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妄想狂:
【1章 矢口】
剛はホテルの部屋に入るなり慌ただしく矢口の唇を求めた。舌を荒々しく差し込み絡み合わせる。身長差が大きいので剛の姿勢は随分前かがみになり半ば抱き上げるような形になっている。
手は白いセーターの上から小ぶりだが形の良い胸を揉みしだいている。
「ん、ん、、、、、はぁ・・・ぁぁ・・」
矢口の口からは甘く熱い吐息がすでに漏れ始めている。もうここに着く前に車の中で散々にセーター越しに胸を揉まれ乳首を摘ままれ、矢口の花芯は期待に疼いていたのだ。
信号が赤になると剛は知らぬ顔をしながら、矢口のミニスカートに手を差し入れ下着の上から敏感な部分を指でなぞった。もう下着の上からでも割れ目が透けて分かるほどに秘部はグッショリ濡れている。
思わず矢口が声を上げそうになると、無常にも信号は変わり車は動き出す。そうすると剛も何事も無かったかのように、手を止めてしまうのだ。
「ねぇ・・剛・・いじわる・・・」
じれったくなった矢口が、甘えた声で剛を誘う。
「真里はHだなぁwホテルに着いたらたっぷりしてやるよw」
こんな会話をしながらホテルに着いた。二人とも欲望は極限に達していた。