大道芸・ピエロ

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122正宗
色んな大道芸があってもいいなあって118で書いたんだけど、今日になって
思ったのが、そういう事言えるのって我々の目が肥えてきたからで、一般人
からすれば、どこかで見たことある物の方が安心して見られるから新しい物
を求めるニーズって少ないんじゃないかな。
路上でやる海の物とも山の物とも分からない我々に足を止めてくれる客
にとって、これから大道芸をやるんだな、って分かるキーワードって、
ボールだったりクラブだったり、クラウンだったら
衣装、メイクだったりするわけじゃない。そういうツールを出す事で自分達は
ヤバい人じゃないって合図を送ってるんだと思う。

新しい事するのってこれから自分が芸をするってのを客に分かってもらう
作業から始めなきゃいけない。
そうやって受けるようになればいいんだけど、今度はそれでどうやってお金
に替えていくかって壁にぶつかる。投げ銭で満足出来るならいいけれど、
イベント会社に営業してもまず仕事は来ないはず。だってクライアントの要求
を思えば得体の知らない芸には恐くて手が出せないだろう。
そんな苦労が伺えるので全くの新しい芸は道のりが険しい。それでもやるのなら
ば、ジャグリングと合わせたり、クラウンちっくな格好をしたりしてそれから
脱却を図るしかないと思う。

新しい大道芸というくくりで見ると、「殴られ屋」とか「褒められ屋」なども
その部類に入ると思うけどもう名前聞かないじゃない。やっぱりキワモノは難しい
んだよ。