105 ◆W/gSwczTMgが書き綴るｽﾚ

さあ思う存分書いてくれ

わたしも期待してますよー。

過去ログうｐしてくれ

>>3
貴様がやれボケ

専スレなんだからどんどん書いてくれ

102 えっちな18禁さん [102 えっちな18禁さん [sage] 2009/07/14(火) 16:17:04 ID:x7oKbm+i0 Be:
リアルな話をさせていただきますと、よく寝取られる現場に直面しながら寝取った相手を
殴れないのはヘタレだとか復習しろと言う話を耳にしますが、そういう現場を目の当たりにしたら
普通はできませんよ。固まります。
私の経験で申し上げれば、まず例えば彼女があやまちをおかしそうになっていたとして、
相手に体を触らせるにとどまるのか、それとも最後までやってしまうのかそれを確認しないと
行動には移せないです。

103 えっちな18禁さん [sage] 2009/07/14(火) 16:23:20 ID:x7oKbm+i0 Be:
私の場合は妻が自宅で同僚とあやまちをおかす現場を目の当たりにしたわけですが、
事のなりゆきを確認していて、あの時いったいどの次点でストップをかけるべきだったのか
思い返しても、いまだにその答えを見いだせずにいます。
仮に挿入に至る以前で「お前らふざけるな！」と現場に立ち入ったとして、
その後私は妻に対してずっとあの時ストップをかけなかったらお妻は挿入を許していたはずと
悶々としつづけたでしょうし、結局のところ最後までするのかしないのかというのは、
その後の私と妻の関係の間で大きな意味をもってくるわけですから、止めずに見届けた事に
関しては僕はよかったんだと今でも思っています。

104 えっちな18禁さ104 えっちな18禁さん [sage] 2009/07/14(火) 16:29:43 ID:x7oKbm+i0 Be:
ただ寝取られに異様に興奮するという方々がここにも大勢いらっしゃるようですが、体験してみて
はじめて分かりましたが、私自身もあれほど性的に興奮を覚えた事はありませんでした。
体が震えてガクガクするほどにショックを受けているのに私のペニスはいままでにないぐらいに
脈打っていて今にも射精してしまいそうなほどでした。
その時は何でこんな時に勃起するのか自分の体に起こっている事にかかわらず意味が分からず
よく人間は極度の苦痛を味わうと脳内モルヒネが分泌されて緩和されるとかそういう話を
聞いたことがあったので、もしかしたらそういう事なのかなと思っていました。

105 えっちな18禁さん [sage] 2009/07/14(火) 16:38:17 ID:x7oKbm+i0 Be:
でもそうではない事はすぐわかりましたけど。
事故がおきた後、出社して仕事をしている最中もずっと勃起したままなのです。
私は精力的に強い方ではなく風俗はもちろん学生時代からマスターベーションすら殆どした事がありません。
なのに何と私は会社のトイレで三度も自慰行為を余儀なくされる始末で、あれには本当に参りました。
まるで麻薬の禁断症状みたいに下腹から太腿のあたりがガクガク震えてくるんですよ。
元々変態の素養があったのか、ああいう事を目の当たりにして脳の一部が壊れてしまったのか、
それとも皆さんもそうなのか、どうなんですかね。

108 105 [sage] 2009/07/14(火) 20:11:17 ID:x7oKbm+i0 Be:
覚えているのは気づいたら私は寝かされていて、でも何で自分が寝ているのか
出勤してからの記憶がおぼつかない状態で、ただ天井がぐるぐる回っていたので
自分が泥酔状態にあるという事だけはよく分かりました。
隣をみると小3になる息子が寝ているので、ああ、自宅なんだなとそこではじめて分かるぐらい。
とにかく記憶を手繰ろうとすると酷い頭痛するので諦めて眠ろうとしましたら
隣の居間から妻の話声が聞こえてきたので、おや、誰かいるのかな？と思って
吐きそうになりながらも身を起こして息子を起こさぬよう気をつかいながら
若干開いている襖の隙間から覗いてみたのです。

109 105 [sage] 2009/07/14(火) 20:19:46 ID:x7oKbm+i0 Be:
するとテーブルの向こう側に妻が座っていまして僕に背を向けるかたちで男が座っています。
私の同僚であるＳでした。
そこではじめて断片的に記憶が戻ってきまして、新宿でＳと飲んだという事だけは何となく思い出されてきました。
しかしそれでどうしてＳが私の家で妻と話ているのかは皆目見当もつきません。
ただテーブルの上にウィスキーや日本酒の瓶があるところをみるとどうやら妻を交えて
飲み直そうという事になったのかなと。それで私が潰れてしまったのかなという想像はつきました。

　　妻も酔っているのか敬語も使わず親しげにＳと話していて、少しばかり嫉妬しそうになりながらも
　　とにかくしたたかに酔っていましたのでとりあえずそのまま横になって目を瞑りました。
　　人間、意識が朦朧とするほど酔っていても聴覚だけは逆に研ぎ澄まされていくようで
　　隣室から聞こえてくる話し声だけはむしろハッキリ聞き取れたのを今でも覚えています。

元か

105さん
続き楽しみにしてますよ

このサイトってどうよ？
ttp://heart.15jam.net/
登録してみようか迷ってるんだがｗ

>>14
業者wwwおwwwつwww

>>11
途中で断念してんじゃねーよボケ
貼り付けたのなら最後までやれ

>>16
連投規制って知ってる？
不満ならおまえが貼れば？

110 名前：105 [sage]： 2009/07/14(火) 20:23:50 ID:x7oKbm+i0 (7)
妻も酔っているのか敬語も使わず親しげにＳと話していて、少しばかり嫉妬しそうになりながらも
とにかくしたたかに酔っていましたのでとりあえずそのまま横になって目を瞑りました。
人間、意識が朦朧とするほど酔っていても聴覚だけは逆に研ぎ澄まされていくようで
隣室から聞こえてくる話し声だけはむしろハッキリ聞き取れたのを今でも覚えています。

116 名前：105 [sage]： 2009/07/15(水) 15:45:42 ID:gyHijE7p0 (7)
最初に聞き取れた言葉は「見合い」という妻の言葉でした。
「やっぱりなＴ山（私）が奥さんみたいな美人くどける訳ないと思った」というＳの言葉で
ああどうやら僕と妻の馴れ初めの話をしているのだなと思いました。
「いっちゃお」という妻の声にうそうそうそというＳの慌てた声。
私とＳは同期の入社ですが、部下でもあります。
妻が言っちゃおと言ったのは私がＳの人事権を掌握しているという事を知っていたから
だと思われますが、Ｓが慌てたのは私が彼の土日のアルバイト、つまりはスポーツジムの
インストラクターをして小銭を稼いでいる事に目を瞑っているからに他なりません。

117 名前：105 [sage]： 2009/07/15(水) 15:57:37 ID:gyHijE7p0 (7)
「でも何で急に見合いしようと思ったの？奥さんモテそうなのに」というＳの声に思わず
私は身を起こしてしまいました。
見合いをした時から彼女が何故見合いをする気になったのか本当のところは教えてもらっておらず
また私もそういう事を聞くのは野暮だと聞くのをはばかられていたのです。
女は賞味期限があるからというような事を妻が言ったと思うのですがその辺のやりとりは
正直あまりハッキリと覚えていません。
Ｓが「男だってそれは同じだ」というような事を言っていたと思うのですが、酔いもあったと
思うのですが記憶を順序立ててあまりよく思い出せないのです。

118 名前：105 [sage]： 2009/07/15(水) 16:14:32 ID:gyHijE7p0 (7)
ただはっきり覚えているのは「前の彼氏遊び人だったんでしょ」というＳの言葉です。
はっとした妻の表情が襖の隙間から確認できました。
「あ、図星だ」というＳの勝ち誇ったような声。図星なんだ、私も妻の表情を見てそう思いました。
「ち、違うわよ」という妻の声を遮るように「あもしかしてＴ山知らないの？」というＳの声。
妻がふう、と深いため息をついて黙ってしまうと、ま、これでさっきの話でチャラねというその
話はお流れになると思われました。

119 名前：105 [sage]： 2009/07/15(水) 16:24:07 ID:gyHijE7p0 (7)
妻はウィスキーのグラスを蛍光灯に透かすように眺めながら
「遊び人はねぇ一緒にいると楽しいのよねぇただ楽しいだけじゃご飯食べられないのよ」
誰に促されたわけでもなく自ら話しだす妻の眼差しはトロンとしていて
相当酔っている事が確認できました。
「何やってる人だったの」というＳの声。
そいういう事をぶしつけに聞いても許されてしまうところが同期で私以外で唯一生き残った所以なのでしょう。
私は部下ながら彼のそういった所に少なからず嫉妬の念を持っていました。

120 名前：105 [sage]： 2009/07/15(水) 16:34:03 ID:gyHijE7p0 (7)
「ぷーたろー、まぁ遊び人というか夢追い人って感じかなぁ」
妻が自分の過去についてあれほどべらべらしゃべったのはやはり酔いがあったのでしょう。
そうでなければ夫にすら話した事のない自らの過去をカミングアウトするわけがありません。
その時はじめて妻の酔いにつけ込み過去を聞き出そうとするＳに対して苛立ちを覚えました。
告白すれば、それとは逆の作用として異様に自分の心音が強く高鳴りだしたのを思い出します。
「夢追って許される歳ってあるよね」というＳ言葉に
「そう！そう！そう！それなのよ！」我が意を得たりというような妻の声。

122 名前：105 [sage]： 2009/07/15(水) 16:46:42 ID:gyHijE7p0 (7)
「男は25過ぎて夢追ってたら一気にニート扱いだからな、女は家事手伝いって便利な言葉があるけど」
というＳの言葉は私には意外でした。彼がそのような感慨自体を持つことが意外でしたので。
「で、夢って何追ってたの」
「いろいろよ、ＤＪ、ダンサー、ミュージシャン、アーティストになるとか言って絵描いてた事も
あったな、ヘッタクソなの」
懐かしげにそう言う彼女はとても幸せそうで、それがやけに難らしく思えたのを覚えています。
私と一緒になったのは飯喰う為なのか、そう思えてしまった私は心が狭い男なのでしょうか。

123 名前：105 [sage]： 2009/07/15(水) 16:58:14 ID:gyHijE7p0 (7)
「奥さんも何か目指してたの？」
「ううん、彼の夢に乗っかるだけで楽しかったから、ああでもダンスとかはやったなぁ」
「うそ、ダンスやってたの何やってたの？うちのジムでインストラクターやんない？」
「そんな本格的にじゃないわよぉ」
「なにダンス？」
矢継ぎ早に聞き出すＳに対する私の表現をどう言葉にすればいいのでしょうか、
ぶん殴ってやりたいほど憎らしいと思う気持ちと、猛烈に聞き出してほしいような
妻を汚してほしいようなそんな気持ちが共存していました。
ネットじゃなかったらこんな気持ち親友にだって絶対に言えませんが（苦笑）。

126 名前：105 [sage]： 2009/07/16(木) 14:38:55 ID:J+Ci3IXn0 (13)
私は気分が高揚しすぎて頭痛が最高潮に達すると同時に猛烈な吐き気に襲われました。
トイレに駆け込もうとも思ったのですが、覗いていたという負い目もあって気後れてしまい
口をおさえて部屋の隅のゴミ箱へ這っていきました。
私はそこで必死に音をおし殺すように吐きました。
咳き込みそうになるのを必死に抑えながら吐きました。しかし胃液しか出ませんでした。
もしかしたら寝かしつけられる前に吐いていたのかもしれません。

127 名前：105 [sage]： 2009/07/16(木) 14:47:03 ID:J+Ci3IXn0 (13)
胃液を出し尽くしても内容物を吐き出そうと何度も胃袋が収縮します。
おちつくまでしばらく時間がかかりました。
あそこまで悪酔いしたのは学生時代以来かもしれません。
呼吸を整えていると突然Ｓの大きな声が聞こえてきました。
と同時に妻のシー！という声が。
私は懲りずに再び襖の隙間に這いずっていきました。
何たるバカなことをと自分でも思うのですがそうせずにはいられません。

128 名前：105 [sage]： 2009/07/16(木) 14:57:37 ID:J+Ci3IXn0 (13)
Ｓの表情は背中しか確認できませんでしたが妻は何故だかふて腐れているような
照れた表情をしていて何かぼそぼそと意味不明な事を言っていて（私が酔ってて聞き取れなかったのもある）
それに対してＳは時折過剰に体を揺らしながら驚きの声をあげていたのを思い出します。
聞き取れたのはジャマイカがどうとかこうとか言っていたと思うのですが、
私には話の流れがさっぱり掴む事ができません。

129 名前：105 [sage]： 2009/07/16(木) 15:37:01 ID:J+Ci3IXn0 (13)
とにかく妻は自分の過去をカミングアウトした諦めもあってか、余計にくだけた口調になり
私には話せないような前彼との逸話をべらべらとしゃべりだしました。
夢追い人との付き合いはいかに楽しかったかを話し出し、Ｓは私が覗いているとも知らずに
でも生活の為に乗り換えたんだ？とか言って、思わず苦笑いしたのを思い出します。
あまつさえ妻はだってローン生活なしで4ＬＤＫだよ凄くない？とか言い出す始末で
明日になったら酔いつぶれてもちゃんと聞こえてましたよと言ってとっちめてやろうと思いました。
しかし結末はそんなそんな甘いもんじゃありませんでした。

130 名前：105 [sage]： 2009/07/16(木) 16:26:33 ID:J+Ci3IXn0 (13)
しばらくしてようやく妻が「さ、そろそろ寝ないと」と言ってお開きになり
覗き魔である私もようやく役目を終えることができると思われました。
Ｓは妻に促されシャワーを浴びに風呂場に行ったようです。
妻はしばらく椅子に座りグラスに残ったウィスキーをチビチビやっては
ニタニタ笑ったりして酒にだらしない妻の一面をかいま見れます。
ようやく重い腰をあげるとキッチンに向かい妻の姿が覗く私の視界から消えました。
ジャーという水の流れる音がしてどうやら洗い物をはじめたらしいという事が分かりました。

131 名前：105 [sage]： 2009/07/16(木) 16:38:47 ID:J+Ci3IXn0 (13)
しばらくすると濡れた髪をバスタオルで拭きながらＳが戻ってきました。
洗い物をしてる妻に向かって「奥さんすいませーん」と言いつつ
テーブルに残ったつまみの乗った皿等をキッチンに手際よくかたづけはじめました。
Ｓにもその程度の礼儀はわきまえているのだなと思いつつすっかり無風状態になった居間を尚
私は覗きみることを止められません。
しかし無風になると急に睡魔が襲ってきて私は身を起こすのを止め寝そべりながら
視線だけを襖に向けて覗き続けていたのです。
自分にこのような性癖があるとは思いもよりませんでしたが、
バカだと思いつつもそうせずにはいられませんでした。

132 名前：105 [sage]： 2009/07/16(木) 16:49:36 ID:J+Ci3IXn0 (13)
「奥さーん、このウィスキーどうします？」とＳがキッチンに向かって言うと
「そんなちょっとの残しておいたってしょうがないから飲んじゃってよ」という声が聞こえてきます。
「えー？こんなん一気に全部飲めないよ」というＳの声。
「飲めるでしょそんぐらい、がんばんなさいよ」という妻の声。
やはりどこか酔っているような口調です。
「無理、んじゃ奥さんと半分ね」と言うとボトルに入ったウィスキーを半分に分け
その一つのグラスをキッチン運んでいったようでした。
もうそれ以上飲ますな、さっさと寝ろと片方の脳で思いつつも、微弱ではあってもやや風の
吹き始めた雰囲気に反射的に身を起こしてしまう自分自身に困惑しつつもやはりそうせずには
いられなかったのです。もちろんこの時点であのような過ちが起こるとは思いもよりませんでしたし
Ｓ自体も妻を何とかしてやろうというような事は思ってなかったのに違いありません。

133 名前：105 [sage]： 2009/07/16(木) 16:55:11 ID:J+Ci3IXn0 (13)
ほんの一瞬のボタンの掛け違いで自体が急変するのだという事を私はこの時思い知らされたのですが。
もしかするとこの時、私が覗きを止められなかったのはあのような自体を予見していたのかもとも思います。
あり得ないのだけど、そこはかとなく流れる不穏な空気とでもいうのでしょうか。
それは言葉では言い表せないものではありますが
とにかく思いかえすとそのような空気が流れていたように思うのです。

135 名前：105 [sage]： 2009/07/16(木) 17:07:02 ID:J+Ci3IXn0 (13)
Ｓは妻にグラスを手渡すと本の椅子に戻ってきて自分のグラスに手をつけてるようです。
とにかく私の側からはＳの背中しか確認することができないので見えてたわけではないのですが。
「うわ、一気はきついな...」というＳの声がして、ああ寝る前に一気に飲み干すつもりなんだなと
思った記憶があります。
しばらくするとキッチンの水の流れる音が止み、妻が戻ってきてややフラついた足取りで
Ｓの前に立ちました。妻の意図が分からず漠然と見入る私と同じ心境だったのか
「どうしたの？奥さん」とＳの素っ頓狂な声がします。
「あ、ごめん間違えた、やばい私本当に酔ってるわ」
「え？」と再びＳの素っ頓狂な声。

136 名前：105 [sage]： 2009/07/16(木) 17:20:21 ID:J+Ci3IXn0 (13)
「せき間違えましたぁアハハハ〜」という妻のおどけた声。
私は本当に吹き出しそうになって思わず口を押さえました。
すぐ後にあんな笑ってられない事件が起こるとも知らずに呑気に吹き出しそうになってしまいました。
今思えば私の存在の方がよっぽど笑えます。
「あれっ奥さんさっきの全部飲んじゃったの？そりゃ効くわ」とＳの呆れ声。
気のせいかＳの声もさっきの一気のせいかやや高揚しているように聞こえました。
「すいませんでしたぁ」とガクンと大げさに頭を下げる妻が見えます。
「いっすよ、俺の膝の上でよければどうぞ」と言って膝を差し出し叩いて見せるＳ。
おいおいおい....と思いつつももちろんそれがＳのジョークである事ぐらい私も分かっているので
苦笑いをしながら事の次第を見つめ続けていたのです。

138 名前：105 [sage]： 2009/07/16(木) 17:30:27 ID:J+Ci3IXn0 (13)
「じゃ、お言葉に甘えて...」と言って腰掛けるフリをして見せる妻の姿が見えました。
しかし足下がおぼつかず、おっととっと...という感じで後ろに下がるとトスンとＳの
膝の上に本当に腰を降ろしてしまったのです。
勢い余って椅子が後ろに傾き、Ｓは妻を抱きしめるような格好で体勢を立て直しました。
ドキンと心臓の音がして口から飛び出そうになったのを今でも鮮明に覚えています。
「おっとぉ奥さん大サービス」と言ったＳの声は笑いながらもうわずっていて、
欲情と理性がせめぎ合っているのが見てとれました。

139 名前：105 [sage]： 2009/07/16(木) 17:48:00 ID:J+Ci3IXn0 (13)
「ご、ごめぇん、あっとと...いけない本当に酔ってるわ」と言う妻は
何度か立ち上がろうとするものの、やや腰を浮かせてはＳの膝に座り込むという繰り返しで
そのユラユラと動かす腰つきが刺激したのか「お、奥さん」とくぐもった声を漏らしたのを覚えています。
そして思わず妻の腰を引き寄せるＳの腕を見た時、ガタガタと震えが止まらなくなりました。
「ちょ、やぁだ、もうっ」と言って妻はＳの下半身を振り返って見る視線でどうやらＳが発情し
勃起しているらしいという事が想像できました。

