こんばんは、ヒロです。
前スレ
>>794からの続きになります。
先週の土曜日の夜、カヨと二人で御飯に行ってきました。
私は待ち合わせには必ず5分前に着くよう心がけているのですが、
待ち合わせ場所にはすでにカヨはいました。
カヨの位置とは車道を挟み、信号待ちをしていた私にカヨが気づくと、
彼女はぱぁっと花が咲いたような笑顔を見せて、
何故か急いで携帯を操作しだしました。
その数秒後、私の携帯にカヨから
「遅いよ!もっと早く来てよ!」
とのメールが届きました。
顔を上げると道を挟んだ向こう側で、カヨは笑顔を浮かべて
胸元で小さく手を振っていました。
その後軽く挨拶を交わした私達は、そのままお店に向かいました。
カヨの服装はカジュアルなジャケットにジーンズといったもので、
ショートカットの髪型や、元々ハーフ系の美人ということもあって、
とてもボーイッシュというか中性的な雰囲気を感じました。
カヨのショートカットを目にするのはこれで2度目ですが、
なんだかとてもドキドキしました。
顔だけ見ると黒髪の北欧系美少年といった感じなのですが、
露出が少ない服装とはいえ、出るとこは視線のやり場に困る
くらい出るスタイルなので、下心というわけでは無いのですが、
妙な背徳感を憶えました。
お店は完全個室というわけでは無いですが、パーテーションに囲まれた
掘り炬燵みたいな部屋が用意される無国籍料理店でした。
私達はぽつぽつと料理を楽しみつつ、お互いの近況を、
まるでジャブの打ち合いのように探りあいました。
最初は無難に仕事の話などをしていたのですが、
彼女はカクテルを注文しだし、(私はあまり飲めないので付き合いませんでした)
それから私に彼女がいる、という話題に及ぶと、
カヨは冗談っぽく不満そうに唇を尖らせ、
彼女の写真を見せるよう要求してきました。
私は要求に答え、携帯の画像をカヨに見せると、
笑顔を浮かべて「素敵そうな人だね。良かった良かった」
と私の肩を叩いて祝福してくれました。
その後も私達の会話には、不自然なほどにユウジさんやヤマシタさんの
名前は出ませんでした。
私は勿論、カヨも意図的に逸らしていたと思います。
ただもう長い間彼氏は居ないということと、
当分はそういう事からは離れていたいということを
溜息混じりに何度もしきりに繰り返していました。
「もう懲り懲りだ」と。
合コンの誘いや同僚の男性に食事を誘われても
一度も行っていないそうです。
それからカヨの酔いが回ってくると顔を机に伏して
そのままの状態で「色々あったんだ」と
何度も何度も繰り返していました。
その内に鼻をすする音も聞こえてきて、
やがて顔を突っ伏したまま小さな嗚咽を漏らしながら、
肩を震わせ始めました。
私は黙ってカヨの頭を撫でたり、背中をさすっていました。
カヨは顔を上げると、真っ赤に腫らした目のまま
「あの頃ってさ、あたし達どうかしてたよね……おかしかったよね?」
と誰にともなく問いかけていました。
私はそれに同意して、もう忘れよう、と提案することしか出来ませんでしたが。
_, ._
(;゚ Д゚)ゴクリ・・・
誰もいない?
俺が支援いれたほうがいいのか?
