1 :
ほんわか名無しさん:
夏といえば、小説。
みんなで紡ぐほのぼのリレー小説スレです。
ルール:
※既存の版権キャラは使えない(知らない人が動かせないため)
※前の人につないでいきましょう
2 :
ほんわか名無しさん:2006/07/08(土) 16:57:16 0
その日は朝からどんよりとした天気だったのを覚えている
と、まぁそんな具合に
4 :
ほんわか名無しさん:2006/07/08(土) 17:18:11 O
俺たちはガンダーラを目指していた。
5 :
不道徳教育講座! ◆EarthBI/o2 :2006/07/08(土) 18:04:12 0
ガンダーラ、それは人間の飽くなき探究心が生み出した超科学の世界。
6 :
琴莉 ◆KOTORI/Wwg :2006/07/09(日) 13:44:33 0
ガンダーラでラリホーマをかけられ、スヤスーヤしたところへ
がくがくぶるぶるとケータイが振動した
8 :
ほんわか名無しさん:2006/07/09(日) 15:17:17 0
電話に出た。恋人のヤスコからだった。
「ちょっと後でかけなおすわ。今ガンダーラ目指してっから」
9 :
ほんわか名無しさん:2006/07/09(日) 15:20:08 O
…その電話こそが、
この物語の主人公と恋人ヤスコの運命を分かつものになったのである。
その主人公の名前は…
柳沢翼、外交官のふりをした味噌売り人である
またの名を
ガン・D・アーラ
なかなか沢山の愛称があるらしい
14 :
ほんわか名無しさん:2006/07/09(日) 15:37:20 0
柳沢翼ことガン・D・アーラはまず日本を出国した。
ガンダーラは西にあるという。
だが、乗った舟はあこがれのハワイ航路だった
16 :
ほんわか名無しさん:2006/07/09(日) 15:42:43 O
つかの間のバカンス
その頃ヤスコは
とある個室で
18 :
ほんわか名無しさん:2006/07/09(日) 15:44:24 0
台風やテポドンが次々に通過してゆく
19 :
ほんわか名無しさん:2006/07/09(日) 15:45:26 O
と言うニュースを見ていた
ヤスコ「柳沢さんは今頃どうしてるかしら…」
ヤスコは柳沢がガンダーラに向かおうとしてハワイで休暇をとっているとは知らない
21 :
ほんわか名無しさん:2006/07/09(日) 16:14:40 0
柳沢はハワイのビーチで体を焼いていた
22 :
ほんわか名無しさん:2006/07/09(日) 16:46:32 0
ふと海をみてみると、なんと
23 :
ほんわか名無しさん:2006/07/09(日) 16:52:29 O
貨客船マンボン…マンゴン…マンギョンゴン…マンギョンギョ………
24 :
ほんわか名無しさん:2006/07/09(日) 16:53:32 0
・・・とりあえずマンギョなんたら号が
25 :
ほんわか名無しさん:2006/07/09(日) 16:54:24 O
マニョマニョまんこぅ
26 :
ほんわか名無しさん:2006/07/09(日) 18:03:44 0
マニョマニョまんこぅ号が見えた。
柳沢「金もなくなったし、あの船でガンダーラを目指そう」
と密航を決意した
27 :
ほんわか名無しさん:2006/07/09(日) 19:39:21 O
マニョマニョまんこぅ号。
その船の名に、柳沢は否応なくヤスコと深く愛し合った夜を想っていた。
「そういえばヤスコのも、マニョマニョしていた....」
遠い海の向こう側。ヤスコもテレビに写るテポドンを眺めながら、柳沢のそびえ立ったテポドンを想って、濡れそぼった。
「ああ、ガン....」
28 :
ほんわか名無しさん:2006/07/10(月) 12:08:56 0
無事マニョマニョまんこぅ号に密航できた柳沢。しかし見つかれば即殺されてしまうだ
ろう。
柳沢「見つからずにガンダーラに着けばいいが…」
29 :
ほんわか名無しさん:2006/07/10(月) 13:21:06 0
そんな中柳沢はマニョマニョまんこぅ号に積まれた荷物の中に味噌を発見した。
柳沢「こ、これは味噌…!」
味噌売りをしていた柳沢は極度の味噌フェチである
柳沢「うはwwww味噌ウマスwwww」
魅了されたように船の荷物を味噌を食いまくる柳沢。だが…、
「そこにいるのは誰だ!」
船員に見つかってしまった!
後ろから近づいてくる船員!
そこで柳沢は
32 :
ほんわか名無しさん:2006/07/10(月) 15:46:17 O
頭上、高々と拳を突き立てる。「ミソパワーボンバーーー!!」味噌を腹一杯食べると、柳沢は、超人スーパーお味噌マンに変身するのだ。
拳は七色にきらめき、みるみると一点に力がみなぎる。
33 :
ほんわか名無しさん:2006/07/10(月) 17:22:41 0
柳沢「くらえ!ミソパワーハードパンチ!」
七色にきらめく拳で柳沢は正拳突きを放った。轟音と共に、船員は壁に吹き飛ばされた。
外交員として柳沢は諜報活動の際、こういう格闘能力も身に着けておいたのだ。
柳沢「フゥ…見つかってしまったか。仕方ない、船から脱出しよう」
34 :
ほんわか名無しさん:2006/07/10(月) 19:31:54 0
しかしここは洋上である。
いかな諜報員としても、何もない海の上では為す術がない。
残った味噌を舐めながら思案に暮れること数十分、
35 :
黒会長 ◆zBLACKZQQQ :2006/07/10(月) 22:39:36 0
柳沢はある事を思い出した
フーセンおじさん・・・
そうだ、フーセンで空を飛び一気にガンダーラ・・・
36 :
ほんわか名無しさん:2006/07/11(火) 07:34:34 0
そう、フーセンおじさんとは諜報員時代の同僚。もちろんフーセンおじんさんとはコード
ームだ。彼と連絡がつけば、助けに来てくれるかもしれない。
柳沢「危険だが、無線室に潜入するか…それとも別の手段で連絡を取るか」
37 :
ほんわか名無しさん:2006/07/11(火) 15:09:49 0
ついでに風船に入れる空気に拘りたいんだよねー!
爽やかでおいしい空気を入れたいぞ!!
