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ほんわか名無しさん:
ある日、俺は引き出しの奥からゲームボーイを見つけた。
裏返すとポケモンの緑が差してあり、運良く前のセーブも残っていた。
久しぶりに『すごいつりざお』を使うと、アズマオウという名前の魚がつれた。
しかし対する俺側のポケモンはレベルの低いピカチュウ。相手はしっぽをふるという
ふざけているとしか思えないような、まるで俺をあざけるかのような技を使った。
許せない、こうなったらと思い俺は技の欄の1番下の強いであろう技を選んだ。食らえ、『でんじは』!!
・・・しかしそれは攻撃技ではなく、相手がまひするだけというなんとも腐った技だった。
そして次のアズマオウの攻撃でピカチュウは一撃でのされ、俺はやる気をなくしてすぐに逃げた。
しかし俺は思った。あの後アズマオウはどうなったのか、と。
アズマオウの住む海にポケモンセンターはない。つまりあのアズマオウは一生まひの残った体で
生活をしなくてはならなくなったのだ。俺のせいで。もしあのアズマオウが2ゲッターだったら、
体が鈍くなるので2ゲットはまず無理だろう。つまり俺はあいつの2ゲッター人生に
強制的に終止符を打たせたことになる。俺はなんというおろかなことをしてしまったんだろう!!
アズマオウ、見ているか?俺は変わったよ。俺はお前にした罪を償うために2ゲッターをはじめた。
お前と一緒に2ゲットをしたいんだ。俺にもう怖いものはない。いくぞ、アズマオウ!
2ゲット!!