★鉱物・石ヲタスレ★Vol.11

ヒスイ原石を緊急避難　盗掘から守る
6月5日8時0分配信 産経新聞


　国内最大のヒスイの産地、新潟県糸魚川市で悪質な盗掘が相次いでいることから、同市は４日、原石約７６トンを
市博物館に“緊急避難”させる作業を始めた。５日にはすべて運び出す予定。

　市文化振興課によると、運び出すのは、国の天然記念物「小滝ヒスイ峡」から約４キロ上流にある通称
「ヨシオ沢」付近の原石。この辺りは天然記念物の指定区域外で、盗掘しても河川法違反罪などの微罪にしか
問われないため、約１０年前から原石を掘削したり、割って破片を持ち去るなどの悪質な行為が続いているという。

　この日は、地元の運輸業者が延べ１０台の大型トラックを使い、２〜１０トンの原石約２０個を約１５キロ離れた
市博物館「フォッサマグナミュージアム」（同市美山公園）まで運んだ。盗掘の痕跡のある原石は同館に展示し
、警鐘を鳴らすという。

　同課の山岸欽也課長は「ヒスイは糸魚川の宝。自然の中に置いておきたいが、心ない人がいるのでやむを得ない。
二度と盗んでほしくない」と憤りを見せていた。

最終更新:6月5日8時0分