『斧マニア』 2本目

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912ムカル:2006/07/04(火) 00:11:02 ID:???
どれが一番いい伐採斧か・・・
このような質問はおのじいさんにすべきだが、私が少ない伐採経験、購入経験のうちから言うならば
グレンスの大型両刃斧が最良でしょう。握り具合はまるで掌に吸い付くようで、
しかも切れ味抜群。買ったばかりのときに試しにすねに刃を当てて見たところが、
サクサクとすね毛が剃れる。
続いてスタンレーのジョブマスターアックスか。
913名無しの愉しみ:2006/07/04(火) 19:31:59 ID:???
ありがとうございます。
やっぱり大型両刃斧ですか・・・・・斧の本が付いてこないってのは店によりけりなのかな?
スタンレーさんは失踪されたんですよね。残念です。
914おのじい:2006/07/05(水) 15:27:18 ID:ThkNxxtw
お久しぶりです。
一番いい伐採斧、簡単なようで実は答えにくい質問ですね。
本職にとって最高の斧がどんなのかは私自身が素人ゆえ分かりませんが、
私の感想は初心者にとっては参考になると思います。
1:足の長い和斧より足の短い洋斧の方が手の中で安定して振りやすく、狙いも定めやすい。
2:柄の端は膨らんでいた方がグリップが安定し、安心して振れる。扱いやすい長さは個人によって
  かなり差がありますが、70cmから90cmまでがいいでしょう。私はムカル氏より短めが好みです。
3:刃の反対側に十分な厚さの頭があると横に振るときにバランスが取れて安定する。
  柄の左右の重量が等しい両刃斧も、この意味では扱いやすいと思います。
4:重さは自分に扱える薪割斧の半分程度の重量が扱いやすい。
  薪割斧は縦に振り下ろすのでかなり重くても扱えますが、斜めや水平に振る伐採斧は
  重すぎると大変疲れ、コントロールもしにくいものです。
  軽すぎると威力が小さくなるので多数回振らなければならなくなり、やはり疲れます。
  標準的な日本人男性なら刃の重量が1.2kgから1.8kgまでのものがいいと思います。
続く
915おのじい:2006/07/05(水) 15:43:14 ID:ThkNxxtw
私にとってはアメリカ式伐採斧が扱いやすく、作業もはかどると感じます。
私が使っている斧は日本で取り扱いが無いものばかりなので具体的なメーカー名を挙げても
参考になりませんが、近い形のでいうと、フルタフォッシュのアグドール(旧アクドール)や
バーコ(旧サンドビック)あたりになりますか。これらはアメリカ製ではありませんが、形は
アメリカ式伐採斧です。
なお、最近は形だけを真似た中国製のアメリカ式伐採斧が安価で出回っているようですが、
品質が粗悪なのでお勧めできません。
916おのじい:2006/07/10(月) 20:27:58 ID:hoUifTuE
最近、DRAPERというメーカーの工具の販売代理店ができて、(ストレート・ネットショップという店名)
アメリカ式伐採斧(YANKEE PATTERNと表記されている)も取り扱っていますね。
残念ながら、DRAPERというのがどこの国のメーカーなのか、どこにも書いてありません。
まさか中国製ということはないでしょうが、値段はかなり安いです。
[Draper felling axe]で検索するとヒットします。
917ムカル:2006/07/10(月) 21:41:35 ID:MYd2C4mP
>>916

早速見てみましたが、確かに異様に安いですね。柄の長さが解らないのは難点だが。
グレンスがアメリカ式伐採斧製造中止したのが実に残念。
918おのじい:2006/07/11(火) 19:05:50 ID:PBI5ynar
調べてみたところ、DRAPERはイギリスの工具メーカーでした。
そこで試しに問い合わせてみましたが、納期が11月以降になるとのこと。
柄の長さなどのスペックも全く分からず、純正英国製品かどうかも知らないそうです。
異様な安さ、異様な納期の遅さ、などからしても、本国では作っていない可能性大
だと思いました。多分、インドで作っているんでしょう。
イギリスはインドの元宗主国だし、アメリカブランドの斧の中にもインドで製造されて
安く売られているのがありますから。
もし本当に純正英国製品なら格安なんですが・・・・・
919ムカル:2006/07/11(火) 20:05:07 ID:2SJxJAlw
英国には、特有の形の斧はあるのでしょうか?