>>17
ID:v5nJeNza0だけど20回書き込んでやっと連投規制にかかる。
>>16のケースは連投規制とは関係ないだろ。

�C

せっかくの専スレなのにこないとか…
嫌な意味で盛り上げてくるから、行き先わかったら教えてくれ

俺はヌメヌメヌラヌラですぐ特定できたがなｗ
まだ続きが書かれてるわけじゃないみたいだし
こっちで書けと言うくらいならイイんじゃね？

言ってきた

どこか教えて下さい。もう貧血です

>>43
いろいろ惜しいID

>>44
おまいもなｗ

で、105はどこにいるの？

みんなの心の中に。

150 ：105：2009/07/19(日) 09:12:06 ID:5awg4amM0
「だ、だって奥さんがそんなにするから・・・俺のせいじゃないよ」と言いつつも
妻が立とうする度にＳの腕がさりげなく酔いでおぼつかない妻の腰を引き寄せます。
Ｓの表情は背後からなので確認することができませんでしたが、声は笑っているように聞こえました
「ちょっとやめて、聞こえちゃう」と言って後ろを指さす妻。
Ｓは確認するように後ろを振り向きました。私は即座に身を隠します。
聞こえちゃうからどうなんだろうか、私は妻の言葉に少なからず憤りを感じました。
じゃ聞こえなかったらどうなんだろうと思う苛立ちの中で射精寸前まで上り詰める私のペニス。
妻が寝取られる寸前にありながら、何故こんなに私のペニスは上り詰めるのか、男として
極めて性的な情報がとぼしい私には自分の身に起きてる現象が理解できずただただ
戸惑うしかありません。

151 ：105：2009/07/19(日) 09:22:00 ID:5awg4amM0
「危ないから支えてあげてるだけだって、大丈夫？も少し休んでけば？」
とそらぞらしいＳの声。やはり語尾に笑い声がまじり意図的に妻を弄んでいる事は明白です。
確かにＳの手は立ち上がる時に妻の腰を支えてあげてるようにも見えますが、腕の動きからすれば
立ち上がる瞬間軽く引き戻してるようにも見えて、酔いで足下がおぼつかない妻は軽い力でも
簡単にＳの膝の上に尻餅を着いてしまうようなのです。
「だっ・・・かたく・・・」と妻は言葉を濁しながら再びＳの下半身に目をやりました。
Ｓは勃起してるんだ、間違いない。それで私は確信を持てました。

158 ：105：2009/07/21(火) 00:27:58 ID:jT/a9+HQ0
妻の体はSの広い背中に覆い隠されていて殆ど確認できませんでした。
ただ妻の体が上下する度にSの肩あたりから髪を後ろに束ねた妻の頭がピョコピョコと見え隠れして見えました。
「だ、だって奥さんが動くから・・・そんなにされたら・・・だ、誰だってこうなるよ」
とSは苦しい言い訳をしながらも、彼のハァハァという荒い息使いに発情を隠すことができません。
「わ、私じゃないわ、Ｓさんが動かしててるのよ、ほら、今だって動いてるじゃないの」と言って
モジモジ腰を動かし腰を掴むＳの手を振り解いて立ち上がろうとする妻。

159 ：105：2009/07/21(火) 00:29:34 ID:jT/a9+HQ0
「だ、だって...奥さんが腰ゆするから、感じてきちゃって・・・」
「シー！聞こえる」という妻の声。
ハァハァハァハァというSの荒い息遣いだけが寝室にも聞こえてきます。
じわじわと妻に体を密着させていくS。
スポーツジムで鍛えた屈強な二の腕が妻のくびれた腰に絡み付いていくのが見えました。
「もぉおしまい、ね？お遊びはおしまいにしましょ」
そう言ってSの腕をつかむ妻の手はあまりにか細く自らの力で振り解くことが不可能なのは
一目瞭然です。

160 ：105：2009/07/21(火) 00:31:03 ID:jT/a9+HQ0
「奥さ・・・○○そぅ・・・」というSの声が聞こえてきたのですが、
Sが妻の背中に顔を密着させているからなのか声がくぐもっていて
よく聞き取れませんでした。
だたその言葉を聞いたとたん妻が「ばか！」と言ってSの腕を強く
ピシャと叩いたところをみるとおそらく
（出ちゃいそう）と言ったのだと思われます。
「もぉ少しだからっ・・・ね？・・・もぉ少しだから・・・・」
という切羽詰ったようなＳの声が聞こえてきました。

161 ：105：2009/07/21(火) 00:32:45 ID:jT/a9+HQ0
この言葉で何となく出そうだと言ったのだと確信を持ちました。
もう恥も外聞もなく自我を忘れてヘコヘコと妻の尻に向かって
求愛行為を繰り返すSの憎たらしい腰つきを思い出すと、
私はこれを書きながらも頭がクラクラして手が止まってしまいます。
「な、何がもう少しなの・・・や、やめよ？もぉ・・・
ね？奥さんに怒られちゃうわよ・・・ね？」と諭すような妻の声。
この言葉の少し前あたりからハァハァというSの息遣いの中に
妻の呼吸音が混じっていたように思います。
ときおり、小さくアッとかアンとかいう声が混じりだしている気がして・・・
ただ私も異常に興奮している事を自覚していましたから、
もしかして幻聴かもしれないと思ってそれを聞き逃すまいと
必死に耳をそばだてていたのを今でもハッキリ思い出します。

162 ：105：2009/07/21(火) 00:34:19 ID:jT/a9+HQ0
というか私は泥酔していたのにも関わらずここら辺りからの情景を
椅子の色形からテーブルで揺れていたビール銘柄に至るまで完全な状態で
思い出す今でも事ができます。
「す、すぐ終わるから・・・ね？奥さん・・・すぐ終わるから・・・頼む・・・」
情けない声でそう言うと屈強な腰を上下にゆさゆさと揺すりはじめるS。
妻はテーブルに上半身を押し付けられ、ガタガタと空き瓶やグラスが
大袈裟な音を立てました。
「あん！・・・やっダメ・・・Sさん、聞こえちゃう・・・
子供が起きちゃう・・・」という妻の苦しげな声。
しかしこの時はっきりと妻がアン！と発情を表す甘い女の喘えぎ声を聞いたのです。

164 ：105：2009/07/21(火) 00:36:01 ID:jT/a9+HQ0
Sの膝下辺りから辛うじて妻のふくらはぎから下が左右に開いて見え、
Sの腰の動きに合わせて靴下越しに足の指先がぎゅっと踏みしめるように
力がこもっていくのが見てとれました。
（なぜ止めて！と叫ばない）私の心の中に憎悪と欲情が交錯していて
自分の身の処し方を統括できない状態に陥っていました。
「す、すぐ終わる、すぐ終わるから・・・ね？
あ、あと少しだから・・・奥さん・・・」と言いながら
ブルルブルルと急に腰を細かく振りはじめるS。
「だ、だめよぉ・・・あん・・・だめ・・・だってば・・・あっ」
と言う悩ましげな妻の声。
私の視界からは確認できないだけに、むしろいったいどういう表情を
しているのか想像を駆り立て異常な興奮状態に陥っていきました。

165 ：105：2009/07/21(火) 00:37:13 ID:jT/a9+HQ0
「奥さん・・・あっあっ・・・・おれ・・・お、俺・・・」というＳの声。
上下主体に動かしていたＳの動きが前後へと移行して、背後から見ると
まるで本当のセックスをしているかのようでした。
ﾊｧﾊｧﾊｧ...だ、だめ・・・Ｓさん、いけないわ・・・
やめましょ？ね？・・・こんな・・・あっ！ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ
という妻の声。だから（あなた助けて！）と何故叫ばないんだ！、
と私は再び心の中で妻をなじりました。
しかし私はこの悪夢のような光景すら、Sがかりそめの性行為を果たし
射精を終えてしまえば終わりを告げるものだとばかり思い込んでいたのです。

166 ：105：2009/07/21(火) 00:38:18 ID:jT/a9+HQ0
全くもってお笑いぐさとしか言いようがありません。
何しろ私はこの期に及んで明日どう妻を問い詰めてやろうかと、
およそそんなトンチンカンな事を考えていたのですから。
あまつさえ私が悪酔いして身動き取れないからって君は何をしてたんだ！
と問い詰めた時の妻の泣いて謝る姿を想像してたのですから
全くもって始末に終えません。
しかしすぐその私の目論見が甘かったことが明らかになったのです。

167 ：105：2009/07/21(火) 00:40:12 ID:jT/a9+HQ0
勢い余ったSの動きに妻の体が横にズレて、初めて妻の下半身が見てとれました。
何とローライズのジーンズを履いていた妻の尻はSの腕の動きで
半ばまで押し下げらいたのです。
それを確認した時の私の心境はどう表現したら良いのでしょうか。
私の拙い語彙力ではとても表現できません。
妻のムッチリした双臀部の肉が露わになり、あと少しそれを
引き摺り降ろしてしまえば私にしか見る事が許されぬはずの領域が
息を潜めて待っているのです。

168 ：105：2009/07/21(火) 00:42:08 ID:jT/a9+HQ0
ドキン！と心臓が一際強く高鳴り、口から飛び出しそうな程の
衝撃を覚えたこの気持ちは経験者にしかとても理解することはできないでしょう。
（やられる！）初めて私がＳに妻を寝取られる事を意識した瞬間でした。
妻がSの腕を振り解こうとしているとばかり思っていたその手が、
ずり落ちそうになるジーンズを引き上げようとしていたのだとこの時
初めて気づいたわけです。
（やられる！妻がSに寝取られる！）そう思った瞬間私の震えは
下腹部から北上し顎まで達してしまいカチカチ歯が鳴りそうになるので
パカッと口を大きく開いて防ごうとしていたその有様をもし誰かが見たら
かなり滑稽だったに違いありません。

175 ：105：2009/07/23(木) 00:10:55 ID:92SIZbdb0
今でも覚えているのが、自分の認識が甘いと気づいた時の私の脳内の動きです。
職業病なのかDeleteキーを叩けというパルスが何度も何度も送られてきました。
初期化という言葉も何度も脳内を駆け巡りました。
まるでそれをすれば全てがチャラになるかのように。
もしかしたら苦痛を和らげるための現実逃避作用だったのかもしれません。

176 ：105：2009/07/23(木) 00:12:15 ID:92SIZbdb0
「お、奥さん・・・す、すぐだから・・・じっとしてればすぐだから・・・ね？・・・」
逃げられぬようＳは妻の腹に腕をフックさせ、下半身を完全に支配しようとい様子が窺えました。
「あ、ああ・・・ダメダメ・・・ダメよ・・・Ｓさん、やめて・・・ほんと、夫に聞かれちゃう・・・」
ﾊｧﾊｧﾊｧ...お、奥さんがいけないんですよ・・奥さんが俺を誘惑するから・・・ﾊｧﾊｧﾊｧ
Ｓは余程興奮していたのか声が裏返り、言葉と同時にヒィヒィというような変な声が漏れて
いたのを覚えています。
今にもずり落ちそうなジーンズを必死に引き上げようとする妻、その細い手首を掴んで
それをさせないＳ。

177 ：105：2009/07/23(木) 00:13:32 ID:92SIZbdb0
「だ・・だめ・・・Ｓさん、そ、それはダメ・・・ね？・・・分かるでしょ？・・夫がいるのよ、やめて」
「お、奥さん・・・奥さん・・・俺・・・俺もう・・・」そう言うなり妻の
ジーンズを鷲ｔ掴みにしてぐいと強引に引き摺り降ろそうとしています。
彼の二の腕の筋肉がモリモリと隆起して血管の青筋が何本も浮かんでいるのが
見えました。
（やりたい！セックスしたい！）というＳのあからさまなシグナルを
妻にはじめて示した瞬間です。
「いやぁ、アッ、アア！・・・」妻の悲鳴。
私は思わず息子が起きるのではないかと後ろを振り返りました。

178 ：105：2009/07/23(木) 00:14:30 ID:92SIZbdb0
可愛い我が息子は母親の絶体絶命の窮地とも知らずスヤスヤと寝息をたてています。
息子が起きてくれればいい、そういう終わらせ方ならありかもしれないと思った
私の甘い期待は脆くもくずれさります。
視線を襖の隙間に戻すとＳも妻の声に心配になったのか後ろを振り向くとこでした。
私は慌てて身を隠しました。ほんの数秒時間がズレたら私は見つかっていたに違いありません。

180 ：105：2009/07/23(木) 00:15:22 ID:92SIZbdb0
「アッ、いやぁ、アアッ・・・アッ・・・アァ・・・やぁ・・・」という妻の声が心なしか、
か細くなり同時に、パサッという布の落ちる音が聞こえてきました。
ま、まさか・・・・。私の心に戦慄が走ります。
息を押し殺し再び襖の隙間を覗き込むため身を乗り出しました。
ああ、思い返すと指が震えてきてキーが思うように叩けない・・・。

181 ：105：2009/07/23(木) 00:17:20 ID:92SIZbdb0
そうです、妻の足元に彼女のジーンズが落ちているのが見えたのです。
あ〜だ、ダメだ思考が止まってしまう・・・。
「オォ...オォォォ...オォ...ォォ...]という犬が低く唸る様なＳの声が脳を
駆け巡って頭がグチャグチャになります。
Ｓは寝巻き用にはいていた私のスウェットをアタフタとトランクスごと膝まで脱ぎ、
途中で脱ぐのも面倒になったのか足の指でそれを擦り降ろしました。

182 ：105：2009/07/23(木) 00:18:32 ID:92SIZbdb0
鍛えられて隆起した彼の尻が目の前に見え、その下に彼の憎たらしい睾丸見えました。
毛深い太腿とか脛とか・・・ああ、思い出すだけでも吐きそうです。
「ああ、Ｓさん、ダメ・・・そ、それだけはダメよ・・・ダメダメ・・・いや、いやぁ・・・やめて、いやぁ」
という妻の、か細い声。
Ｓがやや身を引いた瞬間、何も遮るものが無くなった妻の下半身が見えました。
両脚を開いた妻の尻の間から覗く割れ目は蛍光灯に照らされヌメヌメと光っているのが見えました。

199 ：105：2009/07/24(金) 22:46:49 ID:5rWiQ9rj0
ショックでした。
妻が厭だ厭だと言いつつも感じているだろういうことは
助けを呼ばない時点で薄々分かっていたことではありますが・・・。
現実を目の当たりにすると、やはり相当なショックでした。
ネットリとした粘液が陰部一帯にこびり着いていている様を思い出すと
今でも欝になりそうです。
負け犬の心境といいますか、男としての魅力でお前は負けたんだと
宣告されたような心境でした。

続きスレやないの？

どっちみちコピペしておかないと

200 ：105：2009/07/24(金) 22:48:03 ID:5rWiQ9rj0
「い、入れたい・・・お、奥さん・・・・もう、入れたい・・・」
辛抱堪らないという風にクネクネと腰を捩らす度にユラユラ揺れるあの睾丸を
今飛び出していって思い切り蹴り上げたらどんなに気持ちいいだろうと思いました。
何故だか少年時代に飼っていたカブトムシの交尾を目の当たりにして、雄が憎らしく
見えて思わず性器をハサミで切ってしまった事を思い出しました。

201 ：105：2009/07/24(金) 22:51:12 ID:5rWiQ9rj0
「ダメ！・・・・い、入れないで・・・入れちゃダメ・・・絶対ダメ・・・」
と言いながら、照準を定めさせまいとする妻の揺れる腰がＳの背中越しに
見え隠れしています。
Ｓは逃げようとする腰をグイと引き戻し、自分の股間近くへ引き寄せました。
「あ！、奥さんもう濡れてる・・・」
Ｓは確認するように妻の陰部を覗き込みました。
「う、嘘よ！うそうそ、うそ言わないで！」妻の焦ったような声が聞こえます。
妻はどういう表情をしているのだろうか、Ｓに発情の痕を見られてどんな表情を
しているのだろうか、とても気になりましたが机に押しつけられているので
当然確認することはできません。
ただ、ガニ股に開いたＳの両脚の向こう側に妻の白くムッチリとした両脚が見え、
中途半端に降ろされたショーツが膝の辺りで引っ掛かり、プラプラ揺れているのが
確認できました。

202 ：105：2009/07/24(金) 22:58:39 ID:5rWiQ9rj0
「嘘じゃない、ホラこんなに・・・」
そう言いながら指で溢れる粘液をこそげとろうとするＳ。
「ああ！・・ち、ちがう！違うの！・・・そ、それは・・・それは・・・」
取り乱す妻の声に、また息子が起きやしないかと思わず振り向き確認しましたが
悲しいかな息子はさっきと同じ姿勢で寝息をたてています。
私は吸い寄せられるように再び視線を襖に戻しました。

203 ：105：2009/07/24(金) 23:05:41 ID:5rWiQ9rj0
「何だ、奥さんも感じてくれてたんだ？」
「う、嘘よ、か、感じてなんかない！」
「じゃ、この音は何？」
妻の陰部をかきまわすＳの指に思わず私は目を瞑りました。
しかしニチャニチャと湿った残酷な音が聞こえてきてきます。
「い、いや！や、やめて・・・聞きたくない！」
現実を突きつけられ言い逃れできぬ妻は声を高めて恥じらいを
誤魔化しているように見えました。
「奥さん・・・これ・・・あいつが聞いたらどうするの？」
悪意がある、Ｓには明らかに私に対する悪意がある
今まで気づきませんでしたが、その時はじめてＳの私に対する気持ちを
気づいたような気がします。

213 ：105：2009/07/25(土) 06:24:24 ID:Za0zmC1o0
「ああ、もぉ我慢できない！・・・い、入れる！・・・絶対入れる！」
「ダメダメダメ絶対ダメ・・・」と妻が言ったそのときです。
一際甲高い妻の叫び声が聞こえてきて・・・そして・・・
Ｓの尻の筋肉が凹んでいくのが見えて・・・私は凍り付いて・・・
それでもにわかに事実を受け入れられず体勢を低くし結合部を覗き見たのです。
完全に結合した部分を確認しなければ、入ってるかどうか分からないじゃないか！
とか、誰に言い訳してるのか分からずとにかくこの期に及んで嘘であってほしい
という気持ちが私をそうさせたのだと思います。

214 ：105：2009/07/25(土) 06:40:12 ID:Za0zmC1o0
しかし私の位置からですとやはり彼の睾丸が邪魔して事実を確認できませんでした。
そうしてる間に妻の叫び声は、かすれ声に変わっていき、
踏ん張っていた彼女の両足が爪先立っていくのが見えました。
それでも私は（入れてない入れてない）と呪文のように唱え続けました。
しかしＳの温泉にでもつかったような満足そうな声が聞こえ、
彼が腰を振る度にニチャニチャという粘膜が絡み合う音が聞こえてきて
そして...そして妻の声が喘ぎ声に変わったとき、ああもうダメなんだなと
終わったなと、そう思った途端に震えが止まりました。
そしてそのままうつ伏せになり、その残酷な声や音を聞き続けたのです。

215 ：105：2009/07/25(土) 06:48:51 ID:Za0zmC1o0
どの位の時間そうしていたのでしょうか、私には永遠に感じましたが
実際には１０分程度だったのかもしれませんね。
その時の私には１０分でも充分永遠と言っていい時間でした。
Ｓの唸るような声が聞こえてきて肉の弾けるような音が大きくなり
思わず顔だけ上げて視線をそちらに向けたのを覚えています。
彼は再び尻の筋肉を極限まで凹ますとブルルルと震わせました。
そして、何度も何度も妻の尻を強く引き寄せ、その度に「うぉ！」
という声を漏らしました。

