>>139 富士火災の契約は西日本に多く、当時収保の70%近く自動車は損害率が高め。
東京海上が関心を示したのは富士生命に対してであって、富士火災に対して
ではなかった。だが富士生命を手に入れるには親会社をとりあえず手に入れ
ないとしかたがなかった。だからミレア入りを打診したことがある。
大手他社では代理店には手数料を払っている。基本給なんて払わないし、健
保や年金保険料の負担もしていない。だが富士火災は外務員や直販社員の福
利厚生費を負担している。退職金制度もあった。当然高コストになる。
直販社員について言えば、大手損保のプロ代理店に比べて能力が高いとはい
えない。もちろん知識もあって、能力も高く、人格的にも立派な社員がいた
のは知っている。だがクズの方が多かった。クズを切れるか?雇用契約があ
る以上は簡単には切れない。そして収保の50%近くを外務員・直販社員が支
えているから、この高コストの制度を廃止できない。つまり採用を続けない
と収保につながらない。ゆえにコストは増え続ける。富士は進むことも退く
ことも出来なくなった。これが再編時代の実態だ。