なお、これからしばらくまた書き込めなくなりますので。
920おのじい:2006/07/11(火) 22:14:18 ID:PBI5ynar
英国特有の形の斧は、昔はありましたが(頭は幅狭く薄く、刃は前後対称に
なだらかに広がる。古いヨーロッパ式よりはゴツく、アメリカ式よりは華奢)、
今はアメリカ式伐採斧の形ばかりのようです。
といっても英国製の斧はあまり沢山見ていないのでよく分かりませんが。

私もまたしばらく休みます。
921lp:2006/07/23(日) 17:55:46 ID:5t6KKjGX
moe
922ムカル:2006/07/25(火) 00:16:59 ID:4C4TcBKF
深夜に枕もとにムカデが侵入し、思わず大切なスタンレーの斧でズタズタに切り刻んでしまった。
嗚呼!大切な斧が穢れた!嗚呼!嗚呼!

しかしゴキはともかく、何故内地にはこんな冒涜的でおぞましい生き物が存在しているのか!
923おのじい:2006/07/25(火) 18:22:56 ID:7P3SIMAH
ムカデですか?
私は虫捕りを生業としていたころムカデにはよく出くわしました。
熱帯だと20cmを越えるものもよくいまして、大きなサソリもよくいました。
たまにはコブラなんかの毒蛇もいましたね。
みんな手斧や鉈でちょん切ったり潰したりしてやりましたけど。
ところで床(畳?)は無事でしたか?
斧で退治するならフェイス(側面)で潰した方がいいでしょうね。
924ムカル:2006/07/25(火) 20:13:21 ID:4C4TcBKF
片手で柄を短く持ってザクザク野菜を刻むように斬ったので、畳は無事でしたよ。
ああ、書いているだけで吐き気が、何が怖いといって、切り刻まれても手足をゾワゾワ動かす、
あの肉体組織が怖い!
さて昨日の読売新聞の第一面に、世界の森林破壊を記した特集記事、「森が盗まれる」がありますた。
記事によれば、直径40から50cmの中径木を倒すには今でも斧での作業が中心で、
八人の木こりのグループが一日100本近くの木を倒しているとか。
だとすれば、一人で一日10本以上倒していることになりますね。
なお、写真に写っていた斧は、刃の形はアメリカ型で、柄は湾曲しない、まっすぐな物でした。
記者の意図とは違う面に注意を注ぐ斧マニア。
925ムカル:2006/07/25(火) 20:27:00 ID:???
場所はインドネシアはカリマンタン島です。

コブラの毒は神経をやられる毒でしたか?
ハブは筋肉組織を溶かす毒で。
926おのじい:2006/07/25(火) 21:12:55 ID:7P3SIMAH
コブラは神経毒ですね。
あの記事は私も見ました。チェーンソーではなく斧で伐採する理由は値段の問題ではなく
音が小さく、人に聞きつけられにくいからでしょう。
合法的に伐採していい場所ではもっと細い木でもチェーンソーで切っていることからも、
あえて斧で切る理由は音の問題が主でしょう。もっと音を気にする人は手鋸で切ります。

この春マレーシアに行ったときにマラッカの古い金物屋で聞いた話では、近年再びインドネシア
での斧の需要が復活したそうですから、密伐採に用いられているのかも知れませんね。
しかも安価な中国製ではなく、高価でも本物のアメリカ製を求めるそうです。
家庭用ならともかく、本職の仕事には形だけ似せた粗悪品は使用に耐えないということでしょうか。
927ムカル:2006/07/25(火) 22:54:11 ID:YlY1Sdmo
しかし斧も相当音が響きますよね。
江戸時代、木曽あたりでは、鋸を使った伐採が禁じられていたそうです。
鋸では斧のように音が響かないので、盗伐されても気がつかない。

