1 :
ほんわか名無しさん:04/05/27 16:10
ある家庭の冷蔵庫の下に、一組のゴキブリの夫婦がいた。
しかし夫は、あろうことか不倫してしまう。
そのことに激怒した妻は夫に問い詰めるが
夫に腹部を食いちぎられて返り討ちにあってしまう。
しばらくして、息絶えた母から100匹の兄弟達が
かろうじで孵化する。
しかし、さらなる不幸が彼らを襲う。
悪しき人間によってバルサンを炊かれたのである。
瀕死の重傷を負いながらも生き残った刻朗が、白い霧の
残る光景の先に見たものは無数の兄弟達の屍だった…
しかし、一匹だけ妹の死体が足りない。
刻朗は妹が生きていることを信じて旅立った…
終了
3 :
ほんわか名無しさん:04/05/27 16:31
妹を捜し求める刻朗。
しかしバルサンを大量に吸った彼は弱り果てていた。
「少し休もう。」
見渡すと、すぐそばに赤い屋根の可愛らしい紙の家があった。
「ああ、あの家で一晩休ませてもらおう。」
刻朗はふらふらと歩いていった。
AAないやん
5 :
ほんわか名無しさん:04/05/27 16:52
「ちょっと待て、ゴキ坊主。」
と、どすの利いた声が響いた。
「AAないやん。」
刻朗が振り向くと、そこには大人の手のひらよりも大きいアシダカグモがいた。
「エ、AAですか?実は僕AAは苦手なんで勘弁してもらえませんか?」
ビクビクしながら答える彼に、アシダカグモは意外なほど優しいまなざしを向けた。
6 :
ほんわか名無しさん:04/05/27 17:02
ブチッ!
一瞬のことだった。
アシダカグモさんの右第4肢が何者かによって切断され、
緑色の液体が噴出した。
「クチャ、クチャ…」
何者かが音を立ててアシダカグモさんの足を食べていた。
「誰だ!」
僕はそいつを睨み付ける。
「オレカ?オレハオマエノ”トウサン”ダヨ…」
7 :
ほんわか名無しさん:04/05/27 17:48
「アットゥ、アットゥ!!」
アシダカグモさんは緑色の体液を撒き散らしながら
のた打ち回っていた。
僕は、この悪のゴキブリを父さんだと信じられずにいた。
「お前が父さんなものか!!
ウオオオオオWooooooooo!!!!」
僕は、まだ食事をしていたそのゴキブリに突進した。
「ヤベ!」
刻朗の父親であるゴキブリは
赤い屋根の可愛らしい紙の家へと逃げ込んだ
/\___/ヽ ¬
/ ::::::::::::::::\ ー
. | / ̄\″/ ̄| .:::| の
| 、_(o)_,: _(o)_, :::|ぉや
. | ::< .::|おろ
\ /( [三] )ヽ ::/ぉお
/`ー‐--‐‐―´\おぉ
AA貼れやカスどもが!!
10 :
ほんわか名無しさん:04/05/27 19:46
しかし足拭きマットが装着されておらず
ゴキブリはホイホイをスルーした。
11 :
ほんわか名無しさん:04/05/28 10:57
僕は、体調もかなり良くなり、妹を探すたびを続けることにした。
僕がガスコンロの下の町に着くと
「やあ、君は新入りかい?」と
タッキー似のイケメンゴキブリに話しかけられた。
話を聞くと、この町のゴキブリ達は
台所の下の戸棚に隠れて、バルサンの煙を逃れたらしい。
町はゴキブリ達が飛びかい、活気に溢れていた。
12 :
ほんわか名無しさん:04/05/28 13:06
「この町に僕の妹はいませんか?」
僕はイケメンゴキブリにたずねた。
13 :
ほんわか名無しさん:04/05/28 16:44
「そんなことを言われても、俺は君の妹
の顔を知らない。何でそんな質問をしたんだ?
せめて写真くらい見せてくれないと…」
イケメンゴキブリはもっともな事を言った。
14 :
ほんわか名無しさん:04/05/28 18:35
僕は一人で妹を探すことにしたが、かなりお腹がすいてきた。
その時、香ばしいいい匂いが漂ってきた。
「今日はサンマか…」
僕は溢れ出る生唾を抑えることができなかった…
15 :
ほんわか名無しさん:04/05/28 19:01
僕は勢い良く羽ばたき、大胆にもサンマの上に乗ることに成功した。
本来ゴキブリは残り物にたかるのがつねだが、
僕がサンマの上に乗ることにより、ヒト共に食べる意欲を無くさせて
すべて独り占めにするという高等戦術だ!!
