1 :
ほんわか名無しさん:
あるかもしれないけど、そんときゃゴメン
泣ける小説を作ってみませんか?
2ゲットォ!
3 :
ほんわか名無しさん:04/02/19 17:02
泣けたよ・・・。
4 :
ほんわか名無しさん:04/02/19 17:04
千里子が氏んだ。
ヤワラ命も氏んだ
そして誰もいなくなった。
7 :
偽者 ◆tsGpSwX8mo :04/02/19 17:08
寂しいな。。。
(´・ω・)
空が赤くてとても悲しくなった。
何を見ても悲しい。
そんな自分がとても悲しい。
んで、そんな自分がとても愛しい。
13 :
ほんわか名無しさん:04/02/28 10:58
春なのに・・・
学生服が着れなくなります。。。
逃げました。
逃げて、さすがに、いい気持ちはせず、死ぬ事にしました。
16 :
ほんわか名無しさん:04/03/04 06:58
第一章 〜Lost You Somewhere〜
彼女の手料理食べました。。。
泣けました。。。
いろんな意味で泣けました。。。
18 :
ほんわか名無しさん:04/03/04 07:04
なぜなら、
あれは、
そう、
去年の夏。。。
19 :
ほんわか名無しさん:04/03/04 07:06
────去年の夏。
ゆな「ほら、残さず食べてネ!」
俺「えー、これって。。。」
そこにあったのは***と見まごうばかりの料理。
いや、料理と呼べるのか?コレは・・・。
オレは勇気を振り絞り箸をつけた。
ごにゃ
そして・・・!
俺「ゴハッ( ゚Д゚)・∴;」
ゆな「キャー!110!110!!!」
22 :
ほんわか名無しさん:04/03/04 07:13
茶褐色の汚泥のような流動物が、白いお皿の上で蠢いている。
まだ付き合い出したばかりの彼女が、手料理をご馳走してくれると誘ってくれたのだ。
下心もあり、もちろん二つ返事でマンションにあがりこんだ俺を阿鼻叫喚の地獄絵図に
巻きこんだのは、彼女の創作意欲溢れる料理の『前衛芸術』そのものであった・・・
そんな彼女に残された時間が僅かなことを、
ボクは・・・知る由も無かった。
24 :
ほんわか名無しさん:04/03/04 09:51
ゆな「うーん。ちょっと味付け間違ったかなぁ。」
ヨシノリ「ハハ・・・。」
ゆな「ごめんねヨッシー。。今度こそ上達するからね。」
ヨシノリ「そん時はお腹が裂けるくらい平らげてやるよ!」
ゆな「もうヨッシー!アハハハ!!」
ヨシノリ「ウフフフフフ!!」
その後はお互いの仕事が忙しくなってー、
あまり会えない日が、続いたんだ。
それでも俺はー…、彼女のことを愛していたし、
だからこそ、そんな彼女のー、ちょっとした違和感みたいなのにも
目を背けてしまっていたのかもしれないー、というのは彼女が
ある時から急に、よそよそしく、なった時期が、あったんだ。
そう、それは半年前のことになる────・・・
しかし、僕が彼女の料理を食べることは、二度となかった
そう、もう2度と───・・・
〜ヨシノリのマンション〜
ヨシノリ「なあゆな、なんか俺に隠してないか?」
ゆな「!!」(ガシャーン)
ヨシノリ「おいおい何してんだよ!大丈夫か!」
ゆな「う、うん…ちょっと、指切っちゃっただけ。なんでもないよ。」
ヨシノリ「――・・・。」
28 :
ほんわか名無しさん:04/03/04 10:10
裕奈と俺は、大学三年の時に天文サークルで先輩OBの紹介で知り合った。
当時俺は、恥ずかしいけどまだ童貞で、一つ年下なのになんでもそつなく
こなす大人っぽい彼女は俺の憧れだった。
きっと彼女は俺が少なからず疑念を抱いていることに気付いていたのだろう。
だが俺は、気付かないフリしていた、彼女の異変に。
だがそれがとんでもない見当違いだったことに気付くまでには、
そう時間はかからなかった。
〜井之上記念病院 PM10:32〜
バンッ!
