ザッ)バトルのやり直しを要求するニダ!今から海渡線経由で九永区(くえいく)駅までバトルするニダ!もし断るなら、この車両(クルマ)は返さないニダ。』
ξ#゚听)ξ「なッ……なんて卑怯な奴なの!?」
(#゚∀゚)「……さすがにこれはねーだろ……!」
(#'A`)「許せねぇな!バトルの結果に納得いかねぇからって自分の思い通りの結果になるまでこんなコトをやるつもりかよ!!」
川#゚ -゚)「……さすがの私すら怒りでどうにかなりそうだよ。」
(#´・ω・`)「……どうやらキツいお仕置きが必要みたいだね、彼は。」
プシューッ!
ブーンの車両(クルマ)の乗降ドアが開く。
(# ^ω^)「みんな、乗るお!!」
68 :
ぬるぽ ◆Qii/KpYmWU :2006/12/06(水) 22:55:00 O
ブーンは、客席に私達が全員乗り込んだのを確認すると乗降ドアを閉めてすぐに走り出す!
クーさん達は手近な席に座るみたいなので、私も座席につくコトにする。
ちなみに車両(クルマ)の内装もブーンは手を加えているようで、元々は自分で背もたれの位置を前後に転換させる「転換クロスシート」という装備らしいけど、ブーンの車両(クルマ)はすべてリクライニングシートに変えられている。
特筆すべきは、展望席との間に仕切りの壁があり、「グリーン車」という文字がプラスチックの両開き自動ドアに、グリーン車マークと一緒に書かれていた。
扉の前に立ってみると、すんなりと開いたので私は扉の先に進む。
展望席は床が一段低くなっていて、通路はなだらかなスロープになって一番前の座席まで続いていた。
座席は座った時に頭に当たる部分の背もたれににクッションがついていて、弾力が気持ちいい。
これなら移動中にわずかでも睡眠を取りたい人には快眠を提供できるかも。
…………でも、この車両(クルマ)って営業運転してないよね?
……なんでこんなに無駄なコトを……。
展望窓上部には、デジタル速度計が設置してあり、現在速度を表示している。
私は一番前の右通路側の座席に座る。
目の前いっぱいに広がるパノラマウィンドウは壮観の一言に尽きる。
……夜じゃなければね。
そして小さな点にしか見えないけど、確実に視界に捉えられてる485系3000番台。
ん?485系3000番台の前方にこちらに向かってくる4つの光点。
485系3000番台が急ブレーキをかけたように大きく揺れる。
ううん、実際に急ブレーキをかけて停止しようとしていた。
ξ゚听)ξ(どうしたんだろう?止まるんなら、それはありがたいんだけど……。)
同時に私達の乗る7000系もゆっくりとスピードを落として、やがて485系3000番台の中程の車両の位置で停止する。
69 :
ぬるぽ ◆Qii/KpYmWU :2006/12/06(水) 23:29:50 O
停車と同時にドアが開けられる気配がして、みんな線路上に飛び降りていく。
私も少し名残惜しい気持ちを振り払って座席を立ち、スカートを押さえながら線路に飛び降りる。
485系3000番台の手前約50mぐらい先に、上下線に2台の電気機関車が停車して、道を塞いでいた。
( ´_ゝ`)「ううむ……グモをやってしまったな、弟者よ。」
(´<_` )「うむ。大丈夫だろうか?」
( ´_ゝ`)(´<_` )「ブレーキ管。」
顔立ちがそっくりな男の人二人が懐中電灯で、赤い塗装に側面に白い斜めに傾いた文字で「EF65」と書かれた機関車の動力部を照らしていた。
<メヽ`Д´>「その前に轢いたウリの心配をするニダ!!」
川;゚ -゚);'A`);゚∀゚);´・ω・`)(どうして電車に轢かれて生きてるんだろう……。)
(´<_` )「兄者、どうやらブレーキ管は無事らしい。ほかのも問題なさそうだ。」
( ´_ゝ`)「そうか。流石に妹者のメンテがあれば、グモぐらいなんともないか。」
(´<_` )「ああ、流石だよな。俺らの妹なだけある。いい仕事してるよ。」
<メヽ`Д´>「ウリを無視するな!謝罪と賠しょ……。」
( ^ω^)「ルールを無視してる奴が言うセリフかお?」
いつの間にか、ブーンがニダーの肩をつかんでいた。
<メヽ`A´;>「う……。」
逃げようとするニダーを、ジョルジュ先生達が包囲し、そのままニダーを袋にしてしまう。
<メヾ´A`メメ>「ア……アイゴー……。」
(*´・ω・`)「さぁ、仕上げだ。」
(; ^ω^)「……ツンは見ちゃダメだお。」
ξつ凵シ)ξ「ひゃッ!?」
アッ━━━━━━━━!!という普通じゃない声が夜空に響きわたる。
……一体なにをしたんだろう……?