216 ：105：2009/07/25(土) 06:56:01 ID:Za0zmC1o0
ブルルルルルという痙攣が長く続き、ようやく凹んだ尻の筋肉が戻ると
ハ〜・・・という彼の満足そうな息を吐く声が聞こえて、そのまま
後ろの椅子にドスンと座り込んだのです。
妻の赤く充血した陰部はまだ彼の痕を残すように大きく口を開けて
いるのが見えました。
そしてそこからドロっとした白い液体から溢れ出た時、私の感じた
彼の悪意を実感したのです。

217 ：105：2009/07/25(土) 07:00:05 ID:Za0zmC1o0
欲情に押し流されただけなら、妻の中に射精することはないでしょう。
そもそも場数を踏んでいるはずの彼が、間違って出してしまうというような
事があるとも思えませんし、いったいどういう事なんだと彼の悪意に
今までの彼との関係を思い返してみても、その時はどうしてもがてんが
いきませんでした。

219 ：105：2009/07/25(土) 07:04:44 ID:Za0zmC1o0
妻がどうしたのか、私は身に覚えの無い悪意の意味を考えていて
少しの間見失っていたのですが、気づいたらティッシュで溢れた
精液をぬぐっていたのだけは何となく覚えています。
しかし、彼が膣内射精をしたことを妻が咎めたというような記憶は
ありません。分かりません、もしかしたら咎めてたのかもしれませんが。
ただ記憶がないという事はそれほど激しくはなかったことは確かでしょう。

220 ：105：2009/07/25(土) 07:11:10 ID:Za0zmC1o0
妻はシャワーを浴びに行ったらしく、暫くして居間から出て行き
私の視界から消えました。
Ｓは椅子に腰掛けたまま少しの間そこに居ましたが、彼も居間から出て
行きました、もしかしたら帰ったのかなと思いました。
もしくは私のＰＣ部屋で寝るようにと言われてるのかもとも思いました。
彼が出ていきしばらくするとジャーというシャワーの音が聞こえてきて、
ああ精液を洗い流してるんだな、と漠然と考えながらも射精されてすぐ
荒い流せば妊娠率に多少影響するんだろうか？とかバカなことを考えて
いたのを覚えています。

221 ：105：2009/07/25(土) 07:17:35 ID:Za0zmC1o0
不思議なのは膣内射精を目の当たりにしても意外に私が落ち着いていた事です。
挿入まではあれほどブルブル震えていたのに何故だか分かりませんが
かなり冷静に彼女が妊娠した場合についてや、してなかった場合について
考えていた記憶があります。した場合彼女は堕ろすんだろうか、とか。
ただ冷静に考えるに連れ、シャワーの音がしだいに気になりはじめ、
そもそもシャワーの音など聞こえたためしはないな、とか考えて
どうやら浴室の扉が開いているのではないかという事に
このとき初めて気づいたのです。

222 ：105：2009/07/25(土) 07:23:13 ID:Za0zmC1o0
何で開けっ放しにしているのか、彼女も相当憔悴しているのかもしれない
と思いつつ、やはり私の覗き根性がふつふつと沸き立ちはじめ、
どうしても妻がシャワーを浴びてる様子を覗いてみたい衝動に駆られました。
もしＳに遭遇したらと考えると多少気後れましたが、どうしてもその衝動を
抑えることができませんでした。
それでもし遭遇しても泥酔してトイレにいく振りをして行けば良いと思い
這うようにして寝室から覗いていた居間に足を踏み入れたのです。

231 ：105：2009/07/26(日) 04:03:35 ID:RglD4A5f0
妻の泣き声が聞こえてきました。
泣くぐらいならするなよと、呆れたといいますか、まぁその泣き声を聞いた時点で
もう覗きたいという気分も失せてしまったわけですが、それにつけてもSがどうしているのか、
まだ図々しくも我が家に滞在しているのか確認したくなりまして、とりあえず
玄関に靴があるかどうかだけ確認してから寝室に戻ろうと思ったのです。

232 ：105：2009/07/26(日) 04:11:44 ID:RglD4A5f0
浴室は玄関に行く途中にあるので、当然そこを横切り玄関へ行って彼の
靴を確認したわけです。ああやはり浴室の扉が開いているなという程度の
感覚で玄関へ赴きますと、やはり彼の靴があり、この状況下でも尚
人の家で図々しく眠れてしまう彼の図太い神経に明日の朝自分はどう
彼と対峙すればいいのかと逆にこちらが気を揉む始末で、情けなくなり
とりあえず寝てしまおう起きてから考えようと寝室に戻ることにしたのです。

233 ：105：2009/07/26(日) 04:22:56 ID:RglD4A5f0
彼女は相変わらず啜り泣くような声を漏らしていましたので、浴室に目を
やりました。浴室の扉は半開きの状態で覗き込まないとそこからは直視
できない状況だったので妻が見えたわけではありません。
ただ、そこに衣服が脱ぎ散らかしてあり、そこに見覚えのある私の
スウェットが目に入りました。
かなりの睡魔に襲われていた私はそれでも事態を掌握できずそのまま
浴室をよこぎり寝床についたのです。早く寝て夢だった事にしたいという
現実逃避する気持ちもあったのかもしれません。

234 ：105：2009/07/26(日) 04:32:55 ID:RglD4A5f0
目を瞑って、すぐ寝てしまえると思ったのですが、明日の朝子供を交えて
どんな顔で彼と話せばいいのかという事を考え出したらまた悶々として
きてしまい、自分の小心ぶりに甚だ嫌気がさしてきて、
その時さっき見かけたスウェットのことが脳裏を過ぎったわけです。
しかしそれでもまだ脳を整理できず、やっぱり彼は家に帰ったのかな？とか
考えていたのを覚えています。靴は見間違いか？と思い彼が帰っていれば
とにかく今日の所は気を揉まなくて済むという気持ちもあったので
私はとにかくもう一度玄関に行こう身を起こしました。

235 ：105：2009/07/26(日) 04:40:47 ID:RglD4A5f0
それで、泣き声がまだ聞こえてきて、スウェットを確認して、半開きに
なった浴室を覗き込み、妻の下半身に頭をつけている彼を発見したわけです。
妻は壁にもたれかかり下半身にむしゃぶりつく彼の頭髪を鷲掴みにしながら
厭々をするように頭を振っていました。
どういう心境だったのか、あまりに驚愕してしまっていたので上手く言い表わせ
ませんが、逆にそこまで貪欲になれる彼に妙な説得力を覚えてしまったのを
思い出します。そこまで出来るものなのかと。

236 ：105：2009/07/26(日) 04:46:18 ID:RglD4A5f0
一度射精しても尚、二度目に行ける彼に感銘を覚えてしまったと言いますか
精力的にそこまで出来てしまう男に女は抗えないものなのかもしれないという
心境になった記憶があります。
それと自分が射精した膣に口をつけられるもんなんだと言いますか、そもそも
私は女性器に口をつけること自体、あまり好きではない方なので、そういった
事も変に関心してしまった理由なのかもしれません。

コピペ乙　�C

237 ：105：2009/07/26(日) 04:56:46 ID:RglD4A5f0
彼女の表情は私の感じたことを肯定するのように、いけないとは分かってしながらも
女として彼の欲求に抗すことができないというような苦悶に満ちていました。
何故だか彼女が彼に話していた、遊び人は一緒にいると凄く楽しいと
言って昔を懐かしんでいた光景を思い出した記憶があります。
人は人間である前に雄であり雌なんだと、本能には勝つことができないと、
その時思い知らされました。

238 ：105：2009/07/26(日) 05:09:40 ID:RglD4A5f0
Sはそのまま妻の陰部から口を離し、立ち上がると軽々と妻の太腿を
小脇に抱えセックスを開始しました。
妻はやはりSの頭髪を鷲掴みにして厭々をするように頭を振っていました。
もたれかかる壁から妻の体が滑り落ちそうになると彼は抱きかかえるように
してゆっくりと床に寝かせるとそのまま正常位の姿勢でセックスを続けました。
彼のペニスが異常に長かったのも驚きでした。
あの長さでも入ってしまうものなんだ、と再びそれが妻の中に没していく際に
波打つ彼女の下腹の肉を見ながらどの辺りまで入ってるという事を
思わず考えてしまったのを覚えています。

243 ：105：2009/07/26(日) 14:18:05 ID:RglD4A5f0
Sは妻に圧し掛かりキスを強要しました。
妻は顔を背けそれを拒みました。
セックスを許してもキスは許さないという理由が私にはよく分かりませんでしたが、
とにかく執拗に求められても妻はSの顔を手で押し退けるようにして
何度も逃れていたのを覚えています。
しかし結局は押し退ける妻の手は払い除けられてしまい、
強引に唇を奪われてしまいましたが。

244 ：105：2009/07/26(日) 14:27:04 ID:RglD4A5f0
唇を奪いクネクネと腰を捩じらすSの腰つきに、押し退けようとする
妻の腕がやがて力を失っていき、そしてその白い腕がSの首にまきついて
いく一部始終を見ていました。
女とは最終的に男の欲望を受け入れてしまうように神に造られている
生き物なのかもしれないというのがその時の率直な感想です。
ただSのように欲望をあそこまであからさまに開放できる人間がどこまで
いるのかは疑問ですし、強引さが間違うと女は受け入れずに泣き喚く
だけのレイプ惨劇になるであろうことも想像でき、やはりあれはとにかく
Sだからこそ許されてしまう特異性ではないかとも思っています。

245 ：105：2009/07/26(日) 14:35:18 ID:RglD4A5f0
しばらくして彼は彼女の中で再び射精を開始しました。
キスをしたままときおり強く痙攣するような腰の動きで彼が妻の中に
精液を吐き出していることがが想像できました。
射精し終えてペニスを引き抜いてもなお彼は妻の横に寄りそうように
横たわりました。
そして妻を抱き寄せ片方の手で妻の乳房を揉みながら満足そうに
妻の頭を撫でていたのを覚えています。

246 ：105：2009/07/26(日) 14:44:26 ID:RglD4A5f0
私はすごすごと寝室にもどり寝たふりを余儀なくされたわけですが
正直、これにはほとほと参りました。
Sと寝たばかりの体で私と息子が寝ている部屋に図々しく戻ってくれるなよ
勘弁してくれ、というのが正直なところ。
それで私の横で寝られても・・・こっちが眠れるわけがないじゃないですか。
あっちはあっちで眠れない様子で（当たり前か）息子の顔を覗き込んだり
私の顔を覗き込んだりするんですよ堪りません。
鼻を啜っていたので泣いていたのだろうと思います。

247 ：105：2009/07/26(日) 14:53:54 ID:RglD4A5f0
私は寝付けずとうとうそうやってじっとしている自分の小心ぶりが
馬鹿らしくなり一人で居間の電気をつけ、テーブルに置いてあった
Sのタバコに火をつけました、ちなみに私はタバコは息子が生まれた
時点で止めています。一服して前日の新聞を読み直してそれから
再び寝床に着きました。
妻は布団の中に埋まる様に丸くなり横になっていました。
私が吸うはずのないタバコを吸ってる事で、気づかれたのかも
しれないと緊張したのかもしれません。

274 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/07/27(月) 19:00:40 ID:oOe859a00
特筆すべきはＳの恐ろしいまでの図太さで、翌朝朝食を食べるまでは仕方ないまでも
その後内の息子と遊んだり公園に行ったりする始末で何も知らない息子はＳを
子煩悩な優しいおじさんと信じて切っているようで私に見せないような笑顔で
じゃれるので、それが余計に私の気持ちを奈落の底へと突き落とした事は言うまでもない。
自宅の奥さんから呼び出し食らわなかったら、あれは間違いなく昼食まで食って帰ったに違いないかった。
いったいどういう教育を受けたらあそこまで図太くなれるのか、いやいやもしかして
俺が夕べ見たのは泥酔したが故の幻だったのかと疑わしくなるほどだった。

275 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/07/27(月) 19:08:14 ID:oOe859a00
しかしながら妻の仕草が幻ではない事を物語っていて、私の言葉に対する過剰な相づちや
引きつり笑いで、ああやっぱりなと本当だったんだなと無邪気に遊ぶ息子にこちらも
笑わぬわけにもいかずハハハハと無理に口をひん曲げて笑う俺はいったい
何なのだろうととことん自分が厭になった。
厭になりついでに、妻が前屈みになる度にＳがその腰にしがみついた昨日の記憶が
呼び起こされ、不覚にも勃起してしまう始末で、だいたいこの時点で既に私の精神が
病んでいたのではないかと自分では思っています。

276 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/07/27(月) 19:18:49 ID:oOe859a00
この前屈みの妻とＳの記憶は私が会社で仕事をしている時にもついて回って私を悩ませました。
精力的に弱いと思っていた私が、会社のトイレで3回も人知れず自慰行為を繰り返していた事は
もしそれが私を知る人間に知れたら切腹ものです。
とりもなおさず私は知り合いの弁護士に、事の次第を説明しまして、こういった場合離婚すれば
当然親権は私にくるわけですよね？と聞いたら思わぬ返事が返ってきて卒倒しそうになりました。
余程のことがない限り親権は女親に行くそうですね、浮気ぐらいじゃなかなか難しいでしょうという
事でした、たとえ浮気をしても母親としての責務をこなしていれば、親としての養育能力がないとは
みなされないそうです。どこまで男に厳しい世の中なのでしょうか。

727 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/18(火) 22:24:05 ID:Mb6IHNie0
妻は、そう大変だったわね・・・といかにも労をねぎらうような口ぶりで
言いました。
しらじらしい、妻の何もかもがしらしらしい、私はそう思いました。
そっちはどうなんだ、楽しくやってるのかと無難な言葉を吐き出そうと
したのですが駄目です。
そこに別の意味を込めてしまいそうで、言いかけては飲み込みなかなか
適当な言葉がでてきません。
しばらく携帯の会話が途絶えました。
私が何も言わないので、どうしたの？と妻が言ったのを覚えています。
疲れてるんだ・・・そう応えるのがやっとでした。

728 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/18(火) 22:24:54 ID:Mb6IHNie0
車中の雰囲気は私に上手いこと言わせ、妻がどこかのラブホテルにでも
立ち寄らせたら最高だという期待感に満ち溢れていましたが、駄目でした。
本当に言葉が何も出ないのです。
疲れてるんだって・・・という言葉が聞こえました。
どうやら運転するＳに言ってるらしい事が分かりました。
じゃあ止めにする？という妻の声が聞こえました。
Ｓが二言三言何か言っているのが聞こえましたが上手く聞き取れませんでした。
何を止めにするって？という言葉を吐き出すのにどれほどの労力を費やした事か・・・。

277 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/07/27(月) 19:25:07 ID:oOe859a00
特に妻がＳに行為を強要されたと言われてしまうと更に自体は難しくなるそうです。
覗いていながら、止めなかった私の責任が問われかねないという事でした。
もちろん私は浮気をするのかしないのか見届けなければならなかったと弁明はしましたが、
やはらそれらも妻が犯されたのだと言われてしまうと裁判官のジャッジは女方に流れるのが
今までの判決の趨勢であると言われてしまい、どうやら離婚＝息子との別れという流れは
避けられないらしいという大変ショッキングな事実を聞かされました。

279 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/07/27(月) 19:31:57 ID:oOe859a00
もう一つの選択肢としては妻と結託してＳから慰謝料をもぎ取るという手で、
しかしレイプされたと告発しても妻にも息子にも我が家全体にも世間体というものを
考えると利害の害の方があまりに大きくお勧めできないという事でした。
しかしながらもし妻が妊娠しているとして、その子を産んだ上で養育費+浮気による
慰謝料請求という手ならあるかもしれないという事でした。
とはいえ慰謝料+養育費と言いましても彼の薄給を見知る私としては額面的にはあまり
期待できずしかし、精神的な仕返しというならばそういう手もあるかなと思った記憶があります。

280 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/07/27(月) 19:37:33 ID:oOe859a00
とりえずその件に関しましてはペンディングという事に相成りまして、そもそも
妻が妊娠しているかどうかも確認できてはおらず、しばらく様子をみることにしたわけです。
参ったのが、妻が夜の営みを過剰に求めるようになった事で、事の次第をしっているだけに
妻は私の精液を子宮に欲しているのは見え見えで、要はたとえ妊娠してても私の子であるという
大義名分を彼女は欲してるという、その偽りの求愛を回避するのにかなりの神経をすり減らしました。

281 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/07/27(月) 19:45:25 ID:oOe859a00
そんなこんなで私の精神的な闇は広がるばかりで、最初は妻の腰にしがみつく記憶で
終わっていたものが、次第にそのうちまた妻が浮気するのではないかと、するのではないか、が
するに決まってると思いこむのにさして時間はかかりませんでした。
その時脳から送られてきたメッセージは（覗きたい）です。それに尽きます。
本人は気づいてない背徳行為を覗くという甘美な誘惑に抗う事がかなわず、電気街近くにある
得意先に行くついでに目についていた高架下の盗聴器屋に脚を踏み入れたのは、あれは確か
あの夜から2〜3週間経ってからの事だったでしょうか。

282 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/07/27(月) 19:59:18 ID:oOe859a00
盗聴器屋と申しましても、普通の電気屋と言いますかいろんな電球とかスイッチとか
いろんな差し口のたこ足であるとかそんなものが並んでいるだけで、ただ張り紙に
盗聴器とかカメラとかそのような事が書いてあったので、どんなもんなんだろうと
あくまで興味本位で覗いてみたわけです。
一応、表向き入り口付近は正常な電気機材が並んでいて、奥まったところと言いますか
正確には2フロアーあり、入り口から入って隣のフロアーが盗聴用品とかカメラが
置いてあるスペースになっていました。

283 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/07/27(月) 20:04:48 ID:oOe859a00
入り口からはいっていっても店員が誰も居ないので、そのまま奥に入っていきますと
その盗聴用品フロアーに店主の親父が本を読みながら佇んでいたのを覚えています。
チョビヒゲのマリオに似た人なつこそうな店主でちょっと安心しました。
「いらっしゃい」と言って会釈をするとそのまま店主は本を読み始めました。
変わってる人だなぁとは思いましたが厭な感じはしませんでしたね。
少し昔の漫画家みたいな風情をもってる人でした。

284 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/07/27(月) 20:12:06 ID:oOe859a00
いろいろ手にとってはみたものの、説明書を読んでもあまりよく分からず、と言いますか
分かるんですけど、仕事もあるしそこまでする事もないか・・と気持ちが萎えかけてきたところ
「奥さんの浮気」といきなりど真ん中のストレートを投げ込まれたのです。
思わず私がたじろぎますと「あっ図星」と言ってニヤリと笑いました。
違いますよと思わず否定しますと、「覗きたいんでしょ〜」とまたまたズバリストレート。
なんなんだこのおやじは、と固まっていましたら浮気調査なら興信所に頼むもんね〜と
その人懐こい笑みを浮かべながらそう言いました。なるほど、このおやじなかなか場数踏んでるなと
変に感心してしまいました。

290 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/07/28(火) 17:26:15 ID:cNsPtXsj0
最後に同情を誘おうと弁護士に言われた話をしましたら、あっけらかんと
ああそれはそうだろうねぇ、と言って一笑に付されてしまいました。
加えて追い打ちをかけるようにヨロけるほど泥酔状態にあったのであれば、
妻の落ち度はむしろ軽くなるだろうし、ややもすると離婚事態成立しないのではないかと
言われてしまい、いくら何でもムカっ腹が立った私は
「それならＳのやり得なんですか！」と思わず声を荒げておやじに詰め寄ったわけです。
「それは物事の捉えようだから、そんな深刻になる事ないんじゃないの？」とまるで
私の憤りなど何処吹く風というような言いようであまりにアッケラカンと言うものですから
やや気抜けしながらも、それなら深刻にならずに済む捉えようを教えてくださいと
食い下がりました。

