【リレー小説】 哀鳥取砂丘戦士

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238ほんわか名無しさん:03/05/22 22:55
パンツニビル「ついでに俺にも気合い入れてくれないか?」
239ほんわか名無しさん:03/05/23 17:07
猪木「んはっはっは!今パンツが喋りましたね!
なかなか気合の入ったパンツじゃないですか!
いいでしょう。私が更に気合を入れてあげましょう。」
猪木は、つかつかと山田に歩み寄り中腰になる。
山田&盆集「やめんかい!!」
猪木の顔面に盆集のパンチが飛び、
続いて山田の延髄切りがクリーンヒットした。
240ほんわか名無しさん:03/05/23 23:17
ついでにあれも
241ほんわか名無しさん:03/05/24 15:46
そして例の彼も
242ほんわか名無しさん:03/05/25 16:51
しかし、それはまた
別の話
243ほんわか名無しさん:03/05/25 17:21
海原雄山「三次元には興味などない」
244ほんわか名無しさん:03/05/26 01:03
メイドが山岡に、そう書かれた雄山からの書き置きを渡した。
山本との決戦の5時間前の事で、山岡は未だに食材を決めかねていた…。
山岡「くそっ!雄山め!オレを惑わせるために、こんなものを…」
山岡は、そう言うや否や、その紙をビリビリと破き、ごみ箱に放り投げた。
山岡「ちょっとタバコを吸ってくる」
そう言うと、山岡は部屋を出ていった。
心配そうな山田。
盆集「なに、アイツは強いヤツだ。勝負までには帰ってくるさ。心配いらないぜ、嬢ちゃん。」
そう盆集が言うものの、山田の心配は拭いきれなかった…
245ほんわか名無しさん:03/05/26 09:52
部屋を出た山岡は、バナナ園に一人佇んでいた。
幾重にも重なったバナナの葉の隙間をから漏れた月明りが
山岡を照らす。

「くそっ!」
山岡は足元にあった
朽ちたバナナの木を
苛立ちに任せて蹴りつけた。
”メシッ”
乾いた音を立てて表皮が剥げ落ちる。

煙草を投げ捨て火を消そうと
視線を落した山岡は
表皮の剥げ落ちたバナナの木の表面で
何かが蠢いているのに気付いた。

「こっ、これは!!」
246ほんわか名無しさん:03/05/27 01:18
山田「遅いなぁ〜。後数分で食事会始まっちゃうよ!」
盆倉夫「大丈夫なんですかね〜」
盆倉夫の顔は青ざめている
哲也「ここは盆集さんの言う通り、アイツを信じて待つしかないな…」
しばらくして宴会場に皆がそろった。ただ山岡を除いて…。
山本「食事の準備はまだなんですか?」
丁寧な口調とは裏腹に、苛立ちがかいま見える。
山田「すいません、山本さん。もうちょっとだけ…」
その時、ドアが勢い良く開けられ、泥だらけの山岡が現れた!
247ほんわか名無しさん:03/05/27 01:31
248ほんわか名無しさん:03/05/27 19:07
山岡の手には茶色とも黄銅色とも付かぬ塊が抱えられていた。
「山岡さんなに・・・」
山岡は、山田の言葉を目で制して山本の前の席に歩み寄ると、
テーブルの上に塊を置いた。
「遅くなりました。」
「美味しいもの食べさせてくれるんやろなぁ」
「どうぞ」そう言うと山岡は塊を広げだした。
甘い香が部屋一杯に広がる。
「あぁ、えぇ香や。これはバナナの葉やな。」
鼻をヒクヒクさせながら山本が尋ねる。
「はい。」
そう答えながら、山岡は最後の一枚を広げた。
中身を見た一同に衝撃が走った。
沈黙の中、盆倉夫がようやく口を開いた。
「山岡さん、こっ、これは何なんですか!」
広げられたバナナの葉の中には
大量の白い芋虫が蒸焼きにされていた。
249ほんわか名無しさん:03/05/28 02:08
山岡「これは四次元虫ですよ」

一同「四次元虫!?」

山岡「えぇ、宇宙の虫食い穴を通して、時空を越えてやってきたものです。
よく赤道沿いで見つかるのですが、それでも絶対的に個体数が少ない。
幻の虫と呼ばれ、現地の歴史上では現虫神として出てくる程です。
そんなモノがこの地方で見つかる事自体、奇跡に近い。
山本さんには、その奇跡を食べて頂きたいんです。」

