で、その失くした鍵束なんだが……実は後で見つかる。
もう思い出したくもない、ばかばかしい話だから端拠らせてもらうw
それでも上司には禿しく怒られた、当たり前だった。
鍵を紛失しかけるなど、もっともやってはいけないこと。
管理能力を疑われ、怒鳴り散らされた。
挙句にはこんな言葉まで浴びせられた。
「女にウツツ抜かしてる暇があったら仕事しろ!」
ゆきちゃんのこと、ゆきちゃんとのことなのか?
クリリンのことかとばかりに、俺は切れた――マジ切れした。
何を言ったか、どう煽ったのかはほとんど覚えてない。
でも一つだけ、泣きながら言った記憶がある。
『あんたらに人間扱う資格ないんじゃ!』
散々に暴れまわった――クビ覚悟の狼藉。
ゲセーン店長さん、心の底から応援してます。ガンバ!
自分は眠くなってきたので寝ますぅ
これは昨日の話だが、一応報告。
うちの会社の会長、朝礼の話は長いが人間はできてる人。
嫌いなんだけど好きっつーか、ムカつくけど信用はできるっつーか。
今回の件、以後気をつけよってことで許していただく。
それどころか、上司を含む社員にはこうまで言い放ってくれた。
「お前らの仕事は売上をあげること、だけど忘れるな。
お前らだけで仕事してるわけじゃない、そう勘違いしてる奴は消えろ。
社員もバイトも、仕事の内容が違うだけ――後は一緒の人間だ。
むしろお前たちは管理職、その意味がわからん奴も消えろ!」
熊本出身で関西住まいの会長、九州弁と関西弁の入り混じったセリフ。
俺、ようやく会長のことを尊敬できるようになったかも知れない。
>>954に発言で首にならなかったのが不思議だ...
で、
>>594の続き。
事務所で切れた俺、それを見ないフリのバイトたち。
とにかく相当怒り狂っていたので時間が経つのも早い。
気がつけば日付が変わりそう、バイトが交代作業をしていた。
俺は思い出す――ゆきちゃんを送らないと。
そこで前日のことも思い出す、気がのらない。
俺はトイレでタバコをふかしながらボーっとしていた(トイレ内は禁煙w)
5分くらいだったか、やっぱり送っていこうと思った俺。
バイトの更衣室まで行く――既にゆきちゃんの姿はない。
↑
>>594ではなく、
>>954だったw
焦る俺、今日は店にストーカーさんはいたっけ?
全く覚えていない。
見ていないかも知れないし、認識してなかっただけかも知れない。
慌てる俺、事務所に戻り、鞄を持つとダッシュで駐車場へ。
駐車場は地上、店の2階と3階にあり、関係者は3階に置く規則になっている。
俺は走って階段をのぼる、短い道程が禿しく長く感じられた。
階段を上りきり、3階に到着。
最初に目に付いたのは――ストーカーさんに言い寄られているゆきちゃんの姿。
ぶわっっと怒りゲージが溜まる俺、人ってどれだけ怒れるの?
『何やってやがんだ、てめえ!』
店から一歩外に出たら客は客でなくなる、これ俺の持論w
予め仲が良いと知っているならまだしも、所詮ストーカーはストーカー。
俺はゆきちゃんの腕をつかんで、グイッと抱き寄せた。
『客は店を選べるが、店だって客を選べるんだぜ!』
違うだろ俺、それ言うのはまだ早いw
想いが先走ってるため、言うセリフの順序バラバラw
泣きそうな表情のゆきちゃんを見ると、更に怒りがこみ上げてくる。
ストーカーさんがいたから泣きそうなのか、それとも俺が来たからなのか。
『あんた最低だぜ、自分の欲望で女を泣かせるな!』
お前が言うな――そんな突っ込みが聞こえてきそうなのは今だからw
962 :
援護援護:03/08/01 03:35 ID:ypfp1RuV
禿しく続きが気になる〜っ
そこまで言われて黙っているのか、ストーカーさん。
しかし、あの手の人種ってのは基本的にどうなんだろう?
俺は店で切れた時からずっと口の中に変な味しまくり、何も恐くない。
逆にストーカーさん、睨んではいるが何もしてくる気配なし。
『ゆき、車のれ、もう行くぞ』
呼び捨て、これは意図的。
ゆきちゃんは黙って車に乗り込む、それを確認して次の一言。
『次やったら出禁だ、指名手配紙も作る。警察も呼ぶ、わかったな』
俺は車に乗り込んだ。
『出せ』
俺は前だけ向いてそう言った。
しかしゆきちゃんは悲しそうな声で「でも……」と言う。
『いいから出せ!』
疲れていた――女に怒鳴ったのは小学校以来か?
次に車が止まるまで、俺は目を閉じていた。
もう本当に疲れていた。
965 :
ま2り:03/08/01 03:42 ID:kSUjEpSA
店長に僕の悩み相談をお願いしたいのですが・・・
いいでしょうか・・・
決して疑ってるわけじゃないがここまでくるとネタ臭くなってくるなw
あれはどこだったんだろう?
