【ニュ速】保険金詐欺【保険版】

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76もしもの為の名無しさん
和歌山で起きた「保険金詐欺事件」は、保険やさんによる「保険金詐欺業」との
疑いが持たれ始めている。

 保険金詐欺業なんていう言葉自体初めて聞く話であるが、生命保険や損害保険の
営業職員が、この保険金詐欺業を業としているとすれば、これは大変な事態である。

 保険屋のすべてだとは思わないにしても、相当の数に上ることは確かだからであ
る。ここで言えることは、詐欺業自体が犯罪というより「闇社会」を形成している
という事実は、健全な保険制度の否定につながり、保険会社の崩壊を暗示する。

 保険会社で作る保険協会のシステムは、そうした犯罪を未然に防ぐ役割を果たす
ための制度であったはずなのだが、保険業者の営業政策の思惑から、一口一億円以
上の契約すなはち大口についてだけの登録システムは、小口の契約を期日の間隔を
開けて数を重ねると、大口の契約に相当する保険契約が、保険協会への登録を免れ
るという、悪行への道が開かれているということになるわけで、犯人は、そこに目
をつけているわけである。

 これも、いわば保険制度の欠陥を利用する犯罪ということになることは間違いな
い。そこで、保険業者各社は、その制度的欠陥を登録金額の低減化を決めたようだ
が、それでこの種の詐欺を防止できるかといえば、そうではあるまい。いくらでも
こうした犯罪は、そのすそ野を広げるに違いないと思う。