2 :
えっちな21禁さん:04/08/26 20:51 ID:thYaZTEy
やだ
<1・読み手さんへのお願い>
作品に対する指摘に関しては、それを望むと明言している書き手さんに対してのみ行ってください(俺への指摘はOKです)。
これに該当しない書き手さんに対しての指摘などに関しては、これを荒らしと定義させてもらいます。
また、該当していたとしても、罵声のみで中身の無い誹謗中傷に関しては、やはり荒らしと同等の扱いをさせてもらいます。
批判をしてくださる方は、節度を持った言葉でしてください。
暴言混じりであったり、言葉が汚かったりすれば、例え良い指摘をなさったとしても誤解を受けてしまうかも知れません。
なお、荒らしは完全無視でお願いします。支援、応援はどんどんやっちゃってください。
<2・書き手さんへのお願い>
書き手さんになりたい方は、書き込む話の内容がこのスレの趣旨にあっているかどうかよく確認してください。
例として上げますと、陵辱、レイプ系の書き込みは完全にスレ違いです。
ここは「えちねた!妹萌えスレ」です。ご配慮ください。
モラルを厳守してください。
必ずコテハンとトリップをつけ、指摘を希望するのかそうでないのかを最初に名言してください。
指摘を希望した方は、それをしてくださった方に対して礼節をもって対応してください。
たとえ厳しい指摘であったとしても、これは厳守してください。
書き始めた作品は、どれだけ日数がかかっても必ず最後まで書き込んでください。
ここは21歳未満立ち入り禁止、大人の社交場えちネタ板。
良識ある書き込みで、気持ちの良いスレを目指しましょう。
えちねた!妹萌えスレ へようこそ!!
今回だけは、長いですが俺の話を最初から入れます。
わがままですが、今回だけは付き合ってください。
何もかも真っ白だった。
地面も、木も、家の赤い車も、その景色を見ようと窓を開けて、吐き出した自分の息さえも。
昨日の夜、天気予報をビール飲みながら見ていた父が「明日は雪かぁ」とぼやいてたのが思い出される。
午前7時07分。
服を着替えて部屋を出ると、一階に降りる前に妹の部屋の戸を叩く。
「おーい、朝だぞ。」
返事はない。これはいつものことだ。
「もう起きないと飯食う時間なくなるぞ」
先ほどよりも語気を荒げて、戸を叩きながら言ってみる。
・・・返事がない。ただの屍のようだ。
今日は中々しぶといじゃないの。
もう絶対起きているのだ。これは明らかに狸寝入り。それが判るから、さすがにちょっとムカついてきた。
切り札、使いますか?
「・・・葉(よう)が最期におねしょしたのは去年の・・・」
「うわ〜、起きる起きる起きるよ〜」
そう言いながら、扉の向こうの葉は大慌てで着替えでも始めたのだろう。ばたばたと音が聞こえてきた。
「やっぱ狸寝入りか。呆れた奴だなぁ」
「だって寒いから、布団から出辛くて・・・」
「俺は先に下行ってるからな。二度寝すんじゃねーぞ」
返事を確認してから、俺は階段を下りた。
テーブルには、トーストと目玉焼き、それとオレンジジュースが置いてあった。席について目玉焼きをトーストに乗せたとき、ちょうど葉が降りてきた。
「おはよー」朝食をほおばりながら、形式だけの朝の挨拶を終わらせる。
「お兄ちゃんひどいよー。いくらなんでもあんな大きな声で・・・」
どうやら葉は、"切り札"を使ったことにおかんむりのようだ。
口の中のトーストと目玉焼きを、葉の不満と一緒に流し込んで無かった事にして、俺は席を立って玄関へ向かう。
外に出ると、身を切られるような寒さだった。
積雪も5p程だろうか。このあたりにしては結構な降雪量だったようだ。
「すげー」
目の前に広がる景色に対しての、率直な感想が思わず声に出た。
その時。
ばさっ。
「うおっ、冷てっ!」
何かが後頭部を直撃して砕け散った。頭を払うと、ぱらぱらと白い雪が落ちてくる。犯人は明らかだった。
「お前なぁ・・・起こしてやったのにこういう事するか?」振り返りながら非難する。
「起こし方に問題があるのよ!・・すっごく恥ずかしかったんだからぁ」
本当に恥ずかしかったらしい。少し顔が赤いのは、寒さのせいだけではないようだった。
「で、これは仕返しって訳か?」
「うん」
にっこり微笑んでそう言った。
「気は済んだから許してあげる」
そして、その笑顔のまま「だから・・・おはよ」と続けて、葉は学校への道を走っていった。
俺の通う中学と、葉の小学校は家を中心として正反対にある。
走り去っていく葉の後姿を見送りながら、朝のやり取りは俺の負けだな、なんてくだらないことを考えていた。
踏みしめる、真新しい雪の感触が小気味いい。
もう12月も半ば。あと数日で終業式だ。
しんと静まり返った体育館に、間延びした校長の声が響き渡る。これはまるで子守唄のように、幾人もの尊い意識を眠りの世界にいざなう。
今また、俺の斜め前で前途有望な若者が一人、夢の世界に旅立った。
今日は2学期の終業式。
枯れ木のような爺さんのありがたーいお話を、全校生徒が三角座りで拝聴するという恒例のイベント真っ最中。話はいよいよピークを迎え、戦争の体験談を涙ながらに語り始める、田中 栄作 64歳。
感極まって心臓発作でも起こしてくれれば面白いのに。
つんつん。
後ろからつつかれたので振り返ると、同じクラスの親友である勇斗が、小さな紙切れを俺に渡して小声で言った。
「何分ごろ終わるか、名前と時間を書きこんでくれ。一口100円な」
その紙には、既に何人かの名前と予想が書き込まれている。
女子まで書き込んでるぞ・・・。
俺は、"9時15分に3口、洋介"と書き込んで、言われたとうりに前の奴に渡・・・そうと思ったら、こいつも旅立っていた。
仕方ないので紙を勇斗に返し、俺は時計を見る。
9時10分。
もはや話の内容より、いつこの話が終わるかのほうが重要になっていた。
校長、倒れるならあと5分後だ。
校長は倒れる事もなく、無事息災のまま9時20分に壇上を降りていった。
さようなら300円。
校歌斉唱を済ませ、体育館を後にする生徒は皆一様に疲れきっており、肩を落とし、その姿はまるで矢印のようだ。しかもこの後、通知表を受け取らなければならない。
「これは修行か?」
「修行ってのは、もっと精神にいいものだろう?」
くだらない軽口を勇斗と叩きあいながら、俺たちは教室に戻っていく。
ここからが、一番精神に悪いイベント。
・・・通知表の受け渡しも滞りなく終わり、先生からの手短な説明の後、ようやく自由の身になった。
成績不振に凹み気味の勇斗を励ましながら、帰宅。冬休みの始まりだ。
家に帰ると、葉も既に帰宅していた。少し遅めの昼食を食べている。
「ただいま」
「おっかえり〜」
随分ご機嫌のようだ。
「どうした?偉く機嫌よさそうじゃん」
「だってね、もうすぐクリスマスだよ〜。楽しみ〜」
なるほど。まあ判らなくもない。
俺だって、クリスマスに染まっていく町の景色とかを見てると、胸躍るものがある。
「町内でね、クリスマスイブにキリスト誕生のお芝居やるの」
ニコニコしながら、本当に楽しそうに葉が言った。
「あれ、そんなに楽しいか?面倒なだけだろ」
俺も小学生のときは参加させられていた。もちろん、強制的に。
「そんなことないよ〜。みんなで楽しくお芝居できるから、私は好き」
「まあ、お前が楽しいってんなら別にいいけど、あの話、実はほとんど嘘っこだぜ?」
「え〜〜〜っ!」
相当驚いたようだ。無理もない。
「キリストが生まれたベツレヘムってな、冬はめちゃくちゃ寒くなるんだ」
「?」
「家畜小屋で生まれた赤ん坊なんて、速攻凍死するくらいにな。だから、実際にキリストが生まれたのはもっと暖かい季節だっただろうってのが、有力な説だ」
「・・・じゃあ、クリスマスって何のお祝いなの?」少しすねたような口調で聞いてきた。
「どっかの国の"太陽の祭り"ってのが元らしいよ。でサンタクロースにも元になった奴がいる。聖ニコラスっていって、貧しい子供にプレゼントを配ってた牧師がいたんだと。それらが混ざってクリスマスが出来たって訳だ」
説明を終え、改めて考える。
日本って本当に節操のない国だな。
15 :
えっちな21禁さん:04/08/26 20:58 ID:n+QOb1ia
age
「でも、さ」
「ん?」
「みんなで集まって何かするのって楽しいよ?・・それは嘘っこじゃないよね」
そう言いながらニコニコしてる葉を見て、俺は小さな罪悪感を感じてしまった。
余計な事、言ったかな。
こいつは純粋だ。ただ純粋に、お祭り騒ぎを楽しくみんなで過ごしたいだけ。そんな葉の、裏表のない感情を見せられるたびに、俺の中に、自分らしくない優しさが生まれるのを感じることがある。
そう、今のように。
「そうだな」
笑顔は伝染するものかもしれない。俺はこのとき、きっと葉と同じ笑顔を葉に向けていた。
「で、その芝居でお前は何やるんだ?」
「・・・・トナカイの後ろ足・・・・」
本日最高の、お笑いネタだった。
その日の夜。
時間は23時を回っていた。
下で親父とおふくろが揉めている様子。
それ自体は、あまり珍しい事ではなかった。
一年ほど前から夫婦仲が悪くなっていたのは、ちょくちょく今回のような事があったので知っていた。だから、最初は「またかよ・・・」なんて呟く余裕があった。
が、今回は今までとは少し様子が違う気がした。
1時になっても、2時になっても、二人が寝室に行く様子がない。
いつも聞こえてくる怒鳴り声が聞こえてこない。
時折聞こえてくる落ち着いた声が、何を言ってるのかわからない。
空気がどんどん重くなっていくような錯覚。
時間は既に3時を回っている。
葉は・・・もう寝てるだろう。
アイツは夜に弱い。10時にはいつも夢の中だ。
こんな状況、アイツは知らないほうがいい。
知ったところで、俺たちにはどうする事もできない。
だったら、知らないほうが幸せだろう。
そんなことを考えながら、俺は不快な眠りについた。
翌朝。
目が覚めると、もう11時を回っていた。
眠りが浅かったからだろうか。充分な時間眠っていたはずなのに、体がだるい。記録的な目覚めの悪さだ。
重い体を引きずるようにベッドから這い出し、まとわりつく眠気を寝間着と一緒に脱ぎ捨て服を着替え、俺は部屋を後にした。
遅めの朝食を取ろうとキッチンに向かう途中、リビングに人の気配を感じた。
「葉、いるのか?」
呼びかけながらリビングに入ると、葉の座ってるソファの向かいに、親父とおふくろが腰掛けていた。
今日は平日。二人とも、普段なら6時30分には家を出ている。朝に顔を見る機会なんてほとんどない。
これは異常事態だった。
葉はうつむいたままほとんど動かないで座している。
向かいに座っている親父とおふくろも、顔は上げているものの表情は暗い。
この空気は、昨日の夜俺が感じたもの、そのものだ。
「・・・洋介」
この重い沈黙を破るにはあまりに頼りない親父の声が、最悪の結末を俺に告げる。。
「お父さん達な、別れることにしたんだ」
・・・予想はしてた。
いつか、いつかこんな日が来るような気がしてた。
だけど、予想することと、実際に突きつけられることとは大きな隔たりがあるのだと、俺は生まれて始めて実感した。
「それでな、お前たちはどうするか聞きたいんだ」
思考が停止してた俺は、父の言葉の意味が良く判らなかった。
「おとうさんと一緒に居れば、貧しい思いはしないで済むし、今までどうりこの家で暮らしていけるぞ」
その言葉で、止まっていた思考が動き出す。
つまり、おふくろがこの家を出て行くという事。それについていくか、否かの決断を迫られている。
俺や葉に、親父とおふくろは自分たちを天秤の両端に乗せろと言っているのだ。
こんなこと、親が子に対して要求していいことなのだろうか?
自分たちの折り合いが合わなくなったことに対して勝手に終止符を打っておいて、そんな決断を俺たちにさせようというのか。
納得出来ない。
21 :
\_____ ______/:04/08/26 21:02 ID:thYaZTEy
――--、.., )ノ
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/(
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どうしても納得できない。
どちらを選んでも、どちらかを裏切る決断。 そんなものを子供に押し付けて、自分たちは責任放棄か。
「・・・俺、友達いるから学校変わるの嫌だ。だからここに残るよ」
俺は、嘘でもなく、また親父もおふくろも天秤には乗せない言葉をえらんでやった。これが、今俺にできる、現状に対するささやかな反抗だった。
・・・おふくろが、少し悲しい顔になったような気がした。
「じゃあ葉はどうする?」
迫る矛先は妹に向かう。
さっきからずっと身動き一つせず、うつむいたまま沈黙を守っている葉。
誰もそれ以上言葉を発する事も出来ないまま、静寂だけが積み重なっていく。
葉が声を出したのは、それから随分たってからだった。
「・・・私はおにいちゃんと離れたくない・・・」
あの元気な葉からは想像もできないような、小さなかすれた声で告げられる言葉。
・・・おふくろが、泣きそうな顔になった気がした。
「いつ・・・」
その横顔に俺は聞く。
「明後日よ・・・」
おふくろの声は、明らかに感情を消したものだった。
話の後、信じられない事に親父もおふくろも出勤した。
おふくろは、これを機会に仕事も辞める。残務処理や仕事の引継ぎを済ませてくるそうだ。
行き先は聞いてないけど、きっと遠くに行ってしまうのだろう。
親父はそもそも大企業の重役で、責任の重さを考えると遅出さえ許されない。
家に残る俺と葉は、まるで日常から取り残されたような心境だった。
葉は、あの後一言も口を開かず自室に引きこもってしまった。
無理もないだろう。
アイツにとっては突然の出来事だったに違いない。
しかも、おふくろが出て行くのは明後日、24日の土曜日。
仕事が休みで、芝居の日。
望んでいたものなんて、言葉を聞かなくても伝わってくる。
・・・こんなのありかよ。
呟いてみても、現実は変わってくれない。
判ってはいても、呟かずにはいられなかった。
翌日になっても、葉は部屋から出てこなかった。
朝食時と昼食時に、部屋へ呼びに行ってはみたが結果は同じ。
夕食も声をかけようとは思ったものの、そっとしておいたほうがいいような気がしてやめた。
そんな俺も、食欲なんて実はない。あれはただの口実にすぎない。
まったく動く気もしないし、今が冬休みでよかったなんて身も蓋もないことまで考えてしまう。
俺もそうとうやられてるな。
今日一日のほとんどをベッドの上で過ごし、時間を空費して、気がつけばもう日も沈んでる。
もう何も考えたくない。
時間なんて気にせずに、今日はもう寝てしまおう・・・。
昨日全然眠れなかったせいか、この日は意外と簡単に眠りに落ちた。
風。
風が吹いている。
ごうごうと音を立てて、窓をカタカタと震わせている。
その音で目が覚めた俺は、窓の外に目をやった。
「・・・朝・・・か?」
吹雪だった。
こんな天候を見るのは生まれて初めてだ。
ものすごい量の雪が、強風にあおられて横に横に流れていく。
視界もかなり悪く、窓の外の景色は、乱れ飛ぶ雪たちにさえぎられてほとんど見えない。
時計を見ると10時を少し回ったところだった。
少しは何か食わねーとな・・・。
今思い出したが、21日の夜から今まで、ほとんど何も口にしていない。
このままでは、心と一緒に体まで潰れてしまう。
服を着替えて部屋を出る。足取りはまるで、鉄球でもついてるかのように重い。
葉の部屋の前。立ち止まって声をかけた。
「葉、朝飯食おうぜ」
しばらく聞き耳を立てて待っていたが、返事はない。
もう一度声をかけようと思ったとき、階段の下に人の気配を感じた。
「かあさん・・・」
厚手のコートに身を包み、大きなバッグを抱えて玄関に向かっていく。
俺は階段を駆け下りると、もう一度呼んだ。
「かあさん」
靴を履き終え、ドアノブに手を掛けたところで、ぴたりとおふくろの動きが止まった。
「・・・葉が部屋から出てこないんだ。せめて、ドア越しにでも声を聞かせてやらないのか?」
「出てこないのは、きっとお母さんが嫌いになったからでしょ・・・」
「なにを・・・」
言ってるんだろうか。
あいつがおふくろを嫌いになるはずがないだろう。
部屋から出てこないのは、今の状況に納得できないからだ。認めたくないからだ。
そんなことも分からないのか、それとも分からなくなっているのか。
「・・・お願い、そう思わせてちょうだい」
沈黙。
返す言葉を失ってしまった。
おふくろも認めたくないだけだったのだ。
自分が下した決断が、葉の心を追い詰めて、部屋に閉じこもってしまうほどの傷を負わせてしまったことを。
自分が間違っていることも、こうなることもおふくろは分かっていた。
だが、それを認めてしまえるほど、今のおふくろは強くない。
「だからって、どっちも認めたくない状況を作ったあんたが逃げてどうすんだよ!?」
言ってから、俺は自分の声の大きさに驚いた。
「ごめんなさい」
断ち切るようにそう言うと、おふくろは扉を開いて外へ歩いていく。
吹雪の中、おふくろの小さな体が白に見えなくなるまで、俺は開け放たれたドアの向こうを見つめていた。
吹き荒れる雪が、俺たちとおふくろとの繋がりを消していく。
人と人との関係の終わりって、こんなものなんだろうか。
考えてみても、子供の俺には分からないことだった。
しばらくその場で動けずにいたが、吹き込んでくる風があまりに強いので玄関の扉を閉めた。
何冷静に戸閉めてんだろ、俺・・・。
軽い自己嫌悪を抱きながら階段を上る。
自室に戻ろうと思ったのだ。
もう何もしたくなかった。
考えたくもない。
ふらふらと、葉の部屋の前を通り過ぎる。
そのとき。
「・・・ずっとずっと・・・一生懸命お祈りしたのに・・・・」
扉のむこうから聞こえてくる涙声。
久しぶりに聞いた葉の声は、今まで聞いたことがないほどの弱々しさだった。
慰めたいと思ったが、掛ける言葉なんて持ってない。
きっと何を言っても、今は意味をなさないだろう。
何もできない自分が、無性に腹立たしかった。
部屋にもどってベッドに倒れこむ。
そういや今日、24日だったな・・・。
葉が、本当に本当に楽しみにしてた今日、おふくろは家を出て行った。
願いは叶わず、あいつはきっと今も泣いてるんだろう。
芝居には・・・・行くわけないよな。
葉は何も悪くない。
なのにどうして、こんな目にあわないといけないんだろうか?
あいつの事だ。芝居の練習をしてるときも、母さんに見てもらうことを考えながら頑張っていたんだろう。
台詞がひとつもなくても。
顔が出ることはなくても。
ただただ、練習して、見てもらって、ほめてもらいたかったんだろう。
それは、こんな形で踏みにじられなければならないほど贅沢な願いだろうか?
突然叩き付けられた現実。
――――――ずっとずっと――――――
消えていった小さな思い。
――――――一生懸命――――――
そして残るのは・・・
――――――お祈りしたのに ――――――
・・・・・・・・・・・・・・・・。
「・・・くそっ!」
ベッドから起き上がり、左手で力いっぱい壁を殴った。腕に伝わる鈍い痛みは、自らへの戒め。
「どうして気づかなかった!」
・・・あいつ、知ってたんだ。
両親がうまく行ってない事、気づいてた。
だから祈った。必死に祈って、願って、思って・・・。
それなのに。
それなのに俺は何をした?
ただ達観を決め込んで、俺にはどうすることもできないからと、なるようにしかならない現実をただただ受け入れて流されてきただけだ。
祈ることもしなかった。
願うこともしなかった。
家族なのに。
俺は何もしなかった。
・・・このまま今日を終わらせるわけにはいかない。
あいつをこのまま、泣かせておくわけにはいかないから。
財布の中身を確認する。
・・・1280円。
気がつけば、俺は自転車にまたがって、全力でペダルを踏んでいた。
風は弱まってきたようだが、雪は相変わらずだ。
時間はすでに17時を過ぎている。
タイヤを雪に何度も取られながら、俺はひたすらペダルをこぐ。
現在は未来からやってきて、過去と言う名の後ろに山積していく。
振り返れば、そこには記憶が少し色を失い静かにならんでいて、それを見つめる人間に、そのときの思いを少しだけ蘇らせてくれる。
思い出。
俺は、葉の思い出を少しでも塗り替えたかった。
クリスマスは特別な日で、それは毎年めぐってくるのだ。
その度に、あいつの"思い出"があいつ自身を苦しめる。
町がクリスマスで浮かれている中、あいつは今日を思い出す。
ならせめて、少しでもあいつが笑顔になれるような何かを・・・。
急ブレーキを掛けて、俺は目的地に到着した。
「勇斗ーーーー」
息が乱れて、大声を出すのはつらかった。
「どったの〜?」
二階のベランダから顔を出した勇斗は、相変わらずとぼけ顔。「俺、寝てたんだけど」
「金貸してくれ!」
「はぁ?」
「・・・頼む」
俺がそこまで言った途端、勇斗は急に態度を変えた。
「ちょっと待ってろ」
そう言って勇斗はベランダから姿を消し、玄関から出てきた。1分も経ってない。
勇斗は俺の前までやってくると、掴んでいた紙幣を俺の手の中に、半ば強引に渡してくる。
受け取り、しわくちゃになったそれを広げると一万円札だった。
「これで足りるか?」
「いや・・こんなに・・」
「金がいるんだろう?だったら、多いほうがいい」
「だけど・・・」
言いかけると、勇斗は俺の背中を叩いて言葉を遮った。
「早くいけ。急いでるんじゃないのか?」
「聞かないのか?・・訳を・・」
「そんな説明してる時間がもったいないだろう?・・・ほらぁ、早く行けって」
「・・・ありがとう」
そう言って俺は再びペダルを踏みしめる。
走り去る俺の後ろから勇斗の大声が飛んできた。
「近いうち、みんなでカラオケいこーぜぇ!」
言葉を返せなかったのは、泣きそうな声を聞かせたくなかったから。
俺はいい友達を持った。
今、心からそう思ったから。
商店街に着いた時、空はすでに真っ暗だった。
時間は18時。
あと1時間ほどで、ここにある店のほとんどが閉店してしまう。
自転車を適当な場所に止め、俺はクリスマスに染まった町を早足で歩き出した。
商店街はいつもよりも活気に満ち、道行く人の波も心なしか、今日の空気に酔いしれているように感じられる。
どこからともなく聞こえてくるクリスマスソングが、今の俺には耳障りだ。
まるで、世間すべてから取り残されているような錯覚を覚えてしまうから。
仕事帰りらしいスーツ姿のおっさんが、店先で叩き売られているケーキを買っていく。
彼の帰る先には、あのケーキを心待ちにしている家族がいるのだろう。ちらりと見えたその見知らぬ横顔は、優しい笑顔だった。
そんな人々の脇をすり抜けて、俺は色々な店を回っていく。
・・・何を買えばいいのか、全然わからない。
妹にクリスマスプレゼントを渡すなんて初めてのことだ。
というか、世間から見て、3つしか年が離れてない妹にプレゼントを渡す機会といえば誕生日くらいではないだろうか?
クリスマスには渡さないだろう、普通。
指輪は絶対に間違っている気がする。
ネックレス・・・小学生にか?
この熊のぬいぐるみはどうだろうか?・・・ありきたりだ。
最近のガキはませてるから、化粧品とかどうだろうか?・・・俺が化粧品について詳しければありだったろうが・・・ってか、売り場にいけねーよ。恥ずかしくて。
何も決められないまま、時間だけがどんどん過ぎていく。
あせった挙句、女性用の下着売り場を見て回り、周りから妙な目で見られたりもした。
よく考えれば、妹にパンツやブラジャー贈ってどうするのか。
それではまるっきり変態である。
クリスマスにふさわしい贈り物とも思えない。
色々な店に行き、色々な物を見て、色々と考えをめぐらせてみても、どれもこれも今ひとつだ。
やっぱ、パンツだろうか?
・・・・・・悲しんでいる葉の傍らに、そっとプレゼントを置く。
「何?」
「俺からのクリスマスプレゼントだ・・・開けてごらん」
がさがさと包装をはがしていく葉。その中身を見たとたん、悲しみにくれていたその顔がぱっと明るくなる。
「うわぁ、かわいいパンツ」
「はいてみていい?」
「あぁ、いいよ、はいてごらん」
急ぎ足で自分の部屋に。
そして、間髪空けずトコトコと俺の前までやってくると、恥ずかしそうにスカートの前を持ち上げて上目遣いで聞いてくる。
「似合ってる・・・かな?」
くまさんのプリント入りだ。
「よく似合ってる。かわいいよ・・・」
・・・・・・・・・・って、違うだろ俺!
そうとう追い詰められているせいか、考えが破綻している。
馬鹿なことを考えながらも、俺は歩く。
ふと、小さなわき道を見つけた。
今俺がいる通りに比べて、街灯が少なくてちょっと不気味なその通りの奥に、小さな店らしい建物がある。
足は自然と、そこに向かっていた。
大通りの浮かれた空気から離れて、ぽつんと立っているその店。
ガラスケースの中に展示されているものにはまったく統一感がない。
レトロなカメラが置いてあったり、指輪、ネックレス、時計、皿など、実にさまざまなものが飾られていて、値札のどれもが手書きだった。
どうやら質店のようだ。
普段使う店と雰囲気が少し違って入るのが躊躇われたが、何かいいものがあるかもしれない。時間も相当逼迫している。
思い切って入店してみた。
「いらっしゃい・・・おや若いお客さんだ。めずらしい」
老人特有の落ち着いた声でそう言ったじいさんは、俺の方を見るなり驚いた。
「おいおい、雪まみれじゃないか。・・・あー、とにかくこっちに来てあったまりなさい」
店の脇においてあった椅子を、店の中央にあるストーブの前に置くと、そこに俺を座らせて熱いお茶を出してくれた。
あれ?このじいさん、どっかで会ったことがあるような気がする。
気にしつつも、出されたお茶を飲んで一息ついた。
「で、うちに何かようかね?」
じいさんが聞いてきた。
「あ・・・えっと、クリスマスプレゼントを・・・」
「ほう、プレゼントを買うなら、大通りの商店街で探せばいいじゃろ」
「一通り回ってはみたんですが、どれも何だかありきたりで・・・ここになら、何か変わったいいものがあるかもって思って」
その言葉を聞いたじいさんが、冷やかしの笑みを浮かべながらお茶をすすった。
「女か?」
「まあ、一応そうですが・・」
妹だと続けようと思ったが「ちょっと待っとれ」と言ってじいさんは店の奥に姿を消した。
・・・出されたお茶を全部飲み終わったころ、じいさんは手に小さな箱を持って戻ってきた。
「これなんかどうだ?」
差し出された小箱を受け取って、眺めてみる。
両手にちょっと余る程度の、木で出来た艶のある箱。
蓋には、二人の天使が星空を目指して飛んでいる姿がかなり緻密に掘り込まれている。
開けようとしたが、どうやら鍵がかかっているらしい。開かなかった。
箱の正面にはやはり鍵穴があり、底面にも同様の穴が開いている。
「これが鍵じゃ」
差し出された鍵は、少しさび付いてはいるものの、光を反射し、真鍮特有の黄金色に輝いている。
よく手入れがされている証拠だ。
俺はそれを受け取ると、小箱の正面に開いた鍵穴にそれを差し込み、時計回りに90度回した。
カチリと音がして、蓋が開く。
中を見ると、見たことのある金属のユニットが容積の1/3を占有しており、そこはガラスで仕切られていた。
オルゴールだ。
その時、突然部屋の電気が消えた。
驚いた俺を見て、かっかっかっ、と笑うじいさん。電気を消したのは彼だった。
「どうしたんです?」
「まあ見とれ」
そう言うと、じいさんは懐中電灯を持ち出してきて、オルゴールの蓋を目いっぱい開いた。
さっきは気が付かなかったが、蓋の裏側は鏡になっていた。
その鏡に、懐中電灯の明かりをあてると、光が反射して当たった壁一面に、星空が浮かび上がった。
「魔鏡とかいうやつじゃ。なかなか芸が細かい代物さ」
それを見た瞬間、これだと思った。これならプレゼントとしては申し分ない。
「これ、いくらですか?」
「お前、今いくらもっとるんじゃ?」
「えっ・・・」
そう言われて俺はあせった。
もしかして、俺みたいな子供の所持金では買えない代物なんじゃないだろうか?
そう思い、改めてオルゴールを見る。
物の価値を判るわけではないが、俺が見たってこれは相当な値打ち物に思える。
そんな俺の胸中を察したのか、じいさんは言い直してきた。
「お前が今、いくらもっとるか聞いとるんじゃ。お前、その女の為に幾ら出せる?」
なんとなく。
なんとなくだが、俺はこのじいさんの言ってることが判ったような気がした。
俺は試されている。
これを俺が、誰かに贈る資格があるかを見定めている。
売り物として展示されてなかったそれは、おそらくじいさん個人の持ち物だ。それは、部屋の奥から持ってきたところを見ても想像に難しくない。
なのに、手入れは完璧に行き届いていた。
このオルゴールは、じいさんにとって大切なものなんじゃないだろうか?
それを今、俺の為に持ち出してきてくれたのだ。
言い訳をすることもできる。
「これは妹に贈るもの」と。
財布の中身を透視されるわけでもない。誤魔化しようはいくらでもある。
だけど俺は、そうはしなかった。
財布から、全ての金を取り出してカウンターに置いた。
11287円。
「ほう、全額馬鹿正直にだしおったか」
言葉は悪かったが、顔を見てわかった。俺をほめてくれているのだと。
「まあ、思ったより持っておったな。関心関心」
言いながら、オルゴールにプレゼント用の梱包を施してくれた。この店の雰囲気と、かなりミスマッチだが。
「箱の底にある鍵穴に、さっきの鍵を差し込んで時計回りに回せばゼンマイが巻けるからな」
そういえば、さっき蓋を開けたときに音がしなかった。
恐らく、長期に保存するためにゼンマイを伸ばしきっていたのだろう。
その手入れの念の入れようを思うと、聞かずにはいられなかった。
「あの・・・これは本当に売っていいものだったんですか?」
じいさんは、少し驚いたような素振りを見せたが、すぐに笑顔になってこう言った。
「物を贈るということは・・・まあ、ありきたりじゃが、想いを贈るということなんじゃよ。そして想いは継がれていくもんじゃ」
その言葉を聞いて俺は思った。
これは決して高い買い物ではなかったと。
「いろんな想いがあるもんじゃよ。これだけ生きてればの。だが想いを残せた者は幸せじゃ。わしの友達なんぞ、ほとんど戦争で死んでしまってのう・・・」
そう言って涙ぐむじいさん。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
あーーーーーー!
どこかで・・・どこかで見たことあると思ったら、このじいさん・・・・。
正体に気づいた瞬間、俺は言わずにはいられなかった。
「300円、まけてもらえませんか?」
もちろん、まけてなどもらえなかった。
帰宅したのは21時を少し回った頃。
自転車で全力疾走していたせいでかなり疲れている。
玄関で服に付いた雪を払い、俺はその脚で妹の部屋の前にやってきた。
「葉、ちょっといいかな?」
扉をノックしながら声をかけてみた。返事がない。
「いるんだろ?・・・ちょっと出てこれないか?」
何度声をかけても、いっこうに扉が開く気配がない。
ある程度予想はしていたものの、こうまで頑なだと途方に暮れる。
しょうがない。トイレか何かで部屋から出てくるまでここに座り込むしかないだろう。
覚悟を決めて、俺はその場に腰を下ろす。
家の中とはいっても、廊下はかなり寒い。床だって氷のようだ。
だが、立っているのは体力的にもう無理だった。
数時間、ほぼフルタイムで走り回ったのだ。
そのまま眠りに落ちるのは無理もないことだった。
――――――子供の頃の俺がいる。
その顔には涙の跡がくっきりと残っていて、おもいっきりふてくされている。
2週間も前から楽しみにしていた遊園地。
お父さんの仕事でいけなくなったのはこれで3回目だ。
僕は、ピクニック用の黄色いリュックに、お菓子や、お気に入りのおもちゃを詰めて。
背負おうとしたら、重すぎて後ろに転がった。
――――――これは夢だ。
――――――もう記憶の底に沈みかけた、葉がまだ2歳の頃の、ありきたりな不満を抱いたあの頃の。
いくつかのおもちゃを諦めて、ようやく背負うことが出来るようになったリュックを背負い、僕は玄関に向かう。
お父さんはお仕事で、母さんは葉と一緒にお買い物。
僕はお留守番だった。
どうして僕だけお留守番なんだろう?
葉が生まれてから、僕はお父さんにもお母さんにもかまってもらえなくなった。
だから僕は、葉が嫌いだ。
僕の方が先に、お父さんとお母さんの子供だったのに。
「もう帰ってこないもん!」
誰もいない家に向かって僕は叫んだ。
返ってこない声に、僕は何かを期待したけど。
静かな家を背にして、歩き出すしかなかった。
――――――そういえば、このときも雪が積もっていた。
僕はいつも遊んでる公園にやってきた。
とっても大きいこの公園は、いつも僕の友達の誰かが遊んでる。
だから僕はここが好きだった。
今日も、翔君と健太君が、二人で雪だるまを作って遊んでた。
「おーい」
声をかけて、僕も一緒に雪だるまを作ることにする。
「なんでそんなん背負ってるの?」背中にあるリュックを見て翔君が言った。
「家出したんだ。もう帰らない。一人で生きていくんだ」少し怒った風に僕が言う。
「え、すげー。かっこいい!」健太君が言った。
そんな話をしながら僕たちは、一生懸命雪だるまを転がして。
出来た玉は大きすぎて、僕たちでは持ち上がらなかった。
「明日、武も呼んで、4人で乗せよう」
僕たちは笑いあって約束した。
気が付けば、もう雪は夕日に照らされオレンジ色になっていて、健太君が帰っていった。
僕は翔君と雪合戦をして遊んでたけど、二人じゃ今ひとつ盛り上がらない。
ちょっとつまらないな、と思っていたら、翔君のお母さんが迎えにやってきた。
お母さんに手を握られて公園を後にする翔君の後姿を見てたら、僕はうらやましくなってきて少し泣いた。
そしてあたりを見渡せば、もう人もまばらであたりは真っ暗。
・・・結局僕は一人だった。
どんどん静かになっていく、暗闇の公園。
背中に背負ったリュックが、急に重くなったような気がした。
僕は怖くなって、もっと人がたくさんいるところを探し始める。
でも、歩いても歩いても、人はどんどん少なくなって、気が付いたら誰もいない場所に一人で立っていた。
知らない場所。
あたりは聞いたこのない鳥の鳴き声が響き渡っていて、木がいっぱい生えている。
森。
僕は今になって、自分が迷子になったと気付いた。
僕は必死になって歩きはじめる。自分が家出したことも忘れて、家に帰りたいと思いながら。
ばさっ。
生い茂る木の枝から積もった雪が落ちた音に驚いた僕は、びっくりして走り出したけど。
疲れて立ち止まったら、もう自分がどれだけ移動したかもわからなくなっていた。
たくさん歩いた。
歩いて歩いて歩き続けて、もう泣きそうになったとき、唐突に森が終わって。
そこに広がっていた景色に、僕は一瞬全てを忘れた。
見渡す限りの丘。
今までとは対照的に、一本も木の生えていない。
そこに降り積もっていた真新しい雪は、月光を浴びて銀色に輝いている。
丘が下っていくほうを見れば、町の夜景が一望できた。
僕の町があんなに遠い。
気付けばもう、涙が止まらなくなっていた。
その場に座り込んで、泣いて泣いて。
寒くて寒くて、おなかも空いて。
リュックから取り出した、甘いはずのチョコレートビスケットは、なんだか塩辛くて全然おいしくなかった。
僕ここで死んじゃうのかな?
僕が悪い子だからかな?
ちゃんとお留守番しなかったから?
だからこんなに寒くて、町があんなに遠いのかな・・・。
歩く気力なんてもう残ってない。
僕はもう、ここで泣いて泣いて、死んじゃうんだ。
そう思ったとき、唐突に寒さが消えた。
僕を優しく、何かが包み込んだ。
あれ?
知っている匂いがする。
「洋介!・・・こんなところで・・・ばか!」
お母さんだった。
悲鳴にも似た声で、息を切らせながらそう言ったお母さんは、僕を優しく抱いて。
「ごめんね、ごめんね」って、たくさん謝って。
僕も、泣きながらいっぱいいっぱい謝った。
お母さんが暖かい。
お母さんの匂いがする。
僕は何だが、自分が家にいるような気がした――――――。
――――――その暖かさで目が覚めた。
どれだけ眠ったんだろう。
いつの間にか廊下の照明は消えていて、俺には毛布がかけられていた。
はっとして目の前の扉を見れば、閉まろうとしている。
・・・閉まる?!
俺はとっさに毛布を払いのけて起き上がり、寸でのところで扉の隙間に足を突っ込んだ。
「ちょい待ち」
葉は驚いたが、すぐに状況を飲み込んで必死の抵抗を始めた。
「やだ!待たないもん」
ドアノブを持つ手に力を込めて、無理やり閉めようとしている。
挟まれた足が痛かったけど、そんなことにはかまってられない。
「悪いようにはしないから、ちょっと出て来いって」
俺は、僅かな隙間に手を突っ込んで力いっぱい扉を開いた。
葉の力で、俺に敵うはずがない。
開け放たれた扉を、葉は見詰め呆然としている。
「これからちょっと出かけよう」
「・・・・・・・・」
「俺は玄関の外で待ってる。支度が済んだら来てくれ」
「・・・・・・・・」
「・・・俺はお前が来るまで、朝までだって待ってるからな」
そう言って、俺は自ら開け放った扉を閉めて。
「・・・待ってるからな」と、もう一度伝えた。
相変わらず外は真っ暗で、吐く息は白い。
雪は随分穏やかになっていて、しんしんと降っている。
あれからすでに10分が過ぎていた。
玄関前の郵便受けの横で、俺は壁にもたれかかって葉を待っていた。
プレゼント、家で渡すことも出来たけど・・・。
俺はどうしてもそれは嫌だった。
葉にとって、この家はすでに悲しみが根をおろしはじめた場所だ。
そんな場所でプレゼントを渡したところで、思い出を塗り替えることは出来ないような気がしたから。
だからといって、どこかにプレゼントを渡すのに適した場所があるかといえば・・・。
バタン。
扉が閉まる音に振り返ると、立ち尽くす、意思のかけらも感じられない抜け殻のような妹。
もっと泣きはらしたひどい顔になっていると思ってたのは、俺の勝手な妄想だった。
・・・何故だろう?