38 :
ほんわか名無しさん:2006/07/11(火) 15:15:59 0
とりあえず柳沢は新鮮な空気を探すことにした。
ビニール袋を手に船内をウロつく柳沢。
39 :
ほんわか名無しさん:2006/07/11(火) 16:44:07 O
そうしていると、ふと、愛犬マロンとの毎朝のお散歩の日常が目に蘇ってくる。
片手に持ったスコップで、マロンのうんこをビニールに入れてかたずけてやる。マロンは眉間にシワを寄せて、決まってこう言うのだ。
「うんこなんて乾けば臭いなんてしないだワン」
40 :
ほんわか名無しさん:2006/07/11(火) 16:52:32 0
そうだ。風船に俺のウンコを入れてみよう。
41 :
ほんわか名無しさん:2006/07/11(火) 16:58:22 0
柳沢「うはwwww俺のウンコ味噌そっくりwwwwテラワロスwww」
風船にウンコを入れたら重くなっただけだった
42 :
ほんわか名無しさん:2006/07/11(火) 19:13:01 0
乗り込んだ船が船だけに、行動言動もファビョってしまうらしい。
43 :
ほんわか名無しさん:2006/07/12(水) 01:29:53 0
柳沢「早くここから脱出しなければ、俺の頭がどうかしちまう…」
とりあえず柳沢は船の無線室まで慎重に移動した。幸い、警備は薄く、無線室の中
も今は使う必要がないのか誰もいなかった。
柳沢「よし…日本に連絡をとろう」
44 :
ほんわか名無しさん:2006/07/12(水) 09:41:29 O
ピ ポ パ ポ。
ぷるる〜。
...ガチャッ!
「ハイ、こちら日本。」
45 :
ほんわか名無しさん:2006/07/12(水) 15:43:49 0
電話の主はあいかわらずのアニメ声である。
46 :
ほんわか名無しさん:2006/07/12(水) 16:49:57 0
「この回線を外部から開くとは…柳沢かな?」
柳沢「ああ。久しぶりだな、風船おじさん。時間がなくてな、手短に話すが、救助要請
を送りたいんだ」
風船おじさん「救助要請?…おいおい、この回線マニョマニョまんこぅ号じゃないか。
よく忍びこめたな。全く厄介な要請だぜ。わかった、50分待ってろ。昔のよしみだ、
日本政府のお墨付きを送り込んでやる」
柳沢「50分か…。わかった。それまでなんとか見つからずにおく」
47 :
ほんわか名無しさん:2006/07/12(水) 23:09:42 0
無線を切り、無線室から出ようとしたその瞬間!
無線室の外から誰かが近づいてくる音が聞こえる!
48 :
ほんわか名無しさん:2006/07/13(木) 12:38:25 0
柳沢(ヤバイッ!)
部屋の外から近づいてくる二人組の声が聞こえてくる。
声A「んでさ〜、貨物室の味噌食ってみたんだけどめっちゃまずいわけよ」
声B「わかるわ〜。味噌ってクソまずいもんな。あんなもん人間の食うもんじゃねーよ」
柳沢(……。…え?)
49 :
ほんわか名無しさん:2006/07/13(木) 14:31:07 0
柳沢の心はみるみる怒りに染まっていく。
彼の全身の筋肉はたちまち盛り上がり、黄金の毛髪を逆立たせた
スーパーDお味噌柳沢マンへと変身した!
スーパーDお味噌マンは途方もなく強い
51 :
ほんわか名無しさん:2006/07/16(日) 08:14:11 0
しかし同時に柳沢自身の意思を失ってしまう。
彼の頭にはもはや「破壊すること」しかないのだ。
52 :
ほんわか名無しさん:2006/07/16(日) 16:55:49 0
破壊行為に目覚めた彼は手当たり次第に壊してゆく。
唯一の頼みの綱、無線機さえも壊してゆく
53 :
ほんわか名無しさん:2006/07/16(日) 19:29:27 0
・・・ドガッ・バギッ・ガシガシ・・・
声A「今の音は何だがや?」
声B「知らんがねー」
声A「とにかく通報だがやー!」
声B「そうやがなー」
54 :
ほんわか名無しさん:2006/07/17(月) 12:15:45 0
ヤバス
シーン
56 :
ほんわか名無しさん:2006/07/18(火) 16:15:59 0
大暴れした末、正気を取り戻した柳沢。
ヤスコ…フーセンおじさん…
俺…またやっちまったよ…
自分の行動を振り返り、後悔に打ちひしがれる柳沢。
さらに通報されてしまったショックも彼を襲う。
しかしそこに救いの手が!!!!
57 :
ほんわか名無しさん:2006/07/18(火) 18:50:45 0
フーセンおじさん「助けにきたぞ!柳沢」
いつのまにか船の甲板にいた柳沢は、バババ…というヘリの音が聞こえてきた。
空を見上げると、なんとそこには日本からヘリで救出しにきたフーセンおじさんが!
58 :
ほんわか名無しさん:2006/07/18(火) 20:31:04 0
柳沢「フーセンおじさん!………アレェッ?」
フーセンおじさんはそのコードネームの由来通り、風船の如く太った体で、なんと
ヘリから落ちてきたのだ!それはもう恐ろしい落下速度で柳沢に直撃した!
柳沢「テメェ…ピザデブ!なにすんだ!」
59 :
ほんわか名無しさん:2006/07/18(火) 20:37:14 O
そこへあらわれた姉貴と芋!!