見たことのない大阪の地――家と店、店と本社のルート以外は詳しくない。
それでもそこが、どこかの公園の横だったことはわかった。
店からもあまり離れていないのだろう、団地も見える。
なぜこんなところに来たのか、ここがゆきちゃんの家だとは思えない。
「少し……良いですか?」
俺の方は見ていなかった。
俺は頷くと車を降りた。
968 :
いく:03/08/01 03:48 ID:a8z1LrQg
店長さんは、ストーカーから守ってくれるとても優しい人。なのに…やっぱり下心があったんだぁ…なんかショック…(;_;)
夜の公園、何気に蝉の鳴き声がうるさかった。
蚊も飛んでいただろうが、それは全く気にしていなかった。
ブランコ、砂場、鉄棒、滑り台……何の変哲もない、ただの公園。
ただベンチがやけに綺麗だったのが印象的だった。
そのベンチに腰掛け、ゆきちゃんと話をした。
「今日は……お疲れ様でした」
本当にお疲れだったよ、マジでな。
俺は笑いそうになっていた――もうどうにでもなれw
970 :
ま2り:03/08/01 03:52 ID:kSUjEpSA
まさかネタでは無いと思ってハァハァしてる奴っているのか?
『マジで疲れたよ……もう、本当に……』
空を見上げると生憎の曇り空、星空だったら良かったのに。
「昨日は……すみませんでした……」
俺はようやくゆきちゃんの顔を見た。
すごく沈んだ表情だった。
妹関連スレで語られているのは
全部ネタだよ
気付くの遅すぎ(w
973 :
いく:03/08/01 03:57 ID:a8z1LrQg
ネタと思うなら来るな!!続きがしらたいと思えばここに来たらいいやん(@_@)ね??
まつり氏消えるんじゃなかったの?早く消えろ
「さっき、本当に怖かったんです。
今日はあんなことがあったから○○さんに甘えることもできない。
そう思って一人で帰ろうとしたら、あの人がいて……。
送ってってやろうか?とか、あいつ本当は彼氏じゃないんだろ?とか言われて。
他のバイトに聞いたらしんですよね、私と○○さんは付き合ってるのかって。
そしたら違うと思うって言われたらしくって……酷いですよね、傷ついてるのは私なのに。
まだ私のこと傷つけようとするんですよ、あの人」
言葉にすれば言葉にするほど、徐々に涙がたまっていく。
いや…気味の悪い顔文字を使ってる時点で
自作自演バレバレなのだが…
「怖かった……本当に怖かった……。
腕を掴まれそうになって、それだけは何とか逃げて。
誰も助けてくれない、そう思うともう動けなくなってて。
そしたら○○さんが来てくれて……」
俺が来た、の部分でついに涙がこぼれた。
次の瞬間には抱きついてきた――俺もそれを拒まなかった。
必死に声を殺してなくゆきちゃんの姿には、もうどうしようもなかった。
いく=祭
「お願いです……。
○○さんに好きな人が、付き合ってる人がいても、
その人のことが一番大切でもいいです。
私のことが好きじゃなくてもいい、だからお願いです。
今夜は一緒にいてください」
最後の部分だけは顔を上げていた。
俺はその真剣な目を見て、思わず言ってしまった。
『わかった』
979 :
いく:03/08/01 04:09 ID:WSmfzwoL
酷〜い!祭りと一緒にしないで欲しいよ(T_T)
顔文字使うから、祭なわけ?
ゲセーン店長のファンです。♀だもん
別に抱いてくれって言ってるわけじゃない。
俺は自分にそう言い聞かせた。
それに、どうせ明日も店に出勤だし、風呂さえ入れれば別に良い。
自分の判断にたくさんの言い訳をつくり、責任逃れを果たそうとする俺。
みっともないが、他にどうすることもできない。
言ってしまったものは仕方がない。
ここで俺は弟に電話した。
今夜は帰れそうにない、2ちゃんにも報告しといてくれ、と。
祭…今度はネカマ作戦かよ…
ほどなくしてホテル到着。
見たこと、通過したことだけあるラブホ。
入ることなんてないだろなぁ、と思っていた頃が懐かしかった。
これが給料日前ならゆきちゃんの家だったんだろうが、
へたに金持ってるのにって問題だ、とも思っていたw
「シャワー、浴びてきます」
『ああ』
バスルームに消えるゆきちゃん。
俺はビールを冷蔵庫から取り出し、缶のまま飲んだ。
普段は絶対グラスに移してから飲むんだが――そんな拘りもすっ飛んだ。
983 :
いく:03/08/01 04:16 ID:a8z1LrQg
みんな酷いよ…
ウチは、ホンマに祭じゃないし…
ネカマでもない…店長の話が聞きたくてここに来てるだけなのに…
>979
お前が女なら、俺は合衆国大統領
ベッドでぼけーっと、たばこを吸ってくつろぐ俺。
考えていたのは、明日は何時に起きようか、つまらんことだが重要なこと。
シャワーの音が消える、ドアの開く音が聞こえる。
バスタオルか、バスローブか……くだらないことを予想する。
結果はバスローブ――良かった、まだ救いがある。
入れ違いに、俺はシャワーを浴びに行った。
本当は湯船に浸かりたかった、それほど疲れていた。
やっても良かったが時間は夜中の2時を過ぎている、時間かかるのは嫌だった。
軽く身体を洗い、頭を洗う。
熱いシャワーを浴びて、すぐに水シャワーを浴びる。
そしてまた熱いシャワーを浴びてから上がる、別に意味はないw
俺もバスローブを羽織った。
それでもトランクスだけは履く――ゆきちゃん、下着はどうしたんだろ?