そんな葉を見た途端、俺は無言でその手を掴み、何かに導かれるように歩き始めた。
人気の無い、静かな住宅街。
歩きなれているはずなのに、時間が違うだけでこうも雰囲気が変わるものなのか。
不思議な感覚に包まれながらも、俺は半ば強引に、葉の手を引っ張って歩き続ける。
向かう先ははっきりしていた。
一度きりしか足を運んだことのない、あの場所へ。
迷うとは思わない。覚えてなどいないはずなのに、何故か漠然とした自信があった。
歩みを止めることなく公園の奥へ。
静まり返った暗闇の公園は、俺の中の何かを揺さぶってくる。
辿っているのは記憶なのか。夢で辿った足跡なのか。
森の入り口に、真新しい立ち入り禁止の看板があったが、無かったことにしてそのまま進む。
木に積もった雪が、重みで落ちて音を立てたが、"もう"驚きはしない。
目的地はもう、すぐそこだった。
そして――――――。
――――――あたりは一面、真新しい雪に覆われた銀色の世界だった。
そこには木など一本も生えておらず、斜面の下に目をやれば、眼下に広がる住み慣れた町が煌々と広がっている。
ちらちらと、静かに舞い降りる雪たちの生まれた先。ちぎれた雲の隙間から、星の輝きと月光が俺たちを照らしている。
その景色が、霞んだ記憶の情景と重なるのを感じた。
丘の真ん中まで歩いて、右手に掴んだ妹を促しその場に座らせると、俺もその真後ろに座って、後ろから葉を暖めるように抱きしめて。
そして、相変わらず人形のようにおとなしい葉に、俺は勝手に話し始めた。
「・・・昔な、俺お前のこと嫌いだったんだ」
葉が生まれ、両親は俺にそれまでのように相手をしてくれなくなったあの時。
すねて、家出をして、迷子になって辿り着いたこの場所は。
「けど、今はそんなことないぜ?」
あの時俺が感じた温もりを、葉にも与えてくれるような気がして。
「だから、そんなにこもるなよ・・・」
一人は寂しいから。
とてもとても寂しいことだから。
「私、お母さん好きだよ・・・」
だから、葉の声が聞きたかった。
「お父さんも好きだし、お兄ちゃんも好き。だけど・・・」
だんだん声に感情が入り込んでくる。それはもう、叫びに近いものだった。
「だけど・・・だけどっ! 好きな人がいなくなるのはもう嫌だから!」
だから、一人になることを選んだのか。
部屋に閉じこもって、自分の心も閉じ込めて、一人になれば誰とも決別せずに済むからと。
そんな悲しい選択を、自分で考えて選んだというその事実を。
「・・・葉、俺は居なくならない。ずっと一緒にいるから」
俺の安い言葉で払拭できるとは思わなかったけど。
「母さんだって、また帰ってくるかもしれないしな」
一度笑顔を見たいと思ってしまったらもう、こぼれ出る言葉を閉ざすことは出来なかった。
「・・・そうだといいな・・・」
腕の中ですすり泣く葉は、こちらも見ず、独り言のように呟く。
俺はコートのポケットからプレゼントを取り出して、葉の目の前に差し出した。
「ほれ、サンタからの預かり物だ」
「・・・えっ?」
それを見た途端、葉が驚きの声を上げた。
「えっ?・・・ええっ!・・これ、お兄ちゃんが・・・?」
「人の話聞いてたか?これは預かり物だって言っただろうが」
言ってから、すぐにばれる照れ隠しに赤面してしまう俺。
振り返って開けていいかと聞いてきた葉に、その顔を見られてさらに恥ずかしかったけど、久しぶりに、少しだけ明るい表情を見ることができた。
「あ・・・天使だ・・・」
包装をはがして、最初に目に入った蓋に掘り込まれた二人の天使に目を奪われたようだ。
そしてそれを、ひっくり返したり覗き込んだりしている。
「ねえ、箱の底に穴があいてるよ?」
「ああ、それはな・・・」
言いながら、俺は箱と鍵を受け取ってその穴に差し込むと、時計回りに5回回して葉に返した。
「正面にある鍵穴にこれ入れて開けてみ」
言われたとおりに葉がそうすると、カチリと音がして蓋が開き、閉じ込められていたメロディーが冷たい空気に解き放たれた。
透き通るような音色で奏でられている、聞き覚えのある旋律は、パッヘルベルのカノン2長調。
そのメロディーを聴きながら、葉が言った。
「この天使にお願いすれば、かなえてくれるかな?」
「そうだな。そうだといいな・・・」
心からそう思った。
知らないうちに、葉にまわしてた腕に少し力が入っていた。
そんな俺の腕を、その上から葉の小さな腕が抱きしめてくる。
「あったかいよ」
「そっか」
――――――忘れない。
俺は今日を絶対に忘れない。
ほかの何を忘れても、今日この日を忘れない。
舞い降りる白い妖精たちも、見上げた夜空の漆黒も、そこに浮かぶ月光も。
身を切られるようなこの寒さも、腕のなかの温もりも。
全部全部忘れない。
今、一陣の風が俺たちを通り過ぎて空に向かっていく。
この風が、天使の翼の羽ばたきなら、俺たちの願いを乗せていってくれるだろうか。
オルゴールが奏でる旋律は、いつまでも夜空に向かって鳴り響いていた――――――。
――――――もしかしたら、誰も永遠なんて信じてないのかもしれない。
だけど、明日を夢見て生きることを、やめることは出来ないから――――――
――――――人は、祈ることをやめることができない。
――――――幸せが、消えてなくなりませんように――――――
――――――手の平に舞い降りる小さな雪のように、儚く消えてなくなりませんように――――――
<かぜのむこう>
――――――あなたをいつまでも心から愛します。いまさらあなたを愛することはできない。
ああ、なんという悲しみ、なんという苦しみ――――――
[ 82年 ウィーン ] 4声合唱、12声のカノン(カノン2長調)より。
にやけてしまう。
どんなに普通の顔を作ろうと思っても、どうしてもダメ。
思い出すたびに、心が体を動かしてしまう。
「・・・にへぇ〜♪」
私にオルゴールを渡したときの、あの照れた顔を思い出したら、もう。
嬉しさが心の器に納まりきらず、ベッドの上でゴロゴロと転がって。
勢いあまってベッドから落ちてしまった。
「いったぁ・・・」
それでも、机の上においてあるオルゴールが目に入ると、痛みなど忘れてしまう。
「・・・にへぇ〜♪」
かっこいいと思ったことは今までに何度もあったけど、かわいいと思ったのは初めてだった。
だから、あの時思わず、自分を包むお兄ちゃんの腕を抱きしめて。
そして、唐突に恥ずかしくなって、赤くなった顔を見られないように気を使わないといけなかった。
お母さんのこともあるのに、不謹慎だと思いながらも、私は自分の中に生まれた言い知れぬ感情に酔いしれていた。
・・・まだお兄ちゃんに抱かれてるみたいにあったかいよ。
心がぽかぽかする。
あれからすでに一週間以上経っているのに、あのときの温もりがまだ体に残ってる。
私、どうしちゃったんだろう?
最近、お兄ちゃんとお話してると、急に恥ずかしくなったりして、赤くなった顔を見られないように大急ぎで部屋に駆け込んでしまう。
今日も食事中にやってしまった。
ご飯とかもぐもぐ食べてるところをお兄ちゃんに見られるのが、急に恥ずかしくなって・・・。
今までは平気だったのに。そんな風に思ったこと無かったのに。
そのせいで、お兄ちゃんは私がまだお母さんのことで落ち込んでると思って心配してるれてるみたいだけど。
心配して、気を使って話しかけてくるそのやさしい声を思い出すと、もう。
嬉しさが心の器に納まりきらず、床をゴロゴロと転がって。
勢いあまって机の脚に頭をぶつけてしまった。
「いったぁ・・・」
そしてまた、机の上においてあるオルゴールが目に入ると、痛みなど忘れて。
「・・・にへぇ〜♪」
毎日こんな感じで過ぎていって、冬休みはもう終わり。
明日から学校が始まる。
まぶしくて、目が覚めた。
眠い目をこすりながらベッドから身を起こして、近くのカーテンをさっと開いた。
ガラス越しの日差しは暖かくて、油断するとまた眠ってしまいそう。
名残惜しいと思ったけど、私はベッドから出ると大きく伸びをして、服を着替えた。
そろそろお兄ちゃんが起こしに来る時間。
・・・・のはずなんだけど、今日はちょっと遅いかも。
もしかして、寝坊してるのかな。もしそうなら珍しい。
今日は私が起こす役回りになれそうで、ちょっとうれしかった。
私は急いで支度を整えて、お兄ちゃんの部屋へ。
「あさだよ〜」
返事がない。
「あ〜さ〜だ〜よ〜」
ドアを叩きながら大声で言ってみる。
いつかの仕返しがしたかったけど、残念なことに私は"切り札"を持ってない。
悔しいなぁと思ってたら、ドアの向こうから声がした。
「もう朝か・・」
「起きないと朝ごはん食べられなくなっちゃうよ〜」
「俺・・・今日はぎりぎりまで寝るわ・・・・眠ったのが・・明け方でな・・」
「じゃあ私は先に行くよ。遅刻しちゃだめだよ〜」
返事は無かった。
きっと二度寝し始めたんだろう。
私は朝食を一人で済ませて、久しぶりの外へ。
冬休みは、あの夜中の丘へ行った以外外出しなかった。
だからなのか、外の空気がとても新鮮に感じられ、見上げた先の青空に少し心が弾んでいた。
雪はもうすっかり溶けてしまって、その名残は跡形もない。
見慣れたアスファルトを照らす朝の日差しに包まれながら、小走りに学校へ向かった。
・・・始業式が終わって、みんな教室に戻っていく。
ざわついた校舎の中を歩くのは、慣れているはずなのに何だか新鮮だ。
私は少しゆっくり歩いてその喧騒を楽しみながら、自分の教室へ向かう。
教室に入ると、先生がまだ来てないのをいいことに、みんな好き勝手に友達と笑いあっていた。
いくつかのグループが自然に出来ていて「俺スキーできるようになったぜぇ」「正月お年玉いくらもらった?」なんて会話が方々から聞こえてくる。
その中に、馴染み深い集まりを見つけて私は声をかけた。
「ちーちゃん、あきちゃん、よしえちゃん」
「あ、いいところに来た」
千草がそういうと、彼女は唐突に聞いてきた。
「ねえ、今日私たち、葉の家に遊び行っていい?」
「えっ?」
その言葉を聞いて、私は一瞬固まってしまった。
冬休みが始まる前ならこんなことで戸惑うことはなかっただろう。
何も知らない三人には、何の悪気もないのは判ってるけど。
お母さんが出て行ってしまった私の家に友達を呼ぶのは、言いようの無い後ろめたさみたいなものを感じる。
「どうして?」
理由なんてどうでもいいのに、結論が出る前に蓋をするために言うしかなかった。
「今さぁ、葉のお兄さんのこと話してたんだけどね」
「私と良枝、まだ会ったことないじゃん?」
千草の会話に途中から割り込んで晶が言った。
「葉のお兄さん、すごいかっこいいって千草が言うからさぁ、私たちも見てみたいな〜、なんて」
にぎやかに良枝がそう言うと、千草が付け足してきた。
「かっこいい上に、荘園行ってるんだよ。頭もいいなんて完璧よねぇ」
「えー、じゃ葉のお兄さん中学受験したんだ」
「すごーい!レベル高いじゃん」
なんだろう?・・・嫌な感じがする。
お兄ちゃんのことでどんどん盛り上がっていく3人を見て、私の心の中によくわからないもやもやが生まれていた。
大好きな3人のはずなのに、ちょっと嫌な子たちだと思ってしまったことに僅かの罪悪感を感じたけど、膨れ上がる黒い何かは、それを遥かに上回る重みを持ち始めていた。
お母さんのことで、私嫌な子になっちゃったのかなぁ?
――――――母さんが出て行ったあの日から、俺は昔の夢をよく見るようになっていた。
夢には決まって母さんが出てきて、大抵は心が和むものだった。
だけど、思い出という奴は必ずしも幸せなものとは限らない。
今見ている夢は、その中でも最悪の記憶だった――――――。
「気を落とさないで聞いてください。貴方のお子さんは、恐らく知恵遅れです」
白い服を着た人が、おかあさんにそう言った。
愕然とするおかあさんの隣で、その顔を見上げてボクは首を傾げる。
おかあさんどうしたの?
そう伝えようと思ったけど、声にはならなかった。
「そんな!・・・じゃあうちの子は、普通の子と同じように・・・」
――――――失語症だった。
――――――明確なきっかけがあったわけではなかったが、ある日を堺に突然声が出なくなって。
――――――心配した両親は、俺を病院に連れて行ったが、そこの医者がとんでもないヤブ医者だったのだ。
――――――言葉を話さない俺を見たその医者は、ロクに診察もしないで知恵遅れだと言い放った。
視点を戻してみると、そこに立っていた白い服を着た先生は、普通の服を着たおばさんになっていた。
「無理でしょう。ですから洋介くんには特殊学級に入ってもらうことになります」
悔しそうに、膝の上で拳を握り締めて歯を食いしばってるおかあさん。
少し涙が浮かんでるその顔を見て、何だかボクも悔しくなって。
おかあさんをいじめるな!
そう伝えようと思ったけど、やっぱり声にはならなかった。
――――――その話をどこで嗅ぎ付けたのか、学校側は知的障害者のためのクラス、つまり特殊学級に俺を押し込もうとした。
――――――そして、その話は家の近所にまで広がっていた。
あたりを見渡せば、いつの間にか外だった。
買い物袋を持ったおかあさんと一緒に、手をつないで夕日の町を歩いてる。
知らない人がたくさん歩いてて、その誰もがボクとおかあさんを一瞥してひそひそと何かを話している。
「・・・かわいそうに」
「・・・うちの子と遊ばせないようにしないと・・・」
ボクとつないだおかあさんの手に、力がこもっていく。
痛いよおかあさん。
そう伝えようと思ったけど、やっぱり声にはならなくて。
ボクはその痛みを我慢しながら、おかあさんと歩き続ける。
――――――憐憫、嫌悪、同情。
――――――そういった負の感情が俺たちへ向けて一斉に突き刺さる。
――――――周りは俺と自分の子供を遊ばせないように、出来るだけ遠ざけるようになり、結果として、俺たち家族は近所から孤立していく。
どうして?
どうしてなの?
ボクがしゃべれなくなったから?
・・・声が欲しい。
そうすればみんな――――――。
――――――よ〜。
聞き慣れた声が聞こえた。
目の前に広がっていた光景がすーっと消えて真っ暗になり、それとともに意識が覚醒していく。
「あ〜さ〜だ〜よ〜」
どうやら葉のほうが先に起きて、俺を起こしに来たらしい。
が、その言葉とは裏腹に、あいつの声を聞いてるとどんどん眠くなるのはなぜなのか。
あのポケッとした声を聞いていると、本当に起こす気があるのかを疑いたくなる。
時間を見た。
朝食を取らなければもう少しだけ寝ていられるだろう。
「俺・・・今日はぎりぎりまで寝るわ・・・・眠ったのが・・明け方でな・・」
実際、明け方まで起きていた。
あの丘での一件以来、葉の様子が少しおかしかったこともあって、あれこれ考えてたら睡魔が遠のくのは当然のことで。
長い夜をもてあましてしまったので、ゲームで時間を潰してみたのが失敗だった。
思わずハマッてしまい、気が付けば空が明るくなり始めていた。
「じゃあ私は先に行くよ。遅刻しちゃだめだよ〜」
声は聞こえたが、意識は再び夢の世界へ旅立っていた。
――――――ちょっと目をつぶっていただけのはずだった。
だが、そうでないことを教えてくれる枕元の目覚まし時計。
物言わぬその姿を、呆然と見つめる寝癖だらけの俺。
・・・間抜け過ぎる。
新学期早々遅刻はまずい。
ただでさえ、俺は中学部の教職員たちに目をつけられている。
遅刻なんて、俺をいびる格好のネタを与えるわけにはいかない。
俺は携帯を手に取ると、リダイヤルで即座にコールした。
「おっ、この時間にかかってくるのは久々だねぇ」
電話の向こうでバタバタと音を立てながら、勇斗が言った。
恐らく、階段を下りながら話しているのだろう。
駆け下りるその騒音に混じって「気をつけていってらっしゃい」と女の人の声が聞こえた。
聞き覚えのあるその声は、勇斗のお母さんだった。
「頼めるか?」
率直に切り出した。
「ストップウォッチ忘れんなよ」
それだけ言うと勇斗は電話を切ってしまった。
俺は大急ぎで寝癖を直し、制服に着替えて鞄を担ぎ、壁に掛けてあったストップウォッチを首にさげて家を出た。
――――――ガードレールの白。アスファルトの黒。道行く人々の、色とりどりの服。
それら全てが今、恐ろしいスピードで前から後ろへ流れていく。
「あと何分だ?」
息を切らせながら聞いてくる勇斗。
「えと・・・あと2分5秒」
その後ろにしがみ付きながら、リミットを答える俺。
自転車に二人乗りで、俺たちは今猛スピードで登校している真っ最中。
その動力になっている勇斗は今、人智を超えた脚力でペダルを踏み込んでいる。
前に一度、一緒に自転車で登校したことがあったが、まるで歯が立たなかったという経緯から、遅刻しそうな時はこいつに積んで行ってもらうようになった。
実際、俺を積んでもその速度はまったくと言って良いほど衰えていない。
風圧で目が開け辛いほどだ。
こんな運転でよくぶつかったりこけたりしないものだ。
唐突に速度が上がった。
「うおぉぉ・・・まだいける!」
点滅し、今にも顔色を変えそうな信号を尻目に、横断歩道を2秒とかからず渡りきる。
そして、次の交差点を左に曲がれば、見慣れた建築物が目の前に姿をあらわした。
「よっしゃ!門はまだ開いてるぞ」
速度を落とさずそのまま校門をくぐると、門の前に立っていた教育指導の先生が二人、なにやらこっちに怒鳴り散らしている。
二人乗りをとがめているのは想像に難しくなかったが、構っている時間など、それこそ1秒だってない。
駐輪場の手前でようやく減速した自転車から俺が飛び降りると、その後すぐに勇斗も飛び降り、自転車はその惰性で勝手に走っていって、そのまま駐輪場の自転車と自転車の隙間に、ガシャンと音を立てて収まった。
その瞬間、俺はストップウォッチを止めた。
「どうだ?」
ぜぇぜぇ言いながら聞いてくる勇斗にストップウォッチを投げて渡す。
それを受け取り、「おおっ!新記録だ!」と言ってガッツポーズを取る勇斗。
そして俺たちは走り出す。
そう、戦いは教室に着くまで終わらない。
リミットまであと1分だった。
息を切らせ、真冬にもかかわらず汗だくになりながらも、何とか遅刻はせずに済んだ。
始業式も、いつもどうり滞りまくって終了し、いつもどうり大勢の矢印が力なく教室に戻り、担任から数枚のプリントを渡され、事務的な連絡を聞き終わると解散となった。
帰宅の支度をさっさと済ませ、勇斗に声をかけようと思ったそのとき。
「1年C組の高峰 勇斗君と馬刀 洋介君。二階の第一指導室まで来てください」
同じ事をもう一度繰り返し、聞きなれたメロディーで締めくくられた校内放送を聴いた俺たちは、顔を見合わせてため息をついた。
恐らく、今朝の二人乗りの件で絞られるんだろう。
逃げることも出来なくはないが、後で倍になって返ってくることも経験済みなのでいくしかない。
うなだれながら、二人で教室を後にしようと廊下に出たところで女子に声をかけられた。
すらっとした脚、細身の体、ロングヘアーの黒髪に整った顔立ち。
この学園にファンクラブもある、浅生 菜乃花だった。
「ん、どったの?」
「二人とも、指導室に呼ばれてるんでしょ?竹内先生?」
竹内先生とは、中学部生活指導の先生の一人だ。
俺や勇斗とは実に馴染みが深く、もっとも疎遠になりたい相手だった。
何かにつけては俺たちを目の敵にし、事あるごとに呼び出して説教する、言わば宿敵だ。
「まあ、多分そうだと思うけど・・・それが?」
「だったら、ついでにこれを渡しておいてくれないかな?」
そう言って浅生は、抱えていた鞄から茶封筒を出して俺に差し出した。
「私、これから部活だから」
そういえば、彼女は剣道部に所属していた。
相当筋も良いらしく、周りからの期待も厚いと聞いたことがある。
「まあ、どうせ会うんだし別にいいよ」
勇斗がそう言うと、彼女はニパッと笑顔になってさらに茶封筒を俺に押し付けてくる。
話の展開と、その笑顔に流されてそれを受け取ると彼女は「ありがとー」と言って去っていった。
俺が引き受けたわけではないんだが・・・っと思ったとき。
教室から異常な視線を感じた。
目を向けると、クラスの男子たちが俺たちを凄い形相で睨んでいる。
ほんの1分、浅生と話をしていただけなのに、どうやら俺たちはクラス中の男子から、激しく嫉妬されているらしい。その視線は殺気すら帯びている。
・・・はっきり言って居心地が悪い。
横を見れば、勇斗も自分が置かれた立場に気付いたらしく、視線を泳がせ、ぎこちない作り笑いを浮かべていた。
おろおろと、無様な醜態をさらしながら、俺たちは逃げるようにその場を立ち去った。
締め切られた室内に響く、罵声、怒鳴り声。
聞き慣れたからいいものの、これを始めて経験したときには鼓膜が破れるかと思ったものだ。
ジャージ姿、手には竹刀を握る竹内は、顔を真っ赤にして、唾を飛ばしながら学生の何たるかを熱く語っている。
"指導開始"からすでに一時間。
その勢いは衰えるどころか一層熱を帯び、先の長さを伺わせた。
「青春とは何だ?・・・それは秩序ある行動と勉学に励むことだ!!」
質問し、自分で答えている。
この指導で俺たちの、一体何をどう正し、どう教育したいのかまるで理解できない。
もはや末期である。
俺たちはただただ、嵐が過ぎるのを静かに待つしかないのだ。
二時間が経過し、さすがに怒鳴り疲れたのか、ようやく竹内の罵声がやんだ。
ため息をひとつついて、「今後このようなことが無いように」と言う声は、少し枯れていて哀れを誘う。
そのまま竹内は部屋を後にしようと扉に手を掛けたので、呼び止めた。
「浅生さんから、これを先生に渡してくれと・・・」
言って俺は、預かっていた茶封筒を竹内に渡した。
「ああ、そうだったそうだった」
そう言いながら茶封筒を受け取ると、竹内はジャージのポケットからもうひとつ、そっくりの茶封筒を出して、テーブルの上に置いた。
「ついでに、これを浅生に渡しておいてくれ、頼んだぞ」
言うだけ言って、さっさと立ち去る竹内。
一体、どう考えればこれが"ついで"になるのだろうか?
何だか、行く先々で茶封筒を渡されている。
これではまるで伝書鳩だ。
そう考えると、だんだん腹が立ってきた。
「勘が鈍る前に、新学期早々だけど肩慣らしする?」
勇斗の言葉に、俺はにやりとした。
放送室は、ちょうど第一指導室のとなりにある。
ドアノブに手を掛ける・・・どうやら鍵はかかっていないようだ。
扉を開けて室内を見た・・・誰もいない。
どうやら放送部の連中、今日は早々に帰ったらしい。
入室してすぐ、勇斗は扉に鍵を掛け、俺はスイッチ山盛りの機械に駆け寄った。
各教室、一室一室に個別で放送を流せる設備なので、教室の数だけスイッチがある。
鍵を掛け終えた勇斗と一緒に"全体"と書かれたスイッチを・・・・あった。
即座にスイッチを入れると、ボリュームのつまみを目一杯あげる。
そして、マイクに向かって俺はしゃべり始めた。
「浅生〜、竹内から預かったもんがあるんだけどさぁ、渡しにいくの面倒だからここ置いとくな〜」
学園内中に響き渡る俺の声。爽快である。
気を良くした俺はさらに続けた。
「竹内先生〜。俺前から思ってたんですが、先生、プライベートでもジャージ来て歩いてるでしょう。そんなだから、彼女いない暦歳の数になっちゃうんすよ〜」
「えっ?何それマジ?」
素で聞いてくる勇斗。
もちろんこれも放送に流れている。
「この間駅前で見かけたんだけど、そん時もジャージだったのよ」
「うははは」
勇斗の笑いに乗せて、校舎内のざわめきの中にも笑いが混ざる。
「俺もういいから、お前も何か叫べ」
ニヤニヤしながら促すと、勇斗に席を譲った。
「おいこら御子柴〜、聞いてるか〜?俺は絶対に署名集めてみせるからなぁ!」
「何、お前まだ諦めてなかったのか?」
「あったりまえだ!そう簡単に男のロマンを滅ぼしてたまるか」
そこまで言ったところで、竹内が駆けつけて来た。
扉をガンガン叩いて、何やら怒鳴り散らしている。
いつもながら、なかなかダイナミックな怒り方だ。
俺たちは窓を開けて、壁に取り付けてある雨どいをつたって校舎の外に逃げ、そのまま全力で下校した。
勇斗の自宅は葉の通う学校のすぐ近くにある。
その為勇斗は、登校と下校には必ず俺の家の前を通ることになるので、一緒に帰る時はよく家に誘う。
で、今日も誘ったが「見たいテレビ番組がある」とかで、俺を家の前で自転車から降ろすと、一目散に帰っていった。
そのスピードに半ば呆れつつ見送り、玄関の扉を開けた。
玄関には、葉の以外の、何足かの見慣れない靴がならんでいた。
「おーい葉、誰か来てるのかー?」
靴を脱いで家に上がりつつ、二階に声をかけてみる。
途端。
葉の部屋の扉が開いたと思うや否や、どたどたと数人の女子が階段を駆け下りてくる。
彼女らはそのまま俺の前までやってきて取り囲むと、きゃーきゃー騒ぎ立てながらあれこれまくし立てるように聞いてきた。
「彼女いるんですか?」
「好きな女の子のタイプは?」
「Hしたことありますかぁ?」
なんだなんだ?
「この子達は・・・何?」
その子らに少し遅れて階段を下りてきた葉に問い正す。
「えっと・・・ガッコのお友達なの。この子がちーちゃん、こっちがあきちゃん、よしえちゃん」
ちーちゃんと呼ばれた子は、以前葉が家に連れてきたことがあったので見覚えがあるが、あとの二人には見覚えが無い。
「そうか。葉がいつもお世話になってるね」
場を落ち着かせる為に社交辞令を投げかけてみたが、彼女らのテンションは下がらない。
「年下の彼女欲しくないですかぁ?」
見ていて不思議に思う。
葉と全然タイプの違う奴ばかりなのだ。
穏やかでぼけっとしている葉とは、まるで対象的なこの子達は一体どういった経緯で葉と友達になったのだろうか。
「あー、えっと・・・んじゃ俺は部屋に戻るから」
適当に切り上げて早々に立ち去ろう。
この騒がしさはちょっとうんざりだ。
そう思い、足を自室に向けた時、あきちゃんと呼ばれていた子が俺を呼び止めた。
「あの、もし良かったら勉強見てもらえませんかぁ?」
「あー、それいい!お願いしまーす」
「私もー」
救いを求めるように葉に視線を投げてみたが。
「見て・・・あげてくれるかな?」
苦笑しながら聞いてくる葉。
うまい言い訳も思いつかず、4対1では負け戦になるのは目に見えていた。
勉強は俺の部屋ですることになった。
静かな部屋に、時計のリズムとシャーペンが紙をたたく音が充満している。
最初、部屋の隅に置いてあるミニコンポを発見した彼女らは、音楽をかけながら勉強しようと思っていたようだが、あいにく俺は音楽を聴いているとほかのことができなくなってしまう。
聞き入ってしまうのだ。
なのでその提案をやんわり断り、その結果、まるで学校の教室を小さく切り取ったようなムードが漂う勉強会になっていた。
俺は、自分の勉強をしつつ、質問されれば答える形。
2時間ほどたって、俺が休憩を提案すると、四人とも一斉に肩の力を抜いて、立ち上がって伸びをしたり机につっぷしたりと、四者四様だ。
「何か、鳴らそうか?」
俺が言うと、よしえちゃんと呼ばれている子が「お兄さんが普段聞いてるのを聞いてみたいです」といったので、最近流行のJポップのCDをミニコンポに収め、再生した。
「あー、これ私も持ってるー」
にこにこと嬉しそうなちーちゃんとやら。
そして、そのCDの話題できゃぴきゃぴと盛り上がる3人に、ちょっとついていけないなと、気づかれないように苦笑した。
ちょっとして、いつの間にか部屋を出ていた葉が、人数分の飲み物を持ってきた。
それらに一斉に群がる3人組。
君たちもう少し遠慮を知りなさい。
部屋に鳴り響く音楽と、お菓子と飲み物。
これらのせいで、彼女たちのやる気は完全に消え去ったようだ。
時間はまだ3時だったが、この休憩に終わりは来ないだろうと俺は確信した。
しかしまあ、音楽聴きながらお菓子を食べつつジュースを飲み、雑談する彼女たち。
音楽が耳に入るとほかの事に頭が回らなくなる俺と違い、随分と器用なことだ。
そんなことを考えていると、誰かが俺に声をかけてきた。
「お兄さんって本当、頭いいですね」
「そうでもないよ」
「そんなことないですよぅ。教え方だって、学校の先生より丁寧で上手だし」
「うんうん!私もそう思う!」
複数の女の子にこうも褒めちぎられるとさすがにテレが入る。
顔が熱くなるのを感じたが、それと同時に彼女たちの中にある勘違いを正しておいたほうがいいように思えたので、自分を落ち着かせるように切り出した。
「ほめてもらえるのは嬉しいけど、俺はただ、君たちより長く生きてる分知ってることが多いだけだよ」
「それって、頭がいいってことですよね?」
「いや、知識が豊富であることと、頭がいいこととは全然違うんだ」
「え?どういうことですか?」
さて、どう例えたら分かりやすいだろうか?
少し考えて俺は答えた。
「知識はまあ、食材みたいなものだ。で、頭の良さってのは、その食材を上手に料理すること・・・かな? 俺は食材を君たちより少しだけ多く持ってるけどね。頭はそうでもないんで、料理は葉にまかせっきりだよ」
みんなが大げさなくらい笑った。
話を終え、しばらく経って彼女たちは葉の部屋に移動したおかげで、ようやく部屋に静けさが戻ってきた。
ふぅっとため息をひとつつき、ベッドにどさっと横になった時、隣の会話が聞こえてきた。
「葉のお兄さん顔赤かったよ。かっわいー」
ばれていたのか!
恥ずかしくてまた赤面しつつも、目を閉じると心地よく、簡単に眠りに落ちた。
――――――六時になると、みんな門限だと言って家に帰っていった。
お母さんが出て行った家に友達が来るといったときにはどうなるかと思ったけど、よく考えれば、居たときもお母さんは朝早く仕事に行って、帰ってくるのは午後9時を回ってからだ。
そのことは友達も知っていたので、事情を話していないあの子たちに気づかれる心配は皆無だった。
「はぁ・・・」
勉強机に伏して、静かになった自室でため息をつく。
ちーちゃんがお兄ちゃんのことをかわいいって言ったとき、何かがグサリと心に刺さった。
・・・それを知ってるのは私だけなのに。
そう思うとなんだか悔しかった。
ふと顔を上げれば、オルゴール。
今ではもう、私にとって最高の宝物になっている。
箱の底にある穴に鍵を差し込んで何回か回し、蓋を開けた。
閉じ込められていた旋律が、透き通る音色で部屋に満ちる。
目を閉じれば、思い出すのはあの雪原。
お兄ちゃんの温もり。
声。
恥ずかしそうに私にプレゼントを渡した時の赤い顔とやさしい目。
思い出すと、私も恥ずかしくて顔が熱くなってしまう。
流れるメロディーに耳を傾けながら、私はまた机に伏して。
少しウトウトしていたら、ドアをノックする音が聞こえて現実に引き戻された。
「お兄ちゃん?」
少しづつゼンマイが緩み、緩やかになっていくオルゴールの音色。
私は席を立ちドアに向かって歩いていく。
返事がないのはおかしいなと思いながら、ドアノブに手をかける。
音色はもう、ひとつの音を出すのに必死のような遅さだ。
ドアを開けた。
そこに立っていたのはお父さんだった。
そこでゼンマイは完全に伸び、最後の一音を発し、音楽は半端な場所で終わった。
――――――まただ。
――――――またあの頃の夢。
――――――見たくない。思い出したくない。あの頃の夢。
テストをした。
たくさんたくさん。
でも、学校のテストとはちょっと違う。
いくつもの小さい丸に、できるだけ早く鉛筆で点を打ったり、果物を数字に見立てた計算や、時計の針の読み方のようなのもあった。
立体の四角を作るために設計図を作ったりもした。
僕は学校のテストは嫌いだったけど、このテストは好きだったから、一生懸命がんばった。
そしてある日。
「凄いですよ。あなたのお子さんはかなり高い知能を持っています」
その言葉を聞いたおかあさんは、すごく喜んでたけど、僕はその笑顔が少しだけ怖い。
だから、声をかけたかったけど、やっぱり声にはならなかった。
――――――知能指数、174 。
――――――俺を偏見から救ってくれた、奇跡の数字だった。
――――――だがそれは、母さんの何かを狂わせる。
気がつけば、そこは自分の部屋。
小さな僕には大きすぎる勉強机は、テストの結果が出てすぐ、おかあさんが買ってくれた。
「さあ、洋介。がんばってお勉強しようね。あんたを見下した連中を、見返そうね」
――――――人は何故、狂ってしまうのだろうか?
「どうして!?・・・どうして嘘をついてたの!」
勉強をサボって友達と遊んでいたのがばれてしまった。
「あんたは悔しくないの?! あんたを馬鹿にした連中を馬鹿にしてやりたいと思わないの!」
パン。
平手打ちで頬を叩かれる。
「あんたはほかの子より、優れているのに」
パン。
「悔しくないの?!・・・お母さんは悔しいわ!!」
パン。
心の叫びを、吐き出すたびに僕を叩くおかあさん。
怖いよ。
痛いよ。
ごめんなさい。
もうしません。
うそはもうつかないから。
そう伝えたかったけど。
やっぱり声は出なかった。
だから泣いた。
流れる涙で分かってくれると思ったから。
だけど、おかあさんは止まらなかった。
――――――俺が他の子供たちより低い場所に居ると言われた衝撃の反動。
――――――その時に、欠けてしまった心の破片を探すためなのか?
――――――別の何かで埋めるため?
――――――欠けてしまった心が狂うのか。
――――――それとも、それを取り戻すために人は狂ってしまうのか・・・。
・・・目が覚めると、外はもう真っ暗だった。
時計を見ると、もう7時。夕食の時間だった。
ベッドから身を起こして初めて、自分が汗だくになっているのに気づいた。
・・・嫌な夢みたからな。
不思議なもので、いい夢に限ってすぐに忘れてしまう。
思い出そうとすればするほど、その記憶はあいまいになってゆき、ついには完全に消失する。
だが、嫌な夢という奴は、体にもこうして残り香を残すせいか、記憶にもしっかりと刻み込まれて、心を締め付ける。
食事の前に風呂に入ろう。
そう思った俺は、着替えを持って部屋を出た。
――――――お父さんはそのまま部屋に入ると扉を閉め、何故か鍵をかけた。
少し不安になって、私はその顔を見上げ、うかがってみた。
無表情。
何も考えていないような、目にも輝きがないように思えるほどの無表情。
なんだか怖くなって、私は声をかけた。
「お父・・・さん?」
「・・・良子」
「えっ?」
私の声を聞いたお父さんが、視点を私に合わせて出した第一声。
良子。
その名前は、おかあさんの名前。
この家を出て行ってしまった、私たちのおかあさんの名前だった。
「・・・お前が出て行ったから・・俺は・・・」
「どうしたの?お父さん」
「・・・似てるんだよおまえ」
会話がまるでかみ合ってない。
何を言ってるのかまったく理解できない。
先ほどまで感じていた漠然とした恐怖は、刻一刻とその深さを増していく。
私が立ち尽くし、戸惑っていると、お父さんは少しずつ私に近づいてきた。
「声も・・・仕草も匂いも顔も!」
その怒鳴り声に、芽生えていた不安や恐怖が一斉に重さを得たように、私はその場にへたり込み、身を震わせる。
足に力が入らない。
「こないでぇ」
恐怖のあまり、振り絞って出す声もかすれてしまって力がない。
私は少しでもお父さんとの距離をとろうと、手と足を必死に動かして後ずさる。
だけどそれは、距離が縮まるのをほんの少しだけ遅らせるに過ぎなかった。
背中に当たる硬い壁の感触が、もう逃げ場がないことをその冷たさで告げる。
顔を上げれば、そこには無表情のおとうさん。
「さあ、立って」
私はもう、どうしていいか分からず、壁に身を摺り寄せて震えるしかできない。
するとおとうさんは、私の両脇を持ち上げて立たせ「壁にもたれてれば立ってられるだろう」と言って、そのまま服の上から胸を撫でるように触ってきた。
おとうさんの親指が胸の先端を執拗にいじってくる。
「感じるだろう?」とおとうさんは声をかけたけど、感じるのはひりひりとした痛みだけだ。
「やめてぇ・・・痛いからぁ」
泣きそうな声でいくら懇願しても、私の声はおとうさんに届いてはいないようだった。
おとうさんは、左手で私の胸をいじったまま、右手をスカートの中に入れ、下着の上から股間をなぞり始める。
「あれ?濡れてないね。・・・そうか、お前は贅沢だから、足りないんだね」
まるで独り言のように呟きをもらす。語りかけている相手は、かつてここで共に暮らし、それを過去に変えてしまったただ一人の女性。
「じゃあ、もっと良くするからね・・・」
無気力な声でそう言うと、おとうさんは胸から左手を離し、両手をスカートの中に入れて下着をひざまで下げ、空いた両手で私の腰をがっちりと掴む。
「やぁ・・」
それだけ言うのが精一杯の私にお構いなく、おとうさんは私のスカートに顔を入れて股間に擦り寄ってきた。
「あぁ・・・いい匂いだよ・・・」
スカートに遮られたこもった声が聞こえてくる度、股間にかかるおとうさんの熱い息遣い。
怖い。
怖い怖い怖い怖いこわいこわい。
私は必死に、スカートの上からおとうさんの頭を両手で押さえて引き離そうとしたけど、その瞬間、何かがぬるりと秘所をなぞった。
二度、三度と同じ感触を感じて、初めて舐められていると理解できた。
気持ち悪い。
私は足を閉じ、何とかその感覚から逃れようとしたけど、口は執拗にそこに吸い付き、じゅるじゅると音を立て、舌は割れ目の奥へ奥へと入りこもうと、うねうねと動き続ける。
そして、そのぬめりはスリットの中に隠れた小さな突起を捕らえた。
その瞬間、体中がびくりと震え、全身を今まで感じたことのない何かが駆け巡った。
「ふあっ・・・!」
体の力が一気に抜ける。
前のめりに倒れそうになる体を、おとうさんの顔を抑えている両手で支え、後ろの壁に体重をかけようと顔を上げた時。
机の上にある、小さな箱が目に入った。
オルゴールだ。
開け放たれたオルゴールからは、もう音楽は聞こえない。
部屋にはただ、おとうさんの荒い息遣いと、私を嘗め回すいやらしい音が響いているだけだ。
――――――助けて。
思い描いた幻想に、私は必死に助けを求める。
――――――怖いよぅ・・・。
恐怖と、股間を襲うぬめりに負けないように、心をつぶされないように。
――――――お兄ちゃん助けて。
その思いは恐怖で声にならず、変わりに涙があふれて止まらなくなった。
湯船に肩までゆったりと浸かり、湯煙に霞んだ天井をただ眺めている。
風呂はそんなに好きではないが、最近どうも長風呂の習慣が身につきつつあった。
おそらく、精神的な疲れがそうさせるのだろうと自分でも気づいてはいるが、お湯に疲れが溶け出していくようなこの感覚は悪くないとも思っていた。
天井から、水滴が湯船のお湯に落ちて、ぴとん、という音が反響する。そんなささやかなものにも、静寂を退屈させることのない、風呂の醍醐味を垣間見てしまっているあたり、かなり重症だ。
そんな自嘲気味な考えを頭から消せば、そこに浮かぶのは、あの夢の内容だった。
知能テストの結果を聞いたときのおふくろの、笑顔というには程遠い笑顔。目は異常に見開かれてぎらつき、口元のゆがみは、そのまま心のゆがみを象徴しているかのようだった。
生まれて初めて、笑顔が怖いと思った瞬間だ。
そして、その戦慄の笑顔の意味を、俺はそのあと身をもって思い知ることになる。
勉強をサボったり、友達と遊んで帰りが少し遅くなったり、そういった、怒られはするものの、それだけですむような些細なことで、おふくろは事あるごとに俺に対して暴力を振るうようになった。
当時、失語症によって言葉を発することができなかった俺は、涙を流して訴えるしかなかったが、その思いも、涙も、おふくろの心に届くことはなかった。
だが、だからといって愛情を感じることができなかったわけではない。
鬼のような顔で、俺を叩き続けるその姿から、いつも感じていたのだ。
どうしようもないほどに、歪んでしまった母の愛を。
ぴとん。
再び水面を揺らめかせる水滴が、不毛な過去を漂っていた俺の意識を引き戻した。
気がつけば、ずいぶんと湯船に浸かっていた。少し頭がくらくらする。
のぼせる寸前まで、俺は記憶の海を漂っていたわけだ。
体をざぶりと湯船から引き剥がし、頭を二三度ふるふると振ってから、俺は風呂をあとにした。
Tシャツに、トランクス一丁というなさけない格好で、頭をタオルで拭きながら早足で階段を駆け上がる。
家の中といっても、寒い。
早々に自室に戻りたくて、足の動きも自然と早くなる。
そしてそのまま、葉の部屋の前を通りすぎた瞬間。
「ふあっ・・・!」
声は明らかに葉のものだが、どうも様子がおかしかった。
「おい、どうした?」
気になったので声をかけてみたが、返事はない。
・・・なんだ?
寝言・・・ではないだろう。
ドア越しに、こんなにはっきり聞こえる寝言なんて聞いたことがない。
今度はドアをノックしてみる。
・・・やはり返事はない。
首を傾げつつ、その場を離れようと思った矢先。
「やめてよぅ」
今にも泣きそうな葉の声が、ドアの向こうから聞こえてきた。
「どうした?何かあるのか?」
先ほどより激しくドアをノックしてみたが、出てくる気配がまったくないので、ドアノブに手をかけた。
が、鍵がかかっている。
「お兄ちゃん・・・助け・・・あっ!?」
その声色と言葉から、ただならない気配を感じた。
「ドアをあけろ!・・・開けないと蹴破るぞ!」
怒鳴り声で警告した。
家の中どころか、近所にも聞こえそうな大声にもかかわらず、返答はない。
数秒待って、俺は言葉を実行に移した。
力いっぱいドアを蹴る。
・・・一回、・・・二回、・・・三回、・・四回。
蹴るたびにガンガンと大きな音が家中に響き渡り、そのたびに足に激痛が走る。
くそっ!思いのほか頑丈だ。
訳の判らない焦りが胸から競り上がってくる。
今度は数歩下がって思いっきり体当たりした。
・・一回、・・・二回、・・・三回。
ミシッ・・・!
