1 :
羊:
薄汚れたジャージとTシャツ一枚の少女が深夜、公園に佇んでいた。
さらさらストレートが真っ直ぐ垂れ下がり顔が良く見えなかったが、
俺は気になってしかたがなかったから、コンビニの膨らんだ袋を少女の
傍らに置き、尋ねた。「どうした?」
一瞬、びくっとした少女は静かに顔を俺の方へ向けた。
「家どこだ?」
「...バスで来ました...」
少女の目と合った。憂いを帯びた大きな瞳が印象的な女の子だった。
「高校生か?」少女は首を振った。
「中...」
「家出したな」
「...帰りたくない...です」
俺は、少女の手を握り「心配するな」といい、近くの交番に連れて行った。
良い人の俺は正しいことしたね。
2 :
:02/09/23 22:56 ID:nEgLjphI
3 :
ツンパスーハー:02/09/23 22:56 ID:sdM34Njt
2
4 :
:02/09/23 22:56 ID:RkkZzmpT
5 :
はぁ:02/09/23 22:57 ID:w6S6nbTi
6 :
.:02/09/23 22:58 ID:EA8crtQW
kusosure taten na.
7 :
ほぅ・・・:02/09/23 22:58 ID:cTxfOUeM
8 :
:02/09/23 22:59 ID:P7P/NeZ/
えらい!
えるぉい!
えろい!
9 :
コウイチ:02/09/23 23:00 ID:DxCWSvt7
良いことしたね。
10 :
獣:02/09/23 23:02 ID:6O2Q2PIz
薄汚れたジャージとTシャツ一枚の少女が深夜、公園に佇んでいた。
さらさらストレートが真っ直ぐ垂れ下がり顔が良く見えなかったが、
俺は気になってしかたがなかったから、股間が膨らんだズボンを少女の
前に突き出し、言った。「咥えろ!」
一瞬、びくっとした少女は静かに顔を俺の方へ向けた。
「味はどうだ?」
「...ちょっと苦いです...」
少女の目と合った。憂いを帯びた大きな瞳が印象的な女の子だった。
「欲しいか?」少女は首を縦に振った。
「中に...」
「パンツ脱ぎな」
「...アナルは嫌...です」
俺は、少女の手を握り「心配するな」といい、近くの草むらに連れて行った。
獣の俺は中出ししたね。
11 :
緊張の夏:02/09/23 23:38 ID:FprGLqrI
上野公園に家出少女がいたが
12 :
羊:02/09/23 23:42 ID:WjLycIvw
深夜、人気の無い公園にその少女は佇んでいた。
茶髪が街路灯に照らされていた。俺は気になった。(やばいだろ、こんな時間)
何気なさを装い静かに近づき、尋ねた。「どうした?だいじょうぶか」
一瞬、びくっとした少女は挑発的な目を俺の方へ向けた。
「...だれなん、あんた...」切れ長の目だったが、黒目勝ちの瞳が印象的な美しい女の子だった。
「高校生か?」少女は首を振った。「ちゃうわ...そんなババアじゃないわ!」
「家出か?」「ほっといてや!」俺は、少女の手を握り「来るんだ」といい、近くの交番に連れて行こうとした。
「はなせ!ヴォケ!」少女は大きな声を上げた。ホームレスらしき男がこっちを見た。
抵抗する少女。そんやりとりから約20分。一台の自転車が早いスピードで近づいて来た。
おまわりだ。俺は助かったと思った。「何かあったんですか?」
「たすけてや!このヴォケが、むりやり...」
「おたくはなにをしてた!」とおまわりが俺に対し厳しい口調で問い詰めた。
「うち犯されされそうやったんや....おまわりさ〜ん」
13 :
:02/09/24 00:24 ID:vOF8QqJy
14 :
動画無料サンプル:02/09/24 00:24 ID:OQI82U/n
15 :
疑問さん:02/09/24 00:27 ID:1gv70zr5
1 アパートで一人暮らしでも同じ行動をするか?
16 :
:02/09/24 00:50 ID:yalcGiWl
17 :
:02/09/24 00:51 ID:r+dfpcNU
ってか、去年同じようなスレたっただろ?
テキストも一緒じゃないか?
18 :
羊:02/09/24 22:02 ID:JUfgGm6j
羊: 都内在住、独身、名ばかりの2DKマンション暮らし、3流大理系卒、
入社5年目のサラリーマン。現職は新卒入社だが、7社目でサクラサイタ。
彼女いない歴は小学校1年以来いない。
趣味:テレビドラマ、レンタルビデオ、レンタルCD、ガラクタ集め。
童貞の廃棄場所、断り切れなかったストリートガールの上で。
羊は、この夏、14才の妖精を捕獲した。というより、
一方的に子犬のようについてきた。そして52時間、妖精と暮らした。
羊は、この「妖精との52時間」を仔細に綴ってみようと思う。
今夜書くかどうかわからない。TUTAYAで借りたビデオが今日までだから。
19 :
:02/09/25 14:03 ID:AbTOV57i
20 :
羊:02/09/25 20:40 ID:d0wkHZbJ
8/2(金)12:20
この1年と4ヶ月の間、昼食はここだ。セットが乗ったトレーを持ち2階へ。この込み具合にもすっかり慣れた。
いや、むしろ心地がいい。一日中無機質なブースにいるとホッとする。二人用がひとつ空いていた。トレーを置き
ひとまずトイレに行った。戻ってみると、俺がキープしたはずのテーブルが無かった。目を凝らした。俺のトレー
の前にもうひとつトレーがあった。増えたトレーの主は、女の子だった。≪なんだあいつ≫俺は近づいた。
「あのう、ボクが先に座ったはずだと思ってたけど、君が先だったの?」
まだ10代半ばに見える女の子は首をすくめ、食べかけのハンバーグを置いた。
「ち、違うんです、私が後なの.....女の人だったら、いいと思って.....ゴメンナサイ」
「べつにいいけどさ」≪大歓迎さ!!≫俺は椅子に腰掛けた。バッグからいつものタバスコを取り出し、
ハンバーグのパテに振りかけた。
21 :
羊:02/09/25 22:06 ID:d0wkHZbJ
チラッと上目遣いで俺をみた、がすぐに何かの文庫本サイズに目をやった。≪ぴあマップだな≫
上目遣いがあややに似てた。髪型はさしずめソニンか。無遠慮に観察したかった。俺の視線が
定まらない。≪話しかけてめたい≫≪何歳?何年生?≫≪名前?≫≪できれば携番がいいな≫
黒のチビTにフルーツのプリント。下は?確認できない。だからなんだというんだ、所詮、俺と
は無縁の世代じゃねぇか。どうせ話しかけたって、すぐ途切れるに決まってる。
そんな自問自答の最中、先に声をかけてきたのは目の前だった。独り言だと思った。
「ここから代々木公園は遠いですか?」
22 :
羊:02/09/25 22:20 ID:d0wkHZbJ
「.....はっ、えっ?オレ?」俺はわざとらしく回りをみた。「えっ?なんですか?」
「代々木公園なんです.....歩いてですけど」
「たぶん、30分かな」ファーストコンタクト。不意を付かれてせいでなく、緊張した。
「ここ、初めて?」「はい」返事と小首の動きが素直そうで可愛いと思った。
「どこの人?」「.....」すぐに答えなかった。「まあ、いいけど」
時間がない、あと10分しかない。一生に一度の勇気。恥かいて消えるか。
「あとで会おうか?」あーあ、言っちゃたよ。「いいですけど」
まじかよ。いいですけどって、いいってことか!!≪き・せ・き≫
23 :
:02/09/25 22:25 ID:oE9UgBcu
24 :
羊:02/09/25 22:46 ID:d0wkHZbJ
13:30
ブースに戻った俺は、早速、早退の実行を策略した。もう仕事どころじゃねぇ。
携帯の着信音とアラーム音を同一にし、音も最大にした。13:50と14:10に
アラームを設定した。13:45、携帯をデスクに置き、トイレに行った。
13:55、デスクに戻った。すかさず隣の派遣が「鳴ってましたよ」「あっどうも」
俺は派遣に聞こえるように「姉かぁ、会社にかけるなっていってるのに」
14:10、二度目のアラームが鳴った。「なんだよ!....えっ、ほんとに!わかった」
派遣が聞き耳を立ててるのがわかる。席を立ち、次長の所へ行き、事情を説明した。
「そうか、早く帰ってやれ、週末だし、ちょうどよかったな」
25 :
羊:02/09/25 23:05 ID:d0wkHZbJ
16;00
約束は午後4時だった。同じ場所で。
会社のビルを背にし足早に歩く。いろんな妄想がとめどなく溢れる。その妄想に理性も
倫理も介入しない。さっき会った場所に向かう。近いのに遠く感じる。
≪居る.....居ない.....来る.....来ない.....≫
まだ早いがハンバーガー屋に着いた。コーラを二つ買って、二階に行った。
素早く見渡した。ランチタイムと打って変わって客は疎らだった。それだけに俺の失望
も早かった。≪つまりこういうわけさ、夢はしょせん夢≫コーラふたつ
テーブルに置き、腰を下ろした。まだ10分ある、長い10分になりそうだ。
26 :
ウサギ:02/09/25 23:19 ID:wZYG97Oi
分かる分かる それから?
27 :
短小:02/09/25 23:40 ID:7G1vsaGk
ガンガレ!
28 :
羊:02/09/26 00:00 ID:SI75v3dZ
ここに着いてもう何度DoCoMoの時計を覗いただろう。15:58。ちっ、TUTAYAのカード
も持ってこなかったし。来なかったら何すればいいわけ?
「あのう、来てみましたけど.....」
≪ぎゃぁぁぁぁぁ!!マッ...ジィ、来るかぁ、普通、一般的に、世間では、常識から
判断しても来ないべ、悪魔か、ワナか、陰謀か≫
俺は背後の声に振り向かずに、「来たんだぁ、ふーん」
「えっ??じょうだんですかぁ?」と言うなり俺の前に来た。俺は小悪魔を見た。
155cm−43ってところか。薄っすらと小麦色の顔、瞳がキラキラしてる。
腹が出てるよ、へそ出しだ(ハァハァ....2チャンらしく)色白じゃん。きゃわいい〜
29 :
羊:02/09/26 00:14 ID:SI75v3dZ
「さっきから居ましたよ、どんなひとなんだろうと思って、何度も携帯見てましたね」
「そうだっけ」
「メールだったの?彼女から?用事があるんなら」
「はは、今日は用事ないよ、約束通り代々木公園に連れて行けるよ」
「ほんと!よかったぁ」といいながら椅子に座った。
心臓が忙しいぜ。ドッドッドッ、お落ち着け!まずこの娘のことを知らなくては
「何歳なの?家どこ?近い?高一ぐらいかな、彼氏なんかは、おなかすかない?」
「もう、質問ありすぎです」ほんのちょとだけ頬をふくらませた。≪天使だぁ≫
30 :
羊:02/09/26 00:26 ID:SI75v3dZ
『つぅことで寝なきゃ、また明日』
31 :
紫雲:02/09/26 00:43 ID:OCfBF1rj
羊さん
ウチは期待しとりまっせ♪
奇跡って起きないモノだと
タカを括ってたら起きるんだよね。
頑張ってや〜!
32 :
浪速のダンボ:02/09/26 01:10 ID:gGGoQdi6
オモロイ
33 :
:02/09/26 01:15 ID:UsHizkkL
お気に入りに登録しますた。
34 :
@ @:02/09/26 19:27 ID:moMGZizh
私も登録した
35 :
:02/09/26 21:57 ID:UsHizkkL
期待しつつsage
36 :
羊:02/09/26 22:10 ID:LrTGsnnM
bW) 目の前にいるのは、紛れもなくアクションカメラから飛び出してきた様な生身の少女。
違うのは、服を着ているだけ。正直言って、どう対処して良いのかわからない。何かのワナ
だとしても、こんなツーショットが出来るなら、何もないよりいいに決まってる。
「じゃ、ひとつだけ質問、何歳?、それ以外は聞かないことにするから」
少女は、ストローを弄びつつ、ちょっと間をおいて答えた。
「十七」俺の鑑定はふたつばかり外れた。高校生か。
店の外に出た。相変わらずムッする暑つさだ。手を繋ぎたかった。だが堪えた。
歩道を国立代々木競技場を左に見ながら歩いた。先ほどの喧騒はもうない。
37 :
どっどっど:02/09/26 22:20 ID:kHbK66RO
心の臓がドッドッド
38 :
名無しさん:02/09/26 22:23 ID:+6Vz9k+e
ゴッドが光るかも
39 :
羊:02/09/26 22:32 ID:LrTGsnnM
bX) 18:00。少女との距離は50cmぐらい。それ以上近づけない。なんともいえない
柔らかな香りがする。この香りをもっと近くで堪能したい、と思った。
「どうして代々木公園なの?で、君のことなんて呼べばいいかな」
「全然意味がないです。行ってみたかっただけ、あと、お台場とかかな」
信号が赤になった。「あっ!危ないよぅ」というなり道路に少し飛び出していた俺の手首を
掴んだ。先手を取られた。≪うれしい≫その手を離すなと願う前に離れた。
「あゆ、がいいな、好きだから」
「じゃ、あゆにする」本名なんてどうでもいいんだ。公園には色んな人種が
夏の夜を楽しんでいた。カップルがいい感じ。俺たちはどうかな。
40 :
:02/09/26 22:49 ID:UsHizkkL
ワクワク
41 :
羊:02/09/26 22:53 ID:LrTGsnnM
bP0) 19:00。薄暗がりのベンチに座った。俺は相変わらず何も出来ないでいる。
わからないのだ。どんなタイミングで手を繋いだり、腰に手を回していいのか。
あまりにも不純だからぎこちない。大いなる妄想に支配されているから、この現実に
対応できないのかもしれない。だが、俺たちの肩と肩は触れていた。
決して話が弾んでいたわけでないが、やり場のない退屈な時間を過ごしていたわけでは
なかった、と俺は思っている。時に冷静な大人を演じたり、次から次へと開くアダルト
ビデオのシーンにあゆをオーバーラップさせたり。
42 :
羊:02/09/26 23:11 ID:LrTGsnnM
bP1) 20:00。それとは別にちょっと気になったことがある。あゆが携帯を持っているのは
知っているが、一度も鳴らないということだった。番号はまだ聞いてなかったが、まっ、別に
不思議でもないのかな。公園を出ることにした。NHK方面に歩いてい行くとき待望のアクシ
デントがあった。ガードレールを跨いで道路を横断するとき、あゆが俺によろけたのだ。
どさくさに紛れ、ちょっと抱いた。感触が〜感触が〜萌え〜。気付かれなかったけど、
大いなる進歩だった。「何時までに帰りたい?」
「とくに決めてないです」と、あゆ。
じゃ、ラブホでも覗いてみますか?と言える男になりたい。再び、喧騒のエリアに入った。
43 :
:02/09/26 23:32 ID:UsHizkkL
じゃ、ラブホでも覗いてみますか?
44 :
羊:02/09/26 23:34 ID:LrTGsnnM
bP2) 21:00。 イタリアンレストランに馴れた素振りで入った。こんなときにしか縁の
ない店だ。彼女ができたら行こうと昔から思っていた。
あゆが美味しそうにパスタやデザートを食べてくれた。俺もワインと一緒に流し込んだ。
≪あゆが美味しそうに...あゆが美味しそうだ≫
「もし、よかったら明日も会えませんか?」と、あゆがそう言った。
俺は耳を疑った。でも努めて冷静に答えた。「あゆがよければ」
レストランを出て、取り敢えず渋谷駅方面に歩いた。あゆがどこに住んでるのか知りも
しないで、とにかく向かった。誰よりもゆっくり歩いた。
「おにいちゃんって呼ぶことにしたからね」
駅に着いた。さっきからうつむき加減のあゆが気になった。「じゃ、明日、あの二階で二時」
「...うん」俺は握手した。さよならのタイミングが掴めない。一歩、一歩離れた。
あゆに背を向けた。
「お、おにいちゃーん!泊めてください!泊めてください!」
45 :
:02/09/26 23:36 ID:UsHizkkL
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
甘酸っぱいよ!凄くイイ!
47 :
みう:02/09/27 00:07 ID:4+dFGQZ9
わあ
ドキ
ドキ
ドキ
48 :
羊:02/09/27 21:55 ID:0YnuqTna
bP3) 22;00
あゆの思いがけない言葉に戸惑った。が、正直嬉しかった。ひょっとしてといった予感が
的中した。小走りに近づいた。躊躇うことなく手を差し伸べた。熱を帯びた手のひらが俺の手を強く握った。何故そうなったのか、理由なんかどうでも良かった。今夜あゆの世界
で一番たよりになれる他人として俺を選択した。良識ある大人として交番に連れてゆくことが正しいというなら、俺は、常識のない大人で充分だ。羊の自分と狼の自分が衝突した。
「泊めるのはかまわないけど、そのポシェット以外に荷物とかは?いつまでいようと思ってるの?」俺は興奮を抑えながらそう言った。
「二日かな三日かな、わかんないですけど」あゆは泪目になっていた。
「とりあえず、ジーンズショップに行こうか、最低限必要なものを買って帰ろう」
49 :
羊:02/09/27 21:58 ID:0YnuqTna
bP4) 23:30
東横線に乗った。買い物袋がひとつ増えた。今夜一番の不安が消えたことで、あゆは明るくなった。無邪気なくらいに。
今日に限っては飛び出た家に対し後悔を抱いていないようだった。俺が住む駅に降りたったとき、初めての街にきたような
錯覚を覚えた。相変わらず、あゆは俺の手を離さない。いまこの地球上で一番見失ってはいけない人間になっちゃっている
のかも知れない。
今日の昼休みの出会いから、俺にとっては電撃的ともいえる展開に、夢と期待と不安が交互にスライドした。
コンビニではあゆの好みの食い物を買い、その他俺の日常にはまったく無縁の日用品や女の子に必要らしき物をあゆと遊び気分で買った。
≪こんなにもコンビニが楽しいなんて思わなかった≫
50 :
レイプ:02/09/27 21:58 ID:/PsbQaiv
51 :
羊:02/09/27 22:00 ID:0YnuqTna
bP5 8/3(土) 00:30
俺の部屋に初めて入った女性というより女の子。あゆが入った途端、空気が変わった、匂いが変わった、落ち着かないくらいにあゆの若さが部屋中に充満した。それを強く感じな
がらも、いつもと同じ振りをしてる自分が滑稽だった。
女の子は寝る前に何をするんだろう、Tシャツとショートパンツを買ったけど、いつ着替えるのかな、
下着は、ブラジャーは着けて寝るのかな......それより、あゆと今夜どんな
出来事が起こるのだろう。俺がリードするなんて、ちょっと、自信ないような。
下半身がすごい反応をし続けている。あゆは、部屋の探検をしてる。
「シャワーさきに入るから、着替えてなよ」「わかったぁ〜」
なんて無警戒な返事なんだ?
52 :
羊:02/09/27 22:04 ID:0YnuqTna
bP6 1:00
シャワーを出た俺はビールを飲み、あゆの好きなAYUを流した。
「わたしも入るから、見ないでね」といい隣の部屋で買った物に着替えてシャワーに入った。
今あゆは全裸になってシャワーを浴びている。もうこれ以上の想像力は湧かない。
想像出来ないのだ。いつもより酔いが早い。情けないがこの事態に気絶しそうだった。
ふと、あゆのポシェットが目に入った。すこし考え、当然という結論に達した。
ポシェットには、ハンカチ、ティッシュ、なんかのクリームとリップ、キテイのサイフと
なにかのカードが入っていた。俺はカードを素早く見た。学習塾のIDカードだった。
.......亜優香、1988/10/....生まれ 山梨県甲府市.......
俺は、1988に釘付けになった。 ≪14歳じゃないか!!!≫
53 :
(  ̄_ ̄):02/09/27 22:23 ID:aqinvLyb
( ゜ ρ ゜ )13歳じゃないか?
54 :
羊:02/09/27 22:29 ID:0YnuqTna
≫53 ご指摘のとおり13才です。もうすぐ14という意識が先行してしまいました。
bP7 1:30 (以降、年齢訂正へ)
17が嘘だなと思っていた。明らかに若い。わからないなりにもっと年下の肌に違いない
と感じていたし、頬の健康的な淡いピンクが15歳くらいかなと。だが実体は13だった
なんて。13歳の美少女といっていい娘が俺と居る?俺の部屋にいる?俺が毎日使っている
バスルームに裸で居る?どうなってるんだ、現実か?
荷物はそれ以外に小型のぴあマップと携帯だけだった。やはり電源は切っていた。
「おにいちゃーん!出るよお!こっちこないでね!」
俺は急いでポシェットにすべて仕舞った。
55 :
…:02/09/27 22:36 ID:ymNBTpOx
早く続きは ワクワク
56 :
羊:02/09/27 22:56 ID:0YnuqTna
bP8 1:30
思えばモー娘のゴマキがTVに始めて登場したとき、まだジャリじゃんか、といった意識で
見てなかったことを思い出した。世間にはこんな娘がいるんだなぁと、ため息をついたものだった。
あゆもそうかもしれない。それに近い年齢以上の容姿を備えていた。
いま、家出娘あゆとここに居る。紛れもない犯罪行為だろう。うろ覚えながら、12歳を境に罪名が
変わったような記憶がある。例えば、12歳以上に対するわいせつ行為と同様の行為は12歳以下に
なると強制わいせつになる、というように。13歳のあゆ。だからなんだというのだ。立派な未成年だ。
だからこそ、未知の禁断に人は心狂わす。犯さないまでも、妄想する。
現実に降りかかった事態に対処する術がすぐにみつからない。
57 :
津軽地方:02/09/27 22:57 ID:3jIegbVm
おもしろいぃ!!
58 :
…:02/09/27 23:04 ID:ymNBTpOx
それから、それから…ワクワク
良スレハケーン!!
60 :
:02/09/27 23:09 ID:w3+BwAsc
確かに良スレだ!
61 :
羊:02/09/27 23:21 ID:0YnuqTna
bP9
やがて来るに違いない最悪のシナリオが脳裏を閃光する。
早朝、激しくたたくドアの音。寝ぼけた頭で叩いている無礼者を覗く。
体格のよい男3人と、女一人。全神経を使って無礼者の正体を....
まさか!!!俺はドアロックを外す。ドアが乱暴に開けられた。
厳つい男が『★★だな!ここに★★亜優香ちゃんいるな!』
『ええ....』と俺は激しくうろたえた。
『未成年者監禁及び誘拐と強姦の容疑がある!同行してもらう。』
『チーフ!亜優香ちゃんいました!保護しました!』と女の声。
『わかるな、★★。監禁の現行犯で緊急逮捕する!!8月3日午前5:24分逮捕!』
さらにもう一人の捜査員が部屋に入って来た。俺は血の気を完全に失った。
62 :
羊:02/09/27 23:22 ID:0YnuqTna
一旦、風呂はいります......休憩なのだ。
63 :
狼:02/09/27 23:36 ID:AVcIKeFZ
良スレは深く静かに潜行する。sage
64 :
通りすがり:02/09/27 23:37 ID:ERVJMjdw
続きが激しく気になる
65 :
羊:02/09/28 00:00 ID:SxIY1m+l
烏の行水完了............
bQ0
手錠を掛けられマンションを出た。外には濃紺のワンボックスが一台、
前面真っ黒のフィルムが貼られていた。あゆが気になり後ろを振り向いた。
女性係員におんぶされたまま寝ていた。NTV,TBS等の移動中継車はなかった。
ちょっと安心した。新聞の社会面とかワイドショーにこんな姿を映されるのは御免だ。
所轄の取調べ室での尋問は厳しかった。監禁は現行犯だという。誘拐も認めろといってきた。
さらに、無理矢理やったなということで強姦も認めろといってきた。延々9時間ののち、
ブタ箱に留置された。不法在留のアジア人と覚せい剤の売買で捕まった30代前半が
いた。好奇の目つきがたまらなかった。『おまえなにやった?』ほっといてくれ。
連日の取調べで食事ものどを通らず、日増しに心身共に衰弱していった。
66 :
羊:02/09/28 00:20 ID:SxIY1m+l
bQ1
国選弁護人を要求したが、起訴後でなければだめだという。私選なんて無理だ。
7社目で採用された会社はどうなるんだろう。そんな金なんかない。外のことがまったくわからない。
息苦しいほどの不安に苛まれた。TUTAYAのレンタルビデオもやばい延長になってる。
約二週間の間に、地検での取調べもした。あゆは全て話したらしく、つまり、一人で東京
に行って、渋谷のハンバーグ屋でナンパされて、お金を上げるから一緒に遊ぼうと俺が言ったという。
ホテルに無理矢理入ろうとしたから、ホテルは嫌だ!言うこと聞きますからホテルはやめてください
とあゆは抵抗した。だから怖くて俺の部屋にいやいや入った。そして入るなり、抱きつかれて裸にされて、
いろんな恥ずかしいことされて、最後は男のひとのいやらしいものを体に入れられた、すごく痛かった、
と話したらしい。俺は、留置係員から起訴されたことを知らされた。
67 :
羊:02/09/28 00:39 ID:SxIY1m+l
bQ2
ブタ以下の朝飯の後、突然、移監するといわれた。小菅に引越しらしい。
拘置所じゃないか、俺は絶望感に打ちひしがれた。最近入って来た恐喝のチンピラが
『ここよりいいって、メシもうめえしよ』とありがたい前情報をくれた。
拘置所といったら死刑執行するところじゃないか。判決によっては、小菅で
俺の人生の終焉を迎えるとこじゃないか!
数ヶ月間、耐え切れない日々を小菅で暮らした。その間に裁判を数回やった。国選弁護人
はなんとなくたよりにならない人だった。
68 :
糞:02/09/28 00:48 ID:vQNKgQox
つまらなくなった・・・・
69 :
山羊:02/09/28 01:01 ID:V11RG8U0
俺文才ないから、カキコしないけど、つかまる前の↑と同じような経験したこと
ある。同じ、14歳。まったく別の破滅のストーリーがその後展開したけど。
美少女度は激しく大だった。おへその脇に大きなあざのある子だったな。
70 :
羊:02/09/28 01:12 ID:SxIY1m+l
bQ3
東京地裁、判決の日。その数日前に検察官から俺がまるで極悪非道の人間のごとく糾弾し
論告求刑を告げた。 『初犯であるとはいえ、社会に対する影響...亜優香さんの....
よって、求刑!9年を要求する!』
判事が主文を述べた。傍聴席にはあゆと両親らしきひともいた。かなりの人数だ。
『主文、判決、被告★★は懲役8年に処す』
主文だけで終わった。しかしもだがも一切なかった。俺はそれを聞くなり全身が震えた。
激しい震えが止まらない。発狂しそうだ、だめだ、壊れる、全てが壊れる、
俺は最後の力を振り絞って、裁判長に向かって叫んだ。
『うそだああああ!!!これは全てうそだ!!』刑務官が二人走り寄ってきて、
俺の両脇を押さえた。『こら!おとなしくしろ!』俺は手錠を嵌められた。
71 :
羊:02/09/28 01:14 ID:SxIY1m+l
bQ4
俺は押さえつけられながらも、後ろにいるあゆを見た。目が合った、あゆは笑っていた。
『あゆ!!なぜなんだ!!』するとあゆが立ち上がり、俺の方に近づいてきた。
『おじさん、夢みれたじゃん、誰にも相手にしてくれない顔だって、気付いてね』
あゆは高笑いをした。何度も、何度も、傍聴席のからも笑いが起きた。
国選の弁護人も検察官も裁判官も筆記官の女性も、みんなが俺を馬鹿にして、哂った。
『だれか............た・す・け・て....................くれ!!!!!』
72 :
羊:02/09/28 01:18 ID:SxIY1m+l
bQ5 2:00
「おにいちゃん!おにいちゃん!どうしたの!おにいちゃんってば!」
だれだ?だれだ?あゆか?あゆの声か?なにをいまさら、ふざける......
俺は目を開いた。そこはコンクリートの薄汚れた天井でなく、白い天井だった。
俺の部屋であることに気付くまで数秒。俺は飛び起きた。
泪と鼻水で顔がぐしゃぐしゃになっている気がする。
目の前にいるのはあゆだった。俺が毎日使っているバスタオル一枚体に巻いて立っていた。
73 :
羊:02/09/28 01:57 ID:SxIY1m+l
bQ6 2:00
「どうしたの?なんか変な声だしてたから、びっくりしちゃった」
バスタオル姿のあゆが俺の前にしゃがんだ。
≪み、みえてる!あゆの胸の谷間がやばいとこまでみえたぞ≫
≪赤みを帯びた白い太ももまでも≫
俺はすっかり我に返った。すげー、一気に下半身が膨張した。あゆに悟られては
マズイ。
「あ、あゆさ、いつまでもその姿でなくって、着替えよっ、でなきゃ、タオル
とっちゃうぞ」
「おにいちゃんはそんなことしないもん、信じてるもん、じゃ、着替えるね」
心底、可愛いと思った。13歳のあゆ、天使が今、たしかに舞い降りた。
≪幻でかなわない、時間よとまれ≫
永ちゃんの歌が、実感だぁ。
74 :
羊:02/09/28 02:11 ID:SxIY1m+l
bQ7 2:30
ビッグサイズのTシャツ一枚のあゆ。ブラはしてなかった。そのことには触れないで
おこう。俺はソファーに来るようにあゆを呼んだ。横に座った。軽く腕が触れた。
「ねえ、家出娘のあゆちゃんさ」
「えっ、どうして家出って」少し驚いた様子をみせた。
「あゆがここに二、三日いてもいいけど、その前に僕に話さなければならないことがあるはずだよ
それはとても大切な事だし、後で嫌な思いをしないようにしなくちゃね。」
うん、うんと頷きながらも眠たそうな顔をしてた。どんな事情があって家を飛び出したか知らないけど
きっと、つかれてるんだろうな、不安もあったし、それにこんな時間だ。
細かいことは明日でいいとしよう。
75 :
羊:02/09/28 02:22 ID:SxIY1m+l
bQ8 3:00
「今日は寝よっ、あゆ」うん、眠る。俺はあゆにベッドに寝るように促した。
「おにいちゃんは?」
「ソファーで寝るよ」あゆは首を振った。「だめ!あゆがソファーに行く」
「じゃあ....」の次が言えなかった。するとあゆが言った。
「嫌でなかったら、一緒に寝よっ、初めてのお家だし、なんか少し怖いし」
これこそが子供なのだ。心に秘めてる思いに格差があることを知った。
なのに、体はオトナだ。「そうしよう!一緒しよう」と俺。
76 :
羊:02/09/28 02:45 ID:SxIY1m+l
bQ9
あゆとベッドに入った。このときばかりシングルが最高と思ったことは無かった。
不自然に距離を作る必要がないからだ。俺の脈拍は速かった。あそこもずっと
膨張しっぱなしだ。≪抜かなくてはやばい、いや、あゆとやりたい、抱きたい≫
あゆは寝たのだろうか?あゆの手をそっと握ってみた。あゆが軽く握り返してきた。
俺はドキッとした。≪まさか同じ次元のことを考えているわけないし≫
あゆに少し近づき、髪に触れた。まだ少し湿っていたが、とても柔らかな感触が指に
伝わり、あらためて少女の存在を確認した。俺は、優しく抱き寄せてみた。
抵抗されなかったどころか、眠りながらあゆは俺に寄ってきた。
≪あゆは、すべて自覚しているに違いない≫
77 :
:02/09/28 03:04 ID:ksaYt0ev
えっ、このスレってまだリアルで書いてたの?
鬱。。。このスレを発見するのが遅かったらまとめてラストまで読めたのに・・・
78 :
:02/09/28 08:12 ID:PZ/ARGiW
保全age
79 :
変臭者:02/09/28 08:16 ID:8SLeLK6r
(゚∀゚) イイ!! 君達はこのスレ専属の作家だ!感動すた!
80 :
博多純情:02/09/28 09:39 ID:r+eWqWFw
スゲーオモシロイタイ!!なんかしらんとははまってるハバイ
こうなったら最後
ま
で
つ {ここわしのズリネタばい}
き
あ
う
タ
イ
81 :
Jing ◆Ya0.2pYo :02/09/28 09:45 ID:qMlU2JJJ
まじ面白い!
82 :
。。。:02/09/28 09:50 ID:/0dJML32
最後までお供します。ガンガレ
83 :
◆BjmcmlUs :02/09/28 10:20 ID:xQsuJQ/x
続きを早く・・
84 :
高い遅い不味い:02/09/28 10:26 ID:MPfbTg38
だらだらくどくもなく、
かといって意味不明なほど簡潔でもなく、
大変読みやすい。
思考の変化も、ほんとに「そうそう!あ〜そうだよな〜」
と賛同できる。
こりゃ安い早い美味いだ。
85 :
Jing ◆Ya0.2pYo :02/09/28 10:27 ID:qMlU2JJJ
作家の才能もってると思う、マジで。
86 :
ななしさん:02/09/28 10:28 ID:hX84EM1X
>10
>前に突き出し、言った。「咥えろ!」
吠えろ と読んでしまった…ウツダ
87 :
演劇部S美:02/09/28 11:09 ID:fvohtICi
ひっそりROMってました。なんどもくりかえしみてました。昨夜はチョットがむばっていた羊さんはまだ寝てるのかな
このストーリは29で半分まできたのかなって想像してます。なんか気になる羊さんをわたしは検証してみたい。
羊さんは、男か女か、7:3で男。年齢は、10代でも中年でもない、20代中ごろか、職業は、感性を要する職についてる。
ライター歴は、どしろうとではない、ハイアマか、それなりのレベルをもちつつも、あえて2ちゃんねる的カラーを
無視することなく、いさぎよくアマチュアレベルに落としてる。これがいまのところの私の羊さん像です。
では、おじゃますました
88 :
パイパソの羊はキモヒ:02/09/28 12:02 ID:FwqjnaMD
羊さんがーんがれ♪捕まった夢の話はビクーリしますた!読んでて楽しいぞ!
89 :
・・・・・・・:02/09/28 12:28 ID:3UHlxXsa
ちなみにボクあたりの羊氏の検証を申します
カレは60歳前後、特徴はハゲ、チビってことですね。異状ともいえるロリコン癖
が5年前に発覚して、依頼無職のブンボー
カレの作品はうもれてめだたたない小説をさがいてはアレンギしてコピーしてる
じじいですよ。ぼくあたり作家やったますのでよくわかるわけですよ
みんなで羊をつぶしませんか
90 :
コギャルとH:02/09/28 12:30 ID:/4mmPcYD
私はこの作品は名作だとおもいます。
92 :
ホーマー:02/09/28 12:35 ID:ho/ruXEQ
>>89 自己紹介してるの?。
作家やってるわりには文が下手くそだし、誤字だらけ。
何だよブンボーって。
あー恥ずかしい。
93 :
中学教師:02/09/28 12:42 ID:mgJyFLxi
89の作家さんへ
正直、僕は楽しんでますが、なにか?
94 :
羊:02/09/28 13:40 ID:jW4gnMhi
≪訂正コーナー≫
気恥ずかしいからなるべく読み直しは避けてましたが、我ながらワラエル箇所を
多数ハケーンしました。
その中のひとつ、bQ0<前面真っ黒のフィルムが.....>もうお気づきでしょうが、
前面(つまりフロントガラスのこと)を真っ黒にしてどない運転せえいうねん?!
つーわけで、前面⇒全面(もちろん、運転席、助手席、フロントは
除くわけですけど)と訂正したいのです。羊のこだわりでした。
95 :
田中尚:02/09/28 13:43 ID:4hxPDuuI
ああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああ
96 :
ヽ(`Д´)ノ ◆xxxxxxX2 :02/09/28 14:14 ID:3tZWP+Wg
期待あげです。
羊さんがんがってください!!
97 :
羊神:02/09/28 14:42 ID:O8szAQcN
ガンガレ!!
98 :
おっさん:02/09/28 15:08 ID:UxZxdREA
いいかな
99 :
ななし:02/09/28 15:14 ID:dpTN51XR
ちなみにボクあたりの
>>89氏の検証を申します
カレは60歳前後、特徴はハゲ、チビってことですね。異状ともいえるロリコン癖
が5年前に発覚して、依頼無職のブンボー
カレの作品はうもれてめだたたない小説をさがいてはアレンギしてコピーしてる
じじいですよ。ぼくあたり作家やったますのでよくわかるわけですよ
みんなで
>>89をつぶしませんか
100 :
おっさん:02/09/28 15:21 ID:UxZxdREA
書き込めました。初めてなんで
単なるおっさんです。すいません。
勢いで買ったPCほこりかぶってましたが
同僚にここ教えてもらいました。
それ依頼、羊氏にはまってます、恥ずかしいですが。
家に帰るとすぐ見て、寝る前にもです。
羊氏を私に置き換えて読んでるのですよ。
今後の展開わくわくしてます。
結末も気になりますが、できれば
長くつづけてほしいのです。
いずれ終わるのは、さびしいですね。
from: 変なおっさん
101 :
シベリア:02/09/28 15:34 ID:xh5vDd/5
えっちネタろびぃでこれほどいいひとたちがレスってるスレも
キセーキ的だな、89以外な、逝ってよし89
一人よがりの痛い香具師は放置が一番。
漏れ的には広告貼る香具師の方がウザイと思われ。
痛い業者がやってるのか、それとも業者にだまされた痛い香具師がやってるのか。
金払って入会して広告張って会員増やせば金が入る? ハハッ。(;´Д`)ねずみ講じゃん
103 :
羊:02/09/28 17:02 ID:xh5vDd/5
bR0 3:30
部屋の蛍光灯を消した。AYUはとっくに終了してた。冷蔵庫の微音とエアコンの音。
閉め切った安物のカーテン。衝動で買ったHARD OFFのシェードランプを点けた。
あゆの寝姿が立体的になり、より一層少女の持つ優美さが強調された。
タオルケット一枚だけが体を包んでいた。静かな寝息は俺に対する信頼の証か。
あゆは上半身を包んでいた。太ももといえる位置近くまで剥き出しになっていた。
スラッと伸びた肢体が艶かしい。ヒップが鮮やかに盛り上がり、腰のくびれが
素晴らしい。潜在的に抱いていた憧憬が、いま現実のものとして横たわっている。
あゆはこのままの寝息を保ち、朝を迎えられるのか、すべては、俺に委ねられていた。
104 :
シベリア:02/09/28 17:15 ID:xh5vDd/5
抑えていたが、つい89を攻撃してしまった。
放置してたが、明確ないつわりに我慢できなかった。
人間ができていませんね、まだまだ、俺は。
スレ主として、責任を感じました。
bR0にて終了とします。スイマセン 羊より
105 :
@@@:02/09/28 17:28 ID:9FKB9C4/
終了!!ソレダメレス
終了ダメレス
続き激しくキボーン
89!なにか言え!ゴラァ
106 :
:02/09/28 17:35 ID:fdUvrKWr
>>104 ここで止めたらゴミスレになちゃうよ。
責任持って1000近くまで使ってちょ!
107 :
羊ファソ:02/09/28 17:37 ID:dklsFbkp
ここでやめられたら・・・ほんと泣きます。
お願いだから続けてください!
108 :
代打山羊:02/09/28 17:48 ID:NmKoiak5
No.31 3:10
もうどうなったっていい。このチャンスを失ったら二度とこないかもしれない、
いや絶対にくるはずがない。俺は息を潜めてベットから立ち上がると暗闇の中を
手探りでキッチンの引出しまでたどり着いた。音を立てないように引き出しを
開ける。
ガムテープだ。
引越しのとき以来、使う機会がなくなんとなくおいてあった物。
まさかこんなときに役に立つとは・・・。
109 :
代打山羊:02/09/28 17:54 ID:NmKoiak5
No.32 3:13
暗さに眼が慣れてきた。
俺は静かにあゆの顔を覗き込む。熟睡している・・・。
そりゃそうだ、いくら大人びてはいるといえ13歳の
女の子だ無理もない。可愛い寝顔だな、そっとしておいて
あげるかと思う優しい理性が俺のなかにまだあることに
びっくりした。
しかし体は正直だ、自分の股間に手をやると小便を漏らしたのか
というぐらい我慢汁でべたべたになっている。
110 :
羊は神:02/09/28 17:56 ID:ly2Lox4G
時に自分をむき出しにしても許す
(妖精との52時間)を書く羊氏は神であって
羊氏の実体がなんであろうと
かまわないのです
待ちます、待ちます
111 :
:02/09/28 17:58 ID:fdUvrKWr
112 :
代打山羊:02/09/28 18:01 ID:NmKoiak5
ガムテープを静かに10センチほど切り離しあゆの口元に
はりつけた。すると苦しくなったのかあゆの手が口元に
むかってが少し動いた。
そのときだ、俺の理性の箍はどこかに飛んでなくなっていた。
力いっぱい、これでもかというくらいあゆの顔面を殴打した。
「ンッギャ」と言う音が鼻から漏れる、もう止まらなかった。
俺はこかんを勃起させたまま彼女を、彼女の美しかった顔を
何度も何度も殴った。
あゆがぐったりしたときには自分自身も絶頂をむかえていた。
113 :
代打山羊:02/09/28 18:10 ID:NmKoiak5
No.33 3:10
もう冷たく固まってきたあゆのマンコに
俺は何度も何度も射精している。
はっとして我に返り横を見ると
あゆは相変わらず静かな寝息をたてて眠っていた。
時間にして5分もたっていないだろうに。とんでもない
夢を見たものだ。
114 :
分析しる:02/09/28 18:54 ID:EMuVKgUy
まれにみる名スレ(予感)が、羊氏の一方的な終了宣言により、一気に糞スレへと滑落したようだ。
私は確信していた。1000スレに到達したとき、ちょっとした話題になる名スレになったはずだ。
感性の鋭い好意的なレス主達が(ほらね)と自慢するに違いなかったろうと。羊氏がえっちねたロビー
を敢えて選択したのも、彼なりの美学が隠されていた気がする。
家出少女「あゆ」と「俺」を通し、男の本能を描きつつも、一環した姿勢があった。羊氏はそれを
あせらずじっくり描き続けるはずだった。少女の家出をモチーフに、羊氏は「あゆ」を通して少女の心裏と
普通の社会人「俺」の心裏を描いていた。前半は「俺」を描き、後半は「あゆ」を描く予定だったのではないか。
羊氏一貫性でもって形成されていた名スレの崩壊と、我が娘のように今後の動向を危惧していたものとしては
寂しい限りです。羊氏よ、気分が良くなったら、ひっそりとbR1を書き込みなさい。
115 :
ガッテン系:02/09/28 19:06 ID:N8iOYkrA
本は嫌やったけど
羊はおもろかったでえ
つづき待ってま
116 :
演劇部S美:02/09/28 19:20 ID:/z/QX9Ah
ご飯たべて部屋に戻り、接続してみたら
オドロキました
寝る前の楽しみがなくなるなんて
泣き入りそー
117 :
オイラ:02/09/28 19:25 ID:cKrIvDj8
がんがれ羊
118 :
・・・・・・・:02/09/28 19:34 ID:2WQem/mF
ねっ(w
羊は予定とうりつぶれたでしょう出るくいは打たれるわけですよ
ようするに現実ですね結論は
仮にも作家を職業してると自慢下のしろうと香具師がウザいわけでして
当然の結果なのですねようするに、でわまたね
119 :
h:02/09/28 20:22 ID:O8szAQcN
復活待ってます。いつまでも・・・
120 :
・・・・・・・:02/09/28 20:32 ID:YL3XB5bW
口先だけではなんですので、わたしの作品なんかどうでしょう
羊との違いわかるはづです
日曜日に人が訪ねてきた。三月の最初の日曜日だった。タカオが昼食ーースパゲティ・
ペペロンチーノーーを作っていたので、ハナコがインターフォンを取ると、上のハセガワです、と
女の人の細い声がした。それきり黙っている。「ねえ、ハセガワさんだって」
タカオはフライパンを火にかけながら、知らない、出て、と答えた。仕方なくハナコが玄関に向かったけれど
ハセガワさんという人のことはもちろん知らなかった。
ドアを開けると、髪の長い神経質そうな女の人が、上のハセガワです、ともう一度言った。
ハナコは、下のタナカの婚約者です、ともう一度言った。
とまあこんあとこかな恥ずかしいですけど、これが作家いうものだと私あたり認識してますね。
121 :
たしかに:02/09/28 20:35 ID:YL3XB5bW
≫それなりに文章は美味いですね。あなたのような人にスレたてて書いてもらいたいなあ
122 :
123:02/09/28 20:36 ID:YL3XB5bW
120さんへ
くやしいけどレベル高いとおもう
123 :
浪速ゴン:02/09/28 20:38 ID:YL3XB5bW
俺は美味いと思わないぜ、でも120はプロぽいね
124 :
札幌だよ:02/09/28 20:42 ID:YL3XB5bW
女子校正やってますけど、120はたしかにやると見ました
納得です
125 :
:02/09/28 20:43 ID:XSfQ/l8y
126 :
・:02/09/28 20:43 ID:YL3XB5bW
よくみたら羊の物語つまないね
127 :
:02/09/28 20:48 ID:QQuZ522R
128 :
羊さーん:02/09/28 21:02 ID:SMcfRWSW
間違っていたらゴメンナサイ
120の文章は「海燕」今は廃刊してますけど、その文芸誌で発表されたショート
ストーリーと似てますね。作者は藤野千代さんで「BJ」だったと思う。BJの意味は
ベビージェーン(子供の幽霊)から来ていて、ハナコの恋人タカオのあだ名
だった気がします。この作品の冒頭と同じだったので、つい。
129 :
129:02/09/28 21:12 ID:5+6Bp/U6
130 :
130:02/09/28 21:14 ID:5+6Bp/U6
131 :
:02/09/28 21:14 ID:Sby+cdJI
なんだよーーー、楽しみにしてんのによーーー。
続き読み手ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
132 :
:02/09/28 21:30 ID:ZqDHC5n8
こんな恥ずかしい自作自演はじめて見たよw
133 :
自作自演すげえ:02/09/28 21:59 ID:vpTIMJr6
>>120-126は89?