山岡は一つつまんで山本に差し出した。

山本「ほ、ほんまにうまいんやろなぁ!?」

山本はおずおずと手を伸ばし、一気に口の中に放り込んだ!
250山崎渉:03/05/28 10:08
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
251猫使い ◆4ORsnekogo :03/05/29 08:46
フォシュ
252ほんわか名無しさん:03/05/29 17:35
ほしゅ
253ほんわか名無しさん:03/05/29 18:38
異次元グルメ小説?!w
254ほんわか名無しさん:03/05/30 14:32
維持の基地で
255ほんわか名無しさん:03/05/31 10:58
山本の表情がめまぐるしく変化する。
山本は表情が変化する度に「ウー」とか「アー」だとか
言葉にならないうなり声を上げている。
目が逝っている。
山田「どうなの?美味しいの?」
山田の問いかけが耳に届いているのか
いないのか、山本は相変わらずうなり声を
上げるばかりである。
たまりかねた山田は芋虫に手を伸ばそうとした。
突然、山本が山田の手を払う。
山本「あかん、これはわしのもんや!誰にも渡さへん!」
256ほんわか名無しさん:03/05/31 13:03
山田「なんですって〜!
    アンタ、私女の子なんだから少しくらいわけなさいよ!」
山本「うっせーティンポ生えてるくせに!」
山田「な!ムッカ〜」

一触即発だ!どうする山岡!?
257ほんわか名無しさん:03/05/31 14:31
>>256の意に反し口を開いたのは突然現れた海原雄山だった。
「やめんか!見苦しい。」
雄山は厳しい目を山田と山本に送ると
山岡の方に向き直った。
「史郎、お前は料理の本質が解っておらぬようだな!」
「何!!」
「料理とは本来、人を幸せにするものだ。
しかしどうだ、お前の料理は人を幸せにするどころか
争いを巻き起しておるではないか!!」
「くっ!」
「しかも、料理前にヒントまでくれてやったのに何だこれは!!」
雄山は近くにいたメイドに声を掛け山岡の料理を下げるように命じた。
258ほんわか名無しさん:03/05/31 14:32
おや?こんなところにコンドームが・・
259ほんわか名無しさん:03/05/31 22:29
しかも使用済みだ
260本若通信兵 ◆qJ5HHOyit2 :03/05/31 22:53
それは山中が使ったやつじゃ有馬専科!
261ほんわか名無しさん:03/06/03 22:56
ホシュ
262ほんわか名無しさん:03/06/05 19:21
雄山はコンドームを拾い上げ臭いを嗅ぐと
「史郎、これは誰が使用したものか当ててみぃ」
と史郎に投げる。
雄山同様に臭いを嗅ぐ史郎。
「男性は...山中さんか!何で山中さんがここに!」
「見事だ!しかし相手では解るまい!」
史郎は必死にコンドームの臭い嗅ぐが
解らないようだ。

雄山はメイドに向き直ると
「完璧な避妊をしたければピルを飲む事だ」
と諭すように言い放った。

山中のお相手はメイドだった。

雄山はそれを見事に嗅ぎ分けたのだ。
263ほんわか名無しさん:03/06/06 23:41
もうだめのか?
264ほんわか名無しさん:03/06/11 14:37
だめなのか
265ほんわか名無しさん:03/06/11 15:02
メイドは顔を真赤にしながらも
雄山に「有難うございます。」と告げると、
部屋を飛びだしていった。