マレーシアあたりから日本は相当量の木材を輸入していますが、あのあたりでも原生林は
相当減っていますか?
928おのじい:2006/07/26(水) 13:55:05 ID:8cfRpFT8
斧も鋸に比べると音が大きいですが、チェーンソーの音は別格です。
数キロメートル、地形によっては10キロメートルくらい離れても聞こえます。

マレーシアは主にサラワク州などで原生林が減っていますが、マレー半島は
もう大規模な伐採はされていないようです。
森林破壊はインドネシアの方がずっと酷いですね。
パルプにするために枯木や二次林の小さな若木まで根こそぎ持っていきますから。
更に酷いのがフィリピンで、飛行機の上から見るとハゲ山ばかり。
現在伐採している量は少ないでしょうが、あれほど完全に禿げては切る木が無い。
929名無しの愉しみ:2006/07/26(水) 18:30:06 ID:???
これって、やっぱり中国製の粗悪品?
ttp://page15.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t8185325
930929:2006/07/26(水) 18:40:18 ID:???
931名無しの愉しみ:2006/07/26(水) 20:50:41 ID:???
>>929
他人の商売の邪魔はしたくないので露骨な表現は避けるけど、値段から判断して下さい。
まっとうな製品(大型斧)は製造国で5千円以上、日本に輸入されたら1万円以上、というのが相場です。
932ムカル:2006/07/26(水) 21:17:04 ID:dXDvf6VZ
フィリピンと言えば、肉と卵の酢醤油煮込み「アドボ」とかき氷の「ハロハロ」が美味い。
933おのじい:2006/07/28(金) 15:09:07 ID:IW9E8VTW
ほう、ムカルさんはフィリピンへ行かれたことがあるんですか?
私は実は行ったことが無いんですが、面白かったですか?
フィリピンには山刀の類はあるようですが、斧類は作っていないんでしょうか。
私の行った範囲ではインドネシア、ネパール、ブータン、インドで
斧を作っていましたが、フィリピンは?
934ムカル:2006/07/28(金) 20:32:06 ID:ifGEbNsg
いいえ、エスニック料理の本で読んで、自分で作っただけの話です。
骨付きの鶏肉か豚肉を刻んだ玉葱、ニンニクとともに醤油、酢、魚醤、胡椒に数時間漬け込み、
ゆで卵と水を加えて数時間煮込む。実に美味い。ハロハロは、某コンビニで売られてます。
実際に行ったことないのであしからず。

ブータンと言えば、「地球の歩きかた」の口絵に、斧で丸太から厚板を削り出す写真が
載ってましたね。
935おのじい:2006/07/28(金) 22:33:16 ID:IW9E8VTW
そうでしたか。以下、以前書いたことがあるような気がしますが、

ブータンは30年くらい前まではほとんど斧だけで伐採、製材、建築をこなしていて、
チェーンソーはおろか、鋸さえ無かったらしいです。
実際に見ても少し古い家は柱も床も斧による削り跡がはっきり認められ、木口を見ても
斧によって切断されたことが明らかで、その話を裏付けるものでした。
建造物には釘を用いず、ホゾ組によって建てられていました。
936名無しの愉しみ:2006/07/29(土) 19:30:38 ID:???
バーモンターの斧って柔らかいんでしたっけ?
937ムカル:2006/07/31(月) 22:44:13 ID:6ySgo+f+
東南アジア、南アジアへ旅行した時の楽しみといえば、南国の果物と檳榔ですな。

ブータンの家々の壁には、子孫繁栄を願って巨大なチンチンの絵が描かれているそうですね。
さて隣国のネパールと言えば、複雑な木組みの木造建築の街並が世界遺産、かつ危機遺産になっていたんでしたね。
2001年頃からは王家で揉め事が多発しているし。
1998年ころ不慮の死を遂げた「ねこぢる」なる漫画家がネパールに行き、ボッタクリに散々取り巻かれた日本人学生に
頼られて辟易した、という話がありました。
ちなみにこの漫画家の作品、ホラーな場面に登場する斧は、ちゃんと湾曲した柄を持つ洋斧です。
938おのじい:2006/08/01(火) 17:22:12 ID:C/hCD+tz
>>936
バーモンターは使ったことが無いので分かりません。