ベッドに戻ると、ゆきちゃんは布団をかぶっていた。
椅子には脱いだバスローブ……やる気満々なのかよw
俺はもう一本ビールを取り出し、ベッドに腰掛た。
「来て……くださいよ」
後ろを振り返ると布団から顔だけ出したゆきちゃんがいた。
やる気はない、そう言えば良いのに……言えない俺w
『寝るなら何か着てくれ。俺が寝る時に見える』
やる気も見る気もない、そう言ったつもり。
「○○さんになら、見られてもいいですよ」
それでも誘惑してくるゆきちゃん。
勝負に出てるのか、大胆。
『今夜は一緒にいて欲しい、俺はそう言われただけだ。
ゆきちゃんに恥をかかせたいわけじゃないが、関係を持つつもりはない。
だから何か着てくれ』
これだけ言うのに心臓バクバクの俺、やっぱヘタレw
ガバッと、ゆきちゃんは布団から出てきた。
断っておくが、目の前に現れたら見る。
別に目を瞑ってまで見ないようにする義務はないw
てな感じで、少しだけ期待する俺――浮気じゃないはずw
「それ……取ってください」
それ=バスローブ
援護援護
俺は立ち上がってバスローブを手にする。
振り返ると、胸元までを布団で隠しているゆきちゃんが見えた。
ベッドまで戻り、バスローブを渡す俺。
そしたらいきなり布団を離した――丸見えw
反応を露にする俺のアレ。
「もしかして勃ちました?」
『まぁ、俺も男だし。この状況で勃たない奴はいないだろ?』
「触ってもいいですか?」
バスローブを着込み、笑顔に戻っていたゆきちゃん。
小悪魔ってイメージがピッタリw
『だ〜め』
こう言う以外、何て言えば良い?w
「……抱いてくださいよ」
笑顔急転、マジ唐突な一言。
ゆきちゃん、メロメロやん
『俺に抱かれたら、それで満足できるのか?』
俺はタバコに火をつけた。
紫煙が目にしみるなんて久々だった。
「どういう意味ですか?」
『そのまんまだよ。
今の俺に抱かれて、それで満足できるのか?ってこと。
俺は別にゆきちゃんの身体目当てで優しくしてたわけじゃない。
男が困ってたって、きっと同等のことをしてる。
これが優しさだっていうなら、俺は誰にでも優しくできる』
『断っておくが、ゆきちゃんは十分に魅力的だ。
俺に彼女がいなかったら、多分飛びついてると思う。
でも、残念ながら俺には大切な人がいる。
SF感覚でエッチするのも悪くないと思うけど、多分無理だ。
身体は正直だし、多分出るものも出る、気持ちも良いとも思う』
「じゃあ、良いじゃないですか?」
ゆきちゃんは肩にすがり寄ってくる。
『仮に今回だけはエッチしたとして、それで今後我慢できるのか?
俺のことを思って、自分で自分を慰め続けるのか?
百歩譲って満足できるとしよう。
でも月並な意見だけど、彼女がいても別の女とエッチするような、
そんな軽い男を好きになるのか? それで良いのか?
俺は無理だ、逆の立場なら俺が引いてしまう。
だからやめとこう、俺はそんな気持ちでここに来たわけじゃない』
そう言って、俺はゆきちゃんの肩を抱いた。
『こうやって肩を抱いておく。朝までずっと傍にいる。
ストーカーが来たら守る。相談にも乗る、金の話以外ならな。
だけど、これが精一杯だ……ごめん』
「……もう良いです、諦めたらいいんでしょう」
泣いていた、泣きながら笑顔がうかがえた。
これで良かったんだよな、多分。
ぶっちゃけ、かなりもったいないことした気分ではあったw
失恋板に、ネカマでこの話書こうかな……なんて考えてたのは秘密だw
そんなこんなで、二人でゲームキューブのピクミンをしたw
さすがラブホ、何でもそろってる。
ビールはほどほどに、コーラで酔い覚まし。
『俺、クビになるのかな……』
「私がかばってあげますよ」
『ゆきちゃんがかばってくれてもなぁ……逆効果な気がw』
一気に不安が押し寄せてきた俺、それでも少しマシだった。
もしかすると一緒にいて人の肌に救われたのは俺なのかも知れない。
てな感じった。
1000。
続きは次スレでよろしくw
1001 :
1001:
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