1 :
えっちな21禁さん:
2 :
ぽに:05/03/09 15:34:02 ID:eGRZmWN0O
ケータイから逃げと
3 :
えっちな21禁さん:05/03/09 15:34:10 ID:2aKZkmdR0
*スレ立て人より:Part4の立て直しです。
ログからレス番
>>37までをコピペしていきますが
涅槃さんの書き込みは行数の関係で日付、トリップなどは
省略してペーストしていきます。ご了承ください。
4
5 :
えっちな21禁さん:05/03/09 15:35:09 ID:2aKZkmdR0
3 05/03/05 00:01:40 ID:tsKXoE4QO
えっちな21禁さん(sage)
>1
前スレの970です。
本当にありがとうございましたm(_ _)m
6 :
えっちな21禁さん:05/03/09 15:35:55 ID:2aKZkmdR0
4 05/03/05 00:14:09 ID:eXedevT80
えっちな21禁さん(sage)
お兄ちゃんいるんだけど(5コ上の22歳)エッチしたいけどいえない・・・
私はお兄ちゃんとしたいんだけどなぁ。
この間後ろから抱きついておっぱい押し付けてみたけど(65D)
笑いながらバーカって言われてしまった。。。
7 :
えっちな21禁さん:05/03/09 15:36:40 ID:2aKZkmdR0
5 05/03/05 00:52:41 ID:LFjyfGG20
えっちな21禁さん(sage)
スレ立て乙
>>4 めげるな!
風呂上がりにバスタオルだけの姿で部屋に
遊びにいくとか・・・(w
ミニスカとか・・・(ww
っと 後先考えず煽ってみるテスト
8 :
えっちな21禁さん:05/03/09 15:37:26 ID:2aKZkmdR0
6 05/03/05 01:36:25 ID:2kvX+W54O
えっちな21禁さん
保守
9 :
えっちな21禁さん:05/03/09 15:38:02 ID:2aKZkmdR0
7 05/03/05 01:45:18 ID:QGz9qaGDO
えっちな21禁さん(sage)
>>4 それなんてエロゲ?
10 :
えっちな21禁さん:05/03/09 15:38:42 ID:2aKZkmdR0
8 05/03/05 10:50:41 ID:CM1PZGd9O
えっちな21禁さん(sage)
そのレス流行ってるのか?
11 :
えっちな21禁さん:05/03/09 15:39:27 ID:2aKZkmdR0
9 05/03/05 11:00:34 ID:MI4QAFsHO
えっちな21禁さん(sage)
>>7がVIPPERなだけだろ
12 :
えっちな21禁さん:05/03/09 15:40:04 ID:2aKZkmdR0
10 05/03/05 11:19:00 ID:xq4iyg92O
えっちな21禁さん(sage)
>>4 フォローしきれないから年齢を書くなバカチン
13 :
えっちな21禁さん:05/03/09 15:40:45 ID:2aKZkmdR0
11 05/03/05 18:20:32 ID:zA1JyEJF0
涅槃◆gjdpaKvkYs(sage)
スレ立て乙です〜。
じゃ、続きです↓
14 :
涅槃:05/03/09 15:41:47 ID:2aKZkmdR0
奥の部屋で母さんと章子が何かを話しているらしい。
ボソボソと話し声が聞こえる。
みんなよりも遅めの昼食を食べていると、友美がやって来た。
「ねぇねぇ、お兄ちゃん。昨日あの子と一緒に寝たって本当?」
「そうだよ。」
「変なことしなかった?」
「してないよ。」
本当は少しドキッとさせられた場面があったが、言わないでおいた。
「ふーん・・・。お母さん、機嫌悪かったよ。」
「なんで?」
「・・・しーらない。」
15 :
涅槃:05/03/09 15:42:25 ID:2aKZkmdR0
そう言うと、友美は2階に上がっていってしまった。
・・・そりゃ、女の子と一緒に寝たってのはまずかったかも知れないけどさ・・・。
だが、世間では、こういうことはタブーとされている・・・。
ま、いっか。
千尋は俺になついてくれている。
俺はそれを受け入れている。
ただ、それだけのことだ。
泥でもなんでも、汚名でもかぶってやろうじゃないの。
16 :
涅槃:05/03/09 15:43:06 ID:2aKZkmdR0
昼食を終えると、自分の部屋に戻った。
千尋がベッドの上で漫画を読んでいた。
俺が来たのに気がつくと、すぐに起き上がった。
「あ、ごめんなさい・・・ベッド勝手に使っちゃって。」
「あー、いいよいいよ。俺やることあるし。」
「勉強ですか?」
「そそ。」
椅子に座り、鞄から教科書を取り出す。
期末テストはもう終わったが、危うく赤点をとってしまいそうなくらい悪かった。
17 :
涅槃:05/03/09 15:43:45 ID:2aKZkmdR0
そこに友美が「おにーちゃーん。」と言いながら入ってきた。
「わりぃ、勉強中。」
「あたしも勉強中。教えてよ。」
「千尋ちゃん、こいつに勉強教えてやってよ。」
千尋は正直に「わかんないですよー。」と答えた。
「お兄ちゃん!」
「あっはは、怒るなって。」
18 :
涅槃:05/03/09 15:44:24 ID:2aKZkmdR0
マイナスのかけ算とわり算に関する問題だった。
符号を付けるのがややこしくて、かなり苦戦した覚えがある。
ひととおり説明すると、納得したようだ。
「ふーん・・・。お兄ちゃんって結構頭良いんだね。」
「だまれペチャパイ。」
「・・・ひっどーい!ちーちゃん、これがこの人の本性だからだまされないようにね。」
友美は千尋のことを「ちーちゃん」と呼んでいた。
いつの間にか、仲良くなっていたらしい。
千尋はあはは、と笑っていた。
「なんか・・・二人とも仲良さそうですね。」
「ぜんぜん!あたしお兄ちゃん嫌いだもん。」
「あたし・・・兄弟がいないからわかんないなぁ・・・そういうの。」
千尋は寂しそうな顔をした。
本当は、思いっきり目の前に二人の兄姉がいるのだが。
19 :
涅槃:05/03/09 15:45:14 ID:2aKZkmdR0
「千尋ちゃん、3人で何かして遊ぼか。」
「え?勉強はいいんですか?」
「いいよいいよ。面倒だし。」
「あたしはやだよ・・・。もうすぐテストだし。」
友美は少し不機嫌顔だ。
「いいじゃん別に。勉強ばっかりしてるとバカになるぞ。」
「お兄ちゃん中学生だったころ、勉強ばっかりしてたじゃん。」
「ああ、それで俺パーになったんだよ。」
千尋が笑った。
しかし、ドアの威圧的なノックがその笑顔を瞬時に消し去った。
20 :
涅槃:05/03/09 15:45:55 ID:2aKZkmdR0
「健太さん、千尋はいる?」
章子の声だ。感情のこもってない冷たい声だった。
「いますけど・・・。」
「千尋、いらっしゃい。」
千尋は言われるままに部屋を出て行った。
悲しそうな顔で「ごめんなさい」と言いながら。
「千尋ちゃん。」
千尋が振り向く。
「あとでまた遊ぼうな・・・。」
千尋はコクリとうなずいてくれた。
21 :
涅槃:05/03/09 15:46:37 ID:2aKZkmdR0
「ふー・・・。」
急に暗い気分になった。
「ねえ、お兄ちゃん。」
「ん?」
「あの人たち、なんか雰囲気変だよね。親子じゃないみたい。」
「そうだな・・・。」
「昨日ちーちゃんと何か話してたんでしょ?」
「ああ。」
「話してて、何かわかったこととかないの?お父さんに暴力ふるわれたとかさ。」
あるにはあるが、このことを言ってもいいのだろうか・・・。
言えば友美もショックを受けるだろう。
しかし、言わなくてもいずれは知ることだ・・・。
22 :
涅槃:05/03/09 15:47:22 ID:2aKZkmdR0
「あたし、ちーちゃんのことすごい心配・・・。」
その言葉を聞いて、告白する決心がついた。
俺と気持ちはおんなじなんだよな。わかったよ、友美。
「一つだけわかったことがある。」
「え?」
「言わなくたってどうせいつかはバレることだから、言うよ。」
「・・・。」
「けど・・・あまり驚くなよ?」
「うん。絶対驚かない!」
少しの沈黙の後、口を開いた。
「千尋は・・・俺たちの妹だよ。」
やはり、友美は驚きを隠せない様子だ。
23 :
涅槃:05/03/09 15:48:15 ID:2aKZkmdR0
「そう・・・なんだ。」
「あの子には言わないでな・・・。」
友美は「わかってる」とだけ言った。
「そうなんだ・・・あの子、お父さんの子なんだね・・・。だから昨日、お父さんの話してたんだ・・・。」
「そうみたいだな・・・。」
「じゃあさ、お父さんがあの子に何かしたのかな?」
「・・・俺も最初はそう思ってた。」
「・・・え?」
「あの子が、親父のことを「優しい」って言ったんだ。・・・嘘言ってたようには見えなかったし。」
「えー・・・謎だらけじゃん。」
友美は不安そうな顔をしている。
俺には慰めてやることさえできなかった。
24 :
涅槃:05/03/09 15:48:59 ID:2aKZkmdR0
その日の夕食中、
母さんが「明日ね、お母さんと章子ちゃん出かけるからね。お留守番お願いね。」と言った。
「千尋ちゃんもお願いね」と、母さんは付け加えた。
「はい・・・。」
千尋はまた影のある少女に戻っていた。
だんだんと怒りがこみ上げてくる。
大人ってのは、傷つけたことすら気がつかないものなのか。
25 :
涅槃:05/03/09 15:49:42 ID:2aKZkmdR0
夕食後、千尋が俺の部屋にやってきた。
「健太さん・・・入ってもいいですか?」
「ああ、おいで。」
そう言うと、千尋は「すいません。」と言った。
「どうしたの?」
「お母さんが・・・あまり迷惑かけるなって。」
「そうなんだ・・・でも、俺全然迷惑じゃないよ。」
「・・・・。」
「明日は3人でどこか出かけようか?」
そう言うと、千尋の目から涙がこぼれはじめた。
今まで抑えていた感情が噴火するかのようだった。
「千尋ちゃん・・・。」
慰めるなんて器用なまねはできない。
涙をハンカチで拭いてやった。
こんなつらい思い・・・本当はしなくていいのにな。
26 :
えっちな21禁さん:05/03/09 15:50:24 ID:2aKZkmdR0
24 05/03/05 18:34:40 ID:VrW0p2krO
えっちな21禁さん(sage)
支援
27 :
涅槃:05/03/09 15:51:08 ID:2aKZkmdR0
その夜も、千尋は部屋を抜け出して俺の部屋にやって来た。
取り留めのない話をした。
これで少しでも千尋が慰められるのなら・・・と思った。
この子に真実を伝えられるのはいったいいつになるのだろう。
28 :
涅槃:05/03/09 15:51:54 ID:2aKZkmdR0
翌日、母さんと章子は朝早いうちから家を出ていた。
テーブルに手紙が置いてあり、「夕方には帰る」と書いてあった。
「さてと・・・。今日はプールでも行く?」
食事中、二人に聞いた。
「さんせー!」
「あ・・・。」
千尋が言葉につまった。
「どうしたの?」
「あたし・・・水着持ってきてないです。」
「途中で買えばいいよ。」
「でもさぁ、お母さん留守番してろって言ってたよね。」
友美が心配そうに言った。
29 :
涅槃:05/03/09 15:52:35 ID:2aKZkmdR0
「わかりゃしないって。」
会話中に頭の中で銭勘定をすませる。
1万円もあれば十分足りるだろう。
「じゃ、決定の方向で。行く準備すんぞ〜!」
さっさと朝食をすませ、2階に向かった。
この町には大きなプールは無いので、電車で遠出しなければならない。
しかし、二人の妹と一緒なので移動時間も楽しかった。
途中で弁当を買っていたとき、千尋が「秘密の旅行みたいですね。」と言ったのが印象的だった。
30 :
涅槃:05/03/09 15:53:13 ID:2aKZkmdR0
「ちーちゃん、寝ちゃったね――――」
帰りの電車で友美が話しかける。
夕日が3人の影を作り、電車がそれをゆらゆらとゆらしていた。
「遊び疲れたんだろうなー。千尋ちゃん、すっげーはしゃいでたし。」
千尋は俺によりかかって寝ている。
「これからどうするの?」
「どうするって?」
「一緒には暮らせないのかな、って思って・・・。」
「難しいだろうなー・・・。完全に血の繋がった兄妹じゃないかも知れないし。」
そう、千尋は章子と親父の間に生まれた子なのかも知れないのだ。
「でもさぁ・・・。」
「子供には口を挟む余地はないよ。」
「それじゃ、ちーちゃんがかわいそうだよ!」
友美には珍しく、俺に抗議してきた。
31 :
涅槃:05/03/09 15:53:57 ID:2aKZkmdR0
「じゃあどうすればいいんだよ。」
「そんなのわかんないよ・・・。」
言いたいことはなんとなくわかる。
しかし、千尋は章子と一緒に暮らすのが最善なんだ。
誰だって、たとえ生みの親でなくても、育った親元で暮らすのが一番だろう。
俺たちがどうこうできる問題ではない。
「一緒には暮らせなくても・・・ときどき会えたらいいんだけどな。」
眠っている千尋をなでながら言った。
友美は寂しそうに「うん・・・。」と言った
しょうがない。これ以外に方法はないんだ。
そう自分に言い聞かせた。
32 :
えっちな21禁さん:05/03/09 15:54:29 ID:2aKZkmdR0
30 05/03/05 18:40:41 ID:zA1JyEJF0
涅槃◆gjdpaKvkYs(sage)
やっぱり長くなっちゃうなw
そして、前もそうだったけど話が暗い・・・。
性格でしょうかねw
33 :
えっちな21禁さん:05/03/09 15:55:01 ID:2aKZkmdR0
31 05/03/05 18:47:12 ID:RphXKrCF0
えっちな21禁さん(sage)
イイヨー4円
34 :
えっちな21禁さん:05/03/09 15:56:35 ID:2aKZkmdR0
32 05/03/06 00:21:13 ID:EcF7OT+zO
えっちな21禁さん(sage)
前スレ埋め完了しますた
35 :
えっちな21禁さん:05/03/09 15:57:12 ID:2aKZkmdR0
33 05/03/06 05:05:11 ID:TjKIwFP80
えっちな21禁さん(sage)
>>32 どつかれさん(w
36 :
えっちな21禁さん:05/03/09 15:57:47 ID:2aKZkmdR0
34 05/03/06 08:54:02 ID:oophoO3x0
えっちな21禁さん(sage)
>>32 時節柄、埋め(梅)祭りかよっ!!w
どうせなら「梅」の一文字で産め尽くせぱ観梅会が出来たのに。
ま、何はともあれ梅お疲れさん。
37 :
えっちな21禁さん:05/03/09 15:58:21 ID:2aKZkmdR0
35 05/03/07 00:09:41 ID:T3LcSC5uO
えっちな21禁さん
いいよ、いいよ、つづき楽しみ!しえ〜ん
エロばかりが話じゃないっ
それじゃスレ違いか?!
38 :
えっちな21禁さん:05/03/09 15:58:54 ID:2aKZkmdR0
36 05/03/07 21:39:11 ID:N4C2PGLh0
えっちな21禁さん(sage)
>>35 無問題。
エロオンリーとは唄ってない。
39 :
えっちな21禁さん:05/03/09 15:59:29 ID:2aKZkmdR0
37 05/03/07 22:27:56 ID:eDf2PJzo0
えっちな21禁さん(sage)
禿堂。
大した前振りもなく即エチじゃ話が興醒めだしな〜
かすかに微エロ展開も悪くないと個人的には思ふ
40 :
えっちな21禁さん:05/03/09 16:02:38 ID:2aKZkmdR0
*スレ立て人より
以上が私のログに残っていた書き込みです。
>>37以降に書き込みをされていた方
いらっしゃいましたら申し訳ありませんが
必要なら再度書き込みをお願いします。
なお、告知のためageさせていただきました。
それでは、引き続きお楽しみください。
41 :
えっちな21禁さん:05/03/09 16:13:11 ID:88fBqqmM0
>スレ立て人氏
激しく乙そしてGJ!
42 :
えっちな21禁さん:05/03/09 18:59:04 ID:6SKyixGV0
おおう、探した探した
落ちちゃったのか・・・orz
>>1 乙
43 :
えっちな21禁さん:05/03/09 21:57:47 ID:DODib47Q0
50レスまで行かないと落ちるんだっけ?
>>1は乙ですた
落ちてたんですね。
びっくりした。
遅れて申し訳ない。
続きドゾー↓
家に帰ると、母さん一人で晩飯の支度をしていた。
「章子さんは?」と聞くと、
「用事があってね、お家に帰ったのよ。明後日には戻ってくるって。」と言った。
そう聞いてホッとした。
もう千尋の暗い顔を見たくはない。
「千尋ちゃんもすっかりあんた達になついたみたいだねー。」
「ああ。今2階で友美と遊んでるみたい。」
今、聞くべきだろうか?
千尋も友美も章子もいない。
千尋のこと。親父のこと。聞きたいことは山ほどあった。
何から聞くか・・・
「なあ、母さん。」
「なに?」
「親父って、今どこで何してるの?」
「え?」
洗い物をしていた手を止めた。
「聞きたいんだよ。」
まじめな顔をして言うと、母さんの表情も真剣になった。
「お父さんは・・・どこ行ったのかわからないのよ。」
「嘘つくなよ。」
「嘘なんて・・・ついてないわ。」
母さんの目が泳いでいる。嘘をついているのは明らかだった。
「じゃあさ、おととい3人で話してたときに、親父の話が出たのはどうして?」
「・・・。」
「何もかも話してよ。千尋ちゃんが俺らの妹だって事ももう知ってるんだから。」
「そう・・・そこまで知ってるんだ。じゃあ隠す必要もないわね。」
母さんはいったん深呼吸をしてから話しだした。
「千尋ちゃんは私と、お父さんの子供よ。」
「どうして章子さんの家で暮らしてるの?」
「私とお父さんが離婚してね・・・。そのとき赤ん坊だった千尋の親権だけ、お父さんが持っていったの。」
「そして親父は章子さんと再婚した・・・。」
母さんは力無くうなずいた。
だいたいは予想通り。驚きもしない。
俺が聞きたいのはそこから先だ。
「章子ちゃんと私はもともと友達だったからね。お父さんと章子ちゃんが結婚してからも仲良くしてたわ。」
「で、ここに相談しに来たのはどうして?」
「千尋ちゃんをこの家の養子にしてくれって・・・」
「どうして今さら?」
「お父さんの子だからって・・・。」
「そんな理由で・・・いくらなんでも勝手すぎるよ!」
「私もそう思ったわ。・・・でも、私はお父さんのことがよくわかってる。
だから、私章子ちゃんに同情しちゃってるのかな。再婚するときも私、かなり反対したのよ。」
親父の正体がよけいわからなくなっていった。
「親父はいったい何したの?」
「・・・お父さんもね、可愛そうな人なのよ。
子供のときに虐待されてね。それで性格が歪んじゃった・・・っていうのかな。」
「・・・それで同情してんの?同情して結婚したの?」
「そんなこと・・・ないわ・・・。」
ふぅ、とため息をついた。
もう勝手にしてくれ。
大人の事情なんてどうでもいい。
俺は俺のやり方で千尋を守るから。
部屋に入ると、千尋がベッドに寝そべって漫画を読んでいた。
「あれ?友美は?」
「あ、友美ちゃん自分の部屋に行きました。勉強しなきゃヤバイって。」
「そっか。」
千尋は「あ・・・。」と言うとあわてて飛び起き、
「ごめんなさい、勝手に使っちゃって。」と言った。
はにかみながらそう言う千尋。
千尋は、こないだまで見られなかった笑顔ができるようになっていた。
押さえ込まれていた、と言うべきか。
私怨
「あ、いいよいいよ。」
くすっ、と笑う。
何回このやりとりを千尋と交わしただろう。
それに合わせて千尋も笑っていた。
「な、千尋ちゃん。」
「なんですか?」
屈託のない笑顔がここにある。
この笑顔を守りたい。守ってやりたい。
千尋にゆっくりと近づき、そっと抱きしめる。
胸のあたりに千尋の顔が当たっている。
「・・・健太さん?」
そのまま千尋の顔を引き寄せ、唇にそっと口づけをした。
なんでそんなことをしようとしたのか、自分でもわからない。
駆り立てたのは自分勝手な欲望か それとも千尋を守ってやりたいと願う優しさか
そんなのはどっちでもよかった。
ただ、キスがしたかった。
この無垢な少女の唇を奪いたかった。
どれだけ時間がたったのかわからない。
5分・・・・10分・・・・もっとかも知れない。
千尋の体からそっと離れる。
見ると、千尋の顔は真っ赤になっていた。
「・・・・。」
「ごめん・・・驚いた?」
「・・・・驚きました。でも・・・・・嬉しかった。」
一筋の涙が流れ落ちる。
千尋を強く抱きしめ、さっきよりも激しく口づけした。
千尋の瞳から涙が次々に流れていく。
嬉しいのか それとも悲しいのか
そんなのもすでにどうでもいい。
俺と千尋が一つになっている。
その事実だけで十分なんだ。
愛してるよ、千尋。
紫炎
終わりっすw
伏線を残しておいた方が微妙な終わり方になっていいかな〜、と思ってこんな終わり方にしました。
ごめん。嘘。
伏線回収しきれなくてやむを得ず(w
次は明るくてえちぃの書きたいな。
みんな、支援ありがと。
乙!
乙
しかし、最後らへん無理やり終わらした感が無きにしもあらず(´・ω・`)
是非とも伏線とその後みたいなのを書いてほしぃ
何にせよ乙
はぁ…明日から何を生き甲斐にしていけばいいのだろう
>>59 ごめん、その通りですw
やっぱりちゃんと考えてから書かないとグダグダになっちゃうね。
>はぁ…明日から何を生き甲斐にしていけばいいのだろう
うへ、すっごいうれしいww
61 :
わたる ◆pfdEDCyi22 :05/03/10 06:40:45 ID:Z1kr4MW0O
俺は21才。妹は13才。
これから書くことはフィクションとでも思って下さい。
3月3日のひな祭りにことは起こりました。
家の兄弟は男3人女1人ということもあってか、毎年両親はひな祭りだけは豪勢にします。
妹も毎年楽しみにしてました。しかし今年に限って両親は親父が定年したこともあり2月から海外旅行に行っていました。兄2人は既に自立しそれぞれの家庭を持っていました。
そんな訳で家にいるのは俺と妹ただ2人…。
62 :
わたる ◆pfdEDCyi22 :05/03/10 06:45:21 ID:Z1kr4MW0O
妹は小柄で細身。胸はBといかにもロリ体型。
そんな妹をロリ好きな俺は妄想で悪戯しまくっていた。
妹は俺になついていて、じゃれておぶさって来たり、手を握って来たりする。
俺はそんな妹が堪らなく可愛かった。
63 :
わたる ◆pfdEDCyi22 :05/03/10 06:51:18 ID:Z1kr4MW0O
3月に入り妹は俺に
今年は両親海外行ってるからひな祭り無しだね…。
と悲しげに言ってきた。俺はため息をついてばかりいる妹が可哀想になり、俺がちゃんとしてやるよ!!と声をかけた。
妹はえ〜本当に?嬉しい〜と言って抱きついてきた。
俺は顔はニコニコしながら心臓はドキドキしていた。
お兄ちゃん有り難う!
とりあえず2人でおひな様飾ろう。
64 :
わたる ◆pfdEDCyi22 :05/03/10 06:58:14 ID:Z1kr4MW0O
家のおひな様は七段飾り。俺が下の段から飾っていると、妹は一番上段の人形を飾ろうとしていた。
届かないからお兄ちゃん抱っこして!!
俺はえっと思い、俺がやるよと言ったら
この2人は私が飾るの〜と言って聞かない。
俺はしょうかないな〜といいながら妹の腰の当たりに手をやり持ち上げようとした。すると妹はくすぐったいよ〜といいだした。
65 :
わたる ◆pfdEDCyi22 :05/03/10 07:05:56 ID:Z1kr4MW0O
くすぐったいから肩車して!!
えっ…おまえミニスカートだろ?いいのかよ!!
お兄ちゃんなら別に気にしないから早く早く〜!!
俺は躊躇したが無邪気な妹の顔を見てると何も言えなくなり肩車をしてあげた。
妹の太ももが俺のほほをかすめる…。
首のあたりにかすかに膨らみが当たる…。
お兄ちゃん、次はこのまま反対側行って!!
もう片方の人形を飾るのだろう。俺は言われるまま反対側に肩車しながら歩き出した。
66 :
わたる ◆pfdEDCyi22 :05/03/10 07:12:48 ID:Z1kr4MW0O
俺は肩車しながらこのまま後ろに振り向いたら妹のマンコが目の前にあるんだな〜などとくだらないことを考えてたら、
不覚にも勃起してきた。その時は部屋着のジャージだったのでモロテントが張ってしまった。
やべぇ…妹に見られたらどうしよう…。
上目でチラッと妹を見ると、お腹とシャツの間から可愛いブラが見えてしまった。
67 :
わたる ◆pfdEDCyi22 :05/03/10 07:20:20 ID:Z1kr4MW0O
や…やべぇ…。余計に興奮しちまった…。
お兄ちゃん終わったよ。えっもう終わったの?
うん。有り難う!
どうせだからもうちょっと肩車しててやるよ。
え〜もういいよ。重いでしょ。おろしてよ〜。
大丈夫だって、ほら
俺はふざけて歩き回った。もういいよ〜
妹が無理におりようとしたらバランスを崩し倒れてしまった。
俺はとっさに妹を抱きかかえていた。妹が無事俺の上に落ちて怪我はなかった…。ただ…
試演
私怨
寸止めかよ!的支援
71 :
クラッチョ:05/03/10 14:41:33 ID:6KdDdP1yO
僕は妹のオナニーを手伝って妹が逝ったあと自分でオナッてるとこ親にみつかったネ
72 :
わたる ◆pfdEDCyi22 :05/03/10 18:42:02 ID:Z1kr4MW0O
続きは夜書きますね。
73 :
のり:05/03/10 19:02:10 ID:3OuPsmc0O
俺も中学の頃から妹と続いてる
さぁ、並んで並んで。順番にな。
75 :
のり:05/03/10 21:53:06 ID:3OuPsmc0O
初めて妹を異性として意識したのが俺が中1、妹が小4。家族で海水浴に行った時人がほとんど居ないトコだったから妹が車の横で普通に全裸になって着替えてたの見てうかつにもオナニーしてしまったのがキッカケだった…
なんか聞いたことあるな…
77 :
のり:05/03/10 22:27:18 ID:3OuPsmc0O
そっか!俺のは事実だからこうゆう板に何ヶ所か書いてるから飽きられてるんかな(>_<) まぁ続きは他でも書いてる夜這い→妹と2人で住むまでの約7年分で長くなるから止めとくよ。また荒らされるのも面倒だし他に行くよ
78 :
えっちな21禁さん:05/03/11 01:48:09 ID:A3imzbiCO
のりよ、書け
79 :
えっちな21禁さん:05/03/11 02:19:58 ID:Ojfodtj7O
妹春から高校なんだが定時なんだ。もう制服姿みれない
80 :
クラッチョ:05/03/11 18:49:29 ID:kyyDwcHoO
いいですねぇ高校生は最近の高校生は夏休みとか公園でやってますからね!萌え萌えクラッチョ!
わたる氏はまだですか?
>>40さん
立て直しお疲れ様です。
レスが50辺りを越えないと即死しちゃうんですよね。
僕が立てたタイミングが悪過ぎました。
あと1日待って立てれば即死回避できたかもしれなかったです。
本当に済みませんでした。
83 :
えっちな21禁さん:05/03/12 01:06:35 ID:ZyzJTdRS0
スレとはちょっと違うかも知れないけど、俺が中1のとき、小3の妹が自分でマンコに
ペンかなんかを入れて膣の中でキャップが外れて取れなくなったということがあった。
妹はだいぶ怒られてたんですが、すぐ病院連れてかれて3日か4日くらい入院してました。
で、あとで親が話してるのを聞いたのがその膣の中に入っちゃったキャップを取り出すの
に処女膜を切開したとかなんか聞きました。
妹が退院してから、風呂でマンコを見せてもらったんですが膣口のところが上下左右に何
ミリかずつ切れ込みが入れられててちょうど処女膜が4分割されたようになってました。
当事、しばらくはそれが俺のオカズでした・・・
84 :
えっちな21禁さん:05/03/13 01:49:35 ID:3V9MA0dv0
何やってんだか
オトナでもタンポンを紐ごと挿入して取り出せなくなって産婦人科で出してもらうなんてのもいるって。
タンポンならイイけど、悪い遊びするのも多いからいろんなモノ(こんなのアリかよっ!!なんてのも)が出て来たりしてw
>>83 その時撮った写真をうpします、と言い出したら83は神だが・・・・
88 :
えっちな21禁さん:05/03/13 22:16:19 ID:SV8cf+4o0
> タンポンならイイ
↑すまん、間違えた
>タンポンならイイ
完全に妹とは別の話だけど、俺が小学生低学年のとき一緒に遊んでた
女の子が目の前でイタズラされて膣にタンポン突っ込まれたってこと
があった。女の子、当然かなり痛がってた。当事はトラウマになりそうだった
90 :
えっちな21禁さん:05/03/14 01:17:52 ID:I0nGieXVO
妹背高いから高校ではバレーしてほしい
91 :
えっちな21禁さん:05/03/14 01:24:14 ID:JeQeZ1URO
ワロス
>>91 おいおい、妹背牛なんてローカルなネタ、北海道民しか分からんってw
いや、春高バレーの常連校だったから判る
95 :
えっちな21禁さん:05/03/16 15:40:31 ID:iwEs1FejO
いもせうし?
あちゃーっ!
98 :
えっちな21禁さん:05/03/17 09:22:04 ID:R9lbGwyPO
妹背牛ね
レギュラーの書き手さん待ちっつー事で、またリレーでもやりましょう。
今度は卒業式ネタでどうでしょうか。
頬を撫でる早春の風に誘われるかのごとく顔を上げた。
桜の枝には小さな蕾が幾つも並び、遠からず春を待ち望んでいる様に感じた。
そうか、もうすぐあいつの卒業式だ。
俺は思った。
と、同時に数日前に妹の浩美が言った言葉が頭を過る。
『私の卒業式の時にとびっきりのプレゼントを直也お兄ちゃんにあげるからね。楽しみに待っててね』
どういう事なのだろう。
俺があいつに卒業祝いのプレゼントをするのは分かるが、お祝いされる側が送るプレゼントなんて聞いた事も無い。
取り敢えずここまで。
次の方にバトンタッチです。
まぁそのあたりは深く考えないことにした。
とりあえず今は、浩美に送る卒業祝いを買わなくちゃいけない。
何にするかずっと迷っていた。いつもあいつを子供扱いしてばっかりいたので
ちょっと大人の雰囲気を醸し出す品を選んであげたかった。そして決めたのがピアスだった。
できるだけシンプルで、それでいて落ち着きのあるデザインのピアス。
兄の俺がこんな風に言うのはなんかおかしいけど、浩美はかなり美人タイプだと思う。
まだ幼さが少し残ってはいるが整った顔立ちと、肩まで伸びるきれいな黒髪。
同じ親から生まれた兄妹なのに、この年で若白髪が目立つ俺はそれが羨ましくて、
いけないなと思いつつもつい浩美の髪をなでてしまう。
でもおかしなもので、あいつもそうされると嬉しそうに俺に身をすり寄せてくる。
女って、そういった事を喜んでくれるものなんだろうか?
んじゃ俺もここまで。次の方おながいします。
101 :
えっちな21禁さん:05/03/20 06:03:02 ID:3FO/vGhvO
>>101 そこのスレ、削除依頼でてるよ。
釣り誘導する意味無いし。
その日の夕食後、浩美が俺の部屋にやってきた。
浩美は何故かとても神妙な顔をしている。
「なんだ、どうした?」
俺は聞いた。
浩美はたどたどしく応える。
「あのね・・・・・・私の卒業式、お兄ちゃんだけは来ないで欲しいの・・・・・・」
「なんでよ? 親父とお袋は?」
「一応、来るけど・・・・・・・」
「つー事は俺だけか」
浩美は静かに頷く。
「いいから、お願い」
「今更そりゃ無いだろ、俺は行くと決めてたんだから」
俺は声を荒げた。
妹の晴れ姿を拝まずして何が「兄」だ。
卒業式はもう明後日に近づいている。
その日の為に仕事も休みを取った。入社して一年かそこらの新人に簡単には休みが取れないというのにだ。
どんな思いでそこまでしたか、いつの間にかあらん限りの感情を浩美にぶつけていた。
浩美は目に涙を浮かべ、黙って聞いていた。
ひとしきりまくし立てると、肩で息をしながら浩美を見据える。
しばらくして浩美が口を開く。
「この間私が言った言葉覚えていてくれてる?」
「ああ、覚えてるよ。それがどうした」
俺はぶっきらぼうに言った。
「お兄ちゃんにあげるプレゼント、そうでないと意味が無いから・・・・・・」
「俺はお前の晴れ姿が最高のプレゼントだと思ってたよ」
「だから、卒業式そのものにだけは来て欲しくないの!」
浩美は両手をきつく握り、目を硬く閉じて叫んだ。
は?
卒業式そのものにだけって、どういう事だ?
あっけに取られる俺を前に浩美は言った。
「校門の外までならいいから、携帯鳴らすからそこで待ってて欲しい」
「う、うん、分かった・・・・・・」
しどろもどろに応える俺を背に浩美は部屋を出ていった。
戸口でちらりと俺に振り返る。
「直也お兄ちゃん、本当に私の事考えてくれてるんだね。さっきの怒り方ですぐに分かるよ」
「おいっ! こらっ!!」
俺は顔を真っ赤にしてベッドの枕を浩美に投げ付けた。
が、浩美はすぐにドアを閉め、枕はドアに当たって床に転がった。
改行制限に引っかかって分割しました。
次の人ドゾー。
107 :
えっちな21禁さん:05/03/21 02:20:10 ID:ZZsFMJjn0
つC
108 :
えっちな21禁さん:2005/03/23(水) 17:09:46 ID:86rVHfgrO
つC
しかし設定が難しいのでは? w
"卒業式そのものとか"
次に書く人が書き難いかもな・・・
というわけでage
そして、卒業式の当日。
言われたとおり、俺は校門のそばで式が終わるのを待っていた。
辺りを見回せば、俺と同じように、所在なげに何かを待っている
めかし込んだ若い男の姿が幾つも見受けられた。
たぶん、卒業式に彼女が出ていて、式が終わったらデートという
お決まりのコースのための待ち合わせなのだろう。
・・・え、俺?
俺は待っているのは妹だし、別にこの後の約束なんかしてないし・・・
妹とデートなんて、しませんよ、フツー?
だけど
「ここで待っていて」と言ったときの浩美の真剣な顔が思い浮かぶ。
・・・ここで待っていて欲しかったんだな。
他の男の子が、恋人を待つように・・・
とりあえず、財布の中身を確認しておく俺だった。
テキトーに解釈してみましたw
次の人ドゾー。
「直也」
背後から呼ぶ声がした。
遂に来たか。何であんなこといったのか確かめないと。
って、、お袋かよ!
「何よ。私がいるとマズいのかい?」
いや、別にそういうわけじゃ…。
「ボケっとしてないで、はやく帰るよ。」
えっ!?
辺りを見回すといつの間にか校舎前は卒業生や父兄であふれていた。
浩美は?
「浩美はまだ校内にいるんじゃない?この後友達と用事があるって。」
あーそれで浩美の荷物持たされてるわけね。
「せっかく会社休んだんだから何かたべにいこうか。どうせ暇でしょ?」
いや、俺はあの、用事っつーかあるかも分かりかねますよ(?)!
とっとにかく俺はいいから2人で行ってきなよ。
「…そぅ。じゃ、さっさとかえってきてよ。」
訝しむお袋(と親父)を無理やり帰らせると、俺は校門に寄りかかって浩美を待った。
次の方ドゾー
114 :
えっちな21禁さん:2005/03/26(土) 14:03:18 ID:Th7lRPOZO
あげ
115 :
えっちな21禁さん:2005/03/27(日) 13:26:03 ID:1Bj+zJzKO
あんまりソワソワしないでぇ〜♪
116 :
春:2005/03/27(日) 13:39:30 ID:bJDRHu5PO
妹萌えな方々は多いのだな。
私もそうだが。
117 :
えっちな21禁さん:2005/03/27(日) 13:47:41 ID:X7Yd+br6O
俺は自分の妹には萌えない。
でも、人の話しは萌えるw
誰か私を妹としてもらってください(>_<)
>118
詳しく。
120 :
えっちな21禁さん:2005/03/27(日) 14:55:21 ID:1Bj+zJzKO
あんまりソワソワしないでぇ〜♪
121 :
えっちな21禁さん:2005/03/27(日) 14:55:56 ID:1Bj+zJzKO
あんまりソワソワしないでぇ〜♪
122 :
えっちな21禁さん:2005/03/27(日) 15:27:45 ID:67QnubUbO
あなたはいつでもキョロキョロ〜♪
一人っ子でお兄ちゃん欲しいんですょ。。
お兄ちゃんに甘えたい(>_<)
カモーン
125 :
えっちな21禁さん:2005/03/27(日) 21:25:01 ID:P5W9Gb3p0
126 :
えっちな21禁さん:2005/03/27(日) 21:35:18 ID:YOJ41GDNO
>>123 よければメール下さい。
妹として、可愛がってあげよう。
127 :
あや:2005/03/27(日) 21:44:04 ID:E4ZUFJaQO
あやもクンニ好きなぉ兄ちゃんほしぃにゃ(*´∀`)
128 :
えっちな21禁さん:2005/03/27(日) 21:56:09 ID:YOJ41GDNO
なら、メアドをプリーズ。
129 :
あや:2005/03/27(日) 21:58:25 ID:E4ZUFJaQO
ココぢゃダメかにゃぁぁ?
130 :
あや:2005/03/27(日) 22:10:13 ID:E4ZUFJaQO
ぉ兄ちゃんぃにゃくなっちゃったぁぁ(*´д`)
131 :
えっちな21禁さん:2005/03/27(日) 22:12:50 ID:YOJ41GDNO
いるよ。
じゃあ、ここであやを可愛がってあげような。
ほら、お願いしてご覧?
132 :
あや:2005/03/27(日) 22:58:26 ID:E4ZUFJaQO
昨日ぉ義兄ちゃんに犯されました(*_*)ぉ風呂で一人遊びしてたのがバレてたみたぃで、ぉ風呂から上がって部屋に戻ろうとしたら無理矢理ぉ義兄ちゃんの部屋に連れこまれてしまったの..すごぃ恐くてドキドキした・・・
133 :
______________/:2005/03/27(日) 23:13:31 ID:P5W9Gb3p0
○
o
゚
<⌒/ヽ-、___
/<_/____/ おまえの妄想キモス
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
134 :
あや:2005/03/27(日) 23:22:04 ID:E4ZUFJaQO
妄想ぢゃにゃぃもん(´3`)ノ昨日の事思ぃ出したら疼ぃてきちゃって・・
今日ゎぉ義兄ちゃんぃなぃから(*´∀`)
お義兄ちゃんって、姉もしくは妹の旦那?
それとも連れ子どうしの結婚で出来た兄?
じゃぁIDメモ見せてYO!おっぱいとは言わないから…
137 :
あや:2005/03/27(日) 23:27:23 ID:E4ZUFJaQO
ママの新しい旦那さんの子供だょ☆
>>137 ID: E4ZUFJaQO 書いた写メうp!
139 :
えっちな21禁さん:2005/03/28(月) 13:12:52 ID:ZqH3TFZHO
昨日高3の妹が俺の部屋に来て いろんなコスプレ姿を披露してきた…。「まぁ可愛いんじゃねーのぉ」と、軽く流したが正直かなり興奮した!自分が言うのもあれだけど妹はかなり安めぐみに似てる。
140 :
______________________/ :2005/03/28(月) 13:25:45 ID:yCrMDBQs0
○
o
゚
<⌒/ヽ-、___
/<_/____/ おまえの妄想キモス
春厨降臨か?
つーかリレーはどーなったのよ?
142 :
______________________/ :2005/03/29(火) 02:45:33 ID:ftd2HW6m0
ん???
妹が家に来たので耳元で愛してるよと
囁いてみました。
妹は、固まってしまいましたが
小声で私もだよといっていましたが
聞こえないふりをしてしまいました。orz
144 :
えっちな21禁さん:2005/03/30(水) 09:26:12 ID:apMJ/xFPO
今、妹が膝立ててパンツ丸見えでテレビ見ながら煙草ふかしてる。
萌えるどころか殺意さえ覚える。
なぜコイツは隠す事をしらねーんだ?
>>144 誘ってるんだろ。
「やろうぜ」って言ってみろ。
やらせてくれるから。
>>144 萎えたのか?
その気持ちよく分かるぞ。
いくらなんでもあからさま過ぎるのは流石にねえ。
いっその事、ソープに沈めて来ちゃえば? そんな妹。
↑
実の兄に
そんな権限あるのか?
つーか、リレーの続きはー?
149 :
あや:2005/03/31(木) 01:41:28 ID:XnW0LSo9O
リレーって?