さすが作家やったます人は、ひと味違うことしますね。
>>89の
>カレの作品はうもれてめだたたない小説をさがいてはアレンギしてコピーしてるじじいですよ。
誤字脱字はいいとしても、主語と述語が対応してないです。
文章全体を見ても、とても日本人とは思えないのですが・・・。
もし日本人だったら、違う意味で才能があるかも。
134 :
@:02/09/28 22:00 ID:ABDRrYPa
135 :
氏ね:02/09/28 22:05 ID:H6JyVDH7
YL3XB5bWうざ過ぎ
パクリの文章もいまいち、というより駄文だね
(・∀・)ジサクジエーン
137 :
山田:02/09/28 23:28 ID:FrTdwR4G
羊氏はもう戻って来てはくれないのでしょうか…
138 :
羊:02/09/28 23:44 ID:OT91zLli
≫89さん
僕はあなたに感謝したい。あなたの発言に対し直接的に反応した自分を恥じてます。
あなたは結して愚か者でないと僕は気付きました。愚か者は僕の方でした。89の発言は
あなた一流のシャレですね?演出した自己讃美に隠された自己卑下ですね。
そして、あなたは僕の終了宣言により、(ちょっと悪ふざけが過ぎたかな)と感じましたね。
そこであなたはさらに演出しましたね。誰にでもわかるレベルの演出を。
それが120、121、122、123、124、126による執拗な自作自演攻勢。誰もがあなたを嘲笑する。
あなたは、(してやったり)とほくそ笑み、(これでよし)と思ったことでしょう。
僕はあなたに感謝します。あなたによって終了し、あなたの優しさによって書き続ける気になりました。
ひっそりと、bR1を開始し、最後までやってみます。
139 :
:02/09/28 23:59 ID:KBS9s16Y
>>羊氏
ガンガレ!!
140 :
127:02/09/29 00:10 ID:tvlagM4w
>>138 ひっそりと、と言いながらageてしまう・・・。
これが一流のシャレというやつですね?
全く感服いたしました。
これからあなた様の名をかたる不届き者が現れることが予想されますので
トリップをつけることをお勧めします。
141 :
羊:02/09/29 00:24 ID:6wSkEtMt
bR1
時が一秒一秒刻むのがわかる。鼓動が一秒間に三度胸を打つ。
俺にとっては一生一代の瞬間だ。結して俺だけでないはずだ。
この少女を利用して、想像しうる一切の性的遊戯を果たせる状況にある。
学生時代の俺の愛読書は西村寿行だった。(夢想幻遊戯、闇に潜みしは誰ぞ、
君よ憤怒の河を渉れ等)典型的なバイオレンス&ハードロマンであるが、一方では
もうひとつの寿行ワールドも必ず展開されていた。いわゆる陵辱の世界だ。
まさに、あゆこそフィクションでない本物の陵辱の餌食となるかもしれない。
俺が?この俺がそんなことが出来るわけがないと不自然に自嘲してみても、
雄の行動を制止できるかどうか、わからない。
142 :
羊:02/09/29 00:56 ID:6wSkEtMt
bR2
あゆが寝返りを打ち、背中を俺に向けた。タオルケットが包んでいた体から外れ、
乱れたTシャツが現れた。そのとき白いショーツが僅かに見えた。コンビニであゆには
内緒で買った3枚のショーツの内の一枚。レースのフリルが縁取られていた。
俺が照れながらも摘んで同時に買ったショーツをいつのまにか履いていた。
たしか、これに履き替えなさいとは言わなかったと思う。どうってことのないちっぽけな感動が
やけに嬉しい。俺は、じっと、眺めた。くの字に曲げられたしなやかな脚と尻のラインまでを。
しっとりと柔らかそうな太ももに指を近づけた。指先が僅かに震えていた。指が震えているので
なく、激しい鼓動が指に震えを伝えていた。接触まで2,3cm。じんわりとあゆの体温が手の平に
伝わってきた。さらに近づけようとしたときだ、俺の指に微妙な抵抗を感じ、未知の世界へと誘う
はずの動きは止まった。
143 :
:02/09/29 01:15 ID:jupNOYKj
頼むから煽りにはのらんで無視してくれ。
よろしく!
144 :
羊:02/09/29 01:22 ID:6wSkEtMt
bR3
俺の指を止めた理由は、臆病だからか?所詮、小心者だからか?さっきの悪夢に恐れたか?
どれもその通りである。だが、もうひとつあった。接触の直前に感じたあゆの体を防御するかの
ような何かだ。女性遍歴なんて皆無といっていい俺だが、何故あのような抵抗感を受けたのだろう。
特別な人に発するといわれてるオーラがある。ひょっとして、人間の自然な営みのなかで
接触してはならぬ者同士が接触を試みようとすると未成熟な雌は独特の防衛的オーラを発する
というなか。もし、その抵抗を俺が無視してさらに接触を試みようとすれば、寝ているはずの
あゆは恐怖感に呼び起こされ悲鳴を上げたのではないのか。
そしてこのオーラは無防備な状態の時にこそ最大の反応を示し、不純な物体の接近であればあれほど
過敏になる。
145 :
羊:02/09/29 01:56 ID:6wSkEtMt
bR4
ならば、公園でのガードレールの時、アクシデントで俺はあゆを支えながらもどさくさに
抱き寄せたはずなのに、接触してはならぬ者同士の接触なのに、あゆは抵抗することなく
笑っていたのは何故だ?起きているときは防衛側は目と耳で相手を判定し大脳に伝達させ
るわけなのか?ということは、あのときの俺は安全と認定されていたわけなんだな。
あらためてランプに照らされているあやを見た。人は眠っているときは体温が上昇しているという。
あゆのような年齢の娘ならもっと熱いのではないか。こちらを向き直したあゆの顔をしっかり
と眺めた。頬が火照って濃いピンク色になっていた。赤過ぎないか?俺はあゆの頬に触れた。
かなり熱かった。額にも触れた、熱い!熱がある。
あゆの剥き出しの脚をつかみ腰を抱えベッドの中央へ寄せた。肩から指先までタオルケットでない
毛布を掛けた。そのときの接触には一切の抵抗を感じることは無かったことに、後で気付いた。
146 :
羊:02/09/29 01:58 ID:6wSkEtMt
今夜はこれにて
147 :
羊:02/09/29 02:08 ID:6wSkEtMt
今夜のおまけ
あゆとあやをたまに書き間違えてしまう。なぜなんだあ〜
148 :
春夏秋冬:02/09/29 02:09 ID:rW33V0AB
羊様。おつかれさまです。
最後までがんばってください。楽しみにしています。
これフラッシュでミニ映画風にしたいなぁ…。
俺は絵が描けませんがw
149 :
春夏秋冬:02/09/29 02:10 ID:rW33V0AB
すいませんあげてしまいました・・。
150 :
127:02/09/29 02:19 ID:tvlagM4w
>>145 おお、意外な展開。
期待してます。がんばってください。
151 :
:02/09/29 02:30 ID:NKLDHqie
ID:YL3XB5bW
は、からく
152 :
:02/09/29 03:36 ID:Xaud43G4
>>147 浜崎、松浦、上戸辺りが好きですか?
続きに期待してます
153 :
///:02/09/29 10:33 ID:aqx3dHw+
やっぱいいですね、サイコーです。
最後までつきあいます、よかった、復活!
お帰り!がんがれ!
うう...感涙です。
152様スルドイ!ご指摘の通りです。
浜崎あゆみ、鈴木あみ、上戸彩、杉浦亜弥、加護愛依、藤本綾、加藤あい、岡本綾、平山綾、
北原愛子、大野愛果なんか大好きですね。
ちなみにマックあたりで小倉優子との偶然の出会いも激震そのものですし、
また、一緒にドンキの帰り道、手を繋いで焼肉屋入るなら、ソニンしか考えられない。
ああ、妄想ってたのし〜
また今後は、140様が言われた通り、コテハンにトリップ付けることにしました。
あいぼん、ごめん!亜依だっだぁ トホ
157 :
。:02/09/29 13:10 ID:q/M3SHFD
藤本綾ちゃん大スキでし
自分と綾ちゃんのできごとのように読んでます。
なんかイイっのひとことです、スゲー
>>155 おっしゃ〜!トリップ付けてくれましたね!
うれしいぜ!
あと、140"様"だなんて照れるぜ!
bR5 8/3(土) 10:30
いつの間にか俺も寝ていた。ソファーから起き出し、あゆの様子を伺った。額に触れた。
まだ熱かった。シーツに落ちていた濡れタオルを洗い直し、その額に乗せた。
あゆを静かに動かしながら、湿ったシーツを外し、そこにバスタオルを敷いた。
あゆの着ていたシャツは汗で体に密着していた。胸の膨らみが伺える。乳首も僅かながら
確認できた。こんなときでも俺ってやつは二元視やってる。触れはしなかったがショーツも
濡れているに違いない。全裸にして着替えさせるか?善意の皮を被った悪戯じゃねえか。
病に伏してる少女を裸にできるか?≪よせよせ、誤魔化すなよ、そうしたいんだろ?≫
なんだか悶々としてるうちに、とにかくコンビニで買ったピンクのショーツと俺のTシャツ、
新しいタオルをあゆの枕元に置いといた。薬を買いに行かなくてはいけない。部屋には目薬と
正露丸しか無かった。あゆの携帯の電源を入れ、いつかのナンバーをメモした。
電源を入れたとき、すかさず着信音が鳴った。慌てて電源をOFFにした。
羊のヴァ〜カァ〜
杉浦亜弥っだれ?松浦亜弥だべ?
あややをヴァカにすな!
ショボン
bR6 11:00
外に出る際、昨夜あゆが履き替えたショーツのことが無性に気になった。
おにいちゃんが出て行っちゃった。ひとりぼっちになる不安感。どこ行くの?すぐ帰るの?
そう聞きたかった。わたしは9時ぐらいには目覚めていた。ただ、まだ頭がボッーとしてたから
起きずに目を閉じていた。それから少ししておにいちゃんが起きた。わたしはあらためてこの
部屋を眺めた。自分の家と較べたら狭くて、散らかっていた。昨夜、シャワーを浴びてから
寒気を感じ、気持ちが悪くなって眠ってしまうまで、わたしは全部覚えている。おにいちゃんは
カーテンが明るくなっても起きていた。何度もわたしのおでこを触っては、冷たいタオルをのせて
くれた。わたしは不思議でならなかった。自分とおにいちゃんに対して。おかあさんでもおとうさんでもない
会ったばかりの人があゆの事を心配してる。それに甘えちゃってる自分が、変。
続きまだ〜〜?
bR7
枕元に置いてくれたものに着がえた。着がえたものは昨夜隠したTシャツ、ブラジャー、ショーツも
一緒にコンビニの袋に入れて、また隠した。買ってもらったトラベルセットで顔を洗い、携帯を
つかんだ。おにいちゃんがこの携帯を触っていた。一度、鳴った。でもどうでも良かった。
まだまだ体はふらふらしてた。ここ東京のどこなんだろう?
「もしもし、リカ?」「あゆ!どうしたのいったい?きのうおかあさんから電話あったよ」
「...そう...いま東京だよ」「ええっ!どうしてどうして?あゆ!まさか、プチ?」
「うん、ちょっとだけだけど、うちのおかあさんに電話してくれない?2,3日で帰るから
心配しないでって、お願いだよ、リカ」
というなり携帯を切り、電源も切った。軽いめまいを感じ目を閉じ、眠った。
bR8 12:00
近くのドラッグストアーで体温計、パブロン、ポポンSを買った。生理用品が目に入った。
そんなことを考えてる自分が可笑しくて、とても楽しくて幸せな気分だった。
違う店では、レトルトのおかゆと適当な食材も買った。もうすぐ姉が都立大学駅に来るはずだ。
さっき祐天寺に住む姉を携帯で呼びつけた。
待ち合わせのファーストフード店に姉がやって来た。開口一番
「で、これからどうすんのよ?やばいじゃない。今日にでも送ってやんなさいよ」
「ちょっと待ってよ、病気だよ、それを聞くために呼んだわけじゃないしさ」
「あんた何もしてないでしょうね?」
「子供とはいっても、魅力的だよ、なにもしてないって」
「あんたロリコン?」俺はちょっと考えた。
「それでいいよ」
bR9
俺はポケットからメモ書きを出し、「頼みたいことってこれなんだけど」と言いながらメモを渡した。
さっき書いた電話番号だ。三つの番号が書かれている。「この番号にかけてくれないかな?
でさ、ねえちゃんの意見は話してほしくないわけ。この三つのどれかがその娘の家だと思う。
親が出たらさ、自分は東京に住む★★です。昨日のお昼に渋谷で亜優香ちゃんと知り会って、
ちょっとだけ家出してきちゃった、といったことを聞いた」
「それから」
「で、ねえちゃんはすぐ送り帰そうとしたが、彼女、少し具合悪そうにみえたので、家に連れて
行って休ませた。今日になって大分良くなった。本人に聞いたら2、3日は絶対に帰りたくない、
と言っていた。その日になったら自分が責任を持って甲府まで送って行きますから心配しないで下さい」
そう話してくれ、いますぐに。
bS0
姉は、納得しない表情をしつつも、最初の番号にかけた。繋がった、姉が指でOKサインを作った。
一つ目の番号がそうだった。母親が出たらしい。俺の指図の通り説明してくれた。
母親がすぐに東京へ迎えに行くと言ってる。だが、姉はそのとき予定外の意見を述べた。
「それでもいいですけど、まだ気持ちの整理がついていない亜優香ちゃんが、それを知って
私の所から消えてしまったら私の責任になるんですけど」と。ナイスな反論だった。
母親は承諾した。ただ父親にこのことを話したとき、どうなるかわからないが、
また消えてしまうような危険性を選択することは無いだろう。ただ、目が覚めたらあゆに一言でも
電話かけさせることを約束した。
最後に母親はこう言ったという。月曜日には必ず帰るように説得してください。
次の日から塾の集中トレーニングがありますから、と。
俺はそのことを姉から聞いて 「ふ〜ん、そういうことかぁ」 と呟いた。
bS1 12:30
あゆは浅い眠りを繰り返していた。おにいちゃんのTシャツを着た。初めての匂い。早く帰って来ないかな。
お兄ちゃんのことはまだよくわからないけど、そんなに悪い人じゃない気がする。
案外、東京っていってもそんなに悪いひとなんていないんじゃないかな。何歳だろ?たぶん働いているんだろうな。
迷惑かな?あゆがここにいて。彼女はいないのかな?わたし邪魔かも。
でもいるようなタイプでもなさそう≪ごめんなさい≫そうだ!改造してあげよう。彼女ができるように。
あのヘアスタイルじゃなんだかなぁ。
ドアの鍵が開く音がした。ビクっとした。誰だろう、おにいちゃんだと思うけど。急いで毛布を顔まで被った。
「ただいま、あゆ」少し声を抑えたおにいちゃんの声。いいしれぬ安堵感に包まれた。
bS2
あゆは寝ていた。この部屋に入ったとき違う匂いがして、なんかくすぐったかった。起こそうかな。毛布のあゆの額に触れた。だいぶ熱は下がっているがまだ熱かった。俺は体温計を入れようと
したが、ちょっと躊躇った。「あゆ、あゆ大丈夫?体温を計るからさ、これ入れといて」
あゆは頷いた。あゆは目を閉じたまま手を差し出した。体温計を受けとるときに、しっかりと俺の
手を握ってきた。「おかえりなさい」
見慣れたTシャツを着てるあゆ。これ洗わないで宝物にておきたいな。
俺は自分の分と、あゆ用の食事を作った。おかゆと牛乳とサラダ、それにビタミン剤と薬も添えた。
あゆの背中に腕を回し、上体を起こした。「自分で食べれるよね?」と言ったら、
あゆは首を振り「ううん、食べれない」
「演出するな」あゆは少し舌を出し、微笑んだ。≪食べさせたかったなぁ≫
bS3 13:30
「ねぇ、おにいちゃん、後で美容室行こうよ、お金なら少し出せるよ」
突拍子も無い言葉に面食らった。「やだよ、行かないよ、お金もいらないって」
「だめだめ、連れてくからね」一応、押し切られた形にした。内心は、以前からイメチェンを考えて
いたし、いいきっかけだと思った。
「そうだ!美容室から戻って、俺がカッコよくなったらさ、お台場行こうよ。それもドライブでね」
「わあ!いくいく、車あるんですか?」
「夕方、レンタカー借りに行くよ」「めっちゃ、たのしみ」あゆはベッドの上で小躍りした。
これが病み上がりなのか、家出娘なのか。
地元の商店街を歩いた。あゆは止めても付いて来た。適当な美容院に入った。
長い時間、俺はされるままになった。チャレンジは終わった。雑誌を見続けていたあゆが、
鏡越しで覗いた。
「いい!!すごくいい」と言いながら、ちいさく拍手した。
手をつなぎながら、俺とあゆは部屋に戻った。
bS4 16:00
「あゆの携帯の電源入れときなよ、鳴ってもでなけりゃいいだろ、外からかけるからさ」
「えっ?知ってるの番号」「当然、チェックしたよ」
俺はレンタカーの営業所へ行く準備をした。あゆは一緒に行くと駄々こねていたが、
少し休ませて上げたかった。「わかった、じゃ、あゆ仕度してるね」
「どんな?」「ひみつですよ〜だ」俺は部屋を出た。
あゆはウキウキしていた。お台場が楽しみでしょうがなかった。大好きな浜崎あゆみのCDを流し、
一緒に歌った。
「おにいちゃん、まだかなぁ、おそいなぁ.....そうだ!」
あゆは部屋を出た。やがて6時になろうとしてた。あゆは得意げに知ったばかりの街を歩いた。
bS5 18:00
最初のコンビニは見送り、少し距離のあるコンビニに入った。そのとき携帯が鳴った。
知らない番号が表示された。誰だろう?おにいちゃんかな、あゆは見知らぬ番号に応対した。
出るなり、相手の声がした。「あっ、おにいちゃん!どうしたのおそいよう」
「ごめんごめん、予約してなかったから待たされたよ、あと30分ぐらいで帰るね。おとなしく
してた?」
「うん、まちくたびれたぁ」あゆはうそをついた。早く買い物して帰らなくちゃ。
コンビニでお菓子やペットボトルを買った。なにもいま買い物をしなくてもコンビニなんてどこにでもあるのに、
楽しみの準備をすることもまた、とても楽しいものだ。袋一杯買った。店を出た。
あゆの背後30mあたり、さっきからひとりの男がずっと付いて来ていることに、
あゆは気付くはずもなかった。男は小走りであゆに近づき、一瞬のうちに笑顔を作り、声をかけた。
bS6 18:30
男は、情けなさそうな表情と人の良そうな笑顔でもって「すいませ〜ん、この街の人ですか?
まいっちゃたよ、道が全然わからなくて、教えてもらえませんか?」男はあゆの目を見ずに
あゆの整った美少女といってもいい顔と、若々しい体の線をみつめていた。その目つきを悟られぬ様、
すかさず、あゆにマップをみせた。「ここに行きたいんですけどね、ただ目が悪いから
地図がよくみえなくて困ってるんですよ、メガネ車にあるんですけど」
あゆは警戒してたが、悪い人に見えなかったし、それに、昨日東京に着たばかりのあゆに道を聞くなんて、
なんだかくすぐったくて嬉しかった。「わたしにわかるかなあ」
「いやいや、僕の変わりに車で地図を見てくれるだけでいいんです」
車は少し離れた裏道に停まっていた。8人ぐらい乗れそうな車だった。
男は中央のスライドドアを開け、「とりあえず座ってください」あゆは無警戒に座った。
後ろのシートに、もう一人男が潜んでいたことに、あゆは気付かなかった。
そのときいきなりドアが閉められた。
本日終了すました。
明日は仕事でし。ペースダウンしちゃうだろうなあ
174 :
、、、:02/09/29 23:15 ID:ff4RHbUH
そんなあ
やだよ、そんなあ
あゆたん
あゆたん
あゆたん
175 :
:02/09/29 23:16 ID:lYGXIRtu
176 :
御堂筋:02/09/29 23:25 ID:mYVxD5RN
スゲーこんな展開にするなんて、だまされた
177 :
ヽ(`Д´)ノ ◆xxxxxxX2 :02/09/29 23:25 ID:avTWOsQu
えええぇえぇぇぇぇぇえぇえぇええぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
178 :
:02/09/29 23:30 ID:7nGhSiMr
>>177 なんで、コテで出てくるん?
名無しでええやろ!ボケ!
179 :
^:02/09/29 23:35 ID:NvwRswUC
あゆちゃんまもってください。悲しませないでください。羊さん
おねがいします。
180 :
!:02/09/29 23:42 ID:avTWOsQu
7nGhSiMrさんに無茶苦茶嫌われてます。(´・ω・‘)ショボーン
181 :
:02/09/29 23:53 ID:7nGhSiMr
>>180 読み物系のとこはスレ主がメインなんでコテはいらないんだよ。
せめてスレ主より目立たないものにしとけ。
182 :
!:02/09/30 00:02 ID:S+SC6VMr
>>181 ふむふむ。
まぁ、言い方があれだが気をつけるよ。
183 :
&:02/09/30 00:11 ID:vrOI7Uo2
ここ今日知ったけどなんかスゴくねー?
本格的ジャン、はまりまくったっす
お気に入りケテー
184 :
:02/09/30 00:13 ID:MFYeCfvF
ヽ(`Д´)ノ ◆xxxxxxX2 さん 厨房は気にするな。
xxxxxxX2 は目立ちすぎだが・・・・・
>>178 厨房、言い方考えろ。ボケ!
185 :
???:02/09/30 00:24 ID:MbA2w4h+
神様、羊様、最後までガンガレー ついていきまし
186 :
:02/09/30 01:44 ID:ArGtyo47
187 :
:02/09/30 20:23 ID:2jrFv+P3
今日もここに来てみますたsage
188 :
蘭:02/09/30 20:24 ID:OCUZ58bj
わたしも厨2のとき家出しったけな、一ヶ月。
あんまりいいことなかったケド、なんだかなつかしいナ
今後の展開たのしみデス
189 :
:02/10/01 01:13 ID:8nBqef9i
age
190 :
:02/10/01 01:14 ID:Okl6Ha12
191 :
:02/10/01 01:24 ID:LNapwked
192 :
、、、:02/10/01 22:00 ID:07Gq8mpr
まだかな、まだかな、はやくはやく
193 :
:02/10/01 22:50 ID:o8b/LrNQ
今日もここに来てみますたsage
194 :
%:02/10/01 23:34 ID:iqnm+Hkk
同じく
195 :
シャン:02/10/02 00:05 ID:XOpgxtUq
萌えぇ
196 :
ななし:02/10/02 12:26 ID:71M98dEk
期待sage
197 :
羊 ◆cspwr2bE :02/10/02 19:42 ID:4cj/fi29
bS7
ドアが閉まるとき、ガチッという嫌な音がしたが、そのときは特別気にも留めることなく、
しばらく事態を把握できなかった。(あっ、ドアが閉まった) その程度だった。自動ドア?
と思うと同時に、後から声がした。
「こんにちわです、せ〜んぱ〜い、すごい子みつけましたね」
あゆはその言葉を耳にするなり、これは普通じゃない。大変なことなってるような、
嫌、そんなんじゃない。この人たちは悪い人だ!絶対そうだ。
≪わたし殺されちゃう、わたし、死にたくない!≫
「出してください!出ます!出ます!」
最初の人が車の中から運転席に移動してエンジンをかけた。その人が、後の人に叫んだ。
「おい!あさえてろ」
「好きなところ抑えてていいですがあ?つうかあ、触っててもいいですかあ?」
「好きにしろ!い、いや我慢しろ」
bS8
後の人が横に来た。スライドドアに寄りかかりながら、あゆがドアから逃げられないようにした。
その人と目が合った。あんまり見たくない目つきをしてた。
突然車が勢いよく走り出した。そのときだった、ものすごい音がしたのは。
現実の恐怖感と重なって、突然の金属音にあゆは叫び、眼を塞ぎ、体を円し身構えた。
bS9
運転は久し振りだった。≪今どきマニュアルでもねーだろうに≫
少し苦戦したが、次第に慣れてきた。あゆの携帯にハンドルを握りながらかけた。
あゆは出なかった。ひとまず部屋のあるマンションの横に停めた。この程度の道幅があれば
大丈夫だろう。それにすぐ出発するし。レンタカーから降りる際、もう一度かけてみた。
こんどは、(おかけになった電話番号は、電波の届かない所にあるか、電源が.......)
が流れた。
≪どうして?電波が...≫俺は、急ぎ足で部屋に行った。チャイムを鳴らしても応答なしだった。
部屋には、居なかった。隠れてもなかった。≪消えてるよ、また家出しったてか≫
あゆの気配が漂う部屋には、小さなポシェットはあった。
200 :
あ:02/10/02 20:22 ID:VwQXgdw5
2げっと
bT0 19:00
何度か携帯にかけた。期待してたが、部屋から呼び出し音は聞こえることはなかった。
同じアナウンスが流されるだけだった。ポシェットのキティちゃんだけが消えていた。
買い物か?しかしだ、どうしてまた電源を切るんだ?
電波の届かない場所だって?風邪の経過が良くなったとはいえ、なにか気になる。
俺は外に出た。
あゆが行きそうな場所といえばコンビニだろう。一軒目の店には顔見知りがバイトしてる。
あゆの特徴をいってみた。記憶にないという返事だった。さらにすこし距離のある店に入ってみた。
ここには顔なじみ程度の店長がいる。
bT1
「来ましたよ。よく覚えてます」と店長があっさりと答えた。
消えた人間の捜索ってあんがい簡単じゃん。30分位前にたくさんお菓子やジュースを
買って行った、という。それだけでも有り難い情報だ。だが、その先なんだ知りたいのは。
俺がそのことを尋ねる前に店長は続けた。
「とっても可愛い娘さんだったから、つい目がその子を追っちゃったんですね。ちょうど店の斜め前
で誰かと話してましたよ」
「どんな感じの人でした?」 「40代かなあ,それですぐ一緒に右の方に行きましたよ」
「一緒に!!...ですか?」
bT2
礼を述べるやいなや店を飛び出た。俺の想像力は極限まで膨らんだ。
とにかく右の方へ走った。1秒でも無駄にできなかった。
あゆは間違いなく、40代にさらわれた。狙いはなんだ?
≪くっそー!あゆに、あゆに手を出すな!≫
携帯が繋がらないわけもわかった。もっと明るかったら遠くまで確認できるのに。
外はすっかり暗くなっていた。
走りながらもあゆの携帯にかけてみた。同じだった。
204 :
羊ふぁん:02/10/02 21:48 ID:gJ4iOvrL
羊さん、がんばって!みんな期待してるぞ!
205 :
羊ふぁん:02/10/02 21:53 ID:gJ4iOvrL
羊物語として読みやすいように編集して
HTML化するのは余計なお世話ですか?
※2連スマソ
bT3
ガッキーンという激しい金属音と、横の人の(うわあぁぁー!)という声が同時だった。
あゆは事情がわからないのが恐ろしくて数秒間身動きできなかった。顔を上げるのも怖かった。
運転していた人が叫んだ「なにやってんだ!!」というなり、車の急ブレーキをかけた。
あゆはその声で顔を上げた。横に座って体を触ろうとした人が消えていた。ドアが開いていた。
いまなら逃げられる、でも怖い。≪おにいちゃ〜ん!≫逃げたらきっと殺されるに違いない。
逃げなきゃ、逃げよう、逃げよう。
いまなら“月野うさぎ”になれる。きっと、なれる。携帯を探した、≪無い!ないよう≫
するとスライドドアの下にグシャグシャになってつぶれた自分の携帯が落ちていた。
bT4
≪どうして〜!あゆの携帯が...≫それを掴み取り、利き脚を力強く踏ん張り、
「へ.....ん.....たいぃぃぃ....ジジィィィィィ!!!!!」
と吐き出すなり車を飛び出し、思いっきり走った。何人かの人達が近くにいたが、この出来事に
対し、なんにもわかっていない顔をしていた。心臓が壊れそうだった。でも走るのをやめたら
また捕まってしまう。どこを走っているかまるでわからない。おにいちゃんの部屋から遠くない
ことだけはわかっていた。「お、おにいちゃ〜ん!おにいちゃ〜ん!」
どこを曲がっても始めて見る街の景色。夜のせいでなく、通りが滲んでよくみえない。
「お...にいちゃん...あゆ、もう走れないよう...」
≫204
誰も見てないと思ってました。
それでもマイペースで最後までやるつもりでしたよ。
時間はかかりますけど、投げ出しません。
209 :
羊ふぁん:02/10/02 22:44 ID:gJ4iOvrL
>>208 多分、たくさんの期待してる人が見てると思います。
マイペースでいいです。がんばってください。
小説家になれるよ。でもこの話を出版したら捕まるな、うん。
bT5 20:00
何人ものすれ違う人に尋ねた。俺を喜ばしてくれるような返事は無かった。
警察に通報するか?交番に行って、あゆと出遭った経緯から要求してくるに違いない。
だから女の子が消えた、違う!誘拐されたんです。(それは間違いないですか?もう少し待てば
帰ってくるとか、それにおたくは何故その子と....) ああ、まどろっこしいぜ。
きっと俺が懸命に説明するテンポの3分の1くらいで聞き取るに相違ない警官。
常識からすればそうするべきだろう。
俺がこの俺が探し出してやる。寄り道なんかできねー。
俺は走った。何十回めかの角を曲がった。
そのときだった。50mほど先の歩道に人がうずくまっている姿を見た。
211 :
Taro:02/10/02 23:29 ID:j3++wevv
羊さぁん、期待して待ってます。ゆっくりで十分ですので最後までおながいしまふ。
212 :
羊さんよ:02/10/02 23:36 ID:LxazYdhJ
この三日間くらい毎日覗いてます。センスあるね!どんな展開になるのか楽しみでし
213 :
:02/10/02 23:39 ID:unvS1yGx
sage進行で行こうよ。
bT6
それが見えた瞬間、俺は走るのをやめ、何故か立ち止まってしまった。
飛び出しそうな心臓の高鳴りと呼吸を整えた。
その何かを冷静に見据えた。おぼろげに確認できる着古した俺のTシャツ。おそらく、きっと。
間違いない。確信より先に走り出していた。
「あゆ!!あゆ!!」
あゆの頭が動いた。顔がこちらを向いた。警戒の色が消えたと同時に立ち上がり、大きな声を出した。
「おにいちゃーん!!」あゆも走って来た。
俺はあゆの目の前で立ち止まった。通りでドラマやるには、かなり恥ずかしい。そんな俺を無視して、
飛びついてきた。あらん限りの感情を俺にぶつけ激しく啼き、しがみついて来た。
嗚咽の震えだけでない震えも感じられた。
再開めっちゃうれしいっす
216 :
215:02/10/02 23:52 ID:ar0aB5Nj
ごめんなさい、名前欄消し忘れましたm(__)m
bT7
こんなとき彼女なら腰を抱いて歩くのかもしれないが、あゆの手をしっかり握って歩くことに
した。啼きながら、懸命に少し前に起きた恐怖を説明しようとしていたが、言葉になっていな
かった。「いいよいまは、なにも話さないほうがいいって、こうして会えたし」
ぽつんぽつんと吐き出すあゆの言葉をつなげて、事の経緯や出来事を理解した。
俺は、そいつらを殺してやりたい気持ちを奥歯で耐え、ポケットの中で拳を作った。
少しだけあゆの気分が落ち着きを取り戻したとき、ふいに「だっこしてほし」と呟いた。
したいけど、この通りには顔見知りがいる「あとで」と無理にそっけなく答えた。
ほんとにだっこしてほしかったのかどうかは、わからない。
「おにいちゃんって、全然にてないけど、タキシード仮面に見えちゃった」
あゆがほんのちょっぴりだけ微笑んだ。 ≪タキシードってなんだあ?≫
本日、これで。
まだまだ、終わりません。
しつこくて長くて スマン
219 :
:02/10/03 00:17 ID:Owu3yPZj
タキシード仮面!!??w
220 :
:02/10/03 00:19 ID:tM4ODQ8w
≫198
{体を円し} ってないよね
{体を丸くし} だよね、 フツウ トホ
222 :
:02/10/03 00:36 ID:tM4ODQ8w
223 :
にゅ:02/10/03 00:38 ID:6KydRna1
いい!面白い!出版は無理でも同人誌って手がある!マジでいいよ!
(多分、同人に出したらすっげー話題になるんだろうな〜〜)
224 :
ゆう君:02/10/03 00:47 ID:db8/fCd/
今までROMってましたが・・・
いいです、かなり。 想像しやすい文章構成がGOOD♪
期待してます 羊さん 頑張ってください
225 :
、:02/10/03 01:28 ID:kf9WRiGJ
よっしゃあ
226 :
風俗嬢:02/10/03 01:37 ID:hWhNkdp3
ダマサレマシタ私 エッチネタデ
コンナイイモノ、アッタナンテ
ワザトラシクナイ、羊サンノ感性ガ スゴイデス
マイニチ チェックデス
その文才がうらやましいです。
228 :
まー:02/10/03 02:13 ID:ZQnhv3S0
age
229 :
マキマキ:02/10/03 06:25 ID:m2i+Yv/e
age
230 :
最新号:02/10/03 06:29 ID:nlyFfWOB
231 :
:02/10/03 11:51 ID:Qy2IYAhv
タキシード仮面は
セーラームーンの漫画の、お助け仮面みたいな人
タキシードにシルクハット、仮面舞踏会?乱交パーティなどで用いられそうな目だけ覆うマスク と言ったスタイル
突然、セーラー戦士がピンチな時にどっからともなく、バラを投げつけ敵がひるんだ時に、「誰だ」と思ったら
毎回電灯の上などに立っており、敵がひるんでるスキにセーラームーンにとどめをささせる
バラおを一本高いところからなげるいがいの行動はあんま見た記憶がない(アニメ参照)
一応解説
232 :
:02/10/03 18:11 ID:ZQnhv3S0
age
233 :
にゅ:02/10/03 19:13 ID:6KydRna1
敵「誰だ!」
タキシード仮面「私の名前はタキシード仮面!さー、セーラームーン!
今週の標語は『おじいさん、おばあさんを大切にしよう!だ!』さらば!」
セーラームーン「あ〜、タキシード仮面さま〜〜〜(惚)」ってなかんじ、
一応解説
234 :
:::02/10/03 20:01 ID:DD3//Arx
羊さま
いつまでもこのおはなし終わらせないで
って、むりだよね 博多の厨子
235 :
:02/10/03 20:02 ID:qHVw4awu
236 :
TT:02/10/03 20:05 ID:qTVYX6AM
羊さんおもしろいっす、でも21世紀になってセーラームーンですか?
237 :
;;;:02/10/03 20:23 ID:DD3//Arx
≫236
古いとか新しいとかでセーラームーンを使用したんじゃないと思うよ
あゆのちっちゃいときに一番印象的だった勧善懲悪アニメがたまたまそれだっただけでしょ
今のアニメのヒーローを用いると、あゆが馬鹿っぽくみえませんか
238 :
ゆーた:02/10/03 20:38 ID:rAVZ2Vl4
折れもそうおもった
最近のアニメキャラをモチイルトあゆのイメージが下がるとおもう。
セーラームーンとあゆとの時代的距離感ちょうどですね
239 :
TT:02/10/03 20:40 ID:qTVYX6AM
確かに14歳でアニメの主人公みたいにやったら、あゆのヒロインとしての価値が
さがるわね237さんありがとね。
240 :
1ファン:02/10/03 20:40 ID:bC3gHJXx
面白いですね〜
今では食後の楽しみ寝る前の楽しみになっています
241 :
羊、イイ(・∀・)!!:02/10/03 20:49 ID:JByQgvGd
このスレ今初めて読んだけど面白いよ>羊。
特に何気なしに
>>1読んでたら本当の話みたいに思えたし、
>>103、bR0
なんかはその場の状況が容易に想像がつく。続きも期待してるよ〜。
じっくり書いてちょ
242 :
555:02/10/03 21:11 ID:W4V9zQYJ
自分はケチつけるの好きで、うむ、これは
とつっこみたくなっても、その後の
圧倒的な羊の感性になにもいえなくなる
たしかに103には羊の素質それが伺える
最後の行なんか、いい表現だなとマジ思った
これからも厳しい目で、楽しむぞ
103を情景描写が得意な作家が書いても、
羊の柔軟な感性に勝てないと思う
243 :
女の子:02/10/03 21:12 ID:5h9U+9hS
244 :
:02/10/03 21:40 ID:4VZ7qwf+
今日も期待しつつsage
245 :
羊 ◆cspwr2bE :02/10/03 22:36 ID:N/iZpmSz
bT8 21:00
社会人となって5年、満たされた日々は無かった。学生時代もそうだった。それを意識するのが
嫌で、ちっぽけな欲望を満足させ、紛らわしていた。では、なにを得れば満たされるというのか。
仕事関連のスキルを上げることでも、物欲でもない。彼女が欲しいだけだ。
なあんだそんなことか、そんなことだ。何年も俺の頭の中でそのことが支配してる。
あゆが一度寄ったコンビニに入った。買い物カゴを渡し、自由に選ばせた。
おそらく、さっきとまったく同じ菓子類を詰めるだろう。あの店長がレジに立っていた。
彼女が出来る気配すら無かった。一応、微かな期待を秘め、コンパにもよく参加した。
沈滞ムードの時に道化役をやって、場が盛り上がれば、いつのまにか隅っこで飲んでいる。
今夜出会ったばかりだという男女が、途中で消えてしまったり、お持ち帰りをやってしまうなんて、
俺には奇術か催眠としか思えなかった。
店長に会釈した。あゆと俺を交互に見ていた。
246 :
:02/10/03 22:43 ID:4VZ7qwf+
続きキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
bT9
「お陰で無事みつかりました。僕の従兄妹なんです」店長のおやっ、といった顔つきに答えた。
「よかった、よかった」と喜びつつも、、あゆが店内を回っている姿を目だけが追っていた。
このまま俺の人生が淡々と消化してゆくのであれば、俺自身が夢中になれる楽しみを探し
出さなければ、と頭のどこかで考えていたのかもしれない。そして、あゆとの出会いだ。
「これいいですか?」 あゆが駆け寄って来た。使い捨てのフラッシュ付きカメラだった。
そういえば、カメラを持っていなかった。当然だ、いままで何らかの被写体を撮りたいと
思うことがなかったんだものな。店を出た。
248 :
羊ファン:02/10/03 22:59 ID:NlRNmFBR
リアルタイムキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!
bU0
「あゆさあ、家に電話してほしいんだ」あゆの手が少し離れた。
「でも.....」というなり、ポケットから痛々しいまでに無残につぶれた携帯を取り出した。
恐怖の出来事は掻い摘んで聞いたが、携帯の電波が届かなかったような理由まで聞いていなかった。
「どうして、そうなちゃったの?」
あゆは自分の想像と見た状態を織り交ぜて話してくれた。
「だからね、これ死ぬまで大事にしようと思って」
車に乗り込んだときに落ちた携帯がスライドドアに挟まったらしい。それで突然ドアが開いて
あゆは逃げることができた。「怒られちゃうね、買ってあげようか?」と俺。
あゆはそれには答えずに「電話するね、おにいちゃん」
250 :
水虫:02/10/03 23:12 ID:3RSzB7j3
羊さんもこの板書きながら見てると思うが、みんなの反響を見て、嬉しいのと同時に、プレッシャーがかかってると思う。でも、誉めたくもなる罠 大丈夫と思うがなるべく自由にがんばってもらおう!
≫250様
図星です。
プレッシャーです。
クスグッタイ誤算ですが、
これまでのペースを
淡々と維持します。
252 :
鬼畜王:02/10/03 23:34 ID:ywrditsZ
羊さん楽しく読ませてもらってます
頑張ってください!
bU1
あゆは俺の腕を掴み、緑の電話まで引っ張った。
「先に言っておくけど、昼間、俺のネーチャンがあゆの家に電話したんだ。で、ネーチャンと
居ることになってるから。ネーチャンを出してほしいとあゆのお母さんが言ってきたら、
夜働いているから、帰りは朝になると答えること。それから、大事なことだけど、帰る日をはっきりと
言わなければだめだよ。それができたら、お台場に行こう」
あゆは、大きく頷いた。
電話は、母親がでたらしい。話した時間は2分位だった。あゆは二日後に必ず帰ると言った。
最後のあゆの一言は不機嫌だった。「わかったよ、もう、わかってるよ」といい、切った。
俺はあゆが電話してくれたことがとても嬉しかった。
あゆが電話で不機嫌になった理由は塾のことだ。ただ、それだけだ。
bU2 21:30
途中、豪華な他人のマンションの入り口でさっそくあゆの写真を3枚撮った。
腕を伸ばして二人の写真も一枚撮った。
俺が住む老朽賃貸マンション(どうみてもアパートなんだけど)に着いた。レンタカーを何気に
見た。駐禁の黄色いステッカーはぶら下がってなかった。あゆに、今夜お台場に行くレンタカーだよ、
と説明するのを忘れた。
体中が重かった。極度な安心感の後の脱力感と走り回った疲労感が重なっていた。
部屋で出掛ける準備をした。
「ああ、なんか腹すいたよ」と俺はいいながらベッドの上に倒れた。
「あゆも、すいちゃった」といい、俺の真似して少しの時間、横になった。
255 :
にゅ:02/10/04 00:02 ID:OUPymtkc
おもろい!面白い!いい!初期のころ、「投稿したら、たいーホ!」ってな
意見あったけど、どこが?全然問題ないやん!OKだ!プレッシャーは、
気にせず(無理や!)がんばって!自然に行こう!ペース遅くなっても
みんな待ってくれるって!
256 :
:02/10/04 00:04 ID:oz5Hfk3t
sage進行で静観しようよ
bU3
事件からあゆは少し変化した。俺に対する態度が。それまで漠然と東京で見失ってはいけない人から、
離れてはいけない人になったようだ。まだ子供とはいえ、いまこの人生の一切をこんな俺に委ねている。部屋に入ってもシャツを掴んで離さなかった。何がそうさせているのか、説明はできない。
俺といえば、すっかり少女の醸し出す甘酸っぱい世界に浸りかけている、ということだ。
また、落とし穴がなければいいが。
一応、マクラと毛布を1セット持った。あゆの持ち物も全て持たせた。そのときは意識しなかったが
あゆの脱いだ下着類は、そのまま部屋のどこかに残された。
外に出て、大きなレンタカーの前に立った。「あゆ、これだよ」
「あー!お引越しのトラックだあ!すご〜い」あゆははしゃいだ。
突然行って、借りられたのは、アルミバンの2トントラックだけだったのだ。
今夜は
終わりマスタ
お疲れさまでした。
次回も楽しみにしております。というとプレッシャー
になるかもしれませんが。
260 :
,,:02/10/04 00:49 ID:A8TEzV+Z
そうかトラックがでてきたか、やられた、脱帽っす
初期の頃、32でオモロイいうたもんです
自分の見込みに狂いがなかったことが
めちゃ嬉しいわ おやすみなさいです
262 :
"":02/10/04 02:25 ID:8SWuwDYV
おもしろいです!
明日も頑張ってください(〃▽〃)
263 :
えろん:02/10/04 02:41 ID:560pGpFR
いいよっいいよ! 羊さん!!