コワくて、訊けない……。
70 :
ぬるぽ ◆Qii/KpYmWU :2006/12/06(水) 23:35:08 O
これで第5話は終わり。
とりあえず今日はこのへんで打ち止めするぽ。
今更ながら、最後のツンのモノローグの「怖くて訊けない」の部分、ツンの心のセリフにすればよかったと後悔。
俺、この話が完結したら結婚するんだ……(死亡フラグ)
ではまた明日か明後日に。
遅筆スマソ
作者さん乙です。続きwktkです
これは面白いwww
鉄な身からするとネタがよーわかるおww
>>1お前二壷線の住人だろwww
73 :
ぬるぽ ◆Qii/KpYmWU :2006/12/09(土) 21:04:54 O
_________________
<☆√
||
くく
風呂に行く間、スレをこいつに支えてもらおう。
>>72 二壷線?どこですかなそこは?
74 :
ぬるぽ ◆Qii/KpYmWU :2006/12/09(土) 21:41:53 O
さて、再開!
……つっても残すのはエピローグだけなんだが……。
二壷線……なんかおもろそうだけどPCネットに繋がってないや(´・ω・`)
75 :
ほんわか名無しさん:2006/12/09(土) 21:46:57 O
改行ぐらいちゃんとできないのかねこれの作者は
モルスァー モルスァー
ξ゚听)ξ(よし!授業おしまいッ!)
昼休みを告げるチャイムが鳴り、私は教科書と筆記用具を机にしまう。
ξ゚ー゚)ξ「しぃち〜ゃん、学食行こ。」
私は少し離れた席のクラスメイトに声を掛ける。
(*゚ー゚)「う〜ん。内藤くんたちは?」
ξ゚ー゚)ξ「先に行ってるんじゃないかしら〜?今朝、電車の中で話してたら『ブーンは今日は朝ご飯抜いてきたから、お昼のチャイム鳴ったら速攻で学食に行くお!』って言ってたし〜。」
しぃちゃんが席を立ち、こちらに歩いてくる。
(*゚ー゚)「そっか。内藤くん待たせちゃ悪いから、早く行こっか。」
ξ゚听)ξ「そうね。」
私も椅子を引いて立ち上がる。
と、同時に廊下が急に騒がしくなる。
( ^ω^)「ギコ、早く行かないと4人掛けの席がなくなるお!」
(;,゚Д゚)「それはわかったから腕を放せゴルァァァァァァ……!!」
超スピードで走るブーンに、腕をつかまれた羽仁野くんがまるで鯉のぼりみたいに浮き上がっていた……。
ξ;゚听)ξ「…………。」
(;゚ー゚)「……ギコくん、無事だといいな……。」
とりあえず私達も急ぐコトにする。
……お腹空いてるはずなのに、ブーンってば元気だなぁ。
美府高校の学食は校舎から独立した建物になっていて、一応定員250人まで入るけど、学食メニューの豊富さと、味のクォリティーの高さから連日大盛況となっている。