しえん

3行でまとめて

291 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/07/28(火) 17:33:11 ID:cNsPtXsj0
おやじは髭をさすりながら、う〜ん・・・と言葉を探している様子でしたが、
今の君には分からないだろうけれども、日が経つにつれ見えてくるものがあるだろうから、
その質問に答えるのはもう少し後にしようとはぐらかされてしまい、とりもなおさず
今後妻の動向をどう追跡するかに話が移っていきました。
まず、こういった場合妻の側からＳへアクセスをするような可能性は少ないという事。
ただ妊娠が発覚した場合には、それとなくＳ住所やTEL番号を探す可能性もあるので
年賀状等々彼の所在が分かる物は隠しておくようにと忠告を受けました。

292 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/07/28(火) 17:41:28 ID:cNsPtXsj0
可能性があるとすれば、やはりＳから妻へアプローチする可能性が一番高いという事。
しかしＳは妻の携帯番号やメルアドを知っているわけではないので最初は固定電話にかかってくる
可能性が一番高いのではないかと教えてくれました。
固定電話の盗聴であれば身内であれば取り付けも容易く、お値段的にもかなりリーズナブルに
済むそうで、そういった点からも最初はそれだけでいいのではいかと言われ、
私もそれでお願いしますと同意したわけです。
携帯の盗聴は話し手と聞き手の装置を分離して設置しなければならないため、ちょっとややこしい
事になるのとお値段的にもかなり値が張ってしまうと教えてくれました。

293 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/07/28(火) 17:52:16 ID:cNsPtXsj0
私がとりあえず値段を聞こうとしましたら、もし事態が急変したら真っ先に自分に連絡すると
約束してくれるのであれば、設置代金と装置レンタルは無償でも良いと言われました。
面白いこと言うおやじだなと改めて吹き出してしまいそうになりましたが、
タダより高いものはないという格言があるように、いくら人の良さそうなおやじでも最初から
借りを作るような事はしたくなかったので、とりあえず今回は代金は払わせてくださいと
お願いしました。「そうか・・・」と言いながらおやじは落胆しているようでした。
でも、もし何かあったら本当にすぐ連絡しますのでアドバイスお願いしますよ、と言ってやると
おやじは目を輝かして「ほんと？んじゃかなりオマケしちゃおう」と言って殆ど原価価格ではないかと
という位の料金にしてもらいました。この時は我慢できずに本当に吹き出しました。

310 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/07/29(水) 16:17:39 ID:uk3jMjJ80
盗聴器を設置してからの毎日がいかに充実してたかと言いますのは価値観を共有してる
方でないと理解しがたいとは思います。
しかしとにかく夜中に帰ってきた時に盗聴録音機の着信ありを示す赤いランプが
チカチカ点滅しているのを見た時の瞬間の悦びは生半可ではなく、それを期待するだけで
全ての悩みを払拭できると言うと大げさと思われてしまうかもしれませんが、
実査問題として私はよその部署のクレーム処理まで請け負ってしまう位で、
ここら辺りから社内から私がいよいよ社長の座を狙っているのではいかと囁かれるようになり、
痛くもない腹を探られるこちらとしては迷惑なことこの上ありませんでした。

311 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/07/29(水) 16:40:23 ID:uk3jMjJ80
ちなみに緑のランプは着信なしを意味するのですが、現実には携帯電話の普及で固定電話の
需要は我が家でも殆ど皆無に近く、緑のランプが灯っている事が殆どでした。
点滅してる時でも、図書館に予約していた本が入りましたであるとか、妻の実家から
リンゴが田舎から送られてきたので取りに来てであるとか、そんなものばかりで目的である
Ｓからの電話はなかなか、かかってくることはありませんでした。
ただ、私にとってＳからの連絡があるかもしれないと思う事が楽しみなのであって、
Sからの連絡が本当にあってほっしいと思ってたわけではありません。
ランプが点滅していて関係ない録音が入っていて、はぁ、これで平穏無事な明日が
送れる・・・という、緊張と安堵感を楽しんでいたという事になるのでしょうか。

314 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/07/29(水) 17:23:26 ID:uk3jMjJ80
結局十日間位夜な夜なそんな下らない盗聴行為を繰り返し楽しんでいたわけですが、
正直、もうＳから連絡が来ることはないと思いましたね。
あの夜から逆算すると既に一月位経っていましたから。
とにかくその日も終電まで仕事をして、駅を降りると凄い土砂降りで、雷も鳴っていて
降るとも予報されていなかったので傘の持ち合わせもなく、さりとて深夜に妻を起こして
傘を持ってこさせるのもはばかられるので、仕方なくカバンを傘代わりに家まで
ダッシュで帰った記憶がります。
同じように傘の持ち合わせのない人が大勢駅の入り口付近で小降りになるのを待ってましたが
それでもダッシュして帰ったのは、例の盗聴録音を一国も早く聞きたかったからに他なりません。

315 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/07/29(水) 17:31:50 ID:uk3jMjJ80
妻、子供を起こさぬようそっと靴を脱ぎますと、びしょ濡れになった服を玄関で全て脱ぎ
パンツ一丁の姿で盗聴録音機のランプの色を確認したわけです。
赤いランプが点滅しており、心の中で、やった！と叫びながら鼻歌交じりにそのまま風呂に
入ったのを今でも覚えています。
結局、風呂から出てもまだ雷鳴が響いており、やはりダッシュで帰って正解だったなと思いつつ
盗聴録音機にイヤホンを差し込みました。

316 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/07/29(水) 17:47:11 ID:uk3jMjJ80
そして、妻のハイＴ山です、という声が聞こえ、Ｓの声が聞こえ、妻が沈黙し、
お願いだから電話を切らないで話を聞いてくださいという嘆願するようなＳの声がして
私は固まりカチカチと歯を鳴らしながら、妻と彼のやりとりを聞き続けました。
私の脳はフリーズ寸前で、事のなりゆきを順序立てて書くことはできませんが、
妻がいったいどういう神経をしてるんですかと声を荒げますと、ＳはＴ山は自分の上司でも
あるし、どうしても関係を正常化しておきたいというような事を言って、
それなら連絡してこないのが一番正常化するんじゃないでしょうか、というような事を
言っていたような気がします。

317 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/07/29(水) 18:03:36 ID:uk3jMjJ80
奥さんと自分の関係はそれでいいけどT山と自分の関係はそうはいかないと言って
Ｓはどうしても妻と会って話し合っておきたいと言うのです。
それがＳの罠かどうかは分かりませんでした。本当に真に迫った声をしていたので、
本気なのかもとも思いました。しかし例え本気であっても絶対に会うべきではないと思いました。
私の期待通りに妻は絶対に会いたくないと言い張りました。
しかし、何とＳはどうしても会ってくれないのなら直接マンションに出向くと言うのです。
お願いだからそれだけはやめて、と妻の声が急に弱々しくなり、その声の調子を見抜いたのか
Ｓは勝手に場所と待ち合わせ時間を指定し、妻の返事も待たずそのまま言いっぱなしで
電話を切ってしまったのです。

413 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/07/30(木) 16:55:30 ID:ylvIeVGh0
翌日、さっそくおやじに電話しますと話を遮られ、それより奥さんは妊娠したのかと聞かれ、
まだ確認できてないと答えると、えらく怒られました。
あんた何考えてんだと言われてはじめて自分が盗聴ばかりに執心し肝心の妻の妊娠に
ついて全く注意を払っていなかったことに気づいたのです。
ああ、病んでるなぁと改めて実感した次第で、おやじは私が話した夜な夜な妻が営みを
求めてくるという話を聞いておりましたから、もしかしたら奥さん生む気かもしれんから
手遅れになる前に確認しておかないと、と改めて釘を刺されてしまったという訳です。

こぴ私怨

支援

コピだけで100超えかよｗ
これは大作だな。

415 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/07/30(木) 17:10:38 ID:ylvIeVGh0
それで改めてＳが指定した時間と場所を問われ、答えますとその日は店もあるし
自分が行けないから代わりの者をよこすという事でした。
それでどこかで待ち合わせられる時間と場所を指定するようにと言われました。
辻君という若者が来てくれるそうで、Ｓと妻の待ち合わせ場所がファミレスであることから
二人の近くに小型マイクを置いて録音という形が一番いいだろうという事でした。
無線でリアルタイムで聞くという手もあるそうですが、話の内容次第で私が取り乱しても
困るからと言われてしまい、取り乱すように見えますか？と問いますと、
しばらく間をおいてから、奥さんの妊娠確認すら上の空で忘れるようじゃねと言われてしまい
返す言葉もありませんでした。

417 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/07/30(木) 17:38:38 ID:ylvIeVGh0
Ｓから電話があってからの妻の態度がどうだったか、というのは、私もつぶさに
観察してはいたのですが、変化があったように見ようとすればどうしてもそう見えて
しまうわけでして、正直私にはよく分かりません。
ああいう事があったわりにはよく動揺を隠していたなとは思いますけど。
それより何より驚いたのはおやじの代わりに来た辻君です。
一応人目についてはいけないと思い会社最寄り駅前は避け、わざわざ隣の駅で待ち合わせた
わけですが、ロータリーのところで突っ立っていたら、ポルシェが私の前で止まり、
ウィンドが降りるますと「Ｔ山さんっすよね？ども、辻っす」とキョロっとした可愛い目をした
いかにも今時風の若者が声をかけてきたときには、そりゃもう大層驚きました。
私はてっきり秋葉系のオタクを想像していましたから。

418 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/07/30(木) 17:47:32 ID:ylvIeVGh0
辻君はガムを噛みながら、音楽もかけていないのに鼻歌交じりにリズムをきざんでいて
それがいかにも嬉しそうだったのを覚えています。
「辻君っておやじさんの親戚なの？」と聞いてみますと、
「そう見ますか？」問い返されたので、「ぜんぜん」と正直に否定すると
「よかったぁ、あやうくＴ山さんの首絞めちゃうとこでしたよ」と冗談めかして
ケタケタ笑う様子はいかにも好青年のそれで、電気のおやじとの接点が見いだせません。
「じゃ、どういう関係なの」と聞きますと、こういう時に呼び出される関係っすよ、と
言って辻君はまたケタケタと肩を揺すって笑いました。

419 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/07/30(木) 17:57:52 ID:ylvIeVGh0
途中で、おやじから辻君の携帯が鳴ったと思ったら、いきなり怒られている様子で
大丈夫っすよとか、手前で止めますから、気を付けますからとか言って何やら
必死にとりなしてるようで、終わった後に何を怒られてたのか聞いてみますと、
どうやらこれから盗聴しようというのにポルシェなんかで乗り付けて目立つバカなんか居るか！と
怒鳴られた様子で、あのおやじああ見えて細かいんすよと言ってポリポリと
頭をかく姿を見ていたら、これからド緊張なステージが待っているのに気分がホンワカしてきて
何だか随分救われたような気になったのを覚えています。
ついでに私もおやじに妊娠の確認を怠って怒られたと笑いをとろうとしたら、それは怒られて
当然ですと、ピシャリと言い放たれてしまいましたが。

420 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/07/30(木) 18:13:19 ID:ylvIeVGh0
確かにポルシェでは車内で二人が訪れるのを待つわけにもいかず、
仕方なく離れた場所からオペラグラスで二人が来るのを待つという、かなりダサいと言いますか
通りすがりの人が何を見てるんだろうと振り返ったりするので、それはそれで目立ったりして、
この時はじめておやじが怒った理由が分かりました。

446 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/01(土) 03:14:27 ID:R1p2PfZG0
T山さんの奥さん美人なんすか？可愛いんすか？とやたら聞いてくる
ものですから、別に、素っ気無くと答えますと、嘘ですよぉ、旦那の目の前で
やりたくなっちゃう位なんすから、きっとすごい綺麗なんでしょうねと
こいつ寝取られた本人を前にしてよく言うなとは思いつつ、
目をキラキラさせて悪気があるわけでもないようなので、しょうがなく
自分の目で確認したらいいでしょと答えたわけです。

447 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/01(土) 03:23:19 ID:R1p2PfZG0
そりゃそうですよね、と言われてから待つこと十数分。
こちらも相手より先に待機してなければいけない身分なので30分程度でしたか
先に到着して待っていたわけですが、カタカタカタカタ辻君の貧乏ゆすりが
激しくて、そっちが気になり緊張どころではありません。
落ち着きなさいよ、と言うとあ、ハイと言ってその場は止めるんですけど、
またすぐカタカタするので指摘するのを諦めました。
果たして最初に妻が到着したのは約束時間の5分前位だったでしょうか、
駅方面から歩いて来るのが確認できて思わず固まり、オペラグラス越しに
彼女の表情を確認したわけです。

448 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/01(土) 03:29:39 ID:R1p2PfZG0
平坦な、いつも通りの顔でした。とりあえず私にはそう見えました。
固まった私を見て彼も感づいたのでしょう「来た？来たんすか？」と
言う彼に、私は返事ができず、その代わりにゴクンと唾を飲み込みますと、
やった！と言って彼は私からオペラグラスを奪い取りました。、
それでファミレス方面を覗き込みました。
え、今やった！って言った？自分の耳を疑いながら彼を見ると
その横で彼は小さくジャンプして、「あっアレですか？あの紺のスカート」の
とまるで悪びれる様子もありません。

449 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/01(土) 03:35:41 ID:R1p2PfZG0
何だか怒るのもバカらしくなって、そうだよとぶっきら棒に答えましたら
「うわ、可愛い・・・T山さんの奥さんって可愛いっすね」と言って
また小さくジャンプする様子はまるで公園ではしゃぐ子供のようです。
そりゃどうも、という私の応えを聞いてか聞かずか、彼は
バタバタと盗聴グッズの入ったバッグを小脇にかかえると、
「戦果期待しててください！」と、言ってファミレス方面へかけていきました。
立ち尽くす私を置いて。

450 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/01(土) 03:43:24 ID:R1p2PfZG0
ファミレスに消えていく彼を眺めながら、何故だか茶菓子を運んで来た
電気おやじの事が思い出されて「物の捉えようだから」と言った彼の言葉を
頭の中で何度か反芻してみたのを覚えています。
まったく分からなかったものが、少し分かりかけてきたような・・・
それでも完全に理解できたわけではないのですが、辻君を眺めていると
そんな深刻になることもないんじゃないの？と言った電気おやじの
言った意味がなんとなく不思議と理解できそうな気がするのです。

おっ！

452 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/01(土) 03:53:54 ID:R1p2PfZG0
けっきょく何を話していたのか分かりませんが、二時間近く話されたのは
正直私の計算外で、会社にプレゼンが長引いてとか、適当な嘘をつくのに
やたらと苦労した記憶があります。そもそも嘘をついた経験が私には殆どないので。
もういい加減私も帰らないと、と思い始めた矢先に、店から出てくる彼が見えて、
そのとぼとぼ歩く姿にあああまり戦果があがらなかったんだなということが
一目で確認することができました。

457 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/02(日) 04:19:43 ID:PkgP8q7H0
こちらが気の毒になるくらいに肩を落とす辻君に、うまくいかなかったの？
と思わず声をかけましたところ、いや録音はちゃんととれてるはずです、とボソと
言うだけでそれ以上何も話そうとしません。
どういう話だったの？と聞きますと、ハァ・・・と深いため息を一つついた
あとで、T山さん、奥さんからスポーツジムの誘いがあるかもしれませんよ、
と一言いってまたダンマリ。

458 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/02(日) 04:27:46 ID:PkgP8q7H0
どういう事なのかあらましを話しますと、どうやらSは我が家と家族ぐるみの
付き合いをしたいということで、私とSの奥さんを含めた4人で
Sがインストラクターをしているジムで汗を流してみませんか？という
お誘いがあったそうです。スタッフ割引で半額でOKだと言ってたとか。
当初、及び腰だった妻も、夜中遅くまで仕事をしている私と妻のコミュニケーション
の場になるのではないか？というSの提案に、急に乗り気になったそうで、
それを聞いてまた、夜な夜な関係を求められちゃかなわんと、私まで
一緒にハァ・・・とため息をついてしまったという訳です。

459 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/02(日) 04:37:49 ID:PkgP8q7H0
家族同士じゃ何も起こりようがないじゃないですか、と自分のよこしまな
願望を隠そうともしない辻君に思わず苦笑いしながら、期待に添えなくて
済まんねと嫌味をいってやったつもりが、しょうがないですよと真に受けられ
辻君きみ凄いよと思いながらとりあえず会社に戻ることにしました。
仕事が終わったあと、電気親父の店で例の録音テープを聞きました。
まぁ、だいたい彼の言った通りの内容で確かにこれでは何かが起こりようが
ないと言った彼の言葉が的を射てるなと思ったのですが、やはり特筆すべきは
Sの魔力で、あれ程の事があったにも関わらず最初強張っていた妻の口調が
やわらぎ最終的には笑い声が漏れる程になっていたのには正直驚きました。

460 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/02(日) 04:49:38 ID:PkgP8q7H0
私はジムの誘いをどう断ろうかと暗澹たる気持ちでいますと、
でもSは奥さんの携帯番号これでゲットしちゃった訳だよねぇ・・・と
言いながら髭を撫でて何か考えている様子です。
それがどうしたんすか？それで奥さんくどこうとしてるとか？
そういう感じはしなかったけどなぁ・・・と辻君。
でも電気親父は何かチグハグな気がすると言うのです。
まぁ確かにSの話のもっていきようは唐突な気がしますが、それはSの
特異性があったればこその事ではないですか？と私が言いますと
いや、そういう事を言ってるのではないと、おやじは言いました。

461 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/02(日) 04:58:23 ID:PkgP8q7H0
Sは奥さんの妊娠が気にならないのかね、とおやじに言われて
ああ、そう言えばと思いつつ、ジムの話でカマかけてたんじゃないですか？
乗ってきたらしてないという事で。と応えました。
辻君もうんうんと私に同意するように頷きました。
で乗ってこなかったらそのままグッバイ？とおやじに言われ、そうだと応えますと、
でも妊娠してたら詰め寄られるケースだってあるわけだよねぇ・・・
と言われて、そう言われてみればそうかもしれないと思いつつ
でもそれもSの特異な性格故ですよと応えました。
Sだけは特異性ですべてがかたずけられる、そう思っていたのは確かですから。

462 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/02(日) 05:10:03 ID:PkgP8q7H0
唐突に奥さんの携帯一日だけ拝借できないかなと親父に言われ、驚いた私は
どうするつもりですか？と聞きました。
盗聴機能をつけると言うのです。探知ナビもつけるかもしれないと
言うので携帯契約期限もついでに聞いておくようにと言われました。
機種変更等で少しでもいじられるとバレる可能性があるからだそうです。
それは分かりますが、そうまでする必要がありますか？と聞きますと
私が君ならするがね、と言われて・・・そう言われてしまうと弱く
分かりましたと答えてしまいました。

468 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/02(日) 15:30:29 ID:PkgP8q7H0
自分の携帯がいかれてしまったので、仕事中にどっかのショップによるけど
代替機借りるまで今日だけ貸してくれないかと妻に頼みました。
妻それにはあっさりOK。
OKついでにところで・・・と例のジムの話を持ち出されました。
交換条件というわけではないですが、こちらとしてもSの真意を確認する
べきだというおやじの意見をくんで、じゃやってみるか、という事になりました。