「わたしたちの『他スレで叩かれたら報告するスレ』と『他スレで叩かれたひとをはげますスレ』を荒らすのはもうやめてーーー!!」
一同「キモイから荒らされてもしょうがなくね?」
衝突のショックで一瞬前頭葉からの脳波が混乱したようだ。
61 :
ほんわか名無しさん:2006/07/19(水) 00:34:02 0
しかし、とりあえずは一服して気分を持ち直した
62 :
ほんわか名無しさん:2006/07/19(水) 00:35:08 0
だが、柳沢の本当の気持ちは、姉貴に興味を示し、一服ではなく、一発をやりたいのであった。
63 :
ほんわか名無しさん :2006/07/19(水) 00:58:55 0
一発やりたい柳沢は、ある事を思いついた。
64 :
ほんわか名無しさん:2006/07/19(水) 01:04:08 0
柳沢「そうだ!、ガンダーラで抜こう!」
柳沢はそう強く心に決め、ポケットに突っ込んだ左手をモゾモゾと動かすのであった。
65 :
ほんわか名無しさん:2006/07/19(水) 01:04:15 O
好奇心は猫を殺すか好奇心は猫を殺すか好奇心は猫を殺すか好奇心は猫を殺すか好奇心は猫を殺すか好奇心は猫を殺すか好奇心は猫を殺すか好奇心は猫を殺すか好奇心は猫を殺すか好奇心は猫を殺すか好奇心は猫を殺すか好奇心は猫を殺すか好奇心は猫
66 :
ほんわか名無しさん:2006/07/19(水) 12:43:26 0
ガンダーラで抜く寸前の性欲ムンムンの柳沢はフーセンおじさんに姉貴のことを
聞いた。
柳沢「おいフーセンおじさん、この二人は何者だ?…っていうかお前汗臭ぇな」
ピザデブのフーセンおじさんは湿りながら答えた。
フーセンおじさん「姉貴と芋は新入りのエージェントさ。二人ともかなりの腕だ」
67 :
ほんわか名無しさん:2006/07/19(水) 13:22:28 0
柳沢「エージェント?」
柳沢はその言葉を聞いて、左手を止めた。そしてフーセンおじさんの体臭にむせびつつ
「エージェント…、エージェント…、」と何度も反芻するのであった。なぜなら、柳沢
自身も、あるみ密命を受けたエージェントであり、密命遂行のためにガンダーラに向か
うからであった。
柳沢が受けた密命とは、、、
68 :
ほんわか名無しさん:2006/07/19(水) 13:46:36 0
ガンダーラには日本を根幹から揺るがすであろう”モノ”が眠っている。
それがなければ日本に必ず危機が訪れることは必至なのである。
柳沢(日本を救うとかめんどくさいが…味噌や女の子は絶対助けたい)
そう柳沢が密命を改めて確認した時、マニョマニョまんこぅ号の船員が襲ってきた!
69 :
ほんわか名無しさん:2006/07/19(水) 14:11:04 0
船員A「おい、お前ら我らの船でいい加減にするがね」
船員B「全員ぶっ殺してやるだぎゃ!」
名古屋弁の船員コンビ(
>>53)が甲板まで出てきた。頑張れ柳沢
70 :
ほんわか名無しさん:2006/07/19(水) 21:02:28 0
柳沢「くらえ!乱れ突き!!」
フーセン「乱れ突いてるようじゃ駄目だ。おい姉貴!芋!」
姉貴・芋「ラジャー!!!」
柳沢「こ…この技は…!?」
71 :
ほんわか名無しさん:2006/07/19(水) 21:30:47 O
姉貴・芋『必ァ殺!!荒らしはやめてえええぇぇーーッ!!!11!』
一同『うぜぇ!とめぇwwwwwwwwww』
このスレ、まだあったんか・・・
73 :
ほんわか名無しさん:2006/07/19(水) 22:13:07 O
と意味不明の台詞を呟いて船員二名は息絶えた。
フーセン「さて、これからどうする?柳沢」
柳沢(ここらで一発ヤりたいところだが…)
74 :
ほんわか名無しさん:2006/07/19(水) 23:28:32 0
柳沢(ここらで一発…)
そう思い姉貴に目をやると、チャイナドレスの裾がはだけ、太ももがあらわになっていた。
そして戦いの後を物語るかのように、太ももは薄く汗をかいていた。
柳沢(ううぅ… こ、これは…)
75 :
ほんわか名無しさん:2006/07/20(木) 11:32:56 0
柳沢「ス、スリットォォー!!」
フーセンおじさん「いかん!柳沢が姉貴のスリットに反応してしまい暴走しかけている!
姉貴、スリットをしまえ!」
姉貴「そんな事言われても…。」
スリットに反応した柳沢はかつてないパワーを発揮し始めた。なんと柳沢は海に潜り船を
己の腕力だけで中国の方へ方向転換し始めたのである。
76 :
ほんわか名無しさん:2006/07/20(木) 14:11:17 0
柳沢「ぬおおぉぉ〜〜!!」
先に食した味噌パワーにエロパワーが加わり、柳沢は波濤を掻き分け船を旋回させた。
船員A「何だぎゃー! ポセイドンだぎゃー!」
船員B「いや、ハルクだぎゃ〜!」
柳沢「ぬおおぉぉ〜〜!!」
フーセン「いかん! このままでは! よし、アレを使おう!」
フーセンおじさんは背負っていた背嚢から、おもむろにある物を取り出した。それは、
77 :
ほんわか名無しさん:2006/07/20(木) 21:37:37 0
柳沢の恋人、ヤスコの写真だった。
フーセンおじさん「柳沢!これを見ろ。ヤスコさんの写真だ!」
その写真を見せた瞬間、暴走柳沢は反応を示した。
柳沢「ヤ、ヤスコ…ゥゥウゥ…。」
みるみる柳沢は大人しくなり、最後には海の中で昏倒してしまった。
姉貴「よっぽど怖い恋人だったようね…」
78 :
ほんわか名無しさん:2006/07/20(木) 23:08:40 0
フーセン「ま、人生いろいろさ」
姉貴「い・ろ・い・ろ・ねぇ。。。ふふぅ」
フーセン「ま、とりあずは、柳沢を海から引き上げだ。芋よ、ちょっと手ぇかしてくれねぇか?」
芋「……」
フーセン(こいつ、そういえば、一言もセリフがねぇ…)
フーセンおじさんは、そう思いつつ、芋と二人で柳沢を海から引き上げた。
姉貴「柳沢、大丈夫なの?」
フーセン「なぁに、心配はねぇさ。ま、しばらくの間は、こうしておねんねだがな」
芋「……」
フーセン(こいつ…、不気味なヤツだなぁ…)
姉貴「ま、いいわ。とりあえず、私は洋上のバカンスでも楽しむわ」
フーセン「じゃ、わしもそうしようかのぉ。じゃ、姉貴よ、わしとセクロスというゲームでもしてみんか」
姉貴「セクロス? なにかしら、おもしろそうね。ふふぅ」
芋「……」
79 :
ほんわか名無しさん:2006/07/20(木) 23:39:53 O
フーセンと姉貴がセクロスに熱くなっている間に、柳沢は目を覚ました。
目の前には芋しかおらず、どこからかあとの二人の熱っぽい声が聞こえる。
80 :
ほんわか名無しさん:2006/07/21(金) 00:02:54 0
二人はセクロスに夢中になっている。フーセンなどは興奮しきってデブなので汗を
かきまくっている。
フーセン「ハアッ!ハアッ!!」
柳沢(フーセン…汗臭ぇーよ!キモイ奴め)
81 :
ほんわか名無しさん:2006/07/21(金) 00:36:45 0
フーセンと姉貴がセクロスゲームに夢中になっている間に、柳沢は芋とマニョマニョ
まんこぅ号内を完全に制圧することにした。
柳沢「芋、オレの暴走で船員は大体片付けてると思うが一応油断するなよ」
芋「……」
そう問いかけても、一言は返答はなかった。ただ少し芋はうなづいただけであった。
柳沢(やり辛いなあ、なんなのよコイツは)
二人は船内を駆け巡っていき、操縦室にたどり着く。
柳沢「まだ中に敵がいるかもしれん。気をつけろ芋…。行くぞッ!」
82 :
ほんわか名無しさん:2006/07/21(金) 01:56:51 0
柳沢は勢いよく突入の構えをした。
が、しかし、その袖を引く者があった。芋であった。
柳沢「芋! どうした!? 臆したか!!」
芋「…」
柳沢「お前、今更怖じけずいたじゃねぇだろうな!!」
芋「…、み…、み…」
柳沢「はぁ? み? “み”がなんだ?