よし!もう少しだ。
・・・四回、・・・五回。
そして、六回目。俺の体がドアに直撃した時。
バタンッ、と大きな音を立てて、ドアはただの板のように、フローリングの床に倒れた。
支えを失い勢い余って、俺もドアと一緒に部屋に転がりこんだ。
そして、目の前に広がる光景。
「・・・何、やってんの・・・?」
その意味を理解するのに、俺は数秒の沈黙を要した。
壁にもたれかかるように立っている葉。赤いスカートの前が盛り上がっていて、それを両手で必死に押さえている。視線を下にずらせば、見慣れたワイシャツに紺のスラックスの、男の体がかがんでいた。
ひざまで下げられた白い下着。
その粘着質な音。その息遣い。
そんな中、うつむいていた葉がこちらに顔を上げた。
「助けてぇ・・・」
気がつけば、俺の脚が男のわき腹を直撃していた。
「・・・何やってんだよ!お前はぁ!!」
蹴り飛ばされ、床を転がる男の顔は、自分がよく知っている人間のものだった。
わき腹を押さえながらうずくまっている男に、俺はさらに蹴りを入れる。
「お前は・・・それでも父親か!」
もう一発お見舞いしてやろうと、つかみかかったとき。
「止めてっ!」
思いのほかしっかりした、葉の大きな声が俺の動きを制した。
「お願いだから・・・やめてよ・・・」
涙を流しながら、かすれそうな声で懇願する葉。
俺は屈んで目線を合わせると、そっと葉を包み込んだ。
左肩にあごを乗せ、震える葉の頭に手を乗せて、ゆっくり優しくなでてやる。
「平気か?」
できるだけ落ち着いた声で問いかけると、ようやく安心したのか、せきを切ったように大声で泣き出した。
「うああああぁぁ・・・こわ・・・かっ・・・た・・・よぅ・・・」
こみ上げる親父への、殺意にも近い怒りを表に出さないよう、細心の注意を払いながら、俺は葉を落ち着かせるために声をかける。
「大丈夫だよ。もう大丈夫・・・」
その甲斐あってか、葉は少しずつ落ち着きを取り戻してきたようだ。
俺は葉から体を離し、できるだけ自然な笑顔を見せてやった。
「そうだな・・・とりあえず、風呂にでも入って来いよ」
よしよしと、頭を撫でながら言うと、葉はゆっくりと頷いて、とぼとぼと部屋を後にした。
その足音が、充分に遠退いたのを確かめたあと、俺は未だ床でうめき声を上げている男を見下ろした。
先ほどまで、必死に押さえつけていた激情が脳内でスパークする。
大声を出すと葉に聞こえてしまうので、俺は無言のまま親父の首下をつかんで無理やり立たせ、壁に押し付けると、できるだけ抑えた声で感情を爆発させた。
「何で・・・どうしてこんな事したんだよ!?」
だが親父は、うなだれ、目は虚ろで、視線をあてもなく宙を漂わせ、一言も言葉を返してこない。
明らかに常軌を逸していたが、そんな反応でさえ、今の俺の神経を逆撫でする。
胸倉を掴んだ腕に力が入る。
。
ぎりぎりと締め上げられる苦しみからか「うぅ・・」と声を漏らす親父。
こいつは・・・こいつだけはゆるせない。
俺たちの事など後回しで、自分たちだけで決別を決め、身の振り方については俺たちに答えを求めた身勝手さ。
自分たちで下した決断なのに、その結果から逃げるように出て行ったおふくろ。
そして、今こいつがしたことは、人間として最も恥ずべき事だ。
葉はこんな男と、あんな女のために心を痛め、祈り願っていたというのか。
全部全部許せない。
怒りが怒りを呼ぶ呼び水となって、際限のない激情の渦に、目の前の人間が自分の父親であることさえ飲み込まれていく。
この男が、実の娘を強姦しようとしたこの男が。俺の問いかけに、うつろなまなざしを宙に漂わせるだけのこの男が。
自分の親であると思っただけでも不愉快の極みだった。
「・・・このことを会社にばらされたくなかったら、明日、この家を出て行け。・・・分かってるだろうが、そうなったらあんたはもうおしまいだぞ」
企業という名の、欲望の結晶。
その組織の、重役というステータスを手に入れたいと願っている人間など、吐いて捨てるほどいるだろう。
蜜に群がる蟻のように、いくらでも食いついてくるはずだ。
事の真偽は関係ない。形無き言葉の力で、権力というやつは簡単に消失するのだから。
「仕送りは、月に20だ。毎月10日に俺の口座に振り込め。分かったな?」
ぎちり、と音がしそうなほど腕に力を込め、胸倉をひねり上げた。
――――――前スレではここまで書き込みました。
こうして振り返ってみたら、結構書いてたんだねぇ。結構以外です。自分の作品なのに。
今回は全部載せましたが、次のスレからはあらすじのみの掲載にします。
・・・で、ですね。
実はもう、次回作の準備をしようと思ってます。
いえ、「かぜのむこう」は、まだまだ続きますが、俺は作品を作るのに大量の時間を使うので、
このくらいから始めないとかなりのブランクを置いてしまうことになりかねないからです。
そこで、近いうちに次回作予告ダイジェストを掲載したいと思います。
その評判によって、次回作をこれでいくのか、変更するのかを判断させてもらいます。
−−−−−−−糸冬了−−−−−−−
お疲れさんです
K-さん、乙〜
K−氏、続き読みたいんで、ぜひともおながいします。
119 :
えっちな21禁さん:04/08/27 01:01 ID:lgSCnMPQ
k-さん続きお願い。
お疲れです
次回作も楽しみですが、この話の続きが気になるんでお願いします
えっと、続きを待って下さってる方。本当にありがとうございます。
続きは、週末土日が休みなので明日の夜にでも掲載しますです。
お待たせして申し訳ない。
暇つぶしにもならないかも知れませんが、一応次回作の予告ダイジェストだけ載せたいと思います。
最初に言っておきますと、現在掲載中の「かぜのむこう」は、この次回作から相当の設定をもらっています。
なので、キャラ名が同じだったりしますが、その辺は気にしないで、寛大な目で見てやってください。
評判如何によっては、別の話を考えることもありますが、とりあえず、暇つぶし程度に、かるーい気持ちで見てやってください。
――――――人間だけが、苦しみから逃れるために笑いを作るしかなかった。
ヴィルヘルム・ニーチェ
白血病に苦しむ弟を持つ主人公、刀馬 洋介。
幼い頃に両親を事故で亡くし、互いしか家族と呼べる相手の居ない孤独な環境。
だが、弟の病死をきっかけに彼の隠された力が開放される。
――――――屍になった、弟の胸に右手を添える。
その行為に、動く自分は意味があるとは思わなかった――――――
病気という枷に繋がれた、肉体からの脱却。
心のどこかでそれを望んでいた弟、瞬は、自分を眠りから引きずり上げた兄に対して
徐々に不信を覚え始める。
「どうして?・・・僕はもう、死んでいたかったのに!」
形だけは日常に戻り、当たり前の日々を送っていた瞬の前に、一人の少年が現れる。
「・・・そうか、僕には判るよ。君は無理やり起こされたんだね。安らかに眠っているそのときに、誰かに犯されたんだ」
瞬はその少年と行動を共にし、洋介の前から姿を消す。
兄、洋介は弟の消息を必死で探り、わずかな手がかりから行き先を突き止める。
向かう先はドイツ。
そこで、洋介は自分を探す過酷な旅に身を投じることになる。
謎の少年は、洋介の前にも現れる。
「僕は担い手。君は授け手。・・・まあ、君はまがい物だけどね」
――――――行き着く先にある真実。
「オリジナルは・・・どこだ?」
――――――それを見るものは、果たして幸せか。
「人が人を産み落とし、それを人が育ててる。だから世界はこんなにも、苦しみに満ちるんだ!」
――――――死んだ人間に、生を望むのは正しいか。
「これは・・・あんたからもらったこの命はまがい物だ」
扉が開く。
重く、大きな扉が。ぎりぎりと軋む音を響かせながら。
――――――<目覚める天空>――――――
――――――惰眠と快楽を貪る生。勝手なエゴで歪められた死。
・・・境界線なんて、本当にあるのか?
COMING SOON!
127 :
えっちな21禁さん:04/08/27 02:11 ID:igilldxE
い…妹でてこないじゃん。
あ、登場人物全員紹介できてないから、これ。
妹はちゃんといますよ。
あと、 さ げ て下さい・・・。
ちょっと理解に苦しむ部分の説明をお願いします。
>114で、俺は今のうちから新しい話を考えとかないとブランクがどうのこうのって書いてるじゃないですか。でも、明らかに既に完成した作品の予告ですよね?
ところで"目覚める天空"って、主人公の遺伝子を死体に植え付けることで一時的に生き返るサイコサスペンスじゃないんですか?
>129さんへ
はい。ご説明します。
この話は、確かに一応の完成はしています。内容に関しても、前スレでお話したことがありますが
その通りの内容です。
今から新しい話を・・・ってのは、これをそのまま載せると、かぜのむこうどころのボリュームでは
絶対に収まりきりません。
何せ、遺伝子の専門的なことにまで根深く言及していますので、どこをどうカットして、
どうやったら違和感なくシナリオのボリュームを下げられるかを考えるのに
相当の時間を必要とするからです。
これは恐らく、シナリオの再構成という形になると思うので、しっかり時間をかけて
やっておきたいんですよ。
じゃあ萌えられるんですか?えちいんですか?
はい。それなりだと思います。
少なくとも、今やってる「かぜのむこう」程度には。
えちねたを書くのは、今回が初めてじゃなかったんですか?
ここで、Kさんの作品を通して読んで思ったのだが、
作中のヨウスケの回想部分の時間軸が掴みずらいと思ったのは俺だけですね・・・・
母親の描写なんだけどさ、離婚の話をする母親、幼いヨウスケを心配して迎えにくる
母親、狂気に歪む母親がね、線でつながらないのよ。
なんて言ったらいいのかな、それぞれは単品で成立しているんだけど、
人物の経年変化って、こうじゃないと思うのよ。
迎えに来る母、狂気の母は あくまで愛情がバックにあると思う。
その母親が あの離婚話の母親に結び付かないんだわ、
脳内補完は簡単なんだけどさ。
ヨウスケと妹の関係、父の狂気の背景には家族、家庭の不和、崩壊があってこそだと思う。
父と母の夫婦不和が作品に書かれていない部分で背景としてあるなら、
離婚話での母親の心情とか、夫婦喧嘩部分での両親の苦悩を
ヨウスケから語らせるように書いてみてはどうだろうか。
>134さん
指摘ありがとうございます。
離婚に至る経緯についての、母の心境の変化については、まだ語られておりませんが、
この先話が進むにつれて少しずつ出てきます。
何がきっかけで洋介が話せるようになったのか。
話せるようになった洋介が、母に何を語ったのか。
今の家庭から、母の心が離れていったのは何故なのか。
これらは、この作品の主題となる部分なので、絶対に描きます。
しかしながら、線でつながらない、との指摘を受けて、正直ほっとしております。
何故なら、そこは読んでいただいた皆さんに「ん?じゃあ何で離婚に至ったんだ?」と思わせたかったからです。
>133さん
はい。今回が初めてですよ。
次回作に予定している「目覚める天空」は、もともとえちねたではありません。
だから、再構成とボリュームダウンに時間がかかるということです。
つづき
ちなみに、先にも書きましたがこの予告に対する皆さんの反応如何によっては
この話をひっこめて、別のまったく新しい話を一から作る気でいます。
なので、やはり時間は必要ということになります。
138 :
134:04/08/27 18:05 ID:sGZBqpx6
期待してます。
現作品をみんな期待しながら待ってるのに、次回作の話を今の段階からするのはどうかと思います。
あと、読者受けするような作品を書こうとしていて、なんだか嫌です。自分でいいと思える作品を書けば、評価は後からついてくるものだと思います。
>139さん
次回作の話を今する理由は先に言ったと思います。
それと、俺は読者受けをするようなものを書こうなどとは、ニュートリノほども思っておりません。
今回書いている「かぜのむこう」は、前スレでも言いましたが、書いたことのないジャンルに
兆戦したかったからで、受けを狙ったわけではありません。
展開についても、別に読んでくれている人に合わせて書いているわけではなく、
構想としては完成しており、こ流れを変えるつもりはまったくありません。
次回作の内容につては、本来俺はこっち系の話を作るのが好きなのです。
だから、これも受け狙いではありません。
K-よ、そいつは恐らく前スレのこじつけ精神病野郎だ
もしそうでなかったとしても、読んでる限り指摘ではなく因縁つけたくて必死にあらを探してるように
しか見えない。
そんな厨房はほっといたほうがいい。
俺もそんな感じがする
散々あらを探した挙句、全部うまく答えられて
こじつけっぽい締めくくりをするところなんかもうそっくりだ
放置決定
トリップを教えて貰った物です。
新スレが建っていて感激…
K-さんのアラを必死に探してるDQNがいる様ですが気にしないで頑張って下さいね。それだけ才能があるんでしょうね
羨ましい
次回作もかなり楽しみにしています
うわっ漢字間違いだらけじゃん(;゚д゚)
幼稚園からやり直してきまつ
皆さんの反応如何によっては、この話をひっこめて…ていうのは
皆さんがつまらないと思うなら、この話は書かないってことですよね。それは、完全に読者受け狙いですよ。
>145必死に探した反論がそれか・・・
多分、誰もお前の味方はしないぜwwwwww
>>139,145
igilldxEよ。彼の作品についての正当な批評なら納得されるだろうが、
つまらん揚げ足とって重箱の隅をつつくようなマネするなよ。やる事がセコイぜ。
おやおや、真面目に答えてきたけど、ここまでくるとなるほど、前スレの彼ですか。
まあ、これが最後って事で、>145の言い分に反論させてもらいましょう。
評判如何によっては「目覚める天空」を引っ込めると言いましたが、
引っ込めるのはあくまでこのスレでの事であって、その場合は別の板に別のスレを立ててそこに書き込みます。
無論、そこにも読者が居るわけです。
先にも言いましたが、これは本来えちねたではありません。なので、もしここで載せないとなるなら
別の板に書き込むわけで、その場合はボリュームダウンのみの手間で済みます。
もちろん、その場合ここでは「スレ違い」「板違い」となるわけで、自分で作ったルールを守る観点からも、別の話を作るということになるでしょう。
ちなみに、俺はそのよその板でどんなに好かれない話だとしても、それがスレ違い、板違いで無い限り、最後まで書きます。
これは、物を書く人間としての責任であり、誇りでもあります。
これを最後に、あなたの書き込みは完全に無視します。
指摘ではなく、因縁つけてる反抗期のガキみたいにしか見えないんで。
ごめんなさい、みなさん。俺の弟が俺のとこから書き込んでました。
二度とこんなことないようにするんで、本当にすいませんでした。
では、続けてください。
150 :
はっち ◆zRMZeyPuLs :04/08/27 22:36 ID:64jLsnxB
んだとコラBEE!!!!ごめんですんだらおれはいらんのじゃあぁ!!!!!!!!! とゆぅわけでニンニン!!!!よろしく!
え?何?
つまり、あの精神病の人もBEEさんの弟さん!?
あれは違うらしいです。(´・ω・`)
まぁ、今後こんなことないようにするんで、本当にゴメンなさい
・・・悪いけど、露骨にあやしい
K-は人がいいから信じてしまいそうだが、俺はお前がK-に嫉妬してやった感じがする
俺が名前出すメリットがないじゃないですか。荒らしはもう来ないってことを書きたかっただけです。
本当は俺も名前を出したくなかったんですけどね。読み手は不愉快だったかもしれないですが、俺も評価が落ちたわけですし、痛み分けってことにはいかないですか?
>>153 いや、それだったらBEEさんは24時過ぎるまで顔を出さなかっただろう。
ID変わるから何事もないように別人を演じられるわけだし。
ここでID変わる前にトリップつけて名乗りでたBEEさんは凄いと思う。
普通なら24時すぎてID変わるまでほっておけっていう事なかれ主義で流されるところを
あえて自分の身内の非を認め謝罪するなんてなかなか出来ることじゃない。
K-さんもBEEさんもひげっぱさんもtoolさんも前すれの444の続き(笑)も
全部楽しみにしてるから、書きやすいスレ環境でありつづけてほしいな。
みんな応援してるよ。
>>153 そんな事をする必要がBEE氏のどこにあるんだい?
それに、そういった書き込みは荒れる原因になりかねないので、
そう思うのは自由だけど、わざわざ書き込むべきじゃないと思うよ。
まぁ現にBEE氏が不利な状況に全くなってないことから
リスクよりメリットの方が高かったと思うが。
多少は名前を売ることもできたし何故かこれを褒めたりする香具師まで現れてるからね。
大体本人が名前出すメリットがないとか言ってるがなら何故出したのかと。
名無しで書き込んじゃダメだったのか?
まぁあのまま反論できなかったらボロクソに言われてただろうし上手くやったもんだね。
>>157 名前を売る必要などは別にないと思うけどな。
このスレを見てる人の中では既に知られてるわけだし。
>>155で漏れが誉めたのはただ純粋に漏れには出来ないことだと思ったからだ。
なぜBEEさんが名前を出したのかは
>>154で既に本人が語ってる。
ああ、なんでか漏れ必死だな。
スルーできなくてすまん。 >ALL
あぁ・・・もめてるなぁ・・・平和にいこうよ。
>153さんと>157さんへ
彼はそんな事する人じゃないですよ。
きちんと誠意をもって謝ってもくれてるし、つつかれてた俺はもう気にしてませんから。
それにほら、俺だって妹のことでご迷惑をかけたことがあったじゃないですか。
そういうことだってありますよ。
だからもう、このことはおしまいでいいと思いません?
>BEEさん
災難でしたね。
俺もパソコンにはそれほど詳しくないんですが、なんかパスワードロックとか出来るので
試してみてください。
ちなみに俺は、妹にパソコン一台組み立ててくれてやりました。
これこそ完全解決w
>143 >144さん
前スレからお世話になってます。
才能はないんで、必死にごまかしながら書くのがけっこう楽しかったりしますw
ところで、漢字間違ったくらいでそんな昔からやり直さなくても・・・
161 :
157:04/08/28 00:15 ID:cL2avpY5
>>158 名前を売る必要があるかどうかは問題じゃない。
必要がないからしないってもんじゃないだろ?
それに漏れは必要がないとは思わない。
あんまり言うとあれなんでこのことはこの辺にしとくが。
そりゃまぁ名前出されて
>>154みたいなことを言われれば攻める言い方はしにくくなるね。
身内が迷惑かけたからって自分が罰を受けるようなやり方はただの自己満足。
BEE氏の発言はどれもこれも一歩引いて同情を引く書き方。
もし弟が書いたのが本当だとしても目立ちたい気持ちは確実にあっただろう。
>>162 アチャー(ノ∀`)
これは流石にかばい切れんだろ。
逆に名前出したのが裏目に出たんじゃないか。
>>161 >>157のカキコは斜め読みで「まスは人書反」=「マスはひと掻き半」と読める。
つまり
>>157のカキコは自分はひと掻き半で逝ってしまうのだ!助けてくれ!
という心の叫びだったのだ!! な、なんだってー!! Ω Ω Ω
という展開を期待してたんだが、ただのつまらない人だったのね。残念。
>>162 そっちのカキコ見たけど、貴方の言いたいことよく理解できないわ。頭悪くてごめん。
漏れみたいに反応しちゃう人がいるから書くんだろうから、もう寝るね。
スレ汚しすまんかった。
165 :
162:04/08/28 00:33 ID:n3gMv/eX
テロップじゃなくてトリップだな。、間違えちまった・・・
>>164 つまらない人でごめん。
ナイスMMR
あなたがBEE氏に見えるのは疑いすぎか。
BEE氏が消えた時間帯とあなた現れた時間がピッタリだからなぁ。
ここまで来ると漏れもただの荒らしか。
まぁ後はK氏の心境次第な感じだけど。
K氏無視して書き続けた漏れが言える義理じゃないが小説楽しみにしときながら消えますわ。
BEEよ・・・・・・・さすがにもう言い訳は苦しいだろ
俺は思う 素直に正直に話してちゃんと謝れと
そうすれば意外とここのみんなは許してくれると思うぞ
下手な言い訳するから叩かれるんだ
168 :
はっち ◆zRMZeyPuLs :04/08/28 01:00 ID:9KUhTd1x
まてまておまいら、なんだかんだ言ってもおれのことが好きなんだろ??・・・・・・・・・・これで無問題、ノープロブレム、モーマンタイだな!!!
>>162 あんたの書き込みを検証してみたけど、問題外。
実際は自作自演だったどうかは疑惑は残ってしまうけど、この程度じゃ証明にはならんな。
どっちにしてもBEE氏には今後、作品の出来で勝負してもらうしかないでしょうね。
それに、これ以上こんなくだらない言い争いはやめとこうや。誰の得にもならん。
170 :
はっち ◆zRMZeyPuLs :04/08/28 01:01 ID:9KUhTd1x
K-さん、結婚しませう。
>169 BEEは>154で「俺が名前出すメリットがないじゃないですか。」と言ってるな。
しかし、よく考えてみろ 昨日の深夜に>162の掲示板で書き込みをしたのは確実にBEE本人だ。
そしてその後間を置かずに、ここで名無しの書き込みがある。ID一緒。
普通に考えれば名乗らず0時を待って書き込むのが最善だがBEEは
あっ!やばっ、ID一緒だよ。これがみんなに発見されたら・・・と考え
あー、こいつID一緒じゃんかよと気付かれる→その後に弟がやったと言い訳する→激しく疑われる。
だから、弟のせいにして先に言ってしまえば
実は弟が→あ、他のスレでBEE見かけたけどIDがあいつと一緒じゃんか!→そういや、弟がしたって言ってたな。
という構図を描いたと思われる。
自分でメリットがないと言っていたが、実際はあった。
そして、この問題に気付いた時点で、このメリットにも同時に気付いていないとつじつまが合わなくなるだろう。
何故なら、弟が書き込みをしていた事実を知った時点で、IDが同じままで書き込まれていることにも気付くはずだからだ。
つまり、>154のBEEは、嘘を言っていたわけだ。
では何故嘘をつかないといけなかったのか・・・・・・・・・
もうお解かりですねぇ・・・・
俺が使用中のパソコンを弟に渡したってことしかいえんから、俺はこいつらを納得させられる説明ができなさそうだ。
自演って思っとけばいいやん。思いたい奴はご自由に。
174 :
えっちな21禁さん:04/08/28 01:32 ID:UWa64Inw
BEE氏も二代目n.b.tTF5WA同様潔く謝罪すべきでは・・・・
二代目n.b.tTF5WAもほそぼそとやっているがk-氏のお墨付きでもあるし謝罪後の文でまた4円獲得しているぞ
俺もいまからあちスレで4円してくるよ
>171なるほど。
つまり、BEEだと断定できる書き込みと同じIDが存在するため、0時スルーは使えないと。
とすれば、他に難を逃れる方法はカミングアウトしかないということですね。これがメリットか。
そしてそれは、弟が書き込んだ場合でも同じIDで記されている事実を知っている。
自作自演でも無論そう。
どっちにしてもメリットには気が付いてないとつじつまが合わない。
これらの事実から、メリットないじゃんと言っている彼の発言は
知っていないとおかしいことを、あえて知らないと言っていることになり・・・・・・・・・
>171 >175お前らコナン君と服部君か!
・・・・・・でも、確かに君らの言うとおりだね
>154はメリット知ってて知らないと言ってる
君らの説明でそれは判った
・・・・・・・・これはもう、言い逃れ無理でしょう
177 :
えっちな21禁さん:04/08/28 01:52 ID:UWa64Inw
どうでも良いけど余計な詮索すんなよ
BEE氏もk-氏によりよくなってほしいという意味で批判を書いたんじゃないかな?
今スレを読み返しても妹でてこないじゃんとかえちいんですかとか・・・・
このスレにあってるかどうかのところを突っ込んだだけでk-氏をこき下ろしてるわけではないよ
揚足取りではあるがね・・・・
俺はさらっと詫びて再開することをキボン
ちなみにこんなカキコするとお前がBEE氏臭いとか指摘されたりするのも2ちゃん・・・・
>177 そうか?揚げ足取りする奴が、足を取ろうとするときそいつに良くなってほしいなんて思うか??
しかも揚げ足すら取れてないし。
突っ込みどころを必死で探してるようにしか見えないぞあれは・・・・・・
確かに、K-に完全論破されてるね・・・・・・・・
180 :
えっちな21禁さん:04/08/28 02:08 ID:HGvZniL9
>177
>139とか>145の書き込みは、スレ違いかどうかとはまったく関係ないんじゃないのか????
これらの書き込みにK-氏に対してよくなって欲しいから〜なんて心は、
ま っ た く 感 じ ら れ ま せ ん
少なくとも俺はね・・・・・・・・・
181 :
36:04/08/28 02:15 ID:qhDEEG8m
アチャー(ノ∀`)はじめて来ていきなり揉め事だらけか。
続きを読みたくて来ているのに。。。
これじゃスレ立てた意味がないではないか!
平和に話進めてくれー
流れを見ても、K-氏の為に言ってるようには見えないね
>>妹でてこないじゃんとかえちいんですかとか・・・・
・・・・・↑これって、為になるのか?
>145の>>皆さんの反応如何によっては、この話をひっこめて…ていうのは皆さんがつまらないと思うなら、この話は書かないってことですよね。
それは、完全に読者受け狙いですよ。
・・・・・↑これって、スレ違いと関係あるのか?
てか揚げ足とりしようとしたヤシもダメだけど、細かく追求し過ぎてスレの良い雰囲気壊してる人も問題では?見てる人が不快になりますよ。
BEEよ
>171 >175が言ってることは、状況証拠だが致命的
言い逃れはもう無理だ
素直に謝罪したほうが、失墜した人望も回復が早いと思う
「俺が居るせいでK-氏のスレが荒れるのは嫌なので、もうここには来ません」的な逃げはかまさないでほしいね。
「誰も信じてくれないんで・・・・・・」的な逃げも止めてもらいたいね。もうごまかせないから絶対
何も言わずに姿をくらまして、名無しで荒らしにくるのも勘弁してほしい
とりあえず、本当のことを言え
・・・いい加減にしてください!
俺はこんな言い争いの為に、このスレを立てたわけじゃありません。
>1にも書きましたが、みんなで楽しいと思える場所にしたいだけなのに。
こんな些細なことでこれほどまでにあーだこーだと・・・呆れますよホント。
BEEさんが荒らしだとかそうでないとかの議論して、みんな楽しいですか?
俺ははっきり言ってうっとうしいだけです。
もうどうでもいい。
今日は続きを書き込むつもりでしたが、こんな状態ではとてもそんな気分にはなれません。
口出しせずに静観していた懸命な方には申し訳ありませんが、今日は予定していた書き込みを中止させてもらいます。
本日深夜0時までの間にこの議論が終わらなかった場合は、土日にかけての更新も中止します。
・・・もし、万が一BEEさんが嘘を言ってるとしても、一人の人間を
複数でよってたかって潰しにかかるようなやり方、俺は大嫌いです。
そうだぞ!!!もっとオイラみたいに楽しくいこうぜ!!!!!!さぁみんなでやっほっほーいだ!!!!あっあー、なんかイイ感じ-♪
チェストオオオォォォオォオォオォオォオオオォォォオォオォオォオォオオオォォォオォオォオォオォオオオォォォオォオォオォ!!!!!!!!!!!!!!
ここまでくるとK-氏が気の毒だね。漏れは前スレみたいな雰囲気が好きだったのに、今はイライラするだけ。
純粋に書き手さんの文章を読んで楽しむスレでしょ?いい気になって突っ込みまくって人を不快にさせる奴の方がスレ汚し。
もうこの議論は止めよう。つまらないよ…
最初「よくある妹萌え狙いのクソヘタな小説か……」
と思って読んだら意外に面白かったよ。
今後も頑張ってください。
最初「よくある妹萌え狙いのクソヘタな小説か……」
と思って読んだら意外に面白かったよ。
今後も頑張ってください。
なんつーか…
皆勘違いしてるな
つーかもうどうでもいいやん。
妬みでも何でもいいよ。間違いでもそうじゃなくてもいいよ。
とにかくスルー覚えろ。
バカをスルーできないスレの末路はいつも同じ。アホに長文レスしてたK-氏も同罪。
BEEが正直に謝罪すれば、罵声は出るだろうが
徐々に沈静化していくだろう。
もっとも、ここを荒らしたかったBEEからすれば
今の状況は願ったり叶ったりだろうから
そんなことはしないだろうがな
>193まあ、このスレはK-の実力でもってるようなものだし
K-が話を書き込み続ける限り末路はこないだろう
>192はBEE
おいおい、一夜にして この流れはなんだ?
前スレの埋め方はどうなんだ?
198 :
ちぽん:04/08/28 12:59 ID:+6N3q6rH
初心者です。わざわざ下らん喧嘩するこたーない
とおもうんですが。ちょっと聞いてよ。妹萌えスレみつけたから
体験談書きたいんでよ。いいですかね?いいみたいですね。駄文許せ。
僕(25)にも妹(18)がいるんです。昨年の話やから
結構新鮮なんすけど。もともと妹とはそんなに仲良くなくて
五六年前なんかは必要以上のことはしゃべらなかったくらいなの。
俺は結構遊んでていまどきな馬鹿系だったんだけど、
妹も15くらいからかな?結構髪染めたりピアスしたりって
結構頭悪くなってきたんよね。んで妹が高校はいってからうちに友達
つれてくるようになって女の子好きなおれのことだから友達に「おーす
。」とかすすんで話しかけてたの。
ちぽんさん支援だぁ!!!!がんばれ!!!駄文じゃねぇぞ!!!!!あっあーー♪何かイイ感じーー♪
ちぽんさん紫煙♪
>+PHtQphw
前スレ1000おめ
前スレ埋め終わり。
初の1000もゲット。
204 :
えっちな21禁さん:04/08/28 14:02 ID:jZOSeP07
205 :
ちぽん:04/08/28 14:05 ID:y01YVxv4
サンクス
んでそんくらいからか妹ともぼちぼち話すようになってきてな。
なんせお互い軽い奴だからポンポン話が盛り上がってきたね。でもさすがに
シモは気まずい感じだったんだけど、あるとき妹の友達がきて「お兄さんって彼女
いる?浮気とかしないですか?」とかナイスなこと聞いてくれて、さらに
「どっから浮気になりますー?やっぱりHしたら?」とかもう、あんた最高!!
って感じでしたね。みごと妹との壁をぶち抜いてくれました。
それくらいから妹が俺の部屋にゲームしにきたり「ビデオ見よ」とか
誘ってきたりなんか妙に意識しだしたの。いや、俺が。あるときなんて妹がゲームしてる
ときに俺がねちゃって、はっ!と気づいたら腕枕で隣で寝てたの。もう、やりてー!!
って感じでした。イカンイカン。俺はなんせ妹だから顔がかわいいとかそんなことは
思わなかったんだけど、俺の友達がみんな妹かわいい!っていってたから「ほぉー」
って思ってたんだよね。
206 :
ちぽん:04/08/28 14:28 ID:y01YVxv4
で、またあるときなんだけど俺が酔っ払って帰ってきて妹になんか
言われたから「ヤるぞお前(笑)」って冗談(半分本気)で言ったら
「はあ?あんた目ェエロいよ(笑」とかのやりとりも
かなりポイントだった気がする。このころが昨年の事だね。
んで事件があった日です。
その日は仕事が連休で妹も学校連休やったし二人でドライブ行ったの。
もちろんおれの誘いでよ。いろいろデパートとかいった。
で、この日夜おっきい祭りがやっててそこ行こうってはなしになって。
こっから一つ目の萌え発生ッス!なぜか腕組んできたのよ!
「!!!???」って感じでびっくりして「どしたお前!?」って聞いたら
「駄目?祭りやし離れて歩いてると恥ずかしい」みたいなこといってた。
「はあ?何それ?あははー」とか言いながら(ぜんぜん駄目じゃないッス!!)
って思ってたのを覚えてる。実際こんときはかわいいって思ってたね。
207 :
えっちな21禁さん:04/08/28 14:40 ID:ebHQ8J4L
ちぽんさん紫煙
>K-さん
前スレの後半の埋め方とか、BEEさんの件とか、だんだん確実にスレの雰囲気が
悪くなっていっていると思うのですが。。。
私は前スレの方が良かったです
2ちゃんでは珍しいスレの出来ですよね
うまく言えないんですが、このスレをまとめられるのはやっぱり
K-さんしかいないと思うんで・・・頑張ってください
以上、静観者より
209 :
ちぽん:04/08/28 15:01 ID:y01YVxv4
で帰りに飲みに行ったの。出るころにはいい感じに二人とも
酔っ払ってて、んで家に帰った。親が夜勤だしその日は夜中まで俺
の部屋で飲んでた。男の話やら当時ヤッタ女の話とか。んでなんとなく
流れでベッドに二人とも横になってた。こんとき既にむらむらきてたけどなか
なか手なんかだせないしさ。そんなこと考えてたらいつのまにか
妹が眠っててこれしかねえっておもって、妹に寝
返りうったふりしてなんつうか体ごと妹のほう、片腕を胸の上、片
足を太もものうえにうまいこともってった。顔なんかくっつきそう
な距離でよー。胸がパジャマにノーブラだったから腕が暖かくて
すっげー興奮した記憶がある。俺がわざと妹がおきるくらいの勢いでやったから案の定起きて、俺も
たまたま今起きた、みたいな顔して「あれ?俺なんで抱きついてんの?あはは、、、
ムニャムニャ、、」みたいにとぼけたと思う。
210 :
ちぽん:04/08/28 15:30 ID:y01YVxv4
けどちっとも嫌がらないしさ、むしろクスッて笑ってくれたんだった気がする。
そしたら妹がヨイショヨイショってこっち向いて抱きついてきた。しまった。
勃起ってた。先に気づかれるとかなりハヅイので偶然を装って妹にガンってぶ
つけて「いってー!あはは!」って言ったら「はあ!?何当ててるん!?って
起っとるし!!(笑」って笑ってくれた。こんとき既に「もしかして」
って思ってたよね。妹が「なんで?」ってにやついて聞いてきたから
「そら横で女寝てたらムラムラくるわい」っていった。「は?女って妹やで?」
とかなんか言ってたけどお互いもう色気ムンムンモードなのはわかってたっぽい。
しばらくモジモジしてね、とうとう一線を越えまして。
チスをしちゃった訳なのです。
211 :
ちぽん:04/08/28 16:04 ID:y01YVxv4
なんかこん時は拒まれるって思わなかったよね。キスしてるときすげえ抱きしめて
くるし、首筋とか触ってると「んん、、、」とかいってビクッてなるし。
もうすげえ興奮した。2,3分はしてたような気がする。終わって顔見たら
「何よー、、。」って恥ずかしそうにしてた。んでまた抱きついてきた。
そこからもうこっちはHモード全開で耳やら首やら腰やら触りまくって妹
ハアハアいってるしさ。いかん、思い出してたってきた。酒入ってるせいか妹が
またなんかエロいのよ。
首やら耳やらすっげえ舐めてきて「お前マジ妹かよ!?」ってくらいよー。
んで兄貴としてH下手とかカコワルーやからもうほんきだして愛撫したよ。
んでパンツ触ったらぐちょぐちょで「ああんっ…!!」っていうしさー。最高に
かわいいの。んで一生懸命腕振った甲斐あって潮もふいて。つうか妹ももう何人か
経験あったからやりやすかったんだな。「フェラしていい…?」とか言ってき
てくれるし。けどフェラが普通にうまかったのは少しショックだったな。
フェラうまくてショック支援
213 :
ちぽん:04/08/28 16:32 ID:y01YVxv4
フェラされてるとき顔みてたらたまにこっちみて、まさか妹の顔こんな角度で見る
とは思ってなかったし。なんか妹って感じじゃなくて彼女って感じじゃなくて
もっとすごい関係になれたような感じだった。
フェラの最中に「おしりこっち向けてよ」って69誘ったら「恥ずかしいよぅ…」っ
て言われたけど「だめー」って言ったらすげえはづかしそうに俺の顔をまたいだ。
触ってたのは少し前やったのにまだ垂れるくらい濡れてた。でクリとかア
ナルまで舐めまく
ったら口の動きがとまってたから「だめ。動けよ。」っていってさら
に舐めまくった。足がビクビクしながら「だぁめぇぇ…!!動けんよぉ…」
っていってたからもう入れたくなった。
214 :
ちぽん:04/08/28 17:19 ID:y01YVxv4
「しよ?」って言ったら頷いて「ゴムはぁ?」って聞いてきた。「あ、ねえ。
つうかつけたことほとんどないし。」って言ったら「○○もあんまりつけんけど(
ガーン!)さすがに恐くない?」っていうから「恐くないって。やめる?」って
言った。そしたら妹は「嫌ぁ…。する…」っていったのでそのまま
こっち向かせて騎乗位で。妹はゆっくり自分が気持ちいいようににゅるーって
いれてた。全部入ったら抱きついてきて「気持ちいぃ…!!」って言ってた。
上だけパジャマのシャツ着てるのがエロかった。そのまま超キスしてきて顔とかも
すげえ舐めてきた。薄目開けてて俺の口に唾垂らしてくるというスゴ技もしてきた。
(どこで習ったの!?泣)
215 :
ちぽん:04/08/28 17:25 ID:y01YVxv4
それから膝まげて長瀬愛並の腰使いで「んんっ!あんっ!」
って聞いたことない妹の声やった。そのまま俺も起き上がって正常位でした。
酒飲んでたからなかなかいきそうじゃなかったけどやってる間ずっと
薄目あけて眉間にしわ寄せてみられてるとすげー燃えてきた。
「お兄ちゃん好きぃっ…」とか反則やったし。布団も濡れまくって妹
の声も泣き声みたいになってきた。「あんっ!イクッ……いくっ…」
「俺もいっていい?」「うんっ…!ああっ!いくっっ…!!!!!」
って俺も抜いて妹のスマタで逝った。ー完ー
てゆーか昨年って言っても一年も前やし事細かには覚えてないっすね。
だから結構いい加減なんすけど。なんか今では妹のヤキモチがすごくって
たいして萌えないが。キスはしょっちゅうだけどHはたまにしかしなくなった。
ちぽんさん乙です!駄文ではなかったですよ♪
BEEは逃げたのか?
俺は正直に話してくれさえすれば私怨だってするが・・・
逃げてない。フツーに見てる。ってか、俺が書くと荒れるだろ?これを機に二度と来ねぇよ。
(・3・) アルエー 別に止めませんYO
>>BEEさん
また時がたったら来て、書き込んでくださいよ。
俺は今でも支援はしてるしあなたの書く文も好きだったからさ。
あなたをまってる人だってたくさんいるとおもうよ。
もう来なくて良いよ。少なくとも同じ名前では来るな。
>219やっぱ逃げるんだね。
残念だよ、本当のことちゃんと話してあやまろうよ
そうすれば、一時的にはしんどいかも知れないけど
私怨してくれる人だって沢山居るだろうに
もちろん俺も四円する
224 :
36:04/08/29 01:29 ID:NL061LN8
そしたらK−タンもいずれこなくなるのかな?
((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
>36さん
えっ?何でそうなるの?
>BEEさん
居なくなることを決めたなら、俺には止める権限が無いのでどうしようもないですが
あなたのお話を待ってる人もたくさん居ることを考えて、もう一度考え直していただけませんか?
それと、残るにせよ、居なくなっちゃうにせよ、一応弁明はけじめとして必要だと、俺個人は思います。
「そんなの無視しろ、またスレ荒れるだろうが」との指摘も出てくるでしょうが、
違うなら違う。
やったならやった。
それをもう一度だけあなたの言葉として聞きたいです。
違うなら、堂々としてればいいことです。
俺はあなたがどっちの言葉を書き込んでも、それを信じます。
まだぐだぐだいってんですか。K-さんの忠告を読まなかったんですか?K-さんの話の続きを待ってる人も沢山いるし、俺もその一人です。迷惑してる人がいるんだからいい加減にして下さい!
K-さん、すぐじゃなくてもいいんで気持ちが落ち着いたらまた続きを書いて下さい。よろしくです。
>まだぐだぐだいってんですか。K-さんの忠告を読まなかったんですか?K-さんの話の続きを待ってる人も沢山いるし、俺もその一人です。迷惑してる人がいるんだからいい加減にして下さい!
禿同
>K-さん、すぐじゃなくてもいいんで気持ちが落ち着いたらまた続きを書いて下さい。よろしくです。
禿同どう
もう書かないと言ったけど、K-さんが出てきたので、最後に一言だけ。
やってないと言ってるのに自演だとしつこく疑う奴らがいることに対して腹がたったから書かないだけで、逃げとかそんなんじゃないです。
あと支援してくれてた人は、本当にすみません。
229 :
ちぽん:04/08/29 05:04 ID:V1qrwNCk
BEEさんやってない?BEEさんがやったかどうかなんて第三者から見れば
どうでもいいですが。みんなしつこすぎて男らしいね。それだけうざうざと
いわれれば誰でもこんなとこ来たくなくなると思いますがね。
148>K−さんもなかなかですね。「おやおや」には関心するよ。BEEさん
の弟とやら、口は悪いが、いち厳しい評価として聞くんじゃなかったっけ?
もめるのはきらいだけど、あまりにも中身ない事言う奴多いしな。
いい加減マターリ汁!
>229あれは厳しい評価ではなく、タダの因縁
そんなものに対して、K-は随分丁寧に一つ一つ答えてたように俺には思えるが?
評価ってのは>134見たいなのを言うんだよ
因縁と評価の区別もつかないのかお前は?
まるで自分は中身のあること言ってるみたいなこと言うね>229
そろそろ、流れを戻さないか?
みんな、何を求めてこのスレを見にきてるんだ?
おれは、読み物を読みたくてここをチェックしてるわけだが、
おまいらは違うのか?
>>BEEさん、K-さん
バカ共は相手にせずに、また書き込んでください。
結構楽しみにしてましたので。
湿気が多いので、湧くのは仕方ない。
放っときましょうや。
連続スマソ
>>ちぽんさん
続きあるっしょ?
期待してますぜ。
K-も一々バカに長文レスするんじゃねーよ。BEEはさっさとトリップとコテ変えろ。
237 :
ちぽん:04/08/29 12:33 ID:V1qrwNCk
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ぞろぞろ・・・・・
| 次でボケて! | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|__| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|ボケて! !
. . .∧| 次でボケて! |____.| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ぞろぞろ・・・・・
. . ( ゚ |_______| || . . | 次でボケて! |
/ づΦ∧∧ || ( ゚д゚)|| . . |_______|ぞろぞろ・・・・・
.. ( ゚д゚)|| / づΦ ∧∧.||
 ̄ ̄ ̄| / づΦ ぞろぞろ・・・・・ .( ゚д゚)|| .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
ケ..| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ./ づΦ | 次でボケて! |
__| 次でボケて! | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|. |_______|
.......|_______| | 次でボケて! | ∧∧ ||
. ∧∧ || .|_______| . ( ゚д゚)||
( ゚д゚)|| . ∧∧ || . / づΦ
/ づΦ ( ゚д゚)||
ぞろぞろ・・・・・ ./ づΦ
今日初めてきて、このスレだけ全部目を通してみたんですが、(前スレはまだ見てません)
ここって、K- ◆m1CrcJ7uS. さんの作品を楽しむスレなんですよね?
なのに何故こんなに荒れているんですか?
その理由は一通り目を通しているんで、大凡見当はついてます。ですがね、
皆さん、そんなにBEE ◆pO3PK.BFdI さんを責立てて面白いんですか?
そんなに問題ある人なら無視していれば良い事ではありませんか?
あと、こればかりは人それぞれの解釈に委ねられる事ですが、
人の言葉を曲解したまま正そうとしない人の姿勢の方が問題だと思いますがね。
何かっちゃあ叩きまくってる人、自分の主観でやってるでしょ、それ。
もっと客観的にドライな捉え方した方が良いんじゃありません?