470 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/02(日) 15:40:03 ID:PkgP8q7H0
翌日でしたか、SからOKだって？と何事もなかったような言い様な言い草に、
さすがに気分を悪くした私は、何で私ではなく妻に連絡したんだ？と意地悪く問いますと、
私に言ってもOKしないだろうと思ってとか、本当にこのままだとお前、
過労死しちゃうぞとか、いけしゃーしゃーと言うのです。
実際うちの会社で過労死者を出して訴訟沙汰になりかけたばかりなので、
あえてそう言えば納得すると思ったのでしょう。
その表情から彼の他意を読み取ろうと思ったのですが、駄目でした。
詐欺師というのは嘘をついて相手を騙すのではなく、その時は本当の
ことを言ってるんだという自己催眠をかけてるのかもしれませんね。

471 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/02(日) 15:46:52 ID:PkgP8q7H0
翌週末の土曜という事で、決定しました。
それまで暫く何も起きませんでした。
固定型電話にも妻の携帯にも彼からの連絡はありませんでした。
ただ面倒なのが携帯の盗聴は妻と相手かかってくる用の二つの受信機
が必要で、それをいちいち持ち歩かなければならなかった事です。
家に持ち帰ってあらぬ疑惑を持たれるわけにもいかないので、会社に
置いてあったのですが、正直要らなかったんじゃないかなと思いましたね。

473 名前： 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 投稿日： 2009/08/02(日) 15:53:01 ID:PkgP8q7H0
小さな変化が起こったのは、あれは確か木曜だったと思うのですが、
Sの奥さんが風邪をひいてしまい来れないかもしれないと言うのです。
まぁ、だからと言ってそこから彼の他意を汲み取れというのは無理な話で
じゃ今回は私と妻だけで行くという事で、その時点でその事が
大きな変化を呼ぶとは思いませんでした。

474 名前： 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 投稿日： 2009/08/02(日) 16:05:50 ID:PkgP8q7H0
昼食を済ませ、残りの仕事を切のいいところで終わらそうとしていた矢先
クライアントから今日のプレゼンどうなった？という連絡があったのです。
焦りました。約束は翌週火曜のはずですが、と言いますと、
メールで土曜に出来ると送信してきたのはそっちだと言われて、
慌ててメーラーの送信済みフォルダを見たところ、確かにそう送られていました。
混乱する中で、浮かんできたのがSの顔です。

475 名前： 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 投稿日： 2009/08/02(日) 16:12:27 ID:PkgP8q7H0
普通ならやられた、と愕然とする所ですが、不思議なことにその時私の
心の浮かんだ言葉は先日辻君が言っていた「やった！」の一言でした。
何が何でも絶対に予定時間に駆けつけてやると思ったのを覚えています。
Sの詰めが甘いところは私が予定期日の三日前にはだいたい仕事を終わらせ
次の仕事にとりかかっているという事を知らない事。
まさに今日私はその仕事を終わらすべく出社していたのですから。

477 名前： 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 投稿日： 2009/08/02(日) 16:21:03 ID:PkgP8q7H0
ほぼ終わらせたプレゼンを用意し、車でクライアント先へ向かいつつ
おやじに連絡を入れると、ほぉらね、という、したり声が聞こえてきました。
こっちはこっちでスタンバっておくからとジムの場所を教えろと言われました。
おちついているおやじの声で高揚していた自分をクールダウンでき随分助かりました。
冷静になった頭で私が間違ったメールの犯人として彼を疑ったらどうする気なんだろうと
考えました。

478 名前： 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 投稿日： 2009/08/02(日) 16:27:38 ID:PkgP8q7H0
上手く周りを味方につけて、切り抜けてしまう映像が浮かびました。
どうしても感情的になるのは相手の思う壺のような気がするのです。
それでここはひとつ騙されたふりをするのも手かもしれないと思いました。
仕事で急用ができて行けなくなったと妻に連絡し、Sに悪いから今日は
一人で行ってくれるかと頼む事にしたのです。

479 名前： 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 投稿日： 2009/08/02(日) 16:36:13 ID:PkgP8q7H0
あれほど苦手だった嘘も少しの本当が混じると流暢に言葉が出てくるから不思議です。
まずクライアントに予定期日を間違えていた事を詫び、とりあえず
出来てる所までお持ちしましたと言いますと、何だ間違えた割には
殆どできてるじゃないと逆に褒められたくらいです。
それで申し訳ありませんが実は次の予定が入っているんですと言うと、
いいよいいよこれで検討しておくよと快く送り出してもらえました。
あ〜早め早めに仕事を追い込んでおくとこんな良い事があるんだなぁと
しみじみ自分の行いに感謝したのを覚えています。

481 名前： 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 投稿日： 2009/08/02(日) 16:47:47 ID:PkgP8q7H0
クライアント先を出たのが待ち合わせ時刻の10分前位だったでしょうか、
私はそこではじめて会社から呼び出されたと妻に連絡したのです。
そうとうぶーたれていましたが、来週は絶対に行くから！と平謝りに
謝ると渋々了承してくれました。
タクシーの中で、行けないと言いつつ何事も無かったかのように
ジムに乗り込むというのも面白いなとか考えていて思い返せば
そういう所が性的に私は甘いというか幼稚なんだなと今にして
改めて思います。

続き、誰かよろ。

494 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/03(月) 15:11:44 ID:tZ6/whbW0
予定時刻に遅れること10分。
到着しましたとおやじに連絡をいれますとビル横に路駐してあるエルグランドで
待機中であると言われ、そちらに目を向けるとありましたありました。
後部座席の窓に斜光フィルムを貼ってある妖しげな車が一台、確かにあります。
運転席には誰もいないので後部座席をノックしようとしましたら、引きドアが開き
意外と早かったじゃない、と言っておやじが入りなさいと手招きしています。

495 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/03(月) 15:24:26 ID:tZ6/whbW0
中に入りますと、辻君とおやじの他に二人居て、おやじに彼らを今回のスポンサーだと
紹介されました。一人は完全ににその筋の人とおぼしき神山さんという人で、もう一人は
私と同じサラリーマン風の蜷川さんという人です。
辻君はともかくとして私の許可無く二人もこの一件に加えられた事に少なからず憤りを覚えました。
しかし神山さんのそこはかとなく醸し出す空気にあてられ、上手く言葉に出せません。
その空気を察したのかおやじかこの二人はこういう事に慣れてるから、心配しなくて
いいよと言われたのですが、どう考えても神山さんはマズいな、と。
これは図らずも危険な人たちと関わってしまったのかもしれないと少なからず後悔したのを覚えています。

496 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/03(月) 15:35:07 ID:tZ6/whbW0
車内に大型モニターが設置されていました。
そして車内の映像がゆらゆらと揺れながら映っているのが見えました。
私の膝やおやじの顔のアップが次々に映されるのですが、誰が撮影してるのかカメラが見あたりません。
よし、セッティングOK、Ｔ山さんちょうど良いところに来たよと、おやじは言うと、辻君の手を
とり腕にまきつく時計をちょんちょんと指さし私に見せました。
同時にモニターに指のドアップ映し出され、どうやらそれが盗撮用カメラである事が私にも分かりました。
まるで007の世界だなと、無線でこれほど小さなカメラで撮影できるようになってしまったら、
盗撮を阻止するのはもはや絶対に不可能だと思いました。

497 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/03(月) 15:49:41 ID:tZ6/whbW0
辻君は代え用のバッテリーをいくつか持たされると、そのままジムに乗り込んでいきました。
「戦果を期待しててください！」と言いながら。
しかし、彼がジムの受付へ向かうところですぐに問題が生じました。
入り口に入りました、今受付へ向かいまぁす・・・、あ、身分正目所は、と・・・いう
言葉が次々と聞こえてくるのですが、何を勘違いしたのか辻君、撮影機能が備わっているのを
すっかり忘れているらしいのです。
画面に見えるのは彼の鼻のアップばかりで、時折、ふ〜ん！ふ〜ん！という興奮しきった鼻息が
聞こえてきて思わず私が吹き出しそうになりました。

498 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/03(月) 15:59:48 ID:tZ6/whbW0
せっかくの007機能が台無しです。
スポンサーの神山さんがあのクソバカ！と罵声をあげて既にキレる寸前で、しょうがねぇから
俺も入会してくるわ！、と今にも飛び出しそうになるのを、おやじは、
あんた背中にもんもん（入れ墨のこと？）があるから無理だよとなだめました。
せっかく高い金出して器具を買い揃えたのにという気持ちもあるのでしょう、憤懣やるかたない
様子でクソと言いながら、あまりに凄い形相をしてるので、私はすぐに笑いを押しとどめました。
当事者は私なのにと思いながら。

499 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/03(月) 16:09:05 ID:tZ6/whbW0
結局蜷川さんが代わりに行く事になったのですが、この数時間の間に機材を揃えたり
人が集まったりいったいこの人たちはどんな人達なんだろうという思いが募るばかりで、
しかし辻君の時もそうなのですが、どうもお互いの所在をはっかいりさせないというような
不文律が存在しているのか、聞いたところで辻君の時のようにうまくかわされてしまいそうで
なかなか言葉にする事ができませんでした。
私自身がそういうのを不得手としてるという事もあります。
ただＳなら聞けるかもしれないなと思った記憶があります。
私の知らない妻の過去まで聞き出せたくらいですから、そういうズカズカと聞きにくい事を
聞いても相手に悪い印象を与えない人は得だなと改めて思いながら、それでも結局
どういう関係なんですか？と聞いてみずにはいられませんでした。

500 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/03(月) 16:24:13 ID:tZ6/whbW0
神山さんはマンションにAVを配達する会社を運営しているそうで、
辻君と蜷川さんは神山さんからいわゆる寝取られ系のビデオばかりを所望していたという
事だけは分かったのですが、おやじと神山さんの接点まではどうしても上手く聞き出せませんでした。
私はどうもそういうのを踏み込んで聞くのがが苦手で参ります。
結局、手続きなり何なりで辻君と蜷川さんがジムに入るまでしばらく画面は天井を映したり、
床を映したりを繰り返しで見てると酔いそうになるので一度モニターから目を離し、
Ｓが何であんな誰でも分かるような嫌がらせを私にしたのだろう、という話をおやじにしました。

502 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/03(月) 16:33:44 ID:tZ6/whbW0
特定されないと思ってるんだろう、とおやじに言われ、だって誰がやったか
一目瞭然じゃないですか、と私が言いますと、彼は自分が奥さんを
寝取った事をあんたが知らないと思ってるんだろうからねぇ、と言われ。
そう言われるとその事を伏せながら彼だけを問いつめるのは、他の部下からの
不振を招きかねないなと思い、果たしてどうしたものやら頭を悩ませました。
あまつさえ神山さんにまであんたの会社セキュリティ甘いんじゃないの？と
言われては何も言えません。

503 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/03(月) 16:44:16 ID:tZ6/whbW0
私は会社に新旧macとwin両方一台ずつ計4台持っていて、クライアントから受け取るデータや
過去データが開かない場合、部下にちょくちょくマシンを貸していたので、確かに悪意ある
メールを誰かが送ろうとすれば簡単にできてしまう状況にあった事は確かです。
しばらくして先に着替え終わった辻君はまだ蜷川さんから注意を受けていないらしく、
ふ〜ん！とまた凄い鼻息をたずさえつつ、今ジム内に入りましたぁ、えと・・・奥さんは・・と、ふ〜ん！
とまたはじまり、神山さんのこめかみに再び血管が浮くのが見えました。

504 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/03(月) 17:03:48 ID:tZ6/whbW0
あ、居ました居ました、あっＳも一緒です。
体脂肪計に乗ってるようです・・・あっ奥さん計測画面を隠してます、照れてます照れてます
可愛い〜・・・良い感じじゃないすか二人、ふ〜ん！と、やり放題。
蜷川君はやく来ないと神山君がモニター壊しちゃうよ、とおやじは苦笑いしながら、
まぁまぁと神山さんを抑えつつ、でもジムで何かするったって人目があるんだしどうしようもないよ
ここでは何も起こりようがないんじゃないの？と言いました。
それではあのメールの一件は単なる私への嫌がらせだったんですかね？と私がおやじに訪ねますと、
おやじの代わりに、神山さんが、いいや、何かやるよ、やる奴はやろうと思ったときにやるよと言いました。
やる奴は電車の中でも何処でもやれるもんだという神山さんの言葉には妙な説得力があって、
おやじは、そんなもんかねと返事をしながら、しばらく辻君の鼻息画面を眺めていました。

516 名前： 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 投稿日： 2009/08/04(火) 16:27:30 ID:+XtjB33b0
しばらくして、ようやく蜷川さんが来てカメラに妻の姿が映し出されました。
エアロバイク？をこいでいる妻が映し出され、一瞬ドキンとされられました。
やはり身内を盗撮されるというのは、いざモニタを見せられると複雑なものを感じます。
辻君は妻の後ろのエアロバイクに陣取った模様で鼻息のかわりに彼の吐く息が聞こえてきました。
画面にはサドルにまたがる妻の尻のアップが映されました。
夫が見ていようがいなかろうが、自分の欲求に従順に従う辻君らしさに
もはや苦笑いするしかありませんでした。

518 名前： 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 投稿日： 2009/08/04(火) 16:34:03 ID:+XtjB33b0
クイクイと右に左に動く妻の尻を見るに付け、自分だけではなく他人に見られていると思うと
やはり多少良心が咎め、思わず神山さんに目をやりました。
しかし神山さんは思いの外、退屈そうでした。
あたかもこういう映像は腐るほど見てきたという風で、相変わらず苦虫を噛み潰したような
表情をしています。
ついでにおやじを見ますと、まったく辻くんようやる、というような半笑いの表情で
やはりこの程度で興奮したりするようなタマではないようです。

520 名前： 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 投稿日： 2009/08/04(火) 16:41:29 ID:+XtjB33b0
え〜！まだビール半分なの〜！？という妻の声が聞こえてきました。
私には何のことを言ってるのか分かりませんでした。
カロリー消費はそうだけど、筋力は確実にアップして引き締まるから頑張ろう！というＳの声。
は〜い・・・という妻の声。どうやらＳは隣のエアロをこいでいるようなのですが、カメラは
妻の尻しかとらえてないので画面からでは確認できません。
しかしこれでは確かに何かが起きようがないというおやじの意見に同意せざるを得ません。
この健康的な環境下で何が起こるというのだろう、というのがその時の私の心境です。

521 名前： 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 投稿日： 2009/08/04(火) 16:47:54 ID:+XtjB33b0
20分くらいでしょうか、いい加減私も妻の尻も見飽きてしまい、斜光フィルム越しに
見える外の景色を眺めていました。
次に妻がトライしたのは腕の筋力アップをするマシーンのようで、前にあるハンドルを
横にグイと引っ張るというものでした。
辻君は妻の前で蜷川さんと会話する振りして撮影を開始しだして、さすがに慣れてるなと
感心した記憶があります。
ハンドルを横に引っ張る度に、盛り上がる妻の乳房がアップで映し出されました。

522 名前： 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 投稿日： 2009/08/04(火) 16:57:10 ID:+XtjB33b0
辻君、もうそれはいいよという空気が車内に流れました。
一方、Ｓは妻に対して親身にアドバイスを送っていてそこから彼の悪意を
くみ取ることができませんでした。
腕の下のぷるぷるを無くすにはこれが一番というＳの声がすると、
は〜い頑張りま〜す、という妻の声が聞こえてきました。
そのまま腹筋やら何やらあれこれ随分こなして、我々はその間、延々と退屈な映像を
見続けたわけです。
ただ感心したのは妻の息がそれほど乱れてない事で、意外と妻が運動を得意を
しているらしいという事を初めて知りました。

523 名前： 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 投稿日： 2009/08/04(火) 17:09:00 ID:+XtjB33b0
結局、二時間くらいそんな不毛な時間を過ごしたでしょうか。
ダンスレッスンをはじめますので希望される方は○○スタジオに来てくださいという
アナウンスが流れました。
ゾロゾロと希望者がそちらへ歩き出すのが見えました。
後をついていく妻の姿が見え、そこで初めてＳの姿をモニターで確認できました。
男前だな、というおやじの言葉が胸に刺さりました。
追い打ちをかけるように、笑顔で会話している妻とＳの映像がモニタに映し出されました。

549 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/08(土) 06:55:24 ID:ga5zRYXt0
ダンスレッスンを希望する人たちが続々とスタジオへ入っていくのが見え、
その中に妻とSの姿を確認できました。
希望者は殆ど女性なので長身のSはやけに目立ったのを覚えています。
皆、胸にピンでとめた小さなゼッケンを着けていました。
スタジオの壁は見学できるようにガラス貼りになっていて、
辻君はそこに陣取り撮影することにしたようです。

550 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/08(土) 06:57:20 ID:ga5zRYXt0
レッスン内容は先生がまず簡単なステップをいくつか教え、
一つマスターしていく度に上手な人はゼッケン番号を呼ばれ前で
お披露目するというものだったと記憶しています。
それを重ねて徐々に難易度の高いものへと移行していくという
指導方針のようでした。
難易度が高くなるにつれて初心者や高齢者はふるいにかけられ、
ゼッケン番号を呼ばれる人が少なくなっていくわけです。

551 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/08(土) 06:59:57 ID:ga5zRYXt0
驚くべきは妻の踊りっぷりで、
どう考えても何回か通ってなけれ踊れるわけがないというような
難易度の高いものまで次々マスターしていくのです。
凄いな、奥さんやってたの？と思わずおやじも唸るぐらいで、
「らしいです」
と私が応えますと、らしいって何だよと言っておやじは笑いました。
例の日、泥酔して寝てる横で、妻がSに話してるのを盗み聞きしたんですよ、
と応えますと、そりゃやるせないねぇと哀れむような眼差しで言いました。

552 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/08(土) 07:01:14 ID:ga5zRYXt0
ふるいにかけられず、前でダンスを披露する妻の表情は
実に活き活きとしていて、家で慎ましやかにしている妻の面影は
見当たりません。
ああ、これが妻の本当の姿なのだなと改めて実感するとともに、
それを発揮する場を与えたSに対し少なからず嫉妬の念を感じました。

553 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/08(土) 07:04:08 ID:ga5zRYXt0
前でダンスを披露し、戻るときにSの凄いじゃないという表情と、
それに笑顔で応える妻の表情に胸が締め付けられました。
結局妻は最後までふるいにかけられず踊り続け、
意気揚々とレッスンを終えたわけですが、その妻の表情と反比例して
私と妻の間にもはや引き返せないほどの深くて広い境界線がクッキリと
引かれていくのを感じたのを覚えています。
ああ、妻が他人になっていく・・・といような、そんな心境でした。

554 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/08(土) 07:07:44 ID:ga5zRYXt0
その気持ちに追い討ちをかけるようにまるで恋人同士のようにスタジオから
出て行く妻とSの姿がモニターに映し出されます。
気づくと神山さんはモニターを見ずに私を凝視していたので
とても驚いたのを思い出します。
どうしたんですか？と聞きますと、
あんたの表情を見れただけでも金払った価値があるよ
と言われたのですが、何のことを言ってるのか私にはさっぱり
分かりませんでした。