芋「…、み……………………、そ…………………」
柳沢「あ!」
そう、そうなのである。柳沢は大切なことを忘れていたのであった。
柳沢「味噌がない!!」
83 :
ほんわか名無しさん:2006/07/21(金) 07:51:35 0
柳沢「うーん。こりゃ参ったぞ。暴走できなくて力が出ない」
と、そこへ踏み込む前に操縦室の扉が開いた。
操縦士「お前ら!これ以上はやらせんぞ!オレの名前はミソ・カーツ。
二人共覚悟するだがね」
柳沢「チッ、やるしかねぇ」
芋「……」
84 :
ほんわか名無しさん:2006/07/21(金) 13:39:31 0
操縦士「おみゃーらの自由にゃーさせにゃーでー」
柳沢(くぅ、味噌なしでやるしかないか!)
操縦士「やるかや? その前ー(みゃー)にうんこ行ってくっから、ちょっと待(みゃ)っとれやー」
と、操縦士は室内にあるトイレに向かった。
その間、柳沢は考えた。
柳沢(どうする? どうすればいいのだ? どう戦えばいいのか?)
思案していると、また芋が袖を引いた。
柳沢「芋、なんだ?」
芋「…」
柳沢「だからなんだ!」
芋「…、ビ……、デ………」
柳沢「ビデ?」
芋「…、オ……」
柳沢「ビデオ?」
芋は背負っていた背嚢を下ろすと、その中から小さな盗撮用のDVを取り出した。
その映像を見ると、なんとフーセンおじさんと姉貴のセクロスの光景が写っていた。
柳沢「でかしたぞ、芋! こ、これで勝てる!」
柳沢は芋の肩を大きく叩きながら叫んだ。なぜなら、柳沢には味噌パワー以外にエロパワー
という、もうひとつの大きな力を得る方法があるからだ。そのため柳沢は勝利を確信した。
柳沢「よし、エネルギーを溜めるぞ!」
柳沢はそう言って映像を注視した。そして柳沢が見ているフーセンおじさんと姉貴とのセクロス
の映像とは、以下のようなものであった。
まず画面いっぱいにフーセンの湿りきった背中が写っている。フーセンのかなりの巨体
がカメラを独占し、姉貴を邪魔して映さないのだ。
フーセン「ハァー、ハァー」
次にどアップで脂汗まみれのフーセンの顔が映った。なんかもう油ぎっててすごい。
柳沢「勃つかそんなもん!どんなマニアが興奮するんじゃ!」
怒りを露にした柳沢は傍にあった箱を蹴った。しかし、対峙していた操縦士は何か様子
がおかしい。
ミソ・カーツ(操縦士)「ハァハァ、フーセンたん萌え…ハァハァ」
なんとフーセンに萌えていたのだ。
柳沢「ゲッ…マ、マニアがいるし…」
柳沢はあっけにとられた。
ミソ・カーツ「ハァハァ、すんばらしぃーだぎゃ、ハァハァ」
柳沢(こいいつ…ほんまもんだ…)
ミソ・カーツは食いいうるように、画像を見つめていた。が、しかし、突如柳沢と芋のほうを向き、
慇懃な最敬礼を行った。
ミソ・カーツ「はっ! 参りました! しかしながら、お願いがございます。申し上げてもよろしい
でしょうか?」
柳沢「…。何だ?」
ミソ・カーツ「自分はこの映像がいたく気に入りました。もし差し支えなければ、これを頂けないで
しょうか? いや、ただとはもうしません。頂いた暁には、自分はあなたのご命令を
何でも聞く考えでおります。
柳沢(しめた!)
