【ニューヨーク=大塚隆一】 カナダ政府は1日、
同性間の結婚を合法化する法案を議会に提出した。
カナダでは準州を含む13州のうち7州ですでに同性婚を容認しているが、
これを国家レベルに広げようというもの。
可決されれば、オランダ、ベルギーに次いで同性婚を認める3つ目の国になる。
中道左派政権を率いるマーティン首相(自由党)は
「カナダは少数派が保護される国だ」と述べ、議会に法案の可決を求めた。
一方、野党の保守党は「結婚は歴史的に男女間のもの」として反発しており、
審議の行方は不透明だ。
カナダでは昨年12月、連邦最高裁が同性婚を合法化することを合憲とした上で、
政府が議会に法制化を働きかけることを認める勧告を出していた。
読売新聞
ttp://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050202i402.htm