たのしみみしてるよん!!
264 :
マジ?:02/10/04 05:01 ID:sP7jEvlz
おはよう、あゆぴ〜ん キャワイイナア イイナア ウラヤマヒイ
激しくイイ!
266 :
**美:02/10/04 19:53 ID:lgyCQ+PJ
帰ってきたら、まっさきに、このスレ覗くのわ、ナゼ
bU4
遊園地の乗り物のようにあゆは喜び、トラックに乗り込んだ。荷物を一個追加した。
あゆの足元に適当に積めたダンボール箱を置いた。「しゅっぱーつ!」 間違ってロー発進してしまった。
あゆがつんのめった。シートベルトを装着させた。やっぱりディーゼル音はうるさい。
聞いた話だが、2tトラックが一番うるさいらしい。大型になるにつれ、エンジンの音は低く
微かな唸りを感じる程度らしい。その重厚な響き、軽油の匂い、景色の爽快感と存在感から離れられなくて、
職業として大型に乗り続けるドライバーが大勢いたとしても、充分理解できた。
なにはともあれ、夕食が先だ。あゆは昼におかゆだけだったし、俺もまともに食べていなかった。
学校の先輩が経営している駒沢の店に行った。俺が降りるより先にあゆはトラックから飛び降りた。
つい数時間前が嘘のようにすっかり元気を取り戻していた。遠く離れた見知らぬ街で、不安より
好奇心が事件を忘れさせているのか、忘れようとしてるのか、
今後、あの出来事によるトラウマを惹き起こすことは無さそうだ。
bU5
先にあゆを店に入れた。先輩は俺の顔を見るなり (マジかよ、誰?) と言わんばかりの表情をしてたから可笑しかった。
「いらっしゃい!お客さんを連れて来てくれるなんて、めずらしいね」 それだけか?違うだろ、
どうせ明日あたり携帯に掛けてくるはずだ。 (あの子、なに、誰、どうゆう関係だ?どこで拾った?)
テーブルに近寄ってきた。よそゆき声で注文聞くな!それにいつもはテーブルまで来ないじゃねーか。
「ラーメンと餃子とライス、あゆは?」 それを聞くなり、「あぁ、あゆさんという名前ですか?」
あゆさんでなく、見た目から”あゆちゃん”だろうに。≪落ち着け、先輩!≫
bU6
「あゆも一緒がいい、おにいちゃんと」
「お、おにいちゃん!!!になってるしぃ」と先輩。
「そうだよ、おにいちゃんだよ」 といい、ぷいっと横を向いた。
食べきれないぞ、と言おうとしたがやめた。楽しみが残る訳だし。案の定、あゆは残した。
俺は、「もったいないなあ、食ってやる」といい、あゆのラーメンをスープまで飲み干した。
≪間接成功!≫
店を出たときあゆが言った。「変なおにいちゃん、自分の分は残して、あゆのは全部のんじゃうんだもん」
玉川通りを走り、首都高3号を三軒茶屋から乗り込んだ。渋滞を懸念したが、
思ってた以上に道路は流れていた。
六本木を通過するとき、右に見えた建築中の巨大な超高層ビルが異彩を放ち、不気味ともいえる存在感があった。
270 :
サラ金マン:02/10/04 21:31 ID:V7CgVerB
やるねぇ!おにーちゃん!
bU7
このトラックのBGMは選択の余地がなかった。AMのラジオだけが付いていた。普段はあまり耳にしないAMだが、
あゆには良かったかもしれない。和製ポップスが頻繁に流れるからだ。
だが、どの曲も1分程度のノンフェードというぶった切りで終わり、CMへ飛んでしまうのは、いかにもAMらしいと思った。
あゆは膝を抱え、さっきから何かの歌を口ずさんでた。食べたばかりだというのに、お菓子を袋から出し、俺の口の中に入れてくる。
たしかに嬉しいが、それより俺は運転に集中していた。前方が二股に分かれる。
右のカーブへ、するとすかさずこっちが優先でない合流が来た、緩やかなアップダウン、左カーブ、また合流。進路変更とかなり気を使う。
夜の首都高は爽快だが、運転慣れしていない俺には、お菓子どころじゃなかった。
bU8
それなりの年月東京に住んでいるとはいえ、夜のドライブはあまり無かった。
ましてや、頭上の道路から眺める都会の景色とはほとんど縁がなかった。
その上、初めて体験するトラックの運転席から眺める明かりの数は、
一般的な乗用車から見える景色とは比較にならない。
突然、あゆが歓声をあげた。東京タワーだった。塔全体にライトアップされてはいなかったが、
根こそぎその形が目に入り、たしかにあゆでなくとも、いい感じだった。
「おにいちゃん!みて!みて!東京タワーだよ、やったあ」
みてみてって、見たくてもチラチラとしか見れないんだって、タワーより、あゆの笑顔だよ。
あゆの溌剌とした動き、物事に対する反応がとても素直だ。
上下に飛び跳ねるように歓喜する姿がとても愛らしい。明瞭に聞き取れる発音は、
トレーニングした者の発音と違う心地良さが感じられた。
純真ともいえる心を持つ者だけが発することができる透明な言葉の響きか。
bU9
東京タワーが後方へ消えたとき、あゆがポツンと言った。
「ラーメンのおじさんは、おにいちゃんの知り合い?」
「うん、学校の先輩。三つ上だよ」
「あんまり好きでない」
何が好きでないというんだろう。別に悪い人間じゃないし、普通の人だ。
「でも、ラーメンとっても美味しかったね」とあゆがそう続けた。
非難を含んだ自己主張をした後に、すかさずフォローしてる。
それができる年齢だったか。
bV0 23:30
あの店での僅かなやりとりであゆは何を感じたのだろう。
(あの人はあまり好きでない) という言い回しは、嫌いであると言い切っているに等しい。
ならば、俺のことは嫌いでないということであり、飛躍すれば、“好き”となる。
もし、あゆがこの街で出会った人間が先輩だったとしたら、どうだろう。俺は先輩の人柄を過去から
辿った。
あゆの言う通りだった。その清い心と瞳に映る先輩は、あゆにとって害悪と化していただろう。
この俺だって.....あゆ、何故、良いおにいちゃんなどと、勝手に判断してる?
あまり慕わないでほしい。迷惑だ。俺だって悪いお兄ちゃんになりたいんだ。
あゆと出会ったときから、悪い事を考えていたのだ。
俺の手を握りたいみたいだった。近づいては離れるちいさな白い手。
だが、その左手は望んでなかったシフトレバーに操られていた。
道路は右に大きくカーブした。
275 :
:02/10/04 23:49 ID:aQOt5517
今夜も楽しませてもらってますsage
羊は羊のままなのだろうか・・
276 :
a:02/10/04 23:55 ID:YE6j1cbi
いずれ狼に・・・。
277 :
"":02/10/04 23:56 ID:8SWuwDYV
>あまり慕わないでほしい。迷惑だ。俺だって悪いお兄ちゃんになりたいんだ。
ここらへんがよかったと思う。
イイ!(・∀・)
頑張ってください。
278 :
ss:02/10/04 23:56 ID:m24MhdPs
bV1 8/4(日) 00:00
突然、視界が開けたと思ったら、左に広がる東京湾が現れた。眩いくらいだった。手前に見える晴海ふ頭。その向う全体がお台場
だった。斜め前方には電飾されたレインボーブリッジが鮮やかに浮かび上がっていた。
感激を抑えきれず、矢継ぎ早に質問してくるあゆ。説明できるほど東京ベイ界隈に疎かった。
なにしろ、3年前に付き合いでイベントを見に来ただけだったから。
あゆはレインボーブリッジの中間あたりで何枚か写真を撮っていた。
使い捨てカメラのシャッタースピードで、見た目を撮影できるとは思わなかった。
ついでに運転してる俺も撮られた。
「東京に来てヨカッタ!ありがと、おにいちゃん!」
「うん、そうやって喜んでくれてると、来た甲斐があるよ」
台場出口で降りた。車は結構多かった。カップルたちにとっては、いま最高のエリアなんだろうな。
うらやましいな。心底、追い抜いて行く車をみてそう感じた。
正直いえば、こういった旬の場所に行きたくなかった理由は、こういうやつらがウヨウヨしてるからだ。
bV2
お台場の位置関係は頭に入れておいた。トラックは不思議だ。どこにでも駐車しても良い気になってくる。
ちょっと顰蹙もんの場所であっても、少しぐらい停めても平気なんだと思ってしまう。そんなわけで、狙って
いた場所にレンタカーを停めた。早く、早くとせきたてるあゆ。どこから眺めても東京の夜景は見ごたえがあった。やっぱりカップルが多い場所は、良いスポットだった。俺とあゆは遠慮せず好きな場所を確保した。
べったり抱き合っている何組かが楽しんでいた。あゆはそれをみて笑っていた。「うわ、ラブラブだあ」
果たしてあゆの年齢の女の子達に性欲はあるのだろうか?異性からの行動によって芽生えるのか、それとも
芽生えているけど秘密にしているだけなのか。俺は、あると判断したい。あゆもきっと性欲はあるはずだ。
いつか自分も、回りのカップル達のように大好きな彼氏と、ああなりたい、と
好奇心は充分すぎるほど備えている。導く者がいないだけだ。(導く者か.....)
bV3
あゆは身長152cmだと質問に答えた。体重もスリーサイズも俺の興味外だった。
何故なら、そのルックスとスタイルを見てるだけで充分だからだ。
場所を変えてみた。きれいなコンクリに座り込んでる人達が多かった。真似してみたかった。
俺は座ってみた。すると全身の余計な力が抜けた感じがして、とても気持ち良かった。
すかさず「あゆも座る」といい俺の真ん前に座った。俺の脚が邪魔なのか、割り込むようにして前に座った。
必然的に俺の脚は開き膝を立てた。その中に守られるようにして背中を向け、あゆは座った。
あゆの腰のあたりと、俺の股間が触れる距離だ。カップルならそのまま男の体にもたれて彼女を抱きしめ、
キスを始めちゃうに違いない。
俺たちはそんな体勢だったとはいえ....「おいにちゃん....」そんな関係に発展するはずがなかった。
だが、現実は俺の予想を裏切った。
「おにいちゃん.....」と、もう一度あゆは小さくつぶやき、俺にもたれてきた!!
本日、これまで
283 :
"":02/10/05 01:35 ID:c3p2mhKu
気になるーーー!!
明日も頑張ってください。楽しみにしてます(〃▽〃)
284 :
:02/10/05 01:43 ID:/23cjXUj
ここで止めるとは・・・
285 :
:02/10/05 02:12 ID:38wV/xD7
寝れない
286 :
右京区:02/10/05 02:26 ID:KYqQHC1R
ついに
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!!!
とうとう
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
たいへんだあ
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
気になる激しく気になる
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
287 :
。。:02/10/05 03:16 ID:PkVa1jkV
あしたこそ??????
あしたこそ??????
あしたこそ!!!!!!
288 :
:02/10/05 08:01 ID:otj2UJXo
お前らもちつけ!!
/\⌒ヽペタン
/ /⌒)ノ ペタン
∧_∧ \ (( ∧_∧
(; ´Д`))' ))(・∀・ ;)
/ ⌒ノ ( ⌒ヽ⊂⌒ヽ
.(O ノ ) ̄ ̄ ̄()__ )
)_)_) (;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)(_(
289 :
鬼畜王:02/10/05 09:59 ID:zSmEs90j
続きが気になる。。
微妙なタイミングでCMに入られた気分でつw
290 :
羊神:02/10/05 11:59 ID:BQzZtlaR
>279にグッ!
〔正直いえば、こういった旬の場所に行きたくなかった理由は、こういうやつらがウヨウヨしてるからだ。〕
いえてるいえてる 織れがそうだ。野郎と一度はいってみても
やぱーり彼女いないと、行きたくても、行けねえんだよね
羊さん、これからも、こんな織れに夢をください。
〔塗装工〕
test
292 :
ソクラテス:02/10/05 12:23 ID:ky5FJ19W
神は舞い降りた
ついに
長い兆候の過程から
確実に姿を現している
これは、最高の
バイブルだ
293 :
**美:02/10/05 13:33 ID:d6iTbopS
ワクワク
ドキドキ
マテナイ マテナイ
294 :
(・∀・)/:02/10/05 14:11 ID:c3p2mhKu
えっちねた板で一番の優良スレとはここですか?
295 :
・・・:02/10/05 14:19 ID:gk/SamAH
294
はい、そうダス、ここは異空間なのら
神の領域なのら〜
296 :
:02/10/05 14:30 ID:R1GFYhFd
仕事にならないよ!!
プンスカ!
297 :
OL:02/10/05 14:57 ID:ZpHfNnJw
pcもってないから、会社でコソリみてる
仕事ナンナーイ
見てる人もかなり良心的なレスばかり。全く荒れてないのが素晴らしい。
299 :
294:02/10/05 19:09 ID:c3p2mhKu
優良スレ ハケ----ン!!(・∀・)
今後チェキの予感
300 :
高校教師:02/10/05 20:19 ID:nHVfsh2q
300ゲット!
301 :
ー:02/10/05 20:55 ID:8++ZcBgB
302 :
:02/10/05 21:01 ID:zBJeTWIB
303 :
:02/10/05 21:16 ID:uE5ZN0kC
>>302 糞スレ立てたら駄目ですよ。
削除依頼出してきなさい。
304 :
.:02/10/05 21:23 ID:6yEvTAfG
305 :
!!!:02/10/05 22:15 ID:nDhxlcch
マズイ空気が初めて流れる
楽しみだけは、こわさないでください
306 :
:02/10/05 22:22 ID:otj2UJXo
>>302 ちょっとカウパーじゃ?
ここは、このままで(・∀・)イイ!
荒れませんように・・
Good will may backfire.
It is a tender-hearted Person's trap.
308 :
:02/10/05 22:50 ID:v2gSmdVG
>>307 なろほど。。
しかし、彼は自己中だと思われ
309 :
意味不明:02/10/05 23:07 ID:G6jWKmui
310 :
羊ふぁん:02/10/05 23:07 ID:+Vl/m1hJ
もう・・・なんか・・・ファンクラブ作ろう。ね?
寝れねえんだYO!がってむ!
to 308
Thak you for an opinion !!!
That's right. Is it a wonderful observing eye?
Please become more fortunate than right or wrong and now.
GOOD NIGHT !!!
312 :
,:02/10/05 23:29 ID:FKlxrxHg
308
寂しい消防だね(w
313 :
**美:02/10/05 23:35 ID:A4IcpeQK
>308
羊さんを茶化して、楽しいですか?
314 :
,:02/10/05 23:46 ID:M7X1AyQX
サンマルハチ
ヘタレが
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!
チンカスが
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!
315 :
羊ふぁん:02/10/05 23:49 ID:+Vl/m1hJ
>>308 いいこと教えてあげよう
思われ ←かなり古い
308叩きもうやめよう。うん。
316 :
玄界灘:02/10/05 23:54 ID:o6q6t2NG
(w つまり308はオッサンかいな
冴えないオッサンが、文句いってみましたってわけだ
317 :
羊ふぁん:02/10/05 23:56 ID:+Vl/m1hJ
>>316 Yes,he is.
あと、sageましょう
318 :
玄界灘:02/10/06 00:03 ID:h97NaHP7
でもいいやつ多いよな、ココ
それがなんか、イイ
319 :
羊ふぁん:02/10/06 00:14 ID:PpLVPeR0
羊氏の純粋な心がみんなの薄汚れた心をきれいに磨いているのだ
bV4
あゆの背中が俺の胸に密着した。感触と体温がはっきりと伝わった。微かな風にもなびく
髪の毛がときおり、首筋をくすぐった。肘付きソファーに身をゆだねるかのごとく、俺の
膝に両腕を乗せた。
「きれいだなあ、きもちいいなあ、ねっ、おにいちゃん」
あゆの感触、匂いに陶酔しかけていたから、その言葉を耳にした瞬間、心悟られたのかな、と
思い焦ってしまった。
ポケットの携帯が、こんなときに鳴るなんて。番号を見た。やっぱりな。
「あっ、さっきはありがとうね」
ラーメンのおじさんからだった。
「どうしたんですか?」
「どうした?だってえ!だからつまり、誰?なわけ、なにがどうなったの?」
「えっ?」 俺は白々しくとぼけた。
「またまたあ、だからさ、どういう関係でございますか?あの子とまだ一緒かな?」
「店出て、そのまま送りましたよ」
「そりゃそうだ、だいいちあんな美少女を連れまわしていると、犯罪行為だぜ。たしか未成年は夜10時以降はまずくなかった?」
「知ってますよ、純然たる児童ですからね。でも美少女とかでないとかは無関係でしょ」
「それが違うだなあ、美少女と一緒だから捕まりやすいんだよ」
俺は半分納得し、笑った。
「で、相談なんだけど、さっきの子を一回貸してくれないかな?一回でいいから」
「はあ、貸すんですか?」
「一度だけデートしてみたいんだな、これが、お礼はするし、あの子のほしい物やおこづかいも
ちゃんとあげるつもりだ、できれば明日の夜10時頃とか、店閉めるしさ」
大学時代はたしかに世話になった先輩ではある。あゆを貸せ、だって?あゆを借りてどうするんだよ。
夜会わせてほしいだって?いま自分で言ったばかりじゃん、未成年と深夜一緒にいるのはやばいって。
「一週間待ってもらえますか?」
「まあ、いいけどさ、でさ、どんなんだった?あの子のアソコ」
本日、これで
323 :
:02/10/06 01:54 ID:TE/scvz3
308は302が自己中だと言ったんじゃないのか・・・。
ところで良作品感謝感謝。
324 :
。:02/10/06 03:31 ID:I0mXzi5E
俺も308は302に対して言ってると思うが・・・。
325 :
zzz:02/10/06 04:41 ID:VNrpxDlQ
なるほどね、巷で話題になるだけのことはあるね
こりゃ目が離せません
326 :
308:02/10/06 09:58 ID:3OPGeVYR
302のこと言ってるよ。
>>313 茶化してませんが?
国語の勉強してください。
>>317 古いっ言ってるあなたは・・・以下省略
なんか、煽られたんで荒らしたくなったよ。
どんな荒らし方がお望みかしら?みなさん。
327 :
◆r6siNu2c :02/10/06 15:49 ID:t5pvozPc
1 よ お願いだ
どんな展開になろうとかまわないが
TSUTAYA には間に合ったのか それだけ教えてくれ
328 :
:02/10/06 15:53 ID:JJR0TkfL
329 :
.:02/10/06 15:56 ID:0TyqeZEb
327様
質問にお答えします。
愚羊が18を書き込んだ日時は、9/24 22:02となって、レンタル店に間に合うか
どうかを考えるまでもなく、間に合いません。しかし、この終了日時の表示は、
あくまで実際の時間を表しています。
そこで、この話のスタートがどこであるかを、改めて伝えておくべきと考えました。
始まりは20でなく、18がプロローグであり、スタートなのです。
プロローグには、時間を除きました。
【俺】がビデオを観て、本日中に返却できたかどうかといえば、間に合いました。
【俺】は、”そんな時間帯”に、この夏の出来事を詳細に書き込みたくなったのです。
bV6
「とにかく、一週間後、じゃ」と言い放ち、電源を切った。
電話の間、あゆは俺の左肩に軽くアゴを乗せるようにして、斜め後方のパレットタウンを黙って見てた。
イルミネーションが一番きれいな時間に見せたかった。
「ごめん、電話もう鳴らないようにしたから」
頬と頬の間隔は、5cm位しかなかった。自分の左頬をあゆの左頬に軽くぶつけた。すると、真似をして
押し返してきた。まるで赤ちゃんの頬かと思ってしまうほど、柔らかな頬だった。このふざけ合いからキスへ移行しないヤツは
愚か者に違いない。だとしたら、このときの俺は完璧な愚か者だった。
bV7
何故なら、あゆとの子供じみたジャレ合いに、たとえようもない悦びを感じてしまったのだ。
キスを求め、さらには体をも求め、何もかもが崩れ去ってしまう可能性に賭けるより、その無邪気な
笑顔を堪能できる方が、俺にはかけがえのない時間に思えた。
抑えきれそうにもない欲情が息苦しかった。いま欲情を満たすより、あゆが無心になって心開いて、
接してくれる方が、幸せだった。だから、愚か者を選んだ。
日頃あまり女性に縁の無い、もてない部類の男が、とうてい有り得るのはずない可愛い少女と出会い、
あの駅前で世界一頼られ、女なんか一度も遊びに来たことのない男の部屋に泊まってくれて、
こうして深夜のドライブをして、こんなにも密着してくれる。それらの出来事だけで夢を遥かに
凌いでいるではないか。
bV8 2:00
そんな己の情けなさを、レンタカーへ戻るまで感情の側面で悔いていた。
(最低男だな、女の子が心許してたのに。失礼な男だ、女の子の勇気を無にするなんて。彼女ができない
のも無理もないな、一生そうやって聖人ぶってろ!!)
トラックに乗り込んだ。まだまだ連れて行きたい、自分も行ってみたい所はあったが、そろそろ部屋に戻ろう
かな、と考えていた。
(そうだよ、今夜も一緒に眠れるじゃないか、二人だけの閉ざされた密室が待っている。確実にこの悶々とした
思いは消え去るに違いない、自然の流れだ。) あゆの横顔を伺った。
あゆの元気にも眠気の兆しが、ときおり見え始めてきた。それを気遣っても、「ぜんぜん眠くないもん」
と返事をするだけだった。
最後にお台場を一回りして、高速に乗ろうとした僅かな時間に、
事件は立て続けに二度起きた。ひとつは、また予期せぬ出会いが起き、
もうひとつは、予期してたことに遭遇してしまった。
bV9
予期せぬ出会いを発見したのは俺でなかった。
テレコムセンタービル近くの名前の知らない近代的ビル (なんか古臭い表現だな、それをいったら、
みんな近代的だぞ) の前に1台の乗用車が停まっていて、発進した後の路側帯に、みかん箱サイズの
ダンボールが1個置かれていた。あゆがそれを見つけるなり「あっ、おにいちゃん、あれ見て!なんか置いてったよ」
俺もその直後、それが目に入った。「なんだろうね、車からおっこちちゃったのかな」
「見に行きたい!」とあゆが急き立てる。
トラックを降りて、箱に近づいてみた。「危ないもの入ってたらマズイなあ」
「見てみたい、見よ、見ようよ」あゆがそれに触ろうとしたから、「だめだ!自分でやる」
箱は必要以上にガムテープが頑丈に貼られていた。警戒しつつそれを掴み軽く振ってみた。
ゴソッと何かが中で移動した。軽い。耳を近づけた。
「なにか聞こえるよ、あゆ」あゆも耳を付けた。「あっ!!聞こえた、聞こえた」
bW0
甲高いネコの鳴き声だった。「ネコだあ!ネコが入ってる!どうして?おにいちゃん、どうして?」
あゆは続けた。「あの車がネコ落としたんだきっと、追いかけて返してあげようよ」
俺は急いでガムテープを剥がした。《くそっ!こんなに巻くことねえだろ》俺は舌打ちした。
真っ白な子猫が腹を上に向け鳴いていた。目は最近開いたばかりに見えた。
「早く、返しに行こうよ!車の人、いなくなったの知ったら、かわいそうだよ」
車の特徴は覚えている。追われているのに気付かない車に追いつくのはトラックでも容易だろう。
「早く!返しに行ってあげよ、おにいちゃん!」
俺は左手で箱を持ち、右手であゆの肩を抱いて言った。
「この子猫は返さないよ、あゆ」
「えっ!なんで、どうして?」
「あの車はね、ネコを棄てたんだよ!廃棄物扱いにしたんだよ!わかるか、あゆ!ゴミとして棄てた
んだよ.....返すと、またこの子猫は、同じ思いをさせられるんだよ」
bW1
それを聞いた途端、あゆは言葉を失い、みるみる目が潤み、泣き出した。「どうして.....」
箱は路側帯に残し、子猫をあゆに持たせ、車に戻った。車に乗ってもあゆは子猫を両手で抱え、
胸のところであやしていた。
事件は続いた。一番遭遇したくなかった存在だった。首都高台場入口手前で検問をやっていた。
最初は事故処理をやっていると思った。検問と気付いたのは、手前200mあたりだった。
トラックなら停められやしないと多寡をくくった。あゆは泣き顔のままだ。言い逃れられない。
目の前で、左に寄り停止するよう促された。俺は、あゆに早口で言った。
「あゆ!本当のおにいちゃんにするんだ。そしてこれから世田谷の家に引越しの準備をする、
その前にお台場に来て見た。あゆの年齢は正直に言うんだ、いいね」
俺は、二度同じ事を言った。
bW2
警官が運転席にやって来た。俺は窓を開けた。心臓が高鳴った。免許証を持って来ただろうか?
「お忙しいところすいません、ご協力をお願いします。免許証を拝見させて下さい」
俺は落ち着きなく、ポケットを探った。サイフの中にそれはあった。
免許証の記載内容を覗きつつも、チラチラとあゆをも覗いているのが感じられた。
「レンタカーですね?」
「はい、これから引越しの準備なんです」
「隣のお嬢さんは、妹さんですか?」
「はい、そうです」
「何年生なの?」とあゆに向けて尋ねた。
「中学二年生です」懸命に普通にしゃべろうと努力したような発音だった。
bW3
「おや、泣いてたのかな?どうしたの?」と、警官。
「はい、このネコちゃんがさっき道路にすてられてて、かわいそうだから、たすけたんです、
このネコちゃんがかわいそうだから、ほら」
「そうですか、良いことをしたんだね、じゃ、ま、気をつけて運転してください」
トラックをゆっくり走らせた。心の動揺を鎮めながら。あゆと子猫に、救われた。
本日、ここまで。
340 :
:02/10/06 23:35 ID:Gfv0dHLF
えー、これネタ・・・じゃないですよね?
こんな純粋な子、、いるのか・・・。
341 :
:02/10/06 23:36 ID:Gfv0dHLF
ageてしまった、、スマソ。
330 様
愚問にお答えいただき恐縮至極です
流れの邪魔にならないよう
以後気をつけます
言ってる側から間違えた
s/321/327/
逝ってきます
344 :
&:02/10/06 23:54 ID:12NPtkIx
これは羊ワールドの誕生だ!!!!!!!!
揺るぎなき
表現手法に感服しますっ
346 :
:02/10/07 00:32 ID:JL8gVUN8
347 :
:02/10/07 00:32 ID:JL8gVUN8
348 :
:02/10/07 00:33 ID:JL8gVUN8
349 :
:02/10/07 00:33 ID:JL8gVUN8
350 :
:02/10/07 00:34 ID:JL8gVUN8
351 :
:02/10/07 00:35 ID:JL8gVUN8
352 :
:02/10/07 00:35 ID:JL8gVUN8
353 :
:02/10/07 00:35 ID:JL8gVUN8
354 :
:02/10/07 00:36 ID:JL8gVUN8
355 :
:02/10/07 00:36 ID:JL8gVUN8
356 :
:02/10/07 00:37 ID:JL8gVUN8
357 :
:02/10/07 00:38 ID:JL8gVUN8
まとめてみたけど・・・連続投稿スマソ。
本文が長すぎるって出たからちょびちょびしか出せなかった。
358 :
308:02/10/07 00:39 ID:lP35B7gu
359 :
:02/10/07 06:28 ID:ZeHpHG+f
>358
少なくとも漏れは助かったが。
無駄なレスというと>326あたりか。
360 :
「」:02/10/07 10:48 ID:LsH4dMhB
羊さん、がんばってくださいな。
361 :
、:02/10/07 13:26 ID:dc57cUW5
氏
362 :
:02/10/07 17:27 ID:3Wzva0rz
羊さん、がんばれ。
363 :
:02/10/07 18:47 ID:BpRjit62
読んでます
先が楽しみだ
bW4
パトカーの姿はミラーから消えた。意識して速度を落とし、台場から乗り込んだ。
こんなときに交通違反や事故を起こすわけにはいかなかった。今度は、来た道とはまったく反対の
首都高を三軒茶屋出口まで走ることになる。レインボーブリッジから見る東京の夜景も圧巻だった。
道路はガラガラだった。これが普通の交通量なのかどうかは知らない。
あゆといえば、棄てられたネコをいたわっているような、遊んでるような感じで
すっかり、都会の夜景に興味を示さなくなっていた。おにいちゃん、おにいちゃんから、
ネコちゃん、ネコちゃんになってしまった。軽い嫉妬を覚えたが、これが普通の女の子なんだと思えば、
致し方ないと考えるようにした。名前を付けてあげたかった。
「子猫の名前は“あゆ”にしない?でさ、僕が育てることにしたから」と勝手に決めた。
多分、大丈夫だろう。他の住人も隠れて飼ってるし。
bW5
「ほんと!おにいちゃんが飼ってくれるの?本当はどうしようかな、って考えてたんだよ。
うちに犬が二匹いて駄目っぽいし.....でも、その名前はだめだよう、だって男の子だよ」
「へえー、わかるんだ。じゃ、名前はどうしよう」ちょっと感心した。
「犬も猫も同じなんです。名前はね、名前は、お台場だから、ダイバーがいい!」
「よし!気に入った、決定だ」
「子猫ちゃんは、いまからダイバーになりました」といいダイバーを抱きすくめた。
40分位で部屋に到着しそうだな。あゆは死んだように眠り込んでしまうに違いない。俺も眠い。
しかし、俺はたぶん寝ないだろう。願望を果たすのは今夜だ。そのときの一瞬を伺い、
あゆの寝姿を舐め回すようにして見るに違いない。もちろん、見ているだけで終わるはずはない。
bW6
谷町ジャンクションから3号渋谷線へと向かうカーブの手前で、あゆはダイバーを両手に包みながら
うとうとしだした。やがて支えていた姿勢がカーブの遠心力で崩れ、俺の左腿あたりに、その頭が僅かに乗った。
そのときだ、あゆの体にシートベルトが掛けられていなかった事に気付いたのは。自分だけがベルトを
してたのか。俺は緊急避難スペースにトラックを停め、センターのシート用ベルトをあゆの腰に回して掛けた。
あゆの腰を少し持ち上げたとき、まるで無抵抗とも思える寝姿を見て、激しい欲望を覚えた。
その髪の毛に触れてみた。汚れの無さが髪質に表れているかのようだった。トラックを走らせた。
トラックの加速に苛ついた。後続車からクラクションが鳴った。ハザードランプで詫びた。
今夜こそ俺は俺の手であゆを汚してみたいと、現実と成り得えそうな妄想を描いた。
意気地のない愚か者のくせにだ。
ダイバーがあゆの手から逃れ、こちらに来ようとしてたが、もがくばかりであまり動けないでいた。
bW7
俺は前方を注視しながら、あゆの手の中で遊んでるダイバーのことも考えた。今夜から俺の家族なんだな。
今後、何年共に生きてゆくのだろう。あゆが居なくなったら、ダイバーがあゆなんだ、といった理由だけで
“あゆ”という名前を付けてみたかった。もし、今夜、この手で俺があゆを汚して深い傷を与えてしまったなら、
あゆを彷彿させるダイバーと俺は平然と暮らしてゆけるのだろうか?起こしてしまった過ちに後悔し、
嫌な気分を引きずったまま、ダイバーと生活できるというのか?
この俺もまた、あのお台場にゴミのように棄てた人間と同じことをして、真の愚か者になるのか?
三軒茶屋の出口を降り、玉川通りに出た。俺はUターンをし、もう一度、三軒茶屋から乗り込んだ。
谷町ジャンクションでは、お台場へ行くときに曲がった右カーブでなく、今度は左カーブを走り、
都心環状線に合流した。
368 :
あゆ萌:02/10/07 21:34 ID:EwpF0oQw
今日は終わりですか?ワクワク
369 :
-:02/10/07 21:40 ID:LpOT1o0e
まさか・・・まさか・・・本当に手をかけたりしないよ??
信じてるぞ羊さん!!
bW8
環状線の合流からトンネルを抜けた。すぐに4号新宿線の分岐が迫った。迷わず、新宿方面の
4号を選択し走行した。
馴れない運転と、夢のようなお台場での時間、そして、あゆのあの事件、出会いも含め、短時間に
起きたいくつもの出来事に頭の中が追いつかなくなっていた。わずかに感じる睡魔もあった。
何年も代わり映えの無い日々を送ってきた自分だから、よけいなのかも知れない。
右の新宿新都心の高層ビル群に感嘆することなく、一気に通過した。俺はこのとき、
これからどこへ向かうのか、まだ決めかねていた。
≪決めかねていただと?笑わせるな!≫
bW9
≪もう、カッコつけるのはやめないか!お前は逃げたんだよ!そうだろ?図星だろ。意気地なし
そのものなんだよ。あゆとダイバーと一緒に部屋に入り、夜明けを待つまでの時間が
怖かったんだよな。獣のような快楽に負けそうな自分から逃げたんだよな!違うか!≫
トラックは八王子まできた。俺はそのまま中央道を走った。
『いまから風呂入って、食事します。どうでもいいことで.....スマソ』
373 :
_:02/10/07 22:05 ID:tZOck2xf
>>371 うち八王子だぞ(藁
あゆちゃん連れて漏れんちに遊びにこいw
bX0
夜の中央道は不慣れな俺には少し怖い道だった。山間部に入り、道路の状況を把握する明かりが
極端に少なかったからだ。速度は80kmをキープしてたが、一、二度ヒヤッとしたこともあった。
運転を続けるには、今の眠気は危険だった。判断力が低下してる。少しでも寝なければいけないと
思い、談合坂サービスエリアに入り、車を停めた。ラジオは聞けたが、電波は弱かった。ノイズまじり
がうざったくなり、スイッチを切った。周辺を見回した。大型トラックばかりだった。エアコンを
入れっぱなしで、寝ているに違いない。耳障りでないエンジン音がどこからともなく聞こえた。
ダイバーは、持ってきたダンボール箱のなかで寝ていた。あゆも俺の左脚に頭を乗せ寝ていた。
少し寝よう。目を閉じた。だが気持ちが高ぶっていた。この先、どこへ行くか、二つの選択があった。
bX1
ひとつは、このままどこまでも走り、見知らぬ町であゆを育てる。馬鹿らしいけど、結構真剣に考えた。
もうひとつは、ここが中央道であり、どこに行くべきかは、新宿を過ぎたあたりで目的地を決めていた。
携帯を掴み、会社の上司である次長専用PCにメールを打った。
@ 金曜日に早退させて頂きましたが、本日、月曜日もその雑用に追われる見通しです。
本日のみ、有休を使わせて頂きます。よろしくお願いします。明日は必ず、出社いたします @
あゆの体が少し動き、小さな声で「おにいちゃんの部屋に着いたの?」
そういうなり、俺の手を握って来た。握ってくれたことで、ダイバーに感じていた下らない嫉妬は
すっかり消えた。
bX2
「まだドライブ中だよ。でも眠くなったから、少し寝ようかなって思って」
「早く帰ろ、お部屋でおにいちゃんと一緒に眠りたいよう」
そういいながら、あゆは俺にしがみつき、そのまま寝てしまった。
俺は眠るために姿勢を少し横向きにしてたから、あゆは完全に俺に抱かれる状態となった。
どうしてこんなに可愛くて、いとおしいのだろう。完全に俺を信頼しきって、
心のまま甘えてくる。そんなあゆに感動すら覚える。
妖精ともいえるあゆの寝顔を見ていたら、俺もいつしか眠ってしまった。
ほんとに、これで寝ます。
378 :
TT:02/10/08 00:33 ID:jbSWKfWE
お疲れさんでした、明日も期待しています。
379 :
:02/10/08 00:34 ID:RsOoCSCn
悪い。さすがに長すぎて読む気なくなっちゃたーYO
羊たんがんがってね
380 :
16さい:02/10/08 00:39 ID:fwXn8vSa
形式変えて完全保存してますよ、そろそろ終わりが近そう。
素敵な本にします
ワタシだけのネ
オヤウミナサイ
381 :
;:02/10/08 00:48 ID:tpq9xsVD
イイネ はまってます
382 :
あ:02/10/08 01:50 ID:BEXRWlIG
文章は良いし、文体も悪くないが、あゆちゃんのキャラが不自然。喋り方とか。行動とか。正直もしこんな子が居たら友達にはなりたくない、かな。気持ち悪いし。煽りではなく、率直な意見です。長く書くなら、もう少しキャラ練って欲しかった
叩くなら叩け。一つの見方しか出来ない奴に何言われてもへとも思わないから。スルーも結構。どうもこのスレ住人、批判に対してはスルーか叩きでしか反応しないよな…。
383 :
:02/10/08 03:42 ID:lM0UxM1R
>>382 加護のような娘なのでは?
てか、精神年齢低い。
384 :
:02/10/08 04:21 ID:hepq0kH0
>382
んで、自分が否定されたら煽るんでしょ
385 :
:02/10/08 04:29 ID:MSX+QaEs
>382
有意義な話に対しては真摯にレスを返すよ。
でも気持ち悪いとか思うのは君の勝手だしねぇ…
一つの見方しか出来ないのは誰だろ。
382、383様へ、ありがとう!
なんか救われました。書き始めのときから、明確な批判がでたらやめようと思っていたからです。
実際に起きた事柄を書き込んで見ようとしたのですが、心底難しかった。僕は、単なるサラリーマンです。
これは、小説に見せかけた日記であり、創作めいた実話でした。全体の90%以上は事実です。
中二のあゆ(仮名)を忠実に描くのが難しかったですね。実在する娘なので、正直、僕の幼稚な文章のせいで、
あの子が中傷されるのは、心痛いです。批判なんて充分予測できたのに、いい気になっていたんですね。
僕を応援してくれた人に、嫌な思いをさせたく無い為にも、あゆの中傷レスを増殖させない為にも、
中途半端となってしまい、申し訳ありませんが、これでやめます。
読んでくれた方、本当にありがとう。
そして、ごめんネ、君のことを上手く表現できなかったようだ.....
387 :
・:02/10/08 06:37 ID:rZWuNAzC
終了おめでとう!今からここは、羊に対する中傷と攻撃スレとなりました
100人中、99人までそう思っていたYO
それが、2チャンネラーなのだ。社会のカス、クズ、クソの集まりだもんね
みんな、俺につづけー!ワッショイ、ワッショイ
388 :
ガッテン系:02/10/08 06:52 ID:jQYu1SnY
そうか、気持ちワカッタ。オレは
いろいろ勉強にナッタゼ。なんかさびしいな
さて、今日も鉄筋と格闘かあ〜
≫387よ、勝手にやってろ
389 :
:02/10/08 06:54 ID:mBC6TZJ+
1とお巡りさんと少女の3p ハァハァハァハァ
390 :
_:02/10/08 08:13 ID:+0kLfERP
なんだか猫ネタから一気につまらなくなったなぁ
391 :
羊バカだなぁ:02/10/08 09:24 ID:4ju7LhHZ
あ〜あ。1もやっちゃったねぇー。そこでちょっと批判あびた時にすぐやめますって言えば、このスレを応援してたみんながやめないで!って言うのを待ってたんでしょ?でももう無理かもね ショボーン
あゆの視点から書いた文があるから創作だとオモテタ
393 :
:02/10/08 10:08 ID:7P5nvcyX
結局やったんだろ?
その描写をのばしのばしにするから叩かれたと思われるのであり。
394 :
は?:02/10/08 11:35 ID:mc1plW/7
>>382中途半端なくず野郎が!
1度書いたのなら責任もって全部書け
楽しみに読んでたみんなもそう思ってると思うぞ
395 :
羊さんへ:02/10/08 11:47 ID:1DqUdphM
楽しく読ましてして頂いてました
ただ、小説以外の貴方のコメントはとっても女々しい
正直、コメントがウザいです
止めると言うならもう止めない
お疲れ様でした
396 :
:02/10/08 11:58 ID:OUiTJDa7
あらら終わっちゃったのかよ
責任とって382は逝っていいよ
397 :
1:02/10/08 12:14 ID:FN6kq/cy
薄汚れたジャージとTシャツ一枚の少女が深夜、公園に佇んでいた。
さらさらストレートが真っ直ぐ垂れ下がり顔が良く見えなかったが、
俺は気になってしかたがなかったから、コンビニの膨らんだ袋を少女の
傍らに置き、尋ねた。「どうした?」
一瞬、びくっとした少女は静かに顔を俺の方へ向けた。
「家どこだ?」
「...バスで来ました...」
少女の目と合った。憂いを帯びた大きな瞳が印象的な女の子だった。
「溜まってるのか?」少女は首を立てに振った。
「中で出していいか...」 少女は首を横に振った。
「濡れてるな。」
「...一回だけなら入れてみたい...です。でも中田氏は・・・。」
俺は、少女の手を握り「来るんだ。」といい、近くの山小屋に連れて行った。
俺は間違った事したね。?
398 :
蘭丸:02/10/08 12:30 ID:/dbxJ7t9
盛り上がてるな(w
洒落が通用しない助平な偽善者どもが、羊を攻撃してるってか、哀れだぜ。おまえらがよ。
こんなえっちロビーでこそこそ覗いてるようなやつらに羊を中傷する資格ないことに
気付こうな。この勢いで1000いっちゃてもいいけど、少し残しておいてくれ。
羊氏が戻ってきたときの為に、羊氏の洒落を完結させる為にな。
おまえらは羊というコテに人格とイメージをぶち込んで、攻撃してるようだけど、愚かだねえ。
羊は今ごろノートを前にして高笑いしてるに違いない。(釣れる、釣れる、糞どもが)ってな。
399 :
蘭丸:02/10/08 12:31 ID:/dbxJ7t9
おまえら、もう一度読んでみろ。見えてこなければ何度でも読んでみろ。
そして彼ほどの(真面目なやつ、と1で自演開始) 洒落男がおまえらごときにひるまねえ。それともなにかい?羊が阿呆の中傷でショボンしちゃったとでも思ってるのかな?
文脈から推測できねえか?羊は何故、こんな危うげな純愛ストーリを敢えて「えっちネタ」で書いていると思っている?
わかった顔して、得意げに羊の揚げ足とって、自慢かい?おまえら。いい加減気付けよ、
ちっぽけなその脳みそを使って気付けよ。羊の最高のジョークによって、スレが立たれたことをな。
400 :
蘭丸:02/10/08 12:33 ID:/dbxJ7t9
“羊”というコテハンにおまえらは何も気付かないのか?羊のコテハンで羊的ストーリを
展開し、羊として返事をし、羊として呟いてる。それだけで充分に洒落そのものじゃねえかYO。
一級の洒落スレに、無知な阿呆どもが偉そうにチャチャいれんじゃねえ!
この混沌とした不況の時代に羊氏が蒔いてくれた洒落を楽しむ余裕を持てよ。金なくても
読めるじゃねえか。
401 :
蘭丸:02/10/08 12:34 ID:/dbxJ7t9
≫386の最後の書き込み読んだか?糞どもは上っ面しかみえねえだろうが、最高のジョークを提供してくれたんじゃねえか(w
よく読め!この手のサイトのえっちロビーで、馬鹿丁寧に返事してる羊が奇妙だと感じないのかよ。何度かあったよな、敢えて質問レスに対し“様”を付けてることが。
消防だか厨房だか工房だか基地だかわかんねえヤツに、何故、くそ丁寧にくだらねえ質問に対し“様”を付けてると思う。真面目なヤツには、とことん真面目を演出して、そうでないカスには、巧妙な返し業を忍ばせてる。その返し業にまんまと喰らいつく阿呆ども。
聞こえるぜ、『アホくさ、真性の阿呆どもばっかりいる、しばらく休憩じゃあぁぁ』
とあきれてる羊氏の溜息がな。
402 :
蘭丸:02/10/08 12:37 ID:/dbxJ7t9
最後に、読み物系のスレの楽しみ方をレクチャーしよう。
最後まで読みもしないで、揚げ足とるな!中傷、冷やかしは全部読んでからにしろ!