555 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/08(土) 07:08:53 ID:ga5zRYXt0
そのとき次はプールで〜す、好い感じになってきました〜
という能天気な辻君の声が聞こえてきました。
不思議と彼の言葉は私の心を浄化する作用があって、
この時もずいぶん救われた気になったのを覚えています。
無神経なんですけど不思議と癒されるんですよね。
ああ、ここまで開き直れちゃうときっと人から傷つけられることも
ないんだろうなぁというような悟りの境地を見た心境とでも言うのでしょうか。

556 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/08(土) 07:13:57 ID:ga5zRYXt0
しかし辻君と蜷川さんがロッカールームに入ると言い争いをはじめたのです。
話の内容といいますか意味がよく分からないのですが、
水中じゃ電波が届かないとか、いや水中まで撮影する必要ないじゃないかとか
そんな事を言っていたと記憶しています。あとリスクが高いとか、
やらなきゃ撮影する意味もないとかそんな事も言ってましたね。
結局、業を煮やした辻君が、ああ！もう間に合わなくなっちゃうから僕先に行ってますよ！
と言いますと、二言三言蜷川さんの声が聞き取れて、ただ声が遠くなってしまって
何を言ってるのかまで分かりませんでした。

557 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/08(土) 07:23:13 ID:ga5zRYXt0
おやじが神山さんを見て、水中撮影する気かな、と言いますと、
あのカメラ防水だっけと神山さんが聞きました。
元の時計は防水だけど、いじっちゃってるから保障はしないよ
というようなことをおやじが言っていたのを覚えています。
電波どうする気なのかとか、アンテナの装着がとか、隠しようがないだろ
とか、技術的なことをごちゃごちゃ話していましたが、メカニックな
盗撮話にはついていけません。
それより私は心の防御を固め水着姿になった妻とSがモニタに映し出される
瞬間に備えるのに精一杯だったのです。

コピペ爆撃で通報だな

575 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/11(火) 15:10:14 ID:W5kcBtDV0
蜷川さんからおやじの携帯に連絡が入りました。
これから要求するものを用意するようにというような事を言っているらしく、
おやじはどうするつもりなのかとしきりに聞いてるようで、その事から何となく
リスキーな要求をしているのは蜷川さんらしいと分かったという次第です。
最後に、やばくなったらお前ら置いて逃げるかな、と、おやじは捨て台詞を吐き
あたふたと銅線のような長いコードを用意してそれをスポーツバッグに詰め込みはじめ、
あとビニールテープみたいなものも持っていた気がするのですが分かりません。
何せ室内プールに入っていく辻君の映像ばかり気になっていましたから。

576 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/11(火) 15:11:15 ID:W5kcBtDV0
ただその辻君がいよいよプールサイドに入っていきますと温水だからなのでしょうか、
急にレンズが曇りだして、しかし辻君がそれに気づく様子もなく、神山さんが慌てて
おやじを追いかけていって、それを見送りながら盗撮稼業というのも案外大変
なんだなぁなどと、呑気に思っていました。
そうそう息を切らせながら戻ってきた神山さんが、辻はダメだ、あいつは使えねぇ、
としきりに言っていました。
ただ相手が辻君だとそれが悪口にならなくて妙に笑えてしまうから不思議なんですが。
どうやらようやく蜷川さんが戻ったようで、曇ったレンズの視界が急に開け、
モニター一面にプールの青い水面が映し出されました。

577 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/11(火) 15:12:40 ID:W5kcBtDV0
辻君は、画面がくもって見えていなかった事を考慮したのでしょう、
一応ぐるっと360°一回りして見せ、室内の全貌を見せてくれまして、
それが私が想像していたよりはるかに広く、
ジャグジーやサウナまで完備していることに驚きました。
それにしても蜷川さんの緩んだ体に腹だけがぽっこりと飛び出したおやじ体型に、
日ごろSに対し劣等感をおぼえ始めていたからでしょうか、
私だけがタルんでるわけではないといいますか、
そうだあれが普通なんだというような親近感を覚えました。

578 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/11(火) 15:14:19 ID:W5kcBtDV0
蜷川さんはさっきおやじが持っていった装備を何も身につけておらず、
画面を見渡してもそれらしいものは見あたりません・・・
おや、さっきの荷物はどうしたんだろうと思っていましたら、
そこにいきなり妻とSの姿が映し出されたわけです。
その瞬間、再び浴室での二人の行為が脳裏をよぎり、顎がカチカチと笑いだしました。
私を凝視する神山さんに悟られぬようギュッと目を瞑ると浮かぶ二人の水着姿が下着姿に
スライドしてしまい、震えが上半身にまで及びはじめました。
思わず、目を開けると水着姿の二人が瞳に焼き付き、余計な妄想へと駆り立てるのです。
それは会社で度々おこる妄想症状と同じものでした。

579 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/11(火) 15:15:31 ID:W5kcBtDV0
妻の薄布一枚へだてた向こうに乳房が盛り上がっているその姿とあたかも急所のみを
隠しているかのようなＳの姿がどうしてもSEXをしていた二人と結びついてしまうのです。
会社ならトイレに駆け込み自慰行為をする事でその症状から抜け出す事ができるのですが、
神山さんのジトという眼差しに射すくめられてしまい、それすらままなりません。
そんな私の気持ちなど知るよしもない妻とSは遠泳コースに入り、
泳ぎ方のレクチャーを受けているようでした。
Sが手の動きなどを実践して見せ、妻がそれに習うというようなものだったと記憶しています。

580 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/11(火) 15:16:43 ID:W5kcBtDV0
Sの泳ぎは実際上手くひとかきでグングンと進んでいく様子に、
ああ、妻は今彼をどう思っているのだろう・・・
格好いい、やっぱり抱かれるならこういう人がいいとか思っているのではなかろうか、とか、
そんなロクでもない事が次々と浮かんでくるわけです。
そんな中、今度は妻が先に泳ぎだしました。

581 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/11(火) 15:18:02 ID:W5kcBtDV0
妻の泳ぎも大したもので、前泳者のおばちゃんに追いつきそうになってスピードを緩めたりして、
はたから見ればいやはやお似合いのカップルですこと、言いたくなるような
Ｓと妻の姿が目の前にあって、それにつけてもカメラ越しにそれを覗くしかないマヌケな
私は何なんだろうという気持ちが募るばかりで、ああ私は辻君になりたい、
ああいう風になりたいと、彼に対する憧れを感じつつ、ただ、そうもなれない事も
よく自分自身よく分かっていて、それでもなりたいと思う事だけども現実逃避できると
言いますか、そうすることによって崩れそうになる自分を何とか抑えていたのです。

582 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/11(火) 15:19:53 ID:W5kcBtDV0
何せ妻が笑顔を見せるたびに自分が嘲笑われているような被害妄想に陥ってしまうのですから
もはや末期症状と言ってもいいでしょう。
そんなの自分に関係ないというように辻君は妻の胸を何度も映し出し、
その映像を見るにつけ、Ｓも間近で妻の乳房を見てあの時の事を思い出してるのではなかろうか、
欲情しているのではなかろうか、とそういうそんな気持ちが増幅しまうわけです。
おやじはそんな私を不憫に思ったのか、Ｔ山さん悪く思わないでね、
あいつ自分の彼女を寝取らせるような、とんだ変態野郎だからさ、と言いますと、
そこではじめて神山さんがふふんと笑ったのを覚えています。

583 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/11(火) 15:21:00 ID:W5kcBtDV0
どういう事ですか？と私が追求しましたら、まぁその話は後でじっくりしてあげるよと
はぐらかされてしまいましたが。
Sと妻は時折コースの脇で休憩しながら、再びコースに戻り遠泳をはじめ、
何度も何度もそれを繰り返していてそれでも疲れているような様子はまったく見受けられません。
それを見るに付け、ああ、たとえ騙まし討ちに会わなかったとしても、
今回私はここに来るべきではなかったと改めて思った次第で、
あの中に一人ゼーゼー息の上がった典型的な中年体型の私が入っていたかもしれないと思うと
ゾッしました。

584 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/11(火) 15:22:21 ID:W5kcBtDV0
忘れもしません、そんな中、急におばさん方がどやどやと入ってきて、
にわかにコースが混み合い始めたわけです。
途端に遠泳コースで泳ぐ時間より待つ時間の方が長くなりはじめ、
往路コースで順番を待つ人が密集し列をなしはじめたのです。
淡々と泳ぎ続けていた妻とＳの映像も動きが無くなり、
妻とその後ろに並ぶSの映像ばかりになりました。
妻はときおりSに振り返り何か話して、Sも何か冗談でも言っているのか妻が笑ってSの
胸のあたりを小突いている映像が映り、間髪入れずに辻君の良い感じで〜すという声が
聞こえてきました。

ほう

589 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/11(火) 17:21:15 ID:W5kcBtDV0
私の脳には二人はセックスしたいと思ってるんだ、思ってるに違いない、
というような気持ちがみるみる脳内を占拠しはじめます。
ようやく順番がまわり復路コースを泳ぎきると今度はまた往路コースの順番待ちになりました。
二人とも話も尽きたのかあまり会話がないようで、たまに二言三言何か言ってる様子で、
そういう映像ばかりがしばらく続きました。やがて会話も殆どなくなり、
それでも何故だか妻は何も話していないのに、苦笑いのような表情を浮かべて、
ときおり振り返りSの胸を小突いていたりしてました。

590 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/11(火) 17:23:11 ID:W5kcBtDV0
ヒソヒソ・・・という蜷川さんの声が聞こえてきて、
え、マジですか？違うでしょとかいう辻君の小さな声が聞こえてきたのを
とてもよく覚えているのですが、何しろプールの揺れる水面と辻君自体の腕の揺れもあってか、
私はこのとき情けなくも酔ってしまい参りました。
それで、私が外に視線を逸らそうとすると、おやじと神山さんがモニターを食い入る様に
見つめているのです。
つられて私も視線をモニタに戻しますと、順番待ちをする妻が少し前屈みになり、2〜3回
屈伸運動のような事をして、そしてSの体が少し反り返り苦しそうな表情を浮かべました。
また蜷川さんのヒソヒソ・・・という声が聞こえて、ほんとだ・・・という辻君の声が
聞こえました。
しかし鈍い私はこのメンバーでただ一人状況の変化を理解できずにいたのです。

672 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/15(土) 23:34:02 ID:zOYboXic0
神山さんとおやじの、ものものしい雰囲気と、
スピーカー越しに聞こえてくる辻君と蜷川さんのヒソヒソ声に
いったい何の変化があるのかと、私なりに必死にプールで順番待ちをする
妻とSの姿を眺めていたわけですが、どうにも分からないわけです。
いや、分かろうはずもありませんでした。
そもそも当時の私には水着越しに自分の性器を押し付けるなどという
発想自体理解不能なもので考え及びもしませんでしたから。
理解できないものは想像もしようがなかったのです。

673 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/15(土) 23:35:38 ID:zOYboXic0
とにかく私の目に映っていたものと言えば、
口元に笑みを含んだやや俯き加減の妻と、
上体を逸らして少し不機嫌そうな表情をしているSが見えるだけで、
それも殆ど動きというものがなく、
ただ前にスペースができると妻とSの動きが不自然なくらいに
同時に動いたくらいなもので、いったいそれの何が皆が凝視するような
状況変化に結びついているのか疑問が募るばかりで、
思わずおやじに聞いてみようとも思ったのですが、
二人とも声をかけるなというオーラを発していてそれすらままなりません。
私がようや事態を把握できたのは、そう監視員が笛を吹いた時でした。
笛の音と同時に10分の休憩時間になるのでプールから上がってください、
という放送が入った時のことです。

674 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/15(土) 23:36:50 ID:zOYboXic0
二言三言Sが妻に笑いながら話しかけると、
また妻がSの胸を突いて慌ててプールから上がりました。
そして足早に背もたれのある休憩用の椅子まで駆けて行き、
そこにかけてあるタオルを取ると、まだプールから上がらないSに
それをよこしました。
忘れもしません、Sがプールから上がり前をタオルで隠す瞬間に見えた
彼の股間はクッキリとペニスの形に水着が膨らんでいました。

675 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/15(土) 23:38:08 ID:zOYboXic0
そういうことだったのか！と、遅まきながらに事態を把握した
私の顎に更に強い震えを感じ、しかしうろたえる私をよそに、
股間にタオルをかけたSは椅子に寝そべりながら妻と談笑をしていました。
が、途端に画面が大きく揺れたかと思うと目まぐるしく映像が
床や天井や壁を映し出し、どうやら辻君がどこかへ移動してるらしいという
事がわかりました。
同時に「さあ逃げ支度だ」とおやじは言うと車のキーを取り出し運転席へ
走りました。
「水中撮影やらかすらしいよ」と神山さんが私に声をかけて
「そんなに危険なものなんですか？」と私が聞きますと
「ま、バレなかったら奇跡だな」と言って笑いました。

677 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/15(土) 23:39:05 ID:zOYboXic0
バレたら彼らを置いて逃げるんですか？と聞きますと、
水中撮影のリスクは自己責任だ、そこまで奴等の趣向に付き合う義理はない
と言われて、どうやら覗き仲間の連帯意識もかなりクールでドライな
関係なのだな、と思ったしだいです。
結局その水中撮影用の器具はトイレで設置しているらしく、
画面に貯水槽が映っていたのを覚えています。
何度か人が入ってくる気配がして、慌てて手を止めたり、
画面にコードのようなものが何度か映っていた記憶があります。

678 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/15(土) 23:40:08 ID:zOYboXic0
しかしそんなことより私の心は当然のごとく先ほどの前の盛り上がった
股間に掻き乱されていて、要するに彼は自分が発情の印を妻の尻に押し付け、
妻がそれを拒んでいなかったということ、あまつさえ口元に笑みさえ漏らして
いるというその状況に逃げ場を完全に失いつつありました。
まだ最初の妻の浮気は泥酔していたという逃げ場がありましたから。
しかしその瞬間は本当にこんなあからさまで残酷な瞬間がこんなにも
急に訪れるとは思いもしませんでしたから、もはや辻君になりたいとか、
そんな悠長なことを言ってる場合ではなくて、
本当に吐いてしまいそうな位にショックだったのを思い出します。
今思い返しても口の中が乾いてくるのを感じます。

678 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/15(土) 23:40:08 ID:zOYboXic0
しかしそんなことより私の心は当然のごとく先ほどの前の盛り上がった
股間に掻き乱されていて、要するに彼は自分が発情の印を妻の尻に押し付け、
妻がそれを拒んでいなかったということ、あまつさえ口元に笑みさえ漏らして
いるというその状況に逃げ場を完全に失いつつありました。
まだ最初の妻の浮気は泥酔していたという逃げ場がありましたから。
しかしその瞬間は本当にこんなあからさまで残酷な瞬間がこんなにも
急に訪れるとは思いもしませんでしたから、もはや辻君になりたいとか、
そんな悠長なことを言ってる場合ではなくて、
本当に吐いてしまいそうな位にショックだったのを思い出します。
今思い返しても口の中が乾いてくるのを感じます。

680 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/15(土) 23:41:43 ID:zOYboXic0
Sは妻にいったい何をする気なのだろうという気持ちで、
吐き気どころか胃袋ごと出てしまいそうなほど緊張したと言っても、
こればかりは経験者でなければ理解できないでしょう。
できないに決まっています。こんなに苦しむくらいなら死んでしまった方が
よっぽど楽なのに・・・と思うくらいの苦しみでした。

しえん

�C

681 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 2009/08/15(土) 23:43:12 ID:zOYboXic0 Be:
少し口をとがらせた上目遣いの妻の表情が映し出され、
それと同時にセックス、まさかセックスつもりなのではという気持ちが
頭に浮かんで、いやいやこんな大衆がいるなかでそんないくら何でも・・・
というような気持ちが交錯しまして、
いやいや事がここまで至ってしまっては、もはやセックスしようがしなかろうが、
妻がしらふでSの求愛を受け入れた事自体は間違いないじゃないか、とか、
浮気だ、妻は完全に私を捨てたんだ、裏切ったんだ、
とかどんどんどんどん重い方向に気持ちが向かっていって、
そこにおやじが言った奥さん生む気かもしれんから・・・と言った言葉が
思い出されて、その瞬間誰か助けて！このままこれ以上苦しんだら死んでしまう！
という気持ちになってきて、辻君になりたいにかわる鎮火作用のあるフレーズを
必死で模索しました。

682 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 2009/08/15(土) 23:43:41 ID:zOYboXic0 Be:
この苦しみから逃れるには復讐するしかない！とか、そう、復讐＝鎮火
というフレーズが交錯し取り乱す私の心に割って入り、
とにかくそれでいったん気持ちを静めようという自衛作用が
脳内に働いたことを今でも鮮明に覚えています。

691 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 2009/08/16(日) 14:52:02 ID:ANzvSHlE0 Be:
Sは先ほどと同じように妻の背後にまわりました。
妻は近くに誰かが来るたびに過敏に反応し辺りを見回していたのを
思い出します。
画面からは二人の動きは殆ど確認できず、固まったように
縦に並んでいるだけのようでした。
妻は再び屈伸運動のように二度三度と体を上下させました。
Sは状態が反り返り、天井を見つめるように上向きになりました。
そして妻は再び辺りをキョロキョロと見回し、誰も自分たちに
関心がないと見るや再び上下に屈伸運動を開始しました。

692 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 2009/08/16(日) 14:53:32 ID:ANzvSHlE0 Be:
そして今度はSが左右を確認しますと、ギュ・・という感じで一瞬妻の体を
引き寄せたのです。
ほんの一瞬だけきつく妻の体を引き寄せ、体を離すと再び二人同時に
辺りを見回しました。
そして妻はSの方に振り返ると照れたように二人で笑っていました。
やるつもりなのかなぁ・・・ああ、やるつもりなのかなぁ・・・という
まんじりともせぬような辻君の声が聞こえてきて、辻君落ち着こうよ、
撮影に集中して、という蜷川さんの冷静な声が聞こえてきたのを覚えています。
やがて、妻とSは境界線付近で動かなくなり、気づくと妻の表情からも
笑みが消えていました。
くるぞ、という蜷川さんの声が聞こえてきて、思わず私は唾を飲み込みました。

693 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 2009/08/16(日) 14:54:40 ID:ANzvSHlE0 Be:
Sの肩の筋肉が隆起すると、妻の体が不自然にビクンビクンと反応し、
苦悶ともとれる表情を浮かべました。
Sは怒ったような表情のまま、周囲を見回し確認すると、二度三度と
肩の筋肉が異常に盛り上がると
俯き加減だった妻が仰け反りました。
入った・・・私が思うと同時に辻君の声が聞こえてきました。
辻君、遊泳コースから行こう、という蜷川さんの声が聞こえました。
今度は辻君も蜷川さんの指示に異議を唱えず画面は妻とSから離れ
遊泳コースの方向を映し出します。
すぐ横で妻とSが人知れずセックスしてるとも知らず、皆が楽しげに
自由気ままに泳いだり
談笑したりしていました。信じられませんでした。

694 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 2009/08/16(日) 14:55:29 ID:ANzvSHlE0 Be:
しかしよもやこのような場所でセックスする人がいるなんてことは
誰も想像していないわけで、それ故多少怪しげな動きをしていたとしても
誰もそれを気にしたりはしないのでしょう。
Sの肩の筋肉の隆起する動きに合わせてゆっくり妻の体が浮き沈みを
繰り返していても、大衆はまったくその事に感知してないようで驚きました。
注意がないという事は監視員も気づいていなかったのでしょう。
そもそも彼らは危険な飛び込み行為や、溺れたりする人がないかを
監視しているのであり、二人並んで立っている男女が居たとしても
そんなことに関心を傾けたりはしないのかもしれません。