>>11 支援していただければ有り難いですけど
時間も時間なのでまぁぼちぼちやってきます
それからカヨは心配になるほどカクテルを飲み続けていました。
私は何度か止めたのですが、「だ〜いじょぶだ〜いじょぶ」と
ろれつの怪しい口調で、私の肩を叩くだけでした。
その間カヨは、時折涙を流しては、それですっきりしたように
笑顔を浮かべる、といったことを繰り返していました。
もうそろそろ帰ろう、となってもカヨはもう一人ではろくに
歩けないほどの泥酔状態でした。
長い付き合いですが、こんなカヨは初めてでした。
学生時代の飲み会では、せいぜい最初の2〜3杯だけで、
後片付けをやるのは専らカヨでした。
しえん
私はカヨに肩を貸して、何とかカヨが一人暮らししている部屋まで
送り届けました。
(カヨの道順説明は要領を得ず少し迷いましたが)
その途中で何度もカヨは座り込み、時折吐いたりもしてましたが。
カヨの部屋は、小ざっぱりとした普通の女の子の部屋でした。
ただ何というか、少し無味無臭というか、飾り気が無いなとは思いましたが。
依然へべれけ状態のカヨに水を飲ませてベッドに寝かし、電気を消して帰ろうとしました。
その際カヨはベッドから手を出して、私を掴もうとしてきました。
ただその手は届かず、ぱたっと下に落ちてしまいましたが。
私は「おやすみ」と言い残し、部屋を出ようとすると、背後から
私を呼び止めるカヨの声がありました。
「ちょっとだけ話良い?」と顔をシーツに埋めたまま、
手をこっちに差し出していました。
その口調は、先程よりはしっかりしており、酔いは多少は冷めた様子でした。
私はベッドの脇に座り、差し出された手を黙って握りました。
カヨはその手以外はシーツに被さったまま話し出しました。
その声は、ただ感情にまかせるように勢い良く、でも震えていました。
私は黙って、ずっと手を繋いだまま、カヨの話を聞いていました。
しえんしえん
「あたしね、高校の時ね、ヒロ君のこと少し好きだったんだ。
告白しようと思ったんだけどね。なんか無理だったよ。
でね、あたしね、知ってたんだ。ビデオとかさ、観てたんでしょ?
あの時もさ、起きてたんだよね?あの人達と三人でしちゃった時。別にね、良いんだ。
正直ね、ヒロ君のことね、ずっと好きだったよ。多分。
好きだったんだと思う。わかんないけど。
ヒロ君もさ、あたしの事少しは特別に思ってくれてたよね?
だからね、あたしおかしいのかな?あたしのそういうのヒロ君に見られてね、
ヒロ君が悲しむんだろうな、って思うとね
ざまあみろって、思っちゃったんだ。もっと見せつけてやれって。あたし頭おかしいよね。
てゆうか最低だよね。あたし。ほんと。ほんと最低」
夜食ラーメン食いながら支援!!
やっぱカヨちゃんは壊れちゃってたのか
あの頃のことは嫌な記憶になっちゃってるんだろうな・・・・・・
カヨはそれだけ一気に言うと、シーツの中からは、また嗚咽が漏れてきました。
まるで子供みたいに泣きじゃくっていました。
背中を預けていたベッドが小刻みに震えているのがわかりました。
カヨは唯一出していた手も引っ込めようとしたのですが、私は離しませんでした。
すると一瞬の間を置いて、カヨからも強く握り返してきてくれました。
それでもしばらくの間は、シーツの中からはカヨの嗚咽だけが流れてきました。
カヨが泣き止んだ後も、私達はずっと手を握っていました。
あいかわらず手だけがシーツから出ていました。
どれだけ時間が経ったのか、カヨの手は私をベッドに引き入れるように
力が入りました。
それから私達は、一度だけsexをしました。
どちらからともなく服を脱がしあい、愛撫して、ゴムもせず挿入しました。
なんというか、今思うとすごく変なsexだったと思います。
私達はほとんどピストンをせずに、ただ繋がっていました。
正常位でじっと繋がったまま、互いの髪や背中をなでたり、愛撫して、
互いの正直な気持ちを言葉でかわしながら、
ただただじっと繋がっていました。
時折それは座位や騎乗位になったりしましたが、やはりほとんど腰は動かさず、
互いの柔らかさや硬さ、そして暖かさを時間をかけて確認しあっていました。
遅延
私は最後まで射精しませんでした。人生の中で一番気持ち良かったんですが、
なぜか射精をせずとも満足するという、不思議な充足感がありました。
カヨも同様だったようで、大きくイキはしなかったのですが、何度かカヨの膣内は、
時折私の陰茎を痙攣するかのように優しく締め付けてきました。
そのまま1時間ほど?がっていたと思います。
ゆっくり引き抜くと、私の陰茎はふやけているかのようにも見えました。
カヨは黙って顔を私の股間に近づけてきましたが、
私はそれを手で制しました。
何故かは自分でもわかりません。
今更後ろめたかったのでしょうか。
初のリアルタイム支援
