2 :
百均マニア:04/07/25 23:43 ID:D9pLGOxj
爺も道産子も登山板ではスマンカッタ
思いっきり語れ!
Oh,No!
5 :
名無しの愉しみ:04/07/26 00:42 ID:fvZx4JEZ
あらかじめ言っておきますがそこの裕香さん、削除依頼出そうと思ってもダメですよw
このスレは刃物マニアスレでも登山板のスレの常識でもまかなえない、
「斧を熱く語れる」人専用のスレです。
詳しい事情知りたいなら登山板で聞いてください。
6 :
名無しの愉しみ:04/07/26 04:12 ID:3QGhZlnp
木を切り倒したり、割ったりする以外の使用方を教えてください。
>>6 木を削る(はつる)
骨を切断する(肉屋が)
8 :
斧爺:04/07/26 07:28 ID:L7zwSKo7
どなたか存じませんが、ご親切にスレ立て、どうも。
私が「爺」になってるってことは、若い方なんでしょうね。
一人で、独りごとを言っても仕方ないので、同好の士が現れたら、
語り始めたいと思います。
それでは、斧に興味のある方の名乗りをお待ちしております。
>>6 ドアをぶち破る。来月十三日にキャンプ場で使う。
もうここ斧スレでいいよ。
刃物を研ぐことに興味があるのですが
斧は蛤刃で研ぐのですか?
12 :
名無しの愉しみ:04/07/26 23:20 ID:Rhuj8QOR
>>8 前略
斧爺様、旧アチャ様。ご無沙汰しておりました。斧マニア前スレの1であり
ナイフ鉈斧スレ四本目の104であります。
先日は余計な長文によりスレ住人の大半を斧アレルギーにしてしまい、大変失礼おばいたしますた。
しかしながらめでたく斧スレが復活した故、また斧談義でもいたしたく存じます。
ではネタ振り。
先日都内某図書館にて、ダリウス=キンゼイ写真集『森へ』をようやく発見いたしました。
20世紀初頭、アメリカはワシントン州、ヨセミテ近郊の山林の木こり達の仕事風景なのですが、
これが本当にすごいのですね。直径は優に3〜5mはある樅の大木を伐採している。
最初に木に足場用の板を打ち込み、それに乗って両刃斧で大男が楽に入り込めるほどの「受け」を刻み、
反対側から二人挽きの大鋸で追いを刻んで倒す。すごいもんです。
しかしこの大木、用途は「屋根葺き用の?板」だというからもったいない話です。
>>13 ありがとうございます。どうもピンとこないのが、あの重くてデカイ斧
(ヘッドって言うのですか?)を砥石にあてるのは何ともやりにくそうです。
砥石の方を動かすのが、早そうですが・・・
15 :
名無しの愉しみ:04/07/27 03:04 ID:G1I8loEj
確かにその通り。小さい砥石を動かしたほうが早い。
16 :
斧爺:04/07/27 07:41 ID:0nF6Mzhi
パソコン不調に付き、しばらく書き込み困難。
申し訳ないが、しばらく語れない。
失礼します。
17 :
斧爺:04/07/27 07:50 ID:???
あ、まだ書けるみたい。
>>12さんも、新コテ付けて下さい。
「前スレの1さん」じゃ、呼びにくいので。
18 :
名無しの愉しみ:04/07/27 23:26 ID:DxROsR9r
>>17 コテハン・・・じゃあアイヌ語で斧を意味する「ムカル」とでも名乗りますわ。
ところで以前刃物マニアスレで書いていた、マニアックなメーカーの斧はどんな感じですか?
19 :
斧爺:04/07/28 00:57 ID:???
パソコン絶不調のため、買い替えします。
しばらく(1−2週間?)待ってくれい。
20 :
斧爺:04/07/28 11:36 ID:???
近いうちにパソコン買い替えて、改めて参加しますので、ゆっくりお待ち下さい。
休む前に、少し書いておきます。
マニアックなメーカーの斧を、自分で使った感じからランク付けしてみます。
使ったことのないものに関しては、書きません。
カール・シュリーパー:品質(焼き入れ硬さ)にばらつきがあり、良いものは
(ドイツ) やや硬めで刃持ちが非常にいいが、ものによっては、中程度の刃持ち。
それでも、硬い木を切っても、刃先が曲がることは少ない。
コカコ :更に硬さのばらつきがあり、かなり硬いものから非常に柔らかいものまである。
(ドイツ)硬いものは刃持ちがいいが、柔らかいものは、硬い木を切ると、刃先がすぐ曲がる。
バーコ(旧サンドビック、ドイツ):
平均すると、カール・シュリーパーより、やや柔らか目。
研ぎやすい割には、刃持ちがいい。
スチール :バーコより柔らかく、非常に柔らかい部類に入る。
(ドイツ) 刃持ちは悪く、やや硬い木を切ると、すぐ刃が鈍くなる。
続く
斧爺様が帰ってくるまでしばらく放置。
24 :
名無しの愉しみ:04/07/31 13:07 ID:CKzDXVC9
あっちに斧マニア3をたててリンクはればいい。
運営側は、ここに残っちゃダメだとさ。
以後は書き込み禁止
>運営側は、ここに残っちゃダメだとさ。
ソースは?
26 :
名無しの愉しみ:04/07/31 14:39 ID:CKzDXVC9
まてまて
本気でここに残るつもりか?w
刃物マニアや研ぎスレは裕香の策略だからスレを使い切るまで残ると公言してるが
それは、あっちが流れが速いからであって
すくなくとも1〜2カ月後には移行するだろう。
斧スレは使い切るのに、へたすれば2年かかるんだぞ。
せっかく刃物板ができたのに、ここのキモコテと争いながら何年も居座るのか?
で、この運営側のソースは?
>運営側は、ここに残っちゃダメだとさ。
貴方の意見は、意見として聞くが
残る残らないはスレ住人が決める事だろう
運営側の名を騙ってまで刃物板へ移行させたいのなら
貴方の責任において削除依頼を出せばいい
移行するべきだ、と管理サイドが判断すれば削除、或いはスレストされる
ソレだけの話だ
29 :
ムカル:04/07/31 22:32 ID:vD6zGpF3
やれやれ、本当に少数民族の斧マニアは流浪の民ですな。
2001年八月に初代スレ建てして二年と少しでようやく千、他に同好の士が居るとは思えないゆえ
登山板に合流したらすごい語り手が現われ、ハメはずし過ぎて他のスレ住人に煙たがられ、
ここに二本目立てて落ち着いたらもう一方はパソ不調で書き込み不能。
そして刃物板設立でまた移動問題・・・ほんとやれやれ。
私としてはやはり刃物板に移動すべき、と思います。趣味板よりも向こうのほうが「同好の士」が
多いでしょうからね。ただ、これでは斧スレ削除に躍起となっていたブスと同意見で、どうも癪にさわってたまらない。
と、思ったら刃物板にこんなスレが。
http://hobby6.2ch.net/test/read.cgi/knife/1091249708/l50 しかしこのスレ、「漢字」を使っていない!いかにも立て逃げ的スレタイ。
ちゃんと「斧、鉞」と漢字を使って欲しかった。
>>28 だいたい、運営側が移行を望むなら該当スレに直接書くだろう(スレストも含めて)。
>>29 向こうは夏厨の巣になってる上、アンチ刃物なヴォケが荒らしに来る確率も高いと思うんだが。
刃物板がどうなるか暫くヲチしてから移転を検討してもいいんでは? 移転はいつでもできるんだし。
31 :
名無しの愉しみ:04/07/31 23:16 ID:CKzDXVC9
オノマサカリは裕香がたてたんじゃないのw
今のうちなら立て直して、あれは削除依頼しても一向に構わないでしょう。
日本刀スレは3ツぐらいあるしw
どうしても、ここがイイと言うなら、それはそれで構わないけど。
ただ私は初代斧マニアから、いろいろ書き込んでるからねえ。
できれば斧マニアスレは繁栄のためにあっちに持ってゆきたいんだよね。
斧スレ住人がキモコテに意地張って移行し損ねて、廃れていくのは残念。
あと2年後に刃物板にスレ立てようとしても、なかなか難しいと思いますよ。
各メーカー1社ずつスレをたてる馬鹿がおおいだろうしね。
ストライダーとかw
お裕という醜い女がおってな。
毎晩、毎晩、二茶練の村で、村の衆の集会場じゃった「すれ」という
小屋を潰しては、村人を困らせておったそうな。
そのお裕は村人にはたいそう嫌われておったんじゃが
お裕はそれのすれ小屋つぶしが正義の行いだと信じて、あぼんの神様を呼び出す
よこしまな技をつかって村人をさらに困らせたんじゃ。終いにはよその村にまで
出没してみいんな大迷惑の大弱り。
そんなお裕はついにあぼんの神様にも嫌われて天罰がくだってな、「住所さらし」
「あくきん」という生き地獄じゃ。
お裕は回線を切って首をつって自らの命にとどめを刺したんじゃと。
昔、昔のお話だよ・・・。
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|::::: " ゝ ヽ__ノ (__(Д` ) ::
\:::::__ )// // っ⊂L∧ ∧
∧ ∧ ( ;;;;;;)
醜いお裕は首つった死に顔、無様なものじゃった。
ただでさえ醜いのに首つって顔はどす黒く目は飛び出して小便くそ垂れ流し、
おめたちもお裕のような大人になったらいかんぞ。
ほんと、お裕さえいなければこんな悩みもないのに・・・
35 :
ムカル:04/08/01 01:43 ID:???
裕香は手芸板が出来たときはもう大喜びで、趣味板の手芸関連スレの強制移転に躍起となっていた。
しかしとても知識があるとは思えない、刃物スレにまで手を出すとはなんともはや。
しかしこんな問題で盛り上がるのも微妙ですなw
ハチェットは充分斧スレの範疇では?
あちこちのカテゴリーで最悪な行為を繰り返し迷惑をかける最悪薬物中毒。
hirohiroの特徴
@恥を知らないA無教養
B客観性の恐ろしいまでの欠如
C異物排他的
D集団を重んじる。さびしがりや(一人じゃなにもできない。)
E下ネタ大好き
F自分のを事を棚にあげて人の事をどうこう言う
G自分は一番苦労して不幸だと思い込んでる
H陰湿(イジメ大好き)粘着
I悪口大好きJ偉ぶっててキレイぶってる
K自分で物事を考えることができない。
LしゃしゃりM自分と他人の区別ができない。
N口だけO薬中キチガイPヒキオタQ場の空気が読めない
Rキレやすい
何の取り柄もないならないで性格が美しくとかならいいけど性格も酷く腐ってて粘着
自分は何も出来ないけど
家庭内暴力をし母親を殴り、父親を骨折させ・・・
それでも甘やかされて社会の厳しさ常識何も持ち合わせて居ない
しかも2chで名無し自作自演で粘着荒らし、薬中キチガイ炸裂
------------------------------
こいつを2chから追い出そう
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/intro/1090161519/ http://tmp4.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1090937515/ ------------------------------
こいつに注意です
この板にも潜んで居ます
>>34 >なんか使い道ない?
倒木や廃材を拾ってきて平成の運慶でも目指せば?(w
チェーンソーアートも結構有名になってきたし、斧と鉈で彫刻してみるのも楽しいかもよ
>>31 >なかなか難しいと思いますよ。
理由をキボン
40 :
ムカル:04/08/02 00:22 ID:X/1sW6lC
41 :
37:04/08/02 22:44 ID:???
投げ斧で検索してもゲームの話しか引っかかりません。
西洋の投げ斧はよく知らないんですよね。(トマホークもよく知らないですが……)
まずは「武器―歴史,形,用法,威力」を読んで調べてみます。
コールドスティールって戦闘用で無い斧有りますか
>>42 前スレに画像があった気がするが、まだ読めない。
45 :
ムカル:04/08/03 21:58 ID:???
上野、御徒町のアメ横の刃物屋、「マルゴー」で、
>>44の下のリンクのうちのいくつかと
インディアントマホークが売られていました。
ただ、自分は伐採用の大きな斧が好きなので、投げ斧、トマホークはよくわからない。
46 :
名無しの愉しみ:04/08/04 11:21 ID:gKEpTUt/
いずれは移行することになるでしょうが、
9月になって夏厨がいなくなるまではこっちで続けたいです……。
同意
どーせたいしてネタも無いし、亀進行なんだから放置でいいと思うよ
つーか、落とすだの続けるだの立てる前に考えろよ、と小一時間(以下略
2チャンの夏、厨房の夏。
しかし斧スレのマニアックさは厨房も辟易すると思うよ。
護身用にバタフライナイフならいざ知らず、斧を携帯するような香具師はいないw
スレッドが別鯖に移行される事もあるけど
運営がソレやってないってことは
このまま続けて良いよって意味だよ、多分
>>50 鯖が違うと移動できないそうだよ。
話し変わるが、このスレ、日本の斧、手斧の話もOK?
52 :
ムカル:04/08/05 23:59 ID:w/O4uT7E
>>51 どーぞ。
日本古来の斧、ヨキ、鉞、手斧の話もどんどんしてください。
移転はしばらく保留で。
手斧を脇の下に提げたり背中に固定したりするカイデックスシースがあれば笑えそうだな。
前者はコートが要るだろうし、後者は抜いたらすぐには戻せないだろうけど。
腰に下げるシースはあったはずだがね。
腰と言うか、背中の下のほうに付けるタイプは見たことあるな
用途が理解できんがカッコツケヨウ?
>>53 ・・ストライダーの手斧にそう言うのが有るw
>>55 謎だな。手斧はトップヘビーだから対人戦闘ではナイフに劣るだろうしなあ。
斧は一撃で頭をカチ割ったり、首を刎ね飛ばせる。ナイフでそのような芸当は難しい。
しかし斧で「刺す」ことはできない・・・難しい。
んじゃ、剣鉈がイイヨね。
柄の長さが1mある剣鉈があったら最強!ってそのまま薙刀かw
61 :
名無しの愉しみ:04/08/09 08:02 ID:p4CgvrkB
また、夏になって銃刀愛好者が臆面もなく人様の前に出てきたか。
銃刀愛好者とはフロイト学説を引用するするまでもなくおのれの肉体的欠点、(異性
に対して魅力がない)精神的欠陥(異性、社会に対して自信がない)社会的不満足
(仕事、学歴に対する劣等感、不平)を殺傷力を有する銃刀を手にすることで代償行動
として自信を取り戻そうとするものである。更に心理学的に想定すればアジア系独身男性
やせの無力体質、またはデブオタアニヲタで現実逃避の傾向が強い。
この前テレビで14歳から自分の顔に劣等感を持って整形手術したいという女性がテレビに
出てた。10人並の若い女の子だが目つきが基地外だと精神科や心理学者は分かったはず。
さて、銃刀マニアにとって銃刀とは現実世界では現実世界では役に立つ機会のない
おのが男根の代わりを為すものである。おのが男根の仮託である。
故にナイフマニアは実生活では使わない大型ナイフとおのが男根をクライ部屋の中で
シコシコ磨きつづける。(サム
故に銃マニアは玩具の銃を部屋の中でなでまわしプラ玉をばら撒き続ける。
更に日本刀マニアは
1.金持ち年寄りの場合は自分で振り回せもしない国宝をタンスに仕舞い続けて死んだとき
ノンッケの息子家族に古道具屋に二束三文で叩き売られる。
2.貧乏な欲求不満の若者は安い刀や模造刀を振り回し世が世ならば・・・と考える。
もちろん、世が世でもへたれはいつどこででもへたれであり即効殺されるだけである。
おのが男根の仮託なのでナイフマニアの好きなナイフの論争は犬のマーキング争いみたいに下品で
熾烈である。まさにおのがポテンツを賭けてるのである。(ww
銃マニアの幼児性と排他性はヒッキーそのものである。
刀剣マニアの薀蓄の傾けかたは鉄道オタモ裸足で逃げ出すくらいである。難解なオ多用語を
駆使しやはり自分の刀(使いも出来ない男根/現実のじぶんのもそう)の自慢話(ww
レッサーパンダの通り魔候補諸君には早く社会復帰しておのれなりの有意義な生き方を確立してほしい。
コピペお疲れ
ついでにここは銃刀マニアスレじゃない。
63 :
名無しの愉しみ:04/08/09 12:13 ID:PYG+0ejl
>>61 銃刀を持てないヘタレが、その代償行為として、勉学やスポーツに励んでるんじゃないの?
65 :
名無しの愉しみ:04/08/09 22:57 ID:ES0pj2LR
>>64 実用一辺倒だがそれなりに美しいでつな。
ただし大きさが足りないので、大震災の備えではそれと一緒にドア破壊用の
大型の消防用斧供えておくべき。
66 :
名無しの愉しみ:04/08/09 23:40 ID:67AAPTeb
>>65 一応鉄扉をこじ開ける事も想定した作りにはなっているようだけどね。
確かに小さいな。
69 :
名無しの愉しみ:04/08/13 01:10 ID:gYjH8V+r
十三日の金曜日あげ
70 :
ムカル:04/08/13 01:42 ID:???
いつの間にか刃物板のオノマサカリスレがあぼーんになっている。
つまりこの板でやれっていうことか?
71 :
裕香:04/08/13 09:31 ID:???
>>71 あんたが指図したなら、誰も移動したがらんよ。
>>70 立ててから8つ(?)以上書き込みが無く、最終書き込みから5日(?)だったか経過すると
自動で消えるんですよ、人の多い所だと一日で消える所もあるみたいですが
ま、とりあえず夏休みが終わるまではココで構わないでしょう
別段、管理側から指示がある訳で無し
75 :
名無しの愉しみ:04/08/16 20:57 ID:UBkHufNT
96 :削除屋@放浪人 ★ :04/08/15 14:20 ID:???
ここまで。
>>85 刃物板に同趣旨のスレが立ち、少し移行期間を
置いてからの処理がいいんじゃないかと思うですが。
>>90 新板の範囲に含まれると思うです。
そのスレで議論になっているジャグリングの定義を見ても。
97 :裕香 :04/08/16 15:00 HOST:bmdi3016.bmobile.ne.jp
>>96 削除屋@放浪人 ★ さま、ご配慮ありがとうございます。
では、移転が決まったものから依頼していきます。
ただ、居座りを決めるところもあるようでしたら一定期間経過したら依頼しますのでご了承ください。
何様のつもりだ!裕香は!
早く刃物板に新スレ立てたほうがいいみたいだぞ。
ローカルルールで専門板があるものは板違いだって。
向こうに誰かスレ立てして。
77 :
ムカル:04/08/16 22:28 ID:???
78 :
移転反対:04/08/17 00:43 ID:???
80 :
斧爺:04/08/24 19:45 ID:79pQsYmQ
やっと新しいパソコンが使えるようになりました。
業者も変えたので、時間がかかりました。
皆さん、ここでこのまま話を続けるんですか?
でしたら、これからもここに書き込みしますが。
とりあえずスレストがかからなければ運営側的にはオケって事ですので
此方でいいと思われます
が、あんまりレスとか付かないようなら移動を考えた方がいいかもしれませんね
一ヶ月で30、40しか書き込みが無い程度なら・・・
皆が移転に二の足を踏むのは、裕香の存在ゆえ。
このスレ潰したがっていた裕香と利害が一致してしまうので、癪にさわるのですな。
今後も裕香は削除依頼だしまくるだろうし。
自分としては、このスレはまだ百に達していないし、濃い議論もなされていないので
「今のうちに」ちゃんとしたスレを刃物板に建てるのもいいのでは?と思います。
このまま放置しておくとまた厨房が刃物板に立て逃げ臭い斧スレ建ててしまうおそれもあるし。
しかし斧爺さんが帰ってきたのはいいが、今度は私が八月末までパソつかえない状態になってしまうのです。
難しい。一応、他の皆さんでスレのこと話し合ってくだされ。
83 :
ムカル:04/08/24 23:57 ID:2dbCKyV5
84 :
斧爺:04/08/25 07:13 ID:j+Fu1vRk
ムカルさんも、ほかの皆さんも、ここでやって、ダメなときは刃物板にスレ建てて、
のーーんびり語りましょう。
住人少ないんだから、あちこち動かされても、身軽だから困らないでしょ?
85 :
斧爺:04/08/25 07:21 ID:j+Fu1vRk
最近始めたこと。
斧の刃のカバーを、革で自作するようになった。
意外と簡単だから、おすすめ。
刃が剥き出しだと危ないし、新聞紙で包んで、なんて不便でかっこ悪い。
市販の斧は、とくに大きいのはカバーが付いてなく、付いてても粗悪なカバーが多い。
86 :
ムカル:04/08/25 12:20 ID:tNP1xORf
確かに大抵の大型斧にはカバーが無しですね。
スチールやアクドールの斧には、刃先のみ覆う形のカバーがあるが。
なめし革で自作だと、すごくワイルドな感じでイイだろうに。
(たぶんこれが八月最期のカキコ。続きは後日)
87 :
斧爺:04/08/25 13:37 ID:???
適当に書き込みしておきますから、来月レスをどうぞ。
ところで、私とムカルさん以外に誰かいないのか?(和斧マニア氏はどこへ?)
私が作っているカバーは、刃先5−6センチを覆うだけのシンプルなもの。
ヘッド全体が収まる、箱型のは(アクドールの小型みたいな)、斧の出し入れに
時間がかかるし、怪我しそうだし、それに作るのも難しいので、作りません。
市販の、合成皮革製などのカバーは、見た目が悪いだけでなく、粗雑でやわな造りなので、
一時しのぎにしか使えません。すぐ破れます。
ナイフシースに使われているような、厚い革で作ると、丈夫で使いやすい。
また、一つ一つの斧にぴったりに作れるので、カバーの中で刃が動かない。
手斧はマンドクセーので軍手を被せて終わりでつ
ほぼ見てるだけの奴ならここにいますが?
皮は靴屋の店先で、はぎれを安く売ってるとこが偶にありますね。
90 :
斧爺:04/08/26 22:45 ID:IueH60pA
革は、大きな街なら、革工芸材料店があって、いろんな厚さ、色、堅さのはぎれが
置いてあるので、好きなものが選べます。
カバー1個分の材料で、5-600円くらい。
革細工専用の道具も、最少限は揃えたほうが、作業が格段に楽に進められます。
本当に、拍子抜けするくらい、簡単に作れますよ。
91 :
斧爺:04/08/27 08:20 ID:gbGmebnS
カバーの話はこのくらいにして、
>>20の続きでも。
最近知ったのですが、サンドビック斧の鋼材は、炭素量4.5%前後らしい。
予想外に低炭素ですが、他の洋斧もそんなものなのかな?
和斧の刃先に使われる、青紙や白紙の2号で1.0%、3号でさえ0.8%はある。
全鋼だと、かなり低炭素じゃないと、焼き割れとかするのかもしれない。
続く。
92 :
斧爺:04/08/27 12:27 ID:gbGmebnS
マイナーなブランド(その国ではメジャーだろうけど)の洋斧、続き。
ジャクソン:洋斧としては硬い。中央部が厚く、へりのほうが薄い形にしてある。
(イギリス)プレス鍛造と思われる。ヒツが大きいので、柄が首から折れる心配が少なそう。
ブラックキャット(アメリカ・ニューヨーク)
「ヤンキー型」といわれる形。頭部が厚く、幅広いのが特徴。
硬いほうで、インドネシアのきこりの間では、最も評価が高い。
ヒツが小さいのが残念。
サイクロン(オーストラリア)
サンドビックやスウェーデンのアクドールと同じ程度の硬さ。
特大サイズのしかない(4.5ポンド)のと、ヒツが小さいのが難点。
93 :
斧爺:04/08/27 12:38 ID:gbGmebnS
今までに使った洋斧を、順位付けすると(あくまでも自分にとっての使い勝手)、
S: ジャクソン>カール・シュリーパー=ブラックキャット
A: サンドビック=コカコ>アクドール
B: サイクロン
C: スチール
D: ダイアモンド(中国製)
といった感じでした。
斧といえば思い出すのが、映画のシャイニング。
スティーブン・キングのホラー。
あの中で、主人公ジャック・ニコルソンが使った恐ろしい斧は何だろう?
95 :
名無しの愉しみ:04/08/27 20:38 ID:gbGmebnS
斧が出てくる洋画は無数にあるけど、本来の用途=斧で木を切る、のに使ったのは、
「シェーン」と「ロッキー4」しか知らない。
他にありますか?
「レオン」も、消防斧を壁を破るのに使ったから、正しい使い方ですね?手錠のチェーンを切った「タイタニック」も?
それ以外の映画では、凶器としての使用ばかり。
>>95 木の伐採は少ないかもしれないが、薪割りシーンは農村の日常生活演出で
定番?かも
「七人の侍」とか
日本の時代劇映画では薪割りシーンは比較的多く見かける、
>>95 ロード・オブ・ザ・リングでも正しい使い方してるぞ。戦斧だから。
(もっとも、レゴラスのトンデモアクションに隠れてしまってるけど……)
>>96 95は「洋画」って書いてるだろ。洋画の時代劇はラスト・サムライしか知らんぞ。
時代劇の薪割りだと、剣客や武家の若君が鍛錬を兼ねてってのを時々見るな。
洋画での薪割りも、ないことはないが、少ない。
「ロッキー4」と「荒野の7人」。
もっとも、荒野の7人は、七人の侍の洋画化だけど。
邦画で斧を凶器にしたのは、「野生の証明」と、「犬神家の一族」くらいか?
いずれにせよ、邦画では薪割り、洋画では武器や凶器、っていうのが多数派。
アニメでは、「トムとジェリー」のトムが、立木や電柱を切り倒すシーンが出る。
アクションシーンの欠片も無い系統の洋画だけど、
「天使はこの森でバスを降りた」とかも
100 :
斧爺:04/08/29 13:43 ID:ForsgYbV
「自分にとって、理想の斧」というのを語りませんか?
一本に限定する必要は無く、伐採用ならこんな、薪割なら、大型なら、小型なら・・・と何種類かあってもいい。
ヘッドの形や大きさ、身の厚さや刃付けの仕方、柄の形や長さ、材質などについて。
市販されている製品が分かりやすいけど、こういうのがあったら欲しい・・・というのでもいいでしょう。
101 :
斧爺:04/08/29 14:42 ID:???
では、私から。まず、和斧より洋斧。
ヘッドの形は、頭部から全体に幅広く、縦の長さが短か目の、「アメリカタイプ」がいい。
スウェーデンの「アクドール」を、ほんの少し幅広くした形。
身は、厚目がいい。アクドールより少し厚いくらい。それを、ふくらみの弱い蛤刃に砥ぐ。
木に食い込みやすく、それでいて、噛まれて抜けにくくなることもないから。
大きさ(ヘッドの重さ)は、大が3.5−4ポンド、中が2.25−2.5ポンド、小が1.25−1.5ポンド。
柄はいわゆる洋式で、長さは大が85cm、中が55cm、小が37cmくらい。
大と小は、市販品のスタンダードと同じくらいの長さだが、中は市販品の65cmよりかなり短い。
理由は、大だけはパワー最優先だが、中と小には携帯性を重視したいから。
そうなると、中のスタンダード、65cmは長すぎる。
柄の材質は、ヒッコリーの赤身(心材)か、カマツカ。堅くて粘り、弾力があり、折れにくいから。
続く
102 :
斧爺:04/08/29 14:57 ID:???
具体的な製品では、
カール・シュリーパー、ブラックキャット、ジャクソン、それに、バーコの肉厚のもの。
(鋳造ではないので、一個一個、肉厚がかなり違う)
これらの中で、現在新品が出回っている製品は、バーコだけで、それも国内で買えるモデルは、
限られていて、アメリカタイプは、小しか手に入らない。
ニッチ・リッチなどで扱っている、アメリカ製のものが、良さげに見えるが、
買って使ってみないことには、なんとも言えない。
以上
>>100、
>>101が、私の理想(お気に入り)の斧です。
103 :
斧爺:04/08/29 14:59 ID:???
104 :
ムカル:04/09/01 01:47 ID:3fEJ7iat
ようやっと書ける様になったのでカキコさせていただきますわ。
>>94 あの斧こそが、「消防用斧」です。あそこで使われていたのは顔が映るほど側面が磨かれた新品、
柄の白木も鮮やかで良かった。
確かに洋画の斧は凶器専門!
自分が知る限りで「正しい使い方した洋画」といえば、「ロッキー」でシベリアの雪原で修行する主人公が
薪割したり大木を倒したりする場面くらい。あと、「アドベンチャーファミリー」なる映画、大自然のなかで生活する一家の
小屋の壁に両刃斧が立てかけてある場面か。「シェーン」は見たことありません。
ホラーはもう斧の独壇場!これは語るとまた長文で大顰蹙なので、
「アメリカン=サイコ」で、主人公のベイトマンがライバルのポールぶっ殺すのに使った斧は
美しかった!ぐらいにしておきます。
最近は邦画や国産ドラマでも、斧を凶器に使う場面が増えた感がします。
105 :
ムカル:04/09/01 01:57 ID:???
さてどんな斧が使いよいか、ということですが自分の場合は木をあまり倒したわけではなく
柄の材質まで吟味できるわけではないが、やはり柄は洋式、長さは85から90cmくらい、
刃の足はやはり短め、ということになりましょうか。(長いと横にブレやすくなる)
スゥエーデンのグレンスフォシュの斧のうち、日本でとり扱っていない「アメリカ式伐採斧」がどんな感じなのか知りたい。
106 :
斧爺:04/09/01 19:11 ID:bFvAQm/y
和斧の難点のひとつは、「刃の足が長い」というところですね。
熟練した職人には使いやすいんだろうけど、私ら素人にはコントロールしにくい。
グレンスフォッシュに限らず、どのメーカーも、日本で取り扱っていないモデルやサイズが多いので困ります。
取り扱ってないものこそが、欲しいモデルなことが多いのに。
108 :
ムカル:04/09/01 22:38 ID:???
>>107 以前これと同じのアメ横のマルゴーで見たが、用途は?
110 :
ムカル:04/09/02 02:19 ID:???
>>109 これは明らかに「ハツリ」専門ですね。
ヤフオクでたまに古道具の斧が三千円くらいで売られていたりするんですな。
111 :
斧爺:04/09/02 09:20 ID:NEKKBwuc
ちょっと、洋斧と和斧(切斧)の形の違いを考えてみませんか?
一言で「文化の違い」で片付けると、話ができないので、それは無しで。
私は、日本と西洋の、伐採方法の違い、及び一般家庭への切斧の普及度の差が、
形の違いを生んだのでは?と思います。
そう考えるようになったきっかけは、18世紀中期までは、足が短く刃幅が広い、
洋斧に似た形の斧が伐採に使われることがあったのに、江戸後期以降の切斧は、
全て刃幅が狭く、足の長い形のものばかりになっているからです。
続く
112 :
斧爺:04/09/02 09:42 ID:???
素人には、そして長時間の使用には、足が短く、刃幅の広い斧のほうが使いやすいのは、
経験からも分かるとおりです。
足が短いと手ぶれの影響が少なく、刃幅が広いと、的を外しにくいからです。
素人は、あるいは長時間の作業で疲れると、手ぶれが大きく、的に正確に打ち込むことも
できなくなります。
逆に言うと、手ぶれせず、正確に打ち込めれば、足が長く、刃幅が狭いほうが、深く切り込めます。
さて、西洋には鉈がなかったこともあって、そのぶん切斧(手斧)が普及していました。
日本には鉈があるので、手斧は一般家庭ではあまり使われませんでした。
日本での手斧は林業者が使う、本職の道具だったわけです。
だから、西洋の手斧は素人にも使いやすい形でないと困るし、日本の手斧は
熟練した職人が使って、作業性能がいい方がいいわけです。
続く
113 :
斧爺:04/09/02 12:31 ID:???
伐採方法の違いについては、正確な資料がないので、止めておきます。
一般人と斧のかかわりについて補足すると、今日でも西洋の農家では切斧が普通に有り、
切り株を片付けることなどによく使っているようです。
以前にも書いたように、ホームセンターにたくさん置いてあるばかりでなく、
スーパーマーケットや、小さな雑貨屋にも、普通に置いてあります。
一方、日本の農家が切斧を使うことは、戦前でもまずなかったと聞きます。
ホームセンターはおろか、大きな刃物店にも、切斧が置いてあるのは稀です。
今も昔も、一般の日本人は、切斧とは無縁なのです。
西洋の斧が、素人にも使いやすい形をしていて、日本の切斧が、熟練した本職以外の人には
使いにくい形のままなのは、こういう理由もあるのではないでしょうか?
以上、くどい文章、失礼しました。
114 :
ムカル:04/09/02 20:11 ID:FrZ3gvmw
西洋においても、中世頃は伐採用の斧は脚が長いものが主流だったようですよ。
柄も湾曲しておらず、直線で。
しかし「ナイフマガジン」によれば、北米大陸の開拓時代、まず台地を覆う森林を切り払うために
効率的な斧の改良が進められ、威力を増すために「刃渡りを広く、峰を大きく」そして「柄に曲線を持たせる」形に
進化させた、とのこと。これによって威力は1・5倍になったそうです。
そして開拓者が持ち運びしやすい「ハドソン=ベイ」と呼ばれる軽量な斧も開発されたわけだし。
それによって西洋斧は誰もが扱える道具になったのではないでしょうか。
本職の樵は両刃斧(これも北米の発明)を専門に使っていたはずですし。
北米の伐採方は、日本と同じ受け口を斧で刻み、追い口を鋸で挽き切って倒す方法です。
115 :
ムカル:04/09/02 20:24 ID:???
日本では鋸が発展したので、素人は鋸で伐採を行い、それによって斧は専業者の道具になって言ったのではないでしょうか。
ただし、北米と同じような開拓時代を経験した北海道では開墾専門で根も切れる鍬、「島田鍬」や
泥炭をサクッと切れる「窓鍬」が開発されたものの、斧については内地同様でした。
伐採用の脚が20cm、重さ三キロもある斧「さって」はあくまで本職の道具でした。
ただ、「鼎伐り」のような伐採をするときはやはり脚が長いほうが便利なはずです。
なお、西洋にも鉈はあったような気がしますが。
116 :
嘔吐な名無し:04/09/02 21:36 ID:36cswjPo
2〜3t位の重さで50メートル位のスゲェ斧がアルらしいヨ
117 :
斧爺:04/09/02 21:37 ID:???
>>114 なるほど、そうでしたか。日本では、斧に関する書物が非常に少ないので、
そのナイフマガジンを見れなかったのは痛いですね。
もう、バックナンバー扱ってなさそうですが、念のため、何年の何号か、教えていただけませんか?
さて、そうすると、日本では早い時期に、斧が伐採の主役から退いたので、アメリカにおけるような
形の改良が起こらなかったのかも知れませんね。
もう一つの可能性は、開墾のために「木を取り除く」のが主目的の、アメリカの伐採と、
資源が少なく、最大限の木材の利用を目的とする、日本の伐採とは、発想が異なるから、
その違いが、道具にも現れることです。
切り易い高さで、大雑把に切ればいいアメリカでは、斧で切る割合が大きく、斧の改良が進んだ。
根元を掘ったり、根を切ったりして、最大限の材を得たい日本では、斧は必要最小限に使って、
大部分は鋸で切ったので、鋸の改良が進み、斧の改良は少なかった。
でも、例え斧の使用頻度が高くても、日本で曲がった柄が考案され、普及したとは思えません。
まして、両刃斧が発明されたとは、とても思えません。
これらはやはり、アングロサクソンならではの発想だと思います。
以上、どう思われますか?
118 :
嘔吐な名無し:04/09/02 21:42 ID:36cswjPo
斧より日本刀の方がずっとマシ
119 :
ムカル:04/09/02 22:27 ID:???
>>117 確かそのナイフマガジン、2002年の初夏の発売でしたよ。
連載特集「アメリカ文化とナイフ」の一環として。
あと、やはり白人の方が体格が良いので、体力を最大限に生かせる斧が西洋では発達し、
日本では少ない体力で木を伐れる鋸が発達したともいえますね。
で、「木が豊富だったから斧がアメリカでは鋸が発達しなかった」というのは疑問。
北海道の開拓時代も「木は邪魔者」扱い。それで木を切りまくったために現在の北海道の農村は
屋敷林も何も無いのっぺりした面白みの無い風景なのですが、それでも斧は発達しなかったのですからね。
あと、曲がった柄の斧が日本で出来なかったということですが、北海道では「曲がった柄」を目にする機会はありました。
北海道は開拓の際、アメリカ式の農業、牧畜を採用しましたが、その持ち込まれた西洋式農具の中にあった
「サイス」という牧草刈り用の大鎌の柄は洋斧と同じように湾曲していました。
しかしこの鎌は日本人の体格にはあわず、すぐに廃れたとのこと。
そういえば、日本人は積極的に農具を改良したようなことは歴史上ありませんね。
大陸から伝来した犂も、使いにくいのを無理に使っていたようだし。
120 :
斧爺:04/09/02 23:16 ID:???
なるほど。言葉が足りませんでしたが、
アメリカでは斧と鋸の両方が発達、日本では、鋸だけが発達して、斧はしなかった、
と言うべきでしょうね。
曲がった柄は、外来のものはあっても、自前での改良によるものは無かったのは
間違いないんですね。
日本人も道具の改良は色々してますが、マイナーチェンジばかりで、両刃斧のような、
発想の自由な飛躍は少ないですね。その中で、江戸期の包丁の形の変化は目立ちますが。
農具や斧のような、元の形でとりあえず不自由しない道具は、あまりいじっていません。
>>117 切った木の利用方法もあるかと
日本では建築用として伐採はされても、燃料用としてポンポン切ったりはしなかったので
必要な分だけ切り、数を切らなければ効率化や道具の改良による省力化も
積極的には行われなかったのでは?
122 :
斧爺:04/09/03 00:23 ID:???
>>121 燃料用にしても、日本では、まず炭に焼いて、それを使う、という丁寧な利用が多かったですからね。
その、炭用の木は、適当な太さのうちに、鉈で切ったそうですから、ここでも
斧の出番は無かったわけですね。
薪は「柴刈り」という言葉があるくらいで、細い枝や、潅木を使うことが多かったようですし。
いずれにせよ、太い、立派な木を燃やしたりはしなかった(根株などは除く)。
123 :
斧爺:04/09/03 09:11 ID:7y1AqYiY
和斧の話は、この辺でひと休みして、洋斧のバリエーションの話を。
スチール社などが出している、バイエルン型(ドイツ型?)の斧。
峰が狭く、中ほどに切れ込みがあって、刃先に向かって銀杏の葉型になっている、
薄手で刃幅の広い斧。この型は、アメリカ型が登場する以前からあったのでしょうか?
使ってみた感じでは、枝打ちに向いていて、堅い、太い木を伐採するには、アメリカ型に較べて
パワーが無い感じがしました。
小径木や、柔らか目の針葉樹を切るには問題ないでしょうが。
124 :
名無しの愉しみ:04/09/03 21:54 ID:Bokz9be8
アクサー?
>アメリカ型が登場する以前からあったのでしょうか?
日本列島が今の形をしてなかった頃からその辺りじゃ斧は使われていたからね・・・
126 :
ムカル:04/09/03 22:15 ID:???
スチールのバイエルン斧はこのリンクに登場する斧ですな。楔と柄を輪状の金具を打ち込んで留める形式の。
http://www.marutagoya.com/hobby/axe.html スチールの「チェンソー用斧」なら持っています。扇型で幅広の刃はなかなか切れ味良いが、作り付けの柄は70cmに足らず、腕がどうもあまってしまって力込め難い。
スチールのバイエルンもチェンソーも、最近は売られているの見たことありません。
この斧がヨーロッパ発明のものかはあいにく存じません。詳しく語れるのが二人きり、というのも辛い。
斧マニアは少数民族。
さて、日本では薪用に雑木林のクヌギや楢を伐り、数10年放置してから再生した幹をまた伐る、
ということを繰り返していましたが。西洋にも似た方式はありました。
オークやブナの木を途中で伐り、数年後そこから芽生えた若枝を柵用や薪用に伐ってつかっておりました。
地上3mあまりで伐る方式を「ポラード」といい、地面すれすれで伐る方法を「コピス」と
いいます。
127 :
ムカル:04/09/03 22:39 ID:???
128 :
斧爺:04/09/03 23:51 ID:7y1AqYiY
来ておられましたか。
スチールやグレンスフォッシュなどの、ヘッドが1kg前後で柄が60cmクラスの斧は、
時々説明書きにもあるように、切り倒した木の枝を払う用途らしいので、伐採には柄が短すぎる
のでしょう。ヘッドが軽いから、パワーも足りないし。
日本でのクヌギの切り方も、地上2−3mで切る地方(関西、関東など)と、
地上0.5m以下で切る地方(四国、九州など)に分かれていますね。
参加者が他に居ないのは寂しいですが、登山板などで大勢の煽りに掻き回されるよりいいでしょう。
まだいくつか、話題もありますので、しばらくは話が続けられますし。
とりあえず漏れは全鋼製は写真でしか見た事が無い
手持ちの薪割り斧も手斧も、割り込み
131 :
斧爺:04/09/05 11:12 ID:U5gvWT/8
和斧で全鋼は例外的ですね。あっても、最近出たもので、昔は全部、割り込みだったはず。
ナイフマガジン2002年6月号と8月号、買いました。アメリカ式斧の解説は、6月号の方でしたね。
「頭を付けた」、というのが大きな改良のように思いました。
典型的なヨーロッパ式斧(知人が持っていた、古いカール・シュリーパー製品)を使ったことがありますが、
パワーが小さいのはともかくとして、重量が刃の方だけにかかっているので、バランスが保つのが難しく、
非常に使いにくかった印象があります。
現代のヨーロッパ製の斧の中には、アメリカ式もたくさんありますが、アメリカで発明されたデザインを
近年になって取り入れた、ということなんでしょうね。
そう考えると、ロビンソン・クルーソーの苦戦も、納得できる気がします。
132 :
ムカル:04/09/05 12:11 ID:???
鋼材についての知識は無いので答えられません。失礼。
>>131 さっそく買われましたか。熱心ですなあ。
ロビンソンクルーソーが乗っていた船には、大斧が三丁、手斧が1ダースあったはず。
それらの斧は堅い木を散々伐ったり割ったりしたのでどれも刃こぼれ、そこで彼は工夫して
足踏み式の回転砥石開発したとか。
丸太から板をとるときは、楔を打ち込んで引き割ったりせず、わざわざ一本の木を削って削って薄くして
それで板にしてしまったというからその手間と不便さは恐るべし。
あと、丸木舟作ろうとして杉の巨木を倒したのはいいが、一人の力では到底水際まで運べないことに気がつき、
結局あぼーんしてしまったんですよね。
133 :
斧爺:04/09/05 16:16 ID:???
>>132 数少ない資料のひとつですから、押さえておかないと。
以前本屋で立ち読みした、ある薪ストーブの本で、アメリカ斧の地方ごとの型について、3、4種類
紹介されているのがありましたが、あまりに簡潔な、雑な挿絵の記事だったので、それだけのために
その本を買う気にはなれませんでした。
ロビンソンの斧は、彼の苦戦ぶりからも、年代からも、ヨーロッパ式だった可能性が高いだろう、
と思うのですが、どうでしょうかね?