続きその1です。
K- ◆m1CrcJ7uS. さん、何だか酷く苛ついている様なので一言言わせて頂きます。
貴方、その感情が収まるまでこのまま暫く筆を置いた方が良い。
気持ちが落ち着かないと、良い作品も書けないでしょう。
一番間違い無いのは、叩き合いに反応しない事ですね。
今はしっかり次作の構想を練り上げる事に専念して下さい。
今日初めて読みましたが、K- ◆m1CrcJ7uS. さんの作品は中々読み応えがありました。
次作、期待しています。
続きその2です。
BEE ◆pO3PK.BFdI さんも別スレで作家を名乗っている様ですが、
その割には何も書いていない気がしないでもないんですが。
公の面前で作家を公言したなら、それなりの作品を挙げたら如何です?
それもせずに叩きに反応しているなんて、みっともないにも程があります。
もし、俺はこれだけのものを書いて既に発表している、と言うならその場所を教えて下さい。
すぐにでも見に行きましょう。
1レスで書き込みたかったのですが、本文が長過ぎます云々、との事で分割せざるを得ませんでした。
レス枠浪費して済みません。
>228 BEE ◆pO3PK.BFdIさん
なら、俺はその言葉を信じます。
今後、BEEさんに対して今回の件で叩くような書き込みに対しては全て荒らしと判断させていただきます。
それに反応した方の書き込みも同様に扱わせていただきます。
↓これだけは答えときます。多分に誤解があるようなんで・・・
>239->241さん
ここは、俺の作品のみを楽しむ場所ではありません。
前スレにて、BEEさん始め数名の書き手さんがいくつものお話を書き込んでくださいました。
その中には、まだ完結していない話もあり、ここに続きが書き込まれることでしょう。
ちなみに、BEEさんも前スレにてお話を2つほど書き込んで下さっています。
次。
俺はまあ、イラついてはいましたが、それはあの因縁君の書き込みに対してではなく
その後のくだらないBEE叩きの議論とその相手をしてる人たちの書き込みに対してです。
「そんなこたぁわかっとる」と言われる方もおられるかも知れませんが、一応誤解の生まれないよう
ここで言っときます。
ちなみに、もう別にイラついてないよ?
BEE氏おかえりなさい支援!
誰も話書かないってのも荒れる原因の一つな気がしますね、話題がないというかなんというか。
みなさん読みにきてるはずですから、書き手の方々頑張ってください、期待しています
>>238 2chで少しでも叩きネタが出たら叩かれるのは当たり前だからこれは仕方ないだろう。
段々収まってきてるのに今度は逆に叩き批判の方をやめようとしないから更に荒れる。
BEE氏を無視しろ、と言えるなら叩きを無視すれば皆飽きるのにね。
正そうとしない、と言ってますがそりゃまた強引な・・・
そちらに取ってはBEE氏が言ってることが正しいのかもしれないがそう思わない人もいる。
漏れには前スレでもBEE氏の子供っぽい部分は見て取れたしBEE氏のことは完全には信じられない。
主観で書き込んで何が悪いんでしょう?
大体この場合の客観的な考えっていうのは何なんだろうか。
>>238 んじゃ、オマエがドライにスルーの手本見せろや。クダラネー長文3レスも書いてて笑わせるよ。
マターリするのだ!!(`・ω・´)
マターリマターリマターリマターリマターリマターリマターリマターリマターリマターリマターリマターリマターリマターリマターリ(´・∀・`)
(´∀`)つ●
ウンコおいときます♪
_____
||// ∧_∧|∧_∧
||/ ( ´・ω・)( ) うんこくさい…
|| ( )|( ● )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ u―u'
_____
||// ∧_∧|∧_∧
||/ (n´・ω・)n ) でもうんこついてない…
|| (ソ 丿|ヽ ● )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ u―u'
_____
||// ∧_∧|∧_∧
||/ r( (n´・ω・`n) うんこついてないのにうんこくさい…
|| ヽ ● )|( )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ u―u'
251 :
えっちな21禁さん:04/08/29 14:44 ID:B9pXwVN7
(´∀`)つI
10円やるからマターリ汁!!
書き込みの後、すぐに前スレを見に行きました。
そっちも目を通しておかないと、僕も誤解したまま思い込んでいる部分に気がつかずに終わってしまいそうなので。
>>243でK- ◆m1CrcJ7uS. さんの言う通り、BEE ◆pO3PK.BFdIさんに対して誤解がありました。
確かに前スレで2作品発表されていました。
決して上手とは言えないですけど、まあまあ悪くないですし読ませる文章だなと感じました。
ただ、下手だと言いながらも公に作品を発表しようと言う人が、支離滅裂な叩きに目くじらを立てて反応して、次回作を楽しみにしている読者を蔑ろにした行為は、作家として許されるものではないでしょう。
そんな事するヒマがあったら、構想の二つ三つは練り上げる事が出来るでしょうに。
今回の騒ぎに付いては、その点においてBEE ◆pO3PK.BFdIさんにも多少の責任はあると思います。
これからは、叩きに過剰反応しない様にしたら如何でしょう?
折角ね、支持して下さる人が居るんだからそういう人達を大事にしましょうよ。
>>245さん
貴方の言う事も一理ありますね。
でも、自分が気に入らないからという理由だけで批判すりゃ、そりゃあタダの叩きにしかならんでしょう。
僕は
>>238-240の中でBEE ◆pO3PK.BFdI さんが一方的に正しいと言い切ったつもりは無いですよ。
叩いてる人達に対しても同様です。
お互いに気に入らないなら黙って無視してろ、と言ったつもりだったんですが。
己の主観だけで捉えて好き勝手発言するのも大いに結構。
それがどんな事態を招くかも、貴方もにちゃんねらーなら分かり切っているでしょ?
>前ry)大体この場合の客観的な考えっていうのは何なんだろうか。
答え= 無駄口叩かずに黙ってるのが一番
て、事です。そうすりゃ要らん事に関心も向かんでしょ。
po
>答え= 無駄口叩かずに黙ってるのが一番
長文かいてるアホが何を言うwwww
256 :
ちぽん君:04/08/29 16:55 ID:V1qrwNCk
姉「mxって奴でとった映画、なんか見せてよ」
僕「いいよー」
ウイーン・・・・
−−−−−−ターミネーター3…
字幕BYアナル男爵−−−−−
姉「、、、(汗)」
僕「、、、。ん?なにが?」
久々(といっても前スレ900ぐらいから)に見にきたら前スレは見当たらなくなっていて
新スレは立っているけど荒れていて・・・
まだ前スレで読んでないのもあったのかなぁ
Kさんのはとりあえず移してあるからまだいいけど・・・(´・ω・`)
誰かログとか残してないですか
259 :
えっちな21禁さん:04/08/29 22:39 ID:9U7i2hVb
オレ オマエラ スキ ケンカ シナイデ・・・
260 :
えっちな21禁さん:04/08/30 00:44 ID:yi8fnPJU
Kはうぜー。
俺はKの小説になんの期待もしてないがその他のやつが良かったんでたまに見てるがKの傲慢さには腹が立つ。
低姿勢ぶって他の皆が誰かを叩くレスが入るとそいつに敵意むき出していくわしまいにゃ自分の気分が乗らないから本とは書き込む予定だったけどやめるとか言い出すわ。
気分悪くて書きたくねーんなら本とは書く予定とかわざわざ公表する必要ねーだろ。
ここにいるKマンセー野郎どもはまた必死こいてKの援護と支援で盛り立てるんだろうけどそれみてKは神になった気でいるんだろーね。
スレ建て主だからって掲示板なんだから重箱の隅つつこうが勝手だろーがよ!
だいたいKの文章はえっちねたとしてはスレ違いだしいい気になってないで小説板か恋愛板行けよ。
ちなみに俺はBEEじゃないからな。
261 :
PPPbf1339.kanagawa-ip.dti.ne.jprlo:04/08/30 00:50 ID:s03OnvRu
SummerKitchen2004otzoi
さて、ようやく落ち着いてきたことですし、続き書きますね。
何か色々波乱があったが頑張れ。支援
「・・・そんな非常識なっ!・・金さえあれば・・・くっ・・生活でき・・るとでも思ってるのかっ!」
「ああ、少なくともあんたと一緒に居るよりは安心して暮らせるさ」
冷たい言葉と軽蔑の一瞥をくれてやり、俺は腕の力を抜いた。
開放された首元をさすりながら、よろよろと部屋を跡にする親父を俺はあえて視界に入れないように、先ほどまで親父を押し付けていた壁を睨みつけ、足音が遠退くのをじっと待っていた。
・・・完全に終わりだった。
もう、家族と呼べる相手は葉しかいない。
それだけになってしまった。
徐々に冷静さを取り戻しつつある頭の中に、葉の言葉が浮かび上がった。
――――――私、お母さん好きだよ。
――――――お父さんも好きだし、お兄ちゃんも好き。だけど・・・
――――――だけど・・・だけどっ! 好きな人がいなくなるのはもう嫌だから!
この決断は、あいつにとっては望まない決断だったかも知れない。
だけど・・・だけどさぁ、このままってわけにもいかねーだろ・・・。
俺は正しいことをしたはずだ。
なのに、どうしてこんなにも割り切れない思いで心がかき乱されるのか。
正しいことをしたはずなのに、何故俺は悔いているのか。
悔いている・・・俺が?
これは後悔なのか?
・・・そんなことはない。
次が無いとは断言できない。
次も都合よく俺が発見できるとも限らない。
これは最善の行動だったはずだ。
・・・けど。
俺は、葉の家族を"また"ここから追い出したのか――――――?
>本当は書くつもりでしたが
俺的にこれはK-タソの怒りと「皆さんが俺の注意を破ったから選んだ手段です」みたいな想いが伝わってきたネ
え?そりゃただの決めつけだって?禿同してくれないのかYO!!(´・ω・`)
267 :
36:04/08/30 01:31 ID:4KiUNc78
( ゚д゚)ポカーン
アレレ?郵便局の通帳がなくなっちゃった。
(;゚д゚)お願い!ハッチさん一緒に探して。ネ!
268 :
36:04/08/30 01:37 ID:4KiUNc78
━━━━(゚∀゚)━━━━ワーイ
K−タン復活!
K殿紫煙ですぞ!
続き頑張ってくださいな!
あんなことがあったのに、不思議と冷静な私がいた。
普通に体を洗って、普通に頭を洗って、普通に湯船に浸かっている。
私は・・・なんなんだろう。
この家庭にとって、どういった位置づけだろうか?
いや、この場合、だっただろうかになるのかな・・・。
私にはわかる。
お兄ちゃんはお父さんを許さない。
きっと・・・いや、必ずこの家から追い出すだろう。
お兄ちゃんが私を部屋から離したのは、その先の会話を私に聞かせたくなかったから。
私は、それを望んでない。
ありきたりだけど、私は、お父さんとお母さんとお兄ちゃんとで仲良く暮らしたい。
だって、4人仲良く居られた時間なんて、今までほとんど無かったんだから。
だけど、私はここにいる。
お兄ちゃんが私をお風呂に行かせようとしたとき、その後のことが分かったにもかかわらず、あの場所から私は立ち去った。
実は私、自分で思ってるほどお父さんもお母さんも好きじゃないのかな。
お母さんが出て行ってしまったとき、本当にショックで部屋に閉じこもったけど、お兄ちゃんがプレゼントを渡してくれた瞬間、喜びが辛さや悲しみを簡単に上回ってしまった。
今回もそうだ。
お父さんがいなくなる。
なのに私は、こんなにも冷静。
いったい私は、自分の家族をどう思い、家族は私をどう思っていたんだろう。
私はどこにいたんだろうか?
私はどこにいるんだろうか?
私はどこにいればいいんだろう?
ふと気が付いた。
湯船の中で、震える自分を抱く私に。
待たせてしまった上に、短いですが今日はここまでにさせてください。
>266さん
いやだって、>121で俺、土日に続き書きますって言ってたでしょ?
それをスレが荒れてるからって、何も言わずに書かないってのはまずいと思ったから。
実際、あの状態ではとても続きの書き込みなんてする気にならないし・・・。
>268 36さん
復活なんて大げさなw
俺は読んでくれる人が一人でもいるなら、絶対に最後まで書き込みしますからその点は心配しなくて大丈夫ですよ。
>263さん >269さん
支援ありがとです。
続きがんばります。
今日はこんだけですが・・・・。
あ、あと36さん。
さげてほしいです。
メール欄のとこにsageって入れるだけでいいんで、お願いしますね。
275 :
えっちな21禁さん:04/08/30 02:22 ID:KFsDfWlw
K- は ほうち をおぼえた。
>>267 36さん!!(`・ω・´)ありましたよ!!(´∀`)つэ あぁっ!!これぁオイラのへそだった!!Σ(´・ω・`|||) (´・ω・`)つ@1円で勘弁してチョンマゲ
BEE は ほうち をおぼえた。
かるしうむ をてにいれた。
278 :
258:04/08/30 09:59 ID:5kcJRQFM
・・・無視された(´・ω・`)
誰か・・・前スレの・・・ログを・・・
作品だけでいいから・・・Kさんのはここにあるから・・・
それ以外を・・・orz
900からってそんな大した物なかった気がするが。
まあK様ONLYのスレになったってことじゃないの
K様も他のは拾ってこなかったわけだし
K-ヨンジュン様
>278さんへ
前スレ900以降は、誰のお話の進展もありませんでしたよ。
>282さんへ
ちょっと待った!
他の人だって来てるんじゃないんですか?
ただ書き込んでないだけで。
大体、俺一人だけっての俺は望んでないんですが。
俺だって読み手に回りたい事もありますから。
285 :
278:04/08/30 22:42 ID:KjSeC+/P
>>284 そうですかー・・・ちょっと安心?w
わざわざすいませんでしたー
初めて来ました
K-さんの話おもしろい!
スゴク先が気になりますよ!
いろいろあるみたいだけど私はK-さん応援します
ガンバですっw
多分女の子のファンけっこういそう・・・
女のファン1号です
K-様様の小説が終わったら駄文書かせてもらいます
今からは書きません
だってK-様様の作品見ながら
いじいじしなきゃいけないもんw
288 :
えっちな21禁さん:04/08/30 23:49 ID:KFsDfWlw
「初めて来ました!面白い!」系を見かけるのはこれで何度めか・・・
同じ香具師がループしてやってるように見えなくもないが木の精だな、うん(逝)
>>288 K-タソはそんなことしないぞ藁
290 :
えっちな21禁さん:04/08/31 00:14 ID:AqJclCd8
どんなに人格レベルが高かろうと
しょせんはK-も人間。
自作自演をする可能性は大いにあろう。
まあ人格レベルが高いかどうかも微妙だかなw
まあ2ちゃんではこういうことだから
投稿確認
・投稿者は、投稿に関して発生する責任が全て投稿者に帰すことを承諾します。
・投稿者は、話題と無関係な広告の投稿に関して、相応の費用を支払うことを承諾します
・投稿者は、投稿された内容について、掲示板運営者がコピー、保存、引用、転載等の利用することを許諾します。また、掲示板運営者に対して、著作者人格権を一切行使しないことを承諾します。
・投稿者は、掲示板運営者が指定する第三者に対して、著作物の利用許諾を一切しないことを承諾します。
293 :
えっちな21禁さん:04/08/31 01:31 ID:AqJclCd8
ワラタ
294 :
36:04/08/31 02:45 ID:WTgvpamX
━━━━(゚∀゚)━━━━ワーイ
ハッチさんから1円貰ったよー!
大事にしますね!
295 :
36:04/08/31 02:46 ID:WTgvpamX
━(゚∀゚)━sage!
(´∀`)マターリ汁。
しつこい男は嫌われるぞ。あとK-様私怨
おはようみんな。
今更ながらちょっと気になったんだけど、
「K-」ってなんて読むの?
@ケーー
Aケー
Bケ
Cヶ
ちなみに俺の中ではケイイチと脳内変換されてます。
俺の中では
Dケイ
なのだがあまり変わらんな
299 :
◆I4tEmYcI0s :04/08/31 17:57 ID:e1yOv9q9
汚
ス
レ だ な
>291-292さん
なるほど。そういうシステムですか。
まあ、この掲示板の規約を読んでなかったのは俺の間抜けって感じですねぇ。
しかし、そうなるとさすがにちょっとおもしろくないですね。
これはやっぱ、HP作るしか解決策はないのかな。
真面目に考えてみよう・・・。
>294-295さん
いや、下がってないっすよ・・・。
えー、名前の読み方が話題になってるのでお答えします。
読み方はですね、・・・・・・・・・・・・・・なんて読むんだろ。
かなり適当に付けたHNだからなぁ。
まあ、K-って読んでください。えっ?わかんねーって?
K- ◆m1CrcJ7uS. さん、いつになったら気が付くかなと思ってました。
2ちゃんねるに作品を書き込むと言う事は、ある意味著作権フリーであると認識されるんです。
書き込む前後を問わずいくら著作権を主張したところで全くと言って良いほど意味がありません。
誰に著作権があるかと言ったら、2ちゃんねる運営者にあると考えた方が良いでしょう。
つまり運営者に帰属してしまうと言う事です。
どうしても著作権を主張した上作品を発表したかったら、自サイトを立ち上げてそちらで公開する事をお勧めします。
>301さん
はい。
どうもあなたが言うように、自分でHP作るしかなさそうなので、実はもう準備に入りました。今日。
俺だけでなく、ここでお話を書き込んでいた方、書き込もうと思っていた方も参加できるような
HPを作ろうと思っております。
まあ、俺は全然そっちの知識がないので、誰か色々アドバイスしてくださる方が
いてくれると、当方大変ありがたく、神とあがめさせていただきますw
という経緯から、俺の話の続きはHP完成後、そこに掲載させていただきたいと思います。
著作権に関しては、何かいろいろややこしいところが多いようです。
俺の作るHPでは、創作物の著作権は全て作者に帰属する形にしたいと思っています。
ご理解と、出来ればご協力をお願いします。
このスレは、ここの規約に納得して書き込むと言う方の作品を楽しむ場として残したいかなぁ。
大体著作権なんて主張してどうする気だ?
主張するためにあるものを、主張するのに理由がいるかい?ボウヤ
IMONA使いとしては寂しくなります
僕も携帯からIMONAで読んでるので読めなくなるのが残念でなりません。
おおぅ・・・・。
携帯で見てた人けっこう居るんですね。
どうしよう。
なんとか携帯でも見れるようなサイトに出来ないものか色々調べます。
>305 >306さんのような方を切る捨てるようなことはしたくないので、
サイト閲覧できないとしても、何か方法を考えます。
本当か分らんけどどっか他のサイトに先に書いてから2chに書けばいいみたいなことを聞いた
前スレからずっと見てます。
K-さんってちゃんと読み手のこと考えてくれてるんだね。
つーか凄い真面目で2chにもこんな人いるんだと思った。
頑張ってくださいね。
真面目つーか、ただのアホつーか
K-さんが小説書き込まなくなってから、他の書き手さんも書かなくなったね。
誰か著作権放棄覚悟で何か書いてくれないかな。
それとも書き手さんのみんなはK-さんのHP待ちしてるのか?
>302でほかの書き手さんも小説公開できる形で作るようなこといってるし・・・・・・。
K-が頑張ってるのはよくわかるんだが、燃料投下されてない今は廃墟同然だな、前スレは神だったが…
>>310 つか書き手ってのは常に読み手を意識するものだろ
読み手第一と考えるのは書き手からすりゃ重要ポイント且つ当たり前
有料ならね
>>310>>315 まあその辺は有料とか無料とか関係なく
物書きの習性みたいなもんだから
>>312 2ちゃんに書き込む時点で著作権とかもう放り投げてますね私は
逆に言えば飯の種になりそうなもんは書き込まないっていうか
俺職人を探してくる。
そしてK-さんがいなくても立派にやっていけるスレにする。
そして、良スレ乙って言われるのが俺の夢だぁ!!
>317
ならお前がK−氏クラスの作品をここに書き込めばいいことだ。
・・・・ま、そんなこと出来る奴そうそういねーわな
だから、現在の状態があるわけだし・・・・・
一人でK-さんレベルの作品を仕上げるなんて無理だ…
みんなぁ、オラに力をわけてくれぇ!!
人数いりゃいいってもんでもないだろ
K-の作品は比較対照がエロゲならほぼプロ級・・・・・中堅クラス程度まではいってるだろう
これと同程度目指すなら、人数じゃなく才能が必要
K-・・・・帰って来いよぅ・・・・・・
この空は、全てを知っている
全てを見て、見ぬふりをしているんだきっと・・・
あたしは忘れない・・・
あたしは都立高校に通う高校3年生。
まぁいわゆる受験生ってやつ。
正直、高校生活って早いなって・・・。
時の流れも、人の心の移り変わりも、全てがリモコンで早送りされてるみたいに。
コノ世の中に、もしかしたら人間用のリモコンも存在するのかもしれない。
早送りしたり、巻き戻ししたり。
時には停止ボタンも使った。
予約も・・・。
高校2年生になる春休み、あたしは転校した。
父の仕事の都合だ。
転勤族だしかたない。
別に転校したからって友達がいなくなるわけでもない。
そんな事で友達を失うようなあたしじゃないし、そんな事で離れていくような友達ならいらない。
彼氏もいた。
振った。
遠距離なんて高校生には無理、あたしには出来ないって勝手に一人で決めつけて捨てた。
ひどい女だな、あたしもさ。
324 :
36:04/09/02 00:11 ID:cl5f9GXA
━━━━(゚∀゚)━━━━キター!
そんな春に初めて携帯電話っていいなっておもった。
同時に、変な安心感に包む気持ち悪いものだなとも思った。
「えりちゃん!!転校草々遅刻するき?いいかげんにしてよ!もう前の学校みたいに
甘くないんだからね!早く起きなさい!!」
怒鳴り声で目覚める。
日常だ。
こんな目覚めは平和すぎる。
おおっ、救世主出現っすね。
応援しますよ。
がんばれ〜
母はとっても良い“母親”してるとおもう。すぐ怒るけど・・・。なれた。
「学校。何処の駅で降りていくんだっけ?」
「何時の電車乗れば良いかな?」
朝からくだらない質問を繰り返してしまった。
そう、単純に足が重いんだ。
そりゃ誰だって高校で転校なんてしたくないよ。
誰だって・・・。
初めて転校を聞かされた日。
それは学校に行く前だった。
泣いた。
訳わからなすぎて泣いた。
その日、初めて学校を休んだ。
無断欠席した。
次の日は行った。けれど、誰にも話さなかった。
決めたんだ、誰にも言わないって。
誰にも言わな過ぎて苦しくなった。
一人、大切な人に言ってみた。
泣いてくれた。
同情じゃなかった・・・。
その涙をみて、あたしは決めたんだ。転校しようって。
「こら!またぼーっとしちゃって!早くしないと本当に遅刻するよ!」
母は急に悲しい顔をみせた。
「ごめんね。でも、きっとえりちゃんの知らない世界が広がって、もっともっと
素晴らしい日々をおくれすようになるわよ。今はつらくても、すぐやってくる、
素敵な日々。」
またあたしは泣いた。
おかしい、もっと強いはずだったのに、最近ゆるいな。
>319
一つの作品をみんなで書くって面白いと思う。
みんなで書けば著作権なんて気にしないし。
ってなわけで奴らと書く。奴ら。
学校は、まぁまぁな進学校。
生徒も見た感じ悪くない。
しかし、そんな風景を心がうけいれない。
この学校の嫌なところを探してるあたしがいた。
ばかみたい。
でも、必死なんだ。今に。
RealSyen
2年5組になったらしい。
名前が刻まれていた。
5組なんてださ・・・。
中学からA,B、Cクラスだったので、5組とか聞くと笑える。
「東京からきた、小山えりです。趣味は―――」
どうでも良いことまで喋っちゃった。
趣味とか、前入ってた部活とか関係ないじゃん。
教室全体を教卓から見渡した。
どの男もぱっとしない。
でも、女の子は凄く可愛かった。正直、こっちの方が嬉しい。
可愛い女の子みてるほうが、幸せだから。
それと・・・もう恋ってモノはしたくなかった。
あたしは東京から転校してきた。
意識したわけではないが、自己紹介の時言った。いや、普通いうかなとおもって。
皆、東京というところに物凄い勝手なイメージを抱いているみたいだ。
「えりちゃん!東京って人多いん?」
「えりちゃん!渋谷ってどうなん?」
「えりちゃん!東京って凄いね!」
正直訳わかんない。
四円…
私も、ここ神戸に勝手なイメージを抱いているが、東京に対するイメージもかって過ぎる。
まぁいいんだけどね・・・。
正直初日はつかれた。
心身ともに。
そんなあたしを癒してくれた、前の高校の友達からのメェル。
「いいわ〜携帯電話!こんなに便利なものだなんて〜」
あほみたいに感動しているあたしがいる。
そんな中、元彼からのメェルが目に入った。
〔件名 NO TITLE〕
〔送信者 ゆーた〕
えり?初日はどうだった?応援してるよ!頑張れ♪
安っぽいメェルにこめられた複雑なおもい。
「メールは返さない〜♪」
あややの歌を口ずさみながら消した。お互いのため。
あたしって人間は、変に大人で、変に幼い。
たまに物凄く残酷なことも平気でしてしまう猫。
黒猫。
人にも良く言われるが、自分でも自覚している。
それに、嫌いじゃない。
大好きだ。そんなあたしが。
今日はここまでにします。支援してくれたみなさんありがとうございます。文章書いた事ないのですが
書いてみます。苦しい場面もたくさんアルとおもいますが(てゆうかある!)お許し下さい。
>326 いやいや、そんなんじゃないですよ。ただこのスレ凄く好きで、かいてみたくなっただけで。
正直やってしまった。。。てかんじであります
>333 337 ありがとうごぜいます!ホントに!
〜空まで続く青い道〜
原案…ひろゆきMK2
脚色…BEE
ギャグ担当…ひげっぱ
近々書きます。近々。目指せこの板の全盛期の再来!!
少女シエン
い・・・・・妹が・・・・いない・・・・
_| ̄|○ スレ違いじゃん・・・・
これからお兄ちゃんがでてくるんだよ。多分
>>342 ひろゆきMK2さん。とってもきになります。皆でこのスレ盛り上げましょう。
私は力になれなさそうだが・・・。このスレ好きなんで頑張ります。
支援ありがとうございます!
この展開で今からお兄ちゃんが出てきたら、猛烈に違和感があると思うが
妹ってリアルじゃなきゃだめなんですかねもしかして?血つながってなかったりしたらこのスレはNGですか?
>>347父親が転勤しまくる内にで女遊びで腹ぐませた隠し兄貴がいるんだよきっと
>348 少女 ◆HU7XfvOYA2 さんへ
このスレを気に入ってもらえてるようでとてもうれしいです。
さて、妹に血のつながりが必要かとのことですが、以前BEEさんが書き込んでいた話に
実は血がつながってない妹、義理の妹ってやつですか?が登場しております。
なので、特に問題はないと思いますよ。
俺はじゃんじゃん応援するんで、がんばってください。
HPできたらあなたにも書き込んでもらいたいなぁ。
いつ出来るか全然わかんねーんですがw
>342さんへ
大変おもしろそうな企画ですが、それって実現できるんですか?
二人とも、全然見かけなくなっちゃってますが・・・
実現できることを祈っときます。
うまい棒3本で買収してきます。
>>350 スレ違いかちょっと微妙なところかもしれません(苦)
次の書きこみでちょっとこれからの展開のヒントまで進めるよていなので
その反応や状況により判断します。
いちを、私はここゆう妹萌えもありだとおもってはいますが、みんなのスレなので。
それでは明日また書きこもうとおもいます
353 :
ひげっぱ ◆XX0ebarFSM :04/09/02 01:36 ID:iedaohi1
うまい棒か…乗った!!
スマソ
あ、ひげっぱさんいた!
話の続きまだっすか?
果てしなくまってるんですがw
秀同
おお、うまい棒で二人が帰ってきた!
これは幸先いいねぇw
俺も読み手として応援しますよ。
よしっ買収成功
359 :
えっちな21禁さん:04/09/02 01:42 ID:NUxq5MAS
神おかえり!
おかえりなさい!
これでもうわしがおらんでもここは大丈夫じゃのぅ
わしゃうれしいぞぃ
ちょっと三人でファッキンでも行って語ってきます。
盛り上がってるとこに水さすようで悪いが
K-が抜けてさがったレベルを戻すにはしんどいな
厳しいことを言うが BEEもひげっぱも話にならない
ひげっぱなんて自分の作品の続きほったらかしで
違う話作るのに手を貸すし BEEもなんか信用できない
それに二人とも文章力に問題がありすぎる
一番マシなのは少女だが
まだなんともいえないしな
もう全盛期の神スレには戻れない
K-が帰ってくれば話は別だが
ってかBEEお前もうこねーとか言ってなかった?
俺のカキコに釣られたんだよ。許してやってな。
一時間ばかり放置して覗いてみたらこの進み具合・・・・
(・∀・)キチャッタンジャナイ!?
ひげっぱ氏>更新希望
というかひげっぱ氏の更新が遅すぎて内容忘れてきてますw
辛口スマソ
BEEは帰ってこないとか言っといてのこのこ帰ってくる恥知らず。
しかも↑も他のスレでまだ作品途中だよ
何?二股でもするんか?それともどっちか切るんか?
どっちにしても、半端なモンしかできねーよ
ひげっぱもまったく同じ
作品途中に他の作品やろうってか?
お前ら自分の実力わかってやってんのか?
二つ掛け持ちなんてお前らにはぜってー無理
それとも前の作品は放置かよ二人とも
すぐ荒れるな、このスレ。書き手がいなくなるのもわかるよ。
今回はレスしたけど、次からは書き手への中傷はほうちでいきましょう。
BEEさんひげっぱさん気にしないように
荒らしてるわけじゃない。
K-が>4で言ってるだろが「書き始めた作品はかきあげろ」ってよ
それやらずに、半端なところで切って他の話とか書くほうがよっぽど荒らしと思うが?
まあ荒れる理由は一つだな
前スレはK-タソが常に力作うpしてたから皆和んでたわけで・・・
それが止まった今となっては荒れるのも無理はない
2ちゃんとはそういう場所だ(糞)
>367>370の言ってることにも一理あるよ。
俺、BEEさんの話の続きもひげっぱさんの話の続きも待ってるのに
こんなふうに簡単によその話に鞍替えされたら安心して読めないよ。
なんか、裏切られた気分だ。
BEEさんの短編話は前スレで簡潔したのでは?よく覚えてないが
まぁ潰す気まんまんだし。
元々ヨソのスレに書いて、ファンがついたのを見計らってから立てられた自己顕示のためのスレだったし。
自分の目的に合わないと知った途端に掌返して、ここにはもう書かないと言う身勝手さだし。
そのくせこのスレも存続させようってのは調子の良すぎる話でしょ。
腕があるから何をしていいってもんじゃないはず。
K-氏と違って読み手のことを全然考えてないですね。
>367>370>372の言い分はもっともだと私も思います。
やはり手を掛けた作品をきっちり終わらせるべきでしょう。
待ってる人も居るのに、それを蔑ろにしているように見えます。
そういうところ、好感持てません。
ひろゆきMK2さんは、何をもって中傷だと思うんですか?
私の言ってることもあなたからしたら中傷になるんですかね?
私、K-氏実は嫌いでした。
でも、今になって前スレとか思い出してみたら、ちゃんと周りのことを考えてたんだなって
今回のことでわかりました。
大きな実力の差って、こういうところから生まれるような気がしました。
ひろゆきMK2 よ
荒らしとは>374みたいなのをいう
みんなー、こいつは放置で
まぁ正直どう望んでも存続は難しいとは思う。
これから書く人は、かならずK-氏と比べられるわけだし、
今回他の書き手さん達が取った行動も不用意といえる。
放置しろといってもできない輩はいるしな。
>>377 まずK氏と他の書き手を比較する事が間違いだと思うが?
それともここは書き手の優劣を判定し主張するスレッドなのかな?
優劣を判定するのは読み手の自由かもしれないが
それをここに書き込むのはどうかと思いますがね。
「書き込めば優劣を判定される」という貴方の発言も
私にはまるで新たな書き手を拒む恫喝のようにしか思えない。
それとも、もうこのスレッドはなかったことにでもしたいのかな?
なら、スレを読んでない通りすがりのおれが、
K-氏と比べられるのも恐れずに書いてみよう。
長いのはムリだ。短いのだ。いや少し長いな。
時代考証、地理、人物、団体、一切がいい加減。
素人だから推敲もなしで、適当に書く。
リアルさを求めない。感想には答えない。
リクエストにはちょっと応える。
そんな条件でだったら書くよ。てか、もう少し書いた。
おれが書けなくなったら、誰か続きを適当に書いてくれ。
小さな隠し田の黄金が秋風になびく。
十かそこらの歳の童が、懸命に蝗を捕まえ
ては腰に下げた布袋へ一匹一匹入れてゆく。
布袋には短く細い竹筒が口に当てられ、中へ
一度入れられるとと蝗は出てこられないよう
になっている。
「だいぶ捕ったのう」
野良仕事を終えた老婆が、わさわさと動く
蝗の布袋と童の顔を交互に見ては、皺だらけ
の顔をもっと皺くちゃにして笑う。
「ああ、捕った捕った」
やんちゃそうな童が、高々と布袋を挙げて
老婆に見せる。褒めてもらいたいのだ。
「よう捕ったの、小鉄や」
老婆は童を褒めてやった。童の名は小鉄。
「早う佃煮にして食べたいのぉ、おばば」
小鉄は老婆をおばばと呼ぶ。
「わしは蝗の佃煮が大好きじゃ」
蝗が食える日が楽しみなのか、小鉄は無邪
気に笑った。
年々増える年貢に耐えかね、村人達は隠し
田を作った。無論、役人に見つかれば処刑は
免れないのだが、子らを養うためにはもう道
はなかった。
とはいえ、もうこの村にはおの子しかいな
かった。おなごは幾人かを残して売られてゆ
く。なので、子を産む者はもういない。おの
子らは、働き手としてどこぞかから拐かされ
てきた者ばかりだった。
村では、おなごが生まれるとおの子の名で
人別帳に載せ、見た目がおなごらしくなる前
に奉公へ売り飛ばされる。居ななったおなご
は、拐かされてきたおの子にいつのまにかす
り替えられるのだ。
老人らと童、幾人かの若者。村の人別帳に
載っているのは、ほんの四十余名のみだった。
小鉄は先程の老婆に手をひかれ、薄暗くな
ってきた林道を歩いていた。
「なあ、おばば。今夜は新月じゃのぅ」
小鉄はおばばの孫である。すり替えられた
子ではなく、おばばの実の娘が産んだ子だ。
「そうじゃの。今宵は鬼がやって来るわ」
「おそろしいのぅ」
村の童らがもっとも恐れているのが、新月
の夜に村へ現れる鬼であった。
「鬼は村の悪い童を山奥にさらって、喰らっ
てしまうんじゃ」
小鉄は毎晩のようにおばばからそんな話を
聞いて育ってきた。心の底から鬼を恐れてい
るので、新月は夜が近づくとおとなしくなる。
「早う夕餉を食って、早う寝れば平気じゃ」
「早う帰ろう。もっと早う歩こ」
小鉄はおばばの手を引き、歩みを早めた。
新月の夕暮れ時は、何かと慌ただしくなる。
村の童が早々に床へ就くと、にわかに村がざ
わめき出す。どの家も、鬼へ差し出す酒と料
理を庭表へ出さなければならないからだ。そ
して戸を少しだけ開けておき、童に続いて床
に就くというのがしきたりとなっている。
何事もなければ翌朝は戸が閉められており、
酒と料理の礼に、鬼が乾物や味噌などを置い
ていくのだ。しかしその置き土産は家の者が
食べて良いわけではなく、若い女がいる家に
分けて配られる。これもしきたりだった。
村に現れる鬼は酒と飯を喰らうと、一晩中
若い女の家を行き来して、夜が明ける前に山
奥へ帰る。若い女の家へ鬼の置き土産が配ら
れるのは、そうした恐ろしい思いをさせた若
い女への労いであった。
また、置き土産を食べると丈夫な子が授か
るとも言われている。
小鉄たち童が知っているしきたりはそこま
でだが、村の大人はすべてを知っている。鬼
達は人別帳には載っていないこの村の出の者
で、くろとう衆と呼ばれる若い男達だ。
近隣の数十里にまたがる村々には、このく
ろとう衆を束ねる家柄の者が住み、頭領を務
めている。この村の若者も、千賀地に住む頭
領の差配で働く者達なのだ。
頭領様から下された仕事を終えて、報酬を
もらって戻って来た男達が、村人からの労い
の酒を飲んで料理を食い、村の女を抱いて、
また村を出て千賀地へと赴くのである。
そして、男達に抱かれた女達が子を産むの
である。だから滋養をつけるために、女達へ
は報酬の食い物が分け与えられるのだ。した
がって、石女は女郎として売り飛ばされる。
これもまた村の悲しいしきたりなのだ。
さて、小鉄とおばばがようやく家へ着くと、
留守を預かっていた若い女と子供が出迎えた。
若い女は隣家の者だが、子供は小鉄の弟で名
を小太という。小鉄より二つほど幼く、日頃
は家の中で藁を縒って草鞋をこしらえたり、
麻縄を編んだりしている。外へ出ないためか、
顔や手足が透けるように白い。
「おばばさま、小鉄兄さま、お帰りなさい」
小鉄が差し出す蝗が入った布袋を小太は受
け取り、蝗を別の布袋へ移して風通しのよい
軒下へ吊り下げた。数日こうして吊しておき、
蝗の腹から糞が出切って死ぬのを待つのだ。
「おゆきさん、おやすみなさい」
おばばと小鉄が戻ってきたので、家へ戻ろ
うとする若い女に小鉄は声をかけた。
「小鉄さん、小太さん、今夜は新月ですから
早うお休みなさい」
そう言って、おゆきは戸を閉じた。
小鉄は腹が減ったのか、芋がらと粟を茹で
た汁をさらさらとかき込むと、鬼を恐れてか
早々に床へ就こうとした。
「おばば、おやすみ」と小鉄。
「おやすみなさい、小鉄兄さま」と、か細い
声で兄に声を掛けた。
「小太も早う食わんと、鬼に喰われるぞ」
少し苛立った声で、まだ夕餉を食べ終えて
いない小太を小鉄が叱る。
「はい、すみません。先にお休みください」
「小太にはおばばがついてるから平気じゃ。
小鉄は早う寝なされ」
小太を甘やかすおばばに腹を立てたのか、
小鉄は頬をふくらませた。
「喰われそうになっても、わしは助けんから
な。泣いても知らんぞ」
小鉄はいろりに背を向け、布団の中へと入
った。鬼がよほど恐ろしいのか、頭まで布団
を被っている。
小鉄が寝就いて軽いいびきを立て始めた。
「小太や、体を拭ってやるからおいで」
おばばがたらいに水を張り、土間へ小太を
呼び寄せた。
小太が帯をほどき粗末な着物を脱ぐと、
真っ白い柔肌があらわになった。
「寒いけど我慢じゃ」
「はい」
「月の物が来る前に、小太は村を出なけれ
ばいかんのじゃ」
「おゆきさまに色々教えていただきました」
「そうかい。達者で暮らすんじゃぞ」
「はい。おばばさまも…」
おばばは手拭いを水に浸して搾り、男の印
である物を持たぬ小太の白い裸体を手拭いで
たんねんに拭う。
「小太がおらんなったら、小鉄は泣くじゃろ
うか…」
おばばは悲しそうにつぶやいた。
おばばに体を清めてもらった小太は、赤い
着物を着ていた。前髪も切りそろえ、髪を梳
いてもらった。小汚いおの子から、おなごへ
と変わっていた。
「よいよい。可愛らしいおなごになりよった」
いろりの火に照らされる小太を眺め、おば
ばは目を細めた。
今、小鉄が小太を見たらさぞかし驚くこと
だろう。弟の小太が赤い着物を着て、おなご
になっている。もしかすると、小太だとは気
付かないかもしれない。
「小太よ、これからはおばばの梅の名をとっ
て、小梅じゃ」
「ありがとう、おばばさま。今まで小梅を育
てていただいたご恩は、どこへ行こうと忘れ
ません…」
「達者でな」
「おばばさまも、どうかお達者で」
おばばは小梅を抱きしめ、顔を皺くちゃに
して涙をこぼした。
いつのまに入ってきたのか、いろり端で男
が火にあたっていた。横には小梅と同じ年頃
の童が床に転がって寝ていた。
小梅は土間から上がり、隅の布団で寝てい
る兄に三つ指をついて頭を下げた。そして、
いろりに向き直り、今度は男と寝ている童に
対して頭を下げた。
「小梅よ、これは小太じゃ」
男が小梅に声を掛ける。小声であったが、
低からず高からずよく徹る声だった。
「小太さま、小鉄兄さまをお願いします…」
小梅は寝ている小太に、もう一度頭を深々
と下げた。
「では参ろうか」
男は音もなく立ち上がった。その腕には、
いつのまにか小梅が抱きかかえられていた。
小梅は目を閉じ、男の腕の中で眠っている。
どのようにやったかは皆目見当がつかない。
「大きくなった。重い」
男はつぶやいた。
「小鉄が十じゃから、小梅も十じゃ」
おばばが男に答えた。
「では達者で、母上」
言葉だけがそこで聞こえ、おばばを母と呼
んだ男は消えていた。
今日はここまで。
どうせリアルな話じゃないんだから…と思って、
思い切って時代小説にしてしまった。
やっぱり読み直さないとダメだね。
いろいろ矛盾があるわ。
小鉄>小太(二つ下)のはずが、
小鉄=小太になっとるわ。
>>400 乙〜
でも完結してないならトリップつけたほうがいいかも
ま、アンカーで「399続き」とでもしてもらえばいいかな
>>379 >時代考証、地理、人物、団体、一切がいい加減。
>素人だから推敲もなしで、適当に書く。
>リアルさを求めない。感想には答えない。
>リクエストにはちょっと応える。
>そんな条件でだったら書くよ。
書き込むことに資格は要らないし
こうしなきゃダメって条件があるわけでもないよ
スレ違いにならない範囲で好きなもの好きなように書いていいじゃん
2ちゃんなんだからさ
ま、とにかく乙
なんにせよ、BEE、ひげっぱは
読み手のことをまったく考えないから書き手として認められない
作品途中で別の作品書きますって・・・・・
ちなみに知らん奴もいるようだから言っとくが
BEEはよそのスレで話書いてるが、まだ途中
ひげっぱも前スレで始めた話がまだ途中
いい加減にしろ
BEEはあれでしょ
前の自演問題でここでてよそで話書いてみたけど人が全然少ないから
マンせーしてくれる人少ねーから書く気しねーなぁって感じだったんだろ
だから、賑やかなこっちに、きっかけあったら帰ってきてーとか思ってて
ひろゆきMK2の話みてキターーーーーとか思って帰ってきたんでしょ
ひげっぱさん。俺あんたのファンだったのに今回の件でがっかりした。
>>404 別に貴方が認めようが認めまいが
書き込み止められる訳でも削除できるわけでもないでしょ
読みたくないならNGワードに登録すればいいわけだし
ひょっとしたら「読みたい」って人も発言しないだけでいるかもしれませんよ?
