10 :
ほのぼの名無しさん:
マスターは驚いて女を見た。
「あなたは・・・・」
メイナという女はニッコリ笑った。
「どうかしら?それともマスターはこの名前がお嫌?」
この女の笑顔には何かがある気がしたマスターだった。
まだバクバクいっている心臓を落ち着かせてマスターはこう言った。
「ええ・・いいでしょうメイナ。このカクテルも喜びますよ」
メイナは微笑んだ。
「ふふっ嬉しいわ。私の名前がカクテルになるなんて。」
マスターはにっこり笑った。
「もう一杯飲みますか?」
メイナは無言でこくんと頷いた。そして何かをつぶやいた。
「私ね・・・ついさっき人を殺したの」