最近、私の方からばかり、話題を振っているようなので、そちらからもお願いします。
134 :
ムカル:04/09/05 17:56 ID:1S7QBNiM
もしかしてその薪ストーブの本とは、かなり厚い訳された洋書ですか?
洋斧の刃のデッサンがあって、「ヤンキー型」とか「メイン州型」とかいろいろ載ってましたね。
洋斧の曲がった柄のことを「小鹿の脚」と言う、とも書いてあった。
ロビンソンクルーソーの「挿絵の銅版画」では、直線の柄の斧でしたね。
しかし近年映画化された中では舞台が南米からソロモン諸島あたりの島に変わり、
ストーリーも「原住民との友情」に「なっていた。その映画では、いわゆる洋斧そのまんまでした。
では私からネタ振り。斧爺さんは世界何ヶ国ほど回ってますか?
現地では英語を使うのですか?それともある程度現地語覚えてから行くのですか?
日本から斧や鉈持ち込む際、または海外から持ち帰る際、税関ではどう説明していますか?
135 :
斧爺:04/09/05 19:00 ID:???
その本だったと思います。こんなわずかな記事のために、こんな重い本を買う気はせん、
と思った記憶があるから。
アジアとオセアニアを主に、今まで14カ国ほど行きました(中継は除く)。
とりあえず、英語でいって、通じなければ仕方ないから現地語、というパターンです。
ものになったのは、インドネシア語だけですが。
日本からの斧の持ち出し、外国からの持ち込みは、全く問題なし。
持ち出しは、サバイバルナイフでも平気です。
蛮刀や長いナイフは、持ち込む際に見つかれば、没収されます。
外国への持ち込みは、見つかっても、キャンプ用と説明して、咎められたことはありません。
外国からの持ち出しは、問題ありません。
実際には、大型斧を持っていったことは3回だけで、全てインドネシアへだけです。
小型斧は、9カ国に持っていって、どこでも問題なしでした。
136 :
ムカル:04/09/05 23:33 ID:/5Pufxcn
それが空港の税関って、厳しいようで案外ザルなんですな。
以前台湾にいったとき、刃物屋で高砂族が首狩りに使っていたという蕃刀が今でも売られていたので
買っておこうと思いましたが、空港での税関検査で面倒ごとになるの恐れて買うのあきらめました。
しかし帰国時、成田で全く荷物検査されず鞄も開けられず、あっさり通してもらったので唖然。
蕃刀買わなかったこと後悔することしきりでしたな。
大丈夫か日本の税関。
刃物はさすがに買った事が無いが
定番のムフフアイテムなら色々買い込んでドキドキしながら税関を通ったら
漏れも、全くスルーでした
パック旅行のバッジやステッカーを付けてると、時間の短縮って意味もあるんでしょうが
大抵はノーチェックですな
>>136 X線検査機は通すはずなので、金属製の大型刃物は鞄開けなくても見つけられるかと。
139 :
名無しの愉しみ:04/09/06 01:57 ID:PoaV0mGn
エリミネーター
140 :
斧爺:04/09/06 08:51 ID:???
確かに、ザルと言えばザルなんですが、数十人に一人、つまり数十回に1回は、鞄を開けられて、中身を全部見られます。
私自身、蛮刀1回、果物数回持ち帰りましたが、運悪く開けられていれば、もちろん没収でしょう。
外国は、全員の荷物を調べる国(空港)から、ほとんど調べない国(空港)まで、さまざまですね。
受け取った預け荷物のX線検査は、する空港と、しない空港があり、日本では、しないんじゃあ、なかった?
預ける前には、日本でも、ほかの国でも、必ずしますが。
141 :
ムカル:04/09/06 22:52 ID:qi8SBgZW
大型斧持ち出すときはどうやって包んでいますか?
インドネシアといえば、向こうの先住民が使っている斧の柄は太い籐で出来ているそうですね。
142 :
斧爺:04/09/07 09:09 ID:oMC0q/r7
自作の(以前は注文制作の)革の刃カバーを付けたヘッドをタオルか衣類で包み、
全体をエアガンなどの布製ケースに入れます。
段ボールでぐるぐる巻いて、ガムテープで固めるだけのこともあります。
インドネシアに一般に普及している斧は、欧米や中国から輸入したものと(現在は中国からのみ)、
地元の鍛冶屋が打ったものがありますが、形に変異はあっても、基本的には同じ形式(ヒツに木の柄をはめる)です。
しかし、それ以外に、バチ形で後部が細くなった、板状の変わった斧があり、太い籐の柄の先に、
革紐や細い籐で細い部分を縛って固定します。木の棒の先を裂いて刃の後部を差込み、籐やかずらで縛ることもあります。
柄のバネを効かせて切り込むので、普通の斧より軽快に作業でき、能率もいい、という話ですが、現在廃れて、
ごく一部の地方に残存しているだけなのは、使うのにコツがいるので素人には使えない、など、何らかの問題が
あるのだろうと思います。
ところで、ムカルさんの両刃斧は、
>>127の、ニッチ・リッチ・キャッチで売っているものですか?
以前、簡単に使った感想を書いておられましたが、造り、硬さや刃もちなどは、いかがですか?
143 :
名無しの愉しみ:04/09/07 11:57 ID:PjgQU3hr
皆さんの斧を見せていただけませんか?
出来ればどこかに晒してもらえるとありがたいのですが。
あぼーん
コピペもいいけど夏はもう終わりだと思いますよ。
貴方の脳味噌は万年夏なのかもしれませんが。
だからここは銃刀マニアスレじゃないってば。
147 :
ムカル:04/09/07 21:53 ID:Ly0M6Fdq
>>143 画像晒しでありますか・・・考えておきます。
>>142 柄に籐や革紐で縛り付けるの、二つ割りした柄に刃を挟むの、古代さながらですな。
縄文時代の石斧は、木の又を利用したL字型の柄の先端に、ソケット状に差し込んでいたそうですが。
そんな石斧の威力は、鉄斧の四分の一だったそうな。
で、私の両刃斧ですが、まさしくニッチキャッチのものであります。
アメリカ製、柄には「RAZORBACK」の文字と作業衣作業帽身につけたイボイノシシの絵のシールが貼られている。
これで木を倒したことが無いのでなんともいえないが、刃の材質はかなり硬め、研ぎにくそう。
切れ味はスタンレーより落ちる感じです。
荒らしコピペは削除依頼を出しました。皆さん、荒らしは完全無視でお願いします。
反応すると(会話が成立していると見なされ)削除に際して不利になることがあるので。
150 :
斧爺:04/09/07 23:11 ID:oMC0q/r7
>>147 沖縄の「ウーヌ」という斧も、古代のソケット斧の変型のような、かなり特殊な形式です。
現在はもう、絶滅しているでしょうが。
ニッチの両刃斧、黒いツヤ消し塗装のですよね?
材質硬いんですか。それなら、さっそく注文したいですね。硬い斧は、砥ぐのに苦労はしますが、
研ぎ上げれば刃もちがよくて、刃がまくれにくいので、私は好みです。
「ボーイズアックス」という中型の斧も、同じメーカーの製品のようですね。
スノーアンドニーリーというメーカーも、各種の魅力的な斧がラインアップされていますが、
アメリカのHPだけで、日本の取り扱い業者がいないので、取り寄せが面倒臭そうです。
>>143 画像UPは、恥ずかしながら、機器が揃ってないので、できません。
このスレが続いていれば、いずれお見せしたいと思います。
151 :
ムカル:04/09/07 23:41 ID:???
>>150 そうです、黒いつや消しの。
この斧注文した当時はホームページには赤く塗られた斧が載っていて、赤い斧は嫌いながら
他に国内で両刃斧注文できるとは思えないので渋々ながらも注文したら、黒い斧が届いて多少ホクホクでした。
グレンスフォシュも両刃斧作っているが、これは伐採用か投げ斧競技用か判別しにくいうえ、日本ではたぶん手に入らない。
無塗装でいい感じなんだが。
沖縄のウーヌは風呂鍬のように、木の台の上に刃をかぶせる形ですね。
沖縄は孤島で鉄が貴重品だったので、鉄を節約するためこんな形になったのでありましょうか。
88年ころNHKで放映された「海のシルクロード」、ベトナム山中の伽羅木採りが
こんな木の台に刃をかぶせた斧で木を切っていましたね。
152 :
斧爺:04/09/08 16:47 ID:v+o5kVbZ
ニッチの両刃斧、問い合わせてみたら、廃番で、再入荷は無いそうな。がっかり。
あそこは、取り扱いを止めた商品をHPに載せっぱなしていることが多いですね。
両刃じゃなくていいから、品質の高いアメリカ斧が欲しいんだけど、日本じゃ、
どこにも売っていないようですね。
面倒だけど、スノーアンドニーリーにメール送って問い合わせてみるかな。
>>147 レスありがとうございます。
いつでもかまいませんのでご検討願います。
>沖縄は孤島で鉄が貴重品だったので
ソレ以前に沖縄には鍛冶屋がいたのだろうか?
台湾なんかは、ホンの100年前までは事実上輸入品しか無かったなんて話も聞きますし
鉄や炭、石炭等を輸入して自前で加工するより、すでに加工済みを
中国、東南アジアなり、九州なりから輸入した方が効率がいいような・・・
155 :
ムカル:04/09/09 00:34 ID:99Elv10e
>>152 そうでしたか。ぬか喜びさせたみたいで申し訳ない。自分が買ったのは二年前でしたが。
しかし斧買うためだけにアメリカ行くのも辛いし。日本なら薪割り斧ならホームセンターにたまに売っているが、
アメリカなら伐採用も薪割り用も全て売っているんでしょうね。
>>154 沖縄は孤島で鉄鉱石も産出しないので、鉄器文化に移行するのはかなり遅れたようですよ。
中国の明の使節が豪華な絹織物を沖縄に持ち込んでも喜ばれず、かえって鉄釜の方を喜んだ、なんていう話もある。
十五世紀に朝鮮の漂流民が与那国島で見た記録では、鉄の刃物はあっても鍋釜が無いので、土鍋で飯を炊く、とか。
英雄の話にも「大和の国から鉄をたくさん持ち帰った」といった逸話が挿入されたり、
子供の名に「松金」(まつんがに)などと名づけたりしたのもひとえに鉄が貴重だったから。
で、沖縄には鍛冶屋や鍋直し職人はいたようです。やはり鉄器がある以上、それを修理する職人は必要だから。
そこでもやはり鉄が貴重だったからか、鍛冶屋や鋳掛屋の仕事の様を表した寸劇ができ、
民俗芸能となって残っています。
しかし台湾には既に漢民族が100年以上前から住んでいたわけですから、鍛冶屋はいたと思いますが。
高砂族の蕃刀は、そんな漢民族から入手したもののはず。
156 :
斧爺:04/09/09 08:08 ID:q6eq0OKy
>>155 いや、ぬか喜びさせたのは、ニッチですよ。品切れならともかく、廃番で再入荷の見込みもない物くらい、削除してよね。
アメリカのホームセンターの斧の品揃えは大したものらしいです。
ニュージーランドの田舎町の金物屋にさえ、大小各種7,8種類置いてあって、その中にアメリカ製もありました。
オーストラリアは意外にも、特大の伐採斧1,2種しか売っていませんでした。本来の伐採ではなく、主に薪割りに使うようです。
冬にはニュージーランドに旅行するつもりなので、気に入った斧があったら買ってくることにします。
最近、安価な中国製品が幅を利かせて、欧米の斧が姿を消しつつあるのが心配ですが・・・・・
158 :
ムカル:04/09/09 23:03 ID:uRk1ApzA
>>156 オーストラリアは北部以外ほとんどの地域が砂漠か草原なので、斧の出番は少ないんでしょうな。
その特大の斧、柄の長さは何センチくらいでしたか?
ニュージーランドといえば、先住民のマオリ族の集会場はものすごく手の込んだ彫刻で飾ってあったはず。
>>157 これは薪割り専用ですな。反対側で楔打ち込むタイプの。
159 :
斧爺:04/09/09 23:48 ID:q6eq0OKy
4.5ポンドのと、5.5ポンドのとあったんですが、(アクドールの最大が3.5ポンド)
柄の長さは85−87cmくらいで、特別長くはありませんでした。
いくら大きな斧でも、柄の長さは90cm程度が限界なのではないでしょうか。
日本の斧には、1mを少し超えるものもあるようですが。
マオリは非常にていねいに磨き上げ、研ぎ上げた、大小さまざまな長方形の石斧を
作っていたので、それで彫刻をしたんでしょうね。
ニッチから、グレンスフォッシュの両刃斧ならあるが?と言って来ましたが、極端に薄刃で
実作業向きじゃないし、高価なので買う気になれません。
グレンスフォッシュのアメリカ式伐採斧は入荷できないのか、今度聞いてみます。
160 :
ムカル:04/09/09 23:59 ID:???
161 :
斧爺:04/09/10 00:02 ID:8oHZDa0T
ブロードアックスなど、材木の上に立って側面を削るための斧の柄は、1m以上あるようですね。
日本の、1m前後ある柄の斧も、思い出してみれば、はつり斧でした。
やはり、伐採斧の柄の長さは、90cmを超えると使いにくくなるのではないでしょうか。
162 :
斧爺:04/09/10 00:08 ID:8oHZDa0T
>>160 ああ、それです。
値段は2万円台後半です。早めにニッチに聞いたら、まだあるでしょう。
今日の朝に連絡貰いましたから。
値段ではなく、刃が薄すぎるようなのが気に入らなくて、
注文しませんでしたが、そう極端に高価なもんでもないですね。
在庫はごく少数だそうです。
163 :
ムカル:04/09/10 00:34 ID:???
ハツリ斧の柄の中には、1.5mに達するのもあるとか。
大木の上に乗って側面をハツるので、必然的に柄が長くなければならんのでしょう。
その上全体の重さが1貫目近くあるそうだから相当な腕力、持久力が必要となる。
ところで、以前丸木舟の造り方書いた本に、種子島の山中で地元特産のヤクタネ五葉松で丸木舟を造っている写真があり、
そこでも巨大なハツリ斧で船の外側整えていましたね。ちなみにそれによれば、
長袖の服着てハツリ斧を扱うのは厳禁だとか。柄が袖に絡んで思わぬ方向にすっ飛ばし、
人を傷つけでもしたら大変だから。
>>131 カケヤもツルハシも90cm前後でそれ以上の物は見ませんから
両手で持って使う道具はそのくらいの長さがベストなんでしょう
165 :
ムカル:04/09/10 22:48:48 ID:VfjpsU7W
昭和60年ころにはまだ日向の飫肥あたりにハツリ職人がいたというが、今はどうだか。
ところで、以前「斧より鋸で伐った方が材を無駄にしなくていい」という話があったが、
その種子島の丸木舟造りでは、材は必ず斧で倒したとのこと。
鋸を使って伐ると、裂けて使い物にならなくなることがあるそうです。
166 :
斧爺:04/09/10 23:36:16 ID:???
最大体積の材を得るには、鋸の方がいいのは確かでしょうが、裂けないように切り倒すのは、
斧と鋸のどちらがいいか?想像では判断できませんね。
もし、経験豊かな職人を各地から集めてきて議論させても、意見が割れそうです。
長袖の服を着て斧を振るうのは、ハツリ、伐採を問わず、危険な感じがしますね。
なにかに斧の刃や柄が当たって、わずかでも刃の方向や角度がずれると、他人以前に、
自分が怪我します。
167 :
ムカル:04/09/11 10:52:35 ID:YBweRoEe
ついさっきニッチキャッチのホームページ見てみたら、本当に両刃斧出ていましたよ。
約二万五千円。買うかどうかは考え中。
ところで、斧の資料といえば遠藤ケイさんなんかの本はすでに読んでますよね?
ニッチの両刃斧、かっこうはいいから、飾りには良さそうですね。
遠藤ケイさんの本って、斧の柄の作り方と取り付け方が説明してある本ですか?
両刃斧を含む、数本の特注して作らせた斧の写真と、変わった形の握りの自作の柄の写真が出ている。
あの本の中に、「堅い木には柔らい刃、柔らかい木には硬い刃がいい」という記述があって、
最初は???と思ったものですが、和斧の刃は一般に硬いので、その中で硬いものだと、たしかに
堅い木に切り付けたら欠けるだろうな、と、今では納得しています。
本に出ていた遠藤さんの斧は、みんな和式でしたからね。
一方、洋斧の刃は柔らかいのが普通だから、その中で柔らかいものだと、刃がまくれて使い物になりません。
洋斧に関しては、「堅い木にも硬い刃がいい」ということになるでしょう。
169 :
斧爺:04/09/12 09:57:30 ID:+wMTVfSF
ところで、元祖斧マニアスレって、どんな風だったんですか?
どんな話題で盛り上がっていたのか、その時の参加者はどこへ行ってしまったのか、
など興味があります。
170 :
ムカル:04/09/12 11:39:27 ID:UmEQhAia
遠藤ケイさんの斧の柄といえば、ガタガタに曲線打ったものとか柄の末端が「結び瘤」になったものとか、
氏のルックスには似合わない「お茶目」さなんですな。刃は農家にあったものを譲ってもらったものとか、
鍛冶屋に打ってもらった両刃斧とか、板バネ製の自作とか。
まず遠藤ケイさんの「道具術」という本をごらんなさい。
まず最初が「斧」の章。遠藤氏が千葉山中の山林を買い取り、そこにあった廃屋を米国製メイン州式の斧でぶっ壊す話から
始まる。続いて洋斧の柄の曲線の効能、米国製の両刃斧や薪割りの話が書かれていましたな。
ラストは「『斧』の字の中には『父』がいる。たくましい父が・・・」見たいな文で締めくくってあり、
相当の斧マニアだと知れます。
『熊を殺せば雨が降る』
これは日本の山に暮らす杣人、木挽き、筏乗り、マタギなどの生活のルポで、
和斧とそれを使った伐採法、樵たちの生活やタブーなどがある。
使いまわしのネタも多いが、読み応えがあります。
171 :
ムカル:04/09/12 11:58:26 ID:???
さて斧スレの初代がどんなスレであったか、ということでありますが、現在の濃さとは到底比べ物になりませぬ。
半分近くは私の自己レス、木を伐った人もほとんど居らず、ナイフとは違って場所をとるから気軽に所持できないから
書き手そのものがほとんどいない。まあ、その上メーカがあまり関わらないので刃物スレの常識であった「荒らし」とも無縁。
以前の登山板の「斧荒れ」もメーカ云々ではなく、「話に入れずつまらない。長文ウザイ」でしたからね。
自分自身、斧を使った感想より、映画に登場する斧を語ることが多かったし。
(前スレにあった『シャイニング』の画像は最高だったw)
そして途中から、たしか2002年の初夏からだったが、「あやこ」なる奇妙なネカマが居つくわ、
趣味板の問題児だった「ガンマ」なるコテハンに500を取られるわ、散々でした。
二人とも今頃何しているんだかねえ・・・
もっとも、名無しできちんとしたレスつけてくれる人も多少はおりましたし、
武道板から来てくれた「HOG」氏はなかなか面白い話をしてくれて。彼はアラスカ在住経験があり、
ハドソンベイ式の洋斧を持っているそうな。中部地方で現在は働いているそうだが、
現在は本拠地の武道板でも見当たりませぬ。
もっとも、前スレ見たら多分唖然とするでしょうから、知らぬが仏、かと。
172 :
斧爺:04/09/12 21:11:13 ID:+wMTVfSF
遠藤ケイさんの「道具術」と「熊を殺せば雨が降る」、見たことあるかも知れませんが、
詳しい内容は覚えていません。
家の壁に30本くらいの斧や鉈が架けてある、という文は、「道具術」の中?
斧は、本体の形状、重さなどはもちろんのこと、柄の形状、長さ、材質などの問題も
奥が深いですね。
自分で柄を作っていてさえ、どういう柄が理想的なのか、使ってみるまで分かりません。
素振りしたときには非常にいい感じなのに、実際に木を切ってみたら、なんとも使いにくい、
ということがよくありますから。
173 :
ムカル:04/09/12 22:38:50 ID:???
柄は普通、硬くて粘りのある材を使うはずですが、以前民具の本を読んでいたら
杉の木を柄に使った例があって驚きました。柔らかい針葉樹ではすぐに折れるだろうに。
ところで遠藤さんの本によれば、樵が受け口を刻むとき、下の面を滑らかに水平に切れず、
ガタガタの階段状にしか伐れないと、仲間の樵から下手だとバカにされたとのこと。
斧爺さんは綺麗に水平に切れます?
あと、秩父の辺りでは「切り株にトゲを残すと、山の神が『おべっちょ』を怪我する」といって、
必ず綺麗に削ったとのこと。綺麗に削ってますか?
174 :
斧爺:04/09/13 09:07:03 ID:o4uJTQ0Z
右側からの打ち込みで、足場が悪くなければ、まあまあ平らには切れますが、
足場が悪すぎたり、左からの打ち込みだと、ガタガタになったり、斜めになったりしますね。
遠藤さんは真っ平らに切るのだろう、と思っていたので、なんだか親近感を持ちました。
切り株のトゲを削り取ったりは、さすがにしませんね。また、削られた切り株を見たことも、
ほとんどありません。あったかな?くらいのものです。
柄の材、上手な職人なら、さほど堅くない木を使っても、そう滅多に柄を折らないのかも知れませんが、
杉、となると、何か特別な意図があったのではないでしょうか。
杉は柔らかい上に脆いので、いくら上手な人でも、わざわざ杉を選ぶとは考えにくい。
柔らかい木もダメですが、極端に硬くて、弾力のない木は柄には最悪です。
胸にまで振動が伝わって痛くなり(もちろん手はすぐ痺れる)、打ち込み損ねると
パキーン、と割れたり折れたりします。
漏れん所だけかもしれんが、ウチの巻き割り斧の柄は、杉
確かに、硬い木は最悪、以前廃材に出たウバメガシを使ったら
すばらく使ったら、パキーン
176 :
斧爺:04/09/13 20:48:49 ID:o4uJTQ0Z
>>175 実際持っていて、使っている人の証言は貴重です。
杉の柄を、一概に理にかなわない、と決め付けるわけにはいかないようですね。
ウバメガシがそんなに脆い、ということも知りませんでした。
177 :
ムカル:04/09/15 00:44:35 ID:u/Xo+UDc
ウバメガシといえば備長炭の材料、そして日本産の樹木の中で一番比重が重いものですね。
簡単に水に沈むという。
一番軽いのは桐だとか。
178 :
斧爺:04/09/15 17:24:23 ID:NQoMtPxx
市販されている斧の柄は、シラカシ、ヒッコリー、ホワイトアッシュの3種がほとんど。
その中では、ヒッコリーが硬さ、粘り、弾力を兼ね備えていて、一番だと思う。
シラカシは硬さと弾力はあるが、やや粘りが無いので割れやすい。
ホワイトアッシュは衝撃をよく吸収して、手に振動があまり伝わらないので、使い心地はいい。
やや弱く、乱暴に使うと比較的簡単に折れるので、大斧の柄にはあまり使われていない。
この3種以外にも、柄に良さそうな木はいくつもあるのに、市販されていないのは、
流通量が少ないか、大木にならないので、製材が難しいかのどちらかが理由でしょう。
179 :
斧爺:04/09/15 22:31:00 ID:NQoMtPxx
オーストラリアで売っていた、オーストラリア製の斧の柄は、ユーカリでできていました。
これが、やたらに硬くて脆く、1週間使ったらパキーンと折れました。
一緒に置いてあった替え柄もユーカリ製でした。
ニュージーランドでは、自国で斧を製造していないので、全て輸入品でしたが、替え柄は自国産の
ナンキョクブナ製でした。
180 :
ムカル:04/09/15 23:19:14 ID:RyuAHN14
ホワイトアッシュは国産材では、バットの材料として名高いアオダモに似ているとか。
ユーカリの柄なら、芳香がするでしょうネ。南極ブナといえば、ニュージーランド南島や
パタゴニアに生える木でしたか。
以前国産材のうち、柄の良材として挙げられた木は全て照葉樹でしたが、
落葉樹ではどんな木が柄に向いているんですかね?
181 :
斧爺:04/09/15 23:55:03 ID:NQoMtPxx
私が住んでいる九州は、高い山以外は照葉樹林なので、照葉樹ばかり出したんですが、
落葉樹にも柄に向いている木がたくさんあるようです。
本から拾ったところでは、アサダ、ミズメ、ハシバミ、クマシデ(以上カバノキ科)、イヌエンジュ、
トネリコ、イタヤカエデ、アキグミ、ナナカマド、ズミ、ウラジロノキ、ヤマボウシなど。
カマツカは、今までに自分が使ってみた中では、材質は最高だと思うのですが、低木なので、
斧の柄がとれるほど大きな木は、めったにありません。
182 :
ムカル:04/09/16 00:06:27 ID:???
欧州では、トネリコは粘りがある材としていろいろな道具の柄に使われているそうですね。
しかし柄を自作するにしても近所の材木屋では針葉樹しか売っていない。
洋斧の曲がった柄を形取るにはある程度幅も必要だが、細い角材がほとんど。
特別注文しかないのですかねェ・・・
183 :
斧爺:04/09/16 00:19:06 ID:???
ウッドデッキ材を取り扱っている店なら、イペやウリンが、比較的安く買えます。
国産広葉樹は手作り家具屋さんに分けてもらうのがいいかも。
慣れれば、伐採地などで丸太を手に入れて、手斧や鉈で削り出すのが楽しいですよ。
ロビンソンクルーソーになったような気分が味わえるし。
白人圏だと、斧を売っている所は、必ず替え柄も売っているのですが、
日本では売っていませんね。最初に柄付きで売っているだけ、
頭(刃)だけしか売っていない東南アジアよりはましですが。
184 :
名無しの愉しみ:04/09/16 09:53:34 ID:4UTsvxGr
>>182 ネジキはどうでしょう?
私も和斧の柄として使うつもりです。
いまは鎌や大型補虫網の柄や園芸用支柱に使っていますが、
対候性と強度があり、硬く、緻密で加工性も良好です。
また、皮が剥がれず、それが滑り止めにもなります。
乾燥後の割れも少ないです。
幹は通直なものは少なく、普通、ゆるやかにカーブしていますので、
大径のものでなくても曲がった柄が取れます。
斧(限らんが)の柄は強度よりも曲げに強いか否かが重要だと思われ
個人的にはネジキ、イタヤカエデ、ヤマボウシ辺りはNG
ウチは暖地なので寒冷地で伐採した物ならOKかもしれません
186 :
名無しの愉しみ:04/09/16 19:04:04 ID:nJHnq66B
カマツカは曲げに非常に強い。
細く裂いた材は、ひものように結べる。もちろん、二つに折り曲げても平気。
グミやガマズミも曲げに強い。
暖地の木は、硬いけども、曲げると折れるものが多い。
熱帯の南洋材は、非常に硬くて脆いものが多い。(黒檀、紫檀など)
187 :
ムカル:04/09/16 20:02:22 ID:???
ああ、皆さんありがとうございます。参考で自分でいい木探して柄を自作したいと思います。
曲線用の鉋とか、道具そろえるのが大変だが。
イタヤカエデは薄くはがして細かく裂いて、それで籠を編めるそうですね。
何のかんの言って、結構このスレ見ている人多かったんですね。
188 :
名無しの愉しみ:04/09/17 00:19:08 ID:azZVNY6H
>>187 確かにすごいですね。
ネジキを使った方がいるとは・・斧では、しなる木の方がいいのかなぁ・・
造林鎌や補虫網なんかではネジキのカチッとした感じが好きですけど。
まあ、ガマズミあたりが出てくると、ほんとに使ったことがあるのか?
と思ったりもしますが。
今度の週末、森を歩きながら、斧の柄によさそうなネジキを探すつもりです。
ネジキの幹は曲がりがあるだけに、あれこれ用途を考えながら探すのは楽しいですよ。
189 :
ムカル:04/09/17 19:57:00 ID:XASFYVDO
ところで、柄の装着方は、貫通したヒツの穴に柄を差し込み、楔を打って固定するのが一般的。
しかし手持ちの斧のうち、アクドールとハスクバーナのものはヒツが貫通しておらず、
楔を打って止めている様子も無い。
どうやって固定しているのでしょうか。
モノを見た事が無いんでアレだが
手持ちの草鉤のデカイやつは穴が貫通していないが
柄を差し込んでネジで固定している、それ用の穴があけてある
191 :
斧爺:04/09/17 21:15:12 ID:Ft7ODusT
>>189 解体してみたことありますが、柄を途中まで差し込んで、接着剤を流し込んで固めているだけでした。
洋斧は柄に縦に切れ込みを入れて、縦の幅いっぱいの楔を打ち込んでいますが、
(その上から更に鉄の楔を打ち込んでいることもある)
和斧は柄そのものには楔を打ち込まず、柄の脇(上下)に楔を差していることも多いですね。
緩んできたら、釘などをやたらと打ち込むのは、どこの国でも同じですが。
192 :
ムカル:04/09/17 21:41:16 ID:???
そういえばアクドールもハスクバーナーも隙間に接着剤がはみ出してましたね。
鍬でも、和式は柄のわきに楔を打ち込んで固定していますな。
ところで、北米産の柄材のうちヒッコリーもホワイトアッシュも白い肌の木ですが、
赤褐色をした柄材に心当たりはありますか?
1984年製の洋画(長くなるので省略)に登場する両刃斧が、まるで紫檀のような色合いの柄だったので。
PS 名無しで書いている人達が持っている斧のメーカーにも、興味あります。
193 :
斧爺:04/09/17 21:52:25 ID:Ft7ODusT
ホワイトアッシュは芯まで白いですが、ヒッコリーの心材は赤褐色がかっています。
老木の心材は暗赤褐色になるので、その映画のも、ヒッコリーじゃないでしょうか?
194 :
ムカル:04/09/19 21:04:59 ID:nUWV3LxA
ところで、巨木を倒す際はやはり根を避ける為、足場組んだりしますか?
195 :
斧爺:04/09/22 13:17:32 ID:nzAOnzWv
>>194 本職のきこりじゃないんで、足場を組むのは、斜面で踏ん張りにくいときだけ。
特に事情がなければ、時間がかかった方が楽しめるので、根元から切ります。
196 :
ムカル:04/09/22 19:48:10 ID:vInd5s+r
しかし根元のほうが硬いし、面積も広いから大変でしょうに。
インドネシアの巨木伐採では板根を避けるために若木で足場組んで倒しますが、
北米の樵は木に穴を掘り込み、そこに打ち込んだ板に乗って斧を操作しますね。
ガタイの良い白人が乗っても折れたり落ちたりしなかったのかな。
197 :
おのじい:04/09/22 21:07:02 ID:nzAOnzWv
根元は硬いというより、繊維がねじれていて、木っ端がはがれないのがやっかいです。
インドネシアで昔の切り株を見ても、板根を避けて高いところで切ったのも、
根元から切ったのも、両方ありますね。
現在のは(斧で切り倒した場合でも)、根元から切ったのが多いです。
オーストラリアで、19世紀のユーカリの切り株に、(ユーカリは非常に腐りにくい)
板を打ち込んだ穴がありましたが、板と言っても厚さ4−5cmはあり、折れることはなかったでしょう。
落ちずに斧を振り回したバランス感覚には感心しますが。
198 :
ムカル:04/09/22 22:04:30 ID:???
ユーカリは腐りにくいから、現地の斧の柄に使われるんでしょうかね。
しかしさっきのトリビア、日本刀対機関銃、七発で日本刀あぼーん!
日本刀マニアではないが、折れた刀の凛とした美しさが悲しい・・・
しかし軍用ヘリ撃墜できるようなマシンガン使うとはアメもあんまり。
洋斧好きでもこれだけは言いたい!
(斧VSピストルor機関銃ならどういう結果になったんだか)
199 :
おのじい:04/09/22 22:21:42 ID:nzAOnzWv
やっぱり見てましたか。
さすがアメリカ人、大人気ないですな。
あれで刀が勝っていたら、次はバズーカ?高射砲?と思っていたけど、終わってしまった。
200 :
ムカル:04/09/23 23:10:46 ID:GFHYmg68
グレンスの両刃投げ斧、思い切って買っちゃいました。
届いてみたら確かに刃が薄い。斧の刃の厚さそのものは以前の
>>147の両刃斧と同じなのだが、
刃付けはかなり鋭角になっているのですね。重さは二キロには達していない。
柄はニスも何も塗らないヒッコリーの白木、手触りはいい。
しかし恐ろしいのは切れ味!顔も映るほどギンギンにとがれた刃、それを脛に当てれば
何の苦も無く脛毛がサクサク剃れる!
剃刀以外の刃物でこんな感触味わったのは初めて、思わずゾッとしました。
201 :
おのじい:04/09/24 08:12:22 ID:Ji0H+NJQ
おお、ついに買われましたか。実物はさぞかし見栄えがするでしょう。
両刃の上に刃が鋭い、となると、扱いや置き場所に注意しないと危険ですね。
私は、グレンスが再びアメリカ式伐採斧を作るまで、気長に待つことにします。
明日から1週間ほど外出(国内)するので、書き込みを休みます。
202 :
ムカル:04/09/25 14:45:22 ID:???
わたくしも、四日ほど外出の為休業します。
斧
205 :
名無しの愉しみ:04/09/29 23:51:25 ID:bex+jZsN
二人とも居ないと、書き込み無いね。
斧はハクスバーナ
208 :
ムカル:04/09/30 22:18:32 ID:Qk/KFxWB
帰ってきたので久々にカキコ。
外出中、立ち木の駆除にかこつけて大っぴらに斧の切れ味確かめて見ました。
使ったのは以前古道具市で買った中古の柄の握り具合が最高の洋斧と、
先日買ったグレンスフォシュの両刃斧。持ち運びにはギターケースを使いました。
さて、早速直径3〜40cmの半分朽ちたナナカマドを伐ってみる。
ナナカマドは硬くて燃えにくく、植物名の由来からして「七回竈にくべても燃え残る」とか
「七日間竈に入れて炭に焼く」というぐらい。しかし生木だったせいか、斧の食いつきはなかなかいい。
ところがやはり古い斧の悲しさ、伐り進むにしたがって柄が緩んで抜けそうになって怖い。
周囲には家もあるゆえ、刃がスッポ抜けてガラスでも割ったら一大事。ニ、三回ふり下ろしては石に突き当てて
柄を打ち込み、隙間に木っ端を打ち込んでは騙し騙し伐り進む。そんな感じ。
握り具合は最高なのに残念。それでも朽ちた部分がそのまま追い口になり、
上手い具合にドサッと倒れてくれました。
209 :
ムカル:04/09/30 22:33:27 ID:???
伐採作業には古い西洋斧のみを使いましたが、枝打ち、玉切り作業には例のグレンスの両刃斧を使いました。
しかしこれが恐ろしい。恐ろしいほどの切れ味なのですね。生木とはいえ、硬いナナカマドの直径15cmあまりの枝が
面白いようにザクザク切れる。大して筋肉があるわけでもないのに、まるで樵大会の
マッチョの樵が伐った様な滑らかな切り口。さすがに全部始末した後は筋肉痛に苦しみ、
そしてその斧で脛毛剃るのは無理でしたが。
しかしグレンスの両刃斧、マジで凄い、掘り出し物です。
問題は柄が抜けそうな古い洋斧。ナナカマドは柄の適材だそうですから、
持ち帰って換え柄を自作できればいいのですが、持ち帰れなかったのが残念でした。
210 :
ムカル:04/09/30 22:56:18 ID:???
>>207 七年ほど前に買ったハスクバーナーの青く塗られた斧持ってます。
刃が厚いので薪割り専用ですね。
このスレは刃物板に行かないのですか?
何で裕香の陰謀に従う必要がある?
213 :
おのじい:04/10/01 17:06:45 ID:XJUIDN/j
帰ってきました。
ムカルさん、楽しそうなことしてたんですね。買って間もなく、性能を試す機会があるとは、運がいい。
しかも、硬い木ですからね。これが杉などの柔らかい木だと、どんな斧でも研いでさえいれば
そこそこ切れるから、実力判定には使えない。
ナナカマドがそんな大木になるとは知りませんでした。
九州には高山にしかなく、見たことがないので、もっと小さな木かと思っていました。
214 :
ムカル:04/10/01 20:49:36 ID:YexUh6sM
やはり適地の落葉広葉樹林帯で、しかも畑の境に植えられていたので
肥やしが効いて大木になったようです。年輪の間隔もかなり広かったし。
そのせいか、多少軟かった気がします。
ところで斧爺さんは斧を握るとき、軍手ははめはすか?
自分は初めて木を伐ったとき素手で握り、豆できまくりで辛かったので
以後は必ず軍手つけています。
ニスで塗られてツルツルした柄だと余計に豆が出来やすい。
215 :
おのじい:04/10/01 23:13:00 ID:XJUIDN/j
試行錯誤の結果、革手袋が一番だと思いました。
もちろん、毎日斧を使って、手の皮が丈夫になれば、素手が一番なんですが。
使い心地では豚革、耐久性では牛革がいい。ホームセンターで売っている千円前後のでいいです。
軍手は、ゴム無しのだと滑るし、ゴム付きのだと手と軍手の間が滑るので、
私はあまり好きではありません。
>>214 燃えにくい木だから、と言って硬い訳では無いです
ナナカマドはかなり軟い木ですよ
217 :
ムカル:04/10/02 00:03:59 ID:9M9YLhjE
>>215 皮手袋ですか・・・自分は大抵ゴム付き軍手ですが。
なんか革だと蒸れる気がする。
>>216 すると「生木なら柔らかい」ということですかね?乾燥したナナカマドの枝は
ものすごく硬かった気がします。
生木のナナカマドは確かに燃えにくい。かつてアイヌは冬季の狩りで野営する際、
雪の上で火を焚く際はまずナナカマドを何本か伐り、その丸太を踏み固めた雪の上に敷き、
その上で焚き火しました。こうすれば過熱で雪が溶け、火が消えることも無い。
しかしそんなナナカマドでも、乾燥させれば案外火がつく。そればかりか火力も強く、
火持ちも良く、大量の熾火を残すので楢や樫の様に薪材としては優良かもしれません。
218 :
おのじい:04/10/02 00:20:05 ID:CkkA0bJo
丸一日切り続けて手が傷まなかったのは、革手袋だけです。
汗でぐしょぐしょになるので、蒸れるかどうかは、考えてもみなかったです。
広葉樹は、生木のとき柔らかくて、乾燥すると硬くなるのが多いですね。
生木のとき粘りがあるのに、乾燥すると脆くなる木もあります。
ナナカマド、どんな材質か、一度見てみたいです。
219 :
ムカル:04/10/02 21:28:53 ID:PzZ58tiP
本日の「タイタニック」、鎖に繋がれたジャックを斧で鎖切って助けるシーンがある。
そこに登場する消防用斧は赤く塗られていたような気がしますが、
実際20世紀初頭からあのように赤くペンキ塗りだったのでしょうか?
220 :
おのじい:04/10/04 16:48:50 ID:1H+KowpK
形も塗装の色も、時代的には、あっても不自然ではないものですが、
消防専用斧、というより、典型的な普通のアメリカ式伐採斧に見えます。
剣付き消防斧は、あの時代にはまだ考案されていなかったかもしれませんね。
石斧に関しては、詳しい解説をした書物があるのに、鉄の斧に関しては、
断片的な情報しか得ることができないのが残念です。
アメリカ式が発明された後、ヨーロッパにも普及したのは確かですが、
バイエルン型とか、スカンジナビア型が元からあったのか、アメリカ式の影響を受けて
新たにデザインされたのか、など分かりません。
日本でも、金太郎型まさかり(アメリカ斧を大きくしたような形)が、どういう経緯で現れ、
いつ、なぜ忽然と姿を消したのか、納得のいく解説を見たことがありません。
221 :
おのじい:04/10/04 16:51:25 ID:1H+KowpK
「荒野の7人」で、チャールズブロンソンが使っていた斧も、変わった形でしたが、
あれもアメリカで考案された形でしょうか?
222 :
ムカル:04/10/04 21:49:23 ID:FaVI1F7w
金太郎型の鉞は道具というより、武器じゃありませんか?
ただ刀や鑓ならまだしも鉞はよほどの豪傑でなくては扱えないから廃れた、とか。
しかし近世の版画や絵画では、明らかに脚の長い和斧じゃなくて金太郎型の鉞で木を伐っている場面があるし。
もっとも絵師は樵の仕事風景を見たことが無く、想像で描いたのかもしれない。
ちなみに和斧の側面には片側に三本。もう片方には四本の筋が刻まれている。
これは「山の神と鉄の神に仕事の安全を祈る」意味であるといいます。
中には「斧が木に吸い付かないための空気抜き」という解説があるが、これは正しいとはいえない。
筋の無い洋斧でも充分使えるし。
西部劇はあまり見ないのでよくわかりません。今度見てみます。
遠藤さんの本の中の一文に「西部劇の中で、大男が両刃斧で薪割りしている場面がある」とあったが、
両刃斧は薪割には不便ですね。反対側で楔打てないし。
そういえば伐採のとき、受けは斧で刻み、追いは鋸で挽き伐る。最後に楔を打って倒す。
しかし両刃斧は楔打ちには使えない。楔打ち専用の片刃斧持っていったのかな?
>筋の無い洋斧でも充分使えるし。
ツルツルの鏡面に仕上げてある包丁も多いが、空気抜きの槌目や穴開き包丁も多い
どっちも問題無く使えるが、ドチラが正しいかってのとは論点が違うと思われ
>楔打ち専用の片刃斧持っていったのかな?
倒す位置を決める必要が無いなら(何処へ倒れても構わないなら)
別に楔を使う必要性は少ないと思われ
224 :
ムカル:04/10/04 22:27:31 ID:FaVI1F7w
>>223 直径30cm位の木は楔を打ち込まなくても倒れるが、ある程度の巨木になると
鋸で挽いている内に木そのものの重さで鋸が締め付けられて動かなくなるため、
どうしても切り口に楔を打つことが必要、と聞いた事があります。
225 :
おのじい:04/10/04 23:02:56 ID:1H+KowpK
ニュージーランドのカウリの巨木を斧と鋸で伐っている写真を見ると、
必ず大きな楔を何本も使っていたようだ。
倒した木を玉切りするのにも、楔は必ず使っていた。
木の内部には、引っ張り、圧縮、ねじりなど、多くの力が複雑にかかっていて、
大木になると、それらの力が切り口を締めて、鋸を挟みつけるから、楔は絶対必要。
斧の腹の溝に、空気抜きの効果がある可能性は否定しないが、最初からそれが目的ではないことは、
和斧の溝の方向、深さ、幅などがまちまちで、ごく細い筋しか入れていないものも多いことからも推察される。
儀式的意味合いから付け始められた、と見る方が自然だと思う。
摩擦軽減を図ったものとしては、腹(側面)を肉抜きし、ホローグラインドのようにした枝打ち斧などがある。
二人がかりでバッサリやられたねw
昔見たTVで、カナダのきこり達が比較的小さな手投げ斧(全長5〜60pくらいか)を
年輪の真ん中に当てるゲームをしてて、その斧で髭そってる人もいた。
ムカルさんの購入した両刃斧も随分と斬れ味が鋭いと書いてありましたが。
手投げ斧とは、そんなに鋭いんものなんでしょうかね?