407 :
406:04/09/02 19:01 ID:cBBSu/Rp
おっと忘れてた
>>401 さん乙〜♪
次からはハンドル&トリップお願いしますねー
がっかりした、がっかりしたってカキコが続いてるけど
要は書くなってことか?望んでないなら書かないだけさ。
>ひろゆきMK2さん、BEEさん、ひげっぱさん
三人の合作、俺は楽しみにしていますが、BEEさんとひげっぱさんは
完結していない自分の話を終わらせるか、続きをどう見ていただくかをきちんと読み手さんに
説明するべきだと俺も思います。
それをまったくせずに新しい話を書くというのは、ちょっとどうかと思います。
今回のお二人に対する批判に関しては、口汚いものも多々ありますが
読み手としては当然の不満のように見受けられます。
>>379 こんなスレじゃ書く気がなくなるかもしれませんが頑張って
とりあえず
新規に話を書き始めた
>>379さんに
なんの挨拶も応援の言葉もかけられないような読み手はいらないと思うね
なので、BEEさんとひげっぱさんは、これらの話を今後どうするのかを
読み手さんにきちんと説明することをお勧めします。
そうすれば、読み手さんが不安になることも、今回のように罵声が飛ぶことも
なくなると思います。
自分の生み出した作品と、それを読んでくれる読み手さんたちを大切にしてください。
>379さん
おもしろいですね。
そういう文章俺かけないんでうらやましいです。
続き楽しみにしてますので、がんばってください。
>410さん
読み手がいらないなら、公開すること自体に意味がなくなります。
応援がもらえるかもらえないかで読み手を選ぶことは、書き手は絶対にしてはいけないことだと
俺個人としては思いますが、どうですか?
それに、>379さんがお話を書き込まれたのは昼過ぎじゃないですか。
まだみんな仕事とか行ってて見に来てる人が少ないだけでしょう。
ここもやっぱり他とおなじで夜がメインですから。
話カキコしてるにも関わらずシカトしてグダグダレスってるのもどうよ
ってことなんじゃないのー
いや、俺は応援してますが?
BEEさんとひげっぱさんを叩いてる連中に聞きたいんだが、この二人、プロの作家か何かなのか?
道楽で書いてるんじゃなかったのか?
道楽なら、書きたくなりゃ書けば良いし、書きたくなきゃ書かなければいい事でしょ。
そんなにプロ級のモノが欲しいんなら、本屋でも逝ってカネ出してプロの書いた本でも買って来いや。
俺は趣味道楽でここに書くなら、誰が書こうと構わないと思うけどな。
ここに書く書き手の人は、何もK−さんほどの達人でなければならないとも思わないね。
ヘタレだろうがベテランだろうが、書きたいヤツが書きゃあそれでイイんだよ。
ひげっぱ氏はともかくBEE氏はどうなんだろうね。
あれだけの騒ぎを起こして一度は「もう来ない」と言った以上
何もなかったように帰ってくるのはどうかと。
まぁ今もこういう騒ぎになってる以上しばらく書き込まないんだろうけど。
それと、ひろゆきMK2氏は荒らしに来たのか?
本気で書く気ないだろ?
面白くもなんともないからやめてくれ。
書きたい人は書きゃあいいさ。
で、読みたい人の気に入らない事をしたら叩かれる。
掲示板ではむしろ当然の話だろ。
いくらルールで規制した所で叩く奴は叩くし、そんなのがいたら荒れるのは当然。
他に似たような目的のスレもある事だし、ここにこだわる必要もないんじゃないの?
こんばんは〜。
・・・皆さん僕のこと覚えているでしょうか?
ようやく文章化ができ始めたので近いうちにうpしたいと思ってます。
小説なんて一度も書いたことがないド素人なので、
見苦しい文章かも知れませんが、どうか読んでやってくださいです…。
>416さん
>書きたくなりゃ書けば良いし、書きたくなきゃ書かなければいい事でしょ。
一人で作って自分だけで楽しむならその通りですが、公開した以上、
それを読む人間を自分の道楽に付き合わせることになるんですよ。
↑こういう意見を見たら「だったら読まなきゃいいじゃん」とか言う人も居ますが
それなら「公開しなきゃいいじゃん」という理屈も通ってしまいます。
作品を作り、それを公開するということは、それを見る人全てにも、
生み出した作品と同じだけの責任があると思います。
だから、書き始めた作品はどんな形であろうと最後まで仕上げてもらいたいですね。
>ヘタレだろうがベテランだろうが、書きたいヤツが書きゃあそれでイイんだよ。
この意見には、まったくの同感です。
>涅槃 ◆gjdpaKvkYsさん
覚えてますよ。
楽しみにしてますので、頑張ってくださいね。
K-お前の言ってる事はまったく正しい
BEEの起こした前の騒動の時に彼を疑わなかったことからも、お人よしだとも思う
だが、お前は2ちゃんねるにはむいてないな
その真面目な考え方や、疑いを持たないお人よし加減もこの2ちゃんでは
ゆがんで受け取られる材料になってしまうだろう
やはり、出来るだけ早くHPを作って自分に合う場を作るといい
多分相当の人数がこのスレから流れていくだろう
お前の作品に惚れてる奴は決して少なくないだろうし
お前の考え方を支持する書き手もいるだろうからな
>>420 K−さん、ここはプロ目指す書き手の集まるところで、読み手は全員審査員か?
理屈が通るとか通らないとか、そんなもんは論外もいいとこ。
書きたいヤツだけが書きゃいいし、読みたいヤツだけが読みゃいい。
ただそれだけの事じゃんか。
それとな、2ちゃんねるの真骨頂を言っておくとだな、
公 衆 便 所 の 落 書 き と 一 緒
なんだよっ!!
一々細かいとこに目くじら立てるなら、その手合いのサイトにでも逝った方がよっぽどマシじゃんか。
さもなくば、アンタが作ろうとしているサイトをそういう方向性で運営すりゃいいんじゃない?
何かっちゃあぎゃあぎゃあ騒ぎ立てるバカ、もう来ねえよ宣言したBEEさんより性質が悪いね。
あれだって、BEEさんの粗突ついたバカにBEEさんがキレたのが事の発端だろが。
NGワード機能を使えば無駄にスレを消費せずとも済んだ。
あたしは一人っ子だ。
本当はお兄ちゃんとか、お姉ちゃんとかいたらなって・・・物凄くおもう。
そんなあたしは、仕方ないから彼氏をお兄ちゃんにしてしまう癖がある。
3ヶ月ぐらいたって仲良くなるとあたしは口を開く。
「ねぇ・・・えりのお兄ちゃんになってぇ。」
おねだりしたら大体快く引き受けてくれる。
まぁ、こんな形のお兄ちゃんでも、あたしは嬉しい。
あほみたいだけど、馬鹿みたいだけど、物凄く幸せになれるんだ。
そう、あたしは彼氏を求めているのではない。
恋愛の“好き”とは違うものを求めている。
恋愛っていうモノは人の心が変わりやすいから。
でも兄妹は違う。
無条件に愛してくれる。
そんな愛を求めているんだあたしは。
みんなそうじゃないの?
でもその人が恋人からお兄ちゃんという存在に変わった時、あたしは性関係もたつ。
すると、2人には自然に別れが近づいてくる。
てゆうか相手から近づいてくる・・・。
なんで?なんでなの?
お兄ちゃんになってくれるって言ったのに・・・・。
「えりちゃん!起きなさい!えりちゃん!!」
いつにもまして今日は母の声が大きい気がする。
しょうがない、おきるか。
昨日初めて行った学校なのに、もう何日も通った気分だ。
一日経てば、楽なモンなんだな。
電車を待つ駅であたしは一人の少年に気を取られた。
瞳に移った瞬間衝撃を覚えた。
メロディが身体中に流れ始めた。
あたしの好きな曲。SUPERCARの『YUMEGIWA LAST BOY』
そう、映画『ピンポン』を昨夜見たからか、あたしの脳には彼はヒーローとインプットされた。
YUMEGIWA LAST BOY・・・・。
ヒ―ローを生まれて初めて見た気分だ。
別になんでもない少年だが、あたしにはそう見えてしかたなかった。
あれ?
同じ学校の制服、同じ校章の色。2年生か。一緒だ。
電車では訳もなく嬉しかった。
いや、訳ははっきりしていた。
教室にはいるとヒーローがいた。
同じクラスだったんだ・・・。
そんなヒーローの横に一人の少年。
何を見ているのだろうか?どこか不思議な雰囲気が漂う少年。
――あたしをみてるの?――
この学校にも沢山の友達が出来てしまったようだ。
すっかり『東京のえり』と知れ渡っている。軽く有名人だ。
嬉しい事だ、まったく。
その中に、ヒ―ローもいる。
あたしが毎朝ヒーローの乗る電車に合わせたんだ。
電車で二人は大好きな音楽や、映画、絵画の話を繰り返す。
2人は自然に引かれ合っている・・・確実に。
少しずつ、距離を縮めているんだ。
あたしは分っていた。
きっと・・・きっと・・・彼も分っていたんだ。
>少女 ◆HU7XfvOYA2 さん
しえん
夏も終わり、9月がやってきた。
夏休みはヒーローと2人で、美術館や映画にいったりでちょくちょく会ってはいた。
最後にあった31日。1枚のチケットを差し出された・・・
「俺、明日LIVEやるんだ。よかったらきてよ」
あ・・・ヒーローバンド組んでたんだ。全然知らなかった。
ちょっと心が痛んだ。
何でも知っておきたいんだよあたしは・・・。
「えぇ〜!バンド組んでたんだ!誰と組んでるの?」
どうやら5人組でヒーローはギター。
そして、ボーカル、作詞作曲担当は
そんなヒーローの横に一人の少年。
何を見ているのだろうか?どこか不思議な雰囲気が漂う少年。
――あたしをみてるの?―――
そう、この少年だという。
この少年K。
ヒーローと仲が良いみたいで、よく一緒にいるところを見かける。
全然あたしの好みじゃない。
なんか暗いし、病んでそう。
でも忘れられない存在感を放つK。
―僕は君が大切で、ずっと守ってあげたいとおもう―
―だから、この手を離さずに、握っていて欲しいんだ―
―君は僕にとって、大切なんだ―
―これは恋とは違う―
―自分でも良くわからないけれど、君を一生守るんだ、僕は―
どきどきしながら見に行ったライブ。
ヒ―ローは本当にヒーローだった。
RADIOHEADのジョニ―みたいだ。
あたしは、ますますヒ―ローの好きになった。
・・・・・・好き?
あたし、あたし、ヒーローが好きなの?
これは恋?
しえーん
―ヒ―ローに恋している?―
そんなん嘘だよ・・・あたし、恋はしないって決めたんだもん。
そう、9・1日。
この日から、あたしは苦しんだ。
自分の心に気付いてしまったから・・・・。
どうしようもないぐらい、苦しくて、何度も泣いた。
夜
暗い部屋で
誰もいないはずなのに、誰かがいるような気配を感じながら
一人で・・・・・・
家族って存在は無条件であたしを愛してくれる。
でも、恋人は裏切る事もある。
あたしは、それが怖いんだよきっと。
あたしは、無条件で愛してくれる人が欲しい。
彼らのバンド、A・Eはこの日が初ライブだったらしい。
あたしはすっかり彼らのLIVEの常連客になっていた。
5人の、いや、ヒーローの奏でる音は最高だった。
そして、この素晴らしい楽曲をつくるKと、仲良くなりたかったんだ。
―僕は君が大切で、ずっと守ってあげたいとおもう―
―だから、この手を離さずに、握っていて欲しいんだ―
―君は僕にとって、大切なんだ―
―これは恋とは違う―
―自分でも良くわからないけれど、君を一生守るんだ、僕は―
「えりちゃん!また遅刻?いいかげんに起きなさい!」
最近毎日のように同じ夢を見る。
今日もまたやってきた、平和な朝が。
今日は眠いのでここらへんで。。。
いやぁ・・・つまらないところを長々書いてしまった(反省)
しえんしてくれた皆さんK-さん439さん!ありがとうございます
少女さん乙ー。
おつかれ!続き待ってるよ
少女 ◆HU7XfvOYA2 さん
おつかれー
おもしろかったですよ。
これからも楽しみに待ってますね。
さて、お話も終わったことだし・・・
>423さん
別にプロ目指す場所じゃないですよ。
無論俺も道楽で書いてるだけで、プロなんてまったく考えておりません。
このスレの>4<書き手さんへのお願い>で必ず最後まで書きあげてくださいと書いてありますよね?
2ちゃん風味で言わせていただくと、それが守れないならスレ違いなわけです。
それとも、2ちゃんの規約やガイドラインに
>書きたいヤツだけが書きゃいいし、読みたいヤツだけが読みゃいい。
とか書いてありましたっけ?
俺が見てきたら
>まず、他人が見て面白いことを書きましょう。大勢の読者がいることを意識してください。
って書いてありましたが、さて、話が途中なのに他の話に乗り換えてしまうのは、
読んでくれてる人たちにとっておもしろいことでしょうか?
あなたが言う「真骨頂」とは、あなたのような人の頭の中だけにあるものです。
今後、あなたのような方の書き込みも無視します。
ここのやり方が気に入らないなら、どうぞ、そういうアバウトなスレにでも行ってください。
そしてこれは、書き手さんにも言えることです。
書き始めたら、書き上げる。
形はどうあれ、必ず読んでくれたみんなに結末までを約束する。
これが守れないならスレ違いなので、ここ以外の場所で書いてください。
でも、俺はBEEさんもひげっぱさんも信じているので、
必ず話の続きを書いてくださるか、この先どうするかの説明はしてくださると思っています。
著作権が気になる書き手さんは、もうしばらくお待ちください。
俺が作るHPが出来たら、そこに公開の場を設けます。
その場合、その旨ここで教えていただければ幸いです。
おまえ、口論強いな
2ちゃんなんだからいろんな人間かいるわさ
453 :
えっちな21禁さん:04/09/03 02:05 ID:fvZlYYoj
k-氏その他書き手の皆さんへ
余計なお世話かと思ったが10分ぐらいで垢とって作ってみました。
http://f56.aaacafe.ne.jp/~nichneta/ こんなんでよければ過去のぶんうpしてさらに書き手の皆さんそれぞれ専用の掲示板用意して
(書き手のみ蓮制限で書き込める)
で、感想、雑談、批判は別の掲示板に分ければ小説自体が途切れることもないし
こんなんでよければすぐにcgiうpしてそれぞれの掲示板作りますよ。
いらなければスルーの方向で
一応捨てアドさらしとくんで書き手の皆さんには直で蓮連絡するかんじで行きたいと思います。
[email protected]
>>453 勝手な要望だが、Topの作者リンクに前スレ444の人もいれてほしいw
455 :
えっちな21禁さん:04/09/03 02:13 ID:fvZlYYoj
あ、ちなみに感想掲示板しかまだ垢とってないから。
Goサインが出たら即過去ログ収集してうpしまつ。
456 :
えっちな21禁さん:04/09/03 02:17 ID:fvZlYYoj
>>454 444?それ途中だけどあの人も良かったね。
コテハンなしをどう処理するかってとこですな。
前スレ丸ごとうpしてしまうかと思ったんですが中傷とかもあるんでどうかなと
457 :
えっちな21禁さん:04/09/03 02:18 ID:fvZlYYoj
ま、とりあえず今日は眠いんでまたなんか意見とかあったらここか感想掲示板にでも書き込んでください。
458 :
36:04/09/03 03:57 ID:MpfDqUW1
K−タン話進めて下さい。
続きが気になるので。
459 :
えっちな21禁さん:04/09/03 05:38 ID:Zb0zuL18
>>448 > このスレの>4<書き手さんへのお願い>で必ず最後まで書きあげてくださいと書いてありますよね?
そう。書いてありますね。
では質問しましょうか。
・スレを立てたら立てた人がルールを決めるのか。
・書き込む人間、読む人間はスレを立てた人間に従わなければならないのか。
・貴方がこのスレの所有者ということか。
・最後まで書き上げろと命ずる権利をどこで貴方は手に入れたのか。
・やり方が気に入らないなら出て行けと命ずる権利を貴方はいつ手に入れたのか。
・最後まで書き上げなければならない義務を書き手はいつ負ったのか。
ちょっと思い上がってませんか貴方?
ま、わざとageてあげるから止めてみなさいな、貴方の権限で。
>>36 お前、いい加減にコテはずせよ。
つまんねぇことばっか書き込んでsageないしよ。
見てて気分悪いヤツも多いと思うぞ。
>>451なまじ強すぎる分妬みの対象になりやすい
あ、俺は違うぞ?w
でもまあ確かに理屈だけじゃ解決できないこの2ちゃんという場には理屈屋のK-タソはあまり合わないかも
かといってBEEさんの対応の仕方も否・・・・ってこれじゃループだね
流してくださいw
>>459 どうもくるしいねおまえの理屈は
その反論の内容では恐らく誰が見てもK-の言ってることのほうが正しく思うぞ
そこまで言うなら通報でもしてごらん
どちらが正しいと判断されるか考えれば答えはもうでてるようなものだ
スレ違いという言葉が存在するのは確かだし
気に入らなければ他のスレに行けばいいのも事実だ
>スレを立てたら立てた人がルールを決めるのか。
そうでしょ。
そんなスレ腐るほどあるし、外れればスレ違いと言われる
お前がその理屈を振りかざすなら
そう言ったスレ全てに同じこと言って回れ
2ちゃんのルールでは、お前が荒らし
463 :
えっちな21禁さん:04/09/03 10:19 ID:Zb0zuL18
>>462 >そこまで言うなら通報でもしてごらん
意味不明なのですが、何を通報するのでしょうかね?
>スレ違いという言葉が存在するのは確かだし
言葉が存在するのは確かですが、私が問題にしているのは
スレ違いに該当するかどうかを決めるのが一人の判断でいいのか、ということですよ。
>そう言ったスレ全てに同じこと言って回れ
よくある言い分ですね。
「他にも同じことしてる奴がいるだろう」
えてして、悪事を働いている人に多い言い分ですが。
>2ちゃんのルールでは、お前が荒らし
これもよくある一方的な決め付けですね。
2ちゃんの、どのルールに抵触するのでしょうか?
464 :
えっちな21禁さん:04/09/03 10:31 ID:kcYRnRad
ぽかーん
なにこの糞スレwっっwwwww
>>459、463
お前さん充分荒らしてるよ。
お前さんの書き込みこそ、“えちねた!妹萌え”から遠く離れてしまってるよ。
違うかい?
もうやめようね。
466 :
えっちな21禁さん:04/09/03 10:59 ID:7aQpYA4M
騙されたYO!どこに萌え萌えな妹のHな話があるんだYO!
467 :
えっちな21禁さん:04/09/03 11:08 ID:8DmTpstq
>>466 ないと思ったら自分で書けばいいんだよ
というわけで萌えるシチュ
妹のベッドで陰毛らしき毛を見つけたとき
468 :
えっちな21禁さん:04/09/03 11:11 ID:vx9T7x/H
>>467 むう・・・いまいちだな
なぜなら俺が好きなのはむしろツルツうわなんだきさまなにをすhygふぁyjこ
469 :
えっちな21禁さん:04/09/03 11:14 ID:HCMLBHHi
>>467 残念だったな、それはボーボーに伸びた妹の脇毛だ
うわ、萌えねえw
470 :
えっちな21禁さん:04/09/03 11:18 ID:a7IfpcBf
毛が生えた妹とかイラネ
471 :
えっちな21禁さん:04/09/03 11:22 ID:oWKLVo+E
472 :
えっちな21禁さん:04/09/03 11:26 ID:2n3Yo86y
毛が生えた妹がイラネってより
妹に毛がイラネ、なんだろうな
おいおい。
落ち着いてきたんだからsageよう。
474 :
えっちな21禁さん:04/09/03 11:30 ID:qGowblH+
生え始めのぽやぽやの陰毛の魅力をわからんとは哀れな奴等だな。剛毛は俺も困るがw
475 :
えっちな21禁さん:04/09/03 11:36 ID:y0inL7Wg
萌えシチュ そにょ2〜
初めて妹がブラしてるのに気づいたとき〜
>459お前の理屈だと書き込みの削除なりなんなり、強制力を持たないなら
正しいとは判断されないってことになるが
ならお前がK-の書き込みを削除なり何なりしてごらん
それが出来ないなら、お前は自分の振りかざす理屈でいくと
お前も勝手なルール持ち込むなってことになるんだが?
ってか、そんなに気に入らないならとっととどっかいけばいいのに
なんでそんなにがんばってBEE、ひげっぱ、ひろゆきMK2の味方をするのか
・・・まあ、お前がこの三人の中の誰かだということだろうが
>スレ違いに該当するかどうかを決めるのが一人の判断でいいのか、ということですよ。
多分、ここを読んでる奴のかなりの人間がK-の意見に賛同すると思うがな
実力なきものの負け犬の遠吠えはむなしいものだな
477 :
えっちな21禁さん:04/09/03 11:39 ID:DZdMmcOe
478 :
えっちな21禁さん:04/09/03 11:49 ID:WXWEhIXh
>>475 いいなそれ。
いつの間にそんなに成長してたんだ、嬉しいけどお兄ちゃんちょっと複雑だよクンカクンカ
みたいなw
479 :
えっちな21禁さん:04/09/03 11:51 ID:wcdwzWj4
>>478 >クンカクンカ
何やってるんだ藻前はw
>463答えてるようで答えになってないあなたの理屈では誰も納得しないよ。
私はあなたがBEEさんだと思ってる。
だってこのスレの最初の方の、BEEさんの弟さんの書き込みっていうのと
思考回路やつつき方がそっくりに見えるんだもん。
たとえそうでなかったとしても私はKーさんの考え方を支持します。
私も小説とか書く人なのでK-さんの言ってることは身にしみるほど良くわかりますから。
481 :
えっちな21禁さん:04/09/03 11:55 ID:+n2yng3S
赤飯の並ぶ食卓で顔を赤くして俺から目を逸らす妹
482 :
えっちな21禁さん:04/09/03 12:00 ID:iCETlkCu
こんなのどうだ?
ブカパンツはいてた妹がピタパンティはいてるのを見ちゃった時。
これ経験あるよ。
486 :
えっちな21禁さん:04/09/03 12:25 ID:V+gegLyo
文才があって良識あって人望厚く、前スレは神 おまけに口論も強い
この2ちゃんで妬みの対象としてちょうほうされるのは自然なことだわな
ま、この場合K-が正しいな。言ってることまともだし。
別に俺はこのスレどうなろうが知ったこっちゃないが
読んでてお前の書き込みは破綻してると感じた
ってか、
>>463はなんであんなに必死なんだ?
>>478 クンカクンカいい!(笑
使わせてもらうよ。
489 :
えっちな21禁さん:04/09/03 12:43 ID:65+FREhu
よし、まとめてみよう
初めてブラとピタパンをつけた陰毛生え始めの妹が
「お兄ちゃん、H」とつぶやきながら顔を赤くして目をそらす
赤飯の並ぶ食卓
これで、どうだーーーーっ!?
GJ!(笑
クンカクンカ
491 :
えっちな21禁さん:04/09/03 13:43 ID:AJ5nOh+a
>>489 まとめんなーーー!!
訳わかんNEEEEEE!!
492 :
えっちな21禁さん:04/09/03 13:45 ID:AJ5nOh+a
ていうか
「お兄ちゃん、H」とか勝手に入れてるし!!
そこは萌えるがw
493 :
えっちな21禁さん:04/09/03 14:00 ID:B0rEi7b9
>>492 「お兄ちゃん、H」は究極の萌え台詞の一つだからな
俺は、「お兄ちゃん、H」より、「お兄ちゃん、えっち」の方が萌える
495 :
えっちな21禁さん:04/09/03 14:06 ID:3zb1BLir
>>489 先生!
「クンカクンカ」が抜けてます!w
ハム太郎みたいだな
悪いが俺もK-氏支持する
>スレ違いに該当するかどうかを決めるのが一人の判断でいいのか、ということですよ。
一人じゃなかったね。
>・最後まで書き上げろと命ずる権利をどこで貴方は手に入れたのか。
じゃあお前は、ここの考え方を否定する権利をどこで手に入れたのか教えてくれ。
俺からすれば、思い上がってるのはお前のほう
498 :
えっちな21禁さん:04/09/03 18:08 ID:3syvoT9d
なんかときどき変なのが沸くなぁ、ここ・・・
K-を支持してる奴もそうじゃない奴もいい加減にしろよ、無駄にスレ消費すんな、スレ違いはどっちもだろ
>463=499
501 :
えっちな21禁さん:04/09/03 18:39 ID:lG7xySK1
俺も何か萌える妹像を語ろうと思ったが
いざ考えると思いつかないもんだなー
妹の残したティーカップの縁にうっすらとルージュの跡を見つけたとき・・・とかどうよ?
>464からここまでの書き込みで、
ageてる奴の大半は>463だがな
反論できなくなって本性あらわしたよ・・ププッ
上げちゃいかんの、ここ?
>>501 ビミョーだなー
それはむしろ「誰のためにルージュなんかしてるんだ」という嫉妬が起きそうなw
>>503 禿銅
口紅なんかし始めたらお兄ちゃん心配で心配でw
>>504 おまい下がってないぞw
sageは半角だ半角
>503-505そんな下手な芝居しても同一人物なのは丸判りだぞ
K氏は確かに2chに合ってないというか
2chの中では異質な存在ではあるから叩きたくなる気持ちは分かるな。
でもあんな無茶苦茶な叩き方はなかろうに。
叩かれてるが、叩き返して勝ってるな
k−さん、アンタも判らん人だな。
一言で言うなら、アンタの求めるものは2ちゃんには無いって事だ。
だからなるべく早い内に自サイト立ち上げてそっちで活動する方がアンタの為だよ。
アンタだけでなく、アンタを支持する読み手や書き手の為にもなる。
それと、何かと盾突かれて論破して勝ち誇ったような態度とってる様に見えるが、
それも益々叩きを助長する事に繋がっている事に気が付かんか?
その辺、よく考えてみろ。アンタの頭ならこの位判らん事は無い筈だ。
俺の言う事が分かったら、これに対するレスは要らん。スルーしろ。
もしレス付けようものなら、論破しなければ気が済まない議論野郎と見なす。
つまり一人の書き手とは見ないという事だ。
実際はK-タソの話に同調した連中も加わって集団叩きに終わってる
ちょっと書いてみようかと思うんだけど
ここの改行制限って何行かわかります?
それによって整形しますのでご存じの方
教えてくださいませ。
>>453,
>>456 スレ丸ごとアップする事は無いんじゃないか?
純粋に作品だけピックアップすればイイと思うがどうよ。
名無し投稿の書き手さんに関しちゃそのまま名無しで通しちゃうとか。
名無し投稿の作品が複数にわたる場合の定義が難しいけどね。
取り敢えずはタイトル別に分けておけばいいんじゃないかと。
まあ、書き手本人が後からコテハン付けて自己申告する形でもイイと思うよ。
遅レスになったけど、取り敢えず意見だけでも。
16行だったと
>453さん
俺勉強中でそんな簡単にHP作るなんてできんですよ。
すごいですね。って、俺が無知なだけですな、これは。
しばらくそこで書き込んでもいいですが、あのタイプの掲示板って
更新したら新しい書き込みが上にくるじゃないですか。
あれって設定とかでどうにかできないのかな?
やっぱ字は上から下に向かって読めるほうが読みやすいだろうし。
とにもかくにも、ご親切にありがとーっすw
K−さん、自サイト立ち上がるまで
>>453のサイトを暫定的に遣わせてもらうってのはどうよ?
俺はその方がいいと思うな。
早いとこ、こんなとこは活動の場としては引き上げた方が身の為だ。
言っちゃあ悪いが、アンタってここじゃまるっきり浮いてるしな。
つまり叩きの的にされやすい痛い香具師って事。
叩かれるのを覚悟でのこのこ面出すか、
すっぱり縁を切って他サイトに行くか。
いずれにせよおまいさん次第だ。
>516さん
親切で言ってくれてるのはよくわかりますよ。
でもまあ、ここが埋まるまではここにはきますよ。
>>517 まあ、好きにすればイイ。
ただ、少なくともここを二度と創作活動の場としては使わん方がイイな。
サイト立ち上げてそっちで活動すると、自分から大見得切ってるんだから。
そんなんでもし作品投稿しようものなら、BEEさんの二の舞になっちまう。
読み手としちゃ投稿してもらえりゃ嬉しいところだろうが、けじめはつけなきゃいかん。
というより、自サイト立ち上げるまではいます。
批判や荒らしが出てくるのはわかりますが、その方向で考えてます。
作品は、暫定的な処置として、多分>453さんが作ってくれたとこに書き込むつもりですが
掲示板の更新仕様が上から下って形にできるかどうかですね。
妙だな。
みんな妹萌えより議論の方が好きらしい。
K-さんが出て行くことはありませんよ。
BEEさんも居なくなって、正直書き手不足。
妙な議論野郎ばかり出てきてうんざりだよ。
俺は前スレ444さんの続きを心待ちにしてるんだけど、
この雰囲気ではもうだめぽ、かな。
>521さん
前スレの彼ですね?w
俺も彼の書き込みは好きですよ。
続きまってるんだけど、もうこないのかなぁ。
ここを出て行くかどうかってのは、HPできるまではいます。
でも、作品をここに書き込むことはもうないです。断言しときます。
だけど、読んでくれてた人たちや続きを待ってる人たちに
きちんと最後まで見てもらえるようにはします。
これは断言します。
言ってはなんですが
>>453のは携帯からじゃページオーバーになりますね
携帯の読み手は痛いね
俺もだけどw
>523さん
最終手段として、希望する方にはメールで話の続きを送ろうかとも考えております。
その場合、ここに捨てアド晒しますのでメールくれたらそのアドレスに送信するつもりです。
ほかに何かいい案がある方が居られたら、助言お願いします。
皆少女さんの話しないね
僕は結構気に入ってるんだけどな・・・
今日は書きこみナイなぁ・・・
えっ!?K-様もうここでお話書いてくれないんですか!?
凄いファンだったのに・・・残念です。
でもでも、K-様のHPできたら私も何か書き込ませてもらおうかな・。
いいですか?
>>525 少女さんのは、少女っぽくて、まず少女さんに萌える
↑って525に書こうと思ったらきえますた・・・
少女に妹………微妙な境界だが皆はどっちに萌えを感じるやら
少女な妹感もありだな。
これからの展開でさらに萌えるんだろ。
>516>518判らないとでも思ってるのか?
お前BEEだろ
理屈で攻めてみてダメで、荒らし見破られて失敗して、今度は太陽政策か?
あの手この手でどうにかしてK-をここから消したいんだな
俺は別にK-がここで作品書いてくれても攻めるつもりは毛頭ないぞ
むしろ、願ったり叶ったりでうれしいかぎり
お前、いい加減よそにいけ
よそで書いても人居ないから、人の多いここに何とか帰ってきて
作品見てもらってマンせーしてもらいたいんだろうけど
もうお前なんかお呼びじゃないんだよ
っていうか、この際K-が「かぜのむこう」以外の話を適当に作って
ここにうpしてくれれば、BEE、ひろゆきMK2、ひげっぱ以外は
諸手を挙げて歓迎して
ここ落ち着くんじゃねーか?
前スレ落ち着いてたのもお前の力作のおかげだし
まあ、今荒れてるのもお前の力作のせいと言えるがな・・・・・
>531さん
>309の板借りてみました。
これで携帯の人もいけますかね。
んで、書き手さんたち、もしよければこっちで書きませんか?
http://jbbs.livedoor.com/otaku/2949/ ↑ここに「えちねた!妹萌えスレ」作りました。
ここと同じようなスタンスで、みんなで話を書き込んで、
支援あり、評価ありで書き手と読み手が出来るだけ近くにいるこの感じを
継承する形を取りたいと思っています。
んで、書き手さんには、それぞれ倉庫スレを作ってもらって
そこに「えちネタ!妹萌えスレ」で更新したお話をためていって貰おうと考えています。
荒らし以外の人は大歓迎。どしどしいらしてくださいな。
荒らしなんかは全部削除しますんで、ここより随分落ち着いて、
見たり書き込んだり出来る環境を作れると思いますよ。
乙。
なんか色々あったがとりあえず俺は応援するぞ。頑張れ。
したらばって、カキコの著作権は誰にあるのかな?
2ちゃんみたいに、管理者に著作権を持って行かれるんだったら、
あっちで書いても同じことだと思うけど…
それについては、散々規約とかお約束とか読みまわしましたが、
どこにも著作権が「したらば」に移行するとは書いてありませんでした。
なので、書き込むそれぞれの作者が著作権を主張すれば著作権は成立します。
というか、管理人に当たるのは俺なので、誰の作品に関しても創作物の著作権は
作者に帰属することをここで名言しておきます。(むこうでもしてますが)
ちなみに、俺はおったててから驚いたんですが、あれってスレ一個って規模で借りるんじゃなくて
2ちゃんでいう「板一個」借りるものだったようで、つまりこの中にスレッドたーくさん立てられますな。
見た目的にもほぼこのままなので、違和感なく使えますな。
何か勘違いしてる奴がいるが。
ここで書かないと言うのはそもそもK-氏が言い出したこと。
叩きとは全く関係ない。
で、書きもしないのにここを使うんじゃねぇってのが今叩いてる奴らの言い分な訳だ。
??
>書きもしないのにここを使うんじゃねぇってのが今叩いてる奴らの言い分な訳だ。
そんな理由で叩いてる奴いたっけ??
俺にはいないように見えるが?
>516 >518のことなんじゃねーか?
まぁ、あれがBEEだってのは俺も判ってるが
あれってさも「これはお前の為に言ってやってるんだ」って感じで書かれてるけど
いやみったらしさとか、話のもっていき方が露骨にBEEだもんな
あんなのはほっときゃいい
K-さん、どうもこんにちは。寝ている妹スレのヒロです。
さきほど、そしてこの間はレスどうもありがとうございます。
ここしばらく、人間模様を観察する目的で、一連の流れを静観してました。
個人的には、2ちゃんねるの煽り・叩きは
人の本音や深層心理を垣間見る格好の機会だと、いい方向に考えてます。
…さすがに、煽りが煽りを呼ぶのでうんざりする時もあるでしょうけど(笑)
僕もしたらばのサイト内で著作権についての記述をアレコレ探し回ったものの、
なかったので…
>>537のレスを読んでほっとしました。
したらばは見ず知らずの方との交流や出会いが少なく、
閉鎖的な印象を受けるので盛り上がりや新しい発想に欠ける気がして、
個人的にはあんまり好きではないのですが…
スレを良好な雰囲気に保ちたいことを第一に考えるのであればいい選択だと思います。
ここを去ると考えると寂しくなりますねぇ…まぁ、したらばに行けば逢えるんですが(笑)
───夕暮れの浜辺にちょこんと座る影が二つ。
一つは僕、もう一つは従姉妹の陽子のものだ。
「ねえ、あきら兄ちゃん。」
「ん?」
「ちょっと寒いね。」
「うん。」
僕は陽子の手を握ってあげた。
「・・・あきら兄ちゃんの手ェ、あったかいね。・・・」
「・・・ねぇ、陽子。」
「なぁに?」
「ぼくね、・・・陽子が好き!」
陽子は澄んだ目で僕を見つめた。
そして、笑顔を見せてこう言った。
「陽子もあきら兄ちゃん大好きだよ・・・だから・・・
大人になったら、陽子をお嫁さんにしてくれる?」
「うん。」
「本当?」
「本当だよ。」
「ぜったいだよ・・・!約束やぶっちゃダメだからね!」
そう言って陽子は小指を出した。
僕はその小さな小指に自分の小指をからめた。
『ゆーびきーりげんまん、うーそついたら
はーりせんぼんのーますっ。ゆーびきった!』
僕と陽子は顔を見あわせて、
小さく、ふふふ・・・と笑いあった。
僕が9歳、陽子が6歳のときの出来事───
いきなりかwまあいきなり支援
───夢・・・か。
あくびをして、大きく背伸びをした。
───なんで今頃あんな夢見るんだろ。
もうあれから10年がたつ。
6年前、陽子の母親が亡くなり、
一家は父親の仕事の都合で長野に引っ越してしまい、
それ以来、陽子とは一度も会っていない。
別れの日、陽子は泣かなかった。
僕は、ちょっぴり泣いていた。
別れの悲しみと、陽子を慰めることのできない、
無力な自分に対する怒りを胸に抱きながら。
───また会ってみたいな・・・・。
昔のように何も考えずに、くだらない話をし、笑いあう・・・。
そんな日々はもう帰って来ないのだろうか───。
時間が気になり、時計に手をのばす。
ギョッとする。
5時44分。
今日は早番だ。この時間はまずい。
布団から飛び起き、急いで準備をする。
いつものようにネックレスをつけ、ヘルメットを片手に
家を出た。
さすがに12月の風は冷たい。
そういや、もうすぐクリスマスだな・・・。
陽子はどんなクリスマスを過ごすんだろ。
ふと、さっきから陽子のことばかり考えている
自分に気づき、少し顔が赤くなった。
───さて、行かなくちゃな。
バイクに乗り、アクセルをふかした。
支援
どうでしょうか?
文章化するのにだいぶ時間がかかってしまいました。
小説書くって難しいですね〜。
改めて、K-さんはじめ、書き手の方々をすごいと思いました。
できたらまた今夜にでもうpします。
>>421 ありがとうございます。頑張ります。
>>453 僕の名前まてある・・・!ちょっと感激です。
>>545 即支援ありがとうございます。
>>551 はじめまして、こんばんは、涅槃さん。
前スレから楽しみにしてましたよ。
これからも気長にお待ちしております。
どうかマイペースで頑張ってくださいね(^^)/
>涅槃 ◆gjdpaKvkYs さん
おつかれさんです。
いや、本当に上手ですね。
続き楽しみに待ってます。
あのもしよければなんですが>534で紹介してる掲示板で書きませんか?
俺が責任をもって管理するんで、荒らしに悩まされる心配もここより
はるかに少ないと思います。
どうです?w
他の書き手さんも読み手さんも、良ければ是非こちらにいらしてください。
書き手さんにはそれぞれお話一つにつき一つの倉庫スレを作ることもOKです。
こりゃ久々に期待できる書き手かな
私怨sage
>553俺そっちいくよ。
んでそのうち何か書こうかな
K-様私もそっちにお邪魔していいですか?
やっぱり落ち着けて安心できる場所のほうが楽しいし
過ちに気づくのは、手遅れになってから。
誰でもそんな経験はあるだろう。
いっそ過ちに気づかなければ
切羽詰まった思いはしなくてすむのに
誰かがお節介にも過ちを指摘してくれたりする。
それでも
過ちには早く気づいた方がいい。
いつまでも過ちを引きずって生きるのは不幸なことだ。
兄を慕う妹が幼い頃に見る夢は、往々にして過ちだったりする。
兄の、お嫁さんになる夢。
「大きくなったら、お兄ちゃんのお嫁さんになる」
それが周囲に微笑ましく、仲のよい兄妹の姿として写るのは
二人がまだ幼いうちだけ。
やがて年を重ねるごとに周囲は困惑し始め
そして普通は、誰かが残酷な現実を突きつける。
「お兄ちゃんとは、結婚できないんだよ」
それでも
夢が壊れるのは早い方がいい。
叶わない夢をいつまでも追い続けるのは、不幸なことだ。
私にも苦い現実は突きつけられた。
私は、兄とは結婚できない。
何故?
こんなに愛しているのに?
兄だって私を愛してくれているのに?
この愛よりも守らなければならないものがあるの?
何故私たちがそれを守らなければならないの?