雰囲気だっていいし、園芸部と環境整備委員会がタッグを組んで、公園みたいな雰囲気にした隣接した中庭でパンやお弁当を広げる人達も押し寄せるので、昼休み開始十数分は修羅場と化す。
77 :
ぬるぽ ◆Qii/KpYmWU :2006/12/09(土) 22:41:07 O
私達が着いた時には、既に混雑が始まっていた。
(*゚ー゚)「こりゃ内藤くん達探すの大変だろうなぁ。」
ξ゚听)ξ「そうでもないみたいよ。ほら。」
( ^ω^)ノシ「おっおっ、ツン、しぃちゃん、こっちだお!」
ブーンが大きな声と一緒に、ブンブンと手を振る。
ξ;゚听)ξ「もう、恥ずかしい奴ね。知らせるならもっと別なスマートな方法なかったの?」
(*゚ー゚)「電車の警笛でも鳴らすとか?」
ξ;゚听)ξ「……ブーンなら本気やりかねないから却下。」
(*゚ー゚)「あるある……ねーよwwwwwwww」
しぃちゃんは否定するけど、何せブレーキハンドルを持ち歩く奴だ。
下手したら本気で警笛ぐらいどこかに忍ばせてそうで怖い。
( ^ω^)「さぁ、VIPランチが待ってるおwwwwwww」
ぎゅるるるる〜〜。
ブーンの腹の虫が鳴る。
どうやらブーンの腹の虫もVIPランチを待ち望んでるようだ。
(;゚ー゚)「……ところでギコくん、大丈夫……?」
半ばぐったりしてる羽仁野くんに、しぃちゃんが声を掛ける。
(;,-Д-)「……かぎのおとが……おやがわたしや……もうだめぽ……。」
(*゚ー゚)「うん、それでお昼は何にする?」
(;,-Д-)「……風の息吹を感じていれば……。」
(*゚ー゚)「焼きそばパンと、唐揚げドッグ、ミニカレーね。任せて。」
……なんかしぃちゃんと羽仁野くん、会話が噛み合ってないんだけど……?
(;,-Д-)「……一発だけなら……誤射かもしれない……。」
(*゚ー゚)「飲み物はキリマンジャロね。了解!」
……今のをどう訳したらそうなるんだろう……?
78 :
ぬるぽ ◆Qii/KpYmWU :2006/12/09(土) 23:13:18 O
ξ゚听)ξ「じゃあ、買ってくるけど、ブーン、サラダのドレッシングはどうする?」
( ^ω^)「マヨネーズが入ってなきゃ、なんでもいいお。」
ξ゚ー゚)ξ「じゃあ、この『ポーションとアリナミン7のドレッシング』でもいいんだ?」
(; ^ω^)「それ、なんて毒物?」
ξ^ー^)ξ「冗談よwwwwww梅じそ和風ドレッシングでいいよね?」
( ^ω^)「構わないお!」
ξ゚ー゚)ξ「把握!しぃちゃん、行こう。」
(*゚ー゚)「うん。」
(;,-Д-)「……サイレントマジョリティを考慮して……。」
( ^ω^)「ああ、それなら満月時に合体するといいお。でも、事前にセーブしないと運が悪いと事故が起こって、技芸属『レギオン』ができるかもしれないお。」
ξ;゚听)ξ(私だけ今の羽仁野くんと意思疎通不能!?)