150 :
144:2005/03/31(木) 10:08:56 ID:xwyfe6jzO
俺は妹がいない時は萌えるという感情はよくわかる。
しかし、現実に妹を目の前にすると萎えてしまう。
そんな自分を克服し、妹とも仲良くできるようになるために毎日少しづつ迫ってみようと思う。
151 :
144:2005/03/31(木) 10:17:17 ID:xwyfe6jzO
まずは第一歩。食事に誘ってみた。
俺「なぁたまには昼飯でも一緒に喰いにいこうぜ。おごってやるから」
妹「やだ!」
終了…。兄は悲しい。
そんなもんだ
>>151 いきなりメシに誘うなよ。
まずはキモメールだろ。
154 :
144:皇紀2665/04/01(金) 09:48:21 ID:RaX+KIfeO
昨日は冷たくされたが、めげずに第二歩。
今日は妹も機嫌が良い。軽めにボディタッチに挑戦!
俺「おはよ!今日は学校いかねーのか?」
ここでポンッとケツを叩く。
妹「四限だけだから、めんどーだから休む!」
いつものようにキレない妹に感動!兄は嬉しい!
明日は頑張って乳さわります!
まともなら、結果は予想が付くと思うが・・・
かくすれば かくなるものと知りながら
やむにやまれぬ 妹萌魂
まあ、頑張れ
156 :
えっちな21禁さん:皇紀2665/04/01(金) 22:54:15 ID:CAgUXpUrO
俺の妹は自慢じゃないけどエンセン井上似。
157 :
えっちな21禁さん:2005/04/02(土) 22:10:48 ID:Y24cakJSO
俺の、俺の、俺の話を聞けぇ〜♪
幕ろす
159 :
えっちな21禁さん:2005/04/04(月) 15:56:29 ID:TYid7vpWO
ネカマが来たからリレーも途切れた…
春厨の時期だからなぁ。
俺20才、妹16才の夏の事、妹の名前は仮にみずほとしておく
その日は両親がお盆で父方の実家に帰省していた
俺はバイト、みずほは部活の大会で留守番していた
小うるさい親がいないから、CDを大きめの音で聞いていたら、みずほが抗議しにきた
みずほ「オニィ、うるさい!」
俺「あ?たまにはいいだろ!」
みずほ「いい年して他人に迷惑かけるな!」
俺 「ほぉ、お前は他人か!」
みずほ「バカじゃない!言葉のアヤでしょ!!」
俺「んなにがみがみ言うからいい年して彼氏もできないんだよ!」
みずほ「オニィだってこないだフラれたばっかじゃん!やけ酒飲んでたくせに!」
俺「いたけどフラれたのと全然いないじゃ違うんだよ!」
みずほ「余計なお世話!(ちょっと大人しめな口調になり)私だって告白ぐらい
されるんだから」
俺「!?」(ちょっと呆うけた)
みずほ「(ちょっと照れ隠しな感じで)とにかくもうちょっと静かにしてよ」
俺「あ、わかった」
こんな感じのやりとりが当たり前で、口喧嘩は多かった兄妹だったから、エロ話
とは無縁だったはずなんだが
その日の晩飯は二人きり、みずほの作ったカレーを食べていた
昼間の喧嘩はいつもなら忘れているんだが、この日はみずほが告白された事があ
る、と言った事がすごい気になっていた
俺は食べ終わっても食卓を離れずに、お茶を飲んだり煙草を吸ったり、みずほが
食べ終わるのを待っていた
みずほ「食べ終わったんなら食器片付けてよ」
俺「ああ」
と片付ける俺
なんとか話のきっかけが欲しかったが、結局聞けずにそのまま居間へテレビを見にいった
みずほは後片付けを終わると自分の部屋へ戻って行った
小1時間程経った頃、電話が鳴った、みずほが急いで降りてくる足音が聞こえる、が俺が出る
電話の相手は男の声だ
男「あ、もしもし、みずほちゃんいますか?」
俺はムッとした
自分の名前を告げず、しかもちゃん付け、口調もへらへらした軽い口調だったからだ
俺「お前誰や?(なぜか語尾だけ関西弁ぽい喋り方)」
男(ちょっと口調直して)「あ、すいません、伊藤と言います」
とここでみずほが隣に来て、俺を睨む
俺「伊藤って男」
とぶっきらぼうに受話器を渡すとみずほは奪うように受話器を取り、自分の部屋
へと上がって行った
しばらくして話終わったみずほがまた下へ降りて来て、受話器を置いた
俺は今だ、と思い聞いてみた
俺「今のが彼氏か?」
みずほ「?オニィにはカンケーない!」
俺「お前なぁ!心配して聞いてるんだろ!」
みずほ「余計なお世話だよ!」
俺「変な男に捕まらないように心配してんだろ!」
みずほ「何いきなりアニキ面してんのよ!」
俺「お前みたいな世間知らず、放っておけないだろ!」
みずほ「はぁ?誰が世間知らずよ!これでも…」
と言葉を途切れさせる
まさか…
俺「お前、まさかもう経験あるんじゃ…?」
と言うと、みずほは真っ赤な顔をして
みずほ「エッチ!まだあるわけないでしょ!」
と言い捨て、部屋へ走るように戻って行った
初体験はまだ、しかしキスくらいはしたのか?
今までそんな事を考えもしなかったからだろう、いろいろ妄想が始まる
相手は年上?同級生?まさか年下?
学校で?帰り道か?この家ではないよな?相手の家か?
そういえば俺の友達がみずほを見掛けると「お前の妹、可愛いなぁ」と皆が言っていた
顔立ちは父親似だが、キリッと引き締まっていて、髪もショートが似合っていて
昔でいう永井真理子っぽいか
俺とのやり取りの時の性格を知らない奴らから見れば、可愛い女の子かもしれない
といろいろ考えていた
9時過ぎになり、みずほがまた降りて来た
自分の部屋にはテレビがないから、流行りのドラマを見るためだ
しかし俺が映画を見ているのを見ると、俺の座っているソファーに少し距離を置いて座る
いつもならチャンネル争いになるが、みずほは大人しく座っている
みずほ「オニィ」
俺「なんだ?」
みずほ「さっきの事、お父さんには言わないでよ」
俺「伊藤って奴の事か?」
みずほ「それもだけど…」
俺「エッチの経験のことか?」
みずほ「うん、お父さん、すごい心配すると思うし」
俺「いいけど…その代わりちゃんと話してくれればな」
みずほ「なんで?」
俺「話を聞いて、それでも大丈夫だと思えば言わないし、危ないと思えば言わなきゃならないだろうし」
みずほ「…何を話すの?」
俺「伊藤って言うのは誰?」
みずほ「部活(水泳部)の先輩」
俺「付き合っているのか?」
みずほ「うん、告られて」
俺「エッチはまだなんだな?キスはしたのか?」
みずほ(顔を下に向け頷く)「この間部活の帰りに」
俺「それ以上は?」
みずほ「まだ…」
俺「向こうから誘われないのか?」
みずほ「誘われたけど、まだ怖いから…」
その後も伊藤についていろいろ聞いたが、どうも胡散臭い、遊びっぽいと感じ
俺「その男はやめた方がいいかもな」
と言ったら、みずほはキッと睨み
みずほ「なんでそんな事が分かるの!」
俺「あのなぁ男はやりたいだけでも『好きだ』『愛してる』って言えるもんだぞ」
みずほ「オニィはそうかも知れないけど、先輩がそうとは限らないでしょ!」
と反論され、俺もムカッときた
俺「お前みたいな男勝りな女じゃ誰も相手しんわ!」
みずほ「何が!彼氏ちゃんといるって言ってるでしょ!」
俺「そいつだって身体が目当てなだけじゃ!まともに相手する訳無いだろ!」
と売り言葉に買い言葉ではないが、かなり酷い事を言ってしまった
少し涙ぐむみずほ
ヤバイ、後悔先に立たず、今更悔やむ
この日はいつもと何かが違う俺の理性は、みずほとの距離を縮める選択をした
みずほの隣までいくと、強く抱きしめる
驚くみずほ、しかし、いつもと違う反応だ、俺の胸に顔を埋める
俺の腕の中のみずほは、小柄で華奢な可愛い普通の女の子だ
みずほ「オニィ」
俺「ごめん、言い過ぎた、みずほは充分女の子らしいよ」
みずほ「オニィの胸、懐かしい」
父親はみずほがまだ小学校に入る前から四年間単身赴任していて、その間俺が父親代わりとなり、
泣きじゃくるみずほをあやしたり、一緒の布団で添い寝したりしていた
その頃を思い出したのだろうか、みずほは温かさに包まれた時の笑顔をみせた
しかし俺の理性はみずほを妹とは認めず、一人の女の子として見ていた
みずほ「オニィの胸、ドキドキしてるよ」
俺「みずほ…」
みずほ「?」
笑顔で俺を見つめるみずほ、その無邪気な笑顔は愛くるしく、俺を兄から男へ変えるのに充分だった
みずほのおでこに軽くキスをする
みずほ「な〜に〜オニィったら〜」
甘えた口調に恥ずかしそうなはにかむ笑顔を見せる
しかしみずほも俺が兄から男になったのに気付いたようで、唇を俺に向け、黙って目を閉じる
二人の唇が重なる、柔らかい
そんなに長くはないキスの後、みずほはまた俺の胸に顔を埋めた
みずほ「へへへ、キス、しちゃったね」
照れ笑いをするみずほ、俺はまたギュッと抱きしめる
みずほの胸の感触が伝わる、年相応に膨らんだ、大きくもなく小さくもない、柔らかい感触
みずほ「オニィくるしいよ〜」
言われて少し腕の力を抜きながら
俺「ごめん、苦しかったか?」
みずほ「うん、でももう大丈夫」
再び見つめ会う、そっとキスをする
そして俺の右手はみずほの左胸を優しく包み込んだ
みずほ「オニィ…」
唇を離したみずほはふっと漏らすと、顔を下に向け、恥ずかしさを我慢している
俺「初めてか?」
みずほ「うん…」
みずほはそれだけ言うと、また我慢するように唇を真一文字にした
俺「可愛いよ」
柄にもなく、歯の浮く台詞が出てくる
恥ずかしそうに上目使いで俺を見つめるみずほ
その眼差しは初めてを覚悟した女性のそれに似ていた
思えば俺とみずほが口喧嘩を始めたのは、俺が初めての彼女を家に連れて来たくらいからだ
彼女を見たみずほは
「あんな綺麗な人、オニィにはもったいない」だの
「甲斐性無しのオニィの彼女が可哀相」だの言い出した
最初母が「お兄ちゃんを取られるっていう嫉妬心からよ」と言っていたので、そんなもんかと
思っていたが、そこに反抗期が重なり、さらに俺の大学受験や、翌年のみずほの高校受験と、
気が張る事が多かったのが、輪をかけた要因でもあったのだろう
そんな二人だが、今は昔の、いや昔以上に仲良く、あたかも恋人達の様相を呈し始めていた
みずほをそっとソファーに横たえさせ、左手で頭をなでながら見つめる
みずほは両手をお祈りのように胸の前で合わせながら、大きく息をする
俺は左の肘で自分の体重を支えながら、右手を再びみずほの胸へと移動させ、包み込む
みずほ「…ん…」
目を閉じ、少し歯を食いしばるが、声が漏れる
そんなみずほを愛しく思いながら、大きく、荒々しく胸を揉み始める
みずほ「やだ…あ…んん…」
みずほの口から漏れ聞こえる言葉が、一層欲情をそそる
ブラ越しだが乳首が勃ってくるのがわかる
乳首を強めに押してみる
「ひゃっ!」
と言いながら、俺に身を任せるみずほ
右手をTシャツの下からそっと中へ這わせる
「やだ…そんな所…」
みずほは言うものの、拒否をする訳でもなく、静かに目を閉じたまま、声が出るのを我慢していた
ブラとはいえ家の中だ、緩めにしていたのであろう、軽くずり上がる
俺の手は、まだ誰にも触られたことのないみずほの柔らかい胸を下からすくった
全体を包み込みながら、人差し指で乳首をそっと突いてみる
みずほ「あん…あ…あぁ」
と突く度に声の出るみずほ
俺の興奮も最高潮に高まり、みずほに跨がり両手でみずほのTシャツを捲くり上げる
ずり上がった白いブラの直ぐ下に見える、日焼けのしていない白い胸に、左だけ勃った
淡いピンクの乳首
今度は右の胸を包み込みがら、そっと乳首へ舌を這わせる
みずほ「ああん!あっあっあっ」
舌のリズムに合わせて、喘ぐみずほの声は、我を忘れさせるのに充分だった
両手でみずほの胸を揉みながら、俺の舌は胸の谷間からオヘソへと徐々に下がっていく
とその時!!!!
リビングの窓に赤いランプが映える
家の前の道路の向こうは川だから、リビングから見える光は家の駐車場に入ってくる車でしかない
しかしもう夜の10時になろうとしている、親は明日帰ってくるはず、ならば誰?
みずほは気付いていないようだったが、俺が窓を見つめてるのに気付き、慌てて窓を見る
みずほ「誰?お父さん達?」
俺「わかんないけど、多分…」
言いながらこの状況はやばい、下手すればカーテン越しに見えているかも
咄嗟に考えた俺は、身体を起こさず、みずほの上に乗ったまま、様子を伺った
みずほ「オニィ…」
俺(小声で)「ちょっと待って、オヤジ達なら玄関に廻るまでこのまま待った方がいい」
話をしていると車のドアを閉める音が聞こえる
門の外灯の明かりに人影が見える、玄関に向かって歩いている
それを確認した俺はみずほの上から降りる
俺「みずほは早く服を着て、インターホンが鳴ったら俺が出るから」
みずほは頷きながらブラに手をかける
ホックまで外さなくて良かったとつくづく思う
と同時にインターホンが鳴る、俺は一呼吸してから極めて冷静を装って出る
俺「はい、どちらさん?」
母「あ、お兄ちゃん、ただいま、玄関開けてくれる?」
俺「あれ?帰って来たの?今開けるから待ってて」
みずほの様子を見ると服装は整っていて、ばれる心配はなさそうだ
俺「ちょっと二階で休んでろ、寝てるって言っておくから」
みずほ「うん」
小さく頷きながら一緒にリビングを出て、みずほは静かに階段を上がる
俺は玄関に行きドアを開ける
母「ただいま」
俺「お帰り、明日じゃなかったの?」
父「お前達が心配で早く帰って来たんだ」
オヤジは子煩悩だ、特にみずほの事は周りから見て呆れる程心配をする
俺「お前達って、どうせみずほだけだろ」
憎まれ口を叩きながら玄関からリビングに移動する
母「何子供みたいに拗ねてるのよ」
と言いながら両親も後に続き、オフクロは荷物を寝室に運び、オヤジはリビングに来る
父「みずほはもう寝たのか?」
俺(やっぱり)「部活で疲れたんだろ、飯食って直ぐに寝に行ったよ」
父(少し寂し気に)「そうか、お土産買ってきたのに」
母「お父さん、そんな言い方したら、またお兄ちゃん拗ねちゃうわよ(笑)」
俺「別にそんな子供じゃないから」
取りあえず両親は何も気付かなかったようだ
あとはみずほの部屋へいかさないように、と思ったが両親はそのまま順に風呂に入り
出ると直ぐに寝に行ってしまった
それを確認した俺はみずほの部屋に行く事にした
軽くノックをする、返事がない、ドアノブを回し少し開ける
部屋の中は真っ暗だ、どうやら本当に寝たらしい
俺は疲れがどっと出たが、一安心して自分の部屋で眠りに就いた
翌朝俺はバイトのためいつも通り起きる
みずほは大会があるため、いつもより早く出掛けたようだ
両親は大会を見に行くらしい
俺はみずほが昨日の事をどう受け取っているのか気になったが、大会に行く訳にもいかず
夜まで待つことにした
夕方バイトから帰ると、すでにみずほと両親は帰って来ており、父とみずほはリビングに
母は台所で夕食の準備をしていた
どうやら大会での成績は良かったらしく、オヤジは上機嫌だ
俺は自分の部屋へ戻り、ベットに横になる
昨日の疲れか、つい寝てしまう
晩御飯に起こされたようだが、気付かなかった
9時過ぎくらいにみずほが部屋に入って来て俺を起きした
みずほ「オニィ、御飯とお風呂〜」
いつもと違う、優しい口調で起こされた
俺「あ、寝てたか」
みずほ「早く御飯食べないと、お母さんが片付けできないよ」
俺「あぁそうだな」
ゆっくり身体を起こし、不意に聞いてみた
俺「みずほ、昨日の事だけど…」
みずほ(ちょっと照れ気味に)「やだぁ、昨日はあんなことになっちゃったけど、兄妹なんだから
もうしちゃだめだよね〜」
俺(ホッとしながら)「そうだよな、イヤ、みずほが気にしてないかと思って」
みずほ「気にしない訳ないでしょ〜でもダイジョブ、やっぱりお兄ちゃんはオニィだし(笑)」
俺「俺にとってもみずほは可愛い妹だよ」(かなり照れながら)
みずほ(顔を真っ赤にして)「バカニィ〜恥ずかしいじゃないかぁ〜」
と部屋を出ていった
¥4
四円
あ、182&183
終わりっす、これ以上期待してたならごめんなさい
次回作期待してますw
お互いを意識する過程がちょっと唐突で、都合良過ぎる気もしますが…
見つかりそうになって焦る場面は秀逸ですね〜
もし後日談があれば聞かせてくださいな。期待してまつ。
sage
期待
sage
192 :
sage いいかげん部屋に戻れよスレで報告とか…:2005/04/05(火) 21:55:44 ID:Rr220CyP0
閑古鳥が鳴いてますよ?w
orz
もうこのスレ駄目ぽ・・・
161です、すいません、とりあえずネタ投下バレはしていませんでした
テキストブックに残っていた原稿が見つかっただけでした
妹は俺が2ちゃん見てるの知ってるし、実際いろいろ見せてあげたこともあるんで
そのネタが投下されていると思ったけど、探し出せなかったようです
一応思い出として書いただけで書き込みはしてないといって納得してくれました
お騒がせしましたm(__)m
|
∧|∧
`( /⌒ヽ
|| | ←192-193,196
∪ /ノ
|||
UU
本当だったら今頃、バレてその後ニャンニャンな展開になって
それを報告してる161に萌えてる予定だったw
>>185-186 えと、その後なんですが、一応それ以来口喧嘩もなく普通の兄妹に戻りました
同じ家に住んでいるので、下着姿見たりもしましたがそれ以上にはなっていません
お役に立てなくて申し訳ないです
>>192-193,196
そもそも俺の勘違いから・・・申し訳ない
>>197 それも美味しい・・・いや、やっぱ今は無理です、兄妹の制約の壁越えるの難しいです
>>ALL
どうもお騒がせしました
こうネタにならんもの投下されてもなぁ・・・・・・
それもこれも一時期春厨が降臨したせいか?
バカが引っ掻き回してくれたからツマラン展開になってしまったわい。
201 :
えっちな21禁さん:2005/04/09(土) 10:51:24 ID:RhuIpLljO
妹「お兄ちゃん、算数教えて」
俺「ばか、中学からは数学だろ」
妹「ばかってゆった〜(ノ_・。)」
俺「ばかだからだろ」
妹「ま、また、ばかってゆった〜(T_T)」
俺「はいはい、美香子はばかじゃないよ、だから泣くな」
妹「ホントに?」
俺「『ばか』よりさらに抜けてるから『はか』だな」
妹「お兄ちゃんの方がばかじゃん」
わ〜萌えた萌えた(´<_` )
>>201 だあ〜みだ、こりゃぁ。
次逝ってみよ〜ぅ。
204 :
えっちな21禁さん:2005/04/13(水) 12:54:14 ID:jUC3jmM50
中学の頃、兄を本気で好きで、彼女に嫉妬したりしてました
セックスにも興味があったから兄でオナニーしたりもしてました
初めては兄とと思っていたので、兄が進学で家を出る前に勝負をかけて
処女を失いました。
すごく幸せな初体験だったと思っています。
くあしく
206 :
えっちな21禁さん:2005/04/15(金) 14:47:43 ID:OYFhY7DtO
明日一人暮しの妹の部屋に泊まりに行きます
今までエロイ話しは無かった兄妹だけど…
207 :
えっちな21禁さん:2005/04/15(金) 16:41:36 ID:xT0HlwKYO
ノシ
>>206 これからもなくていいんじゃねえかな。
いやマジで。
209 :
えっちな21禁さん:2005/04/16(土) 09:40:56 ID:1KGJVfLl0
206が道を踏み外してネタ提供してくれるのだろうか?
206は何しに泊まるんだ?
そりゃ決まってるじゃん
分かってるくせに聞くなってw
妹に手を出したら人生終わりハッピーエンド
ハッピーエンドなら手を出すぞ
ん?206は結局何もなかったのか?
215 :
えっちな21禁さん:2005/04/23(土) 17:19:54 ID:QPxpWZdPO
過疎ってるので一度age
216 :
えっちな21禁さん:2005/04/23(土) 21:55:41 ID:AGOdu8sa0
私が13歳、14歳くらいのとき、私には6個離れた兄と2つ離れた兄がいるのですが
2人がかわりばんこに私の布団で寝ていることがあった。ビックリした。
218 :
えっちな21禁さん:2005/04/24(日) 12:53:06 ID:J6Tj3WUHO
10日以上過ぎた今でも206がどうなったか気になって仕方がない。
221 :
えっちな21禁さん:2005/04/28(木) 21:26:28 ID:BmkycTL00
誰かK-氏のホムペうpしてくんない?
削除しちゃったよ。
222 :
えっちな21禁さん:2005/04/28(木) 22:00:14 ID:cSOS0+PD0
>>221 別にアドレスわかんなくてもlivedoorしたらばのトップから入ってけばいいでしょ
荒れるからもう終わりね
225 :
えっちな21禁さん:2005/04/28(木) 22:25:38 ID:+4Da8uOp0
>>221 ageると業者書き込みが来るのでsageてね
>>224 かつての勢いがまるで無い。
大騒ぎした割には大したものじゃないな。
う〜ん・・・寂しくなってますねぇ
何か書きましょうか・・・
由真が俺の本当の妹ではないと知ったのは
俺が中学2年の時で、由真は小学校6年だった。
臨海学校で由真のいない夜
神妙な顔をした親父にその話を聞かされた。
親父の妹の子。だから本当は従姉妹ということになる。
交通事故で叔母夫婦が亡くなったため
まだ赤ん坊だった由真を引き取ったのだという。
由真には、まだ知らせていない。
いつかは、由真にもちゃんと話さなければならないが
今はまだ、黙っているように。
今までと同じように、接してやるように。
そこまで聞いても、特にショックを受けたわけではなかった。
ああ、そうなんだ、と
自分には関係のない、他人の話を聞いているような気分だった。
そして、由真が帰ってきても、何事もなかったように日々は過ぎていった。
あの日までは。
「お兄ちゃん、明日なんだけど」
夜。俺の部屋に入ってきた由真が、ねだるような目つきで俺を見ながら、明日のことを言い出した。
「・・・なんだよ」
「入学式が終わったら、学校の中、案内してよ」
月日は流れる。
いつの間にか、由真も高校生だ。明日がその入学式。
見た目はそれなりに成長したが
中身は相変わらず、泣き虫でだだっ子で・・・
「そういうのはオリエンテーションってのがあるから」
「えー。いいじゃん、お兄ちゃんがやってくれても」
そして、相変わらず甘えん坊だった。
「しょうがねえな・・・」
そして、ブツブツ言いながらも由真の我が儘を聞いてしまう俺は
相変わらず妹に甘かった。
俺と同じ中学を卒業して、俺と同じ高校に入学して・・・
由真はずっと俺の後をついてくる。そういうものだと思っていた。
翌日。入学式。
由真に校内を案内してやる約束になっているので、ノタノタと学校に向かう。
まあ、歩いていける所だから楽なんだが。
そもそも、この学校を選んだのもそれが理由だったし。
クラブの勧誘のために待ちかまえている連中に混じって、1年の教室の前で待っていると
やがてざわめきとともに新入生たちが流れ出してくる。
喧噪の中、由真を探す。
・・・いた。小柄な体の上で、見慣れたツインテールが揺れている。
瓜実顔に切れ長の目。細い眉に細い鼻筋。
少し線が細いが、我が妹ながらなかなかの美人に育ったもんだ。
手を振り、声をかけるが気が付かない。
通り過ぎようとする由真を追いかけて、人の波をかき分ける。
ようやっと追いついて、肩に手をかける。
「由真、こっち」
振り返った由真がビックリした顔で答える。
「え・・・何?」
何、って・・・照れているのだろうか。
まあ、同じ高校に兄貴とかいるのは照れくさいかもしれない。
俺も、妹が入ってくるとダチに知られたとき、ちょっと恥ずかしかったし。
「忘れたのか。これからお前に校内を案内することに・・・」
言いかけて気づいた。
由真の様子がおかしい。
何が起きているのかわからない、といった感じでオドオドしている。
そういえば・・・由真のクラスは隣じゃなかったか?
「お、なんだ桜井、いきなり新入生をナンパか?」
顔見知りが冷やかしの声をかけてくる。
「バカ、こりゃ俺の妹だって」
俺の反論を聞いて、由真がまた驚く。
「え・・・あの・・・人違いじゃ・・・ないですか?」
何を言ってるんだコイツは?
「・・・はぁ?いいからさっさと・・・」
「私・・・大場ですけど・・・大場由良、です」
今度は俺が驚く番だった。
「へ?・・・あれ・・・?」
顔はもちろん、背格好から体つきから声からしゃべり方から・・・
何から何まで由真と同じ。
それなのに、彼女は由真ではないという。
大場由良・・・とか言ったか?名前はよく似ているが、ちょっと違う。
え・・・じゃ、他人のそら似、ってやつ?
混乱する俺に、背後から別の女の子が声をかけてくる。
「ちょっと、桜井くん?ウチの妹に何か用?」
振り向けば、背の高いショートヘアの、気の強そうな女子・・・あれ?確か今年から俺と同じクラスの・・・
「えーと・・・大場さん、だっけ?」
「ええ、そうだけど・・・桜井くん、妹に何か用?」
向こうは俺のことを知っているらしい。少し警戒するような目で俺を見つめている。
「あ・・・え?大場さんの・・・妹?」
「そうよ?今年入ってきたの。今から校内を案内するんだけど・・・由良とは知り合い?」
「え?あれ?いや・・・俺の・・・あれ?俺のは?」
「・・・何よ、俺のは、って」
怪訝な顔で大場さん・・・姉のほうが俺をにらむ。
「いや、だから・・・あれ?俺の妹は?」
「だから、由良はアタシの妹だってば!何言ってんのよ!」
混乱する俺にさらに追い打ちがかかる。
「あ、お兄ちゃーん!こっちー!」
由真の声がする。後ろから。
「お待たせっ!・・・あれっ?」「・・・えっ!?」「・・・あ」「・・・うわ」
混乱の場に由真が加わり、そして、さらなる混乱が起きて、全員その場で固まる。
まったく同じ顔の、二人。由真と由良。
顔だけじゃない、背格好も体つきも声もしゃべり方も髪型も服装も(制服だから当たり前か)
まるっきり見分けの付かない二人が見つめ合い
互いを指さして、口をパクパクさせている。二人揃って。
そのそれぞれの兄と姉も、もはやどっちが自分の妹だかわからない。
やがて、いっせいに同じ台詞を叫ぶ。
「どうなってんの!?」
@@@@
今日はここまで〜。
このまま自分で書き続けてもいいんですが
こんな出だしから続けてみたい方がいれば
リレーにしてもいいかなぁと思ってますです。
折角だから続きキボンヌ
リレーになると展開が滅茶苦茶になるからなw
240 :
えっちな21禁さん:2005/05/01(日) 00:16:26 ID:KBjprW4i0
リレーはリレーで面白いが、結構良い感じの展開なのでこのまま同一作者キボン
支援
待ってたよ〜思い出サイクル以来。
というわけで試演
243 :
えっちな21禁さん:2005/05/01(日) 02:40:16 ID:t9EcwyRS0
すみません、、、今朝変な感じがしてバッと起きたら
パンツがずらされていて、兄が慌てて部屋を出て行きました。
怖くて顔を合わせられません、、、
245 :
えっちな21禁さん:2005/05/01(日) 02:43:47 ID:NXO2L611O
やるしかない
246 :
えっちな21禁さん:2005/05/01(日) 02:49:55 ID:t9EcwyRS0
実は前日にお風呂から上がったところを思いっきり見られたんです。
それだけで結構ショックだったんですが、まさか、、ありえないです。
247 :
えっちな21禁さん:2005/05/01(日) 02:52:01 ID:NXO2L611O
潔くあなたの全てを兄に捧げなさい
248 :
えっちな21禁さん:2005/05/01(日) 02:54:57 ID:ZaFcj9D4O
そうそう。抱き締めてもらいなさい。♂は歯止めがきかなくなるから。
249 :
えっちな21禁さん:2005/05/01(日) 02:57:37 ID:NXO2L611O
男は女より30倍も性の衝動が強いんだ。
お兄さんが君とヤリたくなくてもやってしまうんだ
今はお兄ちゃんの方がドキドキだろうなw
優しくしてあげてよ
251 :
えっちな21禁さん:2005/05/01(日) 03:05:19 ID:SkfTNiVQ0
兄が妹とするなんて普通あるんですか?!
しかも兄には彼女がいるんです!私には考えられません。
でも、私のあそこがすごく濡れていたので考えたくもありませんが、
もしかしたら兄にあそこを舐められていたのかなとは思っています。
253 :
えっちな21禁さん:2005/05/01(日) 03:12:13 ID:SkfTNiVQ0
嫌いじゃないけど、今回のことでかなり軽蔑しています。
絶対に喋りません!!
>>253 そっか、気持ちは分かるけど許してあげてよ
妹と言えど裸を見たら欲情しちゃうもんなんだよ
裸見られるの久しぶりでしょ?
成長した姿に女を感じたんだよ
255 :
えっちな21禁さん:2005/05/01(日) 03:33:00 ID:SkfTNiVQ0
絶対に許せません。毎朝電車で痴漢のおじさんにあいます。
4日前に一度に3人の人に触られてあまりのショックで男性恐怖症に
なりそうでした。精神的にそんな時に兄にそんなことされて、しばらく
立ち直れません。もう最悪です!
256 :
えっちな21禁さん:2005/05/01(日) 03:35:20 ID:NXO2L611O
広い目で許してあげな
>>255 そうね、今は兄貴とうまくいきそうにもないから距離置いたほういいかもね
でも、兄妹なんだから仲良くしなよ
俺、満員電車ってあんまり乗ったこと無いから分かんないけど、
痴漢されやすい車両とかあるらしいから気をつけてね
>>236 ◆gcnc2wQZDAさん、
>>229-234はそのまま続けた方がいい気がしますが。
リレーにするなら最初の一回だけでのネタ振りがベスト。
>>243-
>>257 何が楽しくてネカマのしょうもないネタにつきあってんだかw
と思ったらGWか・・・orz
>>246 やられる前にやる。
これがこの世の摂理。
しばらく唖然としていたが、大場さん(姉)が俺の手をグイと引っ張った。
「ちょっと・・・こっち来て、桜井くん」
「え?・・・あ、ああ・・・」
「由良、ちょっとそこで待ってて」
「あー・・・由真もそこで・・・まあ、待ってろ」
ぽかんとする二人を残して、大場さんが俺を廊下の陰に引きずっていく。
「なんなんだよ・・・」
訳がわからないで少しイラつき始めた俺に
大場さんが真顔で尋ねてくる。
「ね、単刀直入に聞くけど・・・あの子、桜井くんの本当の妹?」
「え?・・・いや・・・まあ、実を言うと・・・正確には、従姉妹なんだ・・・けど」
「やっぱり・・・」
やっぱりってなんだ。そりゃ俺と由真はあんまり似てないから、そんな冗談もよく言われたが。
だが、続いて聞いた台詞は冗談ではすまなかった。
「赤ん坊の頃、両親が交通事故で亡くなったんで、桜井くんのところで引き取ったのよね?」
「え・・・おい・・・なんで知ってるんだ!?」
詰め寄る俺に、大場さんがため息を付いて、答える。
「聞いてないの?・・・赤ん坊は、双子だったのよ」
「え・・・ふたご?」
「そう。一人は、母方の親戚に引き取られ、もう一人が父方の・・・私の家に引き取られたの。それが由良」
ちょっと待て。そんな話は・・・俺も聞いていないぞ?
「まさか、同じ高校に入ることになるとはねぇ・・・父さん達、知らなかったのかしら」
「えーと・・・するってぇと・・・由真と・・・えっと・・・」
「由良」
「ああ、その由良ちゃんとウチの由真が・・・生き別れの実の双子だ、ってわけ?」
「たぶん、ね。アタシが聞いてる、母方の姓が桜井だから・・・間違いないんじゃないかな」
まあ・・・そんな話がそうそうあるわけもないだろうし・・・
「・・・くそ・・・親父も話すなら全部話してくれりゃいいのに」
大場さんが探るような目で俺を見て
「ね、ウチは・・・まだ由良には話してないんだけど・・・そっちは?」
「ああ・・・ウチもまだ、由真には話してない。いつかは話すんだろうけどさ」
「なんか・・・その日は近くなったかもしれないわね・・・」
「で・・・どうしよっか」
大きく息をついて、大場さんが俺を見る。
「どうする、って・・・校内を案内することになってるんだけど」
「そうじゃなくて!」
眉が吊り上がる。怒らせると怖そうだ。
「いや、わかってるって・・・今、俺たちが・・・その、話しちゃうわけにはいかないだろ?」
「・・・そうよねー」
「ま、他人のそら似ってことで押し通すしかねえよな」
「うん・・・」
今度は暗くなる。表情のコロコロ変わる子だな。
「けど、あれだ・・・叔母さん夫婦が事故ってなきゃ・・・俺達、親戚付き合いしてたのかな」
「あー・・・そうかもね」
「ま、そうすると由真が俺んちに来ることもなかったわけだけどな」
「叔父さんには悪いけど・・・アタシは、由良が妹で、よかったって思ってるわ」
大場さんが、二人のいる方を見つめながら
小さな声で、だが、はっきりとそう言った。
「しかし、なんて言うんだ、こういうの・・・俺と大場さんて、又従姉妹とか言うんだっけ?」
「さあ・・・よく知らないけど、まあ、よろしく」
「ああ・・・うん、よろしく、大場さん」
「・・・葉月よ。大場葉月」
彼女・・・葉月が差し出した手を握り、俺も答える。
「達也。桜井達也だ。よろしくな、親戚さん」
手を握り返した葉月がニコッと笑う。
・・・笑うと可愛いじゃん。
「ね・・・達也って、何月生まれ?」
「は?何いきなり・・・6月だけど」
「ちぇ。じゃそっちがお兄さんか」
「はあ?」
「アタシ7月生まれだもん。あーあ、弟が欲しかったのに」
「何言ってんだか・・・同じ学年で弟も妹もないだろ」
なんか・・・やっぱちょっと変な奴かも。
「あ・・・二人ほったらかしだったっけ」
廊下の角から、残してきた二人の様子をコッソリうかがう。
なにやら、二人で仲良く話し込んでいるようだ。
もともと双子だから気が合うのかもしれない。
「・・・仲良くなったみたいだぞ」
「あらー・・・びっくり。人見知りする子なのに」
額に手を当てて天を仰ぐ。大げさな仕草が、なんとなくおかしかった。
「・・・この際だから、一緒に校内の案内でもしてやろうか」
「ま・・・そのほうが手間が省けるかな」
「じゃ、あんまり待たせてもなんだし、そろそろ行くか」
先に行きかけた俺を葉月が呼び止める。
「ね・・・卒業まで・・・うまくやってけるかな、アタシたち」
あと1年。秘密を隠し通すのか、どこかで打ち明けるのか
どうなるのかは、今はまだわからない。
「・・・なるようになるだろ。あんま悩ないでいこう」
少なくとも、親しげにしている二人を見ている限り
悪いようにはならない、そんな予感がしている俺だった。
今日はここまでです。
一応、主要な登場人物は出そろってきました。
>>267 乙。
双子だけど別々に育ってるのか。
ちょっとなかったシチュかも。
なにげに葉月も「妹」の範囲におさまってるところがグッジョブw
270 :
えっちな21禁さん:2005/05/02(月) 00:00:34 ID:UHP9ref3O
妹が3人だとオォォ!!!!!!
父さんは認めん、そんな恵まれた設定認めんぞオオォォォ!!!!!!!!!!
271 :
えっちな21禁さん:2005/05/02(月) 01:09:13 ID:WZ9PVdAHO
ちんちん勃った
つC
だけど、弟が欲しかったなぁって…7月生まれで主人公は6月だから弟じゃないのか?的支援になりまする。
あっスマソ
俺が間違ったorz
274 :
えっちな21禁さん:2005/05/02(月) 01:41:22 ID:kWUZAmwR0
続きがきになる〜
廊下を歩きながら、桜井流オリエンテーションを始める。
「基本的な施設はオリエンテーションで教わるから、今日はそれ以外な」
「・・・それ以外?」
興味津々な顔が二つ並んで俺を見つめる。
「ああ。学校側じゃ教えてくれないようなこととか、な」
「そうねー。上手く立ち回るには、コツみたいなものがあるからね」
葉月がフォローしてくれたように、いろいろあるのだが・・・
由真を見てため息をつく。
「・・・お前はそういうの苦手だからなぁ」
「なによぅ」
葉月もため息をつく。
「あー、ウチの由良も同じ。おっとりしてるっていうかトロイっていうか・・・」
「なによぅ」
反応まで同じだった。
ふくれる二人を無視して話を続ける。
「まずは、学校生活の基本から行くか」
「ここが、学食だ」
「・・・アンタの学校生活の基本は、まず学食から始まるわけ?」
どこからかツッコミが聞こえるが無視。
「結構広いようだが、実は生徒数に対して、席が全然足りないのだ」
由良ちゃん・・・だと思う・・・が質問してくる。
「え・・・じゃ、座れない人はどうするの?」
「いい質問だね。まあ、弁当持ってきて教室とかで食う奴も結構いるんで、実はそうは困らない」
「お天気のいい日は中庭で食べたりね」
「ふーん・・・ピクニックみたいだね」
さっきと違うほうだから、由真だと思う・・・が目を輝かせている。
「ただし、逆に天気が悪いと、そういう中庭組もこっちにくるから大変だ」
「雨の日は気合い入れるか、お弁当にしとくか、どっちかね」
ニヤリと笑って由真を見る。
「・・・お前はトロイから、雨の日は弁当にしたほうがいいかもな」
「あの・・・私、由良です・・・」
「ぐは・・・ごめん、間違えた・・・」
「後、その奥が購買部の売店で、昼時にはパンとか売ってる。すぐ売り切れるけどな」
「コロッケパンとかカツサンドみたいな、おかずパンが人気ね」
売店でどんな物を売っているか、説明のために思い出していて、ふと一つのアイデアが沸いてくる。
「そうだ・・・ちょっとそこで待ってて」
「?何か買ってくれるのー?」
問いかけには答えず売店に入る。目的の物は・・・あった。
「ほい、二人とも、これ」
「え、なに・・・名札?」
「ん。見分け付かないと、いろいろ困るから」
「んー・・・もうちょっと可愛いもので見分けられるようにしてよぅ」
「とりあえずだ、とりあえず。ほら、名前書いて・・・」
二人とも若干不満そうだったが、名前を書いた名札を付けた。
「由真」と「由良」。名前を付けたのは、生みの親なんだろう。
双子らしい、揃えた名前が、一度は離ればなれになって、また巡り会う。
これも運命ってやつか。
並んでいる二人を見て、ふとそんなことを考えていた。
「ま、これで一通り説明が終わったかな」
「ん・・・ま、こんなもんでしょ」
小一時間かけて校内を巡り、そろそろ帰ろうかということになった。
「じゃ、これで解散な」
「はい。あの・・・」
由良ちゃんのほうが、何かもじもじしながら俺を見ている。
「・・・なに?」
「今日はありがとうございました」
そう言って、ぺこ、と頭を下げる。
由真もつられたように、葉月に頭を下げ
「ありがとうございました」
「あー、いや・・・その、たいしたことじゃないから」
「そうそう。たいしたことじゃないわよ」
何か照れくさい。見れば葉月も苦笑いを浮かべていた。
「さて、帰るか」
「そうね。じゃ、また明日ね」
大場姉妹と途中まで一緒に帰る。家は結構近いようだ。
分かれて少ししてから、ちょこちょこと俺の後をついてきていた由真が
突然、はーっと大きく息をついた。
「あー・・・驚いたぁ・・・」
「何が」
「何がって!あんなそっくりなんだよ!?お兄ちゃん驚かなかったの!?」
「ああ、由良ちゃんな。まあ最初は俺も驚いたけど・・・今頃驚いてなくたっていいだろ」
「だって、あの場で驚いてたら何か由良ちゃんに悪いじゃない」
そんなもんか。
「不思議だよねー。全然知らない人で、あんなそっくりな人がいるなんて・・・」
・・・今まで全然知らなかっただけで、他人じゃないっていうか、実は双子だし。
まあその辺は今晩にでも親父に確かめておくことにしよう。
「ところで・・・」
由真が探るような上目遣いで俺の顔をのぞき込む。
「何だよ。まだなんかあるのか?」
「・・・葉月さんって、お兄ちゃんの彼女?」
「はあぁ!?な・・・何言ってんだお前」
「だって、なんか仲良さそうだったし」
「いや、今年から同じクラスになっただけだって」
「ホントォ〜?その割には、二人とも名前で呼び合ってたり・・・」
「う・・・」
お互い、全くの他人じゃないとわかったのもあったが
なんとなく手を握り合ったときから
ずっと前からの知り合いだったような、そんな接し方になってはいた。
「いや、まあ・・・なんて言うか、誰にでもああいう態度なんだよ、あの子は」
たぶん・・・そうなんだろう。よく知らないが。
「ふ〜ん?・・・お兄ちゃんにも、やっと春が来たかと思ったのになー。残念」
残念、と言ってるわりにはやけに嬉しそうだし。
「でも、なんでお兄ちゃん彼女出来ないんだろうねー?けっこうイケテルと思うんだけど」
「ああ、そうですかアリガトウよ、心配してくれて」
別に彼女とか、欲しくなかったわけじゃない。
ただ、それほど切実に欲しいと思ってもいなかった。
「まあ、お兄ちゃんに彼女ができるまでは、私がいるから安心していいよっ」
「・・・お前がいると、なんで安心なんだよ」
「だって・・・こうすれば、彼女みたいでしょ?」
そう言うが早いか、ぴょん、と俺の腕にしがみつく。
「ばか、離れろって」
いつも甘えてばかりだけど、こうまで積極的ではなかったと思ったが・・・
「照れない照れない」
「照れるか、バカたれ」
だが、意識しないようにしても
由真の柔らかな胸の感触が腕に伝わってきて
正直、かなりどぎまぎしている。
いつのまにこんなに育ったんだコイツ・・・
振りほどこうかとも思ったが、結局そのままで家まで帰った。
面倒だし、また駄々をこねられでもしたら厄介だからであって
別に、気持ちよかったからとかそういうことではない。決して。
・・・ホントウですよ?