幾百、幾千の問いかけに与えられる答えは一つ
「それが決まりなんだよ」
見続けた夢は甘く、捨てがたく
けれど現実は残酷で
絶望に打ちひしがれた私を
兄の一言の耳打ちが救ってくれた。
「俺は、諦めない」
ああ。
まだ兄は私を求めてくれる。
ならば私も兄を求め続けよう。
夢が全て叶わなくともいい。
一部でも。少しでも。
叶えられる夢があるのなら。
叶えられる時が来るのなら。
その時まで私は夢を追い続けよう。
そして、その「時」がやってくる。
あとは、きっかけだけ。
私は兄の気持ちを知っている。
兄は私の気持ちを知っている。
抱きたい。抱かれたい。愛し合いたい。繋がっていたい。
互いが、互いを求めていることを知っている。
あとは、どちらかが一歩踏み出すだけ。
待ち遠しさともどかしさとほんの僅かなためらいが
狂おしく胸の中を駆けめぐる初めての二人きりの夜。
ぎごちなく会話を繰り返し
ぎごちなく夕食をとり
ぎごちなくお休みの挨拶をして
一人になった暗い自室で不意に悟る。
今踏み出せないなら、いつまでたっても踏み出せはしない。
ベッドから起き上がり、パジャマを脱ぐ。
身につけている物全てを脱ぎ捨てる。
全部捨てる。ためらいも、不安も。
姿見に、己の裸身を写してみる。
最愛の人に捧げる肉体を誇らしげに眺める。
コンコン
私の部屋のドアをノックする音が響く。
兄も、一歩を踏み出していた。
愛する人を迎え入れるため、生まれたままの姿で私はドアを開く。
長年追い続けた夢へと続くドアを。
兄の腕が私の背に回されて
しなやかな指が私の背をなでていくときの切なさが好き。
抱かれながら目をつぶって顎を上げ
口づけを待つ間のじれったさが好き。
兄の指が二人の隙間にこじ入れられて
今はたわわに実った私の胸に辿り着くまでの待ち遠しさが好き。
抱き合ううちに熱を帯び始める兄の下腹に
おずおずと指を這わせるときの胸のときめきが好き。
背中を這っていた兄の指が降りてきて
熱く濡れそぼつ裂け目をかき分けてくるときの衝撃が好き。
固くそそり立つ兄の物を口いっぱいに頬張り
見上げた兄の顔が快感に歪んでいるのを見たときの征服感が好き。
上になり、下になり、汗にまみれ、絡み合うのが好き。
熱く固くなった兄に貫かれるのが好き。
濡れた軟らかい肉で兄を包み込むのが好き。
肉と粘膜が擦れ合う感覚が背筋を駆け上がっていくのが好き。
高まる快感に思考が白くなっていくのが好き。
弾けるような絶頂が好き。
ひくつく私の中で同じように兄がひくつくのが好き。
放たれた兄の熱い精液が私を満たしていくのが好き。
力を失った兄が抜け落ち、どろりと精液が流れ出すのが好き。
荒い息を整えることもなく、唾液まみれの唇を貪り合うのが好き。
達した後の火照りが冷め切らぬ体を重ね合う、けだるい抱擁が好き。
好き。好き。
私は、兄の全てが、好き。
手に入れた。
もう何も要らない。
ベッドの中
愛しい人の寝顔を見つめながら思うことがある。
過ちじゃない。
これは過ちじゃない。
他の誰かがこれを過ちだと言ったとしても
他の誰かがこれを咎めたとしても
過ちじゃない。
二人にとってこれは過ちじゃない。
それに
過ちだったとしても、もう手遅れ。
だからこのまま
引きずって生きていく。
不幸でもいい。
指さされてもいい。
もう、夢は叶ったから。
昔書いた没原稿から抜き出したものにちょっと手を加えてみました。
ま、たいしたものじゃないですが。
>566乙
小説というより詩ですね。嫌いじゃありませんよw
さて、俺もK-の立てた板にいくかな・・・・
期待しております。出来れば抜けるヤツでよろ。
>>566 ESさん
妹の一人称で語られる詩的な表現が素晴らしいですね。
兄を想ったことがある方でなくとも、読んでいて切なくなります。
間に描写を入れて展開を緩やかにし、導入と結末を詳しく書いて
一つの小説として完成させられた物を読みたいです。
UPおつかれさまでした!
25分ほどで目的地についた。
ここは、とある地方の病院。
ここで僕は給食の調理員として働いている。
「今日も忙しそうだな・・・。」
ポツリと呟き、職場に入った。
仕事を終え、少し買い物をしてから
自分のアパートに帰った。
両親はすでに他界している。
帰ってきて誰もいないというのは、最初は寂しかったが、
今はもう慣れた。
誰にも頼らずに生きていくというのは
楽しいし、そんな自分が好きだ。
この、自分の力で生きているという実感が、
今の自分を支えているように思う。
家に帰るなり、また陽子のことを考えはじめた。
もうすでに高校生になっているはずだ。
あの約束を覚えてくれているだろうか───
僕は急に、陽子のお母さんが
亡くなった日のことを思い出した。
───二人とも涙を目に溜めながら、
あの日と同じ海岸に座っていた。
「・・・あきら兄ちゃん。」
「ん?」
「お日様が沈んじゃうね・・・。」
「うん。」
「お母さんもあのお日様見てるかな・・・。」
陽子の悲しみは痛いほど伝わってくる。
僕はあの日と同じように、陽子の手を握った。
言葉にできない気持ちを右手に込めながら・・・。
一部に千里眼気取って勘違いしてるバカが居るなw
まあイイや、面白いから好きなだけ思い込ませとくか。
取り敢えず、K−さん頑張れ、とでも言っておこう。
自分のスタンスでしっかり活動できる場で良作を生み出していってくれ。
「ねぇ、あきら兄ちゃん。」
「何?」
「神様っているの・・・?」
「いるよ。
神様はね、僕らのことをいつも守ってくれてるんだよ。」
「あたしのことも・・・?」
「うん。」
「じゃあ、お母さんは・・・?」
言葉につまった。
なんて言えばいいのだろう。
「どうして神様は、お母さんのこと・・・
守ってくれなかったの・・・?
あたし・・・毎日・・・神様にお祈りしてたのに・・・
なんで・・・?
あきら兄ちゃん・・・あたし・・・どうしたらいいか
わかんないよ・・・。」そう言って陽子は大粒の涙を流した。
僕は陽子の手を強く握った。
僕にはそれしかできなかった───
───別れの日
陽子は意外なほどすっきりした顔をしていた。
「あきら兄ちゃん、また会えるよね。」
「うん、ぜったい会えるよ。」
僕は「ぜったい」のところを力を込めて言った。
「あきら兄ちゃん、これあげる・・・。」
陽子がズボンのポケットから取り出したのは、
陽子のお母さんがよく使っていた、ネックレスだった。
「これ・・・お母さんの形見でしょ?
僕、こんなのもらえないよ・・・」
「いいの。あきら兄ちゃんに持っててもらいたいの。」
「でも・・・。」
「このネックレスねぇ、本当はあたしのなんだ。
あたしのとお母さんの、おそろいなんだよ。ほら。」
そう言って、陽子は胸のあたりに下げてあるネックレスを
見せてくれた。
「じゃあ、今陽子がつけているのが
お母さんのネックレス?」
「うん、あきら兄ちゃんにはあたしのをあげる。
だから・・・あたしのこと忘れないでね。」
「・・・うん!」
それから僕らは二回目の指切りげんまんをした。
陽子の指がかすかに震えている気がした。
僕はそのとき、陽子を抱きしめてやりたい気持ちになった。
悲しみと、切なさを笑顔で隠した陽子を、愛しいと思った。
小さくなっていくトラックを見送りながら、
僕は目に涙を溜めていた。
僕はいろんな気持ちを込めて、右手のネックレスを
ギュッと握りしめた───
今日はここまでです。
次はいつになるかわかりません。
一週間以内にはうpしたいと思ってますが・・・。
>>552 前スレから待っていてくれたなんて・・・。
もったいないお言葉です^^)
>>553 ありがとうございます。
K-さんの書き込みを見た瞬間、鳥肌が立っちゃいました^^;
>>554 支援ありがとうございます。
頑張って書きますね。
>>553 ところで、したらばについてなんですが・・・・
ここで書き上げた後、そちらに移す、という形でもいいでしょうか?
>>553 ところで、したらばについてなんですが・・・・
ここで書き上げた後、そちらに移す、という形でもいいでしょうか?
>581 涅槃 ◆gjdpaKvkYs さん
それでも俺は構いませんが、そうすると今書いてるお話しの著作権は
この掲示板の運営者である「ひろゆき」氏のものになってしまいます。
そうなると、誰がどこで転用しようと、「ひろゆき」氏にさえ了解を取れば
合法ということになってしまいます。
仮に、無断であなたのお話が本にでもされてしまった場合でも、
それにはあなたの名前すら表記されません。
著者は「2ちゃんねる」となり、儲かっても一円ももらえません。
それでも構わないなら、ここで書き上げてからあっちにうpしてくれて構わないです。
個人的にはもったいないと思いますが、無理強いは出来ませんから。
涅槃タンしえん
よく書けてるよー
前から見てるんだが、ここって荒れたり落ち着いたりと変化が激しいな
今のような雰囲気でずっとやっていけるならかなりの良スレなのに
つまりK-タソは本にして売る気だと・・・
だが他の書き手は売るレベルにまで達してないような気がする
短編だからね。だから他の書き手は載せてもいいんじゃないか?
ってか、>543のK-タンの板、いけなくなってるぞ
朝はいけたのにどうなった
>>586続き
すまん、ちゃんと読んでなかったorz
>>534のリンク先、落ちてないか?
K-さん、消したのか?
あ、ほんとだ行けた。
おっちょこちょいなのは仕方ないんじゃねーの?
HP自作の話の時から気になってたんだけど、
たぶんK-氏はパソ詳しくない感じがそこはかとなく・・・・
「ふっ!」
ガシィッ!受けた左手が痺れるのもかまわず
身を屈め奴の懐に飛び込もうとするが
「甘い!」
「くっ!」
繰り出される膝を咄嗟に急ブレーキをかけてかわす。
「うらぁっ!」
膝蹴りから前蹴りに変化!
「ちいぃっ!?」
その場でごろりと後転する俺の顎先を必殺の気迫がこもった爪先がかすめていく。
俺は素早く起き直り、眼前の敵を見据える。正直、分が悪い。
だが!ここで引くわけにはいかない!
この俺のちっぽけなプライドに賭けて!
何度も戦ってきた。
数え切れないほどの敗北の末に俺が学んだのは
まともにいっても粉砕されるだけってことだ。
パワー、スピード、スタミナ、テクニック、リーチ…
正直、俺が勝っている要素はほとんどない。
ただ、一つを除いては。
ならば!
俺が唯一奴と互角に渡り合えるところで勝負するしかない!
たった一つの勝機に賭けて
奴を正面から見据え、俺は攻撃を仕掛ける!
そんな屈強なのが妹だとしたら、かなり嫌だな・・・
「ブース」
「………あ?」
敵は怯んだ!このまま…たたみかける!
「やーい、ブースブース、おかちめんこー、筋肉ブース、ゴリラ女〜、デカ女〜」
「な、ん、だ、と、こ、の……馬鹿兄貴ぃーっ!!」
俺は目の前に立ちはだかる恐るべき敵、妹の絵美に必殺の悪口を浴びせる。
わかりやすく言えば口ゲンカに持ち込む。
これしか勝ち目がないんだから仕方がない。
…プライドって、なんだろう。
ちょっとだけ、泣きそうになった。
俺、佐伯幸司の慎重は173cm。高校3年の男子としては平均的だと思う。
運動神経が特に良いわけではないが悪いわけでもないし
力とかスピードとか、まあとにかく平均レベルではあると思う。
だから普通なら一つ年下の女の子とガチンコで喧嘩して負けたりはしないはずなのだ。
だが、目の前に立ちはだかるこいつは例外だった。
身長は180cmを越えているはずだ。
詳しくは聞いていない。怖いから。
体重は……わからない。
以前、後ろからこっそり体重計をのぞき込もうとして受けた仕打ちは思い出したくない。
まあ、太ってはいない。むしろナイスバデーっぽい。
だが、そのパワーは体格から予想されるよりはるかに強大なのだ。
とにかく、デカくて馬鹿力。それでいて俊敏。大型の猫科の猛獣のような女。
それがひとつ年下の我が妹、佐伯絵美だ。
そんな妹と素手でやり合うのは愚の骨頂。
だから、俺は口ゲンカをしかける。口ゲンカしか、しかけられない。
…またちょっとだけ、泣きそうになった。
「だいたいなー、大人げないんだよ!たかがシュークリーム一つで!」
大人げないのは俺も同じかもしれないがとりあえず言うだけは言う。
「四葉堂の限定マロンシュークリームをたかが、ってことはないでしょ!」
「そもそも、お前自分の分は食っただろうが!」
そう。ケンカの原因は俺の背後のテーブルにあるシュークリーム。
しかし、天地神明、神賭けて誓うが、これは俺の分だ。
それなのに、絵美はそれを寄越せと言う。俺から奪うと言う。
自分の分はペロリと平らげておきながら、さらに俺の分まで食おうと言う。
なんという強欲。なんという暴虐。なんという理不尽。
「いいじゃないよ、たかが、って言うんなら兄貴の分寄越せ!」
「いいのか?太るぞ?これ以上でかくなりたいのか?」
「誰が………太るかぁーっ!!」
一瞬、絵美の短い髪が逆立ったかに見えた。
それほどの雄叫び…いや、一応女だから雌叫び?が部屋を揺るがせる。
……来る!
>>K-さん
ええ、別に構いません。
僕は小説家として食べていくつもりはないし、
趣味でとどめておこうと思ってますので・・・。
>>583さん、
>>584さん
ありがとうございます。
小説を書くのは初めてなので、読みづらいかも知れませんが
気長にお付き合いください^^)
俺は背後のシュークリームに、目をやらずに意識だけ向ける。
いざとなったら、これを引っさらって自室まで戦略的撤退もせねばなるまい。
だが、そのときだった。
俺達が睨み合うリビングの奥、キッチンの方から雷鳴のごとき怒声が響く。
「あんたたち、いい加減にしな!」
その声は心臓を凍らせる。
その足音は思考を麻痺させる。
その姿は魂を砕く。
悠々とリビングに現れたのは佐伯家最凶の魔人。この家の主にして絶対者。
母、佐伯京子その人だった。
身長は絵美よりわずかに低い。
だが、質量はおそらく絵美を上回り
そしてそれに見合う以上のパワーと
それに相反するほどのスピードを兼ね備える。
絵美を猫科の猛獣とするならば
母は肉食の巨大な恐竜・ティラノザウルス・レックス。
まさに暴君。
しかも、その腕力に加え
「おやつ没収」「小遣い停止」「夕食剥奪」などの裏技まで使ってくるのだ。
その狡猾なる暴君がリビングを睥睨し、吠える。
「絵美!あんまり幸司いじめるんじゃないよ!」
そうですか。やはりいじめられてるんですね俺。
庇ってくれて嬉しいよ母さん。
…ホントに泣けてきた。
「幸司の湿布代とか包帯代とか、毎月いくらかかってると思ってんだい!?」
って注意する理由そこかよ!?
「で、原因は何なんだい?」
「あ、えっと…四葉堂の…マロシュー(マロンシュークリームの通称)…」
「1個残ってるじゃないか」
「そ、それを…どっちが食べるか、で…」
絵美の答えに母さんの怒りのオーラが濃くなる。
ドスドスドスドス!
母さんが俺に向かって突進してくる。
ああ、終わったな。
こういうときは下手に力入れてると大怪我するんだ。
俺は目を瞑り、主に召される瞬間を待った。
だが、人間ティラノザウルスは俺には手を出さず
背後のテーブルのマロシューを掴み上げる。
一口。まさに一口。
振り返った一瞬の後には、握り拳より一回り大きいマロシューが母さんの口の中に消えていた。
そして数秒で嚥下されていった。
さようならマロシュー。
これから学校帰りには必ず四葉堂の前を270円持って通ることにするよ。
運が良ければ、それでまた君に会えるだろう。
だからそれまでは、お別れだよマロシュー。
俺は心の中で愛しのマロシューに別れを告げた。
「原因はなくなったね。これがほら、あれだ……三方一両損ってやつだ。名裁きだろ?」
違う。決定的に違う。どうしようもなく違う。
だが、それを指摘する勇気は俺にはなかった。
「ほれ」
呆然としながらも胸の中でマロシューに別れを告げる俺の横で
母さんがポケットからピッと1000円札を1枚絵美に差し出す。
「ほれ」
母さんがポケットからピッと1000円札を1枚絵美に差し出す。
「あと3つ買っといで。そうすりゃお前も後1個食べられるし、幸司も食べられるだろ」
「わ、らっき」
絵美の顔が綻ぶ。
「途中で食べるんじゃないよ!」
すでに部屋を飛び出しかけている絵美の背中に母さんが念を押す。
「そこまで意地汚くないもーん!」
嘘こけ。
まあいい。これで学校帰りに余分な回り道はしなくて済みそうだった。
「…ところで……俺と絵美の分なら2個でいいんじゃないの?」
「……」
「……」
しまった。
この暴君が『アタシの分はもういいから』などと思うはずはない。
むしろ思っているとしたら『アタシの分だけでも買ってこいやワレ』。
まさに墓穴にホールインワン状態な俺。
収まっていた母さんの怒りのオーラが急速に膨れ上がる!
「俺、絵美が途中で食べちゃわないか見てくるわ!」
この家で暮らしていると逃げ足だけは速くなる。
飛び出した背後のリビングで母さんが何か叫んでいるが
もちろん聞き返しに戻ったりはしなかった。
……マロシュー持って帰れなかったら、死ぬな。
四葉堂までは歩いて10分ぐらいだが
飛び出した絵美の様子からするとあいつはまず走って行ってるに違いない。
急がなければ!あいつはマジで途中で食いかねない。
母さんから逃げ出したときの速度を維持したまま俺は走る。
四葉堂が見えてくる…!って………あれ?
絵美は四葉堂の前を何故か行ったりきたりしている。
並んでいる人がいるわけでもないのに、注文もしないで何やってんだ?
足を緩め、近づいて声をかける。
「はぁ…はぁ…え、絵美…何やってんだお前…もう…買ったのか、マロシュー」
俺に気づいた絵美が困惑した表情で振り返る。
「売り切れだって…マロシュー…」
「なにいぃぃ!?…って、お前袋持ってるじゃん」
大事そうに抱えているのは確かに四葉堂の包みだ。
「ん、2個残ってたからそれは買ったんだけど…あと1個どうしようかな、って…」
「ないんじゃしょうがねえだろ。バナシュー(バナナシュークリームの通称)でも買っとけよ」
心底がっかりした様子で絵美が追加のバナシューを買い
俺達は四葉堂を後にした。
途中、絵美は全然喋らない。
うつむいたまま俺の前を袋をぶらぶらさせながら、のたのたと歩く。
「おら、んな振ってっと落とすぞ」
「うん」
気のない返事。
このまま家に帰れば、自分にはバナシューが回ってくると予想しているのだろう。
「…俺がバナシューでいいから」
「…え」
「だから…バナシューは俺でいいよ。お前と母さんでマロシュー食え」
母さんにマロシューを渡さないというのは考えられなかったし
1個残ったマロシューを俺が食えばこいつは一日中こんな調子だろう。
それは、なんとなく嫌だった。
「いいよ、俺バナシューも好きだから」
「……えへへっ」
単純にして明快。ある意味素直。良くも悪くも子供。
なりばっかりでかくなって乱暴で意地汚くて我が儘。
暴力的で女らしさのかけらもなくて妹の癖に全然俺に敬意を払わなくて
喧嘩ばかりしてて俺は負け続けてて
憎たらしいことこの上ない。
それでも
そんな絵美がやっぱり俺の妹なわけで
こういうときの絵美の笑顔は…まあ、その…なんだ、可愛…
「やっぱり美味しいね、マロシュー♪」
「ぐあ!だから途中で食うなって言われてんだろうがあぁぁっ!!」
訂正!こんな妹、可愛いなんて思うわけねえ!!
チキショウ!今に、今に見てろ!
いつか………一人で腹いっぱいマロシュー食ってやるぅぅ!!
また別の没原稿復活w
でもなんで没にしたのか覚えてないし。
読みきり形式にしたのに
第一話のこれしかフォルダー入ってないし。
この後この可愛くない絵美ちゃんをどうやって萌え萌えにするのか
アタシにもわからんなw
>607え・・・えっちじゃない・・・・スレ違いじゃん・・・・
>>609 そりゃ第一話からHさせませんわよw
ま、スレ違いってんならもやめときますけどね。
>>609 堪え性のない椰子だな、おまいは(w
ここからEsさんがどう持っていくかが漏れは楽しみだ。
無理だな、きっと。萌え要素ない妹だし、そもそも完結出来るかどうかすら
あやしい。このまま、単発のつまんねー話を書いてはやめ、書いてはやめって
パターンになるんじゃね?
改行がほとんどされてなくて正直読みにくいです
加えて一部の言うとおり萌えませんw
普通とは違った萌え妹を演出したかったんでしょうが・・・・あれは(ry
…これじゃ書き手もいなくなるはずだ。
616 :
えっちな21禁さん:04/09/05 01:09 ID:uwA2h9lX
全くだ、住人勝手すぎというかわがまますぎというか…
いや、俺は今まで書き手を支援してきたぞ。んでも、コレはヤヴァイだろ。
・萌えないっぽい(作者もどう萌えにもっていこうか考えてなかった)
・話が破綻しそう(
>>557-565はストーリーにすらなってない)
・完結しそうにない(構想が出来てないのを作者が公言してはばからない)
そんなんに付き合いたくはねーもん。
すいません。
俺の手違いで>534の掲示板を消してしまいました。
急いで作り直しましたので、ここにはっときますね。
↓
http://jbbs.livedoor.com/otaku/2953/fion.html >586さん
俺が著作権にこだわるのは売るためじゃないですよ。
ってか、この程度では絶対に商品にならないでしょう。
前スレにて言ったと思いますが、「かぜのむこう」には
多分に俺と、俺の彼女の実話が入っています。全てではありませんが。
なので、勝手に方々に出されてしまう可能性を摘み取るために
著作権を主張しておきたいのです。
>590さん
俺がリンク貼り付ける前に発見するって、もしかして凄くないですか?
>598 涅槃 ◆gjdpaKvkYs さん
そうですか。
では、趣味としてのスキルアップ、がんばってください。
俺は、あなたの話期待してますんでw
>610 Es ◆hznrtioKU2 さん
俺は楽しみですよ、あなたの話。
続き待ってますから、懲りずに書き込んでくださいな。
スレ違いでなければ大歓迎ですからw
一週間前あたりからロムってるが
ここの奴は北朝鮮の洗脳された住人並の思考能力しかないのか……
K以外の書き込みはみんな見下してるし……
K以外の作者はレベルが低いとかいってるけど、一般人の俺からすればどれもレベルは大差ない。
Kのは台詞とかがありきたりでオリジナリティが足りないように感じる(他の部分はたしかにうまいけど)
格闘妹の話結構面白かったよ。行きあたりばったり感のあるストーリーを
整理すれば続きも書けるんじゃないかな。頑張ってください。
>620さん
おお、珍しく荒らしじゃない指摘がある!
ありがたいですよ、ほんと。
えとですね、台詞に関してはわざとです。
実際に会話するときにそんな気の聞いた台詞でじゃべらないでしょ?
だからこの作品ではあえてそうしてます。
まあ、やる気になれば出来るかどうかってのはわからないですがw
オリジナリティーについては、書きたいものを書いてるだけなので、
オリジナリティーを出そうとか考えてなかったです。
どうやれば出ますかね、オリジナリティー。
話の続きは、そういったことにも留意して書いてみます。
>620おもしろいかおもしろくないかは
読んでる人間の多数決で決まるんだよ
お前のような意見を言う奴もいるだろうか、それを上回る人数がおもしろいと言えば
一 般 的 に
おもしろいと定義されるんだよ
意見を言うのはいいけど、一般的って言葉で武装して
お前の考えが大勢を代弁してるような言い回しは不愉快だ
623 :
622:04/09/05 04:16 ID:NGOwH9hu
>意見を言うのはいいけど、一般的って言葉で武装して
↑
一般人
624 :
えっちな21禁さん:04/09/05 04:57 ID:7AI/+MMW
k-は自己顕示欲の塊のような男だね。
文章もダサいし453が作ったHPも使わず自分で作るし、ホント自分が主役じゃないと気がすまないたちだね。
キモい。
>>618 に載っているURLですが
携帯からは閲覧可になりませんか?
前々から書きたいと思っていたので
少し残念です…orz
K−さんのそういう人間性というかそういう所を煽るレスが出てくるのは何故?
もしかして・・・
>>628imona閲覧の設定
ブックマークから
レス番 0
板番 2102953
スレ番 0
で、おK。書き込みは
>>627から
K−のしたらばのとこ、誰もうpしないみたいだね
管理者が書き手の一人ってところに自分の書いた物うpするのも気が引けるんだろうな
ましてここの書き手に対して、何を書いても
「K−より下」みたいな評価しかしない輩もいるし
そんな状況じゃK−の管理板に誰も書かないだろ
普通にK−個人サイトにして自分の書いた物だけでいいんでないの
>624さん
>453さんの作った掲示板を使うつもりでした。
なので、自由掲示板にその旨書き込んだんですが、
それ以降、HP作ってくれた彼からの反応がまったくなく
自分で作る事にしただけです。
>630さん
何でそうなっちゃうんですかね。
>620さんが言うように、どれも同じくらいだと俺は思うんですが・・・。
それに、指摘を希望する人以外への指摘はNGって言ってるのに
それを守らない人もいる。
そういった書き込みを削除できるから、俺が立てた掲示板を
俺は進めてるだけなんだけどな・・・。
K-よ、>624なんぞにそんな丁寧に答える必要はない。
それは荒らしで、そいつはBEEだからだ
>>632 2ちゃんに書く以上煽り言いがかり叩きもあるだろうけど
そういうのは覚悟の上なんじゃないかな
歯に衣着せぬまっとうな評価もあるだろうし
そういう物を見抜ける人なら別に変な指摘は気にしないでしょ
まあK-さんはしたらばのほうで頑張ってください
>>634へぇ、お前もK-を何とかここから追い出したいらしいな
いなくなることはないぞK-よ
お前が立てたスレだ 出て行く義理も義務も責任もお前にはない
出て行けとかダサいとかよそでがんばれとかいうのは全部無視すればいい
>歯に衣着せぬまっとうな評価もあるだろうし
俺が見る限り片手に収まる数しか思い浮かばないぞ
前スレを含めてもね
見たい奴はレス抽出でコテだけ見ればいいし、
見たくない奴はNGnameに登録すれば済む話。
スレが無駄に消費されていく。
K-氏には悪いけど、ここが荒れてる原因ってK-氏の信者っぽいよね。
ここはK-氏から直接アンカー指定で注意してもらいたいところ。
千里眼バカ、まだ幅利かせてるのかw
633と12年間の学歴で何を学んできたのかね。
もしかしてこのスレにアクセス解析でも仕込んでるのかい?
K−さんがどうするのかは本人次第だし、
引き止めるのも追い出すのもまるっきりお門違いもイイとこ。
俺も確かに、他所逝った方がイイ的発言はしてるけどさ、あくまで選択肢を与えたに過ぎないし。
K−さんを引きとめようとしてる香具師ら、おまいらにそこまで強制する権利なんてあるんか?
K−さんも自分がどうするのか、この機会に本音でガツンッと一発かましてやれよ。
もう冬だ。
今日はKとSUPERCARのLIVEに行く。
SUPERCARといえばヒ―ローなのだが、あたしが意識しちゃってから
二人ではあってない。
Kと2人で出かけるのははじめて。
ヒーローやKとは、音楽友達だ。
音楽の趣味が似ていたら、なぜかファッションや、人生観まで興味深い。
どうしてだろう?
実はKとはあんまり話した事がない。
けれど、何故か親近感がある。
物凄い遠くて、近い不思議な存在。
LIVEはKが誘ってくれた。
ちょっと前、ヒーローからきいたことがある。
Kは、あたしの事気に入ってくれているみたい。
別にそれは、すきとか、そういった感情ではなくて、もっと知りたい、話してみたい。
こういった好奇心でもあるのだろう、きっと。
それはあたしにも共通して言えることだから、嬉しかった。
でも、それ以上の何かがあった・・・・。
2人は行く。
2人は消えていく、LIVE会場へ。
2人で行くことで、ヒ―ローが勘違いしないか気にしながらあたしは歩いた。
2人で歩きながら、あたしの頭の中はヒーローでいっぱい。
kはヒーローと仲が良い。
だから、あたしはいつのまにかkにヒーローの事ばかり聞いていた。
ずっと、ずっとヒーローで頭が・・・
LIVE中も・・・・
集中できなかった・・・・
LIVEが終わったのは11時だった。
大阪から自宅に帰るには1時間。
ぎりぎり、終電間に合うかなといった感じだ。
でもその前に小腹がすいたあたしたちは、マックへはいる。
無邪気に16才にもなってハッピーセットを頼んだ。夜11時にハッピーセットがうれるのか?
おもちゃは、音楽が鳴るミニ―のクリスマス人形。
「かわいいな、えりちゃんそんなん注文して」
「だって欲しかったんだもん〜・・・」
微笑まれた。
普段全然自分から喋らないkが口を開いた。
ちょっと嬉しいような、恥かしいような気分になったあたし。
そりゃだれだって、女の子なら可愛いなんて言われたら嬉しいよ。
それからkと会話は弾んだ。
もちろんkは話題を振ることもなく、答えるだけだが。
kは一般的にはかっこいいのだろうか?
落ち着いた大人な感じで、正直人気がある。
今は彼女はいないみたいだけど・・・。
でもHする女友達はいっぱいいるみたい。
女子の会話では話題になる人物だ。
あたしの友達も、いわゆるセフレってやつやってる。
大人な美人な女の子、いや女性が好みらしく、セフレは全員そんなかんじだ。
けれど、チャライ訳ではない。
それは決してない。
とても紳士な男性って感じだ。
まぁ無口ってのもあるだろうけれど・・・。
Hなんてきっと彼にとっては自然な行為なのだろう。
仲良くなったら、みたいな感覚なのかな?
ちょっとそれはあたしには理解できないけど。
でも、こんな子供っぽいあたしだから、その心配は悲しいことにない。
いいんだけどね
ついつい話こんでしまった。
「やばい!もう12時だ!終電なくなっちゃうよ・・・」
kは落ち着いている。
あれ?なんでだ・・・・?
「もう間に合わないね、多分」
なんでそんなにkは落ち着いているの?まにあわないねって・・・。
どうするき?
ま…間に合わないね…
(*´д`*)ハァハァ
>>647 間に合わないと・・・どうなるんでしょう(ドキドキ)
うーん、次回が楽しみですねこれはw
間に合わない的紫煙。
「ねぇ・・・終電・・・」
あたしは言うだけ無駄だと確信した。
「もう、間に合わないしさ、えりちゃん今日はどっかに泊まろうか?」
予想通りの展開に思わず笑ってしまった。
「絶対そう言うと思ってたよあたしさ 微笑」
なんて言いつつ平常心を保っているように振るまいながら、あたしは正気でいられなかった。
そりゃ誰だって、男の子、しかも彼氏でもない人と泊まるなんて抵抗あるよ。
いくらKでも・・・。
支援します
しかもこんな大阪で何処に泊まるの・・・。
Kがわかんないヨ何考えてるの?
すぐ目の前にはアメリカ村のホテル街。
「ごめん、変な発言したかな僕?やっぱ泊まるとかちょっと・・・ね?」
下を向いてるあたしの顔を覗きこむK。
そのやさしい声、大きい手、肩幅・・・。見つめてくる瞳。
あたしは思い出した。
―お兄ちゃん…―
―お兄ちゃんどうして―
―どうして、えりを置いて行っちゃうの?―
―さみしいよ―
あたしが中2の時、お兄ちゃんは部活中ボールの打ち所が悪くこの世から去った。
野球部で、野球推薦で高校に入った。
毎日毎日甲子園を目指して練習に励んでいたお兄ちゃん。
あたしは、そんなお兄ちゃんが大好きだった。
お兄ちゃんはあたしが下を向いているとすぐやさしく声をかけてくれた。
お兄ちゃん・・・。
大好きだったのに。
なんで・・・?
そういえば、あの日もそうだった。
お兄ちゃんとお昼、マックに行った。
それがあたしとお兄ちゃんの思いでの最後。
それから野球部の練習に行って・・・・・・・・。
あたしは、急に怖くなった。
全然違うのに、あの日と今が重なってくる。
怖いよ・・・
怖いよ・・・
お兄ちゃんのこと大好きとか言う妹萌え的支援
「えり・・・ちゃん?」
あたしは我に帰った。
あたしの瞳にはKがお兄ちゃんに映ってしかたなかった。
おさえられないよ・・・この気持ち。
気付いたらKはあたしの事、ギュって抱きしめてくれていた。
なんでだろ?あたしの考えている事分ったのかな?
お兄ちゃんの事は知らないはずだし・・・
そういえば、お兄ちゃんもそうだった。
あたしが寂しい時、いつもギュってしてくれてた。
あたし何も言ってないのに、お兄ちゃんはいつもあたしの気持ちに気付いてくれていたんだ。
「お兄ちゃん・・・」
思わず口に出してしまった。
Kはもっと強く抱きしめてくれた。
どうしよ・・・あたし・・・お兄ちゃんにギュってされているみたい。
心が、心が満たされてく。
お兄ちゃん・・・お兄ちゃん・・・・。
涙とまんないよ・・・。お兄ちゃん・・・。
―あたしは彼氏を求めているのではない―
―恋愛の“好き”とは違うものを求めている―
―恋愛っていうモノは人の心が変わりやすいから―
―でも兄妹は違う―
―無条件に愛してくれる―
―そんな愛を求めているんだあたしは―
―みんなそうじゃないの?―
あたしはお兄ちゃんをもとめてるんだ。あたしには・・・必要なんだよ。
「えりちゃん。無理しないで答えて。もうすぐ終電、本当に終わっちゃうけど。走る?」
あたしの答えは決まっていた。
もっとK、いや・・・お兄ちゃんと一緒にいたかった。
「どっか、泊まろっか・・・」
言っちゃった。あたしの気持ち。
Kは何を思ってあたしを抱きしめてくれているのだろう?
2人は歩き出した。
何処も週末だけあって盛ってた。
やっと見つけた空室。
2人は消えていった。
夜のホテルへ。。。
今日はここまでです。
良い所で終わってしまいすいません。
次回はもっと進みますので。
支援ありがとうございます。
糞作品ですが、意見などあったらお願いしますぅ・・・。
糞なんてとんでもない!
かなり萌えちゃいました!(;´Д`)ハァハァ
>>664 そういっていただけると次回頑張りたくなりますよ。
ありがとうございます!
> 少女 ◆HU7XfvOYA2 さん
凄いおもしろいですよ。
続き楽しみに待ってるんで、これからもがんばってくださいねw
出だしがあんな感じだったんで、どうなるかと思いましたが…
個人的にはああいった意味不明な感じのモノローグが
最初の伏線になって展開していくの、好みです。
ここまでで話がようやくつながってきたんで、続きが楽しみです。
少女さん、期待してます。
ほう・・・今の所皆支援者か(ノ∀`)
確かにえりの心情をよく引き出して読み手を別の世界へ引き寄せる様な凝った作品だ
これからも北井します
少女氏乙!
みなさんありがとうございます。えりの心情少しでも感じていただければ嬉しいです。
なんてったって、えりはあたしなので。
これは実話なんですよ。
―お兄ちゃん・・・えりを置いてどこにいくの?―
―約束したのに・・・―
―ほら、あの日。忘れたの?―
「ハッピーバースディえり!」
あたしの14の誕生日。
忘れもしない・・・お兄ちゃんに祝ってもらった最後の誕生日。
3・20日。
休日だった。午前中は部活、午後から誕生日会を開いてくれた友達。
そして、夜は家族で誕生日を祝ってもらったあたし。
凄く幸せ。
両親からは、あたしが欲しがっていたCDとバック。
そしてお兄ちゃんも・・・。
お兄ちゃんは野球部も忙しいけれど、少しだけバイトをしていた。
高校生だし、色々お金もいるんだろう。
彼女もいたし。
夜、家族が寝静まってからあたしの部屋で渡してくれたプレゼント。
今でも大切にしているよ。
ちょっとダサいウサギのキーホルダー型のぬいぐるみ。
中2にこれかよって感じだけど、
すっごく、すっごく嬉しかったんだよあたし。
「えり?起きてる?・・・ほら、これ。プレゼント。お兄ちゃんだと思って大切にしろよ」
不器用に笑いながらあたしの手におかれたウサギ。
「なにこれ?だっさー!」
あたしは笑いながら言った。ううん、恥かしかったの。嬉しくて、嬉しくて。
だって、初めてだったんだもん、お兄ちゃんからのプレゼント。
「なんだよ、気に入らないんだったら返せよ。」
照れながらあたしにそう言った。
お兄ちゃんはあたしの気持ちにこの時も気付いていたんだ、きっと。
あたしはそう思うと急に恥かしくなって何も喋れなくなった。
下向いて、必死に恥かしいの隠してた。
時々、ちらっとお兄ちゃんをみて・・・。
お兄ちゃんはそんなあたしをギュってしてくれた。
「お兄ちゃん?」
黙ったまま、ひたすらあたしを抱きしめる。
凄くあったかくて、心地よくて、このまま離して欲しくなかった
お兄ちゃんの彼女に初めて嫉妬しちゃった。
いつもこうやってもらってるのかな?
って思うと、なんか複雑な気持ちになってきちゃって・・・
思わず涙が出てきた。
「たった一人の兄妹だ、えり、お兄ちゃんを大切にしろよ・・・」
思わず笑っちゃった。
「それに・・・」
「俺も、大切にするから。ずっと、よろしくな。」
あたしの宝物が沢山増えた日。
思いでも、プレゼントも、あの感触も。
今でもうさぎのぬいぐるみは毎日通学カバンにつけている。
誰にださいっていわれても、変わりのないものだから。
あたしだけの・・・ものだから。
678 :
少女 ◆HU7XfvOYA2 :04/09/06 23:56 ID:3Qv4jH5s
また同じ夢を見た。この夢はもう飽きるほどみた。
でも、飽きる事はないだろう。
そう、あたしはKとホテルにいるんだ!思い出した。
もう何時間経ったのだろう?
あたしはホテルに入ってすぐ、眠りについた。
起きていると、今夜はいっぱいぉ兄ちゃんの事思い出しそうで。
怖かった。
でも、夢でも一緒だった。
今もまだ、お兄ちゃんにギュってされた感覚があたしをつつむ・・・。
「お兄ちゃん・・・・」
↑間違えてageちゃいました。。。すいません。。。
「えりちゃん?起きた?」
心配そうにあたしの顔を覗きこむ顔はお兄ちゃんではなくK。
その顔を見てあたしは安心感に包まれた。
「大丈夫だよ。ちょっと色々思い出しちゃって。でも、もう元気、ほら」
あたしは笑って見せた。
でも、すぐ笑顔は消えた。てゆうか消したんだ。
我慢してたから。
「えりちゃん?話きくよ?よかったら、話して」
あたしはひたすら話した。
お兄ちゃんがいた事。
お兄ちゃんが事故で、もういないこと。
あたしにとって、とっても大切だった事。
自分でもわからないぐらい泣きながら。
Kにお兄ちゃんのことを、
あたしの知っているお兄ちゃんのことを全て話した。
Kは一生懸命聞いてくれた。
時には泣いてくれた。
ふとみせるKの表情、しぐさがあたしにはお兄ちゃんと重なって仕方なかった。
もう・・・限界だった。
あたしは・・・Kにお兄ちゃんの代わりを求めていた。
もちろん、代わりになんてなれるわけないし、
お兄ちゃんは、あたしのお兄ちゃんは一人だけだから代わりなんていらない。
けど、けどね・・・どうしようもないときってあるでしょ?
もう、気持ちが押さえられなくなるときってあるでしょ?
だから、あたしは言った。
今日はここまでです。
またまたいいとこ止まりで・・すいません。区切りが良かったので。
それでは・・・また
禿乙!!
(;゚д゚)つか人いねっ!
>>684 ありがとうございます
確かに・・・最近人少ないですね・・。
少女の話、何かK-の話と似てる部分があるような・・・いや!せめてるわけでは!
支援してますぞ
K-は自分の掲示板で続き書いてるようだ
リアル支援してくる
>>686 支援ありがとうございます。あたしの話は、3年前のあたしを書いたものです。
実話なんです、これは実は・・・。だからそう読んでいただけるもよし、
一つの話として読んでいただいてもどちらでもうれしいです。
K−さんのところ、あたしも行ってきました。
二度書き失礼
少女氏>実話でしたか・・・・三年前って・・・・歳いくつでつか?!なんて野暮な質問だね、うん
妹の側から見る小説・・・・いよいよこのスレもヒートアップしてきた予感(藁
688
>>17,8の高2〜高3にかけてのはなしなのでプラス3ですよ。
なるほど
書き手ん中じゃ一番若い様な希ガス・・・
んじゃ俺もK-氏のスレ行きまっす
691 :
36:04/09/07 01:34 ID:QcYKIH/m
少女サン支援しますよ。
頑張って下さい。
>>36 コテを辞めろ。名無しに戻れ。
ageるな。sageろ。
ROMってろ。書き込むな。
いい加減にしろ。お前はここに来てはいけない年齢だろう。
sageすら理解してないお前は荒らしと同じ。帰れ。
>>692 36は似たようなスレを巡回してage回っている池沼厨だから、
相手にしない方がいい。
レスが付くと嬉々としてまた湧いてくるから。
692のように怒ってもらうと、ホント嬉しそうなんだ。
環境になんか問題があるのかも知れない。
695 :
えっちな21禁さん:04/09/07 22:36 ID:K/4Zjl3Z
紫煙
>>693 >>692のアンカー良く見てみろ。
36を叩いてるフリして、実はK−氏を叩いてるんだよ。
そんな簡単でバレバレの偽装工作に乗せられるな。
697 :
えっちな21禁さん:04/09/07 23:41 ID:K/4Zjl3Z
>>696 そうだったのか・・・!そうだったのか・・・!
ほうら、また喜んじゃった。
おまいら K-タンが今日続き書いてるぞ
少女age
最近こないな・・・。皆で少女さんを語ろう!
少女さんは21歳か・・・実話なんて。
少女萌え
702 :
祇園(・∀・)鬼姫 ◆vygWH5P.gY :04/09/09 00:53 ID:+7nYEy3w
お初です☆
ん?
>702
昨日、某スレで拝見しました。かわいかったよー。
案の定止まったな。
これでいいのかもしれんが。
やっぱK-がいねーとダメだなこのスレ
ポッ
K−さん、元々2ちゃん向きの人じゃないし。
少女さんのはみんなきらいなの?
