そろそろ夏だし怖い話でもしようぜ

このエントリーをはてなブックマークに追加
190ほんわか名無しさん
たぶんまだ三年生くらいの時だったかな・・・
俺の住んでたとこは田舎じゃなかったんだけど、
交通の便も悪いちょっと廃れた町だったんだよ。
なんでも最近までは「村」だったらしくて大きい田んぼもあれば
百年も続いてそうな大きな屋敷みたいなのもあった。
そんなところだから近所付き合いも盛んでほとんどの住人は顔見知りだったし、
どこの家に誰が住んでるかもわかってた。でもうちからそう遠くないボロ屋には
誰も住んでる様子がなかったんだよな。明かりが付いてることもないし、
新聞受けにはチラシだらけ。誰かが入るとこも出るとこも見たことがなかった。
人口がそんなに多いところでもなかったから
誰も住んでいない家なんかいくらでもあったけど
その家には外からでもわかる妙な生活臭みたいなのが漂ってた
191キャルキャル:2005/07/14(木) 17:57:34
僕のこわーい(?)話し。

去年かその去年か
ある日僕は夢を見てました
洗面台の前でぽけーっと立っていた僕が
鏡に映ってて、その後ろに
どこか見覚えのある老人に近い男性が立っていました。
夢はこれだけで終わり、さほど気にもしていませんでした。

ところが数日後
父の弟が亡くなりました。
って聞いても、あまりあったことのない人だったので
顔もぱっと出てきません。
葬式に出席し、その人の写真を見て
あの夢を思い出しました。
夢に出ていた男性は、父の弟でした。

どうして僕の夢に出てきたのか、わかりません・・・。
いや、もしかしたらよく会ってたのに
人の顔がおぼえられない僕のせいかもしれませんが。

怖くなくてすまそ。
192ほんわか名無しさん:2005/07/14(木) 18:03:57
1/2
私が中学3年の夏に体験したことです。
受験生だった私は夜中の2時過ぎまで勉強をしていました。
勉強も終わり鏡の前で髪をいじっていると、廊下から鈴の音がするのです。後ろを見ても誰もいない。
ふと思い出したのですが、私の姉は財布に鈴をつけていたのです。「なんだ、お姉ちゃんか。」と思ってもう一度廊下の方を振り返りました。
私の部屋のドアは上半分がすりガラスなのですが、確かに何かが通る影が見えました。
193ほんわか名無しさん:2005/07/14(木) 18:08:12
2/2
人だったら足音かすりはずなのに、静かだし、頭の位置が全く変わらず通っていったのです。
翌日の朝、家族全員に聞いたのですが、誰もあの廊下は通っていないとのことでした…
全然怖くないですねorz
194ほんわか名無しさん:2005/07/14(木) 18:08:24
夜の池とか沼とか貯水池ってすごく怖いぞ。
夜中車で走っていて、知らない道をいつのまにか走っていた。
そしてその道の終わりに貯水池があったんだよ。
ものすごく不気味な雰囲気なんだよ。

「ここは不気味だから二度と来たくない」と思っていても、なぜか夜に道を
間違えて、いつもいつのまにかそこに来ているということがないか?
そこはそういう場所なんだよ。
195ほんわか名無しさん:2005/07/14(木) 18:08:35
子供心にその家に結構興味を引かれてね。親に一回、誰かが住んでるのか聞いてみた。
そしたら「さぁ?」って。誰が住んでるかはともかく、大人なら誰かが住んでるかどうかくらい
わかっててもよさそうなのに不思議に思った。やっぱり家のことが気になる俺は無邪気に
「じゃあ今度入って確かめるよ」みたいなことを言った記憶がある。
そしたら親に怒って「やめなさい!」って言われた。何でそんなに強く怒るのかも不思議だった。
でも気になりだしたら少年の性というもので探究心と冒険心が盛り上がってきてね。
ある日、友達と4人くらいで遊んでいるときに「入ってみようぜ」ってことになった。
今思えば馬鹿な考えだったと思う。思い出しても後悔しかできない・・・
196ほんわか名無しさん:2005/07/14(木) 18:09:34
ごめん、ゴッチャになるな。>>190の続きが>>195になるから。
197キャルキャル:2005/07/14(木) 18:14:28
すごいいきなり話しが重なったな;;
198190:2005/07/14(木) 18:23:15
じゃあ続きを