食事時に上げるのは、何か狙いがあるのですか。
17 :
ほんわか名無しさん:04/05/28 22:23
l:(.ノ:::l
,.r:::'':::!:::ヽ゚;~ __,
.〈;;;:::::::::::::::゙:i,,__,〃 `
/~:::y'''::::-:::〈ー‐’
/::::::/:::::::::::::〈:、
/:::::/:::::::::::::/ ヾ!
,:'!::::/:::::::::::::〈:、 l:!
〃ゝ〈_:::;;;:::ノ .l:l ヽ、
_〃 l:!
. ´ ヽ、
(⌒\ ∩∩
\ヽ( ・x・ )
(m ⌒ヽ ミヽ
ノ ミヽ \\
( (ミノノノノノ )
ミヘ/ //∈゚* )/
ミ ̄(´_/⌒\⌒__ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノノノノ
(゚Д゚)
/⌒ )
ミイ //
| ( (
| ) )
| //ヾ⌒
| ノノ ゝ,ブッノ
|ノノ .``^´
彡ヽ`
20 :
ほんわか名無しさん:04/05/29 10:35
ヒト共はパニックを起こしている。
「計算どおりだ…」
僕は鋭い牙でサンマに噛り付き、
サンマの油分を吸い始めた。
「ズッ、ズズッ…」
それに便乗して、ほかのゴキブリ達も
一気に飛び群がってきた…
21 :
ほんわか名無しさん:04/05/29 11:32
「ウオラ、ウオラ!ヴォクエ〜!何ぼうっとしてくさる!ゴキパオ寄越せゴラア!」
「OK牧場!」
突然シンナーのような匂いのする、べとべとする白い泡が上からどどっと落ちてきた。
「お、お父さん!こんなところにゴキパオ撒くと、後で取れなくなりますよ!」
女が悲鳴混じりで叫んだ。
「う動けない!」
俺たちゴッキーも悲鳴を上げた。
「こんな所で死ぬわけには行かない!守ってくれ、妹よ!」
僕は満身の力を込めて、脚を泡から引き抜こうとした。
「ヴチ!」
いやな音と立てて、5本の脚が根元からちぎれた。
(AAキボキボプリーズ)
22 :
ほんわか名無しさん:04/05/29 12:32
上、 /⌒ヽ, ,/⌒丶、 ,エ
`,ヾ / ,;;iiiiiiiiiii;、 \ _ノソ´
iキ / ,;;´ ;lllllllllllllii、 \ iF
iキ' ,;´ ,;;llllllllllllllllllllii、 ナf
!キ、._ ,=ゞiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii!! __fサヘ.
/ `ヾ=;三ミミミミヾ仄彡彡ミミヾ=`´ 'i、
i' ,._Ξミミミミミヾ巛彡////iii_ |
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| if! |l lヾヾシヾミミミ川|ii//三iリ `キi |
| ,if ,f=|l l lヾリリリリリ川川|爪ミミiリ=t、キi |
| ;iナ,サ |l l l リリ川川川川|爪ミミiiリ キi キi |
| iナ ;サ |l l リリリリ川川川川l爪ミミilリ キi キi |
| iサ ;サ, |リ リリ川川川川川l爪ミミiリ ,キi キi |
| iサ ;サ, | リ彡彡川川川川|爪ミミiリ ,キi :キ、 |
,i厂 iサ, |彡彡彡彡ノ|川川|爪ミミリ ,キi `ヘ、
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;メ'´ !彡ノリリリリリゞミミシ `ヘ、
;メ ヾリリリリノ巛ゞシ `ヘ、
;メ ``十≡=十´ `ヘ、
ノ ゞ
23 :
ほんわか名無しさん:04/05/29 13:09
「いたた…」
僕は5本の足のつま先がもげてしまい、
バランスが取れなくなった。
「ブゥゥゥゥン…」
僕は自分でもうっとりするほどの美しい羽を広げ
この混乱した状況を脱出することに成功した。
僕は食器洗い機の下に隠れることに成功した。
24 :
ほんわか名無しさん:04/05/29 13:24
つま先といっても、やはり根元からちぎれると痛い。
それでも食器洗い機の奥に進んでいくと、かなり大きな町があった。
しかし、そこのゴキブリ達は体が赤い…
「チャバネゴキブリ…ではないな…」
僕は警戒しながらも、この町に妹がいないか探すことにした。
25 :
ほんわか名無しさん:04/05/29 13:46
赤いゴキブリ達はとても攻撃的な性格であった。
さっきから何度も襲われている。
隙をみせるとすぐに食いちぎられそうだ。
僕は建物の影に隠れることにした…
26 :
ほんわか名無しさん:04/05/29 14:58
,.r:::'':::!:::ヽ゚;~ __,
.〈;;;:::::::::::::::゙:i,,__,〃 `
/~:::y'''::::-:::〈ー‐’
/::::::/:::::::::::::〈:、
/:::::/:::::::::::::/ ヾ!