今日はここまででーす。
明日から旅行に行くので少しお休みします。
次は連休明けの予定です・・・
疲れていなければw
これはアレか?
三角関係ならぬ四角関係か?w
GJ!!
激萌なんですけど…(*・∀・*)
とりあえず連休は疲れを癒してください
萌えッ( ̄□ ̄;)
____ r っ ________ _ __
| .__ | __| |__ |____ ,____| ,! / | l´ く`ヽ ___| ̄|__ r‐―― ̄└‐――┐
| | | | | __ __ | r┐ ___| |___ r┐ / / | | /\ ヽ冫L_ _ | | ┌─────┐ |
| |_| | _| |_| |_| |_ | | | r┐ r┐ | | | / | | レ'´ / く`ヽ,__| |_| |_ !┘| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|‐┘
| r┐| |___ __|. | | | 二 二 | | |く_/l | | , ‐'´ ∨|__ ___| r‐、 ̄| | ̄ ̄
| |_.| | / ヽ | | | |__| |__| | | | | | | | __ /`〉 / \ │ | |  ̄ ̄|
| | / /\ \. | |└------┘| | | | | |__| | / / / /\ `- 、_ 丿 \| | ̄ ̄
 ̄ ̄ く_/ \ `フ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | |____丿く / <´ / `- 、_// ノ\ `ー―--┐
`´ `‐' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`‐'  ̄ ` `´ `ー' `ー───-′
Ω ΩΩ<な、なんだってー!?
本当になったらいいな、と思った。
[283]の続きマダー?
292 :
えっちな21禁さん:2005/05/07(土) 08:18:13 ID:Sntnul8KO
SIENage
「おかわりっ」
「あらあら・・・今日は由真はたくさん食べるのねぇ」
ニコニコしながらお袋が由真の茶碗に飯をよそる。
「・・・お前、もう3杯目だぞ」
夕食。いつもあまり食べない由真が、珍しく旺盛な食欲を見せていた。
「んー・・・なんか今日はお腹空いて」
「太るぞ」
「イー、だ。まだ育ち盛りだから太らないもん」
「どうだか」
ふと、急に今より背が伸びてゴツクなった由真が脳裏に浮かぶ。
「・・・ぷっ」
「・・・今何か失礼な想像をしたね?」
「いや、別に。さあ、遠慮なく食べたまえ」
「うー・・・何か引っかかる」
しかし、箸が止まることはなかった。
・・・ホントにゴツクなったりしねえだろうな。
夕食がすみ、風呂にはいると
すぐに「もう眠い」と言って由真は部屋に引っ込んでしまった。
好都合だ。親父とお袋に、由真と由良ちゃんのことを確かめておこう。
「親父・・・ちょっといい?」
俺は、学校で出会った姉妹のことを話した。
話し終えたとき、親父もお袋も少し青ざめていた。
「そうか・・・由真に打ち明けるまでは、出会わないようにしてたんだが・・・」
「大場さんってF県にいると思ってたわ・・・こっちに引っ越してたのね」
「ウチも引っ越してるしなぁ・・・」
ここに俺達が引っ越してきたのは、俺が中3に上がってすぐだった。
大場さんのところがいつここに越してきたのかまではわからない。
「たまたま、同じところに引っ越してきちゃったのか・・・」
「隠しておきたいんなら、連絡ぐらいとりあえよ」
「直接は連絡しないようにしてたんだよ。弁護士を通してたんだが・・・」
頭を抱える親父。やれやれだな。
「まあ、もう出会っちゃったんだし、今更言ってもしょうがないけど・・・どうすんだ?」
「うーん・・・俺としては、由真が高校を卒業するときにでも話そうかと思ってたんだが」
ぼやくように親父がつぶやく。
「それまで、隠しておけるかな・・・絶対、由良ちゃんと自分には何か関係が?って思うぜ?」
「・・・そんなに似てるか」
「クリソツ。俺、見分けられなかったし」
「とりあえず、大場さんとこれからどうするか話し合わないとならんな・・・」
まあ、そうだろうな。こっちの都合だけで決められないだろうし。
「それで・・・話がつくまでだが・・・達也」
「ん?」
「お前と・・・なんてったっけ、その大場さんとこのお姉ちゃん」
「葉月?」
「ああ、そう・・・葉月ちゃんと二人でフォローしてだな、このこと隠しておいてくれんか」
「そりゃいいけど・・・どこまでできるか、わかんないぜ」
一緒にいられるのも後1年。その1年だって、四六時中一緒にいられるわけじゃない。
「もちろん、できる範囲内でいい・・・由真のためだ、頼む」
・・・由真のため、なんて言われたら断れるわけがなかった。
引き受けはしたものの
男の俺一人ではどうにもならないことだってあるだろう。
同じ女の子の、葉月の助けは、どうしたって必要だ。
「・・・と、いうようなことになってさ。協力してもらいたいわけ」
翌日、学校に着くと朝イチで葉月を捕まえ、事情を話して協力を要請する。
「・・・ウチと同じような展開になってたのねー」
「同じ展開?」
「そ。私も父さんに、達也と協力して由良にバレないようにしてくれって頼まれたわ」
「・・・なんだかなー」
「・・・なんだかねー」
二人で朝っぱらからため息をついてしまう。
だが、愚痴をこぼしていても仕方がない。今後の基本方針でも話し合おう。
「で、基本的に・・・あまり二人が会わないようにしたほうがいいと思うんだが」
これなら、そう難しくない・・・と思う。
だが、葉月は顔を曇らせて首を横に振った。
「それ、もう遅いわ」
「遅いって・・・なんで?」
「もうあの二人、かなり仲良くなってるもの。夜とかメール交換とかしてたわよ」
げ。いつの間に。
「むしろ、なるべく私たちの目の届くところにいさせたほうがいいんじゃないかしら」
言いたいことはわからなくもない。
そばにいて、変な噂が耳に入ったり、話題が妙な方向に行かないように気を配る。
それはいいんだが・・・
「・・・大変だぞ。学年違うんだから」
「だから・・・なるべく、よ。で、お昼だけど、どうするの?」
「は?昼?どうするって?」
「お昼ご飯。私たち、中庭でとるけど。一緒の方がいいでしょ?」
想像してみる。
中庭の芝生の上で、由真と由良ちゃんと葉月に囲まれて飯を食う俺・・・
「んな恥ずかしいことできるか!」
「恥ずかしいって・・・我慢しなさい。だいたい、美少女三人に囲まれて、夢のようなお昼じゃない」
「・・・勘弁してくれ」
今日はここまでですー。
ちょっと疲れた・・・
オツカレチャーン
300 :
えっちな21禁さん:2005/05/07(土) 21:24:19 ID:Sntnul8KO
オツカレ!!
次もガンガレ(`・ω・´)シャキーン
>>298 GJでした。メインヒロインは・・・葉月なのかな?
ともあれ支援〜。
話の途中で申し訳ありませんが、このスレに投下された作品を何らかの形で保存しようかと思っているんですが。
過去の話を読みたいって人もいる事でしょうし、それで思いついた次第なんですけど。
ただ、独断でやるといろいろと問題になりそうなんで相談させて頂きたく思います。
◆gcnc2wQZDA さんのお話が終わってから改めて論議しましょう。
それまでに皆さんの考えをまとめておいて頂けないでしょうか。
えっ出版社の方ですか?
305 :
えっちな21禁さん:2005/05/08(日) 12:50:21 ID:Orn4oZkEO
何にせよageるか
コピペぽいね。
>> 303
良い案ですね
308 :
303:2005/05/08(日) 15:33:15 ID:DytSntha0
ごめんなさい、一言いい忘れてました。
作品保存といっても個人サイトでって事です。
柿板なんかに貼られた画像なんかでも個人サイトで保管庫作って保存してたりしますしね。
そこからヒントを得た次第です。
やれやれ
>>303はK…うわぁなにをするくぁwsrftgyふじこlp;@:
312 :
303:2005/05/08(日) 21:44:08 ID:y8EUCare0
>>311サン
あの、僕Kじゃないんですけど・・・・・・;;
別人です。
僕のサイトで保存していこうかと思ってたんですけど、心配なら止めときましょうか?
僕もあのKと同一人物視されるのヤダし。
313 :
311:2005/05/08(日) 21:56:10 ID:n9TnBQBp0
やっていいです。お作りになってください。
ただ…もしあなたがKゲフンゲフン…であるのならば、
もう少しうまいやり方があるんではないかと思っただけだ。
まとめサイト作るだけでしょ?
2ちゃんは書き込みの際に著作権の放棄が前提になってるし、別にかまわないんじゃね?
とりあえず、作ってからURL貼りつければいい。
「どうですか?」とか訊いてると意見割れたりしてどうにもならね。
316 :
えっちな21禁さん:2005/05/08(日) 23:22:17 ID:Orn4oZkEO
今日は噺家来ないのかなぁ〜
いよっ!こんちまたまたお日柄も良く
痛い。
視線が、痛い。
ありふれた男子高校生(俺)が
美少女(含む自称)三人を引き連れて、中庭を目指して校内を歩けば
好奇やら嫉妬やらの視線を向けられるのは当たり前だった。
「ん〜、いい天気」
そんな視線にはまるで気づかないのか、中庭につくと葉月が脳天気に伸びをする。
「でも、ちょっと風が強いね」「だよね−」
「ここは校舎を挟んでグラウンドの反対側だから、多少風が強くても砂埃とか来ないのよ」
「へぇー」「そうなんだー」
キャイキャイとにぎやかな女性陣を後ろに引き連れ、開いた場所を探してトボトボと歩いていく。
「・・・なに、達也?元気ないわね?」
話しかけるなよぅ。
やがて、中庭の芝生に適当に空いたところを見つけ
「ここらでいいか」
腰を下ろしかけたときだった。
「お兄ちゃん・・・」「達也さん・・・」
由真と由良ちゃんが、立ったまま俺を見ている。
・・・なぜか不安そうな顔で。
「ああ、ここは芝生入ってもいいことになってるから」
「ううん・・・」「そうじゃなくて・・・」
そう言うと、二人揃って辺りをキョロキョロと見回し始め
「こっちに・・・」「こっちにしましょう」
やはり揃って、俺に手を差し出す。
・・・なんでか知らないが、俺も差し出された手を取って立ち上がり
二人が指し示した方へ歩き始めた。
と
ドスン!
背後で、何か重たい物音がした。
振り返って、俺は青ざめる。
立った今まで俺が座っていた場所に
どこから飛んできたのか、でかい看板が突き刺さっていた。
「うっわ!あっぶなー!」
葉月がビビって叫ぶ。俺の心臓もドキドキだ。
確かに、あのままあそこに座っていたら、ただじゃすまなかっただろう。
「・・・た・・・助かった・・・ありがとな、由真、由良ちゃん」
「ううん」「どういたしまして」
驚きが収まると、今度は怒りが収まらない。
「しかし・・・危ないなぁ・・・人に当たってたら、大問題だぞコレ」
看板出してるところに電話で文句でも言ってやろうかと思ったが
怪しげなテレクラの看板だったのでやめておく。
「だけど・・・看板飛んでくるの、見えてたの?」
「あ・・・」「えっと・・・」
葉月の問いかけに、二人が顔を見合わせて
「なんとなく・・・」「そこは、イヤな感じがして・・・」
自信なさそうに答える。
「へー・・・ま、おかげで助かったんだからいいけど。さ、メシだメシ」
そして、その場はそれで終わった。
放課後。
帰り支度をする俺に葉月が近寄ってくる。
「ね、ちょっといい?」
「・・・まさか、一緒に帰ろうとか言い出すんじゃあるまいな」
「それはもちろんなんだけど・・・」
勿論ですか。協議の余地なしですか。
俺の体面はどうでもいいんですね?
「お昼の時のことなんだけど・・・由真ちゃんって、勘のいい方?」
問われて、今までの由真を思い出す。
そして即答。
「いや、全然。むしろニブイほうかな」
「・・・そうよね。ウチの由良もそうだし」
「だからなんだよ?」
「いや・・・それにしちゃ、昼間はずいぶん勘がよかったな、と思って」
「まあ、一生に一度ぐらいはああいうこともあるんじゃないか?」
風で看板が飛んでくるなんて、一生に一度で十分だしな。
まじめな顔で葉月が声を潜める。
「双子ってさ・・・二人揃うと、何かあるんじゃないかしら」
何だそりゃ。
「今まで離ればなれで、出会うこともなかった双子が出会ったのよ?何かありそうじゃない?」
考えすぎだろ、と言おうとして、ふと思い出す。
「昨日の夜さ、由良ちゃん・・・いつもよりたくさん食べなかった?」
葉月がキョトンとした顔になる。
「へ?・・・ええ、ずいぶん・・・食べてたけど・・・」
「で、食べて風呂に入ったらすぐに眠くなって寝た?」
「そう、だけど・・・由真ちゃんも?」
やっぱり、か。見事なシンクロっぷりだ。
葉月の、何かあるんじゃないかという疑念も無理もないかもしれない。
その「何か」いったいなんなのかは、まるで見当も付かないが。
「・・・二人が待ってる。行こう」
「うん・・・」
ひっかかるものを感じながら、俺達は校門へと向かった。
今日はここまでです。
>>303サン
私がここに書いた物は好きにしていただいてかまいません。
むしろ保存していただけるなら嬉しいです。
お疲れ様です。
つ旦~
なんか・・・妹萌え関係無しに、良いライトノベルをタダで読めてる気がしてきた。
なにかありげな展開グッジョブ。
>>323 GJ!支援支援〜
>>325 >なにかありげな展開
言えてる
学園オカルトコメディのようになるのかな?
>>323 なんかエチネタらしからぬ展開w
でもこの先面白くなりそうなヨーカンがする。楽しみです。
数ある妹スレの中でもかなりクオリティ高い良スレ
このスレが一番(・∀・) イイ
過去スレも(・∀・) イイ
へっ!とりあえず私怨してやるよ…ペッ!
ふざけんな!なんだよコノ糞みたいなストーリーは…
萌えるじゃねーか!コノヤロウ!
331 :
えっちな21禁さん:2005/05/10(火) 17:59:44 ID:jRnhMoyiO
作者GJ!!マジGJ!!
clover heart'sの双子を勝手に頭に浮かべてしまったよ
今後もsienしまっせ
校門では、もう二人が待っていた。
何か二人で話し込んでいたが、俺達に気づいて小さく手を振る。
「よ。お待たせ」
「何話してたの?」
「帰り道のこと」「どこか面白い寄り道とかないかな、って」
「おう、そういうのは得意科目だぞ」
「いや、それ授業じゃないから」
胸を張る俺に葉月がツッコミ、それを見て二人がクスクスと笑う。
「あ、こら、俺のこの辺りの土地勘を信用してねえな?無駄に3年間帰宅部やってないぞ?」
「信用してるよぅ」「頼りにしてます、達也さん」
「よっしゃ、任せとけ」
・・・とは言ったものの、俺の寄り道コースが果たして女の子に受けるのか。
ゲーセン。お好み焼き屋。本屋(H本が充実)・・・
「・・・と、思ったが、今日のところは葉月のお手並みでも見せてもらおうかなっ」
「え、アタシ?なんで?」
・・・後で色々調べるとして、今日のところは葉月に頼もう。
こうして、葉月に連れられて、いろいろなところを回る。
妹二人組にはすこぶる好評。
だが・・・
「・・・お兄ちゃん」「・・・つまらないですか?」
当然俺には大不評。
だって!ファンシーショップとかケーキ屋とか!そんなんばっかじゃん!
「いいのよ、これは放っておいて」
「これ、ってなんだこれって!」
くそぅ、こんなことならやっぱ俺が先導するべきだったぜ。
「だいたい、お前にはこんな少女趣味似合わねーよ!」
ビシ!葉月を指さし鋭く指摘。
「 な ん で す っ て ? 」
「ウソですゴメンナサイ葉月は少女趣味似合います」
よわっ!俺よわっ!
「まあまあ、お姉ちゃんその辺で」「今度は、お兄ちゃんの行きたいところ行こうか?」
うう、いい子だよこの子らは・・・
ブラブラしながら馴染みのゲーセンに足を運ぶ。
いつもだと、2、3人は見知った顔がたむろしてるんだが、今日は幸い誰もいない。
よかった・・・女連れで来たりしたら後で何言われるかわかったもんじゃねえ。
「へー・・・」「こんなトコ来るんだー」
妹二人は物珍しそうにキョロキョロしている。
「ま、たまにな。お前ら、ゲーセン初めて?」
「うん」「初めてですー」
「そっか・・・じゃあ、まず落ち物あたりからやるか」
落ち物なら、由真は家のゲーム機でも遊んでるからそんなに違和感ないだろう。
思いっきり下手くそだが。
落ち物の筐体が並ぶ一角に行き、対戦形式の台を選ぶ。
「よし、じゃそっち由真な」
「オッケー。今日は負けないよー」
いつもそう言って、由真は俺に勝った試しがない。
「お姉ちゃん、私たちもやろ」
「よーし、じゃ、勝ち抜き戦ね」
どうにも結果の見えた勝負だと思っていた。
そして、決着はあっさりついた。
「イエー!」
「ば・・・馬鹿なぁっ!?」
お・・・俺が由真にゲームで負けた!?どうなってんだ!?
隣を見れば
「あっ、イヤッ、ダメ、あ、あ、ああん、や、ダメ、あっあっあっあぁーっ!」
葉月が悶えている。
声だけ聞いている分にはちょっとH臭いが
コントローラーを握りしめて、画面を見つめながらなのでむしろ不気味だった。
「イエー!」
どうやら・・・こちらも妹のほうが勝ったらしい。
「・・・負けたのか」「・・・そっちも?」
肩を落とす年長組を尻目に、妹コンビは絶好調である。
「よーし、決勝戦!」「負けないよー!」
妹二人が並んで対戦を始めた。
今度は、なかなか決着が付かない。まさに一進一退。
ゲームレベルはどんどん上がり、俺には未知の世界が始まる。
「そう言えば・・・勝者にはどんなご褒美があるのかしら?」
見飽きたのか、葉月が変なことを言い出した。
「ご褒美?・・・そうだな、じゃあ勝者には俺の熱い口づけを・・・」
そう言ったとたん
「あ、ヤバ!」「スキあり!」
一気に流れが由真のほうに傾く。
由良ちゃんも必死に抵抗するが、一度押され始めるともう元に戻すのは難しい。
「イエー!」「あうー・・・」
「あらあら・・・達也が変なこと言うから怖がって由良が負けちゃった」
・・・悪かったな。
「ヒドイですよ、達也さん・・・あんなこと言われたら・・・その・・・意識しちゃって・・・」
由良ちゃんは、そう言って顔を赤らめた。
ご褒美が俺のキスと聞いて、動揺した差か。
・・・あれ?俺がキスするのを意識しちゃうって・・・あれ?どういうことだ?
「あ、もうこんな時間。そろそろ帰る?」
悩む俺を無視して、腕時計を見た葉月が切り出す。
「ん・・・そだな。じゃ、今日はこの辺でお開き」
「はーい」「はーい」
ゲーセンを出ると、もう日は暮れかけていて
俺達はちょっと慌てて家路をたどった。
大場姉妹と分かれて、また由真と二人。
「そういえば・・・もらってない。ご褒美」
ピタ、と由真が立ち止まって、変なことを口走る。
「・・・はぁ?」
「ゲームの勝者には・・・ご褒美があるんじゃなかった?」
ああ、覚えてましたか・・・って、おい。
「いや、お前・・・ご褒美は俺の熱い口づけですよ?」
「・・・くれるの?・・・くれないの?」
由真が怒ったような顔で、俺を睨んでいた。
「いや、あの・・・欲しいんですか?」
「欲しいとか欲しくないじゃなくて!」
大声を出したかと思えば、今度は急にしおらしくなる。
「・・・もし、由良ちゃんが勝ってたら・・・由良ちゃんにキスした?」
・・・もし
あの場で由良ちゃんにキスしようとしたら
多分、葉月に殺される。
「するわけないだろ・・・冗談だよ、あれは」
「そう・・・じゃあ・・・私もいいや」
「そうか?いやぁ、助かる・・・」
冗談を返そうとして、口ごもる。
由真の眼は、真剣だった。
「でもね・・・女の子に、ああいう冗談は・・・やめてほしいな」
「・・・そうか。スマン」
謝るべきときは、相手が誰であれちゃんと謝る。俺のモットーだ。
由真も、またニコッと笑い、歩き出した。
「じゃ、帰ろ!一つ貸しだからね、お兄ちゃん!」
今日はここまでですー。
ご支援感謝〜♪
341 :
ファン:2005/05/10(火) 20:12:48 ID:JnsGNWRI0
作者GJ!!
文庫本化キボンヌ
>>339 うおー!萌えー!!!由真ちゃん萌え!!!
でも俺だったらご褒美は素直にあげてるw
とりあえず、あまりマンセーしすぎると
「けっ」とか言い始める天の邪鬼がでてくるから少し控えよう。
・・・俺は
>>335の葉月タンにハァハァ
GJでした〜。由真に萌えです〜(*´д`)
>>331 まだクロハーやってみたくなった(*´д`)
>>343 そうだな。まぁ、言いたい事はわかるよ。
でもとりあえず、続き期待してます。
346 :
えっちな21禁さん:2005/05/11(水) 01:55:06 ID:0fGkclGyO
乙!!オツ!!
本にしたいな(*´Д`)
むしろヒロイン候補が3人いるあたり
ゲームの原作に向いてると思う
誰か同人でゲーム化しないかねw
家に帰って、自分の部屋に戻ると
着替えもせずにベッドに倒れ込む。
脳裏に浮かぶのは、今日の出来事。
飛んできた看板を、二人の妹のおかげで避けられたこと。
ゲームセンターでの勝負のこと。
少なくとも由真は、勘の良さや反射神経とは縁遠いヤツだった。
葉月が言うように、由真と由良ちゃんに何かが起きているのだろうか?
離れて暮らしていた双子が出会ったことで
何か不思議な刺激が脳だかに加わって
今までにない能力を発揮し始めた?
・・・考え過ぎだろうか。
看板のことは、偶然かもしれないし
ゲームだって偶々調子のいいときだったのかもしれない。
まだ、判断するには早い。
とりあえず、もう少し様子を見た方がいいだろう。
・・・これからもこういうことが続けば別だけど。
「おはよー!」「おはようございまーす」
翌朝。通学路に響く元気のいい声。少し遅れて、ややおとなしめの声。
葉月と由良ちゃんだった。
まあ、確かに昨日打ち合わせた通りだが・・・
「おはよーございまーす」「・・・うぃーす」
正直、妹と一緒というだけでもかなり恥ずかしいのだが
これに葉月と由良ちゃんまで加わると
恥ずかしいのを通り越して、もうどうにでもして、みたいな感じだった。
これが1年間、毎日続くのか・・・
朝から暗澹とする俺だった。
「今日はお昼どうしよっかー?」
葉月が朝っぱらから昼飯の話を切り出す。
まあ、今打ち合わせておかないと、後はそうそう時間がないから仕方がない。
「弁当ないんだから、学食か購買のどっちかしか選択肢はないけどな」
「購買部で買うんだって、どこで食べるかは選べるじゃない」
そうだな・・・どこがいいかな?
「今日もお天気がいいから・・・」「また外で食べようよー」
二人が顔を見合わせ、うんうんと頷く。
「じゃ、また中庭か」
「そうねー・・・今日は屋上にしよっか?」
「あー、いいな屋上。上がるのめんどくさいけど」
A棟B棟に分かれた3階建ての校舎の、1階と2階が通常の教室で
3階が美術室などの特殊教室、当然その上は屋上なんだが
俺達のいるA棟の屋上には、施錠されていて上がることが出来ない。
B棟しか屋上には上がれないので、隣の棟まで移動しなければならないわけだ。
というようなことを二人に説明すると
葉月が思わぬことを口に出す。
「あ、こっちの屋上も入れるわよ」
「え、そうだっけ?」
「ま、ちょっと反則だけど、入り口の脇に小さい窓開いてるじゃん?あそこから入るのよ」
「お前があんな狭いとこ通れるの・・・イテッ!」
・・・口は災いの元だった。
というわけで昼休み。
まず購買部で思い思いにパンやらおにぎりを買い
普段上がらない3階から上への階段を上がっていく。
階段の突き当たりの扉は鎖と南京錠で閉ざされていたが
すぐ横の地面スレスレにある小窓は・・・開いていた。
「じゃ、俺からな」
手でパッパッとほこりを払うと、這いつくばって潜り抜ける。
少々キツイが、それほど苦労もなく屋上へ出た。
続いて由真が潜り、由良ちゃんが通り抜け、葉月が・・・つかえた。
「あ、あれっ?」
「・・・あれ、じゃねえよ。やっぱり通れないじゃねえか」
「いや、去年は・・・んっ、しょ、っとっ!通れた、のっ、よっ!」
由良ちゃんがポンと手を叩いて
「お姉ちゃん、また胸が大きくなったって言って・・・」
「由良っ!余計なこと言わないでいいのっ!」
・・・まあ・・・確かに・・・デカイもんな、こいつ。
「まったく・・・無駄に育ちやがって」
「無駄とはなによ無駄とはっ!」
葉月が凄むが、窓枠に引っかかってもがいている状態では怖くない。
「無駄だろう。育ったところで誰も使いもしないし、今みたいに邪魔になるんじゃな」
「う〜ぬ〜れ〜!」
ぎゅ・・ぎゅう・・ぎゅぎゅ・・・
・・・お?
心なしか、少しずつ葉月が抜け出しそうに・・・
「お姉ちゃん、、頑張って」「もうちょっとですよ!」
妹二人が応援する。応援するなら手伝えばいいのにと思うが、黙っておく。
やがて、つかえていた胸が通り抜け、ズルズルと葉月が窓枠から出てくる。
ゆっくりと立ち上がる。薄笑いを浮かべながら。
「ふ・・ふふふ・・・ふふふふふふ・・・」
こええ。由良ちゃんが耳打ちしてくる。
(達也さん、お姉ちゃんは胸のこと冷やかすとすごく怒るんです)
・・・遅ぇよ。
今日はここまでデース。
無闇に長くなってマース。
354 :
303:2005/05/11(水) 20:37:44 ID:+wnsM+oV0
>>353 お疲れ様です。
続き、期待してます。
>>ALL
作品保存の件ですが、取り敢えず試験的にやってみることにします。
僕のサイトの方に保管庫を作りますんでそこでしばらく様子を見ます。
作業時間が少ないので、設置工事に今月一杯はかかってしまいますが、その点はご容赦願います。
>>353 乙 支援
デカイデスカソウデスカ・・・ (*゚∀゚)=3ハァハァ
>>354 こちらも支援
ガンガレ
356 :
えっちな21禁さん:2005/05/12(木) 02:31:30 ID:QzgR3V+8O
(*´Д`)=з
GJです!
達也くんが誰を選ぶのか気になるなぁ
Hではないが萌え (*゚∀゚)=3 イイ!!!!
できればエチもください
359 :
えっちな21禁さん:2005/05/12(木) 19:14:59 ID:RvM1hJjvO
癒し系GJ(´∀`) つC
立ち上がった葉月は烈火のごとく怒りだすのかと思いきや
「さ、食べましょ」
何事もなかったかのように、フェンスの台に腰掛けると
自分の分のパンを袋から出して食べ始めた。
ちょっと拍子抜け。
だが、相変わらず由良ちゃんはオタオタしていて・・・何故か、由真が怒っていた。
由真が寄ってきて、耳打ちする。
(お兄ちゃん。ちゃんと葉月さんに謝って)
(・・・へ?・・・別に怒ってないみたいだぞ?)
(怒ってないっていうか・・・すごく悲しんでるよ)
悲しんでるようにも見えないが。
「どしたの?早く食べないと、昼休み終わっちゃうわよ」
「ああ、うん・・・えーと・・・」
まあ、謝ったほうがいいのはわかるが・・・由真や由良ちゃんの前じゃ照れくさい。
「あ、私たちアッチの方で食べよう」「うん、そだね」
・・・察したのか、二人が離れていき、俺と葉月が残された。
葉月が座ったところに少し離れて、俺も腰を下ろす。
「あー・・・その、なんだ・・・」
「・・・いいわよ、もう」
ぷい、と葉月が顔を背ける。
とたんに、すごい罪悪感に襲われる。
「悪かった。すまない。その・・・そんなに気にしてるとは知らなかった。ゴメン」
「・・・気にしてたわけじゃないわ。実際、邪魔なだけで使い道ないもんね」
「・・・頼む。こっち向いてくれ」
少しだけ、葉月がこちらに顔を向ける。
「でも・・・ちょっとは、自信あったのよ」
「いや、すごく自信持っていいと思うぞ・・・その・・・男にすれば、魅力的だし」
ちょっとだけ、葉月が笑う。
「そう?でも使い道ないんじゃなかったの?」
「いや、使っていいなら俺はぜひ使いたいぞ」
「・・・バァカ」
また、葉月が笑った。バカ、と言いながら、嬉しそうに。俺も釣られて、笑った。
ちょっと離れていた由真と由良ちゃんが
いつの間にか近づいてきていた。
二人とも、安心したように微笑んでいる。
・・・仲直りできたのがわかったのだろうか。
「あ、二人とも、達也にはあんまり近寄らない方がいいわよ」
「・・・は?」
「言うに事欠いて、アタシの胸を変なことに使いたいなんて言いだすんだから」
「うわ、お兄ちゃん・・・H」「・・・(ぽっ)」
「待て!俺はそんなこと・・・!」
「・・・言ったわよね?」
むう。そういえば言ったかもしれん。ていうか、言ったな。
「ええい、だったら使わせろやゴルァ!」
「そんな簡単に使わせるわけないでしょ!」
「じゃ、難しく使わせろ!」
「どんな使い方よ!」
クスクス笑う妹二人の前で、俺達は昼飯を食うのも忘れて漫才をしていた。
放課後。
帰り道、また由真と二人になってから
「今日は・・・ありがとな」
「ん?」
「昼休みさ。葉月のこと」
「ああ、うん・・・仲直りできて、よかったね」
「うん、まあ、そうだな・・・しかし、このところ由真に謝ったり感謝してばっかだな」
「別にいいよ・・・兄妹なんだもん」
そう言ってくれると少しは気が楽だ。
「けど、よく葉月の気持ちがわかったな。俺には全然わかんなかったけど」
あのときの葉月は、何の感情も表に出していなかった・・・ように見えた。
「うーん・・・・わかるんだよ。なんとなくだけどね」
「やっぱり女同士だからってことなのかな」
「そうじゃなくて・・・なんて言ったらいいのかなー」
しばらく、言葉を探して悩んだ後、由真がとんでもないことを言い出した。
「たぶん、私、テレパシーがあるんだよ」
今日はここまでです。
ゲームだったら41と42の間に
謝るか謝らないかの選択肢があるところでしょうね。
・・・あれ?フラグ立てちゃったかな?
>>364 連日の投下乙です
>・・・あれ?フラグ立てちゃったかな?
Σ(゚Д゚)ガーン mjsk
366 :
えっちな21禁さん:2005/05/12(木) 23:09:54 ID:RvM1hJjvO
乙でありまつ(`・ω・´)ゝビシィ
ゲーム作っちゃえ(♪´∀`)イェイ
ああ、もっとこのスレを広めたい……
いやいや、今はじっくりと話が熟成するのを待つのだよ。
完結してから広めよう。
ここのところ日課は 妹に電気アンマ。
身体をクネらせて「キャハハ、やめてやめて、
やだやだ、ストップ、フフフ」と騒ぐ。
3分経過後
「や、やぁめ、、う、うぅぅぅ・・おし・・っこもれちゃぅぅうぅぅ」と泣きそうな顔でジタバタ。
しかし手が届かずどうにも出来ない。俺はそのまま小刻みに足を動かす。
更に2分経過後
泣きながら 「お、おしっこが・・・う゛ぅ゛ぅうぅぅうぅぅぅぅぅッッ!!」と引き絞るような声を上げて硬直。
短パンの横からのぞくパンティが溢れ出た液でぐっしょりになる。
絶頂冷めやらぬまま責められて「うッ・・らめっっ・・ウ゛ッ・・・・うぅッ・・・」と顔を紅潮させてうめく。
太股をよじらせ、Tシャツの裾を掴んで皺くちゃにして耐えているのがいやらしい。
更に10分 。Tシャツは汗で透けて、内股はぬめぬめと光っている。
時々身体をビクビクさせながら
だめ、、、だめ、、、おにいちゃ・・・たすところでお前ら今日の予定は?
妹とデート
>>369 お前、どこからネタ引っ張ってきた?
はっきり言うがスレ違いとか板違いどころじゃない。
サイト違いのレベルだよ。
メガビにその手のスレがあったはずだからそっちへ逝け。
良スレだからあんまし広めたくないよ〜(*´д`)
みんなで一人占めならぬみんな占めしようよ〜
そんな俺は独占欲の強いダメダメ(´・ω・`) ショボ…
>>369 オレも1番下の妹にやってるぞ。7歳だけど…
因みにソッチの趣味はないぞ。
ただ妹とじゃれてるだけ…だと思う。
1番上の妹(中2)は「やって」とかぬかしてるけどさすがに出来ん
( ´_ゝ`)フーン
「・・・はあ?テレパシーって・・・電波?」
いきなり俺の妹がアブナイ人に。
「違う〜!・・・ほら、超能力?みたいな?」
みたいな?じゃねえよ・・・
「だったら、今俺が何を考えているか当ててみろ」
「今はできないよ」
「なんでよ」
「由良ちゃんがそばにいないと、わからないみたい」
・・・ちょっとまじめに聞いた方がいいかもしれない。
「由良ちゃんのほうは・・・やっぱりテレパシーがあるのか」
「うん。だから・・・お互い何を考えてるか、わりとハッキリわかっちゃうの」
まずいな。そんな関係までできちゃったら
自分たちが双子なんじゃないかって考えるかも。
「気のせいじゃないのか?」
「そんなことないよー。でも、全然他人なのに、こういうのって不思議だよね」
・・・肝心なところではニブイままだった。そのほうが都合いいけど。
・・・待てよ。二人揃ってるときに二人の間にテレパシーが働くのはいいとして
なんで近くにいる葉月の考えてることまでわかるんだ。
ていうか、二人揃ってるときには俺と葉月もだいたいそばにいるわけで・・・
それがわかっちゃったらヤバイじゃん。いろいろ。
「なあ、そのテレパシーって、なんで周りの人間にも効くんだ?」
「さあ?ただね、由良ちゃん以外の人の考えてることは、そんなにハッキリわかんないの」
「そうなのか?」
「うん・・・感情が読みとれるって程度かな」
「そうか・・・」
ちょっと安心・・・か?
「あ、でも今お兄ちゃんが考えてることはわかるよ」
「・・・二人揃ってないとダメなんじゃなかったのか?」
「お兄ちゃんは、特別♪えっとね、お兄ちゃんは今・・・」
ギク。いや、わかっちゃ困るようなことは考えてないが。
「お腹が空いて、何か食べたいと思ってるね?」
「・・・それはお前の頭の中だ」
途中で鯛焼きを買い、二人で頬張りながらまた帰り道へ。
「ふぉうふぁ、ふぁっひっふぉふぉふぁふぇふぉ」
「・・・頬張ったまま喋るのはよせ」
ちょっとの間んぐんぐした後、由真がふう、と息をつく。
「お茶も買えばよかったねー」
「・・・そんなことが言いたかったのか」
「あ、そうじゃなくて・・・さっきのことなんだけど」
「さっきのこと?・・・テレパシーがどうたらってやつか?」
「うん。葉月さんには・・・言わないほうがいいと思う」
「・・・なんでだ?」
葉月とは由真と由良ちゃんが双子であることを隠しておくために
協力し合う関係だ。
その葉月に、また別の隠し事を持つのは厄介な気がする。
「んー・・・葉月さんって、こういうの怖がりそうだから・・・嫌われたくないし」
ああ、なんとなくわかる。強がるくせにお化け怖いとかだろうな。
「わかった。お前も、あんまり気づかれるようなことは言うなよ」
ベッドに寝ころんで、眠る前に考えてみる。
葉月の言ったように、どうも由真と由良ちゃんの間には特別な何かがあるようだ。
能力の向上。テレパシー。
ひょっとすると、このところよく食べるのも、その何かが影響しているのかもしれない。
さて、どうしたもんか。
今まで通り、俺と葉月がそばについていることで
ごまかし続けることができるのか。
二人がその関係に疑問を持ったとき、それにどう答えてやればいいのか。
世の中には、自分とそっくりの人間が3人いるとかいう話があった・・・
いや、なんかコレ嘘くせぇな。
ドッペルゲンガー・・・
いや、これは怪物だった。
隔世遺伝・・・
いや・・・血の繋がりを連想させるのはマズイ。
他に何か・・・
うまい手は・・・・ないもんかな・・・
今日はここまででっす。
ちょっと由良ちゃん弱いね。
次あたりテコ入れ必要かな?
鯛焼きを『んぐんぐ』する由真ちゃん萌え
なかなか『えちねた』にならないけど面白そうなんでいいかw
続きお待ちしてます
>>382 GJ 乙 支援
そして由真ちゃん萌え〜
しかし・・・テレパシーかぁ・・・
>>382 GJ 乙華麗
続き楽しみにしてますよ
激しく私怨
つC
テコ入れって何?
次回で由良ちゃんの萌えシーン増量(当社比)って事でしょう、多分(w
やっぱりイイな……
激しくGJだな
391 :
303:2005/05/15(日) 10:18:33 ID:vCOFII5g0
こりゃマジで保管庫の工事早く仕上げないと・・・・・・;;
なんたってタグはオール手打ちだからなぁ。作成ソフト持ってないし。
かくなる上はどこかの保管庫のタグソースをベースにしますか。
工期短縮にはそれしか方法が見つからないっス。
392 :
311:2005/05/15(日) 17:12:57 ID:ZOO8zPcl0
何でこんなところで、こんなレベルの高い読み物がうpされているんでしょーか?