で、入ることにしたんだがどこから入ったらいいのかわからない。
当然扉はみんな閉まってるし窓は開くかも知れないが格子がはまってた。
そしたら家の裏手に回った友達の一人が小さい窓を見つけた。
ちょうどよかった。ここからなら大人に見つかって怒られる心配もない。
当時の俺たちがなんとか入り込めるくらいで大人にはまず通ることができないと思う。
そこから入ることにした。近所からいくつも大きい石を持ってきて
なんとか窓に手が届くくらい積み上げた。そしてそこから友達の一人が頑張って入った。
きつそうだったが何とか入れそうだ。みんなで後に続こうとした時に、
友達のうちの一人は用事があると行って帰った。たぶんビビったんだと思う。
俺も知らないうちに勝手に、しかも窓から入るなんて怖かった。
二番目に俺が続き、続いて三人目も入ってからゆっくり部屋の中を見渡した。
人が住んでいてもおかしくはなさそうだった。
199190:2005/07/14(木) 18:34:04
不思議な感じや雰囲気は漂っていた。人が暮らせそうだけど、暮らすのは難しそうな・・・
下りたところには布団がしいてあったが居間のようで、そこらじゅうにたまっている埃が
しばらく人が生活していないことを匂わせていた。よくわからない台の上には
緑色の時計が止まっていて、壁紙に覆われていないそのままの壁にはカレンダーがある。
年代は読んでいないが数年前のものだったようだ。その部屋から続く台所にみんなで移動した。が、
もう誰も住んでいないことを確かめてすぐに帰ればよかった。
今になっては少年時代の己の好奇心を呪う。台所(らしき所)で俺達が見たような光景は
もうこれからの自分の人生でも見ることはないと思う・・・
200190:2005/07/14(木) 18:47:04
家自体が狭いので台所のすぐわきが玄関になっていた。格子のはまっていた窓は台所の窓だった。
窓の下には流しがあり、横には古臭いガスコンロがあったが、もう本来の役目は果たせそうにない。
いつのまにか外は夕方になっていて電気がつかない家の中は薄暗くなる。
誰かが「もう帰ろう」と言った。遅くなると親に注意される。みんなで帰ることを決めたが、
最期に、部屋の隅に立つ大き目の濃い緑色をした冷蔵庫が目に止まる。
「じゃあこの中だけ覗いて帰ろう」。この一言さえなければ
三人で掛け声を合わせて固い扉を開こうとするが開かない
一気に力を入れた瞬間に扉は勢いよくひらき
その中身は俺達を恐怖のどん底に突き落とされた
201190:2005/07/14(木) 18:59:30
ゴキブリだった。一匹ではない。数匹でもなければ、数十匹でもなかった。
数百匹のヤツらは滅多に入らない光の差し込んだ方向に一斉に触手を向ける。
それは黒光りする一面の波だった。波のうねりに聞こえたのは俺と友達の悲鳴だった。
ヤツらは這い出てくる。冷蔵庫の壁を、その下の床を黒い絨毯になって液体のように流れ出す。
俺達の叫び声は大きくなりヤツらの数も増えたように見える。俺達はすぐに飛びのき
台所横の玄関から逃げようとする。開かない。鍵がかかっている。その鍵がかたい。
やつらは四散しその一部は俺達の足元へ。一部と言っても数百匹のうちの一部。
俺達の声を枯らすくらいに絶叫させるには十分だった。
そのうちの一匹が俺の靴に上り、頭がおかしくなると思った時、
鍵は開き、俺達は扉から外に弾き出され、そのまま振り返らずに走った。
俺はいつのまにか泣いていた。
202アロハ(夏限定) ◆ALOE/UP.oo :2005/07/14(木) 19:01:27
190怖いよ190((((;゚Д゚))))
203190:2005/07/14(木) 19:05:27
これで最後になります。
俺はそのまま走ってまっすぐに家まで帰った。
喉は枯れて目は腫れて、親は何事かと心配したが、上手く説明ができなくて
よその家に勝手に入ったことだけ咎められました。
今までの人生であんなに叫んであんなに泣いて気が狂いそうになったのは
あれが最初で最後だと思います・・・。駄文・長文、失礼しました。