軽いショックを受けつつ、5台並んでる券売機の前に連なってる列の最後尾に並ぶ。
私は何を食べようかな。
……最近、ちょっとほっぺのお肉が付いてきたように感じるから、ヘルシーなものにしようかな。
うん、今日は美容と健康のために山菜そばにしよう。
券売機の人だかりが次々と捌けていき、ようやく私達の番になる。
券売機にお金を投入して、ブーンのVIPランチと、私の山菜そばの食券を購入。
厨房に行って食券を渡し、番号札と交換する。
調理が終わり次第、放送で呼び出すというシステム。
番号札を受け取ると、私はブーン達の席に戻る。
ξ゚听)ξ「はい、これがブーンの番号札ね。……メニューがメニューだから10分ぐらい時間掛かるって。」
( ^ω^)「それでもいつ注文が入るかわからないメニューを毎日仕込んでて、いつでも出せるプロ根性にクォリティーを感じるお。」
(;,-Д-)「……そういえば最近、自らの国家に固執して右翼化していく若者が増えていることも気になるところだが……。」
(# ^ω^)「ホント、ウタイガイコツとトリグラフの組み合わせは鬼過ぎだお!!」
ξ;゚听)ξ(今のセリフからどうしてそんな答えが……。)
79 :
ぬるぽ ◆Qii/KpYmWU :2006/12/09(土) 23:53:36 O
…………。
………。
……。
やがて、全員のメニューが揃い、私は羽仁野くんとしぃちゃんに昨日のバトルの内容を食事をしながら話す。
(,,゚Д゚)「ハムッ!ハフハフ!ハムッ!!」
( ^ω^)゚听)ξ*゚ー゚)「きめぇwwwwwwwwww」
羽仁野くん、そんなにお腹空いてたんだろうか。
あっという間にミニカレーを平らげ、焼きそばパンを胃の中に収める。
(,,゚Д゚)「ふぅ、落ち着いたぞゴルァ。」
羽仁野くんがキリマンジャロコーヒーのパックをすする。
(*゚ー゚)「ねぇ、ところで兄者さんと弟者さんって何者なの?」
ξ゚听)ξ「ああ、あの人達はショボンくんの会社の若き役員さんみたいよ。兄者さんの車両(クルマ)がトワイライトエクスプレスで、弟者さんの車両(クルマ)は北斗星。どちらも寝台特急ね。」
( ^ω^)「ちなみに兄者さんの車両(クルマ)はダークグリーンの客車を牽引してて、弟者さんの方は昔からの青い色の客車を牽引した、文字通りのブルートレインだお。」
どちらにしろ、ショボンくんのカシオペアほどでないにしろ、高級車であるのは変わりない。
例えるなら、クラウンとかで峠を攻める感じらしい。
(*゚ー゚)「ニダーはどうして車両(クルマ)を降りたの?」
ξ゚听)ξ「兄者さんの話によると、発煙筒焚いて兄者さん達の車両(クルマ)止めようとしたらしいんだけど、普通の電車と違って貨物列車や客車列車は制動区間が長いらしくて……。発煙筒に気付いた時は、もうブレーキかけても間に合わなかったらしいよ。」
それにしたって、よく生きてたよね、ニダーって人。
80 :
ぬるぽ ◆Qii/KpYmWU :2006/12/09(土) 23:57:46 O
スマン、本日ここまでにする。
眠い……。
___________
<●√ぐぉぉ……
))
∠∠
お疲れ様
82 :
ほんわか名無しさん:2006/12/10(日) 11:55:15 0
おつかれ〜
なんか食堂のシステムがめちゃくちゃ羨ましかった件。
83 :
ぬるぽ ◆Qii/KpYmWU :2006/12/12(火) 16:30:44 O
休日だというのに気力がない……orz
とりあえず眠らせておくれ……。
妙な時間に起きたら書くし、起きれなくても明日書く……
______________
<◎√
'))く……くそ……
∠∠
84 :
ほんわか名無しさん:2006/12/12(火) 16:47:46 0
おつかれ〜、おやすみ〜
85 :
ぬるぽ ◆Qii/KpYmWU :2006/12/13(水) 20:52:13 O
(,,゚Д゚)「兄者さんと弟者さんは、何故海渡線を走っていたんだ?いくらなんでも都合よすぎるだろゴルァ?」
ξ゚听)ξ「確かに都合いいかもしれないけど、ちゃんと理由あるんだよね。」
( ^ω^)「新しい電気機関車用のモーターを妹者さん、えっと兄者さんと弟者さんの妹だお。その人がそれを開発して、それのテスト走行をしていたみたいだお。」
(*゚ー゚)「なんか作為的なものを感じるなぁ……。」
しぃちゃんがあさっての方角を見つめる……。
……誰に対して言ってるんだろ?