スレ違いとか言い出すのが今後出て来るかもだけど、その時はちゃんと誘導して下さいね♪
そして絶対最後まで書きあげて下さい☆彡
(≧∇≦)尸"
394 :
えっちな21禁さん:2005/05/15(日) 19:45:28 ID:jVyc7eWYO
目が覚めると、朝だった。いつの間にか眠っていたらしい。
結局、何も思いつかなかったが、まあ仕方がない。
そのときはそのときだと思って、学校に行く準備をする。
準備が終わると、由真を起こすために、部屋のドアをノックする。
「おーい・・・時間だぞー」
「・・・ん〜・・・」
返事はあったが、これはまだちゃんと起きてないな。
部屋に入って、ベッドのそばまで行く。
やっぱり、まだ寝ていた。
・・・相変わらず寝相が悪いな。
ふと、由良ちゃんも寝相が悪いのだろうかと思い、なんだかおかしくなる。
今日、学校でそれとなく聞いてみよう。
しかし・・・育ったな、コイツも。葉月ほどじゃないが。
由良ちゃんも、これぐらいなんだろうか。
葉月の育ち具合からすると、もっとかも・・・
う、想像したら元気に。由真ではこうはならないんだがなぁ・・・
「なんで起こしてくれなかったのよぅ」
「高校生にもなって、いつまでも俺に起こされてるんじゃねえ!」
やや寝坊した由真と一緒に、慌てて家を飛びだす。
だってしょうがないじゃないか。
元気な俺のまま、起こすわけにいかなかったんだから・・・
もういないだろうと思っていた大場姉妹は
予想に反して、待ち合わせの場所に佇んでいた。
「遅いー!」
俺達を見るなり、葉月が怒鳴り声をあげる。
「悪ぃ!由真が寝坊しやがってさ」
「アハハ、ウチと同じか」
「・・・そっちは遅れてないんだな」
「アタシが叩き起こすからね」
「あの・・・まだ間に合うの?」
由良ちゃんの問いかけに、俺と葉月が顔を見合わせ、そして叫ぶ。
「走れっ!!」
校門が閉まる前に何とか駆け込む。
「なんとか・・・間に合ったか」
「はぁ・・・達也・・・足速いわね・・・」
しかし・・・由真はもっと足が遅かったと思ったが
成長したのか、それとも双子効果なのか。
双子で思い出した。
「そういえばさ・・・由良ちゃんって、寝相悪い?」
「ああ、悪い悪い!あと、よく寝ぼけるのよ」
「うわ、やめてよお姉ちゃん!」
やっぱり同じか。
「いつの間にかアタシのベッドに潜り込んで、抱きついてたりするのよ。やんなっちゃう」
「や〜め〜て〜!」
流石に、由真はそこまではしないな。されても困るが。
・・・葉月と・・・由良ちゃんが・・・同じベッドで抱き合って・・・
「・・・何考えてるか知らないけど、早く教室入ったほうがいいわよ〜」
担任が教室に入ってきて、退屈なHRの間
さっきの妄想が甦ってくる。しかもより過激になって。
むう・・・欲求不満なんだろうか。
しかし、葉月はともかく
由真とそっくりの由良ちゃんでそういう妄想をしてしまうとは・・・
イカン。
二人揃うと感情を読まれてしまうのに
由良ちゃんに対してこんなやましい気持ちでいては
人格を疑われてしまうじゃないか。
しかたがない、妄想の対象を葉月一本に絞ろう。
・・・何か間違ってるような気もするが。
・・・・・・・・・(妄想中)・・・・・・・・・
「・・・何考えてるの?」
「いや、胸のこととかな」
「・・・胸?」
ぐあ。妄想中にHRは終わり、いつの間にか葉月が隣に立っていた。
「何よ・・・胸のことって」
警戒するように、胸の前で腕を組み、葉月が俺をじっと睨む。
お前の場合、そのポーズは胸を強調するだけだ、と言いたいがそこは我慢する。
「いや・・・胸じゃなくて、群れ。俺の家のそばに、いつもカラスの群れがいるじゃないですか?」
・・・我ながらうまく誤魔化せたと思う。
「知らないわよ、達也の家行ったことないもの。それより、今日の昼どうしよっか」
「ああ、そういや朝バタバタしてて決めてなかったな」
昨日は通学途中で決めておいたからよかったんだが。
「お弁当じゃないんでしょ?」
「ああ・・・今日はそろそろ学食にするか。購買のパンも続けると飽きるし」
「そうね・・・由良には昼に伝えればいいかしら」
「間に合えばいいけどな」
「4限が早く終わればねー」
4限が誰だったか、思い出してみる。塚田の英語だった。
・・・今日もまた、揃ってため息をつく。
「厳しい戦いになりそうだな・・・」
今日はここまでです。
Hはも少し先かなぁ・・・
>>400 乙です。
特にH展開とかこだわらず、思うように書いてください。
それで十分に面白いです。
でもHシーンにも密かに期待w
ネ申キテター! 乙です。
403 :
えっちな21禁さん:2005/05/15(日) 22:10:34 ID:knyHYsagO
作者乙!!連載当初から読ませてもらってますが、面白いんでこの調子でマターリ行きまっしょい(`・ω・´)シャキーン
>>400 GJ!えちぃはなくても全然OKでつ。話しに支障がなければ入れてくれるぐらいの気持ちでいいですよ〜(´・ω・`)
だがこの人の書くエチはガチでエロイw
406 :
えっちな21禁さん:2005/05/16(月) 17:19:40 ID:qRNtqWysO
>>400 GJ
そして乙
エッチ展開とかは気にしなくていいから
例によって長引きかけるかと思われた塚田の授業は
「では、今日はここまで」
意外にもチャイムが鳴る数分前に終わった。ラッキー。
「いくぞ、葉月」
声をかける間も惜しんで教室を飛び出す。
周りの皆も走っている。目指すはただ一カ所。
早く授業が終わった分、他のクラスの連中よりはアドバンテージがあるので
それほど慌てなくてもいいんだが
何しろ余分に二人分の席を確保しなければならない。
「葉月、学食は俺が行くから由良ちゃん達呼んできて!」
「オッケー!」
息のあった連携だ。途中で葉月は1年の教室へのルートにそれ
俺は学食ルートを突っ走る。
食堂の入り口ホールに、100m走の勝者のような気分で飛び込むと・・・
「あ、お兄ちゃん」「早かったんですねー」
何故か・・・すでに由真と由良ちゃんが待っていた。
いいお話しにエロなんて必要ないよ
それだけで十分だからさ〜。
作者乙。そしてGJ!
100m走でトップでゴールインしたと思ったら、フライングで失格を宣告されたような気分。
「・・・なんで・・・もう、いるんだ?」
あえぎながら、途切れ途切れに尋ねると
「授業、早く終わったの」「私もー」
くそぅ、俺のところだけじゃなかったか。
「けど、よく学食にするってわかったな?」
「あー・・・」「えーと・・・」
二人が見つめ合い、そして声をひそめる。
「朝・・・お兄ちゃんも葉月さんも・・・」「ここのこと、思い浮かべてたから、そうかなって」
むう。確かに、朝っぱらから走らされたんじゃ、昼は腹ぺこだろうから
購買のパンじゃ足りないかも、とは思っていたが。そんなことまでわかるのか。
「うし、さっさと場所とるぞ」
うまいこと4人分の席を確保した頃に、疲れた顔の葉月がやってきた。
向かった教室がすでに昼休みに入っていただろうから、さすがに気づいたんだろう。
「いるじゃん・・・」
「・・・お疲れ」
2人一組で交互に食券を買い、好きなメニューを取ってきて
またにぎやかな昼食を始める。
・・・周囲の視線には、もう慣れた。
「そういえば」「なんなのかな・・・?」
妹二人が意味不明なことを。
「いきなり、なんなのかな、じゃわかんないぞ」
「ほら、第2グラウンドの裏」「変な木造の建物があるでしょ?」
ああ。アレか。
B棟の裏は少し狭いグラウンドになっていて
そのまた裏手、立木で遮られてはいるが、古い木造の建物があるのだ。
「旧校舎よ」
「・・・旧校舎?」「なに、それ?」
「そのまんまだ。昔使ってた校舎。今は物置になってる・・・らしい」
俺も入ったことはないから、よくは知らないのだ。
「ウチの学校、古いからねー。戦前からあるらしいよ、あの建物」
妹たちは、ふーん、といった顔で聞いている。
「まあ、入ろうにも入れないらしいし、関係ない場所だな」
「おっと、ところが、コッソリ入る方法はあるのよねー」
また。何か自慢げに葉月が身を乗り出してくる。
「屋上のときといい、何でお前はそういうつまんねえことには詳しいかな」
「フフーンだ、3年生にもなって知らない方がおかしいのよ」
む。そんなもの・・・か?
「どう?知りたい?」
俺はたいして興味がなかったが、妹達は目をキラキラさせて激しくうなずいている。
「じゃ、放課後の予定は決まりね。みんなで旧校舎探検!」
・・・旧校舎か。何か・・・謂われがあったと思ったが・・・何だっけか?
「ま、どーせヒマだからいいけど・・・葉月」
「何?」
「今度はつっかえないで入れるんぐぁ!」
右手に!箸が!刺さってます!グリグリ!されてます!痛い!です!
「・・・ス、スマートな葉月なら!どこでも大丈夫だなっ!」
「・・・よろしい」
今日はこの辺で〜。
Hシーンについては・・・
書くかどうかは別として、すでに何パターンか妄想済みだったりw
>>412 乙!
面白い!エロは気にせずガンガれ!
とかいいつつ、エロ展開キボン
414 :
303:2005/05/16(月) 21:24:21 ID:qRJrmSz00
>>392 311さん、サンクスです。
どんな感じかちょっと使ってみます。
それとレス遅れて済みません。
色々と忙しいもんで・・・・・・;;
415 :
303:2005/05/16(月) 21:35:26 ID:qRJrmSz00
僕の方からも一つ感想を。
この話の中に出てくる葉月ってクローバーハーツの飛鳥凛に似てる気がするんですが。
こういうはっちゃけた性格の女の子って元気一杯なとこがイイんですけどねw
これからも達也をガンガンど突き捲くって下さいマシ♪
>>412 乙!いい感じですねー
こんな学校生活だったらなぁ・・・
>すでに何パターンか妄想済みだったりw
……(;´Д`)ハァハァ ハァハァ ノ \アノ \ア
誰も言わないが、タイトルもいつの間にかちゃんとついてるんだなぁw
それにしても旧校舎か・・・
サウンドノベルでゲーム化しそうだw
これ、3人の中から誰ルートか選べますか?
由真ルートで!w
葉月ルートで
俺も葉月ルートで
妹ものの読んで同級生に萌えるとは思わなんだハァハァ
424 :
えっちな21禁さん:2005/05/17(火) 20:49:02 ID:OpcDZNw6O
>>415 同志だ(`・ω・´)シャキーン しかも主人公が双子…激萌え(*´ω`)
葉月萌え(*´Д`)ハァハァ
____ r っ ________ _ __
| .__ | __| |__ |____ ,____| ,! / | l´ く`ヽ ___| ̄|__ r‐―― ̄└‐――┐
| | | | | __ __ | r┐ ___| |___ r┐ / / | | /\ ヽ冫L_ _ | | ┌─────┐ |
| |_| | _| |_| |_| |_ | | | r┐ r┐ | | | / | | レ'´ / く`ヽ,__| |_| |_ !┘| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|‐┘
| r┐| |___ __|. | | | 二 二 | | |く_/l | | , ‐'´ ∨|__ ___| r‐、 ̄| | ̄ ̄
| |_.| | / ヽ | | | |__| |__| | | | | | | | __ /`〉 / \ │ | |  ̄ ̄|
| | / /\ \. | |└------┘| | | | | |__| | / / / /\ `- 、_ 丿 \| | ̄ ̄
 ̄ ̄ く_/ \ `フ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | |____丿く / <´ / `- 、_// ノ\ `ー―--┐
`´ `‐' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`‐'  ̄ ` `´ `ー' `ー───-′
3パターン希望!
そして放課後。
家路を急ぐ帰宅部の連中とも
部活に向かう連中とも別の方向に俺たちは進む。
第2グラウンド奥。立ち並ぶ木々の後ろにひっそりと立つ木造の古びた建物。
旧校舎。こうして間近に見るのは俺も初めてだった。
「へー・・・結構、立派なんだな」
傾きかけた木漏れ日を浴びる校舎の壁に沿って進むと、正門らしきところに出る。
が、門にグルグルと巻かれた鎖と南京錠で
とてもここからは入れそうにない。
といって、1階の窓には、全て木の板が打ち付けられていた。
「・・・どこから入るんだ?」
「表がダメなら裏があるでしょ?」
・・・なるほど。
俺達はグルリと建物を回り、日の射さない建物の裏手に回る。
「えーっと・・・あ、アレね」
俺達の前に、小さな、通用門と思われる入り口があった。
「・・・鍵かかってるじゃねえか」
正面ほど厳重ではないが、ここにも掛け金にデカイ南京錠がはめられている。
「フッフ〜ン・・・ところが・・・よっと」
葉月が南京錠に手を伸ばすと
ガチャリ、と音を立てて鍵がはずれた。
「うお!?どうやったのお前?なんかそういうテク持ってる人?」
「違う違う。壊れてるのよ、この鍵。引っ張れば開いちゃうの。学校側は知らないんだけどねー」
「へー・・・」「役に立たない鍵だねー」
まあ、そのおかげで入れるわけだが・・・
何か引っかかる。
正門といい、こうまで厳重に施錠するのはなんでだ?
「さ、行くわよ」
立て付けの悪くなった扉を開ける。ぷん、とかび臭いような匂いがした。
1階は窓が板張りされていて、暗い。
板の隙間から僅かに射し込む日の光を頼りに、廊下を進む。
「なんだか・・・」「肝試しみたいだね・・・」
ああ。肝試しで思い出した。
「そういやさー、ここって出るって噂だったよな」
「・・・え?」「・・・出るって?」
「葉月は知ってるよな?旧校舎のピアノの話」
「へ・・・?」
あれ?知らなかったのか。
「旧校舎の音楽室には、まだピアノが置いてあって、時々・・・誰かが弾いてるって話」
葉月の顔が見る見る青ざめていく・・・
「なっ・・・!何それっ!?知らないわよそんな話っ!?」
「そうか?・・・で、幽霊ピアノって噂なんだけ・・・」
「知らないったら知らないっ!」
いや、そんなムキになって否定されても困るが。
見れば、由真も由良ちゃんも怖そうにして互いに寄り添っている。
「ただの噂だよ、噂・・・」
自分でそう言いながら、何かが気になる。まだ何か忘れているような・・・ま、いいか。
「行ってみるか?音楽室」
「い・・・行って、どうするのよ」
「いや、噂が本当かどうか確かめてみるのも面白いだろ?」
強がってはいるが、葉月はかなり怯えているようだ。
「・・・怖かったらやめてもいいけど」
「別に・・・怖くなんかないわよっ」
「あっそ。二人はどう?」
「えっと・・・」「私たちは・・・」
こちらも少し青ざめているが、それでもハッキリ答えた。
「行きます」「行った方が・・・いいと思う」
「じゃ、決まりな」
・・・とはいったものの、俺自身がかなり不安。
「でも、その音楽室って・・・」「どこにあるんですか?」
む。ここに入るのが初めてな俺も、噂を知らなかった葉月も当然それは知らない。
「じゃ、肝試しみたいに皆バラバラで行こうか?先に音楽室見つけた人の勝ち」
「バッ・・・バラバラは・・・あ、危ないんじゃないかしら?」
「わ、私も・・・」「一人っきりは、ちょっと・・・」
今日はここまででっす。
それにしても葉月リクエスト多いですねぇ。
うーん・・・どうしよw
>>427 ・・・それは今の3倍の量を書けということですか?w
433 :
えっちな21禁さん:2005/05/18(水) 20:25:42 ID:eyycRvFXO
>>432 乙彼チャーン
まぁそれぞれのエンディングを期待してる人が多いってことですな。何はともあれガンガレ(`・ω・´)
434 :
えっちな21禁さん:2005/05/18(水) 20:27:57 ID:Api5gWnTO
てか早く書いて!
気になってち〇こがムズムズするんだよ〜(ノ_<。)ビェェン
>>432 超GJ。
やべえ怖がりな葉月により一層萌えてきたよハァハァ。
>>434 いや、早く書けって失礼っつーかほぼ毎日だし充分過ぎるほどペース早いと思うんだが
とマジレス。
>>432 God Job(誤植じゃない)
いやいや、無理をせず、あなたの思うように書いてください。
乙!文才ある人って羨ましい。
完成後NScripterとかでゲーム化キボン
>>432 GOD乙!
自分のペースで頑張って下さいな。
女の子達が尻込みする。
確かに、古くて使われていない建物を探検するのに
単独行動はマズイかもしれないな。
「じゃあ二人一組にしようか?」
「そうね・・・じゃ、アタシと由良で・・・」
「俺は由真とだな」
当然のように兄妹、姉妹コンビに別れる。
なんだかんだ言っても、結局一緒に暮らしてきた気安さが由真にはある。
それがいざというときには役立つ・・・かもしんない。
まあそんな俺の思惑を知る由もない由真が
はしゃぎながら俺の手を取る。
「行こっ♪どっこにあっるのっか音楽室はっ♪」
さっきまで怖そうだったくせに、何がそんなに楽しいのか。
「はいはい・・・じゃ、俺たち校舎のこっち側探してみるわ」
「ん・・・じゃ、アタシと由良はこっちね」
こうして、俺たちは二手に分かれて行動を開始した。
ちょっと気になることがあったので聞いておくことにする。
「由真たちのテレパシーってさ、どれくらいの距離まで有効なんだ?」
「え?んー・・・計ったわけじゃないから、わかんないなぁ」
「今はどうなんだ?」
「・・・もう、届かないね」
距離にして・・・まだ20mもないはずだ。そう遠くまで有効じゃないらしい。
「周りの人間も、それぐらいってことか」
「かもね・・・あとね、その人に集中しないと、わかんないよ」
「・・・なるほど」
周囲の思考が全部頭の中に流れてきたら大変だ。
逆に言えば、読まれたくなかったら注意を逸らせばいいわけだ。
・・・逆に怪しまれるかもしれないが。
「・・・ところで・・・私もお兄ちゃんに聞きたいことがあるんだけどな」
また・・・由真の眼が好奇心でキラキラしている。
「・・・なんだよ」
「葉月さんと、由良ちゃんと・・・どっちが好きなの?」
何もない廊下で、思わずコケそうになる。
「な・・・突然何を言い出すかなお前はっ!」
「フッフッフ・・・隠しても無駄なのはわかってるよね?」
う・・・テレパシーか・・・っていうか・・・
自分でも気づいてないけど、俺、あの二人のどっちかが好き・・・なのか?
「・・・待て。テレパシーでわかってるんなら・・・なんで、どっちが、なんて聞くんだ?」
「それがねー・・・お兄ちゃんの気持ちは読みにくいんだよねー」
それは俺自身の気持ちが定まっていないということか・・?
「ま、お兄ちゃんに限らず、男の人はわかりにくいのよ」
そんなもんか。俺も女の子はよくわかんないしな。
「で、どうなの?」
相変わらず眼をキラキラさせた由真が迫る。
・・・ピンチだ、俺。
「う・・・どう、って言われても・・・俺自身、よくわかんねえよ」
「ハッキリしないなぁ。あーんなに好き好き光線出してるのに」
好き好き光線って・・・そんなもの出してるのか俺は・・・
「あー・・・その、なんだ・・・あっちは、俺のこと、どう思ってるのかな?」
「それは私の口からは言えないよー。自分で確かめなきゃ」
むう。それは確かにそうなんだが。
ちょっと考えてみる。
葉月は・・・いいヤツだ。結構気が合うし、一緒にいても楽しいし・・・
スタイルもよくて・・・正直、ムラムラっときたこともないわけじゃない。
ちょっと気が強くて乱暴だけど。
由良ちゃんもいい子だ。素直で大人しくて、なんて言うか・・・守ってあげたくなる。
プロポーションだって・・・悪くはない。と思う。由真と同じなんだろうから。
そう、由真と同じ・・・
そこでふと頭にある疑問が湧く。
4人でいるわけだから、その中には由真も含まれてるわけだよな?
そして、よく考えもせずにその疑問を口に出してしまう。
「その好きな人って、由真の可能性もあるんじゃないのか?」
「・・・え」
そして、二人は凍り付いた。
しまった。言ってはならんことを。
「バ・・・バッカじゃないの!?あ、あた、きょ、兄妹なんだよっ!?」
そうだ。俺達は兄妹として暮らしてきた。
だけど、俺は知っている。由真が、本当は妹じゃないことを。
従姉妹で。血は繋がっているけれど。妹じゃなくて。
「きょ、兄妹はけ、結婚とか!できないんだし・・・こ、恋人だって!ダメなんだよっ!?」
できるんだよ、由真。
恋人にだってなれるし、結婚だってできるんだよ。
「バカなこと言ってないで、早くどっちか決めちゃったらいいのよ!」
「・・・何怒ってるんだよ」
「怒ってないわよ!まったく、もう!」
3人・・・そう、3人の中の誰かを、俺は好き・・・らしい。
もしそれが由真で、その気持ちを正直に伝えたら
今みたいに、怒るだろうか。それとも・・・受け入れてくれるのだろうか。
・・・まあ、今はそれどころじゃないか。
葉月たちと合流したとき、どんな顔で会えばいいのか、途方に暮れる俺だった。
「とにかく、ようやっと彼女ができるチャンスなんだからね?しっかりしてよ?」
「うへ〜い」
「頼りないなぁ・・・」
頼りないと言うわりに、何か嬉しそうな由真と2階の廊下へ。
「ん〜・・・どこかな、音楽室」
そういえば音楽室を探しているんだった。
「普通、はじっこじゃねえの?」
たどり着いた廊下の端は・・・
「・・・化学室」
「はずれだね。どうしよ、2階の他の教室も見る?」
「いや・・・先に3階まで上がって端を調べよう。そのほうが確率高そうだ」
また階段を上がって3階へ。
廊下の端は・・・
「美術室かぁ・・・後は4階だけだね」
「でなきゃ葉月たちのほうってことだな」
そのとき、廊下の向こうから誰かがやってきた。
誰か、といっても他には葉月と由良ちゃんしかいない。
少し遠くから葉月が声をかけてくる。
「あ、いたいた。ね、見つかったー?」
「いやー?」
見つかったか聞いてくるということは、あっちも見つけられなかったわけか。
「これはどうも、4階が正解みたいだねー」
由真の言葉に、近づいた葉月が眉をひそめる。
「え、4階?こっちの階段は行き止まりだったわよ?」
「なんだ。じゃこっち側から上がるしかないのか」
「じゃ、ここで合流するしかないですねー」
由良ちゃんはどこか嬉しそうだ。
「そうなるかな。音楽室捜索は、引き分けってことだ」
葉月がおずおずとしながら
「えっと・・・4階、行くの?」
「一応、確かめるだけは確かめようぜ。でなきゃ無駄になっちゃうからな」
「・・・はう〜・・・」
以上、aパート(由真ルート)でした。
引き続きbパートにGO!
女の子達が尻込みする。
確かに、古くて使われていない建物を探検するのに
単独行動はマズイかもしれないな。
「じゃあ二人一組にしようか?」
「そうね・・・じゃ、アタシと由良で・・・」
葉月が言いかけたところで、思いついた事を口走ってみる。
「あー・・・たまには違う組にしねえ?」
「・・・違う組?」
こういうとき、いつも由真とコンビだが
たまには相手を変えたほうが新鮮だ。何が新鮮なのかは自分でもよくわからんが。
しかし、別の組合わせっていうと・・・
俺の相手は葉月か由良ちゃんなわけだが
正直、葉月とはこのところ行動をともにすることが多いので
組んでもあまり新鮮味がなさそうだ。
と、なると・・・
「由良ちゃん、一緒に行こうか?」
一瞬キョトン、とした後、由良ちゃんがバネが弾けたように姿勢を正した。
「え?あ・・・は、はい!」
「いや、そんなかしこまらなくても」
葉月がじとーっと俺を見る。
「わかってると思うけど・・・由良に変なことしたら・・・」
「するかっ!」
由真は薄ら笑いを浮かべている。
・・・なんか、変な笑い方だな?
「じゃ、暗くなる前に探そうぜ」
この校舎はアルファベットの「L」の形になっているらしい。
今いるところが、ちょうど曲がり角の当たりだ。
さっき通り過ぎた校舎の端に階段があった。反対側の端も同じだろう。
「さて・・・俺たちはこっち行くかな」
俺が指さした反対側を葉月が見つめる。
「じゃあ、アタシたちはこっち、ね・・・行こうか、由真ちゃん」
こうして、俺たちは二手に分かれて行動することになった。
薄暗い1階の廊下を、ゆっくりと進んでいく。
古い板張りの廊下は、踏み出す度にギシ、ギシとかすかな音を立てる。
由良ちゃんは・・・最初俺の後をついてきていたが
今はすぐ隣を歩いている。
ちら、とその横顔を見る。
由真と同じ顔・・・のはずなのだが
その不安そうな表情に、何故かドキリとさせられる。
「そういえば・・・達也さん、私と由真ちゃんを間違えなくなりましたね」
「え、そう?」
「ええ・・・昨日から、一度も」
そう言って、微笑む。またドキリ。
「ま、慣れてきたのかな。似てるっていっても、所詮別人なんだから見分けられるよ」
そう口にはしたが、多分違う。
写真とかを見せられたのなら、今でもまるで見分けが付かないだろう。
違いがわかるのは、俺への接し方が違うからだ。
妹としての由真と・・・一人の、女の子としての由良ちゃんの違いだ。
由真にとっては、俺は兄貴だ。
肉親ならではの気安さがある。
だけど、由良ちゃんにとっては俺は赤の他人で・・・男の人なわけだ。
そして、その逆もまたしかりで
俺にとっては、由良ちゃんは・・・一人の、可愛らしい年下の女の子だった。
ああ、イカン、考えが変な方向に。
「・・・達也さん?」
「はいぃっ!?」
「わ、あ、あの・・・階段が・・・ありますけど」
言われてみれば、廊下の突き当たりの少し手前に確かに階段が。
「・・・上がってみよう」
「突き当たりは、調べなくてもいいんですか?」
「音楽室なんてのは、たいてい2階か3階ってのが相場じゃない?」
「あ・・・そういえばそうですね」
「じゃ、上に上がろう・・・由良ちゃん平気?怖くない?」
そう言って階段を上がり始める・・・が、由良ちゃんがついてこない。
「・・・由良ちゃん?」
「・・・どうして、私だけ、ちゃんづけなんですか?」
「・・・は?」
階段の下で・・・由良ちゃんは少し、むくれている。
「どうして、って・・・どういうこと?」
「由真ちゃんやお姉ちゃんは呼び捨てなのに、なんで私だけちゃんづけなんですか?」
ああ。そういうことか。
年下の女の子で、親しみを込めていたつもりだったけど
彼女からすれば、子供扱いされているような気分だったんだろう。
・・・難しいな、年頃の女の子って。
だが、配慮が足りなかったのも事実だし、ここは素直に謝っておく。
「ゴメン。深い意味はないんだ。別に、子供扱いしてたわけじゃない」
「・・・それは・・・わかってますけど・・・」
「それじゃ・・・何て呼んで欲しい?」
「・・・由良・・・って、呼んでください」
「わかった・・・じゃあ・・・おいで、由良」
ぱぁっ、と由良ちゃん・・・もとい、由良の表情が輝く。
少し顔を赤らめ、それでも嬉しそうに、満面の笑みをこぼす。
「はいっ♪」
たたっ、と階段を駆け上がってきて、俺の横に、並ぶ。
そして、ほんのちょっと躊躇してから
俺の腕に、腕をからめてきた。
あまりに突然だったので、ビックリして一瞬腕を引きかけてしまった。
その動きがわかったのか、由良が俺を見上げ、つぶやく。
「ダメ・・・ですか・・・?」
すぐには答えず、こちらのほうから、少し力を入れて由良を引き寄せた。
「ダメじゃないよ・・・ちょっと驚いただけ」
「・・・はい」
また、嬉しそうな顔。
「でも、葉月たちと合流するときには離れてな」
「・・・はぁい」
・・・ちょっと、残念そうな顔になった。結構、わかりやすいな、この子。
結局、2階でも音楽室は見つからなかった。
3階へ上がると、廊下の向こう側で人の気配がする。
由真と葉月だろう。
パッ、と由良が腕を解いて離れる。
・・・素早いな。
合流する前に耳打ちしておく。
(合流したら・・・またちゃんづけで呼んでもいいかな?)
いきなり呼び捨てにしてたら、葉月に勘ぐられるのは間違いない。
(・・・はい。でも、そのうち・・・ちゃんとしてくださいね?)
何をちゃんとするのかよくわからないが、了承を得たところで葉月たちに声をかける。
「お〜い・・・そっちはどうだった〜?」
「あ、お兄ちゃん、やっほー」「こっちはなかったわよー」
やってきた二人の話では、校舎の向こう側は3階で終わっていたらしい。
階段を見上げて、上の様子をうかがう。
「4階があるのは、校舎のこっち側だけか・・・」
「じゃ、ここからは4人一緒で捜索ね」
以上、bパート(由良ルート)でした。
ラストはcパート・・・もう誰のルートかわかっちゃいますねw
では!
女の子達が尻込みする。
確かに、古くて使われていない建物を探検するのに
単独行動はマズイかもしれないな。
「じゃあ二人一組にしようか?」
「そうね・・・じゃ、アタシと由良で・・・」
葉月が言いかけたところで、思いついた事を口走ってみる。
「あー・・・たまには違う組にしねえ?」
「・・・違う組?」
こういうとき、いつも由真とコンビだが
たまには相手を変えたほうが新鮮だ。何が新鮮なのかは自分でもよくわからんが。
・・・考えてみると、由真と由良ちゃんを組ませた方が
何かあったときに能力が上がってたりテレパシーがあっていいかもしんない。
「うし、葉月、行こうか?」
一瞬、キョトンとした後
「・・・へ?ああああああああたあたたしっ!?」
葉月がバタバタと大げさに驚く。そんなに意外だったのか。
「じゃ、俺たちはコッチな」
「私たちは・・・」「あっちを探してみるねー」
「うい、気ぃつけてなー」「・・・」
さっきから、葉月はあまり喋らなくなっている。
「・・・お姉ちゃん、大丈夫?」
「・・・え?え、、だ、大丈夫よ、何言ってんのよ・・・もう」
「そう・・・無理しないでね」
「生意気言ってんじゃないわよ」
廊下の真ん中で、右と左に分かれて歩き始める。
由良ちゃんが心配して声をかけたときは、まだ空元気もあったが
今ではすっかりしおらしくなって、俺の後をビクビクしながらついてきている。
で、2階にあがってきたわけだが・・・
音楽室なんて、たいがい2階か3階のはじっこだろう。
意見を聞こうと、振り向かずに葉月に声をかける。
「なあ」
・・・返事が、ない。
驚いて振り返る。
・・・別に、葉月はいなくなったりはしていなかった。
ただ、うつむき加減でトボトボと歩いている。
「・・・おい、葉月!」
「ぅひぃぁああっ!?」
奇声をあげて葉月が飛び上がる。
「なっ、なによっ!?」
・・・膝はガクガクに震え、目にはうっすら涙まで浮かべている。
普段の強がりかたからすると、ちょっとおかしくて、ちょっと可哀想で・・・ちょっと、可愛い。
「怖いんなら、引き返してもいいぞ」
「こっ、こわわこっこわっわっないっ!」
そして、やっぱり強情っぱりだった。しょうのないやつ。
歩み寄り、葉月の後ろに回ると、震える両肩に手をおいた。
「・・・あ・・・」
「まだ、怖いか?」
肩の震えが、とまった。
「・・・まだ・・・怖い、かな」
贅沢なやつだ。だいたい、さっきは怖くないとか言ったくせに。
「・・・寄りかかっても、いいかな?」
「どーぞ、好きにしてくれ」
葉月が体重を預けてくる。
・・・自然と、胸に抱きとめる格好になった。
胸の中の葉月は、柔らかくて、暖かくて、いい匂いがして・・・
改めて、実感した。
葉月は、女の子だ。
そして、二人っきりで、周りには誰もいなくて・・・
そして、葉月は、俺に、体を預けていて・・・
俺は葉月の肩に手を置いていて・・・
胸がドキドキと鼓動を伝える。
伝わってくるのは俺の心臓のドキドキなのか
それとも背中から伝わる葉月のなのか。
・・・両方だな。
「・・・落ち着いたか?」
そういう俺自身が落ち着いてはいないわけだが。
「え?・・・うん・・・ありがと・・・ね、まだ音楽室探すの?」
ああ。そういえば、そんな最中だったっけ。
「まあ・・・いちおう、な。俺が言い出しっぺだし」
葉月が振り向いて微笑む。俺に寄りかかったままで。
振り向いた笑顔と俺の顔は、ほんのちょっとしか離れていなくて
「・・・あっ」「・・・う」
・・・そのまま、どれくらい見つめ合っていたんだろう。
気が付けば葉月は目をつぶっている。
俺はどうしていいのかわからなくて
首をこっちに傾けあっちに回してオロオロしていると
不意に葉月が目を開けた。
「もう・・・世話が焼けるなぁ」
正面を向いた葉月が俺の首に手を回して伸び上がり・・・
「・・・こうするの、よ・・・」
「!!!」
混乱。大混乱。何?何が起きてる!?
訳のわからないまま、葉月の顔が俺の顔から離れていく。
「えっと・・・今のは・・・何?」
「何って・・・キス、だけど」
そうですか。キスですか。なるほど・・・
って、えええええええええ!!?
「いやあのっ!・・・キスって!?」
「いいでしょ、別に。だいたい、逃げなかったじゃない」
あの体勢からどうやって逃げられるというのか。
「いやだって、知り合って、まだ数日なんだけど・・・」
「アタシは・・・ずっと前から知ってたわよ、達也のこと」
「へ?」
ずっと前からって?同じクラスになったのは今年からで、それまでは名前も・・・
そうだ。名前。入学式の日。
葉月は俺を「桜井くん」と呼んだ。知っていた。俺のことを・・・
少し照れくさそうにしながら葉月が続ける。
「別に・・・いますぐ、その・・・答えが欲しいわけじゃないから・・・」
「あ、ああ・・・うん・・・」
俺も照れくさくて、ただ生返事を返す。
「そうだ、二人はまだ音楽室さがしてるのかなっ?」
照れくささに耐えられなくなったのか、葉月が無理矢理話題を変える。
「そうだな、まだ探してるぞ。俺たちも探そう!」
・・・俺も便乗。
結局、1、2階では音楽室は見つからず、3階に上がったところで
「お兄ちゃーん」「達也さーん」
妹コンビに声をかけられた。手を振って近づいてくる。
まだ距離があるうちに葉月にささやく。
(さっきのことは、考えるな・・・その・・・感づかれるかもしれないから)
(・・・わかった)
合流した二人によれば、あちら側に音楽室はなく、上に上がる階段もないらしい。
「じゃあ、ここからまた4人一緒かな」
以上、通常の3倍の速度で書いてみましたw
パート69からはまた共通ルートに戻ります。
ていうか、このまま3倍書くのシンドイから戻させてw
では、今日はこの辺で。
乙!
読むほうも3パターン同時に読むのはつらくないかな?
ムッハー
…やっちまった……
シナリオ分岐しだしたよこのネ申…
うん、乙。とても乙。激しく乙。
頑張ってほしい。本当に
乙です
ホントに3倍かいてもらえるとは!!
無茶苦茶にウレシイ!
けどホント無理をせずあなたのペースで
これからもお願いします
468 :
303:2005/05/19(木) 20:14:38 ID:fMZhbSmG0
し、仕事が増えた・・・・・・;;
保管庫の工事してる側の身にもなってくださいよぉ〜〜〜〜(泣
マジこの展開は想定外だった。
この分岐を入れるとしたら、う〜〜〜む、ページリンクを上手く使うしかないか。
明治神宮のホムペにページリンクで分岐するアドベンチャーノベルがあったからそれを参考にしてみよう。
ただ読ませるだけのテキストページってのもありきたりな感じがしないでもないんで、これはこれで新たなるチャレンジとして頑張ってみます。
469 :
えっちな21禁さん:2005/05/19(木) 21:26:16 ID:XOxJWuHiO
なんかホントに小説読んでるみたい。
470 :
えっちな21禁さん:2005/05/19(木) 21:41:37 ID:3DTxoHnO0
471 :
ケン:2005/05/19(木) 21:46:52 ID:LgxZtkpe0
俺の妹高2なんだけど、まじ巨乳w
俺が言うのもなんだけど、ほそっこくてちっちゃくてかわいいんだな。
Gくらいあんのかな
472 :
えっちな21禁さん:2005/05/19(木) 21:50:21 ID:/+6n4i5uO
激しく乙!!素晴らしくGJ!!よくやってくれました(´∀`)次からは誰ルート扱いなんだろ?[由良イイヨ由良(*´Д`)]
とりあえず超ガンガレ!!
ネ申!乙!GJ!
ルートを一つにして書籍化キボンヌ!!
まじでキボンヌ!!
いやいやいや、マジでサウンドノベルよコレ!
・・・親密度が一番あがったのが葉月タンなのは、やはり読者の声に押されたのか・・・?w
でもルート分岐無理せず書き上げて下さい。
分岐は一度完結してからでもいいしな(ニヤリ
>>463 >以上、通常の3倍の速度で書いてみましたw
赤く塗ってあってツノが生えてるのかっ!?
ともあれGJ (´∀`)ノ
>>463 グ…グ…グッジョ〜ブ!
何て事をしでかすんだ、このネ申は!最高です。
ここ・・・・スゲェな・・・
>>463 なんつー事をしてくれるんだこのネ申は!
本当にこういったものを書き慣れているのか、分岐した展開にも無理がないですな。
>>463 か、ネ申だ……
三倍のスピードって……
赤塗装しなくちゃ!!
なにはともあれ乙彼!
今気づいたんだが
>パート69からはまた共通ルートに戻ります。
パート62から68までのa,b,c各ルートが
き っ か り 同 じ 行 数 だ
なんかすご過ぎるぞ。
>>471 ごめんなぁ・・・過疎スレだった時ならみんな食いつく話なんだけどさ・・・
今このスレ ネ申 降臨しちゃってるからさ・・・
>>463 超 神 降 臨
乙。ホントに乙。超乙。
つか妹萌えスレなのにやっぱり更に葉月にクラクラするよクラクラ。堪んねえ。
本当にサウンドノベル化して欲しいな。
483 :
えっちな21禁さん:2005/05/20(金) 00:16:02 ID:3oPRn5iZ0
神様!乙です!禿げしくGJ
葉月萌(*´д`)
これからもガンガレw
>303@まとめ人
ちなみに、前スレにも◆gcnc2wQZDAさんの投稿あるよ
そっちも纏めて欲しい
>>463 あなたはイエス.キリストとジャイアンを足したような人だ。
実際葉月には胸がトキメキましたよ。笑
これからも頑張ってくださいまし。
4人で揃って4階へ。
上がってみると・・・何か、雰囲気が違った。
今までの階のように、埃まみれになっていない。かび臭くもない・・・むしろ、綺麗すぎた。
長年使っていた校舎のはずなのに、まるで新品のような綺麗さだ。
「うわー・・・」「ピッカピカー・・・」
妹たちが感心したようにつぶやく。
葉月はむしろ、不審に感じたらしい。
「ねえ・・・なんでここだけ綺麗になってるの?」
「さあ?誰かが掃除に来てるとか?」
階段の上がり口は廊下の端。
廊下に沿って教室が窓の反対側にずらりと並び・・・
突き当たりが・・・見えない。
見えない。窓からまだ十分に日の光が射しているのに
まるで永遠に廊下が続いているかのように、突き当たりが見えない。
「・・・行くぞ」
皆に、そして自分に言い聞かせて、廊下へ踏み出した。
いくつの教室の前を通り過ぎただろう。
このまっすぐな廊下を何m進んだだろう。
通り過ぎる教室には、札が出ていない。
普通なら、「3−A」とか「2−C」とか「視聴覚室」とか出ているはずの札が
この階の教室には、ない。何もない。
冷や汗が止まらない。何度も引き返そうと思うんだが、何故か足が廊下の奥にと進む。
ただひたすら、静かな廊下を・・・
ぽぉん
「ひっ!?」
皆が息を飲む。
それはピアノの音。
ぽぉん
誰かが、ピアノを弾く音。
今まで見えなかった廊下の突き当たりに不意に現れた音楽室の向こうで
誰かが、ピアノを、弾いている。
ぽぉん
「い・・・いやあぁっ!」
葉月が悲鳴をあげる。その叫びを皮切りに
「もっ・・・戻ろう、お兄ちゃん!」「こ・・・ここ、普通じゃないですっ!」
3人が、俺にしがみつくようにして戻ろうとする。
だけど
ぽぉん
ピアノが鳴って
ぽぉん
その度に、俺の足が
ぽぉん、ぽぉん、ぽぉん、ぽぉん・・・
勝手に、どんどん進んでいく。俺の意志に反して進んでいく。
「とっ・・・止まらねえんだよ!足が勝手に・・・!」
目の前は、もうドア。
見上げれば、札が出ている。
「音楽室」
ぽぉん
「だ・・・ダメッ!あ、開けちゃダメッ!」
ああ、別に俺だって開けたくはないんだよ葉月。勝手に手が動くだけなんだ。
ぽぉん
ドアが開く。
真っ白。真っ白い部屋。壁も天井も真っ白。机や椅子はない。ただ真っ白な部屋。
音楽室って、こんなんだったか?
思い出す。現実の音楽室を、校舎を、学校を。
フラッシュバックする記憶。一瞬、来るときに見上げた旧校舎のイメージが頭に蘇る。
1階。2階。3階。
そう・・・この校舎は、3階建てだった。
ないはずの4階の、ありえない音楽室で、ピアノの音が鳴り響く。
ぽぉん
真っ白い部屋の奥に、真っ黒のピアノ。
その前に座る、真っ白な長い髪の真っ白な制服を着た真っ白な肌の少女が
俺を見て、ニッコリと・・・笑った。
今日はここまででーす。
・・・・・・・・・驚きました?
もともと、私の専門がホラー系なもので、つい(テヘ
ネ申氏乙〜(コテハンないと呼び方に困るなぁ…)
驚きましたねぇ…こういう展開になるとは。どういう展開になるんだろ…かなり期待。
一応、NScripterのタグを勉強してみてる。難しいな…
いやあ、サウンドノベル好きで「学校であった怖い話」もヤリ込んだ自分としてはたまりませんわw
更新キタ━━━━ヽ(゚∀゚)ノ ━━━━ !!!!!
Σ(゚Д゚)
(゚Д゚;≡;゚д゚)
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
乙…グ、グッジョブ…
>>490 驚いたっていうか・・・コワイよ・・・
でもGJ (w
おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!
選択肢が増えたああああああああああああああ!!!!!
は、ハーレムエンドは無いんでつかハアハア
>>490 GJ!ストーリーに引き込まれる書き方が凄い!
この先どうなるのか…楽しみにしてますよ。
ちょっと待て、ここ『えちねた!妹萌えスレ』だよな‥‥w
この先が非常に気になるんで続き、期待してます。
うまいですね〜 引き込まれます
/j^i
./ ;!
/ /__,,..
/ `(_t_,__〕
/ '(_t_,__〕
>>490 GoodJob!!!
/ {_i_,__〕
/ ノ {_i__〉
/ _,..-'"
/
>>496 BAD ENDなら白い少女が妹になります
まさか第四の妹の登場かぁ!!