ネパールは王家の揉め事が起きる前は大勢のバックパッカーが滞在している所でしたが、
こう物騒になってからは人気が落ちたでしょうね。
その少し前には既に観光地化しすぎて味気なくはなっていましたが。

熱帯果物はやはり東南アジア島嶼部の国々が1番豊富ですね。
ネパール、ブータンなどの内陸はごく限られた果物しかありません。
熱帯の島でも太平洋の離島は東南アジアより種類が少ない。
939ムカル:2006/08/01(火) 19:25:55 ID:oa2nV5zd
ネパールは白人のヒッピーがかつてはたむろしていたという噂ですが。
さて東南アジアの果物といえばドリアンですが、あれの外皮は斧が無ければ割れないくらい固いのですか?
酒と一緒に飲み食いするのは最悪の食い合わせ、というのはマジですか?
940おのじい:2006/08/01(火) 20:09:53 ID:C/hCD+tz
ドリアンの割り易さ(割りにくさ)は産地によって差があります。
割りやすいものは継ぎ目にそって手でも割れるし、割りにくいものは
継ぎ目を刃物で切り開いてやらないと割れない。
でも斧を使わないと割れないほど固いものはありませんでしたね。

ドリアンを食べた後で大酒を飲んだことがありますが、ゲップが臭かったのと
体が火照ったくらいで特に悪酔いした、という感じはありません。
とはいえ、お勧めしたくない組み合わせではあります。
ドリアンは臭いも産地によって差が大きく、微香製のものから
自分のゲップで悶絶する激臭性のものまでさまざまです。
一般的には苦味の強いものは臭気も強く、ただ甘いだけのは臭いも
さほど強くありません。
941ムカル:2006/08/01(火) 23:30:58 ID:iO/GK21q
固いといえば、やはりココ椰子。
しかし斧でぶち割ったりしたら、中の美味いジュースが全部流れ出してしまう。
外側の外皮を取り去ってから、殻に錐で穴を開けてジュースを吸いだすのが美味い。
942名無しの愉しみ:2006/08/02(水) 05:25:49 ID:???

920:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
921:lp [] :2006/07/23(日) 17:55:46 ID:5t6KKjGX
 moe
922:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
923:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
924:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
925:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
926:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
927:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
928:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
929:名無しの愉しみ [sage] :2006/07/26(水) 18:30:06 ID:???
 これって、やっぱり中国製の粗悪品?
 ttp://page15.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t8185325
930:929 [sage] :2006/07/26(水) 18:40:18 ID:???
 こんなのもありますた
 ttp://page9.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k32353987
931:名無しの愉しみ [sage] :2006/07/26(水) 20:50:41 ID:???
 >>929
 他人の商売の邪魔はしたくないので露骨な表現は避けるけど、値段から判断して下さい。
 まっとうな製品(大型斧)は製造国で5千円以上、日本に輸入されたら1万円以上、というのが相場です。
932:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
933:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
934:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
935:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
936:名無しの愉しみ [age] :2006/07/29(土) 19:30:38 ID:???
 バーモンターの斧って柔らかいんでしたっけ?
937:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
938:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
939:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
940:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
941:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
943名無しの愉しみ:2006/08/03(木) 23:35:10 ID:???
現地ではマチェットでガッツンガッツン叩いて、多少こぼれようとも気にしないって感じですけどねw
944名無しの愉しみ:2006/08/04(金) 20:43:55 ID:???
ヤシ油やココナッツミルク造りを紹介した映像では、ヤシの果肉のみが大事だから
鉈でヤシの殻を割ればジュースのほうは惜しげもなく地面に垂れ流しで実にもったいない。