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〃ゝ〈_:::;;;:::ノ .l:l ヽ、
_〃 l:!
. ´ ヽ、
27 :
う○こくちゃい:04/05/29 16:57
「そこで何をしている?」
突然の声に振り向くと、そこには一匹の赤いゴキブリが
僕の逃げ道を塞ぐように立っていた。
「・・・・なんてこった」
町の外ではまだ人間たちがゴキパオを持って僕らの仲間の生き残りを探している。
むやみに飛んで逃げると見つかってしまうだろう。
僕の軽率な行動で多くの仲間たちを死なせてしまった。
やっぱり僕はその報いを受けなければならない・・・・・
足を負傷して気力を失ってたこともあってか、
僕はいともあっさりと観念してしまっていた。
28 :
ほんわか名無しさん:04/05/29 18:43
「とりあえずウチにきなさい」
赤いゴキブリは僕をギザギザの足で引っ張り出した。
「ああ…。これから僕はこいつらの仲間のところに連れて行かれて食べられてしまうのか…」
僕はそう思いながらそのゴキブリの家に連れて行かれた。
そこに着くと、他に2匹のゴキブリがいた。
「きみ、怪我をしているではないか。この薬を塗りなさい」
赤いゴキブリは僕の手当てを始めた。
なんて親切な人なんだ!!
どうやら僕は誤解をしていたようだ。
29 :
ほんわか名無しさん:04/05/29 18:59
本当にこの方達はいいゴキブリ達だ。
僕はここに今夜泊めてもらうことになった。
この最初に僕を運んでくださった主人がワモンさん。
こっちの若くてきれいな奥さんが倭さん
それでこのかわいらしいお嬢さんがクロネちゃんだ。
おっと、ワモンさんは僕の妹を知っているかもしれない。
ちょっと聞いてみよう。
30 :
ほんわか名無しさん:04/05/29 20:56
上、 /⌒ヽ, ,/⌒丶、 ,エ
`,ヾ / ,;;iiiiiiiiiii;、 \ _ノソ´
iキ / ,;;´ ;lllllllllllllii、 \ iF
iキ' ,;´ ,;;llllllllllllllllllllii、 ナf
!キ、._ ,=ゞiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii!! __fサヘ. ワモンさん、
/ `ヾ=;三ミミミミヾ仄彡彡ミミヾ=`´ 'i、 僕の妹を知りませんか?
i' ,._Ξミミミミミヾ巛彡////iii_ |
| ;if≡|ヾヾヾミミミミヾヾ、//巛iiリ≡キi |
| if! |l lヾヾシヾミミミ川|ii//三iリ `キi |
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| iナ ;サ |l l リリリリ川川川川l爪ミミilリ キi キi |
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;メ ヾリリリリノ巛ゞシ `ヘ、
;メ ``十≡=十´ `ヘ、
ノ ゞ
31 :
ほんわか名無しさん:04/05/29 21:11
もっといろんな種類のゴキブリAA張れよ!!!
糞共が!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もっと貼ろうYO!!
33 :
ほんわか名無しさん:04/05/29 21:18
.
今年の夏
俺は便所で一匹のゴキブリに会った ・・・
35 :
ほんわか名無しさん:04/05/29 21:21
>>31 じゃあお前が貼れよ!!!
天然ピザ野郎が!!!!!!
36 :
ほんわか名無しさん:04/05/31 11:36
.
37 :
ほんわか名無しさん:04/05/31 17:18
ゆうどきage
38 :
ほんわか名無しさん:04/05/31 17:55
.
39 :
ほんわか名無しさん:04/05/31 18:08
・
40 :
ほんわか名無しさん:04/05/31 18:41
。
41 :
ほんわか名無しさん:04/05/31 19:02
。
42 :
ほんわか名無しさん:04/06/01 12:18
.
43 :
ほんわか名無しさん:04/06/02 16:06
ワモンさん・・・
44 :
ほんわか名無しさん:04/06/02 17:59
.
45 :
ほんわか名無しさん:04/06/05 13:29
.
46 :
ほんわか名無しさん:04/06/11 18:53
。
47 :
ほんわか名無しさん:04/06/11 22:23
続きは?
48 :
ほんわか名無しさん:
じゃあおれが書いてみるか・・・(´∀`)
>>29あたりの続きからでいいのかな
「ワモンさん、ボクの妹を知りませんか?」
「そんなことを言われても、俺は君の妹
の顔を知らない。何でそんな質問をしたんだ?
せめて写真くらい見せてくれないと…」
ワモンさんはイケメンゴキブリと同じことを言った
「もしや・・・あなたは・・・あのときの!!」
「そうさ、オレがタッキーゴキさ!!」
「思い出した・・・オレは・・・」