作者乙!!
しかし巧いな…普通に面白い話だと思うよ(^^)がんがってくれよ!我が校期待の星w
>498
気にしたら負けですよ
505 :
えっちな21禁さん:2005/05/21(土) 14:07:44 ID:q0OfYH4ZO
いい
凄い……
凄すぎる……
ここまで話しに引き込まれるなんて……
と、とりあえず乙です……
ぽぉん
またピアノが鳴って
また俺は歩き出す。彼女の方へ。真っ白な彼女が真っ黒なピアノを弾いて
ぽぉん
俺を呼ぶ。呼んでいる。
呼ばれたことで、彼女の思考が俺に流れ込み
俺は一瞬で理解した。
彼女はずっと待っている。ずっとここで待っている。
恋人を。愛する人を。おそらくは、すでに失ってしまったであろう人を。
失ったことも忘れて。その面影も忘れて。
ただ、ここで待っている。
ピアノを弾けば、彼がやってくると信じて
彼女のピアノの音に惹かれて、やってくる男の子が彼女の恋人なのだと信じて
ピアノを弾いて、待っている。
ぽぉん
俺を、待っている・・・
「お兄ちゃん!」「達也さんっ!」
俺の背後で、二人が叫ぶ。
叫びながら、それぞれが俺の手を・・・握った。
途端に、二人のテレパシーのリンクに俺も取り込まれる。
そして二人の俺への「想い」が流れ込み、そのせいか、ピアノの少女からの束縛が弱まる。
少女が怪訝な顔で俺達を見る。
「違うのっ!」「この人は違うのっ!」
二人が前に進み出る。俺と少女の間に立ちはだかるように。
葉月が俺を後ろから抱き留める。
これ以上進ませはしないとでもいうように。
3人が俺を取り囲むように抱きすくめ
今は葉月もテレパシーの輪に加わっている。
3人の声がハモる。
「この人は、渡さないっ!」
やがて、少女は悲しげな顔を見せ
ぽぉん、と寂しげな音を一つ残して、ピアノと共に消えていった・・・
不意に周囲の様子が一変する。
真っ白な部屋も。長い廊下も。並んだ教室も。全てが消えて・・・
俺たちは、屋根の上に立っていた。
「うわぁっ!?」「ひっ・・・」「あわわわわっ!?」
幅は3mぐらいしかない、屋根の上の平らな部分で
ちょっと横に逸れれば屋根の斜面を転げ落ちてしまうだろう。
そして、ピアノのあった場所は・・・
屋根すら、ない。
あのまま、ピアノの音に惹かれて前に歩いていたら・・・
考えるだけでぞっとする。
「・・・戻るぞ」
俺がカラカラに干からびた喉から声を絞り出したのを合図に
そろそろと4人で屋根の天辺を戻っていく。
小さな吹き出しに開いた扉をくぐり
またギシギシときしむ階段にたどりつくと。
俺達は3階まで一気に駆け下りた。
誰も喋らない。
皆真っ青な顔で震えている中で
俺もまだ震えが治まらないけれど
ただ、やり残したことが気になっていた。
「・・・ここでちょっと待っててくれ」
「え・・・?」「どこに・・・」「行くの・・・?」
「もう一回、上に行って来る」
しばらく、意味がわからなかったのか黙っていた葉月が、いきなり破裂した。
「な・・・何言ってんの!?気は確か!?ま、また・・・上がるですってぇ!?」
「いや、俺一人でいいから」
「よけい悪いわよっ!」
妹二人のほうが、まだ冷静だった。
「どうして・・・?」「まだ、何か・・・?」
「ん・・・何かってほどでもないんだけどさ」
3人を見回して、俺は言う。
「可哀想だろ、あの子」
今日はここまででーす。
ちょっと仕事の都合で2〜3日お休みしまーす。
Good Job〜
まいどまいど拝見させていただいておりますが、
マジですごいっすねー、この作品
ひょっとしたらプロでないかと・・・・・
乙です。
マジすごいっすね〜。ドラマみたいやし(^_^;)
いつでも待ってますよ〜(^o^)/
>>511 GJ! GJ!
続きを楽しみにしております
>>511 お疲れ様です。
「萌え」そして「恐怖」次は「泣き」でしょうかね?
次回の書き込みを楽しみにしてます。
516 :
えっちな21禁さん:2005/05/22(日) 01:15:02 ID:yYaL4HovO
すげえな!ただ、この廃墟の校舎ネタはいらん気するな…。幽霊は…。って思うの俺だけ?
幽霊とか人外萌え
そうして俺はあの音楽室に戻った
ぽろん
まだピアノを弾いてるようだ
「なぁ君、どうしてそんなに彼のことを待つんだ?」
彼女はそっと口を開いた
「それは・・・」
「それは?」
と、彼女が近づいてきた。葉月たちは怖がっているようだ。もちろん俺も怖い。そうして俺たちの前で立ち止まった。
「それは貴方を食べるからよ」
「なっ!?」
俺を食べるだと!?こいつは普通の霊じゃなかったのか!?
俺たちは全力でその場から逃げだした。
「だから危険だって言ったのに!」
葉月が走りながら言う。後ろからは少女の、いや悪霊と化した少女が俺たちを襲ってきている。
「ここまでか」
と、そのとき
「お兄ちゃん!下がって!」
「先輩!下がってください!」
そのときまばゆい光に包まれた。
由良と由真は融合したのだ。
「お兄ちゃん達は私たちが守る!」
ここまでにします
ほぅ、ついに偽物まで…
偽物がでるってのはそれほど面白い作品ってこと、
これからの作品も楽しみに待ってますよ、ネ申。
>>519-521 一度書いたからには二次創作として最後まで続けてくださいね。
そういったのも原則として保管対象にします。
例えどんな人でも読み手にとっては書き手は書き手です。
偽者名乗ってまでも書きたいのなら、その責任を全うする事を望みます。
本物の◆gcnc2wQZDA さん、続き期待してます。
僕もここまで引き込まれるのは初めてです。
先が気になるんで、保管庫の工事を完結まで休工します。
全体像が掴めないと、編集が上手くいかない;;
いやどう考えても偽物はいらんだろ。
混乱するだけ。
そんな構えることないんじゃないかな?
くだらんくて笑えたよ。
そういうつもりで書いてくれたんだと思うし。
僕はおまけストーリーとして
>>519-520(以下続き)は是非保管したいんですよ。
この2レスだけでそれなりの才力が感じられたので。
ただの下らない誹謗ならそんな事はしません。切り捨てるだけです。
偽者さんも頑張ってそっちのルートで仕上げて頂けませんか?
527 :
519:2005/05/22(日) 12:25:06 ID:IOf1zH3AO
これも保存ですか?BADエンディングはこうなるのかっていう風に書いてみた
ただっつったらあれだけど、ただの単発ネタじゃないの?
529 :
519:2005/05/22(日) 12:39:40 ID:IOf1zH3AO
正解
>>527 ていうか、書いてる途中で本人に断りもなく失礼だろ
2、3日空くからな
ただの嵐だろ
スレのふいんき(←何故かry がよくなると
荒らすヤツは出てくるもんさ
まあ触らないでマターリとネ申の帰還を待つべさ
文才感じた、って…
どっからどうみてもネタだろ。
まとめサイトも何だかてこずってるようだが、自分でタグ打つとしてもあんなのそんなに時間かからんだろ
>文才感じた、って…
>どっからどうみてもネタだろ。
皮肉じゃないの?
>>534 言い出しっぺの責任もあるんで、それなりに作業は進めてるんですが。
やってみて気がついたんですけど、ノベル系の保管庫って意外と難しいんですよ。画像保管庫のそれとは全く異質のものなもんで。
あちらは貼られた画像をダウンロードして保管すればイイだけですが、ノベルとなればそんな単純に済むものではありません。
そんなもんタダのテキスト形式にしてしまえ、とお叱りを受けそうですが、そのタダのテキスト形式にするだけでも展開を先読みする必要がある以上、簡単に出来るものではないんです。
実際にやっているのはホントに素のままのテキスト形式なんですけどね。
今日も仕事の合間にこうして覗いているんですが、少々軌道修正が必要かなと感じてます。
現在展開中の作品をすぐに保管するのは流石に荷が重いんで、完結まで待って編集作業をしようと思ってます。
もし、この方向性などに不満がおありでしたら、自分でやってみては如何でしょう?
僕のやり方が間違ってたら潔く手を引きますんで。
>>537さん、情報ありがとうございます。
ありがたく参考にさせて頂きます。
>まとめサイトも何だかてこずってるようだが、自分でタグ打つとしてもあんなのそんなに時間かからんだろ
>>534でこういう叩かれ方してるんで少々頭来てます。
>>536での本音を言えば、
「そこまで言うならお前がやれよ。俺はもう知らねえよっ!!」
てとこです。
特に「自分でタグ打つとしてもあんなのそんなに時間かからんだろ」の「あんなの」ってどういう意味ですか?
アンタ、タグ見た事あります?
タダのテキストページ作るだけでもタグ打ち込みって大変な作業なんですよ。
作成ソフトに依存しない分、自分でそれだけタグを覚えなくてはならないんですから。
そうです、僕は全てのタグを知っている訳ではないんで、タグ辞典と首っ引きで作業してますよ。
一日に30分も無い作業時間でどこまで出来ると思っているんですか。
まあ、それでも自分としては是非ともやりたい事なんで何としてでもやり遂げますが。
539 :
ぎゃほぅ。:2005/05/22(日) 19:48:11 ID:vz4RmQWwO
>>538 303
マジ乙です。ガンバ。応援してます。
けど、戯れ言や愚問にいちいち反応するのは良くないですよ。受け流す大らかなな心が必要です。
書き手さんに感謝。あと妹への愛情
真剣なのはいいことだけど、周りも見なきゃ。
良い環境にこそ良い作品が生まれると思いマッスルよ
541 :
えっちな21禁さん:2005/05/23(月) 21:04:58 ID:6ZPQyJHxO
期待age
捕手
543 :
えっちな21禁さん:2005/05/24(火) 04:19:07 ID:xFSCeZ1lO
毎度ながら文才発揮しまくりだな〜
激しくGJです
これからも頑張って下さい
支援age
ageんなよ…
この辺で近親スレに誘導するのが現れそうだなw
まだ出先からなのでアップはできませんが、手短に。
保管庫については、
>>303さんに全てお任せいたします。
>>303さん
お忙しい中、大変だと思います。
スレが終わるまでにできればいいわけですから
あまりあせらずに作っていってください。
大変にしてるのはアタシなのかもしれませんが・・・
547 :
えっちな21禁さま:2005/05/25(水) 16:53:31 ID:gDkia1APO
>>546 本当に乙です。
無理しない程度に書いてくれると幸いです。今は、あなたがいてこそ、このスレが成り立っているようなものですから。
「か・・・可哀想ってねえ!あなた、アレに・・・殺されかけたのよ!?」
葉月は破裂しまくっている。
もはや恐怖よりも怒りの方が強そうだ。
「いや、まあ・・・そうかもしんないけどさ」
妹たちは不安そうだ。
「また上がったら・・・」「今度は、引き返せないかもしれないよ?」
「いや、たぶん・・・もう大丈夫。もう迷わされないよ」
特に根拠はないが。そんな気がする。
「そんな危ない橋を渡って、いったい何がしたいのよ!」
「いや、だから・・・可哀想だから、何か言ってやろうかな、って・・・」
ホントそれだけ。ただの自己満足かもしれないんだけど。
「バ・・・バッカじゃないの!何か言ってやる!?それで・・・アレがどうなるっての!?」
「どうもなんねえだろうけどさ・・・ま、すぐ済むからちょっと待ってて」
階段を上がりかける俺に声が飛んでくる。
「あ、コラ!ま、待ちなさいよっ!」
「なんだよ・・・まだなんかあんのか?」
「あーもう!行くわよ!行けばいいんでしょ行けば!」
・・・別に頼んでないのに、葉月が怒りながらついてくる。
「アタシも・・・行くよ」「私も・・・一緒に行きます」
妹二人も追加。
「いや、俺一人でいいって・・・」
「アンタ一人で行かせて!何かあったら・・・その・・・困るでしょ!?」
何かあったら・・・そりゃ困るなぁ、俺も。
「・・・アタシも、あの人の気持ち」「わかっちゃったから・・・」
そうか・・・二人のテレパシーは、あの子の気持ちも読みとってたのか。
「わかった。皆で行こう。落ちないように気をつけろよ」
4人でまた、階段を上がり
扉を開けると・・・まだ、屋根だった。
「おーい・・・まだいるのかー?」
・・・間抜けな気もするが、いなくちゃ話にならないので呼んでみる。
と、屋根はそのままだったが
屋根の端、宙に浮いた形で、真っ黒なピアノと・・・真っ白なあの子が現れた。
少女はもうピアノは弾いていなくて、ただ悲しげに、うつむいていた。
「ゴメンな、俺・・・違うんだ。俺じゃないだろ、待ってたのは」
少女がフルフルと首を横に振る。
何が言いたいのかはよくわからない。
「あのね・・・いくらここで待ってても・・・」「いくらピアノを弾いても・・・もう、来ないと思うよ」
少女が天を仰ぎ、目をつぶる。
その目から、つ、と涙が流れ・・・またピアノに手をかける。
それしかできないから。待つことしかできないから。
ここでピアノを弾くしかできないから・・・
本当にそうか?
彼女は、自分で自分をここに縛り付けている。
こんなとこにいたって、もうしょうがないじゃないか。
彼女だってそれはわかってるはずだ。
何かきっかけが必要なら・・・俺がそれをあげられるなら・・・
こんなんできっかけになるのかはわかんないが、とりあえず言ってみる。
「そこ、寒いだろ?・・・こっち来いよ」
少女が驚いたような顔で俺を見る。
「そこに・・・いなきゃなんないわけでもないんだろ?」
また、首を横に。
「大丈夫だって・・・来いよ、こっちに」
まだ、首を横に。
堂々巡りだな、これじゃ・・・
さっき流れ込んできた彼女の記憶を、もう一度思い出してみる。
もう薄れかけたその記憶の中から、俺は必死にある物を探し出す。
そして、見つけた。
「澪・・・こっちにおいで」
そのとたん、パンッと乾いた音を立てて、彼女の周りで、何かが弾けた。
真っ白だった少女が、急速に色を取り戻していく。
髪も、肌も、制服も・・・少し透けているけれど、もう真っ白じゃなかった。
次第に薄く透けていく少女が、ポロポロと涙をこぼしながら
それでも微笑んで、歩いてくる。俺の方へ。
そして、深々と頭を下げると・・・俺の目の前で、消えていった。
はぁ〜っと4人が揃ってため息を付く。
「・・・終わったの?」
「もう・・・いないですね、ここには」「多分・・・行くべきところに行ったんだよ」
「あー・・・今更なんだが、思い出した、全部」
「・・・何を?」
「この旧校舎、屋根から落っこちて大怪我するヤツが続出したことがあったらしくてさ」
入り口とかが厳重に施錠されてたのはそのせいだったのだ。
「うわー・・・」「あの人の・・・仕業だったんですねー」
「まあ、幸い死人は出なかったらしいんだけどね」
・・・皆、無いはずの4階の、無いはずの音楽室に迷い込んだんだろうな。
「今更思い出しても何の役にも立たないわよ・・・」
「でも・・・今、お兄ちゃんが救ってあげたから」「もう、事故は起きないでしょうね」
「まったく・・・変に優しいんだから。お節介ですぐに無茶するし・・・」
ぼやく葉月の肩をぽんと叩く。
「惚れなおしたか?」
「バカ言ってないで、帰るわよ!もう!」
それから出口へ向かう間は、誰も喋らなかった。
皆が何を考えているのかは、今はもうわからない。
だけど、あの4人で抱き合っている間は
ずっと、テレパシーで心が直に触れあっていた。
幸い、俺も葉月も、普段そういう意識がないせいか
二人が本当の妹じゃないことは気づかれなかったが
3人がそれぞれが俺のことを・・・どう、思っているのかが
俺にも、そして他の子にもわかってしまって
なんて言うか、三竦みみたいな感じになっている。
そして、いちばん肝心な俺自身の気持ちは・・・
俺ですら、まだわかっていなかった。
不意に、葉月が伸びをして
「あ〜あ、心が繋がってるって便利かと思ってたけど・・・そうでもないわね」
「そうだね・・・隠しておきたいこととか・・・」「言葉で伝えたいこともあるもんね・・・」
なんだか、女の子のヒミツを盗み見してしまったようで
申し訳ないと思う反面・・・ちょっとドキドキしていた。
旧校舎を出る頃にはすっかり日も暮れていた。
例によって葉月が案内するヒミツの出口から学校を出て、疲れ切って家路をたどる。
「はあ・・・なんかいろんな事ありすぎて疲れたー」
「ホントだねー」「もうコリゴリだねー」
そういう割には、妙に楽しそうにも見える。
「そういえば・・・由良、あのとき・・・達也のこと、渡さない、とか言わなかった?」
「それは・・・お姉ちゃんが言ったんじゃない?」
「あ、アタシは・・・そんなこと言わないわよ。由真ちゃんが言ったの?」
「わ、私だって言わないよぅ」
もめる3人。誰も言わなかったのか。じゃ俺が聞いたのは空耳か。
「ま、俺は誰の物でもないからな。渡すとか渡さないとか以前の問題だ」
「えーーーっ!?」
「そーんなこと言うなら、あの子に渡しちゃえばよかったかなー?」
「イヤそれは困る」
由真がぴょん、と俺の前に出て、鼻っつらに指を突きつける。
「だったら・・・さっさと誰かの物になっちゃいなさい、お兄ちゃん♪」
今日はここまでですー。
休んでた分、ちょっと頑張った・・・つもり。
乙です
乙です。
マジおもしろいな〜。ちょい由真ちゃん萌え〜
楽しみにしてるんでいつでも待ってますよ〜(^o^)/
乙
>>555 GJ!
ちょっと今回はカッコイイ主人公ですな
正直お化けネタのせいで別方向に進むと思っていたら…
ここまで消化、いや昇華するとは思わなかった。やはり神だ。乙!
561 :
えっちな21禁さん:2005/05/25(水) 22:05:40 ID:8hwytcem0
>>555 お帰りなさいそしてGJ!
怒りながらついてくる葉月萌え〜
>>555 待ってました!乙です。
幽霊さんが後で重要な役として現れそうな…
突然ですが書きます。
もしつまらなかったらやめますので言ってください。
「お兄ちゃん。」
僕を呼びながら沙弥が笑う。とびっきり、極上の顔で。
なんだよ?
僕は無言のまま目だけで返事をする。
「ん〜、なんでもないよ♪」
細い腕を僕の無骨な腕に絡ませてくる。
真夏、それも炎天下のしただというのに沙弥の腕はひんやりと冷たくて
不覚にもドキドキさせられてしまう。
多分、今の僕たちは世界で一番真剣で、そして不誠実だと思う。
実の兄妹で恋をしている。ただ、それだけのことなのだけれど・・・。
別に悪いことだとは思っていない。
でも、どうして後ろめたさを振り切れないのだろう?
それなのにどうしてこんなの彼女が愛おしくてたまらないのだろう?
「あ!見えてきたーっ!海!」
僕から体を離し、こらえきれずに走り出す沙弥。
白いワンピースの裾がふわりと舞い、健康的に発達した太腿が見えた。
「おいっ!走ると転ぶぞ!」
「大丈夫だもーん!」
走りながら振り向いて叫ぶ。
本当に、彼女は危なっかしくて目が離せない。
僕は持っていたリュックを放り出し、慌ててあとを追いかけた。
僕と沙弥は6つ違いの兄妹で、当然血は繋がっている。残念ながら。
年が離れている割に昔から仲が良くて、
多分、べったりと言っても過言では無かったと思う。
だからだろうか、いつ頃相手に恋心を抱いたか?
そう聞かれても僕は正確には答えられない。
そしてそれは彼女も同じだ。
条件付で付き合い始めたのはつい最近だけど・・・。
でも、表面化しない無意識のレベルではずっと昔から好きだった
思い返してみるとそう認めざるを得ない。
「おわー!うみーおっきー!!」
興奮を隠し切れない様子で沙弥は堤防を駆けのぼった。
目の前には無限の青
突然、無性に狂暴な衝動に駆られた。
日焼けしていない白い無垢なうなじが目に付く。
僕は欲望のままに目の前の首筋に噛み付いた。
「きゃっ!えっ!なにっ?なにっ?」
舌先でなぞって軽く吸い上げると、かすかに海の味がした。
「跡、つけちゃった。」
おそらく三日と持たずに消えてしまうだろう。薄い痣。
「あと??」
「俗称キスマーク。」
「きすまーく・・・。」
いとしむように指先で先程まで僕が噛んでいた部分に触れる。
僕は彼女の丸く少し幼い表現が好きだ。
「きすまーく。」
もう一度同じ調子で呟いた後、えへへ、と彼女は照れたように笑った。
妹はまだ男を知らない。
不意に、今夜おこるであろう事を想像してしまい目眩がした。
「ねぇ!早く泳ごうよぉ〜。」
そんな僕の煩悩になど微塵も気付かず、沙弥が騒ぐ。
とことん無邪気な妹の姿に少し、救われる気がした。
「とりあえず、ホテル行こ、荷物置いてそれからだ。」
「あれ?お兄ちゃんリュックは?」
「やっべ、さっきのとこで放り投げてきた!」
おバカ二人ぎゃーぎゃー騒ぎながら走り出す。
青い空と、強い日差しと、いつもとは違う風に吹かれて
海の隣で三日間だけの二人の夏が始まった。
お目汚し失礼しました。
もし続きを書いてもいいなら何かリアクション頂けると有難いです(;´д`)ゞ
570 :
えっちな21禁さん:2005/05/26(木) 02:21:31 ID:12w+lwL7O
571 :
えっちな21禁さん:2005/05/26(木) 02:31:53 ID:C7GsMIWm0
>>569 ドゾドゾ
二人の神がいるほうが盛り上がるし
>>555 GJ!萌えあり笑いありちょっとガクブルの後はちょっとホロリで
こういう色んな要素が盛り込まれてるのが面白い!
>>569 支援支援〜
>>569 爽やかなふいんき(ry で、いいではないですか。
続きもよろしくです。
それから、一月ほどがすぎた。
3人は俺を巡って熾烈なライバル関係に・・・
なるのかと思いきや、全然そんなことはなかった。
それまでと変わらない、普通の毎日が過ぎていく。
変わったところと言えば、俺が「由良」と呼び捨てるようになり
由真が葉月のことを「葉月お姉ちゃん」と呼ぶようになったぐらいか。
ひょっとして肉体的に熱烈的な求愛行動とかあるのかと
密かに期待・・・じゃない、警戒していたのだが
むしろ3人は互いに譲り合うような姿勢さえ見せる。
葉月は、俺を由良とくっつけたがり
由良は、俺が由真と結ばれるようにし向け
由真は、俺は葉月とが一番いい、みたいなことを言う。
だけど、別に俺を避けているわけじゃない。
二人っきりになったりすると、嬉しそうな顔をしている。
なんとも奇妙な関係だが
こうなった原因は・・・なんとなく、わかっていた。
由真はまだ、自分が俺の本当の妹じゃないことを知らない。
だから、俺が由真を好きになっても、自分と俺では幸せにはなれないと思ってる。
かといって、自分とそっくりの由良が俺と結ばれるのもつらい。
だから、俺と葉月がくっつくように、自分は身を引いている。
由良は、そんな由真の気持ちを当然知っていて、どうしても遠慮してしまうし
葉月は、由良の気持ちに気づいて・・・姉として、妹のために身を引こうか悩んでいる。
そして、肝心の俺は未だに気持ちが定まらない。
上辺だけは、うまくいっているように見えても
実際にはかなり微妙なバランスの上に成り立っている関係だった。
・・・卒業までには、きちんとケリをつけなきゃと思っていた、そんなある日。
「ねえ、聞いた?」
授業の合間に、葉月が寄ってきていきなり聞いてくる。
「何を」
「・・・体育館の、裏」
「?・・・いや、知らない。体育館って・・・まさか、また旧校舎のか?」
「そ。出る・・・って、噂なのよ」
おいおい・・・勘弁してくれよ。
「・・・行かないからな」
「な・・・誰も行こうなんて言ってないじゃない・・・まだ」
まだ、ってなんだ、まだって。
「とにかく、当分はその手の話はお断り。お前だってあんなに怖がってたじゃないか」
「いや、それがさ・・・噂に、ちょっと引っかかるところがあって」
「・・・引っかかる?」
「うん。ソフトボール部の女の子が、ボール探しに行って見ちゃったらしいんだけど・・・」
ああ、いつの間にか話しに加わっちゃってるな俺。
「なんかね、髪の長い・・・色白の女の子で・・・全体が白っぽい、らしいのよ」
・・・ん?・・・それって・・・
「ね、似てるでしょ?あの・・・音楽室の子に」
「髪が長くて色白の子なんていくらでもいるだろ」
「そりゃそうだけど・・・確かめてみたくない?・・・あの子かどうか」
うーん・・・やっと成仏(?)させたと思ってたわけで、気にはなるが・・・
「まあ・・・いちおう由真と由良にも相談しよう」
昼休み、由真と由良にこの話しをすると
「あれー?私の聞いたのは、正面玄関の女の子だよ?」「え、私は・・・保健室の窓って・・・」
なんか、場所がバラバラだな。
だが、噂になっている女の子の風貌は一致していて
俺達が音楽室で出会った子・・・澪を思わせた。
「まだ成仏してなかったのかしら・・・」
「でも、あの時は・・・」「もう、あそこからは解放されたって思ったけど・・・」
だよなぁ・・・って、待てよ?
「あの場所から解放されたから・・・いろんな場所に出るんじゃないか?」
「・・・あ」「・・・そっか」
やれやれ・・・俺がやらなきゃならないわけじゃないんだろうけど
事情がわかってて知らんぷりもできないな。
「あー・・・皆、放課後は予定ある?」
3人が顔を見合わせて、クスリと笑う。
「別にないよ。わかってるくせに」「一緒に、行きますよ」
「・・・ホント、お節介焼きよね、達也って」
今日はここまででー。
何となくおわかりかと思いますが・・・かなり端折りました。
本来、以前にもご指摘のあった通りで
元々はゲーム用シナリオとしての元ネタをお話用にしているのです。
元ネタだとこの後4人+1体で学校のオカルトっぽい事件を解決しつつ
主人公がヒロインの誰かと結ばれる・・・という展開なんですが
すでにかなりのレス数を消費していることもあり
大幅に短縮版でお届けすることにしました。
ゴメンネ。
あと、最初トリップ間違えました・・・
乙ですー
583 :
えっちな21禁さん:2005/05/26(木) 21:27:01 ID:JqyyslT1O
マジ乙です
>>581 乙 84と85のあたり、1ヶ月分が端折られたわけですかな
違和感なく繋がるし、問題はないと思うけど・・・惜しいかもw
ともあれ GJ!
>>581 ◆gcnc2wQZDA さん、お疲れ様です。
結構な長編だったんですね。オカルト話に入る辺りまででなんかそんな気はしてたんですが。
かなり端折っているという事ですが、保管庫が出来たらロングバージョンも保存したいなと思ってもみたりしてw
ただ、今そこまでしたら当初の目的を逸脱しますんで、それはまた何かの機会にという事にしましょう。
>>563-569 ぎが ◆heYLmDQ1bk さんもお疲れ様です。
あまり気にせんで続けられたらいいと思いますよ。
書き手さんが多いと読み手としても楽しみが増えますから。
僕もそんな読み手の一人なんで、今後の活躍に期待します。
>>581 モツカレー
やっぱり再登場(?)の音楽室の子が重要な鍵を握ってる?
オカルト展開も無駄じゃないわけかなー
続きを期待!
お、乙でーす!!
女の子三人が一人の男をってのがまたいいですな〜。
とりあえずGJ
こんばんは。
まず、レスを下さった方々へありがとうございます。
本当は個々に返事をするべきなのでしょうが、割愛させていただきます。
へっぽこな文章で読みづらいかとは思いますが、これからもお付き合いください(;´Д`)
幽霊も妹属性|∀・)))...
かなり頑張って穴場、と言える海岸を探したはずなのに、
やはりトップシーズンの浜辺はいくらかごったがえしていた。
「ねぇ、人の少ない方行こうよ。」
僕の手を引き沙弥が歩き出す。
妹は、パステルブルーの水着で惜しげも無く発展途上の肉体を晒している。
未発達な胸元、華奢な方、すらりと伸びた手足。
生まれて此の方染髪も脱色もしていない黒髪が光って、天使の輪っかが出来ている。
その全てが絶妙なバランスで調和が取れていて、ものすごくキレイ。
彼女が歩くたびにいい確率で男が振り返る。
「おい、焼けるぞ。」
急にガキくさい独占欲にかられて、彼女に無理やりTシャツを着せた。
「えー、日焼け止め塗ったよぉ?」
不満そうな声と表情。
沙弥さん、少しは男心というやつを理解してください。
少し歩いた先、人気のない岩陰を見つけた沙弥が満足そうにタオルを置く。
いや、置くというよりは放り投げると言った方が正しい。
「いっちばーん!!」
「だから走るなってー!」
「早いもの勝ちだもーんっ!」
微妙に会話がなりたっていない。
それぐらい、彼女は海を喜んでいた。
バチャバチャと水しぶきを上げて波打ち際を走る妹を追う。
神様、もしかして僕は今バカップルの定番"浜辺の追いかけっこ"をしているのでしょうか?
夏の日が水面に反射してキラキラ眩しい。
きっと、男のが無駄にロマンチストだ。
そんな事を考えた瞬間、目の前の沙弥が派手につまずいた。
「あっ!きゃっ!!」
ばっしゃーん!!
立派な水柱もどきが上がる。
ほんの数秒のはずなのにゆっくりとコマ送りに見えた。
つられてスローモーションになる僕・・・
どうでもいいけど、加速した人間は急には止まれない。
やばい!踏んでしまうっ!!!
慌てて身体を半回転して足元の彼女を避ける・・・のに失敗して僕は砂浜を転がった。
がりがりと砂が肌を擦る。激しく、痛い。
バカンス開始30分にして浜辺に転がるしかばねが二体。
別に笑いを取る必要なんか無いのに、どうしてコメディ調なのだろう?
焼けそうに熱い浜に寝転んだまま、僕はふとそう思った。
支援
「ね、大丈夫?」
僕とは逆に早々と復活したしかばね1号(それじゃゾンビか?)が心配そうにのぞき込んできた。
ぽたぽたと雫が伝っては僕の頬に落ちる。
「・・・あんまり。」
大袈裟でなく右肩がジンジンしている。多分擦りむいたのだろう。
「人工呼吸とか、いる?」
半ば僕の反応を面白がっているのだろう、沙弥がにやにやしながら聞いてくる。
「好きにしてくれ〜〜。」
僕は両手足を投げ出した。
沙弥はきゃっきゃっと笑った後すぐ神妙な顔になり、僕に急接近してきた。
冷たく湿った唇。舌をのばすと少し塩辛い。
別にキスは初めてでもないのに異様に鼓動が早くなる。
「元気、出た?」
少しだけ顔を離しただけ、吐息がかかる距離で聞いてくる。
「・・・ばーか。」
胸の奥が痛い。
僕は彼女を引き寄せてもう一度キスをした。
>>593 支援ありがとうございます。
ごめんなさい、でも今日これだけなんです(;´∀`)・・・
遅筆でごめんなさいーε≡≡ヘ( TДT)ノ
乙カレー(`・ω・´)
この後がますます気になりますな。端折ったのも問題なしかと私は思いますよ。
(*´∀`)エヘヘ
さっきのが一人目の神へのコメントでつ。
二人目の神、ぎがさんも乙彼チャーン(`・ω・´)
舞台が夏なのは個人的に大好き(゚∀゚)これからも激しくガンガッテ(^O^)
600ゲッツ
そんなこんなでまたまた旧校舎へ、やってきましたお節介四人組。
「とりあえず・・・体育館の裏だっけ?そこから見てみるか」
古くさい旧校舎に似つかわしい、これまた古めかしい体育館は
かなり痛んでいて、かろうじて建っているという感じだった。
中に入ったら・・・危ないかもしれない。
由真と由良に、俺たち以外の他の心がいないか、探してもらうが
「ここには・・・」「いないみたいですね」
やれやれ。ここは入りたくなかったし、ちょっとほっとした。
「じゃあ、次は正面玄関ね」
まずは、外から様子をうかがってみる。
同じように妹たちがテレパシーを飛ばすが
「ここにもいないね・・・」「意外と、行動的なのかな」
念のため、建物の中に入って内側から見ても、やはりいないようだった。
葉月がため息を付いて、改めて聞いてくる。
「後、噂になってるのは保健室ね・・・行ってみる?」
「ここまできて、やめるわけにもいかないだろ・・・」
前に来たときに、保健室の場所はわかっている。
噂では、1階の保健室の、外に面した窓から
女の子が外の様子をじっと見ているのだという。
どういうわけか、女子が見かけたときはすぐに消えてしまうのだが
男子が見かけると、かなり近寄るまで消えないらしい。
「・・・案外、達也のこと待ってたりして」
葉月が皮肉っぽく笑う。
「よせやい」
「わかんないよー。お兄ちゃん」「モテモテですからねー」
「・・・相手が幽霊じゃ嬉しくねえよ」
「どうだか。けっこう・・・綺麗な子だったじゃない?」
まあ・・・確かに・・・美人ではあったな。
「あ、赤くなった」「・・・ああいう人がタイプ?」
「バカ言えっ!それに、これ以上増えても・・・その・・・困るだろ」
「あー・・・」「それは・・・」「確かに・・・」
なんとなく気まずくなって、それから保健室までは皆黙っていた。
保健室の前で、もう一度由真と由良に聞いてみる。
「どう?・・・中に・・・いる?」
二人はしばらくドアを見つめていたが
「・・・いる」「多分・・・あの人」
むう。ここにいたか。
まさかとは思っていたが、いざ実際にいるとなると、どうしたもんか悩むな。
ドン、と葉月が背中を叩く。
「何今さら考えてんのよ。入るんでしょ?」
「・・・お前、この間はあんなに怖がったくせに平気なのか?」
「うるさいな。怖いわよ、今だって・・・」
だろうな。膝がガクガク笑ってる。
なんでこんな怖がってるのについてくるんだか。
「とりあえず、俺が先に入る・・・いいな?」
コクコクと3人がうなずくのを確認して
俺は保健室のドアを・・・ノックした。
「・・・失礼しま〜す」
耳元で声を潜めて葉月が怒鳴る。
(バカァ〜ッ!ノックしてどうするのよっ!)
あ、そうか。保健室なもんだから、つい。
しかし、葉月の声以外は静かなまま。
(・・・返事がないぞ)
(あったら怖いわよっ!)
だが、ほんの少しの間をおいて
もの静かな、少しハスキーな声が返ってくる。保健室の中から。
「・・・どうぞ」
「うっきゃぁ〜っ!?」
たまらず叫び出した葉月は無視することにする。
「・・・どうぞって言われたぞ」
「入ったほうが・・・」「いいのかな・・・」
それじゃ・・・
「お邪魔しま〜す・・・」
なんか・・・間抜けだ・・・
かすかにまだ残る薬品の臭いが、埃とカビの臭いに混じる保健室。
彼女は窓際に立って、こちらを・・・いや、俺を見つめていた。
「お待ちしておりました」
「え?ああ、はい・・・どうも」
「まだ、きちんと名乗らせていただいておりませんでした。私、藤宮澪と申します」
上品な物言い、優雅な立ち居振る舞い。
向こう側が透けて見えなければ、どこかのお嬢様としか見えない。
「桜井、です・・・桜井達也。こっちは妹の由真。クラスメートの葉月と、その妹の由良」
簡単に紹介すると、澪は微笑んで
「今日はわざわざご足労をおかけいたしました。どうぞ、おかけになってくださいまし」
「はあ・・・」
座る、ってったって椅子がない。
幸い、残ってるベッドはわりときれいなんで、その端にでも座ろうかと思ったが
葉月が俺の背中にしがみついてブルブル震えていて座るどころじゃない。
とりあえず、さっさと話を聞いちまおう。
「いや、このままでいいよ・・・それで・・・その、まだ何か・・・心残りでも?」
「はい・・・皆様には、大変ご迷惑をおかけいたしました。まずはお詫び申し上げます」
そう言って、澪はぺこりと頭を下げる。
「ああ、いえ・・・とんでもない」
「また、ご親切にも私をあの場よりを解き放ってくださいました。お礼の申しようもございません」
・・・なんか、調子狂うなぁ。
「実を申しますと、皆様に何かご恩返しをさせていただきたいと、それが心残りでございました」
幽霊の恩返し。
部屋にこもって「決して見てはなりません」とか言って布を織るんだろうか。
・・・いらない。そんな織物とか激しくいらない。
「いや、恩返しとか・・・気にしないでいいですよ?」
「そうは参りません。受けたご恩は、必ずお返しするのが我が家の家訓です」
変に頑固というか、頭堅いというか。
「参ったな・・・その・・・特にしてほしいこととかないんだけど」
「左様でございますか?・・・実は、あのとき・・・私の心も皆様と一つになっておりました」
あのとき・・・ってのは、屋根の上で俺が3人に抱きすくめられてたときか?
「ですから、皆様の悩みも、おおよそわかっておりますのよ?」
今日はここまでに。
ハンドルがないと呼びにくいとのご指摘でしたのでつけることに。
改めましてよろしくです。
あわせて、トリップもよそでの書き込みのものに統一します。
次回からはこのトリップでよろしくですー。
>>607 GJ!何かありそうな予感がする展開ですね。
音楽室の子が意外に重要?
Seenaサン(でいいのかな?)に今後も大期待!
その日、人類最後の少女=ゆいは視聴覚室で古い映画を見ていた。
30人ほどが座れる小さな映画館のような視聴覚室には、今は ゆいと、もう一人の少年だけしかいない。
分厚い暗幕にすっぽりと覆われた部屋は暖かく閉ざされていて、まるで誰かに抱きしめられているような、隠微な親密さが息づいていた。
「ねぇ、リョウ君」
ゆいはその瞳をくるくると動かし、おやつのポテトチップスをパリンと噛み砕くと、油のついたままの手を少年の目の前でひらひらと動かした。
少年は露骨に顔をしかめる。
「話しかけるなって言ったろ。兄ちゃんは忙しいんだよ」
「ごめん。でも、あのね」
ぞんざいな扱いに機嫌を損ねるかと思いきや、いつもなら、間違いなく鼓膜をつんざくほどの大声で泣きわめいている。
>>607 乙〜
またちょっとコワイ話になるのかな?面白怖いのは結構好きなので楽しみです
Σ(´Д` ) いきなり新作が!?
できればタイトルキボンヌ
気にした様子もなく、ゆいは独り言のように呟いた。
「リョウ君。あたし、病気かもしれない」
少年=リョウが、ぎょっとした顔で振り向いた。
「ゆい!びょ、病気ってホントか!?すぐに病院に・・・」
「あのね、体が熱いの」
「このビデオを見てると、体の奥が熱くなって、うずうずして、じっとしてられなくなるの。これって病気なんだわ・・・」
「・・・なんだって?」
リョウの声が一転、険しくなる。
「あ、熱くなるって、おまえ、いったいどんなビデオを! そりゃアレだろ、病気じゃないんじゃないか!?い、いつの間にそんなこと覚えたんだ!?」
「え?」
血相を変えて手を伸ばすリョウから素早くリモコンをひったくって、ゆいはイヤホンを外した。
「ごめん。よく聞こえなかった。この映画、どうかしたの?」
615 :
未定:2005/05/27(金) 20:46:12 ID:8P/TPQffO
「映画?」
「ローマの休日」
リョウは虚を突かれた間抜けな顔で、改めてモニターを見直した。束の間の沈黙のあと、
「あ、なんだ。『ローマの休日』か・・・。ははは、いい映画だよな、うん」
リョウは手袋をしたままの手で額の汗を拭う仕草をした。彼らが汗をかくはずなどないというのに。
「何だと思ったの?リョウ君」
「い、いや、あの、ははは」
「笑ってないで、ちゃんと答えて」
「はは、いや、だってさ、ははははは」
「ま、いいや」
「でね、リョウ君。お願いがあるんだけど」
「ははは、お、お願い?」
「うん、これ」
616 :
未定:2005/05/27(金) 20:46:38 ID:8P/TPQffO
ゆいは澄まし顔で目を閉じた。
心持ち伸び上がり、すぐそばにいるリョウに向かって唇を突き出すような姿勢をとる。
「・・・?何してんだ、ゆい。タコの真似か?」
「もう!だーれーがータコなの!リョウ君のバカっ」
617 :
未定:2005/05/27(金) 20:47:05 ID:8P/TPQffO
ここまで
>>607 う〜ん、どうなるんだ一体?ドキドキなのか?ガクブルなのか?
乙、そしてGJ!
