ヒ男「そういや明日休みだけど、お前彼女とどっか行ったりすんの?」
シ男「僕は買い物に行きたかったんですけど、明日はシューに用事ができちゃって……」
ヒ男「用事?」
シ男「ええ。米の品評会に、特別審査員で出なきゃならないらしいんです」
ヒ男「多才と言うか何と言うか……」
シ男「多才ですね。日常生活に於いて、全く役に立たない才能が多すぎる気がしますが」
ヒ男「ぶっちゃけたなwww」
シ男「本人の前では言えませんけどね。で、そんな事聞くヒ男さんはどうなんですか?」
ヒ男「俺は特に約束とかはしてねえな……」
ヒー「聞いたぞっ!ヒ男ぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
ヒ男「うおっ!窓から入ってくんなっ!」
シ男「これはヒーさん、こんにちは」
ヒー「おうっ!これはどうもっ!ヒ男っ!暇なんだなっ!じゃあコレに一緒に行くぞっ!」
ヒ男「何だこのチケット……仮面ライダーブーンショー?」
ヒー「そうだっ!明日の十時っ!駅前で待ってるからなっ!ではさらばっ!」
ヒ男「返事する前に消えやがって……」
シ男「行かないんですか?」
ヒ男「こんなガキっぽいもんに誰が……」
シ男「じゃあ僕にくださいよ。どうせ明日暇なんで」
ヒ男「行かないと明後日がうるさそうだしな……しゃあねえ、行ってやるか」
シ男「相変わらず素直じゃないですねw」
ヒ男「うるせえ……って、そういやク男来ねえな」
シ男「そういえば……どうしたんですかね」
ク男「クー……その荷物は何だ?」
クー「お泊りセットに決まっているだろう。さあ、早く君の家に行くぞ」
ク男「……今日は両親いるんですけど」
クー「そいつは好都合。そろそろ挨拶せねばと思っていたところだ」
ク男「…………」