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774号室の住人さん:
〜JSBだから出来る、会社が得する社員向けオリジナルサービス〜
「お仕事量スライドシステム」
かなり偉い方々に適用されるシステム。
「割り振られた仕事を終えていない奴が悪い!」というロジックに基づく。
一見正しく聞こえるが、
その社員がこなす事が可能な量がどうかは全く考慮されない。
その為、一定以上の役職から、仕事を振ったもん勝ちとなる。
評価の仕方は、全てこの方々のさじ加減ひとつ。
オーバーフローする程のタスクを与えれば、
「課題をこなせていない」という理由で、
社内評価を上げずに済む=安い給料で行けるという特典付き。
振った人間の評価は無いので、責任転化も楽々。
社内営業が下手な職人肌ほど追い詰められるステキなシステム。
「サービス残業強制予約システム」
その1のサービスの内容が有るため、評価を維持する為には
サービス残業せざるを得ない状況が勝手に出来上がる、
ドMの人々にはたまらなく嬉しいシステム。
「残業時間は当たり前の業務時間」と感じてきたら、
あなたも立派なJSB社員の仲間入りです。
「残業代早割キャンペーン」
4月から9月までの、年内の早い時期に残業をすると、
「非繁忙期は会社収入が無いので残業代は出ない」という謎の理論で、
若年社員の給料を割り引く事ができるお得なシステム。
いや、そこは割り引いて頂かなくても結構ですよ。
尤も、会社の半分以上が管理職という社員構成なので、
実は適用対象がそんなにない、
というのは本家早得キャンペーン同様か。
給料が出せない雇用主に、労働力提供の義務はないですよ?
「閉眼システム」
これも特定の偉い方々に適用されるシステム。
都合の悪い事は、「忙しいからちゃんと見ていなかった」と言えば、
例え決済印を押していても責任を免除されるシステム。
俺は悪くない。俺はちゃんと理解していなかった。
ちゃんと聞いていたら、承認しなかった。
…いやいや、まずは謝る所から始めようよ、人として。