ヤシの殻を鉈で割る前にはまず地面に打ち込んだ尖った杭に椰子の実を叩きつけ、皮をはいでいるが、
もし手を滑らせて人間が杭の上に倒れ掛かったり、あるいは車で撥ね飛ばされた人間が
あの杭の上に落ちてきたら・・・などと考えたらガクブルもの。
945名無しの愉しみ:2006/08/05(土) 14:12:35 ID:???
ドリアン+アルコールはゲップで出しきれないほど
ガスが発生するので一応止めたほうがイイです
946名無しの愉しみ:2006/08/05(土) 21:31:17 ID:???
ココナツミルク造りのためには完熟果実、ジュースを飲むためには若い果実を用いる。
完熟果実のジュースは不味いし、未熟果実には果肉が十分に付いていない。
ご存知のようのいココナツの実は殻の外が厚い繊維質の外皮で覆われている。
完熟果実は殻と外皮がやや剥がれやすいので、まず外皮を剥いでから殻を割る、という手順になる。
殻は割れやすく、鉈の背で軽く叩いただけですぐ割れる。
繊維質の外皮は手強く、地方によって色々な道具や方法を用いて剥がすが、鉈で一箇所に
切込みを入れた後は手でバリバリと剥く豪の者もいる。
>>944の方法、または鉈を打ち込んで捻って剥がすことを数回繰り返すのが一般的。
947名無しの愉しみ:2006/08/06(日) 01:39:19 ID:???
鉈でココナッツ割ったらナタデココ

うむ、実に古いギャグだ!
948:2006/08/06(日) 08:08:41 ID:xdqYuXxC
100点



たしかニューギニアのオッサンが歯で外皮剥いてた映像があったはず
949名無しの愉しみ:2006/08/06(日) 17:03:31 ID:20rINviW
>>948
その方法、試してみたことがある。歯と歯茎が健康で丈夫な人なら
想像するほど困難ではないが、以下の点を守って行いたい。
なお、剥くのは生り口(元側)から。皮は先へ行くほど強固なので
先の方から剥くのは無理。

ゆっくり噛みながら歯を十分深くしっかり差し込むこと
手でココナツを滑らないようにしっかり保持すること
作業中強く噛んだ状態を維持し、途中で力を緩めないこと
首に力を入れてゆっくり一定の力で引くこと
一度にあまり幅広く剥がそうとしないこと(特に最初はごく狭く)

ただし、歯茎をはじめ口の中がかなり荒れるので、サバイバルなどの
止むを得ない状況以外はやらない方がいいと思う。
950名無しの愉しみ:2006/08/06(日) 22:13:10 ID:???
即座に石器でも作って剥いたほうがどれほどマシかと・・・
951名無しの愉しみ:2006/08/08(火) 21:06:40 ID:vI6yQMxX
金太郎さんが使っていたのはこんな感じのですか?
ttp://page9.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k18504050
952名無しの愉しみ:2006/08/08(火) 22:34:11 ID:???
サバイバルナイフがあるのにサバイバルアックスがないのはどうしてか?
953名無しの愉しみ:2006/08/08(火) 22:34:15 ID:qtCOGSGh
金太郎の斧ってイメージばかりで実体がどんなのか分からない。
木を切り倒す場面が出てくるが、その時代の伐採斧は細長い短冊形で、
幅広い金太郎斧とは似ても似付かない。
その後現代に至るまで日本で幅広い伐採斧が使われたことは無い。

源頼光の部下と斧で試合する場面が出てくるが、日本の武士が斧を
武器として使った記録は無いと思う。
形からハツリ斧ではないか、と書かれている書物があるが、
ハツリ斧を伐採に使うことはまず有り得ない。

結論として金太郎斧は実在しなかったのではないかと思う。
954名無しの愉しみ:2006/08/09(水) 09:39:34 ID:O90KgtAx
>>952
サバイバルアックスと名打った製品は無いが、20年くらい前までは
ノースアックス、パックアックスといった折り畳み式の斧が売られていて、
柘植久慶氏の著書「サバイバルバイブル」に紹介されていた。
しかし過酷な叩き切り用途には強度面で不安があると思われたのか、
その後製造が中止され、現在は販売されていない。