228 :
おのじい:04/10/05 17:23:58 ID:jqx9oeRA
>>222 またまたカウリの話ですみませんが、楔はとても大きく、斧の頭よりも巨大で、
打ち込むのには、大きなカケヤ(木槌)を使っていました。
アメリカでも、大木を伐採するときには、大きな楔を、木槌で打ち込んでいた可能性があります。
229 :
ムカル:04/10/05 20:41:08 ID:mNxw+rb4
>>227 投げ斧全般が鋭いか、は寡黙にして存じませぬ。
ちなみに、グレンスの斧のうち職人が「我ながら良い出来栄えだ!」と自負したものは
職人のイニシアルを入れるとのこと。(それ以外の作品には入れていない、という証拠は無いが)
例の両刃斧には「UN」のイニシアル入り。ユーリク=ニルソン氏の製作でしょう。
確かに切れ味は保証モノです。
しかしグレンスの斧には「斧の本」が付いているはずなのに、付いていない!
問い合わせてみたら「両刃斧にはついていない」とのこと。残念至極です。
>>228 カウリは、節が無く長大な材が取れ、軽くて加工しやすいので材として最適。
そのせいで伐られまくったそうですね。
日本の杉や檜のように、植林することは無かったのでしょうか。
230 :
おのじい:04/10/05 21:22:42 ID:jqx9oeRA
カウリの植林は、少しはしていますが、成長が極めて遅いので、
(私が買った土産物で見ると、年輪幅1mm以下)
商業ベースの用材としての育成は難しそうです。
斧の本、付いてなかったですか。あそこは対応がいい加減ですから、さもありなん。
手斧でも買ったらいいかも。品質はいいのなら、小さいのも役に立つでしょうから。
231 :
名無しの愉しみ:04/10/06 15:54:17 ID:7dwuS9q1
>>229 「斧の本」は以前カタログ請求したら、ただでついてきましたよ。
>>229 レスどうも、あ〜ますます両刃斧欲しくなってしまった(笑)
233 :
ムカル:04/10/06 22:31:48 ID:8I0vo7n2
新宿や渋谷のハンズで売られていたグレンスの斧にはちゃんと斧の本ついていましたがね。
一番高い両刃斧買ったのに・・・。薪割りが必要な生活ではなく、手斧買うよりは鉈を選ぶ嗜好なので
当面はあきらめます。
ちなみに両刃斧は、柄の長さ90cmがあと一本、75cmはあと二本しかないとか。
買うなら今のうち。
>>230 カウリはそんなに成長が遅いのですか。昔あったような幹周り22m、樹高70mのような大木になるには
どれだけの年月がかかるのやら。
しかしニュージーランドに北米加州から移植したレッドウッド、あの樹齢二千年で樹高100mになる木は、
わずか百年で樹高60mにもなったとか。この差はいかに。
234 :
ムカル:04/10/09 15:56:21 ID:MTF7ihWt
235 :
おのじい:04/10/09 22:15:18 ID:SaX0cwvs
>>234 昔は日本のテレビでも、北欧あたりの木こり競技をよく放映していたのですが、
もう長いこと見ていません。
たまに映像が出ることがあっても、数十秒か、せいぜい数分しか見せない。
236 :
ムカル:04/10/09 22:24:11 ID:jZCYzzt4
あと、スペインのバスクでも、斧で丸太切る競技がありましたね。
北海道の道東置戸町なんかでも「木こり大会」やってますが、
あそこでは鋸で丸太を輪切りにする早さ競うものですね。斧は使わない。
斧は白人の競技か。
237 :
おのじい:04/10/09 22:45:01 ID:SaX0cwvs
そうですね。前にも書きましたが、
日本では、伐採の主道具として斧を使う習慣は、例外を除き
江戸時代の中期までにはほとんど消えてしまったようなので、
斧で切る、という行為が一般には親しみが無いからでしょうね。
鋸を使う競技でも、日本のは鋸も小さく丸太も細いことが多いので、
西洋の競技に較べると迫力が無い。
238 :
ムカル:04/10/11 00:55:29 ID:uPGxPnGB
以前「斧の左打ち込み」書いておられましたが、どの程度正確に打ち込めます?
239 :
227:04/10/12 14:52:08 ID:???
>>234 ありがとうございました。最近はCATVで見たような・・・。
240 :
おのじい:04/10/14 15:58:37 ID:YWrpK+DU
>>238 なんとか左からでも打ち込めるようになった、というくらいのものです。
雑で不正確でも、左打ちができると体の左右が均等に疲れて、持続力が大幅に上がるので、
少なくともその点は得ですね。
241 :
ムカル:04/10/14 20:09:55 ID:OTV6gAZZ
左から打ち込むと、どうしても力が入らず深く伐り込めませんね。
外しやすくもあるし。
大木に受けを入れるとき、二人がかりで向かい合って斧を入れている写真をみたことがあるが、
実に器用なものです。
242 :
ムカル:04/10/16 20:04:05 ID:LBQ08kg4
今まで伐採の話ばかりでしたので、今度は薪割りのことも語ってください。
これなら話に入れる人も多そうなので。
自分自身は、満足に薪割りしたことありません。せいぜいキャンプ場の杉の背板薪を
鉈で割ったぐらい。
あとは、実家に有った廃材を、北海道の家庭には一家に一本ある「氷割り用のつるはし」の片側、
斧型に削られたほうで割ったくらい。刃が薄く、しかもナマクラだったので超わりにくかった。
243 :
おのじい:04/10/17 18:52:43 ID:/1RboZED
薪割り、ですか。
私の家は、私が10歳ころまで薪風呂だったので、薪割りはずいぶんしました。
直径20cm以下の松の玉切りを小さなアメリカ斧で割るだけでしたが。
その後、薪風呂から灯油風呂になったので、次に薪割りをしたのは大人になってからでした。
インドネシアに行くようになって、薪割りにも色々あり、短く玉切りにした丸太を上(木口)から
割る、という以外にも、薪を作るやりかたがいくつもあることを知りました。
続く
244 :
ムカル:04/10/19 20:18:53 ID:o056U0Qp
薪割りの方法といえば、良くある台の上に薪を立ててバサッとやるもの以外に、
切り口が水平じゃなくて立たない薪を丸太に立てかけて割ったりするのがありますね。
あと、薪を立ててやるものでも、斧を食い込ませてから半回転させて持ち上げ、
斧の峰を台に打ち付けてその衝撃で割る、という変わった方式がある。
以前NHKの「名曲アルバム」みていたら、オーストリアはチロル地方の村人がこの方式で、
直径40cmもあるような丸太を軽々わっている場面があって驚いた。
ただ、西洋式の曲線の柄はこのような「反対からの衝撃」に弱く、これで薪割すると
折れる危険もあるとか。
245 :
おのじい:04/10/19 20:54:22 ID:U+E0jgkU
曲線の柄が反対からの打撃に弱いのは見た目からもそう思いますが、
それ以前に、逆に持つと非常に振りにくい形ですね。
西洋の斧でも、反対側も使う設計になっている、両刃斧や薪割槌の柄が直線なのは、
両方の理由からでしょう。
それでも、柄の端にノブを付けて、すっぽ抜けが予防する配慮がしてあるのは、
洋式ならではですが。
246 :
名無しの愉しみ:04/10/19 21:42:33 ID:T5IXBls5
だれか、通販でショートハルバード買った人いないかな?
248 :
名無しの愉しみ:04/10/22 19:44:22 ID:MDwkdbhM
age
249 :
ムカル:04/10/23 01:31:12 ID:dsr/Uwmk
ホームセンターで売られている、薪割り用の和斧はどうして頑固に直線の柄をまもっているんでしょうかねェ
曲線のほうが使いやすいのは知れたことなのに
伝統です(w
加工コストがかかるし、曲線分材料も余分に必要
結果的に製品自体の価格を上げてしまう
ホムセンで斧や鉈を買う人の大半がそうだとは言わないが
同程度の物なら、安い方がイイってコトさ
曲線と直線を納得いくまで使い込んでから購入を考える人も皆無でしょうしね
251 :
名無しの愉しみ:04/10/23 21:30:10 ID:5H94yK9T
そういえば、グレンスフォッシュの斧、替え柄もけっこういい値段してますね
曲線柄はやはり高くつくんでしょうね
鉈の柄は、やはり片手使い用だからか、すっぽ抜けないようにコブが付けてあるようですが
253 :
先祖返りしてきこり:04/10/23 22:35:17 ID:Ew3VLIo7
斧はいまや、ヤー(クサビ)を打ち込むハンマーや、木に食われたチェンソー救出用具にしか使わないなあ…枝はつりもチェンソー、枝打ちも鋸しか許さない所が多いし…
ああ、ジイサンの青銅鋼尾鷲斧をつかう機会はあるのか…
254 :
きこり:04/10/23 22:48:01 ID:Ew3VLIo7
STILLの枝打ち斧やバイエルン斧が欲しいが、使うところがない。普通の土佐鉈で十分だったりする…枝木払いなら、昇り鎌やウナギ鉈、あるいはマシェトが便利そうだしな…薪割りも、大量なら薪割り機やチェンソー、少量ならおたふく刃の鉈が便利だし…
きこりの象徴、斧よ!お前はどこへいくのか!(まあ元々古い林業地域では、木を叩ききるタイプの刃物は「ヨキ」と呼んで、区別していないわけだが)
255 :
ムカル:04/10/23 22:57:15 ID:uI8bRnPP
>253
>青銅鋼尾鷲斧
なんだか凄い名前ですな。それどんなモノですか?
斧の立場はどんどん狭まっておりますが、やはり災害に備えて脱出用の斧は持っておくべきですな。
マジで地震怖い・・・
256 :
きこり:04/10/24 13:04:23 ID:4ij9nJCm
>225
尾鷲斧や久万型斧(むしろこっちだな)は、普通のハの字型の刃の斧(吉野型・バイエルン型)ではなく、刃頭が柄の延長まである枝打ち用の片手斧です。私のものは(有)西山商会の『枝打斧B型」とほぼ同じ形です。
太い、特に固いヒノキの枝を落とす場合、普通の斧では刃先の重心が軽く、またブレードの長さが足りないので、そんな形になっています。
257 :
きこり:04/10/24 13:12:50 ID:4ij9nJCm
(続き)安来青銅、あるいはS35青銅入り鋼でつくられているのは、普通の鋼鉄だと、重量のある刃で固く太いものを斬ると刃こぼれしやすく、また硬い鋼は研ぐのに時間がかかるため、あえて柔らかい青銅にしているとのことです。
258 :
きこり:04/10/24 13:33:07 ID:4ij9nJCm
現代のきこりが斧を使う「公式」の場合は、「労働安全衛生法」で「チェーンソ等の振動機械を使うのは一日2時間まで」となっているので、伐採木を枝払いして丸太にする作業で、その時間を越えた場合だけですな…まあ、ほとんど守られていない(仕事が終らん)けど。
259 :
きこり:04/10/24 14:34:15 ID:4ij9nJCm
勉強になるスレだなあ…まあ、田舎の本職よりも都会の趣味人の方が道具に詳しくなる事はよくあることだが。コストを考えると、「道具より技術と経験・体力で乗りきろう」になってしまう→結果、技術と経験のない若手が消え、体力を失ったじいさんが事故であぼーん…
260 :
ムカル:04/10/24 21:18:29 ID:QBx4Dlg0
本職さんのカキコでありますか。
ここに和式刃物の類の画像いろいろあります。
http://tosahamono.com/ 直径30cmくらいの杉を倒すのに斧と鋸では20分から30分かかるというから、
やはり本職の世界ではそんな悠長なことはできずにチェンソー使うんでしょうね。
チェンソー使用時間に規定があるのはやはり白蝋病予防ですか?
あと、書くとき「改行」すれば思う存分書けますよ。
261 :
チョベルグ:04/10/25 00:00:21 ID:gQ3qImna
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(´∀` )<
http://www.skystone.jp/ ⊂┯⊂ ) \_______
ヽヽ ヽ ヽ≡=- (´⌒(´
( ヽ(__)≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
Σ(( ̄(◎) (´⌒(´⌒;; キキーッ
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
見て納得、買って納得、着けて納得⇒激安ナウイ!
262 :
おのじい:04/10/25 16:34:26 ID:2vkrdpzN
あれれ、しばらく見ないうちに面白くなってますね。
現代流通している斧の大部分は、職人の道具というより、趣味人のアイテムとして
使われているでしょうが、それはそれでいいと思います。
趣味人のアイテム、と言っても、カスタムナイフなどと違うところは、ほとんどの人が実際に
使用するために買い求めることでしょう。
カスタムナイフを実用のために買う人もいますが、鑑賞用に集める人の割合が大きいようです。
日本刀だと、ほとんどの所有者は観賞用に買います。
現代の斧の扱われ方、けっこういいと思います。
趣味で使う人がいなくなると、生産量や流通量が極端に少なくなるし、観賞用ばかりになると、
いかにも飾り、といったデザインの、実用には不向きなものばかり出回るかもしれない。
263 :
きこり:04/10/25 18:46:06 ID:Q+EbS3Hl
>260
BB環境不能村在住のため、PCでネトをやる気が起きず、携帯でたま〜に繋ぐ程度に。携帯で改行を多くすると、すぐにバイトオーバーしまつ…
この中途半端山村め!奥地の「僻地・秘境レベル」村なら逆に光や衛星でBBなんだが…
>誤字脱字を嘲り笑って、それで人生なりたつのだから
>御立派まあ君の人生だから好きにしな
コラコラw いつ誰が誤字脱字嘲り笑ったの?w
被害妄想もいい加減にしろやw
俺は馬鹿と言われた位で発狂してんじゃねえよガキっていっただけだぞw
んで馬鹿と書いたの俺だと勘違いしてるようだから違う事を証明しただけw
まあ、チミみたいな痛い奴なら、
他の板でも散々誤字脱字その他諸々で、
煽られ馬鹿にされまくったのは容易に察しが付くけどww
もちろん現実社会でも馬鹿にされてんだろーなww
>別に死ぬ訳でもリストラされた訳でもないからね。
何かこう、窓際の中高年の哀愁のようなものが感じられますなァw
まあ頑張れよ、オッサンw
ちなみに私は役人なのでリストラなんてないから。
平日の昼間からネットでピコピコ遊びながら給料貰える特権階級だぜw イヒヒヒw
おまえら民間のジジイは俺の為に汗水流して税金払えよ っぷw
何処の誤爆だ?
266 :
きこり:04/10/25 19:02:32 ID:Q+EbS3Hl
学生時代にネパールからなんとか誤魔化しきって持ち込んだクックリ、山で無くしたんだが
東京・大阪にいたころは、すぐに買えたんだがなあ…ハンズなどで買える道具がフル回転使用できる環境に住めば、そんなものは手に入らない(住環境+経済的に)と…
高価な刃物を眺めていた自分→安刃物を使いまくる自分。思えば遠くに来たものよ…
267 :
きこり:04/10/25 19:18:19 ID:Q+EbS3Hl
本日、村内放送スピーカーから
「熊が○○地区山中に出没しました云々」
一週間後、その山中で仕事をする予定の男は、それを聞き、以前鹿の解体の時に首を飛ばした年代物のボロ片手斧を、今夜念入りに研ぐ自分の姿に萌えたのであった…
268 :
おのじい:04/10/25 19:31:38 ID:2vkrdpzN
きこりさん、どこにお住まいですか?
斧を研ぐ男って、きこりさんのことでしょう?
269 :
きこり:04/10/26 12:25:49 ID:???
紀州でつ。
今度、上富田というところで「間伐体験」というのを、県の林業センターが一般参加でやる(7000円は高いな…)そうでつが、どこでも行政やらNPOなどが同じような事をしていまつので、都市部の人が、愛『斧』をブンブン振るうには良い機会かと…
270 :
きこり:04/10/26 12:36:20 ID:R49Iu8ov
まあ、個人で山主の了解を得ることができれば、最も良いのでつが…
私も、奈良なら親父と伯父が持っているミニ山林がいくつかありまつ。そこでよろしければ『愛斧』を振るって頂けまつが…
このあたりなら、行政に予算がなく放置されている登山道、森林公園などをボランティアで整備すると村役場に言えば、おお喜びで伐採させてくれまつ。
271 :
名無しの愉しみ:04/10/26 13:06:43 ID:R49Iu8ov
首都圏でも、県町村有林レベルで、予算消化のために森林公園・遊歩道をつくってしまった田舎町村は、行政の担当者が維持予算不足でヒイヒイ。テキトーにNPO申請を県担当部署に提出しておき、『ボランティア団体○○ NPO認可申請中』の肩書きで、町村役場の担当者を訪ねれば…
伐り放題
272 :
ムカル:04/10/26 19:39:02 ID:3HKMOyeQ
うちの近所は公園の整備は行き届きすぎているので、さすがにそれは微妙ですな。
雑木林が宅地開発であぼーんされるとき、前もって土地所有者に頼んでおけばよかったのかもしれない。
273 :
おのじい:04/10/26 21:26:06 ID:5AxYY0OZ
消えていく雑木林はいくらでも目に付くんですが、所有者が誰で、どこに住んでいるのかが分かることは
ほとんどありませんね。
地主のほとんどが、遠い所に住んでいるから、探しにくいんですが、残念なことです。
それに、宅地造成が目的の場合、頼んでもまず切らせてはくれないでしょう。
相手は短期間に終わらせたがっているから、悠長に斧で切らせるはずがないし、こちらも切った木を片付けるのは
難しい。
まして土地を削って整地するところまでやれ、と言われたらもうお手上げ。
274 :
ムカル:04/10/27 21:12:47 ID:Tkk1xoI2
切り倒すにしても、伐採後搬出しやすい方向に倒せと言われたら大変ですなあ。
ゲッターロボを飽きずに何度も見ていたら斧の魅力に憑り付かれてしまった。
本当に斧良いよなぁ。小ぶりでぶん投げられるいい斧はないもんだろうか
276 :
ムカル:04/10/28 02:00:07 ID:FXfaIAfg
とりあえず、アメ横の「マルゴー」にはトマホークがいくつか売られていましたよ。
値段は知らないが。
277 :
きこり:04/10/29 19:42:05 ID:fwWTtrrc
>272>273
私は元都市住民(生まれ育ちは大阪・大学就職は東京)なので、その感覚は分かります。
しかし、大阪や東京でも車で2時間ていどのところ(東京なら奥多摩―あきるの市あたりから)で
「搬出しなくていいから伐ってくれ!」「町のパンフレットに『登山遊歩道』とは載せたものの…」
我が過疎村などは、年々雑木林が拡大…本来村の有志で整備するはずの「竹林公園」に手が回らず、竹、木、草でジャングル化→低賃金きこりの私達が今やっていたりします…
278 :
きこり:04/10/29 20:09:41 ID:fwWTtrrc
高さ7〜8mほどの道路法面からつき出た木を伐るときに
「木に手足をかけてよじ登り、自分が足を置いている木自体とその周りの木を伐る→さらに登って伐ってゆく」
という、危険な作業?をしましたが、そんな場合は、重い上キックバックや引き込まれたりする(下はアスファルトなので、落ちたら死にかねないし…)チェンソーより、ベルトに差したり背中に縛りつけられる『斧』や手鋸が便利ですね。
279 :
おのじい:04/10/29 20:38:58 ID:rF2URFCJ
>>278 木に登って切る、という状況だと、さすがの斧好きの私でも鋸を使いますね。
斧だと、体を支えながら切ると力が入らないし、体も揺れて怖い。
テレビで見た職人は、立ち枯れの杉の大木を切るのに、命綱や安全装置で体を支えて、
チェーンソーで上から切りながら降りていました。
立ち木を切る時は下の枝を落としながら登って行く
下の枝を残した状態で上から切ると、下の枝でハネて落下地点が予測出来ないので危険
ノコで枝を落としながら登って行き、チェンソーをロープで引っ張りあげて
上から切って行く場合が多いでしょうね
281 :
ムカル:04/10/30 02:37:15 ID:Zx41grz1
ところが、20世紀初め頃の映像に米国カリホルニア州でレッドウッドを伐採する木こりが、
地上相当高いところまで上り、そのロープで体を支えて斧を振るい、直径1mはあるその木を伐っている場面がありましたよ。
受けを刻んだ跡、どうやって反対の追い口側まで移動したものか。
それにもし倒す方向誤ると、地上と違って逃げられないから大惨事ですな。
20世紀初め頃にチェーンソーがあったら、その木こりは斧を使ったんだろうかね?
283 :
ムカル:04/10/31 21:21:47 ID:ny6KkZk9
しかし初期のチェンソーは振動がひどく、白蝋病の危険が今以上に大だったといいますから
有っても高い場所で使えたものか・・・
ところで木こりさん、紀州では直径何センチくらいの杉を間伐していますか?
「木材」として出荷されるのは直径何センチ以上、樹齢何年以上のものですか?
284 :
おのじい:04/11/01 22:28:13 ID:OjO1m45h
以前書き込みいただいた、ネジキを柄に使う方、見ておられたら教えていただきたいのですが、
ネジキは芯を持った丸太のまま削って形にするのですか?
それとも芯を除去して製材し、それから形を削り出すのですか?
最近群生地を見つけて、中にはかなり太くて素直な形状の幹のものもあったのですが、
どちらの方法で柄を作ったほうがいいと思いますか?
私の一番好みのカマツカは小さい木がほとんどで、両手遣いの斧の柄の材料が採れるのは
ほとんどありません。
次に好んで使うグミはもっと小さい材しか採れません。
これらに替わる木で、長い材が採れる木がないかな?と探しているんですが、ある程度硬くて、
しかも非常に粘く折れにくい木、となると、なかなか見つかりません。
285 :
おのじい:04/11/01 22:38:52 ID:OjO1m45h
きこりさんやムカルさんは、お勧めの柄の材料はありますか?
ヒッコリーの厚板や角材が売っていたら、それで作ればいいんですが、
日本ではほとんど扱っていないようですし。
ところで、生木から作り始めた場合、半年から1年も乾かせば、もうほとんど反りませんが、
その後2-3年は少しずつゆるやかに収縮するようで、きっちり嵌めたはずが、いつのまにか
柄と柄穴の間に小さな隙間ができていたりします。
木槌など、柄も頭も木だから、キツキツに嵌めたのが緩んで、抜けてしまったことがあります。
286 :
ムカル:04/11/01 22:59:18 ID:FHxvx8ZI
私は実践したことが無いのでなんともいえません。
ヒッコリー手に入れるしかありませんな。
丸太を半割りにするのはやはり「芯を抜く」ためですよね?
芯があると割れるから。
287 :
おのじい:04/11/02 18:17:53 ID:l43yU0GQ
柄の話はネジキさんが来られるまで置いときましょうか。
[collins axe]で検索してたら、アメリカの道具博物館のサイトがあって、
ヨーロッパ式斧と初期のアメリカ式斧の他に、イギリス式伐採斧の写真が掲載してありました。
ロビンソンクルーソーが使っていた斧はこんな形だったのか?と思いました。
ヨーロッパ式も、イギリス式も、初期のアメリカ式も、柄の形は日本式とほぼ同じです。
288 :
ムカル:04/11/02 22:39:43 ID:Pl/Izlj2
[collins axe]って、そもそも何ですか?
そういえば、少年時代のワシントンが桜の木を伐ったときに使った斧は、
どんな形だったんでしょうかね?
289 :
おのじい:04/11/02 22:55:21 ID:l43yU0GQ
[collins]とは、ムカルさんがニッチリッチキャッチから買われた両刃斧のメーカーです。
私もあれから同じメーカーの「ボーイズアックス」を買いましたが、硬さが程よく、良さそうな斧です。
[collins axe]というラベルが貼ってあったので、検索してみたら、沢山出ていました。
もっとも、ほとんどがアメリカのサイトで、欲しくてもどうやって買ったらいいか、分からないんですが。
ちなみに、一番でかいのは、6ポンドまであるようです。(両刃斧で3.5ポンド)
290 :
ムカル:04/11/02 23:07:31 ID:???
失礼、自分の得物をしっかり観察していなかったのは迂闊でありますた。
6ポンドというと薪割り用ですかね?
291 :
おのじい:04/11/02 23:19:54 ID:l43yU0GQ
薪割り専用斧は[maul]と呼んで区別するので、違うんじゃないかと思います。
私が持っているオーストラリアの競技用斧が5.5ポンドなので、6ポンドのは競技用かも。
[dayton axe]と書いてありましたが、どんな形なのかは分かりません。
ちなみに、ニッチの両刃斧やボーイズアックスなどは、「ミシガンパターンアックス」なんだそうです。
292 :
ムカル:04/11/02 23:30:31 ID:???
確かに薪割り専用の厚い斧はマウルでしたね。
しかし、グレンスの「アメリカ式伐採斧」はいつ出るのやら。
「2004年夏に販売」とホームページにはあったのに。
293 :
名無しさん:04/11/03 00:18:51 ID:LkuIy7wP
294 :
おのじい:04/11/03 21:11:57 ID:5B+JMYAy
グレンスのアメリカ式伐採斧、期待してたんですけど、結局出ない気がします。
ところで、ムカルさんは手斧より鉈派だそうですが、どんな鉈を使っておられますか?
295 :
ムカル:04/11/03 22:57:16 ID:IwhjuAcQ
金物屋で14000円で買った剣鉈に角鉈。
買ったばかりのときは臑毛剃れましたが、今ではさすがに無理です。
ネットで見た沖縄伝統の山刀「ヤマンガラス」、二十四センチという刃渡りの割に
一万五千円くらいと安価なので、興味あります。
296 :
おのじい:04/11/05 18:48:55 ID:gnH+J3Zf
私は20代までは鉈派で、2000-5000円台の角鉈を使い続けていました。
30代からは太めの木には手斧、細い木や竹、蔓には鉈鎌や蛮刀、と使い分けています。
最近、また鉈を使ってみようかな、と思うようになりましたが、なかなか好みに合った鉈が見当たりません。
片刃の角鉈が欲しいんですが、ヤマンガラスなんかも魅力を感じます。
ヤマンガラスのような全鋼のは研ぎはやや骨が折れるけど、丈夫さは最高です。
>>296 鍛冶屋に注文して造ってもらいましょ。
白紙、6000〜8000円位で出来そう。
298 :
名無しの愉しみ:04/11/07 00:21:47 ID:fxzet01C
新参者で書き込みを躊躇していたのですが、思い切って書いています。
もし良かったらお教えください。
最近薪ストーブを入れ、今年分は薪もいっしょに購入したのですが、来年以降
は自分で調達、薪割りをしようとまずはホームセンターにて3900円の薪割り斧
を購入しました。とりあえず手に入ったコナラの直径20〜25cmのものを
割った限りでは、意外やこんなものでも十分使えるという印象でちょっと拍子
抜けしてしまいました。(まだまだ打ち損じは多いですが。。。)
実は、これで練習した後に、グレンスか国産の
菊重
http://www.the-japanese-trading-post.com/knife/jp/ono.html トヨクニ
http://www.toyokuni.net/ 等の購入を検討していたのです。値段相応(2〜4倍以上)の切れ味の違いと
いうのはあるのでしょうか?(もっと硬い木だと差がでるとか?)
グレンスは断面形状が異なるので、それなりに違いは感じられるのでしょうが
国産の場合、形状に大きな違いはありません。刀やナイフであれば製造方法で
切れ味が変わるのは良く分かるのですが、斧の場合は形状が支配的なような気
がしています。
はっきり言って、差を体感出来ないと思います
じゃあ、価格の差は?と言えば一種の保証と言うか保険的なモノでしょう
トラブルがあれば相応の対応が期待できる
もちろん、今後使い込んでトラック数台分の薪割りをしていけば
研ぎやすさ、刃持ちの良さ、柄の強度等の差を体感出来るようになるかもしれません
が、薪ストーブのスレで書いてる人も多いですが、体力的、時間的に
そこまで続ける人は少数で大抵は割った物を購入か、薪割機の購入を考えるカト
300 :
298:04/11/07 17:19:46 ID:fxzet01C
>>299 早速のお答えありがとうございます。
う〜ん、やっぱりそんなもんですか。。。。
当分はホームセンタの斧でいろいろな木を割って様子を見てみます。
> そこまで続ける人は少数で大抵は割った物を購入か、薪割機の購入を考えるカト
雑誌などを見ると、壁飾りになってるケースは確かに多いですね。
301 :
おのじい:04/11/07 19:28:48 ID:s/TLRhTa
グレンスのは刃の断面形状が国産のとかなり違うので、割った感じが違うと思います。
ハスクバーナやフォルタフォッシュなどのも、独特な形の刃をしていて、
割るときの感じがまた違うでしょう。
どれが優れているか?というのは人によって感じ方が違うので一概に言えませんが。
刃先角の差は体感できる差になって現れるでしょうが、刃の硬さの差はあまり問題にならないでしょう。
伐採斧の場合は、刃やヘッド全体の形状、重さ、刃先角、刃の硬さ、柄の長さや形が作業能率や疲れ方に
大きな影響を与えますが、薪割り斧の場合はそれほどシビアじゃないと思います。
302 :
ムカル:04/11/08 16:54:42 ID:XwL/SvMB
303 :
おのじい:04/11/08 18:59:57 ID:KeGABiV8
私は薪割りの経験は長い(4歳から11歳までほぼ毎日、その後も断続的に)のですが、
あまり興味はありません。
ありあわせの道具で、適当に、かつ強引にやれば、どんな木でも割れるので。
斧の斧たる活躍の場はやはり伐採、それも大木の伐採でしょう。
304 :
きこり:04/11/09 21:06:08 ID:???
>283
このへんでは、間伐に
「直径何センチ・樹齢何年」
という基準はありません。その時々の『(発注者の)目的』と『林分の状態』によりけりで…基本的には、「木材として加工し難い木」ですが、搬出する(切り捨てしない)なら真逆だったり…治山・環境事業なら、「密度」だけでケテーイしたり…
305 :
きこり:04/11/09 21:13:49 ID:???
『搬出』に関しても、地形や林道までの距離・素材としての価値(樹種・形質など)山主の意思等の条件により、『基準』はありません。あるとすればただ一つ
『黒字になるかどうか』
です…
306 :
ムカル:04/11/09 22:54:26 ID:9JdFsSA2
間引きも難しいんですなぁ。
ところでおのじいさん、ボーイズアックス購入とのことですが、その斧、柄の長さは70Cm。
持ちやすいように柄をすげ替えたりしたのですか?
307 :
おのじい:04/11/10 22:54:27 ID:u+ex0ozQ
その予定です。
長柄の斧は、ヘッド重3.5−4ポンド(1.5−1.8kg)と決めています。
理由は、重さが変わると、感覚が狂って使いにくいからです。
以前、1kgから2.5kgまで、色々な重さのヘッドに長柄を付けて使ってみましたが、
2kg以上だと腕力がついていかないし、1.3kg以下だと食い込みが悪くてはかどらない感じがします。
2kg以上は観賞用、1.5−1.8kgは65−80cmの柄、1kg前後は50cmくらいの柄、
0.5−0.7kgは35cmくらいの柄、という風に統一したら、使いやすく感じるようになりました。
私は標準より短めの柄のほうが使いやすく感じるようです。
以前、1.8kgのヘッドに92cmの柄を付けたら、持て余す感覚でした。
大斧に65cmの柄は短すぎると思いますが、障害物の多い所では、80cmでさえ邪魔に感じることがあります。
トマホークは斧の部類で良いのでしょうか?
>>308 はい、トマホークはれっきとした斧です。
せっかく来たんだから、何か語って下さい。
310 :
308:04/11/11 21:32:34 ID:???
311 :
名無しの愉しみ:04/11/12 00:26:47 ID:9Z4RncK4
刃物板の鯖が移転でここと同じになったが、移転すべきか?
>>310 画像が見れないので、文章から想像しますが、
ナイフを作った残りで、っていうと板状のブレードのタングをハンドルにはめ込むか、
タングにハンドル材を着けるか、のナイフと同じ構造ですね?
自己防衛に使うとしても、人が相手だとまず過剰防衛間違いなしだから、
熊や野犬などの動物相手にしか使わないことですね。
凶漢相手に止むを得ず使うとしても、刃の反対側で殴るのが限度。
313 :
310:04/11/12 23:59:30 ID:???
314 :
名無しの愉しみ:04/11/13 09:50:49 ID:ljA2rb2h
>>313 ニューギニアの石斧と同じ嵌め方ですね。面白い。
ちなみに、インドネシアの一部にはこれと同じ方式で、やはり板状の刃(鋼鉄製)
を付ける地方がいまだに残っています。
刃の形状は違いますが、その写真とそっくりです。
ところで、柄は自作のようですが、何の木を使っているのですか?
よろしかったら教えて下さい。
315 :
名無しの愉しみ:04/11/13 12:06:39 ID:CMelMUOz
手斧ってないの?両刃で柄は40cm〜50cmで刃がでかいの。
>>315 災害用の手斧が6000円ぐらいであったよ。柄に対して刃がでかい。
刃つってもついてないけどwその分鋼鉄製で災害用としての耐久性はすごいと思う。
すごい重いけど。あとはコールドスチールの市かしらないな
317 :
名無しの愉しみ:04/11/13 14:18:05 ID:ljA2rb2h
>>315 普通の大型斧を買って、
1.柄を短く切り縮める。簡単にできるが、端の膨らみを切り落としてしまうので、グリップが悪くなる。
2.元の長柄を外して、自作の短い柄を付ける。少し難しく、手間はかかるが、自分好みのものができる。
のいずれかの方法で改造するか、
3.
>>316氏に入手先を教えてもらって購入する。
のどれかの方法で解決。
>>316氏が親切に教えてくれれば一番早い。
318 :
313:04/11/13 19:22:23 ID:???
>314
柄は市販のカナヅチ用の物を使いました。
恐らくカシか、シラカシと思いますよ。
>315
刃が重いのを片手で振ると手首を痛めるので
バランスのとれている市販のを改造なし
で使うのがいいと思うよ。
>>317 それがさ、俺が欲しい位w2年前に東急ハンズで見たんだがな。
全部鉄製の斧。刃はない。ああいうのは研いだら切れるのだろうか
特殊な製造法をしていないなら、研げば切れるようになる
が、おそらくはバールやツルハシのような使い方を想定して作られているだろうから
焼きが甘いので、すぐに刃が鈍って切れなくなる
321 :
名無しの愉しみ:04/11/13 21:45:55 ID:ljA2rb2h
>>319 西洋製の斧って、刃は付けてないことが多いよ。
特にアメリカ製の斧は刃付けしてあることはまずない。
自分の好みに刃を付けろ、ってことだろう。
もちろん、砥いだらちゃんと切れる。
>>318 ニュージーランドの博物館で、ヘッドの重量2kg以上ありそうなのに、柄は40cmくらいしかない斧を見たことがある。
普通に売っている切斧の最大が1.5kgくらいだから(もちろん長柄)、手斧にしてはばかでかいんだけど、使い込まれた柄
を見ると、実際に使われていたと思われる。
ヘッド(頭、刃)の大きさと、柄の長さの関係は、かなり融通がきくんじゃないかな?
マジックアックスってヘッド重量じゃなくて全体の重さが5.5kgだよね?
ヘッド重量が5.5kgって書いてあったもんで。通販SHOPに。
323 :
318:04/11/14 08:55:36 ID:dDbGZDQq
>321
>ニュージーランドの博物館
貴重な体験だな。民族の生活を知る上で
使い込まれた道具を見るのは重要だね。
よく観察すれば握った所が黒ずんでたりするから
持ち方、利き腕とかわかるから面白いよ。
324 :
ムカル:04/11/14 11:56:59 ID:mv06saMc
しかし新品白木の柄に泥軍手の跡をつけてしまうと、ものすごい罪悪感に襲われてしまうんですな。
最近急にレスが増えましたね。
314、317、321は私でした。名前入れ忘れただけです。
ウレタン樹脂のような、染み込むタイプの塗料を塗り込めば、防水性が上がって、
汚れも染み付かなくなるのでいいですよ。
乾いた上から重ね塗りをすれば、厚い塗膜もできるが、染み込ませて表面に残った塗料を
拭き取れば、ツルツルピカピカにはならないし。
素木のままだと濡れたり乾いたりを繰り返すうちにひび割れてくるので、洋斧の柄には
全て何らかの塗装がしてあるはずです。
326 :
ムカル:04/11/14 23:16:28 ID:tcgWm9jL
そうですよねえ。
考えてみればニュージーランドの斧状況知っているのはあなたくらいしかいないだろうし
誰か教えてください。
以前テレビでやってたんですがその中で丸太きり?で使ってた
斧を探しています。特徴は刃の部分が最近の一般に普及してる物よりも
長く、三日月みたいな感じでした。また鏡面仕上げで、切れ味も
すごかったです。産毛を剃っていました。探したんですがなかなか
見つかりません。似たような物を知ってる方居られるでしょうか?
328 :
ムカル:04/11/15 20:13:29 ID:edLcl7SQ
329 :
ムカル:04/11/15 22:50:07 ID:???
331 :
名無しの愉しみ:04/11/16 14:57:05 ID:5P7k2TyE
ここは危険なスレですね、と。
333 :
327:04/11/16 23:09:09 ID:???
皆さんレスありがとうございます。三日月型という表現が悪かった
みたいですね。一番近いのが
>>330さんが貼ってくれた2つのリンクの内の
下のリンク先にある一番上の物に似ています。あの両側のカーブをもっと
延長した感じです。あと海外製?だと思います。なぜかというと海外の
丸太きり大会みたいな映像だったので。その映像を見てからずっとネット等
で探してるのですが・・・
334 :
ムカル:04/11/17 00:03:10 ID:???
だとすれば、「スチール社のチェンソー用斧」に形が近いかも知れませんね。
どうも今現在は売られていないようだが。
335 :
名無しの愉しみ:04/11/17 19:31:52 ID:JkfqFqU+
【社会】「浮気してるかと」 82歳女性、まさかりで80歳夫を殺害未遂…茨城
1 :☆ばぐ太☆ ◆JSGFLSFOXQ @擬古牛φ ★ :04/11/17 10:29:25 ID:???
★浮気疑い80歳の夫殴打 殺人未遂容疑で82歳の妻逮捕
・茨城県警は17日、自宅で寝ていた夫(80)を殺そうとしたとして、同県
大子町西金、無職堀江ミツ容疑者(82)を殺人未遂の疑いで現行犯
逮捕した。大子署によると、「夫が浮気していると思った」と容疑を認めて
いるという。夫は意識不明の重体。
調べでは、堀江容疑者は同日午前1時ごろ、寝室で寝ていた夫の頭を
まさかり(刃渡り約20センチ)で数回殴り、殺害しようとした疑い。
堀江容疑者の怒鳴り声を聞いた娘(51)が寝室に行くと、夫が頭から
血を流して倒れ、隣に堀江容疑者が立っていたという。
http://www.asahi.com/national/update/1117/007.html ガタガタブルブル・・・
殴るならオレオレ詐欺の犯人を殴れ!
先日、ハスクバーナの切斧をニセアカシアの切り株に軽く打ち込んだら、一発目で
刃先の角が1センチくらい欠けて飛びました。
割れ口を見ると、焼き割れ(鍛え割れ?)して、元々ひびが入っていたようです。
たまたま欠陥品に当たっただけなんでしょうが、何だか信頼できない気がしてしまいますね。
中国製や東南アジア製だと珍しくない事故ですが、欧米の製品でそういうことが起きたのは
初めてです。
>1センチくらい欠けて
oh〜 no〜
>>336 説明の手紙と一緒にメーカーに送ったら金の斧になりませんかね?w
339 :
ムカル:04/11/17 23:34:30 ID:v/OKObtv
ニセアカシアは柔らかい木なのにねえ・・・冬で鉄材がもろくなっていましたか?
以前紹介したナイフマガジンのアメリカの開拓時代の斧特集記事にも、
「冬は、刃が欠けないように温めてから使った」とあるし。
340 :
ムカル:04/11/17 23:36:08 ID:???
刃が欠けた、といえば、以前読んだ世界の心霊話で、こんな話がありました。
アメリカで、ある白人の一家が一軒家を家具付きで買い取りました。
リビングには大きなテーブルがあり、その天板には気味の悪い木目が浮きだしていましたが、
何故かそれに「心引かれる」ものがある。
さてしばらくして、一家の旦那が庭で薪割りしていたところが、突然分厚い斧の刃が何の前触れもなく
ポキッと欠け、不運にも破片がそばにいた息子の腰に当たって半身不随。
それから一年もしないうちに今度はガレージの車が触りもしないのに急発進し、娘が脚を挟まれて歩行障害。
子供は二人とも障害者になってしまったのです。鬱々とするうちに今度は家が火事に。
旦那は歩行障害の子供達を真っ先に助けるはずが、どういうわけか例のテーブル真っ先に持ち出してしまい、
結局家財の大半は全焼、子供達も焼死してしまいました。
旦那は何故自分が意味不明の行動したのか理解できず、嘆くばかり。
と、例のテーブルの気味悪い木目が、はっきり「悪魔の顔」になっている。
後日調べてみたところでは、このテーブルは、虐待されていた黒人奴隷が製作したもので、
これを所有した白人に崇りが及ぶ、といういわくつきの品。
旦那はテーブルを教会に持ち込み、何とか供養してもらったそうですが・・・
ガタガタブルブル
生木のニセアカシアはヤワイけど、枯れたのはチェーンソーでも切るのに一苦労するからな
まあ、不良品だってあるでしょう、量産品なんだし
暖かい日だったので、低温で脆くなったという線は有り得ません。
明らかにひびが入っていたのは、断面の大部分が黒く変色していたのからも明らか。
343 :
おのじい:04/11/18 18:31:42 ID:eBHGthF4
暖かい日だったので、低温で脆くなったという線は有り得ません。
明らかにひびが入っていたのは、断面の大部分が黒く変色していたのからも明らか。
新斧は、本番?で使う前に、刃のあちこちを硬い木に打ち込んで試す必要がありますね。
344 :
ムカル:04/11/18 22:56:09 ID:Pb0XKAA6
ところで、ハスクバーナにも伐り斧があったのですか。
例の注文リンクには、薪割り斧と大工斧しかなかったけど。
345 :
おのじい:04/11/19 23:25:08 ID:74DAb08J
ハスクバーナにも切斧はありますよ。スウェーデン型のもありますが、
私が買ったのはアメリカ型に似た形で、身の薄いものです。
重さの割に薄すぎるな、という感想で、元々あまり気に入らなかったので、
刃が欠けてもあまりがっかりしませんでした。
今後は庭木の植え替えや撤去のときに、根を切るのに使おうと思います。
土の中の小石で刃が傷んでも惜しくないですから。
346 :
ムカル:04/11/19 23:48:27 ID:dP7U5rQi
根を切る、といえば、植木屋が使う刃物に「根切り」という、
柄の長さが2mもある薙刀のような、凄い鉈がありますよ。
鉈とはチョット違う、どっちかと言えばバールの先に刃を付けたような物
焼き入れもかなり甘いし、作りもかなり大雑把
使い道が使い道なので、その程度で十分でつ
348 :
おのじい:04/11/21 18:39:48 ID:fKKo9ABf
根切り「バチ」とは別のものなんですね?