その後お互いに服を着た私達は、ほとんど言葉を交わさず別れました。
ただ玄関先で一度だけ唇を重ねましたが。
今思うと、その時のカヨの顔は、何か決意したように綺麗で、
そして力強かったです。
もう終電は無くなっていたのでタクシーで帰りました。
その車中、カヨからメールが入りました。
なんとなくその内容はわかっていました。
そしてその予想通りでした。
「今日はありがとう。でももう会うのは止めよ。
ごめんね。ありがとう。ずっと大好きだったよ。さようならヒロ君」
カヨからのメールで、絵文字も顔文字も無いものは
これが最初で最後でした。
私はタクシーの中で泣いてしまいました。
タクシーを降り際、運転手さんは
「まぁ色々あるよな」と言いながら飴をくれました。
以前、私は現在の彼女に対して、他の男と寝ている姿を見たい、
という欲望があるという書き込みをしましたが、
今ではそれもすっかりと無くなってしまいました。
ただ単純に彼女を大切にしなければ、という思いが強くなったわけではないと思います。
正直気持ちの整理は未だついていません。
今後どうすればいいのか全くわからないのです。
ふわふわと自動的に生活している感じです。
カヨと再会してからは、夜が全く眠れなくなりました。
ただ唯一理解出来ているのは、もう私とカヨの人生が交わることは無いんだ、
という事実です。
これでカヨと私の話は終わりです。
おそらく続きは無いのでしょう。
元スレの最初から読んでいてくれた方は
本当にありがとうございました。
自分でも気分の良い話では無いのはわかっています。
どうか精神病患者のただの妄想だと思ってください。
私にそんな権利があるのかはわかりませんが、
カヨの幸せを願わずにはいられません。
さようならカヨ。
本当にあなたがずっと大好きでした。
こんな時間に支援してくださった方々、ありがとうございました。
それでは
ほんと乙でした
乙。
正直元スレで会いに行けって書き込んだ時はなにも期待してなかったけど、頑張ったな。
交われない事はないと思うんだが、もうどっちにもその気がないなら無理なんだろうな。
結果的には決別する形になったかもしれんが確かにお前はカヨの助けになれたし、幸せに出来たと思うぞ。
頑張ったな。おつかれ
乙でした
乙。ありがとう
前に踏み出せたとはいえ、なかなかに切ない結末・・・。
乙でした
元スレ見てた時に自分も会いに行って区切り付けて来いって思ってた一人でした
今回あなたがカヨに会いに行ったのは
彼女にとってもすごくいい区切りになったんじゃないかな?
彼女はあの頃の事を、忘れたい、フッ切りたい、とずっと悩んで過ごしてたんだと思う
あなたと会って話をしたことでスッキリしたんじゃないでしょうか
他の二人とは直接ケンカもして言いたいことも言って彼女なりのケジメがついてそうだから
多分あなたの事が唯一の心残りになってたんでしょ
彼女はこれで過去を振り切って新しい道を進むんだろうから
あなたもそうなれるといいね
元スレで未だにユウジと付き合いがあるって言ってたけど
そういうの全部断ち切って前を向いて行って欲しいな
乙
この一言に限る
カヨにとっても良かったんじゃないかな
会いに行ってよかったね、乙でしたノシ
33 :
えっちな18禁さん:2010/10/28(木) 07:59:22 ID:QaeWSsuGO
映画化キボン
カヨにとってけじめになっただろうし良かったのかなと思います。
ヒロについてもけじめになれればなとは思うが、二人くっついてもいいのではと思う俺もいる。
お疲れさまでした。頑張れヒロ
元スレの書き込み見てない俺としては、タクシーの運転手さんイケメンすぎる、という感想だ
ヒロ君、レポありがd
前スレのエログロな展開からは想像もつかないほど
爽やかな結末でした
乙
ヒロはこの結末に満足しているのか?
お互い行き違いはあった 間違いもあっただろう
確かにこのまま過去にしてもいいかもしれない
でもお互い両思いだったってことがわかったんだろ
このまま過去にするのはどうなんだろう
やりなおしてもいいんじゃないか?
個人的には、つらい過去の記憶があるだろうけどそれらを乗り越えてヒロとカヨがくっついて幸せになってほしいと思ってる
過去にやり残したことをやったまででしょ。
2人とも会わなくなってから時間が流れてるんだし。
ヒロに彼女がいなけりゃ、くっつくことがあってもいいのかなとは思うが。
現彼女とユウジを切らなきゃいけないしな。それでも幸せにしてやって欲しいけど。
気持ちの整理が出来ないならもう一度会うのも手だよ。
その時に自分の環境をどう整理するかでカヨのこれからもヒロのこれからも決まるよね。
やっぱり俺はカヨと幸せになって欲しいけど。
また自分の気持ちに進展があったら書き込んでほしい
よかった。
それでいい?