つまらなければ、読むな!面白いとおもったら、ただひたすら応援してろ。
下らなくても、嘘でもエールを送れ。それによってスレ主は、より一層、
楽しませようとガムバッてくれる。
読み物系は単発の脈略のない応酬とは違う。中傷、攻撃、冷やかしは、ENDを読むまで黙ってろ。
繰り返す、羊が途中で終了宣言を出した。待ってたとばかりにツッコニかけた阿呆どもへ、
もっと文章から感じる匂いをしっかり見抜いてからツッコニかけろ。
403 :
蘭丸:02/10/08 12:41 ID:/dbxJ7t9
阿呆どもは折れのことを【羊本人だろ?見苦しいぜ】と思う者もいるだろうが、まったく
的外れだな。羊氏のことは別サイトで知ってる。メジャーな人だ。こんな糞板で突っ込まれてる羊を
擁護したかっただけだ。阿呆どもに説明したかっただけだ。
今回の折れのレスは、羊氏の物語を読み、感じたままを述べてるてるだけだ。
羊はこの狙いどおりの反響をたっぷりと味わったあとに、また続きを書き出すに
違いない。なんの前触れも無く、開始するだろうな、淡々とな(w
何をしようと基本的にスレ主の自由だからな。どのような流れを作り1000まで使い切るか勝手だ。ここは羊氏のスレだもんな。
【こうやって羊氏を煽って、再開を実は待ってるわけだが.......】
糞真面目?な羊氏の熱烈支持者より
404 :
蘭丸:02/10/08 12:45 ID:/dbxJ7t9
反論は夕方くれ
暇人じゃないんでな(w
405 :
ちんぽこ丸:02/10/08 12:46 ID:8WBvbucf
↑ナガイヨ! 乱丸君考えすぎだヨ!羊さんは純粋にショボンしてるヨ!羊さん絶対これ見てるから書くけど、戻ってキテ!すぐに再開してとは言わないから、今何を考えてるかきかセテ!
お疲れさん、羊
イヤー、良かったよ。
一気に読んじゃった。
いつもはデスクで弁当食ってるんだけど、これからは外で食うことになりそう。
機会を作ってまた書いてね。
407 :
:02/10/08 13:54 ID:IbcqHbf0
>>欄丸たん
わりかし同意なんだが長いYO!
確かに、映画の最中に大声でグダグダ文句言うのは厨にも程があるわな。
感想は後で述べるもんだ。
408 :
:02/10/08 16:20 ID:LlqWzfVt
続けてよー
続けるのが無理でこれがほぼ事実だというなら
羊さん、あゆとリアルでやったのかだけ教えてくれ
410 :
:02/10/08 16:46 ID:GZUcKX0w
411 :
羊ファソ:02/10/08 17:40 ID:4fULmKF5
今日初めてこのスレを見たんですけど、
すごくイイと思いました。
羊さん続きをどうかお願いします。
少なくとも俺はあなたの文章に惹かれました!
412 :
-:02/10/08 18:26 ID:l1V2MR9+
羊さん、お疲れ様でした.
執筆ペースも速く,精神的にも肉体的にも大変だったかと思います。
さらに、ほとんど実話とのこと、相当の気力と葛藤があったことと
お察し致します。
どうかご無理なさらずゆっくりお休みになってください。
…そして、いつか続きを書いてくださいね。
楽しみにしています。
413 :
蘭丸:02/10/08 19:14 ID:WO5T+Upz
昼は少しヴォルテージが上がってしまった スマソ
だが何の根拠もなく一方的に羊氏の書くストーリーの登場人物を
話の途中で中傷する行為は許せない。
どのような人物像であろうと、それは羊氏の世界での人物像と知れ。
おまえらの勝手な好みなんて関係ねえ!
大好きなアイドルがケナサレたらガマンできないだろ??それと一緒だよ。
412が良いこといってるね、羊氏は仕事をし、他のサイトにも書き、その上
ココの住人たちを楽しませたい気持ちで、ガムバッていたんだぜ、理解しろよ
気まぐれな一言で、その努力を汚すなよ
414 :
蘭丸:02/10/08 19:17 ID:WO5T+Upz
これまでいくつかの氏のWEB作品を読んできて、傾倒してるオイラにしてみれば、
低次元の冷やかしはつらいぜ。(ちなみに羊を用いたコテはここだけだ)
今、宣言する!
羊氏が気持ちよくカムバックし、クライマックスまで
書ける環境を整える為、オイラは、その努力は惜しまず、
徹底的に阿呆を排除することを。
といっても、これ見て、ニタニタわらってんのかなあ、羊氏は
415 :
は?:02/10/08 19:57 ID:mc1plW/7
>>412 本当にそうなのか?
お前も続きがはやく読みたいんだろ? ならちゃんとそう書けよ
羊氏はみんなにこの話を聞かせる(見せる?)ためにわざわざスレを立てたんだ
最後まで書く義務はあると思う
416 :
こらんまる:02/10/08 20:07 ID:WO5T+Upz
蘭丸キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
蘭丸に一票!!!
カゲナガラ オウエンシマッセ
417 :
412:02/10/08 20:09 ID:l1V2MR9+
>>415 読みたいよ、マジではやく読みたい。
でも本当にそう思うんだけど。
自分も書こうと思って挫折したことあるからそう思った。
待ってあげられないかな?
418 :
蘭丸:02/10/08 20:09 ID:WO5T+Upz
ヴァカ、自作自演やってんじゃねえ
419 :
蘭丸:02/10/08 20:18 ID:WO5T+Upz
412も417も素敵な人だネ!
たびたび出て スマソ 和ませたくて (;;)ポリッ
420 :
蘭丸:02/10/08 20:22 ID:WO5T+Upz
ゲッ!!415と417だった。412と417は同じだった
逝ってきまーす...........!
421 :
は?:02/10/08 21:54 ID:mc1plW/7
それとさ〜蘭丸さん
ageると荒らしがどんどん入ってくるよ
sageよう
蘭丸さん帰ってくる環境を作るならsageカキコしてみては?
>>421 前を読んでるうちにカキコがw
羊さん応援してます。気長にまってるんでそのうち戻ってきてください。
ス、スマン;
そのとうりだ;sageうっかり、反省
今度の休みに,下り談合坂サービスエリア行ってみます。
どんな雰囲気か気になって...それも夜
あゆたんみたいな子を連れて行きたいけど、孤独がスキなんで;お断りしまス
何やらそれなりに反応が返ってきたようだ。羊サンの文章が更に良くなることを祈って書いたのだが…。終わってからすべき批判ではないと、少なくとも私は思った。
凡に私は性別女なんで、理想のアイドル像が崩れるなんてどうでも良い。あゆちゃんに対する僻みだと言われそうだな。性別明かすと。
それから蘭丸さんに言いたいのだが羊サンが別サイトでどう活躍しようと私には全く関係ないし、ジョークならジョークでも構わない。
羊サンの私へのレスに、相当な嫌みを感じはしたがな。羊サン、貴方の丁寧な言葉遣いの裏の、私に対する悪意はちゃんと受け取ったよ。ニコ
貴方の文章は好きだよ。女の子の、不自然な視点が入ってなくて、なれない街で見知らぬ男と過ごすプチ家出中の少女とは思えない行動の女の子が出てこなかったらね。もしこの話が事実なら、余りに危機意識が足りない子か、友達の居ない子なのかな、と思ってしまうよ。
それから蘭丸さんに言いたいのだが羊サンが別サイトでどう活躍しようと私には全く関係ないし、ジョークならジョークでも構わない。
羊サンの私へのレスに、相当な嫌みを感じはしたがな。羊サン、貴方の丁寧な言葉遣いの裏の、私に対する悪意はちゃんと受け取ったよ。ニコ
貴方の文章は好きだよ。女の子の、不自然な視点が入ってなくて、なれない街で見知らぬ男と過ごすプチ家出中の少女とは思えない行動の女の子が出てこなかったらね。
もしこの話が事実なら、余りに危機意識が足りない子か、友達の居ない子なのかな、と思ってしまうよ。
これから続きを始めるのか、どうか知らんが、私は静かにROMることにするよ。
またエキサイトした羊サンファンがぎゃーすか言うだろうな。
エロ小説以外なら書いてるし、ネットでも公開したよ。ごめんな。
では失礼…
429 :
:02/10/08 23:09 ID:DIlxWISn
>>427 >もしこの話が事実なら、余りに危機意識が足りない子か、友達の居ない子なのかな、と思ってしまうよ。
現実にこんな行動をしてるこがいるさ。
危機管理出来る子からは考えられないだろうがね。
本日携帯からなんでちと細切れになってしまったことをお詫びします
431 :
:02/10/08 23:33 ID:kbPEHgdg
>>430 そんなことより
楽しみにしている人が大勢いる物語を
あんたの勝手な一言で終わらせた事をお詫びしてくれ。
文句言うくらいならもう2度とROMるな。
自分も女だ。
14の処女の時なんかにそんなに危機意識なかったよ。
っていうか男が怖いなんてまだ知らなかった。
んなもんだろ?子供のときって。
425,426,427,428,429,430よ
もう少し落ち着いて論じたらどうかな(w 女性であると自ら述べる理由がわからん。
女性だからなんだというのだ?エロ小説以外を書いてるらしいな?
ちょっと待てよ、それは他人に見せられない程度の作文じゃないかな?
文章が乱れまくってるよ。あなたが物書だと自称するなら、羊氏と同じ土俵上にいる
立場として考えてやっても、もう少し、勉強したほうがいい、助言したい。
能力のない人間が、羊氏に妬んでると思われても致し方ない内容だな。
それと、携帯からだといい訳してるが、携帯使ってまで、何をそんなに焦って主張してるのかな?
自意識過多と不安定な精神状態が伺えるのみだ。
よって、あなたに羊氏を論じる資格なしといえる。
さらに、426においてあなたは女であると公言したのち、
『羊サンの私へのレスに、相当な嫌みを感じはしたがな。』と吐き出している。
羊氏の386文面によって、(相当な嫌みを感じる)とまで言い切るあなたの性格が怖いな。
また、(したがな)といった結び語は、通常、女性は用いないと思うのだか、
その(したがな)の表現でけであなたの刺々しさが剥き出しになってるな。
ということは425の(羊サンの文章がさらに良くなることを祈って)が、全くの嘘八百であると
断言できる。
もうやめなさい。あなたの心=文章には棘が多すぎるんだよ。
はっきりいって、この手の輩が一番たちが悪い。
自己の誠実さを匂わす【偽りの誉め言葉】と、
誉めのあとには、【抑制出来ない敵意の表現】が必ず付帯する。
排除しがいがあるけどな。まっ、いつでもいらっしゃい
435 :
:02/10/09 00:20 ID:wL55man5
談合坂SAは上りの方が綺麗で良いよ
寝る前に、430にもう一言
さほど攻撃してなかったはずなのに、異常なまでに被害妄想を拡大させ
何十倍にして、毒を撒く香具師といえる。
以上。
≫435
情報サンクス!
でも下りでないと無意味なんです、はい
438 :
あ〜ぁ:02/10/09 00:33 ID:tnRA/qUl
おもしろくて楽しみにしてたのになー羊氏
ちぇーつまんないのー
439 :
:02/10/09 00:37 ID:bclijaoK
蘭丸が荒らしに見えて仕方がないんだが・・・
439
そうとられたなら、素直に詫びる。
無意味に書いてないつもりです。自粛はします。
441 :
.:02/10/09 00:45 ID:WD3lDK6b
キーパーソン
442 :
.:02/10/09 00:47 ID:WD3lDK6b
二重スミマセン
私は蘭丸君の存在がなんかいいな、ガンバレ
443 :
"":02/10/09 00:48 ID:JrBmJvKT
てかどんな理由があれ、途中で投げ出すのはヤメテください。。。
1日1回でもいいので更新キボンヌ。
みんな落ち着け。
445 :
おいおい:02/10/09 01:19 ID:a9RAqRr2
大規模な自作自演?
446 :
:02/10/09 01:30 ID:3VVBfqxN
香具師とはどう言う意味?
447 :
:02/10/09 01:55 ID:bclijaoK
448 :
:02/10/09 02:01 ID:a/DpNXxO
結論。最近のリア厨のプチ家出娘は、まだまだ子供で判断が出来ないから、優しい態度を見せれば簡単にひっかかってついてくるのだな。羊の話が事実なら。
そして、そんな娘が居たらいいな、いや、居るだろうと、妄想して、このスレに狂信羊教徒が群がるわけか。
怖い世の中だ…(藁
仮名あゆ、明日にでも東京湾でプカプカ浮いてるの発見されるかもな(爆藁
449 :
:02/10/09 02:04 ID:D/XTt9Ou
自分惜しい。あとアルファベットが一個違えば、IDがDQNだった
あぼーん
451 :
:02/10/09 02:09 ID:gqcSC63F
452 :
風人:02/10/09 02:28 ID:E/APMZv2
蘭丸氏の登場により、かなり楽しくなった。ただ、初めの
テンションは持続して欲しい。文章長くて、逆に良かった。
今は普通の人、良い人って感じかな!俺も羊さん好きだし
切れた蘭丸氏好き。色々な人に絡んで行こうよ。キツメ希望
明日以降もよろしく
453 :
giay:02/10/09 02:54 ID:fbB4rCaz
454 :
mai:02/10/09 02:55 ID:fbB4rCaz
455 :
:02/10/09 03:59 ID:4jg0s4kQ
ネタなら別に良いんだけどさ、
しょーもない自己顕示欲に付き合せるのはやめてよね。
ここは羊さんの文章を読むためのスレなんだし。
最低でも彼より達者な文章を提供して欲しい。
456 :
:02/10/09 05:29 ID:N6Qx9nO1
>425
痛い女だな。
せっかくいい感じで流れていたスレをぶち壊しておいて
一生懸命自己弁護か。
テメェがした事の動機や理由はどうでもいい。
まずするべきは羊氏とこのスレを楽しんでいた住人に対する謝罪だろうが。
「羊さんの文章が更によくなるように」?
バカだろ、お前。いつ、誰がお前にそんな事してくれって頼んだんだ?
誰も頼んでないだろうが。文芸評論家気取りか?おめでたいな。
調子に乗ってトリップつけてる暇があったら
羊さん以上に楽しませるネタ提供してみろや。この腐れマンコが。
羊氏に敵愾心を抱く阿呆を排除してやると宣言したせいだろうが、こんな時間に
目覚めるなんて珍しいゼ。なんと、その間、結構盛り上がってだんだな(w
456には、『452,455,456には、思わず、よっ!同胞』と叫んじまった。425のような
稀有な汚し屋は、コテ382で現れることはないはずだ。あの思考力と文章力では、
厨房でも論破できるぜ.....つうか、眠い。
羊氏は必ず戻ってくる、信じてる。いつになるかわからないが。羊氏の人間的側面は
見抜けないが、web作家としての彼を判断するなら、そのサービス精神の旺盛さから
途中で投げ出しはしないはずだ。再開するまでの環境作りは、
しかとこの蘭丸が勝手に受託しましたよ!!
...ネム〜...寝るzzz
おはよ〜ございますぅ☆再び書くつもりなくROMってましたが、蘭丸がつけあがってるので一言。
あれで論破したと喜んでる蘭丸はマジで痛い。あんな程度の反論・潰し、最初から予測して書いてるわ(プ
あたしゃ物書き違うよ〜。むしろあゆちゃんに近い年齢だし。一介の学生です。女と明かした理由は書きましてよ。同世代の女としてはこんな子が周りに居たら、ほんまきついよ、という感じがしたんで。14と言えども、危機意識くらいは普通持っているだろうよ。無いものなのか?
被害妄想…過剰に反応してるのはむしろ蘭丸じゃ…。私には羊さんから受けた傷なんて無いわよ☆
つうか読者層がこんなにちんけなんて羊さんも可哀相だな。
話を書けという人々へ。こんなところで新話ぅpしても叩かれるだけと普通の脳味噌の持ち主なら考えると思いますが何か。やはりお前は羊以下だと、とっとと逝けと。
付け加えると私は羊さんの良き理解者のつもりは毛頭無いです。蘭丸じゃ無いので。だからきどる必要もないわけで。好きだけどね。より緻密に心理描写ややりとりを書いていく姿勢。
じゃまた。
あゆちゃんの性格描写がうんぬんより、382は自分が
イタイ事を認識してください。空気を読む事を勉強しましょうね。
まず、あの時点で
>>382を書く必要がありましたか?
>>382を書く事で何をしたかったのかな?
物事を前進させる意志のない批判はたんなる中傷。
そしてあなた自身が書いているような「このスレの住人〜」
云々は今まであなたが書いてきた事が、中傷ばかりだったと
証明しているのではないかな?
まぁ、この先あなたが自己満足したいが為に率直な意見を
述べ続け、社会に溶け込めなくなったとしてもどうでもいいけどね。
>叩くなら叩け。一つの見方しか出来ない奴に何言われてもへとも思わないから。スルーも結構。どうもこのスレ住人、批判に対してはスルーか叩きでしか反応しないよな…。
460 :
456 :02/10/09 10:14 ID:eCFEAaxG
>458
相変わらず痛い女だな。
「話書け」の真意も汲み取れんのか、お前は。
テメェの薄っぺらな話をこっちは期待してるんじゃないんだよ。
「羊氏を叩くに価する実力があるのかないのかその裏づけをして見せろ」
って言う意味で言ってるんだよ。
その程度の事も分からんか?脳みそと子宮が直結してるんじゃないか、お前?
「緻密に心理描写ややりとりを書いていく姿勢」が聞いてあきれる。
その程度の事も分からない奴の心理描写が緻密だとは思えない。
よってお前はDQN認定。
同人誌やレディースコミックでも読んでおなってるのがお前にはお似合いだ。
461 :
:02/10/09 10:27 ID:uMiqUGAb
どちらにしろ批判するに値する実力をしめせと言っているのだから、書け、ということに繋がるのでは。
そして緻密に心理描写云々というのは羊氏の文章に対してでは
アイタタタ…ドチラガドキュソナノカ
羊さんカムバック!!
462 :
:02/10/09 11:44 ID:1IEC8aKF
これが実社会なら作者を前にして直接382のようなことを本人に言えるのだろうか?
会ったこともない人だから言えるのだろう。
382は実社会でも言うと言うだろうがそれは直接会って言うのではなかろう。
直接感想を言うとしたらお世辞で「よかった」「おもしろいです」と言ってるだろう。
少なくとも楽しみにしてる読者が居るのがわかるスレの進行を妨げるかも知れない可能性の有る
批判は382ですべきではなかっただろう。
大体感想はすべて終わってからするものだ。
この手のスレの常識として進行中はROMってるの当たり前だ。
463 :
456 :02/10/09 14:39 ID:G97VgOkX
>461
>どちらにしろ批判するに値する実力をしめせと言っているのだから、書け、ということに繋がるのでは。
以前から何らかのレスをつけているならまだしもいきなり出てきてスレをストップさせて
居直るからにはそれ相応の事をしてもらわなければいかんだろう。
それができないなら謝罪した上ROMに戻るのが筋。現状において382の居直りは許される事ではない。
>そして緻密に心理描写云々というのは羊氏の文章に対してでは アイタタタ…ドチラガドキュソナノカ
確かにこの点に関しては俺が痛かった。スマソ。
464 :
:02/10/09 18:13 ID:Vi8NXAVr
382も最悪だが、それを叩く周囲の言葉の方がドキュソだと思うのは漏れだけか?エキサイトし過ぎて、言葉滅茶苦茶で、ただの嫌なヤシに見えるぞ!
ミンナ、オチケツ…
465 :
X:02/10/09 18:43 ID:yh/YBCdN
コノ騒ぎをまとめれるのは羊氏しかいないか・・・・今も見ているんでしょう?
羊さん、あなたの再開を心よりお待ちしております。
さて、この一両日に発生した、一過性の錯乱型薄幸系汚し屋には、
心底、笑ってしまいましたよ。消房レベルのおつむには、一貫性がなく、
イッパイイッパイのあがきがイタ過ぎでした。
羊さんのスレの性質を知った上での行為をし、、羊さんを含む、ここの住人に対しても
牙を向けてましたね。まっ、前科2であり、3度はないと思われます。
3度目は、相応の合理的な措置を検討 (―_―) ニヤリ してますので、その時は、
比較的なんでもアリの2ちゃんにおいて、なにをやってもいいと勘違いしてるこの者に、
教えてあげようと思います。
382 ◆Rb.QsBm50A は「あゆちゃん」と年齢が近いという事はみなさんから見たら
まだ子供でしょ?いくらネットとはいえそんなに煽ること無いんじゃない?
羊氏の文章を楽しみにROMしていた者としては、大人しく「再開希望レス」を
してた方が良いのではないかな?
このスレってこういう落ちがあったんだ(^^;
469 :
狼少年:02/10/09 19:44 ID:7mCDeE0g
おおかた
>>382はデブでブスで金正日マンセーな在日朝鮮人だろ。
拉致問題も「ザマ−ミロ」と思っているアフォ女。
頼むから自殺しろ。
470 :
:02/10/09 20:05 ID:pUJNix72
差別発言は控えろ!真っ当な意見まで堕ちることになる…
471 :
:02/10/09 20:18 ID:GAvuMftR
蘭丸煽りすぎ…。やりすぎ。品なさ過ぎ。
羊さんの為にも建設的な意見をお願いしますよ。
382に踊らされ過ぎじゃありませんか?
ROM野郎さん>禿同
≫471 残念ながら、俺は好かれようと思ってません。
≫467
大人的意見は素晴らしいです。
しかし、ネット上において交わされる言葉は、年齢性別問わず、同一線上にある。
子供だから、女の子だからといって、同一線上において特別視は不要だろう。
不特定多数の者達に対し、明白な逸脱行為は、見逃すよりも、実際に迷惑をかけた
ことを通告し、改善されなければ、どうなるのかを教えなければいけない。
さて、あの汚しん坊だが
後で、実はあゆと近い年齢だと公言しようが、実は学生だと公言しようが、
実は男だろうと女だろうと、どうでもいいのだ。単に、防御を始めたに過ぎない。
ネットで悪戯を仕掛けたなら、どうなるか、教えなければいけない。
自己責任が大前提である以上、自己責任とは何か、を教える必要があるのです。
旗色が悪くなると、自分の社会的地位、年齢、性別等のフィルターを掛けるあたりなんかは、
あまりにもガキっぽくて、肩透かしものではあるが........
474 :
羊ファン :02/10/09 20:26 ID:GAvuMftR
382は或意味一貫性があったな。欄丸はその部分には全く答えてないけど…藁。よく読めよ。
文章は良いし、文体も悪くないが、あゆちゃんのキャラが不自然。喋り方とか。行動とか。正直もしこんな子が居たら友達にはなりたくない、かな。気持ち悪いし。煽りではなく、率直な意見です。長く書くなら、もう少しキャラ練って欲しかった
叩くなら叩け。一つの見方しか出来ない奴に何言われてもへとも思わないから。スルーも結構。どうもこのスレ住人、批判に対してはスルーか叩きでしか反応しないよな…。
上文の一貫性を要約してください。 474さんへ
時間がかかるようでしたら、俺なりに要約します。
この人物が終始一貫していることは、文章の書き出しにおいて
必ず、誉めます。その後、一語一語見事なまでに、悪意を展開し、
書き出しの誉めと、結び(スルーか叩きでしか反応しないよな…。)が
極端ですね。つまり、この人物は、結びを言いたいのであり、誉めは
あくまで、ポーズに過ぎないのです。
ふと、気付いた、俺なにやってんだろう
本来の目的から逸れてしまっている。戒めます。
申しわけない
後は、自由に蘭丸を叩いて下さい。
478 :
羊神:02/10/09 21:08 ID:Zpq4CjLI
それと蘭丸くん
382のもうひとつの一貫性は、TPOを無視することだろう
479 :
(^^):02/10/09 21:44 ID:6zwHlpJD
この羊氏のスレ楽しいですな。バラエティ溢れてて
視点があっちこっちに動いて。蘭丸君の孤軍奮闘は、自分の若いときを彷彿させますな。
うちの会社に欲しい人物だ。とはいえ、羊氏の気分はどうかな?極最近の感情を晒すことは勇気がいる。
実際大変だろう。お気に入りの中篇小説を途中で見失った気分ですよ。
480 :
b:02/10/09 21:49 ID:Zt7I2MzH
>2の素直な反応にワラタ。
481 :
みっち:02/10/09 21:58 ID:9YRGUDbR
ガッコでみんなにすすめたとたん、終わってた シュン
さみしいれす
羊しゃ〜ん
482 :
羊ファン:02/10/09 22:36 ID:o3ZiJFWw
蘭丸さんへ
文章や文体が好きで読んでいた382だが、だんだんキャラが不自然だと感じ始め、思いが募り、コトに及ぶ。
指摘に対し、此処では、きっと煽り・中傷と捉えられ、叩かれるに違いない、そう心の中考えた382は自暴自棄となり、自分の中で自己完結させ、叩くなら叩けと言ったのでは。
言葉が足りなさすぎだが、確かに此処は羊教徒の生息地で批判は受け付けないという雰囲気ではなかったのか。
382はレスする板を間違えたのだろう。
此処は絶対的羊に賛同する信者しか 来てはならないのだから…。哀れな382に合掌。
まだ続けんのかよ。
明かせば、≫1、≫12を以って、放置するはずでした。
だが、突然あの体験をモチーフに書いてみたくなりました。
安易な気持ちで始めたのです。
体験を活字にするのは初めての事もあって、興味が沸きました。
書き始めたら、安易とは正反対でした。
どこまで忠実に描けばよいのか、境界線が見えなくなりました。
実在の“あゆ”のイメージは本文の通りです。
あゆを忠実に描けば描くほど、あゆの評価を意識するようになりました。
そんな折、、
僕の描くあゆは子供らしくないと、実像に近いあゆに対する糾弾レスが入りました。
マズイ!と感じました。
382さんのことは、なんとも思っておりません。
寧ろ、自分が気付かなった部分を指摘してくれて感謝してます。
486 :
ちんぽこ丸:02/10/09 23:12 ID:mAcK4BQN
蘭丸うざいよ。しゃしゃり出すぎ!頭は良さそうだが話をややこしくしてるだけ。あんま人のこと書くんじゃなくて羊さんが戻ってくるようにしろ!もう書き込むなボォケ!みんな思ってるだろな。代表して言ってみたヨ!
ただ、自分に対する糾弾は、平気ですが、あまりに忠実に描き過ぎたばかりに、
そのような評価によって、実像から離れてしまいかねない“あゆ”がとても可愛そうになりました。
あの子はそんな娘なんかじゃない!と訴えたかった。
しかし、自分の判断で書き始めた以上、全ての責任は自分にあります。
いろんな意見を受けるのは生み出した者の宿命ですから。
いつの日か、“あゆ”が『この子は、私そのものなのに何故、子供らしくなかったの?
当時の私のしたことの、何がいけなかったの?』
と質問されたとき、僕はどう説明して上げればいいのだろう。
女々しいと言われようが、“あゆ”を守る為、
突如、終了したくなりました。それだけが理由です。
本当にすみません。期待を裏切ってしまって
存分に罵倒してください
490 :
_:02/10/09 23:26 ID:SViVHBVC
羊さん、私はあゆちゃんのあやうさが好きでした。
あゆちゃんの無防備さ、好奇心、親への反抗、無鉄砲さ…
少女の持つ魅力ではないでしょうか?
いけない、いけなくないとか、
こどもらしさとかは関係無いのでは?
小説と実在の人物とのギャップに悩む気持ちは
よくわかります。
でも、小説によってあなたとあゆちゃんの思い出が穢れることは
無いと思いますよ。
491 :
:02/10/09 23:28 ID:pIqKoyvf
382の痛い女
今すぐ逝ってよし
二度とここに書き込みするな
お前にはヒッキー板がお似合いだ
492 :
羊さま:02/10/09 23:31 ID:KKNrtYQ1
理由を話してくれて
感謝します
途中とはいえ、羊さまのお話を
読むことができて幸せでした。 ツライデス ユイ
話の続ききぼーん
494 :
**美:02/10/09 23:44 ID:aLUPEO9g
あゆちゃん、羊さんと出会ってヨカッタね 涙がとまらないよ〜
悲しいよ〜
言葉にできません..........
482の羊ファンよ、どうする?おまえが一貫性があると擁護してた382は、
結局、何の裏付けのない、気分まかせの荒らしだったわけだが、現実とは違ったな!
弁明してみろよ! 悟ったような説をかきこむんじゃねえ!
496 :
:02/10/09 23:57 ID:EQiBpzlc
?
382は、みんな気付いているが敢えて黙殺している部分に、
独り遅れてようやっと気付き、独りで勝手に第一発見者と思い込み
意気も揚々、誇らしげに声高に宣言したものである。
ああ、痛いね。しかも自分女で子供とか自分からはいちゃって、
これ以上苛めないでくださいサイン以外の何物でもない。
同情票誘いかよ。ネカマ扱いで終わりだよ。
491は、二度とここに書き込みするなとかいってるけど、
俺としてはこれからの382のあがきも観てみたいね!
まぁこんなこと言ったら手も足も出なくてそれこそほんとに
書き込みできないだろうけどね。
498 :
:02/10/10 00:06 ID:VqZ1q+5/
できるなら最期まで続けてほしい、でも、無理なら致し方ないです。
でも、羊さんに一応聞いておきたい。あゆは帰宅出来たんですか?ただそれだけは知っておかないと。
499 :
。。。:02/10/10 00:07 ID:Gc/2EAJr
あゆたんと羊さんは、スバラシイ出会いをして、ものすごく感動的な別れをしたのでしょうか
未完で終わりましたが、あゆたんを思いやる羊さんから、うかがえます。
無理して最後まで書くよりも、未完に価値がありことだってあるし
文章は良いし、文体も悪くないが、あゆちゃんのキャラが不自然。喋り方とか。行動とか。正直もしこんな子が居たら友達にはなりたくない、かな。気持ち悪いし。煽りではなく、率直な意見です。長く書くなら、もう少しキャラ練って欲しかった
501 :
痛いぜシリーズ:02/10/10 00:20 ID:f6qqcsG/
叩くなら叩け。一つの見方しか出来ない奴に何言われてもへとも思わないから。スルーも結構。どうもこのスレ住人、批判に対してはスルーか叩きでしか反応しないよな…。
502 :
痛いぜシリーズ:02/10/10 00:23 ID:f6qqcsG/
羊サンの私へのレスに、相当な嫌みを感じはしたがな。羊サン、貴方の丁寧な言葉遣いの裏の、私に対する悪意はちゃんと受け取ったよ。ニコ
503 :
痛いぜシリーズ:02/10/10 00:24 ID:f6qqcsG/
貴方の文章は好きだよ。女の子の、不自然な視点が入ってなくて、なれない街で見知らぬ男と過ごすプチ家出中の少女とは思えない行動の女の子が出てこなかったらね。もしこの話が事実なら、余りに危機意識が足りない子か、友達の居ない子なのかな、と思ってしまうよ。
504 :
痛いぜシリーズ:02/10/10 00:27 ID:f6qqcsG/
これから続きを始めるのか、どうか知らんが、私は静かにROMることにするよ。
またエキサイトした羊サンファンがぎゃーすか言うだろうな。
505 :
痛いぜシリーズ:02/10/10 00:29 ID:f6qqcsG/
おはよ〜ございますぅ☆再び書くつもりなくROMってましたが、蘭丸がつけあがってるので一言。
あれで論破したと喜んでる蘭丸はマジで痛い。あんな程度の反論・潰し、最初から予測して書いてるわ(プ
506 :
痛いぜシリーズ:02/10/10 00:30 ID:f6qqcsG/
あたしゃ物書き違うよ〜。むしろあゆちゃんに近い年齢だし。一介の学生です。女と明かした理由は書きましてよ。同世代の女としてはこんな子が周りに居たら、ほんまきついよ、という感じがしたんで。14と言えども、危機意識くらいは普通持っているだろうよ。無いものなのか?
被害妄想…過剰に反応してるのはむしろ蘭丸じゃ…。私には羊さんから受けた傷なんて無いわよ☆
つうか読者層がこんなにちんけなんて羊さんも可哀相だな。
507 :
痛いぜシリーズ:02/10/10 00:32 ID:f6qqcsG/
話を書けという人々へ。こんなところで新話ぅpしても叩かれるだけと普通の脳味噌の持ち主なら考えると思いますが何か。やはりお前は羊以下だと、とっとと逝けと。
508 :
感動したレス:02/10/10 00:41 ID:f6qqcsG/
≫490
羊さん、私はあゆちゃんのあやうさが好きでした。
あゆちゃんの無防備さ、好奇心、親への反抗、無鉄砲さ…
少女の持つ魅力ではないでしょうか?
いけない、いけなくないとか、
こどもらしさとかは関係無いのでは?
小説と実在の人物とのギャップに悩む気持ちは
よくわかります。
でも、小説によってあなたとあゆちゃんの思い出が穢れることは
無いと思いますよ。
509 :
_:02/10/10 00:49 ID:aQUD0uLq
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ・∀・) < どうでもいいけど続きまだ−?
(つ旦と) \______________
と_)_)
510 :
"":02/10/10 00:53 ID:McCooxib
>>509 激しく同感。
くだらん言い合いはどげでもええので続きキボンヌ。
511 :
::::::02/10/10 00:56 ID:oFsq2k0R
蘭丸君の登場あたりで、羊氏の自作自演と思っていた。蘭丸キャラでひっぱって
ちょうど良いタイミングで再開するシナリオがあると思ったいた。
結果、違った。本当に真面目にこつこつ書き込んでいだなと思うと
頭が下がる思いだ
本日ずっと別ハンドルで自分自身を批判したり擁護しながら見守っていた382です(^^)ハンドルを換え、発言すると、こんなに人の評価も変わるものなのかと、実感いたしました。確信犯の自演も楽しいですよ。
頭が良い振りをして実は何も見抜けない蘭丸さん。昨晩からの本スレの発言注意して読んでみて下さい。3度目どころか、かなりの数、私書いてますよ。スルーされたのも含めて。日中にいたっては…苦藁
ようやく羊さんにお会い出来ましたね。そしてユイさんを始めとした良心的な住人の皆さん。本当に申し訳ありませんでした。
思考経路は羊ファンというコテハンで説明した通りですが、浅はかな行動に出てしまったことを深くお詫び申し上げます。
子供っぽいとか子供っぽくないとかではなく、男性の少女の理想像をモデルとしてるように感じられ、『写実的に描かれている割には、ヒロインだけ作りすぎだなぁ。もったいない』と思いレスしたのです。
他にも色々な方々が自身の現時点での感想を述べているのを読み、自分の批評も許されると思った時点で既にアウトだったのでしょう。
実在するあゆちゃん、傷つけてごめんなさい。
513 :
456 :02/10/10 01:15 ID:XKEnr4Te
>羊殿
これだけ再開の要望が多いんだ。できることならこの願いを成仏させてやってはくれまいか。
書けないのならせめて二人がどうなったのか、それだけでも教えてくれ。お願いだ。
しかし感情的に私を罵る方々に、私は謝る必要は無いと思っています。人間的に卑劣な発言が、羊崇拝者だから許されるとでも思っている彼らの浅はかさは私並みでしょう。
私が女であることと、年齢を明かしたことは防御ではありません。同世代の女して、示したかったし、どうしても男だと思われたくなかったのです。
それから、職業は蘭丸さんが物書き云々と言い出したからですよ。夢をレッテルで壊されたくなかったのが正直なところです
羊様。
自分の出すぎた行為により、スレを混乱させてしまったこと、本当にごめんなさい。
あゆちゃんは子供らしくないのではなく、子供そのものだと思います。誰もが理想像としてもつ少女の危うさを秘めた。
私の言いたかったことが貴方には伝わったようなのでホッとしました。
私のことなど構わず続けて頂けたら本望なのですが。
516 :
:02/10/10 01:19 ID:Rro4ZtFi
382はややこしくなるからもう来んな。
517 :
:02/10/10 01:19 ID:SXqcdL5j
もう分かったから来ないでくれ!
518 :
そりゃ勿論 ◆hip5/i0e2. :02/10/10 01:23 ID:HMIA/QRp
自分の活動中の板に戻りますよ〜。落ち着いたら。えっちネタは本来ROM専やし
519 :
_:02/10/10 01:25 ID:MML8zYwC
382さん、焼もちはやめましょう。見苦しいです。
ここでそんなことをいっても仕方ないでしょう?
よそでやるか、貴方は貴方の作品を作るのが本筋では?
520 :
456 :02/10/10 01:29 ID:XKEnr4Te
>512
つーか自己顕示欲丸出しのクソガキは消えろ。
お前がここでその厚顔無恥なレスを書き込む権利はない。
テメェが自作自演して用が何しようが関係ない。
だが謝罪するに当って自作自演をしてみたり、
それをいかにも「あんたたちバカね」的な態度で告白するって言うのはどういう了見だ?
謝罪に対する誠意が全く見られない。
お前は北朝鮮に逝け!かの国はお前と同じ考え方の人間が国家元首だから
お前にとってはとても暮らし易いだろうよ。
>>382 頼む。もう書き込まないでくれ。
流れ的にアンタは一切レスせずROMっておいた方が良い。
少なくとも俺ならそうする。さらに書くならあなたは知障だ。
自らの行動に対する結果くらい予想して下さい。
522 :
右だけワキガ:02/10/10 01:53 ID:5ctZCSfw
382!てゆーか、あゆのことよりも、自分が普通の女じゃないだろが!近い年で学生ってことは中学〜高校生ってことだろ?2チャンでこんなガムバル高校生、しかも女。滅多にいないぞ。キショーイ コワァィ
523 :
,:02/10/10 01:54 ID:Fhx59Hkp
所謂、あなたを荒らしというのですよ。確信犯なのです。あなたの頭中には、疑念と邪推だけが詰まっているようですね。
あなたは羊氏の作品の公開中に割り込みかけて、【私の言いたかったこと】を敢えて行動に出た意図はなんだったのでしょうか?
あなたには理解できないことですが、懸命に走ってるランナーを止め、私の言いたいことを聞きなさいな、と言ってるようんものですよ。
あなたは、人を信じることができない人間のようですね。その自身のなさが、コテハンを変え、角度を変え、覗き行為をしてた。真面目な人達をあざ笑いながら。まるで、深夜の
ネズミそのものといえます。羊氏はあなたの犯した行為に対し、最大の優しさで、決別しましたね。
あなたのことは気にしてません、と。あなたは、それを真に受けたみたいですね。今になって、あなたは懸命になって、自分の尻拭いをやってますが、
羊氏の真実最後の瞬間を確認したのち、ひょっこりと、現れて、悪気はなかったのよ、ゴメンナサイとは
どういう了見なんでしょか?あんたの上っ面の謝罪は、羊氏のスレ上で、今後二度と行わないでください。
さっきこのスレ見つけてずっと読んでましたが…
おまいら、俺の熱くなった息子の責任はどうしてくれますか?
525 :
、:02/10/10 02:09 ID:Fhx59Hkp
あなたは、蘭丸君を相当意識してますね。あなたにあなたの言葉をそのまま返しましょう、懸命に頭の切れる振りをしてるが
実は、なにもわかっちゃいないのが、あなたです。猛進型の蘭丸の方が遥かに聡明ですね。あなたはといえば狡賢さはスバラシイと認めます。あなたを支えているものは、ただひとつ、からっぽの自分を大きくみせること、
それだけの為だけに躍起になってるようです。あなたは、頭の良い人を見つけては、狡猾な落とし穴を作っては、ほらね、あたいのほうが
お利巧さんでしょ、と悦に入る。あなたのようなタイプとは何人かと出会ってきましたが、皆、結局同じですね。
同じ性格は何をやっても、金太郎飴でしかない。あなたは自分で考えている程に特別なんかでないのです。
あなたの発言から充分見えます。頭の悪いちっぽけな自分に気付くことを、願うばかりです。
526 :
、:02/10/10 02:11 ID:Fhx59Hkp
最後に、あなたは自分が少女といってますが、無理がありすぎです。
すなおになりなさいね ニヤ
527 :
456:02/10/10 02:14 ID:XKEnr4Te
例えるならこのスレは小さな一輪の名も無き花だった。
この花の前を取りすぎる人たちが、
「綺麗だな」と思って近くで、或いは遠くからその花の姿を眺めていた。
ところがある日その花を一人の目立ちたがり屋がみんなの見ている前で
平然と踏み潰して去っていった。
「ひどい」「何てことするんだ」と怒りに震える人波の中、そいつは平然と
時には自分を批判する側に、またある時には自分を擁護する側へと小ずるく立ち回って
人々を煽った。
やがて踏みつけられた花は枯れてしまった。
目立ちたがり屋は花が枯れた瞬間、変装を解いて自慢げに人々に向かって叫んだ。
「気が付かなかったでしょ?僕は今までずっと君たちの中にいたんだよ!」
「でも花さんや僕の味方をしてくれた人たちには悪い事しちゃった。
ごめんね、花さん。もし良かったらもう一回咲いてくれないかな?」
・・・このスレの一連の流れをガキにも分かり易いように御伽噺にしてみました。
こんな胸糞の悪い話があるかよ。
528 :
456:02/10/10 02:18 ID:XKEnr4Te
自己レス。
>527
取りすぎる×→通り過ぎる
529 :
。:02/10/10 02:22 ID:Fhx59Hkp
512へ
あなたは、コテ変えて蘭丸君を欺いていたみたいですけど、決定的な引っ掛けにまるで
気付いてないのです。罠には罠がありましてね、あなたの登場から、羊氏を守る為、罠を掛けておいた。
結局、あなたは、今もそれに気付かない、得意げのあなたが、哀れです
530 :
tonge:02/10/10 04:39 ID:KqysP1KI
バカ女
>>382は某スレのディルレバンガーみたいに氏素性全部晒されれば
いい。まぁ晒されても見たくも無いウザキモ豚ジャニヲタだろうな。
長瀬を取られたと思い込み「あゆ」に過剰反応する腐れマンコは逝ってヨシ!
531 :
花神:02/10/10 05:11 ID:0p037iuZ
>527
>やがて踏みつけられた花は枯れてしまった。
その前に、その花をちゃんと植えなおして気長に水をやりながら待てばまた咲いてくれたかもしれない、
って付け加えてもいい??
532 :
:02/10/10 05:18 ID:MzHb+7/P
>382
何を得意になってるのか知らないけど、子供は来ちゃだめだよ。
533 :
:02/10/10 05:21 ID:V7X/SIIs
漏れはてっきり>308が顔真っ赤にしながら荒らしてるものとばかり…
534 :
:02/10/10 05:35 ID:ukYxex3c
壮大な自作自演であったというなら諦めもつく。
そうでないなら悲しすぎるよ…
535 :
ふざけるな!:02/10/10 07:00 ID:d09ptpQo
こら!382のおっさんよ
たのしいか?てめえのやったことを、謝罪せえ!
にやけた顔して、あざ笑いながら、あやまるんじゃねえよ
まれにる最低人間だな、
536 :
kaki:02/10/10 07:08 ID:3uo2fB9Q
537 :
:02/10/10 08:01 ID:MKp5c7GH
ちょっと痛いおっさんが居たからって
なにごちゃごちゃやってんだよ
だまって、羊氏をまて
俺も書いてりゃ同罪か
538 :
ちんぽこ丸:02/10/10 09:13 ID:5ctZCSfw
なーんか、仲の良いクラスに一人嫌な子が入ってきて、即いじめにあってるみたいな光景だね。羊がクラスの人気者、蘭丸が説得力のある先生、みんなはほか多数って感じ。
539 :
!:02/10/10 10:38 ID:SiaOQJor
アホスレワショーイ
オハナガサクマデマテナカッタミナガドウザイage
540 :
!:02/10/10 10:44 ID:nHlMrXWJ
ココハキョウカラヒツジヲマツスレデハナクストレスハサーンノタメ382ヲタタクスレニカワリマシタ(ワラ
541 :
おっ:02/10/10 10:48 ID:lRfL8RB0
羊さんの善意を皆で踏みにじるなよ。うぜーよ。
542 :
:02/10/10 11:09 ID:wSRJ/lOo
中途半端でやめるなら最初から書くなよ!
誹謗中傷なんて、あって当たり前だろ?
最後まで続ける気がないならもう書き込むな!
2chからも去れ!
543 :
456:02/10/10 11:23 ID:lvFY1ulM
>539-540
何だ、今度は責任転嫁か?お目出度いな。
こうなったのは何が原因かをもう少しそのない頭で考えてから書き込めや。
>542
オマエガ(・∀・)キエロ!
544 :
:02/10/10 11:33 ID:wSRJ/lOo
>>543 お約束のレスありがと。
あんがい、羊本人なんじゃないの?
自作自演好き見たいだし(藁
545 :
H写真:02/10/10 11:35 ID:g49VTyrX
546 :
456:02/10/10 11:51 ID:lvFY1ulM
>544
そう言うお前は382だろ?
自 己 弁 護 と 自 作 自 演 は 楽 し い で す か ?
547 :
マムコ:02/10/10 12:13 ID:iB6tr5dz
この小説ハクション仮面とか言いだしたあたりからつまらなくなった。
もうどうでもいい。ただネタが浮かばないから書かないだけだろ。
こんなスレどうでもイイのでage
548 :
(=・=):02/10/10 12:16 ID:KitXkykS
たかが2ch位でキャーキャー騒いでみんなおめでたいな
結局このスレは見守るのではなくて、周りが騒ぐだけのスレになったわけだ・・・
549 :
マムコ:02/10/10 12:18 ID:iB6tr5dz
おめでたいなおめでたいなおめでたいなおめでたいな
オマエモナー
550 :
:02/10/10 12:46 ID:xm7mV1K5
終 了 厨 、 出 番 で す よ !