( ^ω^)「でも、その新しいモーターを使えば、貨物列車のさらなるスピードアップが望めるし、長距離トラックとの輸送競争に一石を投じられそうだって、ショボンも自慢してたお。」
ブーンが手ごねハンバーグにナイフを入れる。
丁寧に焼き上げたハンバーグからは、肉汁がじわっとあふれ出て、おいしそうな香りが私の鼻をくすぐる。
(,,゚Д゚)「……ところで気になってたんだが、結局ニダーとかいう奴はどうなったんだゴルァ?」
最後の焼きそばパンにかぶりつきながら、羽仁野くんが訊いてくる。
( ^ω^)「ああ、あいつなら荒巻先生に引き渡してきたお。実験用として。」
(;,゚Д゚);゚ー゚)「な……なんだってぇ━━━━━!?」
羽仁野くんの手から焼きそばパンがポロリと落ち、しぃちゃんも飲み掛けていたお茶でむせて咳き込む。
86 :
ほんわか名無しさん:2006/12/13(水) 21:00:54 0
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
87 :
ぬるぽ ◆Qii/KpYmWU :2006/12/13(水) 21:11:51 O
ちなみに荒巻先生とは、理科系科目を教える先生で、白衣に試験管がよく似合う初老の先生。
しかしその正体は、ぁゃιぃ研究に手を染め、時々生徒を人体実験の実験台にするマッドサイエンティストでもある。
もっとも、今までその実験が原因で体に後遺症が残ったみたいなコトはないので、そのあたりは先生としての責務は果たしているようである。
だけど、昨日荒巻先生のラボにニダーを連れて行った時のあの顔……狂気に彩られてたなぁ……。
( ^ω^)「これで化学赤点になっても赤点にはしないって約束してくれたおwwwwwww理数系苦手だからテラウレシスwwwwwwwwww」
(;,゚Д゚)「……少し羨ましいけど、ニダーに少し憐れみを感じるぞゴルァ……。」
???「アイゴ━━━━━━━━━━!!」
……今の声、科学室から……?
(; ^ω^)「…………。」
(;,゚Д゚)「…………。」
(;゚ー゚)「…………。」
ξ;゚听)ξ「……聞こえなかったコトにしましょう……。」
(; ^ω^);,゚Д゚);゚ー゚)「賛成(だお)(だゴルァ)……。」
気を取り直して皆、それぞれの食事に戻る。
……にしても、やっぱりブーンの食べてるハンバーグやステーキ、おいしそう……。
( ^ω^)「ん?ツン、食べたいのかお?」
ξ(゚、゚;ξ「そ……そんな訳ないでしょ?ブーンが頑張って勝ち取ったVIPランチ、味わって食べなさいよ。」
( ^ω^)「でも、ツンがいてくれたからブーンは勝てたんだお。だから全部はあげられないけど、一口ぐらいなら分けてあげるお。」
88 :
ぬるぽ ◆Qii/KpYmWU :2006/12/13(水) 21:36:30 O
カチャカチャと、ナイフとフォークを動かす音がする。
( ^ω^)「ツン、あ〜んするおwwwwwwww」
ξ゚O゚)ξ「あ〜ん。」
ぱくっ。むぐむぐ、ゴクン。
ξ///)ξ「……ってなに恥ずかしいコトやらせるのよ!!」
(; ^ω^)「本当にやるとは思わなかったお……。」
(*゚ー゚)(間接キスktkrwwwwwwww)
(,,゚Д゚)(あとでからかって遊んでみるぜゴルァwwwwwwwwww)
う〜……ついついブーンの奴にのせられちゃった。
ξ///)ξ「さっさと食べ終わりなさい!食べ終わったら中庭に来なさいよ!いい!?」
(; ^ω^)「把握したお……。」
あんなコトさせられたら、こっちはブーンの度肝を抜いて仕返ししてやるんだからッ!!