柳沢は心の中でそう叫んだ。
柳沢「オレのお気に入りでもあるし、お前にはやりたくはないのだが」
ミソ・カーツ「そこをなんとか!」
柳沢はにやりと笑った。そして大きく息をすって、こう言った。
柳沢「では、お前にこれをやる代わりに、私の言う方向に船を進めてもらおう!」
87 :
ほんわか名無しさん:2006/07/22(土) 10:37:03 0
柳沢「ガンダーラに迎え!」
それは、柳沢が密命で受けた目的地であった。
ミソ・カーツ「ガ、ガンダーラでございますか?」
芋「……」
その言葉を聞いて、ミソ・カーツ、芋は少なからず動揺している。
柳沢「そうだ」
ミソ・カーツ「お、お言葉ですが…。
あんなとこ人間の行くところではございません。」
柳沢「えーいうっさいうっさい。早く行かんとあの映像はやらんぞ」
ミソ・カーツ「ヒイッ!わ、わかりました。行かせて頂きます!めっちゃ最大限の
スピードで行かせて頂きます!生きてて申し訳ございません!」
こうして、マニョマニョまんこぅ号はガンダーラに進路を変えることになった…。
88 :
ほんわか名無しさん:2006/07/22(土) 14:49:02 O
しかし、このミソ・カーツは一度も舵をとったことナドなかった。
そのとき、おもむろに芋が舵を握った。
90 :
ほんわか名無しさん:2006/07/22(土) 17:51:26 O
そして、芋は・・・
舵をもいだ。
柳沢「芋! お前はなんてことをしてくれたんだ!」
芋「…」
柳沢「あ〜、これで俺たちもおしまいだ! ヤスコにともう、できない、いや、会えない(泣)」
芋「…」
ミソ・カーツ「あ!」
柳沢「どうした?」
ミソ・カーツ「行き先が既に自動で設定されています! GPSでの誘導なので、間違いなく設定場所に到着いたします!」
柳沢「で、行き先はどこなんだ!?」
ミソ・カーツ「行き先は、
92 :
ほんわか名無しさん:2006/07/23(日) 08:38:12 O
ミソ・カーツ「どうやら北朝鮮のようだ。ガンダーラでは、ないぞ。」
93 :
ほんわか名無しさん:2006/07/24(月) 11:56:29 0
柳沢「北朝鮮…!」
行き先としては、最悪だ。今の日本と北朝鮮の関係を考えると。しかも自分たちは
エージェントで、北朝鮮政府からマークもされている。マニョマニョまんこぅ号を攻撃
したとあっては、穏便に済むはずもない。
柳沢「こりゃ無事に生還できるかどうかもわからねぇぞ」
芋「……(汗」
芋は紛らわすように視線を泳がせながら口笛を吹いている。
柳沢「チッ。仕方ない。この手段だけは取りたくなかったが…」
ミソ・カーツ「どうするんです?」
その言葉をミソ・カーツは後に後悔したという。
柳沢「おい!操縦士。お前今から人質な。俺らが北朝鮮から脱出できるまで同行
してもらう」
94 :
ほんわか名無しさん:2006/07/24(月) 15:07:36 0
姉貴「私たちもその意見に賛成よ」
爽やかな汗をかいた姉貴とフーセンもやってきた。
こうして柳沢と愉快な仲間たち、そして謎の女ヤスコの冒険が始まった。
95 :
ほんわか名無しさん:2006/07/24(月) 19:14:27 0
北朝鮮のとある港…。マニョマニョまんこぅ号は深夜に停泊した。無事北朝鮮に上陸
できるかと思われたが、港には北朝鮮のエージェント達によって包囲されていた。
マニョマニョまんこぅ号船内、操縦室。
フーセン「クッ、ざっと500人はくだらないな。すっかりとりこまれてやがる…」
柳沢「北朝鮮には美女が多いと聞いたが、一人もいないじゃねえか」
芋「……」
操縦室で柳沢達は思案していた。なんとか無事に港から脱出できないものか…。
姉貴「実力で強行突破か、それとも他の手段でいくか…。これから補給もままなら
なくなりそうだわ。なるべく消耗しない手段がベターね」
96 :
ほんわか名無しさん:2006/07/24(月) 23:08:25 O
「う〜ん」と皆で頭を付き合わせて考えていると、フーセンはあることに気付いた。
フーセン「芋は!?芋は何処にいった!?」
柳沢「そう言えば・・・、あっ!」
一斉に窓の外を向く。
なんと芋は、北朝鮮の美女軍団に囲まれてウハウハしているではないか。
97 :
ほんわか名無しさん:2006/07/24(月) 23:38:27 0
美女1「あら? かわいい坊やじゃない」
美女2「ほーんと、私、タイプだわ〜」
美女3「あら、これ高麗人参かしら〜ん」
芋「………………………………………………………ティムポ」
98 :
ほんわか名無しさん:2006/07/25(火) 10:34:33 0
芋と美女たちはネオン街へと消えていった。
99 :
ほんわか名無しさん:2006/07/25(火) 10:40:40 0
柳沢「あっ、あの野郎〜〜!オレをさしおいて美女にモテてるとは…!!」
柳沢は今までみたこともない血涙を流しつつ怒りに燃えていた。
フーセン「いや待て…芋のやつ、美女軍団に連れられてどっか行きやがった。
まずいな。他のエージェントどもはまだいるってのに」
困ったことになった。戦力が一人落ちた上、この窮地からは脱せれてない。
姉貴「どうするのよ!このままじゃ芋が!」
柳沢「うるせえ!」
怒号をあげた室内はシーンとなる。声の主は、柳沢であった。
柳沢「どうもこうもねえ…強行突破だ……それしか芋を助ける手段はねえ」
100 :
ほんわか名無しさん:2006/07/25(火) 11:45:33 0
フーセン「柳沢…お前!」
柳沢「何も言うな!さあ、行くぞ!」
柳沢の勇気ある行動にみなは感動していたが、実際はこうだった。
柳沢(あんのヤロー、許さねえぞ芋のヤロー俺よりモテやがってよ…こうなりゃ
実力行使であいつから美女軍団を奪ってやる。待ってろよコンチクショー)
101 :
ほんわか名無しさん:2006/07/25(火) 18:14:44 O
柳沢は壁にささってた画鋲を、姉貴は調理室にあった大根、フーセンはキューピーマヨネーズを、それぞれ手にした。
柳沢「・・・よし!それじゃあ芋を助けにいくぞ!!」
102 :
ほんわか名無しさん:2006/07/26(水) 12:45:53 0
柳沢達はマニョマニョまんこう号を出て、港に飛び出た。500人の北朝鮮エージェントに
すっかり取り囲まれている。
北朝鮮エージェント「ふっふっふ……薄汚い日本のエージェントどもが。我らの船を
選挙しよってからに。返り討ちにしてくれるわ」
柳沢「うっせえ!とっとと殺るぞ!」
その発言によって軍団柳沢VS500人の闘いが始まった。
103 :
ほんわか名無しさん:2006/07/27(木) 03:25:48 0
しかしその中には美女軍団も多数含まれていた。
柳沢は動揺した。
柳沢「うぅ…、これは…、たまらん…」
フーセンおじさんも、動揺した。
フーセン「汗が…、止まらん…」
ミソ・カーツも動揺した。
ミソ・カーツ「俺のストライクゾーンだ…」
104 :
ほんわか名無しさん:2006/07/27(木) 23:23:36 0
柳沢「ホント変態だなコイツ…」
ミソ・カーツの性癖にあきれ果てる柳沢。
105 :
ほんわか名無しさん:2006/07/29(土) 01:04:20 O
しかしこのままでは埒があかない。
すでに息を荒げている二人を無視し、柳沢は画鋲を敵に向かってなげつける!