551 :
ワラ:02/10/10 12:50 ID:Kkg1jWJh
こんな雰囲気じゃ、あの、フワフワした心地よい話を再開する気には、羊さんじゃなくてもなれんだろ。382の挑発に乗った時点でこのスレは崩壊したのだ。バカどもが。個人叩きで200近く消耗して何がしたいんだ?
羊さん、別スレ立てて再開していただけませんか?
以後このスレは放置と言う方向で。
552 :
":02/10/10 18:07 ID:5bZXm8Fw
551>>に賛成ですね。
当初の雰囲気とは大きく違ってきています
553 :
:02/10/10 19:56 ID:X5lgq8FT
>>382を煽ってる人はもうやめませう
せっかくの良スレが・・・(づД`)
554 :
子羊 ◆Utcspwr2bE :02/10/10 20:20 ID:G1fenD2e
その1
≪18:00 こ の ス レ 下 見 し ま し た ≫
≪18:10 下 見 完 了 ≫
≪18:15 分 析 開 始 ≫
555 :
子羊 ◆Utcspwr2bE :02/10/10 20:25 ID:G1fenD2e
その2
≪18:35 分 析 完 了 ≫
≪分析結果≫ 優良指数 ≫ 1〜381 = (AA+)90
〃 ≫382〜550 = (C)30
≪分析詳細≫ BBs値 (#156)HxCB3‘3D N0g0.027
DFs値 HPSs Oss 0.0081
その3
深夜、めずらしく神玄さんから、ボクのもとへ1通のメールが来た。
ちなみに、神玄さんとは、このスレ主である羊(HM)氏のことだ。
その4
≪麗季くん、久しぶり!!
本題に入るが、頼みがあるんだ。実は、例の作品の未完宣言を出してしまったよ。
正直いって、感情移入が強過ぎたようだ......詳しくは覗いて見てくれ。無念だが
致し方ない。そこで、幾人かの良識ある素敵な住人達の為に、君が引き継いでもらい
たい。麗季くんも14の家出娘と出会い今現在も共に生活してる立場であり、タイトル
に相応しい主と成り得るはずだ。内容は任せるが、楽しませてやってくれ。
僕は、あゆが見ることを前提に、男の性的描写はセーブしたが、君は自由にやってくれ。
出来れば、麗季くんの実生活を描いてくれたら有りがたい。
君のHMだが、“子羊”でやって欲しい。一方的な依頼だが、麗季くんに一任する
558 :
子羊5:02/10/10 20:44 ID:MbGdlCl5
上、すべて頂きです
559 :
子羊6:02/10/10 20:48 ID:MbGdlCl5
その5
ボクは、羊こと神玄さんの依頼を見た後、神玄さんのスレのレスを全て、頭に叩き込んだ。
『なるほど.....ねぇ.』軽く舌打ちした。
羊さんの心情が痛いくらい伝わった。ボクも経験あるなあ。ある意味で、残酷だよ。
すぐさま、神玄さんに返事した。
≪お元気ですか?全て読みましたよ。ほんとにボクが、てゆうか、ボクにぜひやらせて
下さい。面白くなるかどうかわかりませんが、イメージは固まりましたよ≫
すぐに返事が来た。
≪頼みました。完全無視でやり通して下さい。
追伸:麗季くん、いい加減に工事を終わらせましょう。皆、浮気しますよ (〜〜) ≫
560 :
子羊7:02/10/10 20:52 ID:MbGdlCl5
その6
どうして喫茶店にはネスカフェが無いんだ?わけのわからん豆より好きなんだけどな。
熱いコーヒーを一口飲んだ。このテーブル以外の客は一組だけだった。
重さ2s少々。少し型は古いが、カスタム化された操作性の良さは、最新型よりましだ。
ストーリーは、まぁいいだろう。どうにでもなる。羊さん方式で行こう。
だいいち、一任されたといえ、ボクの中では、羊さんが完全に見捨てたと信じていない以上、ボクは第三走者でいいと考えている。
それと登場人物だが、ボクと真希、それと神玄さんとあゆちゃんだな。それとあと一人必要だ。
名前を決めておくか..キヌ..カネ..ヨネ子、よしっ!ヨネ子にしよう。以上5人だ。
561 :
子羊8:02/10/10 21:04 ID:MbGdlCl5
【麗季】
24歳。177−65、ボク自身。学校を出て新卒で家電メーカーの基盤研究所に
入る。川崎市中原区在住、アパート住まい。独身だが去年から同棲してる真希が居る。
結婚したいがまだ無理。マイカーは中古のキャラバン。
【真希】
15歳。156−45.本名は違う。所在地は麗季と同じ。初めて真希を見たとき、
後藤真希に似ていたという理由で、そう呼んでる。川崎市内にある私立女子校の
高等部一年。
562 :
子羊9:02/10/10 21:15 ID:MbGdlCl5
【神玄さん】
説明するまでもなく、当スレの羊氏だ。ボクがまだ学生のとき、神玄さんの会社に
訪問し世話になった人。物腰の柔らかな所と、酔ったときのエロ話が楽しい人だ。
場を盛り上げるタイプだが、自己アピールの弱さのせいか、あまりもてないようだ。
【あゆちゃん】
13歳。もう説明するまでもなく、この夏休みに東京へプチして、神玄さんと出会った娘。
今月、つまり10月何日かに14歳になったばかりらしい。
神玄さんの説明では、上目づかいは松浦亜弥似で、サラサラ系のストレートはソニンの髪型らしい。
是非とも、一度会ってみたい女の子だ。
563 :
関西厨房:02/10/10 21:22 ID:XO1p5zCx
残念やな〜、羊さんの文章好きやったのに・・・。
564 :
関西厨房:02/10/10 21:26 ID:XO1p5zCx
子羊さん、あなたの色出してがんばってや(・∀・).。o○
565 :
子羊10:02/10/10 21:30 ID:MbGdlCl5
【ヨネ子】その1
31歳。160−52、未婚。現在、家事手伝い。北海道最北の町の外れに親と住む。
趣味はインターネットで、特に、自己主張できるサイトがお気に入り。HMは無数。
そういったサイト以外興味がないから、電源を入れる、接続する、サイトを開く、あっちこっちのサイトを覗く、
スクロール、文字入力、閉じる、終了、以外の操作はまったくわからない。フリーズした時も、叩くか、
電源コードを引き抜く。
地元の私立高校(共学)を卒業後、自分の才能を信じて疑わず、東京の服飾デザイン専門学校に入る。
卒業後の就職はこっそりと21社面接したが撃沈。そのときヨネ子は学校で一番おとなしく心の優しい隣の席の子に、
こう言った。【私は一発勝負系だから、みんなのように何社も面試する理由がわからないワ】と。
このように自己顕示欲強さと自意識過剰の為、小学校4年生のとき以来、友達と呼べるような存在は皆無である。
566 :
子羊11:02/10/10 21:42 ID:MbGdlCl5
【ヨネ子】その2
東京時代は足立区内の2Kのアパートに住んだ。、専門学校卒業後は、パートを5年間やった。
一日の中で他人と話せる場所は、 欲の無い、気のいいオバチャン達だけだった。その為か、自分が一番賢いといわんばかりに、
仕切っている。 また、オバチャン達の間では、スターだった。何故なら、田舎の病気の妹の為にパートもしてるが、
(オバチャン達はこの話に皆、涙する、が真っ赤な嘘) メインの職業は、青山にある有名なブランドのチーフデザイナーだと
吹聴してたからだ。
ここを辞める時も、オバチャン達には、札幌にイタリアの有名ブランドが進出する時に自分はハンティングされたと説明した。
東京を離れる際、羽田にはヨネ子ひとりだった。【東京から得られるものは、全て吸収したわ】とうそぶいた。
その後、札幌に行ってみたが、どこにも採用してもらえず、以来、田舎の親と暮らしている。そんなヨネ子の宝物は、
滅多に鳴ることのない携帯電話と、札幌で貯金を叩いて買ったパソコンだけである。
567 :
子羊12:02/10/10 22:19 ID:MbGdlCl5
子羊11
18:30 川崎市内にあるアパートは、入居して2年になる。2階の角がボクと
真希が住む部屋だ。毎日決まって、この時間に帰宅する。
真希は夕方の4時から5時位には帰宅してる。真希の学校の制服は川崎市内でも、
とびっきりカワイイ制服で有名な女子校だ。ボクは真希に、帰宅するまで制服は
着替えないようにして、ブラジャーも外すようにお願いいてる。それが楽しみで、
どこにも寄らず、毎日決まった時間に帰ることにしてる。
ボクと真希の名前が入った木彫りの表札の前に立った。もうすでに下半身が疼いていた。
毎日の日課だが、全然飽きないのだ。『ただいまあ!』
すぐにドアが開き、真希が顔を見せた。すっかり見慣れた制服だが、やはり興奮してしまう。
いつものように、真希には台所へ行ってもらった。気のせいか、最近一段とスカートの
長さが短くなってるようだ。ルーズソックスを履いていても、女の子特有の健康的な脚の
太さは隠せない。この肉感がたまらないのだ。ボクは唾を飲み込んだ。
568 :
...:02/10/10 22:34 ID:SJNvXN8L
==================== 再開 ====================
569 :
にゅ:02/10/10 23:03 ID:xEGGd61S
ここで、良レスを望むのは、やはり間違っていたのかもしれないが、
子羊さん、間違っても単なるエロ小説に貶めないようがんばって。
(貶めたらゆるせないね、、、)
>>569に同意
微妙にエロい方にじらすのが羊氏の特長であった
571 :
ほぇ〜 ◆W5z9rSNkvw :02/10/10 23:35 ID:SiaOQJor
推察するに、よね子=『子羊さんが持つ382のイメージ』?
子羊さん、気楽に頑張ってね。展開を楽しみにしております
569-570>禿同
572 :
わぉ:02/10/10 23:41 ID:Z4xDBgmP
羊さん=子羊さんですよね。。。
それには触れないルールかな。
BBS、羊さんの物語、子羊さんの物語全てがリンクしてるってことかな。
面白いアイデアでびっくり。すべては羊さんの最初の分から決まっていたんですね。
仕掛けといい、タイミングといい。
これからどう展開するのかワクワクしています。
573 :
子羊13:02/10/10 23:42 ID:MbGdlCl5
終了すますた。
はい、終わりましたYO。
なんかだるくて、やってらんねー
TV見てた方が有意義だもんネー ばyばy 子羊より
574 :
子羊14:02/10/10 23:48 ID:MbGdlCl5
≫572さんが期待してくれてるんで
やっぱり終わらないYO。
続けるもんネー 優柔不断が取り得の 子羊より
な ん な ん だ こ の ス レ は ・ ・ ・
ってゆ〜か、もしかしたらだけど、凄く汚い人が一人居ない?
むちゃくちゃ不快なんだけど。
576 :
:02/10/10 23:54 ID:t95ZmA4Z
引継ぎ終わって再開してるんだからマターリROMしましょうよ。
577 :
572:02/10/10 23:55 ID:Z4xDBgmP
≫575 ある意味期待を裏切られるのも、
突拍子の無い想像できない展開があるのも、
もしかしたら躍らせれてることさえも、
素晴らしい演出かもしれないと
僕は感じたりします。。
映画や文学の世界はある意味そういうもの
を求めてるし、いつも決まった終わりのある
「水戸黄門」じゃ、やっぱ満足いかないでしょ。
とはいえ僕自身もこの展開にはびっくり。
ずっとROMで見ていたのについ参加してしまう力が
このスレ、スレ主にはあるのでしょうか。
578 :
子羊15:02/10/11 00:12 ID:OAdUz20w
北海道も10月に入ると、さすがに朝晩は冷え込む。それでなくともここは、北海道の北に位置する。
ヨネ子のUターン生活も5年目だ。地元には学校時代の顔見知りはほとんどいないが、東京に居る
ことになってる手前、あまり外に出ないことにしてる。部屋着といえば、時代遅れの上下のジャージ
だ。色違いを2種類、交互に着てる。何もしてないから一日の時間はたっぷりとある。すっかり
労働意欲も失せ、気の抜けた色艶のない三十路の独身女が家の中でうろついているだけだ。
しかし、ヨネ子は満更抜け殻でもないのだ。一日10時間パソコンの前に座り、チャット等でカキコ
してるときは、まるで別人だった。
『ヨネ子!醤油買ってきてくれないべか?』かあちゃんの声がした。
『なんでさあー!わたしそんなキャラじゃないって、いつもいってるべー!』
ヨネ子は、パソコンから目を離さず答えた。
579 :
:02/10/11 00:23 ID:4hKXd7q/
あわわ…なんか急に場が動いたなぁ。
祈るような気持ちで応援しております。
580 :
うひょう:02/10/11 00:29 ID:OAdUz20w
≫578の子羊サンのスゲー!
イイ!イイ! 付いてゆきます、どこまでも
自作自演は堂々とネ
581 :
通りすがり:02/10/11 00:32 ID:EAWiFaHw
>>577 >素晴らしい演出かもしれないと、僕は感じたりします。。。
倫理感は人それぞれですが、
自作自演による作為的なモノを強く感じて
とても嫌な気分だったから。。。
少なくとも演出だからといって
誰かを傷つけて良い事にはなりません。
それに、反省した様に見せかけて
また書き出すのはどういう了見なのでしょうか。
このスレでの過剰なファンによる
他の意見を一切受け付けない体制とか
自分の事は棚にあげて、下手な理屈を押し付ける人とか
全部が嘘っぽく思えて仕方無かったからね。
是は「一意見」なので、ご理解頂きたい。
582 :
あやや:02/10/11 00:36 ID:OAdUz20w
あやや!おどろきマスタ シツコイ自演ダナア、スレの無駄使いスナ!
ホレタハレタカレタシビレタクタビレタス食べたい。
だから今日は寝ます
≪こんなん調子でよろしいか? 羊さんこと神玄さーん≫
583 :
:02/10/11 00:42 ID:gBtA3YT6
>581
すまん。
俺なんかが頭を下げてもどうしようもないんだが
今しばらくは純粋に話の流れを追わさせてもらえないだろうか。
…終わってからじゃ駄目か?
お願いします。
584 :
、:02/10/11 00:51 ID:WVjl+0TP
581アタタ
発言はしない方がヨカッタですね。とても痛い内容です。えっちロビーの板に
あなたはいったい何を求めて見ているのですか?自作自演を悪と決め付ける
あなたの寂しい認識に同情を禁じえない。性別、年齢、地位も匿名のこのような場で
自作自演を非難できるあなたの感覚はズレまくりです。それに反省したように見せかけて
と決め付けてますが、あなたは何故それを断定するのですか?そういった後ろ向きの姿勢で
このようなスレを覗いてはいけません。他のスレに逝きなさい。
想像するに、あなたは382さんですか?もちろん、あなたと違って断定してませんけどね(藁
585 :
、:02/10/11 00:58 ID:WVjl+0TP
≫581
と、このように切り返されますよ。
安易に否定するのはいけません。望む望まぬのも自己責任。
大切なことは、楽しんでいる人がいる事実を忘れてはらぬという事です。
586 :
ぎひ:02/10/11 00:59 ID:86DVUpZ7
子羊…あいつはヤヴァイな…、この朽ち果てかけたスレに、光を灯すかもしれん…いや、させてはならない、子羊を始末しなければならないな…
587 :
382 ◆ZtKysgs71s :02/10/11 01:07 ID:4iqsGZrj
382としてレスしたのは551が最後ですが何か?そして後は571に見守る人として書き込みしましたが何か?ショボーン
588 :
通りすがり:02/10/11 01:08 ID:EAWiFaHw
>>583 いえ、只の意見なので、あまり気にしないでください。
>>584 別に、私がHロビーで何をしようと勝手でしょう?
自作自演を悪と決めつけておりません。
ただ羊氏が糸を引いているのであれば、
悪質だと私は思ったまでです。
貴方みたいに何でもかんでも、答を求めるやり方は
他の考え方を排除する、狭量な人としか思えませんが。。。
>同情を禁じ得ない。が良い例です。
性別、年齢、地位、が匿名である事と
自作自演との関連が謎なのですが、情報操作して惑わせる事を
良識のある人がするのでしょうか?「是非、お答ください」
382さんとは関係ありません。
見えてきたゾ!!!!なんとなくだが、見えてきた、ここに来て、やっとな。
ここは生半可なスレじゃない。心して付き合ったほうがいいな。
最後は必ずツイテイッテヨカッタ!と感じるはずだ。
みんな、俺のこの発言忘れないでくれ。仕掛け人はもちろん羊神だ。
羊神は、なんだかすさまじい何かを持っている気がする。
だからよ、いちいち、しゃあない意見を吐くなよ。見守れよ。
590 :
:02/10/11 01:20 ID:9ydlieYz
>>587 気にしないで、またーりROMしましょう♪
>>588>>584 まーまーどちら様も落ち着いてください。
ここで、議論始めちゃったらアレじゃないですか。
591 :
通りすがり:02/10/11 01:35 ID:EAWiFaHw
>585
584だけ観てレスしてました。失礼しました。
>>590 水掛け論になりそうですし、私もスレ汚しな発言でしたね。
ご迷惑をおかけしました。
592 :
、:02/10/11 01:36 ID:XOsPdVUy
588さん
あなたの主張があんまり我儘なんで、呆れていたんですが、あなたの為に、
これを最後に答えます。
あなたは言いましたね。≪別に、私がHロビーで何をしようと勝手でしょう?≫
そうゆうあなたが何故他人の勝手を非難するのですか?誰かを攻撃するから非難するののですか?
ならば、あなたも想像という形式でもって、羊さんを裏で操っているかのごとく言ってる。
≪ただ羊氏が糸を引いているのであれば、悪質だと私は思ったまでです≫
別に、このようなことは、敢えて活字にしなくてよいでしょう。
あなたは自分の行為は微細だから悪ではない、だから自分は何をしても勝手という。
悪業に大小があるのですか?善意に大小があるにのですか?
悪は悪であり、善は微細であろうと善なのです。これを理解できなければ
あたしは後悔しますね、ああ、無駄な時間を費やしてしまったよ、と
593 :
、:02/10/11 01:42 ID:XOsPdVUy
≫591
書き込み中で、見れなかった。申し訳ありません。
言い過ぎてしまった。お互い、今後の展開を楽しみましょう
594 :
子羊16:02/10/11 01:53 ID:12sKdLfi
うむうむ....なるほろ
明日も書くぜ!
臨時新スレ主より
595 :
悪役:02/10/11 02:05 ID:nFbW/8wK
ムム、( );こしゃくな子羊だな、早くつぶさねばならんな、羊なきあと糞スレに
なりかけてたのに、このざまはなんだ、良スレになってしまう気配が、くそっ!
596 :
春夏秋冬:02/10/11 02:41 ID:7rf110hn
さすが良スレ。
いい雰囲気に戻りつつある。
子羊様がんばつてください。
どちら様を褒めれば良いのか判りませんが…
凄いですね。感嘆しております。
この先も楽しみにしております。
がんばってください。
598 :
高校教師:02/10/11 06:36 ID:wruIHK2T
価値ある一品と出遭った気分だな。
なんとなく良さそうに見えたので買ってみた。
部屋に置かれたそれは、日増しに味わいを見せ始めた。
だが、ある日、無性にそれがガラクタに見え、
飾って置く場所を変え、目立たぬ所に置いた。
家の娘がガラクタを見て、これいいじゃん!もらうね。
ある日、娘の部屋で見たそれは、なぜだか
とても良いものに見えてしかたがなかった。
やっぱり返してほしいな...
やだよ、棄ててたじゃん、と一蹴された。
599 :
572:02/10/11 09:31 ID:tToT9qNy
ついに始まりましたね。
僕らの発言もこの物語の一部のように考えます。
羊さんは僕らの発言を見ながら、物語を進行させているような
気がしますね。最後にはどういう展開に終焉するのか。
全てがリンクし一つの方向に向かっている。
作者、反抗者、信仰者、傍観者、全てを巻き込み、
どこからどこまで真実で、どこからが偽りなのか
その境界線すらも無くなる物語。
静かにそして時には、激しく個々の思いをぶつける
ことができるのでは無いでしょうか。
600 :
清香:02/10/11 17:39 ID:z00ty40p
清香サヤカ20です。読んでたらあたしも自分の体験談寄せたくなりました。此処には書いたら駄目でしょうか。あゆちゃんと同じようにあたしもリア厨の頃、家出したのです。今はその時出逢い、暮らしを共にした方と結婚しています。彼は当時26で、私は15でした。
601 :
子羊17:02/10/11 20:01 ID:XheLui39
ヨネ子のインターネットに休息はない。朝から精力的に楽しんでいる。お気に入りに
登録したサイトは1時間に何度もチェックしていた。特に自分が発言した後のサイト
には、分刻みの確認を怠らなかった。ヨネ子にとっての会話相手がネットの中の誰か
なのだ。足立区に居た当時、パート先の気のいいオバチャン相手に意見してみたり、
作り話をしてしまったのも、単に、他人と心置きなく談話ができる場所がそこだけで
あったという理由から、悪気の無いサービス精神がつい出てしまったのだろう。
匿名性の高いネットにおいて、いまのところ、相手が人間であるらしいが、
時代が変われば、ユーザーの気質や性格等が忠実に入力されたコンピューターが
ユーザーに代わって言語を飛ばすことだろう。それに気付かぬ人は、コミニュケー
ションを繰り返し、出会いを求めたり、論争してしまうなんてことも、
起こり得るのだ。
602 :
子羊18:02/10/11 20:09 ID:XheLui39
そんなある日、ヨネ子を歓喜させるニュースを見つけた。札幌市内のスーパーで、
牛肉の偽装販売が発覚してしまったことで、不特定の購入者に向けて、購入を証明
するような類は無くても口頭で購入総額を告げるだけで、全額返金してくれるという。
こんな茶番が事実なら、まさに千載一隅だった。その信憑性を裏付けてみた。
確かな情報だった。(行きますよ、何がなんでも行かせてもらいましょう)
2日後の朝に金をばら撒くのか。ヨネ子は、含み笑いを抑え切れなかった。
603 :
子羊19:02/10/11 20:16 ID:XheLui39
その三時間後の晩御飯で、ヨネ子はコタツの前の父親に単刀直入に話した。
『とうさんさ、10万貸してよ、返すよ』
テレビを観ながら日本酒を飲んでた父が振り向き、イカの刺身をつまもうかどうしようかと
迷いながら言った。
『あ?なんだあ、なにいってんだあヨネはよう、はんかくせえこというな!』
『必要だっていってんの』
親だからといって、こんな口調をしているわけでない。いつもの口調を変えてまで目的を
果たす気は無かった。駄目なら、大通り公園のベンチで寝るだけのことだ。
自分を変えて媚を売り、懇願するなんて、小学4年生の夏に失敗して以来、棄てた。
604 :
子羊20:02/10/11 20:25 ID:XheLui39
『だっからなあ、なにに使うんだっての?いってみろ』
『宿泊代とかさ。明日の昼にはここ出て、札幌行くわ、2,3日』
『.....かあさんはどうすんのさ?』と言うなり、刺身を3切れ口に放り込み、
またテレビの方へ顔を向け、酒を呷った。
『なんだかわからんけど、いいんでないかい、ヨネ子も気晴らしになるっしょ』
思いやりを感じた。小さな笑みを浮かべ、かあちゃんの顔を見たが、
目は合わなかった。
準備しなくちゃ。
605 :
子羊21:02/10/11 20:42 ID:XheLui39
早速、身支度をした。
取り敢えず一週間は過ごせそうな物をバッグに詰めた。札幌に行くからって特別なことはしない。
動き易い服ばかり選んだ。そんな準備をしながらだった。
(ひょっとして戻らないかも、何も無くなったから田舎に戻った訳だけど、
だから戻らないことだって有りだな。御飯と寝る場所があればいいかな)
分身でもあるパソコンのコードを全部外し、箱に詰めて置いた。ヨネ子は久しぶりにまじまじと
鏡の中の自分を見た。輪ゴムで長い髪を後で束ねていた。入浴以外はこの状態だ。365日
変わらない。化粧っ気のない顔、子供の時に、聡明そうな女の子だなと何度も言われたことの
ある広めの額。どってことのない女、昔から変わらない、とヨネ子は思い込んでいる。
606 :
子羊22:02/10/11 20:50 ID:XheLui39
しかし他人から見えるヨネ子は、決して悪くはないはずだ。顔立ちは良い方だ。
寧ろ、普通以上だろう、素顔であるにもかかわらず。
他人の目をあまり意識しないヨネ子は、自分への視線に気付きようがないから、
ヨネ子もまた、他人に視線を向けることもない。
但し、例外はある。他人の、ある生態に強い興味を惹いたとき、ヨネ子は
研究者の如く、冷ややかな観察を始めるのだった。
607 :
わ:02/10/11 21:00 ID:tToT9qNy
ワクワク。ドキドキ
608 :
:02/10/11 21:07 ID:WzTUZa8U
子羊さん、>600さんが子羊さんのいない時に体験談語るのはありですか?
609 :
親父:02/10/11 21:22 ID:6rwt9Dcn
この小説…読んだ事あるんだけど…悲
610 :
まゆみ:02/10/11 21:23 ID:/9E/DPVz
≫608さん
もちろんですよ!みんなのスレですよ (w
なんにも気にせず、体験談を書いてください。楽しみです。
一応、1000以内に完了目指してますが、なんとでもまりますヨ!!
だいいち、この子羊だって、くっだらねー一言でスレ食ってるしサ
子羊もマイペースでやってますんで
612 :
子羊23:02/10/11 21:30 ID:XheLui39
中学三年生だった真希とであったのは、去年の秋。秋葉原でだった。
ボクが声をかけたの時間は午後7時頃。高校生なのか中学生なのか区別がつかなかった。
秋葉原に佇む真希の姿は、不釣合いだった。頭の大きさの倍近くはありそうな帽子。
それを目の下まで深く被っていた。早い話が顔の半分しか見えなかったのだ。ざっくりと
した毛の白のVネックセーター、黒のミニスカート、ピンクのルーズ風ソックス、
厚底のスポーツシューズのいでたちは、一見して、アイドルっぽさがあった。
秋葉原という街だったからよけいそう感じたのかもしれなかった。
真希の前を行き交う人の大半が、首を回してでも眺めて行った。
中には振り返ってでも真希から視線を離さなかった者達もいた。
高校生より少し子供かな、白く晒されている下肢の感じから、そう判断させた。
613 :
:02/10/11 21:34 ID:WzTUZa8U
>清香さん
子羊さんも>611のように言われてますし、
私を含め他の人も(;´Д`)ハァハァ出来る話なら
大歓迎のはず(違ってたらスマソ)ですので、
執筆おながいします。
614 :
:02/10/11 21:55 ID:gl9iKRHm
結局さ羊ってあゆとやったの?やんなかったの? それだけ知りたいわけよ。
へたれの羊はやれたの?あゆは実はベテランだったりして。。。
615 :
デトロイト在宅:02/10/11 21:56 ID:FTY+hMC4
616 :
子羊24:02/10/11 22:01 ID:XheLui39
真希、いや最初にこの少女の姿を見かけたのは午後4時少し前だった。
中央通りのガードレールのバーの上の段に腰をおろし、下のバーに両足を
乗せて何かのコミック本を読んでいた。
そのときは、可愛らしいなと思ったものの、それだけのことで、一瞥し、通り過ぎた。
ボクの用件が済み、パーキングへ向かうとき、その少女は、3時間前に見かけた時と
まったく同じ姿勢で居た。こんなにも長い時間、同じ姿勢で居なければならない理由が、
思い浮かばなかった。このまま気がかりを引きずって去ったとしたら、ずっと気になって、
車でここに来そうだな、と思った。なに、一言、かけてみるだけだ。案外、あっさりと
解決するに違いない。ボクは不自然にならないよう、さり気なく声をかけてみた。
617 :
子羊25:02/10/11 22:19 ID:XheLui39
『......あのー君さ、何時間もここに居るけど、何か困ったことでも?
何でもなけりゃ、いいけどさ』
聞こえなかったのか、何の反応も無かった。
『.....そう,ならだいじょうぶだね?』
ボクが立ち去ろうとしたとき
『あ......』
少女は見ていた本の読みかけに指を入れ閉じ、ボクの方に顔を向けた。それでもまだ顔が
よく見えなかった。
『えっ?なに』
『いや、やっぱり......いいです』
618 :
子羊26:02/10/11 22:48 ID:XheLui39
もう無視できないな。ボクは目の前まで行き、少女の前でしゃがんだ。
『なにかあったみたいだな、心配しなくていいよ、普通のヤツだしさ』
『なんでもないって』
『ふーん、たとえば家を飛び出ちゃった、とか』
『.....別に、関係ないじゃん』
『きみ、東京?』
『いいじゃん、違うって』
『じゃ、どこ?』
『むこうだって』
『はあ』
『三島だよ、わるい?』アゴを少し上げ、そういった。黒い目が見えた。
619 :
子羊27:02/10/11 23:02 ID:XheLui39
ボクは質問のしかたを変えてみた。
『もう暗いよ、このままここにずっといるんなら、俺は帰るよ、東京は怖いんでね』
『......』
『家出したんなら、交番行こうか?』
『ウゼーんだよ!もう、消えてよ!』
ボクは立ち上がり、少し声を荒らげた。
『ああ!もちろん、消えてやるよ、でもせっかくだからこれだけは言っておく!
東京でな、世界中でな、おまえのこと心配してるのは俺ひとりだぞ!明日のニュースが
楽しみだぜ、東京湾に家出少女の死体が浮ぶってな!』
620 :
子羊28:02/10/11 23:12 ID:XheLui39
『では、かわいいおじょうちゃんの葬式で、また会おうぜ!!』
ボクは、そう吐きすてるように言い、少女に背を向けた。
急いでカバンの中の適当な紙に走り書きし、丸めて少女の前に投げ捨てた。
≪死んだら、かけて来い! 090−2◆◆◆―◆◆◆◆ くそガキへ!!≫
壮大かつ下劣な自作自演スレだな。
って書くのも漏れの勝手ってことだNE♪
622 :
:02/10/12 01:08 ID:Kopam7VU
>621
出遅れオメ
623 :
、、:02/10/12 06:02 ID:4pndqCgw
いいですねオモシロデス 最後までガンガレ
624 :
外野席:02/10/12 06:46 ID:EDD2r+hj
over600か、
まさか、ここまで
持続してるとは
つぶされずにナ
オドロキだ
そのサービス精神に
価値ありダナ
ファンの一人に
入れてくれ
625 :
子羊から:02/10/12 09:16 ID:+aJhxq70
糞スレ立てますた!
現実、妄想ごっちゃまぜです
退屈なときは覗いてください。
コテは【100万カンデラ】です。
626 :
子羊から:02/10/12 09:19 ID:+aJhxq70
ふざけ系なんで、見ればわかりますが
盛り上げのため、1レスだけ自演かけましたけどね
628 :
子羊29:02/10/12 11:29 ID:tGGjzQE0
少女から立ち去り、駐車場へ向かいながら、実は少し後悔してた。
通りすがりのまだ家出ともわかってない女の子に対し、大人げ無かった気がする。
あの走り書きも踏み潰されるに違いない。最後は単に脅かすつもりだったけど、
いつの間にか、真面目に怒ってしまった。もう、いい、忘れよう。
中古で購入した10年前のワンボックスのロックを外すと同時に、ポケットから鳴った。
非通知だった。
『はい......』
『おじさんでしょ?かけてやったよ、なに?』
その言い方で相手がわかった。
『おじさんじゃねえよ!そこにいろ、メシ食いに行くぞ』
『.......どっちでもいいよ』
629 :
子羊30:02/10/12 11:45 ID:nxbNkal2
少女の所へ戻った。まったく同じ姿勢だった。ボクを見るなり顔を上げ、言った。
『ひまそうだから、つきあうよ』
『行くぞ、焼肉食いに行く。腹へってんだ、ボクがな』
先に歩いた、5mくらい離れてついて来た。
メールの着信音が鳴った。神玄さんからだった。
≪来週末、2日ばかり技術者の研修会で札幌に行くけど、土産ほしいか?希望があったら
教えてくれ、では≫
630 :
子羊31:02/10/12 15:39 ID:+Mi46fG9
ヨネ子は、翌日の昼に家を出て、夕方6時には5年ぶりの札幌に着いた。
特に変わってもいなかった。というよりも、仕事探しでここに寄ってみただけだったから、
変化に気付くはずは無い。
一先ず、駅近くのビジネスホテルを外から予約し、直行した。部屋はシングル。
狭かった。明日、行くスーパーの住所を再度、確認現地までの交通機関を調べた。
一番早い時間に行く予定だ。こんなとき、パソコンがあれば簡単に検索できたのに
と、思ったら、なんだか体の半分以上を忘れてきたような気分に苛まれた。
翌朝、ヨネ子は、例のスーパーへ向かった。
631 :
。:02/10/12 18:01 ID:+Mi46fG9
期待デース 最後までガンガレ
632 :
:02/10/12 19:23 ID:FTZ6o1+O
い つ ハ ァ ハ ァ で き ま す か ?
633 :
:02/10/12 19:27 ID:j8P9LXHC
(;´Д`)ハァハァは>850位ではないかと・・・
634 :
:02/10/12 22:13 ID:FMcTUfRj
キタ━━━(゚∀゚)━(・∀・)イイ━━ !!!!! sage
635 :
55:02/10/12 23:16 ID:W5yO3N5D
イイヨ!ツヅキ キボーン
ふ━━( ´_ゝ`)━━ん
637 :
子羊32:02/10/13 00:32 ID:PUey4P1r
そのスーパー有名なのですぐにわかった。典型的な大型店だ。足立区に住んでいたとき、
よく利用していた。ここで世紀の茶番劇が展開されるわけだな。ヨネ子の口元が緩んだ。
金をばら撒く場所は探すまでもなかった。すでに人だかりが出来ていた。いったい皆んな
は何時に来たんだろうか。それだ残念だった。かなり出遅れてしまった。2,3社、地元
テレビ局の移動中継車も待機していた。これからもっと増えるだろう。そしてこのニュースは
全国に配信されるはずだ。こんな面白い喜劇は、めったに見るられないもんな。それにしても
若い男性がが多いと思った。ヨネ子のイメージは、30〜50代の女性が大半に違いないと
考えていたから、当てが外れた。
638 :
子羊33:02/10/13 00:52 ID:PUey4P1r
小さい方のバッグをホテルから持ってきた。ここに居る自分がテレビに映るわけには絶対にならないと、
この状態を想定していた変装用の帽子を被り、今ではどこにも陳列されないようなサングラスをかけた。
使い捨てカメラも取り出した。ヨネ子が並んだのは30数番目だ。それにしても奇妙な雰囲気だった。
集まっている人達に騙されたという気配がない。むしろ、楽しそうにしている集団が居るのが理解でき
なかった。やがて、この雰囲気が一変して、怒気と罵声の鬼気迫る喜劇舞台と化してしまうなんて予測
できなかった。そういえば、やって来る人達の特徴は、ひとりで来るより、グループ単位でここに来て
いる人がほとんどだった。
639 :
子羊34:02/10/13 01:05 ID:PUey4P1r
並びながらも、周囲の話し声の聞き耳を立てていた。ここでまた驚いた。ヨネ子はせいぜい2,3万位
もらいに来てるものだと思っていたから、10万、20万の単位を耳にしたときは、本当か?と
思わざる得なかった。じゃ、私は30万にしとくか、と呟き、小さく笑った。
暫くして、スーパーの担当者が返金方法のアナウンス始めた。ついに金がばら撒かれるのか。
ヨネ子は身震いした。先頭の集団が色めき立ち始めた。(始まったか)
ヨネ子は列から離れ、少し距離を置いた所に立ち、その光景を写真に収めた。
金をもらいに来た人達の表情も撮影した。ほんとに申告額を頂戴しているのだろうか。
640 :
子羊35:02/10/13 01:24 ID:PUey4P1r
どうやら、もらっているようだ。戻ってくる若者が拳を掲げて、仲間に向かって、ガッツポーズをして
いたからだ。実際の受け取っている金額は知りようもなかったが、先にもらった人が5万もらえば、当然、
自由申告なのだから、徐々に増額していってしまうだろう。これこそ世紀の茶番劇だ。愉快だ。
あまりにも滑稽だ。それからしばらくして、スーパー側から予定金額を超えた為、本日の返金は終了します。
といった案内を流した。こりゃ、大変だ。とんでもないことになりそうだぞ。ぞくぞくしてきた。
場が一瞬の内に、豹変した。誰かが怒鳴り始め、一気にそれに同調した若者達が騒ぎだした。この怒りは
どんな心理状態からきてるのか、知りたかった。報道スタッフもここがスクープ時と言わんばかりに、
カメラが急接近し、罵声を浴びせる若者達の表情を撮ったり、コメントを求めたりしていた。
641 :
子羊36:02/10/13 01:49 ID:PUey4P1r
素晴らしい現象だ。待ち望んだ事態だ。概ね、狙いどうりのシナリオだ。
一部始終を脳裏に焼き付けた。さあ、これらの怒りの心裏はどっちだ?
本当に申告どおりに買った為の怒りか?それとも、実際にもらった人を
目の当たりにしてしまった為に、俺らだけなんでもらえねえんだよ!
ふざけんなよ!不公平じゃねえかよ!といった怒りか?と考えてはみたものの、
それはあくまでゲーム感覚推理に過ぎなかった。ヨネ子とってはどっちでもいいわけで、
楽しませてくれるんなら、こういうアクシデントは願っても無いことだ。
〔喜劇と成りえない喜劇がやっぱり喜劇に成っただけのことよ〕
ヨネ子はこの舞台をそう総括した。
騒然な舞台となった場所もピークを超えたあたりで、ヨネ子は、その場を立ち去った。
642 :
子羊37:02/10/13 02:14 ID:PUey4P1r
駐車場に着いて、後ろから付いてくる家出風少女の為に、助手席のドアを開けた。
『どうぞ!お嬢さん』少女は立ち止まり、どうするか考えているようだった。
『気持ちは決まってんだろ?乗ったら自分でドアを閉めるんだぞ』
ボクは運転席側に回り込み、乗り込んでエンジンを回した。エンジンの音とともに少女は
助手席にだらだらと乗り込んだ。ボクはいつも流しているCDをチェンジし、
宇多田ヒカルにしてみた。車を発車させた。
『一応、名前は?』返事はなかった。
『じゃ、決めるよ。後藤真希に似てそうだから、真希にしとくな、文句いうなよ、
単なる記号に過ぎないんだから』ボクは、笑いながら言った。
643 :
子羊38:02/10/13 02:46 ID:PUey4P1r
たぶん、しばらくは口をきいてくれないかも知れないな。だからといって車内で二人とも
無言でいても空気が悪くなる。ボクはどっちでもいいけど、この娘にとっちゃ不安だろうな。
いま会ったばかりの男の車の中に乗ってしまったものの、その男が何も話さない人間だった
ら、もっと不安になるに違いない。
『真希ちゃんさ!その帽子取ってほしいなあ、何故だと思う?真希ちゃんの帽子の中が
スイカやサボテンだったりしたらキモいしさ、普通の女の子だっていう証拠を確認
したいだけさ』無反応だった。ただ前を見ている感じだった。目が見えないから
わからないけど。
『カルビーは食べれる?どっちかな?』やっぱり返事がない。少し苛ついてきた。
『おなか空いてますか?返事をして下さい、真希ちゃん』
これで返事がなかったら...
『....ちょっとだけ』
644 :
G−women:02/10/13 10:09 ID:nSiI6j1v
>599さん
同感です。>589さんの洞察力の鋭さに頭が下がりまス。
ただ、仕掛けているかどうか?
それにしても膨らみましたネ 0(^^)0
徐々にみえてきましたが
まだなんかありそうで、ワクワク;
ラストまでつきあいますょ (^_ )
645 :
**美:02/10/13 10:55 ID:uD3C+X/g
ワア!いたんだあ!ROMってるひと。わたしだけになってるとおもってた。
リアルタイムでずっと追ってます。羊⇒子羊と変化してけど
スレ主さんの淡々とした強い信念がイイ!サイコー!
これで、2名が見てるわけだ(藁
完結後に感想書き込むのウズウズです
646 :
::02/10/13 11:05 ID:Az5IfzwI
じゃ、3名だ(w
647 :
?:02/10/13 11:10 ID:sKbMLW1b
実は4人?
648 :
:02/10/13 11:18 ID:SnG0T9yh
>>645 子羊さんが1000までで完結させるって言ったから無駄レスしないで
ROMってるんですよ。
だれもいないと思われるスレに
何10人何100人潜んでるのが2ちゃんですから。。
649 :
:::02/10/13 11:24 ID:6xe7eQGL
そうだったのか!!!!!!!!
ビクーリ
仲間がいたんだ! ごめん、無駄レスやってもうた
650 :
・:02/10/13 11:43 ID:u7Pl6Baf
586へ
おまえのいうとおりだな
子羊をはやくつぶさねば....
651 :
:02/10/13 11:48 ID:BBPLu2i3
お前は
=―≡ ̄`:∵∧_∧´‘
_ Λ_≡―=', ( )
>>1 ,“≡ ) ( ゜Д゜r⌒) _/ / ̄ ドゴッ!
″∴≡く / ∧ | y'⌒ ) (⌒ヽ _Λ _,,_
″″ \/ Λ_| / ‖ | | Д゜ )(、_ =  ̄=∞
( ゜Д ー' | |ヾノ ∧∨≡ ̄≡ ̄
‥´、゛=―≡ ̄`:,| , | γ―=―≒‥
逝ってよしだぜ!!!!!!!!!!!!!!!