……もう少し言うの先にしようかとも思ったけど、これだけでも充分インパクトあるよね。
数分後、両手にカフェオレのパックを持ったブーンが私の座ってるベンチの方に来る。
ξ#゚听)ξ「遅いッ!」
(; ^ω^)「いきなり出ていったのはツンの方だお……。」
ξ゚听)ξ「あ、それもそっか。」
(; ^ω^)「ちょwwwwww忘れてたのかおwwwwwwww」
ξ゚ー゚)ξ「まぁ細かいコトは言いっこなし。意外と日差しが暖かいわよ。隣、座んなさいよ。」
( ^ω^)「把握したお。でわ、失礼して……。よっこらセックス。」
隣に座るやいなや、ブーンは私に2つ持っていたカフェオレのパックを片方差し出す。
( ^ω^)「VIPランチのお礼だお。」
ξ゚ー゚)ξ「賞品のお礼ってのもなんか変だけど、ありがたくもらっておくね。」
パックにストローを刺し、一口吸う。
山の方から降りてきたのか、空ではトンビがピーヒョロロローという鳴き声を上げて旋回している。
わっふるわっふる
90 :
ぬるぽ ◆Qii/KpYmWU :2006/12/13(水) 22:08:43 O
ξ゚ー゚)ξ「平和ねぇ〜。」
( ^ω^)「だおだお。」
春のように暖かい日差しが柔らかく二人を包み込む。
ξ゚ー゚)ξ「…………。」
( ^ω^)「…………。」
ξ゚ー゚)ξ「…………。」
( ぅω-)。゚・「……少し眠くなってきたお……。」
ブーンの頭がフラフラと揺れ始める。
ξ^ー^)ξ「チャイム鳴ったら起こしてあげる。」
( -ω-)。゚・。「……ありがとうだお……ツン……Zzz……。」
あらら、もう寝ちゃった。
私はブーンの頭を膝に乗っける。
膝枕って奴だけど……。
ξ゚ー゚)ξ「ニヤリ。」
懐からサインペン(水性)を出し、ブーンの額にキュッキュッと文字を書く。
……意外と難しいなぁ、横向きになってる相手にひらがなで文字書くのって。
Zzz( -ω-)「ムニャ……つん、そこは流すところだお……。」
ξ゚ー゚)ξ「ブーンってば、もう夢の世界だし。」
しばらく、その無邪気な寝顔に見入る。
ブーンってば、よく見ると結構可愛い顔してるのよね。
……こうやってるとまるで恋人同士……ううん、端から見たら恋人同士に間違いないよね。
ξ///)ξ(……って、何考えてるんだろ私。)
不意に昨日、クーさんが言った言葉がリフレインする。
川 ゚ -゚)『ブーンは意外と走り屋の間では頑固でな。相当気に入った相手でないと運転台に入れないんだぞ。多分、ツンさんが女性として初めてブーンの車両(クルマ)の運転台に入った人だと思う。』
……………。
…………それって、期待していいのかな?
( ぅω-)「……ムニャ……つん、帰ったぞ〜。」
ξ;゚听)ξ「ふぇッ!?」
どどど……どんな夢見てるのよ、ブーン!?
91 :
ぬるぽ ◆Qii/KpYmWU :2006/12/13(水) 22:31:49 O
ξ///)ξ(……今なら、バレない……よね……?)
やや挙動不審気味にあたりを見回す。
周りの人達はこちらの様子を気にしてる様子はない。
よ……ようし……。
私はブーンの顔に自分の顔を近付けていく。
その距離、あと30cm……20cm……10cm………5cm……3cm……。
モルスァー!モルスァー!
ξ///)ξ「〜〜〜〜ッ!!」
……どうしてチャイムという奴は、こう、いいところで鳴っちゃう訳!?
( ぅωと)「うう……時間かお……?」
ブーンが目を覚ます。( ぅω-)「おはようだお……ツン。」
ξ///)ξ「おはよう、ブーン。」
( ^ω^)「じゃあ、教室に戻るお!」
ξ///)ξ「う、うん……。」
う〜、ブーンにやられっぱなしだよ……。
こうなったらッ!
ξ゚听)ξ「ブーン!ちょっと話があるの!」
( ^ω^)「お?」
ξ゚听)ξ「すぐに済むからそのままでいいから訊いて!!」
(; ^ω^)「お?おお……。」
ドキドキする心臓を抑えるように、胸元に手を当て、深呼吸2回。
ブーンの目と自分の目を合わせて……大きく息を吸って……!
ξ゚听)ξ「私、ブーンと同じく、競技運転士になるコトにしたから!」
ずるぅッ!