695 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 2009/08/16(日) 14:56:36 ID:ANzvSHlE0 Be:
誰か気づけ！バレてしまえ！そして大恥晒せ！と思ってみていたのですが、
ほんの数十センチ横を何度か人が通り過ぎていったのですが、
誰一として人妻とSを気にする人が居なかったのです。
いきなりドプンという音がすると画面が一面ブルーに変わりました。
水中に映る水の揺らめきと、誰かの足がときおり映し出されては消えました。
おお、意外と綺麗に映るもんだな・・・と呑気な戻ってきたおやじの声が
聞こえました。
神山さんは、高いんだから壊すなよ、と言いつつも満更でもない表情をしていました。
ブクブクと泡立つ水中の映像が続き、急に画面にプールの底が映し出されました。

なにしてんの？

本人待ちです

そういや105はもう別の場所で続き投下してるの？

696 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 2009/08/16(日) 14:57:32 ID:ANzvSHlE0 Be:
どうやら辻君は潜水して妻とSに接近を試みようとしているようです。
画面が水面を映したり、底を映したり、はたまた誰かの足を映したりと
目まぐるしく画面が変わり、再び酔いそうになって吐き気をもよおしたのを
思い出します。
また誰かの足を映したと思った瞬間、それが妻とSの足元であると認識した
瞬間、車内に緊張が走りました。
もはや気持ち悪いなどと言ってはいられません、関係しているのが私自身の
妻である以上、張本人の私が見届けないでどうするんだ？という気持ちでした。

697 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 2009/08/16(日) 14:58:14 ID:ANzvSHlE0 Be:
私はもうたとえ吐いて吐瀉物にまみれようとも、二人の一部始終を見届ける覚悟でした。
画面が足元から少しずつ北上していき・・・やがて密着するムッチリとした妻の太腿と
Sの筋肉質な太腿が映し出されました。
水中の中でも日に焼けたSの肌は黒く、妻の白い肌がはっきりと確認でき、その色合いが
互いの肉質の違いを強調していて、絶妙に卑猥であり図らずも美しくも感じてしまった
事を今でも覚えています。
Sの大きな手は妻の括れた腰に喰い込んで妻の尻とSのペニスの間には全く隙間が確認
できませんでした。

698 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 2009/08/16(日) 14:58:59 ID:ANzvSHlE0 Be:
Sの方が背が高いということもあるのでしょうか、Sは水中で中腰のような姿勢になっていて、
膝の上に妻を乗せるような格好をしていました。
と同時に脳裏に椅子の上で妻にした行為が急に思い出され、下半身が射精寸前まで
高ぶっていくのがわかりました。
辻君は必死にことの真相を映像に映し出そうと二人の股下から上に向かっての撮影も
敢行したのですが、それでも結合部を確認することはできませんでした。
いわゆるピストン運動のようなこともせず、ただ妻の尻を自分の下半身に
密着させているだけで、動きというもの殆ど確認できませんでした。

699 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 2009/08/16(日) 15:00:10 ID:ANzvSHlE0 Be:
何かセックスにしては随分地味じゃないですか？ハハハ・・・と自嘲気味に私が言いますと
こういうのが味わいがあるんだ、腰を動かしてアヘアヘいってる映像なんて風情の欠片もない、
あんた何も分かってないね、とお叱りを受けるしまつで、
いったい私はなんなんだろうという気持ちとこの落とし前の付け所をどうつけたらいいのか、
という事を考えていましたら、不思議と先ほどまでの震えと
下半身の高まりが和らいでいるのに気づきました。
と、その時、急にモガモガモガという重低音が聞こえてきたのです。
それと同時に大量の泡が映し出されました。

700 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 2009/08/16(日) 15:01:02 ID:ANzvSHlE0 Be:
「やばい辻のやつ息が限界なんだ」と神山さんが言ったと同時にゴボアという音ともに
一際大きな泡が映し出されました。
瞬間、妻とSの下半身が離れ、真上を向いた異様に長いSのペニスが映し出されました。
そして片方の尻の肉が完全にはみ出た水着を慌てて直す妻の手が映し出されたのです。
辻君はどういう風に撮影したのか分かりませんが、頭は水上に出しても尚カメラだけは
妻とSの下半身に固定されていて、ほとんどブレも感じなかったのです。
もしかすると最初から息が上がって頭を水中に出した瞬間二人が慌てて下半身を離すのを
狙っていたのかもしれません。

726 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 2009/08/18(火) 22:23:09 ID:Mb6IHNie0 Be:
辻君と蜷川さんが戻ってきて、妻を乗せるＳの車を尾行するまでの記憶は
定かではありません。
定かではないというより何も考えていなかったと言った方が正しいでしょう。
私は、ただ漠然と車から外の風景を眺めていました。
思考が停止していました。
私の思考が戻ったのは妻から私の携帯に連絡があってからです。
しばらく間延びした車中に急に緊迫感が漂いました。
何と妻は真後ろにつける大型車に私が乗っているとも知らず、
携帯をかけてきたのです。
仕事大丈夫？と妻は第一声そう言いました。
私は何とか大丈夫だったと応えました。
さっきまでセックスしていたその口で言うのかと思いながら。

727 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 2009/08/18(火) 22:24:05 ID:Mb6IHNie0 Be:
妻は、そう大変だったわね・・・といかにも労をねぎらうような口ぶりで
言いました。
しらじらしい、妻の何もかもがしらしらしい、私はそう思いました。
そっちはどうなんだ、楽しくやってるのかと無難な言葉を吐き出そうと
したのですが駄目です。
そこに別の意味を込めてしまいそうで、言いかけては飲み込みなかなか
適当な言葉がでてきません。
しばらく携帯の会話が途絶えました。
私が何も言わないので、どうしたの？と妻が言ったのを覚えています。
疲れてるんだ・・・そう応えるのがやっとでした。

728 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 2009/08/18(火) 22:24:54 ID:Mb6IHNie0 Be:
車中の雰囲気は私に上手いこと言わせ、妻がどこかのラブホテルにでも
立ち寄らせたら最高だという期待感に満ち溢れていましたが、駄目でした。
本当に言葉が何も出ないのです。
疲れてるんだって・・・という言葉が聞こえました。
どうやら運転するＳに言ってるらしい事が分かりました。
じゃあ止めにする？という妻の声が聞こえました。
Ｓが二言三言何か言っているのが聞こえましたが上手く聞き取れませんでした。
何を止めにするって？という言葉を吐き出すのにどれほどの労力を費やした事か・・・。

729 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 2009/08/18(火) 22:25:55 ID:Mb6IHNie0 Be:
あのね、Ｓさんがテニスやってかないかなって言うんだけど・・・という
申し訳なさそうな妻の声が聞こえました。
続いて「ドタキャンしたんだから良いだろっ」というＳの声。
今度は私に聞こえるように携帯のそばで言ったのでしょう
ハッキリ聞き取る事ができました。
ちょっとやめてよと妻はＳをたしなめつつ、ゴメンね、帰った方がいいわよねと言いました。
本当に帰った方が良いと思っているのなら帰った方がいいわよね？ではなく、帰ると言うはずです。
いいよ母さんには（息子を）遅れて迎えに行くからって言っておくよと、
何とかその言葉を絞り出しました。

731 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 2009/08/18(火) 22:26:56 ID:Mb6IHNie0 Be:
お前は俺にそう言わせる為に言ったんだろう？労いなんて嘘なんだ。
これからＳとセックスするんだ。本当はテニスじゃなく、
ゆっくり何処かのホテルでセックスを楽しむつもりなんだろう？
息子も俺も置き去りにして・・・お前は・・・と
次々と恨み言が頭に浮かびました。
いいの？でも・・・というわざとらしく躊躇するような妻の言葉に、
キレそうになるのを辛うじて堪えつつ、
「いいよいいよ、せっかくだから行って来なさい」と応えますと、
車内の3人が手を叩きました。
それで少し心にゆとりができました。
そう、私の捉え方次第だ、というおやじの言葉を思い出しました。
Ｓの車は私たちがつけている事も知らずに暫く走り続けました。

732 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 2009/08/18(火) 22:27:37 ID:Mb6IHNie0 Be:
当然誰もＳと妻が本当にテニスをしに行くなどとは思っていません。
時間も時間ですしどこかのラブホテルに向かうのだろうと誰もが思っていました。
大通りから小道に入ってしばらくすると中学校が見えてきてきました。
しかし周りは閑静な住宅街という感じで、とてもそこにラブホテルがあるとは思えない場所でした。
中学校はもう随分日が傾いているのにもかかわらず大勢の生徒が残っていました。
ふと校門を見ると文化祭と書いてある紙花で縁取られた立て看板が見えました。
ああ文化祭の準備をしているのだな・・・と思いながら中学校の横を通り抜けた記憶があります。

733 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 2009/08/18(火) 22:28:30 ID:Mb6IHNie0 Be:
それがいかにも楽しげで、ああ、あの頃は小さな事でも悦びを感じて
自分の可能性に何ら疑うこともなく、将来自分にこのような惨めな出来事が
待ち受けているとは思いもしなかったな・・・などと思っていると
鼻がツンとしてきたのを覚えています。
Ｓの車は丁度学校を通り抜けた辺りで徐行をはじめました。
車の先を見ると大きなグリーンのネットが貼り巡らされていて、
そのネットの奥に○○スポーツゴルフ練習場と書いてありました。
Ｓの車がその駐車場に入っていくのを見届けてから、
ゴルフ場の少し先まで車を走らせました。
するとそのゴルフ場の脇に小さなテニス場が見えたのです。

734 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 2009/08/18(火) 22:29:20 ID:Mb6IHNie0 Be:
率直に意外でした。
ああ、本当にテニスをしに来たんだ、と皆少し毒気を抜かれた感じでした。
車を降りた妻とＳがラケットを片手にテニス場に入っていくのが見えました。
帰った方がいい？と言っていたくせに、妻はいかにも楽しそうにＳと話しながら
テニス場に向かっていく姿が見えました。
妻とＳはあれほど運動をしたのにもかかわらず、汗をかき続けました。
私たちは惚けたようにボールを追いかけラリーを続ける二人を眺めていました。
かなり惨めな心境でした。自分がバカみたいだと思いました。
Ｓの車は丁度学校を通り抜けた辺りで徐行をはじめました。
車の先を見ると大きなグリーンのネットが貼り巡らされていて、
そのネットの奥に○○スポーツゴルフ練習場と書いてありました。
Ｓの車がその駐車場に入っていくのを見届けてから、
ゴルフ場の少し先まで車を走らせました。
するとそのゴルフ場の脇に小さなテニス場が見えたのです。

735 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 2009/08/18(火) 22:30:10 ID:Mb6IHNie0 Be:
いよいよ日が傾き始め、ボールを追う二人が夕日で真っ赤に
染まっていたのを思い出します。
その姿を追い続けるにつけ、いったい正しいのはどっちで
間違っているのはどっちなんだろうという心境に陥りました。
絶対自分が正しい！と思っていた自分が揺らいでいくのを感じました。
ああ、テニスは本当だったんだなと思いました。
ラブホテル行には行くつもりがなかったのだなと思い、
プールであんな行為を見せつけられたにもかかわらず
ホッと安堵した気持ちになったのを覚えています。
気づけばテニス場に残っているのは妻とＳの二人きりになっていました。

736 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 2009/08/18(火) 22:30:57 ID:Mb6IHNie0 Be:
そして、暫くして中学校から夕焼け小焼けのメロディが流れてきたのです。
まだ残っている生徒はすみやかに下校してくださいという校内放送が聞こえてきました。
文化祭の用意が楽しくて女子としゃべるのが嬉しくて、
少しでも遅くまで残っていたいと思った中学時代の事を思い出しました。
そして私はいったいここで何をやてるんだと思いました。
Ｓも音楽が聞こえてきたのでしょう、彼はボールを手で受け止めると
その手を上げ、終わりの合図をしました。
すると妻がウィンブルドンの女子テニスプレーヤーがするような
挨拶をしておどけて見せたのを今でも覚えています。

742 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 2009/08/18(火) 23:40:26 ID:Mb6IHNie0 Be:
妻とＳは二人並んで更衣室があると思われる建物に向かって
歩きはじめました。
歩きながら妻はＳを見上げ、何か話しかけているようでした。
するとＳはさりげなく妻の腰に手をまわすのが見えました。
おっ、とおやじが声を漏らし、辻くんが身を乗り出しました。
妻は一瞬腰に目をやりましたが、咎めている様子はありませんでした。
そして、2〜3歩あるくと何故だかそこで二人は足を止めたのです。
Ｓは妻を見下ろし妻がＳを見上げたまま動かなくなりました。

743 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 2009/08/18(火) 23:41:07 ID:Mb6IHNie0 Be:
私は思わず唾を飲み込みました。
そして、Ｓは妻をゆっくり抱き寄せると、キスをはじめたのです。
永いキスでした。
私には永遠とお思える永いキスでした。
夕日に赤く染まり抱き合う二人の姿を見て「素晴らしい・・・」と
辻くんが思わず呟いたのを今でも覚えています。

-　完　-

838 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/26(水) 22:00:05 ID:49MIe2XH0
Ｓと妻の永いキスの途中、コートの前を下校した中学生が通りがかりました。
彼女達はそれに気づき立ち止まると、
うわぁ・・・という小さな声を上げました。
それでも二人はキスをやめませんでした。
ようやくキスが終わり、更衣室のある建物に二人が消えていくのを
私は呆然と見送っていました。
家族旅行や息子の小学校入学式の思い出がよみがえり、
妻にとってあれは何だったのだろうと思いましたが、
現実を前にして虚しくなるのでやめました。
それがやけに遠い昔の事のような他人事だったような気持ちになったのを
覚えています。
私がボウっとそんな考え事をしている時、辻君が待ちきれぬように
車を降りようとドアを開けたのです。
「見つかったら置いていくぞ！自己責任だからな」と念を押すように
神山さんが言いました。

840 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/26(水) 22:01:33 ID:49MIe2XH0
「分かってますよぉ」と辻君が言いました。
「中に人が居たらどうするつもり？」と
蜷川さんは問いつめるような言い方をしました。
正直、辻君以外が慎重なのは意外な気がしました。
居たら考えますよと辻君が答えますと、ちょっと待てと
おやじからストップかかりました。
やはり連帯責任を取らされるのを皆が懸念しているようでした。
そんな事を言ってる内に終わっちゃうよ！と今にも泣き出しそうな
辻君の顔が思い出されます。
が、辻君以外は越えてはいえない一線は越えない主義なようで、
感情先行の辻君の意見をなかなか聞き入れる気配はありませんでした。
正直言えば私も最後まで見届けたいと思いました。
できれば辻君が乗り込んでくれれば有り難いと思いました。
しかし考えてみれば私の妻と私の同僚の不倫なのです。
次第に人任せにするのはどうなのかという気持ちになってきました。

842 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/26(水) 22:02:49 ID:49MIe2XH0
考えあぐねたあげく「私が行きます」と、ついに私は言いました。
驚いた表情で皆が私を見ました。
「見つかっても妻と同僚が中に居るからと言えば説明がつくでしょう」と言うと、
「それはそうだけど、あんた大丈夫なの」
と言っておやじは心配そうに私の表情を伺っています。
「ここまででもう十分打ちひしがれましたよ」と自嘲気味に笑いますと
「まぁ自分のことだしね」と言って蜷川さんも同意してくれました。
無念そうな辻君からカメラを預かり、簡単なレクチャーを受けますと、
コートの門をくぐりました。
恐らく妻とＳ以外が残っていることはないはずです。

843 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/26(水) 22:04:47 ID:49MIe2XH0
中に管理人が居たとすれば別ですが、コート自体はクラブが所有してる
というにはそれほど大したものではなく、門の表札に白いペンキが
塗り足されていたのですが某自動車メーカーの名前が浮き出て見えました。
その事から察するに元はそこが所有していた施設をクラブが
譲り受けたものではないかと思われました。
リフォームするでもなくかなり建物もコートも傷んでいるように
見えましたからそこまで厳重なセキュリティがないのではないかと私は考えたのです。
建物に入るほんの数十歩の間、もし二人にでくわした場合の対応を
あれこれ考えた記憶があります。
正直言えば、早々に見つかって狼狽する二人の表情を見てやりたいと思いました。
いっそ、その方がスッキリするのにとも思いました。

844 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/26(水) 22:06:07 ID:49MIe2XH0
玄関には板状の靴置き場があり、蛍光灯には小虫の死骸が溜まっていて
何となく田舎の公民館を彷彿とさせました。
細い廊下に人の気配はなく、物音すら聞こえてきませんでした。
Ｓと妻はこの建物のどこで何をしているのだろう・・・
そう思うと心臓が早鐘のように高まっていきます。
足音をたてずにゆっくりゆっくりと奥に進んでいくと、一番手前に
集会所のような広い部屋がありました。
長いテーブルとパイプ椅子が整然と並べられていて、
そこに誰かが置いていったのかラケットがいくつかテーブルの上に
置きっぱなしになっていました。
玄関にある自動販売機がときおり音をさせてビクンとさせられたのを
覚えています。
トイレも電気が点いていませんでした。

845 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/26(水) 22:07:35 ID:49MIe2XH0
そして男子更衣室です。
廊下から続く蛍光灯が更衣室まで続いており、そこに人が居るのか
どうかまでは分かりません。
しかし居るとすれば更衣室が一番可能性が高いと思われ、私は固唾を
飲みながらゆっくりとそこへ足を踏み入れました。
もしいきなりセックスしている二人に直面してしまったらと、
緊張して喉がからからになりました。
目前のロッカールームからも物音がせず、思い切って中に踏み込みました。
が、やはり人の居る様子はありませんでした。
ロッカーの更に奥にシャワー室があるのですが、そこには電気も点いておらず、
当然中に誰も居ませんでした。
それはそうと人の居ない建物に入るというのは結構恐怖を伴うもので後ろに
誰かが居るんじゃないかとついつい何度も振り返っていたのを思い出します。

847 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/26(水) 22:08:57 ID:49MIe2XH0
男子更衣室を出て、あと残されているのはいよいよ女子更衣室だけです。
いざここしかない！と思うと急に追いつめられたような心境になり、
やっぱり辻君にお願いすればよかったと後悔しました。
そもそも女子更衣室に侵入して、見知らぬ者に発見されたらそれこそ完全に
変質者扱いです。
これまで私の築きあげてきた社会的地位を考えて、
果たしてここで突入するのがそこまで重要な事なのだろうかと自問自答しました。
しかしどうしても事実を確認しなければならないと決心し、
恐る恐る忍び足でそこに足を踏み入れたのです。
かつてここまで恐怖と葛藤を感じた経験は記憶にありません。
クレーマーとトラブルになり責任者としてヤ○ザの事務所に赴いた事も
あるのですが、ここまでの恐怖を感じる事はありませんでした。

848 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/26(水) 22:10:16 ID:49MIe2XH0
ロッカールームに足を踏み入れると、そこでもう既に人の気配が
漂っていました。
開けっ放しのロッカーに無造作に押し込まれたような男女の衣服が
確認でき、その一つが見慣れた妻のものである事は一目瞭然でした。
白く丸まった小さな布が妻のショーツである事は疑う余地もありません。
必然的に二人が裸である事が立証されたわけです。
自ら建物に足を踏み入れると決意した時に当然このような事態を
想定していたのにも関わらず私は激しく動揺しました。
何もかも投げ出して逃げ出したくなりました。
じっと身を潜めているとシン・・・と室内が静まりかえりました。
すると微かに奥からシャワーの水が床を叩く音が聞こえてきたのです。