>>711 んなことはない。漏れは早く続きを読みたいぞ。
ただ文章にクセがある感があるんで、好みが分かれる気が汁。
漏れは割と好みだけどな。
だめだこりゃ
十人十色紫炎龍
このスレにはケンイチ氏が作品を書き込まないので
糸冬了..._〆(´_ゝ`)
常駐してる嵐がいなくなったら再開かな
しばらく休んでいました。
あたしの話は小説とではなく、体験記と読んでいただけると嬉しいです。
いやぁ〜まったく書き込みがなくて寂しくなってきましたね・・・
やっぱK-がいないと・・・
「ねぇ・・・」
「えりちゃん、なに?」
「あたしの・・・あたしの・・・お兄ちゃんに今夜だけなって。それで、いっぱい、いっぱい甘えさせて。」
あたしは、恥かしながらも勇気を出していってみた。ちょっと緊張して声が震えてた。
――いっちゃったぁ・・・ どうしよう・・・ こんなの言ってひかれたかな・・・――
――あぁ、なんで言っちゃったんだろ 恥かしいよぉ・・・――
あたしはそのままどうしていいか分らず戸惑った、Kを見つめたまま。
たった数秒の空白の時間が、とても長く感じたあたし。
「聞いて・・・る?」
その瞬間、Kはあたしを抱きしめてくれた。
おもいっきり・・・。
もう離れられないぐらい強く。
遠くへ行かないようにしっかりと。
あたしの華奢な肩はすっぽりKの腕の中に包まれた。
お兄ちゃんの匂いがした。
ホテルの窓からやってきた香りがあたし達を包んだ。
今ここには、あたしとお兄ちゃん、2人っきりだ。
夢を見ているの?何度も自分に問い掛けた。
あたしにはKがお兄ちゃんに見えて仕方なかったんだ。
いや・・・そうじゃない。
あたしは、Kに惚れていた。お兄ちゃんのように、惚れていたんだ。
「おにいちゃん・・・?」
はにかみながら呼んでみた。
いいよね?今夜だけは、こうよんだって・・・
Kは当たり前のように
「えり?どうした?」
と答えてくれた。
この時、あたしの心臓は壊れそうなほど異常な動きをしていた。
どうしていいか分らなかった。もう、このまま、とにかくこの幸せを
逃がしたくなかったんだ。
kの手とあたしの手は自然に重なり合った
kの身体とあたしの身体は自然に近づく
いや、これは自然ではない。
これは・・・・違うんだ。
戸惑っているあたしに気付いたのか、Kはそっと耳元で話しかけてくれた
「お兄ちゃんは、ずっとずっとえりちゃんのお兄ちゃんだよ」
少女さん乙
次も期待してますよ〜
>>727 嵐は放置で
>>725 次は・・・どうなるんでしょうか(ドキドキ) 楽しみですね
頑張ってください
730 :
えっちな21禁さん:04/09/12 18:57:39 ID:vmiX4z0R
age
731 :
えっちな21禁さん:04/09/12 23:50:12 ID:ufJJ+SYk
sage
これは恋ではないんだ。
精神的なものなんだ・・・。
なんか、とってもKといると落ち着くんだ。
あたしは、本当にkの妹になってしまいたいよ・・・。
死んじゃったお兄ちゃんの代わりではなく
kとして、kの妹になりたいよ・・・。
「お兄ちゃん・・・」
あたしはひたすら見つめた。
飽きないんだもん。
ずっと、ずっとこのままでいたかった。
ふと時計を見るともう2時になるところだ。
後少ししかおにいちゃんと2人きりのおとまりは終わってしまう。
そんなの。。。やだよぉ
優しくあたしの頭を撫でてくれるk。
kの手の動きが気持ちよくて・・・
kの身体が暖かくて・・・
kの匂いが心地よくて・・・
kの息が耳元で聞こえて・・・
身体中kでいっぱいなの、あたし。
「えりちゃん、お風呂まだはいってないでしょ?はいってきたら?」
そう、あたしはホテルに入って精神的に疲れていて寝ちゃってたんだ。
そして、今こうやってkといるとぉ風呂の事なんてすっかり忘れていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あたしは一時もkと離れたくないんだ
傍にいて
また、あたしは黙り込んだ。
「あれぇ〜?えりちゃんもしかして俺と離れたくないとかぁ?」
冗談っぽく、いぢわるな発言をするkに、あたしは少し感じてしまった。
だって。。。だって。。。
「あたし、おにいちゃんとずっと今夜はいっしょにいたいの」
自分でもこの言葉が今この場でどんな意味を示すのかわかっていた。
「お兄ちゃんも・・・一緒にはいろうよ」
あたしは本気だよ。
あたし、おにいちゃんと離れたくないんだもん。
むしろ、もっと、もっと、もっと・・・
あわてるkを見ながらあたしは言った
「駄目ぇ?」
そりゃkだって男。
本当は血だってつながってないし、kはあたしのこと好きなんだ。
あたしは知ってた。
でも、そんなのどうでもよかった。
もう、とまんないよ。
「ねえ、駄目なの?」
ちょっと甘えた声が出ちゃった・・。
だって、だって、今夜はいっぱい甘えたいんだもん、お兄ちゃん。
「えりちゃん?本気で言ってるの?」
少し照れながら言われた。
あたしは、無言でぅなずくしかなかった。
なんか急にはずかしくなっちゃったから。
kは女性経験豊富だけど、やはり妹の裸はやばいとでも思ったのだろうか?
あたしはいんだよ・・お兄ちゃん。
「えりちゃんさ・・・お兄ちゃん、一緒にぉ風呂なんかはいっちゃうとさ
意地悪したくなっちゃうかもよ?」
「どうなってもしらないよ?それでもいいの?」
あたしは熱くなった。こんな風に言われたら。。。体が反応しちゃうよ・・。
いくら妹でもさ。
男と女なんだから。
もう戻れないんだ。
「は。。早くはいろっ」
お兄ちゃんの手を引き2人はバスルームへ消えていった
今日はここでおしまいですぅ。
なかなか進めませんでした・・・。がっくり。
726,728,729支援ありがとうございます。
>>742 乙!がんばってますね
この調子でガンガンいっちゃってください
>>743 書き始めた以上は書くルールなのでw
まぁ、過去の記憶をゆっくり思い出しながら書いているので
いつもあまり進みませんがよろしくお願いします
それにしても、随分ここ人が減ったなぁ。書き手さんはいないのかな?
ちょっとつまらないですね・・・。age進行の方が良いのか?
>>744 色々あって雰囲気が悪くなったために
嫌気がさしてしまった書き手さんが多いのかも・・・
一人で頑張るのは大変かもしれませんが
いつかは良スレに戻ると信じて・・・支援〜
>>745 そうですね、色々あって急に減りましたからね。
いつかは・・・!良スレになるよう、part3もいくよう地道に頑張りましょう。
>>746 もうちょっと長文でレスしてよ〜。
1レスの文章が短いとレス数が多くなって、次いっちゃうかもw
期待してます(;´Д`)ハァハァ
少女さん支援〜
書き手さんが一人でもいて、ちゃんと読み手がいるんだから今でも十分良スレですよ
ようやく文章化・・・。疲れたー。
やっぱり僕才能ないのかも。orz
>>少女さん
お疲れ様。すごく萌えでした。
実話っていうのがさらに萌えハニャーン。
というわけでお互い頑張りましょ〜。
さて、続きをどうぞ。まだ妹は出てこないんですが・・・。↓
空想にふけりながら
首に下げているネックレスを強く掴んだ。
───二つ目の約束、僕は守っているぞ・・・。
自然と笑みがこぼれた。
しかし───。
会うことは叶わない。
そんなことはわかっている。
わかっているけど・・・。
笑顔は消え、ため息が漏れた。
陽子の家とは3年前から音信不通になっていた。
電話をかけても、手紙を送っても、返事はなかった。
もしかして、引っ越してしまったのだろうか。
僕に何も言わずに?
そう思うと、陽子に拒絶されたような気がした。
陽子、どうして?僕のことが嫌いになったの?
何もかもがわからない。
会いたいという思いだけが、日を追うごとに増していく。
二度と会えないのかな・・・?
何度も繰り返された質問。
答えはでない。
いや、本当は答えは出ている。
ただ、知らないふりをしているだけ。
涙が一筋、頬を濡らした。
震えるほどの寒気を感じ、目が覚めた。
どうやら、いつの間にか寝てしまっていたらしい。
時計を見ると3時半だった。
今日も早番だというのに、
半端な時間に起きてしまった。
かといって、もう一眠りはできそうにない。
───シャワーでも浴びるかな。
なんだか気分が優れない。
陽子のことを考えた後はいつもこうだ。
いつの間にか僕は自問自答していた。
───いい加減に諦めればいいだろう。
───・・・そうもいかないさ。
───諦めきれないならばそれなりの行動を起こしたらどうだ?
───探したって見つかりっこないだろう。
───住所はわかっているのだろう?
もし、引っ越していたとしても、
今の時代、探す手段はいくらでもあるじゃないか。
お前は逃げているだけなんじゃないのか?
お前はただ、陽子と会うのが怖いだけなのだろう?
───・・・黙れ。
───もし陽子に拒絶されたらと思うと恐ろしいんだ。そうだろ?
───黙れ!
───意気地無しめ・・・。
シャワーを浴びながらどんどん嫌な気分になっていく。
何度も何度も繰り返された自問自答。
───いつまでこんな生き方するんだよ。
───もういい。もういいんだ。今は何も考えたくない。
・・・ほっといてくれ。
───またお前はそうやって逃げる気か?
───・・・・・。
───・・・なあ、答えろよ・・・・。
バスタオルで体を拭きながら、また自問自答していた。
気分は最悪だった。
勇気が無い。
ああ、そうだ。僕は勇気が無い。
だからなんだ?
いったい僕にどうしろというんだ?
ばかばかしい。
自暴自棄に開き直る。
いつもこうだ。
僕はこんな自分が大嫌いだ。
時計の針はすでに5時を回っていた。
いつもよりも感情を込めずに仕事をした。
普段なら盛り付けるにしても一つ一つ丁寧に気持ちを込めるところだが、
今日は勘弁させてもらうことにする。
思えば自分勝手なものだ。
そう考えるとまた憂鬱な気分になる。
淡々と盛り付けをこなしていると、
同じ調理員の圭吾が隣にやってきて、盛り付けを始めた。
圭吾とは年が同じなので、何かと話が合う。
「何してんだよ、圭吾。」
「ん?」
「野菜の切り出しは?」
「あ、もう終わった。」
「・・・はやいな。」
「お前が遅いんだよ。」
「バーカ、俺は丁寧なんだよ。」
「この盛り付けで?丁寧が聞いてあきれるぞ。」
圭吾が指差した皿を見ると、確かにひどい盛り付けでギョッとした。
「これだけじゃない。これも・・・こっちもだな。」
自分の精神状態が如実に表れている。
ひどいものだと思う。
圭吾はその盛り付けを素早く直した。
相変わらずいい手つきをしている。
「今日のお前何か変だぞ?
変なのはいつものことだけど、輪をかけておかしい。」
「うるさいな・・・。ちゃんと仕事しろよ。」
「してるじゃん。しかも速いし正確。すごいな、俺」
たしかに圭吾は速く、正確に盛り付けている。
しゃべりながらもこんなに集中できるのはさすがだと思った。
「でさ、なんでお前そんなに落ち込んでるわけ?」
「落ち込んでる?どこが?」
「見りゃわかるさ。負のオーラがビュンビュン出てるもん。悩みでもあるんだろ?」
「ふーん・・・悩みがない人間なんていないと思うけどな」
「揚げ足取りはいいからさ、話せよ。俺が相談に乗ってやる。」
「いや・・・いい。」
「じゃあ、どんな悩みなのか当ててやる。・・・女だろ?」
「・・・・・。」
勘なのか、何か確信があるのかは知らないが、
よく当てたものだ。
「図星だろ?」
隠す必要は無い。
自分でも誰かに相談したいと思っていたのも事実だ。
「・・・ああ。」
「やーっぱりね。そうだと思った!」
圭吾は嬉しそうにはしゃいだ。
すると、今まで黙認していた栄養士の木村さんが口を開いた。
「圭吾くん!あきらくん!ふざけて仕事しないで!」
「すみません!」
「すみませ〜ん!」案の定、怒られた。
バカ圭吾。
調子に乗りすぎだ。
小さい声で圭吾に話しかけた
「じゃ、続きはまた後でな。」
「お。」
盛り付けをすまし、昼の準備に取りかかることにした。
いくらか気持ちが軽くなったような気がした。
えちも萌えもなくて申し訳ないです。orz
ではまた・・・。
>>762 涅槃さん乙
序盤でしょうからエチとか萌えとか捕らわれずに
自分のペースでガンガッテくださいな
( ゚д゚)
>746 少女 ◆HU7XfvOYA2 さん
いつも楽しく読ませてもらってます。
支援しますんでがんばってくださいね。
>762 涅槃 ◆gjdpaKvkYs さん
ゆっくり無理せず、自分のペースで続ければいいと思いますよ。
えちも萌えも、シナリオの進行も、ペース崩すといいものは出来ないと思いますから。
続き、楽しみに待ってます。
書き手さん現在2人ですかね・・・。
でも、このお二人がいればここは十分良スレですよ。
以前の活気が戻る日も、そう遠くはないでしょう。
>765お前したらばで小説書いてんだろ?
そこで書き込んでからこっちに書き込めばいいんでないの?
お前はもともと著作権の問題でここから出てったわけで
よそで書き込んでからここにうpすればその問題はクリアだろ。
お前がここに帰ってくればすぐに人は集まるだろ。
まあ、馬鹿な荒らしもくるだろうが
BEEとかひげっぱとかひろゆきMK2とかは、しばらく信じてたけど
BEEにいたってはよそスレで書いてた小説すらほったらかし
これじゃさすがに人間性うたがいたくなるね
いらんこといろいろ書き込んじまったな
荒らしと思うならスルーしてくれ すまんな
ほにゃ?
>>766 ホント、余計な事べらべらと喋くりまくり過ぎ。
誰か
>>766の口閉じちゃってくれや。
俺は相手する気も起きん。
BEEとかのことについては確かに余計なことだな
もう語る必要すらないし
でもK-が帰って来て欲しいってのは別に余計でもなんでもないだろ
俺もその件についてはまったくの同意見だし
>768相手にする気も起きんとか言ってるくせに相手にする馬鹿っぽさと
その言い回しがBEEくさい
>誰か
>>766の口閉じちゃってくれや。
↑
そう思うならお前が閉じさせろよ。
賛同者を集めて自分の発言力を増そうとするそのせこさが俺はむかつくよ
>>766>>769>>770 同意
俺もK-帰ってきてほしい
帰ってきたらきたで
「お前もうここには書き込まないっていったくせに」みたいなことを言ってくる奴もいるだろうが
気にせず帰ってきてほしい
もちろん、今いる二人の書き手さんも俺は私怨してる
772 :
771:04/09/15 00:46:07 ID:pZC4DXjt
ていうか、K-ちゃんと続き書き続けてるんだな
さっき見たら更新してあったよ
誰かさんとは偉い違いだ
俺はいままでで一番少女のが好きだな
確かに文章力はないけれど、そこは本人もそんなのを目指しているわけでもないしな。
体験談とか萌える。俺もあんな心の少女さんと出会いたかったw
そう、あたしは彼氏を求めているのではない。恋愛の“好き”とは違うものを求めている。
恋愛っていうモノは人の心が変わりやすいから。でも兄妹は違う。無条件に愛してくれる。
そんな愛を求めているんだあたしは。みんなそうじゃないの?
↑少女さんの文より これとかいいなってな。支援してます
>>766 > よそで書き込んでからここにうpすればその問題はクリアだろ。
残念ながらそうはなりません。
2ちゃんにアップした時点で2ちゃんの規約に同意したとみなされ
それまで保持していた著作権その他の権利は2ちゃん管理側に移ってしまいます。
これはK-氏が直接転載した場合でも、許諾を与えた第三者が転載した場合でも同じです。
第三者がK-氏の許可を得ずに転載した場合は・・・言うまでもありませんねw
そんなわけなので、うっかり早まって転載などしないようにご注意ください。
>第三者がK-氏の許可を得ずに転載した場合は・・・言うまでもありませんねw
大丈夫だな
何が大丈夫なのかよくわかりませんが・・・
許可無く転載された事実をK-氏が認識している場合
2ちゃん側に情報公開の差し止め請求をしないと「黙認した」と見なされ、権利を失います。
差し止め請求を行えば2ちゃん側は書き込みを削除しますが
これによって2ちゃん側が損害を被った場合
2ちゃん側は転載した人物に損害賠償請求を行うことが出来ます。
K-氏が転載されたことを認識していない場合でも
2ちゃん側は善意の第三者」とみなされます。
転載によってK-氏や2ちゃんが被った損害は転載者が請求されます。
つまり、K-氏が「もう著作権とかいいや」というまで
勝手に転載しちゃダメですよ、と。
ニュース板では
>>1にニュースサイトからのコピペが貼られるがそれも2chのものになるの?
この場を借りて明言させてもらいます。
俺は、自分の作品の著作権を放棄してません。
よって、個人で楽しむ以外の目的をもって、有償、無償を問わず、盗作、転載、公開
またはそれに類する行為を一切認めません。
これに触れる行為をした場合、しかるべき処置をとらせていただきます。
なお、俺はここで書き込むことにより著作権を放棄すると言う事実を04/08/31 18:11
に知ったので、今後もう二度と2ちゃんねるにて自分の作品を公開することはありません。
>>300 04/08/31 18:11以降に、俺の作品が書き込まれていた場合は、
たとえ俺の名前やトリップを名乗っていても、間違いなく盗作か無断転載なので、
発見された方は
[email protected] までメールいただけるとありがたいです。
俺の作品は、
http://jbbs.livedoor.com/otaku/2953/fion.html にてこれからも続けていきます。
↑
ここ以外に俺が作品を書き込むことはありません。
仕事が終わった。
何故か圭吾がニヤニヤしながら近づいてきた。
「お疲れ。」
「お疲れ。・・・仕事も終わったことだし。
飲みに行こうぜ。話の続きもしたいし。」
ニヤニヤしていたのはそういうことか。
酒に弱いくせに、やたらと飲みたがる。
こないだ行ったときも確かサワー2杯でぶっ倒れた。
迷惑な奴。
「は?また飲むのかよ。」
「明日と明後日お前休みだろ?いいじゃん。」
「こないだみたいに吐くなよ。」
「吐かない吐かない・・・。よし、決定な。」
酒を飲めば少しはすっきりするだろう。
こんな気分のまま休日を過ごす気にはなれなかった。
「はいはい・・・。」
二つ頷いて、圭吾にヘルメットを渡した。
僕はサワー、圭吾はビールを、
それと、簡単なおつまみを注文した。
もちろん、まだ未成年だが気にはしない。
「でさ、どんな子なの?」
圭吾が話し掛けてきた。
「どんな子って・・・かなり会ってないからわからない。」
「どういうこと?」
「・・・説明してやる。」
僕は今までのことを隠すことなく話した。
圭吾は何一つ言葉を発することなく聞いていた。
どう思って聞いていたのだろうか。
「・・・で、今に至るってわけ。」
「ふーん・・・。」
圭吾はしばらく何かを考えていたようだった。
そして、ようやく口を開いた。
「その陽子って子はお前のことを好きなの?」
「六年前のことだからな・・・どうだろ。
女の子の気持ちって掴みづらいからな・・・・。」
「だからまだ童貞なんだよ。」
「うるさいなぁ・・・関係ないだろ。」
「重要だと思うけどな。
ところで、お前は陽子ちゃんのこと好きなの?」
何故か、すぐに答えることができなかった。
僕は本当に陽子が好きなのだろうか?
六年前は陽子のことが心から好きだと思えた。
それは確実だった。
今はそれを心から思うことができない。
何故だろう。
このスレには千里眼バカしかおらんのか。(特に
>>770)
「何かお前の話聞いてるとさ、
お前、それほど陽子ちゃんが好きじゃないんじゃないかって思えてくる。」
「・・・そうか?」
「俺だったら好きな子に対して、まっさきに行動起こすなー。
相手から嫌われようが、キモがられようが、関係なく。
だって、好きなんだからしょうがない。」
「・・・・・。」
衝撃を受けた。
それと同時に、あることに気づいた。
なんで今まで、こんな簡単なことに気がつかなかったのだろう。
僕は陽子に拒絶されていると思い込んでいた。
そう思うことで、僕は陽子を拒絶していた。
なんのことはない、拒絶していたのは僕の方だった。
「・・・・圭吾。」
「ん?」
「サンキュ。吹っ切れたわ。」
「マジで?俺何もしてないけど。」
「一つ聞きたいんだけどさ。お前が俺の立場だったらどうする?」
「俺がお前の立場だったら・・・そうだなぁ・・・。
家に押しかけて、陽子ちゃん引っ張り出して、抱きしめてキスするかな。」
「・・・だよな。」
思わず笑みがこぼれた。
「何?やる気なの?」
「ああ、やる。
さすがにキスはしないけど。」
「・・・・圭吾。」
「ん?」
「サンキュ。吹っ切れたわ。」
「マジで?俺何もしてないけど。」
「一つ聞きたいんだけどさ。お前が俺の立場だったらどうする?」
「俺がお前の立場だったら・・・そうだなぁ・・・。
家に押しかけて、陽子ちゃん引っ張り出して、抱きしめてキスするかな。」
「・・・だよな。」
思わず笑みがこぼれた。
「何?やる気なの?」
「ああ、やる。
さすがにキスはしないけど。」
苦笑いしながら言った。
僕はもう決意していた。
会いに行く。
陽子にどう思われていようが関係ない。
今、ようやく心から思うことができる。
───僕は陽子が好きだ。
店を出た。
圭吾は完全に酔いつぶれていたため、タクシーを呼んでやった。
こんな酔っ払いを後ろに乗せて無事に家に帰る自信はない。
───さて、これからどうするか。
すぐにでも行動を起こしたいところだが、
時間からいって今日は無理だろう。
行動を起こすなら明日だ。
明日、直接家に行く。
もし陽子がいなかったとしても、何か情報くらいは掴めるはずだ。
───絶対会いに行くからな。
首に下がっているネックレスをまた強く掴んだ。
十字架の形をしたそれは僕の手の中で小さく光った。
バイクを駐輪場にとめ、ヘルメットを脱いだ。
ほっ・・・と一息つき、タバコに火をつけた。
煙を吐きながら、ふと、僕のアパートを見上げると、人影が見えた。
しかも僕の部屋の前だ。
誰だろう?
すでに11時を回っているというのに。
ポケットに手を突っ込み、タバコを口にくわえたまま近づいた。
髪が長い。どうやら女性らしい。
高校生くらいだろうか。
高校生?
ある種の予感がした。
もしや・・・
いや、そんなはずはない。
だけど・・・
声をかけてみた。
僕の声は何故か震えていた。
「・・・どちら様です・・・か・・・」
危うくタバコを落としそうになった。
六年前の面影を残している、丸く澄んだ瞳。
少し紅潮気味の丸い頬。
そして、僕と同じ、十字架のネックレスを首に下げている。
目の前にいる少女は、まぎれもなく───
奇跡というものはこんなに簡単に起こり得るのだろうか?
「・・・陽・・・子?」
さっきよりも声が震えていた。
その少女はニコッと笑って言った。
「・・・あきら兄ちゃん・・・だよね?
・・・久しぶり!」
陽子の声も震えているように感じた。
ああ、重複カキコ。鬱。orz
ようやく陽子登場です。
僕の従姉妹がモデルなので、可愛く描いていきたいと思ってます。
>>763さん
ありがと〜。ガンガリます。
>>Kーさん
毎回ありがたいアドバイスさんくすです。
Kーさんも頑張ってください。
続き期待してます。
>>793 キター!!
いよいよですねぇ(何がだ
少女さんもそうですが「早く続きが読みたくなる」終わり方ですよー
ワクワクしつつ支援〜♪
>784
彼は「BEEくさい」と言ってるだけで
BEEとは断定してないな
ちなみに俺もあいつはBEEだと思うが
「BEEだ!」と断定はしない
796 :
795:04/09/15 23:37:59 ID:Aq4oE1oZ
>766や>772の書き込みを見て、突然よそスレでの小説の続きを書き始めたBEE
もう、なにやってもいいようには見れない自分がいる
一度裏切られたら、その信頼はもどらないよな・・・
し・・・したらばのHP表示されない・・・どうなってんだろ・・・
ドンマイ!(・∀・)ノシ
起きたら元通り
>>784 毎回千里眼千里眼いってるけど君はBEEかBEE支援者スか?w
770じゃないけど
>>793 乙
圭吾クンがいい味出してますねw
引き続き支援ですよー
>>793 GJ!ペース上がってますね
>従姉妹がモデルなので、可愛く描いていきたいと思ってます。
いいなぁ・・・可愛い従姉妹・・・
>>795 お前、日本語おかしい。
ちょっくら添削してやるかな。
正しくはこうだろ?
>766や>772の書き込みを見て、突然よそスレでの小説の続きを書き始めたBEE
もう、なにやっても周りからいいようには見られない自分がいる
一度読者を裏切ったら、その信頼はもどらないよな・・・
これで、君には厨楽制ほどの文才も無い事がよく分かったよ。
下らんカキコせんで大人しくROMってろ。
>>802 いいよね、可愛い従姉妹とかさ・・・
ともあれ、涅槃さん支援〜
805 :
えっちな21禁さん:04/09/16 22:54:23 ID:zbIbunGF
>>803 >もう、なにやっても周りからいいようには見られない自分がいる
↑
この日本語もおかしいだろw
お前も人のこと言えんなw
806 :
803:04/09/16 23:02:19 ID:0uV77khE
俺は
>>795(正確には
>>796だな)の言い回しがBEEの主観的視点になってると指摘したかっただけなんだがな。
まあいいや、おまいら好き勝手ほざいて千里眼気取って幅効かせてろや。
俺も余計な事すんの止めるわ。
>806そうしろ
(;´Д`)ハァハァ
ゴチャゴチャ言ってねえで紫煙汁!
>>773 気に入ってもらえて嬉しいです。単純なので、なにか書きこんでくれると
とても嬉しいです。
>>794 支援ありがとうございます
一気に更新したいので今考えてました続き。考えるというよりは、過去を思い出す作業。
>>涅槃 ◆gjdpaKvkYs 支援しています!ホントに。次回の展開がきになりますね。
お互い頑張りましょうね。
前よりここも人が増えて嬉しいばかりです
妹が、死んだ。
大学で講義を受けている最中に、突然携帯に着信があった。
父からだった。
妹の聡美が、救急車で運ばれたと言う。
急いで病院に来いと言う。
驚きのあまり、何か俺の感覚は麻痺してしまったようで
絞り出すようにしゃべる父に
俺はただ、生返事を繰り返すだけだった。
あまりに突然のことで、信じられなかった。
病院につくまで、雲を踏んでいるような感じだった。
病室に駆け込んだときには
聡美はすでに意識がなかった。
そして、そのまま帰らぬ人となった。
それから1週間ほど
あわただしく時は過ぎていった。
父は悲しみをこらえようと必死だった。
葬儀にやってきた聡美のクラスメート達は皆悲痛な面もちで
中には泣き崩れてしまう女の子もいた。
周囲が悲しみに染まる中で
俺は何故か、悲しみを感じていなかった。
ただ、とてつもない喪失感と虚脱感だけが俺を支配していた。
一通りの儀式が終わっても、俺は抜け殻のようになったままだった。
何かしようという意欲はまったく沸かないが
それでも、無理矢理日常に戻っていかねばならない。
父はまた仕事に出るようになり
俺もまた大学に足を向けた。
大学の門をくぐる。
ふと、聡美の言葉を思い出した。
「来年は、一緒に行けるように頑張るからね」
いつも、俺のあとをついてきていた。
高校も俺が進学したところを1年遅れて受験し
俺と同じ学校に通うのが本当に嬉しそうだった。
来年の春には、一緒にこの門をくぐれたはずだったのに。
門の下で、俺は泣いていた。
誰に見られようと、なんと思われようとかまわなかった。
奇異の目を向けながら通り過ぎていく人達の中に
一人、俺の前で立ち止まる影があった。
「吉川くん・・・・」
声をかけてきたのは、相田だった。
相田純。同じサークルの、同学年の女の子。
恋人ではないが、女友達としてはかなり親しいほうで
家も近いので・・・聡美のことは知っていた。
「吉川くん、ここじゃ・・・ね?」
泣きじゃくる俺の肩にそっと手をおき
抱き寄せるようにして俺を校門から少し遠ざける。
俺はただ泣いているだけで答えることもできない。
そのまま相田に誘われて、植え込みの縁石にしゃがみ込む。
その隣に、相田もそっと腰を下ろし、ただ黙って俺を抱き寄せた。
ぽとり
ふと、うなじに熱く滴る感触に気づいた。
体を起こす。
相田もまた、涙を流していた。
そのまま、二人肩を寄せあって泣いていた。
どれほどそうしていただろうか。
ひとしきり泣いて落ち着いてくると
子供のように泣いていたことが気恥ずかしく思えてきた。
「ごめん・・・その、みっともないとこ見せちゃったな」
「ううん・・・みっともなくなんか、ないよ」
少し気まずかった。
「その・・・なんで相田は泣いてくれたんだ?聡美のことは、そんなに良くは知らなかっただろ?」
相田はサークルの活動の相談のために何度か家に来たことがある。
聡美とも顔を合わせて、挨拶ぐらいはしているだろうが、それ以上の関係はなかったと思う。
そんな赤の他人のために、涙を流せるものなのだろうか。
「・・・ごめん、たぶん・・・聡美ちゃんのために泣いたんじゃないと思う」
「え?」
「泣いている貴方を見てたら・・・すごく悲しくなって・・・だから・・・」
相田の手が俺の顎に伸び、気が付けば俺は彼女にキスされていた。
時間が止まったような気がした。
目をつぶった相田の柔らかな唇が、俺の唇にそっと重ねられている。
やがて、ゆっくりと唇は離れていく。
「今・・・わかったわ・・・・・・」
「・・・何が?」
「私・・・貴方が好き・・・だから・・・貴方が悲しんでいると、私も悲しくなるのよ」
「それは・・・ただ同情してるだけじゃないのか?」
「同情だけで・・・ファーストキスはあげられないよ・・・」
何か思い出したようにパッと相田が立ち上がり、腕時計を見て慌てる。
「ヤバ、私もう行くね!・・・って、吉川くんも民法とってるでしょ!?」
「あー・・・ごめん、もう少し落ち着いてから行くわ」
「そう?・・・うん、そうだね・・・じゃ、先に行くから!」
そう言って走り去りかけて、ぴた、と立ち止まり、振り返る。
「私・・・私、本気だから!」
まだよく事態を把握できない俺を残して、彼女は教室に走っていった。
それから
俺と相田・・・純は恋人としてつきあうようになった。
どちらかというと彼女の方が積極的で
俺は押されっぱなしな気もしたが
彼女の優しさは、聡美を失った心の隙間を少しずつ満たしていった。
ただ、この空虚さが完全に埋まることはきっとないとも感じていた。
それがもどかしくて
彼女に申し訳なくて
ある日、俺は彼女に提案した。
「あのさ・・・今日・・・俺の家に来ないか」
言っていることの意味は、彼女にも伝わっているだろう。
心で隙間が埋まらないのなら、体で埋めていくしかない。
それは、きっと彼女も感じていたことなのだろう。
一瞬の逡巡の後
彼女は黙って首を縦に振った。
家につくまで、二人ともほとんど何も喋らなかった。
玄関を入ると、すぐ俺の部屋のある2階への階段がある。
「とりあえず・・・俺の部屋行こうか」
「・・・あの・・・」
少し気まずそうに、純がぽつりとつぶやく。
「なに?」
「妹さんの・・・聡美ちゃんの部屋・・・見てもいいかな」
意外な言葉だった。
「・・・え?・・・いいけど・・・なんで?」
実を言うと、聡美が死んでからは部屋に入っていない。
主のいない部屋を見るのがつらかったのだ。
「前に来たとき・・・私、ちょっとだけ聡美ちゃんと話したの。貴方がいないとき」
「へぇ?」
「そのときね・・・こう言われたの・・・「貴方なら、許せるかもしれない」って。それで気づいたの」
「・・・何に?」
「聡美ちゃんは、お兄さんを・・・貴方のこと、愛してるんだな、って」
「そんなこと言ったのか、あいつ」
「ええ・・・だから、その、なんて言うかな・・・ケジメつける?みたいな」
なんとなく、純の気持ちもわからなくはない。
「わかった。先に聡美の部屋、行こうか。どっちにしても俺の部屋の隣だし」
「うん・・・ありがと。ごめんね、変なこと言って・・・」
俺の部屋の隣。「聡美」と書かれた小さな木製のプレートが下がったドアの前に立つ。
「ここだよ」
ドアを開け、中に入る。
何も変わっていない。ほとんどの物が、聡美が倒れる前のままになっている。
聡美だけがいない虚ろな部屋に、俺はただ立ちつくしていた。
後ろから純が抱きついてくる。
そっと腕を胸に回し、抱きしめてくる。
そして、つぶやいた。
「やっと来たね・・・お兄ちゃん」
その瞬間、心臓が鷲掴みにされているような圧迫感を感じた。
・・・誰だ?今俺を抱きしめているのは誰だ?今つぶやいたのは誰だ?
これは純の腕だ。今のは純の声だ。
じゃあ・・・後ろにいるのは純なのか。
違う。
何か違う。決定的に違う。
純じゃない。
誰か別の・・・ひどく懐かしい、ひどく切ない、ひどく愛しい・・・誰か。
背後でつぶやきが続く。
「ずっと・・・ここで、待ってたんだよ・・・」
「・・・さ・・・さと・・み・・・か?」
振り向くことができない。振りほどくことができない。
「さあ・・・愛し合おうよ・・・アタシとお兄ちゃんが・・・したくてもできなかったことを、しよう・・・」
胸が背中に押しつけられる。吐息とともに耳元で囁く。
「それに・・・この体も、それを望んでる・・・」
それからのことはよく覚えていない。
互いの衣服をむしり取るようにして裸になって
ベッドにー聡美のベッドにー二人もつれるように倒れ込んで
俺は何度も妹の名を呼び、そして何度も「お兄ちゃん」と呼ばれながら
何度も精を放っていた。
そんな気がする。はっきりとはしない。
そんな、まるで夢の中のような不確かな世界の中で
それでも二人の愛だけは確かな物に思えた。
目が覚めると、腕の中には純がいた。
・・・純、だろうか。
見つめていると、純も目を覚ました。
「あ・・・おはよう・・・吉川くん・・・」
・・・もう、純だった。
後から聞いた話では、純もあのときのことは夢のようだったらしい。
なぜか思ってもいない行動をとる自分を
まるで夢の中の光景のように見ていたそうだ。
自分が何を喋っていたのかは
よく聞き取れなくてわからないとも。
ただ、感覚とかはあったらしく
「・・・痛かった・・・吉川くん、乱暴なんだもん・・・初めてだったのに・・・」
としばらくの間文句を言われた。
その後も、俺と純の関係は続いている。
もう、あのときのように純が別の意識下で行動するようなことはなかった。
ただ、気になるのは
だんだん、純の仕草が聡美に似てくること。
そして
セックスで絶頂を迎えるたび、彼女が「お兄ちゃん」と叫ぶこと・・・
(End)
ただ一言
GJ!
>>811-
>>822 コワイ!萌える前にコワイYO!
純はちょっと萌えだけど妹死んでるしとか思ってたら意外な形で妹再登場がコワイ!
オチまで読んでタイトルの意味がわかってまたコワイ!
でもGJ(w たまには毛色の変わったのもいいやね。怖いけどw
ちょいと鳥肌がたちますたがGJ!!
話的にネタ確実なのは分かるが、そんなの関係なしにヨカタ
>>hzThiXFc
これいい!GJ!
スレ安泰
エロ漫画とかでありそうな話だけど面白かった。GJ。
結局聡美が何で死んだのか分からなかったけど
よかったよ。GJ!次は長編で期待!
兄の性教育がみたい
あたしは今Kと二人でホテルのバスルームにいる・・・・
kなの?お兄ちゃん・・・だよね・・・。
「おにいちゃん、ホントにはいるの?」
あたしは不安そうに見つめた
「本気だよ」
お兄ちゃんは微笑んであたしの頭を撫でた。
それだけで・・・それだけで・・・あたし・・・
感じちゃうよ。
lこんなにドキドキしてるんだよ、お兄ちゃん
「えりちゃん、脱がしていい?まさか服着てお風呂ははいらないでしょ?」
意地悪そうに笑いながらあたしをちょっとえっちな目で見るお兄ちゃん。
そんなに・・みないでぇ
「お兄ちゃんが、脱がしてよ・・・」
この瞬間、あたしは分らなくなった。
今、誰といるのか。今どんな状況なのか。
頭が真っ白になったんだ。
はやく・・・目の前の人に触れて欲しかった
もっと・・・もっと・・・あたしだけを見てよ・・・
「ぉ兄ちゃん、早く脱がして」
ちょっと息遣いが自然と荒くなるあたしに、お兄ちゃんは欲情した。
やさしく、一つづつ制服のボタンをはずしていくお兄ちゃん。
ゆっくりぬがされるなんて、はずかしいよ・・・
あたしはちょっぴりイケナイ気持ちになってきた
どうしよう・・・えりイケナイこ?
お兄ちゃんはあたしを椅子に座らせた。
「えりちゃん・・・可愛い・・・」
まるで、あたしをお人形のように扱うお兄ちゃん。Yシャツのボタンが1つ、2つゆっくりはずされていく
あたしの下着・・・見られちゃうよ・・
少しずつ見えてくるブラ。
「えりちゃん・・・可愛い下着が見えてきたよ、お兄ちゃんにもっと見せて」
またはずされていく。椅子の上であたしの身体は熱くなっていた。
支援
全てのボタンがはずされた時、お兄ちゃんはあたしの耳元でささやいた
「結構えっちな身体なんだね」
その意地悪な声に、あたしは、あたしは
感じちゃった・・・
身体の力が抜けていくのが分かった。そんなあたしをお兄ちゃんは意地悪そうに見ている。
「おにちゃん・・・早く全部脱がしてよ」
あたしを抱き寄せ、少しあたしの身体をぺロっとなめた。そしてYシャツはそのままで、スカートを脱がされた。
ハイソックスに、ボタン全開の大き目のYシャツ、その中から見えるブラにその下から見えるパンツ。
「ふふ、えっちな格好だね、えりちゃん。」
さっきまでの優しかったお兄ちゃんはもうここにはいないんだ。あたしは、わかっていたけど、止められなかった。
「早く脱がしてぇ・・・」
「じゃあ先にぉ兄ちゃんを脱がしてくれる?」
あたしはこの格好のまま、お兄ちゃんに近づいた。お兄ちゃんの制服のネクタイ、Yシャツ・・・。
恥かしかったけど、丁寧に脱がした。
「はやくズボン脱がしてよ〜」
ベルトにかけたあたしの手は震えた。
だって・・・お兄ちゃんのが大っきくなってるの、分かったから。
「えりちゃん?なにとまってんの?」
あたしはゆっくりお兄ちゃんの顔を見あげた。
「そんな、可愛い顔すんなよ・・もっと大きくなるぞ」
お兄ちゃんはあたしの手をとり、自分の大きくて熱くなっているものを触らせた。
「きゃぁ!お兄ちゃん・・・!」
少し大きな声、出しちゃった。
「おにいちゃんの・・・さわってる。イケナイ妹だね」
あたしのパンツの中は、もう濡れていた・・・。
うぉ〜支援!!!
「お兄ちゃん・・・えりズボン脱がせないよ」
「なんで?じゃないとえりちゃんもずっとその格好のままだよ」
負けた・・・。もう、脱がすしかないよ・・・。あたしは、ゆっくりベルトをはずし、チャックに手を・・・。
「ほら、早くしろよ」
お兄ちゃんのそんな態度に。。。また感じちゃう。あたしもしかして凄くえっりな子なのかな?
ズボンをゆっくり下ろしていく。下から、大きく膨らんだボクサーパンツが覗く。
太ももまで下げて、あたしは手を離した。ズボンは自然に下がった。
立っているお兄ちゃんに、立膝のあたし。調度目の前に位置するお兄ちゃんの×××。
「まだ全部脱がしてないよ。はやくしろよな〜えりちゃん」
「はやくしないともっと意地悪するぞ!」
あたしは出来なかった・・・。だって、だって恥かしいよ・・。
いや、本当にそれだけなのかな?あたしは何処かで、もっと意地悪して欲しかったのかもしれない。
「もう我慢できねぇ」
自分で下着を下ろし、露になったものをあたしの頬や鼻、口にこすり付けてくる。
「いやぁ・・やめてぇ・・」
「えりちゃんが悪いんだよ、言うこと聞かないから」
優しい声でささやかれた。
抵抗するあたしの頭を押さえつけながら自分のものを押し付けるお兄ちゃん。
「ごめん・・・ごめんなさい・・・だから、やめて。。」
上を見上げた。そこには欲情しきった顔があった。でも、やっぱりやめらんない。
だって、Kはお兄ちゃんなんだもん。
あたしの大好きなお兄ちゃんなんだもん。
どんな事されても、あたし、好き。
あたしはお兄ちゃんのモノを口に含んでいた。
「えりちゃん、美味しい?」
なんて答えて言いか分からなかった。けど・・・けど・・・
今あたしの口の中には、お兄ちゃんのMのが入っている。
そんな状況に、さらに身体は熱くなっていく・・・
今日はここまでです。。。
ん・・・色々思い出していくうちに自分もちょっぴり変な気分になっちゃった。
お兄ちゃん、今なにしてるんだりう・・・
リア支援ありがとうございました!
842 訂正 おにいちゃんのMのが入っている→モノが入っている
いやぁ・・・誤字脱字大杉。勘弁してくださいな
>>843 少女さん乙ー
ついに・・・・・ついに!