ヨシノリ「ゆな!!ゆなは何処だ!?」
看護婦さん「落ちついてください。ヨシノリさんですね。」
ヨシノリ「はい、留守電を聞いて、あの、ゆなは・・・!」
看護婦「ええ大丈夫ですよ。でも今は絶対安静です。あれ?もしかして・・・」
ヨシノリ「もしかして、何なんですが!」
看護婦が何やらヒソヒソと密談を終えると、俺のほうに再び近づいてきた。
看護婦「担当医師の方から説明を行いますので、どうぞこちらへ。」
病室でゆなの手を握りながら、あの時のことを思い出していた。
あれは大学の卒業コンパの夜────
バタン!
ゆな「うぇーんヨシノリー!!」
ヨシノリ「な、どうしたんだよこんな時間に・・・(泣いてる?)」
ゆな「藤原先輩にフラレちゃった・・・。」
ヨシノリ「えっ・・・」
取り敢えず俺は彼女を寮から連れだし、近くの公園で清涼飲料水を買うと
二人で中央のちょっと洒落たベンチに腰掛けた。
隣のアンティークな街灯は既にその灯火を落し、
天空はあまねく星霜を振り撒いていた。
32 :
ほんわか名無しさん:04/03/04 10:46
ねえ・・・
33 :
ほんわか名無しさん:04/03/04 11:01
ゆな「ねえ、ヨシノリ君、あの星の何処かにさ、こうやって星空を見上げて、
わたしの方を見てる人達っているのかな?」
ヨシノリ「なんだよ急に・・・。」
星は爛々と煌いている。
ヨシノリ「ああ、いるかもな。」
ゆな「クスッ」
34 :
ほんわか名無しさん:04/03/04 11:02
ゆな「あたしさー、不器用だから!」
ヨシノリ「そんなイメージ無いけどなー。」
ゆな「いいのぉ、ぶきっちょなのよー。料理なんて全滅だもん。」
35 :
ほんわか名無しさん:04/03/04 11:11
ヨシノリ「ほっかw」
ゆな「そっかじゃないわよぉー!よーし、今度作ったげるからね!」
ヨシノリ「よーし、その意気だ!」
ゆな「ひどーいなにそれー!」
ゆな「・・・」
彼女は突然静かになると、星空を眺めながら呟いた。
ゆな「あんなに凍えた空なのに、一生懸命燃えて輝いてる。」
その横顔に、俺はドキッとした。
彼女が視線を俺に会わせる。思わず息を呑んだ。
ゆな「寒い。。暖めて欲しいの。。。」
・・・ノリ、ヨシノリ。。。
気がつくと、俺はゆなの病室で彼女の傍らに寄り添っていた。
どうやらいつのまに眠ってしまっていたらしい。
彼女は何処か申し訳なさそうに、そして哀れむように俺の表情を覗っていた。
ゆな「ごめんね。。ごめんねヨシノリ、あたし、あたしさ。。。」
ヨシノリ「わかってる。みんな聞いたから。」
ゆな「ごめんね。なんて言えばいいのかわかんなくて。。。」
ヨシノリ「・・・。」
彼女の病気は急性の脳腫瘍。
その時には既に、余命はもって三ヶ月だった・・・。
それから俺は、毎日のように彼女の元へ見舞いへと通った。
残業の多い商社も辞めて、コンビニのパートタイムで働いた。
彼女の両親にも挨拶を済ませ、俺達は晴れて公認の仲となった。
ある日、看護婦とすれ違い様に、彼女の病室から下げられた食器が
ほとんど手をつけられていない状態だったのを見て取って、
何気なくこう聞いた。
ヨシノリ「食欲、無いのか?」
ゆなはボーッと窓の外の方に俯いている。
ゆな「うん。ヨシノリは?ちゃんと食べてる?」
ヨシノリ「あぁ、コンビニの残りもんだけどな。ハハ!」
ゆな「・・・。」
その時の彼女は、もう四肢が思うように動かなくなっており、
単純な歩行ですら困難な状態だった。
ゆな「お料理。。。」
ヨシノリ「ん?何か言った?」
ゆな「お料理、上手くなるって約束したのにね。」
ヨシノリ「あー、そんなこと気にしないで、今は良くなることだけ考えようぜ。」
ゆな「・・・そうだね。きっと治ったらいっぱい作ってあげるんだから。」
ヨシノリ「そうそう!」
彼女は無理して笑っていたのだろうか、
直後、俺のほうから顔を背けると、両手の甲で目の辺りを覆って泣きじゃくり出した。
ヨシノリ「おい、ゆな!どこか痛いのか?」
ゆな「うっうえっ!お、お料理…、お料理、ヨシ……ノリに、ご馳走…うぇぇ…。」
うわ言のように嗚咽する彼女がようやく落ちついたのは、
その日の午前2時を回った辺りだった。
とっくに寝静まった彼女が愛しくて、俺は涙を零しながら抱き続けた。
その晩の家路で荒れた俺は、道行く酔っ払いに当りながら物という物をメチャクチャにし、
あっさり警察の御用となってしまった。拘留されてる間おれはずっと自分を呪い続けた。
なぜあの時、彼女の料理を全部食べてあげられなかったのだろう。
どうして、嘘でも美味しいって言ってあげられなかったのだろう。
どうして、どうして彼女はあんなことに・・・!
