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≪ビシッと決めたらそれなりに見えるのに、本人にその気がないとダメよね。ハァ〜・・・≫
『お〜い、早く入ってこいよ〜!!』
そんな私の心のため息もぜんぜん聞こえていないアニキは、もう部屋の奥に戻って
お昼のバラエティ番組を見ようとテレビのリモコンを探している。
一人暮らしをしているアニキの部屋ははっきり言ってあんまりキレイだとは言えない。
まあ、家にいる時からそんなにキレイな方じゃなっかったけど、
その時はたまに私が掃除してあげてたりしてたから、まだマシだった。
≪この前来たときは服とか本とかスゴイ散らかり様だったから、
今日ははじめに部屋の片付けでもしてあげよっかな〜≫