一瞬ひるんだ美女軍団であったが、すぐにまた襲い掛かってきた。
そこで、彼女達を攻撃することに最もためらいがないと思われる姉貴が飛び出した!
大根で次々と敵を薙ぎ倒していく。
その姿に、ミソ・カーツが我に還る。
そして、あの呪文を唱えた!!
106 :
ほんわか名無しさん:2006/07/29(土) 02:43:43 0
「イオナズン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
107 :
ほんわか名無しさん:2006/07/29(土) 10:33:07 O
美女軍団「ふざけないでください」
108 :
ほんわか名無しさん:2006/07/29(土) 13:13:46 0
美女「人間が手から雷とか出せるわけないでしょう」
ミソ・カーツ「ふっ。ところがそうでもないんだなあ。…これを見よ!」
そう言うと、ミソ・カーツは右腕の服をめくった。なんかすごい機械を巻きつけてあった。
ミソ・カーツ「これはスーパー小型に成功した高電圧発生装置!
これを起動させればひとたまりもないぞ。くらえ!イオナズン!」
「ポチっとな」ミソ・カーツは高電圧発生装置のスイッチを押した。すると、ミソ・カーツ
の右腕から電流が走った。
美女軍団「うがががががががが!」
電流に痺れた美女軍団は、次から次に昏倒していき、ついに全員気絶してしまった。
109 :
ほんわか名無しさん:2006/07/29(土) 13:21:59 0
でもついでに柳沢たちも痺れて倒れてしまった。
柳沢「て…てめえ……」
ミソ・カーツ「ああっ!すいません!!」
とミソ・カーツが最初にすりよったのはもちろん…
ミソ・カーツ「大丈夫ですかフーセンさん!ああっ!痺れて動けない様もなんて
愛らしいんだ。犯してしまいたい!」
彼が今一番愛しているデブ、フーセンだった。
フーセン「た、助けてくれぇ!犯されるぅぅぅぅぅぅ…」
横にはこちらもまた痺れた姉貴が、ミソ・カーツをじっと見ていた。
姉貴(あの男…身のこなしの相当なものだし、あの武器…この国の最先端の平気
に違いない。おそらく服の中に電圧を遮断するものを仕込んでいるんだろう。
アイツ…決行強いんじゃないか?)
110 :
ほんわか名無しさん:2006/07/30(日) 04:19:16 0
と、姉貴がミソ・カーツへの不審と、そしてほのかな恋心を抱き始めたのは、この頃からだった。
ダダダダーン
112 :
ほんわか名無しさん:2006/07/30(日) 10:32:51 0
とりあえずついでに港を包囲していたエージェントたちも昏倒させた。
柳沢「よし、俺たちはなんとか動ける。早くここを脱出するぞ!」
姉貴「待って!芋がいないわ!」
そういえば、美女軍団にさらわれたはずの芋がもういない。
フーセン「うーん、どこへ行ったんだ」
柳沢「ケッ、美女軍団の中でいい思いしてそこらへんで寝てんじゃねえのか」
「彼なら、今現在、別のところにいるわ」
そう言ったのは、倒れた美女軍団の一人であった。
113 :
ほんわか名無しさん:2006/07/30(日) 10:39:01 0
美女軍団の一人「芋は……私たちの頭領…、将軍様のところに連れていったわ。
残念だったわね。将軍様の巨城には3人の側近がいるわ。あの
バケモノたちが…。あなたたちは絶対にかなわない。」
そう言って美女軍団の一人は倒れた。
柳沢「あっ、大丈夫ですか!わざわざ親切に教えてもらってありがとうございます。
ていうか美女軍団倒れてるしこれチャンスなんじゃ!?うっひょー!」
と柳沢が突っ込もうとしたところを姉貴がドロップキックでぶっ倒した。
姉貴「なにしてるのよ!芋が危ないっていうのに!」
柳沢「いてて…。わかってるよ。しょうがねえ奴だな。よし!みんな助けに行くぞ!」
ミソカーツ(将軍…そうか、ダダダダーン将軍がついに動き出したか)
114 :
ほんわか名無しさん:2006/07/31(月) 07:04:10 O
そう、ミソ・カーツはダダダダダーン将軍と面識があった。
それは五年前の、ミソ・カーツが定食屋でアルバイトしていた時のことだった。
115 :
ほんわか名無しさん:2006/07/31(月) 10:56:48 0
定食屋店主「おいコラバイトォ!早く」
ミソ・カーツ「わーってるよ!…ったく、金貯めて勉強して早く船の操縦士になり
たいもんだぜ…」
店主「何ブツブツ言ってんだあ!撃ち殺すぞ!」
ミソ・カーツ「はいはい!ちょっと待て!」
後のマニョマニョまんこぅ号の操縦士になるミソ・カーツは若い頃、バイトに明け暮
れていた。そしてこの店で、ダダダダダダーン将軍と出会うことになる。
116 :
ほんわか名無しさん:2006/07/31(月) 13:15:17 O
ダダダダーン将軍「お冷やを一杯。」 ミソ・カーツ「水だと-!?」二人の視線が交差した瞬間。 <こいつはただものじゃない。>
117 :
ほんわか名無しさん:2006/07/31(月) 23:14:24 O
店長「・・・オイ、バイトォォォォ。聞こえてたぞ!!なんだその口の聞き方は!?謝れコノヤロ(`д´)/」
118 :
ほんわか名無しさん:2006/07/31(月) 23:29:39 O
ミソ・カーツ「はいはい!ったく…すみませんでした!水っすね。かしこまりました」
ダダダダーン将軍「ときに若者よ…この後時間はとれるかい?」
ミソ・カーツ「はぁ?」
ダダダダーン将軍「君と話がしたいのだが…」
119 :
ほんわか名無しさん:2006/08/01(火) 01:52:01 O
ごくり。 またもや二人は見つめあい…「……はい。」この一言でミソ・カーツの運命はかわったのだった。
120 :
ほんわか名無しさん:2006/08/01(火) 02:50:14 0
ミソ・カーツのバイトが終わるのを待って、二人は近くのスナック「さちこ」と連れ立った。
ミソ・カーツ「…。で、話ってなんっすか?」
ミソ・カーツが無愛想に訪ねると、ダダダダーン将軍はその質問に無言で答えた。
ダダダダーン将軍「…」
ミソ・カーツ「だから、なんっすか? 俺、明日もバイトで朝早いんっすけど?」
ダダダダーン将軍「…。若者、そう焦るでない。まずは、一杯やろう。ママ、俺にはロックを一杯、
こいつにはネーポンを頼む」
その後、さちこママ(39歳、仮称。口癖は「若い頃には色々あったわ」)が、二人の前に注文
の品を置いた。
ミソ・カーツ(ネイ…ポン?)
