↓米国経済担当公使ズムワルト氏と小林こうきの対談より
「日本では、簡保は国がやっていますが、これは社会保障的なサービスであり、
高額保険は民間がやるという住み分けをして、うまく共存してきました」
「竹中大臣が郵政民営化法案を考えるにあたって18回もアメリカ側と打ち合わせをした。
そのうち5回もアメリカの民間保険会社が同席している。
政府間でやっている話なのに、なぜ民間が出てくるのか?」
「日本政府がやっている簡易保険は、1000万円までという金額の制限をつける代わりに
誰でも入れて、死亡時にすぐもらえるという社会保障的な性格をもった保険です」
「庶民が掛けている小さな額の保険にまで踏み込んできて
『自由競争だ』と言われるのは納得がいきません」
「日本はどんな人でも国の医療保険がカバーしてますが、
アメリカみたいに貧困層は医療保険に入ることができないため
医療が受けられず、死んでしまうのはやむをえないという考え方とは
国民性が違うんですよ」
ズムワルト氏
「(郵政について)民営化するならしてください、という意見をアメリカは持っていました
一つの会社(郵政公社)だけに政府の保証があるというのはおかしな話です
でも、民営化するかどうかは日本の政府の決めることで
日本の有権者が決めることです」
↓年次改革要望書
http://www.meti.go.jp/policy/trade_policy/n_america/us/html/invest_initiative.html