へのへのもへじ・私のニュース板のエライ人(999)

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310ほんわか名無しさん
◎筋緊張・痙攣の発症部位による分類とその代表的疾患

 1.筋起源
  a.筋拘縮:筋電図では運動単位電位を認めない
   ・Tarui病、McArdle病などの代謝性ミオパチー
   ・甲状腺機能低下症(Hoffman症候群)
   ・虚血性
   ・悪性高熱症
  b.ミオトニア症候群:筋電図でミオトニア放電を認める

 2.末梢神経起源
  a.筋電図上、高頻度の運動単位電位、反復放電を認めるが、感覚障害はな
   い。
   ・通常の筋痙攣(妊娠時、過剰な運動後など)
   ・下位運動ニューロン疾患(ALSなど)
   ・Isaacs症候群
   ・血液透析中の細胞外低浸透圧
   ・薬物など
  b.感覚障害を伴う(テタニー)
   ・低カルシウム血症など



311ほんわか名無しさん:03/07/16 04:31
 3.中枢神経起源:筋電図上、随意収縮と区別出来ない高頻度の運動単位電位
  を認める
  ・stiff-man症候群
  ・破傷風
  ・全身こむらがえり病(里吉病)

 (注釈)
  ※運動単位電位:筋電図において随意収縮時にみられる単発の電位変化。
  ※運動単位電位の反復発火
   ・ミオキミア放電
    運動単位電位が持続性に、また電位変化が減衰することなく反復する
    放電現象。
   ・ニューロミオトニア放電
    運動単位電位が持続性に、しかも減衰性に、周期も頻発性に反復する
    放電現象。
   ・SIRD
    神経伝導検査で複合筋活動電位のあとに持続する反復放電現象