>>617 直に書き込んでるのかな?ちょっと文脈とかちぐはぐなところがあるけど
設定的には面白そうなヤカン
今後に期待っす
なんなんだ この良スレは
621 :
えっちな21禁さん:2005/05/27(金) 23:20:37 ID:MrRNLFrQO
パクリですな。
電撃文庫の『ルカ〜楽園の囚われ人たち〜』と人物の名前が違うだけで文がほぼ同じだ。
622 :
えっちな21禁さん:2005/05/27(金) 23:22:40 ID:Rw/csrT3O
623 :
えっちな21禁さん:2005/05/27(金) 23:23:38 ID:MrRNLFrQO
パクリですな。
電撃文庫の『ルカ〜楽園の囚われ人たち〜』と名前が違うだけで文がほぼ同じだ。
624 :
えっちな21禁さん:2005/05/27(金) 23:25:06 ID:MrRNLFrQO
パクリですな。
電撃文庫の『ルカ〜楽園の囚われ人たち〜』と名前が違うだけで文がほぼ同じだ。
いや、もうわかったから何度も書き込まなくてもいいよ
>>607 まいど乙です。しかし結構な量を短期間に書いちゃうもんですなー。
質、量ともにハイレベル。
あと・・・パクリのやつは、まあアレだ
良スレ化してくると出てくるいつものだな・・・
>>607 乙です。
良い感じですな。そろそろ誰かと恋愛モード突入!?
今日は珍しい事に一日特別休暇が与えられたので昼間からカキコ〜。
つーても仕事のデータ纏めなきゃならんのでそうも遊んでられないんですけど・・・・・・;;
まー明日もある事だし、午後から仕事なんて放っぽらかして逃亡を謀ります。
出雲大社の相模分祠で午後二時から物語の朗読会があるんですよ。
そちらに物語を聞きに行こうかと思ってます。巫女さんてづから新茶の振る舞いもあるというし〜♪
てな訳でそろそろ支度して出掛けます。
あ、そうそう、朗読会に興味持った方の為に公式サイトのアド貼っときます。
出雲大社相模分祠
http://www.izumosan.com/ パクリ作品に関しては、こちらとしは保存の対象外とさせて頂きます。
保存なんかしたら著作権侵害の片棒担ぐ事になっちゃうし。
保存を切望するならば、自分の力で自分の作品を書く事をお勧めします。
>>628 過去の作品についても、なるべく転載についての作者の了承を取れるよう、
このスレにて過去の作者に向けて告知をしたほうがいいでしょう。
「まとめサイトに乗せるつもりですが、○○さん、いかがでしょうか?」…みたいな感じで。
もっとも、もうこのスレを読んでいないかもしれないですけれど、
K-氏のように、著作権放棄について異議のある方がいる可能性があります。
その場合、スレに「掲載しないでくれ」とカキコなさることと思いますので、
一応訊いてみることをお勧めします。
630 :
ZERO:2005/05/28(土) 13:56:47 ID:daNlnJymO
その日、学校が終わった俺は、普通に家に帰ってきた。
その日に事件は起きたのだ。
帰ってくるなり、俺はパソコンをつけ、ネトゲに夢中になっていた。親は共働きでいないし、俺は一人っ子だ。
ネトゲに夢中になっていた時、ガタッとどこからか物音が聞こえてきた。
ガタッ
・・・まただ。ヤバイヤバイ空き巣が入ってきたのか?俺はオタクなので力もない。
まぁ風かなと思うが見てくるか。
631 :
ZERO:2005/05/28(土) 13:59:56 ID:daNlnJymO
そして俺は2階に上がり、全部屋を見回った。
「やっぱり風だったか」
と胸をなでおろした、その時、後ろから
「お兄ちゃん」
!?
後ろから誰もいないはずなのに声がした。
ヤバイヤバイ こりゃあ幽霊か?俺そういうの苦手なんだが、まぁ平然としておこう。
そして後ろを振り返ってみると、7、8歳の少女が立っていた。顔はかわいくて、白いワンピース姿だ。
足は・・・あるな。
四円
633 :
ZERO:2005/05/28(土) 14:05:47 ID:daNlnJymO
「えーと、君は誰だい?」
「お兄ちゃん、私のこと忘れたの?」
・・・どうやら俺は、この子のことを知ってるらしい。 だが、
「ごめん。誰だっけ」
と言うしかない。
「ひっどーい!忘れちゃったの!?」
「ああ、記憶にない」
「んもぅ」
こいつ本当に幽霊なのか?仕草がかわいらしい。 聞いてみるか。
634 :
ZERO:2005/05/28(土) 14:11:44 ID:daNlnJymO
「君って、幽霊?」
一瞬、間が空き
「え?」
と少女は答えた。
「いや、だからさ、えーと」
こう言われると返答に困る。
635 :
ZERO:2005/05/28(土) 14:12:07 ID:daNlnJymO
さて、どうするか
1.「いや、だからさ君は幽霊だよね?」ともう一度聞く。
2.「ん?はっはっは、なんでもないよ」とごまかす。
3.「ウヘヘ、お兄ちゃんロリコンなんだよ」と言って襲う。
・・・ふむ、俺的には、3番がいいな。どうするか。
636 :
ZERO:2005/05/28(土) 14:12:44 ID:daNlnJymO
感想よろ。つまんなかったら終了
>>ZERO氏
感想も何も
まだ始まってすらいないような
とりあえずも少し続ききぼん
いつの間にかベッドに腰掛けていた由真と由良が、顔を赤くして抗議する。
「それは・・・貴方には・・・」「関係ないじゃないですか・・・」
だが、澪は動じない。
「そうでしょうか?・・・お二人は、もう私がどうするつもりか、おわかりでしょう?」
「だ、だから・・・」「そんなの・・・無理ですよ・・・」
二人はテレパシーで心を読んでいるからいいけど、俺にはどうも話が見えない。
「えーと・・・俺にもわかるように説明してもらいたいんだけども」
「え・・・ダ、ダメだよぅ」「た、達也さんには・・・ちょっと」
二人の顔がますます赤くなる。
まあ・・・悩みってのは、3人揃って俺に好意を持っちゃったことなんだろうが
俺もそれはわかってるわけだし、今更そんなに恥ずかしがってもしょうがないだろうに。
「えっと・・・アタシもわかんないんだけども」
もう一人蚊帳の外だった葉月が、おずおずと俺の背中越しに口を出す。
「そうですね・・・じゃあ・・・」
澪がニッコリ笑って俺を見る。
「ちょっとの間、達也様には外に出ていただきましょうか?」
廊下は静かだ。他には誰もいない。
なんで一人で廊下にいるのかというと、保健室を追い出されたから。
・・・なんでやねん。そんなに俺に聞かれちゃマズイ話なんか。
ときどき中から「ひゃー」とか「うわー」とか悲鳴とも歓声ともつかない声が聞こえてくる。
くそぅ、なんか楽しそうじゃないか!?
イライラしながら保健室の前で行ったり来たりしていると
カラカラと保健室のドアが開き・・・
中から顔を出したのは、澪だった。
「お話は終わりました。どうぞ、お入りください」
「・・・あれ?・・・あいつらは?」
「中へどうぞ。ご説明いたします」
導かれるままに中へはいるとベッドの上で3人が・・・寝てる?
ついさっきまで起きてたのに、3人揃って?いや・・・そんなはず、ない。
「おい!・・・何したんだよ!」
思わずカッとなって澪に詰め寄る。
彼女はただ・・・妖しく、微笑むだけだった。
「おい!寝てる場合じゃないだろ、起きろ!」
ベッドに走りより、ぐったりした肩を掴んで揺り起こすが・・・まるで起きようとしない。
「無駄ですよ。今そちらの3人の体は抜け殻になっています」
「抜け殻って・・・何やったんだお前!」
「今、そちらの3人の魂は・・・私の中に取り込まれています」
「な・・・か、返せよ!何のつもりだ!?元に戻せ!」
澪の胸ぐらを掴んで・・・あれ?幽霊って・・・触れるもんなのか?
「お気づきですか?3人の魂を取り込んだことで、実体化しているんです」
「ははあ・・・なるほど・・・ってそうじゃねえ、魂返せコラ!」
「よろしいんですか?今なら・・・私ごと、3人同時に愛せるのですよ」
「・・・へ?」
「取り込んだといっても、意識はそれぞれちゃんとお持ちです。感覚もね」
澪を掴む手が緩む。その手に、そっと手を添えて澪が囁く。
「この・・・手の温もりも、中の3人は同時に感じていらっしゃいます」
ゆっくりと澪が離れてもう一つのベッドに腰掛け・・・俺に向かって、手を差し伸べる。
「・・・さあ・・・いらして・・・」
今日はお休みなので前半後半にわけました。
続きはまた夜に〜。
642 :
ZERO:2005/05/28(土) 15:27:11 ID:daNlnJymO
よし、1番にしてみよう。
「だからさ、君幽霊なのか?」
すると、少女は
「わかんない」
ときた。
・・・
「それで君はなにをしにきたんだい?」
「お兄ちゃんに会いに来たんだよ」
「ふむ」
643 :
ZERO:2005/05/28(土) 15:28:02 ID:daNlnJymO
そろそろネトゲに戻りたい俺は、少女に成仏してもらおうと、お経でも唱えるかと思った時に、
「あっ、そうだ。」
「ん」
「あたし、これからはずーっとお兄ちゃんと一緒にいるからねっ」
ま、まずい。これはアレか?とりつかれて体力がなくなって死ぬやつか?・・・もう話を合わすしかないな
「ああ、いいよ。お兄ちゃんの胸に飛び込んでおいで」
644 :
ZERO:2005/05/28(土) 15:28:40 ID:daNlnJymO
そういうと少女は俺の胸に飛び込んできた。
「あれ?」
幽霊なのに触れるぞ?
「どうしたの?お兄ちゃん」
「ん。いや、なんでもないよ。・・・それよりもさ。君の名前は?」
「私の名前は・・・」
こうして、俺と謎の少女の物語が始まったのだ。
645 :
ZERO:2005/05/28(土) 15:29:44 ID:daNlnJymO
ここまでにします
感想よろ
謎の少女話イヨイヨー
続けて続けて
謎の少女も由真ちゃんたちの話も両方萌え〜
期待して待ってますよ〜(^o^)/
>>641 Seenaサン乙!こういう展開になるとは思ってませんでした。
いい意味予想を裏切られて面白過ぎ!
目が離せない後半に期待です。
>>645 タイトルが「ZERO」なのかな?それともハンドル?
間が空くならトリップもつけてもらったほうがいいかも。
今後に期待ですよー。
651 :
ZERO:2005/05/28(土) 18:35:52 ID:daNlnJymO
タイトルがZEROです
トリップは 付け方わからないです すいません
あと、主人公とヒロインの名前を募集します。一番気に入った奴にします。募集とか自分で決めろやとか言われたら自分で考えます よろしく〜
>>641 GJです!これからどうなるのかドキドキですね。
後半マダー?
>>651 正直、今のところビミョーかなぁ・・・
次回作に期待
とりあえず適当に名前を考えてみよう。
三上亮司とか吉崎葵とか。微妙に平凡すぎるな。
654 :
ZERO:2005/05/28(土) 21:15:48 ID:daNlnJymO
設定は主人公はよくいるオタク がある日突然謎の少女と出会う話です
続きは明日書きます。
俺だって子供じゃないから、その手招きの意味ぐらいはわかる。
わかるが・・・
「どうなさいました?・・・これで、念願が叶うのでは?」
「・・・念願?」
「ええ。誰か一人を選ぶことができない貴方の、普通ならかなうはずのない望み」
確かに・・・澪の中に3人がいるのなら・・・
澪を通して、3人を同時に・・・愛することができる。
だけど・・・本当にそれが俺の望みなのか?
一人を選ぶことに躊躇していたわけじゃなくて
本当は3人を・・・皆求めていたのか?
ただ、それができないから悩んでいたのか?
・・・違う。
よくわかんねえけど、多分そうじゃない。
違わないにしたって・・・こんなのはイヤだ。
俺はまた3人が横たわるベッドに走り寄る。
「起きろよ!戻ってこい!こんなんで・・・お前、こんなんでいいのかよ!」
必死の思いで肩を掴み、揺さぶって、なんとか起こそうとする。
たとえ無駄でも、それしかできない。
「さっさと戻ってこいって!目を覚ませよ!」
「・・・達也、痛いよ」
「起きろ・・・って、あれ?」
「・・・もう、起きたよ」
目の前で
恥ずかしそうに、だけどどこか嬉しそうに笑っている。
葉月が、笑ってる・・・
「きゃ!?ちょ、ちょっとぉ!?」
思わず、その体を思いっきり抱きしめていた。
「よかった・・・戻ってこれたんだな・・・」
「く、苦しいってば・・・離してよ・・・」
「・・・ちょっとぐらい我慢しろ、バカタレ」
俺の背後で、澪がクスクスと笑う。
「勝負あった、というところでしょうか?」
気がつけば、すぐそばで由真と由良も起きあがり
こちらをじっと見つめていた。
「あ〜あ・・・やんなっちゃうなぁ」「見事にお姉ちゃんの心配しかしなかったよね・・・」
「え?あ、いや・・・・それは・・・た、たまたま、だな・・・」
パッと葉月から離れ弁解するが・・・遅いか?
慌てる俺を見て澪がにこやかに笑う。
「これでおわかりになったでしょう・・・ご自分の本心が」
その一言で、ようやっとわかった・・・ハメられた。試されたんだ、俺は。
いざというとき、本当にヤバイと思ったときに・・・俺が3人の中の誰を選ぶのかを。
「あ・・・ひょっとして、魂を取り込んだってのもウソか!?」
「いいえ、それは本当ですよ。皆さん、一部始終を私の目を通してご覧になっていました」
・・・余計マズイわ。
「さ、それでは改めて・・・お二人でご確認なさってください」
そう言うと、澪は保健室を出ていこうとする。由真と由良もそれに続き
「じゃ、邪魔者は消えますか・・・」「・・・頑張ってねー」
そう言って、出ていきながら・・・二人並んで、あっかんべぇ、をした。
「ちょ、ちょっと。待て。待ちなさい・・・キミ達?」
立ち上がって追いかけようとした俺の制服の裾が、後ろから引っ張られる。
振り向くと、ぎゅ、と上着の裾を掴んだ葉月が
うつむきながら消え入りそうな声で呟いた。
「・・・行っちゃ・・・ヤダ・・・」
クリティカルヒット。痛恨の一撃。100連コンボ。超必殺技。
K.O.
反則だ、ちきしょう、なんで・・・
なんで葉月がこんなに可愛いんだ。
「・・・わかった」
ドサリ、とまた葉月の隣に腰を下ろす。
確かにあのとき、俺は葉月を助けることしか考えなかった。
もちろん、葉月を救い出せば、その後由真と由良も救おうとしただろう。
だけど、真っ先に助けようと・・・取り戻そうとしたのは・・・
旧校舎の、変な匂いのする保健室で、古びたベッドの上に腰掛けて
頬を染めて俺にもたれかかる、いつも生意気なクラスメートだった。
はい、今日はここまです。
人気の高かった葉月ルートでいってみました。
さて。
この後は全年齢対象にしますか?それとも・・・
18禁にしますか?w
乙です。
由真ちゃんと由良ちゃんのあっかんべえもたまりませんな。
全年齢も18禁も両方見たいけどあまり無理言うとヤバイですね(・ω・;)
どっちにしろ期待してますよ〜
>「・・・行っちゃ・・・ヤダ・・・」
葉月スキーな俺もK.O.
本当に反則過ぎるわ!!
ともあれ超乙。
もう最高だよ。
>>659 >「・・・行っちゃ・・・ヤダ・・・」
Σ( ̄□ ̄;)グハッ!!
萌え萌えだぁ・・・GJでした! それから
|
|、∧
|Д゚) <18禁でキボンヌ
⊂)
| /
|´
|
| サッ
|)彡
|
|
また、由真、由良ルートでのストーリーを
密かに期待する俺ガイル
また3倍早いseenaさんの登場を…
乙でした
>>629さん
アドバイスありがとうございます。
各作品に関する著作権に付いては作者本人にあるものとして扱うつもりです。
まとめサイトへの掲載可否についても作者本人の自己申告制を取ろうかとも思います。
申告無き場合は保存対象とはなりません。あくまで申告のあったものだけを取り扱うものとします。
現在、Seena ◆Rion/soCys さんが連投している「 Double Bind 」については既に
>>323で掲載可の申告が成されているので誠意編集作業中です。
こちらが完結されて編集完了次第公開開始の予定です。
ただ、当面は試験公開ですので、不評であれば取り止めという事態も充分にあり得るのでその点はご了承の程を。
K−氏に関しては本人に少々特別な思惑があった様で、今回の件とはイコールしないと思われますんで余り引き合いには出される事はご遠慮願いたいと思いますが。
特別な思惑に関しては、過去スレと本人の取った策を考察されればお分かりかと思いますので説明は割愛させて頂きます。
>>659 Seena ◆Rion/soCys さん
今後の展開については作者さんである貴方にお任せしたいと思いますが・・・・・・
18禁ルートで行かれるなら、そうですね、例えばハーレクイーンロマンス・ジュニア版といった雰囲気に行けないでしょうか。
あまり過激な性描写だと保管にも支障が・・・・・・;;
(内容次第ではプロバイダ規制に抵触する恐れがあるもので)
お任せすると言いながら注文付けて済みません。
あ、注文ついでに。
いっその事由真ちゃん由良ちゃんルートも書いちゃいませんか?
>>663でも希望されている方もいますし。
僕としてもなんか面白い編集が出来そうw
ここは・・・ここは・・・
ここは、えっちねただぁぁぁぁぁぁ!!
18禁。ガチで。
>>659 ここ『えっちねた板』なんですけど‥‥w
ということで21禁でお願いします。
しかし本当に話の運びがうまいですねぇ〜。
つい引き込まれてしまいますよ。
超乙!
葉月好きな俺だけど、3ルート全部読んでみたい。
激しいエロでなく萌えるエロをキボン
いままでの流れのままはいれるエロをたのんます
>>659 お見事です!澪がこういう使われ方をするとは・・・
あと18禁でオナガイシマスw
>>651 トリップは名前欄に #(適当な文字列)と入れればOKナリヨ(#は半角)
あと、名前はやっぱり作品にあったものを自分でつけるほうがよさげ
書いてから気付いたが
澪ルートというのも考えられるな…!
seenaさん乙です!そして澪も乙!素晴らしいですな。ソフトエロスでよろしくです(*´∀`)ちきしょう可愛いな皆…
672 :
えっちな21禁さん:2005/05/29(日) 00:30:40 ID:5/k5Q3L10
葉月にKOされたよw
萌で行ってほしいけどエチーなのもも気になるw
「ただいまー」
・・・やばい、親が帰ってきた。親のことなんて考えてなかった。
「直樹ー帰ってきてるの?」
やばい、二階にあがってきやがった。
「隠れろ!まゆ!」
「大丈夫だよ〜」
「いや、だめだろ。俺が親に殺されちまう」
「だからぁ〜、あたしのことは、お兄ちゃんにしか見えないの!」
「・・・。な、なんだってー!?」
と驚くふりをしていると、
「なにしてんの?」
「うわっ!?」
やば、お袋にまゆのことがバレちまう。
「えと、これは、その・・・」
言葉が思い浮かばない。
すると、お袋は
「さっきから、なに独り言を言ってたの?キモイよ」
「え?あっ、ああ、ちょっと独り言を言いたい気分だったんだよ」
「ふーん」
そういえば、さっきまゆが俺しか見えないって言ってたな。本当だったか。
「ちゃんと勉強しなさいよ」
「はいはい」
お袋が1階に戻った。
「はぁ、疲れた」
「ねっ!見えてなかったでしょ?」
「そうだな」
まゆは得意げに言っていた。
飯までまだ時間はあるか。
「ちょっと、まゆ」
「ん?なぁに?」
「時間もあるし、ちょっと真面目に話さないか」
「うん」
眠いんでここまでにします トリップの付け方教えていただきありがとうございます。
謎の少女“まゆ”と、運命的に出会った少年“直樹”。これからの二人にこうご期待
さて、単刀直入に聞くか
「まゆって、ただ単に俺に会いに来たんじゃないだろ?なにが目的なんだ?」
「・・・」
「黙ってちゃわからないぞ。生前はなにをやってたんだ?」
まゆが、悲しそうな顔になっていく。言い方が乱暴だったかな。だが、ここで諦めんぞ。
「あのね、あたしは、」
「うん?」
「生きている時は、お兄ちゃんのこと、ずっと想い続けてきたの」
「へ?俺、今まで一回も、まゆに会ったことないぞ」
人にあまり会わないのも無理はない。俺は学校が終わると、一人で速攻家に帰り、ネトゲに勤しむからだ。
「あっ、あのね。お兄ちゃんがいつも私のおうちの前を通ってたの。初めて見た時から、お兄ちゃんのこと気になってたの。一度でいいからおしゃべりしたいって」
「ほう、それは、嬉しいな。・・・しかし、なぜ俺なんだ?他にも家を通る奴がいるだろ、カッコいい奴とかさ」
「他の人じゃだめなの!お兄ちゃんを見た日からあたしの夢には、いつもお兄ちゃんが出てくるの。」
ふむ、それはそれで恥ずかしいな。
「だったら、俺がまゆの家を通った時に、声をかけてくれればよかったのに」
「・・・あたしね、赤ちゃんくらいの時に、事故に会って、声が出なくなって、足もどうにかなっちゃって、一生歩けなくなっちゃったの」
「・・・なんだって?」
「お父さんは事故で死んじゃって、お母さんは、お父さんがいなくなったら急におかしくなっちゃってどっか行っちゃった。事故を起こした人は逃げちゃって、まだ捕まってないの」
「お、おい。それじゃあ、まゆは、今までずっと一人で生きていたのか!?」
「ううん、最初は、おばあちゃんんちに引き取られたの。だけど、あたしが寝ていていたら、おばあちゃんが・・・」
話が止まるかと思うとまゆは泣き出した。
ここまでにします。
そろそろ終わるかもw
ついでに…保管の事を考える必要はないんじゃないかなーと(^_^;)
おはようございます。
>>681-682さん
じゃあ保管は中止しますか?
一人でもこういう反対派がいる中では流石に抵抗を感じますので。
確かに問題になりそうなハードエロスなシーンはカットしてしまえばよいのですが、それでは作品全体のクオリティを損なう事になってしまうんですよ。
保管庫に移動したいのは、断片的な書き込みで読み辛くなってしまっているものを読みやすくしたいという目的もあった訳です。
余計な事をするなと言うなら、こちらもある意味勝手に突っ走っている部分も否定できないんで仕方ありません、企画中止という方向性も止むを得ません。
>683 ハードエロスで吹いたw
>>683 303 ◆2vQOOY8p.oさんが、保管する為にこうして欲しい言っているのはどうなのかなぁ〜
と思ったので私の意見を言ってみました。
保管する事に賛成してますよ。
その事で内容を変更して欲しくなかっただけです。
ココって21禁のえっちネタ板ですし。
そう!!
保管がどうとかは二の次!!
まずは作品完成しとから考えるべし
>>685 ID:giR1Km5/0さん
これから発表しようとしている展開に関して言うならば、内容変更も何もないと思いますが。
書き手さんの発表があってから判断しても遅くないはずです。
また如何なる内容であれ、作者さんが一番納得のいく形に仕上げるのが一番であるとも考えています。
作者さんにも保管を切望するあまりに表現を欠く事だけは無い事を希望します。
ただ、先にも述べた通りプロバイダ規制もありますし、あまり過激な描写はそれに抵触する恐れもあります。
保管できるかどうかはこちらで適宜判断致します。
それと、内容変更等に付いては予め作者さんと打ち合わせをする形をとるのが妥当と考えています。
先ずは保管庫を完成させてから考えていきたいと思います。
僕も意見を出したのはあくまで一人の読み手として出したまでの事です。
保管庫(制作中)管理人として意見したものではないつもりです。
その様なニュアンスに捉えられてしまった発言にはお詫び致します。
一体、何を揉めてるんだか…
えちぃOKなスペース借りればいいだけの話じゃん。よさげなスペース探せば?
http://www.xxx-www.com/ とかどうよ?
漏れは規制を気にして作品クオリティを意図的に改変することには断固反対。
そうするくらいだったら、まとめサイト作る意味もないし、資格もないと思う。
規制を気にしてえちぃのレベルを制限するのも勿体無いと思う。
その場に相応しい表現があってほしいものだ。
>>689さん
>えちぃOKなスペース借りればいいだけの話じゃん。よさげなスペース探せば?
確かにそうですね。現プロバイダで進めようとしていた事に無理があったかも。検討してみます。
>規制を気にして作品クオリティを意図的に改変することには断固反対。
だからこちら側で意図的に改変するとは言ってないんですが。
>規制を気にしてえちぃのレベルを制限するのも勿体無いと思う。
>その場に相応しい表現があってほしいものだ。
だからと言って映倫も通らない程の裏ビデオ並の超過激表現になるなら僕は賛成できませんね。
一般的なエロゲくらいまでだったら僕もプレイしてるんで別に気にしませんけど。
>そうするくらいだったら、まとめサイト作る意味もないし、資格もないと思う。
敢えて最後に持ってきましたが・・・・・・
言い切っちゃいましたね、
>>689さん。こちらは「言うは易し、行うは難し」を判っていてチャレンジしているんですが。
貴方やってみます? 先ずは貴方がやり遂げてから言って下さるとその言葉にも説得力が生まれると思いますが。
>>690 もういいよ、保管庫
アンタスレの雰囲気悪くしてるだけだよ
何か指摘するたびに
「こんなに苦労してる」「だったらお前がやれ」みたいなこと言われると
正直萎える。いやならやめていいよ。
正直、神がGoodな小説書いて場の雰囲気を盛り上げようとしてるのに
何でみんな幼いんだい?
えっちねた板は何のカテゴリに入ってると思ってんの?
ここはえちねた板
それ以上でもそれ以下でもない
あまりこの板で揉めたくないんだが…
>>690 303氏
もう少し冷静に。
>>689は自分の意見を述べているだけで、303氏に資格がないと言ってるわけじゃないだろ。
自分の意見と同じ部分だけ汲み取って作業すればいいじゃん。
> だからと言って映倫も通らない程の裏ビデオ並の超過激表現になるなら僕は賛成できませんね。
> 一般的なエロゲくらいまでだったら僕もプレイしてるんで別に気にしませんけど。
そこら辺は作者に任せるしかないと思うが…
こちらが、ああしろこうしろ言えるものでは無いと思う。
肩に頭をもたれさせる葉月に、そっと囁く。
「葉月」
「・・・なに?」
「悪ぃ・・・待たせちゃったな」
葉月はクス、と忍び笑いを漏らす。
「ホントだよ・・・乙女の唇を奪っておいて」
それは・・・前に旧校舎に来たときのことか・・・って
「・・・待て。奪ったのは、お前だぞ?」
「・・・そうだっけ?」
「そうだよ、いきなり奪いやがって・・・俺はアレがファーストキスだったんだぞ」
・・・全然自慢にならねえ。
「・・・悔しかったら・・・奪い返してみたら・・・?」
目を向ければ。葉月はもう目を閉じていて。唇は濡れて少し開いて。
待っている。奪われることを。
「・・・余分に、いろいろ奪っちゃうかもしんないぞ?」
「いいわよ・・・私を・・・全部、奪って・・・」
二人の唇が・・・触れる。
「ん・・・」
お互いが上体をひねって、窮屈な姿勢で。
俺は葉月の両肩を掴み、やがて唇を重ねたまま抱き寄せる。
むにゅ、と弾力のある感触が、制服ごしに俺の胸に伝わってくる。
「んっ・・・ん、ふ・・・」
重なった口を少し開け・・・舌を伸ばしてみる。
すぐに葉月の唇も開き、ぬめぬめとした舌先が触れあう。
チロチロと絡みあう舌先は、やがて歯や唇の裏側まで滑っていく。
ときどき頭をずらして、舌先が相手の口の中全てをまさぐるように動いていく。
俺の舌が葉月の口を犯し。
葉月の舌が俺の口を犯す。
気持ちいい。頭がジンジンする。キスだけで、こんなに。
もっと犯したい。もっと犯されたい。
半ば開いた口から唾液が漏れるのも構わずに
俺達はしばらく互いの唇を貪った。
もう、我慢できない。止まれない。
キスし始めたときから、俺の下半身は主張しっぱなしだ。
口づけを交わしたまま、押し倒し、覆い被さる。抵抗はない。
それどころか、葉月は足を開いて、熱くなったモノはその間に押しつけられていた。
「ふっ・・・ふーっ・・・ふっ・・ふっ・・・」
鼻息が荒くなる。俺も葉月も。
グリグリと硬くなったモノを、足の間に押しつける。
「んっ、ふぅっ・・・ふっ・・・ぅんっ・・・」
葉月の鼻息に、うめき声が混じる。
俺のほうもヤバイ。ヤバイくらい、いい。このまま続けてるだけで終わっちゃえそうなぐらい。
「んっ・・・ん、はぁっ!・・・ちょ、ちょっと・・・達也・・・ちょ、待って・・・」
不意に俺の唇から逃れ、葉月が俺を押しのけようとする。
「・・・なに?・・・その、何か痛かったり・・・した?」
焦りすぎただろうか。強引すぎただろうか。急すぎただろうか。
だが、そんな不安はまったく無駄だった。
「制服、シワになっちゃうから・・・脱ぐね」
立ち上がると、葉月は保健室によくある、着替え用の衝立の向こうへ回る。
「・・・見ちゃダメだぞ」
「・・・どうせ見るじゃん」
「脱いでるところ見られるのは・・・ヤダ」
変なの。
ぱさ・・・衝立にブレザーがかけられる。ぱさ・・・スカート。ぱさ・・・ブラウス。
ぱさ・・・ブ、ブラジャー・・・?
「待て!待ちたまえ葉月クン!」
衝立の上から首だけ出して、葉月が怪訝な顔をする。
「・・・何よ?」
「いや・・・ちょっと心の準備をさせてはくれまいか?」
すー・・・はー・・・すー・・・はー・・・
よし。もう何があっても俺の心は動じない・・・はずだったが・・・
ぱさ・・・パンティ。
「ぬおおおおおぉぉぉ!!?」
・・・ダメでした。
「ねえ・・・達也も・・・脱いでる?」
「あ、そうか・・・俺も脱ぐのか・・・って・・・マジっすかぁ!?」
「だって・・・初めては二人とも、何も身につけないでしたいな、って・・・」
・・・また反則だ。どうしてこう、突然可愛いこと言うかなコイツは。
1、2、3!脱衣、完了!
「脱いだぞ!」
「はやっ」
「フッ・・・俺はやるときはやる男だぜ」
「じゃ、そっち行く、ね・・・」
ドクン!ドクン!ドクンドクン!ドクンドクンドクン!
衝立の陰から、葉月がゆっくりと姿を現す・・・バスタオルを体に巻いて。
「待てーーーーーっ!!!」
「わ、何よ急に」
「お前、ここまで期待させて・・・そりゃないだろう!っていうか、どっから出したソレ!」
「あは・・・コレ?今日体育あったじゃない。持ってきてたのよ」
チクショウ・・・反則だ・・・
葉月は、まがりなりにもバスタオルを体に巻いていて
対して俺は何もかもさらけ出しているわけで。
「ふーん・・・そうなってるのは・・・初めて見るなぁ」
気づけば。好奇心満々といった葉月の視線に我が愛息は晒されていて
「み・・・見るなよコラ」
「・・・男の子でも、やっぱり恥ずかしい?」
「そりゃ・・・まあ・・・」
「ね、隠さないで・・・立って」
もう半ばヤケクソで、言われるままにベッドから立ち上がる。
葉月が歩み寄る。手を伸ばせば届く距離まで。
「最後の一枚は・・・達也が、とって・・・」
「あ・・・ああ・・・」
手を伸ばし、バスタオルの折り込まれた部分に、指をかける。
ぱさり、と足下にタオルが落ちて
それでも何も隠そうそせず、それどころか誇らしげにして、葉月が俺の前に立つ。
「これが・・・私の全部・・・全部が・・・貴方のものよ・・・」
惜しげもなく俺の前に晒された裸身に、思わず息を飲んで見とれてしまう。
細い首。薄く骨格の浮き出た肩。
大きく張った胸の膨らみ。その先端の控えめな蕾。
くびれたウェスト。引き締まって滑らかな腹。
張りつめた腰。肉付きのいい太股。
そしてその間で息づく、艶やかな茂み。
「・・・綺麗だ」
「うん・・・ありがと・・・達也のも・・・」
ちら、と葉月が俺の下半身に視線を走らせる。
「えっと・・・可愛いよ?」
ガク
「可愛いはないだろ、可愛いは!あー傷ついた!激しく傷ついた俺!」
「え、だって・・・達也は全部可愛いもん・・・」
・・・傷は癒えた。
「早く・・・可愛いがってあげたいな♪」
なんか・・・立場が逆のような気もするが・・・ま、いっか。
歩み寄って体が触れ合って抱きしめ合って口づけて・・・
今から、俺達一つになるんだな・・・
舌を吸いながら、抱きしめていた手を前に回すと
俺の胸で少しひしゃげている乳房に伸ばす。
ふに。重くて、スベスベして、なんか詰まってる感じで、そのくせ柔らかい・・・
下から持ち上げるようにして、ゆるゆるとなで回すと
「んっ・・・はぁ・・・ぁあぅ、ん・・・」
離れた唇から、吐息が漏れる。
「ね・・・前に・・・ん・・・使いたいって・・・言ったよ、ね・・・胸・・・」
そういや・・・そんなことも、あったな・・・
「使って・・・好きに・・・ん・・・達也の好きなように、使って・・・」
「俺は・・・葉月が、気持ちよくなるように使いたいな・・・」
「うん・・・気持ち・・・いいよ・・・ね、先っちょも・・・触って・・・はうっ、んっ」
言われるまでもなく、人差し指で薔薇色の蕾をト叩く。回す。弾く。
その度に、ピク、ピク、と体をふるわせ葉月が身悶えする。
「あ、やぁ、んっ・・・いい、よ・・・達也の、指・・・気持ち、いいよ・・・」
ししししししえーん!
少し膝を折り、体を屈める。
首筋に、鎖骨のあたりに・・・ゆっくりと唇を這わせ、そのまま下がっていく・・・
揉みあげた重く柔らかな双丘に唇がたどり着き
ついばむように、キスの雨を降らせる。
「や、ん・・・ね・・・先っちょも・・・吸って・・・」
唇で軽く挟む。舌先で弾き、吸う。右も、左も。
「ふ、あっ・・・いい、よ・・・気持ちいい・・・それ、あ、い、いい、よ・・・」
立ったまま、夢中で取り付き、吸う、しゃぶる、舐める。
「あ、は・・・赤ちゃん・・・みたい・・・達也、オッパイ、好き?」
「ん・・・サイコー・・・ずっと吸ってたい」
「・・・いいよ・・・好きなだけ・・・ぅあ・・・あ・・・すご、い・・・こんなの・・・」
「・・・葉月は・・・気持ちいい?」
「う、ん・・・気持ちいい、よ・・・達也・・・すごく・・・あぅん・・・」
「・・・俺もよくなってくれると、嬉しい・・・」
「もっと・・・もっと、気持ちよく・・・して・・・う、はっ、あ、あ、はっ、ああぁ・・・んっ」
身悶えする葉月の胸に顔を埋め、しばらくその感触を楽しんだ。
「はぁっ・・はっ・・あっ・・・たつ、やっ・・・あ、あっ・・・はぁっ・・・たっ・・・つ、やっ・・・達也ぁ・・・っ」
吐息とも呻きともつかない切れ切れの声で、切なそうに俺を呼ぶ。
俺の頭を抱きすくめ、髪をなでる。気持ちいい。
ずっとこうしていたいという気持ちと
もっと先に進みたいという気持ちがせめぎ合う。
そして結局は、未知への欲求が勝利を収めた。
胸から顔を離して、また伸び上がり、唇を重ねる。
掴んでいた手も胸から離れ
葉月の尻の肉を、掴む。
「ん・・・」
胸とはまた違った、肉の感触を、ぐい、と思い切り、引き寄せる。
脈打つ俺の塊が、俺の腹と葉月の腹に挟まれる。
「・・・達也の・・・熱いね・・・」
耳元で葉月がかすれた声でささやく。
「こうして・・・くっついてるだけで、気持ちいいよ・・・」
体を密着させたまま、一歩一歩、ベッドの方へ後ずさっていった。
足がベッドの縁に触れる。
そのまま、ゆっくりと腰を下ろす。
まだ立ったままの葉月のお腹に頬ずりをしてから、俺の隣に座らせると
もう一度口づけをして、ベッドに横たえた。
葉月は両腕をバンザイした格好で俺を見つめている。
横たわる裸身をそっと撫でていく。
喉。胸。脇腹。臍・・・往復しながら、ゆっくりと、下へ。
少しそれて腰。太股。外側から・・・内側に。
上気した顔で俺を見ていた葉月が、さすがに恥ずかしいのかつい、と横を向いて
俺が座っているのと反対の側の片足を、膝を立ててゆっくりと上げていく。
「・・・いいよ・・・触って・・・」
言われるがままに、指先は太股の間を上っていき・・・
触れる。熱く、ぬかるんだ柔らかな部分に。
途端に、ビクンと葉月の体が跳ねる。
「ふ、あっ・・・!ん・・・いい、よ・・・素敵・・・」
はぁはぁと息を荒くして・・・葉月はさらに、足を広げた。
完全にベッドの上に乗り、葉月の横に座り直す。
ぬちゅ。右手がぬかるみを探り当てる。
「んっ・・・そ、こ・・・ぅあ・・は、ぁっ・・はぁ・・・あ、あ、や、んぅっ!」
くちゅくちゅと水音を立てる秘裂をゆっくりとなぞっていく。
左手で、はぁはぁと息づいて上下する胸をこねるように揉む。
「う、あ、っ・・達也・・・の、気持ちいい・・の・・・い、い・・・いいよ・・・」
指が動く度に、身をよじって悶え
けれどその中心は決して俺の手から逃れようとはしない。
濡れた谷間をなぞっていた指先が、蜜の溢れる肉壷の入り口を探り当てる。
「あっ・・そこ・・・そこ、なの・・・そこ・・に・・・はぅっ・・あ、あうっ・・・」
背けていた葉月の顔が、イヤイヤをするように横に振られ
そして俺の股間で視線を止める。
「ね・・・アタシにも・・・させて・・・」
「うん・・・」
大きく足を開いた正座のような姿勢で、葉月にソレを差し出す。
葉月はじっと見つめた後、おずおずと手を伸ばして・・・そっと掴んだ。
「うあ・・・」
ただ握られただけなのに、背筋を稲妻が駆け上がる。
「ね、どうすれば・・・いいの?・・・言って」
上体を捻り、はぁはぁと荒い息がかかるほど顔を近づけて
上目遣いに葉月が尋ねる。
「ん・・・もうちょっと強くても平気」
「・・・これくらい?」
「う・・・ん・・・で、こう、上下に・・・くっ・・・」
「こう?・・・ねえ・・・こう?いいの?・・・達也・・・気持ち、いい?」
脳を灼く快感に歯を食いしばるのが精一杯で、答えられない。
「あは・・・気持ち、いいんだ・・・ホントは・・・口でしたり・・・するんだよ、ね」
「いいよ・・・十分・・・」
しばらく、葉月の手に委ねる。
じわじわと這い上がってくる快感が、後頭部にズンズン溜まっていく・・・
「葉月・・・もう・・・」
「うん・・・アタシも・・・もう・・・欲しい・・・かも」
支援しますぜb
足を抱え、葉月の向きを変える。
「あん・・・」
大きく開いた太股を、ぐい、と引き寄せると
初めて見る女の子のソコは、濡れて光って俺の先端のすぐ先にあった。
葉月が指で自分を、開く。
「・・・ここ・・・」
「ん・・・行くぞ・・・」
「うん・・・」
腰をせり出そうとして、葉月の手に押しとどめられる。
「あ、あのねっ・・・」
「なに?」
「えっと・・・・・・好きって・・・言って欲しい、な・・・」
うわ。なんつー肝心なこと言い忘れてるかな俺は。
「あー・・・葉月・・・その・・・好きだ・・・俺は、葉月が、好きだ・・・」
「うん・・・アタシも・・・達也が、好き・・・大好き・・・」
その言葉を噛みしめながら、俺は葉月の中に進んでいった。
先端が、濡れた門を潜る。
熱い。体のどこよりも熱を帯びたそこは、ヌルヌルと蜜にまみれ俺を迎え入れる。
「ん・・・ふぅっ・・・も、ちょっと・・・よ・・・」
さらに腰を進める。とたんに先端に抵抗を感じ、押しとどめられる。
「く・・ぅっ!・・・ぃっ・・・!」
葉月の眉間に苦悶のしわが浮かぶ。
「・・・いいか?・・・行くぞ」
「う、ん・・・っ・・・いい、よ・・っ・・・」
みぢみぢと。
「い・・・っ!ひ・・ぃっ!つっ!・・・う〜〜〜〜ぅっ!」
引き裂いて。
「あ、つっ!・・・ふ、うっ!っうぅーっ!」
もがき、身をよじり、シーツを握りしめ
歯を食いしばり、目には涙を浮かべ、声にならない悲鳴を上げて。
それでも、俺は奥へと突き進む。
もっと、一つになるために。
先端が、奥に触れる。
だが、まだちょっと残っていた。
そのまま、押し込む。
「う、ぐぅっ!・・うっ・・・ふ、あっ・・・!」
「葉月・・・全部・・・入った・・・ぞ・・・っ」
熱く、柔らかく、ぬめりながら締め付ける肉の感触に
果てそうになりながらも葉月に告げる。繋がったことを。
「う、んっ!・・・はい、って・・・る、よ・・・っ・・・いっぱい、入ってるっ・・・!」
泣きながら・・・葉月が微笑む。
「・・・痛いか?」
「・・・いた、い・・・よ」
「平気か?」
「へい、きじゃ・・・ない、よぅ・・・」
「・・・もう、やめる、か?」
葉月は・・・俺に手を差し伸べ、微笑む。
「やめない、で・・・最後まで・・・」
「・・・動くぞ」
「う・・ん・・・っ・・・」
そろそろと、腰を引く。くちゅ。まとわりつく肉の壁に、引き抜かれるような快感。
「ん、うっ・・・く、ぅ・・・ふぅ・・・」
じりじりと、腰を出す。ずぷ。かき分ける肉のひだに、削り取られるような愉悦。
「く・・・いい、ぞ・・・はづ、き・・・っ・・・葉月の・・・中・・・すっげえ・・・気持ちいい・・・」
「う・・・ん・・・うれし・・・い・・ね、もっと・・・動いても・・・いい、よ・・・」
そう言われても、苦痛に耐える顔を見ていたら、そうそう激しく動けない。
覆い被さって、ぴったりと体を合わせる。
汗ばんだ体を重ね、ゆっくりと波のように体を揺する。
「あぁ・・・んっ・・・はぁ・・・あぁ・・・あ・・あ、ん・・・」
葉月が唇を求めて、俺はそれに応え
唇も、体も、どこもかしこも繋がって
俺達はゆらゆらと揺れながら、愛し合った。
そうだ・・・俺達・・・愛し合ってるんだ・・・
その思いが、急速に俺を高ぶらせていった。
四円四円=八円
「葉月・・・も・・・いきそ・・・」
「ん・・いい、よ・・・イって・・・」
少しだけ、腰を振る。とたんに、臨海点を超えて加速し始める。
「ぐ・・うっ・・・く・・・はづ・・・きっ・・・!」
「あ、はぁっ・・・たつ、やぁ・・・あ、あた、しも・・・っ・・・!」
高まる欲望の裏側で、不意に避妊とかしてないことを思い出す。
「う、ちょ・・・まずっ・・・!な、中っ・・・出ちゃう・・・っ!」
「いいのっ・・・だ、してっ!んっ!中、で・・いいのっ!あっ!は、あっ!う、あっ、はぁっ!」
葉月がしがみつくようにして俺を抱きしめ
俺ももう寸前で、考えはバラけて体だけが動いて・・・
「〜〜〜ぐ、ぅっ!・・・うぁっ!」
ビュク!意識が欲望と共に弾ける。熱く溶け葉月の中に混ざっていく。
「ひ・・!あ・・・あつ・・い・・・は、あ・・・ああ・・・あ・・あ・・・はぁ・・・」
ドクドクと流れ出し注がれる白熱に、二人の体が硬直し、ぎゅっと抱きしめ合う。
「くぅ・・あ・・・はぁ〜・・・っ・・・っ・・・」
朦朧とした意識に浮かんできたのは・・・葉月の笑顔だった。
「ん、む・・・ちゅ・・・は、ぁっ・・・」
抱き合ったまま、息を荒くしながら、何度も口づけを交わし、見つめ合う。
「好きよ・・・ずっと、好きだった・・・不思議ね・・・知り合えたら、あっと言う間・・・」
俺が知る前から、葉月は俺を知っていて・・・
いったい、いつから俺を見ていたのだろう。
同じクラスになって・・・ひょんなことから、妹同士が双子とわかって・・・
いつの間にか、俺のそばには葉月がいるようになって・・・
「ずっと前から、知り合いだったみたいな気がするなぁ・・・」
ゴロリ、と横にずれて体を起こし、まだ横たわっている葉月を見つめる。
「そういや・・・その・・・中に出しちゃったけど・・・」
「あー・・・今日はだいじょうぶ・・・だから」
「そうなの?」
「二人きりのときにね、考えるの。下着どうだったかな、とか今日安全日だっけ、とか」
「・・・ふーん・・・期待してたわけだ、そういうの」
「う・・・まあ、ね・・・いいでしょ、お互い、その・・・よかったんだし・・・」
また目を合わせ、そしてクスッと笑って・・・もう一度抱き合って、キスをした。
お待たせしました、今日はここまで〜。
まあ、ぶっちゃけ18禁書く気満々だったわけですが。
そのつもりで保健室に行かせてますしw
719 :
えっちな21禁さん:2005/05/29(日) 22:36:44 ID:xndgxTam0
もうねGJ!としか言いようがw
モッキしっぱなしですw
感動した!