>>26 ヒロよ!!前スレで熱血文書いた者だが・・・
君らはお互いを本当に大切に想っていたんだろうな。
だが、世の中は想いあってても結ばれない、いや、想いあってるからこそ結ばれないこともある・・・
とくに男性は本当に愛した女性に対しては性行為などどうでもいいどころか、神格化し、逆にそれを回避さえする。
しかし女性は性行為なくしては生きてはいけないのだ。このすれ違い・・・
私はそこに世の切なさを感じてならんのだ。
ヒロよ。青春の最も輝いていた時間を共有していたことは永遠に消えない。
自らの半身を喪失したのだ、と考えるのではなくて、心の海の荒ぶりがようやく静かに凪いだ、と思って欲しい。
きっと君らはあの頃、同じものを見ていた。
さらばだヒロ、君と君の関わった人たちの人生に幸あれ。
うぜえ
もっと他に熱くなんなきゃいけない事あんだろ
>>26 乙。
頑張ったな。
頑張りついでにもう一度逢ってこいよ。
みぃちゃんの話はドコのスレに行けば良いのだい?
>>44みたいなのが一番うざい
もっと他にやらなきゃいけない事あんだろ?
あ、何も無いのかw
48 :
えっちな18禁さん:2010/10/28(木) 20:29:04 ID:jWHTQtXKO
俺もヒロ
ヒロも221氏も一応決着付いたようだし、あとは純か。
162氏はまだスレたててないのかな。ここでもいいから続きを読みたい。
>>26 「カヨと再会してからは、夜が全く眠れなくなりました」
心残りがあるってことだろ
それが友達としてでもカヨのそばに居たいって言う気持ちなのか、彼氏として居たいのか、もしくは別の気持ちなのかはヒロにしかわからん
もういちどゆっくり考え自分の気持ちを整理してみては?
そしてもう一度会って自分の口でちゃんと言葉にして自分の気持ちを伝えてみては?
決別するにしてもそのほうがすっきりすると思うけど
51 :
えっちな18禁さん:2010/10/29(金) 01:19:56 ID:7fgY5h6j0
ヒロは二度と会わないほうがいい。
会ってもン十年後とか、懐かしく思い出話が出来るくらい薄まってからだ。
なんでもそうだが、いつまでも未練を引きずるなんて無駄でしかない。
熱に浮かされ記憶が美化され、それを今のカヨに投影してるだけ、今の彼女と別れてまでの存在か?
ヒロ自身まだ若いのに堕胎経験のある女を許容し、添い遂げる覚悟が持てるのか?
今はセンチメンタルになってるだけ、今の彼女を大事にしろ。
会えばすっきりするものじゃないと思うな
以前になにがあったのかは見てないんだが、おそらくこっからは時間で解決させるものじゃないかな
ヒロとカヨの元の話を知らない人はこの話を
すごい爽やかな物語と思ってるんだろうなw
まぁある意味究極の純愛ではあったか
屈折した愛の物語だったな
>>53 上のほうでエログロやら、ビデオやら3人で〜やら書いてあったけど、
確かに今は爽やかな話に思ってるw
ずっと、元スレ162 ◆Ye5Uti2XZUを待ってるんだが・・・
そして数年後、渋谷の駅前に
>>56の冷たくなった身体が横たわっていました。
毎日、
>>56が162 ◆Ye5Uti2XZUを待つ姿を見ていた駅員さんや利用者の人たちは悲しみ、
丁重に弔ったうえに
>>56が待ち続けたその場所に銅像を作ったのです・・・。
つーかもう萌える体験談に162 ◆Ye5Uti2XZUの話が投稿されてるよw
もうっていうか大体そんなもんでしょ
ヒロは本当に今の彼女だけを想って幸せになれるのかな
迷いがあるのなら彼女と別れてカヨのところに行ったほうがいいと思うが・・・
口には絶対出せないだろうが本当はカヨもヒロと一緒になりたいと思ってるんじゃないかな
身を引いたのはヒロ君に彼女が居たからだろうからね
ヒロ君が望めば(たとえとりあえずセフレみたいな感じでも)カヨはOKなんじゃない?
と仕事さぼりながらカキコ
今更セフレとか無いわ〜
そういう人間じゃないでそ
>>62 あくまで例えの話ね
ヒロが強く望めばカヨはそれを受け入れるくらい
ヒロを望んでいるじゃないかな、とは思う
ヒロがそんな関係を望むわけが無いのはわかってるから
意味の無い例え話だけど