652 :
vvv:02/10/13 17:38 ID:/vIev255
( ´,_ゝ`)
653 :
、:02/10/13 17:45 ID:RtuiJz6t
(^_^)
654 :
子羊39:02/10/13 18:45 ID:v9eBQtL+
秋葉原からそのまま川崎に戻った。焼肉屋はできるだけ人気があって、騒々しいところにした。
気に入りの店はあるが、この娘に緊張をさせてはいけないと考え避けた。
ボクは勝手に注文した。欲しいものがあれば、好きなやつを注文しろと、言ったが、
そうしない事はわかっていた。会話らしいものはほとんどなかった。ただ、思っていた以上に
食べてくれたようだ。店を出て、車の中で尋ねた。
『三島か、伊豆の手前だよね?東名ならたしか沼津を出てすぐのはずだ』
ここから沼津なんて、ちょっとしたドライブに過ぎない。二時間もあれば三島に入ってるだろう。
655 :
子羊40:02/10/13 19:03 ID:v9eBQtL+
『よし!決めたぞ、今から三島まで行く!君を送ることにしたからな』
そう言い切るなり、真希は顔をこちらに向け
『勝手なことすんなよ!ふざけんなよ!もう.....降りる!』
『真希を捕獲したのは俺だ!ここで降ろすわけにはいかないな、責任があるからな』
『だったら、よけいなことしないで!』
ボクは場所を移動し、できるだけ景色の綺麗なところを選び、車を停めた。
途中で買い求めた缶ジュースを真希に渡し、ボクはコーヒーにした。
めったに吸わない煙草をダッシュボードから一本取り出し火をつけた。
『じゃ、今夜は行かないことにする。約束だ。その代わり家出の理由を話してくれ』
『......やだよ』
656 :
子羊41:02/10/13 19:17 ID:v9eBQtL+
『誤魔化すなよ!君は自分の境遇を誰かに話したくてしかたがないはずだ。それを真面目に聞いてくれる
理解者が一人も居なかったんだ。話すんだ、何もかも、そして、すっきりさせろ、解決しようと自分で
思いこむな、まず吐き出せ!考えるのはそれからだ』
『………………』
『秋葉原で俺はいったよね、いま真希のことを心配してるのは、世界中で俺しか居ないって。話すんだ、
そして一緒に真希のこれからを考えよう』
真希が少し顔を上げ、ボクの方をもう一度見た。初めて、視線が合った。
657 :
羊42:02/10/13 19:44 ID:v9eBQtL+
真希が話し出すのを待った。10分ぐらいそんな時間が流れた。
すると突然、真希が顔を伏せ、激しく泣き出した。遠慮のない子供の素直な泣きかただった。
何かを言いたそうだったが、嗚咽に震え、声にならなかった。ボクは何もせずに、黙って、
泣き切るのを待った。何もかも話してくれるはずだ。
打ち明ける決意をしたから、涙が溢れるのだ。
658 :
販売員:02/10/13 19:55 ID:7YNq4we0
俺もずっとROMってるよ。
自作自演だろうが、何でもいい。面白いからね。
無駄レスゴメソ。
もう、書き込みません…
659 :
デトロイト在宅:02/10/13 19:55 ID:pMVMUy83
660 :
子羊43:02/10/13 20:12 ID:v9eBQtL+
真希は4人家族の次女だった。両親は真希が小学2年生の時に離婚し、父親だけが家を出て行った。
以来、音信不通。上に兄と姉がいた。兄は高校を中退して、埼玉県内にあるレストランでコックを
目指していた。だが、この兄も1年に一回、遊びの途中で顔を見せるだけだった。家に仕送りをした事は
一度も無い。姉は3年前に結婚して、熊本に住んでる。姉も結婚後に、相手の人と一度だけ顔を見せに
来るだけだった。兄同様、電話をかけて来る事はあまりなかった。両親の離婚を機に、真希が生まれた富士市を
離れ、三島市に引越しして来た。引越し先は、1階は以前誰かが飲食店をやっていたのを、そのまま母親が引き継いだ。
家族の生活拠点が店の2階だった。四畳半と六畳の和室があるだけだった。とはいえ、四畳半には誰のかわからない色んな
荷物が置かれていたという。兄はその部屋に空スペースを作り自分の部屋にしていたが、高校生の時に、家を出て行った。
661 :
子羊44:02/10/13 20:29 ID:v9eBQtL+
母親はそこで小料理屋を始めた。生活の為、家族のみんなが手伝った。
真希が小学3年生のときだ。真希は健気に手伝った。兄は仕入れや店の修理等をし、
姉は母と店に出ていた。真希も学校から帰って夕食を食べたら、夜9時まで一所懸命に
手伝った。真希は明るくて、とても可愛らしい感じだったから、お客さん達に
人気だった。寧ろ、真希が健気に手伝う姿がいじらしくて店に来る客も多かった。
そのことは、真希が一番自覚していた。わたしが頑張れば、お母さんも、お兄ちゃんも、
お姉ちゃんも助かるに違いない、そう信じて、毎日毎日、休まずに手伝った。
662 :
子羊45:02/10/13 20:56 ID:v9eBQtL+
お客さん達は酔っ払うとよく真希にお小遣いもくれた。それを真希はお店のレジに全部入れた。
真希は、それが自分のお小遣いでなく、自分で稼いだお金なんだと考えていた。
酔っ払ったおじさんの膝の上にもよく乗せられた。お母さんやお姉ちゃんに見えないようにして、
パンツの中に手を入れられたり、ブラウスの中に手を入れられ、膨らみもない胸を触られたりした。
しかし、真希は笑いながら【くすぐったいよ、おじさん】と小さな声で訴えた。
手伝うのも、このことを黙っているのも、自分の大切な役目だと信じていた。
663 :
子羊46:02/10/13 21:22 ID:v9eBQtL+
真希が小学6年の時だった。お兄ちゃんはもう家を出ていた。だから深夜2階に居るのは
真希だけだった。ある日、布団に入って寝ているとき、常連のおじさんが、お酒の匂いを
させて【おじさんと一緒に寝ようね】といって布団に入ろうとしたから、真希は毅然として言った。
【嫌!ひとりで寝れるよ!】といって追い出した。
真希が小学校を卒業するのと同時に、【中学生になったら、もう店手伝わないからね】と母に告げた。
母は、それがいいと言ってくれた。女だけの家族3人の生活。そして小料理店。
真希は微かな不安を感じるようになっていた。
中学2年の去年のことだ。真希が決定的に今の生活環境に対し、
激しい嫌悪感を抱いてしまった、出来事があった。
664 :
子羊47:02/10/13 21:42 ID:v9eBQtL+
その夜は、お姉ちゃんは、彼氏とデートで店を休み、お母さんがひとりで店に出ていた時だった。
店の客入りは、真希が手伝わないようになってから、暇な日が多くなった。
深夜1時頃、真希が1階のトイレに入っていたときだ。何故かこの日に限って、トイレのドアの
鍵を閉め忘れて閉まった。突然、そのドアが開き、顔見知りのおじさんが酔っ払って、
中に入ろうとした。
【あらら!ごめんなさいね】といってドアを閉めることなく中に入ろうとした。
真希は、【おかあさん!おかあさん!】と驚きと恐怖感に襲われ、声にならない声を出し、
助けを求めた。
665 :
子羊48:02/10/13 22:00 ID:v9eBQtL+
男は、ズボンのファスナーを下げ、気持ちの悪いくらい、大きくなっているモノを真希に
みせつけるようにして
【おじさんも、一緒にいいかな……..】と言いつつ近づいてきた。真希は、パジャマの
ズボンも上げられないまま、男を突き飛ばし、2階に逃げ、鍵をかけた。
階下で、母が【もう、娘をからかっちゃ駄目だって!今夜は帰りなさい!】と言って、
男を帰した。
<からかうだって?あのようなことをして、からかったで終わりなのか?>
<酔っ払ってさえいれば、何をしても許されるのか?>
<あれは、単に、酔いを利用しただけの許せない行為じゃないか!>
666 :
子羊49:02/10/13 22:21 ID:v9eBQtL+
真希は、その事件以来、夜が怖くて眠れなくなってしまった。一番安らげるはずの、家庭はどこにも無い。
明るかった性格も、精神的に不安定となり、この建物に入った途端、まともに話すことのできない子に
なってしまった。笑うこともなくなった。夜は、クラスメートの家に転々として、泊まるようになった。
真希の3年生になった時に、姉は結婚して家を出た。この家に自分を守ってくれる人は誰もいない。
母は、とても優しいから、真希は自分の苦しみを母に告げて、店の邪魔にならないように努めた。
母がひとりで頑張っている姿を見るにつけ、そう思った。だから、母は真希の心の傷に気付かず、
最近の真希の行動を、生活態度が乱れて、家で泊まらなくなってしまったと、思い込んでいる。
祝666通過!!!!
フウ;
668 :
子羊50:02/10/13 22:55 ID:v9eBQtL+
真希は、ゆっくりと話した。
言葉をひとつひとつ選び、時に言葉に詰まり、時にしばらく寡黙になったりもした。
全てを話し終えるまで、もう、泣くまいと、泣いてはいけないんだ、と誓っていたように感じた。
長い時間だった。ボクはその間、いっさいの相槌も、質問もしなかった。
いろんな理由で家出する子供。安易に、家出といった珍しくもない現象に、
ボクたち大人はこれまで、それをどう受け止め対処してきたというのだろうか?
669 :
子羊51:02/10/13 23:03 ID:v9eBQtL+
ただ、警察に引き渡せば、解決するのか?
見つけた大人が強い倫理観でもって、送り返せば、それで解決するのか?
ただ引き渡せば、それが良識ある大人なのか?
そんな行為をしている己にただ、納得したかっただけじゃなかったか?
何も見えてない大人が、わかった顔しても、
本音で生きようとして、家出を選択してしまった子供の何がわかるというのだ。
何をしたかなんかじゃない。その子供の何を理解して上げたかじゃないのか。
解決までしようとしなくていい。短時間で子供の心裏を掴み取れるわけがない。
解決したと錯覚し、押し付けてるだけだ。
真希の名前は、香織だった。
670 :
子羊52:02/10/13 23:52 ID:v9eBQtL+
それは、少女の赤裸々な告白だった。嘘偽りのないありのままの事実だ。
そう、ボクは確信した。このような話を、さっき出合ったばかりの男に打ち明ける勇気は、
計り知れないものがある。聞き終えた後、ひとりの少女の人生が、ボクの全身に
覆いかぶさった気がして、しばらく何も言えなかった。
真希を見た。大きな帽子を鼻の下まで降ろし、完全に顔を隠していた。その姿から
<なにもかも話したよ。あなたに話したんだよ。あなたにしか打ち明けたことないよ>
<わたしはどうしたらいいの?あなたになにができるの?>
<なにもできないなら、偉そうに聞き出したりしないで>
そんな言葉が聞こえてくる。ボクはひとつの決意をした。
それは、常識とはかけ離れた決意だった。
671 :
子羊53:02/10/14 00:35 ID:HFFVlY4o
ボクは無言で真希の大きな帽子のツバを掴み、ゆっくりとそれを引き上げ、
頭から取り除いた。真希は目を閉じ、声のない涙を流していた。
帽子を取ったとき、頭の上で結わいていた長めの髪が崩れ、真希の顔をまた隠した。
ボクの顔を見つめた。なにかに訴えているような、すがっているような目つきをしてた。
その顔がよく見えるように、ボクは柔らかな髪を後ろに追いやり、言った。
『全て、話してくれてありがとう、真希。君の話したことはなにもかもボクの
心にしまったよ。この先、二度と同じ話をすることはないはずだ。ボクがさせない.』
『…………….』
672 :
羊54:02/10/14 00:44 ID:HFFVlY4o
『ボクは決めたから。もちろん、どうするかは真希が決めることだ。
いまさっき出会ったばかりの運命も、思いがけない大きな運命も、同じ運命だ
真希と出会った運命をこれからもつないで行く。いいか、よく聞いてほしい
ボクが真希を育てる!!お兄ちゃんやおとうさん代わりになるつもりなんて毛頭ない!
真希の恋人として面倒みる。あと五ヶ月、中学を卒業したらこっちの高校に入って貰う
どうする真希?いまの気持ちを返事してほしい。あとで心変わりするのも自由だ
ボクにまかせてくれるなら、この手を強く握るんだ!』
673 :
羊55:02/10/14 00:54 ID:HFFVlY4o
真希は驚いた表情を見せた。当然だろう。
しばらく目を伏せていた。
やがて真希の右手が小刻みに動き、ためらいつつも、
ボクの左手に近づき、ゆっくりと左手の上にかぶさってきた。
強く握られる事はなかったが、
そんなことは何の意味もないのだ。
674 :
羊の悲鳴:02/10/14 01:17 ID:HFFVlY4o
今日は、ちと無理しちゃったかな、目がイタイ
寝よ ZZZ
≫672〜674が羊さんのコテになってる、単なる間違いです ;フキフキ
676 :
/_/_:02/10/14 10:17 ID:orha2E1Z
( ´ゝ`)
(´ゝ` )
つよく、生きなきゃ ガンバル
678 :
vvv:02/10/14 11:29 ID:2E73ybfv
( ´,_ゝ`) (´,_ゝ` )
679 :
羊56:02/10/14 13:54 ID:mM4fUM+2
研究所に所属する第一陣の技術員18名は、千歳空港からチャーターしたマイクロバスに乗り込み
札幌へ向かった。神玄にとって二度目の北海道だった。小学校の時に、家族で遊びに来て以来の
ことで、千歳空港も千歳の街も、道央自動車道から見える町並みも、当時の記憶と重ね合うもは
あまりなかった。札幌には、1時間あまりで着いた。研修会の会場は旧道庁・赤レンガの近くにあった。
海外を含む全国から87名が集合した。名目上は、研修会及び各研究所で行っている業務の報告と
質疑応答で終わりだ。去年は、那須で行われた。初日の予定が概ね午後3時で終了すれば、
いや終了することになっている。翌日と、出発する翌々日の昼まで、完全にフリーである。
679のコテでまた【子】を抜いてしまった。 ;
681 :
子羊57:02/10/14 14:11 ID:mM4fUM+2
早い話が、慰安なのだ。研修という名の、慰安旅行が十数年に渡って慣例化しているだけのことだ。
まだまだ所内の中における神玄の地位も影響力も無いに等しい入社3年の彼にとって、
遊び気分だった。任されている事といえば、進行役でそれもそのサポートだ。進行がスムーズに流れ、
お決まりの時間に終了するように調整する役目だった。早いはなしが雑役ってやつだ。5年目を過ぎると、
現在の研究進行状況とその見通しを個別に発表させられる事になっている。それが苦手だった。
所内での能力が、あまり優秀ではないと自己評価してる神玄にとって、プレッシャーだった。
ただ、この暢気な研修会もあと、1,2年で廃止される予定になっている。
682 :
子羊58:02/10/14 14:18 ID:mM4fUM+2
お約束の3時になった。発表中の者がラストとなった。予定ではあと3人残っていたが、
本人達もも承知している。それだけ内容も穴埋め的なものとなっていたから。
会は滞りなく終了し、少しの時間、それぞれが同じ社員同士で名刺を交換していた。
神玄は携帯電話のマナーモードを解除し、一番の楽しみを確認した。ちっぽけな画面の中で
乱雑に顔文字や絵文字が躍動するのを見ているのが幸せだった。毎日5件から10件、
必ずそのメールが来る。可笑しくてならなかった。こんなメールを入力し送信してくれる性格が
大好きだった。。そしてなによりも、いとおしい気分で一杯になった。神玄も北海道にいることを
メールで送った。
683 :
子羊59:02/10/14 14:41 ID:mM4fUM+2
会場を後にし、グループ単位となって、徒歩で大通り公園と札幌駅の中間に位置する重厚な雰囲気の
あるホテルに戻った。部屋はツインルームだった。神玄の部屋に10人位が集まり、同期の仲間と
年の近いもの同士で夕方から未明にかけての打ち上げを話し合った。
<遊ぶぞ!> <食うぞ!> <飲むぞ!> と一様に同じセリフを吐いて興奮していた。
日頃、所内で缶詰になっている彼らにしてみれば、この日は心待ちにしていたはずだ。
その点、神玄は彼らと所属が違って、研究所内の企画推進チームだったから、多少、意識は
違っていたかも知れない。時間が不規則な彼らと、昼休みの時間、業務終了時間が一定な
神玄は、さほど心躍ることなく、比較的クールでいられた。
684 :
子羊60:02/10/14 14:57 ID:mM4fUM+2
ヨネ子は、一旦ホテルに戻った。小さなホテルのロビーで遅い昼食を摂った。
一応、札幌に来た目的は、大満足で達成された。今日の世紀の茶番劇をまとめ上げて、
自分のホームページと、影響力のあるサイトに公開したくてウズウズしていた、
が、今は此処にそれは無い。これは一種の禁断症状だな、と自覚して笑った。
昨日、田舎を後にした瞬間、ヨネ子は、自分の今後の人生プランから、
田舎暮らしを抹消させた。
685 :
子羊61:02/10/14 15:08 ID:mM4fUM+2
東京もそうだったが、札幌もヨネ子にとって良いイメージはなかった。何故なら、このふたつの大都会は、
ヨネ子の雇用を完全に拒絶してくれたからだった。友人といえる関係も作れなかった。もちろん、
何が原因であったかのか、それを考えることはしなかった。ヨネ子はリベンジを誓った。まず、
札幌の苦い思い出を払拭させようと決意していた。たとえ路上生活になったとしても、かまわなかった。
いっさいの刺激から遠ざけられた日々だけは、御免だった。ヨネ子の手持ち残金は8万を切った。
今夜もホテルに泊まるべきか思慮した。寝るだけで1万2千円は無駄だと思った。
そして、荷物をまとめ、ホテルを出た。
686 :
_:02/10/14 15:26 ID:PpLT4x+E
援護
687 :
子羊62:02/10/14 17:12 ID:mM4fUM+2
人通りを避け、テレビ塔から一番遠い大通り公園のベンチで二日間過ごした。
日中はともかく、さすがに陽が落ちると寒かった。ウールで編んだ帽子とマフラーを買い、
どうにかしのいだ。その間、なにもしなかった。何をすれば良いかわからなかった。
路上生活者が近くを徘徊しながら、ヨネ子を訝しげに伺っていた。昼夜問わずサングラスと
帽子で自分を隠した。深夜に徘徊する者達の世界に、片足が呑み込まれたような気分だった。
このままでは、リベンジどころか、戦わずして敗北が決まってしまう。明日は仕事を探そう。
ヨネ子は、そう考えながら、バッグを枕にして、海老のように丸くなって、ベンチで寝た。
688 :
子羊63:02/10/14 17:43 ID:mM4fUM+2
翌日は、とても爽やかな朝から一日は始まった。
体中が痛かったが、このすがすがしい天気に背中を押されるようにして、職を求めた。
てっとり早いのは求人誌だった。内容はともかく、目についた求人誌は全て買い求め、
資格や条件から、即決してもらえて、従業員寮のありそうな求人募集のみ電話し問い合わせた。
二度と使うことは無いと思っていたテレホンカードが重宝した。
携帯は、いつ充電できるかわからなかったから使用しなかった。この都会で瀕死の状態に陥った時、
かあちゃんに自分の死体を運んでもらう為、携帯は存在してるのだ、と現実になりそうな冗談に苦笑いした。
689 :
子羊64:02/10/14 18:21 ID:mM4fUM+2
その日の成果は、またしても全敗だった。即決の寮付きは自分の条件に沿う求人は皆無だった。
土木・建築関係系だけがあった。ただし、まだ可能性は残っていた。
あと一冊、初めから対象外としていた求人誌が残っていた。夜の仕事専用の求人誌だった。
夕方、地下鉄に乗り、適当な住宅地で銭湯を探し、入浴した。
身も心も軽くなりファーストフード店で食事をしながら、夜の求人誌を眺めた。
何がどう違うのかまったく理解できなかったから、最初に目がとまった募集へ携帯でかけた。
というのも、公衆電話の為に外へ出るのが億劫だっただけだ。
電話にでた男は、年齢と現住所を質問しただけだった。女子従業員用の寮もある上に、
いつでも働けるとのことだ。なにより、日給が良かった。
3時間後の夜9時に面接に行くこととなった。札幌駅に戻り、大きなバッグを
コインロッカーに入れ、必要な物だけ小さなバッグに収めた。
690 :
子羊65:02/10/14 18:54 ID:mM4fUM+2
ススキノまで歩いて向かう途中、まだ時間があったから喫茶店に入った。
鏡に映った自分と向かいあった。目深に被った帽子とサングラス姿、それに化粧っ気のない女は、
どうみても怪しかった。サングラスは外した。ヨネ子はコーヒーを飲みながら、
これから行く店の待遇内容を信じられないでいた。自分の耳を疑ったほどだ。
31という年齢を正直に告げたのに断られなかった。それが嬉しかった。
ヨネ子は何枚もコピーした毎度同じ内容の偽りだらけの履歴書を、あらためて眺めた。
691 :
子羊66:02/10/14 18:58 ID:mM4fUM+2
これまで味わった全敗の原因は、これなのか?
そして、こんな偽りを当然のように使用していた自分の性格にあるのか?
よくわからないが、もしそうだとしたら、と考えたところで、ヨネ子は一旦、店を出て、
急ぎ足で履歴書を買いに行き、戻った。
そして生まれて初めてありのままの自分を晒す履歴書を書いてみた。なんとも寂しい内容だった。
空白ばかりだった。性格欄も、【明るく明朗】をやめ、空白にした。
特技も、【服飾デザイン・英会話】をやめ、特になし、とした。
備考欄には、これまでの自分では到底考えられないことを記載してしまった。
692 :
_:02/10/14 18:58 ID:bMdtICTy
ガンガレ子羊!
693 :
子羊67:02/10/14 19:08 ID:mM4fUM+2
【 先日、両親の住む■■町から札幌に来ました。生活資金も乏しく、
住む部屋もありません。ですから頑張って現状から脱皮したいのです。
それで応募致しました。ぜひ、お願いします 】
ヨネ子は、これまでの自分の生き様を全て否定する正直な履歴書を書いた。
特に、最後の備考欄は何度破り棄てようかと思ったほどだ。
そんなことを書くくらいなら、ベンチで寝て居た方がましだったはずだ。
だが、迷いながらも、ヨネ子は、履歴書にハンをしっかりと押した。
694 :
子羊68:02/10/14 20:52 ID:mM4fUM+2
安売りで買ったような軽量スポーツシューズ、色落ちしたジーンズ、黒のハイネック、
レザーのベスト、目深に被った毛糸の帽子のいでたちをした女が、10階建ての雑居ビルに入った。
各フロアーには10店舗以上入っていたが、探している店は9階にあった。9階には3つの
クラブしかなかった。広いのかな、とヨネ子は思った。エレベーターで9階に行き、
【CLUB 翔】という店の前に立った。ドアをノックした。中から黒いスーツ姿の男が
『なんでしょうか?』と相好を崩さずに言った。ヨネ子は、店の豪華すぎる雰囲気に気圧され、
不信感を感じていたから、引き返そうと考えていた。
『あの、面接で………..』とヨネ子が言い切る前に、スーツ男は親しみを込めた笑顔に変え、
『ああ!先ほどの方ですね。お待ちしてましたよ。いま、オーナーのママが控え室で
待っていますので、どうぞ入って下さい』
695 :
子羊69:02/10/14 21:11 ID:mM4fUM+2
ママという人はヨネ子より2,3才上のように見えた。にこやかな表情で、ヨネ子を迎えた。
差し出した履歴書を10秒ほど見つめ、すぐに伏せて、テーブルに置いた。
履歴書にはあまり関心がないようだった。ヨネ子を観察するかのごとく、しばらくみつめていた。
それが落ち着かなかった。なにもかも見透かされそうで。いつもの創り話で先手を打って、
自分のペースを取り戻したかった。
『その帽子を取ってもらえますか?』
『あ、はい』帽子を取るなり、長い黒髪が真っ直ぐに垂れた。
『いつもお化粧をなさらないのですか?』
『ええ………』
『どうです、やってみますか?』
『使ってくれるならですが、でも、このような仕事は経験がないのです』
『今夜、泊まるお部屋は?』
696 :
子羊70:02/10/14 21:58 ID:mM4fUM+2
『ホテルなら、ありますけど』
『そんな無駄はおやめなさい、お店には借り上げているマンションがあります。月に7万のワンルームです。
その半額をお給料から差し引きます。光熱費も自己負担です。当然ですが』
『とても有り難いです』
『ただし、3日間は私の所で寝泊りして下さい。この商売に入るためのトレーニングを徹底的に行います。
この店で私のサポートをしている妹と一緒に貴女の教育をします。その間は、無給ですよ。いいですか?』
『はい、やるしかないですから』
『で、ヨネ子さんは、お店でのお名前はどうしますか?あと、見た目は25,6才で充分通用しますが……』
それを聞いてヨネ子は、ふたつだけ拘ることにした。
697 :
子羊71:02/10/14 22:13 ID:mM4fUM+2
ヨネ子の拘りとは、これまで自分を欺いてきたことに対する拘りだった。
『名前は、ヨネ子。年齢は31歳で仕事させて下さい』
ママは、ちょっとだけ考える様子を見せたが、すぐににこやかな表情に戻り、
『それでいいでしょう。』といい、ママの住んでる住所を名刺の裏に書いて寄こした。
『今夜はゆっくりと寝ていてください。娘がひとりで留守番してますから』
ヨネ子は、他人に対して初めて、心から礼を述べた。店を出るとき、
あの黒いスーツを着たスタッフに、一言あいさつした。
『ここで働くことになりました。ヨネ子です。よろしくお願いします。』
それを聞いて、微かに驚きの表情を見せたのが、なんだか可笑しかった。
698 :
子羊72:02/10/14 22:48 ID:mM4fUM+2
真希の話を全て聞いた後、ボクは中原区のアパートに戻り、真希は今夜そこで泊まる予定で
あることを伝えた。真希は、小さく頷いた。
長年に渡って重く心に痞えていたものがとれたせいか、徐々に真希の表情に色が戻ってきた。
まだまだ言葉数は少ないものの、話し方に理智的な感じがあった。大きな帽子はもう被ることも
なくなり、長めのしなやかな髪はアップにして留めていた。そのうなじがとても綺麗だった。
『あのー名前はどういったらいいですか?』
『華麗の麗に季節の季でレイキっていうよ』
『めずらしいです、レイキさんですか?』と両手で口を包み笑った。
『真希ちゃんは、真希のままでいいの?』
『香織も嫌いじゃないけど、真希のままでもいい』
ボクと14歳の真希はアパートの中に入った。
699 :
_:02/10/14 23:36 ID:8npJKxBa
お、いい展開になってきた!援護しとくね
700 :
わ:02/10/14 23:54 ID:zhqhc5pQ
もう700かよ(・∀・)
701 :
はなくそ:02/10/15 00:37 ID:3dip70Q9
子羊さん、羊さんは結局どうなったのですか?
702 :
ぎひひ:02/10/15 02:15 ID:i9IVOMQL
何となくあげ、これで荒れれば嬉しいです。
703 :
故非通知:02/10/15 02:51 ID:OWBrOSIn
いまいち展開が読めん。漏れの頭が悪いからだが。
其の点羊さんのは、シンプルだったと痛感。
子羊さんの今後の展開に期待。
704 :
_:02/10/15 03:21 ID:LKXgbgWw
>>703 4人の登場人物を絡ませつつ物語を展開していくつもりだと
思うのだが、突然場面が他の人物に飛んでしまう為、イマイチ
理解しづらいのだと思われ
都合3つの物語をリンクさせて描く展開は余程の腕がないと
混乱を招きそうな予感・・・ちょと心配だよね。
正直、神玄&あゆ、レイキ&マキの話だけ聞きたい
705 :
\\\:02/10/15 04:35 ID:f1hZBlbM
この物語にそれぞれの関連性はあまり重要でない気がしてる。
リンクじみてるのま、作者のシャレでしょ
一連の流れの中で、どれもがメインと成り得るストーリーを
限られたレス枠を調整しながら構成してますね
最後に三つがどう繋がるかわずかに見えなくもないが
いずれにしろ、どれも作者の人柄がでてる秀作だな
こんな悪条件の板でさ、やっぱスゴイ!!!
706 :
批評か?:02/10/15 04:48 ID:j4WlGYxD
ずっとROM専だったが、一回だけゆるせ
子羊よ、どうどもいいことを、だらだらかいてんじゃね!
と言えない内容なんで、文句言えない、何も言えない、ただカンシン
もうストーリーは充分楽しめたから
1000にこだわらず、1000で突然ブツギリしちゃうのも
2ちゃんらしくネー?
最後までコソーリつきあいまっせ
707 :
はなくそ:02/10/15 09:08 ID:SgUw94ut
おまいら!子羊さんはなぁ!3つのストーリーを同時に楽しませてくれてるんだ!関連してなくても別にいいじゃあないか!黙ってROMるんだ!で、結局羊さんはどうなったの?
708 :
....:02/10/15 13:45 ID:Ajw7i4aL
あれだ、アダルトビデオの最初のインタビューを
早送りしたい心境に似てる。
709 :
:02/10/15 16:50 ID:W3AqoinR
そうかな、漏れは凄くいいと思うけどな。
このまま再生の方向で。
710 :
工房:02/10/15 19:32 ID:a+ske2nZ
お願いだ、みんな
好意的なレスはともかく
個々のうんちくは
抑えてくれないものだろうか
上映中につべこべいうな、そんな気分なんだ
頼む、みんな
織れもレス食って、スマン
711 :
子羊73:02/10/15 21:27 ID:YvFYj3aN
車の中でのボクの思い掛けない言葉を真希は、どう受け取ったのだろうか?まだ14だ。
あまりにも一方的な言い方に、否定できずにいただけかもしれない。
半分も理解していないに違いない。だとしたら、危険だ。また深い傷を負わせることになる。
なんとなく言われるままに従ってみたけど、ある日、ふと、“これは違う”と感じたとき、
後悔するはずだ。どうにもならなかった自分につけ込んできた大人。
巧みな言葉で玩具にされた、と。痛手を被った子鹿が、残されたひとつだけの存在に
心揺らいだが、結果、そうするしか方法が無かった。だからこそ、
いまここで、しっかりと説明しなくてはならない。
ボクは机の椅子に座り、真希はカウチソフアーに座らせ、向き合った。
712 :
子羊74:02/10/15 21:37 ID:YvFYj3aN
『あのね真希、このことだけは、頭に入れてほしいんだ。いまから話すことは、
さっき話したような内容だけど、あらためてボクの言ってる意味を理解してほしい。
真希なら理解できるはずだ。ボクが言ったことは今はまだ提案に過ぎない。
最後に決めるのは真希自身だからね………..この提案には、ボクの決意と夢が含まれている。
同情心から、真希のことを面倒みると、安易に.....いや簡単に言ったんじゃないんだ。
真希はどうにもならない気持ちで、たまたまボクに全てを話してくれただけかも知れない。
真希が全てを打ち明けてくれた後、しだいに変化してゆく表情を伺っていたよ。
それを見つめている内に、ずっとこうしていたいと考えていた。好きになっちゃったんだね。
713 :
子羊75:02/10/15 21:41 ID:YvFYj3aN
そして、何を考えたと思う?.......いつまでも側に真希を置いておきたくなった
.....これが全てだよ。それ以外の理由はなにひとつないんだ。
で、ボクは,その方法として、真希を面倒みると言ったんだ。ただ、この提案を進めて
行けば、当然、真希は周囲から否定的な意見ばかり浴びるに違いない。
もちろんそのときの判断は真希が決めればいい。ボクの提案に、違う、と感じたら、
余計な事を考えずに、ボクとGOOD BYする事だ。ボクがいま確認したいことは、
この提案をやってみるか、どうかだけなんだ。もし、OKなら、明日、真希のおかあさんに会って、
ボクの考えを話すよ。そして、おかあさんは驚いてしまうよ.......
どっちにしても明日、真希を三島に送るから』
714 :
子羊76:02/10/15 21:55 ID:YvFYj3aN
真希はどこまで理解できただろうか、まったく自身がなかった。
しっかりと理解させなくて、判断してもらわなくては、意味が無かった。
だが、そんな思惑とは別の言葉が真希の口から出た。
『.......あのう、シャワーに入りたいっていったら、変、ですよね?』
『えっ?いや、もちろん好きにしてよ』
『でも........』
『わかりましたよ、当然だよね、』
ボクは真希に、タオルと自分のシャツを渡し、奥の部屋へ行った。
その夜、ボクと真希は、奥の部屋で、1.5m離れて眠った。
『おやすみなさい!!』と言った真希の明るい声を、いつまでも耳にしたいと思った。
715 :
子羊77:02/10/15 22:38 ID:YvFYj3aN
翌朝、ボクたちは少し遅めの朝食を部屋で摂った。
まだ目覚めきっていない真希の幼さが残る顔立ちに、キスをしてみたい衝動に駆られた。
食べ物を口に含んだときの頬のつるつるとした膨らみが可愛かった。
どこを見るでもなく無心に食べる表情を眺め、心底、出会ったことの悦びを実感した。
ボクたちは出発した。途中、コンビニで合計30万引き出した。
川崎から東名に乗り、沼津へ向かった。車中で、真希が心配そうに、
(だいじょうぶかな?)と二度、三度呟いていたが、真意はわからなかった。
沼津を出て、30分ほどで、真希が嫌悪する家に到着した。
ボクは、緊張している真希に気付いていた。
716 :
子羊78:02/10/15 22:46 ID:ybEdSS7S
『やっぱりダメ。家に入れない・・・』
真希は小刻みに震えている。
見ると脂汗が滲んでいた。
『この家で私、父親にレイプされたんだ・・・』
717 :
子羊:02/10/15 23:00 ID:YvFYj3aN
≫716さん
どうぞ、続けて下さい。楽しみにしてますよ。(w
718 :
子羊79:02/10/15 23:41 ID:IPpTAAeO
『大丈夫だよ真希…僕がちゃんと説得してわかってもらうようがんばるから』そう言って真希の小さい頭を軽くなでた。
719 :
子羊80:02/10/15 23:46 ID:SgUw94ut
『さあ、行くぞ!』 『うん…』 真希の家に入った。築30年ほど経ったかのようなぼろアパートだった。真希の合鍵を使い、静かにドアを開けた…
720 :
子羊:02/10/15 23:47 ID:YvFYj3aN
面白い!!イイ!!
もっと続きキボーン!
サイコ!!
1000までイケー!
721 :
子羊81:02/10/15 23:49 ID:3dip70Q9
さびついたドアがきしむような音で開いた。…僕達は 運が悪かった。なんと玄関に真希の母親がいたのだった。『お、お母さん!』 『香織…』
722 :
子羊82:02/10/15 23:54 ID:4xN6avtv
『あれ??』 僕と真希は一瞬目を疑った。 真希の母親は、玄関の入り口に裸でよつんばいになってこっちを向いていた…! 『カモ〜ン!』
723 :
子羊:02/10/15 23:57 ID:YvFYj3aN
≫718
センスあるよ!イイ感じ。短いながらも、才能が滲みでているね。
≫719
築30年のボロアパートか、いい発想だね、完敗です。
724 :
子羊:02/10/16 00:01 ID:CaduEIsZ
≫722
そうか、真希のおかあさんは、”売り”か”淫”だったんだね、知らなかった。
725 :
子羊:02/10/16 00:02 ID:CaduEIsZ
残り、275レス、ガンガレ!期待してるね
726 :
子羊83:02/10/16 00:03 ID:OBZLJ+B1
『おじゃましました〜』僕達はそう言い残してその家を後にした…。真希はずっと泣いていた。『元気だせよ!お母さんとは話せなかったけど最後に顔見れただろ?真希!』 『でも…』
727 :
子羊84:02/10/16 00:08 ID:prjZ8cim
『お母さんのあそこ…ひどく汚かった。それに臭かった。あんな中から産まれて来たと思うと悲しいよ!』 『ああ、確かに臭かったな。あとビラビラもすごい長さだったよな。』そう言いながらも、僕のあそこはピンコ立ち!
728 :
子羊84:02/10/16 00:09 ID:OBZLJ+B1
『お母さんのあそこ…臭かった。あんな中から産まれて来たと思うと悲しいよ!』 『ああ、確かに臭かったな。あとビラビラもすごい長さだったよな。』そう言いながらも、僕のあそこはピンコ立ち!
729 :
子豚:02/10/16 00:10 ID:62Hc5pdB
ごめんなさい子羊さんちょっといたずらがすぎました続きやって下さいお願いしますもう邪魔しませんから。
730 :
子羊:02/10/16 00:20 ID:CaduEIsZ
子羊です(w
725から0:00を過ぎてID変わりましたが、子羊です。
結構、腹かかえて笑ってました。ここは、えっちねたロビーであることを
再認識しました。なんでもアリ、大歓迎です。
ただ、最終的に、100〜150レス分くらい残ればいいかなって、思ってますけど
どうかな?(w
予定外も、また、らしくてイイかもね。
ということで、715の続きを、下レスに、本日最後として、入れときます。
最後までやりますよ!!!
731 :
子羊78:02/10/16 00:24 ID:CaduEIsZ
ボクたちは車を降り、目の前の家へと歩いた。じっと前を見つめながら歩く真希。
ボクのシャツの袖を掴んでいいものかどうか迷っていた。
『この家で寝たのは、いつが最後なの?』
『.....10日くらい前かな、でも眠れなくて、夜中に友達のとこ行ったよ』
ボクは店の入り口から真希と一緒に入った。おかあさんと思われる人が、掃除をしていた。
ボクたちを見るなり
『あっ!香織ちゃん!昨日はどこに居たの?』と、さほど驚く様子もなく、
何事もなく帰って来た事に安心していた様子だった。
あきらかに、もう、馴れてしまった、といった感じが伺えた。
と同時にボクの方を見た。
ボクは何もかも話すつもりでいた。母親より先に言葉を発した。
続ききぼんw
733 :
.:02/10/16 00:38 ID:GuxncT5J
援護!援護!ガンガレ
734 :
清香:02/10/16 01:25 ID:kEXVjYVp
どう長さの検討・調整をしても、長くなり、子羊さんの邪魔になるので、今スレは断念します。ごめんなさい
735 :
ー:02/10/16 01:37 ID:ihPn85lg
736 :
:02/10/16 02:02 ID:VbISjRzt
>清香さん
子羊さん終わってスレが1000行ったら次スレ立てますんで
そのときお願いします。
737 :
.:02/10/16 02:07 ID:WVCbX/j6
>735
いや、今スレは断念、で正解だろ
ちみ、国語苦手だっただろ。もしくは慌てものって言われるタイプ(w
わかりやすく解説すると、このスレッドへのレスで体験談を書くのは断念します。
ってことだよ
738 :
子羊:02/10/16 21:41 ID:OBZLJ+B1
みなさんへ。最近あまり反応がないようなので、みんな見ていないかと思われ、ここでおしまいにさせていただきます・・・羊さん同様、このような結果になってしまい。申し訳ない限りです。でわ
739 :
なぜぇぇ:02/10/16 21:49 ID:Eo75O2bi
ええぇぇ
無駄なレス付けない方が良いと思って静観してたのです。
楽しみに読んでました。続きをプリ〜〜〜ズ!!
って別人???騙り??(・_・、)
740 :
( ̄口 ̄;):02/10/16 22:45 ID:xzEj7DZs
おいおいおいおい!!
めっちゃみんな見てるとオモワレ
『子羊です。遊んでみました』
【彩蓮寺拓海 登場!!】 ケース1 『私たち家出してみまスター』
胸のポケットの中にある携帯型の送受信機から、F信号が鳴った。
彩蓮寺拓海は、それを取り出し、シークレットナンバーを入力し、
再生ボタンを押した。普段は、F信号なんてのは無視しているが、
たまには世間の情報も得ておきたかった。シクレットb入力しない
限り、デジタル信号は、音声変換されない。
信号音は、A〜Gまであった。A信号は、国家の安全を揺るがし
かねない最高機密情報が送信されてくる。B〜D信号は、国内の重要
問題、政財界のVIP級の極秘情報に用いられる。B〜Dに関しては、
一日、6,7回本部より発信されて来る。E〜G信号は、有名な民間人、
例えば、学術・文化関連の人物。細かく説明するなら、スポーツ選手や
芸能人も含まれ、そういった者達の情報が頻繁に発信されるが、
彩蓮寺の場合、その重要任務遂行が優先される為、内閣官房長の意向により、
D〜G信号は一切、無視して良いことになっている。
彩蓮寺拓海 地方の中学校を卒業。卒業式とともに書置きを残し、
単身で英国に行った、という噂。10年間、英国でなにをしていたかは、
英国情報機関のみが知っている。25歳になった彩蓮寺は、突如、東京に
現れ、2年間、食いつなぎのアルバイトのみで生活していた。アパートは、
四畳半一間、台所と便所が共同という部屋で悶々していた。彼は、無益な
友人関係を拒絶していた。友人の存在が無益なのではなく、彩蓮寺の思考
レベルとは、あまりにもかけ離れている為に、退屈極まりなかったのだ。
そんな、彩蓮寺の英国時代から彼の素養、資質、性格、体力、知力等
を何年にも渡って秘密裏に、8000項目という遠隔テストを
繰り返していた国家機密機関があった。目的は、2000年1月1日に
活動を開始する国家最高機密情報捜査員の主要メンバーの選定であった。
それも民間人でなければならなかった。公務員では個人情報が開示され
過ぎている。
彩蓮寺の判定結果は、トリプルAを凌ぐフォースであった。もちろん、
全国から選定された18名内、彩蓮寺のみが、フォースと認定された。
1999年12月31日、27歳の彩蓮寺の部屋に一本の電話が鳴り響いた。
電話の主は、警察庁長官であったが、身分は伏せた。
『彩蓮寺君ですね、突然の電話をお許し願いたい。というのも仕事の
話なんだが、悪い話ではない。もし時間の都合がつけば、是非、
会って貰いたい。誠に申し分けないが、拒否することは、
認められませんよ。今から、5分後に迎えの車が到着する、では』
初対面のくせに、君呼びかよ、無礼なじいさんだぜ。だが、金無し、すること
無しの彼には、それを無視するには、もったいないような退屈しのぎと
考えていた。
着替えてアパートを出た。きっちり5分に軽自動車が到着した。車を見て、
さほどの話でもなさそうだな、と彩蓮寺は想像した。体格のよい男が2人
前座席にぴったりと収まっていた。一様に、鋭い眼光をしていた。
助手席の男が降り、乗るように促した。
『車はカモフラージュです。しばらくしたら別の車に移動します』
軽は15分ほど走り、とあるマンションの地下駐車場に潜り、黒塗りの
国産高級乗用車へと乗り換えた。車内には、無線機が搭載されていて、
頻繁にこの車の現在地を報告し、移動ルートの道路状況等を問い合わせて
いた。ダッシュボードには、赤色灯が無造作に置かれていた。
『警察の方ですか?』
『のようなものです。これより首相官邸に直行致します。それと
二度と彩蓮寺さんは、御自分アパートに戻れなくなります。彩蓮寺
さんの本日までを抹消致します。部屋に大切な物は御座いますか?
30分以内に取りに行かせますが』
『抹消!!首相官邸だって!!俺の過去を消すのか?』
『全てではありません。東京での2年間を消します』
『なんだかすごい話だな、俺の命は保障してくれるのかな?』
『もちろんです、万全です』
『ならOKだ、おもしろい。冷蔵庫の納豆と卵は、諦めるよ』
車は官邸内に入った。即座に正門は閉められた。
首相の私室に招き入れられた。室内には、そうそうたる人物が、俺と
17名を待っていた。政府高官が数名、警察庁長官もいた。
俺のように突然、ここに連れて来られた者たちも揃った。
男11名、女7名だった。20代を含む女たちを除けば、皆、30代前半
だろうか。俺が一番若そうだ。
首相が訓示を述べた。
『君達18名は、本日をもって、我が国の安全と、国民の安全の為に
最重要の任務にあたってもらう。所属機関は無い。表向きの実体も無い。
称号するならば、国家安全情報最高機密捜査機関の設立メンバーと
認識してもらいたい。 君達の身分保障と身体の安全は、我々と
遜色ないものとなる。 また、各自権限は、国家公安委員会に準ずるか、
ときにそれを上回る権限も同時に有する。
さて、本任務遂行における報酬だが、向う1年分を、特殊金融機関へ
明日入金される。任務期限は設けず、生涯に渡ってということになる。
任務の性質上、通常の民間人に戻ることは、死亡以外認められない。
どうか、君達の類まれな資質を生かして職務を遂行してもらいたい。
住居地だが、全国7箇所に配属される。SPも1名につき5名が24時間
警護にあたる。また、この度の選定において、ただ一人、フォースの
判定を得た彩蓮寺拓海君には、当然、皇居を全貌できる某所に居住して
もらう。そして主要メンバーの総指揮にあたってもらいたい。 以上』
あの衝撃的な一日から、2年が月日が流れた。その間、彩蓮寺は潜在能力
いかんなく発揮してきた。国家間の諸問題解決の為の情報入手、ときに
重要犯罪の真偽にも目を向け、冤罪と成り得た被告人を救ったこともあった。
彩蓮寺は葉巻を咥え、ほんの数分前の豪雨にウンザリしていた。
都会のアスファルトを抉るかのような激しい雨だった。3分ほどそれは
続き、一瞬の内に止んだ。不況とは無関係に林立する高層ビル群を眺めるのは
嫌いじゃないが、70年代の老いぼれアルファロメオにはウンザリしてた。
両ウインドウから相当の雨が入り込んできたのだ。だがスクラップにする気は
毛頭に無かった。いつまでも老いぼれをひとりで転がしている彩蓮寺の行動には
相当の神経を使っているようだ。周りに潜んでいるSP達には。
彩蓮寺は、車内の水気を拭いながら、F信号の音声を聞いていた。
【本日、18:00頃、歌と踊りを同時に披露する若い女性グループ
“モーニング軍団”の中の2名が突然、就業中に消えたと連絡あり。
当局は、拉致、監禁、誘拐等を推測してる。何故ならば、両2名は
中学生でありながら、破格の収入を得ており、その金銭目当ての犯行が
実行されたと思われる.....
全国に大多数の支持者が居る為、その青少年に
与える影響は計り知れないものとなり得る。尚、両名の職業上の名称だが、
加護あいぴん、及び、辻のんのん、と称する。身体的特徴は..........】
彩蓮寺はスイッチを切った。何故かと言えば、斜め前の歩道の街路樹の下に
それらしき二人が体を丸め、ずぶ濡れになって、なにやら言い合っていたから。
彩蓮寺は、すぐさま本部に暗号キーで送信した。
【最新のF情報の件。対象の両名の身柄確保。赤色を乗せずに現地まで送迎車を
1台希望。当発信地はデータの通り。以上】
彩蓮寺は車でふたりに近づいた。アルファオメオのバンバーに仕組まれた超集音
マイクでふたりの言い合いを笑いながら聞いていた。
『ちゃうちゃう、のんのんが言い出しっぺやんか』とあいぴん。
『あいぴんがいうたんよ、逃亡してふたりで最強のユニットを結成しよって』
のんのんという娘は、口をすぼめ、頬を膨らまし、いまにも泣き出しそうな
表情で訴えていた。
『よくいうわ、のんのんが、おもっきし食べ歩きしたいいうたやんか』
ともういとりの、あいぴんと思われる娘が、ペンギンの手のように、手を
バタバタさせたしゃべっていた。
彩蓮寺は車から降り、ふたりの近く行った。
『おやおや、そんなに濡れちゃって、寒いだろうに』
『誰なん?』とあいぴん。
『保安官さんですか?じゃ、たすけてくだしゃい、帰りたいれしゅ』とのんのん。
『お願いします。サインも、オリジナルグッズもあげますから、送って
下さい』とあいぴん。
そうしてる内に、迎いの車が警視庁から来た。やって来た2名は、きびきびとした
動きで、彩蓮寺の前に立ち、身分と名前を名乗り、最敬礼をした。
彼も二人の警視の対し、同様に返礼した。
『彩蓮寺殿、お噂は伺っております、ごくろうさまです!』
『この子たちです。たくさんの夢を与えてくれる娘たちですので、くれぐれも
事故の無いようお願いいたします』
『はっ!!』二人は、もう一度、最敬礼をし、娘たちを乗せ、走り去った。
彩蓮寺は、そのテールランプに向け、45度に上体を曲げ、3秒静止の後、顔を上げた。
純真な娘たちだな、と彩蓮寺は感じた。
金は時として、人の心を揺るがしかねないが、少女の心にまで
浸透するに及ばなかったわけだ、いまは。
(ケース1、おわり)
753 :
子羊より:02/10/16 23:21 ID:6HPf/6RQ
≫738さんへ
たしかに、あんまり人気のないスレですが....