欠けた斧は、根性で研ぎ直しました。形は大分変わってしまったけど、
欠けたのが元側の角だったので、和斧風のシルエットになっただけです。
先側の角が欠けていたら、かなり使いにくくなったでしょうが。
ゴメン、根切り「バチ」がどういうモノか判らない
あ、ここはID出無いのか347です
351 :
おのじい:04/11/22 20:30:49 ID:KnxLU4T1
根切りバチとは、バールの先が平たく幅広くなって、バチ(ヘラ)状になったものです。
刃は柄(本体)と直角に付いていて、幅10センチくらいです。
研ぎ直したハスクバーナの斧、いい感じです。
下ろしたてというのに、長く使い込んだみたいな刃になりました。
352 :
ムカル:04/11/26 23:58:27 ID:T/+vCJI4
グレンスの大きいほうの両刃斧、ついに売り切れたようです。
353 :
ムカル:04/11/27 22:01:25 ID:YUJbuPTa
例の古い西洋斧、柄がグラグラになっていたので思い切って抜きました。
この柄、握り具合は最高だったので、後日これを参考にして新しい柄を作りたいと思います。
354 :
おのじい:04/11/28 19:22:33 ID:lhTCYsw7
>>353 いい柄ができるといいですね。
以前書いたグミやカマツカ以外では、タンナサワフタギ、アサダ、ミズメ、クマシデ、ズミなんかもいいようです。
ヒッコリーやイペの角材が売っていたら、それもいいですね。
形は最高だと感じたものを参考にするのが手っ取り早いでしょう。
試行錯誤でやると、気に入ったものができるまでにかなり時間がかかりますから。
今週末から長期旅行に出ますので、しばらく書き込みができません。
それではしばらくごきげんよう。
355 :
ムカル:04/11/28 21:19:39 ID:1ZcgKkU7
一応、その斧の柄の輪郭を紙に写し取り、細長い良材が手に入ったら糸鋸でくりぬき、
あとは丸く削りたいと思います。
しかっし曲線用の鉋って高いんですよね。
旅行いけていいですなあ。
柄がグラグラならカナヅチ用のくさびで
間に合わないですかね?それと穴は
テーパーになっていると思うんですが
どうなんでしょう?
357 :
ムカル:04/11/30 23:50:12 ID:CMbC9dnG
それがその柄のヒツに納まっていた部分、かなり朽ちて細くなっているんですね。
ヒツ穴の内壁に凹凸が大量にあるので、そこに水がたまって腐ったらしい。
打ち込まれていた木の楔はナイフでいじっていたら簡単に抜けました。
これでは金槌用の小さな楔では歯が立たない。
358 :
ムカル:04/12/15 20:30:49 ID:6YyU0h00
平成16年12月の世田谷ボロ市。
今年も行ってまいりました。刃物を商っている出店は全部で3、4店舗。機械に取り付けて桑の葉刻むための包丁やら
八万円の剣鉈、8000円のマシェット(いずれも鞘入り、刃の状態不明)などいろいろ。
ナイフの柄に良さそうな鹿の角は100gで400円とか。
さて例年東北地方の古民具、特に斧や鉈の類を専用の棚にズラリと並べている爺さんが今年もいましたので覗いてみましたらば
いつに無く品揃えが豊富。刃は顔が映るほどギンギンに研がれています。値段は柄なし、柄付き、それぞれ1万〜2万。
大抵は伐採か薪割りかの刃渡りが狭いものでしたが、ハツリ用の刃渡り20cmはあるのが売られていたので2万で買いました。
これとてもやはり顔が映るほど研がれ、しかも家で確かめてみたらすね毛が剃れる!
マジすごい。
ただし柄は色合いいいもののやはりグラついているので、新しい柄製作の必要があるかもしれない。
359 :
名無しの愉しみ:04/12/29 00:40:30 ID:Yb6y4HtF
age
あぼーん
361 :
おのじい:05/01/03 09:50:48 ID:MXFZDCq/
しばらく前に帰ってきました。
今回は斧を使う機会が少なかったので、話題は少ないです。
コリンズの両刃斧がニッチに少数入荷したようなので、今度こそ買おうと思います。
362 :
ムカル:05/01/03 18:15:11 ID:+FPkUtsW
ああ、お元気で何より!あの東南アジア大津波があったものだから、巻き込まれていやしないかと心配していましたよ。
今度は何処に行かれたんですか?
両刃斧買って木を伐ったら、ぜひ感想教えてください。
363 :
おのじい:05/01/03 19:26:06 ID:MXFZDCq/
インドネシアです。もっぱら山岳部ばかり行くので、津波は無関係。
当日はスマトラ北部に居たので、震度3くらいの揺れは感じましたが。
コリンズの斧は刃先が2ミリ以上の厚さがあり、砥ぐのに時間がかかります。
両刃となると更に大変そうです。
ともあれ、買えてからのお話ですね。
364 :
ムカル:05/01/03 19:39:44 ID:+FPkUtsW
スマトラ北部って言ったらマジで震源地近く。それでも震度3?
今回の地震は震度の割りに津波が大きい、「津波地震」だったのですかね?
明治の三陸津波地震と同じような。
新しい斧の柄は、ホワイトアッシュ探している最中です。
365 :
おのじい:05/01/03 20:21:00 ID:MXFZDCq/
近い、といっても、私が居たところは震源地からは500キロ以上離れていますから、
あまり揺れなかったのでしょう。
ホワイトアッシュは手に優しい(手触りが柔らかいし、衝撃が吸収される)ですね。
日本産材だと、トネリコやアオダモがほぼ同じ材質だそうです。
それではまた明日。
アオダモやシオジは乾燥時の収縮が大きく、
暴れるからよく乾燥していて割れていないものを
使うといいよ。カヌーなんかで使うからその辺から
探せば見つかるかもよ?
367 :
おのじい:05/01/08 22:13:38 ID:1F+rpgxp
骨付きハムの骨を、スープを取るために斧で叩き切ったら細かく刃こぼれ(刃つぶれ)しました。
枯木の節を叩き切っても切れ味が落ちない、かなり出来のいい洋斧だったんですが。
今度インドネシアに行ったら、肉屋が使っている斧のブランドを聞き出そうと思います。
(あっちの肉屋は、よく牛の骨を斧で叩き切っています。スープにしたり。骨髄を食べたりするからです。)
そういえば、以前メダンの金物屋で「アメリカかドイツ製のいい斧ないか?」と尋ねたら、
「あんた肉屋か?」と言われたことがあります。
368 :
ムカル:05/01/08 22:31:07 ID:i545P6Nd
骨付きハムとは贅沢ですな。
インドネシアの鉈、パランは骨切りには厚みが足りないんですかね?
なんだここは 二人しかいない
370 :
おのじい:05/01/11 18:37:29 ID:dsvwmkwA
パランは使われていませんね。厚みも重さも足りないんでしょう。
骨切り用の斧は、大型の斧頭に短い柄を付けたものを使っています。
君たちにオススメの映画。「カンフーハッスル」
中国マフィアの名前が「斧頭会」。斧を振り回して
戦います。
372 :
ムカル:05/01/13 01:56:20 ID:cKouZG5l
映画はビデオが出たらじっくり観ます。
しっかし大型の斧の刃に短い柄なら、片手で扱うには腕力がいりますな。
日本のラーメン屋も、豚骨割るのに鉈や片手斧使っているけど。
373 :
おのじい:05/01/13 16:20:37 ID:bGwyJWdH
同じ切断力を得るのに、軽い斧だと十分にスイングする必要があるが、重い斧だと軽く振り下ろすだけでいい、ということで、
切れた(割れた)骨がどっかへ吹っ飛んでしまわないようにするためには、なるべく振り下ろす速度が小さい方がいいのでしょう。
実際、小さなモーションで、斧の重さで切っている感じです。
また、木の伐採やはつり作業では一日中、何千回も斧を振らなければなりませんが、
肉屋の作業のほとんどは肉を包丁で切ることで、骨を切るのはほんの短時間なはずですから、重い斧を使っても疲れないんでしょう。
ただ、いくら疲れないといっても、それなりの腕力がないと扱えないのはおっしゃる通りですね。
いずれ機会があったらなぜ重い斧を使うのか訊いてみましょう。
374 :
ムカル:05/01/13 23:19:55 ID:CGfPlRul
ところで、例の両刃斧は買われましたか?
おのじいさんがはじめて大木(直径50cm以上)を斧で倒したのは、いつごろのことですか?
375 :
おのじい:05/01/13 23:57:54 ID:bGwyJWdH
他に買いたい斧や鉈があって、まだ注文しとらんのですよ。
急がないとまた品切れになってしまいそうな気がしますが。
ムカルさんはどうやって、どのくらいの時間を掛けてその斧を研ぎました?
研ぎやすさ、硬さ、刃持ち、など分かる範囲で教えて下さい。
日本で切り倒してもいい大木に出会うことはほとんど無いこともあって、
最初に大木を切ったのはわずか8年前です。
それからはひと抱え以上のだけで100本近く切りましたが。
376 :
ムカル:05/01/14 01:21:01 ID:sQPkj1zO
「他にも欲しい斧や鉈」がそんなにあるのですか・・・
で、それが例の両刃斧では一度も木を伐った経験が無いので買った時のまま。
なんとも言えないのですよ。ただ、木に当ててみた感覚では切れ味はグレンスの投げ斧には遠く及ばず、
スタンレーより落ちる感じ。刃は硬そうです。
例のコリンズのボーイズアックスと同じ感じでは?
自分は初めて30pの木を伐ったのが13年前。今まで伐った最大の木は直径40pのクヌギ。
これは滅茶苦茶硬い木だった。
377 :
おのじい:05/01/14 16:59:59 ID:O0Q/8pF9
両刃斧、注文して代金も払い込みましたよ。2,3日したら届くでしょう。
コリンズのボーイズアックスは硬めでいい出来でしたが、そのあと小さいモデルの
ハンターズアックスを買ったらナマクラでした。両刃斧が出来の良い物だといいんですが。
コリンズに限らず、同じメーカーの斧でも品質にばらつきがあるのは仕方ないことです。
鍛造や熱処理のわずかな加減で良くも悪くもなりますから。
確か、ムカルさんの買ったアクドールの斧も、最初のは良かったけど2本目のはダメだったんですよね?
ただ、いいメーカーのは出来の良いのが大部分でナマクラは少ないが、そうでもないメーカーのは
出来の良いものの方が少ない。
ひどいメーカーのだと、全部ナマクラ。材料の鋼材自体が粗悪な品質だと、どんなに熱処理が良くても
いい物は出来ませんから。
378 :
おのじい:05/01/14 17:06:44 ID:O0Q/8pF9
ただし、グレンスフォッシュの斧のように職人の手作りで、研いで刃付けをして、
焼きの入り具合を品質検査をして出荷されるものは、外れはないでしょう。
軽量で薄刃造りなのが好みでないので買っていませんが、アメリカ式伐採斧が
再び生産されたら買いたいですね。
379 :
ムカル:05/01/15 19:31:57 ID:p+TCnOnh
グレンスのアメリカ式伐採斧がまた販売されたら、自分も買いたいですね。
多分観賞用になってしまうだろうが。
ただ、グレンスの斧の柄はヒッコリーの白木なので、握り具合が大変に良い。
ニスを塗って幾分細めなコリンズの斧の握り具合は硬い。
しかしアクドールの斧、十三年前は黒塗り、十年前は青塗り、最近では無塗装ですな。
380 :
おのじい:05/01/16 19:38:57 ID:weoSl+UG
両刃斧、届きましたよ。
とにかく刃先が厚くて、砥ぐのに時間がかかりそうです。
ほとんど使わないにしても、刃付けはしておきたいので、そのうち頑張ります。
柄は、確かに細すぎて握り心地は良くないですが、当分はそのままにしておきます。
381 :
名無しの愉しみ:05/01/16 22:39:07 ID:LIWB0Mgp
グレンスフォシュ社のミニハチェットって、大体どこら辺まで使える??
382 :
ムカル:05/01/17 01:14:18 ID:AQE3xNuC
>>380 色は黒塗りでしたか?オーバーオール着た猪のシールは貼っていましたか?
使い心地のレポお願いします。
>>381 手斧は持っていないので答えられません。失礼
あぼーん
384 :
???:05/01/17 10:52:34 ID:???
二人だけでスレを維持するのは大変だろうね。
カキコを?で終わられたら他に誰もいないんだから
自分がレスしなければいけないし、
かと言って、1日中パソコンの前にいる訳にはいかないし、
あれは試されましたか?とくれば、まだその気が無いのに
行動を起さなければとも思うだろうし、
それから・・・・・・もういいや。
独り言だから気にせんでくれ。
そうか
387 :
おのじい:05/01/19 15:56:38 ID:B9RuiWFy
黒塗りです。シールも貼ってあります。
とにかく刃先がバカ厚いので、気分が乗るまで砥ぐ気になれなせん。
アメリカの金物屋のホームページ見てると、欲しい斧が出ていたので
メールやファックスで問い合わせてみたんですが、返事がありませんね。
面倒くさいから無視してるんでしょうなあ
「海外からのオーダーも承ります」とか書いてあったのにガッカリ。
アメリカにも鍛造で仕上げも良さそうな斧がいくつもあるのに、日本の薪ストーブ屋
あたりが仕入れるのは、鋳造の安物が多いですね。
コリンズのは一応鍛造だけど、仕上げが非常に粗雑で柄も安っぽい。
>「海外からのオーダーも承ります」とか書いてあったのにガッカリ。
日本は海外じゃ無かったんだよ(AA略
>鋳造の安物が多いですね。
薪ストーブスレ見てる限りじゃ自前で割ってる人はほとんど居ないもん
需要がなければ供給もされない、ってコトでしょ
389 :
ムカル:05/01/21 03:29:54 ID:???
しかし斧買うためだけにアメリカ行くのはあまりにも辛い・・・
第一アメリカは広いから、どこに良い斧があるかも判らないし。
390 :
おのじい:05/01/21 17:19:35 ID:UHhCgoSv
アメリカの他のショップにも問い合わせてみました。今度は返事が来るといいな。
アメリカのある斧屋のホームページを見たら、1900年頃、アメリカには400種(パターン、型)
以上の斧が作られていたが、現在では統合されて約30種が生産されている、とのこと。
さすが、斧大国ですなあ。
ちなみにそこで扱っている最大の伐採斧は8ポンド。
アクドールの一番でかいのが3.5ポンドだから、馬鹿でかいにも程がありますな。
391 :
ムカル:05/01/21 19:31:22 ID:9u4zRg45
1900年ころといえばアメリカの開拓はまだ続いていたころ。
そして大量生産はまだされていなかった頃ですね。しかし統合されても30種ですか。
しかし薪割ではなく伐採で8ポンド・・・。どんなマッチョが使うのやら。
アメリカといえば、あのリンカーンは開拓民の子だったせいで、斧使いの名人だったそうです。
常人の三倍の速さで木を倒したとか。
392 :
おのじい:05/01/21 20:12:01 ID:UHhCgoSv
ムカルさん、今日は早いお帰りですね。
現代に「斧の名人」と言われても、どの程度のものか定かではありませんが、
リンカーンの時代にアメリカで名人と言われるのは、並の腕ではありませんね。
「御柱祭りのきこり」クラスがそこらにゴロゴロしていた時代ですからね。
5ポンド以上の伐採斧は、アメリカの各ショップのカタログにも少ししか出てないので、
もしかしたら競技用の斧かもしれません。
大多数の伐採斧は、大が3.5ポンドになっていますので。
393 :
ムカル:05/01/21 21:41:50 ID:???
たまには帰宅が早いこともあるんですよ。
リンカーンは身長が190cm以上でアメリカ史上もっとも背が高い大統領、
喧嘩も相当強かったそうだし。
御柱祭り、最後に柱の先を三角錐に削っるときの作業、斧だけであんなに器用に削れるのは凄い。
まるで鉋でもかけたような滑らかさ。
また映画の話ですが、先日公開された映画「北の零年」。北海道の開拓をモチーフにした映画、
渡辺謙が伐採作業している場面が予告編にあった。予告編ちょっと見ただけなので、使っている斧の刃の形は
不明ですが。
24日からレンタル開始の「キング=アーサー」、敵役のアングロサクソン人は斧を武器にしていますね。
やはり斧は白人の道具ですか。ところで「競技」とは、やはり丸太きりとかですか?
なんか荒らしがいるようなので、サゲて書きます。
じゃあ、下で話しますか。
よく読んだら、8ポンドのは消防斧で、伐採斧の最大は6ポンドでした。それでもかなり巨大ですが。
「競技用」という記述はありませんが、その6ポンドので十分競技(丸太切り)に使えるでしょう。
ところで、自前で斧を作っている国って、案外少ないようですね。
他国へ輸出までしている国、となるとごくわずかで、私の知る限り(多そうな順に)
アメリカ、中国、スウェーデン、ドイツ、カナダ、インド、コロンビアくらいのものです。
日本は自前で作ってはいるけれど、輸出まではしてません。
395 :
ムカル:05/01/22 23:47:43 ID:???
確かに消防用斧ならば壁をぶち壊す必要があるので、重量は必要でしょうね。
しかし中国斧って品質はいいんですか?西洋はともかく、インドが斧を輸出しているとは驚き。
インドは、ホームページを出しているメーカーがありました。
中国斧は、偶然出来がいいものができることはありますが、おおむね酷い品質です。
柔かいものは軟鉄並みですぐ刃がまくれるし、焼きが硬すぎるものは一発で大きく刃が欠ける。
それでも極めて安価なので、東南アジアなどの発展途上国に広く出回っています。
ニュージーランドでさえ、ホームセンターに置いてありました。
397 :
ムカル:05/01/23 21:32:03 ID:???
おやおや、インドでホームページ完備会社ですか!やはりククリナイフも作っているような会社ですか?
中国斧の柄は直線ですか?韓国に行ったことがありますが、そこの民俗村や博物館にあった斧(トキ)は
足が長くて刃渡りが狭く、峰が出っぱっている、まるでグレンスの薪割り槌のような型の斧でした。
インドの会社は、カタログを見ると、ただ各種アメリカ斧をコピーして作っているだけのようです。
でも、実物は見たことがありません。ククリとかは作っていず、単に洋風の刃物をコピーするだけのようです。
中国には本来独特の形をした斧があるようですが、輸出用に作られたものはアメリカ斧の一型をコピーして
作ったもので、オリジナルに見られる荒々しさや力強さが無く、のっぺりと迫力の無い感じです。
どこがどう、と表現しにくいのですが、見れば一目でアメリカ製でないことは分かります。
399 :
ムカル:05/01/23 23:19:58 ID:???
のっぺり・・ですか。まるで中国人の肌のような。
中国の斧といえば三国志なんかの武人がもっているようなのしか思い浮かびませんね。
ドイツの斧といえば、スチールがそうでしたか。
400
ドイツ製ではスチールの他にバーコ(サンドビック)も日本に入ってますね。
日本で一番多く見かけるのはスウェーデン製ですが、世界的には
アメリカや中国製(平均収入の低い国向け)のほうが流通量が多そうです。
アメリカの金物屋、1店返事が来ました。
これから注文しようと思いますが、形もサイズも種類が多いのでどれを選ぶか迷います。
402 :
ムカル:05/01/24 21:07:40 ID:???
平均収入が低い、というのがどうも気になりますなあ。
で、どんなアメリカ斧注文の予定ですか?伐採用?薪割用?
平均収入が低い国って、東南アジアなどのことなんですが、別に差別している訳ではありません。
伐採術の師匠はインドネシアのきこりさんだし、見下す気持ちなどありませんよ。
単に、アメリカ斧やドイツ斧などは高価過ぎて敬遠され、10分の1以下の値段の中国斧が
一般的に出回っている、という話がしたかっただけです。
買いたいアメリカ斧はもちろん伐採斧です。
4ポンドくらいの物(実用)の他に、6ポンドの巨大斧(観賞用)も買おうかな、と思っています。
送料は1本でも1万円以上するし、斧自体の値段は大きいのでも4000円くらいなので、
この際2本買ってしまおうかな、と。
スウェーデン斧の魅力が洗練されたシャープでスマートな感じであるのに対し、アメリカ斧の魅力は
武骨で荒削り、重厚で力強い雰囲気だと思います。
404 :
ムカル:05/01/24 23:57:26 ID:???
イヤ、失礼、差別とかそういった意味で書いたんじゃないので。
東南アジアはまだそんなに貧しいのかな、と気になったんですよ。
確かにナマクラでも、そんなに中国斧のほうが安いなら出回るでしょうね。
アメリカって案外斧安価なんですね。日本なら和斧でも洋斧でも1万円以上はしますが。
アウトドアなんか、で現在でも充分生活の道具だからかな。
確かに言われて見れば、北欧の斧よりアメリカ斧が無骨な感じがします。
実際、例のスタンレーの斧もそう。やっぱり開拓の歴史、実用の歴史ゆえですかね?
東南アジアの山村はまだまだ貧しいので、伐採にもまだまだ斧が使われているんです。
本職はチェーンソウを使うけど、自家用には安い中国製や地元製で十分、ということで。
斧としては非常に高価な欧米製は中途半端な存在になって、もう30年くらい前から
新たに輸入されることはなくなったようです。
アメリカ製もドイツ、スウェーデン製も、手作りでない量産品は2000-4000円くらいの
ものがほとんどで、輸出された先でも(ニュージーランドなど)値段はさほど変わりません。
それが日本でだけ1万円以上になってしまうのは、昔からある日本製が元々高価だったので、輸入した洋斧にも
同じような値段を付けて販売した、というところでしょう。
アメリカ斧がごついのは開拓時代に改良した歴史と、大きくて強いものを有難がる国民性ゆえでしょうね。
まあ、そのお陰でこちらは楽しませてもらっています。
406 :
ムカル:05/01/25 20:44:13 ID:???
大きなものをありがたがるとは、ここでも亜米利加人のマッチョイズム開花ですかw
さて東南アジアも伐採といえば、かつては巨木の根板を避けるために、ヤグラを組んでその上に乗って伐っていたはず。
チェーンソーの導入で、その必要が無くなったとか。
やはりチェンソー持たない一般人が木を伐る場合は、ヤグラ組んでから斧を振るのですか?
以前、東南アジアの焼畑民の生活書いた本にそんな写真が載っていました。
一般人も、大木の場合はヤグラを組むことが多いですね。
足場が格段に良くなるし、板根のある部分は木目が入り組んでいて用材にならないから、
まっすぐな幹の部分だけを得るために、板根の上から切ります。
アメリカ斧、ごついと同時にころころと丸っこい感じもします。
アメリカという国自体は特に好きでもないんですが(好きならとっくに旅行して斧も買いまくっている)
幼児期から少年期にかけて愛用し、斧すなわちアメリカ斧、という刷り込みがされてしまったせいで、
アメリカ式伐採斧が好きになってしまったようです。
408 :
ムカル:05/01/26 21:21:35 ID:???
ヤグラを組むといえば、嘗て屋久杉を伐採していたころもそう。
根元は組織が入り組み、割ったり加工したりしにくいので避けて伐っていたとか。
現在では屋久杉の伐採が禁止されているので、その根株を掘り出して加工品作っているとか。
自分の場合は、西洋斧を始めて見たのがやはり米国の映画だったから、アメリカ斧になってしまったようです。
昔夕方放送されていたアニメ「トムとジェリー」にも、よく斧が登場しましたね。電線に止まったカナリアを捕るため
電柱切り倒したり、熊さんのアニメで、薪を盗まれたビーバー一族が全員で熊さんの家斧で壊して
薪にしてしまったりとか。
現在、以前話のあった「シェーン」借りて見てます。まだ最初のほう、町に買い物に行き、農民が寄り合いしている場面まで。
確かに両刃斧で根株を掘り起こしたり、玉切りしてますね。入植時期から換算すれば根株の朽ち方が早すぎ、
そして何であんな根株があるところに家を建てたか疑問ですが。
しかし少年があんなにシェーン賛美では、実の親父がかわいそうだ。
シェーン、どうでしたか?
私は斧に関係なく、あの映画は好きです。確かにあのご主人は可哀そうですけど。
アメリカの金物屋さんに、4ポンドと6ポンドの伐採斧を注文して送金しました。
はてさていつ頃届くのやら。
410 :
ムカル:05/01/28 23:53:07 ID:???
シェーン見終わりました。
まさに古き良きアメリカ映画。音楽がいい。まさにその時代、50年代。
日本で言えば昭和28年の映画ですか。背景の山並みの姿もいい。
独立記念のダンスシーンはどうもスタジオ撮影なのがミエミエだが。
今度は、「荒野の七人」でも見てみますね。ところでその、「荒野の七人」のネタ元である
わが日本の「七人の侍」、薪割りシーンがあるが、あの場面見て多少疑問。
台の上に薪を立て、一刀両断にする基本的姿勢だが、これをするには薪の切り口が鋸で伐った、
水平状態でなくてはならない。あの戦国時代、庶民にまで鋸が浸透していたのやら。
平安時代の絵巻物に寺の浴室の様子が描かれていますが、その中で薪割する寺男は、
寝かせた丸太に薪を立てかけて斧を打ち込む方式で割っていますね。
アニメ一休さんも薪を立てて割ってたりするので
気にしたら負けだ(苦笑
412 :
ムカル:05/01/29 21:24:14 ID:???
>>411 ていうか一休さん、室町時代の話なのに町人がチョンマゲ結っているしw
ネタだけでは何だからチョイト考察を
>あの戦国時代、庶民にまで鋸が浸透していたのやら。
絶対量は無いだろうが、部落に数本は有ったのではないか?と思われ
普段はお爺さんが柴刈りに、程度で需要は満たされるだろうが
多量に必要な場合は山師から買う事になるだろう
当時でも山の持ち主は居るだろうし、勝手に伐採するのもNGかと想像
で、山師が伐採した時点で素性のいい木は売り、売り物のならない物を燃料として供給するなら
その時点で、適当な長さに切った方が運搬も販売も有利カト
切るのは別の業種があったかもしれんが、業者が鋸を持って入ればよく
買う側がノコギリの所有している必要は無くなるし、切る手間も必要無くなる
って感じ?
414 :
ムカル:05/01/29 23:41:46 ID:???
つまり、宿屋だか茶店の裏手で割られていた薪は、山師から買ったものだということですな。
中国や東南アジアなどの山村で見たところでは、薪にする木は多い順に、
柴(潅木や枝)>伐採して建築材などを取った残りの部分>最初から薪にするために伐採した木
で、寝かせて割るのが普通なので、昔の日本もそれに近かったのでは?と想像します。
ただし、街中では薪を買うので、それは鋸で玉切りにしてから割ってあっただろうかと。
ところで体験から言うと、薪を寝かせて割るのは慣れれば立てて割るのと変わらないくらい
簡単だし、安全ですよ。どんな形や大きさの木でも工夫次第で割れますしね。
例えば、節や枝分かれのある木は立てて割ると難攻不落だけど、寝かせて節に斧を打ち込むと
あっさり割れたりする場合もある。
ばかでかい丸太も寝た状態なら斧一本で切り崩し(割り崩し)て薪にするのも可能。
416 :
ムカル:05/02/01 21:04:48 ID:???
確かに、最初から寝かせてあれば薪が倒れるのを気にする必要もありませんからね。
よく薪ストーブの本に、「節のある薪は、最初に節から割って・・・」などとあるが
そこに書かれている挿絵には立てたままで節に斧を打ち込んでいる。
果たして薪割り経験者が描いたものであろうか?
しかしこのスレは初代に比べればやはり進行が早い。二倍の速度です。
>そこに書かれている挿絵には立てたままで節に斧を打ち込んでいる。
立てた物はスカ食っても下の台に当るが
寝かせると、人がひっくり返りかねんからな(苦笑
丸太に古タイヤで変な所へ飛んでいかないように、って絵付きの解説本もあるね
薪を割る時に割れにくかったら逆さにして
割るんですが初めから割れやすい目をさがすことは
できるんでしょうか?
419 :
おのじい:05/02/02 19:31:17 ID:BekXUbwx
>>418 数をこなして多くの木を割ってみれば、おおよその見当は付くようになるでしょう。
少なくとも石の割れやすい目を見極めるよりは、外見からの判断はしやすいと思いますよ。
今日、頼んでいたアメリカ斧が届きました。
武骨なアメリカ斧の中でもとりわけ武骨な、荒い仕上げのものでした。メーカー名は[COUNCIL]。
柄はコリンズの斧と同じレベルの、かなりいい加減なものでした。
6ポンドの伐採斧は刃幅が11.5cmと狭く(4ポンドの方は12cm)、思ったほど馬鹿でかい
印象ではありませんが、持ってみればやはりクソ重たいです。
小さい方は研いで使う予定なので、そのうち使用感など報告します。
おっと失礼。うっかり上げてしまいました。
421 :
ムカル:05/02/02 20:38:18 ID:???
ああ、届きましたか。
案外早かったですね。こういうのは船便の場合もあるので。航空便だったのかな?
柄がいい加減・・・確かにグレンスの柔らかくてしっくりした握り具合に比べれば、
コリンズの斧は固くてカチンとした握り具合ですからね。
使用感、待っています。
まずは研いでみました。
材質はかなり硬めで、コリンズの硬めのくらいの硬さですが、コリンズに較べて刃先の厚さが約半分
(2mmくらい)なので、2時間と少しくらいで研ぎ上がりました。それでもかなり疲れました。
特徴について補足すると、ヒツ(柄穴)周りがやたらに分厚く頑丈に作ってあります。
コリンズの斧にもそういう傾向がありますが、それを更に厚くした感じ。
一方、スウェーデン製やドイツ製だとアメリカ式伐採斧でもヒツの壁は薄く作ってあります。
柄は片刃洋斧にしては珍しく直線柄で、6ポンドの方の柄は90cmありますが非常に細い。
4ポンドの方は70cmしかなく、しかも軟弱な材質です。
試し切りが終わったら柄を交換しないと使いにくそうです。
ところで「珍しく直線柄」と書きましたが、COUNCILとCOLLINSのカタログを見ると、
同じ型のヘッドに曲線柄と直線柄のバージョンがあり、長さも2,3タイプ用意してあるようです。
4ポンドのヘッドに50cmの柄、という組み合わせのものまでありました。
最長はどんなに大きなヘッドのものでも90cmまでです。
補足。
上記2社のカタログにはそれぞれ数十種類が載っていますが、各小売店で扱っているのは
数種類ずつしかありません。
そのうち日本まで発送してくれる店はごく少ないので、日本に居て入手できるのは
各社10種類以下でしょう。
424 :
名無しの愉しみ:05/02/04 07:35:09 ID:WS5g0DOT
トマホークぶつけたい
425 :
名無しの愉しみ:05/02/04 09:10:20 ID:IegxXlgq
早晩薪ストーブを購入しようとしている者です。
薪割りから自分で出来るようになりたいのですが、初心者が使いやすい斧や鉈はどういったタイプの物でしょうか?
出来たら通販などで買える物が良いのですが・・・
こちらは詳しい方が多いようなので質問させてもらいました。
よろしくお願いします。
>>425 日本国内の通販で入手できるものですね?
じゃあ、まずメインに太い丸太や癖のある株を割るための大型薪割り斧(2.5−3kgくらい。以下重さはすべて刃だけの重さ)。
スウェーデンのグレンスフォッシュ、ハスクバーナ、フルタフォッシュなどの(検索すればすぐ出てきます)
薪割り槌タイプがいいでしょう。これは刃の反対側(頭)がハンマーになっています。
楔を使わないと割れない株に必ず出会うので、クサビを打てるこのタイプがいいと思います。重さも十分あります。
鉄製クサビも2,3個買いましょう。いずれ必ず必要になります。
アメリカ製や日本製は刃先角が鈍角過ぎて食い込みにくい(弾かれる)のでお勧めしません。
日本製は更に、頭がクサビを打てる造りになっていない、という欠点もあります。
次にあまり太くない、木目の素直な薪を割るための斧。
薪割り槌は重いので、簡単に割れる薪はもっと軽い斧で割ると疲れが少なくて済みます。
刃先が薄めのものが木に打ち込みやすいので、大型の洋式伐採斧か、グレンスフォッシュのラージ薪割りあたりがいいでしょう。
洋式伐採斧は2.5kg以上のものまでありますが、日本で入手できるのは1.5kgが最大です。
アグドール(スウェーデン)、コリンズ(アメリカ)、ギャラント(カナダ)などのメーカーのものが入手できます。
最後に薪を小割りにして焚き付けを作るためのもの。
手斧でも角鉈でも、ハナ付き鉈でも好みで選べばいいと思います。刃先を薪に食い込ませてから薪ごと持ち上げて、
台に打ち付けて割るので、刃先があまりに厚く鈍角なものは使いにくいと思います。
さて、なぜ日本製の斧を勧めないのか?と疑問に思われたかもしれません。理由はふたつあります。
ひとつは、柄が直線で端のふくらみも無いため、慣れないと振りにくくすっぽ抜けやすいこと。
二つ目は、刃先の焼きが硬いので、硬すぎるものに当たった時に欠けて破片が飛ぶこと。(洋斧は刃が潰れるので破片は飛びにくい)
以上、自分の技量と経験からの意見で、個人的な好みも多分に入っているので、一般的にはやや違うかもしれません。
>>425 こちらも読んで見るとシアワセになれるかもしれません
★ 薪ストーブを語ろう ★
http://that3.2ch.net/test/read.cgi/diy/1077700819/ 通販は勧めません、実際に手に持ち自分の体格にあっているか確認出来ないと
使いにくいだけで無く、怪我の元になります
玉切りした丸太を何処で手に入れるのか知りませんが
業者等から購入するなら、そういった人に聞いてみるといいでしょう
最初は割った物と鼻付きの鉈を買い、ストーブに年間どの程度薪が必要になるか判ってから
斧やチェーンソー等の物を買っても遅くは無いかと思います
どの道、割った物を使うのは一年以上先になるのですから
>>427 本当はおっしゃる通りなんですが、ここは質問者の求める条件に沿って回答してみました。
私の場合、直販店も非常に遠いし、形と重さを写真とスペックで見ればどんなものか見当が付くので、
通販で買います。(アメリカなんか、直接買いに行くのは難しいし)
柄が使いにくいと感じればさっさと外して、自分で作った柄を着けます。
しかしかなり慣れないとそういう方法は使えないので、最初は経験者に聞くしかありませんね。
「業者に聞く」のはどうかと思います。たいていは自分の店で取り扱っている商品を勧めるので、
客の体格や体力、好み、目的に合わないものを勧められる場合もあります。
429 :
425:05/02/04 20:44:27 ID:/sKe8L/d
丁寧なレスありがトンです。
確かに実物を試せればいいのでしょうが、田舎なので、スウェーデン製の斧が試せれる店が近くになくて困りますね。
日本製やアメリカ製が向かないと言う事が分かっただけでもすごくありがたいです。
スウェーデン製を一度探してみます。
430 :
ムカル:05/02/04 20:51:32 ID:???
431 :
418:05/02/06 22:28:51 ID:???
おのじいさん、どうもありがとうございます
432 :
ムカル:05/02/06 23:31:24 ID:???
薪は根元のほうから割れば割れやすい、といいますね。
木元竹末
木は根元の方から、竹は先の方から割る
本当にひねくれた木(木目がねじれて枝分かれが何箇所もあるような)は、上下側面から斧を打ち込んで
繊維を断ち切ってしまうしかないですね。
そういう意味でも繊維を切ることのできない鈍角な薪割り斧はお勧めできない。伐採斧の方が使いようによっては役に立つ。
四方八方から打ち込んでも割れない木はクサビを何本も打ち込んで割るしかない。
ある薪ストーブ屋さんは、そんな木はチェーンソーで強引に切り崩す、と言っていました。
436 :
ムカル:05/02/08 21:53:46 ID:???
ところで、「タモ」の木は柄としての材質はどうなんでしょうか?
先日某大手ホームセンターでタモの角材、60mm×30mm×1900mmを発見し、
これならば洋斧の柄が二本分取れると思いまして
タモ材、と言ってもいくつか種類がありますが、おおむね粘りと弾力性があって折れにくく、
衝撃の吸収に優れていて柄には最適な材のひとつとされています。
ただし、年輪幅が狭く、持ってみて軽く感じるものは脆く弱いので、年輪幅が広く、持ってみて
重く感じるものを選んで下さい。
針葉樹はゆっくり成長し、年輪幅が狭くて目の詰まったものの方が重く丈夫な場合が多いのですが、
広葉樹は速く成長した、年輪幅の広いものの方が重く丈夫な種類がほとんどなのです。
ところで、タモは削り易く加工が楽なので、そういう意味でもお勧めの材ですね。
438 :
ムカル:05/02/11 00:33:54 ID:???
青ダモはバットの材料として優秀でしたね。
とりあえず、例の古い斧の柄から型を取って切り抜いてみます。
439 :
おのじい:05/02/11 18:56:21 ID:Wxhu13fO
新しいアメリカ斧、試してみました。
よく見てみると「5」の刻印があり、5ポンドのが間違って送られてきたようです。
どうりでやけに重く感じたわけです。
まずは親戚の庭の柿の木を切り倒してあったのを玉切り。
柔かいのでサクサクと切れ、刃も傷みませんが、参考になりません。
次に親戚の裏山にあった直径35cmくらいの栗の立ち枯れ(全く腐ってなくてカチカチ)
を切り倒し、更に5回玉切りにしました。1時間もしないうちに終わってしまいました。
刃にほとんど傷みは無く、鋭さを保ったまま。重いので破壊力もある。
問題なのは柄で、ストレートで断面形状も悪く、短すぎる(70cm)の柄は使い心地が悪く、
作業時間の短さの割には疲れました。
総合的に言えば、柄さえ良ければ、やや不細工な見かけの割に性能がいい、というのが感想です。
440 :
ムカル:05/02/11 20:46:21 ID:???
柿の木は柔らかいんですか?中心の黒い部分はゴルフクラブにも使われるくらい
硬いと聞きますが。
栗の木は乾燥すると硬くて、かつては枕木の材料として重要だったはず。
しかも割裂性に優れて腐りにくいので、信州なんかではこの割り板で屋根を葺いたとか。
火力も強いので薪や炭としてもいいとか。
しかしその硬い栗を倒し、五回玉切りが一時間とは凄いですね。手馴れてるのもあるのでしょうが。
中心に黒い部分が出る柿は数千本に1本の銘木だそうで、普通は芯まで白くて柔かく、
しかも生木だとなおさら柔かいです。
栗の方は切り倒した部分が35cmで、玉切りにした平均直径は30cmくらいでした。
伐採のときには重すぎる斧は負担になるだけですが、玉切りの時には斧を上から下に
打ち下ろすかっこうになるので、重さがそのまま破壊力として働くのでしょう。
薪割り斧が非常に重く作られていることからも、そう思います。
442 :
ムカル:05/02/11 22:17:03 ID:???
ああなるほど「柿の木は脆いから、登るな」という言い伝えもありましたからね。
柿の産地で、収穫の際に枝が折れて怪我をしたり死んだ例もありましたから。
以前私がナナカマド倒した際も、伐採より玉きりの方がやりやすかったです。
重さはやはり重要ですね。
おのじいさま、ムカルさま、参考になります。
ありがとう!!
444 :
ムカル:05/02/15 20:11:01 ID:93LiozNu
確か熱帯産の黒檀やラワンも植物学的には柿の仲間、と聞いたことあります。
さてタモ材を買い込み、早速柄造りをはじめました。型を取って糸鋸で切り抜こうとしたら刃が曲がったので
鉈で削っていますが、なかなか硬い。そして音が響いてうるさい。
曲線用の鉋が見つからなかったので仕上げがどうなるか解りませんが、
取りあえず全体の形をとるまではいきました。
黒檀はカキノキ科。ラワンはフタバガキ科。
フタバガキというのは名前が紛らわしいけど、カキとは縁の遠い植物です。
曲線の棒を削るには、細身の南京鉋があると作業が楽ですが、無いならやや時間はかかりますが、
以下の段取りで削るといいでしょう。
鉈で大まかな形ができたら、ナイフ(切り出しがいい)でほぼ完成まで削る。
次に切り出しを鈍角に研いで(2段研ぎがいい)、刃を垂直に立てて手前に擦るように削る。
これで希望の形に仕上がるはずです。あとは木工用サンドペーパーで磨けば出来上がり。
刃を立てて削ると刃先が短時間で鈍るので、こまめに研ぎ直しながら削るときれいに削れます。
この用途にはホムセンの安い切り出しで十分です。
両刃のナイフではやりにくいし、鉈はこの作業には大きすぎ、重すぎてすぐに手が疲れ、はかどりません。
446 :
ムカル:05/02/16 21:17:48 ID:???
鉈での粗削りのあとオピネルナイフで出っぱりやささくれを削り落とし、紙やすり
かけるところまでは既に仕上がりました。多少でこぼこしているのはご愛嬌ということで。
滑り止めにもなるし。
厚さ三センチの材を使ったのでかなり太いが、持ってみた感じでは手前味噌ではなく、市販のものより握りやすい。
新たな発見です。熟練者なら、一日三本は作れるでしょうね。
あとはこれに刃を装着するだけですが、先端に切れ目を入れてからヒツ穴に通し、
そこに木の楔を打ち込み、さらに金具を打ち込む感じですか?
そうですね。それでいいと思います。
今更言うまでもないことでしょうが、切れ目は薄手の鋸でていねいに入れて下さい。
鉈などで割りを入れると遠くまでひび割れてしまいます。
私は装着後、残った小さな隙間をエポキシ樹脂で埋めて研ぎのときなどに水が入り込まないようにします。
ともあれ、自作柄第一号完成、おめでとうございます。柄の自作、はまるかも知れませんね。
ところで、市販の柄は太すぎるものなら自分で削って手に合わせることもできますが、
太すぎることは滅多に無い。たいてい細すぎるのは何故でしょうね?(コリンズの柄は特に細い)
448 :
ムカル:05/02/17 00:08:18 ID:???
やはり材料の節約から細い柄でしょうか?
ガタイが良くて手も大きい外人では、不便だろうに。
厚手の革手袋をするから太いと具合が悪い、とかじゃ?
450 :
おのじい:05/02/17 17:10:39 ID:ajkMWfpt
材料の節約、の方じゃないかと思いますね。
値段の高いものの中には太い柄もある。しかも、ただ単に全体に太いのではなくて、
上から見た厚みも変化が付けてあって、例えばグリップエンドが太くなっていたりもする。
安物の柄は上から見た厚さに端から端まで変化が無く、いかにも薄い板から切り抜いた、という形をしている。
日本で買えるものの中から1例を挙げると、アクドール(今はアグドール)の柄は太く、丁寧に作ってあるが、
コリンズの柄は細いだけでなく、整形や仕上げもいい加減。
451 :
ムカル:05/02/17 23:49:53 ID:???