ジョン・ワイズマン氏は著書「サバイバル・ハンドブック」で、
小さい斧の頭(刃)だけを携帯し、必要なときにナイフで柄を作って装着し
使用することを推奨している。

ごく短い樹脂製の柄を採用して携帯性を優先させた小型の斧が
ガーバーなど数社から発売されているが、ナイフに比べて用途が限られる上に
柄が短いために斧ならではの破壊力もあまり無い。
結局中途半端な道具になってしまっている、という感じがする。
955名無しの愉しみ:2006/08/09(水) 19:28:41 ID:???
明治〜昭和年代の和斧をぼちぼち集めているのですが、参考になるサイト、文献
はありませんでしょうか?いろいろググッても見つかりませんでした。
時代、地域、用途、作者、銘等で分類できればと思っています。
情報が集まるようであれば、サイトを立ち上げようかとも思っているのですが、、
956ムカル:2006/08/09(水) 20:03:29 ID:c8XBtglz
とりあえず土佐打刃物の画像ご覧下さい。
ttp://tosahamono.com/
斧以外に、包丁や鉈も面白い。

開拓時代の北海道では、伐採用には足が極端に長い大斧、「さって」を使い、
倒した木は「はびろ」というこれまた巨大なハツリ斧で角材に仕上げていました。
957名無しの愉しみ:2006/08/10(木) 14:45:20 ID:???
ムカル様、早速の情報ありがとうございます。
このサイトから、「用途」、「地域」によりさまざまな形状がある
ということはわかるのですが、それぞれがどういう意図で、どのような背景から
このような形状になったのかがないのが残念です。また、サイトの意図として
現在、土佐にて作成されているもの(過去に作成したもの?)のカタログのようですので、
現在ではニーズがなく、依頼のないようなものはカバーされていないですよね?
集めているのは、各地の無名、有名(有銘?)の鍛冶が作成したものですので、
ここにないような形状のものも多くあります。
「とりあえず」ということですが、その辺を系統だってまとめたものは、やはり
ないのでしょうか?
958おのじい:2006/08/10(木) 18:28:52 ID:ZJQsdsPX
日本の斧を扱った文献としては法政大学出版局の、「ものと人間の文化史」シリーズ51巻の
吉川金次著『斧・鑿・鉋』が唯一のものでしょう。
この本でも各地の用途別の斧については述べられていませんが、日本の斧について
最も詳しく調査されたものに違いありません。
東京大学出版会の佐原真著『斧の文化史』はほとんどが石斧についての記述です。
結論として日本各地の斧を網羅した文献は存在しません。
>>957さんがコツコツと斧とそれにまつわる情報の収集を続け、それをまとめられれば
日本で最初の斧の専門書が誕生するでしょう。楽しみにしてます。
959ムカル:2006/08/10(木) 20:37:57 ID:GR969n7/
法政大学出版局の斧の本といえば、古墳時代の斧再現して木を倒す話でしたな。
血糖値が高くて大変、などと実験者の悩みが書かれていた。中世ではハツリ用の刃渡りが長い斧を
「鐇」(たつき)と言っていた。
斧の文化史は確かに石斧の話ばかり。マレー半島で石斧を使う原住民が鉄斧を使う華僑と伐採競争をしたら、
何故か石斧が勝ってしまった話など。
まあ多少斧の系統で知っている事を延べれば北海道の原始林で使われるために大型化したサッテやハビロは、
出稼ぎ山林労働者の手によって後に北陸地方に伝播しました。
960名無しの愉しみ:2006/08/10(木) 22:18:12 ID:???
『斧・鑿・鉋』は図書館をハシゴすればすぐ見つかるね。
961名無しの愉しみ
ものと人間の文化史シリーズでは、鎌や鋸、犂、石臼はきちんと系統立てて
論じているのにねぇ。