ダダダダーン将軍(無言でロックを飲み干す)
ダダダダーン将軍はグラスをテーブルに置いた後、グラスの中の氷が「カラ〜ン」という音を響かせる
と同時に、おもむろにミソ・カーツに話しかけた。
ダダダダーン将軍「若者よ、イオナズンに興味はないか?」
121 :
ほんわか名無しさん:2006/08/01(火) 10:19:03 0
ミソ・カーツ「ハ?何言ってんすかアンタ?」
ダダダダーン将軍「冗談ではないよ…。君が私を何者か知ってるだろう?」
フン、とのぞけった笑いをするダダダダーン将軍に、少し威圧感を覚えたミソ・カーツ。
ミソ・カーツ「知ってるさ。アンタこの国の…北の軍事政権を握ってる男だ。知らない
奴はいない」
ダダダダーン将軍「ふっ、知ってもらえて光栄だよ。そう、私は軍の最高責任者だ…。
その気になれば、君の夢である船乗りにも今すぐ任命することが
できる」
ミソ・カーツ「まじで!?うっひょーwwww」
122 :
ほんわか名無しさん:2006/08/01(火) 10:29:19 0
ダダダダーン将軍「ただしそれには条件が一つある。我が軍の最新兵器、この『イオナズン』
を試用してもらいたい」
ミソ・カーツ「え?そんなんお安い御用っすよ。楽勝楽勝」
ダダダダーン将軍「そうか…。では軍の執行者として君をマニョマニョまんこぅ号の操縦士と
しよう。詳細は明日書類を送るから、確認してくれたまえ」
これが、ミソ・カーツとダダダダーン将軍将軍の出会い、そしてマニョマニョまんこぅ号の
操縦士になった経緯であった。
柳沢「おい、ミソ・カーツ。ダダダダーン将軍の城はこっちの方向でいいんだな。」
その声にハッとミソ・カーツは意識を取り戻した。
ミソ・カーツ「えっ?…ええ。間違いありません。そろそろ護衛が出てくるかもしれない
ので気をつけて下さい」
姉貴「……」
ミソ・カーツ(あの時…将軍はなぜ俺を選んだろうか。軍人でもなく、特になんの取り
柄もない、一般人であったこの俺を…。それにこの『イオナズン』、高電圧
発生装置じゃなく、もっとヤバいものな気がする。もっと、根幹的な何か…)
フーセン「おい、城が見えてきたぞ。あれが将軍の城か」
柳沢一行は、ダダダダーン将軍の城までたどり着いた。
123 :
ほんわか名無しさん:2006/08/02(水) 02:50:47 0
城の入り口には、ものものしく警護の者がその警戒を行っていなかった。
そして彼らの話し声が柳沢たちの耳にまで聞こえた。
護衛兵1「あ〜、暑いだぎゃ〜」
護衛兵2「最近、なんかいいことあったかやぁ?」
護衛兵3「全然ないだがや。おみゃ〜らと同じだがや。ま、とりあず、味噌でも食うだがや」
警護の者達もやはり名古屋弁であった。
124 :
ほんわか名無しさん:2006/08/02(水) 02:52:36 0
柳沢「くっ、こんなに警護が厳しかったら、容易に中には入れんな。ミソ・カーツ、どこか裏口みないな
ものはないの?」
ミソ・カーツ「は! あちらに勝手口がございます!」
姉貴(勝手口? なんと庶民的な…)
柳沢「よし、そこへ行こう」
柳沢一行はミソ・カーツの案内で、勝手口へと向かった。そこは城の中へ通じる秘密の扉、というよりも、
むしろサザエさんの家で三河屋さんがいつも醤油を届けるような、普通の民家の勝手口であった。そして運
良く、そこには護衛の者は一人もいなかった。
姉貴(なんと庶民的な…)
柳沢「よし、入るとしよう」
柳沢は静かに戸を開け、中へと踊り込んだ。そこは城の食堂へと繋がっていた。皆は柳沢の後ろへと続いた。
柳沢一行は背を低くし、静かに進んだ。途中、フーセンおじさんは肥満のためか、空腹に耐えかねて、何度も
残り物のおかずを口の中へと放り込んだ。
「ゴト」
柳沢「し!」
どこからともなく、物音が聞こえた。
柳沢「誰かがいるようだ」
柳沢は他の者へ小声で囁いた。
ミソ・カーツ(ママ!)