確かにアクドールの柄は太くて丁寧ですね。
しかし何故か柄の部分の重量が相当ある気がする。
グレンスの両刃斧の直線柄も、太くてグリップがちゃんとついています。
手触りもいい。
452 :
ムカル:05/02/19 20:03:40 ID:F20N2FGT
今日は例の斧の柄の全体に鉋をかけなおし、ヒツの穴部分を丁度いいサイズに削って
ヒツの穴に嵌め込みました。しかしヒツ穴の内部がガタガタだったので差し込むのにはかなり苦労しましたが。
その上で二つ割にした先端に木片を差し込んで固定するところまではいきました。
完全固定用の鉄楔打ちと樹脂注入はまだですが。
しかし、斧の柄つくりは案外いいですね。使っていないからまだなんともいえないが、
これなら自分で好きな長さのを装着できて最高。
ヒツの内面は、滑らかすぎるよりは多少ガタガタの方が引っ掛かりがあって、抜けにくくていいかもしれませんよ。
ちょっと昔のドイツの斧なんかはヒツが少し末広がりに作ってあって、クサビを打ち込むと簡単には抜けない
仕組みになっていましたが、今日びはそういう工夫も無くなったようです。
私の柄作りは生木の丸太から始めるので、出来上がるまでに1年はかかってしまいます。
今年の冬はあちこちで雑木林の伐採がされて、かなり沢山の柄材料を入手できました。
でも、内部に穴や腐れがあったり、乾燥中にひび割れたり反ったりして、最終的に使える柄になるのは
全体の2,3割がいいところです。
454 :
おのじい:05/02/21 19:05:09 ID:gJNekmk0
5ポンドのアメリカ斧であの栗の木を全部割って薪にしたら(親戚の家で薪を使っているので)
柄が緩んでしまいました。使い心地が良くないし、材質がヤワだったので外しました。
伐採斧は薪割りにはやや不向きなこと(一発で割れずに食い込んだとき外しにくい)と、
木を寝かせて割るのが安全なこと(割れた木が飛んでいったり、振り切った斧が足元に来たりしない)
が確認できました。
ただし立てて割ったときの、割れた薪が左右に「パカーン」と飛ぶ爽快感はありません。
455 :
ムカル:05/02/21 21:41:46 ID:UoDrFI3J
一本の木を薪にしただけではや柄の不調ですか・・・
ま、柄の交換の良い機会と思うしかありませんな。自作のいい柄に変えられる、ということで。
栗の薪は火力が良いのがいいが、はじけやすいそうですね。
456 :
おのじい:05/02/22 18:19:14 ID:gGvQHG6I
握りにくくて短かすぎる柄だったので、たとえ緩まなくても新しい柄が完成したら
交換するつもりではあったのですが、5ポンドは私にも少々重過ぎるのでしばらく休ませて、
当分の間別の斧(4ポンド)を使うつもりです。
ピッタリに装着されていなかったので柄と身の間に広い隙間があって、泥水(研いだときの)
が貯まっていました。そのまま使っていたらヒツの中が錆びてしまうところでした。
457 :
ムカル:05/02/22 21:15:40 ID:CtjIJRFy
うーむ
そのような柄では、ますます交換すべきですね。
ヒツ穴の中に水が滲みこむのはかなり困り者。
さて私のほうは鉄の楔打って完全に固定し、隙間は樹脂で埋めて完成です。
しかし木を削るにしても刃を差し込むにしても楔を打つにしてもかなり大きな音がする。
集合住宅住まいではホント気を使います。
458 :
名無しの愉しみ:05/02/24 20:52:49 ID:+XXvG45I
手元に20年ほど前に北大阪の東急ハンズで買ったスタンレーの斧が有ります。
今何処を調べてもスタンレーの斧の事を書いて有る所が有りません。
今スタンレーはどうなっているのでしょうか?
459 :
ムカル:05/02/24 21:56:11 ID:H1usewXQ
少なくとも平成の初め頃までは、スタンレーの斧はちゃんと売られていました。
渋谷のハンズでは、スチール(現在も通販で購入可能)、アクドールとともにスタンレーの斧も売られていました。
私が気に入っているスタンレーのジョブマスターアックスは平成十年に町田のハンズで買ったものです。
しかしどういうわけか最近はスタンレーの噂は聞きません。ぐぐっても出て来ません。
斧の製造中止したという話もあります。
研ぎやすくて使いやすいのに。
460 :
名無しの愉しみ:05/02/25 06:45:47 ID:Mg5xAraZ
>>459 とても良い斧ですよね。
無くなったのは残念!買っといて良かった!!
461 :
名無しの愉しみ:05/03/10 12:56:56 ID:SOza1MvU
age
爺マニア
463 :
ムカル:05/03/11 20:37:00 ID:OJ2uvziY
もう一本作った柄で、昨年買ったハツリ斧の柄を付け直しました。
まあ、観賞用ですが。
464 :
おのじい:05/03/11 23:33:14 ID:A2VKAi8j
最近、書き込むこと無くて。
自作柄の斧の使い心地でも聞こうかと思っていましたが、以前使って良かったそうだから、
その柄を再現して作った柄なら使い心地がいいのは分かったことだし。
私の方は特に話すべき活動はしていません。
また何か思いついたら書き込みます。
465 :
ムカル:05/03/11 23:48:43 ID:Tje9OE/p
今の生活では、とても使うことが出来ないんですね。
それが難しい。
466 :
ムカル:05/03/15 00:54:26 ID:ksRKainl
467 :
おのじい:05/03/15 21:16:01 ID:omJDpGjd
アメリカ斧の復刻は今後も無しですか・・・
今のところ、グレンスの斧で欲しいものはありません。
薪割りは使い道無いし、手斧類も間に合っている。
「斧の本」だけは欲しいんですけど、斧を買わないと手に入らないですね。
468 :
ムカル:05/03/20 13:12:45 ID:uqRyyrLY
おのじい様、地震、大丈夫でしたか?
ネットどころでは無いでしょうか、一応書き込んでおきます。
469 :
おのじい:05/03/20 19:59:37 ID:uuhv1WlD
ご心配ありがとうございます。
実は震度6弱のエリアに住んでいるのですが、
家のあちこちにある本棚が倒れたくらいで、大した被害はありません。
斧など刃物は置き場所、置き方を工夫していたので全く動いていません。
未だに1時間に数回余震があって、落ち着きません。
白壁の土が余震のたびに落ちてきて汚れるのがわずらわしいです。
470 :
ムカル:2005/03/27(日) 17:50:42 ID:CxDQSzva
玄海島の被害見ても、十年前の阪神大震災の淡路島北淡町の被害見ても思うのですが、
こうして日本の美しい街並みが、どんどん姿を消していくのですね・・・
柄が熱に弱いとダメなのか?
きっと火災現場で周囲に火が回らないように家屋を解体する職業の人なんだろう
474 :
名無しの愉しみ:2005/03/31(木) 22:55:02 ID:P3yY5g9O
炎の中の薪が大きすぎてよく燃えないので、無理に割ろうとしているとか。
475 :
おのじい:2005/04/04(月) 08:17:48 ID:???
またしばらく書き込みができません。
皆様ごきげんよう。
476 :
名無しの愉しみ:2005/04/21(木) 19:31:23 ID:XHe8LdKY
age
477 :
名無しの愉しみ:2005/05/14(土) 12:05:52 ID:Q47kJU52
agw
478 :
名無しの愉しみ:2005/06/01(水) 22:20:06 ID:+xDymMeJ
11
479 :
ムカル:2005/06/04(土) 13:15:55 ID:fQL3GN4S
今朝の読売新聞一面に、お伊勢さんの式年遷宮様に檜を鼎伐りで倒している写真がデカデカと載っておりました。
そういえば平成ももう20年近いですな。
480 :
フォルター:2005/06/12(日) 15:47:43 ID:q8JaiKov
通販で斧を買ったんですが、見本の画像よりも造りが雑なんですけど、これは不良品なんでしょうか?それともほとんどの斧はこんな物なんでしょうか?
物を見てみないと誰も答えられないよ
使用に問題が無く、見た目が雑だってなら不良品では無いな
おそらくは鍛造品だろうから、製品自体のバラツキは当然あるし
ディスプレイとして人に見せる物なら一番見た目のいい物の
写真を掲載するのは当然だろう
482 :
ムカル:2005/06/13(月) 00:46:32 ID:bHx+ghwV
何処のメーカの買われたのですか?
少なくとも自分が通販で買ったグレンスフォシュの両刃斧は、雑などころか凄い造りでしたが。
483 :
フォルター:2005/06/13(月) 18:36:41 ID:7oMlOm5n
HULTS BRUK社のフルターフォッシュシリーズのフェリングという斧なんですが。
484 :
名無しの愉しみ:2005/06/13(月) 18:50:42 ID:bgHMYbbF
test
485 :
おのじい:2005/06/13(月) 19:04:12 ID:bgHMYbbF
旅行から戻ったところ、書き込み規制がかかっていてずっと書き込めませんでした。
見た目が雑でも熱処理が適切で大変具合のいい斧を作るメーカーもあれば、
きれいに仕上げてあっても焼きが不適切で使えない斧を作るメーカーもあります。
私の経験では、スウェーデン製の斧は全般にやや柔かいけど、十分使えました。
ドイツ製やアメリカ製は硬めのものもあれば、柔かいものもあります。
ドイツのスチール社やアメリカのスノーアンドニーリー社のものは非常に柔かく、
堅い木を切るとすぐ刃が潰れます。
日本製は硬い仕上のものが多く、乱暴に使うと刃こぼれするものもよくあります。
486 :
ムカル:2005/06/13(月) 21:04:55 ID:aOuDMbnk
487 :
フォルター:2005/06/14(火) 18:33:51 ID:SD6xKgYD
手作りの斧は物によってそんなにムラがあるとは思っていませんでした。
ムルカさんが買われた時も1代目と2代目では、見ためからして多少違う物だったんですか?
私は斧を買うのはこれが初めてでよく分からないんですが、刃を柄に付けるために柄を削ってあるんですが、無駄に多くの面積を削ってあったんですが、これは使う上で支障をきたしたりするんでしょうか?あと見た目も気になるんですが。
488 :
おのじい:2005/06/14(火) 18:39:59 ID:20Vn+S77
旅行自体は短い国内旅行(営業)だったんですが、書き込み規制期間が長かったです。
とりたてて書き込みたいことも無かったので、規制が解けるまで放っておきました。
フルターフォッシュのフェリング、5年位前に買って、かなり砥ぎ減るまで使いましたが、
柔かめで研ぎやすい割には刃持ちが良く、悪くない斧だと思います。
欧米の斧には雑な仕上げのものが多いんですが、それと品質の良し悪しには関係がありません。
アメリカ製で最もナマクラで使い物にならなかったスノーアンドニーリーの斧は、仕上げは一番丁寧でした。
489 :
おのじい:2005/06/14(火) 18:49:45 ID:20Vn+S77
というわけでフォルターさん、研いで使ってみるととても具合のいい斧かもしれませんよ。
見た目は、刃のほうは何度も研いでいるうちに最初の状態とはまるで違う味が出てきますし、
柄の方は自分好みに削り直す、という手もあります。
私の場合、柄が太すぎて握りにくかったので、少し削って使いました。
490 :
姫:2005/06/14(火) 18:50:13 ID:KXYCFUCA
>無駄に多くの面積を削ってあったんですが
現物を見てないからナンとも言えないが
それは無駄、なのか?必要だから削ってあるのでは?
柄そのものの強度を出すためと、握る太さを確保するためでは無いか?
>あと見た目も気になるんですが。
何が、どう気になるのか、を書かなければ誰もレス出来ませんよ
492 :
フォルター:2005/06/14(火) 22:59:18 ID:UF+qrBCH
おのじいさんアドバイスありがとう御座いました。
493 :
ムカル:2005/06/15(水) 00:36:31 ID:AK5Vp6qG
>>487 ホルツブルックの斧、一代目は黒ペンキ塗り。二代目は蒼ペンキ塗り。
「見た目からして違う」部分はこれだけです。
なんだか相当その斧に不満があるそうですが、届く前はどういうもの期待していたんですか?
あと、私のコテハンは「ムルカ」じゃなくて「ムカル」です。
アイヌ語で斧の意。
494 :
フォルター:2005/06/15(水) 17:39:32 ID:po3MaX2A
ムカルさんどうも失礼致しました。あと届く前はもう少しきれいな物を想像していたんですが、
斧の良し悪しは見かけで決まる物ではないという事が分かったので、これからはこの斧を大切に使っていこうと思います。
作家田淵義雄氏は日常使いの刃物として
小型の斧を持ち歩いているようですが
皆さんは雑用刃物どうしてますか?
496 :
おのじい:2005/06/16(木) 16:55:36 ID:lr74DNnu
山に入るときの刃物は常に持ち歩く小型の折り畳みナイフの他に、
小型斧、鉈、大型ナイフのうち、どれかひとつ持って行きます。
作業目的で選ぶことも、その日の気分で選ぶこともあります。
大型斧は初めから木を切る予定があるときだけ持って行きます。
大型斧を持って行くときには、小型斧などは持って行かないことが多いです。
フォルターさん、何度も研いでいると、最初とはまるで違う雰囲気になってくるので、
気長に使ってみて下さい。
そのうち、もっと好みに合う斧が見つかったらまた買えばいいし。
幸い斧の値段は普通はせいぜい1万円台までで、ナイフに比べると安いものです。
ムカルさん、最初の斧は初代アクドール(ホルツブルグ)で、2本目がスタンレーの
ジョブマスターでしたかね?過去ログ見れないし、はっきり憶えていないんですが。
497 :
nao:2005/06/16(木) 19:53:37 ID:RG6UADu6
498 :
フォルター:2005/06/16(木) 20:02:13 ID:OVu/LATp
この斧を大切に使っていきたいと思います。おのじいさん本当にありがとう御座いました。
>>495 折り畳みノコと鎌で困る事は無いな
鉈は孟宗の枝払いに使う位か
後はチェンソーや草刈機ばっかり
500 :
ムカル:2005/06/16(木) 22:39:41 ID:2KuWapCp
>>496 では私の「斧暦」を詳しく記してみます。
1992年7月 アクドールの斧購入(切れ味は良い。一年ほど後、上京時に処分)
1994年6月 スチール社のチェンソー用斧購入。 現在も所持
1995年8月 アクドールの斧購入 (例のナマクラ。現在は無所持)
1997年6月 ハスクバーナーの斧購入 現在は無所持
1998年6月 スタンレーのジョブマスターアックス購入 現在も所持
2002年6月 ニッチキャッチで両刃斧購入 現在も所持
2003年12月 古道具市で古い洋斧購入 柄を付け替え、現在も所持
2004年9月 グレンスフォシュの両刃投げ斧購入 現在も所持
2004年12月 古道具市でハツリ斧購入 柄を付け替え、現在も所持
以上
スタンレーの斧は色は黒塗りで見栄えがよく、しかもちゃんと切れるので凄く気に入りましたね。
西洋斧は刃をケバケバしいペンキで塗ってあるのが非常に不満だったので。
501 :
ムカル:2005/06/16(木) 22:48:13 ID:???
しかし初代スレは1年と二ヶ月で500、今回は10ヶ月で500。
流石に「多少は」回転が速いですね。
502 :
おのじい:2005/06/17(金) 18:46:52 ID:VSfgxU4f
しかし、ここから1000まではかなりかかりそうな気がします。
私の斧暦は詳しく書こうにも数が多すぎ、自分でも半分以上は憶えていません。
買った数のうち、手元に残っているのは2割くらいです。
使い切ったもの1割、人にやったものが5割、2割はあまりに酷いナマクラのため、捨ててしまいました。
現時点で1番気に入っているのはブラックキャット(アメリカ製)とカウンシル(同じくアメリカ製)です。
材質(熱処理?)が素晴らしく、硬い木に力任せに切りつけても刃が傷まず、刃持ちは抜群。
決して丁寧な仕上げではないものの(特にカウンシルは粗雑)、力強い外見と造りです。
また、今一番興味があり、欲しいのはスタンレーのジョブマスターですね。
503 :
ムカル:2005/06/18(土) 00:23:04 ID:YgcQwF5G
私以外にも、「スタンレーの斧がいい」と言っていた人が居ましたから、今手に入らないのは残念ですね。
グレンスフォシュのアメリカ式伐採斧も。
504 :
おのじい:2005/06/18(土) 19:27:44 ID:fealVFHU
グレンスのは以前のレスを読むと、今後入手できる可能性はまず無さそうですから
興味も湧きません。
スタンレーのはまだ何かの機会に手に入るかも知れないので、興味があるんですよ。
505 :
ムカル:2005/06/18(土) 22:09:11 ID:QD9HCOmK
ただスタンレー、柄の握り具合が硬いんですね。
素手で握ると豆が出来るのを免れない。
ま、それは付け換えれば済む話ですが。
506 :
フォルター:2005/06/18(土) 22:12:51 ID:DHGFsW8j
一番良い斧の保存方法などはあるでしょうか?
507 :
ムカル:2005/06/18(土) 22:32:26 ID:QD9HCOmK
何が一番良いかは知りませんが、錆びないようにしておけば問題は無いと思います。
地べたに放っておくのは問題外。
寒いときに急に使ったりすると刃が欠けたりするので、温めてから使うとよい、という話もある。
508 :
フォルター:2005/06/18(土) 22:46:09 ID:VF6t9pMJ
どうすれば錆びなくなるんでしょうか?
壁に飾っておく、とかじゃなければ
防錆紙で包む、人造油を塗り新聞紙で包む
どっちも柄に油染みが出来るけど
柄から外し、頭だけグリスの中に埋め込んでおく、石灰の中に埋めておく
辺りですか、現実的なのは
もちろん、錆びる間もないほど使い込むって選択肢もあります(w
みんな親切だねェ・・・
刃物板あたりで「錆びないようにするには?」なんて質問したら
「自分で考えろ!」なんて叩かれまくりだったろうにw
511 :
フォルター:2005/06/19(日) 11:41:50 ID:q6tCWAZj
どうもありがとう御座いました。
参考までに私の保管方法を。
自宅に置いている分は、厚いベニヤ板で「斧箱」(6本まで入る)を作り、その中に保管しています。
よく洗って汚れを落とし、防錆油を薄く塗るだけで、包装はしません。革製の刃カバーも外します。
これで1年くらい放っておいても錆びたことはありません。
屋内ならばこれで大丈夫なはずですが、小屋の中など湿気の多い所だと、もっとマメに手入れをしないと
雨の多い季節には錆が出ます。なるべく屋内に置くようにするのがいいでしょう。
東南アジアの友人宅に預けているものは、長期間使わないときはヘッド全体をエナメルで塗装します。
防錆油、グリースなどを塗っておいても凄い湿度のため、短期間に錆びてしまうからです。
513 :
おのじい:2005/06/19(日) 15:49:45 ID:TAQfnP4L
512は私の書き込みでした。
514 :
フォルター:2005/06/19(日) 18:24:28 ID:72zCfEyl
おのじいさんありがとう御座いました。
515 :
ムカル:2005/06/19(日) 22:39:21 ID:sSnoVGX/
>>512 東南アジアはそんなにも湿気が酷いんですか・・・
タイでは、木造建築は50年程度しかもたないといいますね。湿気や虫害で。
法隆寺の1300年は別格として、100年以上の木造建築があるの知って驚いていたタイ人の話がある。
以前盛夏の台湾の安ホテルで、冷房入れれば寒くて眠れず、冷房切れば暑くて眠れない生き地獄体験したの思い出します。
>>514 ところで、何のために斧買われたんですか?薪割り用?
516 :
フォルター:2005/06/20(月) 17:04:06 ID:CmI8uTRf
はい。薪割り用です。
517 :
おのじい:2005/06/20(月) 17:10:47 ID:cy2MU2RM
山岳地帯の湿気は物凄いですが、低地でも雨期の湿気は酷いです。
はっきりした乾期の無いマレー半島、ボルネオ、スマトラなどでは年中かなり多湿で
カビや錆対策が大変です。モルタルの外壁には藻が生えて緑色になるくらい。
東南アジアのホテルではムカルさんの台湾旅行のような事態(冷房が効き過ぎ、調節ができない)
がよくあるので厚手のトレーナー上下などは必携ですね。
余談ですが、シャワーも熱湯か冷水のどちらかしか出ないことがよくあり、これまた独特の工夫
(浴槽に最初に水を、後から熱湯を張って適温にするなど)が必要になります。
518 :
ムカル:2005/06/20(月) 19:23:52 ID:hoxCs5/R
だとすれば、東南アジア長期滞在には膨大な荷物が要りますなあ。
檳榔が好きなので各国巡って長期滞在したいけど、準備が大変だ。
519 :
おのじい:2005/06/20(月) 20:54:46 ID:???
スレ違いになってよければ私の東南アジア長期旅行の装備一式を挙げてもいいですが。
斧を含めてもせいぜい20kgくらいのものです・・・って、やっぱり重いですか?
520 :
ムカル:2005/06/20(月) 20:57:21 ID:???
どうぞおっしゃって下さい!
521 :
おのじい:2005/06/20(月) 21:29:55 ID:???
ではお恥ずかしながら。内容に(特に衣類)変動はありますが、
バッグ2-3点:約(以下全て約)3kg
斧とそのカバー、袋一式:3kg
ジーンズ3本:2kg
トレーナー上下:2kg
シャツ、半ズボン、上着など衣類:3kg
下着上下5組:2kg
靴下5組:1kg
タオル3本:1kg
砥石2本とその容器、付属用品:1kg
小物一式(洗面用具、薬、懐中電灯など):1kg
カメラとフィルム:1kg
その他:1kg
かなりいい加減ですが、このようなものです。普通はもっと少ないことが多いです。
以前は現地調達方式(旅本でよく推奨されている)を採っていたこともありますが、
無駄に時間と労力を費やすので止めました。
出発時に全て揃えていれば、現地到着後すぐに行動できますから。
このうち身に付ける分が2kgくらいあります。
522 :
ムカル:2005/06/20(月) 22:17:37 ID:hoxCs5/R
やっぱり衣類は大事ですよね。寒い国では当然だが、暑い国は汗をかいて汚れるのでまた必要になる。
洗濯するにしても現地の洗剤は効きが悪いから、それも持参しなくてはいけない。
ところで熱帯で巨木を倒すようなときは当然大汗をかいて喉が渇くわけですが、
まさか生水を持参するわけにはいかない。やはりミネラルウォーター買って持参ですか?
523 :
おのじい:2005/06/21(火) 19:05:50 ID:1ias2edw
熱帯では、平地は暑過ぎてすぐに熱射病のようになるので、木を切ったりするのは難しいです。
あまり暑くない標高1000mくらいの所で、半日木を切って3-4リットル、1500m以上の涼しい所で
半日に2リットルくらいは水を飲みます。(冬の日本でも1リットルくらいは飲む)
普通はミネラルウォーターを持って行きます。生水を煮沸して冷ましたものでもいいですが、手間や時間を考えると
ミネラルウォーターが一番です。値段も1.5リットル入りで30円くらい(インドネシアの例)と、安いですし。
524 :
おのじい:2005/06/21(火) 19:15:41 ID:1ias2edw
ところでフォルターさん、お持ちの斧は伐採や玉切り用で、薪割り用ではありませんね。
太い丸太を割るには薪割り専用の斧、極太の丸太や節だらけの丸太を割るにはクサビも必要です。
伐採斧だけで巨大な丸太を割る方法もありますが、かなりの技術とコツを要します。
ただし、細い木だけを割るなら、薪割り斧より伐採斧の方が扱いやすい場合もあるので、
(刃が食い込みやすいから)細い丸太やあらかじめ大割りした薪を買えば、お持ちの斧で十分でしょう。
525 :
ムカル:2005/06/21(火) 20:14:31 ID:???
それだと水の問題は本当に死活問題ですね。一日に4Lとは。
そばに椰子の木でもあればいいが。南方に出た日本兵が生水に苦しみ、
高砂族の兵士に水を豊富に含んだ蔦の存在を教えられて漸く助かった、という話もよくわかります。
大汗をかくなら、塩の問題もありますね。体から汗と共に塩分が出てしまう・・・
「フェリング」なら確かに伐採用。薪割り用は「スプリッティング」でしたか。
でも最近は斧を買うのは大抵趣味の薪割り用、かといって売っている西洋斧の形は大抵が
フェリング。紛らわしいですね。
526 :
フォルター:2005/06/22(水) 07:35:52 ID:mVaw97Gc
完全な知識不足でした。おのじいさんアドバイスありがとう御座いました。
527 :
age:2005/06/25(土) 06:17:36 ID:BjAeB4HS
age
528 :
おのじい:2005/06/26(日) 16:08:11 ID:cpD3uNSi
スタンレーのジョブマスター、どういう形(タイプ)なんですか?
ヤンキー型(デイトン型ともいい、ヘッドが平らで幅広い。最もよく見る形。)
ミシガン型(ヘッドは丸く山型になっている。幅はやや狭い。)
アメリカ製斧で日本で販売されているのはこの2つのタイプがほとんどですが、
(他にジャージー型やハドソンベイ型など色々あるが、日本ではあまり見かけない)
スタンレーはどれに相当するのでしょうか?お持ちの方、教えて下さい。
529 :
ムカル:2005/06/26(日) 22:51:11 ID:R5vEReAQ
>>528 では答えさせていただきます。スタンレーの例の斧は明らかにミシガン型でしょう。
刃渡り12cm、足の長さ20cm、峰の幅は6cmで確かに丸みを帯びた山型です。
画像貼り付けられれば一番わかりやすいんですが、デジカメ持っていながらいまだに画像うpの
方法知らないもので・・・
斧の刃の形なら、洋書の翻訳書、「薪ストーブの本」に詳しく書かれていましたね。
ハドソンベイは、北米五大湖周辺の開拓民が使用していた、軽量で柄が長い斧でしたか。
530 :
おのじい:2005/06/28(火) 17:28:03 ID:yh29AU3x
ムカルさん、ご回答有難うございました。
私の知る限り、現在日本に輸入されているアメリカ斧のほとんどはデイトン型で、
ミシガン型は扱っている所がありませんね。
通販でアメリカから直接買えば手に入らないことはないですが、ごく少数です。
たいていの製造元ではミシガン型もちゃんと作っているのに。
ミシガン型は頑丈さを保ちながら、ある程度の軽量化もできている、良い形だと思うんですが。
同じ刃幅ので較べると、デイトン型はミシガン型の1、5倍くらいの重量があります。
531 :
さっこ:2005/06/28(火) 20:39:26 ID:k3Qh+sLJ
532 :
ムカル:2005/06/28(火) 21:20:01 ID:573Hk9jT
しかし、ミシガン型では斧の峰で楔打ち込むときに難しいかもしれませんが。
デイトンとミシガンではそんなに重さの差があるのですか?
考えてみれば日本のハツリ斧も刃渡りと峰の幅は段違い。
あれで峰と刃渡りが同じだったら、とんでもない重さだろうに。
533 :
おのじい:2005/06/29(水) 17:13:46 ID:smehPqrp
デイトンは厚みのある峰から刃先の手前にかけての部分が幅広いから、その分重くなります。
刃先に近い部分は薄いので、刃幅が広くてもそんなに重量は増えないのでしょう。
ミシガンより更に峰の幅が狭いのがハドソンベイで(写真しか見たこと無いんですが)、
刃幅が同じものなら、ミシガンよりもっと軽いはずです。
デイトンは身の厚さもやや肉厚のものが多いようで、ますます重くなるのでしょう。
私が持っている最大のアメリカ製伐採斧はデイトンですが、刃幅12cmで5、5ポンドもあります。
ミシガンだと同じ刃幅12cmのものが普通は3、5ポンドですから、かなりの違いです。
534 :
ムカル:2005/06/29(水) 20:28:31 ID:cDek4Bdd
だとすれば、デイトンは薪割りと伐採兼用、ミシガンは伐採専用なのでしょうか。
デイトンは薪割りをするために重い、とか。
しかし私以外でスタンレーの斧持っている人間は、少なくとも二人はいるはず。
その人たちも書けばいいのに。
斧持ってても、常にこのスレをヲチしてるとはカギラナーイ
つか、頻繁に2chを見てるかどうかも・・・
>>535 そりゃあまあ、全国には斧持ってる人は万どころか10万単位で居る訳ですが。
小屋に昔の斧が錆びたまま置いてある、っていう人まで入れると100万人以上かな?
>>534さんの言う2人とは、このスレに「自分はスタンレーの斧を持っている」
と書き込んだ人が、今まで2人居た、ということでしょう。
537 :
ムカル:2005/06/29(水) 23:25:41 ID:???
いえ、以前登山板で斧談義してウザがられたときに一人、そしてこのスレで一人、
スタンレーの斧所持者がいたもので。
538 :
おのじい:2005/06/30(木) 18:53:58 ID:uobMJw6j
>>534 そこまでの深い背景は知りませんが、昔の映画や小説を見ると、薪割り専用斧ではなくて、
普通の伐採斧で薪割りしていますね。
薪割り専用斧がいつごろ出現したかを調べないと、その辺の事情は分かりませんね。
各メーカーでデイトンだけが最小サイズ(1.25ポンド)から巨大サイズ(6ポンド)まであって、
ミシガンは3.5ポンド前後のものしか無いのか、理由が知りたいですが、分かりません。
デイトンが汎用性のある形とされたからなんでしょうか?
539 :
http://www.geocities.jp/fox_mondai/:2005/06/30(木) 19:31:15 ID:nSgqNi4g
たった5件の保守ageで、アクセス規制!?
540 :
ムカル:2005/07/01(金) 01:37:04 ID:Z6Zw+0Pb
その映画や小説とは、やはりアメリカ開拓時代の話ですか?
やはり移動、入植などで家財道具を少なくするには、汎用性のあるほうがいいですからね。
541 :
おのじい:2005/07/01(金) 22:12:55 ID:8K2bDGO2
あまり沢山は知りませんが、映像で見ると明らかに伐採斧で薪割りしているし、
小説の場合、薪を割る描写に使った斧を何かを切断するのにも使っているから、薪割専用斧では無いと思います。
鋸で玉切りされた丸太しか割りにくく、それ以外の作業(伐採、枝落としなど)には使えない薪割専用斧は、
割合新しい時代になって出現したのではないかな?と思うのですが、ちゃんと調べた訳ではないので、
これ以上の推察、想像は止めておきます。
現代ニュージーランドでは、伐採斧を薪割りに使う家庭の方が、薪割専用斧を使う家庭よりずっと多いのですが、
これには大割りされた薪を買って、それを小割りすることが多い、という事情もあるでしょう。
あまり太くない丸太や、既に大割りされた薪を割るのは、伐採斧を使った方が作業が楽なことは
試してみれば分かりますから。
ちなみにニュージーランドで売っていた、または見かけた伐採斧はほとんどがデイトンで、
(ジャージーも1回見かけた)ミシガンは全く見かけませんでした。
542 :
ムカル:2005/07/01(金) 22:54:02 ID:???
映画の中で薪割りしている場面といえば、「コマンドー」の冒頭、シュワちゃんが
斧で豪快に薪割りしている場面。これは明らかにデイトンの伐採斧でしたね。
磨き上げた斧の側面に映る何者かの影!高まる緊張!そのときのシュワの表情がよかった。
あとは「チャタレイ婦人の恋人」とか、ホラーでは「悪魔の住む家」とか。
いずれも伐採斧でした。
西洋斧が現在のような形に成ったのはアメリカでの改良の末ですが、
アメリカでの改良の後、ヨーロッパ大陸や豪州、ニュージーランドのような
白人世界に順次広まっていったのでしょうか。
543 :
おのじい:2005/07/02(土) 16:46:31 ID:hdKqD9PU
ニュージーランドはアメリカやヨーロッパの製品を輸入するだけで、自国では製造していないようです。
オーストラリアにはデイトン型に似た形の自国製品がありますが、輸入物も多いようです。
ヨーロッパの場合、昔からの伝統的な形のもの、アメリカ型(デイトンタイプ)を模倣したもの、
そのどちらでもない、新たに考案されたと思われる形のもの、など色々なタイプのものが製造されているようです。
アメリカの製品を輸入しているかどうかは知りません。
アメリカのメーカーはあくまでもアメリカで考案された形のものばかり製造しているようで、アメリカ製の
ヨーロッパタイプの斧は、写真やネットカタログの画像を含めても見たことがあちません。
こちらもまた、ヨーロッパの製品を輸入しているかどうかは知りません。
544 :
おのじい:2005/07/02(土) 16:47:39 ID:hdKqD9PU
またしばらく書き込みができません。
それではまた。
545 :
ムカル:2005/07/02(土) 23:21:24 ID:???
では続きは後日。
・・・季節営業の斧スレ。他の人のカキコを熱烈に希望します。
荒らしは堪忍ですが。
どうもです。
鉞の一種ですか。
こいつで薪割ったり木を切り倒したりしちゃマズイですかね?
別に構わん、やりにくいだけ
550 :
ムカル:2005/07/03(日) 21:59:58 ID:xTSso0zo
>>546 やはり丸太を削って角材にするための鉞、ハツリ斧ですね。
柄を付けるならばやはり90cm以上は必要。
これもまっすぐな柄より、湾曲した西洋式の柄のほうがいい。
これで木を切るのはただやりにくいだけかもしれないが、薪を割ったら刃を欠くかも
しれないので注意。
551 :
546:2005/07/04(月) 12:46:56 ID:???
そうなんですか……あまり使い道なさそうですね
真の斧マニアならば、眺めてハァハァするという使い道もあるw
553 :
名無しの愉しみ:2005/07/18(月) 10:42:10 ID:7XbGcjKB
あげ
.___
| | |ぬるっぽー
∧_∧554.||
<;; >.. ||
/ つ ..| | コネ━━━━ヽ(`エ´*)ノ━━━━ヨ!!!!
(__ `i ̄| ̄|
| |J |
nullP ⌒ o
.___
| | |ぬるっぽー
∧_∧555.||
<;; >.. ||
/ つ ..| | キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!!
(__ `i ̄| ̄|
| |J |
nullP ⌒ o
556 :
名無しの愉しみ:2005/07/24(日) 20:24:49 ID:Jbgady0j
あげときますよ
存続を望む方、誰か書き込んどいて下さい
557 :
ムカル:2005/07/25(月) 00:21:38 ID:unOqme5l
また近所の雑木林があぼーんしてしまいますた。
558 :
おのじい:2005/07/25(月) 15:00:35 ID:WEvqMRVC
またしばらくは書き込みできます。
雑木林がアポーンするのはうちの近所も同様です。
その度に、どうせそうする予定なら、ボランティアで全部伐採して短く切ってやるのに、
と思うのですが、明日には消し去る予定の林でも、1本の木も切ってはいけない。
当たり前と言えば当たり前ですが、不条理なものを感じます。
ところで、日本にもまともな洋斧を製造しているメーカーがあるんですね。
土佐の鍛冶屋さんにも頼めば洋斧モドキを作ってくれるところがありますが、
そのメーカーはちゃんとした生産ラインで量産し、自衛隊に納品しているそうです。
どんなものか、実物を見てみたい気がします。
中国斧よりはマシでしょうが、アメリカ斧などに劣らない品質かどうか?
合理的で使いやすい形状なのか?
559 :
ムカル:2005/07/25(月) 21:39:48 ID:LOkjGv7x
アパート住まいの者が部屋から斧持ち出してカァンコォンとやれば近所からヒソヒソされますわなぁ。
ところで、その「洋斧」とは、完全な洋斧ですか?
刃にスジがなく、脚が短く、柄が湾曲した。
560 :
おのじい:2005/07/26(火) 18:33:06 ID:Wot834rX
ホームページの画像で見ると、柄は完全な西洋型で、刃のスジはありません。
脚は普通の洋斧より短いくらいですが、(縦の長さ17cm、刃幅13cm)
シルエットは典型的洋斧というより、金太郎のマサカリみたいな形。
厚みはかなりありそうで、切斧と割斧の中間ぐらい。
伐採用にはやや厚みがありすぎる気がします。消防斧としての用途を想定しているのかも。
ヒツは完全な洋式です。鍛造で、ヒツは抜きヒツで作ってあるようです。
561 :
ムカル:2005/07/26(火) 23:15:39 ID:W0S8D2vr
562 :
おのじい:2005/07/27(水) 19:49:25 ID:2VJ+puLk
スチール社の小型薪割斧に一番近い形ですね。厚みはそれよりやや薄いですが。
ヒツは、和式は長方形か台形、洋式は例外を除き細長い水滴形、と認識しているのですが、いかがですか?
563 :
ムカル:2005/07/27(水) 21:18:12 ID:vQxVuMOX
そういえば和式は長方形、洋式は水滴型、洋式の両刃斧は楕円形でしたな。
スチールの斧は柄が短いので、木を倒すのには腕があまってしまって向いていない。
たぶんログハウス作りでノッチを刻むためのものでしょう。
564 :
おのじい:2005/07/29(金) 21:21:44 ID:7i654zNX
アメリカのあるメーカーのカタログに、大きなヘッドに短い柄を取り付けたものが出ていて、
「周りの空間が狭い所で使用する」と説明してありました。(原文)
グレンスやスチールの切斧は大でも柄が短めでヘッドも軽めですが、それの説明
(こちらは日本語訳)によれば、切り倒した木の枝を払うのに用いるそうです。
では、伐採用の斧は?というと出ていなかったので、伐採はチェーンソーでやれ、ということかな?
と言うことでしょうか。
565 :
ムカル:2005/07/30(土) 00:23:00 ID:wFJ0lj81
そういえばグレンスの「スカンジナビアフォレスト」は、柄の長さが60cm台でしたね。
針葉樹の枝払い用、と書かれていました。
「アメリカ式伐採斧」は、柄の長さが90cmはあったはずだが。
ところで、今度は大木を倒す話でもしたいです。
まず、倒す方向を決める際は、周りに人家、道路、電線がないかどうか確かめ、
ある場合はその反対方向に倒すことになる。
それらの障害物が無い場合は、やはり「倒しやすい方向」に倒すのですか?
木が傾いている方角とか。
>565
以前チェンソーの講習会で,営林署の職員から写真を見せてもらいながら教えて頂いたことです。
大木は基本的には「のこぎり」(チェンソー)を使用して作業を進めることになるのですが,木の傾き具合,つまり重心を見ながら倒す方向を決めると言うことでした。
この見極めを誤ると「のこぎり」が木に挟まってしまいます。その重心を見極めた上で,障害物のあるなしで方向を調整していくとのことでした。
また,「のこぎり」が挟まることを防ぐのと,方向の調整のため「くさび」の使用も必須と言うことでした。大木になればなるほどくさびを何枚も使用して作業を進めると言うことでした。私が見せて頂いた写真では,くさびを十数枚打ち込みながら作業を進めいてるものでした。
市街地で倒す場合は,障害物が多く倒す方向が限定されるので,ロープをかけて倒したい方向に引きながら倒す。または,グラッパーなどの重機使用です。
内容がスレとあっていませんがよろしくです。
567 :
おのじい:2005/07/30(土) 08:31:19 ID:GAK3isuJ
私が実際に見聞、体験した範囲でいえば、以下のパターンがあります。
1:ロープをかけ、倒れそうになってきた時に倒したい方向にトラックや重機で引っ張る。
2:重心がさほど偏っていない場合、倒したい方向の反対側の大枝を一部または全部切り落として
重心を望む状態に整えた上で切り倒す。
3:重心が偏っていて、望む方向に倒すのが不可能な場合、切り込みの位置を工夫することで
倒れる方向を本来の傾きから左右45度、場合により60度くらい変えることができる。
具体的にいうと、傾いている方向の左右真横に切り込みを作って倒す。
障害物が少ない場合はその反対方向でなくても、障害物のある方向からずれればいいので、
このやり方で十分。
市街地や民家に隣接した大木はどの方向に倒れてもまずく、倒れていい方角があってもあまりに
範囲が限定されている場合が多いので、先の方から枝を徐々に切り落とし、幹だけにしてから切り倒す。
それでも建造物に接触してしまう場合はクレーンなどで吊るようにして切っていますね。
ところで、斧は余程不注意な使い方でもしなければ木に挟まって抜けなくなる、ということはないので
大木を切り倒す場合でもくさびを使うことはまずありませんね。
実際にはその木から材木を得るのが目的で伐採する場合、最後まで斧だけで切ったりはしないでしょうが。
568 :
ムカル:2005/07/30(土) 12:49:18 ID:cK3HswRA
確かに住宅地にある大木、特に電線が絡んでいるような大木を倒す際は
まず枝を全部落として裸にし、それから幹の上半分をクレーンで吊りながら注意深く伐って下ろし、
最後に下側に残った幹を引き倒していますね。
ところで、斧と鋸の併用、またはチェーンソーで倒す際は倒す方向をきちんと決めることが出来ますが、
斧だけでの伐採でちゃんと思った方向に倒せますか?私自身、二回ほど追い口の方向に
倒してしまったことがあるので。
569 :
おのじい:2005/07/30(土) 16:50:39 ID:GAK3isuJ
確かに、受け口を広いV字型に作り、追い口は鋸やチェーンソーだけで一直線に切り込めば
追い口側には倒れにくくなりますね。
それはチェーンソーの無い時代から、追い口は最初斧で少し切ったあとは鋸で切り込んでいくのが
伐採方法の主流だったことからも伺えます。
斧だけだと受け口も追い口も広く切り開かないといけないので、重心のかかっている方向を読み誤った場合、
追い口側に倒れることも起こりやすくなりますね。私にも経験があります。
斧だけでの伐採においては重心のかかっている方向の見極めと、受け口と追い口の適切な位置と大きさの設定が
重要になりますが、実際にはなかなか難しい。
例えば、幹は右に傾いているが、大枝は左側に多く付いている場合、重心はどちらに偏っているのか?など。
570 :
ムカル:2005/07/30(土) 20:06:19 ID:8VxvHeD2
よく
「背を幹につけて上を見上げ、枝振りをみて木が倒れたがっている方角に倒す」
などと言いますが、重心がはっきりしている木ならともかく、まっすぐに立っている木の重心も難しい。
それに「谷側に倒すと衝撃で材を痛めるので、山側に倒す」などといいますが、
木は大抵谷側に傾いている。これではどうやって倒せばいいのか。
571 :
おのじい:2005/07/30(土) 22:15:27 ID:GAK3isuJ
まっすぐに立っている大木の下に立って見上げると、たいてい自分の方に傾いているように感じます。
圧迫感のせいでしょう。冷静にどちらに重みが掛かっているかを見れるようになるには相当な経験が
必要なはずで、伐採を生業にしていない限り無理でしょう。
いくらなんでも谷側に傾いている木を山側に倒すのは本職でも不可能なようで、横から切り込んで
斜めに倒すことによって、倒れる木にかかる力を逃がし、ダメージを軽減するというのが本当のようです。
これは何人かのきこりに聞いた話です。
木に登って谷側の枝を切り落とすことで重心を変えられる程度の傾きなら、切り込みの入れ方を工夫して
山側に倒すことも可能かもしれませんが。
また、傾いている先が谷でなくても、大きく傾いている木を、その方向に受け口を作って倒すと
勢いが付き過ぎて木口からのひびが深くなるので、横から切り込んで斜めに倒し、勢いが付かない
ようにする、という話も聞きました。
572 :
ムカル:2005/07/31(日) 22:48:27 ID:hNJT+Bi9
追い口を次第次第に伐り込んで受け口に近づけていくと、木がピシピシと軋み始める。
それを聞きながら注意深く斧を入れる。ある意味非常にスリルがあるのです。
受け口を切りこしたようなところでパリッと裂けて繋がって倒れるか、
まだ相当距離があるのにいきなりバリバリ折れるか。
!heart
574 :
名無しの愉しみ:2005/08/02(火) 17:06:49 ID:AAvbYlcd
>>572 その時が伐採のハイライト(クライマックス)と言えますね。木が大きいほどスリルと期待も大きい。
しかし、残念ながらその時間は非常に短く、伐採時間全体からみればごくわずかな時間。
それゆえ途中経過にもこだわることが、時間的にも気分的にも伐採の楽しみを増加させることになります。
例えばいかに段取り良くスマートに作業を進め、いかに美しい切断面を作り上げ、いかに計算通りに倒すか、など。
刃の研ぎ方(刃先角や刃線のカーブなど)などを色々変えながら切るのも面白い。
木の硬さや粘りが違うと、最適な刃先角や刃線のカーブも違うことが分かります。
575 :
ムカル:2005/08/03(水) 00:26:48 ID:kbmM/vxl
受けと追いがつながり、バリパリ音を立てながらも実に静かに梢が傾く。
根と幹が完全に離れ、枝葉が地面にたたき付けられてザゥと鳴る。しばし後また静寂が訪れる。
この一連の瞬間に壮快感を覚えます。
さすがに刃の研ぎ具合まで私は吟味できませんが。
バリパリ音を立てながらも実に静かに梢が傾く。
根と幹が離れず、枝葉が隣の木に引っかかりザゥと鳴る。
しばし後また静寂が訪れる orz
577 :
ムカル:2005/08/06(土) 01:29:49 ID:???