二人っきりの晩飯をすませて、部屋で漫画を読んでいると
台所の方から妹の美由紀が声をあげる。
「お兄ちゃーん、お風呂沸いたよー」
「うーい」
お袋は今日は夜勤だし、親父も昨日から出張なので
家事の類は美由紀がやっている。
もう慣れたもので、中学2年としちゃわりとテキパキこなしていた。
読みかけの漫画を放り出して風呂場に向かう。
「ふぃ〜・・・」
あー、いい気持ち・・・とくつろぎ始めたときだった。
バタバタと脱衣場に美由紀が走ってきて、怒鳴る。
「お兄ちゃん!早くお風呂出て!」
「あー?なんだよ、今入ったばっかだぞ?何かあったのか?」
「いいから、出て!あたし先に入らせてよ!」
ちょっと、ムカッときた。なんだよ、先に入れって言ったの自分じゃないか。
「やーだねー。今暖まりかけで、今出たんじゃ半端だっつーの」
「いいから出てよー、TV始まっちゃうよー」
「・・・はぁ?」
「10時からドラマ見るの忘れてたんだよー、先に入らせてよー」
なんつーわがままだ。
「そんならTV見てから風呂入ればいいだろうが」
「お風呂でサッパリしてから見たいんだってば・・・ああん、もういい!」
ばさばさ・・・
磨りガラス越しに、服を脱ぎ始める美由紀の姿が見える。
「・・・おい?」
「今から入るから、こっち見ないでよ!」
「な・・・バカ言ってんじゃ・・・」
ガラガラガラ・・・
浴室のドアは開いていった。
「・・・あっち向いててってば」
ちら、と目に入る揺れる二つの丘。頂の桃色。丸みを帯びた尻。艶やかな黒い茂み。
あわてて目を逸らす。
「おまえ・・・強引すぎるって」
「だって・・・お兄ちゃん出てくれないんだもん・・・」
「だからって、一緒に入ることないだろ!?」
桶の湯を浴びて、美由紀が湯船に入ってくる。
「お邪魔しまーす・・・ちょっと、詰めてよ」
「あ、うん・・・って、俺の話聞いてないな!?」
ざばざばと音を立てて湯があふれ出す。
そのまま、並んで湯に浸かっていた。
「ちょっと前は、こうやって一緒に入ってたね」
「そりゃ小学校の頃だろ・・・もうガキじゃないんだぞ」
「そう?・・・ま、あたしはもう、女の体だけどね」
「馬鹿。俺だって・・・十分男だぞ」
「ふーん・・・じゃあ・・・男なところ・・・見せてよ」
「お前・・・!言ってる意味わかってんのか!?」
「わかってるよ?なに、もっとハッキリ言って欲しいわけ?」
美由紀が体を寄せてくる。腕に当たる柔らかな肉。
耳元でかすれた声でささやく。
「お兄ちゃんの、勃起したおチンチンが見たい、な」
カッ、と頭に血が上る。
「ぼ・・・勃起って・・・!」
「・・・してるでしょ?あたしの裸で・・・おチンチン大きくしてるでしょ?」
「悪いかよ・・・」
「ううん・・・嬉しいよ」
そう言って、美由紀は俺の首に腕を回す。肩に、腕に押しつけられる美由紀の胸。
「・・・お兄ちゃん、あたしと・・・セックスしたいんだよね?」
「・・・したくても・・・しちゃいけないのは、わかってるよな?」
「うん・・・だから・・・せめて、見せてよ・・・その気になってるお兄ちゃんを・・・」
立ち上がる。隠したりはしない。
見せつけるように腰をせりだし、美由紀の目の前にそれを突きつける。
「うわ・・・」
目を丸くして、美由紀が見つめている。
「・・・どうだ・・・こうなってるの、見るの初めてだろ」
「うん・・・昔と、形違うね・・・こういうの、剥けてる、っていうんだっけ?」
・・・どこでそんなこと覚えたんだ・・・
「ね、もう精液って・・・出るんでしょ?」
「ああ・・・そりゃ、まあ。大人だからな」
「Hな気持ちになって・・・気持ちよくなったら・・・出るんだよね?」
「もう、Hな気持ちにはなってるけどな」
「・・・出るとこ、見てみたいな」
「まあ・・・出さなきゃもう、治まらないけど」
「ね、出して出して。男の子のオナニーってどうするのか見てみたい」
「お前って・・・すっげえスケベだったんだな・・・」
「してもいいけど、俺だけ見せるんじゃ不公平だよな」
「あは・・・いいよ・・・一緒に、見せっこ、しよ」
美由紀も立ち上がる。もう目は逸らさない。
「そんな棒立ちじゃ、肝心なところが見えないぞ」
「うん・・・ちょっと待って」
湯船から出て、タイルの上にぺたりと座ると、ゆっくりと足を広げていく。
「どう・・・?・・・見える?」
昔は、ただの裂け目だったのに
今は肉が花びらのようになっていた。
「・・・お前って毛深いんだな」
「うわ、ひどーい、気にしてるのにー!」
「別にいいだろ、俺は気にしないし」
「え、そう?」
「熊みたいなんじゃイヤだけどな」
「うー、やっぱりひどい・・・」
美由紀の股間を見つめながら、俺は固くなった自分をしごき始める。
「・・・そんなふうに・・・するんだ・・・結構、激しいんだね」
「そう、かな・・・お前も・・・して見せろよ・・・」
「うん・・・」
美由紀の指が、肉の裂け目をなぞり始める。
「ここ、が・・・く、りと・・・うっ!」
がく、と首がのけぞる。
「すご・・・い、いつもより・・・すごい・・・気持ち、いいよ・・・」
「俺も・・・やべ・・・ちょ、休み・・・これじゃ・・・すぐ出ちまう」
「え・・・なん、で・・・ん・・・もっと・・・見せて、よ・・・」
「お前、まだいきそうにないだろ?」
「ん・・・も、ちょっ・・・と・・・ふ、あっ・・・」
「俺、もうちょっとだからさ・・・お前がいきそうになったら・・・一緒に、な?」
「うん・・・う、んっ!・・・は、あっ!・・・な、なんか・・・も・・・すぐ・・・っぽい、よ」
美由紀はもう体を起こしていられないのか、タイルに足を広げて仰向けになっている。
俺はその広げた足の間に膝立ちになった。
「ひっ、あ・・・あ、んっ!・・・ね、おに・・ちゃ・・・来る、よ・・・来る、うぅっ!来るよ、来る、く、く、くぅっ・・!」
腰を浮かせ、美由紀の指の動きが早くなる。
俺もまた、行為を再開した。
引きかけていた波が、すぐに戻ってくる。
「う・・あ・・・あ・・・みゆ、きっ・・・も・・・出すぞっ!」
俺の先端は美由紀の股ぐらの真上にある。
少し動けば、入る。
あの、柔らかそうな肉に包まれていったら、どんなに気持ちがいいだろう。
美由紀がさらに腰を浮かせる。
顔を上げると、美由紀も俺を見ていた。
「い・・いよ・・・あたし・・・おに、いっ!・・なら・・・いい、よ・・・っ!・・・いれ・・ても、いいよっ!」
美由紀の指が、肉の扉を開いたその瞬間
「う・・・あっ!う、お・・・あ、あ、あ・・・はっ!」
「ひあっ!?あ、あ、あ、・・・・・ん〜〜〜〜〜〜っ!!」
二人とも、弾けていた。
息を荒くして、二人とも風呂場でへたりこんでいた。
美由紀が腹にぶちまけられた俺の精液を指にすくい取る。
「これが・・・精液?ぬるぬるしてるね」
「やっぱ興奮したせいかなー。すっげえ出たわ」
「んー・・・でも、あたしもいっちゃって、お兄ちゃんの出すとこ、よく見てなかった」
「そら残念だったな・・・なんなら、もう一回するか?今度は入れちまうかもしんねえけど」
「あは・・・もう・・・ここまでしたら、入れたとか入れてないとか、どうでもいいんじゃない?」
「・・・そだな」
「ね・・・キス、して」
「あ?」
「ただの兄妹じゃなくなったんだもん・・・キスぐらい、しようよ」
「なんか、順番逆っぽいけどな・・・」
「いいから・・・ね?」
体を起こした美由紀を抱き寄せ、俺たちは長いキスを交わした。
脱衣場で体を拭きながら、ふと気が付いた。
「お前、ドラマ見るんじゃなかった?」
「うわ!?」
慌てて壁に掛かった時計を見る。10時50分。
「あああああああ・・・・・終わってるよ・・・」
「ご愁傷様」
「はあ・・・ま、ドラマより楽しそうなことできたからいいけどさ」
そのまま、素っ裸でリビングへ歩いていく。
「お、おい・・・なんか着ろよ。少しは恥じらいというものを持て」
「ふーんだ・・・また大きくしてるくせに、エラソーなこと言うなー」
子供のように、アッカンベーをしながらバタバタと逃げていく。
「この・・・待てこら!今度こそ犯す!はめる!」
「あはははは、捕まえてみろー。捕まえたら最後までいいよー」
いつかは。美由紀と一線を越えるときが来るかもしれない。
だけど、どんな結果になっても・・・美由紀となら後悔しないですみそうだった。
(End)
うわ、エロ満開ですよ?って、いいのか、えっちねた板なんだからw
お二人ともGJ!
857 :
36:04/09/20 02:45:41 ID:/ONVYKad
━━━━(゚∀゚)━━━━キター!
>>857 氏ね。6284回六本木ヒルズの回転扉に挟まれて氏ね。
本当に氏ね。池沼。クズ氏ね。
「へへっ、来ちゃった。」
陽子は嬉しそうに屈託のない笑顔を見せた。
そのとき、僕はまだ状況の把握ができていなかった。
完全な混乱状態。
これは夢だろうか?
いや、いくらアルコールが入っているとはいえ、
夢かうつつかの判断くらいはできる。
今自分が置かれている状況はまぎれもなく、現実だ。
「・・・あきら兄ちゃん?」
陽子の声で我に返る。
「どしたの?」
無邪気な声。
澄んだ瞳で僕を見つめる。
その瞳が眩しくて、少し目をそらした。
「ああ、なんでもない。ちょっとびっくりしちゃってさ・・・。」
「・・・あんまり嬉しくなさそうだね。」
陽子の顔がかすかに曇る。
違う。違うよ、陽子。
僕は・・・
今死んでも悔いが無いくらい嬉しいよ。
タバコを口からはずす。
手をのばし、陽子の体を優しく抱きしめた。
僕の両手にすっぽり収まりそうなくらい小さな体。
「バカ、嬉しいに決まってるだろ・・・。」
陽子は僕の胸の中で軽くもがいた。
「やだ、恥ずかしいよ、離してぇ。」
言葉とは裏腹に、陽子はなんだか嬉しそうだった。
手の力を抜き、陽子を離してやった。
陽子の顔が真っ赤なのは、寒さのせいばかりではなさそうだった。
「そういえば、どのくらい前からここにいたの?」
「え?え〜っとね、二時間くらい前かな。」
「二時間?そんな前から待ってたんだ・・・。」
陽子の手を握った。
この寒さの中、二時間も立ち尽くしていた陽子の手は、
氷のように冷たかった。
「うわ、冷た・・・。
ごめんな、とりあえず中入りなよ。」
「あきら兄ちゃんがあやまることないよ。
あたしが勝手に来たんだもん。」
「ん・・・でもさ。」
ドアの鍵をあけた。
「いいよ、入って。」
「うん、お邪魔しま〜す。」
「うわ〜、あきら兄ちゃんの部屋、綺麗だね。男の人なのに。」
「俺A型だからな。」
「几帳面?」
「そ。
・・・う〜寒い寒い。ストーブつけよ。」
ほどなくストーブがついた。
振り返ると、陽子が上着を脱いでいた。
白いトレーナーに赤いスカート。
陽子の小柄な体によく似合っていた。
「今お茶入れるな。」
やかんに水を入れ、火にかけた。
「ねえ、あきら兄ちゃん。」
「何?」
「今日泊まっても良い?」
「へ?・・・ああ、いいよ。」
間抜けな声を出してしまった。
「昌宏叔父さんには言ってあるの?」
「うん、大丈夫。」
「そっか。」
僕は少なからず動揺していた。
六年前の陽子ならともかく、
今の陽子はすっかり大人びている。
そう思うと、その場にいるのが気恥ずかしくなった。
お茶を二人分手早く入れ、陽子に渡した。
「はい、陽子の分」
「あ、ありがと〜。」
「陽子、俺シャワー浴びてくるわ。」
「うん、行ってらっしゃーい。
あとでいっぱいお話ししようね。」
「うん。」
赤くなった自分の顔を見られないように、
足早に風呂場に向かった。
シャワーを浴びながら考える。
こっちから会いに行こうと思ってたのに、結果は空回り。
笑ってしまう。
思えばわからないことばかりだ。
どうして、僕の居場所がわかったのか。
いったい今まで何処にいたのか。
そして、何故急に僕を訪ねて来たのか。
家で何かあったのだろうか。
まあ、父一人、娘一人の家庭だ。
何も問題が起こらないってこともないだろう。
陽子から話すまで何も聞かないでおこう。
下手な同情は相手を傷つけるだけだ。
風呂場から出て、体を丁寧に拭いた。
「陽子〜、風呂入る?」
髪の毛の水気をとりながら聞いた。
「うん、入っていい?」
「お湯は沸いてないから、沸かしてから入ってな。」
「はいは〜い。」
陽子は着替えを抱え、小走りで風呂場に向かった。
ふ〜、2連休使ってこれしか書けませんでした。
できれば今夜もうpしたいな〜と思ってます。
>>794さん
>>801さん
>>802さん
>>804さん
支援ありがと〜。
頑張ります。
従姉妹はリアルではまだ中2です。
書いているときも中学生に近い、子供っぽい描写になっちゃうかも。
許してね。
>>少女さん
いきなりフェラ突入!?
激しいながらも萌え。
毎回楽しみにしています。
頑張ってください。
>>まだ、ここにいるさん>>授業はバスルームでさん
えがったです〜。
ちょっとホラーが入ってて、危ない雰囲気なのが萌えです。
また書いてください。
お三方とも、GJ!(←手抜き)
しかしアレですな、だんだんエロスの香りが濃くなってきてますな。
・・・・・・大歓迎ですw
作者の皆様、GJです・・・ハァハァ・・・
∧_∧
( ;´∀`) ・・・・・・ウッ!
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
支援〜♪
だんだんこのスレにも活気が戻ってきましたね
良き哉良き哉
人が増えてきたら、目立ちたがり屋のBEEとかが帰ってきそうだ
まぁ、同じ名前やトリップ使うとは限らないけど徹底的に見張ってやる
わかるからな、俺には
>>876 今更BEEの名前を出すことが不愉快だ。雰囲気壊す椰子は氏ね
さっき入れた、ぬるくなってしまったお茶を飲みながら、
タバコに火をつけた。
三本目のタバコを吸い終わった頃に陽子は出てきた。
陽子のパジャマ姿を見て、また顔が赤くなった。
なんだよ、その反則的な可愛さは。
「あきら兄ちゃん、良い湯でした!」
「ああ・・・。」
「どしたの?」
「ん、なんでもない。
それじゃ、そろそろ寝ようか?」
「え・・・お話ししないの?」
「寝ながらでもできるじゃん。」
「あ、そうだね。」
その笑顔はとても嬉しそうだった。
布団を並べて敷き、新しいシーツを被せた。
掛け布団が一つ足りなかったが、こっちに僕が寝ることにした。
毛布だけあれば十分だ。
布団に入り、お互いの目が合い、ふふ・・・と笑いあった。
「あきら兄ちゃん、寒くない?」
「ああ、大丈夫。」
そう言いながら電気を消した。
「あきら兄ちゃん、手ェつなご?」
「うん。」
手を伸ばすと、陽子の柔らかく、小さな手に触れた。
僕はその手をギュッと握りしめた。
今日はこれでおしまいです。短くてごめんね。
おやすみ。
>>880 乙!
>なんだよ、その反則的な可愛さは。
反則か!反則なのか!そんなになのか!?
くぅ〜〜〜〜!!
ウラヤマスイ・・・
お兄ちゃんはふと我にかえったのか
「ご、ごめん・・つい、えりちゃんが可愛くて」
あたしは無言で許した。
「ごめんな、こんな格好でいさせて。」
そう、あたしはまだ全部制服を脱がしてもらっていないんだ。。
お兄ちゃんはまたあたしを椅子に座らせた。
ゆっくり、丁寧にYシャツを脱がしてくれた。
残すは下着と・・・ハイソックス。なんでこんな組み合わせでのこすんだろう・・・、
「やべ・・・すんげ可愛い。しかも下着にハイソックスって・・・」
お兄ちゃんは自分のモノを少しあたしに隠れてこすった。お兄ちゃん・・えりの身体見て嬉しいのかな?どうなのかな?
あぁ・・恥かしいよこの格好。
「ねえ・・早く脱がしてよぉ」
ブラに手をつけた。なれた手つきで、ホックをはずされた・・・。
あたしの心臓は、もう壊れそうなくらいたかなっている。だって・・・。
「かわいい・・こんなにピンクだ。えりちゃんって以外におっぱい大きいんだね・・・」
あたしは身長の割には大きい。それは。。お兄ちゃんのためなんだよ・・。
あたしは次にお兄ちゃんは何を脱がすかがきになって落ち着かない
パンツかハイソックスか・・・。
「やっぱろ先にパンツだな・・」
ゆっくり、ゆっくりあたしの太ももを下がっていく。どうしよう。。。お兄ちゃん。
みないでぇ。
あたしのパンツ、濡れちゃってるの。
「えりちゃん・・・えりちゃんのパンツ濡れてるよ。ホントにイケナイ子だ」
目をあわす事が出来ないよ・・・。
パンツがひざまで下ろされたとき、靴下も一緒におろされた。
これで、あたしたちは、生まれたままのすがただ。
「体・・・軽くシャワ―浴びような」
あたしの小さな手をひいて風呂場の椅子に座らせたぉ兄ちゃん。手にはたっぷりあわ立てたボディソープ。
この手で、あたしの体をきれいにしてくれる。
ついに、お兄ちゃんにふれられる・・・。はやく・・・触れてよ・・・
気づいたらお兄ちゃんの手の泡は、あたしの体につけられていた。
優しく撫でるように泡に包まれていくあたし。
そんなにやさしく触られたら・・・感じちゃうよ・・・
あたしの体はもう反応していた
「おっぱい・・・きもちいだろ?」
あたしの乳首は立っていた。後ろから揉まれる。。。
頭、真っ白だよ。
お兄ちゃん・・はやく終わりにしようよ、じゃなきゃあたし。
「次はえりちゃんがぉ兄ちゃんをあらって」
あたしはお兄ちゃんにされたように、泡で体をつつんだ。
お兄ちゃんのモノも、ちゃんとあらってあげた・・・
2人とも無言で、感じ続ける
どれぐらい時がたったのだろう。
きづいたらあたしはベットの上にいた。
シャワーを浴びてから、あたしは緊張のあまり記憶が飛んじゃっていた。
「えりちゃん?よかった〜もう本気で寝ちゃったかとおもったよ」
そこにいるのはぉ兄ちゃんではなくKだった。
kの優しさに戻っていたんだ。
短いけどここまでです。
書き手さんも増えて!このスレも盛り上がって着ましたね。
よかったぁ〜。
二人の書き手さんが、二人とも良作をがんばって書いて下さってるおかげで、
ふたたび良スレに戻りましたね。
少女 ◆HU7XfvOYA2 さんの話も涅槃 ◆gjdpaKvkYs さんの話も
いつも楽しく読ませてもらってます。
応援してるんで、これからもがんばってくださいね。
実はですね、俺がしたらばで借りた掲示板で、
「作者の了承を得る必要はあるけど、2ちゃんの方に貼られた話の保管庫や避難所を兼ねたりしたらいいと思った」
という意見が出ました。
これに関して、俺もまったくいいアイデアだと思い、お二人さえよければ、
したらばの方で、ここで書き込んだお話の保管庫を作ってそこにまとめておくというのはどうでしょうか?
もちろん、気が進まないなら断って下さってもOKです。
OKでもNGでも、どっちでもいいんで出来ればレスくれるとすげー嬉しいっす。
>>888 おっと少女さんもうp来ましたね〜!乙!
>パンツかハイソックスか・・・。
>
>「やっぱろ先にパンツだな・・」
通だな、おぬしw
涅槃さん、少女さんGJ〜
>涅槃さん
なんだか心暖まる雰囲気ですねー
短くてもいいので頑張ってください
>少女さん
果たしてこれから二人はどうなるのか・・・
この後、ですねー
ところで、投稿時間からすると直に書き込んでるようですが
もしそうなら、いったんテキスト等で書き上げておいてから
コピペで張り付けて投稿していくほうが楽ですよ
それでは書き手のみなさま、頑張ってー♪
涅槃さん少女さん頑張ってるなぁ
支援
>>889 2ちゃんにしてもしたらばにしても
掲示板方式で作品を書いていくメリットは
不特定多数の書き手さんが自分の都合のいいときに書き込めることで
純粋に作品を読むには読みづらくて「保管庫」には向いてなくて
転載するメリットが全然ないですね
涅槃さん少女さん他書き手さんが「どこかに保管してほしい」ということなら
無料HPでそういう小説サイトを作ればいいんじゃないですか
涅槃さん少女さん支援〜
>パンツがひざまで下ろされたとき、靴下も一緒におろされた。
個人的にはソックス履いたま・・ゲフゲフン
>>892 保管所については同意。掲示板から別の掲示板に保管しても
あんま意味ないっすよK-さん。
次スレ立てそこなったときとかの避難所にするってのはいいかもね。
保管庫は新しいサイトを作るっていうならその方がいいけど
そうじゃないなら、まとめ読みしたい時にあったほうがいいかな
このスレには作品以外のレスも多いし、2つのスレにまたがった話だと
探すのもメンドクサイ
それこそ勝手にまとめるわけにもいかないしなぁ
作者さんが希望するなら
保管サイトぐらい作ってもいいですけどね
そんなにたいした手間ではないし
まあ、希望されれば、の話なんですけどね
そうですね、この機会にすこしまとめてみたいかもです。
Kさんのサイトに・・・がいいですかね?どうなんでしょ?
統一した方が言いと想うので
>少女 ◆HU7XfvOYA2 さん
書き手さんさえ良ければ、
俺の作った掲示板に勝手に作品倉庫用のスレ立ててくれてかまいませんよ。
まとまってたほうが読みやすいでしょうし、以前にもそういう要望はありましたし。
>>894さんの言うとおり、2スレにまたがる小説も出てくるでしょうし、
書き手さんのお話以外の書き込みも多数あるから、
そういう、話だけが書き込まれてるところがあると、何かとメリットあるかなと思ったんですよ。
したらばに移してもらっても読みにくいのたいして変わらないからなぁw
>900さん
読みにくいって、表示形式は2ちゃんとまったく同じですけど、
何故読みにくいのかな?
書き込みの行数もかなり多く設定してるし、
ギコナビなどとの互換性も高いし、
何より、上から下に書き込みが表示されるのはでかいと思うんですが・・・。
>>901 読みすすめるのにスクロールするしかない小説サイトなんて
読みづらいぐらいはわかるよね?
>902さん
まあ、そりゃ確かにそうですね。
結局のところ、紙に書かれてるものの読みやすさには絶対に勝てないですね。
でもそれじゃ、2ちゃんで書き込むのも結局読みにくさと言う点においては
まったく同じことになりますよね?
>>903 >>892とか読んだの?
2ちゃんとか掲示板は投稿向き
保管にはもっと普通のHPのがいいって言ってるじゃん
>>902お前読みにくい読みにくい言うなら別に読みにこなくていいって。
ここもしたらばも、表示される形式同じなんだし文句あるならお前が
見にこなきゃいいんだよ
別にお前に、読みにくいものを無理して読んでくれなんて誰も言ってないから。
っつーか、じゃあお前ここも読みにくいってことだろ。
もう来んなよ。
お前の思うところの、読みやすい小説サイトとやらを探してそこ行け。
906 :
899:04/09/22 00:34:37 ID:6ElSqIRz
もうTOPページ作っちゃったよママンw(←早すぎ)
別にどうでもいいけどー
なんか必死っぽいからK-氏のとこでもいいんじゃね?w
わたし別にこの掲示板の表示形式読みにくくないケド?
ということは保管庫もいらんやんかw
>904さん
なる。
そりゃまあHP作ったほうがいいに決まってますね。
>906さん
いや、別に必死ではないですよ?
ただ、「読みにくい」ということについて改善の余地がある問題なのか
そうでないのかを考えられるかなと思って聞いてみただけですから。
でもまあ>904さんの指摘してくださった部分に関しては
HPを作ることでしか改善の余地はないっぽいってことが判りました。
ま、確かにどうでもいいけどね保管庫とか
適当にページ保存すればすむし
>910だったら最初から口出すなよ
お前うざい
消えてくれ
ID切り替えて必死だな儲w
913 :
899:04/09/22 00:52:56 ID:6ElSqIRz
保管庫作ろうかと思ったけど
K儲に荒らされるの必至っぽいからやめとくわw
K-氏保管してください・・・って書き手さん次第だけども
>912さん
もしかして、俺がID切り替えて書き込んでると言いたいんですか?
まともな意見言ってくれてると思ってたのに、だんだん反応が荒らしっぽくなってますね。
次からは無視させてもらいます。
「儲」ってどういう意味?
917 :
899:04/09/22 01:18:30 ID:6ElSqIRz
>>916 まだやってたんか(;´Д`)
ちなみに「儲」は「信者」ですよっと
ID切り替えってのはおおかた
>>905と
>>911あたり言ってたんじゃないかな。
ああ、確かにその二つは一緒の人っぽいと俺も思いました。
言葉の意味、教えてくれてありがとでしたw
>915さん
言葉の意味を知らないまま誤解して、
一方的に荒らしと断定してしまったことに対して
謝罪します。
もうしわけありませんでした。
K-さんはこんなことしてる暇があったらどんどん話の続き書いてよ。みんな楽しみにしてるんだからさ。
>>902 そんなん普通のHPも大概のとこはそうだろう。
したらばなら専用ブラウザ使えば「ここまで読んだ」も使えるし
普通のHPより読みやすい奴も多いだろ。
素直に「したらばが寂れてるんで作品置かせてください」って言えばいいのに
>>922 そういうことは思ってても言うもんじゃないよ
>922>923さん
別に俺は、したらばあのままでも全然いいけど?
次の書き込みでボケないと…(´・ω・`)ショボーン
「あきら兄ちゃん。」
暗闇の中で陽子が話し掛けてきた。
「何?」
このやりとりを懐かしいと思った。
いつも話し掛けてくるのは陽子からだった。
昔から口数の少なかった僕は、いつも受け答え。
そのやりとりが楽しくもあり、幸せでもあった。
「ネックレス・・・持っていてくれたね。」
「ああ。」
「そのネックレスつけたあきら兄ちゃん見たとき・・・すごい嬉しかった。」
「・・・約束だからな。」
「え?」
「覚えてない?」
「覚えてるよ・・・。あたし1日も破らなかった。ずっとあきら兄ちゃんのこと、考えてた。」
「・・・俺もだよ。
ずっとこのネックレスつけてた。
そしたらいつか陽子に会えるかなって・・・。」
「・・・・・・。」
沈黙が流れた。
手の温もりだけはずっと二人をつないでいた。
「陽子・・・。」
「・・・。」
「もう寝ちゃった?」
「んーん、まだだよ・・・。」
「俺さ・・・お前の家に行こうって思ってたんだ。」
「・・・本当?」
「電話してもつながらないし・・・すごい心配だった。」
「・・・ごめんね。」
「そしたらさ・・・急にお前が来て、びっくりしたよ。」
「・・・・。」
「でも・・・・嬉しかった。」
「あきら兄ちゃん・・・ごめんね。」
「え?」
「お父さんの仕事がうまくいかなくって・・・。
あれから何回も引っ越したの。」
「そうだったんだ・・・。
でもさ、陽子があやまることじゃないよ・・・。」
「うん・・・でもね、あたしの方から電話すれば、
あきら兄ちゃんに心配かけなくても良かったんだよね。
でも・・・ごめんね・・・電話できなかった。
恥ずかしかったし・・・それに、あきら兄ちゃんがあたしのこと、
嫌いになってるんじゃないかって・・・それが怖くって・・・。」
そうだったのか・・・。
陽子は僕以上に悩んでいたに違いない。
僕は・・・最初から拒絶されていると決め込んでしまった、ただの卑怯者だ・・・。
「でもね、このままじゃ駄目だって思ったの。
あきら兄ちゃんに会いたくて・・・。
行動に移さなきゃって思った。」
狭い部屋の中で、陽子の声だけが響いていた。
「それで、いてもたってもいられなくなってね、
あきら兄ちゃんの家に行ったんだけど・・・
違う人が住んでて・・・。」
「大家さんかな。うち借家だったから。」
「うん、大家さん。
そのときあたし・・・二度とあきら兄ちゃんに会えないんだって思った。
そう思ったら・・・泣いちゃった。」
切なくなる。僕はこんなにも陽子に想われていたのか。
「でも諦められなくて・・・大家さんにあきら兄ちゃんの居場所聞いたの。」
「それでここまで来たんだ・・・。大変だったな。」
「うん・・・。
それと伯父さんと伯母さん、亡くなってたんだね・・・。」
「うん、俺が一人暮らし始めてすぐだったかな。
悲しかったよ。」
「あたしもすごく悲しくて・・・またちょっと泣いちゃった。
あたしのこと、すごい可愛がってくれたこと、思い出して・・・。」
陽子の声が少し震えた。
「ごめんね・・・また泣いちゃいそう。」
陽子は握る手に力を込めた。
僕は何も言わずに陽子の手を握り返した。
>>K-さん
保管庫。いいですね。
あ、でも後で手直ししたい部分もあるので、完成後ってことで・・・。
忘れてた。
K-さん、支援!
あああああ、忘れるところだった少女さん支援!
涅槃さん乙!
・・・ええ話や・・・(つД`)
そういえばそろそろ次スレ考えねばなんないか
>>940あたりでいいんかな?
涅槃さんGJ!支援〜
しかし・・・いい話だ・゚・(ノД`)・゚・。
>>938 ちょっと早いけどいいんじゃない?
というわけで ↓ スレ立てよろ〜
>>939 うい、スレ立てやってみる
そして涅槃さんGJ!
なんつーか・・・心に浸みるねぇ・・・
>>941 スレ立て乙
後は適度に誘導をいれつつ、なるべくdat落ちしないようにゆっくり進行させよう
そして涅槃さん乙!
いやホント、じわーっとくるよー
新スレも立ったんでどんどん書き込んでください!
涅槃さん支援〜
今日は昼間のうpだったんですねー
乙でした!
またしたらば表示されなくなった・・・
あそこ一体どうなってんの・・・・・
ドンマイ(・∀・)ノシ
>>938さん
>>939さん
>>940さん
>>942さん
支援ありがとうございます。
いい話とか心にしみるなんて言われてすごい嬉しいです。
本当にありがと〜。
>>943さん
支援ありがとうございます。
今夜もうpしたいと思ってます。
>>K-さん
なんかメンテナンス中みたいですね。
雨の音で目が覚めた。
いつのまにか寝てたんだな・・・。
陽子はまだ眠っていた。
安らかな寝顔。
まだ幼さを残したその寝顔を見ていると、自然と頬がゆるむ。
ある思いを込めてそっと頭をなでた。
窓を開けると、雨の日特有の匂いが感じられた。
僕は昔からこの匂いが好きだった。
なんとなく、懐かしい気がする、土の匂い。
タバコを一本吸ってから朝食の用意をしようと思った。
雨はアパートの屋根を叩き、規則正しい音を発していた。
その音を聞きながら煙を吐いた。
ふと、陽子の方を見ると、布団の中でもぞもぞと体を動かしていた。
あ、これじゃ寒いよな・・・。
慌てて窓を閉め、タバコの火を消した。
さて、朝食でも作ろうか。
水を張った鍋に昆布を入れ、火にかける。
その間、米を研ぎ、炊飯器のスイッチを入れた。
鍋の中に入れておいた昆布を取り出し、細かく刻むのも手慣れていた。
水が沸騰する直前に鰹節を入れ、すぐに取り出した。
母親直伝の味噌汁だ。化学調味料は一切使わない。
取り出した鰹節は昆布とともに違う鍋に入れ、醤油と砂糖で煮た。
佃煮を作るつもりだった。
出し汁に豆腐とえのきと小松菜を入れ、軽く煮立ててから味噌を溶かした。
その間に佃煮は出来上がっていた。
調理場で働き始めてから確実に手際が良くなった。
給料が安く、きつい仕事だが、そこだけは感謝しなければならない。
味噌汁と佃煮と冷蔵庫に漬け物と肉じゃがが残っていたので
朝食はこれで大丈夫だと思った。
ご飯が炊けたところで陽子が起きてきた。
「おはよ〜・・・うわぁ、すごい良い匂い。」
「おっす。ずいぶん良く寝てたな〜。」
「うん・・・。」
目をこすりながら答えた。
「飯食う?」
「食べる〜。」
陽子は小さくあくびをし、トイレに行った。
その間に二人分のご飯と味噌汁をよそい、肉じゃがを温め直した。
「あきら兄ちゃんって毎日料理してるの?」
陽子が出てきた。
「ああ、だいたいはな。俺料理は好きだから。」
「へ〜、凄いね〜。」
陽子の顔はどこかにやけていた。
「・・・お前俺をバカにしてない?」
「あ、バレた?」
生意気な奴。
少し反撃しておくことにした。
「お前そんな性格じゃ男に嫌われるぞ。」
「ふ〜ん、別に良いよ。あたしあきら兄ちゃんと結婚するもん。」
そう言ってから陽子の顔は今までにないくらい赤くなり、
そのままうつむいてしまった。
気まずい沈黙が流れた。
バカ、これじゃ僕だってリアクションが取りづらいだろ。
「・・・飯食おうか。」
「・・・うん。」
陽子はまだ真っ赤なままだ。
そんな陽子を可愛いと思った。
それと同時に、ちょっといじめてみたいとも思った。
悪魔の囁き。
「陽子〜、なんでそんなに顔真っ赤なの?」
そう言うと、収まりかけてきた陽子の赤面がさらにひどくなった。
「どうかしたの?熱でもあるんじゃない?」
ニヤニヤしながら聞いた。
こういう所は圭吾に似てきているのかも知れない。
朱は交われば赤くなるとはこのことか。
「さっきより赤くなってるよ。大丈夫?」
ちょっとやりすぎかなと思った。
すると、それまでうつむきっぱなしだった陽子が僕を睨みながら怒鳴った。
「バカァ!!わかってるくせに!!」
怒った顔もなかなか可愛いことに気がついた。意外な発見だ。
「悪い悪い・・・飯食おうぜ。冷めちゃうよ。」
そういって誤魔化すことにした。
もっとも、本当は悪いなんて思っていなかったが。
陽子はまだ怒っているようだ。僕と目を合わせようともしない。
これは下手に刺激しないほうが良い。
僕が食べ終わったころ、陽子が口を開き、ポツリと言った。
「半分は・・・本気だよ。」
今度は僕の顔が赤くなった。
「・・・え?」
「・・・なんでもない。
ごちそう様!あきら兄ちゃん、シャワー借りていい?」
「ああ、いいよ。」
「じゃあ、あきら兄ちゃん一緒に入ろっか?」
陽子の態度はやけに挑発的だった。
さっきの仕返しだろうか。
「あれれれ〜?あきら兄ちゃんこそ、何で顔が赤いの?」
「バカ、さっさと行けよ。」
「あ〜あ、照れちゃって。」
「・・・お前本気で覗くぞ。」
そんな負け惜しみに近い言葉しか吐けなかった。
「キャ〜、えっち〜。」
そう言いながら陽子は着替えを持って風呂場に向かった。
タバコを吸いながら、洗濯物を洗濯機に放り込んだ。
陽子の服も洗っておいてやるか。
風呂場に行き、無造作に散らばっている服をかき集め、持っていった。
陽子の荷物のそばにある衣類も忘れなかった。
洗濯機を回している間に着替えと歯磨きを済ませた。
今日は陽子と出かけるつもりだった。
幼い頃の思い出がつまった、あの場所へ。
陽子が風呂場から出てきた。
「あきら兄ちゃん、私の服知らない?」
「ああ、今洗濯してる。」
「え〜・・・。」
「何か悪かった?」
また陽子は赤くなった。
「どうしたの?」
「あたしの下着・・・見た?」
恥ずかしかったのだろう。陽子の顔はまた赤くなった。
そういえば、昔は僕もくだらないことを
いちいち気にしていた時期があったっけ。
「見てない見てない。」
「本当に?」
「本当だよ。
どうして、一緒にシャワー浴びるのは良くて、下着見られるのは嫌なの?」
陽子の顔はまた真っ赤になり、うつむいてしまった。
さすがにやりすぎかなと思う。
「・・・ごめんな、陽子。」
陽子を優しく抱きしめた。陽子の髪はとても良い匂いがした。
どのくらい陽子を抱きしめていただろうか。
陽子の温もりは確実に僕に伝わっていた。
人の温もりを味わうのは何年ぶりだろうか。
こんなにも温かく、心地よいものだったのを忘れてしまっていた。
でも、この温もりは絶対に忘れないだろうと思った。
「陽子。」
陽子の頭をなでながら話し掛けた。
「・・・ん、なぁに?」
「出かけない?」
「どこ行くの?」
「なーいしょ。着いてからのお楽しみ。」
「うん・・・いいよ。」
「じゃあ準備しよっかな・・・。」
両手を離した。しかし、陽子は僕から離れようとしなかった。
「ん・・・もっとぉ・・・。」
陽子は僕の胸に顔をくっつけてきた。
「・・・お前甘えん坊だな。」
さっきより強く抱きしめた。
「あきら兄ちゃん。」
「何?」
「大好きだよ・・・。」
陽子の吐息。
陽子の温もり。
陽子の言葉。
その瞬間、陽子のすべてが愛しく思えた。
「俺もだよ・・・。」
さらに腕に力を込めた。
陽子が壊れてしまうと思うほどに。
「陽子・・・。」
もっと陽子と一緒になりたかった。
陽子の温もりをもっと感じていたかった。
その思いは僕を一つの行動に駆り立てた。
僕は陽子の唇に、そっと自分の唇を置いた。
陽子は拒まなかった。
僕を優しく受け入れてくれた。
お互いの吐息がお互いにかかった。
お互いの体を、唇をまさぐり合った。
そうして僕らは長い長いキスをした。
二人が一つになりたくて、長い長いキスをした。
どのくらいキスをしていたのだろうか。
もう僕に時間の感覚はなかった。
あれほど激しかった雨の音は、いつしか消えていた。
今日はこれで終わりです。
おやすみ〜。
そ…そこまで引っぱって『次回に続く』ですか? そんな殺生な(w
まぁとにかくGJでした。
状況描写をしっかり書き込んである割に、話の進みがくどくならないところが
うまいなぁと感じました。
いいところでCMになるドラマのようだ・・・
涅槃さん、支援するんで早く続き書いてくださいw
バイクは僕と陽子を乗せ、静かな住宅街を走っていた。
バイクのエンジン音だけが辺りに響きわたる。
あの後、照れくさくてお互い顔すら見られなかった。
二人とも、そのまま無言でバイクに乗り込んだ気がする。
僕の背中には陽子の小さな体が寄りかかっていた。
上着越しだから感じるはずはないのに、陽子の温もりが感じられた。
しばらくして、陽子が口を開いた。
「あきら兄ちゃん、どこ行くの?」
陽子はまた同じことを聞いた。
「んー、内緒。」
「じゃあ聞かない・・・あとどのくらい?」
「あと10分くらいかな。」
「10分かぁ・・・。」
「もうすぐつくよ。」
「・・・・・。」
陽子は終始無言に近かった。
やはり照れくさいのだろう。
僕だって今でもドキドキしている。
バイクを止め、ヘルメットを脱いだ。
「陽子、着いたよ。」
「え・・・ここって・・・。」
目の前にはきれいな海が広がっていた。
晴れているとはいえ、さすがにこの時期、人はいない。
僕と陽子の二人きりだ。
「よく二人で来てたよな、ここ。」
そばにあった流木に腰掛ける。
「うん・・・うわぁ、風が気持ちいい・・・。」
陽子も僕の隣に座った。
しばらく二人で海を眺めていた。
波の音。
潮の匂い。
冷たい風。
自然は僕らを優しく包んでくれた。
僕は陽子を抱き寄せた。
陽子が僕に寄りかかるような形になった。
「陽子、覚えてる?あのときの約束・・・。」
「うん、覚えてるよ・・・。」
僕の脳裏にも、あのときのやりとりが鮮やかによみがえる。
「なぁ、陽子。」
「なに?」
「本当に・・・結婚・・・しよっか?」
・・・言ってしまった。
もう後には戻れない。
「え・・・?」
「俺・・・陽子のことずっと待ってるからさ・・・。」
陽子が顔を上げ、澄んだ瞳で僕を見つめた。
「あきら兄ちゃん・・・。ありがとう、・・・。」
陽子は僕に抱きついてきた。
お互いのネックレスがぶつかり合い、小さく音をたてた。
「でも・・・あたし・・・。
やっぱり無理だよ・・・。」
「え・・・何で?
お前も半分本気って・・・。」
「・・・あれは冗談。それに・・・あきら兄ちゃんには
あたしなんかよりもずっと良い人がいると思うよ・・・。」
「・・・他の人なんて無理だよ。俺・・・お前だけが好きなんだ。」
陽子の手を握った。
「ありがとう・・・。嬉しいよ。嬉しいけど・・・」
陽子は僕の胸に顔をうずめた。
「ごめんね・・・もう少し・・・甘えさせて。」
自分がどれほど無理を言っているか、ようやく気がついた。
16歳の少女にとって、僕の求愛はどれほど重荷だったか。
僕にできるのは、そしてするべきなのは、
陽子の全てを包んでやることだ。僕の手で。
陽子をしっかりと抱きしめてやった。
「ごめんな、変なこと言っちゃって・・・。」
「いいの。あたしの方こそ・・・ごめん。」
「そろそろ帰ろっか?」
「もう少し・・・もう少しこのままでいさせて・・・。」
冷たい風が吹いた。
でも僕は寒いとは思わなかった。
陽子の温もりが僕を温めてくれたから。
おおう、涅槃さんGJ!
いやー・・・ケコーンですかぁ・・・
続きキターーー!!!
涅槃さんGJ〜!
>>974さん
>>975さん
ありがとうございます。
じゃあそろそろパート3に移動しましょうか。
今夜はうpできたらします。
っていうかみんなどこ行ったのかな・・・。
過疎気味で寂しひ。
んじゃ埋め
980
ほしゅ