やめよ、子羊のコテ使って、意見言うの、それが一番、つらいな
754 :
究極:02/10/16 23:25 ID:8d9QQ7ky
755 :
:02/10/16 23:26 ID:Z2zb1lv2
羊さん!!
まってまふ
756 :
借金大魔王:02/10/16 23:33 ID:P+g0adB9
スーパー子羊まじつまんねー。文が読みにくいし、それこそ丸写ししたって感じ。最初と最後しか読んでねーぞ。ケース2なんてもちろん期待してないからね!
757 :
子羊より:02/10/16 23:41 ID:6HPf/6RQ
ちょっと遊んでみた、【スーパー子羊】
あわてて書き込むと、駄目駄目
誤字が目立つ
気を取り直して、明日は、【子羊79】に行きます
758 :
、:02/10/16 23:47 ID:TtDFNMoz
オレは楽しめた
ツーカ、一本のスレに膨大な
サービス精神のてんこ盛り
オレ、なにもいえません
スゴー の一言ッス ガンガレ!
759 :
だからあ:02/10/17 00:11 ID:rGGNP8pE
子羊さんにはキャップを付けてホシーわけ
佳境に入るんだらか、738みたいな糞中房、や頭の悪い批評家気取りが、増えるよ
760 :
//:02/10/17 00:15 ID:Qe/HMdXK
つうこと(藁 援護!
761 :
.:02/10/17 00:19 ID:vxNCnHgm
ネーサン!タイヘンデス あと239デス
762 :
,,,:02/10/17 00:22 ID:UdXjvi2z
無駄レスはやめなはれ
そないせっしょうなあ
あかんて、あかんて、わてにスープつくらせてーな ラーメン道 あと238
763 :
.:02/10/17 00:24 ID:CtBFpx4d
ジャ、アト237
764 :
7:02/10/17 00:27 ID:CtBFpx4d
あと236デス
このままカウントダウンすれば、子羊は書けないね ヒヒヒヒヒ
みんな、しようよ ウヒヒヒヒ
正直、羊タンの復活キボン
766 :
:02/10/17 13:24 ID:Z9LTNY1m
ここは未完成小説発表会の会場でつか?
767 :
::02/10/17 13:59 ID:9UXgd0RA
嵐の予感・・・それとも羊、子羊の更に上を行くプランがあるのか?
それともこのまま腐るのか?
さあ!どっち!
768 :
このまま腐る:02/10/17 15:27 ID:bNUBYBvz
決定
769 :
::02/10/17 15:30 ID:9UXgd0RA
↑同感
770 :
子洋:02/10/17 19:09 ID:cKxlfTtw
どうも、こしょうです。羊や子羊がしっかりしないので、僕の登場です。およびでない?
771 :
子羊:02/10/17 20:09 ID:W97f+Nd/
お望みどおり腐りマス
これ以上ボロクソいわれるのツカレタっし
事故満足もうやーめたっ##別スレ立て、ひっそり書きまス バイバーイ こひつじ
772 :
ワーイ!:02/10/17 20:20 ID:VMVwXXSJ
うざい子羊が腐ったんで三番目の作家さ〜ん!登場しれだれかあ 書いてクレクレ
やっぱ、グロエロエロ路線キボーン
773 :
、:02/10/17 20:25 ID:XvSg49Aw
マジ? ガックシ でもよいことだ えっちないからつまんなかった
だれか書いてよ ハアハア しるの
ショック
子羊さんがクサルなんて
幻滅しました
775 :
・・:02/10/17 21:23 ID:8XFcYFz7
腐れちまった子羊にかわって、誰かえっち小説かいてください
あまりえっちくないのなら在りますが?
777 :
子羊 ◆uZLpAWpz6o :02/10/17 22:38 ID:YGmfoZ2G
子羊です。なんだか子羊もボロクソですね(w
トリップは絶対に付けまいとここまで来ましたが、難しそうですね。
完結まで、腐りませんよ。
778 :
子羊79 ◆uZLpAWpz6o :02/10/17 22:45 ID:YGmfoZ2G
>>731 bV8より続く
『香織ちゃんのあかあさんですね?東京から連れて来ました。香織ちゃんは、
家出してたみたいですよ』
とボクが言っても、さほど驚いてなさそうな、というより、信じてなさそうな反応だった。
『香織が家出?って、昨日の朝は居ましたよ。またいつものお友達の所に行ってたん
じゃないですか?』
『違います。東京の秋葉原という街に居ました。ひとりでした。で、ボクが話しかけたのです。
香織ちゃんはボクにいろんなことを打ち明けてくれましたよ』
ボクは真希の方を振り向き言った。
即効でミスった! あかあさんはイタい。おかあさんです。
780 :
ISAYA:02/10/17 22:51 ID:azsxF5nh
>>777(777getおめ)
生き恥晒さず済みました(^-^;
がんばってください。楽しみにしています。
(無駄レスすまそ。援護って事で…)
『香織ちゃん、悪いけど、ジュースでも買って来て欲しいんだ、急がなくていいからね』
真希にお金を渡した。
『買い物に行ってる間に、香織ちゃんがボクに話してくれたことを全て、おかさんに
伝えるつもりだからね』真希は小さく頷き、外に出た。
『香織がなにかしたんでしょうか?』
『なにもしてません。とっても素直で明るい娘さんです。だから、香織ちゃんのことが
好きになりました。それで連れて来たんです。行く所の無かった香織ちゃんは、
昨夜ボクの部屋に泊まりました。おかあさんが、心配するようなことは何ひとつ
ありませんでしたし、そんな女の子でもありませんよ。香織ちゃんはこの家を
とても嫌悪してます。もう何年も前からです。で、どうにもならなくて家を出て、
無計画に東京へ来たようです。ボクは何があったのか問い詰めました。
香織ちゃんは泣いて話してくれましたよ。』
『香織ちゃんは、明らかに心的外傷を被ってます。このトラウマってやつは、
相当やっかいな心の障害と認識してます。場合によっては、重症の鬱状態に陥って、
逃避の為に自殺も考えてしまうことでしょう。それでも香織ちゃんは、おかあさんの
ことは大好きなんですよ。でも、この家が駄目なんです。過去と結びつくような全てが
駄目なんです。このままでは、取り返しのつかないことになると思います。
ボクは、家出した香織ちゃんを、ただ誠実に連れてくるだけのようなお人好しでも
良識人でもありません。昨日出会ったばかりの普通のサラリーマンですし、
年も10歳離れていますが、真剣に好きになってしました。だからこそ、
香織ちゃんのことを考え、ここに連れて来たのです』
母親は、初めて口を開いた。
『あんまり突然で.......でも、信じられなくもありません。
ひょっとしたらと、思い当たるようなことはたしかにあったような気がします』
『ボクの考えをストレートに話します。香織ちゃんは、もう二度とこの家で
暮らすことができないはずです。そこで、ボクがこの近くにアパートを借ります。
おかあさんはこの店をやりながら、借りた部屋に香織ちゃんと住んで下さい。
中学を卒業するまでです。ボクの名義でアパートを借りるのは。
香織ちゃんの卒業と同時に、ボクの住んでる川崎で一緒に暮らしたいと考えてます。
もちろん、高校はボクが行かせます。これが、ボクの考えている全てです』
『...ちょっと、待ってください。急に言われても...香織と話をさせて下さい』
すると、真希はタイミングよく店に入って来た。多分、聞いていたに違いない。
『じゃ、ボクは車の中に居ます。おかあさんと香織ちゃんのお話の結果、
これまでの環境で頑張ってみよう、ということになりましたら、そう言って下さい。
真希ち...香織ちゃんに対する思いも棄てます。変な男にはなりたくないですから。
そしてこのまま帰ることにます。』
真希と暮らすことは難しい気がしてきた。なんといっても、ボクの考えは常識外れだ。
それに、母親がNOといえばそれまでのこと。親権者の意思に勝る他人なんて、
普通考えられない。
真希の気持ちしだいだな。
≪校正TIME!≫
>782 誤:真剣に好きになってしました。 ⇒ 正:なってしまった。
>783 誤:中学を卒業するまでです。ボクの名義でアパートを借りるのは。
正:ただし、ボクの名義でアパートを借りるのは、中学を卒業するまでです。
>784 誤:多分、聞いていたに違いない。
正:おそらく、聞いていたに違いない。
1時間近く車の中にいた。
店のドアが開き、真希が出てきた。目を赤くしてた。車の方へ歩いてきた。
『麗季さん、おかあさんが話したいって』
ボクは真希と一緒に複雑な思いで店に入った。母親も、心なしか目が潤んでいた。
『聞きました、真希の口から......なんにもわかっていませんでした』
『責めないで下さい。おかあさんとは関係ないところで、起きたことだから』
『麗季さん、とおっしゃいましたね、そのお考え通りで、香織は本当にだいじょうぶ
なんでしょうか?』
『わかりません。少なくとも、現状は変えられるでしょう。これで決まったとは、
考えてません。卒業するまで、香織ちゃん自身が考え直す時間はいくらでもあるからです。
川崎で暮らすことになったとしても、香織ちゃんの意思を尊重してやっていくつもりです。
自由に高校生活を送らせてやりたいんです。といっても、香織ちゃんが高校生になったら、
なにやってんだろう、わたしはこんなオッサンと、とか考えだして、家出するかも
しれませんが』
といいながら、ボクだけが照れ笑いした。
『......よろしくお願いします。それとお部屋のことですが、甘えさせてくさい。
その代わり、香織の高校の入学費用だけでも、可能な限り、負担させてください。
そのように予定してましたから』
『わかりました。おかあさん、これから香織ちゃんと不動産に行ってきます』
真希と車に乗り込み、どんな部屋がいいか話し合った。真希はどこか嬉しそうだった。
ボクといえば、お気に入りの制服を着てる真希をイメージして、にやけていた。
『今日から、ボクのことは、レイって呼ぶこと』
『うん.....レイ』
みてますw(援護)
790 :
vvv:02/10/18 05:57 ID:3b+TsZOe
だいぶ安定してきたな、その調子だ
( ´,_ゝ`)
791 :
。:02/10/18 19:42 ID:38k4sRRp
ツヅキマダア〜
792 :
!:02/10/18 21:29 ID:1N6loGq0
ヨシ!みっけ
ワリト
子羊さん、昨夜は休憩してたみたいですネ
795 :
うそ!:02/10/19 08:51 ID:0hJxhNyH
このコテなに?
796 :
,,:02/10/19 09:19 ID:MCIMU3Rr
ナンダカ オキニ中
797 :
!:02/10/19 12:47 ID:HaV/Th9u
援護シマスタ
798 :
子羊87 ◆uZLpAWpz6o :02/10/19 17:30 ID:ecUzLeX4
道立近代美術館近くのママの部屋から、ヨネ子はススキノまでゆっくりと歩いた。
3日間、ママとチーママでもある妹から徹底的にトレーニングを受けた。自分自身が
変わったわけではないけど、何かが大きく変わった。他人の目を意識することの
なかった自分が、意識するようになった。だから、初出勤は店まで歩いてみたかった。
途中、テレビ塔から一番離れた大通りのベンチのひとつに目が行った。ヨネ子が数日前、
野宿したベンチだった。だが、深い感概を抱くこともなく一瞥して、通り過ぎた。
洋服はママの妹から借りた。当分の間、借してくれるという。
生まれて初めて、このようなデザインの洋服を着た。
上下の黒のラメ入りスーツが体にぴったりとフィットしていた。
折れそうなくらい細いヒール、さすがに少し痛い。でもやがて履き馴れるだろう。
ヨネ子は、ママから教わった通りに歩き、教わった通りの心意気で歩いた。
でも、まだぎこちないに違いない。とにかく信じるしかない。
しだいに行き交う人達が増えてきた。世間の目に映るヨネ子は、完璧だった。
男も女も、溜息交じりでヨネ子を眺めていった。(みんなが私を見てる、何故?)
自分はまだまだ未完成だ。ひょっとして、滑稽に映っているのかな、と思ってもみた。
ダイエットもこれからだし。あと4kg落とすようにいわれている。理由をきいたら、
脚の踝から指先までを大切にする為です、と教えてくれた。
もし好意的に見られているとしたら、ヨネ子は、単に着ているものや
ヘアースタイルのせいだと思っていた。それだけ自信はまだ無かった。
そんなことよりも、自分の視野が広くなっていることに気付き出していた。
数日前まで、興味のあることに関しては、抜群の視野と洞察力を持ってはいたが、
関心の無い事柄や人物には、まるで自分の視界に入ってこなかった。
それがどうだろう、どうでもいいことを遮断してきた自分はどこかに消え、
あらゆる事象を当たり前のように。自分の目が呑み込んでいる。それが鬱陶しくないのだ。
穏やかな気分で流せるのだ。外では話かけて来ない人に目線を向ける必要はない。
誰が自分を見ていても、視線を合わせずに、意識の中で自分が見て、
相手に見せてあげればいい。このこともママから教わった。店の中では、その逆だという。
頻繁に話かけて来るお客様には、相槌のときだけ視線を合わせ、
おとなしく黙っているお客様には、意識して視線を送り続けることで、
最初の会話がスムーズに行く。魅了的な眼差しを自然に出せるかどうかで、
勝負は決まるという。
ヨネ子は、ススキノにいくつもある雑居ビルの中でも、特に目立つビルの9階に上がった。
面接の時に入り口で出会った黒スーツのスタッフが入り口のドアを拭いていた。
『来ましたよ、おはようございます!というか、ごくろうさまですね』と言いながら、
ヨネ子は微笑んだ。
スタッフは、ヨネ子を見上げ、立ち上がり、その落ち着いた口調と、
洋服の着こなしなどから感じる風格で、どこかのママが挨拶に来たものだと勘違いした。
『えーと、失礼ですが、どちら様でしょうか?ママはまだなんですよ』
『お仕事に来ましたよ、初出勤です。4日前に面接に来たヨネ子といいます』
『....ああ!ヨネ子さんですかあ、なんだか印象的だったんで、よく覚えていましたよ、
いやいや、変な意味で無く、それにしても、驚かさないでくださいよ、この間のヨネ子さんの
いでたちは、なにか意図があったというか、悪戯だったというか.......』
『変な意味でいいんです。きょうからお世話になります。よろしくお願いします!...
そうだ!名刺を作ってもらったんです。1枚差し上げます、記念の1枚目ということで』
≪CLUB 翔 夜猫 ≫
ホテルを抜け出た神玄を含む8名は、さながら修学旅行的ノリで騒ぎながら歩道を歩いていた。
何を食うべきか、それがなかなか決められないでいた。ラーメンという意見もあったが、
飲んだ後に食うもんだ、との意見に負けた。王道の毛蟹やタラバ蟹を食い尽くす、で決まり
かけていたとき、神玄が、子供の頃、北海道に親と遊びに来て、どうしても忘れられない
炭焼きのジンギスカン料理が、狸小路の近くにあるはずだから、そこに行ってみたい、
といった突然の提案に対し、そうだ、ジンギスカンこそ北海道だよ、
と誰かが発言したのを期に、そこに決定した。うろ覚えの記憶を搾り出し、
神玄は、先頭となって歩いた。
その店は、記憶の店構えのまま、時間を超えて、神玄を迎えた。
みんな大満足といわんばかりに、食って、飲んだ。
二次会はやはりススキノをはずせないでしょう、という訳で、
もう飲めない、といった3名はホテルに戻り、5名で東京以北最大の
歓楽街ススキノへと繰り出した。ススキノ入り口でもある大きな交差点の
一角に在った大きなデパートの名称が、遠い記憶と重ならなかった。
5名の内、2名が、別の意味での夜のススキノを堪能してくるといって、別れた。
神玄と2名は、日頃から、飲み方の趣味が似かよっていたから、目指す店は絞られていた。
建築費が相当かかっただろうなと思われるビルに入り、できるだけ感じが良く、
落ち着いて飲めそうな雰囲気を匂わす店名を辿った。
下より、上だな、それも夜景が見れるような、といった按配で、9階にある“翔”を選んでみた。
趣味の良いドアの前で、高そうだなと、神玄が呟いたら、銀座じゃあるまいし、と言い返された。
ビックリ箱を覗くような思いで、そのドアを開けた。
援護
ガンガレ!
神玄と2名を迎えたのは、黒服だった。着こなしもさりげなくて、
口調も好感もてる応対だった。すぐに店内を伺うことはできなかった。
初めてであることを告げ、一緒にフロアーへと進んだ。照明は明るくもなく、
暗くもないランプがあちこちのテーブルを浮き上がらせ、壁面は間接照明が
上品に計算されていた。向かいの壁一面は全面ガラスで、夜景を見ることができた。
働いている女性は13,4名か、もっと居るのかもしれない。流れている音は
ジャズだった。耳障りのよいスピーカーから聞こえるのは、神玄が学生時代によく聞いて
いたから知っていた。ジョー・オーバニーの「ポートレイト・オブ・アン・アートニー」の
中にある、オータム・イン・ニューヨークだ。ピアノの幻想的なフレーズがいつまでも
心に残っている。
神玄らは壁を背にしてテーブルに座った。
『銀座に負けてないな』と神玄。が、すぐさま突っ込まれた。
『行ったことあったけ?』
『ない』と返事しつつ、この店のママらしき雰囲気を具えている女性と目が合った。
オーダーを尋ねる黒服にそれを聞いてみた。
『あの人がママですか?』
『いいえ、違います。ママはあちらの方です』と別の和服を着た綺麗な女性を指さした。
『じゃ、あの人は?』
『今夜から出勤しております新人で、夜猫といいます。お呼びいたしましょうか?』
『ぜひお願いします。じゃ、その人とあと二人お願いします』
20代前半の女性と、ママと間違った夜猫という女性が、明るく挨拶をして、向かいの
丸い椅子に腰を下ろした。全員でウイスキーを乾杯し、いつものお決まりで、神玄が
おどけはしゃいだ。酒の場ではいつもそうだ。どうしても場を盛り上げておかないと
気が進まないのだ。それでも神玄なりに考えてのことだ。初めに馬鹿やったほうが、後が楽だから、
といったことからだ。やはりよく喋るのは若い女性たちの方で、20代半ばと思える夜猫という
変わった名前の女性は、笑みを絶やさず、相槌を打っていた。
『今夜が初めてだと聞きましたよ』と神玄が話しかけた。
『はい、そうです。だから先輩のお仕事を見ながら、勉強しております』
『お酒の席で働くのは初めてですか?』
『嘘偽り無く初体験なんですよ。ですから、自分が向いているのかどうか、正直いって、
しばらくは暗中模索になります』
神玄は、こちらをときどき見つめる本当のママをチラッと見た。それに気付いたママが、
微笑んでお辞儀をした。夜猫からもらった名刺を見ながら、神玄は言った。
『夜猫さんのことを見てるのかな?あそこのママが、夜猫さんを気にしてるようなそんな
感じですよ』
『たぶん、そう思います。お仕事に入る前に、いろんなことをママと、あちらの席に付いている
妹さんのチーママから教わりました。仕事はまだまだ何もわかりませんが、私自身は
いまとても充実した気持ちなんですよ』
813 :
_:02/10/19 22:39 ID:WmGOODJC
折れも援護しとく
そのママが挨拶に来た。
『今夜はようこそ私くしどものお店にお越しいただき、ありがとうございます』
神玄ら3人が揃ってそれに返事をした。
『こちらこそ、よろしくお願いします』
『どちらからお見えになったんですか?』
ママは、神玄たちが地元の人間でないとわかっていた。
『東京です。仕事で、でも明日帰るんですけど』と仲間のひとりが言った。
『そうですか、今夜限りだなんて、寂しいですね。でもまたお会いできることを心から
お待ち申しております。素敵な札幌の一夜をお過ごしくださいませ...じゃ、夜猫さん、
あとはお願いしますね』というなり、ママは黒服に何やら告げられ、場を離れた。
『東京からなんですか?』と夜猫。
『ええ、行ったことありますか?』
『はい、専門学校に行ってましたが』
『行ってましたが...なんですか?』
ヨネ子は、以前の自分が出かかったが、堪えた。ママに言われたのだ。
(もし、お客様に一度でも偽りを吐いてしまったなら、何年もその嘘を突き通さなければ
ならなくなりますよ) と。
『服飾のデザインを目指してましたが、才能がなかったんですね、諦めました。
で、かなり無為な時間を費やしてしまって、結果、ここに流れて来たというしだいです』
『流れてきた、ではなく、結果、こういう世界に導かれた、という考えはどうでしょう』
『といいますと』
『第一歩を踏み出したのは夜猫さんですが、それだけで上手くいくとは思えないんです。
俺はよくわからないけど、この世界で成功したかったら、その女性が持っている独自の個性が
なければだめでしょう。若い、綺麗だけなら、後からいくらでも湧いてきますからね』
『ええ、やりだした以上、成功したいです。でも、魅力となると...』
『充分、可能性は持っていると思います』
『ありがとうございます。ただ、なんといってもまだ初日ですから...わたし、実は
札幌と東京にリベンジしたいんです』
ヨネ子は、つい口を滑らせた。
『えっ!リベンジですか?』
『ええ、正直いいまして、東京でも札幌でもいい思い出もなく、悔しいことばかりでした』
『夜猫さんがですか?』
『はい。就職で面接しても全然相手にしてくれませんでしたね』
ヨネ子は、過去の出来事を愚痴った。どうしてもそれを止められなかった。
『だから、わたしはこの世界で成功しなければならないのです。これで失敗したら、もう何もないのです。で、まず、札幌で成功して、そして東京で成功することで、私の過去を
清算できそうなんです』
『すごい野心ですね。でも東京は行かない方がいいような』
『どうしてですか?』
『夜の世界のことはわかりませんが、俺が女だったらそうしますよ』
『といいますと』
『地方都市で成功すれば、そこが目的地だと思うんです。順番が逆なのです。
ここで成功して、東京へ行って挑戦したら、きっと失敗しますね。
もう地方から中央の時代じゃないんです。東京は異色なんですよ。ここで通用することが、
通用しない街だと思ってます。東京は成功を狙うとこじゃないんですよ。
偶然という運の波に乗れるような、稀有な者だけが手にすることができるのです。
その点、札幌のような地方の都会は、意欲と資質で挑戦してゆけば、
徐々に芽は大きくなって行きそうな気がします。ですから、夜猫さんは、この街で成功して下さい。
あなたには、ものすごい資質を備えている気がします。どうか、初出勤で初めて付いた生意気な客の
記念樹として、覚えておいて下さい』
『目標をひとつにしろと』
『そうです。ひとつに絞らないと、見失いますよ。逃げてしまいますよ。
ここで成功することだけ考えて、頑張ってほしいなあ。それに、夜猫さんには、
すごい目標があるじゃないですか?』と言って、神玄はママを見た。
それにつられヨネ子も見た。忘れていた。なんて傲慢な考えだったんだろう。
ママとチーママに遥かに及ばない自分が、あまりにも、あっさりと自分の成功を口にしていた。
身の程知らずとはこのことを言うのだろう。己の過去を払拭させる為だけのリベンジなんて、
あまりにも馬鹿げている。
この前まで、ベンチで寝ていたような女じゃないか。またひとつ、ヨネ子の心の中から、
邪気が削げ落ちた気がした。
『はずかしいんですけど、わたし、目が覚めました。ただいまより、夜猫の目標は
この店のナンバー3となることにしました』
それを聞いて、神玄も、他の若い女性も明るく笑った。
神玄は、夜猫の微笑む横顔を見つめ、ナンバー3で終わらない人だよ、と思った。
翌日、ホテルを出発し、千歳空港へ向かう前に、
神玄は、麗季と真希ちゃんのお土産を買った。
それに猫のダイバーの為の、キタキツネのグッズをも買った。
それと渡すことは無いかも知れないが、という思いの中で、
オリジナルの携帯ストラップを1本買っておいた。
822 :
!!!:02/10/20 00:42 ID:hyDuSpyq
イイ!
ついに三つのリンクしたストーリーを
寄せてきたね 今後の展開に 援護じゃぁああ!
823 :
、:02/10/20 20:01 ID:8XEumcnq
ビクーリ しますた
824 :
美佳:02/10/20 21:14 ID:nne1+99/
15デス
じつは夏休みに3週間イエデしました。姫路から東京いきました誰もしってrないから
路上のオジサンのテントに泊まりましたたのしかったよ
毎日いろんなオッチャンに抱っこされました ナイショだけどね それだけです
825 :
美佳:02/10/20 21:18 ID:nne1+99/
それと朝めがさめたら7人くらいのおっちゃんが美香をさわってんで
くすぐったかった なつかしい二ヶ月まえのおもいでデス どてことないおはなしでした
826 :
_:02/10/20 21:22 ID:4hST5WR8
>825
いや・・・おじさんにはかなりインパクト有るんですケド・・・
828 :
美佳:02/10/20 21:44 ID:nne1+99/
826新幹線やった、みんなで金あつめてくれた、もうかえれもうかえれいううてな
うんで美佳は携帯もってるおっちゃんから(あんがいもってるからビクーリ!)
美佳ちゃんは伝説の美少女になったわいううから、なら冬休みもいくわいうたよ
829 :
美佳:02/10/20 21:47 ID:nne1+99/
ガッコの子らは、マジィィィィィィィィィィィィィl!?
つくらんでええわいうたけっど、信じなくてケッコーや
たいくつなオッシャレーキャンプより、ほんまもんのアウトドアライフはドキドキやから
830 :
美佳:02/10/20 21:51 ID:nne1+99/
いまたこ焼き練習してんやけど冬におっちゃんらにたべさそうおもってな
こんな美佳はみんなデブスおもっとるやろ、そうとはいえんところが世の中デシ
831 :
_:02/10/20 21:52 ID:4hST5WR8
>>828 返事がないから、新手のネカマと思ってたら本物だったんだね。
やっぱ、自分でも美少女と思ってるんだ。かわいいねww
832 :
美佳:02/10/20 21:53 ID:nne1+99/
でも不しぎ、電気は普通につながってた電線はどうなってんかな?
833 :
美佳:02/10/20 21:56 ID:nne1+99/
831ちゃかすんやってらもうええわ!!!!!!!!!!(怒
せっかく体験さらしてたのに
ばいばい
834 :
ねかま研究家:02/10/20 22:00 ID:+ycQa0y/
美佳はヘタレ厨房
835 :
_:02/10/20 22:01 ID:4hST5WR8
>>833 全然、ちゃかしてないよ。
ISAYAさん&ROMってて、楽しみしている人がいるだろうから
もう少し相手してよ。
836 :
:02/10/20 22:01 ID:L4xtJ+tH
>833
あらあら・・・残念(T_T)
838 :
_:02/10/20 22:05 ID:4hST5WR8
ISAYAさん。スマソ。
839 :
美佳:02/10/20 22:06 ID:nne1+99/
ならでるわ ひまやし んでな、公園でシャワーしてみよおもったけど
おっちゃんらにどなられたわ
おじょうちゃんは銭湯いけ!!ばかもんてな
840 :
_:02/10/20 22:07 ID:4hST5WR8
美佳!!
雑音は気にするな。
ISAYAさんのためにも戻ってこい。
841 :
美佳:02/10/20 22:09 ID:nne1+99/
ねてるうちに うちの下着あらってんねん
それ外ほすんや はずかしいおもわんか?少女なら、ちゃうか?
842 :
_:02/10/20 22:11 ID:4hST5WR8
>>839 おっちゃんは、いつも公園でシャワーしとるんか?
なんでおこられたん?
恥ずかしいやら・・・なんやら・・・・
でも公園シャワーはしようとしたんですよね?
何かで隠して??
844 :
_:02/10/20 22:13 ID:4hST5WR8
>>841 そやけどおっちゃんも、目のやり場にこまったんとちゃうか?
845 :
美佳:02/10/20 22:14 ID:nne1+99/
でな めっちゃわらったのが ドライブいくぞってんで 楽しみしとったけど
ポンコツのリヤカーや、うちはダンボールかい!一時間のったけどな
846 :
美佳:02/10/20 22:17 ID:nne1+99/
843ノースリーブとショートパンツでやろうおもた
844わからんけど、うちのテントは祭りやったね、みんながかくせかくせいうてな
やからもっかいいってみんやビクーリさせよおもって
847 :
:02/10/20 22:17 ID:L4xtJ+tH
>845
なにかたのしそうですね・・・リアカー・・・乗りたいかも
849 :
_:02/10/20 22:21 ID:4hST5WR8
846>>
ここでさえ、女の子がきたら祭りやん。
リアルやったら、そりゃ大変な騒ぎやろ。
俺も、行くわww
東京寄りで一番近いとこはどこやろ?
850 :
美佳:02/10/20 22:23 ID:nne1+99/
うちもいいかげんしつこいな
でムカつくこと一個
クラスのスカシブスのことや このはなししたらイヤナかおしてな、下品や!
ぬかしよる くそ低所得家庭のふけつっぽい髪型のガキに下品ゆわれたくないわ
851 :
美佳:02/10/20 22:29 ID:nne1+99/
まじ、うちはしつこい やめて風呂はいりていんや!
849東京のどこやとおもう?のどから口がでるくらいいいたいけど
ネットでさらすとやばいやん めいわくかけるわ
852 :
_:02/10/20 22:29 ID:4hST5WR8
>>850 ガキはお互いさまやろ。
それはそうと、家出はどうしてしたん。
853 :
_:02/10/20 22:32 ID:4hST5WR8
854 :
美佳:02/10/20 22:38 ID:nne1+99/
852いうたら
うちのクセや 家出は 12んときから7回目
12でヤラレタ
つまんない話やってしまったよ
もうあきてきた
855 :
美佳:02/10/20 22:41 ID:nne1+99/
ごっつ あきた
冬はよこはまもいってみるわ
じゃ
856 :
_:02/10/20 22:42 ID:4hST5WR8
>>のどから口がでるくらいいいたいけど
よく読んだらワロタ。
>>854 そうかー、あきたか。ほなら、風呂入ってくれや。
857 :
名無し:02/10/20 22:56 ID:DfwKa0Nb
>>美佳
っていうか、ネタだろ?
>>856 そんなに本気すんなよ。
858 :
美佳:02/10/20 23:02 ID:nne1+99/
しつこくてアカンか?
もうすぐクスマスやん?はやいって?阪神が4月で優勝信じてるよりマシやわ
奇行少女美佳は家出やめへんで
サンタになるんやから
857ネタ?????????ネタ? じゃ 寝ます
859 :
:02/10/20 23:04 ID:qdYWpSuT
英語の教科書に出てたヤシを引用
「Hi! Mika.」「Hi!Ted.」
おまえそれだろ。
860 :
美佳:02/10/20 23:11 ID:nne1+99/
859意味不明や(w
で、わかった顔してきめつけんやない!
クソ!ぼけ!へたれ!ちんかす!あんたにかたってやないわ、独り言や
かましてみたが結局やさしいやつはおらん!ちゃんと話できるおもったのに
せっかくさらしたのに
ここの住人はサイテーや
ほかいこ
861 :
_:02/10/20 23:12 ID:4hST5WR8
862 :
__:02/10/20 23:14 ID:DfwKa0Nb
なんか証拠でもあるん?
あったら信じるけど・・。
>860
直ぐに怒らず、もう少し丁寧にしたほうが良いですよ。
(おっさん臭くてすみません(^-^;)
普通に真面目に言ってます。
子供の頃には家出もしました。(そんなに頻繁ではないですけど…)
全く判らないわけではないと思います。
意外と、堅実に生きるほうが楽です。
でも楽しい冬休みになる良いですね。
レスの消費が恐くてこれ以上余り書き込みませんがROMってまつ
美佳ちゃん無理ばかりはしないほうがいいと思うよぉぉ
長レスすまそ・・・子羊さん次スレも考慮してくださるといいなぁ(・_・ )
864 :
たぶん:02/10/20 23:29 ID:T2OImouQ
≫863が一番いいひとそうだね、つうか賢そう。
美佳ちゃん。
あなたのいってること、わけわかんない(理解できない)けど
プチ常習(通算9回、ちなみに、いま高一です)の私なら
理解してもいい、ただテントは、ちょっと、虫が苦手だから
でも、ここのスレすごいヘビーだよね、密度の高いスレに驚き
美佳ちゃんのような、楽しい子が、またaらわれると、完結できないかも..sinpai
なるほど864いえてる
agaってしまってる中で863の姿勢に一貫性ありダナ
思わず、自分のスレ探してしまった(藁
明日にでも、また
867 :
vvv:02/10/20 23:49 ID:dHdKoujB
( ´,_ゝ`)
868 :
_:02/10/20 23:51 ID:lWXUllIm
子羊タソ来ないからスレジャックされてどんどん残レス数が減って
しまう罠・・・明日からは遅刻せずに出席おながいしまつ
>>821 【子羊108より続く】
麗季は真希の受験準備の為、麗季が希望する川崎市内にある、私立の女子高校の学校案内、
入学願書、その他必要と思われる全ての書類を真希の母親に送付した。
その間、真希は、友達や先生に、川崎にいる親戚の叔父さんの所に住み、
希望する高校に行くことを打ち明けていた。友人たちは寂しがったものの、
親戚の家に同居することに、誰も異を唱えるわけはなかった。
どうやら真希は、ボクの提案を覆す気は無いようだった。
とても嬉しい反面、いまだ実感の伴わない責任も同時に感じながらも、
現実離れした真希との生活に、毎日夢想していた。
学校で三者面談の際、希望する高校には、真希の本来の学力なら合格圏内にあると
担任は説明した。ただ、3年の一学期における成績の著しい低下について、
理解に苦しんでいたようだった。そのことを真希が席を離れた時、担任が母親に、
この時期の生活状態を尋ねたが、母親は、店の手伝いばかりさせていた為と言い訳し、
恐縮していた。
冬休みに入って真希は学校から帰るなり、夜の6時まで店の手伝いをするようになった。
普通に生活できる環境を得たことによって、勉強に対する集中力が平常に戻り、
落ち着きを徐々に取り戻した。以前は、なにもかも嫌悪していたあの家に対しても、
完全に拒絶してしまうより、たったひとりで店を毎日やっている母親の姿を見るに付け、
せめて開店準備くらいなら手伝いたいと思うようになったのだ。
それと、こんな風に手伝えるのも今だけだから、という意味もあった。
レイと偶然出会い、その厳しかった口調、誰よりも自分を大切にすると誓った真剣な眼差しを、
離れていても決して忘れることは無かった。
正直いって、本当にレイのことが好きなのかどうかさえ確かめられない程、
あまりにも短い時間だった。
でも、はっきりとしている事はあった。
東京に行き、あの街で目的も無く、何時間もあの場所に居て、好奇心で自分を見て、
通り過ぎてゆく人たちはたくさん居たけど、からかいを含めた男の人以外に声を
かけて来たのは、レイだけだった。
見知らぬ街の中、しだいに暗くなってきて、色とりどりの電気店のネオンの煌きが、
余計、孤独感を深くした。本当は不安で不安でしかたなかった。
帰りの電車代を考えて家を出たわけでないから、サイフの中は残りわずかだった。
なにか得体の知れないものが自分に迫ってきそうで、怖かった。
レイが話しかけてきたときだって、無視しなければいけないと自分に言い聞かせていた。
自分でない自分を演じ通していたら、いきなり怒鳴られた。
わかり切ったことを怒鳴っていた。そのわかり切った言葉を敢えて強く耳にしてしまった為に、
不安感はさらに膨らんだ。その場を逃げたかった。でも、右に逃げればいいのか、
左に逃げればいいのかわからなかった。気持ちがすくんで足が動かなかった。
レイが怒って、丸めた紙を投げてきた。一瞬だけ自分に対しゴミを棄てて来たのかなと思った。
でもすぐに、ひょっとして、といった僅かな望みを紙くずから求めた、
(もしかしたら、あの人なら私に何かしてくれるかも知れない)
怒鳴られた後に感じた勘だった。もう頼れるものは自分の勘だけであり、
どこに行くかを決めるのにも、勘に任せるしかなかった。
レイの小さくなってゆく背中を確認しながら、紙くずを広げた。
紙には希望どおり、電話番号が書かれていた。
その紙を絶対に失わないようにと、ポケットの奥深くに入れた。
874 :
_:02/10/22 00:59 ID:7K4guqkH
子羊タソ待ってました!援護しときまつ
ウワーァ
ここまでよんでたら こんな時間 ガンバレー!
876 :
清香:02/10/22 14:10 ID:BKsQEkI5
保守上げ
真希はボクの希望する高校に合格した。ボクのアパートに合格通知が来た。
ちなみに、真希の住民票は、入試の為に川崎市中原区に、叔父であるボクの住所に
移動させておいた。その週の休みにボクは通知を持って、ひとり三島へ行った。
事前に電話で伝えたが、やはり通知を見て実感したのか、真希はとても嬉しそうに
していた。入学費用は母親が全て出すつもりでいるといったが、
結局、折半することになった。真希が三島を去ったら、アパートの部屋代は母親が
支払うこととなるが、ボクはその件について、ひとつお願いした。
『ボクが借りたこのアパートは絶対に維持して下さい。もし大変なときがあれば出きるだけ
協力します。三島のアパートは香織ちゃんの為、失ってはならないのです。これからボクと
川崎で暮らすわけですが、選択できる場所が有るからこそ、香織ちゃんは道を選べるのだと
思います。仮に、ボクたちの関係がうまく行かなったら、ここに連れ戻します。高校は編入
制度もあるし』
『変なこといわないで!』と真希が間髪入れずに、ふくれた。
ボクと真希の生活は、まさに楽園だった。この世の天国そのものだった。
ふたりで試行錯誤の上、完成した料理は、ままごとのようだった。色彩が乏しかった部屋も、
典型的な少女趣味へと化した。それはそれで、くすぐったくもあり楽しかった。
そんなことより、男のボクとして最大の楽しみで、最も懸念していた行為を、
真希との生活の初夜に難無く達成できたのだ。過去の忌まわしい記憶を跳ね除け、
受け入れてくれたことが嬉しかった。真希と体を重ねるタイミングや、
その気持ちへと導く方法には、正直、相当考えた。年齢が若いというでけの問題でなく、
精神的な面だった。互いの気持ちの温度差が激しければ、また真希は傷つくわけだから。
それでも、遅かれ早かれ、それを自然にクリアしなければいけないと思っていた。
この生活は、お人好しの人間が、自己の誠実さに陶酔する為に、禁欲を誓い、
ひとりの少女を救ったわけでないことは、真希も承知の上だ。
大好きだから、救いの手を差し伸べ、大好きだから、いつも傍にいたい、
だから抱きしめたい、いつまでも。だから一緒に暮れすことを望んだ。
理由はそれに尽きる。それ以外の口実なんて何も無い。
だが、結果はボクのとり越し苦労だった。真希は初めてであったにもかかわらず、
自分の全てをボクに委ねるつもりで、三島を離れたようだった。
そのことは、この部屋で初めて抱き寄せたとき、はっきりと伝わり感じた。
≪校正しときます≫
≫880 誤:一緒に暮れすことを 正:一緒に暮らすことを
≫879 誤:年齢が若いというでけの 正:年齢が若いというだけの
ボクのお気に入りの制服を着る可愛い真希を、慈しむ様に包み込こむ。
そのすべてを、ボクと真希は互いに求め合った。まさに究極の快楽だった。
ボクは毎日決まった時間に帰るようにした。
信じられないことだが、15歳だというのに、真希は、日毎、男が望む理想の
少女像と変化していった。その順応性に戸惑う程だった。
もちろん、嬉しい誤算である。
このままこの生活が何事も無く続くと信じていた。微塵にも疑わなかった。
川崎のアパートにボクが入居して2年2ヵ月、
真希がこのアパートに住むようになって、7ヶ月目のある日の夜。
真希の口から、衝撃的な言葉が発せられた。何もかも信じきっていたボクが
愚かだったといえばそれまでだが。
『レイ...ごめんなさい、カレができちゃった』
『はあ?好きなひと?なにが?』
『だから、レイ以外に好きな人ができたの』
ボクは、やっと言ってる意味が理解できた。怒りか、悔しさか、情けなさか、
裏切られた思いか、それなのに、同時に安堵感もあった。
なんだかまとまりのない思考と感情が頭に集中し、返す言葉が思い浮かばなかった。
怒鳴るべきか、10歳年上の大人を演出すべきか、頭の中が混乱していた。
とにかく耐え得る限界まで、大人になることを選んだ。何故そうしたのかわからない。
真希を失うかもしれないというのに。大きなショックと、嬉しさが入り組んでいた。
あの真希が、普通の女子高生として、誰かを好きになれるまでになった。
それは喜ぶべきことなのかも知れない。手放しで喜べないけど。
『...ずいぶん突然だね、真希に好きなカレねえ...で、いつ知り会ったの?』
『学園祭のときにね声かけてきた、他にも何人か居たから、ナンパだと思わなかった』
『で?』
『学校帰りに、みんなでカラオケに行ったりして』
『ふーん』
ボクは精一杯冷静さを装った。聞きたいことは、たった一つだ。その野郎とセックスしたかどうかだ!!言ってみろ!正直に!
『それから、カレは何歳?』
『19の大学生みたい』
『みたいって!よくわからないのか?』
『って言ってたから』
『で、これまで何回会ったわけ?』
『4回くらいかな』
『じゃ、携帯教えたんだ』
『まだ。だってグループで会ってるし』
『聞かれない?』
『いつも聞かれるよ、でもレイに悪いから』
電話番号なんてどうでもいいんだよ!
『どこまでの関係?隠さないでくれたほうがいいな』
『この前、駅まで送ってくれたとき、キスされた、車んなかで』
『そう...車にひとりで乗ったんだ、でキスされたと...正直に言わなくいいよ』
ボクはもう普通に会話できる状態になかった。もう、やけっぱちだった。
『今夜は、会う約束はないの?好きなら会ってもいいよ』
『でも...』
(でも、か) この一言に気持ちが現れているじゃないか。愕然とした。
せめて、レイに悪いから、それにレイのことも大好きだから、夜は会わない。
といってくれないものか。ボクは、残酷で無神経な真希の告白を黙らせる為、
真希の裏切りに対し、押し倒して、力まかせに犯してやりたかった。
それなのに、何故か、怒れなかった。
自分の立場、いまの環境を考えれば考えるほど、怒れなくなるのだ。
もともと危うい関係だ。今後も日増しに真希は変化してゆくに違いない。
自分の立場は、悔しいけど、真希を後ろから応援してあげる立場だったのかもしれない。
自分勝手に事を進めすぎたようだ。こういった時こそ、これまで真希と出会って、
真希や母親に話していた自分の言葉に一貫性有り、と思わせる時じゃないのか?
さらにだ、ボクと真希とじゃ、立場が違い過ぎる。15になったばかりの娘と暮らし、
その若い体をも堪能してきた自分が何故に、カレが出来たことぐらいで
焦らなければならないんだ?