明治初期の北海道では囚人の労働で新道の開削を行っておりました。
重い鉄球つきの足枷はめさせた囚人に、そのままの姿で岩をのけたり木を倒したりの重労働を
行わせるのです。
そんなとき、倒そうとした木が隣の木に引っかかって倒れなかった場合などは大勢の囚人をむりやりに
その木に登らせ、皆でゆすぶらせて倒したとの事。当然これでは転落したり最悪な場合、下敷きになったりとの
怪我人が続出します。
北海道開拓の恐ろしい一コマであります。
578 :
名無しの愉しみ:2005/08/15(月) 21:48:06 ID:W+LAOJ2w
age
579 :
名無しの愉しみ:2005/08/17(水) 10:17:47 ID:XkVnMpkt
age
580 :
おのじい:2005/08/19(金) 14:03:30 ID://w4HoiM
グレンスフォッシュのアメリカ式伐採斧、ついに発見。
と言っても買った訳ではなく、取り扱っているショップを見つけただけで、それもアメリカにある店。
それに、今も在庫があるかどうかは問い合わせてみないと分かりません。
「felling axe」で検索すると出てくるので、興味があったら見てみて下さい。
ヘッド重量4.5ポンド(約2kg)とかなり大きく、形はグレンスの切斧を幅広くゴツくしたような感じ。
値段は141.99ドルなので、手が出せない値段ではありませんが、送料がかなりかかるでしょうなあ。
581 :
おのじい:2005/08/19(金) 17:36:30 ID://w4HoiM
失礼、ヘッド重量は3.3ポンドでした。これなら扱い易い重量ですね。
582 :
名無しの愉しみ:2005/08/19(金) 23:57:03 ID:M2FTqqCu
ああ、ついに見つけられましたか。あのメーカーのものは刃もそうだが柄の握り具合が最高なので、
手に入ればいいですな。
しかしあえて「アメリカ式伐採斧」と命名するというあたりは、現在でも欧州と米国とでは
斧の形が違うのですかね?
583 :
ムカル:2005/08/19(金) 23:57:53 ID:M2FTqqCu
582は私です。
584 :
おのじい:2005/08/20(土) 18:21:31 ID:pZAm+p5W
久しぶりにfelling axeで検索したら出ていた訳ですが(月に1,2回検索します)、
最近イギリスのいくつかの工具店がホームページを出していて、多くのブランドの伐採斧
(イギリス製やドイツ製)が出ています。
多くはヤンキー型で、カナディアンスタイルと表記されたりもしています。
大きさも大小さまざまで、見ている分には楽しいのですが、造りが良く形も魅力的なものが
多いので、あれもこれも欲しくなって困ります。
片っ端から買っていると、金額的にはそう大したこと無くても(ちょっと高価なカスタムナイフ
1本分の代金で10本や20本は買える)置く場所が無くなるので、慎重に検討します。
585 :
ムカル:2005/08/20(土) 22:43:11 ID:QgPU1luM
まあ、斧のように荒っぽく使う刃物では、鞘や柄の装飾に凝ることはできませんから実用一点、
ナイフよりずっと安くなる。
しかし大型斧ならば普通のナイフの十倍以上の容積と重さがあるので、場所が無くなるというのは道理。
しかしおのじいさんはまだ「使える環境」であるから羨ましい。
私の場合は完全に宝の持ち腐れになってしまうから。
いやいや、私の斧も最近は稼働率が低いですよ。近場で使える場所がほとんど無くなったし、
以前のように長期旅行に出る用事も減ったので外国で使う機会も少なくなりました。
また、ここ2,3年に何本も買った巨大斧は、私の力では使いこなせないので当然鑑賞専用。
それはそれでいいと思うのですが、収納場所が問題です。
細長いコンテナをベッドの下に置けば8本は置けますが(1個のコンテナに斧2本入る)、
それ以上は邪魔にならない置き場所がありません。
587 :
おのじい:2005/08/21(日) 17:22:19 ID:Uem7dpVu
586はもちろん私。
しかしながら正統派の、というか普通のまともな洋斧を作っているメーカーが(中国、日本、南米など、新しく模倣して
作るようになった国は除く)私の知る限りだけで30社近く、そのうち現在入手可能なメーカーが20社くらいはあるので、
1つのメーカーの斧を1本ずつ買うだけで部屋の中は斧だらけ。
気に入ったメーカーのはサイズ違いも欲しくなるので、余程吟味して買わないといけませんが、見かけは素晴らしくても
使ってみるとナマクラ、ということがよくある。
こんなとき実際に使った人の体験談が聞けると有難いのですが、薪割り以外でハードな使用をする人が中々居ないので
有用な情報は得難い。難しいもんです。
588 :
おのじい:2005/08/21(日) 18:17:40 ID:Uem7dpVu
私が実際に買って使ってみた斧は16社の製品で、そのうち品質が良いと思ったのが6社、
ひどいなと思ったのが6社です。
589 :
ムカル:2005/08/21(日) 22:58:36 ID:0GEh3mho
刃物マニアは周囲の理解が必要です。
こちらのスレでは家族関係や置き場所についての愚痴が色々語られている。
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/knife/1096288420/l50 私は普段は壁に立てかけておき、人を家に呼ぶときは押入れにしまい込む。
前に鉈を人に見せただけで引かれたことがあったので。親にも友人にも斧マニアの趣味は
カミングアウトしていない。アパート暮らしの斧マニアは辛い。
しかし一つのメーカーで各一本ずつ買うのでは大変ですな。本当に床が抜け落ちてしまう。
ところで、大型斧ではなくて手斧で品質がいいのは何処のですか?
590 :
おのじい:2005/08/22(月) 16:44:02 ID:dRoa94DJ
画像ででもいいから、一度に全てのメーカーの斧を見比べることができれば、
類似した形の斧を作っているメーカーが何社もあるからそのうち1つか2つの
メーカーを選んで買えばよく、大した数は買わないのですが、買った後から
もっと魅力的な斧が見つかって欲しくなるので困るんです。
私の場合以前にも書いたように、質は良くてもあまり気に入らなかった斧は人に譲り、
(同じメーカーのサイズ違いを一度に注文したりして複数個買った場合も)
粗悪品は躊躇無く処分するので、保有数はそんなに増えません。
理想を言えば、国内に直接会える同好の士が何人か居れば、手放したい斧を譲ったりして
無駄が無いのですが。譲らない斧も見せ合ったりできて楽しいだろうし。
外国に持って行けば欲しがる人は結構いますが、あまりに重過ぎ、かさばり過ぎる荷物なので
いくらなんでも土産に持って行く気にはなりません。
591 :
おのじい:2005/08/22(月) 16:59:42 ID:dRoa94DJ
手斧は大斧ほど大きな打撃力の掛かる使用はしないので、焼き入れ硬度については
それほどシビアに考えなくていいと思います。
自分の好みのデザイン、柄、サイズのメーカーのものを自由に選べばいいと思います。
592 :
ムカル:2005/08/22(月) 21:06:12 ID:qxDcEQpY
まあ、幾ら外国であっても、斧を語れる同行の氏がいるのは羨ましい。
ところで、外国においては和斧や鉈は、どういう評価なのでしょうか。
ベトナム戦争の際に米軍が日本の鉈を重宝していた、という話を聞いたことがありますが。
593 :
おのじい:2005/08/22(月) 23:12:07 ID:dRoa94DJ
面白いテーマですが、まず、外国に日本製の斧や鉈がほとんどありません。
熱帯諸国の人々にとっては高価過ぎるので、輸入することは無いし、
欧米人の国々は洋斧とマシェットやナイフを使うのでやはり輸入しない。
同じ大きさの斧で比較すると日本製はアメリカ製やドイツ製の2倍から5倍くらいの値段なので、
価格も日本製が売れない理由になるでしょう。
もちろん、趣味で買うマニアは別ですが。
私が持って行った日本製の斧や鉈を東南アジアの人が使ってみた感想では、斧は形態があまり
好まれず、使いにくいという評価でした。特に柄は評判が悪かったです。
鉈の方は重量バランス、丈夫さ、切れ味が賞賛されましたが、焼きが硬く研ぎ直しが難しいので、
素晴らしいけども扱いにくい、という評価でした。
594 :
ムカル:2005/08/22(月) 23:30:42 ID:qxDcEQpY
柄に関しては、洋斧が一番ですよね。
日本のメーカーも早く真似すればいいのに。
脚の長さも、横に振るさいの使いやすさに繋がります。
ところで、東南アジアの鉈はやはり剣鉈のような先が尖ったものが主流ですか?
角鉈はありますか?
595 :
おのじい:2005/08/23(火) 18:49:21 ID:+cPBmHaj
斧の時代は終わってしまったから、これから和斧の柄が改良されることは無いでしょうね。
薪ストーブ用などに、これから斧を購入する人も欧米製の斧を買えばいいし。
東南アジアの鉈はナイフ系、剣系、マシェット系など多種多様で、どんな形が主流、
というのはありません。
剣鉈をもっと薄く長くしてあまり鋭くない先端を持つ山刀が多いですが、主流と言えるほど
どこでも使われているわけではありません。
角鉈風のものもありますが、峰側も刃側も直角に裁ち落とした典型的角鉈はごく限られた地方に
あるだけです。
596 :
ムカル:2005/08/23(火) 20:16:08 ID:rDUr1hYY
確かに斧の時代は終わりました。だからこそ盛り上がらない斧スレ。
しかしいずれ来る大震災に備えて、斧を脱出用に常備しておくのが得策であります。
最も、本当に利用する事態になるのは辛いが。
ところで、日本では「12月12日は山の神様の日なので、仕事は休む」
「山の神様は女で美女を見ると嫉妬するので、山仕事に女を連れ込んではいけない」
「変った形の木は山の神様の休み木なので伐ってはいけない」
などの言い伝えがありますが、東南アジアのほうではそのような伝説は無いのですか?
597 :
おのじい:2005/08/23(火) 22:32:20 ID:+cPBmHaj
昔のアニミズムの時代には各地に色々な言い伝えがあったのでしょうが、キリスト教やイスラム教が
普及した地域ではほとんど消えてしまったようですね。
ヒンズー教のバリ島やインドには切ってはいけない神聖な木、というのがあるようですが、
それも現代の商業主義には抗しきれるものではなく、いったんその区画の伐採が決まれば
どんな木であれ残らず伐採してしまうのは日本と同じです。
神聖な木だから切らない、といって残してあるのは寺院の敷地だけ。
女性に関しては、女性の方が働き者な地域が多いので、女性が山仕事に行くのをおしとどめる
ような習慣は見聞したことがありません。
なお、以上は私にとっては疎い分野なのであいまいであることをご了承下さい。
598 :
ムカル:2005/08/26(金) 21:18:37 ID:???
かつての日本では、木こり、猟師、鉱山掘り、牛方馬方などの危険な肉体労働をする者は、
とにかく「汁かけ飯」を嫌がったと申します。仕事に「味噌をつける」といって。
牛方のキャラバンが朝飯のとき、独りでも汁かけ飯を食ったものがいた場合は
その日の行程を取りやめ、滞在費や馬の餌代はそのうっかり汁かけ飯したものの負担になったとか。
一週間ほど休業しますので、続きは後日。
599 :
おのじい:2005/08/31(水) 19:33:46 ID:p0xQ+pRd
さっき、アメリカのハリケーンのニュースを見ていたら、消防士が剣付消防斧で屋根を切り開いている映像が数秒間出ました。
消防士との比較からするとかなり馬鹿でかい消防斧で、映画「レオン」に出てくる消防斧の倍くらいありそうでした。
その巨大な(8ポンドくらいあると思われる)斧を慣れた手つき、腰使いで振っているのに感心しました。
しばらく前に一番お気に入りのメーカーのひとつ、Council社に直接注文して6ポンド、4ポンド、1.25ポンドの3個の斧を
購入しましたが、その6ポンドの斧よりずっと大きそうに見えました。
600 :
ムカル:2005/09/02(金) 02:41:01 ID:FFGAOLyS
アメリカに台風が来ていたなんて知らなかった。丁度さっきまで台湾にいましたので。
台湾自体が台風で大荒れで、特急も飛行機もダイヤがボロボロで大混乱でしたからね。
テレビのほうでも放送の大半が台風情報に割かれ、他のニュースは無いに等しい。
今家に帰ってきて、溜まった新聞でアメリカの台風やバグダットのパニック事件知って驚いているわけです。
巨大な斧を操る消防士ですか・・・
なお、台湾で蕃刀買った話を刃物板の民族ナイフスレに書いたので、お読みいただくのも一興かと。
601 :
おのじい:2005/09/02(金) 20:07:22 ID:4YQnPLRy
お疲れ様でした。読みました。レスは向こうでしときます。
来週から10日ほど留守にしますので、また書き込みできません。
603 :
ムカル:2005/09/03(土) 22:53:45 ID:QF9bbGLG
台東市の郊外には「史前文化博物館」というなかなか見ごたえのある博物館がある。
そこで各部族の文化の展示をしておりましたが、台湾南東沖の蘭嶼島に居住するヤミ族の部門では
彼らが作る船、「タタラ」を映像とともに展示しておりました。
かなり大きな十人以上は乗れる構造船なのですが、船首と船尾がそれぞれ高く反り返っている。
この部分の板は、大木の根元の部分から斧で削り出した板で作るのですね。
山の中で大木を根から掘り起こしつつ伐り出し、丹念に板を削り出す。その映像はなかなかに面白い。
使っていた斧は、やはり柄が曲線的な斧でした。
604 :
おのじい:2005/09/05(月) 22:24:29 ID:qEpMtnDP
その斧はアメリカ式など西洋型の斧なんでしょうか。それとも柄は湾曲させてあるが、
斧頭はその地方独特の伝統的な形なんでしょうか?
以前、外国で和斧が全く出回っていないことの主な理由は値段の問題ではないかと書きました(私個人の推察)。
しかし、たとえ伐採が斧で行われた時代に、アメリカ式伐採斧と和式伐採斧が同じ値段で入ってきたとしても、
使いこなすのに熟練とコツをより必要とする和斧は好まれず、従ってあまり普及しなかったと思いますね。
605 :
ムカル:2005/09/05(月) 22:30:27 ID:???
ああ、すみません、「直線的な柄」の間違い。期待させてすみません。
刃のほうも、やはり西洋的ではない、長方形の形でした。
日本の植民地時代、或いはそれ以前の交易時代に持ち込まれた物のオリジナルか
そのコピーだろうか?
文化的に見れば14世紀以降海路で東南アジア経由で
陸路ではそれ以前から中国経由でインドやヨーロッパの技術が持ち込まれていても
不思議では無いと思うが
607 :
ムカル:2005/09/06(火) 02:06:10 ID:QG0TbzRc
どうなんでしょうねぇ。
フィリピン北部のバタン島と、造船技術が似ているという話もあり、第一台湾先住民は
マレー系の民族だからその伝統が連綿と続いていると考えることもできる。
日本の刃物が影響を与えたかどうかはわかりません。台湾の刃物屋には、日本式の鉈は無かったです。
608 :
ムカル:2005/09/06(火) 22:34:55 ID:wtoAJNTm
あぼーん
小野 次郎右衛門
>日本の刃物が影響を与えたかどうかはわかりません
書き方が悪かったですね、その映像に映ってる斧がどうか、ってコトです
台湾では製鉄加工技術が300年くらい前まで無かったような話も聞きますんで
中国辺りから輸入されたものを昔は使っていたのでは無いかと思われ
>日本式の鉈は無かったです。
これは当然かと
温帯の本州で主に使われている物より、亜熱帯の植生に対応した物になるかと
沖縄辺りで使われていた何とか言う(名前忘れた)山刀系の物が
主かと思われ
612 :
名無しの愉しみ:2005/09/07(水) 13:29:23 ID:zhU34XBB
十数年前に、防災用にと購入した斧があります。
この斧について、ご存知のことがあれば教えてください。
柄の長さ70cmで CANADA CARANT CAN22528 の刻印
頭には CARANT 2 1/4 LBS の刻印 がそれぞれ有ります。
613 :
おのじい:2005/09/07(水) 16:57:25 ID:ZF1L6spB
>>612 そのまんま、カナダのGARANT社製の斧。
2 1/4LBSは斧頭の重量が2 1/4ポンド(約1kg)という意味です。
CAN22528はおそらく製造番号でしょう。
形について書いておられないのでそれ以上のことは分かりませんが、
同社の3 1/2ポンドの「グリズリー」という斧はミシガン型でした。
刃の反対側がツルハシみたいになっていれば剣付き消防斧です。
614 :
おのじい:2005/09/07(水) 17:05:12 ID:ZF1L6spB
日本式に近い形の鉈(角鉈)はスマトラ島の1部やバリ島など、熱帯にもありますが、
森に入るためではなく、竹や木を加工するために使われます。
角鉈がある地方でも藪払いのための薄手で長い山刀が別にあり、使い分けています。
615 :
おのじい:2005/09/07(水) 17:08:38 ID:ZF1L6spB
>>612 あ、GARANTではなくCARANTですか?そうなら知りません。失礼しました。
616 :
612:2005/09/07(水) 18:00:24 ID:???
617 :
おのじい:2005/09/07(水) 19:13:09 ID:ZF1L6spB
>>616 それは写真を見る限りデイトン型に近いですね。
本来のデイトンはもっと全体に幅広いから、純デイトン型とも言えないですが、
少なくともミシガン型(頭が山形に丸くなっている)ではありません。
618 :
ムカル:2005/09/07(水) 22:35:30 ID:3pydF9Sv
沖縄の鉈は「はたな」とか「やまんがらす」とか言いましたな。
沖縄は孤島なので鉄器文化に移行するのが遅く、八重山諸島では鎌倉、室町時代あたりまで
石器を使っていたとか。
台湾では、少なくとも隋の時代の記録では鉄製の刃物が存在したそうですが、
鉄が貴重だったので刃が皆薄くて小さく、貝殻や骨で補強してあったと。
619 :
名無しの愉しみ:2005/09/08(木) 15:53:53 ID:XudN3HSJ
ハンドアクスと石斧を持ってます。
620 :
名無しの愉しみ:2005/09/08(木) 16:15:03 ID:fXKHanQ8
昨年、何かの役に立つかとグレンスフォシュ社のハンター斧を
通販で購入しました。あの薄刃は物凄く切れますね。
ナイフ代わりにもなりそうです。
621 :
ムカル:2005/09/08(木) 22:50:35 ID:m9fp9Kfg
>>620 そのハンター斧に、「斧の本」はついていましたか?
また、斧の峯は本当に皮剥ぎに使えるようになっているのですか?
622 :
おのじい:2005/09/09(金) 08:10:34 ID:2vbxNkDg
アメリカのあるグレンスフォッシュ取り扱い店では、「斧の本」だけ単品で買えるようです。値段は$3.00。
グレンス本社が本だけでは売りたがらない訳ではなく、日本の販売店が不親切なだけのようです。
しかし、以前ムカルさんが高価な両刃投げ斧を買っても本が付いてこなかったのは酷かったですね。
623 :
名無しの愉しみ:2005/09/09(金) 12:55:38 ID:QocNl7WV
624 :
ムカル:2005/09/09(金) 22:19:29 ID:BQKtgZlD
>>622 グレンスは両刃斧もう買ってしまったから、ほしいのが無いんですよね。
アメリカ式伐採斧がまた出たら買うかもしれないが、手斧には興味がないので。
>>623 福岡なので、一瞬アレッと思ったりして。
625 :
おのじい:2005/09/12(月) 18:30:56 ID:qiazZEHj
ムカルさんは今後買いたい斧がありますか?
私はもう、買いたい斧はほとんど買ってしまった気がします。
買ったことがない、実物を見たことがないメーカーもまだ沢山ありますが、画像などから大体の想像は付きます。
和式や北欧型の斧は好みではないので、最初から興味がありません。
グレンスのアメリカ式伐採斧には興味がありますが、送料その他でかなり高価なものになるし、手続きも面倒。
今後は今持っている斧を、観賞用を含めて使い込んでいく方向でいきたいと思います。
626 :
ムカル:2005/09/12(月) 22:37:56 ID:tXKFDJJx
私の場合、欲しかった両刃斧も巨大なハツリ斧も手に入って、
自作の洋式の柄に挿げ替えてしまったので、もう物欲はないですね。
最も、古道具市に行っていい形の刃発見したらどうなるかわからないけど。
627 :
名無しの愉しみ:2005/09/12(月) 23:01:56 ID:lHzt6q1d
628 :
おのじい:2005/09/13(火) 19:27:09 ID:yMru+UIT
ほう、もうその境地に達しておられましたか。凄いですね。
私などどれほど無駄な時間と経費をかけてようやく今の心境になったか・・・
もっと早い時期に今持っている斧を入手できていたら違っていたかも。
チョ〜伸治
630 :
ムカル:2005/09/15(木) 20:56:55 ID:bvXqLhlY
西洋式のハツリ斧、ブロードアックスを欲しいと一瞬思ったことはありますが、
壁に立てかけにくい形なのでやめました。
ただ、物欲はなくても、「使用欲」はあるのですね。今の生活では大っぴらに木を伐ったり
薪を割ったりできない。
631 :
おのじい:2005/09/16(金) 16:19:20 ID:g492liDV
使用欲はあるが使用する機会がなかなか無い、というのは私もです。
手斧や鉈ならともかく、大型伐採斧の出番などそう滅多にはありません。
外国へ行く機会がほとんど無くなったので、使う機会が稀になりました。
心ゆくまで伐採したかったら、林を1区画丸ごと買う、いわゆる「山買い」をするのが1番でしょうね。
今年の冬は、昨年遠縁の親戚が話していた、小さな椎林をまるごと買うという話を詳しく訊こうと思います。
地主への支払いは5000円で安いものですが、伐採した木をどう片付けるかが最大の問題です。
切り倒したまま放置して置く訳にはいきませんから。
知り合いの窯元に、薪として引き取ってもらうよう頼んでみようと思っているのですが、欲しがるかどうか。
632 :
ムカル:2005/09/17(土) 02:31:54 ID:6phDhf0m
山買いでありますか・・・交通至便な山林なんか滅多にないだろうし、そういうところは高いだろうから難しいですね。
テント一式かついで泊りこんで斧振るうことになりますな。
ところで、椎はストーブの薪にはいいかもしれないが、窯焚きの薪にはいいのですか?
陶芸には、赤松が最適と聞きますが。
薪ストーブには落葉広葉樹が向いてるカト
椎のように油分がある物はフィルターや煙突にススが多量に付着する
634 :
おのじい:2005/09/18(日) 13:43:26 ID:6m7icZAa
まあ、車で近くまで行けることが最低条件ですが。
大阪郊外の話ですが、知人が一山1万円で買った、と言って見せてくれた雑木林は
1ヘクタールくらいの広さで、しかも農道とはいえ車が横付けできる場所でした。
私の地元にそのような条件のいい物件があるかどうか分かりませんが、訪ね歩いて
探してみないことには見つかりません。
窯元も儲かって羽振りのいい所は松だけを使っていますが、たいていの所は薪にする
木の種類など選びません。家を解いた廃材でも使います。
635 :
ムカル:2005/09/18(日) 21:51:05 ID:k7UtnrR1
そんな安い山林もあるのですか?
しかし交通の便以外に、生えている樹種でも値段は変わってくるでしょうね。
廃材では、釘が刺さっていたり新建材が混ざっていたりして、焼き物の出来に影響はないのでしょうか?
636 :
おのじい:2005/09/19(月) 20:15:50 ID:TwsDx1+O
椎茸の原木のクヌギなど売れる木が主体の林や、銘木の大木が生えている林は高いようですが、
普通の雑木林は案外安いようです。竹主体や潅木の林はタダ同然のようです。
焼き物に廃材の釘は問題なし。後で焼け残った鉄類を掃除する手間がかかるだけ。
新建材はまずいようで、使うことはありません。
放置されてる山林だと、場所に関係無く切り倒してもオケだったりする
夏にエノキのデカイのを頼まれて切り倒したんだが(もちろんチェンソーで、だが)
所有者曰く、ハゲ山にしてもOKでつよ、ゴミもそのまま放置で
って事でした
冬なら菌打つ用に持ち出したんだが・・・
638 :
ムカル:2005/09/19(月) 21:44:55 ID:l0hcQ+4A
竹は今は需要は無いですからねぇ。壁の小舞には使わないし、竹篭なんかは輸入品だし。
竹の割り箸売り出したら、結構売れるだろうに。
>>637 はげ山にしても結構とは怖い。しかし日本の気候ならはげ山にして20年もすれば跡地は赤松林になって、
マツタケが生えてよかったりして。
菌とは椎茸やナメコですか?以前ブナを切り倒し、ナメコの菌打ち込む映像見たことあります。
ヒラタケとナメコです
ちなみに、ウチの辺りでハゲ山にすると大抵は葛で凄い事になります(w
640 :
ムカル:2005/09/23(金) 01:11:04 ID:58rLX+c5
北海道の場合、それまであった森林が山火事や伐採で破壊されると、真っ先に白樺や楊が生えます。
しかし白樺は柔らかすぎて建材にも家具材にもならず、せいぜい割り箸や楊枝にしか使えないので
林業関係者からは嫌われています。
641 :
おのじい:2005/09/23(金) 16:09:02 ID:???
九州の低地の場合、松とともに雑多な種類の広葉樹がいっせいに生えてくるので、1,2種類の木が優占する
単調な2次林にはなりません。そして30年もすれば照葉樹林になります。
しかし近年は元々関東地方の原産である、非常に繁殖力の強いオオバヤシャブシが真っ先に生えて他の樹種を圧倒し、
純林を作る場合が多くなっています。ただしオオバヤシャブシは大木にはならず、寿命も短いので
徐々に他の樹種に取って替わられ、やはり30年くらいで照葉樹林になります。
642 :
おのじい:2005/09/23(金) 16:19:17 ID:TF1tk5Z2
雑多な種類の広葉樹(落葉樹、常緑樹ともに)といっても、2次林によく生えて成長の速い樹種に
建材や家具材として優良な木はまずありません。
優良な樹種は数が少なく、しかも100年以上経たないと利用できる大きさにはなりません。
その点は北海道も九州も、そして熱帯地方も事情は変わらないようですね。
643 :
ムカル:2005/09/24(土) 01:34:33 ID:FVQBlEiU
白樺の木は痩せ地に強くて成長が早い代わりに寿命が短く、せいぜい80年くらい。
陽樹なので跡継ぎの木も育たず、エゾ松や楢、桂の樹などに取って代わられてしまいます。
北海道中央部の美瑛町では大正十五年、十勝岳の噴火で発生した泥流によってそれまであった森林が破壊され、
跡地には一斉に白樺が芽吹いて白樺の純林になっている。前述のとおり白樺は木材としての価値は無く、
しかも生えている土地は大抵痩せ地で畑にもならないので農家にも嫌われる哀れな樹。
(ハルニレやタモが生えている土地は肥えて水はけも良いので、農家はこれ等の樹を喜びます)。
しかし都会からの観光客が白樺の純林をみて感動するので、このあたりは「白樺街道」として
観光名所になっています。
しかし噴火後八十年、そろそろ衰えが来ているはず。
観光名所を守るため町を上げて白樺の植林を・・・
って、ホントにやってそうだな(w
645 :
ムカル:2005/09/25(日) 13:53:02 ID:IUc2o1nS
しかし白樺の純林を維持するためには、入り込んだエゾ松や楢の木も駆除しなければならず、
厄介ですな。
白樺は材が柔らかくて腐りやすいが、皮はしなやかでかなり丈夫。
ロシアには白樺の皮に書かれた古代文書があるとか。
油気が多くてよく燃えるので、焚き付けにはもってこいです。
田舎では、白樺の用途は薪が多い。火持ちはあまりよくないですが。
信州かどこかの山小屋で、主人がストーブに白樺の薪をくべたところが、
都会からの観光客がヒステリー起こした、なんていう話があります。
都会と田舎の意識の差・・・
646 :
名無しの愉しみ:2005/09/26(月) 14:20:52 ID:9eqndF8b
647 :
おのじい:2005/09/27(火) 18:26:31 ID:Y88FEail
斧で木を切り倒す場合、
かなり硬い木でも木目が真っ直ぐなら刃の通りがよく、木っ端が素直に剥がれるので切りやすい。
さほど硬くない木でも繊維が捻れたり、大きなコブや節があったりすると刃が弾かれ、木っ端が
剥がれにくいので非常に切りにくい。
また、柔かすぎる木も刃が深く食い込んで挟まれた感じになるので結構手間取ります。
やはり硬過ぎず柔か過ぎず、粘りが無くて木目が真っ直ぐな木が一番切りやすいですね。
熱帯の木の大部分ははこの「切りやすい木」ですが、太短く曲がりくねった樹形になりやすい
日本の広葉樹は「切りにくい木」に属するように感じます。
しかし白樺は真っ直ぐで細長い樹形から、切り倒しやすそうに見えるのですが、実際どうなんでしょうか?
648 :
ムカル:2005/09/27(火) 20:50:16 ID:FvMQjg/D0
十年以上前にアクドールの斧で伐った感触では、白樺は柔らかくて伐り易く、素直な樹です。
春先の白樺の幹に傷を付ければ、大量の樹液が滴り落ちます。
アイヌ民族はこの樹液をタッニワッカと呼び、薬草で味をつけて飲んだり、
野営で近くに水場が無いときは炊事の水にも使ったと申します。
南洋の樹は筋が通って伐りやすいのですか。
だからラワンなんかの樹を表面から「かつら剥き」にして、ベニヤに加工できるのですね。
649 :
おのじい:2005/09/29(木) 23:00:18 ID:Uxxxx35e
南洋の木は板根がある部分を除けば切りやすいです。
温帯の木に比べて粘りがないものが多く、例えば黒檀のように重くて硬い木でも
細くすると簡単に折れたり割れたりします。
タモ、ヒッコリー、トネリコ、グミなどに匹敵する粘りを持った材は熱帯にはほとんどありません。
熱帯では一回の打ち込みで大きさが下駄ほどもある木っ端が剥がれ落ちるのは珍しくありませんが、
温帯の木ではあまり無いでしょう。私には経験がありません。
650 :
ムカル:2005/09/29(木) 23:20:17 ID:pLTLPUV9
熱帯の樹はそんなに粘りが無いのですか?
それでは斧やその他道具の柄にはどんな樹を使っているのですか?
でも、だからこそ直径2mの樹でも一日で伐れるのでしょうね。
かつて古代の石材運搬用のそり「修羅」を復元するにあたって材料の樫材を日本中探し回り、
ようやく徳之島で直径1m弱の適材を発見。古代の生活を再現するため手作業で伐ろうとしたところが、
現地の老人達から「そんな樫は倒すのに二日はかかる」と注意され、日程を伸ばすわけにもいかず
仕方なくチェンソーで倒した、という話があります。
651 :
おのじい:2005/10/01(土) 19:16:27 ID:6jsqEpXM
熱帯にも少ないながら粘りのある木があるので、それを柄に使っています。
日本の樫が粘りがあって繊維もひねくれていて切りにくいのは分かりますが、それでも直径1m以下なら
本職や斧を使い慣れた人なら1日以内に余裕で切り倒せるはず。
それに、本職ならば木を見ただけで所要時間が分かるはずで、他人に注意されて道具を急遽変更するようなことは無いはず。
おそらく斧などほとんど使ったことがない人が駆り出されたからそういう話になったのでしょう。
今日は本職の林業従事者でも斧で伐採なんてしないから、そういう展開になっても不自然ではないと思います。
652 :
ムカル:2005/10/01(土) 23:26:20 ID:gzI2W/RV
その一件があったのは、昭和五十年代後半。まだ斧による伐採経験者が多い時代なんですよね。
しかし、生木とはいえ、樫は一日以内で伐れますか?鉋の材に使われているの見たらものすごい堅さと重さですが。
なお、その修羅の復元の際、「これは石材運搬用の橇ではなく、船である!」と主張する学者が一部にいたので、
証明のために水に浮かべようとしたところが、あっという間に沈んだそうです。
653 :
ムカル:2005/10/02(日) 13:15:20 ID:???
すみません、昭和53年でした。
昭和五十年代前半ですね。
654 :
おのじい:2005/10/02(日) 18:40:09 ID:t8FXfIJJ
私が引っ掛かったのは、古老に指摘されてはじめて1日では切り倒せないと判断した、という箇所で、自分で見て伐採に要する時間を
計算できなかったのはやはりその人々が斧による伐採の熟練者ではなかったからではないかと思わざるを得ません。
条件さえ揃えば、直径1mのカシを1日で切り倒すのはさほど難しくないと思いますが、その「条件」が揃わなかったのでしょう。
生えている場所の足場が悪い、幹が捻れたり瘤や節があったりした、1日のうちに切り倒すだけでなく、運搬できるように
加工しなければならなかった、など。
ただ切り倒せばいいのなら斧を扱い慣れた大柄な男がアメリカ式伐採斧を使えば1日以内に切り倒せないことはないでしょうが、
小柄な人が和式伐採斧を使ってだと1日では無理かもしれませんね。
自ら実験したいところですが、日本で切り倒してもいい直径1mの樫を探すのは不可能なので、できないことにしておきましょう。
なお、完全に乾燥していない広葉樹は普通水に沈みます。
広葉樹材が乾燥するとき、まず著しく収縮して体積を減じながら水分が抜け、ある程度乾燥したら収縮は止まって、水分が更に抜けます。
だから、半乾きの材は依然として水に沈むほど重いのです。
655 :
ムカル:2005/10/02(日) 20:58:43 ID:w7q2RtCY
なんだか、和斧が改良されなかったことが悔まれる話ですな。
1mの樫は、確かに貴重品で切る事は出来ない。
鉋の台だの木刀だの家具材だの、色々需要は有る樹なのに、人口植栽はしないのですかね?
屋敷林に混ぜて植えるのがせいぜいですか?
656 :
おのじい:2005/10/03(月) 17:18:10 ID:XDcF0GsC
樫は特定の需要はあるものの、建築材ほど大量に使われるものではないので、今のところ
野生の天然木だけで十分な量があるのでしょう。
また、用途が硬さと丈夫さを特に必要とするものなので、一般的に人工的に植栽され、
早く育った木は硬さや粘りが不足するので歓迎されないかもしれません。
ある木刀製造業者の話では、木刀の材料となる樫、イスノキ、ビワなどは天然ものだけを使用し、
庭や畑で栽培された木は使わないそうです。強度がまるで違うそうです。
657 :
おのじい:2005/10/03(月) 17:29:02 ID:XDcF0GsC
大阪郊外の、ツルハシ、鍬、斧などの柄を専門に製造している業者も山奥の木と農村など里の木は
質が違うと話していました。その業者は昔は自分で山に入って樫の木を選んで切り出し、
製材して乾燥させたものを材料にしていたが、良い天然木が近場に無くなったから遠方から買うように
なったそうです。それでも本当に質のいい木は少なくなった、と語っていました。
658 :
ムカル:2005/10/03(月) 22:19:41 ID:INIxODPN
北海道でも、洋樽や家具材によく使われるミズナラの樹は、人工植栽は聞いた事ありません。
戦前は欧米に「ジャパニーズオーク」として大規模に輸出されたそうですが、最近では資源も
枯渇しているとのこと。エゾ松や落葉松は幾らでも人工植栽しているんですけどね。
人工植栽が強度が無いといえば、実家の庭の隅にある黒松は、土地が肥えすぎているためか
枝がヘニャヘニャです。
659 :
ムカル:2005/10/08(土) 22:55:05 ID:M4UvDoKc
さっき「世界ふしぎ発見!」で、アマゾンのジャングルで水に浸かる朽木を斧で割り、
中から巨大フナクイムシ取り出して生で食う映像がありました。
せめて火を通して欲しい・・・
そこで使っていた斧は、角の面取りはしていないミシガン型で、柄はまっすぐでした。
660 :
おのじい:2005/10/09(日) 17:07:11 ID:A39Y3FVP
見ておられましたか。
私の目には、刃はミシガン型に似ていましたが、頭は厚くなっておらず、横壁と同じ厚さのように見えましたが。
典型的な南米スタイルの斧だな、と思って見ました。
南米の斧はツルハシのように柄を嵌める方式なので、柄はまっすぐでノブの無いものにしかできないのでしょう。
写真で見た古い昔のヨーロッパ式伐採斧もツルハシ式になっていたように記憶しています。
とすれば、南米の斧は北米で改良されたものが入ってきたのではなく、スペインやポルトガルから直接入ったものが
あまり変化せずにそのまま残っている、と想像されますね。
661 :
ムカル:2005/10/09(日) 17:21:34 ID:Ls99PSPh
ツルハシのようにはめ込む、と言うことは先のほうからではなく、
元のほうから(握るところから)はめ込むのですか?
先日NHKで放映されていた南米移民のドラマ、「ハルとナツ」、原始林を開拓する場面で
伐採シーンがありましたが、斧の形はわかりませんでした。
662 :
おのじい:2005/10/09(日) 20:04:59 ID:A39Y3FVP
そうです。ヒツが大きくて幅広の楕円形になっていて、元のほうから差し込んで、
先の太くなっているところで止まる方式です。
普通の洋斧のように着柄できないこともありませんが、ツルハシ式が一般的なようです。
「ハルとナツ」の斧は和式伐採斧(土佐根切斧などの)に見えましたが、何しろ1瞬しか
見えなかったので断定はできません。
ドラマ中に出てきた昔の写真で、地上4-5メートルのところで切った切株の横に数人が立って
記念撮影したものが出ましたが、あの切株は相当大きかったですね。
663 :
ムカル:2005/10/09(日) 20:30:18 ID:Ls99PSPh
しかし一家はほとんど身の回りの品のみ持って海を渡ったわけですから、
和斧を使うのは妙ですね。現地ブラジル式斧を使うのが正当。
一瞬流れた、巨大な切り株の写真は、やはり板根を避けて伐ってましたな。
その部分でも、直径3mは優にある。安定が悪い場所で斧を振るうのは危険だし、
倒れる時になっても逃げ場が無い。恐ろしい。
ところで移民といえば、和歌山あたりの山村や漁村では、戦前北米への出稼ぎが
盛んでした。彼らは言葉の問題が少ない漁業や林業に就き、金が貯まったら帰国するのが
一般的。
帰国者によって、西洋式の柄が広まる事は無かったのでしょうか。
製材用の北米式縦引き鋸を持ち帰った人がいるので、妙だと思って。
664 :
おのじい:2005/10/09(日) 21:10:49 ID:A39Y3FVP
ごもっとも。本当は和斧など使ったはずが無いですな。。
まあ、中には日本から斧を持って行った人が居るかもしれませんが。
しかし和斧であれ南米斧であれ、ちゃんと切斧を使ったのは日本製のドラマとしては立派。
他のドラマや映画の中で、薪割斧で伐採する(真似の)シーンを何度見せられたことか。
金が貯まって帰国する時は・・・やっぱりもう使うこともない斧などほったらかして、
貯めたお金とお土産だけ抱えて帰ってきたんではないですかな。鋸を持ち帰った人は偉い。
665 :
ムカル:2005/10/09(日) 22:01:41 ID:Ls99PSPh
しかし開墾のシーン、よく映像化できましたね。
昨今は自然保護団体がうるさいので、樹を倒したり焼き払う場面は再現しにくいらしいんですよ。
「ロードオブザリング」の最初のほうに森の大木を次々と倒す場面があったが、
あれも一本の木を様々な角度から撮り、何本もの樹を伐っているように見せた、と
いいますから。
宅地開発や道路整備でバッサッバッサッと切り倒されてもいるから・・・
>>663 持ち込まれはしたが、普及しなかったのでは?
開国以降、ストーブ等薪が必要な物も結構な量が輸入されてるし
輸入業者も当然売り込みをかけたりもしただろうケレド
国内では流通していない辺り洋式の柄であるメリットが無かったか、理解されなかったカト
667 :
ムカル:2005/10/09(日) 22:26:54 ID:Ls99PSPh
もったいないですね。
西洋式の樽はその有用性(丈夫で、運びやすい)ことが認められて
すぐに普及したのに。
668 :
おのじい:2005/10/11(火) 16:24:29 ID:WxGidXQ1
戦後移民して、お金を貯めて帰国、っていうことは戦後かなり経った時代の話ですね。
その頃はもうチェーンソーが使われ始めていて、伐採斧は使われなくなっていった時代。
ならばもし洋斧が持ち込まれたとしても普及しなかったのでは?