GJ!!
んだんだGJ。
Bocking!!(謎
>>718 ⊂⌒~⊃。Д。)⊃ …ヤラレタ
もう文句なし!面白いっすよ。GJです。
当然全ルートあるよな?
>>718 ∧_∧
( ;´∀`) < GJ・・・ウッ
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
ここはエチネタ妹スレ、ということは実は葉月は達也の生き別れの妹だったとか言うオチ。。。アヒャ(・∀・)
>>726 余計な事を云うんじゃない!!
推理小説読む前に犯人を連呼するな!!アフォ。
なんか前のほうでガチのエロだ萌えのエロだ荒れてたが、神は両方の条件を満たしてしまった。
うん、激しく乙。この文章で抜いた。できれば全ルートをみたいです。暇なときにでも書いてください
Seenaさん、激しくGJ
勃起しっぱなしで超感動しました。おもしろすぎですよ〜(ノ_<。)
>>718 激しくgooooodjoooob!!!!!!
もうね、最高。モッキしっぱなしでした!
SeenaさんGJ!エロいのに萌えますた。これぞ神ですよ神。
伝説神話誕生
733 :
えっちな21禁さん:2005/05/30(月) 13:03:24 ID:YBOeNdMy0
>>718 激しくGJ!
> そのつもりで保健室に行かせてますしw
それって
>>580の時点でもうその気だったってことか・・・
さすが無駄がないというか・・・
734 :
えっちな21禁さん:2005/05/30(月) 13:57:10 ID:XvAmExLm0
youキ 萎え
735 :
えっちな21禁さん:2005/05/30(月) 15:16:20 ID:RLV+mJWt0
別の板で◆Rion/soCysサンをハケーン
でも教えないw
じゃあ書くなよ
ワケワカラン
えー、3倍モードご希望が多いようですが
ハッキリ言って由良ルートは葉月ルートとほとんど同じです。
名前変えるだけw
まあHシーンは多少変わるでしょうが。
で、想定していた由真ルートの触りだけ書きました。
では、どぞ。
「ちょ、ちょっと。待て。待ちなさい・・・キミ達?」
立ち上がって追いかけようとした俺の目の前で、ピシャリとドアが閉められる。
呆然とする俺の後ろで
由真がうつむきながら消え入りそうな声で呟いた。
「・・・なんで・・・?」
「いや・・・なんで、って・・・」
「お兄ちゃん・・・バカだ・・・」
いきなりバカとか言われてちょっとムカツク。
「バカとはなんだ、バカとは・・・俺は・・・お前が・・・」
だが、言いかけた文句が途切れる。
由真は、泣いていた。
「バカだぁ・・・お兄ちゃん・・・バカだぁ・・・なんで・・・私なのよぅ・・・」
泣きながら。ポロポロ涙をこぼしながら。
笑っているのか泣いているのか、よくわからない顔で、由真が立ち上がる。
「妹選んで・・・どうするのよぅ・・・バカだよ・・・お兄ちゃん、バカだよぅ・・・」
涙で顔をグシャグシャにした由真が、俺の胸に飛び込んできた。
「・・・由真・・・一つだけ聞かせてくれ」
「・・・なに?」
「嬉しいか、イヤか・・・どっちだ」
ピク、と腕の中で由真が震える。
そして、少し怒ったような声で
「やっぱり・・・お兄ちゃん・・・バカだ・・・」
「だからそんな何度もバカバカ言うな」
「嬉しいに・・・決まってるじゃない・・・嬉しいから・・・困ってるんだよ・・・」
・・・揺れていた思いが、その一言で確固としたものになる。
「・・・俺はどんなにバカにされてもいい」
「・・・え」
「たとえ、世界中から笑われても、後ろ指刺されてもいい」
「・・・お兄ちゃん・・・」
「俺は、お前を選ぶ。いつでも、どんな時でも・・・必ず、お前を選ぶ」
胸の中から、由真が俺を見上げて泣きながら笑う。
「・・・お兄ちゃんが・・・バカで・・・よかった・・・」
涙に濡れた由真の目を見つめ、問いかける。
「で・・・俺は覚悟を決めたけど・・・由真はまだ困ってるか?」
不意に、由真が一歩後ろに下がる。
「・・・もし、私が・・・お兄ちゃんのものになれるのなら・・・」
由真の膝が震える。
「・・・もし、お兄ちゃんが・・・私のものになるのなら・・・」
震えながら・・・ボタンを外し、上着を脱ぎ始める。
「他には、何もいらない・・・みんななくしてもいい・・・みんな捨ててもいい・・・
学校やめてもいい、お父さんやお母さんと離ればなれになってもいい
普通の暮らしができなくても、どんな目に遭ってもかまわない・・・っ!」
段々と早くなる口調は、やがて叫ぶような訴えに変わる。
「もう・・・後ろをついていくだけは・・・イヤ・・・」
・・・ずっと、由真は俺の後をついてくる。小さな頃からそうだった。
ずっと、そういうものだと思っていた。
だけど。由真が本当に望んでいた居場所は・・・
「お兄ちゃんの・・・隣に、いたいの・・・」
こんな感じです。
ちなみに、由真ルートだけこの後すぐにはエチしません。
が、それはまた機会があれば・・・
3倍書くの大変なんですよ?
では今日はこれまで。
>>741 Seenaさん、おつかれさまです
うーん、どのルートもワクテカですねぇ〜。
この先ハーレムルートになっていったりは…しないかな、やっぱり(^^;
>>341 神降臨…ってあんまり持ち上げて作者様が窮屈に感じたらしょーもですよね
3倍というのも真に受けず、あなたのペースで書いてほしいと私は思います
でもGJ
エ・・エ・・
たまらん
>>741 >「お兄ちゃんの・・・隣に、いたいの・・・」
由真ちゃん、切ないなぁ・・・ ・゚・(つД`)・゚・
胸が締め付けられるほどGJです、乙!
>>741 今さらなんだけど、スレ的には由真ちゃんルートが本道なのではw
でも面白いから、Seenaさんの思うままに話を進めちゃって下さい。
Seenaさん、超乙です。
由真ちゃん萌えのおれは泣きながら見上げられるだけでたまらんのに何もかも捨てていいの一言でダウンしますた。
由真ちゃん最高〜~ヽ('ー`)ノ~
思うままに書いてくれればそれでいい。
俺は完結するまでついていく。時間がかかろうとも
昨日のヒートアップを今日一日仕事しながら冷ましてきました。
色々やる事も多くて、神経もピリピリし過ぎてました。申し訳ありません。
>>695さん、ご意見ありがとうございます。
ホントそうだと思います。
冷静さを欠いて過ぎた発言してしまった事を反省しています。
保管庫制作者としては今後は中道路線で行こうかと思います。
細かい事もありますけど実際に動き出してから決めていっても遅くありませんし。
それと、ここで僕から一読者として意見や感想を述べる時は名無しで書き込む事にしようかと思います。
そうでないと読者としての立場を分別化する事にはなりませんから。
やはりきっちりと切り離していかないとマズイですよね。
では、編集作業に戻ります。
いやはや、Seena ◆Rion/soCys の作品、まさかこんな長編になるとは思ってもみなかったんでログ保存が追いつかないッス;;
これマジで気合入れてかないと。
Seenaさん乙です。303さんも乙です。さわりだけで萌え死しましたが何か(´∀`)?
マイペースでガンガレ!!
>>741 乙です!
>・・・ずっと、由真は俺の後をついてくる。小さな頃からそうだった。
>ずっと、そういうものだと思っていた。
>だけど。由真が本当に望んでいた居場所は・・・
このくだり、単独でもエエ感じですけど
一番最初のほうにあったのを受けてるんですよね。
何気ないような部分が、後からすごく生かされてて
マジすごいと思う。
>>741 さらにわがままに…
3倍+ハーレムルートをぜぜぜぜぜ是非!!!!!
>>741 乙でございます。
流石のクオリティですね!
のんびりと書いてくださいな。
>>750 基本は自分のためにやるんだから
止めんのも進めるのも勝手にすれ
ばいいじゃん。いちいちここで宣言
すんなよ。
どういうふうに作ろうと作る奴の勝手
Webサイト公開するしないも勝手
公開されたサイトを見るのも他人の勝手
お気に入りに登録するのも他人の勝手
756 :
えっちな21禁さん:2005/05/31(火) 21:56:50 ID:2UCrYQ9wO
>>755 なんかバキっぽいね。
いやいいと思うよ。
755の勝手だしね。
今日は先生来ないの(´・ω・`)
303が逆ギレして、まとめサイトなんか作るかっ!
ってなったほうが、まったりと神の降臨を楽しめる自分がいたりする。
まあ、それを話題にすると神の作品に泥ぬりそうなんで
どっちでもいいやと思う自分がいたりする。
761 :
えっちな21禁さん:2005/06/01(水) 01:44:30 ID:jJ29qGNZO
時間が解決してくれますよ。
とカッコつけてみる自分がいたりする。
・・・事が終わり、何も身につけぬまま、二人抱きしめ合う至福の時間。
だが、幸せな時間は唐突に終わりを告げる。
「ヤバッ!・・・ね、今何時!?」
「え・・・って、4時50分!?」
すっかり時間を忘れていた。
後始末をして、バタバタと大慌てで服を着る。
「ちょ・・・アタシのパンツどこ!?」
「・・・いいから急げよ」
「・・・取ったでしょ」
「取るかっ!中身としてるのにパンツ取ってどうする」
「う・・・じゃあどこいったのよぅ・・・」
「知るかよ・・・上からスカートはくんだからいいだろ、我慢しろ」
「うー・・・風が吹いたらどうするのよぅ・・・」
まだブツブツ言ってる葉月をせかして保健室を飛び出す。
由真たちはもう帰っただろうと思っていたら
まだ旧校舎の正門で待っていた。澪もまだいる。
むう・・・すぐには顔を合わせたくなかったんだが
「・・・ずいぶん・・・その・・・」「な、長い・・・話だったね」
少し顔を赤くして、3人で俺達の顔色をうかがう。
「あ、ああ・・・うん・・・いろいろ・・話したから」
俺からすれば、この子達をフっちゃったわけで・・・かなり、気まずい。
場の空気が澱む。と、不意にグラウンドから強い風が・・・
「うわっ!」「きゃぅ!?」「ひゃぁっ!?」
あ・・・めくれた。葉月の心配が現実に。
「え・・・えーーーっ!?」「お、お姉ちゃん・・・パ、パンツは!?」
「・・・うううう・・・」
スカートを押さえ、真っ赤になって呻く葉月。
「・・・パンツ脱ぐようなことまで・・・」「しちゃってたんだぁ・・・」
妹二人は呆れたように呟いたが、すぐにニコッと笑う。
「おめでとう、お姉ちゃん」「よかったね、お兄ちゃん。すてきな彼女ができて」
「あ・・・えっと・・・ありがと・・・あの・・・ゴメンネ・・・」
一瞬だけ嬉しそうな顔をしたあと、葉月は表情を曇らせ、うつむいた。
「ホント、ゴメン・・・アタシだけ・・・なんか、抜け駆けしたみたいな・・・」
「別に謝ることないよ・・・」「条件は、3人同じだったんだし・・・」
妹二人の笑顔は優しい。澪も同調する。
「そうですよ。葉月さんは、選ばれたんですもの。もっと胸を張っていいんですよ」
だが、葉月はまだうつむいたままだった。
「葉月・・・選んだのは・・・俺なんだから・・・」
「そうそう・・・それに・・・」「まだ私たち・・・諦めたわけじゃないもん」
意外な言葉に、葉月の顔が上がる。
「・・・え?」
「別に・・・恋人が二人三人いたっていいわけだし」「敗者復活戦ってのもあるし」
「・・・はあ?」
訳の分からないことを言う二人に、澪までが体を乗り出して加わってくる。
「・・・えっと・・・途中参戦は、ありですか?」
それまで顔を曇らせていた葉月が、プッ、と吹き出す。
「参ったなぁ・・・いいわよ、受けて立ってあげる。けど、遠慮はしないからね?」
葉月が笑い、由真が笑い由良が笑い澪が笑い・・・俺だけが唖然として立っていた。
澪は学校に残り(当たり前か)、帰り道で大場姉妹とも別れ
また由真と二人でたどる帰り道。
「でも・・・ホント、よかったよね」
「ん・・・ありがとな・・・」
「澪ちゃんにもお礼言わなきゃね」
まあ・・・確かに、あの子がきっかけになったわけだが。
「私も、これで・・・思いっきり・・・いけるかな」
・・・思いっきり、って・・・何をだ。
だが、不意に由真の笑顔が寂しげなものに変わる。
「・・・冗談だよ。私は・・・妹だもんね」
そうだった。さっきの会話を思い出す。
条件は3人同じ、じゃなかった。
由真だけが、決して越えられないハンデを負っていた。
「なあ・・・それでも、俺を好きでいるの・・・つらくないか?」
由真は笑う。全てを諦めた者の笑顔で。
「どんなにつらくても、実を結ばなくても・・・好きって気持ちは、変えられないよ」
今日はここまでです。
お腹空いた・・・
ちなみに
101から120まで飛ばすと18禁でも対応できると思います。
違う、18禁不可でも対応できる、ですね・・・
お腹減るとダメだぁ・・・orz
ちゃっかり非18禁対応しちゃった神激しく乙!
萌えと四人の微妙な心情描写が秀逸です!
神乙
由真タン(;´Д`)ハァハァ
>>766 乙です
選ばれても選ばれなくても切ない思いの由真たんが可哀想・・・
>>767 Seena ◆Rion/soCysさん、そうじゃないかと思ってました。
構成でなんかそれっぽいなと感じたんで。
テキスト形式で公開する分はそれで対応しようかと思ってます。
ただ、そのまんまカットしちゃうのもツマンナイんで、18禁でも保存できる方法を一つ考案中なのでフルバージョンはその方式を取ろうかと。
ヒロインは由真だしな
(*´д`*)っCCCC
>>Seena ◆Rion/soCys@神どの
グッジョブ!
ところでこの作品ですが、現時点で100キロバイト越えてるのですね。
俺も書き手やってるけど、最高50キロバイトが限界かなw
何はともあれ、次回以降も頑張って下さいね(`・ω・´)b
>>766 GJっす!
このまま葉月とくっついて終わるのかとオモテタヨ
>>772 > テキスト形式で公開する分はそれで対応しようかと思ってます。
既出の議論のはずだが、未だにカットだとか言っているのですか。
作者が想いのままに書ける環境が一番重要だと思うのですが…
貴方は作者にまでも、18禁表現描写について気を遣わせているのです。
その事実をお判りでしょうか。
それは当然の行為のように考えているのかも知れませんが、カットする必要など全く無い。
この21禁の板に書かれている小説の存在を知っているのは、21禁をクリアしている者のみのはずです。
サイト入口に、21歳未満お断りと書けば済むだけの話なのに、何故カットなどという議論になるのか。
ここは21禁である以上、保存サイトにも21禁対応のものを選ぶのは当然の義務と考えます。
Seenaさん乙です〜o(^-^)o由真ぁ〜(*´Д`)
>>777 塩ならこれくらいの文おkだぞ。
現にこれくらいの文(文の質は別として)を載せている漏れが何も来ないし。
画像とかなければ意外と大丈夫なんじゃないの?
これ書籍化したら売れそう
部屋で一人になると色々なことを考える。
葉月と結ばれたこと。
しなやかで柔らかくて豊かで張りがあって・・・
イカン、あいつのこと考えるとあのカラダが頭にちらつく。
ポケットに手を突っ込んで取り出したのは、柔らかな布。
そう、葉月のパンツはいつの間にか俺のポケットに
記念品として収まっていた。
旧校舎前で風が吹いたとき、ちょっと悪い気がしたが
あの場で返却を申し出たりしたら、愛想を尽かされかねないのでやめたのだった。
別にかぶったり匂い嗅いだりするためではなく
あくまで記念としてである・・・建前は。
とりあえず眺めて、にへらっとしてからまたポケットにしまう。
まあ・・・葉月となら、うまくやっていける。
残された高校生活も、きっと楽しくなるだろう。
何もあれこれ考えることはなく、その日その日を楽しんでいこう。
・・・考えなければならないのは、由真のことだった。
ない頭をひねって絞って回転させて考えた末に
一つの結論にたどり着く。そして、これからどうするか、にも。
だが、俺一人で決められることじゃない。
善は急げだ。相談しておこう。
ケータイで葉月を呼び出す。
「もしもし・・・俺だけど」
「あ・・・うん・・・なに?・・・声が聞きたくなったとか?」
葉月の声はどこか嬉しそうで、俺もちょっと照れくさくなるが
今は大事な話がある。
「いや・・・その、言いにくいんだけど・・・由真のことなんだ」
「由真ちゃん?・・・どうかしたの?」
俺は帰り道での由真との話のことを告げる。
「そう・・・言われてみれば・・・あの子だけ、公平じゃないのかもね・・・」
「ああ・・・このままじゃ・・・つらくなる一方だと思うんだ」
「で?優しいお兄ちゃんとしては、どうしたいの?」
「由真に・・・話そうと思う。出生の、ホントのこと」
反対されるのではないかと思っていた。
が、葉月は少し黙った後
「そうね・・・もう、その方がいいのかも、ね・・・」
「・・・いいのか?その・・・ライバルに塩を送るようなことになるかもしれないぞ?」
「ええ。由真ちゃんが遠慮してると、由良も一緒に遠慮しちゃうしね」
よけい葉月としてはマズイんじゃないだろうか。
だが、葉月がかまわないと言うなら、言い出した俺に反対する理由はない。
「そっか・・・ありがとな、葉月・・・」
「子供の頃ね・・・よく言われたのよ」
「・・・何を?」
「お姉ちゃんなんだから、我慢しなさい、って・・・染みついてるのね、それが」
それは・・・葉月が身を引くということだろうか。
「お前が我慢する必要はないっていうか・・・して欲しくないんだが」
「わかってる。あなたまで譲る気はないもの・・・でもね、こうも言われたのよ」
「なんだよ」
「お姉ちゃんなんだから・・・妹と、ちゃんと分け合いなさい、って・・・」
俺としては、由真や由良に真実を告げた上で
それでも葉月を選ぶことで、俺を諦めてくれるのではないかと思っていた。
たとえどんなに恨まれても、憎まれても、そのほうがいいと思っていた。
だが、それは逃げだったのかもしれない。
報いてやれない想いを抱き続けられることに
俺の方が逃げだしたかったのかもしれない。
だけど、葉月は・・・思いに報いても、かまわないというのだろうか。
「・・・いいのか?その・・・二人を受け入れても」
「いいわよ・・・むしろ・・・そうしてあげて欲しい、かな」
「そうか・・・その・・・ありがとう、って言うのかな、こういう場合」
苦笑いする俺に電話の向こうで葉月も笑う。
「どういたしまして。私も、あの子達のお姉ちゃんだし、ね」
「一つだけ・・・約束しとく」
「・・・なに?」
「俺からは由真も由良も求めない。二人が・・・求めてきたときだけ、だ」
「・・・そう・・・ちょっとだけ、嬉しいかな・・ありがと」
今日はここまでですー。
昨日の教訓を生かして!
今日はもうご飯食べたです。ゲフゥ。
乙です!愛してます!
_ _ ∩
( ゜∀゜)彡 ハーレム! ハーレム!
⊂彡
>>777さん
作者さん自身が適宜対応できる形で書いて下さっている上に(
>>767-768で)許諾までして頂いている訳ですから、別に問題無いと解釈しています。
また、
>>755さんが大変素晴らしい事を言っておられますので、その言葉をそっくりお借りして貴方にお伝えします。
追伸
フルバージョン設定も考案中なのですが、それでもご不満でしょうか?
また、年齢制限をしても見るヤツは見る訳ですから完璧ではないんですよね。
皆さんも身に覚えありませんか?
例えば中学生くらいの時、親の目を盗んで夜中に自販機へエロ本買いに行った経験とか。
同じ事だと思いますが、如何でしょうか。
ここにもどうせ21未満の人が出入りしてるだろうし。
ただね、こっちとしては形だけでも何らかの線引きはしておきたいとは思ってます。
乙〜
まさか・・・ハーレムなのかっ!?
妹プラスαを独り占めかっ!?
>>785 乙です
> 「お姉ちゃんなんだから、我慢しなさい、って・・・染みついてるのね、それが」
俺は弟でそのパターンだったなぁ・・・染み付きはしなかったけどw
やっぱり葉月は萌えるぜ!
Seenaさん乙です。
俺は由真ちゃん萌えなんですけど今日の葉月はなんか大人な感じでかっこよくて激しく燃えました(^O^)
また明日が楽しみだな〜( ̄ー+ ̄)
そろそろ
>>789がウザイと思えてきた今日この頃
>>785 Seena氏
カットを気にせずに思うように書いてくださいませ!
>>788 最後の1行が余計ですよ。
自分の行動に意見する者は、まるで全て敵対者とみなすかのような印象を周囲に与えることになります。
それはウザがられる要因ともなり得ます。もう少し冷静になりましょう。
> 作者さん自身が適宜対応できる形で書いて下さっている上に
> (
>>767-768で)許諾までして頂いている訳ですから、別に問題無いと解釈しています。
作者Seena氏が許諾するに至った流れを作ったのは貴方です。
そもそも、「18禁なのでサイトに掲載できない」と主張したのは貴方でしたね。
私としては、
>>689でも言いましたが、カットなどをせずとも掲載可能なサイトがあるのに、
貴方がカットなどという手法を持ち出す事が納得できなかったのです。
作者Seena氏は貴方の主張(18禁制限のないスペース探しをしないという怠慢?)を気遣って、
わざわざカットできるような書き方をし、カットへの許諾とも受け取れる発言をされています。
しかしその事実は、カットの是非とは全く別問題です。
18禁制限のないスペースが存在する以上、
カットに関してはする必要の無い、全く意味の無いことではないでしょうか。
> また、年齢制限をしても見るヤツは見る訳ですから完璧ではないんですよね。
年齢制限を表示する必要が無いことを認めている発言ですね。
あの警告が閲覧者にとってはほぼ無意味であることは、こちらも重々承知しています。
しかし公開者にとっては、
「警告を破って閲覧した場合、責任は公開者ではなく閲覧者に帰する」という意味があります。
ので、サイトを作るうえで全く無意味だとは思いません。御一考下さい。
結局の所、貴方は何故、カットすることに拘っているのですか?
あなたがカットにこだわる理由を教えて頂けませんか?
カット反対派を納得させられるだけの正当な理由があるのでしょうか。
どーでもいいから、議論はフリーメールでもとって二人でやってくれ。
せっかくの良作品の雰囲気ぶち壊すなよ
>>797 スマソ…逝って来ますorz
ま、カットしないでくれってこった。
Seenaさんいつも乙で〜す(゚∀゚)葉月切ないけどお姉さんだねぇ…(´・ω・`)タバコ吸ってこよ(´ω`)y-~
神超乙!!
マジGJ!!
>>303 漏れもHP手打ちで作ってたけど、たしかに大変。
けど、必死になってせっかくの良スレの雰囲気を壊すのはどうかと思う。
>>796 そう熱くなるなw
マターリ保管すればいいじゃん、
801 :
えっちな21禁さん :2005/06/03(金) 08:49:03 ID:pNpMXdwu0
797の言う通りと思う!
俺は多少の議論やここの住人に意見求めるのはいいと思うけど、
熱くなって雰囲気悪くするのは勘弁してちょ・・
パートナーは同意した。次はスポンサーだ。
が、よりによってこんな時に親父は出張中で家にいない。
お袋だけに話すかどうかちょっと悩んだが
よく考えると由真を猫っ可愛がりしてる親父よりは
まだお袋のほうが話しやすいし・・・揉めたときに説得もしやすい。
由真が寝たのを見計らって、居間に戻る。
お袋はまだ起きていた。家計簿をつけているようだ。
「あら・・・何?夜食?」
「ああ、いや・・・ちょっと・・・話があるんだけど、いいかな」
俺の表情とか口調から何か感じたのだろう。
お袋は家計簿を閉じて、座り直した。
「いいわよ・・・どうしたの」
「由真のことなんだけど」
どうせ話すなら、下手に隠さないほうがいい。
葉月と・・・最後までいったことだけ省いて
俺はお袋にいきさつを話した。
話し終えると、お袋は大きく一つ息をついた。
「そう・・・なんとなくね、由真が・・・そう思ってるのは、母さんも感じてたのよ」
「・・・俺は全然わかんなかったけどなぁ」
「達也が気づかなかったから・・・想い続けられたんじゃないかな」
「・・・そう、かも」
お袋が身を乗り出してくる。
「それで?どうしたいの?」
「由真に・・・話してもいいかな。本当は・・・従姉妹なんだってこと」
「達也がそうしたいのなら、いいわよ。いつかは話さなきゃならないんだし」
拍子抜けするほどあっさりと承認。
「いいの?・・・親父と相談とか・・・」
「お父さんには、私から話しとく。達也は達也の思うようにしなさい」
「・・・ずいぶん信用されてるんだな、俺」
苦笑いする俺の頭を、くしゃくしゃに撫でてお袋が笑う。
「息子を信用しないわけないでしょ・・・」
「うん・・・ありがと、母さん」
翌日。朝のHRの前に、ちょっと廊下に出て葉月と昨日の首尾を話し合う。
「一応・・・こっちは問題ない」
「ウチもOKだったわ・・達也のこと、ずいぶん聞かれたけどね」
「・・・なんて答えた」
「バカで無茶したがりでお節介焼きでお調子者だって言っておいた」
・・・俺は選択ミスしたんじゃなかろうか。
「・・・でも・・・真剣に・・・好き、って・・・言ったからね」
・・・なんでこう、無性に抱きしめたくなるようなことを言うのか。
「それで・・・いつ二人に話すの?」
「早い方がいいと思うんだ・・・できれば、今日」
「・・・いきなりね」
「昼休みじゃ慌ただしいし、今日の放課後にしよう。澪にも聞かせたいから旧校舎で」
「いいけど・・・保健室はダメだから、ね」
「なんで?あそこなら座れるじゃん」
葉月が顔を赤らめて、つぶやく。
「・・・ベッド・・・そのままで・・・きちゃったもの」
とりあえず、昼の部です。
夜の部は・・・サッカー終わってからかなw
禿しく乙!
807 :
えっちな21禁さん:2005/06/03(金) 15:49:12 ID:R9hR8BFX0
うお、昼間から乙です
>葉月が顔を赤らめて、つぶやく。
>「・・・ベッド・・・そのままで・・・きちゃったもの」
激しく萌え〜
>>805 乙です!
サッカーより夜の部のほうが楽しみ・・・
サッカー早く終われ
Seenaさん乙です(´∀`)サッカー終るまで起きてられるかな(´・ω・`)ショボーン
もう眠いよヽ(`Д´)ノウワアァァァン
住人の皆さん、大変失礼致しました。
皆さんに意見を仰ぐ程度の発言なら良いでしょうが、サシで議論するのは確かに相応しくありませんね。以後気を付けます。
自分もこれで最後にしますんで、スレ汚し失礼致します。
777=689さん、貴方は一体何様でしょうか?
結果も見ない内に何故そこまで噛み付いてくるのかさっぱり分からない。
いろいろ言ってやりたい事が沢山あるんですけど、雰囲気を悪くしてしまうのでもう何も言いません。
それと、ここでの僕に対する貴方のその態度は全てスルーさせて頂きます。
でないとこっちまで熱くなり過ぎてしまうだけに収拾がつかなくなってしまうんで。
あ、それと
>>689で教えて頂いたURLなんですけど、サイトが存在しませんが。
まあ他にもあるにはあるんで別に無くても構いませんけど。
812 :
えっちな21禁さん:2005/06/03(金) 21:47:09 ID:Sz6pP6ZLO
>>811 303さんは、大人になったね。良いことです。悪口しかいえないのは、子供ですから。
やっぱり、楽しく話してる方が良いし、神の話もより面白く感じるはず。
基本的に、303の悪口はスルーで、便乗しないでいきましょう!!
乙です。
夜の部が楽しみやな〜~ヽ('ー`)ノ~
>>811 こちらの意見は全て無視ですか…
他人の意見を悪口と受け止めてしまう狭量さが、残念でなりません。
貴方がまとめサイトを作るまで、これ以上何も言いません。
最後に、
>>689のサイトは存在しています。(確認済み)
303氏はまとめサイトを開設したら書きこめば良いのでは?
作品への感想はコテなくてもいいでしょう。
あと、文章が長すぎる。
昼休みに、妹たちと放課後の約束だけをして午後の授業に。
が、内容なんて全然聞いてはいなかった。
どう話せばいいのか。話したらどう反応するだろうか。
泣かれたらどうしよう。怒りだしたらどうしよう。
まとまらない考えがグルグルと頭の中を渦巻いていた。
「達也・・・?どしたの?」
「・・・へ?」
いつの間にか、授業は終わっていたらしく
教室の中はすでに放課後の喧噪に満ちていた。
「・・・スマン・・・考えてて」
「うん・・・」
机の上で握りしめられていた俺の手に、葉月がそっと手を重ねる。
「一人で背負い込まないで・・・私も、一緒なんだよ・・・」
そうだった。不安なのは俺だけじゃない。
俺の方が、しっかりしなくちゃな・・・
「行こうか・・・早くしないと、待ってる」
すっかりお馴染みになった旧校舎の正門前で
妹二人はもう待っていた。
「よ、お待たせ」「ゴメンねー、達也がノロノロしてて」
「私たちも・・・」「さっき来たとこだよー」
辺りを見回す。今日は・・・澪はいないのかな。
「澪ちゃんなら・・・」「講堂にいるって」
「講堂?」
話によると、旧校舎の講堂は体育館ほど傷んでなくて
椅子とかが少しだけどまだ残っているらしい。
なるほど、話をするには好都合な場所のようだ。
「私、購買部でお菓子買っておいたよー」「私はお茶ー」
・・・人の気も知らないで、ピクニック気分の二人。
だが、その無邪気さが今の俺にはつらかった。
なるべく考えないようにして、努めて明るく振る舞う。
「よし、じゃあ・・・行くか」
3人を引き連れて、講堂へと向かった。
旧校舎の講堂は、それほど大きな訳ではなかったが
天井が高く、ほとんど何もない空間はやけにだだっ広く感じる。
そのむやみに広い講堂の片側
壇上に一つ椅子をおいて、澪がぽつんと腰掛けていた。
「よう・・・何やってんだ?」
「こんにちは・・・ちょうどここに、ピアノがあったんですよ」
「へえ・・・」
言われてみれば、講堂ってよくピアノとか置いてあるよな。
「私がこの校舎に通っていた頃は、音楽室はなかったんです。音楽の授業は、ここでした」
不思議そうに葉月が尋ねる。
「・・・だったら、なんで音楽室の幻なんて出したのよ?」
「・・・4階を増築して、音楽室も作る予定だったんですよ・・・結局、できませんでしたけど」
「そこで・・・ピアノを弾きたかったんだな」
澪の目が遠くを見つめる。
「新しく音楽室ができたら、ピアノを弾いて聞かせてあげる・・・それが、約束でした」
寂しげに笑う澪に、俺たちは何も言ってやることができなかった。
>>814 保管庫でも貴方の意見はスルーの方向性を検討中です。
結果を見ない内に噛み付く人の話は聞く耳持てません。
それ以前に出来るか出来ないかの充分な結果すら出ていない事にゴタゴタ言われたくありません。
貴方は貴方で頑張ってください。
そうそう、貴方も自分でまとめサイト作ればイイじゃありませんか。それが一番の解決策です。
では、さようなら。
澪は呟くように話し続ける。
「バカみたいですよね・・・叶わない願いに、叶えられない約束に縛られて」
ピクリ、と由真の肩が震える。
「さっさと諦めてしまえれば、楽になれたのでしょうけれど・・・ダメですね、私」
「そっ・・・そんなことないよっ!」
いきなり、由真が叫ぶ。
「かなわなくたって・・・思っていたっていいじゃない!ダメって・・・そんなことないよっ!」
澪は小首を傾げ、由真を見つめる。
「苦しいだけでも・・・?周りを傷つけても・・・?」
「く・・・苦しくたっていい!周りのことなんか知らない!私は・・・私はっ・・・!」
うつむいて、顔を真っ赤にして・・・
由真は抗う。足掻き、逆らい、もがく。重なる境遇に。自分の運命に。
澪が壇上からふわり、と降りてきて、ゆっくりと由真のほうへ進んでくる。そして囁く。
「・・・そう・・・諦めないのね、貴女も・・・でも」
そして、ちら、と俺と葉月を見て、また囁く。
「諦めなければこそ・・・手に入るものも、あるのよ・・・」
途中投下失礼しました。スルーの方向で。
「・・・え?」
涙目になっている由真が、驚いたように顔を上げる。
澪は俺たちに振り向き、ニコッと笑った。
「今日は・・・そのお話なのでしょう?達也さん、葉月さん?」
・・・参ったな。お見通し、か。
「ああ・・・今日は、大事な話があるんだ」
「由真ちゃんと、由良のこと・・・なのよ」
「え、私も?」「大事な・・・話・・・って?」
驚く由良と、怪訝な顔の由真。
「私は・・・しばらく外しましょうか。水入らずの方がよろしいでしょう?」
澪が気を利かせてか、すーっと消えていく。
「ありがとな・・・」
たぶん、全てを承知していて・・・きっかけを作ってくれたんだろう。
おかげで俺の覚悟も決まった。
見つめる二人の視線を正面から受け止め、俺は話し始める。
「実は・・・」
よく考えたら、サッカー始まる前に書いちゃえばいいわけで(^^;
さて、そろそろエンディングです。
このスレももう800を越えてしまったので
次回作は次スレですかねぇ・・・
何か短いので、リクエストとかあればお聞きしますよ〜。
・・・書くとは限りませんけど。
では、今日はこの辺で。
由真ちゃんとのエチシーンを書いてくださいな
>>823 降臨おつかれさまです!
達也の告白に揺れる双子の運命は…どうなるんでしょうか?
>>819 結果出す前からあれこれ主張してばかりいるのは貴方ですが。
>>819 良い作品で盛り上がってるのにはっきり言って水差されてる感じです。
レス数すらもったいない議論ならいらないです。
乙です!
由良の影が薄くなってるのが(´・ω・`)
由良萌えの俺に活路をください
>>823 リクエスト!
やめないでッ、もっと続けて!!!
乙です。
またいいとこで終わったー~ヽ('〇`)ノ~
引っ張るのうまいですね。Seenaさんなかなかやりますね〜
うぉーーーっ、由真ちゃ〜ん~ヽ('ー`)ノ~
Seenaさん大好きだーーっ!
Seenaさん乙でーす!
自分も断然、由良ちゃん萌え!
少し出番が少ないのは残念ですが・・
もちろん由真ちゃんとのエチシーンもいいですが、
エンディング後でもいいんでぜひぜひ、
由良ちゃんとのエチシーンをお願いします。
Seenaさん乙GJ!
議論してる香具師邪魔
個人的に議論したいならアド交換でもしなさい
まとめサイトはあったほうが吉
全てを話し終えた。
由真と由良は・・・あまり表情を変えない。
理解できなかったのだろうか。
「・・・わかった?」
葉月が確かめると
「え・・・あ・・・」「うん・・・えっと・・・」
二人は顔を見合わせる。
「私たちが、本当は双子で・・・」「ホントは今の家の子じゃ・・・ない、んだ・・・よね」
「いや、ウチの子だけども・・・」「養子なわけ。従姉妹なのよ、アタシたち」
二人はじっと座ったまま動かない。
驚きも泣き出しも怒りだしも笑いもしない。
ただ、意味を噛みしめるように、考え込んでいる。
やがて、口を開いたのは・・・由良の方だった。
「だったら・・・達也さんと由真ちゃんって・・・結ばれても、いい・・・の?」
俺は・・・うなずく。
「二人が、そう望むなら」
ガタン
椅子が倒れる勢いで由真が立ち上がった。
「・・・なんで?」
「?なんで、って・・・何が?」
「何で・・・何でいまさら・・・お兄ちゃん、もう・・・葉月さんと・・・」
葉月も・・・ゆっくりと立ち上がる。
「だったら、諦めるの?」
「それは・・・だって・・・」
「・・・アタシは、2年待ったわ。達也に近づけるきっかけを、2年待ってた。
あなた、一体何年待ってたの?今まで待って・・・今さら諦められるの?
もう、我慢しなくていいってわかったのに、なんで今になって諦めるの?
由良もよ。アタシがいるから、なんて理由で諦められるの?