「史郎、まだまだ修行が足りんようだな!ふわっはっはっは!」
「くっ」
「さて山本さん、変りに私が至高の料理をご馳走いたしましょう。」
「ほっ、ほんまですか!」

雄山は日本舞踊のように
懐から和紙を取りだし山本の前に差し出した。
そこには七輪に乗せられ、膨らんでいる餅の絵が書かれていた。
「なんだそれは!文字通り絵に描いた餅じゃな・・・」
ここぞとばかりに雄山に突っ込もうとした史郎は
山本の様子を見て言葉を失った。
山本の口から信じられないくらいの大量の唾液が流れ出していた。
266ほんわか名無しさん:03/06/11 15:26
「あんやくぉれは!絵やほ解ってるのに唾がとまらふぇんわ」
唾液のせいで何を言っているのか聴き取りづらい。
雄山は当然だと言う顔をして
「炭は最高級の備長炭、餅は厳選した古代香もち米を丁寧に
臼でつきあげ、さいしこみ醤油を薄く塗って焼き上げました。」
「馬鹿な、ただの絵じゃないか!」
雄山は、突っ込む史郎を見下して
「まだ解らぬか!この馬鹿者が!!」と再び罵声を浴びせ掛ける。
「はっ!まさか!」
雄山の罵声に目が覚めたのか、史郎は何かに気付き、
山本の席のそばまで行くと
「やはり、そう言うことか!」
「ちょっと、いったいなんなのよ。さっぱり訳が解んないわよ。ちゃんと説明してよ。」
山田がたまりかねて口を挟む。
267ほんわか名無しさん:03/06/11 22:03
「食は視覚からなのだよ!」
268ほんわか名無しさん:03/06/12 00:24
奈良さん!
269はた畠 ◆voiVDjHATA :03/06/12 00:27
滋賀さん!!
270ほんわか名無しさん:03/06/12 22:03
「そして薫りだ」
271ほんわか名無しさん:03/06/12 23:59
雄山「わかったか!」
山岡「クッソー」
272猫使い(初段) ◆4ORsnekogo :03/06/13 08:39
山田「見た目と薫りは解るけど、奈良さんと滋賀さんってなによ」
山岡「俺の料理には奈良さんと滋賀さんが決定的に欠けていた。」
山田「だからなんなのよそれ!」
273ほんわか名無しさん:03/06/14 12:07
雄山「料理の一都二府一道四十三県…
    と呼ばれる掟がある。その中で『奈良さん』『滋賀さん』は基本的なものだ。
    史朗、お前は『北海道』や『鹿児島県』などの上級技術に走りすぎて基礎
    を見失っていたということだ。」
山岡「…」
山田(こ、これは専門知識なのかしら、、、ものっすごうさんくさい気がする)
274ほんわか名無しさん:03/06/14 12:19
雄山「修行不足だな史郎。出直して来いッ!わしは帰るかな」
山岡「待て雄山!どこに行くんだ…」
雄山「お前がわしに追いつけばわしはお前の前に現れるだろう、、、
    ではその時までさらばだ」

>海原雄山は山本の屋敷から去っていった

山岡「雄山…!」
山田「恐ろしい相手だったわね、、、」
盆集「俺ァ長いこと生きてきたが奴くらいの気迫を持った
    奴はいなかったな」
哲也「でけェ、、、なんてでけぇんだ!」


盆倉夫「あの、、、、、ロケット、、、、」
275ほんわか名無しさん:03/06/14 12:33
>山本の屋敷の外

雄山「フ、、、、史郎もまだまだだな。
    さてこれから彼と合流せねばならん、、、、」
???「お〜い、雄山さ〜〜ん」
雄山「おぉ、山田くん、君もこんなところにいたのか」
山田哲朗「えぇ、監視衛星で四六時中アナタを監視してますからどこへ行こうと
       すぐかけつけれますよ、息子さんと対峙したようですね」
雄山「あ、ああ、、、だから私の用も済んだので君に合流しようと思ってね」
山田哲朗「わかりました、じゃあいきましょう」
雄山(にしても、さっき山田君によくにた娘がいたような、、、気のせいか)

なんと雄山と主人公山田の父、山田哲朗は顔見知りだった!
276ほんわか名無しさん:03/06/14 23:08
そして
277ほんわか名無しさん:03/06/15 02:28
予期せぬ出来事が
278ほんわか名無しさん:03/06/15 10:39
起きそうな予感がしている気が
279ほんわか名無しさん:03/06/15 17:46
小春日和
280ほんわか名無しさん:03/06/16 16:26
>屋敷の中

山田「アァ、ごめんごめん忘れてたロケットのこと」
盆集「そういやそんなのあったな」
盆倉夫「そん、そんなぁ」
281ほんわか名無しさん:03/06/16 19:32
上げ
282ほんわか名無しさん:03/06/17 08:51
盆倉夫「ロケットを打ち上げる私の夢が...」
283ほんわか名無しさん:03/06/17 19:26
山本「まァー待て、盆。俺の舌を満足させれば約束の金は出すという
    ということだったが、うまいもん食え出してやるよ」
盆倉夫「あ、ありがとう山本!」
山本「そういえば、なぜか最近このサバンナに俺たちと一緒の日本人の
    兵隊が現れるらしい。そいつらがロケットらしきものを製造して
   いるとウワサを聞いたが、、、」
盆集「そういえばそんな話あったナ」
山田「んじゃ、どうする?」
284ほんわか名無しさん:03/06/18 16:54
age
285ほんわか名無しさん:03/06/19 09:08
286ほんわか名無しさん:03/06/19 21:13
「だれ!そこに居るのは!」
山田はフツーツを盛りつけた皿の脇に置かれたあった
果物ナイフを突然カーテン目掛けて投げつけた。
「わぁ、危ない!」カーテンの陰から人が現れた。
「やっ、山中さん!!」山岡は驚きの声を上げた。
287ほんわか名無しさん