同様の事が上に出ていた洋ノコにも言える
普及はしなくても当時の物の5〜6本は普通に残ってるものだろう、持ち帰っていたら
移民以前の明治以後100年近くもカレーや機関車等と共に輸入普及する事も十分ありえる話
鉋が昔は中国式の一枚刃だったが(鰹箱などに残ってる)
洋鉋の輸入以後(明治中期頃らしいが)それを参考に改良され現在の二枚刃に変わったとか
軽井沢などの外国人向け地域なら当然建築の監督関係者は外国人で
そちらの方向からの普及も十分にありえた話
送ってしまった・・・
今も鉈が使われボウイナイフやマチェット類が無いのと同じく
日本国内で使う分には今の形がベストに近い物、と考えたほうが妥当だと思われ
>明治以後100年近くも
江戸以降100年だな・・・
連投スマヌ
672 :
ムカル:2005/10/11(火) 23:08:55 ID:ZuNkPpcA
ただ、和歌山の移民が金ためて帰国していたのは、すでに大正や昭和初めなんですよね。
農文協から出ている『聞き書き 和歌山の食事』と言う本。これは「日本の食文化全集」として、
日本全国の食生活を、戦前を現代として再現した物ですが、その中に和歌山の「アメリカ村」の話がある。
「旦那さんは食卓にトメイトゥ(トマト)もコーヒーも無いのを寂しがる」とありました。
戦前からすでに帰国していたようです。明治期の移民が帰国したのでしょうか。
また、例の巨大鋸は昭和六十年ころ出版された『日本』という分厚い事典。日本の伝統文化を網羅した本に載っていました。
婆さんが長さ3mはあろうかと言う鋸を持って、「祖父が北米で使っていたソーゥです」と語る。
この本には他に福島県の木地師が「マガリヨキ」という、足が曲がった形の和斧で倒した大木から直に
こね鉢の原型を削り出したり、桶屋が曲がった鉈で桶の原型を割り取る写真がある。
物凄く読み応えがあります。
673 :
おのじい:2005/10/12(水) 18:27:17 ID:8fL4rXSL
となると、ある用途に使う道具が既にある場合、余程かけ離れて優れていない限り、
外来の道具を使うことは無い、ということですか。
どちらも使ったことの無い初心者が和斧と洋斧を使い比べたら、たいていは洋斧の方が
使いやすいと言うようですが、(特にカーブしていてグリップエンドにノブが付いている柄)
長年和斧を使い慣れたベテランが洋斧を渡されても使いやすいとは思わないのでしょうね。
674 :
ムカル:2005/10/12(水) 23:37:37 ID:UPYCsMkP
しかし足の長い和斧と比べて、洋斧はガクッとぶれることが無いから使いやすいはずなのに。
柄の持ちやすさはいうまでもないし。
習い性はある意味残念ですね。
>習い性はある意味残念ですね。
いや、昔の人は手作業が大前提なので道具は使って具合が良ければ使うし
具合が悪ければ使わない、ってだけ
無駄にコダワル人は少数派、多くの人はとても合理的
柄なら買わずとも自分で作って検証することだって可能なのだから
年間に数十(数百?)伐採して行く過程の能率、効率、疲れるか、をトータルで見て
使い続けるかを判断した結果、だと思うよ
外国の事は知らないが、チェンソーが普及しておらず斧が現役の地域で
いわゆる洋斧のあの形状の柄の普及率はどんなもんなんだろね?
日本が特殊で海外では広く大量に作られ使われているのか
日本のような形状の物も多く使われているのか
明確なアドバンテージがあれば大戦後60年も経過して自由貿易が行われているんだから
駆逐されていても変では無いと思うが
676 :
おのじい:2005/10/14(金) 16:15:39 ID:7+olgbLk
洋斧の柄としてイメージされる、強く湾曲した柄はアメリカで考案されたもので、現代のような形が
完成したのはかなり最近(19世紀後期)のことだとされています。
それ以前のアメリカおよびヨーロッパの斧の柄は直線的か、ゆるやかに湾曲したものでした。
一方、日本の斧もそれが現役だった時代のものを見ると、全くの直線ではなく、微妙に湾曲しています。
今は日本でも欧米でも斧は柄付きで売っていて、使い手がわざわざ自作の柄に交換することはまず無いので、
本当にその柄が使いやすいと思って使っているかどうかは知る由もありません。
戦後日本で和斧に曲線柄を付け替えて使うことはまず無かっただろうし、逆に洋斧に直線柄を付け替えて使う
ことも無かったでしょう。
私は日本のあちこちの農家などで百本を越す斧を見ましたが、そういう例を見たことはありません。
斧が現役で、柄を自作することが普通な地域(主に発展途上国)の例を見ると、ゆるやかに湾曲しているか、
またはほとんど直線で、握りの端はやや太く作ってあることが多いようです。
677 :
ムカル:2005/10/14(金) 22:00:33 ID:3ZNCRbnk
昔は斧は鍛冶屋が作って刃のみで売っていて、柄は「棒屋」という柄専門の業者が作ったのを買って差し込んでいたんですよね。
>本当にその柄が使いやすいと思って使っているかどうかは知る由もありません。
実際、スチールのチェンソー用斧の柄は湾曲がきつ過ぎ、柄も短くて使いにくいです。
>>675 あなたはどんな得物持ってますか?
678 :
おのじい:2005/10/15(土) 20:28:22 ID:T2Pq8uNC
今でも刃と柄は別の業者が作っていて、刃を作る業者が柄を買ってすげるのが一般的なようですね。
前にも書きましたが、アメリカでも同じ刃に曲線柄と直線柄の2つのバージョン(直線柄といっても
太さには変化があり、ノブが付いていて日本式の直線柄とは異なる)を用意しているメーカーが多く、
同じサイズの刃にいくつかの長さの柄を揃えているメーカーもあります。
柄の形や長さは使用者の好みや使用目的によってさまざまである、ということでしょうか。
679 :
ムカル:2005/10/15(土) 21:25:12 ID:iSmhamr2
以前読んだリンカーンの伝記か何かに、リンカーンが使っていた斧の柄の写真が載っていました。
湾曲は浅かったように記憶しています。
ただ残念なのは、サイズが書いていなかった事。身長190cm以上で斧使いの名人だった彼の
愛用の柄の長さが知りたかった。
680 :
ムカル:2005/10/18(火) 00:24:21 ID:DadmDSZC
NHKで、北米のビーバーの生態を放映していました。
ビーバーは歯を使い、直径30cmくらいの樹は一時間で倒してしまうとのこと。
切り株は、まるでノミで削ったようなきれいな歯の跡がついていました。
しかしもちろん、受けと追いをいれて倒すのではなく、周囲全体から均等に齧り取り、
倒している様子。これでは倒す方向をコントロールできず、ビーバー自身が下敷きになる
危険性大であります。
実況スレでも「倒れる木の下敷きになった奴もいるんだろうな」っていわれてましたね。
682 :
おのじい:2005/10/20(木) 21:08:01 ID:55iQmxwi
高山地帯の山羊もよく崖から落ちて死ぬようなので、ビーバーもしくじる者がいるかも知れませんね。
ムカルさんは正しい知識を得た後に初伐採を行ったので受け口、追い口とちゃんと作られたようですが、
私の場合、初めの頃は何も知らずにやみくもに切り倒そうとしていたので、自然とビーバー式、つまり
周囲から均等に切り込んでしまい、倒れる方向は予測できないことが多かったです。
683 :
ムカル:2005/10/20(木) 22:03:05 ID:syjG62dR
うわ・・・それは・・・最初はどれくらいの大きさの樹を倒したんですか?
直径20cm以上で倒し方間違ったら、命にかかわりますからね。
北海道の開拓時代でも、士族出身の入植者はなれない伐採作業のため、下敷きになって
死ぬ者も多かったと聞きます。
幸い北海道の図書館には開拓時代の生活を書いた本も多かったので、
それ読んで受け口と追い口は覚えました。
おのじいさんの周囲に、伐採に詳しい人、又は詳しい書物は無かったのですか?
684 :
おのじい:2005/10/21(金) 18:49:37 ID:o2f4C3RU
いや、大昔のことで、せいぜい直径20cmくらいの木をやみくもに切っていただけです。
しばらくしてから受け口、追い口のことを知りましたが、いい加減に切っていたので
倒れる方向は依然として予測付かず。
伐採に詳しい人?いなかったです。書物?無かったです。
外国に行くようになって、現役の斧使い達に出会うまでは正しい切り方は知りませんでした。
685 :
ムカル:2005/10/21(金) 22:10:46 ID:Q6IrA8fO
童話なんかの挿絵で木を切っている場面でも、大抵はただ一つの向きに切り込んでますね。
これでは倒れる前に裂けてしまう・・・
ところで、追い口と受け口を切り込んで倒す方法は、世界共通なのでしょうか。
686 :
名無しの愉しみ:2005/10/21(金) 22:59:00 ID:o2f4C3RU
追い口と受け口を作るのは石斧を使うニューギニア高地人でもやっていたので、
世界共通とみて間違い無いんではないでしょうか。
切った木が倒れる時、一番怖いのは、木の上のほうの枝に太い蔓が絡んでいて
バレリーナのようにくるくる回りながら倒れること。
こうなったらまさに倒れる方向が分からなくなてしまいます。
687 :
おのじい:2005/10/21(金) 23:03:04 ID:o2f4C3RU
次に怖いのはやはり蔓が絡んでいて、隣の木をへし折りながら一緒に倒れること。
倒れる方向の予想を誤って、根元が逆戻りしながら倒れるのも怖いですね。
688 :
ムカル:2005/10/21(金) 23:03:36 ID:Q6IrA8fO
かかり木も怖いし、受けの方向に正常に倒れたとしても、いきなり切り口が
自分の方に突き出してくることもある。それも怖い。
689 :
おのじい:2005/10/22(土) 18:54:22 ID:mPATpGV4
今日、最近柄付けした5.5ポンド(2.5kg)の斧で以前切り倒した栗の切り株を根際から切ってみました。
5ポンドまでは何とか使えたのですが、5.5ポンドになると重さに振り回される感じで使いこなせませんでした。
もっとも、5ポンドなら使えると言っても、それは2時間以内の話で、1日中使えるのはぜいぜい4ポンドまでです。
消防斧や競技用斧が巨大なのは、それらを長時間振るい続けることは無いからなのでしょうね。
欧米各国の斧メーカーのカタログにラインナップされているのが普通最大5ポンドまでで、大型伐採斧としては
3.5ポンドが一番よく見られるサイズであることから考えてもそう思います。
690 :
ムカル:2005/10/22(土) 20:51:05 ID:C/Z1vZia
691 :
おのじい:2005/10/22(土) 22:26:47 ID:mPATpGV4
pulaksi axe ですか?
オーストラリアを旅行したときに売っているのを見たことがありますが、買いませんでした。
これは斧がメインでそれに鍬が付属した形ですが、鍬がメインで反対側が小さな斧になっているのもあります。
日本製ではハンマーの反対側が小さな斧になっているのを見たことがあります。
692 :
ムカル:2005/10/22(土) 23:05:49 ID:C/Z1vZia
グレンスの「薪割り槌」も、刃の反対側が楔打ち用の槌になっていましたね。
樹の伐採法に話を戻すと、甲州には樹に大穴をあけて貫通させ、それから
左右の残っている部分を伐って倒す方法があったとのこと。これも芯が抜けるのを防ぐ工夫です。
693 :
おのじい:2005/10/23(日) 15:15:52 ID:D7vwKkld
大木をその方法で伐るには物凄く足の長い斧を使わないといけませんが、それでも直径2mくらいになると
もう不可能でしょう。足の長さが1mもある斧など想像できませんし、あっても普通の方法で振れる訳が無い。
やはり長い柄を付けた大きな鑿か何かを使ったのでしょうか。
日本の初期の鉄斧は刃の反対側がソケット状の袋になっていて、それに長い柄を嵌めてその端を叩いて使う、
巨大な鑿のような物だったらしいですが、甲州の伐採法はその古代式伐採法の変化したものかも知れませんね。
694 :
ムカル:2005/10/23(日) 21:35:40 ID:OYOstxfj
まあ、鼎伐りのようにして、2方向から何とか伐りこんでいたんでしょうね。
ところで、巨大なノミのような斧とは、二年ほど前あなたが始めて登山板に現れた頃に
語っていた、法政大学出版局の「ものと人の文化史」に載っていたものですか?
あの本には、古代の斧を復元して、それで杉の樹を倒す実験が載っていましたね。
秋葉原から総武線に乗って実験地の千葉に向かったとか、血糖値が高くて体力面で
不安があったとか・・・
695 :
おのじい:2005/10/24(月) 20:19:24 ID:QOKczjsM
そうです。
ところで、私が不思議に思うのは、石斧や古代斧を研究した文化人類学者は何人もいるのに、どういうわけか
和洋の各種現代斧、古代斧、石斧を一堂に集めて伐採効率などを比較した人は1人も居ないということ。
多くのバリエーションがある現代斧のうち1種だけと、これまた多くの種類がある石斧のうち1種だけを取り上げて
比較実験した報告なら結構あるのですが。
関根秀樹氏はある著書で、生木なら鉄斧は石斧の約4倍の効率で切れるという通説通りだが、枯木相手だとその差は
10倍はある、と書いていましたが、他の学者はその辺のことは考えないのでしょうか?
ついでに言えば関根氏の本に出ていた枯木とはダグラスモミで、柔かい木に属します。
これが樫の枯木やコクタン、鉄木など本当に堅い木を切って比較するとどうなるんでしょうか。
石斧や軟鉄だけで作られていた古代斧との差は100倍あるいはそれ以上になるのでは?
当然のことながら、各地各種の現代斧同士での比較も全く行われたことは無いようですね。
ブッチャケ
それが一体何の比較になるか、意味があるのか、でそ?
斧に限らず生活刃物は、植生や樹そのものの差で
その地域や用途に適した物に分化して行った物でしょう
照葉樹主体の山、落葉樹主体の山、沖縄の斧、北海道の斧、それぞれ使われていた物を
一同に集め信州とか、和歌山とかの森で伐採効率の比較をして何の意味や意義が?
石斧も同様では?
697 :
おのじい:2005/10/24(月) 21:50:24 ID:QOKczjsM
言いたいことは分かりますが、比較が無意味とは思いませんな。
斧の比較研究の成果が現代において経済的に有意義な効果をもたらすか、と言う意味ならもちろん
無意味な実験ですが。
偏った比較が無意味なのは分かります。だから公平に検証するためにツンドラから熱帯地方までの
各地の色々な樹種の、生木と枯木で実験して比較したらいい。
用途に適しているか否かでそのような形になったのか、たまたまその地方ではその形が
伝承されただけなのか、など色々なことが分かる。
ある地方に伝承している道具がその地方での用途において最も効率が言い形、と決め付けるのは早計。
よそから入ってきた違う形の道具がより良いとして歓迎され、元の形が徐々に廃れるのはよくある話。
(鉄斧が石斧を淘汰した、などという極端な話ではない)
地方によって用途の差がほとんど無い出刃包丁に片刃の地方(日本では主流)と両刃のものがあるのも
「地域や用途に適して分化」した結果と言い切れるのか?
たまたまその地方ではそういう形が伝承していた、と考えるのが自然では?
698 :
ムカル:2005/10/24(月) 21:54:55 ID:9SWEB3mk
まあ・・・
石斧と鉄斧との威力の差実験で使われる石斧は、大抵は「磨製石斧」ですね。
石を研いで作ったもので、柄には埋め込むようにして装着する。
縄文人が使っていたもので、ニューギニアの高地人が使っているのもこれと同じ。
石を打ち欠いて作った物とは違い、石斧の中では一番威力があるはず。
以前NHK特集でやっていた実験では、栗の樹も松の木も鉄斧のほうが四倍の速さで
伐れるとの話でした。
ただ、冬季は樹が締まって堅くなるので、柔らかい夏季が伐採シーズンだったとのこと。
栗の樹は堅くて腐りにくいので、家の土台や枕木によく使われていましたね。
やはり冬に石斧では、歯が立たなかったようです。
堅い樹や巨木は、根方で火を焚いて焦がしながら伐ったのではないでしょうか?
>>697 >だから公平に検証するためにツンドラから熱帯地方までの
>各地の色々な樹種の、生木と枯木で実験して比較したらいい。
はっきり言っちゃえば、その金は何処から出るの?誰がやるの?と
国内に限らず、材木を輸出して外貨を稼いでる所ならとうの昔にチェンソーにその座を譲り
斧は発展途上国の田舎で残ってるのが現実でしょ?
比較するのはいい、比較したデータを反映する市場も下地もすでに無い今の時代に
やる意味と意義は?ってコト
>ある地方に伝承している道具がその地方での用途において最も効率が言い形、と決め付けるのは早計。
>たまたまその地方ではそういう形が伝承していた、と考えるのが自然では?
それは当然、そういう所もあるだろうし実際多かったカモしれんね
でもこういう考えは、昔は地方毎に独立して他地域との交流がほとんど無く
選択肢が無いまま使い続けていたに違いない
って幻想が前提になってる場合が多いんだよね
300年前にすでに沖縄に北海道からコンブが輸入されてたり
四国土佐で作られた刃物が信州辺りまで流通してたり
人も物も全国規模で動いていたのだし
>出刃包丁
出刃は元々は両刃が原型、片刃になったのは江戸中期〜後期辺りらしいです
それ以外のおおまかな形状、バランス、重心位置等が全国区で似通っているのは
北から南、太平洋、日本海を問わず採れるサイズの差はあれど
魚の形状、捌き方の手順が大差無いからでしょう
地域毎に尻尾が二本あるとか、足が付いてるとかの差があれば
包丁の形状も変わったのでは?
両刃、片刃は、研ぎ直しの手間と、使用頻度、食生活の中における魚の占める割合ナドナド
で取捨選択されたのでは?
700 :
おのじい:2005/10/25(火) 18:34:11 ID:vYBPbxp0
こういう展開苦手ですなあ。
もともと私にも意見の違う相手を納得させる材料など無いのでこれ以上の議論は不毛。
面白くて有意義な話のタネが見つかるまで当分休みますわ。
やっぱ洋モノのほうがかっこいい。
こいつを持っていれば大概の人間は黙るでしょ。
あと無敵アイテムとしてはウォーターポンププライヤー
これも持ってるだけで屈強な大人でも黙る。
702 :
701:2005/10/25(火) 20:29:42 ID:???
手斧をマトに投げつける術を教えてくれるところあるかな?
あれはスポーツのように見えて実は殺人術なんだぜ。
>ウォーターポンププライヤー
何かハゲシク勘違いしてるヨカーン
704 :
701:2005/10/25(火) 21:52:14 ID:???
しかしこのスレひどいな。
705 :
ムカル:2005/10/26(水) 00:44:32 ID:C9Z0AMuk
>>705 そのジョブスマスターってのは殺傷能力他界?
>>706 とりあえず、切断力、破壊力はあるから殺傷能力も同等だと思う。
709 :
名無しの愉しみ:2005/10/27(木) 23:27:30 ID:w4zIuKzB
>>284 一年前のお話にレスするのもなんですが・・
薪割りシーズンごとに現れる、ってことでご容赦。
ネジキは芯まで均質、また太いものも少ないので、
丸太のまま、使っていいと思いますよ。
なにより、簡単に はげない樹皮は滑り止めとして有効ですから、
なるべく残したい・・
となると、なるべく自然の形そのままで使えれば最高、と思い
探してはいるのですが中々見つかりません。
シーズンが終わると意欲は失せますが。
やっぱり斧の柄は曲がりでは無いほうがいいと思い直し、
通直で、グリップエンドが枝分かれ部分でちょっと太くなってて、
斧刃をすげる部分も枝分かれで太くなっている、
その間隔がちょうど良い長さのものがないかと
キノコ採りをしながら探してますがハードルは高そうです。
>シーズンが終わると意欲は失せますが。
夏に環状剥皮して立ち枯れさせてから乾燥させないと割れてくるよ
丸太のまま割れさせずに乾燥させる簡単な方法は、木口に厚く木工用ボンドを塗って、
なるべくゆっくり乾燥させること。特に最初の2,3ヶ月は乾燥を急いではいけない。
樹皮はもちろん付けたままにしておくこと。
環状剥皮しないなら、伐採時期は今ごろから2月までがいいと思う。
712 :
名無しの愉しみ:2005/10/28(金) 22:28:11 ID:ESNHHGv6
>>710 そうですね。
でも
ネジキの場合は、5cmも余裕をみればだいじょぶ。
非常に割れが入りづらい
割れにくいのは、細いせいもありますからね。
でも、短く切ってて日向に置くなど急激に乾燥させるとだめかも。
714 :
名無しの愉しみ:2005/10/30(日) 20:51:49 ID:qoDsfHEn
うちの裏山にはネジキの群生地になっている一角があるから今度探してみようかな。
気に入った形に削るのもいいが、自然の形をなるべくそのまま使う、というのも楽しそう。
しかし、西洋斧の柄にぴったりな曲りを見つけるのもムツカシイな。
>>715 いや、曲がりの柄の方が見つけやすいと思う。
まっすぐの方が見つけられなくて、今に至る。
>>714 樹皮付きは最高ですよ。
まん丸ではなく、扁平なものもあるので、
斧の柄にも最高のものがあるはず。
ああ、これが**だったら・・と・・思うのは多いよ。
ゆえに悩むし見つからない。
718 :
名無しの愉しみ:2005/10/31(月) 18:26:06 ID:3GJxxm5G
今日、裏山に行ってみた。数百本のネジキを見てみたが、真っ直ぐなものは無かった。
西洋斧の柄くらいのゆるやかな曲がりのものはいくつかあったので、冬になったら採ってこよう。
やはり冬が伐採に最適だよね。
夏に伐るとカビる。
>>718 やはり、自然樹形では通直なものは少ないですよね。
やや混んだ森で、萌芽更新で株立ちしてるものに通直なものが多い。
問題はこの場合、斧の柄に向くほど太いものが少ない・・
鎌や捕虫網の柄なら簡単に見つかるのですが。
721 :
名無しの愉しみ:2005/11/08(火) 15:14:34 ID:n4ujNsnx
ネジキ以外でいい樹は?
カシ、グミ、ヒサカキ
寒い地方のは知らん
723 :
名無しの愉しみ:2005/11/08(火) 23:17:46 ID:QOu1e3ek
ヒサカキもいいの?近くの山に群生地があるから形のいいのを探してみよう
あんたら、どんな得物もっているの?
725 :
名無しの愉しみ:2005/11/10(木) 00:21:28 ID:VaNujTVV
ヒサカキ、確かに丈夫なようだ。
しかし太さと長さが十分で形が素直な幹のものを見つけるのは至難。
ネジキよりずっと幹の形がひねくれているし、小さい。
そのヒサカキの林がまだ若いからでしょ
ウチの辺りは太ももより太い物もあれば真っ直ぐな物も多いよ
農家は鍬や鎌の柄に普通に使ってますもの
727 :
名無しの愉しみ:2005/11/19(土) 19:20:45 ID:OZLxRF/E
あげ
728 :
名無しの愉しみ:2005/11/27(日) 21:06:54 ID:xO8y1OvK
スカンジナビアフォレストを愛用しとります。
素晴らしいバランスが売りです。
切れ味はやはり最高ですか?
730 :
728:2005/11/27(日) 23:31:52 ID:???
>729
私への質問でしょうか?
薄刃のため、うまく使えるようになればかなり使えます。
切れ味といわれましてもナイフではないので・・・
食い込みと扱いやすさは他に多々ある所持斧のなかでもピカイチです。
731 :
ムカル:2005/11/29(火) 22:19:04 ID:eRaj5xDk
関東圏の刃物マニア、斧マニアの方へ。
世田谷のボロ市が12月15、16日。明けて来年の1月15日、16日、
開催される予定です。中古のマシェットや桑きり包丁、鉈、斧の掘り出し物が
見つかる可能性もあるので是非行くべし。
最寄り駅は東急世田谷線の上町駅か世田谷駅。開催時間は午後零時過ぎから夜八時ごろまで。
刃物以外にも缶に詰め放題の静岡茶、揚げソーセージなどで充分楽しめると思います。
その帰り
銃刀法違反で逮捕されましたとさ
733 :
名無しの愉しみ:2005/12/14(水) 19:24:50 ID:BJAGf+vi
長くて思い、格闘選手がよく使うハンマーを探してるんですが、いいのありますか?
735 :
ムカル:2005/12/15(木) 21:44:33 ID:DE5JVID9
今回はいい出物がなかったので、かわりにTシャツ買って帰りましたよ。
よって、タイーホの心配は無し。
736 :
きこり:2005/12/17(土) 19:40:10 ID:lLb8+t6J
このあたりでも、ビシャコ(ヒサカキ)や榊を柄に使っている人がいます。
昔、筏流しや川舟があったころは裂けにくく弾力があるので(水に沈みやすいという理由もあるけど)ので、川下りの突き棒に使われたそうです。
上の方で、伐倒方向や「噛まれる」話がありましたが
「追い口を先に切る」はガイシュツですか?
木を伐倒方向に引き起こすのに、直径2、30cmの杉檜なら、本職の使うチルホールでなくとも、ホームセンターの荷締め機とホイストロープでなんとかなったりします。
で、私の方から質問なのですが、欧州では「枝打ち斧」というのは、バイエルン型片手斧になるのでしょうか?
※「枝払い」ではありません。
まあ、米には「枝打ち」斧はないような気がします。日本に視察にきた米の林家団体が、吉野杉を見て「こんな節が全くない木をどうやってつくったんだ?」と、質問したそうなので。
737 :
きこり:2005/12/17(土) 19:57:23 ID:lLb8+t6J
おのじい、ムカル氏には頑張って欲しいです。
私ですら、斧は片手斧をチェンソー救出・ヤー(クサビ)打ち以外は、猪や鹿の解体調理にたまに使うだけ。両手斧は倉庫で眠り続けるのみ…
最近は、ほとんど15cmぐらいまでの木を伐りまくる現場にいるので、片手斧すらビニールにくるまり、山でチェンソーと仲良く寝ておりますです…
738 :
きこり:2005/12/17(土) 20:33:24 ID:lLb8+t6J
で、いまちょうど伐りまくっているのが、
サカキ・ヒサカキ・ヤブツバキ・ヒメシャラ・モッコクなどの「ツバキ科」と、ツツジ・ネジキ・アセビなどの「ツツジ科」の木が7割
「ツバキ科」は西南日本では昔から道具の柄として良く使われており、「ツツジ科」も日本だけでなアジア欧州でも器具材(ゴルフのウッドやパイプに使われる「パーシモン」は柿ではなく、別種の、確かツツジ科の植物)に使われているようです。
器具材には、「クルミ・カバノキ・ブナ科」の木が使われる―樫・ヒッコリー・ハンノキミズメ・カバシデ類―が一般的ですが
木目の目立たせない柄や、原木のまま手に馴染む柄ならば、「ツバキ・ツツジ科」もよいかと。前者より柔らかい分、折れ裂けしにくいです。
739 :
ムカル:2005/12/18(日) 00:38:14 ID:40Jh4a9i
ああ木こりさんお久しぶり。
追い口を先に切る?なんていう話は初耳ですな。裂けたりしませんか?
西洋には鉈はなくても、(藪刈り用のマシェット除く)鉈鎌という刃物があったはずですよ。
しかし植林していちいち枝打ちは流石にしないはずですが。
西洋の広葉樹は日本のように曲がりくねって枝分かれして延びるのではなく、
ある程度まっすぐ伸びるとのこと。だからオークの木を樽材に使えるのですね。
西洋のパイプは、ブライヤーというツツジ科の木の根株を彫って作るんでしたね。
740 :
名無しの愉しみ:2005/12/18(日) 15:16:34 ID:udbt+iei
斧で刃が2つついてるやつはない?
あと手斧で刃渡りが特に大きいのは何cmぐらいまでならある?
>斧で刃が2つついてるやつはない?
伐採用じゃ見た事が無いね
>あと手斧で刃渡りが特に大きいのは何cmぐらいまでならある?
15cmくらいまでじゃ?
大きいと使いにくいから
742 :
名無しの愉しみ:2005/12/18(日) 19:21:46 ID:udbt+iei
>>741 ありがとうございます。15cmぐらいのでお勧めのある?
菊重によさそうなのあったけど鋼材は分からないしどこのものか
分からない。菊重自体無名?
743 :
ムカル:2005/12/18(日) 23:06:02 ID:8W517Sy8
>>742 手斧は地域限定が大半、全国区で流通してるのなんて数本あるか無いか
ウチの辺りで買える物はタブン貴方の周りじゃ買えないよ
地元の金物屋で聞いて、評判のいい物を買いなされ
745 :
名無しの愉しみ:2005/12/19(月) 19:39:49 ID:nL/qWdLj
>>743 有難うございます。両刃でいいのか。両刃って刃がナイフの表裏についてるものだと思ってた。
>>744 なるほど。地元にはないなあ。買うなら通販ですね。
746 :
ムカル:2005/12/20(火) 00:24:01 ID:WDiJe3kS
747 :
おのじい:2005/12/22(木) 18:49:20 ID:7NplbS1r
お久しぶりです!
久々に商売でインドネシアに出かけていました。
枯木ではありますが、直径50−80cmくらいのを5日間で23本切り倒して爽快な思いをしました。
熱帯の木は堅くても粘りが無いのが多いので切るのが楽です。
持って行った斧が短く(65cm)、雨期で正午くらいには雨になるので、巨木には手を出しませんでした。
1本は直径180cmくらいあったのですが、雨が降り出したのと、落ちてきそうな枝があったので4分の1くらい
切ったところで中止しました。
748 :
ムカル:2005/12/22(木) 19:45:15 ID:zLEWT3H+
ああこれはお久しぶり!
5日で23本と言うと相当なペースじゃありませんか?
一日5本の割合。一本に一時間としても、体力は相当消耗する。
自分には想像もつかない。
しかし枯木では鋸のほうが良くはありませんか?斧ならば、震動で大枝が折れる可能性があって
危険だし。
749 :
おのじい:2005/12/23(金) 15:41:39 ID:jZbaRaIN
いやいや、全体が堅かったのは6,7本で、あとは半分朽ちかけているものでしたから、
時間が掛かったのは堅いもののうちの太いもの3本だけです。
それに堅くても粘りが無いので1回の切り込みで手の平大から下駄大の木っ端が剥がれるので
日本の松や檜より楽に切れるものが多かったです。
落ちてきそうな枝は同行者に見ていてもらうし、複数の枝があちこちの方向に残っている立ち枯れは
さすがに危ないので手を出しません。
それに、切っている最中に枝が折れて落ちてきた、という経験は今の所ありません。
倒れる時にその木自身が折れて色々な方向に落ちること、巻き添えを食ったほかの木の枝が思わぬ所へ
落ちることが危険で、いつも最大の注意を払います。
倒れてから10分以上も経ってから隣の木の大枝が落ちてきたことがありました。
750 :
ムカル:2005/12/23(金) 23:08:09 ID:G8sU64d1
ところで、伐採法は普通の、二方向から受けと追いを伐り込む方法ですか?
鼎伐りは試してみましたか?
おのじいさんとムカルさんは仕事で斧を使ってるのですか?
752 :
ムカル:2005/12/25(日) 00:21:15 ID:???
仕事では使っていません。
斧は観賞用です。
なんでこのスレのコテハンって初心者ばかりなの?
他のスレだと、常駐コテはある程度デキる奴が多いのに。
斧とか鉈の使い方とか詳しく載ってるサイトないの?
755 :
ムカル:2005/12/26(月) 23:16:33 ID:CVXDD4CO
サイトは知らないけど、昭和六十年ころ「父と子の教科書」と言うアウトドア本があって、
そこに斧も鉈も詳しく種類から使い方まで解説されてました。
今はもう絶版らしいんですよね。
当時小学生ながら、その本を興奮して読んでいました。
756 :
おのじい:2005/12/27(火) 18:47:26 ID:cWbqvV92
またまたパソコンの不調で(もうすぐ壊れそう)しばらく休みます。
なるほど、私も初心者というか、単なる下手の横好きのマニアです。
真の達人が登場して斧使いの何たるかをご教授下さることを期待しています。
757 :
名無しの愉しみ:2006/01/09(月) 01:50:21 ID:NvPfBU6L
age
刃物板から来てみいれば、なんだ、この寂れ具合はwww
じゃあネタ振れば?
760 :
758:2006/01/14(土) 12:25:12 ID:???
コールドスチール社の斧はどうなんでしょうか?
どうも情報が少なくて……
761 :
ムカル:2006/01/14(土) 16:36:50 ID:???
>>760 「こーるどすちーる」や「がーばー」のことは何もわからないので答えようがありませぬ。
木製の洋式の柄の斧が好きなので。
もし私以外の誰からも回答がこないなら、やはり刃物板の質問スレで聞いたほうが得策でしょう。
(メール欄・・・)
762 :
758:2006/01/15(日) 12:44:26 ID:???
ん〜こっちで聞いてもわかりませんか・・・・・・
仕方ありませんね。ムカル氏ありがとうございました。
765 :
名無しの愉しみ:2006/01/31(火) 13:17:22 ID:loVba4Qe
上げ
大いなる勇者を見ました。
767 :
名無しの愉しみ:2006/01/31(火) 21:42:11 ID:KAvM5LV4
グレンシュフォシュブルクスアックスっていいやつ?
GBは良さそうですね、ブレードフォーラムでも覗いてきたらどうですか?
770 :
名無しの愉しみ:2006/02/01(水) 23:02:22 ID:c7wA5rtM
ロッキー山脈が舞台の映画>大いなる勇者
774 :
名無しの愉しみ:2006/02/02(木) 23:59:37 ID:8Yis5WmJ
>>771 インディアンが悪役の映画か。今では放送禁止だな。
775 :
名無しの愉しみ:2006/02/04(土) 21:17:54 ID:a2ZyF+Q6
あげ
776 :
ムカル:2006/02/04(土) 23:19:04 ID:qnnXclpW
久しぶりにホラー映画と斧の話題。
かなり古い映画『悪魔の棲む家』で、髭面の旦那が鬼気迫る表情で薪割ったり、
斧を研ぐシーンはゾクゾクものでしたよ。
シャイニングの話は過去スレにある?
778 :
ムカル:2006/02/05(日) 23:17:08 ID:???
シャイニングの「あの顔」の画像が過去スレにあったような気がする。
そのとき使われていたのは新品の「消防用斧」。
なお、原作では斧ではなく、ゲートボールの木槌でドアをぶち破っていましたな。
おかげで黒人の料理人も死ななかった。映画では一撃で屠られていたが。
しかし原作のキングはキューブリック作品が「原作に忠実でない!」とおかんむりで、
後日壁紙まで忠実な映像化をした。その映画の中では、ホテルの従業員に扮したギャングが、
台車の中に斧を隠し、泊っていた対立する組のボスをあぼーんする場面がある。
そうだったんですね。
いやあ私も一度斧でやってみたい気がする。気がするだけ。
大いなる勇者はインディアンが悪役というわけではなかった。斧は家を修理したり丸太小屋をたてるシーンなどで出てきます。
781 :
ムカル:2006/02/06(月) 21:11:35 ID:cCmOJnys
>>779 まあ借家じゃなくて自宅なら、ドア交換する費用が痛くなければ好きなだけ実行するのも一興かとw
>>780 その映画、近所のビデオ屋では見つからなかったんですよね。
使われていた斧はどれくらいの大きさで、どんな形でした?
木を切り倒すのにはDouble Bit Axeというタイプの双頭の両手斧。細かい作業は普通の手斧を使ってました。
あまり切れてなかった気がw斧のシーンだけを期待されるとあれですけどロッキーの自然と罠猟師の生活を
見てみるのはアウトドア好きにお勧めかも。
783 :
おのじい:2006/02/07(火) 23:41:23 ID:BT4DlRDP
お久しぶりです。
今日、思いがけない所から大木伐採の依頼を受けました。
何でも直径2メートルくらいある椎の木だそうで、それを切れる大きな
チェーンソーを持っている知人がいないので斧で切り倒して欲しいとか。
木の大きさは問題無いのですが、問題は場所です。
クレーンなどは扱えないので、建物などが横にあると木の傾きによっては手に負えません。
滅多に無い機会なのでぜひ請け負いたいのですが見てみないことには分かりません。
明日下見に行く約束をしたので状況が分かり次第また報告します。
784 :
おのじい:2006/02/08(水) 13:10:14 ID:Fs3/a8lV
結果報告。
確かに幹の下部は直径2メートルくらいありました。ただ、ブロッコリーみたいに
幹が太短く枝張りもこじんまりとして樹高は8メートルくらいしかありません。
それはいいとして、持ち主が切り倒すのは止めて枝を整理するだけにしたい、
と言い出したので伐採の話は流れました。
仲介してくれた土建屋さんは、では自分の所の枯れかかったイチョウをお願いしようか、
と言ってくれましたが、それは直径50cmくらいしかない。
少し暖かくなったらイチョウを切りましょう、という話をして帰ってきました。
そううまく面白い話は無いものですね。疲れました。
785 :
名無しの愉しみ:2006/02/08(水) 15:02:47 ID:QdJZp0YW
786 :
ムカル:2006/02/08(水) 23:02:27 ID:TovIZBuW
直径2mで高さ8m、と言うことは、かつて台風や落雷に遭って上部が枯れ、
その後横に太ったものですか?
銀杏は水気が多くて柔らかい木だそうですね。台風に当たるとすぐ折れる。
787 :
おのじい:2006/02/08(水) 23:31:07 ID:Fs3/a8lV
明日からレスできませんのでこれが最後。
火事で上部が焼け、いっせいにたくさん生えたひこばえが同じくらいの大きさにに育って、
全体としては上下にややひしゃげた球形になっています。
樹勢は旺盛で、感じのいい木なので手入れをして存続させる協力をしたいと思っています。
そのうち本当に伐採したい木の情報も入るでしょう。
では、おやすみなさい。
そんなんじゃ芯に腐れが入って空洞化してるんじゃまいか?
樫の類は皮一枚生きてれば樹勢は落ちないし
シース付きの小型の斧がほしい。
できればベルトに通して臨戦態勢とれるようなタイプ。
イメージ的にはインディアンなどの野蛮人がぶん投げるようなかっちょいいヤツ。
ふだんはバイクに装着して他を威嚇する。最強じゃね?
>>789 バイク乗るなら全身黒革の革パンとジャケットでキメて、股間をモッコリさせていれば最強だな。
もっともあなたが長身で手足が長くて肩幅の広いイケメンだったらの話だが。
手斧腰に差すより、剣鉈かマシェット腰に差して巨大な斧背負ったほうが迫力ある。
どちらにせよ、そんな姿で外に出たら即タイーホ。
うほっ
793 :
名無しの愉しみ:2006/02/20(月) 19:09:29 ID:GzLFEcoK
素材は何?
実際に切れるの?
795 :
名無しの愉しみ:2006/02/20(月) 20:31:54 ID:oNrBN7dn
刃は付けてないよ。
小学生の演劇とかで出てきそう。
金と銀もつくるよし
金の斧をもらった正直な木こりでしたが、バカ正直に金の斧で木を切ろうとしても全然切れず、
すっかり貧乏になってしまいましたとさ。
Wetterling製の斧を持っている方います?あまり話題にならないようで…
800 :
ムカル:2006/02/24(金) 18:53:14 ID:???
>>799 その斧のことは存じませんので、何とも申し上げようがありませぬ。
さておき、ついに800な訳ですが刃物板に栄転?すべきかどうか。
昨今の荒れよう見たら微妙に怖いんですな。しかしここでは板違いだし、住人もつかまらない。
↓のページの一番下の『マサカリ型懐剣』を探しています。
このページのものは鍛造かどうか分からないし、なにより値段がちょっと高い(32000円!)ので・・。
なぜ鍛造が良いかと問われると、結局は見栄えのため、ということになってしまうのですが。
良い物がありましたら、お教えください。
ttp://www.nebulas.com/shureido/ 斧ではないのですが、マサカリ繋がりということでここに書かせてもらいました。
どう見ても鍛造です
言っちゃ何だが、こんな使い道の無い物は何処にも売ってないと思われ
このサイト運営してる店だかが鍛冶屋に注文出して作ってもらったんだろう
注文打ちで頼めば大抵の鍛冶屋なら作ってくれるから、頼んでみちゃどうだね?
多分2万くらいは言われるだろうが
803 :
名無しの愉しみ:2006/02/25(土) 19:42:06 ID:ARjwL3be
斧と関係ないけど、写真で鍛造かどうかって大体分かる?
>>804 鉈スレはスレ違いだし、トマホークはインディアンの手斧ではなくてメーカー名らしいからなぁ。
しかし刃物板の斧スレは完璧に立て逃げみたい。
806 :
799:2006/02/26(日) 21:12:28 ID:???
マイナーっつーか日本では名前は挙がらないけどモノはいいよ。
まあ事情を知れば納得の品質というかなんというか。
特に伐採斧の安定感は最高。小型斧も種類が豊富だよね。
ただ、ここの小型斧は1種類しか持ってないけどな。
ただ割斧は借りて使ったことあるだけだが、悪くは無いけど良くもないって感じ。
割斧は他に良いものがたくさん有るので、あえてここのを選ぶことも無いだろう。
ムカルは斧好きなのは文章から伝わってくるが
まだ初心者みたいだから国内で名の通ってないものとかは知らないんだろうな。
世界的に見れば斧ブランドとしてはかなり上位に入ってくるはずだけど。
808 :
799:2006/02/26(日) 23:54:52 ID:???
>>807 実は私も一本持っているのですがまだ使用したことが無く眺めているだけだったので
実際の使用感はどんなかな?と思いまして…、良さそうで一安心です。
809 :
ムカル:2006/02/27(月) 00:13:18 ID:jh+l10A8
私自身、斧の歴史的なことは多少語れても海外の斧のメーカーに関しては
2,3社しか知らないんですよね。
だから詳しい方はどんどん書いてください。
810 :
ムカル:2006/03/11(土) 12:48:57 ID:Q5o6B9Re
狩猟で獲った鴨の首や羽落とすのに小振りの斧
探してたんだが
>>806のHPにhunting用あったんで
買ってみようと思います。
「Wetterling 斧」でぐぐったら売ってるとこあったし
安くて(・∀・)イイ!
鴨斬首!
813 :
名無しの愉しみ:2006/03/15(水) 18:49:16 ID:CBRm/phT
グレンスフォッシュの斧だけが他のスウェーデン製斧の数倍の値段がするのはなぜでしょうね。
wetterlingやハスクバーナなどと比べてどう違うのでしょうか。
814 :
名無しの愉しみ:2006/03/17(金) 01:12:27 ID:AMfZUJzn
グレンスはモノがいいからでは?
816 :
名無しの愉しみ:2006/03/29(水) 22:32:46 ID:rDnB2+/y
ax
817 :
おのじい:2006/04/05(水) 18:51:14 ID:LS8wYQlM
ご無沙汰しておりました。
スタンレーの斧ですが、ほぼ同じ形、同じ大きさのアメリカ斧を所有していますので
もういいかな、と思います。
今日、直径90cmのイチョウの木を伐採してほしい、という要請があったので
伐りに行ってきました。
そこの町役場の広報部の人たちが写真を撮りにきたりして大騒ぎでした。
斧を振り回しているすぐそばで見物したがるので危なっかしくて能率が上がりませんでしたが
それでも1時間ジャストで切り倒すことができました。
依頼主はその町の造園業者だったので、今後まとまった伐採の話があったら1枚噛ませていただくよう
お願いしてきました。
818 :
ムカル:2006/04/05(水) 20:48:36 ID:???