(#゚ー゚)「謝れ!wktkしてた読者に謝れ!!」
しぃちゃんってばどこで見てたんだろ……?
92 :
ぬるぽ ◆Qii/KpYmWU :2006/12/13(水) 23:10:29 O
(; ^ω^)「えっと、どういう意味デスカ、つんさん……。」
ξ゚ー゚)ξ「ブーン、言ったよね?私には競技運転士としての素質があるかもしれないって。」
(; ^ω^)「……真に受けたのかお……?確かに物怖じしなかったから基本的な素質あるかもしれないお……でも……。」
ξ゚ー゚)ξ「ちなみに車両(クルマ)は名鉄8800系『パノラマDX』にする予定。ブーンが赤き流星なら、私は白き稲妻とでも名乗ろうかしら。」
(; ^ω^)「人の話は最後まで訊くお……。それに、何故車両(クルマ)のチョイスが名鉄8800系なのかお?」
ξ゚ー゚)ξ「だってブーン、ガンダム好きでしょ?」
( ^ω^)「そりゃ好きだけど……。」
ξ゚ー゚)ξ「ブーンがシャアなら、私はアムロ。きっと、VIPの赤き流星を追い越すんだからw」
(; ^ω^)「やれやれ……こうなったツンはテコでも動かないお……。」
ξ゚ー゚)ξ「ちなみに基礎知識とか、基礎テクニックは、ブーンから教わるからね。そしてそのままブーンのすべてを吸収して、追い越してやるんだからwwwwwww」
ブーンにだってできるんだから、きっと私だって……!!
( ^ω^)「言っとくけど、一朝一夕で身に付くものではないお?」
ξ;゚听)ξ「そ…そんなコト、言われなくてもわかってるわよ。」
でも、それでもブーンと一緒にいたい。
少しでもブーンのそばにいられるように、少しでもブーンに近づくために。
( ^ω^)「……わかったお!ならばブーンがツンを立派にブーンのライバルに育て上げてみせるお!!」
ξ^ー^)ξ「うんッ!!」
(; ^ω^)「ところで、ツン、ブーンの額に何か書いたかお?」
ξ(゚、゚;ξ「さ……さぁ、夢でも見たんじゃないの?」
『大 好 き』
━━━END━━━
よほど暇なんだろうな…
さて、ようやく完結しました……。
「( ^ω^)が競技運転士になったようです」いかがだったでしょうか。
知っている人もいるとおもいますが、元ネタは○急電鉄(伏せ字を使っておりませんwwwwww)というサークルの同人誌「電車でD」です。
ただし、ネタはパクッてもストーリーはオリジナルです。
ぢつはこの作品、元々は知り合いに送った某K社の恋シミュの、某コアラヘアの美少女と、某お嬢様達が天使のような無垢な笑顔で学園生活を綴った(?)作品と電車でDの3身合体でコラボされた作品を( ^ω^)小説用に書き下ろした作品です。
ちなみにお嬢様達の乗る車両(クルマ)は、それぞれ特徴に合わせた車両をチョイスして、今作品中にもそのまま登場させてます。
中には男キャラが乗ってる車両(クルマ)もありますが……わかるかな(わかんねーよwwwwwww)
とりあえず、拙い文章と、よくわからんネタを放り込んだこの話を読んでくれた方、ありがとうございます。
そしてなによりもまとめて下さったオムライス様、いつもまとめの方お疲れ様&ありがとうございます。
これからも一読者として、もしかしたら再び作者としてお世話になります。
そしてスレ立てしてくれた
>>1さん、100まで行かなかったけど、こうやってスレ立てしてくれたおかげで完結できました。ありがとうございます。
そして根気よく付き合ってくれた皆さん。
本当にありがとうございました!
少し早いクリスマスプレゼントをもらった気分です。
これだけで今年はいい年だったと言えます。
みんな、本当にありがとう!!!!!
95 :
ほんわか名無しさん:2006/12/14(木) 04:36:25 0
乙
96 :
ほんわか名無しさん:2006/12/14(木) 06:58:04 0
続編出ないの?
素直にありがとう