・・・アタシが逆の立場だったら、諦めない。好きでいる限り、何時まででもチャンスを待つわ。
アタシはチャンスをあげる。それでも諦めるんなら、別に止めはしない。
でも・・・チャンスを掴む気があるなら・・・アタシは、手伝ってあげてもいいと思ってるの。
あなた達は・・・私の・・・可愛い、妹・・・だもの・・・」
葉月は思いの丈をぶちまけて、また椅子に座った。
立ちすくんだ由真が。座ったままの由良が。
同時にしゃくり上げ始める。
「うっ・・うっ・・・」「うっ・・・ひっ・・・」
そして、駆け足で近づいて・・・
胸に飛び込んでいった。葉月の胸に。
「お姉ちゃぁん・・・」「ありがとう・・・ありがとうお姉ちゃん・・・」
・・・俺の胸じゃなかった。ちょっぴりジェラシー。
「いいのよ・・・いいの・・・」
泣きじゃくる二人の背中をそっと撫でる葉月の顔は
子供をあやす母親のように優しい。
ふと気づくと、すぐ横にまた澪が立っていた。
「万事解決、というところでしょうか?」
「ああ、うん・・・おかげさまで。ありがとう」
「どういたしまして。これで、また少しご恩が返せました」
「それにしても・・・羨ましいですねぇ・・・」
「・・・俺が?」
「いいえ、由真さんと由良さんですよ・・・葉月さん、私にはチャンスはいただけないんですか?」
葉月が涙を拭いて笑いながら答える。
「あなた、アタシの妹じゃないじゃない」
「あら、お友達だと思ってましたのに。友人にもチャンスはいただきたいですわ」
「未練がましいわよ、幽霊のくせに」
「ご存じないんですか?未練があるから、幽霊なんですよ」
・・・いいコンビだ。
「ちょっと。何ニヤニヤしてるのよ?」
「いや別に」
「まったく・・・自分の立場、わかってる?」
わかってる。イヤってほどわかってる。
4人の女の子に同時に言い寄られて、しかも全員そのことは知ってる。
一歩間違えば泥沼だ。けど・・・
「わかってるさ。俺が幸福者だってことだろ?」
皆の顔に笑顔が戻ったのもつかの間
「あ・・・」「あれ・・・?」
由真と由良が見つめ合い・・・急にウンウンうなり始めた。
「何やってんだ」
「いや、それが・・・」「テレパシーが・・・なくなっちゃった・・・」
「ええ?・・・なんでまた?」
「たぶん、本当の双子とわかって・・・必要がなくなったからじゃないでしょうか」
澪が、それらしき事を言う。
「今までは、どこか遠慮があったでしょう?」
「それは・・・」「少しは・・・」
「血の繋がりが、それを補うためにテレパシーを働かせていたんですよ」
「・・・ずいぶん物知りなんだな」
「それはまあ・・・長生きしてますから」
いや、生きてないぞお前。
「要するに、もう双子ってわかったんだから、言いたいことは口に出しなさいってことね」
なるほど。ちょっともったいない気もするが・・・これでいいのかもな。
「さて・・・そろそろ帰るか」
もう下校時刻までそう時間もない。
またバタバタ慌てて帰るのはごめんだし。
「あ・・・その前に・・・言いたいことが・・・あるんだけど」
由真がもじもじしている。
「・・・トイレか?」
「違うよっ!・・・あの・・・キス、して・・・ほしいな」
「誰に」
「もう・・・お兄ちゃんにだよぅ」
・・・今か?ここでか?・・・葉月の前でか!?
「あ、私も・・・キス・・・してほしいな・・・」「私も・・・お願いしたいですね」
由良もか!?澪もか!?・・・お前ら、言いたいこと言い過ぎ。
葉月がポンと俺の肩を叩く。
「全員ね。順番は任せるけど・・・」
「・・・いいの?その・・・目の前で?」
「アタシが・・・覚悟を決める意味もあるし、ね」
まあ・・・お許しも出たわけだし。
「由真・・・おいで」
はにかみながら、由真はちょこちょこと近づいてくる。
その肩をそっと抱き寄せ、見つめる・・・
照れくせえったりゃありゃしねえ。
だけど。目をつぶって。背伸びをして。頬を染めて。少し震えながら。
待っている由真は、どうしようもなく・・・可愛かった。
ちゅ。
「ん・・・っ・・・」
俺も目を閉じて。そっと、触れるように。だけど、心は込めて。
唇を合わせる。
どれくらい、そうしていただろうか。
唇はやがてどちらからともなく離れ
目を開ければ、微笑みながら涙をこぼす由真がいた。
「やっぱり・・・嬉しい、よ・・・」
そのまま、考えることなくそっと由真を抱きしめた。
「あー・・・ウホン!」
葉月のわざとらしい咳払い。
「・・・なんだよ・・・妬いてるのか?」
「う・・・そんなわけ、ないでしょ!・・・ほら、順番つかえてるんだから!」
そして
由良とキスを交わし、澪と唇を重ね・・・
「あー・・・お待たせ」
少しすねかけている葉月に声をかける。
「・・・別に・・・待ってないもん」
「・・・あっそ。じゃあ、葉月はなし」
「え・・・あ、ちょ・・・もう!」
言うが早いか、葉月が飛び込んできて・・・
「ちゃんと・・・アタシの面倒も見てよね?」
「へいへい・・・」
吐息が。唇が。体が。重なり合い混じり合い解け合っていくように
俺たちはずっと・・・キスしていた。
いつまでもそうしていたかったがそうもいかない。
体を離し、べたべたになった口元を拭うと
「あ・・・あ〜〜〜っ!?」
気が付けば。口を拭おうとポケットから出したのは
昨日から制服のポケットに入れっぱなしだった・・・葉月の、パンツだった。
「・・・・・・それは何かな、達也クン?」
笑いながら葉月がにじりよる。
「うわ・・・」「お兄ちゃん・・・」「ヘンタイです・・・」
「待て。これはアレだ・・・あくまで記念品としてだな・・・?」
ボキボキ。葉月が拳を作り指を鳴らす。
「・・・何・の・記・念・よ・!」
「いや、だから、その・・・っ!」
・・・ダッシュで逃げるっ!
「あっ・・・逃がすかっ!みんな、女の敵を捕まえるのよ!」「了解!」
もう、逃げられない。きっと4人の誰かに捕まる。ひょっとしたら全員に。
・・・それはそれでいいのかもしれないと、逃げながら思う俺だった。
これにて終劇〜。
・・・ホント言うと、まだまだ書き足りないところもあるのですが。
メインヒロインが由真なのはおわかりだと思いますが、対抗ヒロインは実は澪だったんです。
結ばれる可能性のある、ハッピーエンドがある由真たちに対し
所詮幽霊の悲しさ、決して結ばれることのない澪の悲しい恋を・・・
書くつもりがノリでいつの間にか葉月ルートに。なぜだw
さて、タイトルの「Double Bind」。和訳すれば「板挟み」ということですね。
いろんな板挟みに悩むヒロインというそのままの意味と
双子→Doubleをかけています。さらに元々の構想だった
「学校に残された自縛霊たちを解放していく」という内容での
自縛→縛る→Bindもかけているつもりでした。わかりにくかったかな。
それでは、改めまして・・・
執筆中、ご支援、ご感想いただきました皆様に感謝!です〜。
また、機会があればお会いしましょう。再見〜♪
乙です。
もう、すごい作品で驚いています、はい。
書き足りなかった部分があるなら書いてしまえ!を期待
乙!感動しましたw
>>841 乙。激しく(・∀・)イイ!!
最近の薄いシナリオのエロゲの数千倍は(・∀・)イイ!!
もうね、こうなったら全員分を書いてしまえ!を期待。
書き足りないなら全部今すぐ書いちゃって下さいw
>>841 完結お疲れさまでした。
今ままでの間、楽しく読ませて頂きました。
そして自分も、某所で書いてる身なので非常に参考になりました。
それでは次作もお待ちしております。
Seenaさん、おーーーーつかれ!
最後に全員とキスってのがまた不思議な感じで(・∀・)イイ!
でもやっぱり由真ちゃんには萌えますよ〜。次回作も期待してますよ〜
由真ちゃ〜〜ん~ヽ('ー`)ノ~
>>841 完結、乙でした!
タイトルにそこまで意味があったとは・・・orz
改めて脱帽です。
だれかこれゲームにしないかなとマジ思う。
849 :
えっちな21禁さん:2005/06/04(土) 22:22:20 ID:LGOoTxQVO
完結お疲れ様でした
感動しましたよ〜
本当にあなたはネ申だ……
でも出来れば全ルートうpキボソ
Seenaさん完結、お疲れさまでした!
タイトルがそこまで深かったとは・・
最期まで貴方のネ申ぶりに脱帽です。
何気なく覗いたこのスレにここまでハマる
とは思いませんでしたよ。次作も、
書き足りない部分も期待してますよ〜
>Seenaさん
お疲れ様でした!
最初から最後までクオリティ高かったよ!マジでゲーム化しないものか…
またいつか書いてくださいな。
Seenaさん乙です!もう色々脱帽ですよ(゚∀゚)偶然このスレを見付けることができた自分は幸せ者です(*´∀`)サブストーリーも次回作も待ってます!
では、マタ逢ウ日マデ〜(´∀`)/~~
P.S.ちょっと寂しいな(´・ω・`)ショボンヌ
とりあえず>740の続きキボソ
>>841 >>229から1ヶ月とちょい、とても楽しませていただきました。
萌えあり笑いあり、ちょっと怖かったりホロリときたりで、密度の高い作品でした。
お疲れさま、そしてグッジョブ!です。次回作も期待してます。
855 :
えっちな21禁さん:2005/06/05(日) 21:55:59 ID:SyWzT6Tf0
マルチ宣伝乙
消えろ
857 :
安西先生:2005/06/06(月) 00:02:20 ID:Mh+yxhHmO
反応したらそこで終わりですよ
小さな街の小さな商店街は
夜も10時過ぎになるとほとんどの店が閉まっている。
威勢のいい魚屋も愛想のない肉屋ものんびりした八百屋も
今は軒並みシャッターを下ろし、静かに夜明けを待っている。
当然、買い物客などいるわけもない。
街灯の他に灯りもない、ほの暗い商店街を通り抜けていくのは
駅での最終バスに乗り損ねて
とぼとぼと家路をたどる仕事帰りのサラリーマンか
逆に駅前のちょっとした飲屋街まで出かけていく
浮かれた足取りの若者たちか
あるいは
商店街のはずれを目指している俺だけだった。
小さな街の小さな商店街の、そのまた端っこにある小さな喫茶店。
そこが、俺の目指す場所だった。
店の前に立ち、看板を見上げる。
「香住」。それが、店の名前だった。
ドアを押し開けるとカランカランとドアベルが鳴り
カウンターの向こうから柔らかな声と共に、ひょい、と女の顔が覗く。
「いらっしゃいませ・・・義兄さん」
店内には、俺以外には客はいない。
「こんばんは・・・まだいいかな?」
店の中を見回した俺の視線に気づき、彼女は苦笑いを浮かべる。
「ついさっきまで、他のお客さんもいたのよ」
その言葉が本当かどうか確かめようもないが
このほとんど人通りのない時間まで店を開けているのは
俺がほぼ毎日この時間にここを訪れるからなのかもしれない。
「悪いね、いつも」
「いいえ、義兄さんは通ってくれる、大事なお客さんですもの」
いつものように俺はカウンターに座り
やがていつものように湯気を立てるコーヒーカップが差し出される。
「おまちどうさま」
そして、いつもの味のコーヒーを飲みながら、俺は黙ったまま時を過ごす。
「香住」は店の名前であると同時に、彼女の名前でもある。
安藤香住。2年前まで、俺の弟の妻だった女性だ。
弟の文昭は、すでにいない。
念願だったこの店を持ってすぐに、彼女と店を残して、ガンでこの世を去った。
一人でやっていくのは大変だろうからと
ずいぶん周りには手放すことを薦められたようだが
「この店が二人の夢だから」と言って
以来一人でー時折手伝いはあるようだがー経営している。
「今日ね・・・」
珍しく、彼女の方から話しかけてくる。
「うん?」
「鹿島の叔母さんが・・・お見合い話持ってきたの」
「・・・いいことじゃないか」
そう。まだ25になったばかりで、いくらでも新しいスタートを切れる。
いつまでも、終わった夢にしがみついていることはないのだ。
「・・・本当に、そう思う?」
「ああ・・・まだ若いんだし、君さえよければ・・・いいことだと思うよ」
「そう・・・ねえ、義兄さん・・・私のコーヒー、どう思う?」
「え・・・?」
正直、そう詳しいわけではないが
以前に文昭が入れていたコーヒーとは少し違う。
「うまいと思うよ。文昭のとは、ちょっと違うけど。豆変えたの?」
彼女は微笑みながら、ゆっくりと首を横に振る。
「豆やブレンドは同じ」
入れているのはサイフォンで変わっていないし・・・
「挽き方が違うのかな?」
「挽き方も同じ。変えてるのは、豆の煎り方なのよ」
「へえ・・・」
「フレンチ・ローストって煎り方なの。普通ウチはミディアム・ローストなんだけど」
「普通は、って・・・?」
「このコーヒーは、義兄さん専用」
そういえば、カップもいつも店で出す物とは違う。
少し小ぶりで、深めのカップだ。
「光栄だな・・・俺の好みに合わせてわざわざ?」
「ん・・・そんなとこ、かな」
なぜか・・・彼女の表情が寂しげで
その愁いを帯びた顔に年甲斐もなく胸が躍る。
・・・ダメだ。彼女は、弟の妻だった女性だ。
それに、見合い話も来てるっていうじゃないか。
秘めた想いは・・・秘めたままがいい。
「・・・ごちそうさま」
勘定もそこそこに、そそくさと店を出る。
逃げるように。禁断の想いから逃げるように。
店を出る寸前に振り返ったときにかいま見た
彼女の目元に光る物から逃げるように。
俺は一人、暗い夜道を急いだ。
急いだところで、誰も待つ者のいない我が家へ。
暗澹とした思いで家に帰る。
妻と別れてから、家はただ眠るだけの場所になっていた。
風呂に入り、少しだけ酒を飲み、後は寝るだけという段になって
ふと、さっきのコーヒーの話が気になった。
久しぶりにPCに電源をいれ、ネットに繋ぐ。
彼女が言った「フレンチ・ロースト」の意味を調べる。
答えは、すぐに出てきた。
「コーヒー豆の煎り方。深煎り」
・・・これは俺専用だ、と彼女は言った。
深い意味があるのだろうか。
深煎り。深入り。俺だけ。
俺に・・・もっと深く関わって欲しいと?
見合い話が来たと言った後、わざわざコーヒーの違いを話したのは何故?
・・・わからない。彼女の本当の気持ちは俺にはわからない。
はっきりしてるのは、この胸のときめきと
明日は店に花束を持っていこうという決心だけ。
突然短いので大人っぽいのも書いてみようかな、とか。
・・・大人っぽいのは苦手かもw
うぉ(;゜ Д゜)ごいすー
新作の続き、楽しみにしています>>Seenaさん
タイトルは全部違うローストにするのでしょうか?(^^;
>>864 Σ(´Д` )もう新作かよ!w 乙です
・・・これって続くのかな?それともここで終わり?
つC
>>864 乙です。アダルトなふいんきもイインジャナーイ。
>>866 終わりのようでもあり続くようでもあり・・・
Seenaさんイタ━━(゚∀゚)━━
乙です!今回は大人な感じの作風ですね(`・ω・´)
いちファンとして支援 つC
つC
>864
前スレの『思い出サイクル』『エンゲージ』の続きまだぁぁぁぁぁぁぁぁあぁ〜チソチソ
>>871 『御利用は〜』で完結したんじゃなかったのか?
えーと・・・一応、あの話は「ご利用は計画的に」で完結してます。
あと、French Roastもあれで一応終わりです。
私的にはアレはもうCinamon Roastってことでw
他の書き手サン来ないかなぁ・・・
ササッ
確かに他の書き手が書きずらい雰囲気だろうな
神クラスの文章力だもんな
暇なら由真ちゃんとのエチシーンを書いてくださいな。
>>875 おまいがそういうこと言うから書き辛くなるんだろうが
書き手は皆神
目の前のことにりかいできない
由真と由良が融合するなどとは。
「さぁかかってらっしゃい悪霊さん!」
「キェェェェェイ」
ガキン ガキン
由良真が戦っている
俺はそれを見ているだけしかできない。その時、
「妹たちだけには任せられないわ」
と葉月が言ってきた
「な、なにをするんだ?」
「私にまっかせなさい」
と言うと葉月は自分に力を込めた。
「ハァァァ、ザ・ワールド!」
「!?」
びびった 俺と悪霊がびびってる
そのまま葉月は悪霊に
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!」
ズキューン
悪霊 再起不能
こうして平和が戻ったのだった
…
…………
>882
乙。
……………………………………………………………………………………。
どう反応していいのかわからない
荒らしたいだけか?
いや続き書いただけだ
ワロタ
意気込みは買う
けど、文章力もうすこし磨いた方がいい
週一に文庫本一冊くらい読むようにするといい
>>889 甘い。毎日一冊読まなきゃ意味が無い。
そして読んだ本と同じ文章を原稿用紙に書き起こしていく。
そうやって小説の書き方を覚えるんだ。
ここで神になるにはプロの技を盗むに限る。
いや、読み慣れてない奴にいきなり一日一冊は無理だろ
まずは文章からイメージを想起する地力をつけなければ
>>891 大丈夫。俺が
>>890で言ったやり方でマトモな書き手になれた香具師は百人に一人もいないからw
そんくらい難しいやり方なんだよね。
かく言う俺も途中で投げ出したw
まぁとりあえず、インスピレーションの赴くままに書いてみるのが先じゃないかな。
その後に何度も読み直し、書き直し、文章を削っていくのをお勧めしたい。
これはあくまでも俺の方法だけどな。
そろそろ続きいいかな?
GOGO!
資料などみて勉強中 他の神どぞ
イメージを想像する。
通学路で。街中で。食事で。デートで。
・・・ベッドで。結婚式で。
俺の隣には、誰がいる?
全てのヴィジョンが。全ての望みが。全ての未来が。
由真とともにあった。この先、いつだって俺の隣にいるのは、由真だ。
そして今も。由真は俺の腕の中にいる。抱きしめている。
離さない。離したくない。ずっとそばにいたい。ずっとそばにいてほしい。
「由真・・・」
名前を呼ぶ。
腕の中で、由真は静かに目を閉じる。
吸い寄せられるように、唇が重なる・・・
「ん・・・」
もう、今まで通りにはなれない。戻れない。戻りたくない。
由真がそっと唇を離し、かすれた声でささやく。
「・・・いいよ・・・お兄ちゃん」
いくら俺でもその言葉の意味は分かる。
ここにはベッドがあって俺は男で由真は女で抱き合っていて・・・
それは許し、与え、全てを捧げる言葉。
体が熱くなる。心が燃え上がる。高まっていく。
だが、不意に由真はパッと体を離す。
一瞬、俺の高まりを嫌悪したのか、と思ったが
由真は苦笑いを浮かべながら後ずさっていく。ベッドの方へ。
「ゴメン・・・今の、ウソ」
「・・・え?」
俺の疑問と不安をよそに、ゆっくりと由真がベッドに腰掛ける。
「してもいい、じゃないの・・・私が、お兄ちゃんを・・・欲しいの・・・」
する、と上着を脱ぎ捨てて、由真が俺に手をさしのべる。
「私が、お兄ちゃんと・・・したいの・・・」
由真が、俺を求めている。男として。
そして俺もまた
由真を女として求め始めていた。
近寄って、差し出された手に自分の手を伸ばす。
この手が繋がれればきっと、後はもう坂道を転げる石のように
ただただ・・・堕ちていくだけ。罪の意識に苛まれながら・・・
いや。
苛まれるのは・・・由真だけだ。
俺はこれが罪ではないと知っているから。
たとえ罪だとしても俺の決心は変わらないし
いずれは由真も、これが罪ではなかったと知るだろう。
それでも、今由真を抱いてしまえば・・・由真は苛まれるだろう。
それを知りながら、抱いてしまっていいのだろうか。
一時的にせよ、由真に罪を背負わせてしまっていいのだろうか。
いいはずがない。
俺と由真が結ばれるなら、それはただ純粋に歓喜と幸福の中で結ばれたい。
何の憂いも後ろめたさもなく、ひたすらに愛したい。愛されたい。
だから・・・踏みとどまる。
伸ばしかけた手を、俺は引っ込めた。
俺の手が戻るのを見て、ビクン、と由真の体が震える。
そしてうつむき、手を力無く戻す。
「そう・・・だよね・・・いくら好きでも・・・そこまでは・・・できないよ、ね・・・」
「いや。ホント言えば今すぐ押し倒したくて仕方がないんだけどな」
「・・・いいよ、無理しなくて」
ベッドに「の」の字を書き始める由真の手を取り・・・
俺の股間に導く。まだいきり立っているそこに。
「あ・・・」
「ウソじゃないだろ?」
由真は顔を赤らめ、だけど嬉しそうに、そしてどこか悲しそうに笑う。
「あは・・・嬉しい・・・こんなに、なっちゃってる・・・でも、しないんだ・・・」
「・・・今は、な」
「・・・今は?」
「ああ。約束する・・・いつか・・・近いうちに・・・その、しような」
「・・・どうして・・・今はダメなの?」
「あー・・・その、いろいろ・・・準備があるんだ、俺にも」
「準備・・・?・・・あ・・・ひょっとして・・・ヒニン・・・とか?」
むう。そう言われればそういう準備も確かに必要ではあるが。
「ん・・・まあ・・・そんなとこだ」
あえて否定はせずにおく。
「そっか・・・そだよね、まだ・・・学生なんだもんね」
うつむいていた顔を上げ、由真がちらりと・・・俺の股間を見る。
「でも・・・それ、どうするの?」
「・・・ほっときゃ治まる」
「・・・イッパツヌイテスッキリスレバイインダヨ」
「ぐあ!なんつーこと言うかお前は!」
「え?・・・だって・・・葉月お姉ちゃんが、男の人は皆そうだって・・・」
そうかそうか、アイツが汚染源か・・・いつか犯す。
「とにかく!・・・その、しばらくすりゃ治まるから・・・変なこと言うな」
治まるモノも治まりゃしねえ。
それからしばらくの間、由真はベッドに、俺は立ったまま(ナニではなく)
黙って保健室で時を過ごした。
sien
「・・・そろそろ、出るか」
「もう・・・大丈夫?」
「ん・・・よし、行くぞ」
俺はドアに向かいかけ、まだベッドの上に座っている由真を見る。
「・・・ね、さっきの・・・約束、して・・・」
「さっきのって?」
「だからぁ・・・そのうち・・・しよう、ね、って・・・」
「あー・・・うん・・・まあ・・・」
「や・く・そ・く♪・・・んっ」
いきなり立ち上がった由真が抱きついてきて、不意打ちで唇を奪う。
・・・あまりこうしていると、また催してきちまう。
名残惜しいけれど、唇を離し
「出ようか」
ごく自然に二人は腕を組む。
こうしていれば、恋人同士みたいだと、由真が前に言っていた。
もう、みたい、じゃない。恋人同士だった。
首だけ先に保健室から出して、様子をうかがう。
大場姉妹と澪は・・・いないようだ。
腕を組んだまま、暗くなり始めた旧校舎の廊下を急ぐ。
できれば、このまま顔を合わせずに家に帰りたかった。
俺は・・・結局のところは二人(三人か?)を振ったわけで
今すぐには、きまずい。
が、そんな俺の思惑も、旧校舎の校門で待っている三人の姿に破られる。
「あら・・・早かったわね」
葉月が俺の姿を認め、意外だという顔をする。
訳知り顔の澪がそんな葉月をたしなめる。
「ダメですよ、そのようなことを言っては」
そして、俺の方を向いて、いかにも同情したような顔で
「初めての男性は、皆お早いそうですから、気になさることはありませんわ」
・・・何か激しく勘違いがあるような。
だが、すぐに由良が気づいた。たぶんテレパシーでわかったのだろう。
「え・・・しなかったのぉ!?」
顔を真っ赤にして由真がバタバタと慌てる。
「ゆっ、由良ちゃんっ!そんな大きな声で言っちゃダメッ!」
時すでに遅し。
「えーっ!?あの状況でしないって・・・達也って・・・インポ?」
「!ダ、ダメですってば葉月さんそんなハッキリ言っちゃ!」
「インポ・・・って・・・何?」
「達也さん、気を落とさずに!初めての時役に立たなくなるのもよくあるそうですよっ!」
「ねえ、インポってなんなのー?」
・・・あー・・・もう誤解を解くのもめんどくせえ。
「・・・帰るぞ、由真」
意外に落ち込んでいない三人にホッとしたこともある。
放っておいても・・・いいだろう、これなら。
だが、由真はそうは思わなかったらしい。
「あの・・・ゴメンね、みんな・・・」
ぺこ、と頭を下げてから、俺の後を追う由真と
背後からの「おめでとう〜」の声を聞きながら家に帰った。
部屋で一人になると色々なことを考える。
由真を恋人として選んだこと。
選んだのなら・・・やらなければならないことがある。
だが、俺一人で決められることじゃない。
善は急げだ。相談しておこう。
ケータイで葉月を呼び出す。
「もしもし・・・俺だけど」
「あら。どうしたの?」
「いや・・・由真のことなんだけどな」
「・・・今更アタシに相談することもないでしょうに」
少し自嘲気味に葉月が笑う。
「いや・・・問題は俺と由真だけじゃなくて・・・由良にも関わってくるから」
「どういうこと?」
「由真に・・・話そうと思う。出生の、ホントのこと」
「そう・・・いいんじゃない?ちゃんと恋人になるんだもの」
「けど・・・由真がそれを知れば、テレパシーで由良にも伝わるかもしれない」
「あ・・・そっか・・・そうよね・・・」
俺たちが何の憂いもなく結ばれるには、由真に真実を告げるしかない。
ただ、その場合問題なのが、由真と双子の由良との間のテレパシーだった。
まだそんな必要もないのに、由良にも真実を知られることになる。
これが、俺一人で決められない理由だった。
「俺と由真の都合で、勝手言って悪いんだけど・・・どうかな」
・・・断られても仕方がない。俺は、二人を振ったわけだし。
「何言ってんのよ、いまさら」
「じゃあ・・・いいのか?その・・・話しちゃっても」
ふう、と電話の向こうからため息が聞こえる。
「・・・由真ちゃんだって、もうアタシの妹みたいなものなのよ」
「そう、だな・・・ありがとな、葉月」
「どうせなら・・・二人一緒に、アタシたちが揃って話すほうがいいかもね」
「なるほど・・・そうだな」
「・・・あと、、その前にお父さんとか説得しないと」
・・・こっちのほうが大変そうだった。
こんな感じで
>>802のパート128に続くようになります。
エチシーンがない分、少しここまでが短くなりますね。
その分は由真ちゃんに真実を告げた後、になります。
ではこの辺で。
GJ
次回は由真ちゃんとのHシーンですか?
シナリオ分岐キター!!
GJ!!最高です
>>909 乙!流石ですな〜
>「してもいい、じゃないの・・・私が、お兄ちゃんを・・・欲しいの・・・」
こんなこと言われて
>だから・・・踏みとどまる。
踏みとどまれねえ〜w
乙です(´∀`)
待ってました(つ∀`)
乙です。うまく繋がるもんですねぇ。しかし・・・
> 「・・・イッパツヌイテスッキリスレバイインダヨ」
Σ( ̄□ ̄;)!!ナニィ!?
ああ、なんかわかるそれ・・・
最近は変に耳年増な子多いから、まだエチーなれしてない時に
漫画みたいなセリフ言うと男が喜ぶと思っちゃう女の子っているんだよな。
しょうがない!
漏れがまとめサイト作るか!!
>>917 とりあえずこのスレが終わるまでっていうか
次スレが立つ前にできるんなら。
>>950ぐらいまでにできれば申し分なし。
神がまた書き始めてるんで早くしないと間に合わないか?
できれば次スレの
>>1にアドレス貼れるほうがいいと思うんだ。
相棒は同意した。次はスポンサーだ。
が、よりによってこんな時に親父は出張中で家にいない。
お袋だけに話すかどうかちょっと悩んだが
よく考えると由真を猫っ可愛がりしてる親父よりは
まだお袋のほうが話しやすいし・・・揉めたときに説得もしやすい。
由真が寝たのを見計らって、居間に戻る。
お袋はまだ起きていた。家計簿をつけているようだ。
「あら・・・何?夜食?」
「ああ、いや・・・ちょっと・・・話があるんだけど、いいかな」
俺の表情とか口調から何か感じたのだろう。
お袋は家計簿を閉じて、座り直した。
「いいわよ・・・どうしたの」
「由真のことなんだけど」
どうせ話すなら、下手に隠さないほうがいい。
由真と・・・最後までいきかけたことだけ省いて
俺はお袋にいきさつを話した。
話し終えると、お袋は大きく一つ息をついた。
「そう・・・なんとなくね、由真が・・・そう思ってるのは、母さんも感じてたのよ」
「・・・俺は全然わかんなかったけどなぁ」
「達也が気づかなかったから・・・想い続けられたんじゃないかな」
「・・・そう、かも」
お袋が身を乗り出してくる。
「それで?どうしたいの?」
「由真に・・・話してもいいかな。本当は・・・従姉妹なんだってこと」
「達也がそうしたいのなら、いいわよ。いつかは話さなきゃならないんだし」
拍子抜けするほどあっさりと承認。
「いいの?・・・親父と相談とか・・・」
「お父さんには、私から話しとく。達也は達也の思うようにしなさい」
「・・・ずいぶん信用されてるんだな、俺」
苦笑いする俺の頭を、くしゃくしゃに撫でてお袋が笑う。
「いつだって私は息子を信用してるし、娘の幸せも願ってるのよ。だったら当然でしょ?」
「うん・・・ありがと、母さん」
翌日。朝のHRの前に、ちょっと廊下に出て葉月と昨日の首尾を話し合う。
「一応・・・こっちは問題ない」
「ウチもOKだったわ・・ずいぶん粘られたけどね」
「・・・スマン」
「そう謝らないでよ。由良のためでもあり、ひいてはアタシのためでもあるんだから」
相談相手が葉月でよかった、と心底思う。が、
「・・・でも・・・ちょっと妬けるなぁ」
苦笑いする葉月の顔は・・・少し、寂しそうで胸が痛んだ。
「それで・・・いつ二人に話すの?」
「早い方がいいと思うんだ・・・できれば、今日」
「・・・いきなりね」
「昼休みじゃ慌ただしいし、今日の放課後にしよう。澪にも聞かせたいから旧校舎で」
「いいわよ・・・また保健室かな」
「ああ・・・あそこなら座れるしな」
葉月がニヤニヤしながら囁く。。
「・・・ベッドもあるもんねぇ」
昼休みに、妹たちと放課後の約束だけをして午後の授業に。
が、内容なんて全然聞いてはいなかった。
どう話せばいいのか。話したらどう反応するだろうか。
泣かれたらどうしよう。怒りだしたらどうしよう。
まとまらない考えがグルグルと頭の中を渦巻いていた。
「達也・・・?どしたの?」
「・・・へ?」
いつの間にか、授業は終わっていたらしく
教室の中はすでに放課後の喧噪に満ちていた。
「・・・スマン・・・考えてて」
「うん・・・」
机の上で握りしめられていた俺の手に、葉月がそっと手を重ねる。
「一人で背負い込まないで・・・私も、一緒なんだよ・・・」
そうだった。不安なのは俺だけじゃない。
俺ももっと、しっかりしなくちゃな・・・
「行こうか・・・早くしないと、待ってる」
すっかりお馴染みになった旧校舎の正門前で
妹二人はもう待っていた。
「よ、お待たせ」「ゴメンねー、達也がノロノロしてて」
「私たちも・・・」「さっき来たとこだよー」
辺りを見回す。今日は・・・澪はいないのかな。
「澪ちゃんなら・・・」「先に保健室に行ってるって」
「そっか」
よくよく考えてみれば、あの保健室で・・・
俺たちは互いの思いを確かめ合ったわけで
ただ座れるというだけでなく、真実を告げるには相応しい場所かもしれない。。
「私、購買部でお菓子買っておいたよー」「私はお茶ー」
・・・俺の思惑をよそに、ピクニック気分の二人。
由真の無邪気な笑顔がなぜかやたらとまぶしい。
逸る心を抑えて、努めて冷静に振る舞う。
「よし、じゃあ・・・行くか」
3人を引き連れて、保健室へと向かった。
旧校舎の保健室は、相変わらずツンとくる薬品の匂いと 埃とカビの匂いが混じっていて
俺たちが入ったことで舞い上がった部屋の中の埃を
窓から差す日の光が浮かび上がらせていた。
二つ置かれたベッドの一つに、澪はぽつんと腰掛けている。
「よう・・・何やってんだ?」
「こんにちは・・・ここは、私にとっても思い出の場所ですから」
「へえ・・・」
そういえば、一緒に遊ぶようにはなったが
どうして幽霊になったのか、とか、あまり澪の過去を尋ねたことはなかった。
「私、保険委員だったんですよ。すぐいなくなる先生の替わりに、よく留守番してました」
どこか遠慮がちに葉月が尋ねる。
「保健室に・・・どんな思い出があるの?」
「・・・彼は・・・体が弱かったので、よくここに来ていました・・」
澪の目が遠くを見つめる。
「彼と、ここで・・・いろいろなことを話しました・・・いつか、必ず元気になって・・・なんて」
寂しげに笑う澪に、俺たちは何も言ってやることができなかった。
澪は呟くように話し続ける。
「バカみたいですよね・・・彼は約束を守ってくれなかった。もう、報われない。なのに・・・」
ピクリ、と由真の肩が震える。
「報われない思いを抱き続けて・・・一体、何を待っていたんでしょうね」
「そっ・・・そんなことないよっ!」
いきなり、由真が叫ぶ。
「報われるために思っているわけじゃない!思っていたいから!思い続けていたいからっ!」
澪は小首を傾げ、由真を見つめる。
「思い続けても・・・無駄になるのに・・・?」
「無駄な思いなんてないよっ!きっと・・・きっとっ・・・!」
澪に言い聞かせているのか。それとも自分自身にか。
慰めているのは澪をか、自分をか。
澪が壇上からふわり、と降りてきて、ゆっくりと由真のほうへ進んでくる。そして囁く。
「・・・私は・・・報われなかった・・・でも・・・」
そして、ちら、と俺を見て、また囁く。
「貴女が報われるなら・・・私も報われる・・・そんな気がするの」
「・・・え?」
涙目になっている由真が、驚いたように顔を上げる。
澪は俺たちに振り向き、ニコッと笑った。
「報いてあげてください。今日は・・・そのお話なのでしょう?」
・・・参ったな。お見通し、か。
「ああ・・・今日は、大事な話があるんだ」
「由真ちゃんと、由良のこと・・・なのよ」
「え、私も?」「大事な・・・話・・・って?」
驚く由良と、怪訝な顔の由真。
「私は・・・しばらく外しましょうか。水入らずの方がよろしいでしょう?」
澪が気を利かせてか、すーっと消えていく。
「ありがとな・・・」
たぶん、全てを承知していて・・・きっかけを作ってくれたんだろう。
おかげで俺の覚悟も決まった。
見つめる二人の視線を正面から受け止め、俺は話し始める。
「実は・・・」
全てを話し終えた。
由真と由良は・・・あまり表情を変えない。
理解できなかったのだろうか。
「・・・わかった?」
葉月が確かめると
「え・・・あ・・・」「うん・・・えっと・・・」
二人は顔を見合わせる。
「私たちが、本当は双子で・・・」「ホントは今の家の子じゃ・・・ない、んだ・・・よね」
「いや、ウチの子だけども・・・」「養子なわけ。従姉妹なのよ、アタシたち」
二人はじっと座ったまま動かない。
驚きも泣き出しも怒りだしも笑いもしない。
ただ、意味を噛みしめるように、考え込んでいる。
やがて、口を開いたのは・・・由良の方だった。
「だったら・・・達也さんと由真ちゃんって・・・結ばれても、いい・・・の?」
俺は・・・うなずく。
「二人が、そう望むなら」
ふらり、と
ゆっくり、由真が立ち上がった。
「・・・ずるい」
「?ずるい、って?・・・何が?」
「・・・お兄ちゃんと・・・葉月さんだけ・・・知ってた」
葉月も・・・ゆっくりと立ち上がる。
「まだ・・・隠していた方がいいって・・・お父さんやお母さんが・・・」
由真はうつむいたまま喋り出す。
「・・・バカみたいだ・・・アタシだけ、バカみたいだよ・・・
ずっと悩んでて・・・損したなぁ・・・あははは・・・
でも・・・よかった。
ゴメン、由良ちゃん。葉月お姉ちゃん。
どっちかに、お兄ちゃん譲ろう、とかも思ってたけど・・・
もう、譲れない。他の・・・誰にも、もう渡さない。
それで・・・それで、いいかな?
アタシ、お兄ちゃん独り占めしてもいいかな?」
由真がときおり啜り上げる以外、保健室は沈黙に包まれていた。
沈黙を破ったのは・・・由良だった。
「そう思うのは・・・当然・・・かな?」
葉月も続く。
「これで・・・本当に、公平になったわけだし・・・由真ちゃんがそう思うのは、自由よ」
「でも、私たちもあきらめるつもりはないし・・・」
「そうね・・・たとえ、報われなくても・・・好きでいることは止められない。それぐらい、いいわよね?」
由真が笑う。涙で顔をくしゃくしゃにしたままで、それでも微笑む。
「ホントは・・・独り占めする気、なかったけど・・・よかった・・・そう言ってくれると思ってた」
そしてくるりと俺に向き直る。
「私は・・・全力でお兄ちゃんを好きでいる。みんなも、そう。それで・・・いいよね?」
「・・・こんな何の取り柄もない俺を、皆が好きだって言ってくれるんなら・・・喜んで」
パンッ、と葉月が勢いよく手を叩く。
「よっし、じゃこれからは・・・アタシと、由良と、由真ちゃんと・・・3人はライバル。OK?」
「・・・4人ですよ。お忘れなく」
いつの間にか戻っていた澪が笑い、釣られて俺たちは皆・・・笑った。
皆の顔に笑顔が戻ったのもつかの間
「あ・・・」「あれ・・・?」
由真と由良が見つめ合い・・・急にウンウンうなり始めた。
「何やってんだ」
「いや、それが・・・」「テレパシーが・・・なくなっちゃった・・・」
「ええ?・・・なんでまた?」
「たぶん、本当の双子とわかって・・・必要がなくなったからじゃないでしょうか」
澪が、それらしき事を言う。
「今までは、どこか遠慮があったでしょう?」
「それは・・・」「少しは・・・」
「血の繋がりが、それを補うためにテレパシーを働かせていたんですよ」
「・・・ずいぶん物知りなんだな」
「それはまあ・・・長生きしてますから」
いや、生きてないぞお前。
「要するに、もう双子ってわかったんだから、言いたいことは口に出しなさいってことね」
なるほど。ちょっともったいない気もするが・・・これでいいのかもな。
「さて・・・アタシたちはそろそろ帰るわね」
葉月が腕時計を見て、鞄を手に取る。
「あ、もういい時間だな・・・んじゃ俺らも・・・」
そこまで言って、葉月に強烈な肘うちを喰らう。
「ぐはっ!?」
「アンタ、バカ?・・・せっかく気ぃ利かせてるんだから・・・察しなさいよ」
「いっ・・・てー・・・何をだよ・・・」
「とにかく、アタシたちは帰る。アンタたちはここに残る。OK?」
「いや、俺らも帰る・・・っててててっ!?」
今度は、由良が俺の尻をつねり上げる。
「・・・往生際が悪いよ」
そんなこと言ったって・・・この後、ヤりました、みたいな状況を勝手に作られて
それに乗っかって実際にヤっちゃったら、後で俺何言われるか・・・
だが、そんな気持ちを知りもしないで澪が囁く。
「何かご心配でしたら・・・おそばで見ていましょうか?」
「・・・帰れ」
はい、ここまで〜。
ほとんど、またはまるっきり同じ文もあるんで
アンカーで繋ごうかとも思ったんですが、読みやすさを優先しました。
スレ残り少ないのにすいません・・・
>>936 乙です。
>ほとんど、またはまるっきり同じ文もあるんで
ゲームだと容量の都合で同じセリフとか使い回しますよね。
>スレ残り少ないのにすいません・・・
まあその辺はあまり気にせずに、書きたい物を書いてください。
書き込めば書き込むほどスレの寿命がすり減っていくのは承知の上で
それでも書き込まずにはいられない。
>>936 GJ!続きも期待です!
>>936 >「何かご心配でしたら・・・おそばで見ていましょうか?」
>「・・・帰れ」
ワロタ
GJ!
大丈夫だ!
970くらいで次スレを立てれば済む
気にせず書こう
いやいや〜、乙。
Seenaさん最高!あとやっぱ由真ちゃん最高〜~ヽ('ー`)ノ~
とにかくGJでした
神様仏様Seena様
由良ちゃんルートも書いてください
(;´Д`) オナガイシマスオナガイシマス
( 八)
〉 〉
(´Д`;)、 コノトオリデス
ノノZ乙
Seenaさん乙です(´∀`)
もうね、言うこと無し(´._ゝ`)最高だす(つ∀`)
俺の妹は、謎の病気で死んだ。 俺はそのショックから立ち直っていた。
1years later
そして一年が過ぎ、普通に生活してきた俺は、親に断って一人暮らしを始めた。そこの土地は、なぜか安かった。
だが、一年間暮らしてわかったことがある。
それは、この部屋は出るのだ。最初この部屋に来たときはびびったが 今はなれている。
そして、この話のメインは昨日のことだった。
いつものように生活し、寝ようとしたとき、
「お兄ちゃん」
と また出たのだ。いつものことなので気にしないでいたら、その幽霊は、忘れもしない。俺の妹だったのだ。
展開が早すぎてようわからん
>>945 まぁ、続きを待っていよう。もっと唐突な展開の小説だってある。
支援、紫炎ぢゃ〜
唐突に終わるのは勘弁。
終わりですよ?
うわぁ、トリップコピーだ・・・
m9(^Д^)プギャー
952 :
えっちな21禁さん:2005/06/13(月) 21:06:02 ID:4hSEzC3eO
神様ことSeena様の話の続きが読みたいのは、わたしだけ?
由良ちゃんとの絡みを見たいよ〜
残りのレス数から言って由真ルート書いたら残りなしってとこじゃないかな?
由良ちゃんとの絡みは無理くさい
次スレに持ち越せばいいのさ