お久しぶりですた。
その銀杏の木は、何処に生えていた木で、切られた幹はどうなるのですか?
819 :
おのじい:2006/04/06(木) 16:20:54 ID:NehYnh18
元々農家の庭にあったのを造園業者が買い取って畑に移したところ、
樹勢が弱って枯れ始めたので伐採することにした、という話です。
幹はあちこちに枯れ込みがあって大きな材は採れそうにないので
健全な部分をまな板にするらしいです。
今後も時々伐採の依頼が入るようになればいいな、と期待しているのですが、
どうなることか。
斧って刀と違って、主に「切る」ではなく「叩き割る」ですよね?
より少ない力で叩き割るには、どんなブレード形状、研ぎ方がいいんですか?
821 :
ムカル:2006/04/07(金) 20:01:13 ID:CJMsEf9a
>>819 そんな巨木でも、移植しようとすれば出来るというのが驚きですね。
まあ、結果は失敗でしたが。
通勤コースの電車の窓から見える結婚式場の前に日本の松の大木がありましたが、
後にそれを取り壊してマンションに建築しなおす際に移植したところ、一本は枯れてしまってました。
やっぱり銀杏は俎板ですか。良く行く古道具市で、銀杏の木っ端を俎板用に、
楠木の木っ端を防虫用に売っていたのを見たことがあります。
>>820 伐採用の伐り斧と、薪割り用の斧とでは刃の厚みが違います。
少ない力で割るには、重くて刃の厚い斧で。
822 :
名無しの愉しみ:2006/04/07(金) 20:03:30 ID:I0Sr2RgC
厚みだけでなく刃の幅も違うよ。
伐採斧は刃の当たったところを切り取るために刃幅が広いが、
割り斧は抵抗を少なくする為に刃幅が狭い。
それに伐採斧では刃の腹部分の形状は伐採には関係ないので、
振るときのバランスを第一に考えた設計になってるが、
割り斧では腹の部分で切り口を広げていくので、その為の効率を考えた設計になってる。
あとは伐採斧は刃が柄とほぼ平行に付いているが
(刃は直線ではないので平行という言い方はおかしいかも知れないが)
割り斧はいくらか手元側に傾くように付けられてる物が多い。
ありがとうございました
825 :
名無しの愉しみ:2006/04/19(水) 12:22:17 ID:3SBJnrko
age
826 :
名無しの愉しみ:2006/04/20(木) 03:26:19 ID:9tg18S2A
コメリとかのホームセンターに売ってるハンドアックスがいい
値段・サイズ手頃だし、デザインがクール
恐らく一番実用的だしな
武器マニアとしては武器としても十分だし
827 :
名無しの愉しみ:2006/04/22(土) 01:25:39 ID:vThlMwAS
つーか大サイズの斧なんて皆何に使ってるんだ・・・?
828 :
名無しの愉しみ:2006/04/22(土) 01:44:26 ID:4eGZPWmc
伐採、薪割り。
もしくはながめてハァハァするか。
829 :
名無しの愉しみ:2006/04/23(日) 00:57:33 ID:yqB0mZe9
薪割りする機会なんてそうそうあるか?
ハァハァは納得、つーかオレもr
十三日の金曜日に使う。
薪ストーブを持っている人は薪割りするだろう。
山村ではまだ薪風呂の家もあるし、陶芸家も薪割りする。
斧で伐採をする人はほとんど居ないだろうが。
薪割り用に先週、1kg、柄40cm、刃渡り8cmの土佐ものを購入したはいいがバランス
がいまいち。手元が細いし柄が5cm長くても良さそうだ。
>>831 その程度の量じゃつまらないだろ。
2tトラック2台分程度じゃ、すぐ終わっちゃうし。
>>833 それは焚き付けを作るための小割り斧ですね。細い木を割るための。
丸太を割るにはその2倍くらいの重さ、柄の長さのが必要。
柄は洋物の方がグリップが安定して使いやすいね。(本職のことは知らないが)
手元が細くてすっぽ抜けそうなら、その部分に滑り止めを巻くとかなり改善されるよ。
>>835 少しの薪なのでタガネとハンマー、柄鎌で済ませてました。2kgのは持ち腐れに
なりそうで片手でも使えるものとして選びました。私の地方は半分に割った後は
寝かせて割る慣習がありこれで当分行けそうです。ときどき握ってますので柄の
長さが決まったら作り替えます。
837 :
名無しの愉しみ:2006/04/25(火) 03:54:03 ID:b7F+as2X
>>832 どれも世間的には極少数派じゃん・・・・
単なる武器オタの方が多くない?
>>837 昔から家にあるんじゃなく、自分で斧を買って持っている人自体が世間的には少数派なのであって、
持っている人は結構使っているんじゃないかと思っていたが、そんなもんなん?
実際はどうなんだろうな?
アウトドアと一口に言っても薪割りまで自分でしてる人はやはり
少数派だと思うな、知人でも大概出来合いのモノ買ったりとか
そこまで本格的にやる人はいないんだよね(労力と時間の問題か?)
ましてアウトドア以外で斧や鉈で薪を扱う人間は田舎住まいながら
今まで聞いたこと無い
そもそも仕事で斧使う人って基本的に林業の人だよね?
それ以外で斧使う職種を思いつかん
素人ではやっぱアウトドアでも少数派になるんじゃなかろか
携行にはかさばるしな
薪風呂・薪ストーブなるものがどの程度の比率であるものなのか
わからんしな、かなり少ないとは思うが
いや、今は林業の本職こそ斧なんて使わないんじゃあ?本職はチェーンソーばかり。
実際伐採跡地や間伐して手入れされた林見ても斧を使った形跡など見たことが無い。
現代でも仕事で斧を使う人は大工。といっても斧を使う大工は少数派だし、
いつも使うわけじゃないが、伝統的な日本家屋を建てるときは梁にする丸太をはつるのに使う。
842 :
名無しの愉しみ:2006/04/25(火) 17:07:26 ID:9yP1xAhx
薪は、何軒かで薪割り機を買い、使い回せばいいものね。
薪割り機なんてあるんだ、初めて聞いた
オレは武器マニアなんでハァハァ用なんだな
実際に使う機会は細い木を斬るくらいか?
ホムセンターにある洒落たデザインのハンドアックスでグリップがゴムのヤツ
他にも鉈やらポン刀やらあるけど安価なヤツは遠慮なく使い潰せるのがいい
武器マニアならば巨大な斧に興奮しないの?
>>845 邪魔かつ実用性?に乏しいからペケ
武器マニアとしては武器としての使用を第一義に考えてるワケで
訓練も一目をはばかるし、実戦でバトルアックス級の斧なんぞ使いこなせん!
自分筋トレしてるけどアレは無理だわ、外したら後が無いw
小回りの効くハンドアックスが一番
確かに斧は安く手に入る(高いのもあるが・・・)ので、壊れても後悔しないのがいいな。
日本刀なんて安くて10数万だから、おいそれと試し斬りするわけにもいかんしな。
848 :
名無しの愉しみ:2006/04/30(日) 15:47:48 ID:+b80OzEs
安くて破壊力にも優れた斧は、別名「貧者の機関銃」と申します。
コールドスチールのウォーハンマーを買おうかと思ったんだが、置き場所無くて断念した。
知り合いに見られたら言い訳できんしなw 普通の斧ならともかく。
だったら押入れに隠し(防湿対策はしっかりして)、夜中に取り出してながめてハァハァすればいいさw
左の腰には日本刀、右にはハンドアックス。これ最強。
それでターイホされますたとさ。
俺の育った家の玄関入り口に、いつも10振りの殴り鎌が掛けられてた。子供用に
作った鎌と斧使いは親父に叩き込まれた。今も草刈りにはこの小さな殴り鎌をよく
使う。
殴り鎌って、造林用の大鎌のこと?
そうですね。
斧で牛とか倒してみてぇ!!!
斧+856 < 牛 < 俺
858 :
名無しの愉しみ:2006/05/02(火) 00:40:27 ID:lIeQ9G/6
昔は屠殺の際は、牛の眉間を斧で殴って昏倒させ、次に喉を裂いてとどめをさしたんだよ。
武器っぽい斧を買おうと思ってるんだが、お勧めはあります?
両刃斧
例のニッチのホームページ見たら、グレンスの両刃斧、大きなほうは売り切れていたね。
小さな両刃斧はまだ残っているが。
862 :
853:2006/05/03(水) 20:30:42 ID:???
今日は墓回りの除草に自転車で出かけた。スッポ竹を刈る。帰りに本屋とデパート
で買い物があるので長い鎌はナップザックに入らない。重めの鎌と刃渡り18cmの
鉈と剪定鋏を詰め込んだ。俺以外にもこんな者が町にうろついてるんだろな。
それにしても斧を振り回すのは薪割りか自分の山で木に向かうしかないな。
863 :
名無しの愉しみ:2006/05/14(日) 02:31:18 ID:afmqLChh
865 :
名無しの愉しみ:2006/05/19(金) 20:45:53 ID:GoeqLJJw
女の子を脅してレイープするときはね、斧で脅してレイープすると
上手くいくらしいよ。
866 :
ムカル:2006/05/23(火) 00:18:32 ID:VCFTq06+
先日実家に帰った折、初めて大斧を買った店「秀岳荘」をのぞいてみました。
現在置かれている斧は、大半がグレンスフォシュの製品でした。
一部ホルツブルクがありました。
867 :
おのじい:2006/05/23(火) 16:21:31 ID:qMy6sfFi
このところずっと書くことも無いので見るだけでした。
今時は重厚なアメリカ式伐採斧は嫌われるのか、どこもあまり扱っていませんね。
以前少し話題になったwetterling社の斧も、スウェーデン型の薄くて軽いのは
輸入している所があるらしいですが、アメリカ式(ヤンキーパターンと表記してある)
の伐採斧は全く取り扱い無し。
最大2.2kgから0.2kg刻みで1.0kgまで、その下に小型の手斧が数種類あって
好みと用途に合わせて選べるのに日本で買えないのは残念。
メーカーに問い合わせたところ、日本への発送はしないという返事がありました。
グレンスもwetterlingのスウェーデン型も切斧は最大0.9kgくらいまでしか無い。
868 :
名無しの愉しみ:2006/05/23(火) 16:28:41 ID:Fd+wcvQr
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グレンスのアメリカ式伐採斧はちょっと前に日本語の通販サイトで見たな。
まあ斧伐採なんてやる奴はほとんど居ないし、居てもおのじいみたいに
たまーに頼まれでやるくらい。
今の日本じゃ俺みたいなのは稀少ってより絶滅種だよな。
870 :
ムカル:2006/05/23(火) 22:49:44 ID:gpnLsHV+
グレンスのアメリカ式伐採斧は、いつ頃であれば日本で購入可能だったんですかね?
ネットが発達し始めたのは1997年ころからだったから、それから数年間の短い期間のみかな?
872 :
名無しの愉しみ:2006/05/24(水) 15:25:29 ID:1eEuffB4
このスレにこのAA貼る意図は?
oh,no!とでも言って欲しかった?
873 :
名無しの愉しみ:2006/05/26(金) 18:40:21 ID:f+TFCitP
>844がいってるのは
グリップゴムに小さな穴がいっぱい空いている
チラ見だと金槌と見間違う様な奴の事か?¥1,500位の。
漏れ、キャンプの薪割り用に斧物色していて
それの値段が余りにも手頃だから買おうかなと思ってるのだが
ブレードの質が他と比べて全然違うし、
果たして使えるもんなのか疑問に思った。
実際どうなん?
キャンプの薪割り程度なら、安物でいいんじゃ?
875 :
ムカル:2006/05/27(土) 21:24:33 ID:P6EiP5jH
>>873 大きな斧を初めて買う前、一時期その類の手斧を持っていたことあります。
それで薪割りはしたことないが、ヤナギ科の樹木をサクサク伐ることはできました。
さて私の高校時代、札幌駅の高架下には「ウル」という名のアウトドアショップがありました。
そのショーウインドーに、ペンキなぞ塗られず銀色にかがやく巨大な斧、ちょうど映画「コマンドー」の冒頭で
シュワちゃんが薪割りに使っていたような斧が飾られてあり、思わず「うほっ!」と思いましたね。
確か値段は1万4千円くらいでしたか。流石に買えず、そしてその斧と同じタイプのものが売られているのも見たことがなく、
今思えば残念なことしたものです。
876 :
名無しの愉しみ:2006/05/27(土) 21:46:54 ID:W0jxLuJR
斧を使う奴は、色黒でフンドシの漢が最強。
違うよ。
上半身裸でジーンズか革パンだよ。
で、股間はモッコリしてんの。
古いアメリカの映像で、2人の男が大木の左右に立って両刃斧を振っているのがあったが、
2人とも背広姿でシルクハットを被っていた。
普段はそんな服装で仕事してはいなかっただろうが、テレビに映るというんで一張羅着たんだろうね。
シルクハットで斧って、「カンフーハッスル」の世界やな。
881 :
名無しの愉しみ:2006/05/28(日) 23:54:31 ID:UhKUhsi1
正装で斧といえば、映画『アメリカン・サイコ』でクリスチャン=ベイル演じるナルシストのビジネスマン。
同僚が自分よりはるかに質のいい名刺持っているのに嫉妬し、酔い潰して自室に連れ込む。
そしてスーツの上に返り血除けにレインコート着込み、斧を振りかぶってあぼーん!
882 :
873ですよ:2006/06/01(木) 23:43:25 ID:QwOuqzsY
どうも御晩でヤンス
¥1480で買ってきましたよ。
こりゃステンですかね。刃先に帯状のラインが見えます。
売り場の物全部帯状に光りますw
ヤスリと砥石で帯状から線状に光らせましたけど・・・・無駄なんだろうななんて。
帯状のままの方が良かったかも。値段考えたら勿体ない位使えるんですけどね。
まあ納得して買った割には不平不満がこみ上げてくるので困りものです。
薪割りと言っても広葉樹の間伐材が積捨ててある物を
焚き火に使う訳でして、手強い相手なんですよ。売っているカワイイサイズの物じゃないんです。
細い所はすぐに底を突きますもので・・・
手足で折るより遙かに高性能でしたよ。でもなんだかむかついてきました。
相手が相手なので、もっといい物でもそんなに変わらない事は分かっているんですけどね・・・・・・・・・・
失礼しました
ああ、杉丸太をサクサク割るわけじゃないのね。
広葉樹なら大変だわ。
いま、カスタムダガーとグレンスフォッシュのどっちを買うか迷ってる俺がいる。
886 :
名無しの愉しみ:2006/06/18(日) 16:44:53 ID:aZr3PS/w
あげ
887 :
名無しの愉しみ:2006/06/19(月) 23:48:04 ID:bxC519r6
背が高くて手足が長い、まるでグレた阿部ちゃんのような黒ずくめの男に
ショットガンで撃たれた挙句、両刃斧で腹をえぐられる夢を見ますた。
888 :
斧初心者:2006/06/23(金) 12:25:56 ID:???
おのじいさん、助けてください。
斧が欲しくて欲しくてたまりません。
立ち枯れした松や杉、檜を倒すのにグレンスフォッシュの一番デカイヤツ(モール)買おうと思っているんですが、
『薪割り』って書いてあります。
伐採に使っても大丈夫でしょうか?
あと、他にクサビやシャープナーも買っておくべきでしょうか? (刃の黒幕は持っています)
グレンスに限らず、薪割り斧は刃幅が狭いし、
重量バランス的に、横に振るようには出来てないから止めた方がいい。
薪割り斧よりはまだ枝打ち斧の方がマシだが、普通にグレンスの伐採斧買えばいいじゃん。
別にグレンスに拘ることもないけど、グレンスの伐採斧はなかなか使いやすいよ。
といっても、伐採斧なんて5種類くらいしか使ったこと無いし、今持ってるのは2本だけだがな。
他のモノは、とりあえず斧自体を使ってみて、必要だと思ったら買えばいいじゃん。
890 :
ムカル:2006/06/24(土) 12:05:56 ID:XElgHpl8
呼ばれてはいないがご本人がまだ光臨しないゆえ答えさせていただきます。
実際、上の方の意見にもあるように、薪割り斧は刃の形が厚くて鈍いので鋭さに欠け、
さらに刃が細長いので、横に振ればどうしてもブレが出てしまう。
グレンスにこだわるならば、スカンジナビアファオレストか大型の両刃斧でも買って
伐採してみれば?
http://www.arigataya.biz/cate/gre.html 研ぎは砥石で問題ないと思います。楔は、薪割りはともかくとして、小径木を斧のみで切るなら必要ないでしょう。
大径木を斧と鋸併用で倒すならばぜひとも必要だが。
891 :
斧初心者 :2006/06/24(土) 13:50:07 ID:???
>>889さま、ムカル様 有難うございます。
斧に関しては本当に初心者なので、斧のサイズが大きいほど伐採にも向いていると思っていました。違うんですね。
大型の両刃投げ斧とスカンジナビアンフォレスト、両方買って試してみます。柄が白木っぽいのが気になるので自分好みに真っ黒に染めて・・・ry
ところで、薪割りより伐採の方が大変な作業だと思うのですが何故、薪割り斧のほうが柄長が大きいんでしょうか?
やっぱり斧は必要ですよ。鉈やトレイルマスターで山中の間伐は無理でした。
鋸? チェーンソー? 何それ?
そう?
普通、伐採斧のほうが薪割り斧より柄が長くない?
>>804 自分は斧スレを新しく立てる方が良いような気もします。
その際、スレ題は堅い方が良いかと。
「斧・鉞・アックス総合スレ 01」など
あと、>1のテンプレをきちんと作る。
それが有る程度は厨を予防するかと。
あと、アラシは徹底的に無視して下さい。
その上でレス削除依頼か、もしくは自治スレに報告を
>>893 「斧・鉞・アックス総合スレ 03」
でした。
それは刃物板に立てるということでおk?
斧に関して完全に無知な剣恒光の言い分なんて聞く必要なし。
剣恒光はかなり浅いが少しでも知識の及ぶナイフスレで弄って貰ってなさい。
898 :
ムカル:2006/06/28(水) 20:21:52 ID:k8cxVfVJ
私自身はこのスレは刃物板に移籍すべきだと思いますよ。
スレタイはこのままを希望だが。
第一、他の刃物スレは今や完全に刃物板に引越しし、残っているのはここだけ。
裕香も最近スレ潰し活動を休止しているとみえるし、張り合ってここに残る必要は無い。
刃物板があるんだからこのまま合流するのが普通だわな
最近はキチガイが刃物板に入り浸ってるので、深夜に立てて、他スレageにより埋めた後
sage進行にすべきかと思う。ブックマークよろ。
何レスくらいで移行する?
とりあえず970超えてから移動でしょ、無理に埋め立てて移転する必要も意味も無いかと
半年くらい先には一杯になるだろうから、その頃に主な住人の二人に
再利用か、新規スレ立てか判断してもらう、でいいんじゃね?
そうですねマターリいきましょー
> 主な住人の二人
って何?
主な住人はもっとたくさん居るだろ。
単にコテ付けてないから何人居るか数えられないだけで
コテ付けてる子より詳しい奴も古参もたくさん居るじゃん。
それならコテ名乗ればいいのに。
ムカル師とおのじい師は別格だからな・・・・
907 :
名無しの愉しみ:2006/07/01(土) 12:12:36 ID:Eyuz96Tw
アメリカ式と北欧式斧の違いって何ですか?
できれば画像があれば分かりやすいのですが
見た目に違いは無いよ。
「曲がった柄」を発明したのが米国。のちにヨーロッパもそれに従った。
909 :
名無しの愉しみ:2006/07/03(月) 18:05:59 ID:ksFEzqJB
>>892 でも、(知識が足りないため限定的な例えで申し訳ないが)たとえばグレンスフォッシュ。
スカンディナヴィアン・フォレストと薪割りモールだったら、後者の方が刃厚も柄長も大きいのよ。
これが逆転してるように思えて質問してみたの
910 :
ムカル:2006/07/03(月) 20:40:42 ID:DEI9MCdY
スカンディナビアンフォレストは伐採後の枝打ちが主な用途で、伐採専用ではない。
第一、グレンスのアメリカ式伐採斧も大型両刃斧も、柄の長さは90cm。
薪割り槌は柄の長さ80cmですね。
それに、薪割り斧が伐採斧より刃が厚いのは当たり前。薪割り斧は重さと刃の厚さで薪を割り裂くために
どうしても刃の厚みと重さが必要。
一方、伐採斧は木に軽快に食い込ませ、繊維を軽やかに断ち切るために刃の薄さと
鋭さが必要。
911 :
909:2006/07/03(月) 21:20:40 ID:???
そうだったのか……orz 御指摘有難うございます
では、ムカル師が選ぶ伐採斧ナンバーワンは何ですかね?
下賤な質問ですが強いて選べば
912 :
ムカル:2006/07/04(火) 00:11:02 ID:???
どれが一番いい伐採斧か・・・
このような質問はおのじいさんにすべきだが、私が少ない伐採経験、購入経験のうちから言うならば
グレンスの大型両刃斧が最良でしょう。握り具合はまるで掌に吸い付くようで、
しかも切れ味抜群。買ったばかりのときに試しにすねに刃を当てて見たところが、
サクサクとすね毛が剃れる。
続いてスタンレーのジョブマスターアックスか。
ありがとうございます。
やっぱり大型両刃斧ですか・・・・・斧の本が付いてこないってのは店によりけりなのかな?
スタンレーさんは失踪されたんですよね。残念です。
914 :
おのじい:2006/07/05(水) 15:27:18 ID:ThkNxxtw
お久しぶりです。
一番いい伐採斧、簡単なようで実は答えにくい質問ですね。
本職にとって最高の斧がどんなのかは私自身が素人ゆえ分かりませんが、
私の感想は初心者にとっては参考になると思います。
1:足の長い和斧より足の短い洋斧の方が手の中で安定して振りやすく、狙いも定めやすい。
2:柄の端は膨らんでいた方がグリップが安定し、安心して振れる。扱いやすい長さは個人によって
かなり差がありますが、70cmから90cmまでがいいでしょう。私はムカル氏より短めが好みです。
3:刃の反対側に十分な厚さの頭があると横に振るときにバランスが取れて安定する。
柄の左右の重量が等しい両刃斧も、この意味では扱いやすいと思います。
4:重さは自分に扱える薪割斧の半分程度の重量が扱いやすい。
薪割斧は縦に振り下ろすのでかなり重くても扱えますが、斜めや水平に振る伐採斧は
重すぎると大変疲れ、コントロールもしにくいものです。
軽すぎると威力が小さくなるので多数回振らなければならなくなり、やはり疲れます。
標準的な日本人男性なら刃の重量が1.2kgから1.8kgまでのものがいいと思います。
続く
915 :
おのじい:2006/07/05(水) 15:43:14 ID:ThkNxxtw
私にとってはアメリカ式伐採斧が扱いやすく、作業もはかどると感じます。
私が使っている斧は日本で取り扱いが無いものばかりなので具体的なメーカー名を挙げても
参考になりませんが、近い形のでいうと、フルタフォッシュのアグドール(旧アクドール)や
バーコ(旧サンドビック)あたりになりますか。これらはアメリカ製ではありませんが、形は
アメリカ式伐採斧です。
なお、最近は形だけを真似た中国製のアメリカ式伐採斧が安価で出回っているようですが、
品質が粗悪なのでお勧めできません。
916 :
おのじい:2006/07/10(月) 20:27:58 ID:hoUifTuE
最近、DRAPERというメーカーの工具の販売代理店ができて、(ストレート・ネットショップという店名)
アメリカ式伐採斧(YANKEE PATTERNと表記されている)も取り扱っていますね。
残念ながら、DRAPERというのがどこの国のメーカーなのか、どこにも書いてありません。
まさか中国製ということはないでしょうが、値段はかなり安いです。
[Draper felling axe]で検索するとヒットします。
917 :
ムカル:2006/07/10(月) 21:41:35 ID:MYd2C4mP
>>916 早速見てみましたが、確かに異様に安いですね。柄の長さが解らないのは難点だが。
グレンスがアメリカ式伐採斧製造中止したのが実に残念。
918 :
おのじい:2006/07/11(火) 19:05:50 ID:PBI5ynar
調べてみたところ、DRAPERはイギリスの工具メーカーでした。
そこで試しに問い合わせてみましたが、納期が11月以降になるとのこと。
柄の長さなどのスペックも全く分からず、純正英国製品かどうかも知らないそうです。
異様な安さ、異様な納期の遅さ、などからしても、本国では作っていない可能性大
だと思いました。多分、インドで作っているんでしょう。
イギリスはインドの元宗主国だし、アメリカブランドの斧の中にもインドで製造されて
安く売られているのがありますから。
もし本当に純正英国製品なら格安なんですが・・・・・
919 :
ムカル:2006/07/11(火) 20:05:07 ID:2SJxJAlw
英国には、特有の形の斧はあるのでしょうか?
なお、これからしばらくまた書き込めなくなりますので。
920 :
おのじい:2006/07/11(火) 22:14:18 ID:PBI5ynar
英国特有の形の斧は、昔はありましたが(頭は幅狭く薄く、刃は前後対称に
なだらかに広がる。古いヨーロッパ式よりはゴツく、アメリカ式よりは華奢)、
今はアメリカ式伐採斧の形ばかりのようです。
といっても英国製の斧はあまり沢山見ていないのでよく分かりませんが。
私もまたしばらく休みます。
921 :
lp:2006/07/23(日) 17:55:46 ID:5t6KKjGX
moe
922 :
ムカル:2006/07/25(火) 00:16:59 ID:4C4TcBKF
深夜に枕もとにムカデが侵入し、思わず大切なスタンレーの斧でズタズタに切り刻んでしまった。
嗚呼!大切な斧が穢れた!嗚呼!嗚呼!
しかしゴキはともかく、何故内地にはこんな冒涜的でおぞましい生き物が存在しているのか!
923 :
おのじい:2006/07/25(火) 18:22:56 ID:7P3SIMAH
ムカデですか?
私は虫捕りを生業としていたころムカデにはよく出くわしました。
熱帯だと20cmを越えるものもよくいまして、大きなサソリもよくいました。
たまにはコブラなんかの毒蛇もいましたね。
みんな手斧や鉈でちょん切ったり潰したりしてやりましたけど。
ところで床(畳?)は無事でしたか?
斧で退治するならフェイス(側面)で潰した方がいいでしょうね。
924 :
ムカル:2006/07/25(火) 20:13:21 ID:4C4TcBKF
片手で柄を短く持ってザクザク野菜を刻むように斬ったので、畳は無事でしたよ。
ああ、書いているだけで吐き気が、何が怖いといって、切り刻まれても手足をゾワゾワ動かす、
あの肉体組織が怖い!
さて昨日の読売新聞の第一面に、世界の森林破壊を記した特集記事、「森が盗まれる」がありますた。
記事によれば、直径40から50cmの中径木を倒すには今でも斧での作業が中心で、
八人の木こりのグループが一日100本近くの木を倒しているとか。
だとすれば、一人で一日10本以上倒していることになりますね。
なお、写真に写っていた斧は、刃の形はアメリカ型で、柄は湾曲しない、まっすぐな物でした。
記者の意図とは違う面に注意を注ぐ斧マニア。
925 :
ムカル:2006/07/25(火) 20:27:00 ID:???
場所はインドネシアはカリマンタン島です。
コブラの毒は神経をやられる毒でしたか?
ハブは筋肉組織を溶かす毒で。
926 :
おのじい:2006/07/25(火) 21:12:55 ID:7P3SIMAH
コブラは神経毒ですね。
あの記事は私も見ました。チェーンソーではなく斧で伐採する理由は値段の問題ではなく
音が小さく、人に聞きつけられにくいからでしょう。
合法的に伐採していい場所ではもっと細い木でもチェーンソーで切っていることからも、
あえて斧で切る理由は音の問題が主でしょう。もっと音を気にする人は手鋸で切ります。
この春マレーシアに行ったときにマラッカの古い金物屋で聞いた話では、近年再びインドネシア
での斧の需要が復活したそうですから、密伐採に用いられているのかも知れませんね。
しかも安価な中国製ではなく、高価でも本物のアメリカ製を求めるそうです。
家庭用ならともかく、本職の仕事には形だけ似せた粗悪品は使用に耐えないということでしょうか。
927 :
ムカル:2006/07/25(火) 22:54:11 ID:YlY1Sdmo
しかし斧も相当音が響きますよね。
江戸時代、木曽あたりでは、鋸を使った伐採が禁じられていたそうです。
鋸では斧のように音が響かないので、盗伐されても気がつかない。
マレーシアあたりから日本は相当量の木材を輸入していますが、あのあたりでも原生林は
相当減っていますか?
928 :
おのじい:2006/07/26(水) 13:55:05 ID:8cfRpFT8
斧も鋸に比べると音が大きいですが、チェーンソーの音は別格です。
数キロメートル、地形によっては10キロメートルくらい離れても聞こえます。
マレーシアは主にサラワク州などで原生林が減っていますが、マレー半島は
もう大規模な伐採はされていないようです。
森林破壊はインドネシアの方がずっと酷いですね。
パルプにするために枯木や二次林の小さな若木まで根こそぎ持っていきますから。
更に酷いのがフィリピンで、飛行機の上から見るとハゲ山ばかり。
現在伐採している量は少ないでしょうが、あれほど完全に禿げては切る木が無い。
930 :
929:2006/07/26(水) 18:40:18 ID:???
>>929 他人の商売の邪魔はしたくないので露骨な表現は避けるけど、値段から判断して下さい。
まっとうな製品(大型斧)は製造国で5千円以上、日本に輸入されたら1万円以上、というのが相場です。
932 :
ムカル:2006/07/26(水) 21:17:04 ID:dXDvf6VZ
フィリピンと言えば、肉と卵の酢醤油煮込み「アドボ」とかき氷の「ハロハロ」が美味い。
933 :
おのじい:2006/07/28(金) 15:09:07 ID:IW9E8VTW
ほう、ムカルさんはフィリピンへ行かれたことがあるんですか?
私は実は行ったことが無いんですが、面白かったですか?
フィリピンには山刀の類はあるようですが、斧類は作っていないんでしょうか。
私の行った範囲ではインドネシア、ネパール、ブータン、インドで
斧を作っていましたが、フィリピンは?
934 :
ムカル:2006/07/28(金) 20:32:06 ID:ifGEbNsg
いいえ、エスニック料理の本で読んで、自分で作っただけの話です。
骨付きの鶏肉か豚肉を刻んだ玉葱、ニンニクとともに醤油、酢、魚醤、胡椒に数時間漬け込み、
ゆで卵と水を加えて数時間煮込む。実に美味い。ハロハロは、某コンビニで売られてます。
実際に行ったことないのであしからず。
ブータンと言えば、「地球の歩きかた」の口絵に、斧で丸太から厚板を削り出す写真が
載ってましたね。
935 :
おのじい:2006/07/28(金) 22:33:16 ID:IW9E8VTW
そうでしたか。以下、以前書いたことがあるような気がしますが、
ブータンは30年くらい前まではほとんど斧だけで伐採、製材、建築をこなしていて、
チェーンソーはおろか、鋸さえ無かったらしいです。
実際に見ても少し古い家は柱も床も斧による削り跡がはっきり認められ、木口を見ても
斧によって切断されたことが明らかで、その話を裏付けるものでした。
建造物には釘を用いず、ホゾ組によって建てられていました。
バーモンターの斧って柔らかいんでしたっけ?
937 :
ムカル:2006/07/31(月) 22:44:13 ID:6ySgo+f+
東南アジア、南アジアへ旅行した時の楽しみといえば、南国の果物と檳榔ですな。
ブータンの家々の壁には、子孫繁栄を願って巨大なチンチンの絵が描かれているそうですね。
さて隣国のネパールと言えば、複雑な木組みの木造建築の街並が世界遺産、かつ危機遺産になっていたんでしたね。
2001年頃からは王家で揉め事が多発しているし。
1998年ころ不慮の死を遂げた「ねこぢる」なる漫画家がネパールに行き、ボッタクリに散々取り巻かれた日本人学生に
頼られて辟易した、という話がありました。
ちなみにこの漫画家の作品、ホラーな場面に登場する斧は、ちゃんと湾曲した柄を持つ洋斧です。
938 :
おのじい:2006/08/01(火) 17:22:12 ID:C/hCD+tz
>>936 バーモンターは使ったことが無いので分かりません。
ネパールは王家の揉め事が起きる前は大勢のバックパッカーが滞在している所でしたが、
こう物騒になってからは人気が落ちたでしょうね。
その少し前には既に観光地化しすぎて味気なくはなっていましたが。
熱帯果物はやはり東南アジア島嶼部の国々が1番豊富ですね。
ネパール、ブータンなどの内陸はごく限られた果物しかありません。
熱帯の島でも太平洋の離島は東南アジアより種類が少ない。
939 :
ムカル:2006/08/01(火) 19:25:55 ID:oa2nV5zd
ネパールは白人のヒッピーがかつてはたむろしていたという噂ですが。
さて東南アジアの果物といえばドリアンですが、あれの外皮は斧が無ければ割れないくらい固いのですか?
酒と一緒に飲み食いするのは最悪の食い合わせ、というのはマジですか?
940 :
おのじい:2006/08/01(火) 20:09:53 ID:C/hCD+tz
ドリアンの割り易さ(割りにくさ)は産地によって差があります。
割りやすいものは継ぎ目にそって手でも割れるし、割りにくいものは
継ぎ目を刃物で切り開いてやらないと割れない。
でも斧を使わないと割れないほど固いものはありませんでしたね。
ドリアンを食べた後で大酒を飲んだことがありますが、ゲップが臭かったのと
体が火照ったくらいで特に悪酔いした、という感じはありません。
とはいえ、お勧めしたくない組み合わせではあります。
ドリアンは臭いも産地によって差が大きく、微香製のものから
自分のゲップで悶絶する激臭性のものまでさまざまです。
一般的には苦味の強いものは臭気も強く、ただ甘いだけのは臭いも
さほど強くありません。
941 :
ムカル:2006/08/01(火) 23:30:58 ID:iO/GK21q
固いといえば、やはりココ椰子。
しかし斧でぶち割ったりしたら、中の美味いジュースが全部流れ出してしまう。
外側の外皮を取り去ってから、殻に錐で穴を開けてジュースを吸いだすのが美味い。
920:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
921:lp [] :2006/07/23(日) 17:55:46 ID:5t6KKjGX
moe
922:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
923:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
924:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
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927:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
928:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
929:名無しの愉しみ [sage] :2006/07/26(水) 18:30:06 ID:???
これって、やっぱり中国製の粗悪品?
ttp://page15.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t8185325 930:929 [sage] :2006/07/26(水) 18:40:18 ID:???
こんなのもありますた
ttp://page9.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k32353987 931:名無しの愉しみ [sage] :2006/07/26(水) 20:50:41 ID:???
>>929 他人の商売の邪魔はしたくないので露骨な表現は避けるけど、値段から判断して下さい。
まっとうな製品(大型斧)は製造国で5千円以上、日本に輸入されたら1万円以上、というのが相場です。
932:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
933:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
934:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
935:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
936:名無しの愉しみ [age] :2006/07/29(土) 19:30:38 ID:???
バーモンターの斧って柔らかいんでしたっけ?
937:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
938:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
939:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
940:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
941:あぼ〜ん [あぼ〜ん] :あぼ〜ん
現地ではマチェットでガッツンガッツン叩いて、多少こぼれようとも気にしないって感じですけどねw
ヤシ油やココナッツミルク造りを紹介した映像では、ヤシの果肉のみが大事だから
鉈でヤシの殻を割ればジュースのほうは惜しげもなく地面に垂れ流しで実にもったいない。
ヤシの殻を鉈で割る前にはまず地面に打ち込んだ尖った杭に椰子の実を叩きつけ、皮をはいでいるが、
もし手を滑らせて人間が杭の上に倒れ掛かったり、あるいは車で撥ね飛ばされた人間が
あの杭の上に落ちてきたら・・・などと考えたらガクブルもの。
ドリアン+アルコールはゲップで出しきれないほど
ガスが発生するので一応止めたほうがイイです
ココナツミルク造りのためには完熟果実、ジュースを飲むためには若い果実を用いる。
完熟果実のジュースは不味いし、未熟果実には果肉が十分に付いていない。
ご存知のようのいココナツの実は殻の外が厚い繊維質の外皮で覆われている。
完熟果実は殻と外皮がやや剥がれやすいので、まず外皮を剥いでから殻を割る、という手順になる。
殻は割れやすく、鉈の背で軽く叩いただけですぐ割れる。
繊維質の外皮は手強く、地方によって色々な道具や方法を用いて剥がすが、鉈で一箇所に
切込みを入れた後は手でバリバリと剥く豪の者もいる。
>>944の方法、または鉈を打ち込んで捻って剥がすことを数回繰り返すのが一般的。
鉈でココナッツ割ったらナタデココ
うむ、実に古いギャグだ!
948 :
↑:2006/08/06(日) 08:08:41 ID:xdqYuXxC
100点
たしかニューギニアのオッサンが歯で外皮剥いてた映像があったはず
949 :
名無しの愉しみ:2006/08/06(日) 17:03:31 ID:20rINviW
>>948 その方法、試してみたことがある。歯と歯茎が健康で丈夫な人なら
想像するほど困難ではないが、以下の点を守って行いたい。
なお、剥くのは生り口(元側)から。皮は先へ行くほど強固なので
先の方から剥くのは無理。
ゆっくり噛みながら歯を十分深くしっかり差し込むこと
手でココナツを滑らないようにしっかり保持すること
作業中強く噛んだ状態を維持し、途中で力を緩めないこと
首に力を入れてゆっくり一定の力で引くこと
一度にあまり幅広く剥がそうとしないこと(特に最初はごく狭く)
ただし、歯茎をはじめ口の中がかなり荒れるので、サバイバルなどの
止むを得ない状況以外はやらない方がいいと思う。
即座に石器でも作って剥いたほうがどれほどマシかと・・・
951 :
名無しの愉しみ:2006/08/08(火) 21:06:40 ID:vI6yQMxX
サバイバルナイフがあるのにサバイバルアックスがないのはどうしてか?
953 :
名無しの愉しみ:2006/08/08(火) 22:34:15 ID:qtCOGSGh
金太郎の斧ってイメージばかりで実体がどんなのか分からない。
木を切り倒す場面が出てくるが、その時代の伐採斧は細長い短冊形で、
幅広い金太郎斧とは似ても似付かない。
その後現代に至るまで日本で幅広い伐採斧が使われたことは無い。
源頼光の部下と斧で試合する場面が出てくるが、日本の武士が斧を
武器として使った記録は無いと思う。
形からハツリ斧ではないか、と書かれている書物があるが、
ハツリ斧を伐採に使うことはまず有り得ない。
結論として金太郎斧は実在しなかったのではないかと思う。
954 :
名無しの愉しみ:2006/08/09(水) 09:39:34 ID:O90KgtAx
>>952 サバイバルアックスと名打った製品は無いが、20年くらい前までは
ノースアックス、パックアックスといった折り畳み式の斧が売られていて、
柘植久慶氏の著書「サバイバルバイブル」に紹介されていた。
しかし過酷な叩き切り用途には強度面で不安があると思われたのか、
その後製造が中止され、現在は販売されていない。
ジョン・ワイズマン氏は著書「サバイバル・ハンドブック」で、
小さい斧の頭(刃)だけを携帯し、必要なときにナイフで柄を作って装着し
使用することを推奨している。
ごく短い樹脂製の柄を採用して携帯性を優先させた小型の斧が
ガーバーなど数社から発売されているが、ナイフに比べて用途が限られる上に
柄が短いために斧ならではの破壊力もあまり無い。
結局中途半端な道具になってしまっている、という感じがする。
明治〜昭和年代の和斧をぼちぼち集めているのですが、参考になるサイト、文献
はありませんでしょうか?いろいろググッても見つかりませんでした。
時代、地域、用途、作者、銘等で分類できればと思っています。
情報が集まるようであれば、サイトを立ち上げようかとも思っているのですが、、
956 :
ムカル:2006/08/09(水) 20:03:29 ID:c8XBtglz
とりあえず土佐打刃物の画像ご覧下さい。
ttp://tosahamono.com/ 斧以外に、包丁や鉈も面白い。
開拓時代の北海道では、伐採用には足が極端に長い大斧、「さって」を使い、
倒した木は「はびろ」というこれまた巨大なハツリ斧で角材に仕上げていました。
ムカル様、早速の情報ありがとうございます。
このサイトから、「用途」、「地域」によりさまざまな形状がある
ということはわかるのですが、それぞれがどういう意図で、どのような背景から
このような形状になったのかがないのが残念です。また、サイトの意図として
現在、土佐にて作成されているもの(過去に作成したもの?)のカタログのようですので、
現在ではニーズがなく、依頼のないようなものはカバーされていないですよね?
集めているのは、各地の無名、有名(有銘?)の鍛冶が作成したものですので、
ここにないような形状のものも多くあります。
「とりあえず」ということですが、その辺を系統だってまとめたものは、やはり
ないのでしょうか?
958 :
おのじい:2006/08/10(木) 18:28:52 ID:ZJQsdsPX
日本の斧を扱った文献としては法政大学出版局の、「ものと人間の文化史」シリーズ51巻の
吉川金次著『斧・鑿・鉋』が唯一のものでしょう。
この本でも各地の用途別の斧については述べられていませんが、日本の斧について
最も詳しく調査されたものに違いありません。
東京大学出版会の佐原真著『斧の文化史』はほとんどが石斧についての記述です。
結論として日本各地の斧を網羅した文献は存在しません。
>>957さんがコツコツと斧とそれにまつわる情報の収集を続け、それをまとめられれば
日本で最初の斧の専門書が誕生するでしょう。楽しみにしてます。
959 :
ムカル:2006/08/10(木) 20:37:57 ID:GR969n7/
法政大学出版局の斧の本といえば、古墳時代の斧再現して木を倒す話でしたな。
血糖値が高くて大変、などと実験者の悩みが書かれていた。中世ではハツリ用の刃渡りが長い斧を
「鐇」(たつき)と言っていた。
斧の文化史は確かに石斧の話ばかり。マレー半島で石斧を使う原住民が鉄斧を使う華僑と伐採競争をしたら、
何故か石斧が勝ってしまった話など。
まあ多少斧の系統で知っている事を延べれば北海道の原始林で使われるために大型化したサッテやハビロは、
出稼ぎ山林労働者の手によって後に北陸地方に伝播しました。
『斧・鑿・鉋』は図書館をハシゴすればすぐ見つかるね。
ものと人間の文化史シリーズでは、鎌や鋸、犂、石臼はきちんと系統立てて
論じているのにねぇ。