手品ネタばらしFULL-CONTACT風

手品・奇術業界が映画「マトリックス」の設定そのものであることを
最近知った。つまり、いままでにさまざまな手品、奇術の団体が
存在し、そしてさまざまな常識をアマチュアのマジシャン、手品師に
教えてきたが、ここにウイザードインというイレギュラーが存在する
ということを知る。そして、今までに常識だと思っていた現代の
生活様式が、すべて仮初のものだったということが判る。
しかし、その現実を直視しようとしない、いや、仮初の世の中が
本物であると疑わないアマチュアのマジシャン、手品師たち。
疑えば、そこには「仲間はずれ、渋谷系」というレッテルが
待っている。だが、ウイザードインの実態を暴こうとして、潜入した
連中は、沈黙を守ったまま、どこかへと姿を消してしまう。
それは、本当の事実を知ってしまったものの、もう、現実を直視
出来ない身体になってしまっていたから。
本当に自分の考え、自分の常識が正しいと思うのなら、
イレギュラーであるウイザードインを恐れる理由はないはず。
そこには真実があり、自分の常識を信じて疑わない人たちが、
その真実に触れたとき、どのような判断、行動を起こせばいいのかが
理解できないことを、暗に知っているから。
そんなにウイザードインが邪魔ならば、会って本気で潰しに
かかればいい。だが、多分、無理だろう。なぜなら、本当のことを
知られて困るのは、今までにマジック界の重鎮とされてきた面々
だからだ。だから重鎮たちは影で、ウイザードインの悪口を言う。
決して、表立って悪口を言うことはない。ここに来るみなさんに
思い当たるフシはありませんか？私は何度も聞かされた。
「ウイザードインの代表は指名手配されている」
「すでに警察が居場所を突き止めたようだ」
「テンヨー時代に売上金を持ち逃げした」
私も潜伏してすべてを暴露してやろう、と思ったが、実は違った。
当然だ。考えてみれば、指名手配されている代表が、ＭＭＬの
ＯＦＦ会なんぞに出席出来る訳がない。マジック中島のＢＢＳで
パンチョなるものが日本奇術協会には利権が少なくなることを
極端に嫌う連中がいると書いていたが、それは事実だろう。
ここに来て、ウイザードインの悪口を言うことも、掲示板の性格から
許されることかもしれない。だが、本当にそれでいいのか？
事実を確認しなくて。「確認しなくても判る」というのであれば、
それは頭の中で奇術の手順を追っているだけで「奇術が出来る！」
と、言っているのと同じではないか？