暗い食堂の調理場で、せこせこと働く一人の女性があった。それはダダダダーン将軍への夜食を準備してる
さちこママ(39歳、仮称。口癖は「若い頃には色々あったわ」)の姿であった。
125 :
ほんわか名無しさん:2006/08/02(水) 07:57:27 O
さちこママ(39歳、仮称。口癖は「若い頃には色々あったわ」)は、
柳沢たちに気付く様子もなく大盛りイカ焼そばを作っている。
ミソ・カーツ(どうしてママが…)
柳沢「誰だあの女は!くそ、気付かれるとまずいな…」
フーセン「大盛りイカ焼そばかぁ…イカはいらんなぁ」
あまり深く考えていない柳沢とフーセン。
しかし姉貴だけはミソ・カーツの困惑した表情に気付いていた。
姉貴「ミソ・カーツ…あなた、何か隠してるわね」
126 :
ほんわか名無しさん:2006/08/03(木) 04:55:30 0
ミソ・カーツ「え!?」
ミソ・カーツは姉貴の言葉ではっと我に返った。
ミソ・カーツ「実は…」
と、ミソ・カーツは自分が操縦士になった経緯やイオナズンを習得した経緯などを話しだした。
ミソ・カーツ「そして、詳しくはしらないのだが、さちこママは39歳で、でもそれも仮称で、
そんでもって『若い頃にはいろいろあったわ』ってのが口癖なんだ」
姉貴「それだけ? あなた、まだ何か隠しているわね」
ミソ・カーツ「…」
姉貴の鋭い指摘にミソ・カーツは動揺した。二人の会話中にフーセンはそこらにあるおかずを
またもや口に入れるのであった。そして柳沢は左ポケットに手をつっこみ、もぞもぞと動かし
ていた。
姉貴「話しなさい、そのさちこママ(39歳、仮称。口癖は「若い頃には色々あったわ」)って
人のことを」
ミソ・カーツ「…。実はママはこの巨城の3人の側近(
>>113)の一人らしんだ…。でもそれ以上
のことは、本当に俺は何も知らないんだ…」
127 :
ほんわか名無しさん:2006/08/03(木) 13:08:39 0
姉貴「側近の一人…!」
そう、とてつもない強敵の一人。
フーセン「え?やべーじゃんそれ」
柳沢「逃げようぜやべーよ」
適当な二人は適当な発言で返した。
128 :
ほんわか名無しさん:2006/08/03(木) 13:09:38 0
姉貴「私が相手するわ!」
さちこママ「ぬっ、曲者!死ねっ、私の攻撃をくらいなさい!」
129 :
ほんわか名無しさん:2006/08/03(木) 21:07:07 O
さちこママはそう言って、姉貴にから揚げ定食(\550)を食べさせた。
姉貴「・・・!!この味はまさか・・・」
130 :
ほんわか名無しさん:2006/08/03(木) 21:08:30 0
環境大学の俺がきましたが、何か。
131 :
ほんわか名無しさん:2006/08/03(木) 21:40:05 0
と、姉貴は唐揚げを食べた瞬間、訳の分からぬことを言った。
食いしん坊のフーセンはと言うと
フーセン「唐揚げ、太るからなぁ」
と今更ながら肥満した肉体を揺らしんながら言った。柳沢は
柳沢「俺は唐揚げよりも、ハンバーグがいいのだが…。そういえば昔、ヤスコがよくハンバーグ作って
くれたなぁ…」
と意味もなく黄昏れていた。
そしてさちこママ(39歳、仮称。口癖は「若い頃には色々あったわ」)の本当の攻撃が始まった!
それは客に自分の若い頃の昔話を始めることとだった!
さちこママ(39歳、仮称。口癖は「若い頃には色々あったわ」)の昔話、つまり若い頃とは、以下の
ようなことだった。
そう言って表れたのは、正広という男だった。
どうやら環境に詳しいらしい。
何かに動揺していた姉貴も、から揚げ定食(\550)を頬張りながら男に目をやる。
どうやら助っ人のようだ。
柳沢とフーセンはもはや傍観者も同然であったが
ミソ・カーツだけがここにきてやる気をみせはじめた。
134 :
ほんわか名無しさん:2006/08/03(木) 21:46:44 0
(
>>131からつづけるとしよう)
さちこママ(39歳、仮称。口癖は「若い頃には色々あったわ」)の昔話はかくも波乱なものだった。
さちこ「ねぇねぇ、あんたさぁ〜、ちょっと聞いてくれる? 私もさぁ〜昔は……、、、、、
135 :
ほんわか名無しさん:2006/08/05(土) 23:31:24 O
勇者ヘモイ
136 :
ほんわか名無しさん:2006/08/06(日) 02:49:23 0
という名前で、あるスナックにデビューしたの、それでね、、、」
と、さちこママ(39歳、仮称。口癖は「若い頃には色々あったわ」)は言った。
そしてさちこママ(39歳、仮称。口癖は「若い頃には色々あったわ」)は話を続けた。
さちこママ「それでね、、、
137 :
ほんわか名無しさん:2006/08/07(月) 18:13:14 0
さちこママ「……ということだったわけよ。」
さちこママの話は三時間以上にも及んだ。あまりに長い話だったので柳沢とフーセン
は寝てしまっていた。
さちこママ「ふふふっ…かかったわね。これが私の秘技「長話」!!
あまりにも長い話によって相手を眠くせるという奥義よ。この技を使える
のは世界でも数人しかいない…」
姉貴「いやもっといっぱいいると思うけど」
138 :
ほんわか名無しさん:2006/08/07(月) 18:15:13 0
さちこママ「何ッ!?お前眠くないのか?」
姉貴「甘いわね!私はその気になれば友達の彼氏のグチを7時間ブッ通しで聴く
ことが可能なのよ!三時間なんて数の内じゃないわ」
さちこママ「おのれ〜!ならば肉弾戦で勝負!おいや〜」
姉貴「遅い!これでもくらいなさい!」
139 :
ほんわか名無しさん:2006/08/11(金) 04:09:45 0
と、姉貴は美女軍団と戦った際に用いた大根を取り出した
140 :
ほんわか名無しさん:2006/08/12(土) 01:40:15 0
と思いきや
それは、ぶんかいドライバーでバラバラにした柳沢の足だった。
141 :
ほんわか名無しさん:2006/08/13(日) 14:22:57 0
柳沢「いてぇぇえぇ!何すんだてめぇ!」
姉貴「うっさい!勝ちたいんだから黙ってなさいよ。」
姉貴は柳沢の右足でさちこママをしばいた。
さちこ「おのれ…味方の右足を使うとは…非道なやつ…ガク」
そう言ってさちこママは倒れた。
姉貴「さぁ、残る側近は二人!サクサク倒して将軍のとこまで行くわよ!」
柳沢「お、鬼…!」
142 :
ほんわか名無しさん:2006/08/13(日) 14:51:26 O
姉貴「ガム食うか?」
143 :
ほんわか名無しさん:2006/08/14(月) 04:55:26 0
と、姉貴は柳沢に「味噌ガム」を手渡した。
144 :
ほんわか名無しさん:2006/08/14(月) 06:49:51 O
柳沢「!?・・・これは!まさか、これは・・・いや、う〜ん・・・」
姉貴「何ぶつぶつ言ってるのよぉ?食べるの?」 この時柳沢は気付き始めていた。この味噌ガムは、ガンダーラにしか売っていなない幻のガムだということに。
そして、この味噌ガムを手に入れるためにガンダーラへと向かっていた、ということを。
そのとき三蔵法師の一行は肉まんを食べていた。
146 :
ほんわか名無しさん:2006/08/14(月) 12:37:11 0
とういうニュースを食堂の隅に置いてあるテレビが伝えていた。
.