849 ：105 ◆W/gSwczTMg ：2009/08/26(水) 22:11:05 ID:49MIe2XH0
聞きたくない・・・聞きたくない・・・
これ以上何も聞きたくない・・・
と私は思わず耳を塞ぎうずくまりました。
しかし当然それによって何かが起こる訳もありません。
ただ無駄な時間が過ぎていくだけでした。
私はそっと耳から手を離しました。
相変わらずザーザーという水が床を叩く音だけが微かに聞こえてきました。
私は朦朧とした意識の中で何とか立ちあがると恐る恐る
シャワールームに近づいていきました。
少しずつ、少しずつ、踏みしめるようにじわじわと足を前に出しました。

850 名前：105 ◆W/gSwczTMg [sage] 投稿日：2009/08/26(水) 22:11:37 ID:49MIe2XH0
そしてシャワールームの目の前にさしかかった時、
男の低いうめくような声が聞こえてきたのです。
続いて女のか細い叫び声がシャワーの音に混じって聞こえてきました。
一番聞きたくないものを耳にした瞬間、私の足はガクガクとわらってしまい
満足に歩行する事すらままならなくなりました。

916 名前：105 ◆W/gSwczTMg [sage] 投稿日：2009/08/31(月) 17:32:00 ID:NCJQmI3M0
奥に黄色いビニール製のカーテンで仕切られたシャワー室が見えました。
三つに仕切られた一つのカーテンだけが不自然にゆらゆらと揺れているのが見えました。
低いＳの咆吼と妻のかすれた細い泣いてるような声がハッキリと聞き取る事ができます。
私は激しい動悸と目眩で暫く身動きすることができませんでした。
朦朧とする意識の中、シャワー室の一つの蛍光灯だけが切れかかりチカチカと音をたてて
点いたり消えたりを繰り返していた記憶があります。
それでも私はわらった足を何とか押さえつつ一歩一歩引きずるように前に進んでいきました。

917 名前：105 ◆W/gSwczTMg [sage] 投稿日：2009/08/31(月) 17:33:14 ID:NCJQmI3M0
そして、カーテンの下から妻の白いムッチリとした足と日に焼けたSの足を
目の当たりにしたのです。
妻の足とＳの足は壁に向かい同じ方向を向いていて、それで二人が後背位で
セックスしているらしいという事が想像できました。
足が壁側を向いていたので、いきなり振り返らない限り見つかる事はないと判断した私は、
しゃがんでカーテンの中を覗き込みました。
床を叩くシャワーの水飛沫を拭いながら思い切って目線を上げました。
浅黒いＳの尻が目の前に見えます。
Ｓは妻のくびれた腰を掴み、渾身の力で腰を振っていました。
間近で肉の弾ける音が何度も聞こえてきます

918 名前：105 ◆W/gSwczTMg [sage] 投稿日：2009/08/31(月) 17:34:17 ID:NCJQmI3M0
動物のようなセックスとでも言うのでしょうか、いや交尾と言った方が的確かもしれません。
この雌を孕ませるという強い意志とこの雄の精子で孕みたいという意志がぶつかり合うように
感じました。
二人とも理性も良心の呵責も捨てた、その事のみに没頭している姿を見せつけられるにつけ、
私にはそのようなセックスは出来ないと思うと共に本来セックスとはこのようなものなのでは
ないかと、人間である前に動物なんだと思わず感銘を受けてしまいそうになる程でした。
妻は壁に押し付けられ、髪を振り乱しながら、さも気持ちよさそうに甘い叫び声をあげて
いたのを思い出します。
完全に私の知る妻の姿ではありませんでした。

919 名前：105 ◆W/gSwczTMg [sage] 投稿日：2009/08/31(月) 17:34:53 ID:NCJQmI3M0
私は更に身を低くし結合部をカメラにおさめようと試みる事にしました。
体が濡れる事もかまわず私はタイル状の床に横になると、そのままカーテンの中に
潜り込んだわけです。
今にして思うとよくそんなムチャをしたなと自分の事ながらに信じる事ができません。
何せ両足を開く二人の股の間に潜り込んだのですから・・・。
そのままカメラを上向きにして、結合部に近づけました。
水飛沫の中、揺れるＳの睾丸とペニスの根本までくわえ込んだ妻の膣が見えました。
妻の陰毛からポタポタと滴が流れ落ち、それがカメラのレンズを濡らしていきます。
私は何度もカメラのレンズを拭きとりそこに近づけました。

920 名前：105 ◆W/gSwczTMg [sage] 投稿日：2009/08/31(月) 17:35:45 ID:NCJQmI3M0
ヌラヌラと砲身を露わにしては没していくＳの異常に長い粘液にまみれのペニスを間近に見て、
改めて驚愕しました。
よくあんな長い物が入るものだなと、妻の波打つ下腹の柔らかい肉を見るにつけ、
あの長さだとへその辺りまで到達してるのではないかとかそんな事を考えていたのを覚えています。
Ｓが妻の揺れる乳房を揉みし抱くと一際大きな声をあげて体を仰け反らせました。
何度も、Ｓさん！と声をあげながら・・・。
何度も、気持ちいい・・・と言いながら。
それから二人は向かい合うように体位を変えると妻の太腿を小脇に抱えて再びセックスを
開始しました。
その姿勢ですと妻の方から私が視界に入ってしまう為、私は慌ててカーテンの外に逃げました。
カメラだけをカーテンの下に残しながら・・・。

921 名前：105 ◆W/gSwczTMg [sage] 投稿日：2009/08/31(月) 17:37:16 ID:NCJQmI3M0
蛍光灯が切れかかってきて暗かったですし、レンズが水飛沫を受けてしまうので何処まで
映せているかは疑問でしたが、私も後で見せてもらおうと何とか見つかるギリギリの線までは
敢行したのです。が、後から見せてもらったらやはり殆ど何が何だか分かりませんでした。
私は二人の喘ぐ声とガサガサと二人の体がカーテンに当たる音だけを聞いていました。
見えるものと言えば二人の足位なものでした。
どの位二人がセックスしていたのでしょうか、
私の記憶ですと恐らく三十分くらいだったと思うのですが、あれだけ体を動かして
よくここまで持続できるなと思いました。
特に妻はいくらかつて運動が得意だったとはいえ、主婦業が長かった訳ですから
普通ですとかなりなまっているはずなのにＳが射精するまで組んず解れつの肉弾戦を
繰り返していたのですから、それには感心するしかありません。

922 名前：105 ◆W/gSwczTMg [sage] 投稿日：2009/08/31(月) 17:38:02 ID:NCJQmI3M0
Ｓは私が予想した通り再び妻の中で射精しました。
Ｓのくぐもった声と共に妻の悲鳴にも似た声が聞こえ、足がつまさき立ったのが見えました。
それから、やや時間を置いてドロドロとした精液が妻の足をつたって流れているのが見えました。
白いペースト状の精液がシャワーの水と共に排水溝へ流れ着き、吸い込まれていくのを
私は漠然と眺めていました。どちらのものとも分からぬ縮れ毛が何本か流されずに
引っかかって揺れていたのを覚えています。
私が考えた通り彼が妻の中で射精したのは酔った上での過ちなどではなく、
確信犯的に妊娠させようとしていたのです。私に気づかせずに。
彼の射精を確認すると私は足早にその場を後に車へ戻りました。

923 名前：105 ◆W/gSwczTMg [sage] 投稿日：2009/08/31(月) 17:38:51 ID:NCJQmI3M0
私は車に戻ると彼の奥さんにＳの浮気の事実を伝えようと思うと、おやじに告げました。
おやじは私が感情的になっていると思ったのでしょう。
状況証拠を抑えて裁判で有利になるよう冷静に事を進めるべきだと言いました。
その意見に蜷川さんも神山さんも同意しているようでした。
しかし正直このような状況を続けるのは精神的にも限界です。
これ以上平静を装い妻と同居し続けるなどという事は想像したくもありませんでした。
おやじは、事を起こすのは一瞬で出来るけど、あんたの人生はこれから長い、
少しでも有利に事を運ばないと後々後悔する事になるよと言われて、
ようやく少し落ち着きを取り戻す事ができました。
Ｓが再び妻の中に射精した事を伝えますと、皆一様に妻の妊娠を覚悟した上での
行動に移すべきだと言われました。

924 名前：105 ◆W/gSwczTMg [sage] 投稿日：2009/08/31(月) 17:40:08 ID:NCJQmI3M0
堕ろさせるのか否か、堕ろせないとこまで引っ張ってDNA鑑定まで持っていき
Ｓに面倒を見させるという手が相手にとって手痛い反撃なのではないかという話もされました。
私が帰宅し、妻が何事も無かったかのように帰って来た時の心境は筆舌に
尽くしがたいものがあり、何を言っても言葉が上滑りしてしまいそうでなかなか言葉が
まわらず苦労しました。
「どうだった？」と聞くエネルギーをどれほど費やした事か。
楽しかったと、これからも続けてみようかしらと妻に言われた時に、私の心のどこかで
（次はあなたも行きましょうね）という言葉を期待してしまう
自分の情けなさといったらありません。
（次は〜あなたも〜）の期待の念を込めて「うちはみんな運動不足だからね」と
（みんな）を強調して言ってしまい、あまつさえ期待した返事が無かった時の
落胆も相当なものでした。情けなくも事実です。

925 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 2009/08/31(月) 17:41:06 ID:NCJQmI3M0 Be:
「うん、私だけでも健康でなくちゃ子育て出来ないわ」と言われた時の心境ときたら・・・。
結局、妻とＳは同じ時刻にテニスコートでセックスを2〜3度繰り返しました。
3度目でしたか、その日は何故だかおばちゃん連中が遅くまで残っていて、
待ちきれなくなったのか二人は何と建物裏の中学校と隔てるせいぜい1メートル程度の
狭い隙間に入り込み、そこでセックスを始めたのです。
辻くんは我々の止めるのも聞かずに中学校の非常階段を上がって屋上から撮影を敢行しようと
した時には肝を冷やしました。
日も落ちて薄暗くなった狭い隙間で妻をフェンスに押し付けセックスをする二人の映像を見て、
さすがのおやじも「良くやるねぇ・・・」と感嘆してたのを思い出します。
しかしさすがに後からそれはマズいと思ったのか二度とテニス場でのセックスはしなくなりました。

935 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 2009/08/31(月) 19:15:01 ID:NCJQmI3M0 Be:
代わりにテニス場を早々に切り上げ、安く寂れたようなラブホテルに行くようになったのです。
恐らくＳの小遣いで立ち寄っていたのでしょう。
毎回そこにしか行きませんでしたね。
ラブホテルでは盗撮する事もままならなくなり、おやじもそろそろ良いだろうと言ってくれた
事も手伝って、私はＳの妻に事の次第を告白する決断をしたのです。

961 105 ◆W/gSwczTMg [sage] 2009/09/01(火) 16:18:36 ID:PnGrIcqj0 Be:
理由はよく分かりませんが、何度か書き込み禁止にされてしまいまして
（プロバイダーが規制されてるのか、私自身の書き込み過ぎなのか良く分からない）
解除される間に誰かが書き込んだ様子もなかったので引き続き書こうかとも思ったのですが
このスレも既に950を越えてる事もあり、やはりここらで自粛する事にしました。
という訳で続きは別の場で書く事にします。
ただそこが荒れて迷惑をかけるといけないので何処とは言えませんが。
過疎った所にでも見つけて書こうかなと思っています。でわでわ

ふぅ

長ぇ〜よｗ

こぴぺ乙です

続きはまだかなー?(´・ω・｀)

105氏早く来て〜

105に気づいてもらえるように

>>253
乙。
これで来なかったら…悲しいですな。

105氏は、荒れるといけないから続きはどこで書くか教えてやらねーよｗとの事だが、
そのどこぞの過疎スレとやらで途中から書くのだろうか？
それまで読んでいた人に読ませないとか、一体何がしたいのやら。
意味わかんねぇ。嫌がらせのつもりだろうか？
まぁ何でもいいけど。

コピペ乙過ぎるｗ

そうか？
本スレを抽出で十分だろ

そして105がこのスレに書き込むことは2度となかった
　
　
　
　
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　未完

見つけたって人が何人かいたけど、

どこか他のスレで続き書いてるんじゃないんですか？

知ってたら教えて欲しいです…

い　　ち　　ま　　る　　ご　　し　　ま　　だ　　ぁ　　？

教えてもいいの？

やめとけ。

>>263
別にいいんじゃない

ダメな理由がわからん

天の邪鬼かなって思った。

105の続きが読みたくて読みたくて夜も眠れん。

何で教えて貰えないのでしょうか？

誰か知ってる方いたら、誘導してほしいです。

続きが気になって仕方ありません。

それはね、某コテだからさ

お願いです。教えて下さい…

おいおい、釣られるなよｗ
105はまだどこにも続き書いてねーし。

「もぱわか」で検索してごらん。

何年言い続けりゃ、気が済むんだい？ｗ

どうしたんだい？

まあゆっくり下げて待とうじゃないか

うーん、たださ、このスレでの>>251　すなわち
元スレ935を読むと、105氏ダイブモチベーション
下がってるような気がすんだよな〜
なんとか続き書いてほすい。私怨。

程よく沈んできたら書く予感

えっ？ 此処に書いてくれるのかな？

見つけ人は誘導貼ってくださいね。

105はおれたちの事など忘れてしまって、いつもの生活にもどったのさ。
では、このスレどうする？

捕手

あっちよりこっちの方が進んでる
あっちはようやくオヤジと出会った所までのコピペ上がったとこだし

ちょうど最後の村に来たとこだろ

プールでの水中ファックのシーンを読んだときは興奮したな。
何か、読んでるだけでドキドキしてしまった。
あの盗撮チームは、一人ずつキャラがたってて、あれだけでシリーズ化できそうだったのにね。

続き読みたいね。

ここで調子に乗って持ち込みとかしてるんじゃね？

最初の自宅ファックがピークだよ
やっぱりあの葛藤がいいんであってそれがなくなったらただの不倫だもの

なるほどね
形式上では自分の彼女・妻だけど、一度でも相手の男に体を許した時点でもう自分の彼女・妻ではなくなってる訳ね

続き読みて〜なぁ〜

続き読みたけりゃ購読料払えってか

105=みかん？

いやいや続くさ

おーーい　105〜

期待あげ

105といえば世界のシマノ

105が続きを書こうが書くまいが知ったこっちゃないが、スレを立てた奴とコピペ貼った奴への礼くらいはするべきだと思う。

>295 いやいや、それはおかしい。

スレを立てた人もコピペ貼った人も、105に頼まれたわけではなく、自分で進んでやったこと。
それを「礼くらいはするべきだ」と部外者のあなたが決めつけるのは筋違いだと思う。

>>296
部外者ならなｗ

俺は部外者ではないが礼はいらん。

もう妻と対決してんじゃん…

スレ立てたもんだが礼はいらん

しかし主不在でよく300まで埋まったもんだw

乱立埋め荒らしってことで通報だな

元々気持ちが離れてたのか…
そりゃ簡単に浮気に走るわな。
しかしこうもあっさり開き直るとは…

>>302
ちょいと待たれよ！
その感想は誤爆なのか、どこかで105氏の続きを読んでのものなのか、
お答え願いたい。つか、105氏なら場所をおしえてたもれ。

どこのスレ？

105氏の居場所は分かるけど
誰かも言ってる通り続きは書かれてないはずだ。
ていって俺の知らないスレで書かれてたりしてｗ

VIP板か天国板に続編があったりしてw

結局ないのか・・・

2chにはいないよ

そうそう２ｃｈにはいない

昔読んだのににてる

どうした105

発見w

どこだ１０５

105氏〜！
もう、充電期間は医院ジャマイカ？
早く、続き世路。

分かった！まかせとけ！

い・ち・まる・ごーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
かむばーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっく

読んでてこれ思い出した
ttp://saeta.blog65.fc2.com/blog-entry-1008.html

>>317
ぬおおおお！いい奴、紹介ありがとん。ｗ
105氏のはリメイク版とも個人的には見える。でもこれはこれで続きが見たい。

似たようなところで終わってた。orz

ていうか同一人物だろ

だから途中やめ・・・と

同一人物なら少しくらい発展があるはずだろ
後発の方がパクリじゃないのか？

まさか5年以上前に書いたのが残ってるとは思わなかった(_□_；)!!

潜伏きめぇよカス

105降臨か!?
待ってました

待ってたよ〜
続き楽しみにしてるからいつでもいいよー

続き期待

もう書かなくていいよｗつまんないからｗｗｗ

>>328
お前スレタイ読めてるか？

てかもう誘導しちゃえばいいじゃん

やめとけ
ついてくんぞ変なのが

専スレいけと言ってたカスが、わざわざこっちきてまで煽る
要するにただの荒らしだったってわけだ
マジきめぇな

自宅警備員だからPCにかじりついて
煽る事しかできないんだろうねｗ

>>333
自宅警備員だからPCにかじりついて
煽る事しかできないんだろうねｗ

>>317 本人がセルフリメイクしたってこと？
日付見ると２年前なんだけど…

全く別人だとすると、後発の奴がパクったてことになるが。
どっちでも構わんけど、結末がどうなるか興味ある事には代わりはない。

当時、小説書いてみたい奴と読みたい奴というスレに書いたはず。
まあ折りを見て書きますよ。
ちょっと今は書けそうにありませんが。

うん待ってるよ。

急がなくてもいいですけど、絶対続きよろ�C

>>336
てことは小説でＦＡ？

小説以外の何だと思ってたんだ？�C

ジムのプールで入れたりとかなw
でも覗きグループのメンバーのキャラが立ってて普通に面白い

�C
かける時期になったら書いてくれ。

いつでもいいんでのんびりと書いてくだせぇ
のんびりまってるよ

続きよみてぇー的�C

的�C

見た事あると思ったらこれプール男が自分のブログで書いてるやつだろ？
こっちのをあっちにコピペしてるだけか？

まだ〜ん？

今月初牡蠣子

つづき待って鱒

あけましておめでとうございます

今年も夜露死苦お願いします

S氏裏山

S氏裏山歯科

よし！すっかり105氏のこと忘れてたけど、
また、私怨の日々に戻る！！

Hentai Teen Sucks A Dick Well
http://www.megafilex.com/video/198/
Daisy Marie Takes A Cock From Behind
http://www.megafilex.com/video/206/
Mayara Rodrigues Public Adventure
http://www.megafilex.com/video/200/

ぴきーーーーーーーーーーーん！
ごめん、言ってみただけ。

いいよ　いいよ。

ねえねえ、構想練ってくれてる？
それとも放置プレイ？

たぶん後者w

もういい！もうたくさんだ！（池野メダカ風で。
このスレもったいない！われこそはと思うクリエイターの諸君！
アナザーストーリ風でいいから続き書いて！お願い。

おーい　105〜

だが彼がここに書き込む事は二度となかった…














　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　−完ー

がび〜ん

>>362
なぜか、ビガーパンツをすぐ閃いたおれは包茎短小童貞か？

ぬるぽ。

がっ

b

もう、そろそろお願いしますよ。
で、上げ。ぬるぽ。

あそこ一番最後の方、途中から内容書き換えられてるよね。

　

ぬ
　る
　　ぽ

(*v_v*)zzZ

263テスト

うふ〜ん

定期保守

保守的

保守

もう来ないんか？

あげてみる

うふ〜ん

あげぬるぽ

うふ〜ん

やりや

うふ〜ん

この過疎さなら言える！
ぬるぽ。

>>385
ガッ！
って、これ書いたのたぶんおれ。

あげ

あは〜ん

あは〜ん

うふ〜ん