彼女が向こうの世界へ逝ったのは、それから間も無い頃だった。
虚無感に苛まれる俺を、時は待ってくれなかった。
葬式の準備、段取りと多忙な責務に負われるなか、
俺は何も考えず、ただ事務的に、手順をこなしていった。
空腹なんて感じなかった。
それからまた何週間が過ぎただろうか、彼女の両親の要請もあって、
俺はほんとうに久しぶりに、ゆなのマンションへと赴いた。
あの時と何も変わらない光景。
ほんのりと鼻をくすぐるフローラルの香。
キッチンは相変わらず整然としていて、大家さんの配慮だろうか、
冷蔵庫の中は既に撤去されて殺伐としていた。
俺はゆなのベッドにゆっくりと腰掛けると、
ただ呆然と、部屋の静寂に溶けこんだ。
恐る恐る彼女との想い出を引き出すまでには、少し時間と勇気が必要だった。
どうしてかわからない。
ただあの時は、思いついたように突然体が動いたんだ。
俺は冷凍庫まで駆け寄り、祈りを請うかのように扉を掴み、開けた。
白い冷気が天国の瀑布のように流れ落ちる。
そして、それはそこにあった。
ラップに包まれた。。
彼女の手作りのシチュー。。。
「ゆな。。お前、ずっと練習してたんだな。」
彼女が倒れるちょっと前に、電話で聞かされたことがった。
ゆな「ねえ、今度のシチューはすっごく上手く出来たのよ!」
ヨシノリ「あぁ、でも当分仕事が忙しくてさぁー。」
ゆな「えぇー、なんなのよぉ、こういう時に限ってさぁ〜!もうこんなの作れないかも。」
ヨシノリ「悪リィ、冷凍でもしといてくれや。」
ゆな「まったくもう!」
レンジで暖めたそのシチューを、テーブルの中央に置いた。
ふと、彼女と一緒にサラダを刻んだことなんかが頭を過った。
長期の冷凍のためか、固形成分と水分が微妙に分離してしまい。
傍目にはとてもおいしそうとは思えない様相。
いつも食べさせられていた、あの茶褐色の流動体を髣髴とさせる。
スプーンで最初の一杯を口元に運んだ。
俺は。。。泣き崩れた。
ほんとうに赤ん坊のような声を絞り出して、
彼女の名前を何度も、何度も叫んだんだ。
それから。。。
「美味しいよ」って。。。
「ゆな、美味しい。。。お前の手料理。。。すごく美味いよ。。。」
口からボロボロ零れるのも構わず、俺は全身全霊でシチューを頬張り続けた。
一番彼女に伝えたい言葉・・・。
あの星々の彼方に預けることしか、今の俺には出来なかった・・・。
47 :
ほんわか名無しさん:04/03/04 12:36
17 :煮込みウドン :04/03/04 07:02
彼女の手料理食べました。。。
泣けました。。。
いろんな意味で泣けました。。。
そして。。それはほんのちょこっとだけ残して。。。
今でもずっと、冷凍庫の隅に安らかに眠っています。。。
いつかそっちへ持っていくよ。
そしたら一緒に食べような。。。
それまでの間、ほんの少しの。。。
バイバイ。。。。
Yoshinori.
48 :
ほんわか名無しさん:04/03/04 12:42
( ゚д゚)ポカーン
49 :
ほんわか名無しさん:04/03/04 12:53
第一章 〜Lost You Somewhere〜
〜fin.
家族使ったら泣けるんじゃねーの?
51 :
宗次郎д`) ◆NVcbR7FGFU :04/03/05 14:08
つづろうそうじろう
|д`)誰かが死んだら感動する。もっと何かないじゃろうか
ジレンマで葛藤するのもいい
54 :
ほんわか名無しさん:04/03/08 11:57
ウーパールーパー
待ち人は、ここにいた。
でも、旅立ってしまった。