パニックになる要素は、何も無いじゃないか。いい思いをしているのは、
圧倒的にこっちの方なのだから。もし真希との生活が壊れ、
真希をも失ってしまうはめになったとしても、誰にも真似できない素晴らしい思い出が、
永遠に残るのだ。
『真希、きみの思うようにしていいよ。もし、真希が、そのカレを選ぶとしたら、
もちろんここで一緒に暮らせないが、高校を卒業するまで、責任を持って学校関係は
銀行に振り込むよ』
『じゃ、ここ追い出されるの?』
『追い出すつもりは無いよ、カレが許さないだろ、きっと。カレに従えばいいと思うな』
『...レイ』
『いますごく複雑な気分だよ。真希を今すぐにでも追い出してやりたい気分もあるが、
それは、出来ない。真希が子供だから野放しにできないだけだよ』
『レイ...ほんとうにごめんね、レイと離れたくない気持ちも本当だし、その人を好きに
なってしまったのも本当なんだし』
ボクは、ほんの少しだけ、救われた思いがした。何故なら真希が、
この生活を失いたくない、と言わずに、レイと離れたくない、と言ってくれたからだ。
『今夜は、もう寝ようか、真希』
真希は甘えてきた。
『ほんとうに、ごめんね....レイ』
ボクはいつもより、激しく真希を抱いた。
891 :
33:02/10/22 23:14 ID:LQ+fdnok
(・∀・)イイ! ついて来てヨカタ、そしてこれからもついて行きますsage
上の人がレスったから
もうROM専でいられない
わたしだって、ついていってますからネ!
893 :
。:02/10/22 23:37 ID:eE560eES
ジツハ 隠れファンデス、、、、、、、
感動シマスタ
仕事中というのに...涙が出てきた(T_T) 頑張って下さい♪
真希の寝顔をしばらく見ていた。何の前触れもない突然の告白には、正直ショックだった。
このようになることも起こり得るべきことであって、いつまでも、この生活が続くものだと
勝手に信じ込んでいたなんて、ノーテンキだったな。真希のことを思い、生活を始めたものの、
本音は、真希を永遠に拘束したかったのだろう。真希の自由を奪ってはならないのだ。
どんな理由であろうと。心閉ざしていた中学時代は終わったんだ。
ボクとどうしても一緒になりたいから、ここに来たのではないはずだ。
せめて高校生活は自由に翔たいてみたい。その希望を叶えてくれそうな、
お人好しさんについて行った。
一緒に暮らせば、当然、何を自分はしなければならないのか、
それが裸の自分だとわかった上のこどだったのかも知れない。
大学生とかいってたな。19か。自分とは5歳しか違わないけど、
30代以上の5歳位の年の差なんて、無いに等しいけど、この場合、かなり不利だな。
大学生という自由な立場で接触すれば、真希ものめり込んでしまうのも仕方あるまい。
ボクと違って、はやりの遊びのスポットもたくさん知っていることだろう。
遥か彼方まで見通せていたつもりの夢に、薄い帷が降りて来たみたいだな。
いや、案外、急速に真っ黒な帷になってしまうかもな。
カウントダウンがスタートした。これからは、こうして真希とともに過ごせる時間を、
噛み締めるように過ごしてみるしかなさそうだ。
真希が告白した時期から、真希の帰りは遅くなるようになった。
以前なら、5時には帰宅していたが、最近では、8時近くになることが多くなった。
今さら誰も居ない部屋に帰って真希の帰りを苛々した気分で待つくらいならと思い、
ボクも退社後は、適当な店に入って、コーヒーを飲んだり、本屋に行ったりして、
真希よりも少し遅くなるようにして、帰宅するようにした。
それでも真希は家のことはよくやってくれた。おそらく、大学生らしきカレとの
デートにのめり込んでいるのだろうが、途中で買い物して食事の準備をして
くれることだけは変わる事はなかった。見境も無くカレに夢中になっているわけ
でもないかもしれないし。まあ、ボクたちの生活のこともまだ考えてくれて
いるみたいだから、しばらく何も聞かず、静観してみようか...
...気になってしかたないが。
そんな日が10日くらい続いたある夜、ボクの弱気な気持ちに追い討ちをかけるような、
ありがたくない訪問者が、ボクたちの部屋に突然、現れた。
そのとき真希は風呂に入っていた。ドアのチャイムが鳴り、ボクはドアを開けた。
『あのう、夜遅くすいません。香織ちゃんの叔父さんですね?』
この突然の訪問者が誰なのか、考えるまでもなかった。
真希はこの部屋まで教えていたのか。だとしたら、だとしたら何だ?
ボクになにができる?叔父さんだって?
そうか、たしかにな、叔父さんということになっているからな。
『えーと、誰かな?』とボクは惚けた。
『あっ、すいません。僕は香織ちゃんとお付き合いさせてもらっている松野といいます。
香織ちゃんにはここに来ること話してませんが、叔父さんと暮らしていると聞いて、
どうしても香織ちゃんの叔父さんに真面目に交際していることを知ってもらいたかったんです』
結構、感じのいい学生だった。無碍も無く追い出せないな。
『ええ、香織から一度聞きましたけど』
『僕は真剣ですので、ぜひ認めてください』
『香織はいま風呂ですので、それに今夜のことは香織に話してない
ということらしいので、君が挨拶に来たことは、ボクが覚えておきます。
ですから今夜は、お帰り下さい』
『はい、そうします。また、あらためて来ます。いいでしょうか?』
『香織がいいといえば、いいんじゃないでしょうか?』
『わかりました、これで失礼します』
ボクは何故、必要以上に無意味な応対をしてしまったのだろう。
いったい、どこまで我慢すればよいというのだ?世間体の為に耐えなければ
ならないのか?いや、そうじゃなかった。
そんなことじゃなく、自信を失いかけていたのだ。
そのときだ、バスタオル一枚の真希が風呂から上がって来るなり
『あっ!なんで、なんで来たの!どうしてここが...』
『香織ちゃん!ごめん、来ちゃったよ、どうしても君の叔父さんに会いたくて』
『真希!い、、いや香織!服を着なさい!!』とボクは怒鳴った。
『すいません、僕が悪んです』
『君は少し黙っててくれ!』
すぐに真希が上下のスウエットを着てきた。真希の真剣な表情を初めて見た。
『どうしてそんなことをするの!!私、ここ教えてないよ!』
『ごめん...香織ちゃん』
『君達の問題だろ。外に出て話し合いなさい!はっきり言って、迷惑だ!
真希もいますぐに、この人と一緒に出て行ってくれ!!』
ボクは香織という本名で怒鳴ることはできなかった。
真希の背中を押し、追い出し、ドアのカギを閉めた。
そのとき、真希がレイ!と叫んでいたが、聞く耳を持たなかった。
真希は部屋のカギを持っていかなかった。今夜ボクが鍵を開けなければ、
あいつと一夜を過ごすことになる。
それがどうした、それが望みなんだろう。邪魔立てなんかするか!
二人を追い出して、真希からすぐに電話がかかってきた。
自分の携帯を持って行かなかったから、あいつの携帯からだろう。非通知だった。
非通知にする理由はいったいなんなんだ?いまさら関係ないことだ、そんなことは。
同じ携帯から8回鳴った。ボクは無視した。
しばらくしてその携帯は鳴らなくなった。それが、逆に気になった。
何かあったのかもしれない。いや、それはないだろう。さほど悪い男でもなさそうだったし。
真希たちが出て行って、二時間過ぎた。11時になろうとしていた。また電話が鳴った。
電話機を見た。今度は、公衆電話でからであることを表示していた。その電話が鳴り止んで、
すぐに留守番の設定をした。わずか30秒ほどで、また鳴った。留守電の案内の後、
メッセージの録音が開始された。ボクはそれを生で聞いた。
真希のせつなく、か細い声が、ボク心を苦しめた。
905 :
_:02/10/23 23:28 ID:zdaoRWy7
子羊タソ・・・こんな微妙なとこで本日終了でつか・・・
激しく気になりまつ
『...レイ、帰りたいよ、お部屋に戻りたい、ごめんなさい...
すべて真希のウソのせいなの..もう、ダメなの?.』真希は泣いていた。
嘘?なにが嘘なんだ?
『真希、どこにいる?迎えに行きたいんだ』
『ゆるしてくれるの?』公衆電話の場所を聞き出した。すぐそばだった。怖くて帰れなかったのだろう。
真希がボクを見るなり、泣きじゃくった。
ボクたちは、その夜、長いこと話した。なにもかも真希は打ち明けてくれた。
真希が一所懸命に高校生活を楽しんでいることを知り、本当に嬉しかった。
ボクの描いた世界にひとり飛び込み、自由に生きてくれる真希が、いじらしかった。
ボクは二度と真希を離さないと言った。真希も大きく頷いた。
原因は、彼氏のことだった。友達のほとんどは彼氏がいて、何故、真希はつくらないの?
と冷やかされたらしい。真希にとって、かけがえのないレイがいるから、いちいち友達に
そのことを言う必要がなかったし、言ってみたところで、この生活を誰も信じてくれないと思ったし、
もしレイが馬鹿にされでもしたら嫌だった。秘密にするしかなかった。
学園祭のとき、例のカレが真希と付き合いたいと言ってきた。それを見ていた周りの友達が煽った。
カレはカッコイイ部類で優しそうだったから、断ると変な女に見られると思った。
それで、思わずYESと返事してしまったらしい。
たしかに、一度だけ、カラオケに行ったとき、はやし立てられて、キスをしてしまった。
が、それきりだった。二人きりで会ったことはなく、グループで会ったのだって、
3回だけだった。カレが、真希に入れ込んでしまい、この部屋も探し出してしまったという。
叔父に会うという口実だったが、真希に会うのが目的だった。ボクが二人を追い出したとき、
車に乗るように言われたが、真希は断った。
手を握られ、抱きつれそうになった時、とても怖いものを感じたという。
真希ははっきりと、二度と会わないとカレに告げた。
何故、ボクにまで嘘をついたかと聞いたとき、彼氏ができたといって、困らせてみたかった、
悪戯してしまった、、と言って謝った。
真希がボクに、あの告白をした頃から、帰りが遅くなるようになったが、それは、内緒で
ファミレスのバイトを始めたせいだと教えてくれた。少しでもレイを助けてあげたかった
からだという。ボクはそれに対し、バイトをすることはとても良いことだが、働く日数と時間を
少なくするようにと希望を伝えた。僕たちは案外、ずっとうまくいくような気がした。
真希は、『あたりまえだよ』と言って、念を押してくれた。
真希は確実に成長していた。
と同時に、ボクは何故か、神玄さんが以前サイトに綴った小説風の体験記のことが気になった。
前に一度だけ目を通した。その時の印象は、実にうらやましい他人のおはなし、
といった印象だった。ただ、気になったのは、神玄さんは、電話は二度としない約束だからと言っていた。
でもメールのやり取りはしているみたいだ。それだって、しだいにあゆちゃんの熱が冷めるに
違いないと考えた上でのメールだろう。まだ常識的な判断がつかないような少女の気持ちに
つけこんでしまいかねない、そんな男にはなりたく無かったのかも知れない。
神玄さんの事だから、あゆちゃんのことを相当気遣って、別れたんだろうな。
それも一方的にあゆちゃんの家の近くで、トラックから降ろしたのでないか。
そういう人だ、あの人は。
あゆちゃんは中三になったのかな。
大人という立場で、子供の女の子を好きになってしまうことの危険さを強く察して、
離れたんだろう。ボクの場合、それはできなかった。しかし、大切なものを
手放さなくてはならない心境と、その決断と辛さは、理解できる。
縦横無尽に飛び跳ねる少女の心を掴んだつもりが、とんだ道化となりかねない。
神玄さんは、本当のところ、どんな言葉をあゆちゃんに告げて、最後の別れを
したんだろう?無性に気になった。いまのボクに何かできることはないだろうか。
神玄さんのそのときの心境が、他人事とはとても思えないのだ。
じわじわと
終わりに
近づいています。
913 :
(;;):02/10/24 00:25 ID:AFbxf3X5
コノ世界ガ終ワルノ
正直イッテ、サミシイ ;;ポロ イヤダ!
今日も涙が(T_T) 流れが速いです。テレビのメロドラマみたいに、
1日1日をもっと長く描写してほしい...1〜〜〜*_*〜〜〜2
だよね、800台後半から、ハイピッチになってる。
900に入って、それが顕著だ。
950前後をメドに完了させて、
書き残したまま、さっさとトンズラする予定の予定です。
翌日の日曜日、ボクは、そのサイトにアクセスし、神玄さんが書き込んだ
ハンドルネーム【羊】による未完の物語をゆっくりと噛み締めるように読んでみた。
勉強していた真希も呼び、それを読ませてみた。真希はボクが腰掛けている椅子の半分に
割り込んで座ってきた。
『ねえ、真希、どう思う?この話』
『家出だけとれば、私と似てるとこあるけど、違うのは、家庭環境かな?動機も違うし、
でも、どうして途中でやめちゃったんだろ?ここでは、あゆちゃんを思いやる為みたいだけど、
それで書き続けることは良くないと考えたんでしょ?だったらさ、最初っから創り話という
ことににすればよかったような気もするよ』と真希が言った。
『うん、そうだ。ちゃんと理解してるじゃん』
ボクは続けて言った。
『神玄さんって、学生時代から、ネットで創作を公開してたんだ。その前は同人誌に書いていてね、
全部創作だったんだよ。作風は自由奔放そのものなんだ。で、初めて実体験を小説風に描いてみた。
感情移入が根本的に違うわけだよね。かなり神経質になると思うな。だって、他人に見せることを
前提に書くのだから、あんまり惨めな自分を書き込めないだろ。
どうしても飾ってしまいたくなる衝動に駆られる。他愛のない部分で誤魔化したとしても、
どうってことないけど、偽ってはいけない事実を飾ってしまったら、その時点で張り詰めて
いたものが抜けてしまうよね。本人が真実を描こうとしたからこそ、もう晒したくないと
感じてしまった。つまり、私小説はその時点で終了なんだよ。だからこそ、未完の方が、
より真実味を感じるな。しっかりとまとめ上げたような私小説なんて、眉唾だな』
『でも、やっぱり原因は、あゆちゃんのことだよ。あゆちゃんって、ほんとにこんな感じの
女の子なのかな?』
『そうだ、賢いぞ真希は。絶対に大学まで行かせるからね。まあ、ここまで書き込まれると、
確認して見てみたいよね、その女の子を。これは未完のままでいいけど、
気持ちまで未完にして、終わらせてはいけないと思う。年の差なんて関係ないよ』
『そうだ!真希、今度の休みにドライブ行こうよ!』
『ほんと!!行きたい!行きたい!どこ?...あっ!!ひょっとして』
『うん、そういうこと。山梨県だよ、とにかく甲府に行くぞ!
つうか、神弦さんを連れてくぞ!』
≫918
神玄を神弦って書くしぃ;
さっそく、神玄さんにメールを送った。
≪ 久しぶりです!そういえば、先月もらった北海道のお土産、
真希がすごく気に入ってましたよ、ボクもですが。
御礼といっちゃなんですけど、突然ですが、今週末は空いてますか?
真希も一緒に3人で、たまにはドライブでもしませんか?
一応、金曜の夜に出発して、ボクのワンボックスに寝て、
翌日ぶらぶらドライブする予定です。返事待ってます。
ちなみに真希からですが、ダイバーも連れて来てね!って、言ってます ≫
921 :
_:02/10/24 22:01 ID:tTvjl1qA
なるほど、展開が見えてきた気がするな・・・
援護しとくね
ボクたちはベッドに入った。ボクは真希を抱きながら、髪の毛を触っていた。
『わたしなら嫌だな』
『うん、なにが?』
『メールだけの関係なんて。だって電話できないんでしょ、会えないんでしょ、
それって変』
『うん』
『メールは目的じゃないもん。目的の為のメールでしょ』
『たしかにね。会えないってわかっていたら、メールはしないよね』
とボクはいいながら、真希の唇をふさいだ。
翌朝、メールを確認したら、神玄さんから、返事が入っていた。
≪ どうも!仲良くやってるか!式はいつだ?逃がしたくなければ、早く子供作っとけ!
最近の休みは、とくに何もしてないよ。パソコンと雑誌の睨めっこで終わりだ。
というわけで、なんだかわけのわからないプランだか、おじゃましていいのかな。
必要な物があったら連絡ください。子供のように楽しみにしてたりして≫
金曜日の午後6時に神玄さんは東横線で、日吉駅まで来た。
ボクと真希は愛車のキャラバンに乗って、駅まで迎えに行った。都立大学まで迎えに行っても
よかったが、ボクの方が帰りが少し遅かったので、神玄さんが来ると言った。
真希が神玄さんと会うのはこれで三度目だ。といっても、最後に会ったのは5月だった。
ボクと真希の話と打ち明けたとき、全面的に応援してくれた人だ。それは真希もよくわかっていた。
なにやら色んな物を沢山持参して来た。背中のバックとダイバーが中に居るハウス型のカゴ、
それにコンビニの袋。どうやら、飲み物や菓子類ばかりのようだった。
これじゃ、あゆちゃんと一緒だな、とボクと真希は同時に笑った。
取り敢えず、一旦、アパートに戻ることにした。
車中で、神玄さんがしきりにドライブの行き先を真希に聞いていた。
真希だってまだわからないと返事をして、惚けた。
神玄さんが、ボクたちの部屋に入るのもまた5月以来だった。
『うわあ!こりゃスゴイ!麗季は完全に真希ちゃんモードに支配されているな』
と、カラフルなインテリアと、ファンタジー溢れるグッズの数々に驚き、大笑いした。
『でしょ、ここにボクのシングルライフ時代を彷彿させるものは、何もありませんよ』
『これはこれで楽しいよね。自分でない人間の侵入がはっきりしてて』
『ところでボクが武田信玄が好きだってこと言いましたっけ』
『いや、初耳だよ。俺は上杉謙信にはまったことあるけどな』
『ここで戦う気はないんだけど、で、その戦国時代の名称ゆかりの地、
甲斐の国へドライブ行こうかなって考えたんですよ。神玄さんも信玄を
好きになってもらわなきゃ』
『ああ、そうか、山梨に行くわけだ』
『メインは甲府になりますけど、まっ、行き当たりばったりということで』
『なんだか、良さ気でいいね』と神玄さんは言ったものの、
何も察してないように思えた。
『正直いいますけど、あの途中でやめてしまった物語の、その後が知りたいんです。
そして、あゆちゃんに会ってみたくて』
『….そうか、山梨って聞いて、あるいは、と思ったよ。でも会わない方がいいと思ってる』
『どうしてですか?』と真希。
『子供だからかな』
『そんなことないですよ。だって、わたしだって子供ですよ、ひとつしか違わないですよ』
『それは違う。真希ちゃんは精神的にしっかりしてる』
『じゃあ、どうして今もメールをしてるんですか?』
『それは、ゲームなんだよ。特に、あゆはそうだ。メールで遊んでるだけなんだよ、
もし真希ちゃんのような女の子だったら、きっと僅かな可能性に賭けてみたはずだ』
『とにかく出発しよう!神玄さん、ボクは押し付ける気なんてないんですよ。
神玄さんの考えはあくまで一方の人間の言い分に過ぎない。
おせっかいだと思うでしょうが、勝手にやらせて下さい。ボクが真希と暮らしたいと
神玄さんに相談したとき、自信なさげのボクに、いろいろ力を与えてくれましたよね。
たしかに真希とあゆちゃんの境遇は違います。ボクは嫌なんですよ!
神玄さんがいつまでも、もう1年以上前のことですよ、それなのに今だメール交換して
喜んでる神玄さんにイラつくんですよ』
ボクはたたみかけるように、さらに言った。真希は黙って聞いていた。
『このような関係に、待った、はありませんよ。神玄さんの方から、
もう会わない、といったかどうか知りませんが、ただ漫然と何も積み重ねることなく、
メールでこれからも思いを紛らわせ続けるなら、いっそ、すっきり終わらせた方が
いいですね。もし今もふたりが会いたい気持ちを抱き続けているなら、定期的に、
僅かな時間でも会いに行くべきです。それが、本当の思いやりじゃないですか?
あゆちゃんを思いやって、未完にしたんでしょ?』
『それでなにもかも駄目になったら?』
『だから、その考え自体が駄目じゃないですか!いったいなにをどのように大切にしてると
言うんですか?そんな形で、悪戯に時間を費やしていることが、大切にしてることなんですか?
本当に大切なのは行動だけですよ。何も望まず、可愛い女の子からのメールに酔うだけで
満足というならともかく、神玄さんは、あゆちゃんと出会って、大きな望みを得た。
その望みが破裂してしまう恐れのある道だけを、意味無く塞いで時間稼ぎしているだけです』
『…そうだな、はっきりさせてみるか。どう転んでも…
たしかに俺は、やりかたが間違っていたかもしれない』
『だからあ、早く行こうよ!お話しは終わりい!』
真希は、ダイバーとじゃれつきながら、そう叫んだ。
932 :
_:02/10/25 01:02 ID:TVG0DbBU
エンディングまでもう一息、ガンガレ子羊!
そのサービス精神と
エネルギーに頭が下がります
ほんとに最終章ですネ
ついに終わるんだネ しっかりと見届けますヨ!
934 :
… ◆Q4V5yCHNJ. :02/10/25 22:38 ID:CfX7810R
結局馬鹿蘭丸は何処に消えたのだろぅ。最近全く姿見せないトコ見ると、蘭丸=子羊=羊=382=傍観者・擁護者のジサクジエーンスレだな。プププ
935 :
ファソ:02/10/25 22:47 ID:0EcKty8Q
>>934無駄レスすんなヴォケ厨房!!しかもageんなアフォ!!
sageで行ってるはずやねん!ヴァカ糞厨房め!
おれもレス無駄にしてスマソ・・・
子羊さん陰ながら応援してます、ガンガレ〜!
936 :
(^^):02/10/25 23:11 ID:yJ+p4fr4
晒しage
937 :
真性中房:02/10/25 23:20 ID:kqjpW9P4
≫934YO!
久しぶりに登場かい?(W
おまえ382だろ!ここでさんざん叩かれた。
おまえのカキコは特徴あんだよ
最後に、またかき回すつもりか?
ドロドロにくさったような内容は、おまえだけだよ、ここではな
おまえのことを、いいおんなにしてくれたじゃねーかYO,登場人物でYO
ジエンがどうねこうのっつうレヴェルじゃねーだろ、子羊の次元はYO!!
938 :
.:02/10/25 23:28 ID:sOKnOMTn
折れもそうオモタ
こいつの腐った性格を蘭丸がたたきのめしたから、まだ根にもってんだよ。でなけりゃ、いまさら蘭丸がどうの、自作自演がどうのなんて
いうやつは382だけだ。一番えげつない自作かけたやつが、よくいうよな
939 :
(^^):02/10/25 23:33 ID:d5sTQVjS
そうやってスレがドンドン消費されてくんだネ☆すばらしぃ(^^)
940 :
”””:02/10/25 23:40 ID:2FYXugmI
ageられるとこれですか
寂しいね。完成直前に、壊すようなことして楽しいかな
子羊氏の膨大な努力をここで、無にして楽しい?
自分もスマソ 無駄レス
蒸し返すようで悪いが382=551だぜ?自分の発言の蹴り位自分でつけれるさ…。何かあるごとにおいらを引き合いに出すなよな…。子羊さん残りわずかですが頑張ってください。無駄レススマソ
942 :
フッ:02/10/26 00:02 ID:kkUF9FZR
941
いいワケすんなよ、醜いぞ
エセ子羊ファンのくせにな
943 :
382 ◆hip5/i0e2. :02/10/26 00:23 ID:RIhk6bjA
551近辺よく読めよ…子供か?おまいら。特に942。残りギリギリで煽って楽しいか?…何のために500番台以降400近くもROMってたと思うンダヨ…しかも携帯厨なんだぞ?おいらは…。
944 :
..:02/10/26 11:04 ID:8BIicyFx
943おまえは二度とここでレスするな。しばらくROMってたから
許せってか、卑劣なガキだよ、やり放題の自作自演と、いくつもの仮面で
迷惑かけておきながら
ガンガレー!!!子羊!
ラスト55レス
午後7時に出発した。
三人が乗ったキャラバンは、首都高を利用せず、のんびりと甲州街道を八王子まで走った。
八王子では、有名な回転ずし屋で、三人とも眼が回るくらい食べた。
10時頃、中央道の八王子ICに乗り込んだ。あとは山梨方面へ走るだけだ。
真希は、ダイバーと遊びながら、CDを聴いたり、菓子を食べたり、ジュースを飲んだり、
神玄さんやボクに冷やかされたりしながら、無邪気になって騒いでいた。
まるで、少女の健康的な明るさを、神玄さんにあらためて思い起こしてもらうかのように、
真希は振舞っていたような気がする。
ボクは談合坂サービスエリアで今夜は朝まで、キャラバンで寝ることを提案した。
リアシートを平にし、三人は、三つのシュラフの中に収まった。
別にすぐ眠るというわけではなかった。真希は騒ぎ疲れているはずなのに、頑張って起きて、
ボクと神玄さんの話を聴いていた。
眠そうな目をしながら、真希が突然、言った。
『あゆちゃんにメールしておこうよ!神玄さん、アドレス教えてください。
わたしがあゆちゃんにメールするよ。明日の何時にする?...9時にしよっか、
場所は、神玄さんと、あゆちゃんが別れた所でいいよね?
もし、メールに気づかないで返事が来ないようだったら、携帯の番号も教えてください。
電話もわたしがするね』
神玄さんは、真希の提案に対し、何も言わず頷いた。
真希は、あゆにメールした。
≪あゆちゃん、始めまして。わたしは高一の真希といいます。とつぜんのメール、ごめんね。
あゆちゃんは東京のおにいちゃんを知ってるでしょ、神玄さんのことだけど、
いまね、わたしと、わたしの叔父さんと、神玄さんの三人で山梨にいるんだけど、
あゆちゃんはおにいちゃんに会いたくないですか?神玄さんはね、あゆちゃんに会いたがってますよ!
もし会いたいんだったら、明日の朝9時に、あゆちゃんと神玄さんが最後に別れた場所に来てください。
わたしのこと信じられなかったら、携帯にかけてもいいよ。
神玄さんから教えてもらったし、じゃね!あした≫
メールして30分ほどで真希は、眠ってしまった。ダイバーもそのシュラフの中で寝ていた。
真希は、ダイバーも連れて来ていることをメールには書き込まなかった。
一時間ほどで真希の携帯にメールの着信音が鳴った。
ボクは真希の手の中にある携帯をつかみ取り、確認した。
≪真希ちゃん、はじめまして!!あゆです。ビックリです、本当ですか?
本当に本当ですか?...もう会わないって...メールだけならって約束してたから...
ただね、明日はダメです。おかあさんとでかけるから、とってもガッカリです.......
でもね、行く!行く!!!!!!!!!!絶対に行く!!!!!! あゆ≫
ボクは、メールを神玄さんに見せた。神玄さんは、嬉しさを懸命に押し殺していた。
『麗季たちのこと応援したけど、正直いって、上手く行くかなって心配てたよ。実際はどう?』
『うん、決断してよかったって実感かな。いろいろあるけど、今は楽しい。
これからも色んな問題が出てきそうだけど、二人がしっかりしてれば、乗り越えられ
そうな気もする』
『そうだよね、まだまだ何かありそうだね』
『それもまた楽しいんですよ。何もないよりはね。ふたりで、ひとつひとつ解決して
ゆくにつれ、年の差を越えた一体感が大きくなっていくような感じかな。
だから神玄さんたちも、今すぐとうこうするというのじゃなく、何年かかっても、
ふたりだけの思い出を蓄積していってほしいんです。
あゆちゃんが、またひとりで東京に来ることはきっと難しいことだから、
一ヶ月に一回でも、短い時間でいいから会って、一緒に遊んでほしいな。
結果を、危惧して何もしないより、とにかく、方向が見えてくるまで、
関係を暖めていって....』
ボクは、神玄さんを見た。目を閉じていた。眠ってしまったのだろうか?
真希もとっくに寝た。
談合坂サービスエリアには大型トラックがエンジンの低いうねりをたてていた。
ドライバーは、車内で寝ているのかな。
つられて、ボクもいつしか眠ってしまった。
何もかも俺に頼りきって、静かに眠りについてるあゆ。俺は、決めていた。
真っ黒だった空が、僅かにダークブルーに変化していた。
俺に寄りかかるようにしてるあゆを抱え、その体勢を少し変え、離した。
ジーゼルエンジンを回した。あゆの住所をマップで確認した。
(甲府昭和か) 中央道をゆっくりと走行した。何本かのトンネルをくぐり、
最後に、長い笹子トンネルを抜けた。道路は甲府盆地に降りるようにして下った。
盆地一面に広がる圧倒的な明かりのパノラマ感が宇宙的に思えた。
星が散りばめられた以上に明かりは長く続いていた。
シート高があるトラックだからよけいに見晴らしがきくのだろう。
俺は、思わずあゆを叩き起こしてしまった。
『見てごらん、すごいきれいだよ』
あゆは眠そうに起き上がり、流れる景色を見た。
『...あっ、ほんとだあ!きれいだあ!ここどこ?』
『山梨だよ』
『ふーん、山梨かあ...えっ?山梨って、山梨県の?』
『そうだよ』
『ふーん...』
というなり、あゆはまた眠りについてしまった。何も感じないのか、
眠気がそれを感じさせないのか、それがなんだか無性に、可笑しかった。
甲府昭和で中央道を降りた。談合坂で見た空より、青味が増していた。
俺は、もう一度マップを眺めた。あゆの自宅の住所まで30分ほどだった。
家の近くまで行くのに難しくなかった。近くに中学校があった。それがあゆの通う
学校のような気がした。トラックを学校のゲラウンド横に停めた。
外はかなり明るくなっていた。あゆを見つめた。柔らかな髪の毛を撫ぜながら、
あゆを起こした。
『あゆ...あゆ着いたよ、お家に着いたよ...あゆ!起きるんだ』
『...ううん?起きる?...どこ?おにいちゃんのとこ?』
『違うよ、この学校はあゆの学校かな?』
『...あっ!そうだよ、どうして、どうして、ここにいるの?』
『あゆを送りに来たんだよ、だからここでサヨナラだからね』
『いやだ!!まだ帰らない!』
『もう終わりだよ。あゆの家出物語は』
『やだ!だっておかあさんに帰るっていったのは、明日だよ』
『一日早く帰ることに意味があるんだよ』
『わかった!迷惑だったんでしょ?嫌いだったんでしょ?あゆのこと』
『好きだよ』
『あゆだって、おにいちゃんのこと大好きだよ、なのに、どうして?』
あゆは泣きべそをかき出した。
『あゆはまだ子供。俺は大人だ。一緒に居てはいけない関係なんだよ』
『関係ないよ、関係ないよ...そんなこと...』
あゆは顔を伏せ、大泣きした。
『こんなオジサンのことは、今日で忘れてほしい...
あゆが家出だってわからなかったとき、渋谷駅でバイバイしたときさ、あゆ、突然叫んだよね、
泊めてください!ってさ。俺すごく嬉しかったな。二度と離したくないって思った。
それでいろんないけない事も考えてたよ、男だからね。一緒にお台場に行ったとき、
もう我慢できなくなっていたよ。でも、俺のことを信じて、泊めてください、
と言ってくれたことの方が大切に思えちゃってさ。
あゆの気持ちに反した事が起きないように、部屋に帰らず、今日帰すことにしたよ』
『勝手だよ、勝手すぎるよ...もう一日だけおにいちゃんのお部屋で過ごしたかったのに...なんでも、自分で決めるなんて。子供だから?子供だからダメなの?』
あゆは、眠っていたダイバーを抱きかかえ、ダイバーの頭を撫ぜていた。
『あゆ...もう降りなさい。家は近いよね』
『...じゃ、また東京行くもん...』
『だめだ!!降りるんだ!』
『ダイバーに会いにいくもん』
『それも...だめだ。ダイバーともサヨナラだよ。大切に育てるから、大丈夫』
『...電話は?』
『だめだ!』
心と裏腹の言葉を吐くことの辛さを思い知った。
あゆを苛めているのではないかと思った。
息苦しかった。
早く、ここから消えたかった。
『メールは?』
俺は考えた。何もかも切ってしまうことが、はたして最善なことなのか、と。
本当にあゆの為になるのだろうか。一方的に終わりを告げている自分は、傲慢な大人に
過ぎないのではないか。常識を押し付け、ひとりいい気になってやしないか。
『...メールならかまわない。でも返事はしないかも知れない』
『する!何回もする!』
あゆは、俺の腕を強く掴んで、そう言った。
『さあ、あゆ、降りよう』
と言い、俺は運転席から、助手席のロックを外し、ドアを少し開けた。
あゆを思いっきり抱きしめたかった。それを止めた理由は、俺だけの感情に過ぎないと
思ったからだ。こうゆう時に、抱かれることの意味をまだ理解できまいと勝手に決め付けていたのだ。
あゆは、ダイバーに別れを告げた。
『もう、会えないのかな?ダイバー...ダイバーにまた会いたいな』
引きずるようにして、あゆはゆっくりと車から降りた。俺は運転席を降り、
助手席のドアを閉めるためだけの為に、あゆの方へ行った。そのドアを閉めた。
『じゃ、あゆ、楽しかったね』
と言い、運転席に戻ろうとしたら、あゆにTシャツの裾を掴まれた。
『...おにいちゃん、ほんとうに行っちゃうの?ほんとうにもう会えないの?』
俺は、シャツを掴んでいるあゆの指を一本一本緩めて、小さな頭に触れ、頬に触れた。
涙目のあゆと視線が合った。なにかを訴えているかのように映った。
その視線を俺は逸らした。ただ立ち尽くすだけのあゆ。
俺は運転席に戻り、エンジンをかけた。セカンドに入れ、発信しようとしたとき、
あゆが助手席の窓に触ってきた。俺は、(離れろ!危ない) と言って、手であゆを払った。
トラックはゆっくりと発進した。すぐにあゆの姿が、左サイドミラーに入って来た。
あゆが何かを叫び、走ってきた。(来るな!) アクセルを少し強めに踏んだ。
ミラーに映るあゆがしだいに小さくなっていった。
あゆが立ち止まり、歩道にしゃがみこんだのが見えた。
何度、右足がブレーキペダルに触れただろう。
思いっきり踏み込んで、あゆのもとに走りたかった。
たぶん青色だったと思う交差点を右に曲がった。
サイドミラーから、完全にあゆの姿は消えた。
あまりにも短くて、大きな夏の夢が、終わった。
助手席には、ダイバーと、あゆを救った壊れた携帯が、残った。
最初に起きたのは真希だった。車から降り、ダイバーと遊んでいた。
その声でボクも起きた。7時を少し過ぎていた。30分くらい後に神玄さんも起き出した。
少し眠り足りないような表情をしていた。しばらく寝付けなかったのかな、とボクは思った。
ボクたち三人は、セットになっている洗面具を持ってトイレに入った。
それから、レストランに入り、朝食を摂った。コーヒーが何故かとても美味しく感じた。
神玄さんがお土産を眺めてるとき、ボクは真希に聞いてみた。
『来るかな?』
『絶対来ると思う。だって、あのメールならなにがなんでもって感じがするよ』
『どんな子だろうね』
『可愛いと思うな、気持ちもね』
『そろそろ、出発しようか、8時になるよ』
ボクたちは車に戻り、甲府昭和インターまで走った。
まだ夜も明けていない初めての道を一度だけ走ったというのに、
神玄さんは、あゆちゃんと別れた場所までの道順を性格に覚えていた。
その場所には、9時15分前に到着した。
心なしか神玄さんの口数が少なくなったような気がした。緊張してるのだろうか、
それとも、1年前の夏をひとり回想しているのだろうか。
『ここだよ』と神玄さんが言った。ボクたち三人と一匹は、キャラバンを降り、
あゆちゃんが来るのを待った。
そのとき、神玄さんの携帯にメールが入った。
『おにいちゃん!あゆだよ!いま家でましたあ!』
神玄さんは、それに照れ笑いを浮かべ、ボクたちに見せてくれた。
その2分後、またメールが入った。
『あと3回曲がったら、あゆが見えるよ!』
さらに3分後、
『おにいちゃん!あと一回道を曲がったら、あゆが見えるよ!』
さらに、2分後、
『いま曲がるよ!走ってるのがあゆだよ!』
神玄さんは、前方の歩道を集中して、見ていた。
ボクと真希は、あちこち眺め、あゆちゃんらしき女の子を捜した。
; 965に用いてる『』を、≪≫に変えて下さい。;
許してくれなんていつ名前もだせないお前に頼んだよ?馬鹿が。無駄レスしてんぢゃねぇよっっ。お前も煽って200近くも消費させた馬鹿の一人か?藁
ラスト35
968 :
さ:02/10/26 21:16 ID:lqA1x1Cv
…今日はこれで終わりなのかな?待ちきれない
『真希ちゃん!あの子だよ』
と神玄さんは冷静に、こちらに向かって走ってくるあゆちゃんを見つけ、そう言った。
『うわあ!来た来た、懸命に走って来てる』
ボクもそれを見た。少し距離はあっても、可愛らしい感じはよくわかった。
『...おにいちゃーん!!おにいちゃーん!』
『神玄さん!呼んでるよ』
『神玄さんも走って、走って、早く』と言って、真希は神玄の背中を押した。
『で、でもなあ』
『神玄さん!あゆちゃんが1秒でも早く、会おうとしてんだよ、さあ、早く!』
神玄は、照れ臭さを隠しきれないのか、ゆっくりと、こちらを振り向きつつ、
あゆちゃんの方へ、走った。
『いまから感動的なドラマが始まるよ』と真希。
『うん。きっと抱き合うね』
『ええ!ちょっと待って!あっ!!あゆちゃんが』と真希が
『ああっ!転んだあ!あゆちゃんが転んだ!!』とボクが大きな声を出した。
それを見るなり神玄さんは、速度を上げて、走った。
『おーい!あゆ!だいじょうぶかあ!』
もう照れなんか気にしてられなかった。懸命になって、あゆちゃんのもとに走る神玄さんがいた。
やっと自分らしくあゆちゃんに接しようとしていた。
ボクと真希とダイバーは、その光景を見つめていた。
神玄さんが、あゆちゃんの様子を心配していた。ボクらもゆっくりと、ふたりに近づいて行った。
『あゆ!だいじょうぶか?』
神玄は、あゆの手を取りながら、怪我がないか見ていた。
『ぜーんぜーん、だいじょうぶだよ、
おにいちゃん、ほんとに来たんだネ、会いにきてくれたんだネ』
『うん、ほんとはずっと会いたかった』
『あゆも...』
『やっぱり、1年以上過ぎると女の子は変わるね』
『どんなふうに?』
『すごく綺麗になった気がする』
神玄さんと、あゆちゃんの顔がゆっくりと近づいた。
キスをしたようにボクたちには見えたが、どうだったんだろ。
ボクたちは、少々遠慮しながら、ふたりに近づいた。真希が声をかけた。
『あゆちゃん、こんにちは!メールした真希です』
『あっ、はい、あゆです、こんにちは...やっぱり真希ちゃんは、
わたしが思っていたような女子高生でした』
『え?なにが』
『綺麗で可愛いです、わたしも真希ちゃんみたいになりたいなあ』
『そんなあ、あゆちゃんの方が絶対に可愛いよ』
と言いながらも、真希は照れていた。
あゆちゃんは、真希に抱かれている白い猫に気付いた。
『あっ!!その白い猫って...』
『そうだよ、ダイバーだよ』と神玄さんが答えた。
『うっそお!!ほんとに?大きくなってる!ダイバーだあ』
真希は、あゆちゃんにダイバーを渡した。
お台場で箱に入れられて棄てられていた時のことを思い出したのか、
『ダイバー...生きててよかったね、おにいちゃんに育てられてヨカッタね』
と言い、涙ぐんだ。
『早く教えてくれればよかったのになあ』
『真希がね、あゆちゃんが神玄さんに会いたがっているか、ダイバーに会いたがっているか、
確かめてみたんだよ。これで、はっきりしたね』
『ごめんね、あゆちゃん、黙ってて』と真希が言った。
『そんなこといいんだ、おにいちゃんにも、ダイバーにも会えたんだもん』
『あゆ、今日は何時まで大丈夫かな?』
『夕方まで平気だよ』
神玄さんの手をあゆちゃんは、しっかりと握った。ボクたちも手を握った。
『あれ?真希ちゃん、叔父さんと手をつなぐの?』
『叔父さんじゃないよ、一緒に暮らしてんだ』と真希が説明した。
ボクたち4人は、甲府盆地が見晴らせる場所でバーベキューを食べた。
ワインの製造工場を見学して、ボクの思いつきの武田信玄関係も見学した。
武田神社にも行き、お守りを買った。
午後3時頃になって、神玄さんが、もう少し、あゆと話したいから、
帰りは電車で帰ると言ってきた。それは、とてもよい事だった。
ふたりだけで、思う存分、語り会ってもらいたいものだ。
甲府市内で、ふたりと別れた。
『あゆちゃんと神玄さん、ずーっと手をつないでたね』と真希がふたりの背中を見て、そう言った。
『うん、そうだね、神玄さんは自分の信念で、今まであゆちゃんと会わなかったけどさ、
ふたりの気持ちは、今もなにひとつ変わっていなかったんだね。それってすごいことじゃないかな。
特に、あゆちゃんの気持ちに変化が無かったことがすごいね』
『うまく行きそうな気がする、わたしたちの様になるかな?』
『それは、どうかな。真希とあゆちゃんのケースが違うからね、これからだよ』
『そうだ!これから三島に行こうよ』
『ええ!今から?』
『だいじょうぶ、そういう道もあるし、お土産買ってさ、
真希のおかあさんに会いに行こう!』
『賛成!!行きたーい!今日は三島に泊まろうよ』
『もちろんだよ、二時間少々あれば着くと思うよ』
AND ONE YEAR AFTER...
あいも変わらず、ランチセットが乗ったトレーを持ち、空いてるテーブルを探していた。
あゆとここで出会って二年の時が流れた。会うことを抑えていた時期は、ひょっとして、
という気持ちで、ここに通っていた自分がいた。テーブルに座り、
ポケットの中のタバスコをかけ、ハンバーグを食べた。
でも今は違っていた。甲府市内の高校に通うあゆを思い浮かべる必要は無かった。
あゆは、さらに女らしさが増していた。なのに性格は何ひとつ変わることはなかった。
月一回、定期的に電車で甲府へ行くのも、すっかり生活の一部となった。
男の衝動を抑えきれずに、危ういときもあった。辛うじて抑制できたのは何故だろう。
傍からみれば、意気地の無い男に映ったはずだ。あゆが今も変わらない信頼を俺に
抱き続けていてくれるのも、この時期の俺の情けない判断にあると、今は思っている。
もちろん、今もそのまま、意気地無い男のままか、といえば、
いつまでもそのままじゃないですよ、とだけ言っておこう。
麗季君たちのような衝撃的な展開はないけど、着実に俺たちは、
俺たちだけの世界を積み重ねている。俺は、それでいいと考えている。
急いで答えを求めるより、こんな素晴らしい出会いをじっくりとあたため、
育ててゆくことに、大きな価値があると思っている。
真希が16になった二年に、ボクたちは予定通り結婚した。
その件に関し、真希の母親が、学校へ相談に行ってくれた。
学校側の返答は、他の生徒と同様に学校の規律を守っている限り、特に問題なし、とのこと。
ただし、子供ができたときは、学内の影響を考え、出産を終えるまで、
休学措置を取る事になるという。まあ、どうってことのない問題だった。
ボクたちは、晴れて世間に向けて、夫婦であることを公言し、堂々と近所を恋人のように
歩けるようになった。
叔父さんの仮面を脱いでから、真希の友達も安心して遊びに来るようになった。
毎日、いろんな友達が遊びに来ていた。制服好きのボクにとっては、
最高の毎日になってしまった。
真希の賢さは学校の成績にはっきりと現れるようになった。
ボクたちは、真希の大学進学の為の貯金を始めた。
真希も短い時間ながらバイトをしている。
三島のおかあさんの店も、売る上げが安定してきたらしく、いまでは、
女性を一人雇っているという。もちろん、ボクが借りたアパートも
そのまま利用してくれている。
ボクは、あのとき、真希に初めて出会ったとき、
真剣に家出娘と向き合って、良かったと思っている。
ぼくの退屈しのぎに
最後まで
つきあってくれて
ありがとう!
そして、ごくろう様!
もし、みなさんが
偶然、家出娘と出会ったら
こうしてほしいなって
気持ちをちょっぴり
992 :
さ:02/10/27 00:07 ID:2EQK+cgF
子羊=羊たん(←途中一人称で登場したので)
最後まで
ぉ疲れ様でした☆☆
ヨネ子のその後が気になるあたしです☆
伝えたくて
書いただけです。
992さん、ありがとう!
ヨネ子さんをもう少し書きたかったけど、調整できませんでした
ガ━━(゚Д゚;)━━ン
邪魔してしまった
また、懲りずに
どこかでスレ立てて書きます
995さん、邪魔じゃないですよ(w
書き逃げしたいから、いま意味無く、スレ食ってます
999 :
さ:02/10/27 00:13 ID:xCzMGkoF
ありがとうございます
(*^_^*)
また
楽しみにしてます
清香でした
あと残り二個
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。